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2018/8/18/ (土) 02:16時点における最新版

イオン反応式 (Ionic equation)はイオンを含む、またはイオンのみで表される化学反応式である。

構造

例として、硝酸鉛(II)ヨウ化カリウムの反応について考えてみよう。通常の化学反応式(完全反応式)は次のようになる。

[math] \rm 2KI(aq) + Pb(NO_{3})_{2}(aq) \longrightarrow 2KNO_{3}(aq) + PbI_{2} (s)[/math]

この反応式をそれぞれイオンごとに分けて考える。

Pb2+(aq) + 2NO3(aq) + 2K+(aq) + 2I(aq)→ PbI2(s) + 2NO3(aq) + 2K+(aq)

この段階での反応式を全イオン反応式という。 ここで、Pb2+(aq)と2I(aq)以外のイオンは反応の前後で変化していない。これらを傍観イオンといい、 反応式の両辺から消去すると以下のようになる。

Pb2+(aq) + 2I(aq)→ PbI2(s)

この式は完全な反応式で、正味イオン反応式と呼ばれている。

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