将棋

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将棋(しょうぎ)

日本の室内ゲームの一つ。将棋の原型は古代インドのチャトゥランガ (4人制古代将棋) にみられ,シルクロードを通って各地に伝えられ,その土地で改良されてきた。ヨーロッパに渡ってはチェスとなり,中国においては象棋となった。日本へは中国を経て伝来したとみられる。慶長12 (1607) 年の大橋宗桂と本因坊算砂の一戦が最古の棋譜として残っている。将棋家元は大橋本家に始まり,まもなく伊藤家,大橋分家が加わって三家となった。歴代の名人は三家から選ばれ,初代宗桂から 11世の 8代伊藤宗印まで続いた。明治期になって,家元以外の小野五平が 12世名人に就位,13世関根金次郎のとき一代名人制は廃止され,今日の短期実力名人制になり,木村義雄が 1937年に第1期名人になった。今日の将棋界は日本将棋連盟が統括し,竜王戦,名人戦,棋聖戦,王位戦,王座戦,棋王戦,王将戦の七大タイトル戦をはじめとする各種棋戦,およびアマチュアの棋戦を数多く開催している。対局では,将棋盤,駒,駒台を用い,対局者 (相対する 2人) が盤上に駒を並べて交互に指し手を進め,敵玉を詰ます (次に取られる手を防げなくなった状態) ことによって勝敗が決まる。駒は玉将 (玉または王) ,飛車 (飛) ,角行 (角) ,金将 (金) ,銀将 (銀) ,桂馬 (桂) ,香車 (香) ,歩兵 (歩) の 8種類で,それぞれ性能 (動かせる範囲) が違い,駒の動かし方の巧拙で勝負がつく。

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