「西岸海洋性気候」の版間の差分

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ja>As6022014
(山岳気象官署、標高は非常に重要な要素)
 
 
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[[File:Koppen World Map Cfb Cfc Cwb Cwc.png|thumb|400px|Cfb, Cfc, Cwb及びCwcの分布図]]
 
[[File:Koppen World Map Cfb Cfc Cwb Cwc.png|thumb|400px|Cfb, Cfc, Cwb及びCwcの分布図]]
'''西岸海洋性気候'''('''せいがんかいようせいきこう''')とは[[ケッペンの気候区分]]における気候区のひとつで[[温帯]]に属する。記号は'''Cfb'''と'''Cfc'''でCは温帯、fは湿潤(feucht)、b/cは(温帯の中で)夏の気温が低いことを示す。[[温暖湿潤気候]]とは夏季の気温の違い以外はない。
+
'''西岸海洋性気候'''('''せいがんかいようせいきこう'''
  
[[アリソフの気候区分]]にも同名の気候帯があり、ケッペンの気候区分と同様の気候帯を示す<ref>福井(1973):96ページ、矢澤(1989):354ページ</ref>。
+
温帯のうち,緯度 40°~60°の大陸西岸にみられる,温暖で一年を通じて平均して降水量のある気候。[[ウラジーミル・P.ケッペン]]の気候区分における[[温帯湿潤気候]]にあたり,おもに西ヨーロッパにみられる。そのほかに,チリ南部,オーストラリア南東部,ニュージーランド,アフリカ南東部,アラスカ南東端などにも分布する。
 
 
== 特徴 ==
 
夏はさほど暑くならず過ごしやすい。冬も[[暖流]]や[[偏西風気圧配置]]の影響で高緯度の割には気温が下がらず、温和である。雨量は[[温帯]]の中ではやや少なめだが、年較差が少なく安定している。{{要出典|範囲=但し定義上は[[亜寒帯湿潤気候]]や[[ツンドラ気候]]に近いものや[[熱帯雨林気候]]に近いものまでかなり幅がある。例えば最暖月10.0℃、最寒月-2.9℃や最暖月17.9℃、最寒月17.8℃でも成立する|date=2018年3月}}。
 
 
 
== 条件 ==
 
* 最寒月平均気温が-3℃以上18℃未満。
 
* 最暖月平均気温が10℃以上22℃未満。
 
* 年平均降水量が[[ケッペンの気候区分#乾燥帯(B)の判定|乾燥限界]]以上かつ下記の条件を満たす。
 
** 最多雨月が夏にある場合は、最多雨月降水量≦10×最少雨月降水量
 
** 最多雨月が冬にある場合は、最多雨月降水量≦3×最少雨月降水量または最少雨月降水量が30mm以上
 
* 月平均気温10℃以上の月が4か月以上ならCfb、3か月以下ならCfcとなる。
 
 
 
== 分布地域 ==
 
大陸西岸の高緯度地方([[緯度]]40° - 60°付近)。
 
 
 
[[太平洋岸北西部]]([[アメリカ合衆国]][[オレゴン州]]、[[ワシントン州]]、[[カナダ]]・[[ブリティッシュコロンビア州]])の沿岸、[[ニュージーランド]]、[[チリ]]南部、[[アフリカ]]東部、[[ヨーロッパ]]西部など。特にCfcは[[シェットランド諸島]]、[[アラスカ州]]南海岸や[[アイスランド]]南部、さらには[[ノルウェー]]北部の[[北極圏]]内、北緯70度近くにまで分布する。
 
 
 
大陸東岸においても北米の[[アパラチア山脈]]地域に見られる。ただし、これは周囲の平地が[[温暖湿潤気候]]で、[[高山気候]]の要件を満たすほどではないが高地にあって夏の気温が低いためにこのような気候になるものである(日本でも[[那須町|那須]]など、[[関東地方]]・[[中部地方]]の高原地帯にそのようなケースがみられる)。また、南半球では、[[オーストラリア]]大陸の南東部や[[ニュージーランド]]もこの気候である。
 
