Warning : Undefined variable $type in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php on line 3
Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/json/FormatJson.php on line 297
Warning : Trying to access array offset on value of type bool in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 660
Warning : session_name(): Session name cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 834
Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 126
Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 127
Warning : session_cache_limiter(): Session cache limiter cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 133
Warning : session_set_save_handler(): Session save handler cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 140
Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/languages/LanguageConverter.php on line 773
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 294
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 300
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46
https:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=221.32.117.121&feedformat=atom
miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-04-20T06:09:59Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
ISDB
2019-04-03T14:24:47Z
<p>221.32.117.121: /* 関連項目 */</p>
<hr />
<div>{{Pathnav|デジタルテレビ放送|frame=1}}<br />
'''ISDB'''('''Integrated Services Digital Broadcasting'''、統合ディジタル放送サービス)は、[[日本放送協会]](NHK)が中心となって開発し、[[日本]]、[[フィリピン]]、[[ラテンアメリカ|中南米]]諸国が採用する[[デジタル放送の一覧|デジタル放送の方式]]である。[[衛星放送|衛星デジタル放送]]用の'''ISDB-S'''、[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]用の'''ISDB-T'''、[[地上デジタル音声放送]]用の'''ISDB-T<sub>SB</sub>'''、デジタル[[ケーブルテレビ]]用の'''ISDB-C'''等がある。<br />
<br />
日本の仕様と区別してISDB規格の国際方式を指す場合、'''ISDB-T International'''の名称が用いられ、主に南米で採用されている方式については、'''ISDB-TB'''('''ISDB-Tb''')や'''SBTVD'''と呼ばれている。これらの国際方式については、本項の[[#ISDB-T International|ISDB-T International]]を参照のこと。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[デジタル放送]]方式の一つ。複数の放送が一つの送信機から放送される点で[[DAB]]などのような[[デジタルラジオ]]の規格や同じ[[デジタルテレビ放送]]方式である[[ATSC]]や[[DVB-T]]とも共通点が多い。実際の運用においては未使用(空き)の[[テレビ周波数チャンネル]]を用いて運用される。このアプローチは[[テレビ]]放送においては他の国でも見られるが、[[ラジオ]]放送については他の国では見られたことはなかった。<br />
<br />
== 方式 ==<br />
* 映像[[符号化方式]]:[[MPEG-2]] Video(MP@HL/H14L/ML)、[[H.264|MPEG-4 AVC]]<ref>ARIB STD-B32「デジタル放送における映像符号化、音声符号化及び多重化方式」2.2版より追加。高度衛星デジタル放送方式に適用される。</ref>(High4:2:2 プロファイル<ref>Main、High、High 10プロファイルを包含する。</ref>)<br />
* [[音声符号化]]方式:MPEG-2 [[AAC]]、MPEG-2 BC<ref>狭帯域CSデジタル放送に適用される。</ref>、[[MPEG-4 ALS]]<ref>ARIB STD-B32「デジタル放送における映像符号化、音声符号化及び多重化方式」2.3版より追加。高度衛星デジタル放送方式に適用される。</ref><br />
* データ符号化方式:[[Broadcast Markup Language|BML]]<br />
* スクランブル方式([[限定受信システム|限定受信方式]]):[[MULTI2]]<br />
<br />
なお、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス([[ワンセグ]])での映像符号化方式はMPEG-4 AVCである(当初計画では[[MPEG-4]]となっていたが特許料の安いこの方式になった)。<br />
<br />
従来の[[ハイビジョン#アナログハイビジョン|アナログハイビジョン]](MUSE方式)では60フィールド/秒(30フレーム/秒)だが、デジタルハイビジョンでは59.94フィールド/秒(29.97フレーム/秒)である(インターレース走査時)。映像フォーマット(画面解像度)<ref name="size">画面モードは、通常は「解像度」として解説されている場合が多い。またこの記事中では全て「横×縦」を前提に記述している。[[テレビ受像機]]用ディスプレイ・モニターは横長形のため、特に解説文での断りが無くてもその表記が「縦×横」なのか「横×縦」なのかの区別は容易であると言える。</ref> は次の通り(インターレース=飛び越し[[走査]]、プログレッシブ=順次走査)。<br />
<br />
[[2009年]][[7月29日]]のARIB STD-B32「デジタル放送における映像符号化、音声符号化及び多重化方式」2.2版より、高度衛星デジタル放送方式に関連する規定が追加され、[[スーパーハイビジョン|UHDTVフォーマット]](Ultra High Definition TV)の「UHDTV 1」相当(水平3840画素×垂直2160ライン)の映像入力フォーマット及び最大22.2チャンネルの音声入力信号に対応した。<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|+映像信号パラメータ<ref>[http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B32v2_2.pdf ARIB STD-B32 2.2版]、[[社団法人]][[電波産業会]]、[[2009年]][[7月29日]]改定。</ref><br />
!映像フォーマット!!走査線数!!有効走査線数!!水平画素数!!垂直画素数!!走査方式!![[フレームレート]]!![[画面アスペクト比|画面の横縦比]]<br />
|-<br />
|480/60/i||rowspan="2"|525本||rowspan="2"|483本||rowspan="2"|720||rowspan="2"|480||インターレース||29.97&nbsp;Hz||16:9又は4:3<br />
|-<br />
|480/60/p||rowspan="2"|プログレッシブ||rowspan="2"|59.94&nbsp;Hz||rowspan="5"|16:9<br />
|-<br />
|720/60/p||750本||720本||1280||720<br />
|-<br />
|1080/60/i||rowspan="2"|1125本||rowspan="2"|1080本||1920<br />1440||rowspan="2"|1080||インターレース||29.97&nbsp;Hz<br />
|-<br />
|1080/60/p||1920||rowspan="2"|プログレッシブ||rowspan="2"|59.94&nbsp;Hz<br />
|-<br />
|2160/60/p||規定なし||2160本||3840||2160<br />
|}<br />
<br />
なお放送局側の事情により、映像部分がノーマルサイズ(4:3)のものを[[ハイビジョン]]用のワイド映像信号(16:9)に変換(詳細は[[映像のコンバート]]を参照)して放送する場合がある。この場合、多くのノーマルサイズテレビの視聴では上下左右に黒幕が付き[[額縁]]のように表示されてしまう(詳細は[[額縁放送]]を参照)。ただし、放送局側が識別信号を事前に入れることによってノーマルサイズ(4:3)映像への自動変換表示を受信機側に促すことが可能。また受信機(テレビ・単体チューナー)側に機能(「サイドカット」・「ズーム」及び「[[映像のコンバート#パンスキャン|パンスキャン]]」などの名称)が搭載されていれば、前述の識別信号の有無によらずに同様に手動操作による変換表示が可能である。<br />
=== ISDB-S ===<br />
ISDB for Satellite(衛星)の略。BSデジタルテレビ放送、[[BSデジタル音声放送]]、110度CSデジタル放送で使用されている。<br />
* 伝送路符号化方式はシングルキャリア、[[時分割多重化|時分割多重]](TDM)方式。<br />
* 変調方式はTC8[[位相偏移変調|PSK]](トレリス符号化8相位相変調)、QPSK(四位相偏移変調)、BPSK(二位相偏移変調)。<br />
* 1チャンネル([[トランスポンダ]])は48スロットから構成される。1スロットの伝送容量は標準で約1.08Mbps。<br />
* ハイビジョン放送では22スロット、[[NTSC]]画質(SD)では6スロットの割当で開始された。チャンネル構成の変更に伴いハイビジョンは13 - 24スロット、NTSC画質(SD)は3.2 - 14スロットと事業者ごとに割当数が異なる。<br />
* 画面モードはハイビジョン(HD) 1080i(1920×1080または1440×1080)、720p、NTSC画質(SD) [[480i]]、[[480p]]。<br />
* 双方向通信のために電話端子が装備される。地上デジタル放送対応機種にあるLAN端子も使われている。<br />
* 限定受信方式として、[[B-CAS]]を採用する。<br />
* ARIB STD-B20「衛星デジタル放送の伝送方式」で規定<ref>[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b020.html 電波産業会「ARIB STD-B20」]</ref>。<br />
<br />
=== ISDB-T ===<br />
[[ファイル:ISDB-T CH Seg Prog allocation.svg|thumb|250px|地上デジタル放送の[[極超短波|UHF]]帯のチャンネル('''物理チャンネル''')割当て、チャンネル内のセグメント配置およびマルチ編成のセグメント割当ての階層図式例<br />1. [[ワンセグ]]はセグメント1個を使用、フルハイビジョン([[高精細度テレビジョン放送|HDTV]])は12個を使い番組1本。<br />2. またマルチ編成の複数番組同時放送の場合は中画質でセグメント8個と標準画質として4個を使い番組2本。<br />3. さらにマルチ編成として標準画質([[標準画質映像|SDTV]])でセグメント4個ずつ使う番組3本。]]<br />
ISDB for Terrestrial Television Broadcasting(地上テレビジョン放送)の略<ref>[http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B31v2_2.pdf ARIB STD-B31 2.2版]、一般社団法人電波産業会、第1章 1.4.2 略語</ref> で、「13個のOFDMセグメントで伝送帯域を構成する地上デジタルテレビジョン放送の放送方式」と定義<ref>[http://www.arib.or.jp/english/html/overview/doc/2-STD-B31v2_2.pdf ARIB STD-B31 2.2版]、一般社団法人電波産業会、第1章 1.4.1 定義</ref> されている。[[地上デジタルテレビ放送]]で使用されている。<br />
* [[極超短波]](UHF)の[[周波数]] 470 - 710[[メガヘルツ|MHz]]の周波数帯を使用し40の[[チャンネル (テレビ放送)|チャンネル]]を設け、これらを「[[物理]]チャンネル」Ch.13 - 52と呼ぶ{{Refnest|53 - 62ch(710 - 770MHz)はデジタル化に伴う周波数割当計画の変更に伴い、携帯電話等のために使用されることになった<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu08_01000026.html 地上デジタルテレビジョン放送の一部周波数の変更]、総務省、2001年8月26日</ref>。なお2012年6月に携帯電話会社への割り当てが行われた、いわゆる「700MHz帯」は携帯電話基地局が使用する予定の「773MHzを超え803MHz以下の周波数」であり、710 - 770MHzの周波数帯は携帯電話機(端末)や[[高度道路交通システム]]などが利用する予定である<ref>[http://wirelesswire.jp/News_in_Japan/201206272328.html 700MHz帯の割当が決定、MiddleバンドはNTTドコモが獲得]、WirelessWire News、2012年6月27日</ref>。}}。<br />
* [[視聴者|視聴]]する際には物理チャンネルとは別の「[[リモコン]]チャンネル番号([[リモコンキーID]])」、ボタン1 - 12などが用いられる。例えば[[東京スカイツリー]]から受信する[[関東平野]]では[[NHK総合テレビジョン|NHK総合]]はリモコンキーID「'''1'''」、チャンネル番号011・011・012<!-- ●011が2回出てるけど? -->、物理チャンネル27chである。<br />
* 各物理チャンネルごとの伝送路符号化方式はマルチキャリア、[[直交周波数分割多重方式|直交周波数分割多重]](OFDM)方式。3つのOFDMキャリア間隔を持ち、それぞれモード1・2・3と区別される。モード1はサブキャリア間隔が3.968KHz、モード2は1.984KHz、モード3は0.992KHzである。このうちISDB-Tではモード3が使用される。<br />
* 変調方式は64[[直交振幅変調|QAM]]・16QAM・Q[[位相偏移変調|PSK]]・DQPSK。<br />
* 1チャンネルの周波数帯域(6&nbsp;MHz)は13の帯域(約5.57&nbsp;MHz)とガードバンドに分割されている。分割された帯域を[[セグメント]]と呼ぶ。ISDB-Sのスロットは[[時間領域]]での分割単位であるのに対して、セグメントは[[周波数領域]]での分割単位と考えると理解しやすい。<br />
* 1セグメントは約429kHzで、4つの変調方式のうち任意の3種類のいずれかをそれぞれのセグメントで指定できる。キャリア間隔は0.992KHzなので、1セグメントあたり432本のキャリアを持つ。このうち制御用に48本を使用するため、データは384本で搬送される。<br />
* 地上デジタルテレビ放送では13セグメント使用されているが、将来的には拡大できる。双方向通信は電話端子とLAN端子が装備される。<br />
* 携帯端末向け放送は中央の1セグメントで行われる(通称:[[ワンセグ]])。<br />
* ハイビジョン(HDTV)の送信は中央の1つを除く12セグメントを使用。現行の地上デジタル放送の送信パラメータ(モード3、ガードインターバル長は126マイクロ秒、搬送波の変調方式は64QAM、畳み込み符号化率(符号長と情報長の比)は3/4)で計算した場合、伝送情報量は12セグメントで16.851Mbpsとなる。なお、NTSC画質(SD)での送信では3セグメント-12セグメントの範囲を事情に合わせて可変的に運用する。<br />
* 画面モードはハイビジョン(HD) 1080i(1440×1080または1920×1080)、NTSC画質(SD) 480i、480p、ワンセグ352×480(最大)。<br />
* 限定受信方式として、B-CASあるいは[[TRMP]]を採用する。<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''ISDB-T仕様'''<br />
!!!方式!!ARIB規格番号!![[ITU-R]]勧告<br />
|-<br />
!映像符号化方式<br />
|[[MPEG-2]] Video(ISO/IEC 13818-2)||rowspan="2"|[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b032.html STD-B32]||BT.1208<br />
|-<br />
!音声符号化方式<br />
|MPEG-2 [[AAC]](ISO/IEC 13818-7)||BS.1115<br />
|-<br />
!データ符号化方式<br />
|[[Broadcast Markup Language|BML]]([[Extensible HyperText Markup Language|XHTML]]をベース)||[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b024.html STD-B24]||BT.1699<br />
|-<br />
!多重化方式<br />
|[[MPEG-2システム|MPEG-2 Systems]](ISO/IEC 13818-1)||[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b010.html STD-B10]<br />STD-B32||BT.1300<br />BT.1209<br />
|-<br />
![[限定受信システム|限定受信方式]]<br />
| [[B-CAS|ARIB限定受信方式 (B-CAS)]] - 暗号化:[[MULTI2]]||[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b025.html STD-B25]||<br />
|-<br />
!チャンネル[[帯域幅]]<br />
|6&nbsp;MHz(7&nbsp;MHz・8MHzも有効)||rowspan="8"|[https://www.arib.or.jp/kikaku/kikaku_hoso/desc/std-b31.html STD-B31]||rowspan="8"|BT.1306 System C<br />
|-<br />
!伝送路符号化方式<br />
|[[直交周波数分割多重方式|OFDM]]セグメント(13セグメント/チャンネル)<br />
|-<br />
!キャリア変調方式<br />
|[[位相偏移変調#四位相偏移変調 (QPSK)|QPSK]]・16[[直交振幅変調|QAM]]・64QAM・DQPSK<br />
|-<br />
!モード<br />
|モード1・モード2・モード3<br />
|-<br />
![[ガードインターバル]]<br />
|1/4・1/8・1/16・1/32<br />
|-<br />
!内符号誤り訂正<br />
|[[畳み込み符号]](符号化率:1/2・2/3・3/4・5/6・7/8)<br />
|-<br />
!外符号誤り訂正<br />
|[[リード・ソロモン符号]](204・188、t=8)<br />
|-<br />
!情報レート<br />
|6&nbsp;MHz:3.7 - 23.2M[[ビット毎秒|bit/s]]<br />7&nbsp;MHz:4.3 - 27.1Mbit/s<br />8&nbsp;MHz:4.9 - 31.0Mbit/s<br />
|}<br />
==== ISDB-T International ====<br />
{{Main|en:ISDB-T International}}<br />
'''ISDB-T International''' とは、ISDB-T を国際仕様に改めた方式。変調方式などはISDB-Tを基礎としつつも、トランスポートストリーム層の動画圧縮技術に、従来の[[MPEG-2]]に代わって[[H.264|H.264/MPEG-4 AVC]]を採用する等の改良が加えられている。<br />
<br />
最初に[[ブラジル]]で採用された事から、[[南アメリカ|南米]]地域の一部においては'''SBTVD'''({{Lang-pt|Sistema Brasileiro de Televisão Digital、別名:'''SBTVD-T''':SBTVD Terrestre}})と呼ばれており、ブラジルを含む南米各国で採用されつつある。SBTVDという名称にはブラジルの国名が含まれるため<ref name="RITE" />、通常は国際規格名称であるISDB-T([[ITU-R]]勧告BT.1306 System C)を用い、特に南米で採用されているブラジル方式(日伯方式)として区別する場合は '''ISDB-TB'''(''{{Lang|en|ISDB-T Brazil}}'')<ref>{{Cite web| url =http://www.mtc.gob.pe/portal/comunicacion/forotv/ponencias/Peru%20seminar-%20Takahashi.pdf| title =ISDB-T International, 23rd April, 2007, Lima, Peru| date=2007-04-23| publisher =Ministerio de Transportes y Comunicaciones, Peru| format =[[Portable Document Format|PDF]]| language =英語| accessdate =2010-05-02}}</ref> や'''SBTVD'''と表記する。<br />
===== 経緯と展望 =====<br />
ブラジルは地上アナログ放送には[[PAL|PAL-M]]方式を用いている。[[2003年]]の段階で一旦は独自方式の開発を決定したが、そのための資金や人的・時間的資源が不十分であることから[[2005年]]にそれを断念。[[2006年]][[4月13日]]、ブラジル政府のアモリン外相、コスタ通信相、フルラン開発商工相ら閣僚による使節団と[[麻生太郎]]外務大臣(当時)の間でデジタル放送に関する覚書が調印され2006年[[6月29日]]、SBTVD方式の採用を正式に決定した<ref>[http://www.soumu.go.jp/s-news/2006/060629_6.html ブラジルにおける日本方式を基礎としたデジタルテレビ規格の採用]、総務省、2006年6月29日</ref>。[[2007年]][[12月3日]]のサンパウロでの商業放送開始を皮切りに2009年[[12月31日]]には各州都で、[[2013年]]12月31日には全市町村での放送を開始する。アナログ停波は[[2016年]]6月29日を予定<ref name="RITE">[http://www.fmmc.or.jp/kenkyuin/hoka/repo061106.htm ブラジルのデジタルテレビ方式決まる!]、国際通信経済研究所、2006年11月6日</ref>。<br />
<br />
ISDB-T Internationalは、ISDB-Tの国際方式として世界各国での採用を目指し、実際に[[2009年]]4月に[[ペルー]]([[2010年]]3月放送開始)<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu08_000004.html ペルーにおける地上デジタルテレビ放送の日伯方式採用の決定]、[[総務省]]、2009年4月24日</ref>、2009年8月に[[アルゼンチン]](2010年4月放送開始)<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_000002.html アルゼンチン共和国における地上デジタルテレビ放送日伯方式採用の決定]、総務省、2009年[[8月29日]]</ref>、2009年9月に[[チリ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_000003.html チリ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定]、総務省、2009年[[9月14日]]</ref>、2009年10月に[[ベネズエラ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu08_000019.html ベネズエラ・ボリバル共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式の実施に関する覚書の署名]、総務省、2009年[[10月7日]]</ref>、2010年3月に[[エクアドル]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_000005.html エクアドル共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式の実施に関する覚書の署名]、総務省、2010年3月26日</ref>、2010年5月に[[コスタリカ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_02000006.html コスタリカ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定]、総務省、2010年[[5月26日]]</ref>、2010年6月に[[パラグアイ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_02000007.html パラグアイ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定] 総務省、2010年[[6月2日]]</ref> 及び[[フィリピン]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02ryutsu08_02000043.html フィリピン共和国が地上デジタルテレビ放送日本方式を採用する規則に署名]、総務省、2010年[[6月11日]]</ref>、2010年7月に[[ボリビア]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_02000008.html ボリビア多民族国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定]、総務省、2010年[[7月5日]]。[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin08_02000009.html ボリビア多民族国における地上デジタルテレビ放送日本方式の実施に関する覚書の署名]、総務省、2010年[[7月20日]]</ref>、2010年12月に[[ウルグアイ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_01000003.html ウルグアイ東方共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定・欧州方式採用の決定を覆し、技術的に優れた日本方式採用を決定]、総務省、2010年[[12月28日]]</ref>、[[2011年]]10月に[[モルディブ]]<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_01000009.html モルディブ共和国政府による同国国営放送の地デジ日本方式採用決定]、総務省、2011年10月19日</ref>、2013年2月に[[ボツワナ]]<ref>{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000012.html |title=ボツワナ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定 |publisher=[[総務省]] | date=2013-02-27 | accessdate=2013-04-14}}</ref>、2013年5月30日に[[グアテマラ]]<ref name="guatemala20130530">{{Cite web|url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000017.html|title=グアテマラ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用の決定|date=2013-06-03|publisher=[[総務省]]|accessdate=2013-06-03}}</ref>、2013年9月26日に[[ホンジュラス]]<ref name="honduras20130926">{{Cite web|url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin06_02000051.html|title=ホンジュラス共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用についての総務大臣談話 |date=2013-09-27|publisher=[[総務省]]|accessdate=2013-09-27}}</ref> が採用を決定した。<br />
<br />
[[ファイル:Digital broadcast standards.svg|thumb|300px|right|[[地上デジタルテレビ放送|地上デジタルテレビ]]方式の分布図。ISDB-T採用国を緑で示している。]]<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''ISDB-TB'''・'''SBTVD仕様'''<ref>[http://www.toshiba.co.jp/tech/review/2009/06/64_06pdf/f06.pdf ブラジル向け地上デジタル放送設備]、東芝レビュー 64巻6号(2009年6月号)</ref><br />
!!!方式<br />
|-<br />
!映像符号化方式<br />
|MPEG-4 AVC(ISO/IEC 14496-10) HP@Level 4.0<br />
|-<br />
!音声符号化方式<br />
|MPEG-4 AAC(ISO/IEC 14496-3)<br />
|-<br />
!データ符号化方式<br />
|GINGA-NCL<br />
|-<br />
!多重化方式<br />
|MPEG-2 Systems(ISO/IEC 13818-1)<br />
|-<br />
!限定受信方式<br />
|なし<br />
|}<br />
<br />
===== 採用国 =====<br />
放送方式として採用した国および採用決定と放送開始年月日<ref name="DiBEG-lunch">{{Cite web|title = The Launching Country|publisher = DiBEG|url = http://www.dibeg.org/world/world.htm|language=英語 |accessdate=2010年4月17日}}</ref><ref name="DiBEG">{{Cite web|title =Welcome to ISDB-T Official Web Site!|publisher = DiBEG|url =http://www.dibeg.org/index.html|language=英語 |accessdate=2010年4月17日}}</ref><br />
* {{BRA}}([[2006年]][[6月29日]]採用決定、[[2007年]][[12月2日]]放送開始)<br />
* {{PER}}([[2009年]][[4月23日]]採用決定、[[2010年]][[3月30日]]放送開始)<br />
* {{ARG}}(2009年[[8月28日]]採用決定、2010年[[4月28日]]放送開始)<br />
* {{CHL}}(2009年[[9月14日]]採用決定、2010年[[9月14日]]放送開始)<br />
* {{VEN}}(2009年[[10月6日]]採用決定、2013年[[2月20日]]放送開始)<br />
* {{ECU}}(2010年[[3月26日]]採用決定)<br />
* {{CRC}}(2010年[[5月25日]]採用決定、[[2012年]][[3月19日]]放送開始<ref>{{Cite news| title =Costa Rica held its first broadcast on DTT ISDB-Tb|url =http://www.panoramaaudiovisual.com/en/2012/03/21/Costa-Rica-makes-its-first-broadcast-on-DTT-under-tb-ISDB/ | publisher =Panorama Audiovisual| date =2012-03-21 |accessdate =2012-03-22|language =英語| trans_title =コスタリカ、地デジISDB-Tb放送開始式}}</ref>)<br />
* {{PRY}}(2010年[[6月1日]]採用、2011年[[8月15日]]放送開始)<br />
* {{PHL}}(2010年[[6月11日]]採用決定、2013年[[11月5日]]再表明、2015年2月11日放送開始)<br />
* {{BOL}}(2010年[[7月5日]]採用決定、2011年6月放送開始)<br />
* {{URU}}(2010年[[12月27日]]採用決定、2012年8月放送開始)<br />
* {{MDV}}(2011年[[10月19日]]採用決定)<br />
* {{BWA}}(2013年[[2月26日]]採用決定)<br />
* {{GUA}}(2013年[[5月30日]]採用決定)<ref name="guatemala20130530" /><br />
* {{HON}}(2013年[[9月26日]]採用決定)<ref name="honduras20130926" /><br />
* {{SRI}}(2014年[[5月20日]]採用決定)<ref>{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000025.html|title=スリランカ地上デジタルテレビ放送日本方式採用総務大臣談話|date=2014-05-20|publisher=[[総務省]]|accessdate=2014-05-20}}</ref><br />
* {{NIC}}(2015年[[8月4日]]採用決定)<ref>{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000057.html|title=ニカラグア共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用|date=2015-08-04|publisher=[[総務省]]|accessdate=2015-08-04}}</ref><br />
* {{SLV}}(2017年[[1月20日]]採用決定)<ref>{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_02000071.html|title=エルサルバドル共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用|date=2017-01-20|publisher=[[総務省]]|accessdate=2017-01-20}}</ref><br />
* {{AGO}}(2019年[[3月20日]]採用決定)<ref>{{Cite web |url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin09_02000086.html|title=アンゴラ共和国における地上デジタルテレビ放送日本方式採用|date=2019-03-25|publisher=[[総務省]]|accessdate=2019-03-25}}</ref><br />
<br />
===== 試験放送実施国 =====<br />
試験放送実施中の国<ref name="DiBEG-lunch" /><ref name="DiBEG" /><br />
* {{Flagcountry|Angola}}<ref>{{Cite web|url=http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin08_01000004.html|title=アンゴラ共和国通信・情報技術省との情報通信分野における協力に関する覚書の署名|date=2011-02-21|publisher=総務省| accessdate=2011-04-28}}</ref><ref name="2010-11-23-ISDB-T" /><br />
* {{Flagcountry|Mozambique}}<ref name="2010-11-23-ISDB-T">{{Cite web|url=http://www.teletime.com.br/23/11/2010/com-apoio-de-angola-mocambique-e-botsuana-isdb-tb-coloca-um-pe-na-africa/tt/204957/news.aspx|title=Com apoio de Angola, Moçambique e Botsuana, ISDB-Tb coloca um pé na África|date=2010-11-23|publisher=Teletime|location=[[サンパウロ]]|language=ポルトガル語| trans_title =With support from Angola, Mozambique and Botswana, ISDB-Tb put one foot in Africa| accessdate=2011-01-12}}</ref><br />
