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アイワ(aiwa)は、オーディオ機器のブランドである。
また、旧アイワ株式会社は、かつて同ブランドのオーディオ機器を製造していた企業(後述)。1969年(昭和44年)にソニーのグループ会社となった。その後、2002年(平成14年)にソニーに吸収合併され、アイワはソニーの1ブランドとなり、2008年(平成20年)に終息した。
2015年にはアメリカでアイワブランドが復活。2017年4月11日には日本でアイワの商標の使用権を取得した十和田オーディオが新たにアイワ株式会社を設立し[2]、同年12月にCDラジカセ等を発売[3]。2018年1月現在は、CDラジカセ、CDラジオデジタルレコーダー、液晶テレビなどが販売されており、今後もレコードプレーヤーやネットワークスピーカーの発売を予定、順次ラインナップを拡大している[4]。
Contents
概要
「アイワ」という単語はアラビア語エジプト方言で"yes"(はい)の意味であるので、エジプトなどの中東一部地域ではソニーよりも知名度が高いという[4]。中国語では「愛華」と表記する。発音はài huá。中国を愛するという意味も含み、ヘッドホンステレオなどが中国大陸で人気が高かった。
安価なわりに高品質で耐久性が高いことから、アイワ版の「ウォークマン」である「カセットボーイ」など、ソニー製品にあこがれつつも買えない学生や低所得層には絶大な人気があり、アジアでも高い市場占有率を誇った。「ソニー」ブランドとのすみわけが難しくなったことから、2008年にいったん一度ブランドが終息したものの、冒頭に記載したとおり、2015年から一部海外で、2017年からは国内を中心として、段階的に復活している(より詳細な内容は副節#ブランド復活・#年表などを参照)。
歴史
アイワ株式会社(初代法人)
昭和25年(1951年)に愛興電気産業株式会社の名で創立。昭和34年(1959年)にブランド名アイワを社名にした。1960年代には日本で初めてカセットテープレコーダー、ラジカセを発売。末期のアイワブランドからは考えられないような高級オーディオも製造し、ヴェロシティマイクロホンなどはNHKに用いられた。BTS1級のDM68、国会で用いられたDM99等名機を生んだ。特にバブル絶頂期に発売された高級カセットデッキ(機種名:XK-****など)は音質面でもすぐれており、ダイレクトドライブ(DD)モーター搭載機種だと現在でも大規模な修理をする必要も少ない[注 1] ため今世紀に入っても人気が高い。ドルビーSもこうした高級機に世界初として搭載された。
1980年代にはヘッドホンステレオ「カセットボーイ」を発売、当時のミニ独立国ブームに乗って「カセットボーイ共和国」なる企画も展開した。カセットボーイシリーズではAMラジオ・FMラジオ・TV音声チューナー付きや、中にはタイマー録音も出来るハイスペック機種(HS-JX30/JX50/EX50/JX70/EX3000/JX929)や、ゴールドモデル(HS-JX50)を発売するなど、他社との差別化を図った。コンシューマー向けDATデッキ(ポータブル型含む)を日本で初めて発売したのもアイワだった(EXCELIAブランド)。ベータ方式(のちVHS方式も)のビデオデッキ製造にも参入。オーディオメーカーらしく音質の高さをアピールし、TVチューナー分離型などユニークな商品も発売した。
1990年代には、アマチュア無線を用いたパソコン通信の一種であるパケット通信用インターフェース、ターミナルノードコントローラの製造販売にも参入した。
1992年にAMステレオ放送が開始されると、ソニーとともに積極的にAMステレオ対応機種を発売したが実際にはソニーよりも膨大な数のAMステレオ対応機を世に送り出した。ミニコンポ、ラジカセはもちろん上記カセットボーイシリーズでもAMステレオ対応機種(HS-RX626/RX727/JX828/JX929等)を発売したことがある。
また、「AIWA」とは別に別ブランドとして高級オーディオ向けの「EXCELIA(エクセリア)」とゼネラルオーディオ向けの「STRASSER(シュトラッサー)」の2つのブランドを展開していた。
しかし、デジタル・IT化の流れが急速に押し寄せ、アナログ商品主体だったアイワ単独の生き残り策は描ききれなかった上、親会社であったソニーの不振が最終的な後押しとなり、ソニーへの合併に至った。経営幹部は「最新のデジタルがわかる技術者がたった10人程度しかいなかった」と苦渋の決断を経済誌に語っている。
歴代社長
