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{{Infobox road |種別・系統 = [[一般国道]] |アイコン = {{Ja Route Sign|140|width=100}} |名前 = 国道140号 |総延長 = 220.8 [[キロメートル|km]]<ref group="注釈" name="distance" /> |実延長 = 220.7 km<ref group="注釈" name="distance" /> |現道 = 150.4 km |制定年 = [[1953年]]指定 |起点 = [[埼玉県]][[熊谷市]]<br />熊谷警察署前交差点（{{ウィキ座標|36|9|23.90|N|139|22|4.28|E|region:JP|地図|name=熊谷警察署前交差点}}） |主な経由都市 = 埼玉県[[大里郡]][[寄居町]]、[[秩父市]]<br />山梨県[[山梨市]]、[[甲府市]] |終点 = [[山梨県]][[南巨摩郡]][[富士川町]]<br />坪川大橋南交差点（{{ウィキ座標|35|33|55.1|N|138|28|22.0|E|region:JP|地図|name=坪川大橋南交差点}}） |[[指定区間]] = なし |接続する主な道路 = <!-- 国道のみを最大7路線を基準に記述 -->[[ファイル:Japanese National Route Sign 0017.svg|24px]][[国道17号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0407.svg|24px]][[国道407号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0254.svg|24px]][[国道254号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0299.svg|24px]][[国道299号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0411.svg|24px]][[国道411号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0020.svg|24px]][[国道20号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0358.svg|24px]][[国道358号]]<br />[[ファイル:Japanese National Route Sign 0052.svg|24px]][[国道52号]] }} [[File:Route 140 Kumagaya city 1.JPG|thumb|埼玉県熊谷市内]] [[File:Nakatsugawa Bridge.JPG|thumb|中津川大橋]] '''国道140号'''（こくどう140ごう）は、[[埼玉県]][[熊谷市]]から同県[[秩父市]]を経由して[[山梨県]][[南巨摩郡]][[富士川町]]に至る[[一般国道]]である。 == 概要 == 埼玉県北部の熊谷市から同県[[秩父地方]]を経由して山梨県都[[甲府市]]に至り、[[1993年]]に編入された区間を経て同県富士川町の[[国道52号]]交点に達する。国道に指定されてから[[1998年]]までのおよそ半[[世紀]]にわたり、埼玉・山梨両県の間に不通区間を抱えていたが、[[雁坂トンネル有料道路|雁坂トンネル]]の開通に伴って往来が可能となった。 === 路線データ === 一般国道の路線を指定する政令<ref>{{Cite web|url=http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40SE058.html|title=一般国道の路線を指定する政令（昭和40年3月29日政令第58号）|work=法令データ提供システム|publisher=[[総務省]][[行政管理局]]|accessdate=2012-09-27}}</ref><ref group="注釈">一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令（平成16年3月19日政令第50号）に基づく表記。</ref>に基づく起終点および経過地は次のとおり。なお、2016年4月1日に終点側の坪川大橋南交差点 - 追分交差点間（0.8&nbsp;km）が本路線ではなくなったため、これはその変更を加味した内容。 * 起点 : [[埼玉県]][[熊谷市]]（熊谷警察署前交差点＝[[国道17号]]・[[国道407号]]交点） * 終点 : [[山梨県]][[南巨摩郡]][[増穂町]]<ref group="注釈" name="fujikawa" />（坪川大橋南交差点＝[[国道52号]][[甲西道路]]交点） * 重要な経過地 : 埼玉県[[大里郡]][[寄居町]]、同県[[秩父郡]][[長瀞町]]、[[秩父市]]、[[塩山市]]、[[山梨市]]（万力）、[[甲府市]]、山梨県[[東八代郡]][[中道町]]<ref group="注釈">2006年3月1日に[[甲府市]]へ編入。