<!-- * {{Flagcountry|Colombia}}<ref>{{Cite web|url=http://colombiareports.com/colombia-news/news/12947-colombia-rethink-digital-tv.html|title=Colombia may 'rethink' digital TV from EU|date=2010-11-17|publisher=Colombia Reports|accessdate=2011-01-12|language=英語}}</ref> --><br />
* {{Flagcountry|Cuba}}<ref>{{Cite web|url=http://www.telecompaper.com/news/cuba-evaluates-dtmb-isdb-t-to-launch-dtt-in-2020 |title=Cuba evaluates DTMB, ISDB-T to launch DTT in 2020|publisher=TELECOMPAPER|date=29 November 2010|accessdate=2011-01-12|language=英語}}</ref><br />
* {{BLZ}}<br />
<br />
=== ISDB-T 1-seg ===<br />
{{See|ワンセグ#技術・仕様}}<br />
{{節スタブ}}<br />
「携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス」(ワンセグ)で使用されている。<br />
<br />
=== ISDB-T<sub>SB</sub> ===<br />
ISDB for Terrestrial Sound Broadcastingの略<ref>電波産業会「ARIB STD-B29」1.4.2 略語</ref> であり、「1個又は3個のOFDMセグメントで伝送帯域を構成する地上デジタル音声放送の放送方式」と定義<ref>電波産業会「ARIB STD-B29」1.4.1 定義</ref> されている。かつて[[地上デジタル音声放送]](地上デジタルラジオ)で使用されており一時消滅するも、[[i-dio]]で再び使用されるようになった。<br />
<br />
ISDB-Tの移動体向け放送(1セグメント放送)と基本的に同じであり、1セグメントもしくは3セグメントを利用する。<br />
* 1セグメントは430kHz。移動体に適した変調方式を用いた場合の伝送量は280kbps。<br />
* 音声圧縮方式はMPEG-2 [[AAC]]を採用。<br />
* [http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b029.html ARIB STD-B29「地上デジタル音声放送の伝送方式」] で伝送方式が規定、[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b030.html ARIB STD-B30「地上デジタル音声放送用受信装置標準規格(望ましい仕様)」] で受信装置の望ましい仕様が記載されている。<br />
* [http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_tr-b013.html ARIB TR-B13「地上デジタル音声放送運用規定」] は、地上デジタル音声放送実用化試験放送の終了によって実運用上使用されておらず、今後も使用される可能性がないため廃止された。<br />
<br />
=== ISDB-C ===<br />
{{節スタブ}}<br />
ISDB for Cableの略。デジタルケーブルテレビ向けの規格。[[日本CATV技術協会]]が中心となって策定された。デジタル放送の再送信の際に変調方式を変えないパススルー方式と、64QAMもしくは256QAMに変換するトランスモジュレーション方式の2種がある。パススルーとトランスモジュレーションの違いは、[[ケーブルテレビ#伝送方式]]を参照。<br />
<br />
=== ISDB-T<sub>mm</sub> ===<br />
{{節スタブ}}<br />
ISDB-T for mobile multimedia(移動体マルチメディア向け)の略。モバイルマルチメディア放送の規格。ISDB-T・ISDB-T<sub>SB</sub>にプッシュキャスト([[サーバ型放送|蓄積型放送]])機能を追加し、また動的にセグメント配分・使用セグメント数を変えることで。帯域を有効活用することができる。プッシュキャストではコンテンツ配信も可能で、有料配信サービスも可能。[[mmbi]](旧:株式会社マルチメディア放送)により規格策定・実証実験が行われた後、[[2012年]]にサービスが開始(サービス名:[[NOTTV]])された。<br />
<br />
[[2010年]][[9月9日]]、[[総務省]]はISDB-T<sub>mm</sub>方式を提言していた株式会社マルチメディア放送に2011年7月の[[アナログ放送|アナログテレビ放送]]停波後に空く207.5&nbsp;MHz-222MHzの周波数帯を使用する特定基地局の開設計画の認定を行った<ref>[http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu07_01000005.html 207.5MHz以上222MHz以下の周波数を使用する特定基地局の開設計画の認定]、総務省、2010年[[9月9日]]</ref><ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100909_392654.html 携帯マルチメディア放送、mmbiに認定書交付]、[[ケータイ Watch]]、2010年9月9日</ref>。株式会社マルチメディア放送による関東地域でのサービス開始は、[[東京スカイツリー]]の開業に合わせたいとしている<ref>[http://mmbi.co.jp/?p=324 207.5MHz以上222MHz以下の周波数を使用する特定基地局の開設計画の認定の取得にあたって]、株式会社マルチメディア放送</ref>。なお、同様の機能を持つ[[MediaFLO]]方式を推進していたメディアフロージャパン企画は認定を得られず、実際に参入できなかった<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20100910_393010.html MediaFLO陣営、携帯次世代放送の認定結果に「極めて残念」]、ケータイ Watch、2010年[[9月10日]]</ref>。<br />
<br />
[[2015年]][[11月27日]]、NOTTVは2016年[[6月30日]]にサービスを終了すると発表、予定通り同日に終了した<ref>[http://info.nottv.jp/nottv/2015/11/27/1197.html]</ref><ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20151127_732597.html]</ref>。<br />
<br />
== 限定受信・再生・コピーワンス ==<br />
=== ISDB-T・ISDB-S ===<br />
ARIB STD-B25「デジタル放送におけるアクセス制御方式」で規定<ref>[http://www.arib.or.jp/tyosakenkyu/kikaku_hoso/hoso_std-b025.html 電波産業会「ARIB STD-B25」]</ref>。<br />
<br />
[[WOWOW]]・[[スター・チャンネル]]・[[スカパー! (東経110度BS・CSデジタル放送)|スカパー!]]は、有料放送視聴契約者のみ受信できる様に[[暗号|暗号化]]されており、視聴に[[B-CAS]]が必要になる(無料番組は契約者以外でも受信できる)。<br />
<br />
地上波・衛星放送においてはWOWOWは放送開始当初から(2003年11月から全面導入)、その他の民放BS・地上波とNHKは2004年[[4月5日]]以降、著作権保護を強化するための[[コピーガード|コピー制御]]として録画管理、再生管理、放送内容の暗号化を解読するB-CASと[[コピー・ワンス|コピーワンス]]が有効になっている。<br />
<br />
そのため[[DVDレコーダー]]などを使用して番組を[[DVD]]に記録する場合、記録型DVD向けの[[著作権]]保護技術「[[CPRM]]」に対応したDVD-R、DVD-RAM、DVD-RWを対応機種で使う場合を除いて記録はできない(DVDレコーダーによって特定の種類のDVDには録画・ムーブが不可等の制限もある)。<br />
<br />
またムーブと呼ばれる機能がある機種では[[ハードディスクドライブ|HDD]]からDVDに[[ダビング]]した場合、HDD側の番組は消去され、この機能が無い機種ではダビングそのものが出来ない。一方、[[VHS]]などのアナログ機器(DVD・VHSレコーダー内蔵のVHS等を除く)は、アナログ映像出力を経由するため、影響を受けないので録画可能である。<br />
<br />
ただし、アナログ信号・機器においてもCGMS-Aによりコピー制御の信号は除去されずに重畳・記録されるため、コピー制御対応機器に対してそのようなアナログ信号・媒体を入力とした場合にもコピー制御の影響を受けることはある。<br />
<br />
コピーワンスでは、B-CASを差し込むことにより暗号が解除されるため、正規の[[テレビ受像機]]以外(コピーワンスの無い受信機では暗号解除できない)による受信を防いでいる。<br />
<br />
しかしコピーワンスは導入以降、「1回限りのコピーでは厳しすぎる」「ムーブに失敗した場合、録画データが失われてしまう」などの批判・苦情が数多くあり、これらを反映して、[[2008年北京オリンピック|北京オリンピック]]放送前の[[2008年]](平成20年)[[7月4日]]から、地上波デジタル・BSデジタルの無料放送、一部のCSデジタル放送を対象に9回のコピーと1回のムーブを許容する[[ダビング10]]が導入された。なお、ほとんどの有料放送では、従来通りのコピーワンスの運用が継続されている。<br />
<br />
==== NHK ====<br />
[[NHK BS]]放送では、受信機器(B-CAS)に同梱されている「[[はがき]]」などで、[[日本放送協会]]に個人情報を通知しなかった場合、最初の受信から約1か月後より、NHKへ電話等をするように促すメッセージが常時表示される(コピーワンス導入以前は、B-CASカードが差し込まれていない場合、B-CASカードが差し込まれていない事を注意するメッセージが表示された)。これは規格上、テレビ受像機で消せないものとなっている。<br />
<br />
=== ISDB-T<sub>SB</sub> ===<br />
地上デジタルラジオにおいては、放送開始当初からコピーワンスが有効になっている。また運用規定で、録音した機器以外で再生することはできないように定められている。なお[[ヘッドフォン]]出力端子やアナログのライン出力端子から出力した音声には、コピーガードは働かない。<br />
<br />
== 録画機器 ==<br />
デジタルテレビジョン放送においては、ハイビジョン画質での録画ではデジタル放送をそのまま受信するため文字情報なども併せて録画される。デジタルチューナーが内蔵されていない機器とはチューナー(内蔵テレビ)の[[IEEE 1394|i.LINK]]で接続する。<br />
* [[D-VHS]]<br />
* HDD(デジタル放送対応 i.LINK)<br />
* [[Blu-ray Disc]]([[BDレコーダー]])<br />
* デジタルチューナー内蔵DVDレコーダー(ハイビジョン画質はHDD、[[AVCREC]]のみ)<br />
* LAN接続されたパソコン用HDD(東芝32/37LZ150、[[REGZA]]-Z1000・Z2000シリーズ等の一部、録画した機器以外では再生できない)<br />
<br />
== 対応パソコン ==<br />
当初はメーカー製[[パーソナルコンピュータ|PC]]に留まっていたが<ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0210/ubiq97.htm 迫りくるコンシューマPCの“2006年問題”〜 PCが抱える地上デジタル対応への課題]</ref>、[[フリーオ]]の登場で、Dpa([[デジタル放送推進協会]])が「PC用デジタル放送チューナのガイドライン」を策定した事により、2008年から[[バッファロー (パソコン周辺機器)|バッファロー]]や[[アイ・オー・データ機器]]等のパソコン周辺機器メーカーから、PC用デジタルチューナーが発売されている。ワンセグ受信チューナーはUSBやPCカードタイプが、多くのメーカーから発売されている。[[限定受信システム#パソコンでの限定受信システム]]も参照。<br />
<br />
== 参考資料 ==<br />
* [http://www.kantei.go.jp/jp/singi/it2/ithyouka/hearing/090317/siryou2_4.pdf デジタル放送分野の国際競争力強化]、首相官邸、2009年[[1月29日]]<br />
* [http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/ict_kokusaikyousou/pdf/071130_1_si5.pdf デジタル放送分野における諸外国への展開状況及び今後の取組について]、総務省、2007年[[11月30日]]<br />
* {{PDFlink|「[http://www.dpa.or.jp/press/D-pa_Journal/pdf05/08-13.pdf 特集 進化する地上デジタル放送 - 3 ISDB-T」]}}、D-pa Journal Vol.05 WINTER 2007、[[デジタル放送推進協会|社団法人デジタル放送推進協会]]<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[4K 8Kテレビ放送]]<br />
*[[日本の地上デジタルテレビ放送]]<br />
* [[デジタルテレビ放送]]<br />
* [[デジタルラジオ]]<br />
* [[ワンセグ]]<br />
* [[MediaFLO]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.dibeg.org/index.html ISDB-T(DiBEG)] Digital Broadcasting Experts Group・デジタル放送技術国際普及部会{{En icon}}<br />
* [http://www.isdb-t.jp/index.html ISDB-T マルチメディアフォーラム]<br />
** {{PDFlink|[http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/policyreports/chousa/mobile_media/pdf/071029_2_si2.pdf 「携帯端末向けマルチメディア放送サービス等」に関する課題提案 ISDB-Tmm]}}、2007年[[10月29日]]([[総務省]])<br />
* [http://www.ituaj.jp/pb/files/1006club.pdf 地上デジタル放送の国際及活動に賭けて]、日本ITU協会<br />
<br />
{{Video formats}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:あいえすていひい}}<br />
[[Category:テレビ技術]]<br />
[[Category:放送に関する制度]]<br />
[[Category:デジタル放送]]<br />
[[Category:日本放送協会]]<br />
<!--以下、地デジ採用国--><br />
[[Category:日本・アルゼンチン関係]]<br />
[[Category:日本・ウルグアイ関係]]<br />
[[Category:日本・エクアドル関係]]<br />
[[Category:日本・エルサルバドル関係]]<br />
[[Category:日本・グアテマラ関係]]<br />
[[Category:日本・コスタリカ関係]]<br />
[[Category:日本・スリランカ関係]]<br />
[[Category:日本・チリ関係]]<br />
[[Category:日本・ニカラグア関係]]<br />
[[Category:日本・パラグアイ関係]]<br />
[[Category:日比関係]]<br />
[[Category:日伯関係]]<br />
[[Category:日本・ベネズエラ関係]]<br />
[[Category:日秘関係]]<br />
[[Category:日本・ボツワナ関係]]<br />
[[Category:日本・ボリビア関係]]<br />
[[Category:日本・ホンジュラス関係]]<br />
[[Category:日本・モルディブ関係]]</div>
221.32.117.121
ソーラーカー
2018-08-21T00:17:23Z
<p>221.32.117.121: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>'''ソーラーカー''' (solar car) は、[[太陽電池]]を電源とし[[電動機|電気モーター]]で走る[[自動車]]である。<br />
[[ファイル:Solar Car Tokai Challenger.JPG|thumb|2009年オーストラリア縦断ソーラーカーレースで優勝した[[東海大学]]チャレンジセンターのソーラーカー「[[東海チャレンジャー|Tokai Challenger]]」]]<br />
<br />
== 概要 ==<br />
ソーラーカーは広義には[[太陽光エネルギー]]だけで動く[[電気自動車]]をいう<ref name="fujinaka65">藤中正治『地球にやさしいソーラーカー』東京電機大学出版局、1991年、65頁</ref>。この定義では据え置き式の[[太陽電池]]から電源の供給を受ける場合を含む。さらに広く、水力エネルギーや風力エネルギーも自然界で太陽エネルギーの変換で生じたもの(太陽エネルギーの変形)とみてその電気で電気自動車を動かす場合も含めて考えることもできる<ref name="fujinaka65" />。<br />
<br />
一般的には、ソーラーカーは従来のガソリン自動車の基本構造に電気自動車と太陽電池の技術を組み合わせた自動車のことをいう<ref name="fujinaka65" />。これを整理すると、ソーラーカーには次のような種類がある。<br />
* 車体表面に太陽電池を装着し、そこから得られる電気を瞬時に使いながら走行するソーラーカー<ref name="fujinaka67">藤中正治『地球にやさしいソーラーカー』東京電機大学出版局、1991年、67頁</ref>。補助の蓄電池を車体に搭載している場合もある<ref name="fujinaka67" />。<br />
* 車体とは別に設置した据え置き型の太陽電池から得られる電気を車体に搭載した蓄電池に蓄え走行するソーラーカー<ref name="fujinaka67" />。補助の太陽電池を車体に搭載している場合もある<ref name="fujinaka67" />。据え置き型の太陽電池ですべての家電製品の電気を賄うソーラーハウスの場合、ソーラーカーは太陽電池から電気の供給を受ける家電製品の一つとして扱われる<ref>藤中正治『地球にやさしいソーラーカー』東京電機大学出版局、1991年、68-69頁</ref>。<br />
<br />
実際には太陽電池から走行用電力を得るが、補助的に不足分の電力を商用電源等からまかなえるようにしたものもしばしばソーラーカーと呼ばれる。狭義には車体に搭載した太陽電池のみで必要な電力を全てまかなうものを指す。<br />
<br />
ソーラーカーは太陽高度、温度、雲・樹木・電柱などによる影などの影響を受け、太陽電池モジュールの出力が変化するため、"太陽電池"と"電気モーター"以外にソーラーカーには、太陽電池モジュールの電圧を負荷に合わせて調整するための"最大電力点追従回路(Maximum Power Point Tracker)"や、停車時など太陽電池で発電した電気エネルギーをためたり、道路のアップダウンに対応するための電気エネルギーの過不足を補うための"[[電池|蓄電池]]"が搭載されている。これ以外にも蓄電池の電圧、電流、積算電流量などを監視・制御する"制御装置"などが組み込まれている。<br />
<br />
石油枯渇問題の啓発、地球温暖化の抑止を広めるためのキャンペーンの題材や、太陽電池の技術開発をテーマとした競技などに使われ、しばしば注目を集める。車体に搭載できる太陽電池から得られる電力は、最大でも2000W程度以下(=3馬力以下)と限りがあるため、車体設計のみならず制御回路やバッテリーの運用などを含めた効率的なエネルギー利用技術が求められる。<br />
[[日本]]国内で[[日本のナンバープレート|ナンバープレート]]を取得して[[公道]]を走れるものとしては[[日本テレビ放送網|日本テレビ]]系列([[Nippon News Network|NNN]])で放送されている『[[ザ!鉄腕!DASH!!]]』に登場する中古[[軽自動車]]([[ダイハツ・ハイゼット|8代目ハイゼット]])のソーラーカー改造車[[だん吉]]やトヨタの[[RaRa II]]が知られている。だん吉は{{仮リンク|コンバートEV|en|Electric vehicle conversion}}([[電気自動車]])に対してソーラーパネルを取り付けたものであり、走行電力のほとんどがコンセントからの充電によるもので[[電気自動車]]に分類できる。<br />
<br />
近年では太陽光と風力から電力を得る市販品(Venturi社の[http://www.venturi.fr/electric-vehicules-eclectic-design.html Eclectic])も登場している。ソーラーカーの最高速度の[[ギネス世界記録]]は、[[2014年]]に[[日本]]のレーシングドライバー[[篠塚建次郎]]が記録した91.332km/hである<ref>{{Cite news |title= ソーラーカー世界最高速 ラリーの篠塚さんをギネス公認|newspaper= 朝日新聞デジタル|date= 2014-09-14|author= 有吉正徳|url= http://www.asahi.com/articles/ASG94619NG94UTQP02H.html|accessdate= 2014-09-23}}</ref>。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
太陽光を動力として走行する車両の概念は古くから存在した。半導体による[[光電変換]]が実用化されていなかった当時は太陽光の利用法は[[太陽熱]]を利用する方法でいくつかの方法が各国で試みられた。太陽熱を限られた面積で利用する為には[[放物面鏡]]や[[レンズ]]のような集光装置が不可欠で作動流体には水や[[アンモニア]]等の沸点の低い物質が用いられた。また低温度差で作動する[[スターリングエンジン]]を利用する方法もあった。これらの方法はいずれの実用性には程遠く、研究も下火になった。その後、[[第一次オイルショック]]が起きると、太陽光の利用が脚光が浴びることになった。20世紀後半になると[[人工衛星]]等、用途は限定的ではあるものの[[半導体]]による[[光起電力]]を利用した[[太陽電池]]が徐々に実用化されつつあった。太陽光を電力に変換して動力として走行する自動車の概念は既に1950年代から存在した。1955年、シカゴで開催されたゼネラルモーターズ社による[[:en:General Motors Motorama|モトラマ]](Motorama) では[[セレン光電池]]から発電される電力で走行する全長約40cmの模型自動車[[サンモービル]]の走行が実演された。これは後に実物大のソーラーカー[[Quiet Achiever]]によって[[オーストラリア大陸]]を横断するHans ThostrupとパートナーのLarry Perkinsに影響を与えることになる。<br />
1982年にQuiet Achieverによるオーストラリア大陸の横断に成功したHans Thostrupは1987年に[[ワールド・ソーラー・チャレンジ]]を開催する。以後このレースは世界中のソーラーカーレースの最高峰として注目を集め、最先端の技術が導入され、各国のチームがしのぎを削る舞台へと発展し、現在に至る。近年では[[地球温暖化]]や[[酸性雨]]、[[大気汚染]]等で環境問題への関心が高まり、太陽光は豊富だが、それまでは開催されなかった[[南アフリカ]]や[[チリ]]等でも開催されるようになり、ソーラーカーレースの開催地も徐々に増えつつある。一方、日本国内でのレースの開催状況は1990年代に一時的に関心が高まり、各地でレースが開催され大学や高校を含む参加者により盛り上がりを見せたが、<br />
一部のソーラーカーレースで事故が起きた事や不況により経済状況が悪化したことも重なり、徐々に下火になり、住宅用太陽電池の普及などで、太陽電池の価格が下がりつつあり、以前よりも参加しやすくなりつつあるにもかかわらず大学や高校などの教育機関でも活動は以前よりも下火になり、現在では定期的に開催されるのは[[秋田県]]の[[ワールド・ソーラーカー・ラリー]]と[[三重県]][[鈴鹿市]]の[[鈴鹿サーキット]]で開催されるドリームカップ鈴鹿等、少数に留まる。<br />
<br />
== ソーラーカーの技術的要件 ==<br />
レースで用いられるソーラーカーの場合、太陽電池の電力を最大限に利用するために下記のような技術が求められる。<br />
<br />
*高効率な電力制御回路 - 太陽電池用のMPPT(最大電力点追従回路)の変換効率など。<br />
*軽量で高効率な電気モーター - モーター([[電動機]])の[[インホイールモーター|ダイレクトドライブ]]化、重量低減や出力特性の改善、[[回生ブレーキ]]など。<br />
*日照角度を考えた太陽電池の配置 - ボディの空力デザインと太陽光発電量の両立を図る。<br />
*[[二次電池]]の性能向上およびその効率的運用 - 補助的に搭載される[[鉛蓄電池]]、[[リチウムイオン二次電池]]、[[リチウムイオンポリマー二次電池]]のエネルギー密度、パワー密度の向上と、そのエネルギーマネジメント技術。<br />
*空気抵抗、走行抵抗の抑制 - 流線形ボディ、低転がり抵抗タイヤ。<br />
*車体の小型化・軽量化 - [[ジュラルミン]]、[[炭素繊維強化プラスチック]]などの軽量素材の応用。<br />
*耐久性、メンテナンス性 - レースによってはWSCのように総走行距離が3000kmを超えるものもある。<br />
<br />
==車両の設計==<br />
ソーラーカーは航空機工学、自転車、代替エネルギーや自動車産業に使用される技術が組み合わされている。大半の競争車とは異なりソーラーカーはエネルギーがレースの規則により厳しく制限が課せられた設計である。これらの使用できるエネルギーは制限され太陽光からだけのエネルギーが使用できるが完全充電済みの蓄電池で走り出す。いくつかの車両のクラスでは人力を認めている。その結果、空気抵抗を考慮した最適化された設計や車両重量や転がり抵抗や電気効率が極限まで高められている。また、走行によって車体に[[揚力]]が発生する構造の車両もあり、揚力が発生すると[[転がり抵抗]]は減るが、[[空気抵抗]]が増えるので[[トレードオフ]]の関係になる。また、車両が浮く事により高速走行時の走行特性が不安定になる。<br />
<br />
今日最も成功した車両の傾向として翼のように曲がった車体に[[太陽電池]]が貼られ中心部に小型の風防が位置する。三輪式である。以前はゴキブリ型が滑らかな先端からパネルにつながる物がより成功した。安全上の観点からレギュレーションの改定により、かつて運転席が前輪よりも前方にあった車種は姿を消した。また、着座姿勢の角度も以前よりも起き上がった姿勢になり、ロールケージが強化された。<br />
[[Image:Solar Vehicles - Winnipeg.jpg|thumb|left|2005年北アメリカソーラーチャレンジでの先頭車のゴール]]<br />
<br />
===電気システム===<br />
電気システムは電力の入出を制御する。静止時や低速時や下り坂で走行するときに余った電力を蓄電池に蓄える。ソーラーカーは[[鉛蓄電池]]や[[ニッケル水素電池]]や[[ニッケル・カドミウム蓄電池]]や[[リチウムイオン電池]]や[[リチウムポリマー電池]]を搭載する。電気システムに最適化された[[パワーエレクトロニクス]]が使用される。[[最大出力点追従装置]](マキシマムパワートラッカー)が太陽電池から発電電力が最大となる電圧で電力を取り出す。太陽電池の出力は太陽の照度や気温によって変化する。蓄電池監視装置は過充電にならないように保護する。電動機制御装置は電動機の所望の出力を制御する。多くの制御装置は減速時に蓄電池に電力を戻す[[回生ブレーキ]]を備える。<br />
<br />
いくつかのソーラーカーは電気システムを監視する為に複雑なデーター取得システムを持つ。基本的には蓄電池電圧や電動機の電流で更には太陽電池の発電量と消費電流を判断でき、積算電力計で蓄電池からの電流を乗算することでその時点での状況下での航続距離を表示する。<br />
<br />
幅広い形式のモーターが使用される。最も効率が高いものは98%以上である。これらは無整流三相直流[[インホイールモーター|ホイールインモーター]]で[[ネオジム磁石]]とリンツ線が巻かれている。<ref>[http://www.csiro.au/resources/pf11g.html In-wheel motor for solar-powered electric vehicles: technical details (Publication - Technical)<!-- Bot generated title -->]</ref> より安い非同期交流モーターや整流子直流モーターも使用される。<br />
[[Image:Test chassis.jpg|thumb|right|1992年のフォードの試験車両]]<br />
<br />
===機械システム===<br />
機械システムは振動を抑えるとともに、強度と剛性を確保するために最小重量となるようデザインされる。設計者は極めて軽くするという要求と、強度や剛性を兼ね備えるような構造を与えるために、通常はアルミ合金、チタン、複合材料を用いる。鉄は多くのソーラーカーでは[[サスペンション]]部品などに用いられる。<br />
<br />
ソーラーカーは通常は3輪であるが、4輪のものもある。3輪車のフロントは2輪、リアは1輪を持ち、前輪で方向を変え、後輪は駆動輪となっているものが多い。4輪のソーラーカーは、普通の乗用車のようなものか、後輪2輪が互いに接近した3輪のソーラーカーと同様なホイールレイアウトとなっている。<br />
<br />
ソーラーカーは、ボディとシャシが変化するのに対応するため、広い可動範囲をもつサスペンションを持っている。最も一般的なフロントサスペンションは[[ダブルウィッシュボーン式サスペンション]]である。リアサスペンションはオートバイに見られる[[トレーリングアーム式サスペンション]]が多い。<br />
<br />
ソーラーカーは厳格な基準を満たすブレーキを備えていなければならない。[[ディスクブレーキ]]は、高いブレーキ能力と調整能力のために、もっとも一般的に用いられている。機械式と油圧式ブレーキは両方とも広く使われている。トップレベルのソーラーカーでは[[ブレーキパッド]]や[[ブレーキシュー]]は、最小なブレーキ抵抗になるように引き込まれるように通常は設計されている。<br />
<br />
ソーラーカーの[[ステアリング]]装置は多様である。主な設計要素は効率、信頼性と最小の[[タイヤ]]の磨耗と力の損失の為の精密なアライメントである。<br />
<br />
ソーラーカーレースではタイヤ製造会社によってソーラーカー用に設計されたタイヤの使用を推奨されている。これは総合的な安全と性能の向上をもたらしている。<br />
<br />
今では全ての上位のチームは駆動ベルトやチェーンを廃してホイールモーターを使用する。<br />
<br />
試験は実質的にはレースの前の信頼性の実証である。数百ドル注ぎ込んで2時間の優位を得る事は容易だが同様に信頼性により2時間失うことも容易である。<br />
<br />
[[File:Pv_cells.png|thumb|セルとモジュールとアレイの違い]]<br />
<br />
===太陽電池===<br />
太陽光から電気へ変換する太陽電池アレイは、数百枚(または数千枚)の太陽電池セルから構成されている。ソーラーカーはさまざまな太陽電池技術を使うことができる。具体的には、もっとも一般的な[[多結晶]][[シリコン]]、[[単結晶]]シリコン、[[ガリウムヒ素]]である。太陽電池セルは互いに結線されて一列となり、この一列がさらに結線されて太陽電池モジュール(太陽電池パネル)を形成する。太陽電池モジュールはバッテリの定格電圧と近づくよう、太陽電池セルを直列接続している。主な目的は、できるだけ多くの太陽電池セルをできるだけ小さなスペースに収めることである。設計者は天候と破壊から太陽電池を保護するため封止する。<br />
<br />
太陽電池アレイの設計は太陽電池セルの束=太陽電池モジュールをさらに多くつなげることである。太陽電池アレイは、多くのとても小さい電池のすべてが直列に接続されたもののように働く。<br />
<br />
問題であるのは、もし一つの太陽電池セルが影にはいると、その太陽電池セルが整流[[ダイオード]]のように働き、全体の電流をブロックしてしまうことである。これに対処する設計を行うために、太陽電池アレイの設計者は、働いていない太陽電池セルの周囲を電流が迂回できるように、太陽電池セルの列の小さな部分に並列にバイパスダイオードを接続する。他の考慮すべき点としては、バッテリ自身が逆方向に電流を流せることである。これを防ぐために各々の太陽電池モジュールの端に逆流防止ダイオードを挿入する。<br />
<br />
太陽電池アレイによって生み出される出力(電力)は、天気の状態、太陽の位置そして太陽電池アレイの能力に依存する。快晴の正午において、良い太陽電池アレイは2kWhを超える電力を生み出すことができる。変換効率が20%で6m<sup>2</sup>の太陽電池アレイは、[[ワールド・ソーラー・チャレンジ]]の典型的な1日の間に、6kWh (22kJ)程度のエネルギーを発生する。<br />
<!---<br />
Some cars have employed free-standing or integrated [[sails]] to harness wind energy.<ref name="Wind">The Leading Edge, Tamai, Goro, Robert Bently, Inc., 1999, p. 137</ref> Many races, including the [[World Solar Challenge|WSC]] and [[North American Solar Challenge|NASC]], consider wind energy to be solar energy, so their race regulations allow this practice.<br />
---><br />
<br />
===空気力学===<br />
[[空気抵抗]]はソーラーカーの主な走行抵抗の原因である。車両の空気抵抗は、空気抵抗係数×前方投影面積''C''<sub>''D''</sub>''A''であり、大半のソーラーカーの前方投影面積は0.75 から1.3 m<sup>2</sup>である。''C''<sub>''D''</sub>値は、トップレベルのデータで0.10が報告されているが、実際的には0.13程度のものが多い。中級者が作ったソーラーカーでは0.15〜0.2程度になる場合もある。<br />
<br />
===重量===<br />
ソーラーカーの重量は重要な要素である。軽量な車両は[[転がり抵抗]]を軽減でき、小さいブレーキと少ない構造部材で製作できる。これは軽量車両の設計における[[循環論法]]である。<br />
<br />
===転がり抵抗===<br />
転がり抵抗は適したタイヤを使用、適正な圧力、適切なアライメントと車両の軽量化により最小化できる。<br />
<br />
===性能方程式===<br />
ソーラーカーの設計は、以下のエネルギー方程式で与えられる。<br />
<br />
::<math>\eta \left\{\eta_bE + \frac{Px}{v}\right\} = \left\{W C_{rr1} + N C_{rr2} v + \frac{1}{2}\rho C_D A v^2\right\}x +Wh + \frac{N_a W v^2}{2g}</math><ref name="Equation">Solar Vehicle Performance, Dr. Eric Slimko, December 1, 1991</ref><br />
<br />
これは、扱いやすいパワー方程式に簡単化することができる。<br />
<br />
::<math>\eta \left\{\eta_bEv/x + P\right\} = \left\{W C_{rr1} v + \frac{1}{2}\rho C_D A v^3\right\} </math><br />
<br />
長距離レースにとって、これらの値は実験的に求められる。<br />
<br />
ここで、左辺はソーラーカーへのエネルギー入力(バッテリと太陽からのパワー)、右辺はレースルートに沿って運転ために必要なエネルギー(転がり抵抗、空気抵抗、勾配抵抗そして加速抵抗)を示している。この式の速度''v''を除いて、すべての値は推定することができう。これらのパラメータは以下を含む。<br />
<br />
[[Image:Maizebluecatia.gif|thumb|300px|right|Computer simulation of a solar car body design.]]<br />
{| class="wikitable" <br />
! 記号<br />
! 注釈<br />
! Ford Australia<br />
! Aurora<br />
! Aurora<br />
! Aurora<br />
|-<br />
|<br />
|年<br />
|1987<br />
|1993<br />
|1999<br />
|2007<br />
|-<br />
|''η'' <br />
|モータ効率(コントローラとモータの総合効率) <br />
|0.82<br />
|0.80<br />
|0.97<br />
|0.97<br />
|-<br />
|''η''<sub>''b''</sub><br />
|バッテリの充放電エネルギー効率 <br />
|0.82<br />
|0.92<br />
|0.82<br />
|1.00 (LiPoly)<br />
|-<br />
|''E'' <br />
|バッテリエネルギー(J:ジュール)<br />
|1.2e7<br />
|1.8e7<br />
|1.8e7<br />
|1.8e7<br />
|-<br />
|''P'' <br />
|推定される太陽電池アレイからの平均電力(1)(W) <br />
|918<br />
|902<br />
|1050<br />
|972<br />
|-<br />
|''x'' <br />