- 1946年〜1951年 - 池尻光夫(愛興電機産業社)
- 1951年〜1969年 - 池尻光夫(愛興電機産業株式会社)
- 1969年9月〜1981年2月 - 三辺祐介(ソニー出身)
- 1981年2月〜1987年2月 - 中島平太郎(ソニー出身)
- 1987年2月〜1990年2月 - 吉田進(ソニー出身)
- 1990年2月〜1996年6月 - 卯木肇(ソニー出身)
- 1996年6月〜2000年11月 - 石垣良夫(ソニー出身)
- 2000年11月〜2001年1月 - 大曽根幸三(ソニー出身)
- 2001年1月〜法人格消滅 - 森本昌義(ソニー出身)
国内生産・開発拠点
- アイワ岩手株式会社(岩手県紫波郡矢巾町又兵ヱ新田5-15-28)
- アイワ花泉株式会社(岩手県西磐井郡花泉町金沢上寺袋55)
- アイワ秋田株式会社(秋田県仙北郡仙北町横堀字佐野92)
- ポローニア株式会社(岩手県紫波郡矢巾町南矢幅7-96)
- 宇都宮事業所(栃木県宇都宮市徳次郎町2620)
- 川口センター(埼玉県川口市飯塚一丁目12-18)
- テクノロジーセンター(栃木県宇都宮市上戸祭4-1-11)
- テクノコア浦和(埼玉県浦和市針ヶ谷4-2-20)
- 宇都宮ロジスティックスセンター(栃木県河内郡上河内村大字高松字宮の下223)
合併後
合併後、アイワのブランドは一時的にソニーマーケティング株式会社が扱った。
日本国内では低価格のCDラジオ、ラジオ、ラジオカセットレコーダーなどが主力商品であった。特にラジカセとテレビデオはスーパーマーケットやショッピングモールなどの店舗や売り場の前で使用する商品PR用に大量に使用された(合併前も同様)。
ロゴマークは2002年にソニー株式会社のブランドとなった際に新たに採用したもの。基本的にソニーのロゴマークは併記されていない。
デジタルオーディオプレーヤーでは、ソニー/ウォークマンブランドと異なり、MP3のみ対応のプレーヤーも発売していた。
とはいえMP3CDプレーヤー「XP-ZV1」及びヘッドホン型メモリープレーヤー「AZ-FS256」が発売中止に追い込まれ[注 2]、「HZ-WS2000」および「HZ-DS2000」がHDDを小容量のものに変更して発売されるなど[注 3]、製品トラブルにも見舞われていた。
事業の終息
2005年1月21日に発売されたダブルカセットCDシステム「CSD-W330」を最後に新製品の開発は終了。ただし設計はソニーに引き継がれ、2008年2月にソニーブランドとして発売されたダブルカセットCDシステム「CFD-W77」は、前述の「CSD-W330」と一部のデザインを除いてほぼ同一である。
日本国外においては2007年頃よりアイワブランド製品の販売を順次終了。各国のアイワウェブサイトは製品紹介のページが閉鎖され、サービス告知のみとなった。
日本においては2008年春に製品の出荷を終了。同年5月14日にソニーが正式にアイワブランドの終息を発表した。ただしアイワ時代からのアフターサービスは今後も行うとしている。
ブランド復活
アメリカでは、2013年にシカゴを本拠に休眠ブランドの獲得・再活用事業を行う River West Brands[5] がソニーよりアメリカでの「aiwa」ブランドの商標権を購入[6]。同社からサブライセンスを受けた、同じくシカゴに本拠を置く一般消費者向けハードウェアスタートアップ企業の Hale Devices が商標登録を申請し、2015年2月に登録が認められたことから、同年4月より本格的に製品展開を開始[7]。2017年現在はBluetooth接続のスピーカーなどを展開している。
日本では、2017年2月に十和田オーディオが日本における「アイワ」ブランドの商標権をソニーから取得し、同年4月に子会社のアイワ株式会社を設立。現在は販売を角田無線電機が担当、同年12月に製品が発売され、その後、順次ラインナップが拡大されている[3]。
年表
- 1946年(昭和21年) - 愛興電機産業社設立
- 1951年(昭和26年)6月20日 - 愛興電機産業株式会社設立(東京都千代田区末広町)。
- 1955年(昭和30年)4月 - 千代田区元佐久間町に本社ビル完成。
- 1957年(昭和32年) - NHKと共同開発した日本初の可変指向性リボンマイク、「VM-15」を発売。
- 1959年(昭和34年)10月 - 商号をアイワ株式会社に変更。
- 1960年(昭和35年)7月 - 資本金を3億円に増資。
- 1960年(昭和35年)11月 - 千駄木工場開設。
- 1961年(昭和36年)10月2日 - 株式を東京証券取引所市場第二部に上場。
