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日比谷駅(ひびやえき)は、東京都千代田区有楽町一丁目にある、東京地下鉄(東京メトロ)・東京都交通局(都営地下鉄)の駅である。
Contents
乗り入れ路線
東京メトロの日比谷線・千代田線と、都営地下鉄の三田線の3路線が乗り入れる。駅番号は日比谷線がH 07、千代田線がC 09、三田線がI 08である。
また東日本旅客鉄道(JR東日本)山手線・京浜東北線および東京メトロ有楽町線が乗り入れる有楽町駅の至近にあり、有楽町線の乗り換え駅として案内される。JR線との乗り換えも可能であるが、千代田線からは遠い。
日比谷線・千代田線から有楽町線有楽町駅方面へは都営三田線改札口付近の通路より連絡している。この構内通路は東京都交通局の管轄であり、案内は基本的に都営線基準となっている。また、当駅から東側は銀座駅、東銀座駅まで、北側は大手町駅、東京駅まで改札外地下通路で連絡している。
なお、都営地下鉄三田線では目黒延伸前まで6300形の自動放送で次駅が当駅の乗り換え案内時にJR線の放送も流れていた。6000形は肉声放送のみのため流れなかった。2018年に放送内容が更新されて再度流れるようになった。
歴史
- 1964年(昭和39年)8月29日 - 帝都高速度交通営団(営団地下鉄)日比谷線の駅が開業。
- 1971年(昭和46年)3月20日 - 営団地下鉄千代田線の駅が開業。
- 1972年(昭和47年)6月30日 - 都営地下鉄6号線の駅が開業。
- 1974年(昭和49年)10月30日 - 営団地下鉄有楽町線の有楽町駅が開業し、乗換業務を開始。
- 1978年(昭和53年)7月1日 - 都営地下鉄6号線を三田線に改称。
- 2004年(平成16年)4月1日 - 営団地下鉄民営化。日比谷線、千代田線の駅は東京地下鉄(東京メトロ)に継承。
駅構造
東京メトロ
日比谷線は相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。改札は地下2階、ホームは地下3階にある。エスカレーターとエレベーターが地下2階と地下3階を連絡している。
千代田線は島式ホーム1面2線を有する地下駅である。改札は地下1階、ホームは地下2階にある。エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。
なお、両線のホーム間は日比谷線の霞ケ関寄りと千代田線の二重橋前寄りが連絡通路により直結している。改札内の連絡通路は他になく、異なる路線の改札口から入場した場合はホームを経由する必要がある。
毎年10月の鉄道の日直前に日比谷公園で開催される「鉄道フェスティバル」の際には、千代田線霞ケ関寄りの改札口付近にブースが設置されることがある。
当駅は、「大手町駅務管区 日比谷地域」として近隣の駅を管理している[1]。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
日比谷線ホーム(地下3階) | |||
1 | 日比谷線 | 霞ケ関・六本木・中目黒方面 | |
2 | 銀座・上野・北千住・南栗橋方面 | 北千住駅から 東武線へ直通 ( 日光線 南栗橋駅まで直通) | |
千代田線ホーム(地下2階) | |||
3 | 千代田線 | 代々木上原・伊勢原方面 | 代々木上原駅から OH 小田急線へ直通 (OH 小田原線 伊勢原駅および 多摩線 唐木田駅まで直通) |
4 | 大手町・北千住・綾瀬・取手方面 | 綾瀬駅から 常磐線(各駅停車)へ直通 |
(出典: 東京メトロ:構内図)
都営地下鉄
島式ホーム1面2線を有する地下駅。改札は地下1階、ホームは地下2階にあり、エスカレーターとエレベーターが地下1階と地下2階を連絡している。改札は3か所ある。
2016年3月31日までは日比谷駅務管理所の所在駅であり、三田線の三田駅 - 千石駅間の各駅を管理していた。2016年4月1日付で東京都交通局が実施した駅管区制の導入より、日比谷駅管区の所在駅となり、前述の日比谷駅務管理所は廃止となった[2][3]。
大手町寄りの改札外通路および出入口は、千代田線二重橋前駅と共用している。ただし正式な連絡駅に指定されていないため、当駅で下車して二重橋前駅を利用しても乗継割引の適用対象外となる(逆も同様)。
改札外に定期券売り場と、のちに併設されたコンビニエンスストア型の売店「グランメルシー」がある。