|レースルートの距離(m) <br />
|3e6<br />
|3.007e6<br />
|3.007e6<br />
|3.007e6<br />
|-<br />
|''W'' <br />
|バッテリやドライバーを含め他総重量(N) <br />
|2690<br />
|2950<br />
|3000<br />
|2400<br />
|-<br />
|''C''<sub>''rr''1</sub> <br />
|第1転がり抵抗係数(単位なし) <br />
|0.0060<br />
|0.0050<br />
|0.0027<br />
|0.0027 <br />
|-<br />
|''C''<sub>''rr''2</sub> <br />
|第2転がり抵抗係数(N*s/m)<br />
| 0 <br />
| 0 <br />
| 0 <br />
| 0 <br />
|-<br />
|''N'' <br />
|ホイール数 <br />
|4<br />
|3<br />
|3<br />
|3<br />
|-<br />
|''ρ'' <br />
|空気密度(kg/m<sup>3</sup>) <br />
|1.22<br />
|1.22<br />
|1.22<br />
|1.22<br />
|-<br />
|''C''<sub>''D''</sub> <br />
|空気抵抗係数(単位なし) <br />
|0.26<br />
|0.133<br />
|0.10<br />
|0.10<br />
|-<br />
|''A'' <br />
|前方投影面積(m<sup>2</sup>) <br />
|0.70<br />
|0.75<br />
|0.75<br />
|0.76<br />
|-<br />
|''h'' <br />
|車が登るトータルの高さ(m) <br />
|0<br />
|0<br />
|0<br />
|0<br />
|-<br />
|''N''<sub>''a''</sub><br />
|車が1日に加速する回数 <br />
|4 <br />
|4 <br />
|4 <br />
|4<br />
|-<br />
|''g'' <br />
|重力加速度(m/s<sup>2</sup>) <br />
|9.81<br />
|9.81<br />
|9.81<br />
|9.81<br />
|-<br />
|''v'' <br />
|ルート全体の計算された平均速度(m/s) <br />
|16.8<br />
|20.3<br />
|27.2<br />
|27.1<br />
|-<br />
|<br />
|計算された平均速度(km/h)<br />
|60.5<br />
|73.1<br />
|97.9<br />
|97.6<br />
|-<br />
|<br />
|実際のレースの速度(km/h)<br />
|44.8<br />
|70.1<br />
|73<br />
|85<br />
|}<br />
注1 WSCにおいて太陽電池の平均出力は、定格出力の7/9として近似できる。<br />
<!---<br />
Solving the long form of the equation for velocity results in a large equation (approximately 100 terms). Using the power equation as the arbiter, vehicle designers can compare various car designs and evaluate the comparative performance over a given route. Combined with [[Computer-aided engineering|CAE]] and systems modeling, the power equation can be a useful tool in solar car design.<br />
<br />
===レースの道筋の考慮===<br />
The directional orientation of a solar car race route affects the apparent position of the sun in the sky during a race day, which in turn affects the energy input to the vehicle. <br />
*In a south-to-north race route alignment, for example, the sun would rise over the driver's right shoulder and finish over his left (due to the east-west apparent motion of the sun). <br />
*In an east-west race route alignment, the sun would rise behind the vehicle, and appear to move in the direction of the vehicle's movement, setting in the front of the car.<br />
*A hybrid route alignment includes significant sections of south-north and east-west routes together.<br />
<br />
This is significant to designers, who seek to maximize energy input to a panel of solar cells (often called an "array" of cells) by designing the array to point directly toward the sun for as long as possible during the race day. Thus, a south-north race car designer might increase the car's total energy input by using solar cells on the sides of the vehicle where the sun will strike them (or by creating a [[wikt:convex|convex]] array coaxial with the vehicle's movement). In contrast, an east-west race alignment might reduce the benefit from having cells on the side of the vehicle, and thus might encourage design of a flat array.<br />
<br />
Because solar cars are often purpose-built, and because arrays do not usually move in relation to the rest of the vehicle (with notable exceptions), this race-route-driven, flat-panel versus convex design compromise is one of the most significant decisions that a solar car designer must make. <br />
<br />
For example, the 1990 and 1993 Sunrayce USA events were won by vehicles with significantly convex arrays, corresponding to the south-north race alignments; by 1997, however, most cars in that event had flat arrays to match the change to an east-west route.<br />
---><br />
== ソーラーカーレース ==<br />
{{see|ソーラーカーレース}}<br />
<br />
== ソーラーカーチーム ==<br />
{{see|ソーラーカーチームの一覧}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*エコ電気自動車のしくみと製作, 日本太陽エネルギー学会編, オーム社, ISBN 4-274-20291-7<br />
*ソーラーカー製作ガイドブック 自然エネルギー・ガイド, 米田裕彦, 吉田充男, 山田喜夫, パワー社, ISBN 482772251X<br />
*The Winning Solar Car, Douglas R. Carrol, SAE International, ISBN 0-7680-1131-0<br />
*A Solar Car Primer, Eric F. Thacher, Nova Science Pub. Inc., ISBN 978-1590333082<br />
*The Leading Edge: Aerodynamic Design of Ultra-Streamlined Land Vehicles, Goro Tamai, Robert Bentley, ISBN 978-0837608600<br />
*Speed of Light: The 1996 World Solar Challenge: David M. Roche, Antony E. Schinckel, John W. Storey, Clive P. Huphris, Michelle R. Guelden, Intl Specialized Book Service, ISBN 978-0763415273<br />
*チャレンジザソーラーカーソラえもん号発進!, 小学館, ISBN 978-4091107817<br />
*光の国のグランプリ, 中部博, [[集英社]], ISBN 978-4087830835 <br />
*レッドシャイン, 濱野京子, 講談社, ISBN 978-4062153836<br />
*世界最速のソーラーカー -オーストラリア大陸縦断3000kmの挑戦-, 東海大学チャレンジセンター編, 東海大学教育研究所, ISBN 978-4-486-03715-6<br />
*[[曇天・プリズム・ソーラーカー]], [[太田垣康男]](原作), [[村田雄介]](漫画), 集英社, [[ジャンプスクエア]]<br />
*ソーラーカーで未来を走る, [[木村英樹 (工学者)]], くもん出版, ISBN 978-4-7743-1959-9<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[ソーラーカーレース]] ({{interlang|en|Solar car racing}})<br />
*[[ソーラーカーチームの一覧]] ({{interlang|en|List of solar car teams}})<br />
*[[サンレーサー]]<br />
*[[東海チャレンジャー]]<br />
*[[Nuna]]<br />
*[[Twente One]]<br />
*[[SolUTra]]<br />
*[[サンスイフト]]<br />
*[[ワールド・ソーラー・チャレンジ]] ({{interlang|en|World Solar Challenge}})<br />
*[[サウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ]] ({{interlang|en|South African Solar Challenge}})<br />
*[[デル=ウィンストン・スクール・ソーラーカー・チャレンジ]]<br />
*[[ワールド・ソーラーカー・ラリー]]<br />
*[[ワールド・エコノ・ムーブ]]<br />
*[[ザ!鉄腕!DASH!!]]<br />
*[[曇天・プリズム・ソーラーカー]]<br />
*[[電気自動車]]<br />
*[[太陽電池]]<br />
*[[ソーラープレーン]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[https://web.archive.org/web/20090301150617/http://www.wsc.org.au/ WSC公式サイト]<br />
*[http://wgc.or.jp/ WGC (WSR / JISFC) 公式サイト]<br />
*[http://www.honda.co.jp/solar_car/ ソーラーカーレース鈴鹿 ]<br />
*[http://www.zdp.co.jp/ Zero to Darwin Project ]<br />
*[http://www.ntv.co.jp/dash/solar/index.html ソーラーカー 日本一周ひとふで書きの旅 ]([[ザ!鉄腕!DASH!!]])<br />
*[http://sunlake.org/solar/archaeology/archaeology_top.htm ソーラーカーの歴史 ]<br />
*[http://www.kyocera.co.jp/news/2009/0503_tzbt.html トヨタ“プリウス”に太陽電池 ]<br />
*[http://www.sharp.co.jp/corporate/solar_car2009/ シャープ製太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「グローバル・グリーン・チャレンジ」に参戦 ]<br />
*[http://www.sharp.co.jp/corporate/solar_car2010/ シャープ製太陽電池を搭載した東海大学チームのソーラーカーが「サウス・アフリカン・ソーラー・チャレンジ」に参戦 ]<br />
<br />
{{Alternative propulsion}}<br />
{{自動車}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:そおらあかあ}}<br />
[[Category:ソーラーカー|*]]</div>
221.32.117.121
夏季オリンピック
2018-07-23T09:05:02Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{ウィキプロジェクトリンク|オリンピック}}<br />
[[ファイル:Summer olympics all cities.PNG|thumb|300px|夏季五輪の開催国。数字は開催年。<li>緑色の国は過去に1回開催された国。青色の国は過去に2回以上開催された国(同一都市であるか、その国の別々の都市であるかを問わず)。<li>●は開催された都市で、黒色は1回、オレンジ色は2回、赤色は3回開催された都市。]]<br />
'''夏季オリンピック'''(かきオリンピック、[[フランス語|仏]]:'''Jeux olympiques d'été'''、[[英語|英]]:'''Summer Olympic Games''')は、[[近代オリンピック]]のうち夏期に行われるもので、4年に1度、4で割り切れる[[西暦]]年に開催される[[総合競技大会]]。正式名称は'''オリンピアード競技大会'''(オリンピアードきょうぎたいかい、英:Games of the Olympiad)。<br />
<br />
なお、第1回大会から全て参加しているのは、[[ギリシャ]]・[[イギリス]]・[[フランス]]・[[スイス]]・[[オーストラリア]](ただし[[1908年]]・[[1912年]]のオリンピックでは[[オーストララシア]]として参加)の5ヶ国のみである。<br />
<br />
また、過去3回夏季五輪の開催が取りやめとなった例があるが、この場合でも回次がそのまま残るため、公式記録上は「みなし開催」(事実上[[欠番]])の扱いとされる。<br />
<br />
==大会一覧 ==<br />
* 左端は回。「国」は 参加国・地域数(2000年と2012年は他に[[IOA]]の参加も有り)。<br />
<br />
{| class="wikitable sortable" style="white-space:nowrap;"<br />
! rowspan=2| !! rowspan=2|<small>年 !! rowspan=2|開催地 !! rowspan=2|開催大陸/開催国 !! rowspan=2|<small>国 !! colspan=3|<small>参加選手数<ref>【出典】 [http://www.olympic.org/Documents/Reference_documents_Factsheets/The_Olympic_Summer_Games.pdf FACTSHEET THE GAMES OF THE OLYMPIAD (Summer Games)] OCTOBER 2013</ref><ref>【出典】 [http://www.olympic.org/Documents/women-participation_graph_en.pdf Development of women's participation in the Games of Olympiads]</ref> !! rowspan=2 class="unsortable"|<small>備考 !! rowspan=2|<small>種目<br />
|-<br />
! <small>計 !! <small>男 !! <small>女<br />
|-<br />
| {{0}}1 || [[1896年|1896]]<br />
| {{flagicon|GRE}} [[1896年アテネオリンピック|アテネ]] <small>(1)<br />
| 欧州 {{None|ギリシャ1}}[[ギリシャ王国]] || 14 || {{0}}241 || {{0}}241 || {{0|000}}0 || || {{0}}43<br />
|-<br />
<br />
| {{0}}2 || [[1900年|1900]]<br />
| {{flagicon|FRA}} [[1900年パリオリンピック|パリ]] <small>(1)<br />
| 欧州 [[フランス]] || 24 || {{0}}997 || {{0}}975 || {{0|00}}22 || <ref>パリ万博の付属大会。2012年現在、唯一[[平年]]に開催された大会である。</ref> || {{0}}85{{cref|A}}<br />
<br />
|-<br />
| {{0}}3 || [[1904年|1904]]<br />
| {{flagicon|USA1896}} [[1904年セントルイスオリンピック|セントルイス]]<br />
| 北米 [[アメリカ合衆国|アメリカ]] || 12 || {{0}}651 || {{0}}645 || {{0|000}}6 || || {{0}}94{{cref|B}}<br />
<br />
|- style="background-color:#ccffcc"<br />
| {{None|03.5}}<small>{{Align|center|特別}} || [[1906年|1906]]<br />
| {{flagicon|GRE}} [[1906年アテネオリンピック|アテネ]]<br />
| 欧州 {{None|ギリシャ2}}[[ギリシャ王国]] || 21 || {{0}}854 || {{0}}848 || {{0|000}}6 || <ref>近代オリンピック制定10周年記念の特別大会として開かれたので、回次はつかない。</ref> || {{0}}78<br />
<br />
|-<br />
| {{0}}4 || [[1908年|1908]]<br />
| {{flagicon|GBR}} [[1908年ロンドンオリンピック|ロンドン]] <small>(1)<br />
| 欧州 [[イギリス]] || 22 || 2008 || 1971 || {{0|00}}37 || rowspan="2"| || 110<br />
<br />
|-<br />
| {{0}}5 || [[1912年|1912]]<br />
| {{flagicon|SWE}} [[1912年ストックホルムオリンピック|ストックホルム]]<br />
| 欧州 [[スウェーデン]] || 28 || 2407 || 2359 || {{0|00}}48 || 102<br />
<br />
|- style="background-color:#cccccc"<br />
| {{0}}6 || [[1916年|1916]]<br />
| {{Flagicon2|German Empire}} [[1916年ベルリンオリンピック|ベルリン]]<br />
| 欧州 {{None|ドイツ1}}[[ドイツ帝国]] || colspan=4| {{Align|center|中止}} || <ref>[[第一次世界大戦]]のため開催取りやめ。</ref> || <br />
<br />
|-<br />
| {{0}}7 || [[1920年|1920]]<br />
| {{flagicon|BEL}} [[1920年アントワープオリンピック|アントワープ]]<br />
| 欧州 [[ベルギー]] || 29 || 2626 || 2561 || {{0|00}}65 || || 156{{cref|C}}<br />
<br />
|-<br />
| {{0}}8 || [[1924年|1924]]<br />
| {{flagicon|FRA}} [[1924年パリオリンピック|パリ]] <small>(2)<br />
| 欧州 [[フランス]] || 44 || 3089 || 2954 || {{0}}135 <br />
| || 126<br />
<br />
|-<br />
| {{0}}9 || [[1928年|1928]]<br />
| {{flagicon|NED}} [[1928年アムステルダムオリンピック|アムステルダム]]<br />
| 欧州 [[オランダ]] || 46 || 2883 || 2606 || {{0}}277 <br />
| || 109<br />
<br />
|-<br />
| 10 || [[1932年|1932]]<br />
| {{flagicon|USA1912}} [[1932年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]] <small>(1)<br />
| 北米 アメリカ || 37 || 1332 || 1206 || {{0}}126 <br />
| || 117<br />
<br />
|-<br />
| 11 || [[1936年|1936]]<br />
| {{flagicon|DEU1935}} [[1936年ベルリンオリンピック|ベルリン]]<br />
| 欧州 {{None|ドイツ2}}[[ナチス・ドイツ|ドイツ国]] || 49 || 3963 || 3632 || {{0}}331 <br />
| || 129<br />
<br />
|- style="background-color:#cccccc"<br />
| 12 || [[1940年|1940]]<br />
| {{flagicon|Japan|alt}} [[1940年東京オリンピック|東京]] →<br>{{flagicon|FIN}} ヘルシンキ<br />
| アジア [[日本]] →<br>欧州 [[フィンランド]] || colspan=4| {{Align|center|中止}} || <ref>当初東京で開催予定だったが、その後[[日中戦争]]の影響で開催返上し、{{FIN}}・[[ヘルシンキ]]に変更した。しかし、戦局悪化([[第二次世界大戦]])のため開催取りやめ。</ref> || <br />
<br />
|- style="background-color:#cccccc"<br />
| 13 || [[1944年|1944]]<br />
| {{flagicon|United Kingdom}} [[1944年ロンドンオリンピック|ロンドン]]<br />
| 欧州 [[イギリス]] || colspan=4| {{Align|center|中止}} || <ref>第二次世界大戦の影響で開催取りやめ。</ref> || <br />
<br />
|-<br />
| 14 || [[1948年|1948]]<br />
| {{flagicon|GBR}} [[1948年ロンドンオリンピック|ロンドン]] <small>(2)<br />
| 欧州 [[イギリス]] || 59 || 4104 || 3714 || {{0}}390 || || 136<br />
<br />
|-<br />
| 15 || [[1952年|1952]]<br />
| {{flagicon|FIN}} [[1952年ヘルシンキオリンピック|ヘルシンキ]]<br />
| 欧州 [[フィンランド]] || 69 || 4955 || 4436 || {{0}}519 <br />
| || 149<br />
<br />
|-<br />
| 16 || [[1956年|1956]]<br />
| {{None|01豪州}}{{flagicon|AUS}} [[1956年メルボルンオリンピック|メルボルン]]<br />
| 大洋州 [[オーストラリア]] || 67 <small>+5 || 3155 || 2791 || {{0}}364 || <ref>[[メルボルンオリンピックにおける馬術競技|馬術競技]](6種目)だけは、当時オーストラリアの家畜検疫事情から{{SWE}}・[[ストックホルム]]で先行して開催された。これのみに参加したのは5か国で、メルボルンには計67か国が参加。</ref> || 145 <small>+6<br />
<br />
|-<br />
| 17 || [[1960年|1960]]<br />
| {{flagicon|ITA}} [[1960年ローマオリンピック|ローマ]]<br />
| 欧州 [[イタリア]] || 83 || 5338 || 4727 || {{0}}611 || || 150<br />
<br />
|-<br />
| 18 || [[1964年|1964]]<br />
| {{flagicon|JPN}} [[1964年東京オリンピック|東京]] <small>(1)<br />
| アジア [[日本]] || 93 || 5151 || 4473 || {{0}}678 || <ref>北朝鮮([[朝鮮民主主義人民共和国]])が開幕前に参加を拒否して帰国。</ref> || 163<br />
<br />
|-<br />
| 19 || [[1968年|1968]]<br />
| {{None|4北米}}{{flagicon|MEX}} [[1968年メキシコシティーオリンピック|メキシコシティ]]<br />
| 北米 [[メキシコ]] || 112 || 5516 || 4735 || {{0}}781 || || 172<br />
<br />
|-<br />
| 20 || [[1972年|1972]]<br />
| {{flagicon|GER}} [[1972年ミュンヘンオリンピック|ミュンヘン]]<br />
| 欧州 {{None|ドイツ3}}[[西ドイツ]] || 121 || 7134 || 6075 || 1059 || <ref>開催中、パレスチナゲリラにより[[イスラエル]]選手が殺害される([[ミュンヘンオリンピック事件]])。</ref> || 195<br />
<br />
|-<br />
| 21 || [[1976年|1976]]<br />
| {{None|6北米}}{{flagicon|CAN}} [[1976年モントリオールオリンピック|モントリオール]]<br />
| 北米 [[カナダ]] || 92 || 6084 || 4824 || 1260 || <ref>アフリカ諸国のほとんどがボイコット。</ref> || 198<br />
<br />
|-<br />
| 22 || [[1980年|1980]]<br />
| {{None|{{flagicon|BEL}}}}{{flagicon|URS}} [[1980年モスクワオリンピック|モスクワ]]<br />
| 欧州 {{None|/}}[[ソビエト連邦]] || 80 || 5179 || 4064 || 1115 || <ref>[[西側諸国]]のほとんどがボイコット。</ref> || 203<br />
<br />
|-<br />
| 23 || [[1984年|1984]]<br />
| {{flagicon|USA}} [[1984年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]] <small>(2)<br />
| 北米 アメリカ || 140 || 6829 || 5263 || 1566 || <ref>[[東側諸国]]のほとんどがボイコット。</ref> || 221<br />
<br />
|-<br />
| 24 || [[1988年|1988]]<br />
| {{flagicon|KOR}} [[1988年ソウルオリンピック|ソウル]]<br />
| アジア [[大韓民国|韓国]] || 159 || 8391 || 6197 || 2194 || <ref>北朝鮮([[朝鮮民主主義人民共和国]])は不参加。</ref> || 237<br />
<br />
|-<br />
| 25 || [[1992年|1992]]<br />
| {{flagicon|ESP}} [[1992年バルセロナオリンピック|バルセロナ]]<br />
| 欧州 [[スペイン]] || 169 || 9356 || 6652 || 2704 || || 257<br />
<br />
|-<br />
| 26 || [[1996年|1996]]<br />
| {{flagicon|USA}} [[1996年アトランタオリンピック|アトランタ]]<br />
| 北米 アメリカ || 197 || 10318 || 6806 || 3512 <br />
| || 271<br />
<br />
|-<br />
| 27 || [[2000年|2000]]<br />
| {{None|02豪州}}{{flagicon|AUS}} [[2000年シドニーオリンピック|シドニー]]<br />
| 大洋州 [[オーストラリア]] || 199 || 10651 || 6582 || 4069 <br />
| || 300<br />
<br />
|-<br />
| 28 || [[2004年|2004]]<br />
| {{flagicon|GRE}} [[2004年アテネオリンピック|アテネ]] <small>(2)<br />
| 欧州 {{None|ギリシャ3}}[[ギリシャ]] || 201 || 10625 || 6296 || 4329 <br />
| || 301<br />
<br />
|-<br />
| 29 || [[2008年|2008]]<br />
| {{flagicon|CHN}} [[2008年北京オリンピック|北京]]<br />
| アジア [[中華人民共和国|中国]] || 204 || 10942 || 6305 || 4637 || <ref>[[2008年北京オリンピックの馬術競技|馬術競技]]は検疫の関係から、特別行政区である[[香港]]で開催された。<br>なお[[北京]]は、[[2022年北京オリンピック|2022年冬季大会]]が決定し、「史上初の夏冬開催都市」となった。</ref> || 302<br />
<br />
|-<br />
| 30 || [[2012年|2012]]<br />
| {{flagicon|GBR}} [[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン]] <small>(3)<br />
| 欧州 [[イギリス]] || 204 || 10568 || 5892 || 4676 || || 302<br />
<br />
|-<br />
| 31 || [[2016年|2016]]<br />
| {{None|2南米}}{{flagicon|BRA}} [[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ]]<br />
| 南米 [[ブラジル]] ||206 ||11237 || 6179 || 5059 || ||306<br />
|-<br />
|32<br />
|[[2020年|2020]]<br />
|{{flagicon|JPN}} [[2020年東京オリンピック|東京]] <small>(2)<br />
|アジア [[日本]]<br />
| colspan="4" |{{Align|center|予定}}<br />
|<br />
|339<br />
|-<br />
|33<br />
|[[2024年|2024]]<br />
|{{flagicon|FRA}} [[2024年パリオリンピック|パリ]] <small>(3)<br />
|欧州 [[フランス]]<br />
| colspan="4" |{{Align|center|予定}}<br />
|<br />
|<br />
|-<br />
|34<br />
|[[2028年|2028]]<br />
|{{flagicon|USA}} [[2028年ロサンゼルスオリンピック|ロサンゼルス]] <small>(3)<br />
|北米 アメリカ<br />
| colspan="4" |{{Align|center|予定}}<br />
|<br />
|<br />
|}<br />
<br />
=== 備考 ===<br />
<div class="references-small"><references/></div><br />
<br />
{{refbegin}}<br />
{{cnote|A|1900 - IOCのサイトでは95<ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/paris-1900-summer-olympics |title=IOC site for the 1900 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/content/results-and-medalists/eventresultpagegeneral/?athletename=&country=&sport2=&games2=1900%2f1&event2=&mengender=true&womengender=true&mixedgender=true&goldmedal=true&silvermedal=true&bronzemedal=true&worldrecord=true&olympicrecord=false&teamclassification=true&individualclassification=true&winter=true&summer=true |title=IOC database for the 1900 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref>。<ref>{{cite web|url=http://www.la84foundation.org/6oic/OfficialReports/Mallon/1900.pdf |title=1900 Olympic Games — Analysis and Summaries |format=PDF |accessdate=10 February 2014}}</ref>}}<br />
<br />
{{cnote|B|1904 - IOCのサイトでは91<ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/st-louis-1904-summer-olympics |title=IOC site for the 1904 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/content/results-and-medalists/eventresultpagegeneral/?athletename=&country=&sport2=&games2=1904%2f1&event2=&mengender=true&womengender=true&mixedgender=true&goldmedal=true&silvermedal=true&bronzemedal=true&worldrecord=true&olympicrecord=false&teamclassification=true&individualclassification=true&winter=true&summer=true |title=IOC database for the 1904 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref>。<ref>{{cite web|url=http://www.la84foundation.org/6oic/OfficialReports/Mallon/1904.pdf |title=1904 Olympic Games — Analysis and Summaries |format=PDF |accessdate=10 February 2014}}</ref>}}<br />
<br />
{{cnote|C|1920 - IOCのサイトでは154<ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/antwerp-1920-summer-olympics |title=IOC site for the 1920 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref><ref>{{cite web|url=http://www.olympic.org/content/results-and-medalists/eventresultpagegeneral/?athletename=&country=&sport2=&games2=1920%2f1&event2=&mengender=true&womengender=true&mixedgender=true&goldmedal=true&silvermedal=true&bronzemedal=true&worldrecord=true&olympicrecord=false&teamclassification=true&individualclassification=true&winter=true&summer=true |title=IOC database for the 1920 Olympic Games |publisher=Olympic.org |accessdate=10 February 2014}}</ref>。}}<br />
{{refend}}<br />
<br />
== 正式競技 ==<br />