- 1963年(昭和38年)3月 - 板橋工場を設置。
- 1964年(昭和39年)6月 - 通産省の「昭和39年度輸出貢献企業認定証」を受領。
- 1965年(昭和40年)1月 - 板橋工場に電算機導入。
- 1966年(昭和41年) - 日本初のダイナミック型単一指向性マイク「DM-47」を発売、国鉄駅の標準機として多く販売。
- 1967年(昭和42年) - トランジスタテレビ「11T-05」、日本初のステレオ再生・モノラル録音カセットレコーダー、「TP-720」を発売。
- 1968年(昭和43年) - 日本初のラジオ付きカセットレコーダー(ラジカセ)「TPR-101」、日本初のカセットデッキ「TP-1009」を発売。
- 1969年(昭和44年) - ソニー株式会社と資本提携。新株発行に際し、株主代位訴訟を泡沫株主が提起・棄却(ソニー=アイワ事件)。以後、ソニー出身社長が続く。
- 1971年(昭和46年)2月 - 香港にAiwa Dransfield & Co.,Ltd. を設立。日本初のFM搭載カセットカーステレオ「TPR-2010」を発売、三菱・コルトギャラン純正指定となる。
- 1972年(昭和47年)9月 - ベイルートにAiwa Sales & Service Center 設立。
- 1973年(昭和48年)8月 - 台東区上野に本社事務所移転。
- 1974年(昭和49年)
- 10月 - 岩手県西磐井郡花泉町にアイワ精機(後のアイワ花泉)設立。
- 12月 - シンガポールアトラス社に資本参加 、海外生産拠点にする。
- 1975年(昭和50年)
- 世界初のシンクロオペレーション採用ステレオシステム「シンクレートAS-30」を発売。
- 5月 - 東京証券取引所市場第一部に指定。
- 6月 - 宇都宮市徳次郎町に工場完成、操業開始。
- 1976年(昭和51年) - 世界初のダブルニードルメーター、また民生機器で初めて発信器内蔵メーター直読のバイアス微調整を採用したカセットデッキ「AD-7800」を発売。
- 1978年(昭和53年) - エリザベス女王来日時に宮中晩餐会のスピーチ用に特別開発した世界初の2カプセル、アウト方式高信頼性VIPマイク、「DM-99」を発表。
- 1980年(昭和55年)
- 世界初、ADMS(自動消磁装置)、マイクログレイン・プロセシング処理キャプスタン採用のカセットデッキ、「AD-F600」を発売。
- 6月 - 世界最小最軽量、そして世界初となる自己録音・再生が可能なヘッドホンステレオ、「カセットボーイTP-S30」を発売。
- 9月 - イギリスにGwent Factory(Wales)を設立、生産開始。
- 1981年(昭和56年)
- 1月 - 日本初のドルビーCタイプノイズリダクションシステム搭載カセットデッキ、「AD-FF5」発売。
- 6月 - 宇都宮センターにVTR専門工場設立。
- 1982年(昭和57年)
- 世界初のオートリバースヘッドホンステレオ、「HS-P2/F2」を発売。
- 6月 - ヘッドホンステレオの出荷が100万台を突破。
- 1983年(昭和58年)
- 業界初のオートNRセンサー搭載カセットデッキ、「AD-FF90」、世界最小・最軽量の再生専用ヘッドホンステレオ、「HS-P5」を発売。
- 7月 - ベータハイファイビデオデッキ「AVIMAX」(アビマックス)を発表。
- 1984年(昭和59年)
- 2月 - 中島平太郎副社長が社長に就任。
- 4月 - 川口センター開設。
- 1985年(昭和60年)
- 世界初のフルリモコン、フルロジックのヘッドホンステレオ、「HS-P8/G8/R8/J8」を発売。
- 世界初のオートソーティングシステム・カセットデッキ、「AD-WX99」を発売。
- 4月 - 中島社長がコンパクトディスク(CD)の開発、実用化、育成の功績により科学技術庁長官賞を受賞。
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)
- 1月 - 本社を東京都台東区池之端に移転。
- 2月 - 吉田進最高顧問が社長に就任。
- 4月 - DAT第一号機にして「EXCELIA」(エクセリア)ブランド第一号機、「EXCELIA XD-001」を発売。
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 世界最小・最軽量、世界初、アダプター方式(オプション)で静止画記録もできるポータブルDAT、「HD-X1」発売。
