通級
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通級による指導(つうきゅうによるしどう)とは、日本の義務教育における特別支援教育の制度の一つで、通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度である。
概要
1960年代後半頃から小学校に設置されていた言語障害特殊学級、難聴特殊学級は「ことばの教室」「きこえの教室」などの呼称で、現在の「通級による指導」に似通った弾力的な運用がなされていたことが多かった。
「通級による指導」は1993年度に「通級学級に関する調査研究協力者会議」の答申を受け、学校教育法施行規則を改正して正式な制度として始まった小学校・中学校の通常の学級に在籍する軽度の障害のある児童・生徒を対象として特別な教育課程によって指導を行う制度を指す。
ただし、そのような児童・生徒が直ちに通級による指導の対象となるのではない。「通級による指導」は通常の学級での指導の工夫や、ティーム・ティーチングなど、他の方法を含めた選択肢の一つである。また「通級による指導」の必要性の判断は医学的な診断の有無にのみによらない。