</ref> * [[延長 (日本の道路)#総延長|総延長]] : 220.8 [[キロメートル|km]]<small>（埼玉県 140.3 km、山梨県 80.5 km）</small><ref name="encho">{{Cite web|format=PDF|url=http://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-data/tokei-nen/2016/pdf/d_genkyou26.pdf|title=表26 一般国道の路線別、都道府県別道路現況|page=7|work=道路統計年報2016|publisher=[[国土交通省]][[道路局]]|accessdate=2017-04-13}}</ref><ref group="注釈" name="encho">2015年4月1日現在</ref><ref group="注釈" name="distance" /> * [[延長 (日本の道路)#重用延長|重用延長]] : 0.1 [[キロメートル|km]]<small>（埼玉県 0.1 km、山梨県 - km）</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> * [[延長 (日本の道路)#未供用延長|未供用延長]] : なし<ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> * [[延長 (日本の道路)#実延長|実延長]] : 220.7 km<small>（埼玉県 140.3 km、山梨県 140.3 km）</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> ** 現道 : 150.4 km<small>（埼玉県 85.9 km、山梨県 64.6 km）</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> ** 旧道 : 53.4 km<small>（埼玉県 44.4 km、山梨県 9.1 km）</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> ** 新道 : 16.9 km<small>（埼玉県 10.0 km、山梨県 6.9 km）</small><ref name="encho" /><ref group="注釈" name="encho" /> * [[指定区間]] : [[国道20号]]と重複する区間<ref>{{Cite web|url=http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S33/S33SE164.html|title=一般国道の指定区間を指定する政令（昭和33年6月2日政令第164号）|work=法令データ提供システム|publisher=[[総務省]][[行政管理局]]|accessdate=2012-09-27}}</ref> == 歴史 == 道路法（昭和27年法律第180号）に基づく[[二級国道]]として初回指定された路線のひとつである。国道指定当初は、山梨県甲府市から埼玉県熊谷市に至る路線として指定された。1993年（平成5年）に起終点を交換し、甲府[[市町村道|市道]]{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}、[[石和町]]道{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}、[[山梨県道301号白井河原八田線|一般県道15号白井河原八田線]]の一部{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}{{Sfn|昭文社|1993|p=216}}<ref name="yamanashi.reiki.1955-128" />、主要地方道8号塩山市川大門線<ref group="注釈">1993年の第6回主要地方道指定時に残区間を中道塩山線として指定し、平成の大合併により[[山梨県道34号白井甲州線|白井甲州線]]へ改称している。</ref>の一部{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}{{Sfn|昭文社|1992|p=72}}、一般県道95号東南湖市川大門線{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}<ref name="yamanashi.reiki.1955-128" />、[[山梨県道26号富士川南アルプス線|主要地方道26号増穂若草線]]の一部{{Sfn|人文社|1989|pp=42-43}}<ref name="yamanashi.reiki.1955-128" />をそれぞれ編入して熊谷市から甲府市を経由して山梨県南巨摩郡増穂町<ref group="注釈" name="fujikawa" />に至る路線となった<ref name="seirei.1992-104" />。雁坂トンネルが開通するまで[[雁坂峠]]の前後区間で登山道が国道指定されており、「開かずの国道」と呼称されていた（[[点線国道]]）。また、登山道は公衆便所の中を通過していた。しかし雁坂トンネル開通以前においても、[[秩父市]]内の案内標識には「[[甲府市|甲府]]」と記載されていた{{要出典|date=2013年2月}}。 === 年表 === * [[1953年]]（[[昭和]]28年）[[5月18日]] *: [[二級国道]]甲府熊谷線（甲府市 - 熊谷市）として指定施行<ref>{{Wikisource-inline|二級国道の路線を指定する政令 (昭和二十八年)|二級国道の路線を指定する政令（昭和28年5月18日政令第96号）}}</ref>。 * [[1965年]]（昭和40年）[[4月1日]] *: 道路法改正により一級・二級区分が廃止されて一般国道140号として指定施行<ref>一般国道の路線を指定する政令（昭和40年3月29日政令第58号）</ref>。 * [[1993年]]（[[平成]]5年）4月1日 *: 起終点を交換して終点側を延伸し、一般国道140号（熊谷市 - 山梨県南巨摩郡増穂町<ref group="注釈" name="fujikawa" />）として指定施行<ref name="seirei.1992-104" />。 * [[1998年]][[4月23日]] - [[雁坂トンネル有料道路|雁坂トンネル]]開通。 * [[2005年]][[3月]] - [[皆野寄居バイパス]]が全線開通。 * [[2014年]][[7月20日]] - [[埼玉県]][[秩父市]]大滝でコンクリートの劣化による斜面崩落が発生し、周辺の区間が通行止めになっている<ref>[http://www.tokyo-np.co.jp/article/saitama/20140722/CK2014072202000143.html 斜面崩落 コンクリ劣化が原因か] - 東京新聞2014年7月22日</ref>。 * [[2016年]][[4月1日]] - [[国道52号]][[甲西道路]]に並行する国道52号富士川街道が[[山梨県道42号韮崎南アルプス富士川線]]に移管<ref>{{Cite web|url=http://www.ktr.mlit.go.jp/koufu/koufu00582.html|title=国道52号（甲西バイパスと並行する区間）移管のお知らせ|date=2016-03-01|accessdate=2016-05-01|publisher=国土交通省甲府河川道路事務所}}</ref>されたことに伴い、終点側を短縮<ref>{{Cite journal|和書|url=http://www.pref.yamanashi.jp/gyousei-kk/kouhou/documents/gh2823.pdf|title=平成28年山梨県告示第151号「道路の区域変更」|date=2016-04-01|accessdate-2016-05-01|journal=山梨県公報|issue=号外第23号|page=2|publisjer=山梨県|format=PDF}}</ref>。坪川大橋南交差点 - 大椚交差点間は従来より重複していた[[山梨県道26号富士川南アルプス線]]、大椚交差点 - 追分交差点間は富士川町道となった。 * [[2018年]][[3月20日]] - [[皆野秩父バイパス]]が全線開通<ref>{{Cite web|url=http://www.pref.saitama.lg.jp/a0001/news/page/2017/0130-08.html|title=国道140号皆野秩父バイパス（第二期区間）が開通 平成30年3月20日（火曜日）14時供用開始|date=2018-01-30|accessdate=2018-01-30|publisher=埼玉県}}</ref>。 == 路線状況 == {{独自研究|section=1|date=2013年11月}}<!--執筆者自らによる調査（Googleのストリートビュー）。／現地の交通状況・道路案内などについての観察記録。--> [[ファイル:Route 140 Komagataki tunnel.jpg|thumb|駒ヶ滝トンネル（秩父市市街地側）]] 埼玉県側の[[二瀬ダム|秩父湖]]付近で、中津川沿いのルート([[雷電廿六木橋]]を通り[[滝沢ダム|奥秩父もみじ湖]]沿いの大滝道路・バイパス)と秩父湖沿い(秩父往還・旧道)のルートの2つに分かれる。秩父湖沿いのルートには、[[二瀬ダム]]を渡る[[埼玉県道278号秩父多摩甲斐国立公園三峰線]]との交差点がある。2013年7月31日までは交差点が駒ヶ滝トンネル内にあり、国道甲府方面と県道との間では直接行き来ができなかった<!-- Googleのストリートビューで確認できる --->。また、同トンネル自体が内部で行き違いできない狭隘路だったためトンネル入り口で信号機による交通制御を行っていた。翌同年8月1日にトンネルの南側に沿う形でバイパス開通し供用されたため、甲府方面からでも行き来可能となった。さらに西へ進むと、途中で荒川の源流沿いを走るルートと栃本集落内を走るルートに分かれる。この2つも旧道で長らく国道指定されていたが、荒川源流沿いルートは2018年に秩父市に移管された<ref>[http://www.pref.saitama.lg.jp/kenpou/bn/H30_05/0529_t3006/item/9005/t3006_20180529i9005.pdf 埼玉県秩父県土整備事務所長告示第9号 一般国道140号の区域の変更（埼玉県報）]（新旧Aか秩父湖-栃本集落ルート、旧Bが荒川源流沿いルート、新旧Cが中津川沿いルートを指す）</ref>。栃本集落ルートは集落の西端で中津川沿いルートと合流する（旧荒川源流沿いルートはその手前の中津川ルート大峰トンネル出口近くで中津川ルートに直接合流）。ただし、先ほどの同交差点より甲府方面は狭隘路、かつ、栃本集落の生活道路となっているため、秩父市街方面と山梨方面を通過する車に対しては前述のバイパスである中津川沿いルートへ誘導するような形で標識で案内されている（先述の県道278号から国道140号に入る交差点の案内標識でも甲府方面は秩父方面と同じ方向へ右折するよう案内されており、一旦秩父方面へ進み中津川沿いルートまで迂回する形となっている）。 