オスロ合意(パレスチナ暫定自治協定)
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(オスロごうい、英語: Oslo Accords、アラビア語: اتفاقية أوسلو、ヘブライ語: הסכמי אוסלו)
イスラエルとパレスチナ解放機構 PLOが 1993年9月 13日,ワシントン D.C.のホワイトハウスで調印したパレスチナ暫定自治の原則に関する協定。調印式には双方の首脳,アメリカのクリントン大統領が出席,ガリ国連事務総長,ロシアのコーズィレフ外相など各国の要人が見守った。調印後に,長年対立してきたY.アラファト PLO議長とイスラエルの Y.ラビン首相が初めて握手し,1948年のイスラエル建国以来半世紀近く続いたアラブ=イスラエル紛争解決への突破口が開かれた。原則宣言は,(1) 5年間の過渡期間中ヨルダン川西岸とガザ地区にパレスチナ暫定自治政府 (評議会) を設置,(2) 宣言発効後9ヵ月以内に自治政府選出選挙を実施,(3) 過渡期間開始2年以内に最終的地位に関する交渉開始,(4) 宣言発効後6ヵ月以内にイスラエル軍はガザ地区とエリコから撤退完了,パレスチナ側への権限移譲開始,(5) 暫定自治政府はパレスチナ警察を設置,防衛およびイスラエル人の安全確保はイスラエルが担当,(6) 宣言は調印1ヵ月後に発効,などを内容とし,10月 13日発効した (パレスチナ分割 )