 
 
== 日本での分布地域 ==
 
*[[北海道]]の[[道南]]から[[道央]]にかけての一部沿岸地域や、[[本州]]北部の[[青森県]]や[[岩手県]]の一部なども定義上はCfbに属する。南の温暖湿潤気候と、北の[[亜寒帯湿潤気候]]に挟まれた帯状に分布している<ref name="miyamoto">[http://www.hokkaidogeog.org/pub/gs/gs84/gs84_12.pdf 東北地方北部から北海道地方におけるケッペンの気候区分の再検討] - [[宮本昌幸]] 北海道地理学会『地理学論集』通巻84号(2009年7月号)</ref>。
 
*しかしこれらの地域は気温や降水量の年較差が大きいこと、大陸の西岸ではないこと、さらには植生などから典型的な西岸海洋性気候とは異なる。
 
*日本の西岸海洋性気候に属する地域は北日本太平洋側や東日本以西の高原地帯が多く、[[湿潤大陸性気候|Dfb]]や[[ツンドラ気候|ET]]との境界に近い地点も存在する。
 
*高等学校の地図帳にかつて掲載されていた「日本におけるケッペンの気候区」によれば、[[西日本]]の[[紀伊山地]]、[[中国山地]]、[[四国山地]]、[[九州山地]]にもCfb(温帯多雨夏冷涼気候)の領域が分布している<ref name="Teikokushoin (1999)">日本におけるケッペンの気候区, [[#Teikokushoin (1999)|帝国書院(1999), p78.]]</ref>。
 
*過去に存在した山岳気象官署<ref group="注">第二次世界大戦以前は日本各地に山岳気象官署が存在していたが、戦後に人員不足・ラジオゾンデの発達などから整理廃止されていった{{PDFlink|[https://www.metsoc.jp/tenki/pdf/2015/2015_02_0051.pdf 「高層気象観測の発展と現状」についてのコメントに対する回答]}}。これらの観測時代は古いため現在では気候が変わっている可能性がある。</ref>である[[箱根山]](標高940.2m)、[[比叡山]](標高831.5m)、[[愛宕山 (京都市)|愛宕山]](標高862.7m)、[[英彦山]](標高1194.3m)、[[脊振山]](標高1055.0m)も観測期間は短いがCfbに相当していた<ref name="JMA1958">気象庁(1958)『山岳気候表:昭和14−23年(気象庁観測技術資料、第9号)』気象庁</ref>。[[雲仙岳|温泉岳]](衣笠山、標高849.4m)も相当していたが、1977年3月に標高665.8m地点に移転した。
 
*[[南九州]]では気温の年較差が比較的小さく、過去に存在した霧島測候所(大浪池、標高1324m、廃止)では2月の平均気温が-1.6℃、7月の平均気温が18.6℃であった<ref name="JMA1958" />。[[林野庁]]屋久島森林環境保全センターの観測では、[[屋久島]]の淀川登山口(標高1380m)において1月・2月の平均気温は2℃前後、7月・8月の平均気温は19℃前後と、気温としては典型的な西岸海洋性気候の欧州大西洋沿岸の各都市に近い。しかし、屋久島淀川登山口の雨量は欧州各都市より一桁以上多く年間1万mm以上の雨量もしばしば観測されている<ref>屋久島森林環境保全センター, [http://www.rinya.maff.go.jp/kyusyu/yakusima_hozen_c/uryou-kion-monitoring/CB_uryoukei.html 雨量・気温モニタリング調査]</ref>。
 
 
 
'''西岸海洋性気候に属する観測地点が存在するのは以下の市町村である。'''(かっこ書きはアメダスの設置点):
 
 
 
*[[北海道]]
 