埼玉県内の[[熊谷市]]大麻生（山王宮三叉路） - [[大里郡]][[寄居町]]の中小前田交差点までの区間は、[[国道140号バイパス]]が走っている。 === バイパス === [[File:Route 140 bypass Fukaya city 1.JPG|thumb|バイパス埼玉県深谷市内]] [[ファイル:Route 140 DaizokyojiYama Tunnel 20081123.jpg|thumb|甲府山梨道路大蔵経寺山トンネル（甲府側入口）]] * [[国道140号バイパス]]（花園バイパス） * [[西関東連絡道路]] ** [[皆野寄居バイパス]]（[[皆野寄居有料道路]]） ** [[皆野秩父バイパス]] ** [[秩父小鹿野バイパス]]（計画中） ** [[大滝道路]] ** [[甲府山梨道路]] * 奥秩父地域旧道 ** [[二瀬ダム]]左岸湖岸道路（旧 駒ヶ滝トンネルを迂回する新道） === 有料道路 === * [[皆野寄居有料道路]]（皆野寄居バイパスの一部区間） * [[雁坂トンネル有料道路]] === 通称 === * [[秩父往還道]] ※日本の道100選。「秩父往還」と呼ばれることが多い。 * 絹の道 ※[[秩父地方]]が絹織物（[[ちちぶ銘仙館|秩父銘仙]]）の産地だったことから * 西関東連絡道路 * 彩甲斐街道（埼玉県側） * 雁坂みち（山梨県側）{{refnest|group="注釈"|name="yamanashi-aishou"|山梨県による道路愛称名<ref>{{Cite web |date= |url=http://www.pref.yamanashi.jp/dourokanri/documents/name.pdf |title=山梨全域道路愛称名対象路線及び愛称名 |format=PDF |publisher=山梨県県土整備部道路管理課 |accessdate=2013-04-08}}</ref>。}} * [[青梅街道]] 山梨県山梨市（兄川橋北詰交差点） - 山梨県甲府市（十郎橋西交差点） * 和戸通り 山梨県甲府市（十郎橋西交差点） - 山梨県甲府市（向町2交差点） * 笛吹ライン 山梨県甲府市（白井河原橋南交差点） - 山梨県西八代郡市川三郷町（三郡橋東交差点）<ref group="注釈" name="yamanashi-aishou"/> === 重複区間 === * 埼玉県[[大里郡]][[寄居町]]（玉淀大橋北交差点 - 桜沢交差点）：[[国道254号]] * 山梨県甲府市（向町2交差点 - 上阿原交差点）：[[国道20号]] === 道路施設 === ==== トンネル ==== * [[雁坂トンネル]]（6625m） * 大峰トンネル（2200m） ==== 橋梁 ==== * 親鼻橋（[[荒川 (関東)|荒川]]、埼玉県秩父郡皆野町<!--大字金崎 - 同郡同町大字皆野-->） ==== 道の駅 ==== * [[道の駅かわもと|かわもと]]<ref>{{Cite web |date= |url=http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/eki/search/map_saitama.html |title=埼玉県の道の駅 |format= |publisher=国土交通省 関東地方整備局 |accessdate=2014-06-10}}</ref>（埼玉県深谷市） * [[道の駅はなぞの|はなぞの]]（埼玉県深谷市） * <!--[[道の駅みなの|みなの]]（埼玉県秩父郡皆野町）<-当該施設は埼玉県道348号の道の駅--> * [[道の駅ちちぶ|ちちぶ]]（埼玉県秩父市） * [[道の駅あらかわ|あらかわ]]（埼玉県秩父市） * [[道の駅大滝温泉|大滝温泉]]（埼玉県秩父市） * [[道の駅みとみ|みとみ]]<ref>{{Cite web |date= |url=http://www.ktr.mlit.go.jp/honkyoku/road/eki/search/map_yamanashi.html |title=山梨県の道の駅 |format= |publisher=国土交通省 関東地方整備局 |accessdate=2014-06-10}}</ref>（山梨県山梨市） * [[道の駅花かげの郷まきおか|花かげの郷まきおか]]（山梨県山梨市） * [[道の駅とよとみ|とよとみ]]（山梨県中央市） ==== 休憩施設 ==== * [[彩甲斐街道 出会いの丘]]（埼玉県秩父市） == 地理 == [[ファイル:rote140 in chichibu city1.jpg|thumb|埼玉県秩父市内]] 秩父と甲府間の雁坂峠を雁坂トンネルで越えるワインディングロードは、[[秩父多摩甲斐国立公園]]の[[荒川 (関東)|荒川]]や[[笛吹川]]（[[富士川]]）の源流域にあり、複雑な地形の稜線や渓谷の森は、新緑と紅葉の美しいところで知られる<ref>{{Cite web|author=関東地方環境事務所|url=http://www.env.go.jp/park/chichibu/index.html|title=秩父多摩甲斐国立公園|work=環境省ホームページ「国立公園」 |publisher=[[環境省]] |accessdate=2015-08-23}}</ref>。埼玉県側の[[秩父盆地]]から雁坂峠まで荒川に沿って深い谷間を走り、道路からこの奥秩父の山並みが展望できる{{Sfn|須藤英一|2013|pp=72-73}}。