[[オリンピック夏季大会競技団体連合]](ASOIF)に[[国際競技連盟]](IF)が加盟している[[競技]]が正式競技とされ、本大会の7年前の[[国際オリンピック委員会]](IOC)総会で最終決定する。競技数の上限は28である。競技・種目数は一貫して増え続け、2000年の[[2000年シドニーオリンピック|シドニー五輪]]では28競技・300種目に達したことから五輪の肥大化が問題視され、2012年の[[2012年ロンドンオリンピック|ロンドン五輪]]では野球とソフトボールが外され、26競技・302種目に減らされた<ref>北京五輪ではこれまでで最大の28競技・302種目だった。</ref>。2007年には中核競技制度が導入され、2016年の[[2016年リオデジャネイロオリンピック|リオデジャネイロ五輪]]ではロンドンで実施された26競技(2020年大会では25競技)は除外されない。リオ大会ではゴルフとラグビー(7人制)が加わり、28競技で実施された<ref>[[産経新聞]] [[2012年]][[7月25日]]。</ref>。<br />
=== 水のスポーツ ===<br />
* [[水泳]]<br />
* [[ボート競技]]<br />
* [[セーリング]]<br />
* [[カヌー]]<br />
<br />
=== 格闘技 ===<br />
* [[フェンシング]]<br />
* [[アマチュアレスリング|レスリング]]<br />
* [[ボクシング]]<br />
* [[柔道]]<br />
* [[テコンドー]]<br />
<br />
=== 的当て ===<br />
* [[射撃]]<br />
* [[アーチェリー]]<br />
<br />
=== 球技 ===<br />
* [[テニス]]<br />
* [[サッカー]]<br />
* [[フィールドホッケー|ホッケー]]<br />
* [[バスケットボール]]<br />
* [[バレーボール]]<br />
* [[ハンドボール]]<br />
* [[卓球]]<br />
* [[バドミントン]]<br />
* [[ゴルフ]]<br />
* [[7人制ラグビー]]<br />
<br />
=== 複合競技 ===<br />
* [[近代五種競技]]<br />
* [[トライアスロン]]<br />
<br />
=== その他 ===<br />
* [[陸上競技]]<br />
* [[体操]]<br />
* [[ウエイトリフティング]]<br />
* [[自転車競技]]<br />
* [[馬術]]<br />
<br />
== 開催都市選考 ==<br />
[[オリンピック招致]]を参照のこと。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[近代オリンピック]]<br />
* [[国際オリンピック委員会]]<br />
* [[夏季オリンピックの競技一覧]]<br />
* [[日本の夏季オリンピック金メダル]]<br />
* [[日本の夏季オリンピック銀メダル]]<br />
* [[日本の夏季オリンピック銅メダル]]<br />
* [[パラリンピック]]<br />
* [[冬季オリンピック]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [https://www.olympic.org/summer-games Summer Olympics - Past and Future Summer Olympic Games]<br />
* [http://www.la84foundation.org/6oic/OfficialReports/ 各大会IOC公式報告書]<br />
<br />
{{オリンピック}}<br />
{{国際オリンピック委員会}}<br />
{{夏季オリンピック開催都市}}<br />
{{オリンピック招致}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:かきおりんひつく}}<br />
[[Category:夏季オリンピック|*]]<br />
[[Category:1896年設立]]</div>
221.32.117.121
ヒ素中毒
2018-07-22T13:41:40Z
<p>221.32.117.121: /* 治療 */</p>
<hr />
<div>{{Infobox_Disease |<br />
Name = Arsenic poisoning |<br />
Image = |<br />
Caption = |<br />
DiseasesDB = |<br />
ICD10 = {{ICD10|T|57|0|t|51}} |<br />
ICD9 = {{ICD9|985.1}} |<br />
ICDO = |<br />
OMIM = |<br />
MedlinePlus = |<br />
eMedicineSubj = emerg |<br />
eMedicineTopic = 42 |<br />
MeshID = D020261 |<br />
}}<br />
<br />
'''ヒ素中毒'''(ヒそちゅうどく)とは、[[ヒ素]]の生体毒性によって生じる病態であり、症状は多岐にわたるが、重篤な場合は重要な代謝[[酵素]]が阻害され[[多臓器不全]]を生じることなどにより死に至る。主に阻害されるのは[[リポ酸]]を[[補酵素]]として用いる酵素で、[[ピルビン酸]][[脱水素酵素]]や[[αケトグルタル酸]]脱水素酵素などである。このため、ピルビン酸や[[乳酸]]など[[脱水素化|脱水素反応]]の[[基質]]が蓄積する。特に[[脳]]への影響が大きく、[[神経学]]的症状が現れる場合もある。<br />
<br />
==急性期の症状==<br />
ヒ素中毒の急性期の症状は以下のようなものがあるがこれらがすべてではない。また必ずしもすべての症状を伴うわけではない。[[森永ヒ素ミルク中毒事件]]が有名であるが、最近の事件としては[[和歌山毒物カレー事件]]がある。後者の急性期の症状の報告を後に述べる。<br />
なお、急性期を過ぎて数年から数十年経過すると慢性期の症状が発症する。それは急性期とは全く別であり、別項に記載する。<br />
<br />
=== 主な症状 ===<br />
*[[腹痛]]、腹部の圧痛や膨満感<br />
*[[嚥下]]障害、[[食道]][[逆流]]、[[悪心]]、[[胸焼け]]<br />
*[[唾液]]の過分泌<br />
*[[嘔吐]](吐瀉物は緑や黄色がかった色でしばしば血液が付着)<br />
*[[喉]]の違和感(乾燥感や緊張感)<br />
*[[口渇]]<br />
*[[発熱]]<br />
*[[嗄声]]、発語困難感<br />
*[[下痢]]、テネスムス([[しぶり腹]])、[[肛門]]の表皮剥脱<br />
*[[泌尿器]]の焼けるような痛み<br />
*[[痙攣]]、筋強直<br />
*粘調な発汗<br />
*四肢の[[紫斑]]<br />
*無表情<br />
*目の[[充血]]<br />
*[[譫妄]]<br />
*[[意識]]混濁<br />
*多臓器不全<br />
<br />
=== 和歌山毒物カレー事件 ===<br />
* 最初の2週間に出現したもの 文献には%が書かれている<ref>Skin manifestations in acute arsenic poisoning from the Wakayama curry-poisoning incident K.Ueda and F. Furukawa Brit J Dermatol 2003,149:757-762</ref>。<br />
* 胃腸障害(吐気、嘔吐、腹痛、下痢)、精神神経学的症状(衰弱感(Weakness)、 [[頭痛]]、[[麻痺]]、[[知覚異常]]、[[けいれん]]、[[精神障害]])、皮膚科学的症状([[発疹]]、[[皮疹|粘膜疹]])、電解質異常([[低カリウム血症]]、[[高リン酸血症]])、血液学的症状(白血球増多、白血球減少、血小板減少、[[貧血]])、肝機能変化([[アスパラギン酸アミノ基転移酵素|AST]]の増加、[[アラニントランスアミナーゼ|ALT]]の増加)、心臓血管系変化([[低血圧]]、[[QT延長症候群|QT延長]]、T波異常、STセグメント異常)、[[肺]]([[心臓肥大]]、[[肺水腫]]、[[胸水]])<br />
* 皮膚科的変化としては、事件後2週間までに、[[結膜下出血]]、[[紅斑]](flushing syndrome)、顔面の[[浮腫]]、斑丘疹性発疹、[[ヘルペス]]感染、末端の[[表皮剥離]]、[[脱毛症]]、[[口内炎]]が観察された。<br />
* また、これらに加え、事件後3か月までに、爪甲横溝、爪横白線、爪白斑、爪異栄養症、爪周囲への色素沈着、炎症後色素沈着、ざ瘡様発疹、炎症後色素脱失、口唇の色素過剰が観察された。<br />
<br />
== 検査と治療 ==<br />
=== 検査 ===<br />
ヒ素中毒の疑いがあるときは、直ちに病院を受診することが大切である。ヒ素中毒の検査法のひとつは、[[毛]]の検査である。ヒ素が血中に入ると、毛に取り込まれ、何年もそこに留まる[http://www.newsobserver.com/content/news/crime_safety/arsenic/story_graphics/20040928_arsenic.pdf]。急性期は毛と爪の検査が意義があるが、何十年も経過した慢性ヒ素中毒では、通常検出できない。ヒ素の汚染源の検査も重要である。<br />
<br />
=== 治療 ===<br />
治療薬もいくつか開発されている。[[ジメルカプロール]]や{{仮リンク|ジメルカプトコハク酸|en|Dimercaptosuccinic acid}}(DMSA・通称Succimer)は[[キレート剤]]で、ヒ素を血中の蛋白質から隔離する作用があり、急性中毒に用いられる。副作用の筆頭は[[高血圧]]である。ジメルカプロールのほうが、DMSAよりも副作用が大きい<ref>[http://www.drugs.com/MMX/Dimercaprol.html Dimercaprol Drug Information, Professional]</ref>。<br />
<br />
''Food and Chemical Toxicology''誌で、カルカッタの[[インド生物化学研究所]]のケヤ・チョードリ (Keya Chaudhuri) らは、[[ラット]]に毎日ヒ素を含む水を飲ませた実験を報告している。ヒ素濃度は、[[バングラデシュ]]や西[[ベンガル地方]]の地下水と同様とした。同時に[[ニンニク]]抽出物を与えたラットでは、対照区と比較して血液と肝臓のヒ素が40%減少しており、尿への排泄が45%増加していた。ここから、ニンニクに含まれる硫黄化合物が組織や血液からのヒ素排出を促したと考察している。論文では、飲用水がヒ素の汚染されている地域では、予防的な意味でニンニクを鱗片で一日1から3枚食べるとよいとしている<ref>http://www.elsevier.com/wps/find/journaldescription.cws_home/237/description#description Journal of Food and Chemical Toxicology, DOI see: 10.1016/j.fct.2007.09.108</ref> [http://www.newscientist.com/article/mg19726385.100-garlic-combats-arsenic-poisoning.html][http://www.sciencedirect.com/science?_ob=ArticleURL&_udi=B6T6P-4PT0Y7V-2&_user=961305&_rdoc=1&_fmt=&_orig=search&_sort=d&view=c&_acct=C000049425&_version=1&_urlVersion=0&_userid=961305&md5=b0917537375df1e9de7fe4f4f897af03]。<br />
<br />
== 力価 ==<br />
[[file:Arsenic trioxide.jpg|200px|right|猛毒の三酸化二ヒ素]]<br />
純粋なヒ素の [[LD50|LD<sub>50</sub>]] は、経口摂取の場合763mg/kg 、腹腔内投与の場合は13mg/kgである。体重70kgのヒトの場合、経口摂取の場合で約53g に相当する。ただし、ヒ素化合物の場合、さらに大きくなることがある<ref>http://www.chemistry.org/portal/a/c/s/1/feature_tea.html?id=c373e90097f810dd8f6a17245d830100</ref>。<br />
<br />
報告されているヒ素中毒のほとんどは、純粋なヒ素ではなくヒ素酸化物が原因である。特に純粋なヒ素とは桁違いに毒性の強い[[三酸化二ヒ素]](亜ヒ酸)や[[砒化水素]]による中毒が多い。<br />
<br />
なお、([[水銀]]と対照的に)一般に無機ヒ素化合物より有機ヒ素化合物の方が毒性が低い。さらに、3価のヒ素化合物より5価のヒ素化合物の方が毒性が低い傾向にある。<br />
<br />
== 意図せぬ中毒 ==<br />
ヒ素は毒としての用途以外にも医学用途で何世紀も使われていた。特にヒ素化合物の製剤である[[サルバルサン]]は[[ペニシリン]]の開発前に[[梅毒]]治療薬として広く用いられた。(後に[[サルファ剤]]、続いて[[抗生物質]]によって取って代わられた。)<br />
<br />
また、各種の強壮剤([[:en:patent medicine|patent medicine]]) にも含まれていた。化粧品としても利用され、[[ビクトリア朝]]時代には、[[酢]]と[[石灰]]とヒ素の混合物を塗って、皮膚を白くしようとする女性がいた。ヒ素を使って皮膚の老化としわを抑えようとしたわけだが、ヒ素の一部はどうしても血中に吸収されてしまう。<br />
<br />
色素の中には、ヒ素化合物を含むものもある。有名な例は、エメラルドグリーン([[:en:Paris Green|Paris Green]])・シェーレグリーン([[:en:Scheele's Green|Scheele's Green]])である。画家や職人の中毒事故のうち、この種の色素への暴露が原因だったものも少なくない。<br />
<br />
現代では半導体製造プロセスのハイテク産業においてヒ素化合物が汎用されている([[アルシン]]等)。これらは非常に毒性が高いものが多く、取り扱い過程で厳重な注意が払われている。<br />
<br />
== 慢性ヒ素中毒 ==<br />
===はじめに===<br />
慢性ヒ素中毒は高濃度のヒ素を含有する水の長期間の飲用によって生じる。これは地下水のヒ素汚染が原因となることがある<ref>http://who.int/water_sanitation_health/diseases/arsenicosis/en/ WHO Water-related diseases]</ref>。<br />
他の色々な原因で体内にヒ素が入り、年月がたつと慢性ヒ素中毒の症状が出現する。<br />
現にヒ素の摂取が進行中の場合は、汚染源にたいする対策が必要である。症状が高度になると、癌や四肢末端の壊疽が発生するので早急な治療が必要である。<br />
<br />
===慢性ヒ素中毒の症状===<br />
ヒ素侵入後数年~十数年して、慢性ヒ素中毒が発生する。症状として皮膚の色素沈着(点状またはびまん性)、白斑(点状または雨だれ状)、盛り上がった硬化(keratosis,角化症)、[[ボーエン病]]、[[皮膚癌]]([[基底細胞癌]]、[[有棘細胞癌]])、[[肺癌]]、[[腎臓癌]]、[[膀胱癌]]、[[壊疽]]などが発生する。皮膚の変化の部位は露出部もあるが、特に衣服に覆われている部分に出現する場合も多い。症状が複数みられたり、多発することもある。<br />
皮膚の変化は、長年にわたってヒ素そのものが既に生体から消失しても診断の根拠になるので、重要な所見である。この時期に毛や爪のヒ素の検査を行っても無意味である。初期には唇や口腔内の色素沈着がみられることがある。発癌以外の長期毒性としては、肝障害([[黄疸]]や[[肝硬変]])、末梢血管障害(四肢末端の[[チアノーゼ]]や[[レイノー現象]]、四肢末端の切断など)、烏脚病(blackfoot disease; 黒色になる壊疽の一種、台湾で地方的に発生)、貧血([[ヘム]]生合成障害による)などがある。癌などはただちに発生するわけではないから、その前に皮膚の変化で診断することが重要で、診察には皮膚科医の参加が必須である。<br />
<br />
[[WHO]]は飲料水のヒ素レベルの上限として、0.01 mg/L (10 ppb) を推奨している。この値は、WHO水質基準ガイドライン公開時の検出限界に基づいて定められた。最近の報告によると、この基準値よりも遥かに低い濃度(例えば0.00017 mg/L (0.17 ppb) )であっても、長期間飲用するとヒ素中毒を起こすという。ヒ素の発癌性については、複数の根拠がある。但し、国によっては井戸水の砒素濃度を50ppbで飲用可としている。<br />
<br />
===慢性ヒ素中毒の例===<br />
以前より知られていることだが、[[第三世界]]諸国ではヒ素中毒がさまざまな問題を起こしている。[[硫砒鉄鉱]]を含む、地学的に新しい河成[[堆積物]]からヒ素が溶け出し、[[地下水]]を汚染していることがある。この問題は特に[[バングラデシュ]]で深刻である。バングラデシュの国民の大多数は[[土地]]を所有せず、あるいは洪水の危険が高い低湿地にすんでおり、[[衛生]]状態はきわめて悪い。このため、[[水]]を媒介として、[[コレラ]]や[[赤痢]]などの流行がたびたび発生している。こうした状況を改善するため、[[国際機関]]が活動を行っている。特に飲用水の衛生状態の改善のため、[[井戸]]の整備を独立後に進めてきたが、多くの井戸が元来[[地層]]中に存在したヒ素に高濃度に汚染され、新たな問題となっている。全土の44%、5300万人が[[発癌性|発癌]]を含むヒ素中毒の危険にさらされていると考えられている<ref>藤井 孝文, モハマド マスド・カリム、「[http://doi.org/10.2208/prohe.42.397 バングラディシュの地下水ヒ素汚染について]」、『水工学論文集』Vol. 42 (1998) P 397-402</ref>。この原因は1970年代以降に作られた掘り抜き井戸が河成堆積物層から水を得ていることによる。WHOの基準値は10 ppb以下なのに対し、この井戸水の濃度はその1000万倍にも達する場合がある。[[ドイツ]]、[[フランス]]、[[イタリア]]では、[[ぶどう]]栽培に砒素を含む[[殺虫剤]]により、ぶどう酒を大量に飲む人々の間で発生したことは有名である。 日本では、島根県[[笹ヶ谷鉱山]]の公害や宮崎県の土呂久鉱山周辺における[[土呂久砒素公害]]などで鉱業従事者や付近住民への健康被害が公害として問題となった。飲用水の汚染による場合が多いが[[耳鼻科]]的症状もあり、工場活動時の[[煙害]]も考えられている。ヒ素混入による公害としては[[森永ヒ素ミルク中毒事件]]が有名である。最初は急性ヒ素中毒であったが、現在では慢性ヒ素中毒の症状を呈している。<br />
ヒ素を含む井戸水を使用する所にも単発性に発生した報告は多い。急性の時期が経過し、慢性ヒ素中毒の症状も報告されている。特殊な場合、[[毒ガス]]を製造する場所や、兵器としての毒物を捨てた所に発生することもある。昔は[[梅毒]]に[[サルバルサン]]などヒ素が使われていたが、[[医薬品]]としてのヒ素からは比較的報告は少ない。<br />
[[ダートマス大学]]の[[薬理学]]・[[毒物学]]名誉教授のロジャー・スミス(Roger Smith)は [http://dartmed.dartmouth.edu/fall06/html/disc_arsenic.php][http://www.dartmouth.edu/~toxmetal/TXSHas.shtml] 、人為的では無いものの、[[ニューハンプシャー]]でも井戸水のヒ素汚染が起こっていることを確認した。低濃度であっても慢性的にヒ素を摂取しつづけるとバングラデシュの場合と同様に腫瘍を生じる恐れがある。<br />
<br />
== 意図的な中毒 ==<br />
紀元8世紀に[[アラビア]]の[[錬金術師]]、[[ジャービル・イブン=ハイヤーン]]がはじめて[[三酸化ヒ素]]を合成した。これは白色無味無臭の粉末で、当時は最強の毒薬とみなされていた。当時の科学水準では死体から痕跡を発見できなかったからである。<br />
<br />
[[中世]]から[[ルネサンス]]期にかけて、ヒ素は殺人手段としてよく用いられた。なかでも、[[ボルジア家]]などイタリアの支配階級の間で瀕用された。[[トッファナ水]]([[:en:Aqua Tofana]])は17世紀に北部イタリアで用いられた美白用[[化粧水]]であるが、その毒性から暗殺用にも転用された。これによる中毒はありふれた病気だった[[コレラ]]と症状が似ているため、毒殺が露見せずに終わることも多かった。19世紀には、「inheritance powder (相続薬)」というあだ名も付けられた。遺産相続を早めたり確実にするため、待ちきれない子孫が親族を殺すのに使うという評判だったからである。吸血鬼伝説のモデルとも言われる[[バートリ・エルジェーベト]]にも、恋人をヒ素中毒にさせた疑いがある。最初の夫に不倫をされたので、今度は恋人が自分から離れられないようにしたかったらしい。<br />
<br />
古代の[[韓国]]、特に[[李氏朝鮮]]で、ヒ素-硫黄化合物は''賜藥''の主要成分として使われた。これは毒薬で、高級官僚や王族を死刑に処すために用いられた<ref>{{cite web |url=http://imnews.imbc.com/replay/nwdesk/article/2084429_2687.html |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2008年2月18日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20071225013635/http://imnews.imbc.com/replay/nwdesk/article/2084429_2687.html |archivedate=2007年12月25日 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>。処刑されたのが社会的・政治的に著名な人間であったため、[[朝鮮王朝実録]]などに記録がたくさん残っている。また、劇的なところが向いているため、テレビの時代劇で描かれることも少なくない<ref>{{cite web |url=http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2008/02/18/2008021800711.html |title=アーカイブされたコピー |accessdate=2008年2月18日 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20080423171648/http://spn.chosun.com/site/data/html_dir/2008/02/18/2008021800711.html |archivedate=2008年4月23日 |deadurldate=2017年9月 }}</ref>。<br />
<br />
2003年4月27日、[[:en:New Sweden, Maine|メイン州ニュースウェーデン]]のGustaf Adolph Lutheran協会で、16人が休憩時間のあと体調不良を訴えた。うち一人は、まもなく死亡した。捜査で、コーヒーに大量のヒ素化合物<!--元文献見てないけどこの方が適切と思う-->が混ざっていたことが分かった。 クリスチン・エレン・ヤング(Christine Ellen Young)が2005年に ''A Bitter Brew''を出版した時点では、誰も公訴を受けていない。一方、[[ディスカバリーチャンネル]]によれば、ダニエル・ボンデソン(Daniel Bondeson)なる男が農場で胸を撃って自殺を図った時には自分が犯人であるというメモを残していたという。彼は手術中に死亡した。<br />
<br />
[[推理小説]]には、ヒ素中毒がしばしば登場する。しかし悲惨な症状は描写されていないことが多い。<br />
<br />
科学技術の発展とともに分析技術は発展し、今日では人体から容易にヒ素の暴露量を測定できる。また、ヒ素中毒はその痕跡が残り易い。そのため、現代において毒殺用としてのヒ素化合物は'''愚者の毒物'''と呼ばれる。<br />
<br />
== 被害者とされる人物・動物 ==<br />
歴史を紐解くと、事故あるいは故意のヒ素中毒によって病気を起こしたり死亡した(と考えられている)著名人、動物がたくさんいる。<br />
<br />
=== ジョージ3世 ===<br />
イギリスの[[ジョージ3世 (イギリス王)|ジョージ3世]] (1738 - 1820) は在位中、健康問題に苦しんだ。間欠的に肉体的・精神的な発作がおき、そのため公務を休むことも5回あった。彼の精神異常と他の身体所見は、遺伝病である[[ポルフィリン症]]の特徴に一致するという説が1969年に現れた。彼の家系には同じ症状を持つものが何人もいた。その上、2004年に王の遺髪を分析したところ、高濃度のヒ素が検出された。ヒ素はこの種の症状を引き起こす<ref>[http://news.bbc.co.uk/1/hi/health/3889903.stm BBC NEWS | Health | King George III: Mad or misunderstood?<!-- Bot generated title -->]</ref>。 医学雑誌[[ランセット]]の2005年の記事<ref>[http://aolsvc.news.aol.com/news/article.adp?id=20050722092109990013 Madness of King George Linked to Arsenic - AOL News]</ref>は、ヒ素は王を治療するために投与された[[アンチモン]]に混入していたのではないかとしている。ヒ素とアンチモンは同じ場所に産出することが多い上、当時の精製技術ではアンチモンからヒ素を取り除くのは困難だった。<br />
<br />
===ナポレオン・ボナパルト===<br />
[[ナポレオン・ボナパルト]] (1769 - 1821) は [[セントヘレナ島]]に幽閉されている間にヒ素中毒になり、そのせいで死んだという説がある。<br />
<br />
遺髪の分析によれば、通常量の13倍のヒ素が検出された。これについてはナポレオンの政敵による謀殺説が持ち上がったものの、壁紙の顔料として使用されたオルト亜ヒ酸銅([[:en:copper arsenite]]) に由来するものとの説もある。この疑惑については壁紙の試料が無いため真相は不明である。<br />
<br />
また、ナポレオンの遺体はパリにある現在の墓所に移される前、20年間もヘレナ島に埋められていた。その時にヒ素が土壌から遺体へ移行した可能性もある。当時はヒ素が汎用されていたため、ナポレオンが自然にこれだけの量を摂取したことも考えられる。<br />
<br />
=== Charles Francis Hall ===<br />
アメリカの探検家ターレス・フランシス・ホール(Charles Francis Hall) ([[:en:Charles Francis Hall]]) (1821-1871) は、三度目の[[北極]]旅行中、ポラリス号([[:en:Polaris_(ship)|en]]) 上で突然死亡した。ソリの探検から帰還し、船でコーヒーを一杯飲んだあと強い吐き気に襲われた彼は、「発作」と記録されているように崩れ落ちた。一週間にわたる吐き気と錯乱のあと、数日は持ち直したように見えた。船の乗組員を非難し、とくに永らく不和であった船医エミール・ベッセルス(Emil Bessels)に毒を盛られたと訴えた。まもなく同じ症状が再発し、死亡した。遺体は陸上に埋葬された。探検隊の帰国後、合衆国海軍は調査の結果ホールの死因を[[脳卒中]]だと考えた。<br />
<br />
その後[[1968年]]にホールの伝記を執筆していた[[ダートマス大学]]のカウンシー・C・ルーミス(Chauncey C. Loomis)が[[グリーンランド]]でホールの遺体を掘り出した。[[永久凍土]]のため、遺体と遺体を包む旗布や棺桶の保存状態はきわめて良好だった。骨、爪、毛髪の標本から、ホールは死の二週間前に多量のヒ素を摂取し、これが死因であることが分かった。ヒ素中毒の症状は、探検隊の同僚が伝えた症状と合致している。ホールが使っていた[[民間療法]]薬にヒ素が含まれていた可能性もあるが、ベッセルス医師など同僚に毒殺された疑いが強い。<br />
<br />
=== 霍元甲 ===<br />
[[霍元甲]]は、中国の格闘家である。1910年に中国と中国人を「アジアの毒」と訴える日本人と戦ったとき、ヒ素を盛られたという噂があった。しかし、彼の死因は中毒ではなく、持病の肝硬変とされる。<br />
<br />
=== Clare Boothe Luce ===<br />
ヒ素中毒の新しい例としては、1953年から1956年に渡ってイタリアでアメリカ大使を勤めた [[:en:Clare Boothe Luce]] (1903 - 1987) がいる。死因そのものはヒ素中毒ではないが、生前は徐々に悪化する様々な身体症状・精神症状に苦しめられた。そして、寝室の天井の古い塗装が剥がれかけており、そこに含まれたヒ素が原因だと診断された。大使館の食堂の天井から剥がれた塗料が、食事に混入したせいだという説もある。<br />
<br />
=== 印象派の画家 ===<br />
[[エメラルドグリーン]]([[:en:Paris Green|en]])は[[印象派]]の画家に愛用された色素だが、ヒ素を含有する。[[ポール・セザンヌ]]は重度の[[糖尿病]]を発症したが、これはヒ素中毒の症状でもある。[[クロード・モネ]]の失明や [[フィンセント・ファン・ゴッホ]]の神経症状も、この色素が一因である可能性がある。しかし、その他の日用品による中毒の可能性もある。例えば蒸留酒や[[アプサン]]、[[鉛]]を含有する色素、水銀を含む色素である[[バーミリオン]]、[[テレビン油]]などの溶媒が考えられる。<br />
<br />
=== 競走馬 ファーラップ ===<br />
[[ファーラップ]]は、概して成功を収めたオーストラリアの有名な[[競走馬]]である。1932年の死から75年を経た2007年になって、ファーラップは死の前に大量のヒ素を摂取していたことが法医学者によって明らかにされた<ref>[http://www.abc.net.au/news/stories/2008/06/19/2279473.htm Arsenic killed Phar Lap: scientists - ABC News (Australian Broadcasting Corporation)]</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist|2}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*Harvey, Richard A. "Biochemistry, 3rd Edition." Lippincott's Illustrated Reviews, 2005.<br />
* Kind, Stuart and Overman, Michael. "''Science Against Crime''". Doubleday and Company, Inc., New York, 1972. ISBN 0-385-09249-0.<br />
*{{cite journal |author=Saha KC |title=Diagnosis of arsenicosis |journal=Journal of environmental science and health. Part A, Toxic/hazardous substances & environmental engineering |volume=38 |issue=1 |pages=255� 72 |year=2003 |pmid=12635831 |doi=}}<br />
*Powell, Michael "101 People You Won't Meet In Heaven" First Lyons Press edition 2007 ISBN 978-1-59921-105-3<br />
*Nobuyuki Hotta, Ichiro Kikuchi, Yasuko Kojo ''Color Atlas of Chronic Arsenic Poisoning'' 2010, Sakuragaoka Hospital, Kumamoto, ISBN 978-4-9905256-0-6.<br />
*堀田宣之、菊池一郎、古城八寿子『目で見る砒素中毒(2010)』 桜ケ丘病院、熊本市、ISBN 978-4-9905256-0-6.<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[森永ヒ素ミルク中毒事件]]<br />
* [[和歌山毒物カレー事件]]<br />
* [[土呂久砒素公害]]<br />
* 上記の事件の英文版に一部症状の%も記入している。<br />
* [[カランカス隕石]] - [[隕石]]がペルーに落下し、周辺がヒ素で汚染された<br />
*[[:en:James Marsh (chemist)|James Marsh(英語版記事)]] - 化学者で、ヒ素の検出法である[[マーシュ試験]] ([[:en:Marsh test]])を開発した<br />
* [[ミーズ線]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.atsdr.cdc.gov/csem/arsenic/treatment_management.html#chelation ATSDR - Arsenic Chelation Therapy]<br />
* [http://www.atsdr.cdc.gov/csem/arsenic/ ATSDR - Case Studies in Environmental Medicine: Arsenic Toxicity]<br />
* [http://www-cie.iarc.fr/htdocs/monographs/vol23/arsenic.html Evaluation of the carcinogenicity of arsenic and arsenic compounds] by the [[国際がん研究機関|IARC]]<br />
* [http://www.npi.gov.au/database/substance-info/profiles/11.html National Pollutant Inventory - Arsenic]<br />
* [http://www.dartmouth.edu/~toxmetal/TXSHas.shtml Luce case/Dartmouth] <br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ひそちゆうとく}}<br />
[[Category:ヒ素|ちゆうとく]]<br />
[[Category:中毒]]<br />
<br />
{{medical-stub}}</div>
221.32.117.121
テレフォン人生相談
2018-07-17T20:06:00Z
<p>221.32.117.121: /* 出演者 */</p>
<hr />
<div>{{Otheruses|[[ニッポン放送]]の[[ラジオ番組]]|その他の電話相談番組|電話相談}}<br />
{{出典の明記|date=2013年7月12日 (金) 02:21 (UTC)}}<br />
{{RADIOLISTEN}}<br />
{{基礎情報 ラジオ番組<br />
|番組名=テレフォン人生相談<br />
|愛称=<br />
|画像=<br />
|画像説明=<br />
|ジャンル=[[生活情報番組]]<br />相談番組<br />
|放送方式=[[収録]]<br />
|放送時間=平日 11:00 - 11:19(19分)<br />
|企画=<br />
|プロデューサー=<br />
|ディレクター=<br />
|パーソナリティ=<br />
|出演 =<br />
|テーマ曲=<br />
|放送局=[[ニッポン放送]] ほか<br />
|ネットワーク=[[全国ラジオネットワーク|NRN]]<br />
|制作=ニッポン放送<br />
|放送期間=[[1965年]][[1月30日]] - 放送中<br />
|放送回数=<br />
|スポンサー=[[ライオン (企業)|ライオン油脂→ライオン]]( - 1987年)<br />複数社<br />(1988年 - )<br />
|公式サイト=http://www.1242.com/radio/jinseisoudan/<br />
|特記事項=一部の地域では、土曜または日曜も含めて放送する場合がある。<br />
}}<br />
『'''テレフォン人生相談'''』(テレフォンじんせいそうだん)は、[[全国ラジオネットワーク|NRN(全国ラジオネットワーク)]]加盟局を中心とする23局ネットで放送されている[[人生相談]]番組である。制作局は[[ニッポン放送]]。原則として、毎週[[月曜日]]から[[金曜日]]の放送。一部地域では週末に1回、主に[[土曜日]]にも放送しており、週末放送分のみ放送する地域もある。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[リスナー|聴取者]]の電話相談に、[[ラジオパーソナリティ|パーソナリティ]]と回答者が応える。相談の内容は金銭・[[相続]]等の[[法律]]問題から、[[健康]]<ref group="注">医療相談は取り上げずに大半が心理的事象である。</ref>・[[育児]]・[[介護]]、生き方に関する悩みまで多岐にわたる。番組に寄せられる悩みは社会の世相を反映していることから、ニッポン放送は「世相を写す鏡」と表現する<ref name="jolf_salesguide">[http://www.jolf.co.jp/eigyou/modules/download/ ニッポン放送 SALES GUIDE - 企画書 『テレフォン人生相談』ご提供プラン] </ref>。放送されない相談にも、それぞれの[[専門家]]がアドバイスを行っている<ref name="jolf_salesguide" />。放送時間帯は各局によって異なるが、概ね午前中である。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
[[1965年]][[1月30日]]<ref> 1965年1月30日 信濃毎日新聞 ラジオ欄</ref>に放送開始した[[長寿番組の一覧|長寿番組]]である。<br />
<br />
[[1997年]]4月以降、番組[[ナレーション]]は[[那須恵理子]](ニッポン放送[[アナウンサー]])が務めている<ref group="注">当番組を内包していた『[[加トちゃんのラジオでチャッ!チャッ!チャッ!]]』のアシスタント就任に伴うもので、独立番組になった後も引き続き担当する。那須の前は[[仲佐かおり]](ニッポン放送アナウンサー(当時)、『[[玉置宏の笑顔でこんにちは!]]』 → 『加トちゃんのラジオでチャッ!チャッ!チャッ!』アシスタント)が担当していた。</ref>。かつては、[[宮崎文子]](元制作部アナウンサー、報道部記者を経て、退社)が長く担当していた。<br />
<br />
