5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸
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5,10-メテニルテトラヒドロ葉酸(5,10-メテニルテトラヒドロようさん、5,10-Methenyltetrahydrofolate、5,10-CH=THF)は、テトラヒドロ葉酸の代謝中間体の一つ。メテニル基(CH2=)の受容体および供与体である。
生合成
メチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(NAD+)もしくはメチレンテトラヒドロ葉酸デヒドロゲナーゼ(NADP+)によって5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸から合成される[1]。
また、ヒスチジンの代謝中間体として5-ホルムイミノテトラヒドロ葉酸からホルムイミノトランスフェラーゼシクロデアミナーゼによって合成される。そして、メテニルテトラヒドロ葉酸シクロヒドロラーゼによって10-ホルミルテトラヒドロ葉酸に変換される。
ファイル:Folicacid-B12.png
テトラヒドロ葉酸(THF)による代謝とビタミンB12によるTHFの再生産、de:Folsäure=葉酸、DHF=ジヒドロ葉酸、THF=テトラヒドロ葉酸、Vit.B12=ビタミンB12、Methyl-Vit.B12=メチルコバラミン、Methionin=メチオニン、Methionin Syntase=5-メチルテトラヒドロ葉酸-ホモシステインメチルトランスフェラーゼ、Homocystein=ホモシステイン、N5-Methyl-THF=5-メチルテトラヒドロ葉酸、N5,N10-Methylene-THF=5,10-メチレンテトラヒドロ葉酸、N10-Formyl-THF=10-ホルミルテトラヒドロ葉酸、dUMP=デオキシウリジン一リン酸、NADPH、DNA