2001年3月から数年間、製薬会社の三共(現・第一三共)のラッピング広告などが壁面やホームゲートなどに施されていた。
当駅の改札至近に地上へ連絡するエレベーターがあるが、帝国劇場所有のため、時間制限がある。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | I 都営三田線 | 白金高輪・目黒・日吉方面 | 目黒駅から MG 東急目黒線へ直通 |
2 | 大手町・巣鴨・西高島平方面 |
- 列車の停止位置目標は、南行は内幸町側の先端部、北行はホーム中央付近である。大手町側先端部には両方向の列車とも停車しない。
- 当駅の大手町寄りに上り線から下り線への片渡り線が存在する。
利用状況
- 東京メトロ - 2017年度の1日平均乗降人員は105,614人である[利用客数 1]。
- 東京メトロ全130駅中38位。
- 東京メトロ線内の乗換人員を含んだ、2015年度の路線別1日平均乗降人員は以下の通りで、2路線を合算した1日平均乗降人員は240,479人である。
- 日比谷線 - 125,799人 - 同線内では北千住駅、中目黒駅、茅場町駅、銀座駅、霞ヶ関駅、六本木駅に次ぐ第7位。
- 千代田線 - 114,680人 - 同線内では綾瀬駅、北千住駅、代々木上原駅、大手町駅、表参道駅、西日暮里駅に次ぐ第6位。
- 都営地下鉄 - 2017年度の1日平均乗降人員は86,185人(乗車人員:42,903人、降車人員:43,282人)である[利用客数 2]。
- 三田線全27駅の中では目黒駅に次いで第6位。
年度別1日平均乗降人員
近年の1日平均乗降人員の推移は下表の通り。
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | ||
---|---|---|---|---|
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 64,401 | −2.1% | ||
2004年(平成16年) | 88,867 | 64,052 | −0.5% | |
2005年(平成17年) | 89,239 | 0.4% | 65,872 | 2.8% |
2006年(平成18年) | 90,985 | 2.0% | 67,848 | 3.0% |
2007年(平成19年) | 98,491 | 8.2% | 70,739 | 4.3% |
2008年(平成20年) | 98,621 | 0.1% | 72,462 | 2.4% |
2009年(平成21年) | 96,864 | −1.8% | 72,470 | 0.0% |
2010年(平成22年) | 95,142 | −1.8% | 72,212 | −0.4% |
2011年(平成23年) | 90,874 | −4.5% | 70,639 | −2.2% |
2012年(平成24年) | 94,118 | 3.6% | 73,990 | 4.7% |
2013年(平成25年) | 97,780 | 3.9% | 76,608 | 3.5% |
2014年(平成26年) | 98,756 | 1.0% | 78,164 | 2.0% |
2015年(平成27年) | 101,464 | 2.7% | 81,200 | 3.9% |
2016年(平成28年) | 104,222 | 2.7% | 83,656 | 3.0% |
2017年(平成29年) | 105,614 | 1.3% | 86,185 | 3.0% |
年度別1日平均乗車人員(1964年 - 2000年)
各年度の1日平均乗車人員の推移は下表の通り。
年度 | 営団 | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
日比谷線 | 千代田線 | |||
1964年(昭和39年) | [備考 1]6,601 | 未 開 業 |
未 開 業 |
[東京都統計 1] |
1965年(昭和40年) | 8,506 | [東京都統計 2] | ||
1966年(昭和41年) | 9,161 | [東京都統計 3] | ||
1967年(昭和42年) | 10,339 | [東京都統計 4] | ||
1968年(昭和43年) | 11,456 | [東京都統計 5] | ||
1969年(昭和44年) | 13,354 | [東京都統計 6] | ||
1970年(昭和45年) | 15,345 | [備考 2]6,000 | [東京都統計 7] | |
