「女流名人戦 (囲碁)」の版間の差分
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女流名人戦(じょりゅうめいじんせん)は、産経新聞が主催する囲碁の女流棋士による棋戦で、日本棋院と関西棋院の棋士が参加する。1988年創設。優勝者は女流名人の称号を得る。
概要
- 主催 (第1-20期)夕刊フジ、(21期-)産経新聞、日本棋院
- 協賛 (第1-2期)共立住販、(3-8期)大正海上火災保険・三井海上火災保険、(9-10期)NTT、(11期)NTTデータ、(13期-)日本生命
- 名称 (第1-6期)全日本女流囲碁名人戦、(7期-)女流名人戦
- 優勝賞金 500万円(2013年現在)2012年までは510万円
- 2008年の第21期より主催紙が夕刊フジから産経新聞へ変更された。[1]
- 本棋戦が1988年に創設される前、1973-75年に、同名の囲碁棋戦「女流名人戦」(主催:日本テレビ)が行われていた(後述)。また中国、韓国にも囲碁の「女流名人戦」がある。
- また5連覇により名誉女流名人の資格を得る。謝依旻が、名誉女流名人の資格保持者。襲名は、現役引退後もしくは60歳を過ぎた後となる。
実施方式
- 第1-2期は、予選勝ち抜き者8名によるスイス式トーナメント方式4回戦で優勝者を決定。予選にアマチュアも参加した。
- 第3期より、16名による敗者復活方式によるトーナメント戦を勝ち抜いた挑戦者が、前年の女流名人に挑戦する。
- 第21期より主催紙が産経新聞へ変更されたのに合わせて、囲碁の女流棋戦としては初めてリーグ戦方式が採用された。
- リーグの定員は7名。リーグの優勝者が挑戦手合に出場。残留は上位4名。
- 第30期より、再び16名によるトーナメント戦に。優勝者が挑戦手合出場[2]。
- 挑戦手合は三番勝負。
- コミは第1-15期は5目半、16期より6目半。
- 持時間は、第1-15期は各5時間、16期から各4時間、19期から各3時間。
歴代優勝者と挑戦手合
(左が優勝者)
- 1989年 宮崎志摩子
- 1990年 青木喜久代
- 1991年 杉内寿子 2-1 青木喜久代
- 1992年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
- 1993年 杉内寿子 2-0 青木喜久代
- 1994年 杉内寿子 2-1 小川誠子
- 1995年 加藤朋子 2-0 杉内寿子
- 1996年 西田栄美 2-1 加藤朋子
- 1997年 西田栄美 2-0 小川誠子
- 1998年 西田栄美 2-0 小川誠子
- 1999年 青木喜久代 2-0 西田栄美
- 2000年 青木喜久代 2-0 小林泉美
- 2001年 小林泉美 2-0 青木喜久代
- 2002年 青木喜久代 2-0 小林泉美
- 2003年 小林泉美 2-0 青木喜久代
- 2004年 小林泉美 2-0 祷陽子
- 2005年 小山栄美 2-1 小林泉美
- 2006年 青木喜久代 2-0 小山栄美
- 2007年 加藤啓子 2-1 青木喜久代
- 2008年 謝依旻 2-0 加藤啓子
- 2009年 謝依旻 2-1 知念かおり
- 2010年 謝依旻 2-0 向井千瑛
- 2011年 謝依旻 2-1 向井千瑛
- 2012年 謝依旻 2-0 向井千瑛
- 2013年 謝依旻 2-0 奥田あや
- 2014年 謝依旻 2-1 加藤啓子
- 2015年 謝依旻 2-0 鈴木歩
- 2016年 謝依旻 2-1 青木喜久代
- 2017年 藤沢里菜 2-0 謝依旻
- 2018年 藤沢里菜 2-0 矢代久美子
記録
- 最多優勝 謝依旻 9回
- 最多連覇 謝依旻 9連覇
- 最年少優勝 謝依旻 18歳3ヶ月(第20期女流名人戦)
◯●は女流名人から見た勝敗、網掛けの対局者が勝者。
リーグ戦
◎はタイトル挑戦権獲得者。▼はリーグ陥落。5期以上のタイトルを獲得した棋士の名前には着色している(参考)。
期 | 女流名人 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
21 | 謝依旻 | 加藤啓子 | 小林泉美 ▼ | 梅沢由香里 | 鈴木歩 | 吉田美香 ▼ | 知念かおり ◎ | 向井千瑛 ▼ | ||
22 | 謝依旻 | 知念かおり ▼ | 鈴木歩 | 加藤啓子 ▼ | 梅沢由香里 | 吉田美香 | 向井千瑛 ◎ | 奥田あや ▼ | ||
23 | 謝依旻 | 向井千瑛 ◎ | 鈴木歩 | 梅沢由香里 ▼ | 吉田美香 | 小山栄美 ▼ | 奥田あや | 万波奈穂 ▼ | ||
24 | 謝依旻 | 向井千瑛 ◎ | 鈴木歩 | 吉田美香 | 奥田あや | 桑原陽子 ▼ | 矢代久美子 ▼ | 万波奈穂 ▼ | ||
25 | 謝依旻 | 向井千瑛 | 鈴木歩 | 吉田美香 | 奥田あや ◎ | 加藤啓子 ▼ | 大澤奈留美 ▼ | 石井茜 ▼ | ||
26 | 謝依旻 | 奥田あや ▼ | 向井千瑛 | 鈴木歩 | 吉田美香 ▼ | 加藤啓子 ◎ | 知念かおり | 石井茜 ▼ | ||
27 | 謝依旻 | 加藤啓子 | 向井千瑛 ▼ | 鈴木歩 ◎ | 知念かおり ▼ | 青木喜久代 | 万波奈穂 | 石井茜 ▼ | ||
28 | 謝依旻 | 鈴木歩 | 青木喜久代 ◎ | 万波奈穂 ▼ | 加藤啓子 ▼ | 藤沢里菜 | 知念かおり ▼ | 奥田あや | ||
29 | 謝依旻 | 青木喜久代 | 奥田あや | 藤沢里菜 ◎ | 鈴木歩 | 榊原史子 ▼ | 加藤啓子 ▼ | 石井茜 ▼ |
旧女流名人戦
NTV女流名人戦と呼ぶこともある。
- 主催 日本テレビ
- 優勝者と決勝戦(決勝1番勝負)
- 1973年 木谷禮子 - 小川誠子
- 1975年 木谷禮子 - 伊藤友恵
(第2期で終了)
脚注
外部リンク
女流棋戦年間 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
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