**[[えりも町]]([[襟裳岬]])標高63m - 最寒月の平均気温が-2.5℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に限りなく近い
 
**[[浦河町]](浦河)標高36.7m - 最寒月の平均気温が-2.5℃であり、気候はDfbに限りなく近い
 
**[[室蘭市]](室蘭)標高39.9m - 最寒月の平均気温が-2.0℃であり、気候はDfbに近い
 
**[[神恵内村]](神恵内)標高50m - 最寒月の平均気温が-2.5℃であり、気候はDfbに限りなく近い
 
**[[寿都町]](寿都)標高33.4m - 最寒月の平均気温が-2.4℃であり、気候はDfbに近い
 
**[[せたな町]](せたな)標高10m - 最寒月の平均気温が-2.0℃であり、気候はDfbに近い
 
**[[函館市]](川汲、高松<ref name="eight">2003年 - 2010年までの8年間の準平年値。</ref>)標高25m - 最寒月の平均気温が-2.4℃、-2.1℃であり、気候はDfbに近い
 
**[[木古内町]](木古内)標高6m - 最寒月の平均気温が-2.5℃であり、気候はDfbに限りなく近い
 
 
 
*[[青森県]]
 
**[[青森市]]([[青森空港|青森大谷]]<ref name="eight" />)標高198m - 最寒月の平均気温が-2.6℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に限りなく近い
 
**[[むつ市]](むつ)標高2.9m
 
**[[大間町]](大間)標高14m
 
**[[東通村]]([[小田野沢]])標高6m
 
**[[六ヶ所村]](六ヶ所)標高80m
 
 
 
*[[岩手県]]
 
**[[久慈市]](久慈)標高13m
 
**[[洋野町]]([[種市町|種市]])標高70m
 
**[[軽米町]](軽米)標高153m - 最寒月の平均気温が-2.9℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に限りなく近い
 
**[[普代村]](普代)標高8m
 
**[[岩泉町]](小本)標高3m
 
 
 
*[[山形県]]
 
**[[西川町]]([[西川町|大井沢]]<ref>[http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/nml_amd_ym.php?prec_no=35&block_no=1292&year=&month=&day=&view= 大井沢 平年値(年・月ごとの値) 主な要素] - 気象庁</ref>)標高440m - 最寒月の平均気温が-2.5℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に限りなく近い
 
 
 
*[[福島県]]
 
** [[天栄村]](湯本)標高640m - 最寒月の平均気温が-2.3℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に近い
 
 
 
*[[茨城県]]
 
**[[つくば市]]([[筑波山]]<ref>[http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/annually_a.php?prec_no=40&block_no=1082&year=&month=&day=&view= 筑波山 年ごとの値 主な要素] - 気象庁</ref>)標高868.6m - 2001年に観測所廃止
 
 
 
*[[栃木県]]
 
**[[日光市]](五十里)標高620m
 
**[[那須町]](那須高原)標高749m
 
 
 
*[[山梨県]]
 
**[[山中湖村]](山中)標高992m - 最寒月の平均気温が-2.6℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に限りなく近い
 
 
 
*[[長野県]]
 
**[[阿智村]](浪合)標高940m - 最寒月の平均気温が-2.4℃であり、気候は[[亜寒帯湿潤気候|Dfb]]に近い
 
 
 
*[[熊本県]]
 
**[[阿蘇市]]([[阿蘇山]])標高1142.3m - 2017年12月に観測所廃止
 
 
 