ニッポン放送が制作・放送している番組では『[[オールナイトニッポン]]』よりも放送開始が早く、2014年8月にそれまでの最長だった『[[新日鉄コンサート]]』の記録を抜き、ニッポン放送で(既に放送終了した番組も含め)最も長く継続している番組となった。<br />
<br />
番組開始当初は週1回の放送であったが、後に月曜日 - 金曜日(加えて土曜日)の[[帯番組]]に変更され、土曜日の週1回のみ放送する[[放送局]]もある。<br />
<br />
番組開始当初はライオン油脂(1980年1月にライオン歯磨と合併して、[[ライオン (企業)|ライオン]]へ改称)の[[一社提供|単独提供]]であったが、1988年以降は複数社の提供となっている<ref group="注">2014年現在、[[三笠製薬]]と[[かねふく]]グループが提供としてアナウンスされるが、1社しかアナウンスされない場合はCM枠の穴埋めとして[[ACジャパン]](旧・公共広告機構)か[[日本民間放送連盟]]のCMが流れる。</ref>。<br />
<br />
2007年10月より『[[垣花正 あなたとハッピー!]]』がスタートし、『[[加トちゃんのラジオでチャッ!チャッ!チャッ!]]』以来、9年半ぶりに[[ワイド番組]]に内包された。<br />
<br />
2015年12月29日は、ニッポン放送のみ当番組の特別編『ニッポン放送イヤーエンドスペシャル 『テレフォン人生相談』50年から聴こえるもの〜人はなぜラジオに悩みを打ち明けるのか?』を11:00 - 11:54<ref group="注">途中交通情報を挿入。</ref>に放送した。<br />
<br />
番組のテーマ音楽(オープニング/エンディング)は、初期は[[ポール・モーリア]]作曲の「La rosita」が使用されていたが、現在は[[ロイヤリティフリー]][[バックグラウンドミュージック|BGM]]<ref group="注"> [[ナッシュスタジオ]]「[[ナッシュミュージックライブラリー|FREE USE MUSIC]] レギュラーシリーズ 15-Easy Listening・Drama」収録の「またあした」(楽曲番号MNF-069-02、1987年7月1日発売)。</ref>を使用している。ライオン提供時代はライオンの鳴き声+[[オープニングキャッチ]]の音楽があり、エンディングに[[矢島正明]]の生活情報[[コラム]]「ライオン ポケットシリーズ」が放送されていた。<br />
<br />
== 受賞歴 ==<br />
* 第14回民放大会賞(現 [[日本民間放送連盟賞]]):番組活動賞揚部門 ラジオ・地域社会に貢献した番組活動「最優秀」([[日本民間放送連盟]]、[[1966年]][[4月21日]])<br />
* 平成24年日本民間放送連盟賞:番組部門 ラジオ教養番組「優秀」(日本民間放送連盟、[[2012年]][[9月28日]]) - 2012年1月13日・4月16日放送分<br />
*: ディレクター:伊藤了子(ニッポン放送)、パーソナリティ:市川森一・今井通子、回答者:大原敬子<br />
<br />
== 出演者 ==<br />
=== パーソナリティー(聞き役・司会者) ===<br />
番組の開始当初は[[山谷親平]]が全曜日を1人で担当していたが、後に[[加藤諦三]]との交代制になり、山谷の死去後は交代で担当する。<br />
* 加藤諦三([[早稲田大学]][[名誉教授]]・[[心理学者]]・[[作家]])<br />
* [[今井通子]]([[医学博士]]・作家・[[登山家]]、[[1992年]]に回答者として登場<ref>[http://www.ntv.co.jp/99answer/profile/index.html 『解決!ナイナイアンサー』公式サイト内の「クセ者相談員」]より(相談員歴20年と記載されている)。</ref>。パーソナリティとしての登場は2002年から)<br />
* [[明川哲也|ドリアン助川]](作家・[[ミュージシャン]]・道化師・詩人、2015年4月1日 - )<ref>[http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/03/10/kiji/K20150310009953750.html ドリアン助川 15年ぶりにニッポン放送で“人生相談”] - スポーツニッポン新聞社、2015年3月10日掲載、2016年9月29日閲覧。</ref><br />
* [[柴田理恵]](女優・タレント、2015年10月5日 - )<br />
* 土曜日の担当パーソナリティは不定。<br />
<br />
; 過去のパーソナリティー<br />
* 山谷親平([[評論家]]、番組開始当初から1984年まで担当)<br />
* [[加藤芳郎]]([[漫画家]]、1980年代前半から2001年3月まで担当。[[市川森一]]と交代し、降板)<br />
* [[荒川洋治]]([[詩人]]、1990年代に担当)<br />
* 高塚雄介(早稲田大学[[教授]]・[[臨床心理士]]、1990年代から2001年12月まで担当)<br />
* [[安藤和津]]([[エッセイスト]]・[[タレント]]、2000年7月から2003年8月まで担当)<br />
* [[市川森一]](俳優・[[脚本家]]、2001年4月から2012年1月まで担当)<br />
* [[児玉清]](俳優・タレント・[[司会]]者、2003年6月から2011年4月まで担当)<br />
* [[勝野洋]]([[俳優]]、2012年4月24日 - 2015年6月16日まで担当)<br />
<br />
=== 主なアドバイザー(回答者) ===<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
* [[大原敬子]]([[幼児教育]]研究家・[[ファッションデザイナー]])<br />
* [[三石由起子]]([[英才教育]]学習塾講師・作家・[[翻訳家]])<br />
* [[マドモアゼル・愛]]([[占星術]]家・エッセイスト)<br />
* [[高橋龍太郎 (精神科医)|高橋龍太郎]]([[精神科医]])<br />
* [[田中ウルヴェ京]](メンタルトレーナー、2015年5月23日放送分から出演)<br />
*最上雄基(心理療法研究家、2016年4月16日放送分から出演)<br />
* 大迫恵美子([[弁護士]])<br />
* 中川潤(弁護士)<br />
* 坂井眞(弁護士)<br />
* 塩谷崇之(弁護士)<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
; 過去のアドバイザー<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
* 矢端正克(医学博士)<br />
* 榎本稔(精神科医)<br />
* [[斎藤茂太]](精神科医)<br />
* 石川隆子(精神科医)<br />
* [[岡野厚子]](夫婦問題[[カウンセラー]])<br />
* 佐貫葉子(弁護士)<br />
* [[才口千晴]](弁護士)<br />
* 中嶋公雄(弁護士)<br />
* 高中正彦(弁護士)<br />
* 伊藤恵子(弁護士)<br />
* [[志賀こず江]](弁護士)<br />
* [[野村沙知代]](タレント)<br />
* [[濤川栄太]]([[教育評論家]])<br />
* [[安井潤一郎]](早稲田商店会・会長) <br />
* [[大高博幸]](ビューティエキスパート)<br />
* JOY(ヒューマンアーティスト)<br />
* [[手仕事屋きち兵衛]]([[シンガーソングライター]])<br />
* [[森田浩一郎]](医学博士)<br />
<br />
; 1回限りのアドバイザー<br />
* [[齋藤孝 (教育学者)|齋藤孝]] ([[教育学者]]・[[明治大学]]文学部教授、2012年6月4日放送分)<br />
*和田郁(家庭問題情報センター相談員、2013年12月21日放送分)<br />
* 高田智美(弁護士、2015年3月7日放送分)<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
== 受付手順 ==<br />
受付時間内に指定の電話番号に電話して、[[オペレーター (曖昧さ回避)|オペレーター]]が対応する<ref group="注">「これは放送局の番組での相談ですので、録音されて放送されることを予めご承知おき下さい。また、[[医療]]に関すること、[[調停]]中・[[訴訟]]中のものはお受け致しません。」と案内される。</ref>。<br />
<br />
相談者が自分の名前と電話番号、相談したい内容をオペレーターに伝えると「折り返し電話します」と案内されて、電話が一旦切れ、その後、電話が再度掛かって来る。<br />
; 放送されない場合<br />
: オペレーターが「この相談は放送されません。先生をご紹介しますので、直接お話下さい。」と言い、回答者(出演者ではない専門家)が出て、相談を受ける。<br />
; 放送される場合<br />
: オペレーターが「この相談は放送されます」と伝え、手順を説明する<ref group="注">「個人名や会社名は編集の際にカットされるので、言ってもかまわない」の旨も伝えられる。</ref>。その後、パーソナリティがオープニング コメントを言い、呼び出し音が2回鳴り、実際にパーソナリティが電話に出て、「もしもし。テレフォン人生相談です…。最初に年齢(と性別)を教えてください…<ref group="注">もしもしからの部分はパーソナリティによって異なり、今井が担当する場合は「もしもし、テレフォン人生相談ですが、今日はどういった ご相談でしょう?」、勝野が担当する場合は「もしもし。テレフォン人生相談、勝野洋です…」と先に相談の主旨を聞き出し、年齢と性別については後回しになることが多い。家族構成と職業を聞き出すこともある。</ref>」と相手に声をかけてから、相談の収録が開始される。<br />
: 放送される場合、パーソナリティや回答者、放送日の指定は出来ない。相談日から放送日まではある程度の時間が掛かり、場合によっては数ヶ月以上かかることもある。また、結果として放送されない([[お蔵入り]]となる)場合もある。なお、相談の内容や放送局の事情によっては後日、収録されることがある。後日の場合は相談可能な時間帯を相談者が指定して、収録が行われる。<br />
: 収録時間は相談内容によって違うものの、長時間にわたっているものもある。それを放送時間の20分にまとめて放送しているため、不自然な部分が時折、現れてしまうことがある。そのことを受けて、加藤諦三はこれを編集する、ディレクターの手腕に対して「実に大変な作業」とのコメントを残している。<br />
<br />
== ネット局・放送時間 ==<br />
* 特に断りがない場合、★印の放送局は平日枠にネット向け[[スポンサー]]の提供付き。☆印の放送局はローカルスポンサーの提供に差し替え、もしくは提供付き(提供付きは土曜放送分のみ)。F印の放送局はCM部分を全てフィラーに挿し替えている。基本的にはネットワークセールス枠と考えられるが、真相は不明である。<br />
* [[ラテ兼営|ラジオ・テレビ兼営]]局の一部でラジオ部門が別記事となっている場合は、その記事名で掲載。<br />
* [[全国高等学校野球選手権大会|夏の甲子園]]地方大会および本戦や[[メジャーリーグ]]中継などの[[スポーツ中継]]・[[特別番組]]で、放送時間の変更や休止になることがある。<br />
* [[キー局]]のニッポン放送で放送休止になった場合は平日・祝祭日でも[[裏送り]]扱いになる。また、土曜日は放送されておらず、原則祝祭日も休止のためその場合は裏送りになる。<br />
* [[2011年]]に発生した[[東日本大震災]]に配慮して、ニッポン放送では3月14日以降、短期間放送を休止していた時期があるが、一部[[ネット局]]では休止期間中も裏送りで放送していた。<br />
* [[radiko]]実施局ではそのまま配信を行っているが、2016年10月11日に開始したタイムフリー機能による当番組の聴取は不可となっている。<br />
<br />
=== 現在 ===<br />
放送時間の早い順から記載(2017年4月現在)。<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:left; font-size:smaller"<br />
!放送対象地域!!放送局!!放送時間!!スポンサー!!備考<br />
|-<br />
|[[山梨県]]||[[山梨放送]](YBS) ||月曜 - 金曜 5:05 - 5:25||☆||2015年9月28日開始。<br />内容はキー局より、1週遅れで放送。<br />
|-<br />
|[[青森県]]||[[青森放送]](RAB)||月曜 - 金曜 10:30 - 10:50||★||『[[今日も!あさぷり]]』内<br />
|- <br />
|[[関東広域圏]]||[[ニッポン放送]](LF)||月曜 - 金曜 11:00 - 11:20||★||'''制作局'''<br />『[[垣花正 あなたとハッピー!]]』内<!-- <br />祝日は休止 --><br />
|-<br />
|[[秋田県]]||[[秋田放送]](ABS)||月曜 - 土曜 11:00 - 11:20||★<br />
|<br />
|- <br />
|[[山形県]]||[[山形放送]](YBC)||月曜 - 金曜 11:00 - 11:20<br />土曜 10:30 - 10:50||★<br />(土曜☆)||<br />
|-<br />
|[[静岡県]]||[[静岡放送]](SBS)||月曜 - 金曜 11:00 - 11:20<br />土曜 10:00 - 10:20||☆||『鉄崎幹人のWASABI』内(月曜 - 木曜)<br />『[[上田朋子のGoing My West]]』内(金曜)<br />『Saturday View→N』内(土曜)<br />
|- <br />
|[[山口県]]||[[山口放送]](KRY)||月曜 - 金曜 11:00 - 11:20<br />
|★||<br />
|- <br />
|[[香川県]]||[[西日本放送ラジオ|西日本放送]](RNC)<br />
|月曜 - 金曜 11:00 - 11:20<br />
|★||<ref group="注">2010年4月10日 - 2011年4月は、土曜の放送時間を14:30 - 14:50に変更していた。2016年3月から土曜のみ非ネットに。</ref><br />
|- <br />
|[[福岡県]]||[[KBCラジオ|九州朝日放送]](KBC) <br />
|月曜 - 土曜 11:00 - 11:20<br />
|★||『ガブリナ』内(月曜 - 金曜)<ref group="注">2016年3月31日までは『[[9ヂカラ]]』内の月曜 - 金曜 11:15 - 11:35に放送。</ref><ref>{{Cite web |author= |date=2016-03-29 |url=http://www.kbc.co.jp/r-radio/newprogram_201603/ |title=KBCラジオ 春の新番組|KBC九州朝日放送 |publisher=[[KBCラジオ|九州朝日放送]] |accessdate=2016-03-29}}</ref><br /> 『栗田善成の土曜娯楽版』内(土曜)<ref>{{Cite web |author= |date=2016-03-29|url=http://www.kbc.co.jp/r-radio/newprogram_201603/ |title=KBCラジオ 春の新番組|KBC九州朝日放送 |publisher=[[KBCラジオ|九州朝日放送]] |accessdate=2016-03-29}}</ref><br />
|- <br />
|[[宮崎県]]||[[宮崎放送]](MRT)<br />
|月曜 - 金曜 11:00 - 11:20<br />
|★||『フレッシュAMもぎたてラジオ』内<ref group="注">土曜の放送は2009年3月をもって打ち切られ、2010年4月10日より一旦は再開したものの、2011年3月26日をもって再度打ち切りとなった。</ref><br />
|- <br />
|[[沖縄県]]||[[ラジオ沖縄]](ROK)<br />
|月曜 - 金曜 11:00 - 11:20||★・☆||『カラフル』内<ref group="注">2009年3月までは土曜も放送され(9:30 - 9:50)、2008年3月までは『[[前田すえこのいいことありそうウィークエンド]]』に内包されていた。</ref><br />
|- <br />
|[[北海道]]||[[HBCラジオ|北海道放送]](HBC) || 月曜 - 金曜 11:05 - 11:25<br />土曜 11:00 - 11:20||★||『気分上昇ワイド ナルミッツ!!!』内(月曜 - 金曜)<ref>{{Cite web |author= |date=2016-03-28 |url=http://www.hbc.co.jp/radio/naru/index.html#timetable |title=HBCラジオ・気分上昇ワイド・ナルミッツ!!! 番組タイムテーブル |publisher=[[北海道放送|HBCラジオ]] |accessdate=2016-03-28}}</ref><br />『佐々木佑花 ココcolor』内(土曜)<ref group="注">両番組とも生放送のため、時間が前後することがある。</ref><br />
|- <br />
|[[岩手県]]||[[IBC岩手放送]](IBC)||月曜 - 土曜 11:05 - 11:25||★<br />(土曜F)||<br />
|- <br />
|[[長野県]]||[[信越放送]](SBC)||月曜 - 金曜 11:05 - 11:25||☆||『[[坂ちゃんのずくだせえぶりでい]]』内<br />1971年10月1日放送開始<ref group="注"> 1971年10月1日 信濃毎日新聞 ラジオ欄</ref><ref group="注">9月1日が平日に当たる場合、「防災の日スペシャル」([[文化放送]]制作)を放送するため休止。</ref><br />
|-<br />
|[[石川県]]||[[北陸放送]](MRO)||月曜 - 金曜 11:06 - 11:25||★||<ref group="注">2016年3月25日までは11:10 - 11:30、『[[げつきんワイド!おいね★どいね]]』に内包。</ref><br />
|- <br />
|[[鹿児島県]]||[[南日本放送]](MBC)||月曜 - 金曜 11:07 - 11:27||★・☆||『[[えっちゃんのたんぽぽ倶楽部]]』内<br />
|- <br />
|[[和歌山県]]||[[和歌山放送]](wbs)||月曜 - 金曜 11:10 - 11:30||★||<ref group="注">2016年1月1日までは11:05 - 11:25。</ref><br />
|-<br />
|[[愛媛県]]||[[南海放送]](RNB)<br />
|月曜 - 金曜 11:10 - 11:30||☆||<br />
|-<br />
|[[近畿広域圏]]||[[大阪放送|ラジオ大阪]](OBC)||月曜 - 金曜 11:40 - 12:00||★||平日は2009年4月開始。<br />日曜は2014年10月から2017年3月まで放送。<ref group="注">日曜版はインフォマーシャル枠の[[コンプレックス (番組形式)|コンプレックス方式]]で放送されているため、実際の放送より2分長く行われている(詳細は[[#備考]]参照)。</ref><ref>[http://www.obc1314.co.jp/timetable_weekend.html ラジオ大阪番組表(土日)](2014年10月1日閲覧)</ref>。<br />
|- <br />
|[[中京広域圏]]||[[CBCラジオ]]||月曜 - 土曜 12:00 - 12:20||★<br />(土曜☆)||[[Japan Radio Network|JRN]]単独加盟局<ref group="注">以前は月曜 - 金曜は『[[つボイノリオの聞けば聞くほど]]』、土曜は『[[土曜ワイド 広瀬隆のラジオでいこう!]]』に内包されていた。</ref><ref group="注">年末年始の特別編成時も同じ時間に放送されるが1月2日、3日は箱根駅伝中継終了後に放送される。</ref><br />
|-<br />
|[[高知県]]||[[高知放送]](RKC)||月曜 - 金曜 12:20 - 12:40||☆||<ref group="注">以前は『おはようワイド』に内包されていた。</ref><br />
|- <br />
|[[新潟県]]||[[新潟放送]](BSN)||月曜 - 金曜 12:32 - 12:50<br />
|☆|| <br />
|}<br />
※放送時間の最新情報は、ニッポン放送の「全国ラジオネットワーク<ref>[http://www.1242.com/network/ 全国ラジオネットワーク]</ref>」のページで、番組名と地図を選択。<br />
<br />
=== 過去 ===<br />
* [[LFX488]]<ref group="注">かつて、ニッポン放送が制作していた[[BSデジタル音声放送]]。</ref> - 放送期間は2000年12月 - 2002年9月、放送時間は土曜日19:30 - 22:00、1週間分をまとめて放送。<br />
* [[東北放送]] - 2009年10月5日に放送開始。2011年7月1日に終了。<br />
* [[北日本放送]]<br />
* [[東海ラジオ放送]] - 1969年には打ち切られていた<ref>「東海ラジオ放送10年史{{要ページ番号|date=2013年8月}}」、「東海ラジオ放送20年史{{要ページ番号|date=2013年8月}}」より。</ref>。週一回放送時代に日曜14:30 - 14:50の間放送されていた<ref>1966 - 68年の間の[[番組表|タイムテーブル]]の表記より。</ref>。<br />
* [[長崎放送]] - 2012年4月より、土曜版のみを14:30から放送していた。[[NBCラジオ佐賀|佐賀地区]]でも2017年4月から開始したが2017年9月で打ち切り。<br />
<br />
== ナレーション・挨拶 ==<br />
ナレーション・提供クレジット部分は事前に収録したものを繰り返し使用しているが、全国向けスポンサーの変更や追悼企画・パーソナリティ追加などの機会にナレーションを新たに録音し直している。<br />
<br />
=== オープニングのナレーション ===<br />
<blockquote>「人生には様々な喜びがあり、同時に苦しみや悩みもあります。人に言えない、誰にも相談できない、悩みや苦しみ。そんな時いくらかお役に立てれば…というのが、この番組です。各界の専門家(と[[家庭裁判所]]の調停員)があなたの(納得のいくまで)ご相談に応じております。パーソナリティは○○【当日の担当者名】さんです」</blockquote><br />
: カッコ書きの部分は、少なくとも1970年代までは使用されていたフレーズ<ref>[http://www.youtube.com/watch?v=7QN2zY5JBA8&feature=youtu.be 参照]</ref>。<br />
<br />
=== パーソナリティの挨拶 ===<br />
番組冒頭に、パーソナリティは以下のような挨拶を行う。<br />
<br />
==== 勝野加入後の挨拶 ====<br />
; 加藤諦三<br />
: 2009年1月22日以降、3種類の異なる挨拶が使われている。オープニングコメントは最後の「[[格言]]」で紹介される場合もある。<br />
* (主に月曜日)「あなたが認めたくないものは何ですか? どんなに辛くてもそれを認めれば、道は開けます」<br />
* (主に水曜日)「あなたの人生の物語を聞かせて下さい。正直に話すことで悩みを解決する力が生まれます。それは絶望が希望に変わる時です」(2009年1月22日放送分から)<br />
* (上記以外)「変えられることは変える努力をしましょう。変えられないことはそのまま受け入れましょう。起きてしまったことを嘆いているよりも、これからできることを皆で一緒に考えましょう」<br />
; その他<br />
* 今井:「人にはなかなか言えない相談ってあるものですよね。電話一本下されば、参考となる意見や心がほぐれる話ができるかもしれません。あなたの相談は同じ悩みを持つ方々の支えになるはずです」<br />
* ドリアン: 「今がたとえ辛くても、角度を変えて見れば進むべき道が見えてくるはずです。選ばれていない時が、選ばれている時。さあ一緒に歩き出しましょう」<br />
* 柴田: 「朝の来ない夜はありません。春の来ない冬はありません。明日の先には必ず希望があります。さあ話してください」<br />
<br />
==== 過去の挨拶 ====<br />
; 加藤諦三<br />
: 上記のほか、過去にも変更されている。<br />
* 「あなたが希望を捨てたのです。希望はあなたを捨てません。起きてしまったことを嘆いているよりも、これから出来ることを皆で一緒に考えましょう」<br />
* 「あなたにはあなたの生き方があります。私には私の生き方があります。起きてしまったことを嘆いているよりも、これから出来ることを皆で一緒に考えましょう」<br />
; その他<br />
* 山谷:「絶望は愚か者の結論なりと申します。皆さんも愚か者にならないで、この番組をぜひご利用下さい」<br />
* 加藤芳郎:「喜びは人に伝えることで倍になり、悩みは人に話すことで半分になります。悩みをお持ちのあなた、さあ、私と一緒に解決の道を探してみましょう」<br />
* 荒川:「人生には悩みがつきものです。あれこれ考えても、答えが見えて来ない時があります。問題を整理しながら、一緒に考えてみましょう」<br />
* 高塚:「人の生き方の答えは決して一つではありません。あわてて白か黒かを決める前に、その2つの色の間に身をおいて、ご一緒に考えてみましょう」<br />
* 安藤:「みんな生きている限り、多かれ少なかれ悩みはあるものですよね。でも、一人で、くよくよしていても何も変わりません。1本の電話で、もしかしたらちょっと違う生き方が見えてくるかもしれません」<br />
* 市川:「悩みのない人間はいません。語らいましょう、一人で悩むより、語らっているうちに何かが見つかるかもしれません」<br />
* 児玉:「自分自身のことって、実は自分が一番わかってないことが多いんですね。問題があれば、誰かに打ち明けると思わぬ解決の道が開けるかもしれません。そっと打ち明けてみませんか?」<br />
* 勝野: 「人間、迷っているとつい下を向いてしまいます。他の道がある事に気付く事ができません。顔を上げて、前を見ましょう。このお電話が、そのきっかけになったらと願っております」<br />
<br />
== 備考 ==<br />
; 未成年者への対応<br />
: 放送当初から祝日を含む学校の休暇時期<ref group="注">[[ゴールデンウィーク]]期間中、夏休み:7月下旬から8月、冬休み(年末年始):12月下旬から1月上旬。</ref>は、子供からの[[いたずら電話]]を防止すること、子供に相談内容が漏れないようにすることを理由に電話相談の受付を休止している<ref group="注">ただし、夏休み中でも8月下旬から電話相談の受付を再開することもある。そのため、「次回は〇月〇日にお受けいたします。」のアナウンスもされる。</ref>。番組の方針に加えて前述の理由から、[[未成年者]]からの電話相談はほとんどない<ref group="注">ただし、稀に学生(高校・大学・大学院・専門学校)及び未成年の勤労者や後述の特集では取り上げられることがある。</ref>。<br />
: ただし、2013年6月10日 - 14日は「16歳から30歳の男性の悩み」に特化した特集を行った。未成年者の受け付けを原則行わない番組としては珍しい企画である。<br />
: なお、未成年者からの相談は、ニッポン放送の番組では過去には『[[青春ホットライン]]』 → 『[[ドリアン助川の正義のラジオ!ジャンベルジャン!]]』 → 『[[福山雅治のオールナイトニッポンサタデースペシャル・魂のラジオ]]』(以下『魂のラジオ』)、『[[ヤンキー先生!義家弘介の夢は逃げていかない]]』(以下『夢は逃げていかない』)が担当するなどしていたが、2009年3月29日に『夢は逃げていかない』終了後は『魂のラジオ』のみになり、そちらでも前身番組の頃と比べるとほとんど相談は引き受けておらず、『魂のラジオ』そのものも、2015年3月28日の放送を持って終了した<ref group="注">ニッポン放送以外では『[[全国こども電話相談室・リアル!]]』(TBSラジオ、JRN系)がある。こちらも全国ネットではない。放送そのものも、2015年3月29日をもって終了した。</ref>。<br />
; 追悼番組<br />
* 児玉が死去したことに伴い、ニッポン放送では2011年5月18日放送分を児玉の追悼番組とした<ref>{{Cite news|url=http://www.sanspo.com/geino/news/110518/gnj1105180504007-n1.htm|title=ニッポン放送、児玉さん出演番組を継続へ|newspaper=[[サンケイスポーツ]]|date=2011-05-18|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110521081154/http://www.sanspo.com/geino/news/110518/gnj1105180504007-n1.htm|archivedate=2011年5月21日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。さらに、6月13日から17日までの1週間は児玉出演分のうち、未放送分<ref group="注">2010年から2011年にかけて収録。</ref>を放送し、生前最後となった2011年2月22日に収録された貴重な音源も放送された<ref>{{Cite news|url=http://www.sanspo.com/geino/news/110606/gnj1106060503006-n1.htm|title=児玉清さん最後のラジオ、5日連続放送へ|newspaper=[[サンケイスポーツ]]|date=2011-06-06|archiveurl=https://web.archive.org/web/20110609053236/http://www.sanspo.com/geino/news/110606/gnj1106060503006-n1.htm|archivedate=2011年6月9日|deadurldate=2017年9月}}</ref>。<br />
* 市川の死去後も12月12日放送分を市川の追悼放送をニッポン放送のみ実施しただけでなく、2012年1月9日から1月14日まで、ネット局も含めて「市川森一さんを偲んで」と題した追悼特集も改めて実施された。<br />
; 番組構成<br />
* ライオン油脂提供時代は冒頭に、TBSの「ライオン劇場」やフジテレビの「ライオン奥様劇場」で使用された、ライオンが吠えるサウンド ロゴが流れていた。ライオン油脂時代の提供読みは当時のキャッチ コピーだった「美しい明日を作る」ではなく「エメロンシャンプーやママレモン、ブルーダイヤでお馴染みの…」だった。<br />
* ライオン単独提供時代には[[矢島正明]]がナレーションを務めた「ライオン ポケットシリーズ」<ref group="注">資料提供:ライオン家庭科学研究所。ライオン歯磨との合併後には「ライオン歯科衛生研究所」も。</ref>というコーナーが存在した時期もある<ref group="注">また、『[[ライオンのいただきます]]』([[フジテレビジョン|フジテレビ]])などで使用された[[ジングル]]を番組のオープニングで放送していた時期がある。</ref>。このほか「我が家のエプロンだより」というライオン製品の[[インフォマーシャル]]をポケット シリーズの手前で放送した時期があった。<br />
* ニッポン放送の聴取率調査週間にあたる期間では2000年代前半まで、加藤諦三が1週間担当。裏送りされる土曜日に加藤諦三以外が担当することが多かった。ただ、2010年頃からテーマだけが決められ、全パーソナリティが登場することが多くなり、かつ過激な内容の相談が多くなる傾向にある。<br />
* 2011年秋以降の番組構成は「スポンサー(CM)付」と「スポンサーなし」とで、以下の違いがある。例えば、南海放送のように、最初のCMフィラーとエンディングのBGMにローカルの提供クレジットをかぶせたり、静岡放送のようにローカルCMを流した後にフィラー・エンディングBGMに復帰する等、放送局によって多少違う点がある。一時期、スポンサーなし版はCM挿入なしで放送されており、土曜日をネットしている一部の放送局とかつてネットしていた東北放送で聴取できたが、2011年秋の[[改編]]以降、CM挿入なし版は廃止され、CM部分は[[フィラー]]対応になった。なお、ラジオ大阪で放送されている日曜早朝(土曜版の遅れネット)の放送については特殊であるため、ローカル局の項に詳述する。<br />
** スポンサー(CM)付<br />
**: 電話の呼び出し音・タイトルコール・提供クレジット → CM → オープニングナレーション(BGM付)・本編 → CM → エンディングナレーション・告知(BGM付) → 各局、適宜フェードアウト<br />
** スポンサーなし(フィラー版。2011年秋改編以降)<br />
**: 電話の呼び出し音・タイトルコール・無音(3秒) → [[CMフィラー]] → オープニングナレーション(BGM付)・本編 → CMフィラー → エンディングナレーション・告知(BGM付) → 各局、適宜フェードアウト<br />
** スポンサーなし(CM挿入なし版。2011年秋改編まで)<br />
**: タイトルコール・オープニングナレーション(BGM付) → 本編 → エンディングナレーション(BGM付) → 各局、適宜フェードアウト<br />
** スポンサーなし(OBCでの放送バージョン。コンプレックス方式。2014年秋10月 - 2015年3月頃。3月以降は前半(呼び出し音とオープニングナレーションの間)部分にも[[インフォマーシャル]]が挿入され、後半のインフォマーシャルが若干短くなっている)<br />
**: 電話の呼び出し音 ・タイトルコール・オープニングナレーション(BGM付) → 本編 → インフォマーシャル → エンディングナレーション(BGM付) → 壇蜜の耳蜜(番組表表記上の次の番組)<br />
; 制作局(ニッポン放送)での事前・次回予告<br />
*制作局であるニッポン放送では、『[[垣花正 あなたとハッピー!]]』内で10:40頃、[[那須恵理子]]が番組テーマ曲に乗せて当日の放送内容(担当パーソナリティ・回答者・相談内容の要旨)を紹介する。<br />
**「スペシャルウィーク」と呼ばれている[[聴取率]]調査週間内には、[[コマーシャルメッセージ|CM]]やニッポン放送のサイト内で事前に当日の放送内容が紹介されることがある。<br />
*2014年から、放送終了後の11:20(CM明け)に那須恵理子が次回の放送内容を紹介するようになった(ただしBGMはない)<ref group="注">制作局以外で次回の放送内容の紹介はない。また制作局で放送されない土曜日の放送内容については紹介されない。</ref>。<br />
* [[radiko]]には、当日のパーソナリティと回答者、電話相談受付の有無(ある場合・翌週相談再開の場合は電話番号が表記)、イメージ映像([[押しボタン式電話機|プッシュホン]]式の家庭用電話)が掲載されている<ref group="注">制作局以外でも番組内容が記載されている局もあるものの、局により記載内容は異なる。</ref>。なおイメージ映像は、2016年10月11日にタイムフリー機能が追加された頃から、一部の局でニッポン放送が使っているものに切り替えられている。<br />
; ローカル局<br />
* 2014年3月まで当番組をコーナーとして内包していた『[[つボイノリオの聞けば聞くほど]]』(CBCラジオ)では、月曜日に土曜日分までの放送内容を番組内で発表した。その後、番組パーソナリティ・[[つボイノリオ|つボイ]]により放送前にその日の概略が発表された<ref group="注">つボイの概略紹介はほぼ毎回のようにあたかも若い女性が相談者であるかのように思わせるもので、その日の相談者が若い女性でない時は「また騙された」というリスナーからの意見が毎回紹介され、ニュアンスや言い回しの妙などでリスナーにそう思わせてしまうつボイの話芸の見せ所となっていた。また、放送後に放送内容をリスナーが評論する「テレフォンウォッチャーが行く」のコーナーが放送されていたが、2006年9月に終了した。土曜日も「人生相談ハイライト」という名前で同様のコーナーがあった。</ref>なお、この番組には年に数回、ゲストとして[[永六輔]]が登場しており、その際には同コーナーで相談内容に関して永のコメントを聞くことができた。<br />
* 高知放送では、かつて当番組と『[[ズバリ快答!テレフォン身の上相談]]』<ref group="注">2010年4月から2012年3月終了までは[[関東ローカル]]で放送。</ref>(TBSラジオ)の両番組を2010年3月まで放送していた。静岡放送も、一時期両番組を放送していた。[[沖縄県]]では違う放送局が双方の番組を放送していた時期があった(NRN系列のラジオ沖縄が『テレフォン人生相談』、JRN系列の[[琉球放送]]が『身の上相談』を放送していた)。<br />
* 新潟放送の『[[近藤丈靖の独占!ごきげんアワー]]』の特番として、この番組を[[新潟弁]]のやり取りで[[パロディ]]化した『新潟弁人生相談』が2010年12月31日に放送された。この特番は他の特番と併せて、『BSN新潟弁スペシャル』として[[日経ラジオ社|ラジオNIKKEI]]でも放送された<ref group="注">この特番の本放送は2010年12月31日15:30 - 16:30。[[再放送]]は2011年1月3日15:00 - 16:00。</ref>。[[ローカル番組]]が[[短波放送]]ながら全国に放送されることは{{要出典範囲|date=2013年7月|極めて異例である}}。<br />
* 静岡放送では2010年頃まで、番組終了時の相談受付先の電話番号の告知がされていなかった。<br />
*KBCラジオでは当番組終了後にパーソナリティーが本日の相談の内容の感想を述べる。また、平日のみ番組開始前にパーソナリティーが本日の内容を紹介する。<br />
* ラジオ大阪では日曜日朝の放送(土曜版の遅れ放送)が開始された[[2014年]]10月当初は、5:23から6:00に放送されていた[[文化放送]]製作の『[[壇蜜の耳蜜]]』とインフォマーシャル枠の[[コンプレックス (番組形式)|コンプレックス方式]]で放送されていたため、ホームページの番組表では明確な区切りを付けず、5:00-6:00のセットで掲載していた。このため、冒頭のCMをカットしたうえで、LFでの放送より3分長い目に放送時間を取っていた(但し、2015年3月ごろから前半部分でもインフォマーシャルが放送されていたため、実際には協賛スポンサー付きの地域の放送の状態とほとんど変わらなかった)が、左記番組が[[2016年]][[10月]]でネット打ち切りとなり、それ以後は、OBCの自社制作番組、かつ同じスポンサーが協賛する『[[小池可奈]]のおはがき健康相談』(5:00-5:12)『小池可奈のオツな関係』(5:30-6:00)に挟まれる形での編成となった。これによりホームページの番組表も別番組の扱いとなり、上掲の「スポンサーなし(CM挿入なし版。2011年秋改編まで) 」と同じになったが、『おはがき健康相談』のエンディングで当番組が放送されることを小池がアナウンスしている。<br />
