「時は飛ぶ」の版間の差分
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時は飛ぶ(ときはとぶ、ラテン語: tempus fugit)とは、ラテン語の成句である。「時間が経つのは非常に速い」と言う意味で、日本語の諺の「光陰矢の如し」に相当する。時計に刻まれる銘としてよく使われる。
この表現が最初に使われたのは、ローマの詩人ウェルギリウスの『農耕詩』の中の、"Sed fugit interea, fugit irreparabile tempus, singula dum capti circumvectamur amore"(しかしその間にそれは飛び去る。取り返しのつかないほどに時は飛び去る。愛に執着してあてもなく彷徨う間に。)である。
英語では、ラテン語のtempus fugitも、英語に訳したtime fliesも諺として用いられ、一般にはtime's a-wasting(時間が無駄になる)というフレーズとともに用いられる。人生の限られた時間を無為に過ごすべきではないという意味である。また、"time flies when you're having fun."のように、気づかない間に時間がかなり経っていたという意味でも用いられる。
関連項目
- アルスロンガ、ウィータブレウィス (Ars longa, vita brevis) - 学芸は長し、生涯は短し
- その日を摘め (Carpe diem)
- メメント・モリ (Memento mori) - 死を想え
- バド・パウエル - ジャズピアニスト。同名の曲を作曲している。