== 典型的な都市 ==
 
=== Cfb ===
 
{{climate chart
 
|[[ロンドン]]
 
|  2.4 |  7.9 | 51.9
 
|  2.2 |  8.2 | 34.0
 
|  3.8 | 11.2 | 42.0
 
|  5.2 | 14.2 | 45.2
 
|  8.0 | 17.4 | 47.2
 
| 11.1 | 20.2 | 53.0
 
| 13.6 | 22.8 | 38.3
 
| 13.3 | 22.6 | 47.3
 
| 10.9 | 19.8 | 56.9
 
|  8.0 | 15.2 | 61.5
 
|  4.8 | 10.9 | 52.3
 
|  3.3 |  8.8 | 54.0
 
|float=right
 
|clear=none
 
|source=[http://www.metoffice.gov.uk/climate/uk/averages/19712000/sites/greenwich.html Met Office:Greenwich 1971–2000 averages] }}
 
 
 
* [[アムステルダム]]([[オランダ]])
 
* [[ウィーン]]([[オーストリア]])
 
* [[ウェリントン]]([[ニュージーランド]])<ref name="新詳29">{{Cite book ja-jp
 
|author    = 帝国書院編集部
 
|year      = 2017
 
|title      = 新詳高等地図
 
|publisher  = 帝国書院
 
|isbn      = 978-4-8071-6208-6
 
}} 平成29年度版</ref><ref name="詳解29">{{Cite book ja-jp
 
|author    = 二宮書店編集部
 
|year      = 2017
 
|title      = 詳解現代地図
 
|publisher  = 二宮書店
 
|isbn      = 978-4-8176-0397-5
 
}} 平成29年度版</ref>
 
* [[カンポバッソ]]([[イタリア]])
 
* [[コペンハーゲン]]([[デンマーク]])
 
* [[サムスン (都市)|サムスン]] ([[トルコ]])
 
* [[サラエヴォ]]([[ボスニア・ヘルツェゴビナ]])
 
* [[ジュネーヴ]]([[スイス]])
 
* [[ストックホルム]]([[スウェーデン]])
 
* [[ソフィア (ブルガリア)|ソフィア]]([[ブルガリア]])
 
* [[ダブリン]]([[アイルランド]])
 
* [[パリ]]([[フランス]])<ref name="新詳29" /><ref name="詳解29" />
 
* [[ビルバオ]]([[スペイン]])
 
* [[ブダペスト]]([[ハンガリー]])
 
* [[プラハ]]([[チェコ]])
 
* [[ベルゲン]]([[ノルウェー]])<ref name="詳解29" />
 
* [[ベルリン]]([[ドイツ]])<ref name="詳解29" />
 
* [[室蘭市|室蘭]](日本)
 
* [[メルボルン]]([[オーストラリア]])<ref name="詳解29" />
 
* [[ロンドン]]([[イギリス]])<ref name="新詳29" /><ref name="詳解29" />
 
* [[ワルシャワ]]([[ポーランド]])
 
 
 
=== Cfc ===
 
{{climate chart
 
| [[レイキャヴィーク]]
 
| -3.0 |  1.9 | 75.6
 
| -2.1 |  2.8 | 71.8
 
| -2.0 |  3.2 | 81.8
 
|  0.4 |  5.7 | 58.3
 
|  3.6 |  9.4 | 43.8
 
|  6.7 | 11.7 | 50.0
 
|  8.3 | 13.3 | 51.8
 
|  7.9 | 13.0 | 61.8
 
|  5.0 | 10.1 | 66.5
 
|  2.2 |  6.8 | 85.6
 
| -1.3 |  3.4 | 72.5
 
| -2.8 |  2.2 | 78.7
 
| float = right
 
| clear = none
 
| source = WMO }}
 
 
 
* [[ウシュアイア]]([[アルゼンチン]])ETに分類することもある
 
* [[ジュノー (アラスカ州)|ジュノー]](アメリカ合衆国[[アラスカ州]])Dfcに分類することもある
 
* [[トースハウン]]([[フェロー諸島]])
 
* [[プエルト・ウィリアムズ]]([[チリ]])
 
* [[プンタ・アレーナス]]([[チリ]])
 
* [[レイキャヴィーク]]([[アイスランド]])
 
 
 
