ポルトガル

提供: miniwiki
2018/7/29/ (日) 16:57時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
(差分) ← 古い版 | 最新版 (差分) | 新しい版 → (差分)
移動先:案内検索

ポルトガル共和国(ポルトガルきょうわこく、ポルトガル語: República Portuguesa、ミランダ語: República Pertuesa)

面積 9万2212km2 人口 1061万(2013推計)
首都 リスボン

ヨーロッパ南西部,イベリア半島の西部を占める国。北大西洋上のマデイラ諸島アゾレス諸島を含む。スペインとの国境地帯は丘陵性山地,西部の大西洋岸には海岸平野が開ける。北部をドーロ川(ドゥエロ川)が西流,中部をテージョ川(タホ川)が南西流,南部をグアディアナ川が南流して大西洋に注ぎ,河口部に良港を形成する。気候は全般に温暖で,内陸部は夏と冬の気温差が大きい。中部のエストレラ山脈では冬の気温が 0℃以下になり,山頂は雪に覆われる。北西の海岸部は雨が多く,内陸部や南部は乾燥している。ヨーロッパでは経済発展が遅れた国であったが,1990年代に近代化。農業,漁業が主産業で,オリーブ,米,ジャガイモ,コムギ,トウモロコシを多産する。工業は繊維,醸造,魚類缶詰,コルク製造など。特にコルクは世界の生産高の半分以上を産する。鉱業も盛んで,石炭,鉄,スズ,銅,マンガン鉱などを産する。輸出品にはワイン,イワシ,コルク,オリーブ油,樹脂,タングステン,スズなどがある。住民の大部分はポルトガル人で,かつての植民地であるアフリカ系住民との混血や,ブラジル人,その他のヨーロッパ系住民などが少数居住する。公用語はポルトガル語。宗教はキリスト教のカトリックが大多数。史跡,保養・観光地も多い。1986年ヨーロッパ共同体 EC(ヨーロッパ連合 EU)に加盟。北大西洋条約機構 NATO原加盟国。(ポルトガル史