; その他<br />
* 公式サイトは2016年9月28日に開設された。内容は、番組からのお知らせ・放送日の番組内容の紹介(ニッポン放送での放送回(平日放送)のみ)・パーソナリティのプロフィール紹介で構成されている。また番組のロゴも掲載されており、『人』の部分が、これから一歩を踏み出そうとする人の姿になっている。なお、2015年に番組50周年を記念して番組に対する感想や当時の相談者からの声を募集<ref group="注">募集テーマは「テレフォン人生相談と私」。この感想をもとに、同年末に特別番組が放送された(制作局であるニッポン放送のみ)。</ref>する際、初めてEメールアドレスが紹介された<ref group="注">ニッポン放送を含めネット局の番組表(ウェブサイト上のものも含む)にも一切記載されていなかった。</ref>。<br />
* 2008年7月7日の放送回(高中/加藤)と2017年7月24日の放送回(中川/加藤)で、相談者側が回答に激怒して一方的に電話を切ってしまった相談もある。いずれの放送回で、電話を切った後の「プープー音」も放送された<ref>[http://sirabee.com/2015/11/16/59172/ 神ラジオ「テレフォン人生相談」の加藤諦三先生の言葉が秀逸すぎる! – しらべぇ | 気になるアレを大調査ニュース!]</ref>。<br />
* 基本的にパーソナリティーおよび回答者の二人(と相談者)によって番組は進行するが、まれに相談内容が多岐に渡る場合(法律的な問題と心理的な問題の両面を持つ相談など)には回答者が二人登場することもある。また、夫婦であるなど、相談者が複数の場合もごくまれに見受けられる。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
{{Reflist|30em|group="注"}}<br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[ニッポン放送番組一覧]]<br />
* [[電話相談 (ラジオ番組)|くらしの電話相談]] - [[NHKラジオ第1放送|NHKラジオ第1]]『[[ラジオほっとタイム]]』内で放送。毎日日替わりで医療、教育、園芸、料理などの相談を受け付けていた。<br />
* [[ズバリ快答!テレフォン身の上相談]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.1242.com/radio/jinseisoudan/ ニッポン放送 - テレフォン人生相談]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:てれふおんしんせいそうたん}}<br />
[[Category:1965年のラジオ番組 (日本)]]<br />
[[Category:ニッポン放送の帯番組]]<br />
[[Category:ラジオの相談番組]]<br />
[[Category:ニッポン放送の一社提供番組]]<br />
[[Category:ライオン一社提供番組]]<br />
[[Category:継続中の作品]]</div>
221.32.117.121
Bluetooth
2018-07-17T19:39:26Z
<p>221.32.117.121: /* 概要 */</p>
<hr />
<div>[[ファイル:BluetoothLogo.svg|thumb|right|350px|Bluetoothのロゴ]]<br />
<br />
'''Bluetooth'''(ブルートゥース、ブルーツース)は、[[情報機器|デジタル機器]]用の近距離[[無線通信]]規格の1つである。'''Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate''' (BR/EDR) と '''[[Bluetooth Low Energy]]''' (LE) から構成される<ref name="radio-versions">[https://www.bluetooth.com/bluetooth-technology/radio-versions Radio Versions | Bluetooth Technology Website]</ref>。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
数mから数十m程度の距離の情報機器間で、[[電波]]を使い簡易な情報のやりとりを行うのに使用される。<br />
<br />
当初、[[エリクソン]]、[[インテル]]、[[IBM]]、[[ノキア]]、[[東芝]]の5社(プロモーター企業)によって策定された。その後[[マイクロソフト]]、[[モトローラ]]、[[スリーコム|3COM]]、[[ルーセント・テクノロジー]]の4社がプロモーター企業として加わった。現在は3COM、ルーセント・テクノロジーの2社が脱退し、[[アップル (企業)|アップル]]、および{{仮リンク|ノルディック・セミコンダクター|en|Nordic Semiconductor}}が加わり、9社がプロモーター企業となっている。[[IEEE]]での規格名は、[[IEEE 802.15|IEEE 802.15.1]]である。<br />
<br />
2.4[[ギガヘルツ|GHz]]帯を使用して[[パーソナルコンピュータ|PC]](主に[[ノートパソコン]])等のマウス、キーボードをはじめ、[[携帯電話]]、[[PHS]]、[[スマートフォン]]、[[タブレット (コンピュータ)|タブレット]]での文字情報や音声情報といった比較的低速度のデジタル情報の無線通信を行う用途に採用されている。<br />
<br />
== 基本事項 ==<br />
Bluetooth BR/EDRは2.4GHz帯を79の[[電波の周波数による分類|周波数]][[チャネル]]に分け(LEは40)、利用する周波数をランダムに変える[[スペクトラム拡散#周波数ホッピング|周波数ホッピング]]を行いながら、半径10 - 100[[メートル|m]]程度のBluetooth搭載機器と、最大3M[[ビット毎秒|bps]](HSは24Mbps)で無線通信を行う。<br />
<br />
当初は[[赤外線]]短距離通信である[[IrDA]]の完全置換えという誤った認識で普及が試みられたが、使いにくさが強調され、普及の妨げとなった。しかし現在では(赤外線通信と比較して)指向性の少ない、簡易なデジタル無線通信としての利便性が認識され、多様な分野で普及が進んでいる。<br />
<br />
Bluetooth BR/EDRは、無線接続の状態を意識せずに常時接続したままでの使用状況に適している<ref name="radio-versions"/>。反対にIrDAは、意図して接続するのに適している。これらは互いを補完している。LE は短時間のバースト通信に最適化している<ref name="radio-versions"/>。<br />
<br />
Bluetooth BR/EDR/LEと2.4GHz帯の[[無線LAN]]([[Wi-Fi]])は、[[ISMバンド]]で周波数帯を共用する<ref name="radio-versions"/>。そのため相互干渉・[[混信]]が起こり、Bluetooth使用時に無線LANの速度が著しく低下するという問題が起こることもある。<br />
<br />
セキュリティに関しては、BR/EDR は [[:en:SAFER|SAFER+]] 64bit もしくは 128bit を少し変更したアルゴリズムをキーの配送に使用し、[[:en:E0 (cipher)|E0]] で暗号化できる。LE の[[ポイント・ツー・ポイント]]とメッシュは [[Advanced Encryption Standard|AES]] 128bit が利用可能<ref name="topology-options">[https://www.bluetooth.com/bluetooth-technology/topology-options Topology Options | Bluetooth Technology Website]</ref>。上位のアプリケーションレイヤーで独自の暗号化を施すことも可能。<br />
<br />
== 名称の由来 ==<br />
名称は[[スウェーデン]]のエリクソン社の技術者がつけたものである。初めて[[ノルウェー]]と[[デンマーク]]を交渉により無血統合し、文化の橋渡しをした[[デンマーク君主一覧|デンマーク王]]、[[ハーラル1世 (デンマーク王)|ハーラル・ブロタン・ゴームソン]] ([[:en:Harald I of Denmark|Harald Blåtand Gormsen / Haraldr blátǫnn Gormsson]]) が「青歯王」と呼ばれたことに由来している<ref>([[朝日新聞]][[2014年]]11月15日be「今さら聞けない」)。</ref>。Blåtandを英語に逐語訳したものがBluetoothである。「乱立する無線通信規格を統合したい」という願いが込められている。<br />
<br />
Bluetooth のロゴは、北欧の[[ルーン文字|長枝ルーン文字]]([[イェリング墳墓群]]の石碑に見られる)でハーラル・ブロタンの頭文字の H と B を組み合わせたものに由来する<ref>[http://www.bluetooth.com/Pages/Press-Releases-Detail.aspx?ItemID=39 2008 MARKS TEN YEARS OF BLUETOOTH WIRELESS TECHNOLOGY]</ref>。<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
* [[1994年]] - エリクソン社内のプロジェクトとして開発開始。<br />
* [[1998年]][[5月20日]] - [[エリクソン]]、[[インテル]]、[[IBM]]、[[ノキア]]、[[東芝]]の5社でBluetooth SIGを設立。同時に Bluetooth という名称を発表。<br />
* [[1999年]][[7月26日]] - Bluetooth[[仕様書]]バージョン1.0を発表<ref>{{Cite web |date=1999-07-27 |url=http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/990727/blue.htm |title=Ericssonら5社、Bluetooth 1.0の仕様を公開 |publisher=PC Watch |accessdate=2012-09-03}}</ref>。<br />
* [[2001年]][[2月]] - バージョン1.1を発表。<br />
* [[2003年]]頃 - 日本でBluetoothが普及し始める。<br />
* [[2003年]][[11月]] - バージョン1.2を発表。<br />
* [[2004年]][[11月]] - バージョン2.0を発表。Enhanced Data Rate (EDR) を追加。<br />
* [[2007年]][[3月28日]] - バージョン2.1を発表。<br />
* [[2009年]][[4月21日]] - バージョン3.0を発表。High Speed (HS) を追加。<br />
* [[2009年]][[12月17日]] - バージョン4.0を発表。[[Bluetooth Low Energy]] (LE) を追加。<br />
* [[2011年]][[6月21日]] - アップルとNordic Semiconductorが理事会に加わる。<br />
* [[2013年]][[12月4日]] - バージョン4.1を発表<ref>[http://blog.bluetooth.com/bluetooth-sig-introduces-new-bluetooth-4-1-specification/ Bluetooth SIG Introduces New Bluetooth 4.1 Specification | Bluetooth Technology Website]</ref>。<br />
* [[2014年]][[12月3日]] - バージョン4.2を発表<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1412/04/news057.html 「Bluetooth 4.2」発表 2.5倍高速になり、セキュリティも強化 - ITmedia ニュース]</ref>。<br />
* [[2016年]][[12月8日]] - バージョン5.0を発表<ref>[https://www.bluetooth.com/news/pressreleases/2016/12/07/bluetooth-5-now-available Bluetooth 5 Now Available]</ref>。<br />
<br />
== バージョン ==<br />
Bluetooth規格には以下のバージョンがある。普及バージョンである1.1以降においては、~3.0、3.0+HS、4.0~の3グループで通信方式が異なる為、各グループ内でのみ互換性を持っている。但し、複数の通信方式を同時に実装することが可能であり、論理層の基本的な仕様は大きく変わらない為、統一のユーザーインターフェースでラップされ一般利用者が非互換性を意識する必要が無いよう配慮された実装となっている場合が多い。<br />
; 1.0b<br />
: 最初のバージョン。<br />
; 1.0b + CE (Critical Errata)<br />
: 1.0bに修正を加えた。<br />
; 1.1<br />
: 普及バージョン<br />
; 1.2<br />
: 2.4GHz帯域の無線LAN (IEEE 802.11/b/g) などとの干渉対策が盛り込まれた。2003年11月公開。<br />
; 2.0<br />
: 容量の大きいデータを通信する際に最大通信速度を3Mbpsの通信に切り替える Enhanced Data Rate (EDR) がオプションで追加できるようになった。2004年11月公開。<br />
; 2.1<br />
: ペアリングが簡略化され、近距離無線通信の [[Near Field Communication]] (NFC) に対応した。マウスやキーボードなどのスリープ時間が多い機器のバッテリーを最大で5倍延長できる「Sniff Subrating」機能を加えた。2007年3月公開。<br />
; 3.0<br />
: Protocol Adaptation Layer (PAL) とGeneric Alternate MAC/PHY (AMP) によって無線LAN規格[[IEEE 802.11]]のMAC/PHY層の利用が可能となり、最大通信速度が24Mbpsとなる High Speed (HS) がオプションで追加できるようになった。また、電力管理機能を強化して省電力性を向上させた。2009年4月公開<ref>「日経エレクトロニクス2009年5月18日号」126頁</ref>。<br />
; 4.0<br />
: 従来からの Bluetooth Basic Rate/Enhanced Data Rate (BR/EDR) に加えて、BR/EDR に比べ大幅に省電力化された [[Bluetooth Low Energy]] (LE) が追加された。Bluetooth SIGが公開する資料によれば、ボタン電池1つのみでも数年駆動可能としている。転送速度は1Mbpsだが、データパケットサイズが8 - 27[[オクテット (コンピュータ)|オクテット]]と非常に小さくなっている。これは、例えば家電製品などに搭載されたセンサとのデータ通信に向けた仕様となっている。この点が BR/EDR と方向性が異なっており、互換性が無く、ベンダは BR/EDR と LE をそれぞれ目的別に採用するものとされている。ホスト側は両方を組み込んだ「デュアルモード」を実装できる。<br />
: BR/EDR に ATT and GATT over BR/EDR を追加。<br />
: 2009年12月公開。<br />
; 4.1<br />
: Bluetooth Low Energy に モバイル端末向け通信サービスの電波との干渉を抑える技術、データ転送の効率化、自動の再接続機能、直接インターネット接続できる機能、ホストとクライアント同時になれる機能、が追加された。<ref>[http://direct.pc-physics.com/network/bluetooth4-bluetooth4-1-difference.html] ,Bluetooth 4.0とBluetooth 4.1の違い</ref><br />
; <br />
; 4.2<br />
: Bluetooth Low Energy に Data Packet Length Extension を追加し、通信速度(アプリケーションスループット)が260kbpsから650kbps<ref name="AnandTech42"/>に2.5倍高速化。Bluetooth Low Energy が IPv6/6LoWPAN でインターネット接続できるようになる。<ref>[http://japanese.engadget.com/2014/12/04/bluetooth-4-2-bluetooth-smart/ Bluetooth 4.2 発表。Bluetooth Smart で直接インターネットに接続。通信速度とセキュリティ強化 - Engadget Japanese]</ref><br />
; 5.0<br />
: Bluetooth Low Energy のデータレートが2Mbps, 1Mbps, 500kbps, 125kbpsになり、2及び1Mbpsは従来通り到達距離が100m、125kbpsは到達距離が400mとなった<ref name="bluetooth5"/>。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+Bluetooth BR/EDR 最大実効速度<ref name="AnandTech42">[http://www.anandtech.com/show/8770/bluetooth-42-core-specifications-finalized AnandTech | Bluetooth 4.2 Core Specifications Finalized]</ref><br />
|-<br />
!バージョン!!非対称型通信時!!対称型通信時!!データレート<br />
|-<br />
|BR (1.0 以降, GFSK)<br />
|下り723.2kbps/上り57.6kbps<br />
|align="right"|433.9kbps<br />
|align="right"|1Mbps<ref name="radio-versions"/><br />
|-<br />
|EDR (2.0 以降, π/4 DQPSK)<br />
|下り1448.5kbps/上り115.2kbps<br />
|align="right"|869.1kbps<br />
|align="right"|2Mbps<ref name="radio-versions"/><br />
|-<br />
|EDR (2.0 以降, 8DPSK)<br />
|下り2178.1kbps/上り177.1kbps<br />
|align="right"|1306.9kbps<br />
|align="right"|3Mbps<ref name="radio-versions"/><br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+Bluetooth+HS 最大実効速度<ref name="AnandTech42">[http://www.anandtech.com/show/8770/bluetooth-42-core-specifications-finalized AnandTech | Bluetooth 4.2 Core Specifications Finalized]</ref><br />
|-<br />
!バージョン!!データレート<br />
|-<br />
| HS (3.0 以降, 802.11 PAL) <br />
|align="right"| 24Mbps<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0904/22/news036.html Bluetooth 3.0発表 24Mbpsに高速化 - ITmedia ニュース]</ref><br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+Bluetooth Low Energy 転送速度<br />
|-<br />
! バージョン !! アプリケーションスループット !! データレート<br />
|-<br />
|-<br />
| 4.0 <br />
|260kbps<ref name="AnandTech42"/><br />
|1Mbps<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20110412_438953.html 第511回:Bluetooth Low Energy とは - ケータイ Watch]</ref><br />
|-<br />
| 4.2 Data Packet Length Extension<br />
|650kbps<ref name="AnandTech42"/><br />
|1Mbps<br />
|-<br />
| 5.0 <br />
|<br />
|2Mbps, 1Mbps, 500kbps, 125kbps<ref name="radio-versions"/><ref name="bluetooth5">[http://eetimes.jp/ee/articles/1606/17/news133.html Bluetooth SIG幹部が詳細明かす:Bluetooth 5、2Mbpsで100m、125Kbpsなら400m - EE Times Japan]</ref><br />
|}<br />
<br />
== プロファイル ==<br />
{{main|Bluetoothプロファイルの一覧}}<br />
Bluetoothはその特性上、様々なデバイスでの通信に使用される為、機器の種類ごとに策定されたプロトコルがあり、それらの使用方法を'''[[プロファイル (工学)|プロファイル]]''' (Profile) と呼び標準化している<ref>[https://www.bluetooth.com/specifications/profiles-overview Traditional Profile Specifications | Bluetooth Technology Website]</ref>。<br />
通信しようとする機器同士が同じプロファイルを持っている場合に限り、そのプロファイルの機能を利用した通信をおこなえる。<br />
代表的なものに以下のプロファイルがあり、Bluetooth対応機種であっても利用する機器の双方が適切なプロファイルに対応している必要がある。<br />
<br />
; [[A2DP]] (Advanced Audio Distribution Profile)<br />
: 音声をレシーバー付きヘッドフォン(または[[イヤホン]])に伝送するためのプロファイル。HSP/HFPと異なり、ステレオ音声・高音質となる。<br />
; [[AVRCP]] (Audio/Video Remote Control Profile)<br />
: [[AV機器]]の[[リモコン]]機能を実現するためのプロファイル。<br />
; BIP (Basic Imaging Profile)<br />
: 静止画像を転送するためのプロファイル。<br />
; BPP (Basic Print Profile)<br />
: プリンタへ転送・印刷するためのプロファイル。<br />
; DUN (Dial-up Networking Profile)<br />
: [[携帯電話]]・[[PHS]]を介してインターネットに[[ダイヤルアップ接続]]するためのプロファイル。<br />
<!-- 廃止されました https://www.bluetooth.com/specifications/profiles-overview/deprecated-profiles<br />
; FAX (FAX Profile)<br />
: PCから[[ファクシミリ|FAX]]を送信するためのプロファイル。<br />
--><br />
; FTP (File Transfer Profile)<br />
: パソコン同士で[[データ転送]]を行うためのプロファイル。ファイル転送プロトコルの[[ファイル転送プロトコル|FTP]]とは無関係。<br />
; GAP (Generic Access Profile)<br />
: 機器の接続/認証/[[暗号]]化を行うためのプロファイル。<br />
; HCRP (Hardcopy Cable Replacement Profile)<br />
: [[プリンター|プリンタ]]への出力を無線化するためのプロファイル。<br />
; HDP (Health Device Profile)<br />
: 健康管理機器同士を接続するためのプロファイル。<br />
; HFP (Hands-Free Profile)<br />
: 車内やヘッドセットで[[ハンズフリー・マイクロフォン|ハンズフリー]]通話を実現するためのプロファイル。HSPの機能に加え、通信の発信・着信機能を持つ。<br />
; HID (Human Interface Device Profile)<br />
: [[マウス (コンピュータ)|マウス]]や[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]などの[[入力機器]]を無線化するためのプロファイル。<br />
; HSP (Headset Profile)<br />
: Bluetooth搭載[[ヘッドセット_(音響機器)|ヘッドセット]]と通信するためのプロファイル。モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する。<br />
<!-- 廃止されました https://www.bluetooth.com/specifications/profiles-overview/deprecated-profiles<br />
; ICP (Intercom Profile)<br />
: 同一ネットワーク内にあるBluetooth搭載携帯電話同士を公衆電話網を介さずに直接、接続させるためのプロファイル。<br />
; LAP (LAN Access Profile)<br />
: Bluetoothを利用して[[無線LAN]]を構築するためのプロファイル。<br />
--><br />
; [[OBEX]] (Object Exchange)<!-- 「Generic Object Exchange Profile」とは別物です。 --><br />
: オブジェクト交換 (OPP、BIP、FTP、SYNC) で用いる認証方式の一つ。データ転送プロファイルの一つで、実装しているとデータ送受信時にOBEX認証パスキーの入力を接続相手に要求する。<br />
; OPP (Object Push Profile)<br />
: [[名刺]]データの交換などを行うためのプロファイル。<br />
; PAN (Personal Area Network Profile)<br />
: 小規模ネットワークを実現するためのプロファイル。<br />
; PBAP (Phone Book Access Profile)<br />
: [[電話帳]]のデータを転送するためのプロファイル<br />
; SDAP (Service Discovery Application Profile)<br />
: 他のBluetooth機器が提供する機能を調べるためのプロファイル。<br />
; SPP (Serial Port Profile)<br />
: Bluetooth機器を仮想[[シリアルポート]]化するためのプロファイル。<br />
; SYNC (Synchronization Profile)<br />
: 携帯電話・PHSやPDAと、PCとの間で、スケジュール帳や電話帳のデータ転送を行い、自動的にアップデートするためのプロファイル。<br />
<br />
これらプロファイルのうち、DUN/FTP/HID/OPP/HSP/HFP/A2DP/AVRCPなどの使用頻度が高い。GAPやSDAPのような下位層のものは実装されていても意識されないことが多い。また、プロファイルによっては実装されていてもほとんど使われていないものもある。<br />
<br />
同じプロファイルでもクライアント側とサーバ側の違いがあり、逆方向にも使えるとは限らない。DUNの場合を例にとると、本体になる側(PC・PDAなど)から[[モデム]]になる側(携帯電話・PHSなど)に対してBluetooth接続を要求する。つまり前者はクライアント (DUN-DT)、後者はサーバ (DUN-GW) であり、通常は片方の役割しか実装されていないため、役割を入れ替えて逆方向に使うことはできない。例えば、DUN-GWを実装しBluetoothモデムになれる[[スマートフォン]]があったとして、これを本体として、DUN-GWを実装した他の携帯電話をモデムとしてダイヤルアップすることは通常できない。<br />
<br />
プロファイルは、各機器がBluetoothを使って何ができるかを示したもので、機器同士の接続性が一目でわかるようになるものと期待された。しかし現実には、Bluetooth応用分野の拡大に伴って急激にプロファイルが増加したこともあり、以下のような問題が目立つ。<br />
* 同じような機能のプロファイルが乱立気味であり、利用可能な、あるいは目的に適したプロファイルがわかりにくい。<br />
* 対応プロファイルの少ない古い製品の陳腐化を助長し、しかもアップグレードが提供されないことが多いので買い替えを余儀なくされる。<br />
* 「同じBluetoothなのにプロファイルの有無が原因でつながらない」という印象を与えやすい。<br />
*[[Advanced Audio Distribution Profile]]のように、基本的にプロファイルに対応していれば接続可能でも、[[コーデック]]などが乱立しており、全て実装すると高価になるためにメーカーがトレードオフな開発を強いられる場合にユーザーは製品を選びにくくなる。<br />
<br />
== クラス ==<br />
Bluetoothには、電波強度を規定した'''クラス'''という概念がある。各機器はいずれかのクラスに分類される。電波強度の差だけであり、両方が同じクラスである必要はない。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+Bluetoothのクラス (BR/EDR)<ref name="radio-versions"/><br />
|-<br />
!クラス<br />
!出力<br />
!到達距離<br />
|-<br />
|Class 1<br />
|align="right"|100mW<br />
|align="right"|100m<br />
|-<br />
|Class 2<br />
|align="right"|2.5mW<br />
|align="right"|10m<br />
|-<br />
|Class 3<br />
|align="right"|1mW<br />
|align="right"|1m<br />
|}<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+Bluetoothのクラス (LE)<ref name="radio-versions"/><br />
|-<br />
!クラス<br />
!出力<br />
|-<br />
|Class 1<br />
|align="right"|100mW<br />
|-<br />
|Class 1.5<br />
|align="right"|10mW<br />
|-<br />
|Class 2<br />
|align="right"|2.5mW<br />
|-<br />
|Class 3<br />
|align="right"|1mW<br />
|}<br />
<br />
== 実際の接続手順 ==<br />
[[ファイル:Bluetooth logo on mouse with blinking LED backlight.gif|thumb|right|150px|Bluetooth対応製品には、ペアリング状態を示す何らかのランプや画面が搭載されており、青色で点灯する製品が多い。]]Bluetooth機器を最初に使用する際には、接続相手を特定するため、'''ペアリング'''(ボンディング、組み合わせ)と呼ばれる操作が必要になる。ここでは、その一般的な手順を示す。<br />
# 一方の機器を「探索(発見)可能状態」に設定する。また、認証・暗号化の設定を双方であわせておく。<br />
# 他方の機器から「探索(発見)」操作を行う。<br />
# 探索可能状態にある周囲のBluetooth機器の一覧が提示されるので、その中から所望の接続相手を指定する。<br />
# 双方に同一の'''パスキー'''(認証鍵のこと、'''PIN'''ともいう)を入力する。<br />
<br />
; パスキー<br />
: パスキーは、通常4~16桁程度の任意の数字で指定する。短いパスキーでは通信を傍受・解読されるおそれがあるので、ある程度長いほうがよい。パスキーを入力できないデバイス(マウス、ヘッドセットなど)では、パスキーが固定値、もしくは入力が不要な場合がある。こうした機器の場合、通常デフォルトでは「0000」「1234」などの単純な羅列となっている。<br />
: パスキーの交換が終われば、ペアリングが完了する。一度ペアリングを行った機器間では、次からは自動的あるいは半自動的に接続が確立され、パスキーの入力は不要である。[[相性#パソコン部品の相性について|相性]]によっては、毎回パスキー入力が必要となることもある。<br />
<br />
== 採用例 ==<br />
Bluetoothは汎用インターフェイスであり、様々な機器に採用されている。以下にその一例を挙げる。<br />
<br />
=== 携帯電話・スマートフォン・PHS ===<br />
[[ファイル:SH003.JPG|thumb|right|250px|Bluetooth技術を搭載した携帯電話の一例 (au [[SH003]])]]<br />
[[ファイル:Bluetooth-headset's.JPG|thumb|right|250px|Bluetooth接続を用いるヘッドセット]]<br />
[[ファイル:Bluetooth-Keyboard-Internet.jpg|thumb|right|250px|Bluetooth技術を用い、PDAにキーボードと携帯電話を接続してインターネットに接続している。写真では ([[iPAQ|iPAQ112]]) (RBK-2000BT II) ([[SoftBank 820P|820P]]) が使われている]]<br />
携帯電話やPHSの高機能化に伴い、携帯電話類同士や携帯電話類とBluetoothに対応したモバイル機器との間での情報の受け渡しに使われるようになっている。一部の携帯電話やPHS端末は、対応のPCやPDAとBluetoothで接続することで無線モデムにできる。<br />
<br />
ワイヤレスヘッドセットでは中級品以下までBluetoothの採用が進んでいる。[[2008年]]現在日本市場では、3キャリアがほぼ標準機能として採用している。[[ソフトバンクモバイル]]向けでは3G機種のほとんどがBluetooth対応のためか普及率が高い<!--キャリア別のBluetooth対応機種数のデータが有れば。-->。[[KDDI]]/[[沖縄セルラー電話]](各[[Au (携帯電話)|auブランド]])は2007年冬モデル以降の一部の「[[KCP+]]」採用機種に、[[NTTドコモ]]は2008年秋冬の新コンセプトモデル以降に、積極的に採用している。Bluetoothの活用について携帯電話キャリア側からの目につく提案は、ミュージックプレーヤーとしての「音楽ケータイ」とワイヤレスヘッドホンを結ぶ機能であるというかたちがほとんどで、ファイル転送や車内ハンズフリー通話などについてカタログで大きく取り扱われるようにはなっていない。<br />
<br />
[[スマートフォン]]では[[iPhone]]や、[[Android]]OSを搭載しているタイプでは標準機能として採用されている。また文字入力の補助のために、スマートフォンと一緒に持ち歩ける小型サイズのBluetooth接続[[キーボード (コンピュータ)|キーボード]]が出回っている。また最近ではBluetoothを利用した[[テザリング]]が出来る機種が出てきている。<br />
<br />
==== ハンズフリー通話 ====<br />
日本では2004年の[[道路交通法]]改正により、自動車の運転中に携帯電話・PHSを手に持って通話した場合の罰則が強化されたため、手に持たずに通話できるハンズフリー機能が注目されるようになった。<br />
<br />
[[ハンズフリー・マイクロフォン]]機能としては、[[ヘッドセット (音響機器)|ヘッドセット]]やイヤホンマイクをイヤホンジャックに接続する安価なものが一般的であるが、事前に頭・耳にヘッドセット等を装備して、それと携帯電話等の間をコードで繋いだままでいなければならないなど煩雑であるため、無線により自動的にハンズフリー車載器(スピーカー・マイクは車内に装備)と接続してハンズフリー通話が出来るBluetoothハンズフリー機器の開発や製品の輸入ライセンス販売が活発化した。<br />
<br />
[[東京都]]をはじめとする一部の都道府県では、道路交通法第71条を根拠に公安委員会が定めた遵守事項として、イヤホンを付け運転することを(多くは条件付きであるが)禁じており、片耳だけのヘッドセットでも取締りの対象となる可能性がある。<br />
<br />
サンバイザーに挟み込むような形状で使用するスピーカーフォンも登場している。<br />
<br />
=== 無線モデム ===<br />
{{See also |モバイルブロードバンド}}<br />
パソコン・PDAなどのほかのコンピュータから、DUN (Dial-up Networking Profile) 機能を持つ携帯電話を[[無線モデム]]として利用し、[[インターネット]]に接続することができる。日本では携帯電話会社が[[インターネットサービスプロバイダ|インターネット・プロバイダ]]契約を提供しており、別途独立したISPと契約しなくてもよいことが多い。[[W-CDMA]]網を用いた[[パケット通信]]、[[GSM]]網を用いたGPRS (General Packet Radio Service) 接続などが抽象化されて提供される。<br />
<br />
パソコン・PDA側では通常のモデムの場合と違い、特別な初期化コマンドが必要となることもある。例えばソフトバンクモバイルの場合では、『+CGDCONT=1,"IP","softbank"』というものである。これらの設定を行うダイヤルアップ接続のセットアッププログラムが、携帯電話会社から供給されていることもある。<br />
<br />
=== カーナビゲーション ===<br />
自動車メーカー各社も、自動車向けBluetoothハンズフリー通話装置の開発を行った。既に[[カーナビゲーション|カーナビゲーション・システム]]が自動車の情報端末として確立していたため、Bluetoothはこれらカーナビに組み込まれることが多くなり、「Bluetooth対応純正カーナビ」が登場した。<br />