- 3次元CAD・CAMシステム(FRESDAM)による新感覚流面デザインを採用した高級CDラジカセ、「CSD-XR90」を発売。
- 3月 - 英国グウェント工場拡張工事が完成。
- 1990年(平成2年)
- 5,000台限定発売、高音質・高機能フル装備ゴールド仕上げのカセットボーイ発売10周年記念モデル、「HS-EX50」を発売。
- インナーイヤー型として世界初のバーチカル方式を採用したヘッドホン、「HP-J7」を発売。
- 6月 - 卯木副社長が社長に就任。
- 1991年(平成3年)
- 世界初のデジタルBBE搭載 DSPプリアンプ、「DSP-C100」を発売。
- 世界初、3色電池残量表示・自動音漏れ低減機構を搭載したヘッドホンステレオ、「HS-PL77」を発売。
- 7月 - 創立40周年を記念してロゴを「AIWA」から「aıwa」に変更。これに伴い、「STRASSER」ブランド、および「EXCELIA」ブランドがそれぞれ廃止。
- 9月 - 日本初のドルビーSタイプノイズリダクションシステムを搭載した最高級カセットデッキ「XK-S9000」、およびその廉価版(普及版)に当たる高級カセットデッキ「XK-S7000」を発売。両機種共に世界初のドルビーSを筆頭に安定したデッキ構成、電源トランスを本体の側面に装着、新品生テープに消去ヘッドを通さないBTOR(Blank Tape Optimized Recording)システム、ストレスフリー6N-OFC巻線12層ラミネート・ピュアアモルファスヘッド、センダスト消去ヘッド、そしてCD・DAT・BS等の各種デジタルソースからデジタルのままダイレクトに接続し、高純度なデジタルソースからのアナログ録音に対応するリアル18ビット・リニア・デュアルD/Aコンバーターなどが網羅。
- 1992年(平成4年) - 新興国への生産拠点シフトを加速。現地法人を相次いで設立。
- 1993年(平成5年)
- 生活家電分野に参入、空気清浄機「ACL-M1」を発売。
- 世界初のCD-G対応ポータブルCDプレーヤー、「XP-80G」を発売。
- 2月 - UAEドバイに物流センターを開設。
- 11月 - 吉田名誉会長が勲三等瑞宝章を受章。
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- アイワ初の充電電動歯ブラシ、「HA-C10」発売。
- アイワ初のDDIポケット向けPHS携帯電話機、「PT-H50」発売。最新機能を装備し、当時最強PHSと言われていた。
- 新メカニズムを採用した世界最小・最軽量のポータブルDAT、「HD-S200」を発売。
- 6月 - アイワUKウェールズ・マニュファクチュアリング・センターを開設。
- 1996年(平成8年)
- 業界最小のポータブルMDレコーダー、「AM-F3」を発売。
- 洋式トイレ用脱臭機、「クリアレットWK-A1」を発売。
- カビの胞子やバクテリアなどを捕らえて消却除去する防カビ器、「ミクロクリアKS-100」を発売。
- 5月 - アイワ・インドネシアを開設。
- 6月 - チャールズ皇太子を迎えてアイワUKウェールズ工場開所式を開催。
- 1997年(平成9年)
- PHSや携帯電話の着信を電子音でお知らせする「ピッチ携帯番」を搭載したヘッドホンステレオ、「HS-PX580」を発売。
- 霧を使って空気を浄化する、水フィルター方式空気清浄機、「ACL-W1」を発売。
- 6月 - 公式ウェブサイトを開設。
- 1998年(平成10年)
- 世界中のビデオ方式を変換、録再できるデジタルコンバーターとワールドワイドチューナーを搭載したビデオデッキ、「HV-MX100」を発売。
- アイワ初のスカイパーフェクTV!受信用CSデジタル放送受信セット、「SU-CS1SET」を発売。
- 8月 - アイワ・ヨーロッパ社を設立。
- 1999年(平成11年)
- 世界最小・最軽量・最長時間再生を実現したポータブルMDプレーヤー、「AM-HX50」を発売。
- 5月 - アイワ・インターナショナル・タイランド社を設立。
- 12月 - 通商産業省より貿易貢献企業表彰を受ける。
- 2000年(平成12年)
- 6月 - ヘッドホンステレオ20周年記念モデル、「HS-JXM2000」を発売。
- 半導体の供給不足と他社との価格競争により、160億円余の赤字発生。
- 2001年(平成13年)
- 4月 - 高密度実装技術、低消費電力化により世界最小・最軽量・最長時間再生を実現したポータブルMDプレーヤー「AM-HX100」を発売。