1971年(昭和46年) | 19,333 | 11,407 | [東京都統計 8] | |
1972年(昭和47年) | 27,942 | 18,104 | [備考 3]22,676 | [東京都統計 9] |
1973年(昭和48年) | 33,000 | 23,548 | 25,090 | [東京都統計 10] |
1974年(昭和49年) | 39,553 | 24,016 | [東京都統計 11] | |
1975年(昭和50年) | 40,721 | 27,366 | [東京都統計 12] | |
1976年(昭和51年) | 25,011 | 16,123 | 28,899 | [東京都統計 13] |
1977年(昭和52年) | 25,567 | 17,167 | 30,586 | [東京都統計 14] |
1978年(昭和53年) | 24,989 | 19,173 | 30,403 | [東京都統計 15] |
1979年(昭和54年) | 25,044 | 20,678 | 30,052 | [東京都統計 16] |
1980年(昭和55年) | 25,414 | 21,332 | 33,449 | [東京都統計 17] |
1981年(昭和56年) | 26,290 | 22,047 | 34,660 | [東京都統計 18] |
1982年(昭和57年) | 26,816 | 22,329 | 35,671 | [東京都統計 19] |
1983年(昭和58年) | 27,765 | 23,060 | 34,552 | [東京都統計 20] |
1984年(昭和59年) | 29,359 | 24,233 | 38,781 | [東京都統計 21] |
1985年(昭和60年) | 30,488 | 24,332 | 38,896 | [東京都統計 22] |
1986年(昭和61年) | 30,877 | 25,764 | 39,701 | [東京都統計 23] |
1987年(昭和62年) | 31,358 | 26,541 | 40,893 | [東京都統計 24] |
1988年(昭和63年) | 32,359 | 27,118 | 42,534 | [東京都統計 25] |
1989年(平成元年) | 31,395 | 26,975 | 41,622 | [東京都統計 26] |
1990年(平成 | 2年)31,619 | 27,132 | 41,784 | [東京都統計 27] |
1991年(平成 | 3年)31,333 | 26,112 | 41,055 | [東京都統計 28] |
1992年(平成 | 4年)30,833 | 25,595 | 16,770 | [東京都統計 29] |
1993年(平成 | 5年)30,773 | 25,134 | 40,795 | [東京都統計 30] |
1994年(平成 | 6年)30,351 | 24,353 | 40,488 | [東京都統計 31] |
1995年(平成 | 7年)29,090 | 23,251 | 38,923 | [東京都統計 32] |
1996年(平成 | 8年)28,926 | 21,729 | 37,762 | [東京都統計 33] |
1997年(平成 | 9年)27,923 | 21,877 | 37,058 | [東京都統計 34] |
1998年(平成10年) | 26,775 | 21,762 | 34,822 | [東京都統計 35] |
1999年(平成11年) | 25,041 | 21,418 | 33,350 | [東京都統計 36] |
2000年(平成12年) | 24,690 | 21,162 | 33,370 | [東京都統計 37] |
年度別1日平均乗車人員(2001年以降)
年度 | 営団 / 東京メトロ | 都営地下鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
日比谷線 | 千代田線 | |||
2001年(平成13年) | 24,301 | 21,770 | 32,542 | [東京都統計 38] |
2002年(平成14年) | 23,732 | 21,559 | 32,819 | [東京都統計 39] |
2003年(平成15年) | 24,008 | 20,962 | 32,049 | [東京都統計 40] |
2004年(平成16年) | 23,874 | 20,266 | 31,742 | [東京都統計 41] |