<br />
このうち、[[KDDI]]の第2位の[[株主]]でもある[[トヨタ自動車]]が最も積極的で、現在ではおもに[[トヨタ自動車|トヨタ]]の[[G-BOOK]]、[[日産自動車|日産]]の[[カーウイングス]]、[[本田技研工業|ホンダ]]の[[インターナビ]]の3つの陣営に分かれている。<br />
<br />
2007年現在、[[カロッツェリア (AV機器)|カロッツェリア]]や[[パナソニック]]などサードパーティ製カーナビにも、Bluetooth接続機能がオプションで用意されつつある。Bluetooth対応カーナビは、Bluetooth対応携帯電話とHFP/HSPで接続し、Bluetoothの設定などの操作はカーナビ画面、着信・発信時の操作はカーナビ画面・専用ボタン・自動着信/音声認識発信など、マイクは運転席の周辺、スピーカは車のカーステレオのものを流用している。<br />
<br />
カーナビと携帯電話の連携は、単に携帯電話を発話・受話できることにとどまらず、各カーナビ陣営の運営するサーバーに収録された渋滞情報の取得やサーバーへの走行履歴の送信、カーナビに収録された店舗情報に収録されている電話番号に直接電話をかけることができるなどといった、より高度な利用法に進化している。<br />
また、機種によってはBluetooth接続で携帯音楽プレーヤーに収録した音楽を操作・演奏することができ、両者がAVRCPのVer.1.3以上に対応していればカーナビ側に楽曲のタイトルなどを表示することもできる。また、PBAPに対応している場合は、スマートフォン・携帯電話などから電話帳情報をカーナビに読み込ませることもできる。<br />
<br />
=== 音楽プレーヤー ===<br />
Bluetoothを利用できる音楽プレーヤとして、[[ウォークマン]]、[[iPod]]などの[[デジタルオーディオプレーヤー]]、[[Android]]、[[iPhone]]などの[[スマートフォン]]のような製品が見受けられるようになっている。<br />
<br />
Bluetoothでワイヤレス再生する場合、A2DPの標準コーデックとして「[[Sub Band CODEC]](SBC)」が使われることが多い。SBCは伝送環境の悪化に強く変換時の負荷も少ない反面、音質の劣化や再生時の遅延が起きやすい。<br><br />
そのため、標準以外の独自コーデックも採用する機種が増えている。[[CSR_(企業)|CSR]](後に[[クアルコム]]に買収)開発の「[[aptX]]」とそのハイレゾ対応版の「aptX HD」<ref>[http://www.phileweb.com/review/article/201602/05/1960.html Bluetoothで24bit伝送!話題の新コーデック「aptX HD」を聴いた],Phile-web,2016年2月5日</ref>および低遅延の「aptX LL(Low latency)」<ref>[https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/678508.html Bluetoothを高音質/低遅延化する「aptX」。CSRが説明],AV Watch,2014年12月2日</ref>、アップルのiPhoneやiPadで多く採用されている「[[AAC]]」、ソニー開発のハイレゾ対応「{{仮リンク|LDAC|en|LDAC}}」<ref>[http://www.phileweb.com/news/d-av/201501/06/36174.html 【CES】“Bluetoothでハイレゾ伝送” 新コーデック「LDAC」の詳細を関係者に直撃!対応機試聴レポも],PhileWeb,2015年1月6日</ref><ref>[http://www.sony.co.jp/Products/LDAC/ Sony Japan | LDAC&trade;で高音質ワイヤレスリスニング]</ref>などの高音質・低遅延なコーデックを採用するようになっている。これらを利用して再生する際には音楽プレーヤーだけでなく、ヘッドフォンやヘッドセット、レシーバーなどもこれらのコーデックに対応した物が必要となる。<br />
<br />
=== ワイヤレスヘッドフォン・イヤホン ===<br />
一般的にヘッドホンやイヤホンは、再生機器にプラグを差し込んで使う有線型であるが、Bluetoothにて音楽信号を伝送する無線型が普及してきている。再生機器から伝送された音楽信号は、Bluetooth対応のヘッドホン・イヤホン側で処理が行われ、音楽として再生される。再生機器側と線がつながっていないため、取り回しがしやすく動きやすいという利便性がある。またヘッドホン・イヤホン側から再生機器側に対して、ワイヤレスで再生・停止・音量調整などを行う機能もある。欠点としては、バッテリーを搭載しているため定期的に充電が必要なことである(電池切れになると無線で再生できなくなる)。<BR><br />
Bluetoothイヤホンは左右が線でつながっているものと、独立したもの(左右完全独立型)があり、他にも首掛け型や耳掛け型などがある。<br />
<br />
=== RFIDタグとバーコード リーダ ===<br />
[[ファイル:BluetoothGPS-BT-359W.jpg|thumb|right|250px|GPSレシーバ (BT-359W)]]<br />
産業界ではBluetoothを用いてパソコン、PDA、携帯電話等へデータ転送する[[RFID]]タグリーダや[[バーコード]]リーダが広く用いられている。RFIDリーダのうち、[[日立製作所|日立]]のミューチップなどのように2.45GHz帯を用いるRFIDはBluetoothの搬送波と干渉するため、実装に対して特別な工夫が必要となる。<br />
<br />
これらのリーダはSPP (Serial Port Profile) を用いて接続するものが一般的である。<br />
<br />
=== パソコン周辺機器 ===<br />
* [[マウス (コンピュータ)|マウス]] (HID)<br />
* [[キーボード (コンピュータ)|キーボード]] (HID)<br />
* [[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]レシーバ (SPP (Serial Port Profile) で利用するものが一般的)<br />
* 小型[[プリンター|プリンタ]]、[[走査|走査(スキャン)]](OPP他)<br />
<br />
==== Microsoft Windows ====<br />
[[Microsoft Windows XP|Windows XP(SP2以降)]]以降・[[Microsoft Windows Server 2016|Windows Server 2016]]以降では、Bluetoothワイヤレステクノロジを標準サポートしている。[[Microsoft Windows 2000|Windows 2000]]以前のOSや[[Windows Server 2012]]以前のOSは、標準でBluetoothをサポートしないが、マイクロソフト以外のBluetoothドライバを利用できる可能性がある。Windowsが全くサポートしないプロファイルについても、マイクロソフトドライバを使用せず[[サードパーティー]]製のBluetoothドライバをインストールすることで、プロファイルを使用できる可能性がある。<br />
<br />
なお、Windowsは原則としてBluetooth 1.0に対応しない。マイクロソフトは、これについて「Bluetooth Version 1.0 の仕様には、WindowsがBluetoothワイヤレス テクノロジを十分にサポートするために必要な、いくつかの重要なアップデートが欠けていたため」と説明している。また、High Speed (HS)は非推奨としていて、代わりにWi-Fi Directを使うことを推奨している<ref>[https://docs.microsoft.com/en-us/windows-hardware/design/component-guidelines/bluetooth Bluetooth | Microsoft Docs]</ref>。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|+'''Windows が標準でサポートする Bluetooth のバージョン<ref>[http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/dn133849(v=vs.85).aspx Bluetooth ワイヤレス テクノロジに関する FAQ(英語版) - 2013(マイクロソフト社、2013年10月12日)]</ref>'''<br />
!Windows のバージョン !! Bluetooth のバージョン !! 対応プロファイル<br />
|-<br />
!Windows 2000 以前<br />
|colspan="2" rowspan="2"|サポートなし<br />
|-<br />
!Windows Server 2012 以前<br />
|-<br />
!Windows XP<br>(SP2以降)<br />
|1.1〜2.0<br>BR・EDR<br />
|HID v1.0・PANU・SPP・OPP・DUN・HCRP<br />
|-<br />
!Windows Vista<br />
|1.1〜2.0<br>BR・EDR<br />
|rowspan="3"|HID v1.1・PANU・SPP・OPP・DUN・HCRP<br />HFP v1.5・A2DP v1.2・AVRCP v1.3・HOGP<ref>[http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/dn133849(v=vs.85).aspx Windows 7 and Windows Vista In-Box Bluetooth Profiles(microsoft-en)]</ref><br />(サードパーティ実装のプロファイルに対応)<br />
|-<br />
!Windows Vista<br>(SP2以降)<br />
|rowspan="2"|1.1〜2.1<br />BR・EDR<br />
|-<br />
!Windows 7<br />
|-<br />
![[Microsoft Windows 8|Windows 8]]<br />
|rowspan="2"|1.1〜4.0<br>BR・EDR・LE<br />
|<br />
|-<br />
![[Microsoft Windows 8.1|Windows 8.1]]<br />
|<br />
|-<br />
![[Microsoft Windows 10|Windows 10]]<br />
|rowspan="2"|1.1〜4.1<ref name="windows-10-supported-bluetooth-profiles"/><br>BR・EDR・LE<br />
|rowspan="2"|A2DP 1.2, AVRCP 1.3, GATT Client, GATT Server, DUN 1.1, DI 1.3, HFP 1.6, HCRP 1.0, HOGP 1.0, HID 1.1, OPP 1.1, PANU 1.0, SPP 1.2<ref name="windows-10-supported-bluetooth-profiles">[https://support.microsoft.com/en-us/help/10568/windows-10-supported-bluetooth-profiles Supported Bluetooth profiles - Windows Help]</ref><br />
|-<br />
![[Windows Server 2016]]<br />
|}<br />
<br />
==== Linux ====<br />
[[Linux]]の本体であるカーネルには各種のBluetoothコントローラーのドライバーが組み込まれている。実際に利用するためのツールは主だったデスクトップ向けディストリビューションで、bluezパッケージなどの関連パッケージが用意されている。初期段階で組み込まれている場合もあり、また統合的なパッケージ管理ツールから、手軽にこれらを導入できることも多い。一般的に各種のGUI環境において、BluetoothについてのGUIツールが組み合わせられ、インジケーターなども提供される。BluezなどはAndroidにも採用されており、Androidで利用できるプロファイルはLinuxでも利用可能で、A2DP,HFP/HSP,FTP,HID,RFCOMMなどを活用できる。ただし、プロファイルは対応していても、実際にそれを活用するソフトが不足するような場合はある。<br />
<br />
ディストリビューションの構成、バージョンによって、設定に手間がかかる場合もある。ただし、たとえば2011年10月現在のUbuntu11.10では、Bluetooth対応は標準機能に近い位置づけで、Bluetooth機能の自動認識、デバイスドライバー自動組み込みが行われる。また、Bluetooth機器の登録もウィザード機能で手軽に行えるようになっている。<br />
<br />
実際の使い勝手も改良が進みA2DP,HFP/HSP,内蔵音源,USB音源などの混在した音源デバイスを、個別のアプリケーションごと自由に切り替えることもできるほか、A2DPホスト機能によってスマートフォンで再生する音楽を、PCに繋いだスピーカーで鳴らすこともできるようになっている。<br />
<br />
==== macOS ====<br />
[[macOS|Mac OS X]] [[Mac OS X v10.2|v10.2.8]]以降から、OS標準でBluetoothワイヤレステクノロジーをサポートしている。対応するプロファイルは、DUN・HID・SPP・OPP・FTP・SYNC<ref>[https://developer.apple.com/library/content/documentation/DeviceDrivers/Conceptual/Bluetooth/BT_Bluetooth_On_MOSX/BT_Bluetooth_On_MOSX.html Bluetooth on OS X]</ref>。更に、Bluetooth software 1.5にて、HCRP・HSPに対応する。[[OS X Mountain Lion]] (10.8) では、更に[[A2DP]]と[[AVRCP]]もサポートしている<ref>[https://support.apple.com/kb/PH10549?locale=ja_JP OS X Mountain Lion: Apple Bluetooth ソフトウェアによってサポートされる Bluetooth プロファイル]</ref>。[[OS X Mavericks]] (10.9) から [[Bluetooth Low Energy ]]に対応<ref>[https://developer.apple.com/library/content/documentation/NetworkingInternetWeb/Conceptual/CoreBluetooth_concepts/AboutCoreBluetooth/Introduction.html#//apple_ref/doc/uid/TP40013257 About Core Bluetooth]</ref>。<br />
<br />
=== ゲーム機 ===<br />
* 家庭用ゲーム機の無線コントローラ (HID)<br />
** [[Wii]]、 [[Wii U]]<br />
*** [[Wiiリモコン]]、[[バランスWiiボード]]、Wii U Proコントローラー<br />
** [[PlayStation 3]]、PlayStation4<br />
*** SIXAXIS(→[[PlayStation 3#コントローラ]])、[[DUALSHOCK|デュアルショック]]3、4<br />
* [[携帯型ゲーム]]<br />
** [[ニンテンドーDS]]<br />
*** [[バトル&ゲット! ポケモンタイピングDS#ニンテンドー ワイヤレスキーボード|ニンテンドー ワイヤレスキーボード]]<br />
** [[PlayStation Portable go]]<br />
** [[PlayStation Vita]]<br />
<br />
===健康管理機器===<br />
[[コンティニュア・ヘルス・アライアンス]]が標準的な接続方法としてBluetoothを採用しているため、多くの健康管理機器がBluetoothでの接続を実現している。<br />
*[[体重計]]<br />
*[[体脂肪計]]<br />
*[[血圧計]]<br />
*[[心拍計]]<br />
<br />
===勤怠機器===<br />
* [[タイムレコーダー]]・タイムレコーダー用アダプター<br />
** [[アマノ]]「[[TimeP@ck]] STD/iC/EX」<br />
** [[アマノ]]「[[TP@C-6101C]]打刻印刷専用プリンタ」<br />
<br />
=== その他の採用例 ===<br />
* [[補聴器]]<br />
* [[デジタルペン]]([[ノキア]]、[[ぺんてる]]製など)<br />
* 超小型のヘッドフォン([[Skype]]などの利用から、補聴器使用者のPC利用などにも有効)<br />
* [[インターカム]] バイク用(ライダー間会話用)の製品などが複数商品化されている。class1出力の場合見通し100mまで通話可能で、中には500mまで可能と宣伝している物もある。同時に普通のヘッドセットとして携帯電話等と接続できる機能も備えているものが多い。<br />
* [[日本電信電話|NTT]]が販売する[[ビジネスホン]]αNXシリーズ及びαGXシリーズのカールコードレス電話機。GXシリーズではカナ品名に<2>が付くもので、GX-24CCLSTEL-<2>-<W>等。ただし、他機器との相互接続は出来ない仕様となっている。<br />
* [[トータルステーション]]<br />
* [[デジタルカメラ]]・デジタルカメラ用アダプター<br />
** [[リコー]]「[[Caplio]] 500SE」<br />
** [[ソニー]]「[[サイバーショット]] DSC-FX77」<br />
** [[オリンパス]]「PENPAL PP-1」 - 同社製の対応[[デジタルカメラ]]から写真画像をスマートフォンなどに転送できるアダプター。<br />
** [[カシオ]]「[[HIGH SPEED EXILIM]] EX-ZR1600」<br />
* [[腕時計]]・[[スマートウォッチ]](腕時計型デバイス)<br />
** [[シチズンホールディングス|シチズン]]「i:VIRT」「i:VIRT M」<br />
** [[カシオ計算機]] 「[[G-SHOCK]] GB-6900/GB-5600」「G-MIX GBA-400」「[[EDIFICE]] EQB-500D」<br />
** [[ソニーモバイルコミュニケーションズ|ソニー・エリクソン/ソニーモバイルコミュニケーションズ]]「MBW-100」「MBW-150 Music Edition」「MBW-200」「LiveView MN800」「SmartWatch MN2」「SmartWatch 2 SW2」<br />
** [[Android Wear]]対応端末<br />
** アップル「[[Apple Watch]]」<br />
* [[自撮り棒]]<br />
* [[歯ブラシ]]<br />
** [[ブラウン_(企業)|ブラウン]]「オーラルB プラチナ」- センサーを内蔵した[[電動歯ブラシ]]にスマートフォンの専用アプリと連携して、磨き方のチェックやスケジュール管理等を行う。<br />
** [[サンスター]]「G・U・M PLAY」 - 歯ブラシのハンドル部に装着するアタッチメント。スマートフォンの専用アプリと連携して、歯磨き動作の記録・管理等を行う。<br />
* [[トラッキング|貨物追跡システム]]<br />
** [[アメリカ合衆国|アメリカ]]の[[デルタ航空]]が、[[コンテナ]]追跡の為、大手航空会社として初導入<ref>[https://news.delta.com/delta-becomes-first-major-carrier-offer-real-time-bluetooth-tracking-container-shipments-JP デルタ・カーゴ、大手航空会社で初めて、ブルートゥースを使ったリアルタイム追跡システムを導入] - デルタ航空日本支社 ニュースリリース 2018年3月9日</ref>。<br />
<br />
== 問題点 ==<br />
; 遅延<br />
: プロファイルによって遅延の大きさは異なるが、Bluetoothを採用した[[ヘッドセット]]などの音響製品では、遅延のために若干音が遅れる。例えば高音質の音楽転送に使用するA2DPプロファイルなどでは、仕様上0.2秒程度の遅延が発生することとなる。これは例えば1秒間に5回手を叩く場合の一間隔で、ある種の用途では特に顕著に体感される。電話や音楽再生のみの用途ではほとんど問題ないものの、動画視聴などの用途で映像と音声のズレが気になったり、[[ゲーム]]用途では「反応が遅れる」などの問題が出てくる。また、実装方法によっては、遅延を補うために再生速度を上げるBluetoothデバイスも存在するが、これによって'''「ミュージックの再生時に音程が変化する」'''という致命的な問題が発生する。<ref>[http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0817/pda63.htm Bluetoothのオーディオスタックを追求する],PC Watch,2007年8月17日</ref>{{要出典|新しい機種では同期を取っているため、気にならない程度にまで遅延は改善されているが、それでも遅延は存在する。|date=2013年6月}}Bluetoothを採用したゲームコントローラー、キーボード、マウスなどでは、遅延はほとんど問題ない状態(レベル)となっており、[[Wii]]や[[PlayStation 3]]といった[[ゲーム機]]の標準コントローラにBluetoothが採用されている。<br />
; 音質<br />
: 遅延と共に、イヤホンなどでは特に低音質が指摘されることがある。これは転送可能なデータの上限にならい、音声を圧縮するからである。圧縮率や音質の低下はバージョンによっても異なるが、基本的に原音よりも低音質になる。<br />
: この音質の悪さ(低下)を解消するため、前述のように標準搭載のSBCだけでなく、aptX、AAC、LDAC<ref>SONYはA2DP用のコーデックとしてmp3を採用したレシーバーを何点か商品化していたが送信側に対応機器がなかったため有用性が確認出来なかった。[http://www.sony.jp/ServiceArea/impdf/pdf/3280224022.pdf DRC-BT15/BT15Pマニュアル]</ref>といった高音質・低遅延のコーデックに対応したプレーヤーやヘッドフォン・スピーカーなどが発売されている。<br />
; 固定パスキー<br />
: 音楽機器用BluetoothアダプタなどのBluetoothを採用した製品の中には、パスキーが事前に固定されているものがある。この場合、通常のヘッドセットやレシーバのように、通信相手がパスキーを指定できない場合に接続できない。<br />
: 必ずしも製品の箱書きに、利用者にとってわかりやすい形で書かれていないことが多いため、ほとんどの場合、購入後に接続できずに問題が顕在化する。互換性の問題とよく勘違いされる。<br />
: こうした固定・変動を問わずパスキーやペアリングの分かりづらさを解消するため、スマートフォンやタブレットとヘッドフォン・ヘッドセット・スピーカー・キーボードなどBluetooth対応端末によっては、[[近距離無線通信|NFC]]を使用し、端末に内蔵されたNFCタグ同士を接触させることでペアリングを行うようにできるものも出てきている。<br />
; SCMS-T<br />
: SCMS-T方式のコンテンツ保護とは、Bluetooth無線技術における、コンテンツ保護方式の1つ<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/keyword/20101221_416102.html 第497回:SCMS-Tとは],ケータイ Watch,2010年12月21日</ref>。<br />
: 著作権保護技術の規格で、音楽データの転送の際に不正なコピーを防止する目的で利用されている。<br />
: Bluetooth通信機能をもつ携帯電話では機種によりSCMS-Tが採用されており、これらの機種では、SCMS-T対応のレシーバでなければ携帯電話に搭載されているワンセグ音声が出力されない。東芝が作った日本国内のみの規格であり、海外メーカー品では適合がないものが多い。<br />
: これも固定パスキーの問題同様に、利用者にとってわかりやすい形で書かれていないため、購入後に音声出力がされずに問題が顕在化する。<br />
; 紛失<br />
: 接続対象の装置と直接繋がっていないため、有線の機器と比べて紛失する可能性が高い。特に、左右分離式のBluetoothイヤホンはその小ささと軽さ故どちらか片方がなくなるという場面が多い。<br />
<br />
== ライセンス・法規制 ==<br />
{{law|section=1}}<br />
[[ファイル:Telec-bluetooth-label.jpg|thumb|right|200px|技適マークの表示例]]<br />
Bluetoothのマークは、Bluetooth SIGが[[商標登録]](登録番号は第4477936号他)をしており、これらを製品に表示しようとする時はBluetooth SIGと契約しなければならない。<br />
<br />
日本国内でBluetooth機器を利用するには、[[電波法]]に基づくいわゆる[[小電力無線局]]の一種、最大[[空中線電力]]10mWの[[小電力データ通信システム]]の無線局として[[技術基準適合証明]]を、更に[[電気通信事業者]]の回線に接続するものは[[電気通信事業法]]に基づく[[技術基準適合認定]]も受けたものでなければならない。これらの認証を受けた製品は'''[[技適マーク]]'''が表示される。<br />
技術基準適合証明を受けていない機器を使用することは[[不法無線局]]を開設したとして電波法第4条違反となり、第110条に規定する罰則の対象にもなる。<br />
また、電波法令の技術基準には「一の[[筐体]]に収められており、容易に開けることができないこと」とされ、特殊[[ねじ]]などが用いられているので、利用者は改造はもちろん保守・修理の為であっても分解してはならない。<br />
<!--無線設備規則第49条の20第1項イ、第49条の20第2項イ--><br />
電気通信事業者への回線接続については、技術基準適合認定が無いと電気通信事業法第52条により拒否されることがある。<br />
:詳細は[[技適マーク#規制事項]]を参照。<br />
<br />
2016年5月には電波法が改正<ref>平成27年法律第26号による電波法改正の施行</ref>され、訪日外国人が持ち込んだBluetooth端末については、入国日から90日以内は[[適合表示無線設備]]とみなし[[免許不要局]]の一種として使用を認められる。<br />
条件はロゴマークが明示してあることである<ref>{{PDFlink|[http://www.tele.soumu.go.jp/resource/j/others/wifi/ja.pdf 日本へ入国される皆様へ]}} 対象となるWi-Fi端末等 総務省電波利用ホームページ</ref><ref>[http://www.tele.soumu.go.jp/j/sys/others/inbound/index.htm 海外から持ち込まれる携帯電話・BWA端末、Wi-Fi端末等の利用] 総務省電波利用ホームページ</ref>。<br />
<br />
一方、輸入品については[[無線設備#基準不適合設備|基準不適合設備]]に位置づけられ、製造業者、販売業者または輸入業者は他の無線局の運用を妨害したり、そのおそれが認められる場合に必要な措置を講ずるよう勧告される。<br />
このため、技適マークが無い国外販売品や並行輸入品は、電波法違反の対象であるとして修理や不良対応などのサービスを受けられないことがある。<br />
<br />
2.4GHz帯は本来、無線通信以外の業務に用いられる[[ISMバンド]]であり、[[電子レンジ]]がこの周波数を使用するため動作中は強力な[[混信]]を受けるが、[[総務省]][[告示]][[周波数割当計画]]脚注に容認しなければならないとされている。<br />
また、[[RFID]]を利用した[[電子タグ]]システムの免許局・[[登録局]]やアマチュア無線にも割り当てられており、これらからの混信も容認しなければならず、逆に妨害を与えてはならないので使用中止を要求されたらこれに従わねばならない。<br />
更に、Bluetooth機器と同等の小電力無線局として電子タグシステムの[[特定小電力無線局]]などがあり、これらは先に使用しているものが優先するが、実際には[[混信]]を完全に回避できるものではない。<br />
<br />
混信等の優先度は、ISM機器 > 一次業務の局> 二次業務の局 > 免許不要局 であり、2.4GHz帯においては次のとおりである。<br />
<br />
[[電子レンジ]] > 一般用[[RFID]](電子タグシステム)> [[アマチュア無線]] > '''Bluetooth'''、小電力RFID、[[無線LAN]]、[[コードレス電話#2.4GHz帯デジタルコードレス電話|2.4GHz帯デジタルコードレス電話]]、模型飛行機の[[ラジコン]]など<br />
<br />
== その他 ==<br />
; [[携帯電話ウイルス]]<br />
: [[2004年]]6月には[[S60]]搭載携帯電話でBluetoothを経由して感染する[[ワーム (コンピュータ)|ワーム]]([[携帯電話ウイルス]])「Cabir」が発見されている。なお、これが[[Nokia 6630|Vodafone 702NK]]にも[[感染]]したとの報道があったが、その信憑性には疑義がもたれている(→[[Nokia 6630]]を参照)。<br />
<br />
== 出典 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[Bluetooth Low Energy]] - もともとはWibreeという名前の別規格であった<br />
* [[無線LAN]]<br />
* [[IrDA]]<br />
* [[Wireless USB]]<br />
* [[ZigBee]]<br />
* [[Personal Area Network]]<br />
** [[無線PAN]]<br />
* [[人体通信]]<br />
* [[DTCP]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.bluetooth.com/ Bluetooth SIG]{{En icon}}<br />
* [http://www.bluez.org/ BlueZ] - 公式 Linux Bluetooth プロトコルスタック{{En icon}}<br />
<br />
{{Internet access}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:Bluetooth}}<br />
[[Category:Bluetooth|*]]<br />
[[Category:モバイルネットワーク]]<br />
[[Category:無線工学]]</div>
221.32.117.121
マイケル・ジャクソン (ライター)
2018-07-13T14:57:54Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Infobox 作家<br />
|name=マイケル・ジャクソン<br />
|image= Michael jackson beer.jpg<br />
|imagesize=<br />
|caption= 2004年<br />
|birth_date=[[1942年]][[3月27日]]<br />
|birth_place=[[ウェスト・ヨークシャー]]、{{仮リンク|ウェザビー|en|Wetherby}}<br />
|death_date={{死亡年月日と没年齢|1942|3|27|2007|8|30}}<br />
|death_place=イギリス・[[ロンドン]]の自宅<br />
|occupation=評論家・ライター<br />
|nationality=[[イギリス]]<br />
|period=<br />
|subject=[[ビール]]・[[ウイスキー]]<br />
|notable_works=『The World Guide To Beer』『Michael Jackson's complete guide to Single Malt Scotch』など<br />
|website=[http://www.beerhunter.com/ Michael Jackson's Beer Hunter]<br />
|footnotes=「The Beer Hunter」と呼ばれる。[[ベルギービール]]の騎士 (La Chevalerie du Fourquet des Brasseurs) にも認定されている。<br />
}}<br />
'''マイケル・ジャクソン'''('''''Michael Jackson'''''、[[1942年]][[3月27日]] - [[2007年]][[8月30日]])は、[[ビール]]と[[ウイスキー]]を得意とする[[イギリス]]人[[著作家|ライター]]で、それらに関する著書も多く記している。<br />
世界的なビール評論家であり、[[ベルギービール]]を広く世界に紹介したことで知られる<ref>{{Cite book|和書|title=ビアマニア! 飲んでおきたい世界のビール77本|author=藤原ヒロユキ|authorlink=藤原ヒロユキ|id=ISBN 4-89198-110-5|publisher=日之出出版|date=2000-07-19|edition=初版|pages=104ページ|chapter=Michael Jackson? Who? あの人とは違うビール界の有名人}}</ref>。2007年8月30日午前、ロンドンの自宅にて心臓発作で死亡。65歳。<br />
<br />
== ビアハンター ==<br />
マイケル・ジャクソンは、[[北アメリカ]]で「The Beer Hunter」の称号を持つ男として知られている([[アメリカ合衆国|アメリカ]]のPBCを見よ)。彼は、『[[レイト・ナイト・ウィズ・コナン・オブライエン]]』にも出演した。<br />
著作などを通じて[[ベルギービール]]を全世界に広めたことは彼の功績である<ref name="tamura18-19">{{Cite book|和書<br />
|author=田村功<br />
|authorlink=田村功<br />
|title=ベルギービールという芸術<br />
|accessdate=2008-02-20<br />
|edition=初版第1刷<br />
|date=2002-09-20<br />
|publisher=光文社<br />
|series=光文社新書<br />
|language=日本語<br />
|id=ISBN 4-334-03161-7<br />
|pages=18、19ページ<br />
|chapter=1 ベルギービールを知る<br />
}}</ref>。ベルギービールの騎士(La Chevalerie du Fourquet des Brasseurs)に認証されている<ref name="la-chevalerie">{{Cite web|title=白雪 日本人初の「ベルギービールの騎士」に認証|url=http://www.konishi.co.jp/html/news/news1.html|date=1999-10-06|accessdate=2009-01-18|publisher=小西酒造}}</ref>。<br />
[[マイケル・ジャクソン]](アメリカの著名ミュージシャン)と同姓同名で自身もよく話のネタにしており、また歌手のマイケルが「ポップの帝王(King of Pop)」と呼ばれたのに対し、「[[ホップ]]の帝王(King of Hop)」と呼ばれることもある。<br />
<br />
== 著作 ==<br />
* 「マイケル・ジャクソンの地ビールの世界—多彩な味わい、ベルギー・ビール」(1995) ISBN 4-388-35201-2<br />
* 「世界ビール大全」(1996) ISBN 4-381-10232-0<br />
* 「『ザ・スコッチ』バランタイン17年物語」(1996) ISBN 4-484-96292-6<br />
* 「世界のビール案内」(1998) ISBN 4-7949-7613-5<br />
* 「ビア・コンパニオン 日本語版」(1998) ISBN 4-931429-01-7<br />
* 「モルトウィスキー・コンパニオン」(2000) ISBN 4-09-387317-8<br />
* 「スコッチウィスキー、その偉大なる風景」(2002) ISBN 4-09-387359-3<br />
* 「世界の一流ビール500」(2003) ISBN 4-87366-332-6<br />
* 「モルトウィスキー・コンパニオン(全面改訂版)」(2005) ISBN 4-09-387512-X<br />
* 「ウィスキー・エンサイクロペディア」(2007) ISBN 978-4-09-387668-1<br />
<br />
=== 洋書 ===<br />
<br />
* Jackson, Michael; Lucas, Sharon (ed.) (1999). ''Michael Jackson's complete guide to Single Malt Scotch'' (fourth ed.). Philadelphia, Pennsylvania: Running Press Book Publishers. ISBN 0-7624-0731-X<br />
* Jackson, Michael; Lucas, Sharon (ed.) (2000). ''Michael Jackson's Great Beer Guide''. DK ADULT. ISBN 0-7894-5156-5<br />
<br />
== 受賞歴など ==<br />
* ベルギービールの騎士(La Chevalerie du Fourquet des Brasseurs)に認証される<ref name="la-chevalerie"/><br />
* [[1994年]]、[[ベルギー]]政府から称えられ、[[フィリップ (ベルギー王)|フィリップ皇太子]]からメルクリウス勲章を授与される<ref>{{Cite book|和書<br />
|author=田村功<br />
|authorlink=田村功<br />
|title=ベルギービールという芸術<br />
|edition=初版第1刷<br />
|date=2002-09-20<br />
|publisher=光文社<br />
|series=光文社新書<br />
|language=日本語<br />
|id=ISBN 4-334-03161-7<br />
|pages=19ページ<br />
|chapter=1 ベルギービールを知る<br />