== 気候の特徴 ==
 
[[偏西風]]の影響を受ける、[[海洋性気候]]。年間で平均した雨が降る。[[気温]]の[[年較差]]も少ない。
 
 
 
夏は涼しく、冬も暖流([[北大西洋海流]]など)と偏西風によって暖かい空気が送られているため大陸東岸よりは緯度の割に寒くない。
 
 
 
メルボルンなど[[乾燥帯]]に近い地域では乾燥帯から熱風が吹き込むため日較差が大きく最高気温が40℃を超えることもあるが、冬は温和となる。これ以外の地域では、夏の暑さは厳しくなく過ごしやすい。
 
 
 
== 樹木の特徴 ==
 
この気候は別名を'''ブナ気候'''という。それは[[ブナ]]、[[ニレ]]、[[オーク]]などの[[落葉広葉樹]]や高地では[[針葉樹]]が生育しているためである。
 
 
 
日本では、西岸海洋性気候に分類される地域と、ブナの北限が近接している特徴がある<ref name="miyamoto" /><ref>従来、ブナの北限として[[黒松内町]](Dfbに属する)が知られていたが、[[2007年]]、寿都町がブナの北限と確認された。</ref><ref>[https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21580189/ ブナ天然林北進最前線における分布拡大過程の解明] - 科学研究費助成事業データベース</ref>。
 
 
 
== 土壌 ==
 
[[褐色森林土]]という肥沃(ひよく)な土壌が分布している。
 
 
 
== 産業の特性 ==
 
Cfb地帯ではあまり暑くならず過ごしやすい。夏には良質な牧草が育ちやすいことから[[畜産]]と[[農耕]]を組み合わせた[[混合農業]]や[[酪農]]がさかんである。
 
 
 
[[西ヨーロッパ]]では地形の影響で[[内陸]]までこの気候が及び、河川流量が一定で水上交通が古くから発達したことなどが[[産業]]や[[文化]]を発達させたともいわれている。
 
 
 
Cfcは冬こそ積雪が[[根雪]]にならないものの、月平均気温10℃以上の持続期間が3か月以下で農耕が困難なため牧羊などの[[畜産]]が中心となる。[[シェットランドシープドッグ]]もこのような気象条件の中で北欧のシープドッグを交配させて生まれた。
 
  
 
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
{{脚注ヘルプ}}
 
=== 註釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
 
=== 出典 ===
 
 
{{Reflist}}  
 
{{Reflist}}  
 
== 参考文献 ==
 
* [[福井英一郎]]『気候学概論』[[朝倉書店]]、昭和48年、256pp
 
* [[矢沢大二|矢澤大二]]『気候地域論考―その思潮と展開―』古今書院、1989年11月20日、738pp. ISBN 4-7722-1113-6
 
* {{Cite book|和書|author=白浜睦男ほか |editor=帝国書院編集部 |title=新詳高等地図 |publisher=[[帝国書院]] |date=1999-01 |isbn= |ref=Teikokushoin (1999)}}
 
  
 
{{ケッペンの気候区分}}
 
{{ケッペンの気候区分}}
 +
{{テンプレート:20180815sk}}
  
{{Climate-stub}}
 
 
{{DEFAULTSORT:おんたんとうきしよううきこう}}
 
{{DEFAULTSORT:おんたんとうきしよううきこう}}
 
[[Category:気候区分]]
 
[[Category:気候区分]]

2018/9/21/ (金) 23:36時点における最新版

Cfb, Cfc, Cwb及びCwcの分布図

西岸海洋性気候せいがんかいようせいきこう

温帯のうち,緯度 40°~60°の大陸西岸にみられる,温暖で一年を通じて平均して降水量のある気候。ウラジーミル・P.ケッペンの気候区分における温帯湿潤気候にあたり,おもに西ヨーロッパにみられる。そのほかに,チリ南部,オーストラリア南東部,ニュージーランド,アフリカ南東部,アラスカ南東端などにも分布する。

脚注




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