奥秩父の大滝地区では、中津川沿いのバイパスと、荒川・秩父湖沿いに秩父往還とよばれる歴史街道の旧道にルートが分かれ、旧道側は秩父湖山腹の急斜面に沿って更に2つのルートに分かれる。バイパス道沿いの[[滝沢ダム]]前に大きなループ橋・[[雷電廿六木橋]]があり、ここでは森林地帯の中にある滝沢ダム本体とループ橋の人工美を見ることができる{{Sfn|須藤英一|2013|pp=72-73}}。いっぽうで、山梨県側の西沢渓谷も新緑と紅葉の観光名所で知られ、笛吹川の深い谷に沿って広瀬ダムや滝を巡る散策路がある{{Sfn|須藤英一|2013|pp=72-73}}。また、広瀬ダムから山梨市街地方面へ向かう道は、ブドウ農園の農村地帯の中を走る{{Sfn|須藤英一|2013|pp=72-73}}。 [[画像:Saitama raiden todoroki spiral.jpg|thumb|雷電廿六木橋と滝沢ダム。手前（上）が大滝大橋、奥（下）が廿六木大橋]] === 通過する自治体 === * [[埼玉県]] ** [[熊谷市]] - [[深谷市]] - [[大里郡]][[寄居町]] - [[秩父郡]][[長瀞町]] - 秩父郡[[皆野町]] - [[秩父市]] * [[山梨県]] ** [[山梨市]] - [[甲州市]] - 山梨市 - [[笛吹市]] - [[甲府市]] - 笛吹市 - 甲府市 - [[中央市]] - [[西八代郡]][[市川三郷町]] - [[南アルプス市]] - [[南巨摩郡]][[富士川町]] === 交差する道路 === * 埼玉県 ** 国道17号・国道407号（[[妻沼バイパス]]）（熊谷市・熊谷警察署前交差点） ** [[花園インターチェンジ|花園IC]] - [[関越自動車道]]（深谷市） ** 国道254号（大里郡寄居町・玉淀大橋北交差点） ** 国道254号（大里郡寄居町桜沢） ** [[国道299号]]（秩父市・上野町交差点） * 山梨県 ** [[国道411号]]（甲府市横根町・横根跨線橋南交差点） ** 国道411号（[[城東バイパス]]）（甲府市和戸町・東部市民センター南交差点） ** 国道20号（甲府市向町・向町2交差点） ** 国道20号（甲府市上阿原町・上阿原交差点） ** [[国道358号]]（甲府市下曽根町・笛南中北1交差点） ** [[国道52号]][[甲西道路]]（南巨摩郡富士川町大椚・坪川大橋南交差点） === 主な峠 === * [[雁坂峠]]（標高2082m） - 雁坂トンネルで通過。[[日本三大一覧#山|日本三大峠]]のひとつ。 == 脚注 == {{脚注ヘルプ}} === 注釈 === {{Reflist|group=注釈|refs= <ref group="注釈" name="distance">西関東連絡道路の一部である皆野寄居バイパスおよび甲府山梨道路を含む。</ref> <ref group="注釈" name="fujikawa">2010年3月8日に2町が合併して南巨摩郡[[富士川町]]発足。</ref> }} === 出典 === {{Reflist|refs= <ref name="seirei.1992-104">{{Cite web|url=http://www.houko.com/00/02/H04/104.HTM|title=一般国道の路線を指定する政令の一部を改正する政令（平成4年4月3日政令第104号）|publisher=法庫|accessdate=2012-10-28}}</ref> <ref name="yamanashi.reiki.1955-128">{{Cite web|url=http://www.pref.yamanashi.jp/somu/shigaku/reiki/reiki_honbun/aa50009471.html|title=県道の路線認定（昭和30年4月11日山梨県告示第128号）|work=山梨県例規集|publisher=[http://www.pref.yamanashi.jp 山梨県]|accessdate=2013-02-16}}</ref> }} == 参考文献 == * {{Citation|author=人文社|year=1989|title=東名・中央圏広域道路地図|publisher=[[人文社]]|edition=1989年8月|isbn=4-7959-0055-8}} * {{Citation|author=昭文社|year=1992|title=マップル 全日本道路地図|publisher=[[昭文社]]|edition=1992年5月第10版|isbn=4-398-30030-9}} * {{Citation|author=昭文社|year=1993|title=スーパーマップル 関東道路地図|publisher=[[昭文社]]|edition=1993年4月第1版|isbn=4-398-62518-6}} * {{Cite book |和書 |author=須藤英一 |year=2013 |title=新・日本百名道 |publisher=[[大泉書店]] |isbn=978-4-278-04113-2 |ref=harv }} == 関連項目 == {{Commonscat|Route 140 (Japan)}} * [[日本の一般国道一覧]] * [[関東地方の道路一覧]] * [[中部地方の道路一覧]] {{デフォルトソート:こくとう140}} [[Category:国道140号|*]] [[Category:埼玉県の道路]] [[Category:山梨県の道路]]

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