アーリータイムズ
アーリー・タイムズ(英語: Early Times)は、バーボン・ウイスキーの銘柄である。最初に蒸留製造されたのは、1860年にアーリータイムズ・ステーションと呼ばれる村である。しかし、アメリカ国内では、現在はバーボンではなく、ケンタッキー・ウイスキーとして販売されている。ただし、輸出用製品は現在でもバーボン・ウイスキーである。
概説
アーリータイムズのブランドは現在「ブラウン=フォーマン社」が所有しており、ケンタッキー州ルイビル(EN)のダウンタウン蒸留製造所で製造されている。
この銘柄は、1920年代を通じて広く知られるようになった。アメリカ合衆国の禁酒法時代の期間、このウイスキーは、「医療用ウイスキー」の表示を行うことで、法律の適用が免除された。
アメリカ国内用
今日、アメリカで販売されているアーリー・タイムズは、再利用の焦がしオーク樽(チャード・オーク)で熟成したウイスキーが20%を占めるため、バーボン・ウイスキーではなく、ラベルには「ケンタッキー・ウイスキー」と表示されている。
輸出用
逆に国外マーケットで販売されている輸出向けアーリー・タイムズは、焦がしオークの新樽で完熟され、アルコール度数(Abv.)40%の本物のバーボンである。このバーボンは、古いオークの色で、甘口シェリー(brown sherry)に近く、バニラの香気が優勢で、なめらかな味わいを持つ。 日本ではサントリーアライドが扱っていたが、ブラウン=フォーマン社がアサヒビールと国内販売契約を結んだのに伴い、2013年より同社が輸入販売を行っている[1]。
ラインナップ
- アーリータイムズ イエローラベル(40度)
- アーリータイムズ ブラウンラベル(40度)
伝統的なイエローラベルに対して、ブラウンラベルの歴史は浅く、1996年に日本市場向けに作られた。
- アーリータイムズ ブラインドアーチャー(33度)
アーリータイムズのウィスキーをベースにしたスピリッツに、青リンゴのフレーバーを添加したフレーバードウィスキー(Flavored Whiskey)。税法上はリキュールに分類される。Blind Archerという名称は、目隠しをして頭上のリンゴを矢で射抜いたウィリアム・テルの伝説にちなんで命名されている。
脚注
- ↑ “世界有数のスピリッツ・ワイン会社ブラウンフォーマン社と日本国内での販売契約の基本合意”. アサヒビール (2012年9月19日). . 2014-1-14閲覧.
関連項目
外部リンク
- アーリータイムズ・サイト [英文]
- 日本語公式サイト
- translation/ en:Early Times 02:54, 27 July 2007 より翻訳・敷衍
- contributors/ MRT, Stevietheman, Rbedford, Stidd, 138.89.96.207 et al.