正義論
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正義論(せいぎろん)
- アメリカの哲学者ジョン・ロールズの著作、『正義論』(原題:A Theory of Justice)。
- 1に端を発する同名の規範政治理論の研究分野の一つ。社会正義(英語:social justice)。
- 法哲学 における最古の問題領域の一つ。以下に記述。
正義論(せいぎろん)は、法哲学における最古の問題領域の一つである。
論じられる項目は次のとおり。
- どのような行為が既存のルールに照らして「正しい」のか。
- どのようなルールが「(ありうべき)正しさの規準」に照らして「正しい」のか。
- そもそも 「正しさの規準」 というものは存在するのかどうか、もし存在するのであれば一体どのようなものなのかという規準。
一般に、法価値論を含む広義の倫理学は、規範的部門と分析的部門とを区別する。正義論をめぐっても同様に規範的法価値論とメタ法価値論(分析的法価値論)という二つの分野を区別することが可能である。おもに前述の 1. と 2. のレベルが規範的法価値論の対象となり、3. のレベルがメタ法価値論の対象となる。