- 11月 - 世界初、再生開始約0.6秒を実現したマッハスタート、世界最長165時間連続再生を実現したポータブルMDプレーヤー「AM-HX400」を発売。
- 資本増強目的の株主割当増資を実施するも、株価が半減し、1/7が失権。ソニーが第三者割当増資を実施し、持ち株比率が50.6%から61.4%に上昇。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)1月8日 - 「AIWA」を図案化した新ロゴを発表[8]。
- 2005年(平成17年)1月21日 - 新製品の開発終了。
- 2008年(平成20年)5月14日 - ブランド終息発表。
- 2017年(平成29年)4月 - アイワの商標を取得した十和田オーディオ株式会社が新たにアイワ株式会社を設立[9]。
商品
AV機器
オーディオ系
- テープレコーダー(コンパクトカセットの他、オープンリールは2号リールの超小型機やステレオスピーカー内蔵機などを発売)
- カセットデッキ(一時期、EXCELIAブランドとして発売された時期(1987年 - 1990年)もあったが最終機種はaiwaブランドに回帰)
- DATデッキ(EXCELIAブランドのみ)
- CDチェンジャー
- レコードプレーヤー
- AVアンプ
- デジタルコントロールアンプ
- スピーカー
- アクティブスピーカー
- ミニコンポ
- ラジオカセット/CDラジオカセット
- ポータブルオーディオ(CD・カセットテープ・MD)
- ポータブルDAT(録音・再生)
- デジタルオーディオプレーヤー(MP3プレーヤー。 XDM-S710BTなどは当時としては珍しいBluetooth搭載)
- ラジオ
- ヘッドホン
- マイクロホン
- カーオーディオ(安価な1DINカセットチューナーなどを発売)
映像系
- テレビ
- テレビデオ(ワンチューナー機種のラインナップが豊富だった)
- ビデオデッキ(国内メーカーでは非常に珍しいワールドワイド対応ビデオデッキ(HV-MX100)もラインナップされていた)
- 液晶テレビ
- BSチューナー
- スカパー!/ケーブルテレビチューナー(アンテナ含む)
- DVDプレーヤー
- デジタルカメラ(一機種のみ)
- ビデオカメラ(8ミリビデオ)
- ラジカセ一体型ビデオゲーム機(セガ・メガドライブ)
- CD-Gプレーヤー
AV機器以外
- 簡易温水洗浄便座「アクアレット」
- 空気清浄機
- パソコン「infortainment」
- モデム
- ISDNターミナルアダプタ
- TNC
- RAID
- テープドライブ
- データレコーダ
- CD-ROMドライブ
- マルチメディアスピーカー
- 電話機
- PHS電話機
- USBメモリ(Pavit(パビ))
など。
提供番組
すべて、旧アイワ時代においてスポンサードしたもの。
- AIWA サタデーアドベンチャー(エフエム東京・JFN系列ネット)
- 松任谷由実 サウンドアドベンチャー(エフエム東京・JFN) - 初期のみ
脚注
注釈
出典
- ↑ ソニー、吸収合併したアイワの新ロゴデザインを発表 AV Watch、2003年1月8日
- ↑ 「aiwa」復活 十和田オーディオ、ソニーから商標取得 秋田魁新報、2017年6月21日
- ↑ 3.0 3.1 「アイワ」約10年ぶり復活 昨年末からラジカセ、液晶テレビなど順次発売 海外展開、白物家電も視野 産経ニュース、2018年1月28日
- ↑ 4.0 4.1 ソニーが手放したaiwa、再生目指す地方企業 読売新聞「深読みチャンネル」、2018年1月12日
- ↑ 2016年に同じくシカゴに本拠を置く同業の Dormitus Brands が同社の経営権を獲得している。
- ↑ How Aiwa, a former global stereo brand, is getting resurrected in Chicago - Chicago Tribune・2015年3月11日
- ↑ Can the guy who hit it with an Android alarm dock do it again with stereo speakers? - CRAIN'S・2015年4月23日
- ↑ ソニー、吸収合併したアイワの新ロゴデザインを発表 AV Watch、2003年1月8日
- ↑ 「aiwaは日本で生まれた宝物」三井知則社長、9年ぶり復活の理由を語る ハフポスト、2017年6月21日
外部リンク
- アイワ (新) ホームページ
- AIWA(英語)