2005年(平成17年) | 24,189 | 20,271 | 32,633 | [東京都統計 42] |
2006年(平成18年) | 24,800 | 20,630 | 33,629 | [東京都統計 43] |
2007年(平成19年) | 26,825 | 22,459 | 35,096 | [東京都統計 44] |
2008年(平成20年) | 26,885 | 22,795 | 36,101 | [東京都統計 45] |
2009年(平成21年) | 26,178 | 22,537 | 36,086 | [東京都統計 46] |
2010年(平成22年) | 26,041 | 21,915 | 35,955 | [東京都統計 47] |
2011年(平成23年) | 25,359 | 20,633 | 35,227 | [東京都統計 48] |
2012年(平成24年) | 26,431 | 20,923 | 36,743 | [東京都統計 49] |
2013年(平成25年) | 27,654 | 21,643 | 38,131 | [東京都統計 50] |
2014年(平成26年) | 27,816 | 22,128 | 38,897 | [東京都統計 51] |
2015年(平成27年) | 28,601 | 22,702 | 40,462 | [東京都統計 52] |
2016年(平成28年) | 29,156 | 23,581 | 41,674 | [東京都統計 53] |
2017年(平成29年) | 42,903 |
- 備考
駅周辺
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)有楽町駅
- JR東日本京葉線東京駅 - 三田線の大手町寄り出口(B7出入口)に案内あり。千代田線は二重橋前〈丸の内〉駅の方が至便。
- 国道1号(日比谷通り)
- 日比谷公園
- 東京ミッドタウン日比谷
- 日生劇場
- 東京宝塚ビル
- 東宝シアタークリエビル
- 東宝日比谷ビル
- 帝国ホテル東京
- 帝国ホテル内郵便局
- 三井住友銀行本店
- ニッポン放送本社
- ザ・ペニンシュラ東京
- 丸の内警察署
- 丸の内消防署
- DNタワー21
- 帝劇ビル
- 東京會舘
- 東京商工会議所ビル
- 富士ビル
- 千代田丸ノ内郵便局
- 東京国際フォーラム
- 皇居
- 霞が関官庁街
- 有楽町センタービル(有楽町マリオン)
バス路線
- 日比谷
第一生命(B1出口付近)、三信ビル(A9出口付近)
- 帝国ホテル
駅名の由来
駅に隣接する「日比谷公園」に由来する。
皇居や皇居外苑にも近いため、それに準じた駅名も計画されていたものの、当時の政府や宮内庁から拒否されたために「日比谷」に落ち着いたという経緯がある。
隣の駅
- 東京地下鉄
- 日比谷線
- 千代田線
- 霞ケ関駅 (C 08) - 日比谷駅 (C 09) - 二重橋前〈丸の内〉駅 (C 10)
脚注
出典
- 地下鉄の1日平均利用客数
- ↑ 各駅の乗降人員ランキング - 東京メトロ
- ↑ 各駅乗降人員一覧 - 東京都交通局
- 地下鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ↑ 昭和39年
- ↑ 昭和40年
- ↑ 昭和41年
- ↑ 昭和42年
- ↑ 昭和43年
- ↑ 昭和44年
- ↑ 昭和45年
- ↑ 昭和46年
- ↑ 昭和47年
- ↑ 昭和48年
- ↑ 昭和49年
- ↑ 昭和50年
- ↑ 昭和51年
- ↑ 昭和52年
- ↑ 昭和53年
- ↑ 昭和54年
- ↑ 昭和55年
- ↑ 昭和56年
- ↑ 昭和57年
- ↑ 昭和58年
- ↑ 昭和59年
- ↑ 昭和60年
- ↑ 昭和61年
- ↑ 昭和62年
- ↑ 昭和63年
- ↑ 平成元年
- ↑ 平成2年
- ↑ 平成3年
- ↑ 平成4年
- ↑ 平成5年
- ↑ 平成6年
- ↑ 平成7年
- ↑ 平成8年
- ↑ 平成9年
- ↑ 平成10年 (PDF)
- ↑ 平成11年 (PDF)
- ↑ 平成12年
- ↑ 平成13年
- ↑ 平成14年
- ↑ 平成15年
- ↑ 平成16年
- ↑ 平成17年
- ↑ 平成18年
- ↑ 平成19年
- ↑ 平成20年
- ↑ 平成21年
- ↑ 平成22年
- ↑ 平成23年
- ↑ 平成24年
- ↑ 平成25年
- ↑ 平成26年
- ↑ 平成27年
- ↑ 平成28年