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'''リラキシン''' (relaxin) とは[[分子量]]約6,000の[[ペプチドホルモン]]の一種。'''子宮弛緩因子'''とも呼ばれる。1930年、F. L. Hisawが発見。[[卵巣]]、[[子宮]]、[[胎盤]]などから分泌される。[[エストロゲン]]が先行して作用した場合、[[モルモット]]、[[ネズミ|マウス]]、[[ヒト]]、[[サル]]では[[恥骨結合]]の弛緩、[[ウシ]]、[[ヒツジ]]では[[仙腸結合]]の弛緩などを示す。ほとんどの動物種において妊娠末期の血中で検出されており、生理的な意義は[[妊娠]]の維持および[[分娩]]の補助であると考えられている。 | '''リラキシン''' (relaxin) とは[[分子量]]約6,000の[[ペプチドホルモン]]の一種。'''子宮弛緩因子'''とも呼ばれる。1930年、F. L. Hisawが発見。[[卵巣]]、[[子宮]]、[[胎盤]]などから分泌される。[[エストロゲン]]が先行して作用した場合、[[モルモット]]、[[ネズミ|マウス]]、[[ヒト]]、[[サル]]では[[恥骨結合]]の弛緩、[[ウシ]]、[[ヒツジ]]では[[仙腸結合]]の弛緩などを示す。ほとんどの動物種において妊娠末期の血中で検出されており、生理的な意義は[[妊娠]]の維持および[[分娩]]の補助であると考えられている。 | ||
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2018/9/26/ (水) 13:28時点における最新版
リラキシン (relaxin) とは分子量約6,000のペプチドホルモンの一種。子宮弛緩因子とも呼ばれる。1930年、F. L. Hisawが発見。卵巣、子宮、胎盤などから分泌される。エストロゲンが先行して作用した場合、モルモット、マウス、ヒト、サルでは恥骨結合の弛緩、ウシ、ヒツジでは仙腸結合の弛緩などを示す。ほとんどの動物種において妊娠末期の血中で検出されており、生理的な意義は妊娠の維持および分娩の補助であると考えられている。
参考文献
- 山内亮監修 『最新家畜臨床繁殖学』 朝倉書店 1998年 ISBN 4254460201
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104