「マネー・サプライ」の版間の差分
提供: miniwiki
細 |
|||
1行目: | 1行目: | ||
− | + | 英: money supply | |
通貨供給量,すなわち[[現金通貨]],[[預金通貨]]さらには定期性預金などの[[準貨幣]]の総供給量をいう。通貨の範囲をどのように規定するかによっていくつかのマネー・サプライ概念があり,また国によって多少の相違はあるが,流動性の程度を加味してしだいに概念が拡大してきたといえる。通常はマネー・サプライ概念として,M1=現金通貨+預金通貨,M2=M1+定期性預金の二つが用いられており,日本では M2に[[譲渡性預金]] CDを加えた[[M2+CD]]がマネー・サプライとして採用されている。さらに郵便貯金などの預貯金を加えた M3=M2+貯蓄性預金など,より広義のマネー・サプライ統計も公表されている。 | 通貨供給量,すなわち[[現金通貨]],[[預金通貨]]さらには定期性預金などの[[準貨幣]]の総供給量をいう。通貨の範囲をどのように規定するかによっていくつかのマネー・サプライ概念があり,また国によって多少の相違はあるが,流動性の程度を加味してしだいに概念が拡大してきたといえる。通常はマネー・サプライ概念として,M1=現金通貨+預金通貨,M2=M1+定期性預金の二つが用いられており,日本では M2に[[譲渡性預金]] CDを加えた[[M2+CD]]がマネー・サプライとして採用されている。さらに郵便貯金などの預貯金を加えた M3=M2+貯蓄性預金など,より広義のマネー・サプライ統計も公表されている。 |
2018/7/31/ (火) 09:30時点における最新版
英: money supply
通貨供給量,すなわち現金通貨,預金通貨さらには定期性預金などの準貨幣の総供給量をいう。通貨の範囲をどのように規定するかによっていくつかのマネー・サプライ概念があり,また国によって多少の相違はあるが,流動性の程度を加味してしだいに概念が拡大してきたといえる。通常はマネー・サプライ概念として,M1=現金通貨+預金通貨,M2=M1+定期性預金の二つが用いられており,日本では M2に譲渡性預金 CDを加えたM2+CDがマネー・サプライとして採用されている。さらに郵便貯金などの預貯金を加えた M3=M2+貯蓄性預金など,より広義のマネー・サプライ統計も公表されている。