}}</ref><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
<references group="注釈"/><br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.beerhunter.com/ Michael Jackson's Beer Hunter]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しやくそん まいける}}<br />
[[Category:イギリスの著作家]]<br />
[[Category:ビール]]<br />
[[Category:ウイスキー]]<br />
[[Category:シティ・オブ・リーズ出身の人物]]<br />
[[Category:1942年生]]<br />
[[Category:2007年没]]<br />
{{Writer-stub}}<br />
{{Sake-stub}}</div>
221.32.117.121
秋保電気鉄道
2018-06-01T18:03:51Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Infobox rail line<br />
| box_width = 300px;<br />
| other_name = <br />
| name = 秋保電気鉄道<br />
| image = Miyagi-kotsu-Hatatate-west-park.jpg<br />
| image_width = 300px<br />
| image_alt = 廃線跡を活用した宮城交通専用道路<br />
| caption = 廃線跡を活用した宮城交通専用道路<br />
| type = <br />
| status = 廃止<br />
| start = 起点:長町駅<br />
| end = 終点:秋保温泉駅<br />
| stations = 11駅<br />
| open = {{Start date|1914|12|23|df=y}}<br />
| event1label = <br />
| event1 = <br />
| close = {{End date|1961|05|08|df=y}}<br />
| owner = 秋保石材軌道→秋保石材電気軌道→秋保電気軌道→秋保電気鉄道→仙南交通<br />
| operator = <br />
| depot = <br />
| stock = [[#車両|車両]]の節を参照<br />
| linelength_km = 16.0<br />
| linelength = <br />
| gauge = {{RailGauge|1067mm|lk=on}}<br />
| minradius_m = <br />
| linenumber = <br />
| el = [[直流電化|直流]]600 [[ボルト (単位)|V]] [[架空電車線方式]]<br />
| speed = <br />
| maxincline = <br />
| map = <br />
| map_state = <br />
}}<br />
{| {{Railway line header}}<br />
{{BS-header|停車場・施設・接続路線}}<br />
{{BS-table}}<br />
{{BS2|STRq|BHFq|||[[日本国有鉄道|国鉄]][[東北本線]] [[長町駅]]|}}<br />
{{BS2|uexBHFq|uexKBHFeq|||''[[仙台市電]] 秋保電鉄前 / 長町駅前''|}}<br />
{{BS2|exKBHFaq|exSTR+r|0.0|''長町''||}}<br />
{{BS2||exBHF|0.8|''東北特殊鋼''|-1946|}}<br />
{{BS2||exBHF|2.6|''西多賀''||}}<br />
{{BS2||exBHF|4.4|''鈎取''||}}<br />
{{BS2||exBHF|5.2|''月ヶ丘''||}}<br />
{{BS2||exBHF|6.2|''旗立''||}}<br />
{{BS2||exBHF|7.5|''太白山''||}}<br />
{{BS2||exTUNNEL1||''太白トンネル''||}}<br />
{{BS2||exBHF|8.4|''萩の台''||}}<br />
{{BS2||exBHF|10.3|''茂庭''||}}<br />
{{BS2||exBHF|13.5|''北赤石''||}}<br />
{{BS2||exBHF|15.2|''磊々峡''||}}<br />
{{BS2||exKBHFe|16.0|''秋保温泉''||}}<br />
|}<br />
|}<br />
'''秋保電気鉄道'''(あきう<ref group="注釈">読みは「あきゅう」である。</ref>でんきてつどう)は、かつて[[宮城県]][[仙台市]](現・同市[[太白区]])の[[長町副都心|長町]]と同県[[名取郡]][[秋保町|秋保村]](現・仙台市太白区秋保町)の[[秋保温泉]]を結んでいた[[鉄道]]である。略称は'''秋保電鉄'''(あきうでんてつ)。[[1961年]]([[昭和]]36年)に全線が廃止された。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
{{ external media<br />
| align = right<br />
| width = 290px<br />
| topic = <br />
| image1 = [http://map.smt.jp/cgi-bin/getPointHTML.cgi?id=1874 1914年(大正3年) 秋保岩を運搬する秋保石材軌道の馬車軌道]<br />([[せんだいメディアテーク|smt]]「[http://map.smt.jp/ せんだい時遊map]」写真)<br />
| image2 = <br />
| image3 = [http://www.sendai-c.ed.jp/~d-con17/kurasi/mati/sengo/keiben1.htm 秋保電鉄のお別れ式]<br />([[仙台市戦災復興記念館]]所蔵)<br />
<br />
}}<br />
温泉客の[[旅客輸送]]と、[[秋保石]]([[凝灰岩]]の一種)の[[貨物輸送]]を目的として、[[1914年]]([[大正]]3年)に[[長町駅|長町]] - [[秋保温泉]]間で[[馬車鉄道|馬車軌道]]として開業。路線はおおむね、改正[[鉄道敷設法]]別表の「本州ノ部 21. 宮城県長町ヨリ青根附近ニ至ル鉄道」に沿って敷設されており、長町 - 赤石間は[[笹谷街道]]、赤石 - 秋保温泉間は[[二口街道]]という[[江戸時代]]からの街道に沿っていた。時刻表による長町 - 秋保温泉間の所要時間は2時間20分程度であったが、[[ウマ|馬]]の調子に依存して前後した(馬は会社ではなく[[馭者]]個人の所有)。カーブで馭者が吹くラッパの音から「トテ馬車」との愛称があった<ref>[http://www.taihakumachikyo.org/taihk/taihk0021/index.html 21 開業(秋保電鉄)](仙台市 太白区まちづくり推進協議会「ディスカバーたいはく5号」)</ref><ref>{{PDFlink|[https://kahoku-ss.co.jp/wp2/wp-content/uploads/2014/12/b167760eed7008d12a9fd504de331e42.pdf せんだい百景 いま昔 写真がつなぐ半世紀]}}([[河北新報]]出版センター)</ref>。電化を完了して以後は秋保電気鉄道として運営された。所要時間は1時間程度にまで短縮した。<br />
<br />
全線開通の後は、[[川崎町 (宮城県)|川崎町]]内の[[青根温泉]]へと至る路線延長が計画され、結局は実現しなかったが特許は取得していた<ref name="kanp1992"/><ref name="kid221012"/>。<br />
また[[2007年]](平成19年)7月に仙台市内で発見された「仙山電気鉄道秋保笹谷峠間線路踏査図」([[1922年]](大正11年)作成)によって、路線を山形県まで延長する計画が存在していたことも判明した。これは川崎町から[[笹谷峠]]を越えて[[山形駅]]を経由、終点を[[神町駅]]とするもので、途中には野上(のじょう)、古関、笹谷の各駅が置かれる予定だった。<ref>[http://www.tetsuhai.com/akiuplan001.html 秋保電鉄延長計画 その1] - 鉄の廃路、2014年11月14日閲覧。</ref><br />
<br />
戦後は車両メーカー手持ちの注文流れの新車を3台導入したが[[1953年]](昭和28年)には経営が悪化、経営再建について[[宮城県]]と仙台市に協力を要請していた。そこで、仙台市は市内交通一元化と設備近代化のために、買収を計画する。かねてから設備の改善を仙台陸運局から指摘されていたことや、沿線である[[秋保町|秋保村]]と[[生出村]](双方ともに現、仙台市[[太白区]])、秋保村観光協会から、秋保電鉄買収の請願を出されていたことも要因だった。[[仙台市交通局]]に統合、[[インターアーバン]]として[[仙台市電]]と一体化して直通運転するという具体案も出ていた(長町駅に市電との連絡線を設け、電車の直通試験が行われたこともあったほか、買収価格や詳細も決まっていたという話もある)が、市議会で買収反対派の巻き返しに会い、買収案は否決された。<br />
<br />
営業末期には仙台市南部の住宅地として造成が開始された頃で、朝夕は通勤客で賑わい温泉観光より通勤電車としての姿も見え始めており、本格的な高速鉄道への規格向上も検討されたが結局は最後まで[[集電装置|トロリーポール]]集電、バッファ付きのねじ式[[連結器]]、[[閉塞 (鉄道)|スタフ閉塞方式]]だった秋保電鉄は設備近代化されることなく廃止されている。同時期、仙台市電は全車[[ボギー台車|ボギー車]]、パンタグラフ集電化、自動信号化([[トロリーコンタクター]]による[[分岐器|ポイント]]操作)を完了していたが、秋保電鉄は悪化した経営状況の中で鉄道線への設備投資を最小限に留めて仙台市内で[[路線バス]]事業を行っており、[[1959年]](昭和34年)、仙台市内への路線拡充を望んでいた宮城県内のバス事業者[[仙南温泉軌道|仙南交通自動車]]と合併して社名が'''仙南交通'''となった。合併後ただちにバス転換の準備に入りわずか2年を経ずして鉄道線は廃止された。鉄道線廃止後、仙南交通は合併・統合を繰り返し[[宮城交通]]としてバス事業で盛業中である。<br />
<br />
=== 路線データ ===<br />
廃止時点のもの<br />
*路線距離([[営業キロ]]):16.0km<br />
*[[軌間]]:1067mm<br />
*駅数:11駅(起終点駅含む)<br />
*複線区間:なし(全線[[単線]])<br />
*電化区間:全線(直流600V架空単線式)<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
<!-- 日付は資料によって差異があるので日付を併記し各々に出典をお願いします--><br />
*[[1911年]]([[明治]]44年) 秋保軌道として軌道特許申請<br />
*[[1912年]](大正元年)10月21日 軌道特許状下付<ref name="kid10" /><br />
*[[1913年]]([[大正]]2年)[[6月22日]] 秋保石材軌道株式会社設立<ref>[{{NDLDC|936474/286}} 『日本全国諸会社役員録. 第23回』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><ref name="kid10" >[{{NDLDC|1190630/103}} 『地方鉄道及軌道一覧 : 昭和10年4月1日現在』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><br />
*[[1914年]](大正3年)[[12月23日]] 馬車軌道で長町 - 湯元(後の秋保温泉)間開業<ref name="imao">今尾『日本鉄道旅行地図帳』</ref><ref name="kid10" /><br />
*1919年(大正8年)8月28日 軌道特許状下付(名取郡秋保村-柴田郡川崎村間)<ref name="kanp1992">[{{NDLDC|2954237/7}} 「軌道特許状下付」『官報』1919年9月2日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><br />
*[[1922年]](大正11年)<br />
**10月12日 軌道特許失効(名取郡秋保村-柴田郡川崎村間 指定ノ期限内ニ工事施工認可申請ヲ為ササルタメ)<ref name="kid221012">[{{NDLDC|2955179/17}} 「軌道特許失効」『官報』1922年10月12日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><br />
**[[10月29日]] 秋保石材電気軌道へ改称<ref name="imao" /><br />
*[[1925年]](大正14年)<br />
** [[6月14日]] 軌間762mmから1067mmに改軌、馬車軌道から[[電車|電気鉄道]]に切り替え輸送力を増強<br />
** [[9月17日]] 秋保電気軌道へ改称<ref name="imao" /><br />
** この頃に赤石駅を北赤石駅に改称<ref name="imao" /><br />
*[[1926年]](大正15年)<br />
** 湯元駅を秋保温泉駅に改称<ref name="imao" /><br />
** 旗立に遊園地を開設<br />
*[[1931年]]([[昭和]]6年) バス事業開始<ref>仙台市長町-秋保村湯本間17.8キロ(保有2台定員8人)[{{NDLDC|1234531/451}} 『全国乗合自動車総覧』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>、遊園地を秋保温泉湯元に移転<br />
*[[1935年]](昭和10年) 長町裏町駅開業、富沢駅を西多賀駅に改称<ref name="imao" /><br />
*[[1941年]](昭和16年) <br />
** 燃料配給停止によりバス事業休止<br />
** 長町裏町駅を東北特殊鋼駅に改称<ref name="imao" /><br />
*[[1944年]](昭和19年)[[7月29日]] 秋保電気鉄道へ改称<ref name="imao" /><br />
*[[1945年]](昭和20年)[[1月1日]] [[軌道法]]による軌道から[[地方鉄道法]]による鉄道に変更<br />
*[[1946年]](昭和21年) 松場駅開業、東北特殊鋼駅廃止(両駅改廃月日不詳)<ref name="imao" /><br />
*[[1949年]](昭和24年) バス事業再開<br />
*[[1950年]](昭和25年) 車両のボギー化改造<br />
*[[1953年]](昭和28年)<br />
** 松場駅を磊々峡駅に改称<ref name="imao" /><br />
** [[6月27日]] [[仙台市議会]]、秋保電鉄買収案を否決<br />
*[[1956年]](昭和31年)[[4月1日]] 萩の台駅開業<ref name="imao" /><br />
*[[1959年]](昭和34年)[[7月1日]] 仙南交通自動車と合併、仙南交通設立。仙南交通秋保線へ改称<ref name="imao" /><br />
*[[1961年]](昭和36年)<br />
** [[5月7日]] 秋保線営業運行最終日<br />
** [[5月8日]] 秋保線廃止<ref name="imao" />、閉業式<ref>{{cite web | url = http://www.sendai-c.ed.jp/~d-con17/kurasi/mati/sengo/keiben1.htm | title = 秋保線閉業式 | accessdate = 2010年6月8日}}</ref><br />
**営業運行は5月7日限りで終了しているが、設備の撤去工事ために8月まで臨時列車として運行<br />
*[[1970年]](昭和45年)[[10月1日]] 宮城バス、宮城中央バスと合併、[[宮城交通]](初代)発足<br />
<br />
== 運輸営業実績 ==<br />
{| class="wikitable" style="text-align:right"<br />
|+ 年度毎の実績<br />
! 年度 !! 旅客<br />(千人) !!貨物<br />(千t) !! 営業収入<br />(百万円) !! 営業費<br />(百万円) !! 損益<br />(百万円) !! 営業係数 !! 従業員数<br />(人)<br />
|-<br />
! 1951年(昭和26年)<br />
| 1,845 || 4 || 20 || 20 || 1 || 94 || 100 <br />
|-<br />
! 1958年(昭和33年)<br />
| 1,131 || 3 || 22|| 23 || -1 || 104 || 110 <br />
|-<br />
! 1960年(昭和35年)<br />
| 702 || 2 || 14 || 23 || -9 || 162 || 56 <br />
|}年を経るごとに旅客輸送実績が低下している。客数減で営業収入を営業費が大きく上回るようになり、1960年(昭和35年)年度には従業員数をほぼ半減したにもかかわらず[[営業係数]]162(100円の売上高を上げるのに162円の経費が必要)と末期的症状をきたしているのが見て取れる。仙南交通との合併後、多額の投資を必要とする高速鉄道化を行わずに低廉な投資で済むバスに転換したのは賢明な選択だったと言える。<ref>寺田『ローカル私鉄廃線100線』、105頁。</ref><br />
<br />
=== 戦前の運輸営業実績 ===<br />
<div class="NavFrame" style="clear: both; border:0;"><br />
<div class="NavHead">年度別実績</div><br />
<div class="NavContent" style="text-align: left;"><br />
<br />
{| class="wikitable" border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="font-size:90%; text-align:center; width:100%;"<br />
|-<br />
!年度<br />
!輸送人員(人)<br />
!貨物量(トン)<br />
!営業収入(円)<br />
!営業費(円)<br />
!営業益金(円)<br />
!その他益金(円)<br />
!その他損金(円)<br />
!支払利子(円)<br />
|-<br />
|1914||530||160||170||196||▲ 26||石材販売1,991||石材販売1,096||<br />
|-<br />
|1915||26,092||2,275||7,872||2,696||5,176||||||<br />
|-<br />
|1916||29,975||3,692||9,809||7,122||2,687||39,705||35,829||747<br />
|-<br />
|1917||37,727||7,278||14,436||11,081||3,355||43,145||34,658||1,556<br />
|-<br />
|1918||40,476||8,125||21,253||18,425||2,828||66,482||53,178||<br />
|-<br />
|1919||58,790||4,748||35,555||21,038||14,517||77,690||64,265||<br />
|-<br />
|1920||62,742||5,939||54,056||36,557||17,499||87,160||66,500||<br />
|-<br />
|1921||62,853||6,000||51,156||32,936||18,220||||||<br />
|-<br />
|1922||65,227||5,121||57,492||44,282||13,210||||||<br />
|-<br />
|1923||67,757||5,158||49,125||43,837||5,288||128,208||89,303||<br />
|-<br />
|1924||65,035||5,126||55,521||50,157||5,364||131,550||104,648||<br />
|-<br />
|1925||96,066||2,734||43,162||43,425||▲ 263||60,174||44,874||<br />
|-<br />
|1926||187,158||5,496||79,445||54,546||24,899||18,131||||34,549<br />
|-<br />
|1927||196,168||5,148||78,715||46,540||32,175||13,070||||36,626<br />
|-<br />
|1928||189,693||5,083||73,821||50,227||23,594||石材6,087||償却金及雑損40,154||37,251<br />
|-<br />
|1929||192,542||6,310||72,151||41,012||31,139||石材12,214||||35,845<br />
|-<br />
|1930||166,156||8,433||59,718||37,719||21,999||石材5,801||||32,927<br />
|-<br />
|1931||133,354||7,415||48,652||34,823||13,829||石材及自動車7,254||1,615||29,82<br />
|-<br />
|1932||127,155||6,055||39,586||31,311||8,275||自動車石材7,595||雑損603||32,759<br />
|-<br />
|1933||137,660||6,852||41,063||30,728||10,335||自動車石材7,132||雑損744||30,862<br />
|-<br />
|1934||151,453||5,847||38,672||31,602||7,070||自動車石材6,318||||24,606<br />
|-<br />
|1935||165,773||5,629||47,191||32,585||14,606||自動車石材7,019||雑損926||20,563<br />
|-<br />
|1936||167,435||4,616||41,673||33,018||8,655||自動車石材6,624||||21,263<br />
|-<br />
|1937||201,486||5,626||48,612||34,953||13,659||自動車石材部2,127||||21,047<br />
|-<br />
|||||||||||||||||<br />
|-<br />
|1945||1,277,196||5,933||||||||||||<br />
|-<br />
|}<br />
*鉄道院年報、鉄道院鉄道統計資料、鉄道省鉄道統計資料、鉄道統計資料、鉄道統計、国有鉄道陸運統計各年度版<br />
</div></div><br />
<br />
== 駅一覧 ==<br />
{{地図外部リンク<br />
|width = 200px<br />
|align = right<br />
|テキスト1 = 秋保電気鉄道<br />
|地図1_サイト = Waiwai<br />
|地図1_ID = PTR9UmrEmNDkbirTKd8xfPYPk3qR7xJL<br />
|地図1_タイトル = 駅所在地<br />
|地図1_説明 = <br />
|テキスト2 = <br />
|地図2_サイト = <br />
|地図2_ID = <br />
|地図2_タイトル = <br />
|地図2_説明 = <br />
|テキスト3 = <br />
|地図3_サイト = <br />
|地図3_ID = <br />
|地図3_タイトル = <br />
|地図3_説明 = <br />
}}<br />
;初期の停車場<br />
:長町 - 富沢 - 鈎取 - 旗立 - 太白山 - 茂庭 - 赤石 - 湯元<br />
;1946年頃<br />
:長町 - 東北特殊鋼 - 西多賀 - 鈎取 - 月ヶ丘 - 旗立 - 太白山 - 茂庭 - 北赤石 - 松場 -湯元<br />
;1961年頃<br />
:長町 - 西多賀 - 鈎取 - 月ヶ丘 - 旗立 - 太白山 - 萩の台 - 茂庭 - 北赤石 - 磊々峡(らいらいきょう)- 秋保温泉<br />
<br />
*長町駅は仙南交通(宮城交通)長町ターミナルを経て再開発ビル'''[[たいはっくる]]'''となる。<br />
*旗立駅 - 太白山駅の廃線跡は、宮城交通の[[バス専用道路]]として現在も活用されている。<br />
*太白トンネルは現在も残っており、通行止めとなっているものの通り抜けは可能な状態である。<br />
*途中の交換可能駅は西多賀、鈎取、月ヶ丘、太白山、茂庭、北赤石の各駅だった。<br />
*終点の秋保温泉駅跡には、駅舎の一部が車庫として残っている。<br />
<br />
== 接続路線 ==<br />
事業者名等は秋保線廃止時点のもの。仙台市電の秋保電鉄前は秋保線廃止後に長町車庫前、1970年頃に長町支所前と改称された<ref name="imao" />。<br />
*長町:[[日本国有鉄道|国鉄]][[東北本線]]([[長町駅]])、[[仙台市電]](秋保電鉄前)<br />
<br />
== 車両 ==<br />
=== 電車 ===<br />
電動客車の形式はすべて「マハ」を名乗っていた。通常は「モハ」や「デハ」が多いが、当線はおそらく全国で唯一「マハ」である。来歴は不詳。[[1951年]](昭和26年)に改番を実施、東北地方鉄道協会による付番方式で電動客車「マハ」の形式を廃止、「モハ」に改めた。付随客車は従来通り「サハ」である。2軸の[[二軸車 (鉄道)|単車]]は100番台、木造[[ボギー台車|ボギー車]]は1,000番台を付けた。半鋼製ボギー車は本来2,000番台だが当線では1,000番台を付けていた。ねじ式連結器を装備して電動車と付随車で連結運転し、折り返しでは[[機回し]]で車両の入れ替えを行った。1951年(昭和26年)頃まで客車・貨車を一緒に連結する[[貨物列車|混合列車]]が多かった。電動車は[[マスター・コントローラー|直接制御器]]装備で[[総括制御]]は不可能、[[集電装置]]はトロリーポールを1本屋根中央に装備し、折り返しでは後ろに180°まわして反対方向にセットするいわゆる「ポールまわし」を行った。電動車・付随車ともに[[手ブレーキ |ハンドブレーキ]]常用で[[空気ブレーキ|エアブレーキ]]は装備していない。圧縮空気がないので警音器は[[フートゴング]]を使用する。 <br />
<br />
以下、順に記すが<ref>瀬古「秋保電気鉄道」、70頁-73頁。</ref>( )内は各車両の改番の履歴。<br />
<br />
==== 電動客車(単車) ====<br />
*モハ402 (マハ2→モハ402) 秋保電気軌道からの生え抜き。[[1925年]](大正14年)[[日立造船|大阪鉄工所]]製で電化時から使用。<br />
*モハ405 (マハ5→モハ405) [[1912年]](明治45年)名古屋電車製作所製。元の[[新三河鉄道]]16を[[名古屋市電|名古屋市電気局]]に合併後に[[1937年]](昭和13年)譲受。<br />
*マハ6(初代) モハ405と同様に元の新三河鉄道17を名古屋市電気局に合併後に1937年(昭和13年)譲受。[[1950年]](昭和25年)廃車、屋根をサハ404へ再使用。<br />
*モハ410 (マハ8→モハ408→モハ410) [[東洋工機 |日本鉄道自動車工業]]製の半鋼製車。仙台市電気部電車課(のちの[[仙台市電|仙台市交通局]])45形として[[1942年]](昭和17年)6月に発注されたが戦争のため完成が遅れた上に現車は[[空気ブレーキ|エアブレーキ]]ではなく[[手ブレーキ|ハンドブレーキ]]常用、[[転がり軸受|ローラーベアリング]]ではなく[[バビットメタル]]軸受、[[溶接]]ではなく[[リベット]]で組み立てた車体と本来の仕様と異なる。また当時仙台市交通部(仙台市電気部電車課を改組・改称)は路線延長に資金を投入する事になったため当車両を受け取らず注文流れになり、[[1946年]](昭和21年)6月に当線に入線。ねじ式連結器を装備せず、単行運転した。<br />
*モハ411 (マハ10→モハ411) モハ410を参照。こちらは連結器を装備。<br />
*マハ11 モハ410を参照。[[1949年]](昭和24年)[[伊予鉄道]]松山市内線へ譲渡。<br />
*モハ412 (マハ11(2代目)→モハ412) 仙台市交通部から1948年(昭和23年)6月譲受の元仙台市61。 [[1940年]](昭和15年)三真工業所による市電車庫への出張改造工事で[[東京都電車|東京市電気局]]485の車体を改造の上で[[海岸電気軌道|鶴見臨港鉄道軌道線]]11の台車を組み合わせた。 [[1954年]](昭和29年)3月除籍。<br />
*モハ413 (マハ12→モハ413) 仙台市交通部から1948年(昭和23年)6月譲受の元仙台市63。元[[江ノ島電鉄|江ノ島電気鉄道]]22。 納涼電車11のマイネッケ台車を使用。1954年(昭和29年)3月除籍。<br />
*マハ15 (マハ15) 仙台市交通部から1948年(昭和23年)6月譲受の元仙台市65。元々は[[美濃電気軌道]](のちの[[名鉄岐阜市内線|名古屋鉄道岐阜市内線]])出自で、名鉄岐阜市内線の7。[[1912年]](明治45年)製。放置されたあと1951年(昭和26年)解体。仙台市では[[名鉄竹鼻線 |名古屋鉄道竹鼻線]](旧竹鼻鉄道)出自車両という事で購入したが解体時に車体から岐阜市内線の切符が大量に出てきた。台車はマハ6(2代目)→モハ406へ、屋根はサハ6→サハ403へ再利用。<br />
*モハ406 (マハ13→マハ6(2代目)→モハ406) 仙台市交通部から1948年(昭和23年)6月譲受の元仙台市66。マハ15と同様に美濃電気軌道由来で、名鉄岐阜市内線の6。マハ15と台車振替。1954年(昭和29年)3月除籍。<br />
<br />
===== 電動客車のボギー車化について =====<br />
乗り心地の向上と老朽化した軌道への負担軽減をねらって2軸の[[ブリル]]21E単台車から[[東京都電車 |東京都交通局]]で余剰のKB-27形高床式台車(ブリル27GE系列)を軌間1,372mmから1,067mmに改軌して装備、ボギー車化した。エアブレーキを装備しないので機器類が少なく全長約8mの車体でボギー車化した結果床下は台車で一杯だった。5両を施工する予定だったが経費の面で4両で終了した。ボギー車化を担当した技術者は当時大学生で、のちに仙台市交通局に入局して400形の一部に使用された新型[[鉄道車両の台車 |台車]]に[[直角カルダン駆動方式]]やスリップ予防のために心皿位置を駆動輪側に寄せてより大きな荷重を掛けるマキシマムトラクション式を採用したり、木造単車1形の車体2台分に新型台車3台を使用した[[連接車]]300形を開発、さらに現在の[[仙台市地下鉄 |仙台市営地下鉄]]建設の技術面での指揮を取ることになる。<br />
<br />
==== 電動客車(ボギー車) ====<br />
*モハ1401 (マハ1→モハ1401) 1925年(大正14年)大阪鉄工所製。秋保電気軌道からの生え抜き。電化時から使用。<br />
*モハ1403 (マハ3→モハ1403) モハ1401を参照。<br />
*モハ1407 (マハ7→モハ1407) [[1926年]](大正15年)蒲田車輌製作所製。元は[[常南電気鉄道]]→峡西電気鉄道(のちの[[山梨交通電車線]])モハ110(付随客車6を番号振替)。1942年(昭和17年)譲受。1950年(昭和25年)電装品を伊予鉄道に売却して付随車化。同年再度電装してボギー車に改造。<br />
*モハ1408 (サハ5→モハ1408) モハ1407と同様に峡西電気鉄道(のちの山梨交通電車線)7を1942年(昭和17年)譲受。1951年(昭和26年)電装の上ボギー車に改造。<br />
<br />
==== 付随客車 ====<br />
*サハ401 (サハ1→サハ401) 1925年(大正14年)丸山車輌製。秋保電気軌道からの生え抜き。<br />
*サハ402 (サハ2→サハ402) サハ401を参照。<br />
*サハ403 (サハ6→サハ403) 1951年(昭和26年)5月新製。屋根をマハ15から流用。<br />
*サハ404 1952年(昭和27年) 1月新製。屋根をマハ6(初代)から流用。<br />
*サハ406 (サハ3→サハ406) 1926年(大正15年)蒲田車輌製作所製。元は常南電気鉄道→峡西電気鉄道(のちの山梨交通電車線)6(実際は電動客車110を番号振替)で1942年(昭和17年)譲受。<br />
<br />
=== 電気機関車 ===<br />
*EB101 [[日立製作所]]製の10t電気機関車。凸形車体を持ち2動軸のB形で、定格出力22.4kWの[[主電動機]]を2個装備。当初1と2の2台が在籍したが1台は[[福博電気軌道]](のちの[[西鉄福岡市内線]]の一部)へ譲渡。残った1台はEB1とEB101の両方の番号を名乗る。書類上で番号が混乱しており写真も時期によって両方の番号が存在している。貨車だけでなく混合列車も牽引していた。 <br />
<br />
=== 貨車 ===<br />
*ワ501、有蓋車<br />
*無蓋車<br />
<!---機関車や貨車についてご存じの方、書きこみお願いします---><br />
== バス路線 ==<br />
1960年当時<br />
*飯田団地線(仙台駅前 - 舟丁 - 飯田団地)<br />
*西の平線(仙台駅前 - 愛宕橋 - 鹿野橋 - 西の平二丁目)<br />
*秋保線(仙台駅前 - 舟丁 - 長町 - 西多賀 - 生出支所前 - 北赤石 - 秋保温泉湯元)<br />
全路線、仙南交通を経て宮城交通の路線となっている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
<references group="注釈" /><br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
*{{cite book | 和書 | author = 今尾恵介(監修) | title = 日本鉄道旅行地図帳 | publisher = [[新潮社]] | volume = 2 東北 | year = 2008 | id = ISBN 978-4-10-790020-3 }}<br />
*瀬古龍雄「秋保電気鉄道」『鉄道ピクトリアル』No.636、鉄道図書刊行会、1997年。<br />
*寺田裕一『ローカル私鉄廃線100線』〈別冊歴史読本〉61、新人物往来社、2000年。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[仙台鉄道]]<br />
* [[仙台市電]]<br />
* [[廃線]]<br />
* [[青葉軌道]](実現しなかった計画路線)<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://akiusato.jp/history/dentetsu.html 秋保・里センター「秋保電鉄の歴史」]<br />
*[http://archive-www.smt.city.sendai.jp/kyozai/v97010.html 秋保電鉄と沿線の歴史を探る](仙台市教育委員会「せんだい教材アーカイヴ」)<br />
*[http://archive-www.smt.jp/kyozai/v03097.html 忘れられた街道 ~二口越え秋保街道~](仙台市教育委員会「せんだい教材アーカイヴ」)<br />
*[http://www.taihakumachikyo.org/taihk/taihk0021/index.html 21 開業(秋保電鉄)](太白区まちづくり推進協議会「ディスカバーたいはく5号」)<br />
*[http://www.taihakumachikyo.org/taihk/taihk0022/index.html 22 電化(秋保電鉄)](太白区まちづくり推進協議会「ディスカバーたいはく5号」)<br />
*[http://www.taihakumachikyo.org/taihk/taihk0023/index.html 23 廃止(秋保電鉄)](太白区まちづくり推進協議会「ディスカバーたいはく5号」)<br />
*[http://www.taihakumachikyo.org/taihk/taihk0024/index.html 24 現在(秋保電鉄)](太白区まちづくり推進協議会「ディスカバーたいはく5号」)<br />
<br />
{{デフォルトソート:あきうてんきてつとう}}<br />
[[カテゴリ:かつて存在した日本の鉄道事業者]]<br />
[[カテゴリ:かつて存在した日本の軌道事業者]]<br />
[[カテゴリ:東北地方の鉄道路線 (廃止)]]<br />
[[カテゴリ:宮城県の交通史]]<br />
[[カテゴリ:馬車鉄道]]<br />
[[カテゴリ:宮城交通]]<br />
[[カテゴリ:かつて存在した日本のバス事業者]]<br />
[[カテゴリ:太白区の交通]]<br />
[[カテゴリ:太白区の歴史]]</div>
221.32.117.121
高レベル放射性廃棄物
2018-06-01T17:42:19Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>'''高レベル放射性廃棄物'''(こうれべるほうしゃせいはいきぶつ、{{lang-en-short|High level waste, '''HLW'''}})とは、[[使用済み核燃料]]の再処理における浸出廃液及び廃棄される使用済み核燃料、またはこれらと同等の強い放射能を有する[[放射性廃棄物]]を言う<ref>IAEAによる定義 [[#Glossary(1988)|Glossary(1988)]] に基づく。[[#土井(1993)|土井(1993)]] p.42</ref>。<br />
<br />
日本においては、慣習的に、使用済み核燃料の再処理における溶解に用いた硝酸を主とする廃液及びその固化体を指す<ref>[[#土井(1993)|土井(1993)]] p.42</ref>。特に[[核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律|原子炉等規制法]]で規制される放射性廃棄物を言う。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
日本においては、慣習的に、[[使用済み核燃料]]の再処理廃液及びその[[ガラス固化体]]を'''高レベル放射性廃棄物'''(High level waste)と呼ぶ。主に核分裂生成物 (fission product、FP) からなる。使用済み核燃料の再処理廃液から分離される長寿命の[[超ウラン元素]]からなる廃棄物は[[TRU廃棄物]]と呼ばれ高レベル放射性廃棄物とは区別される<ref>TRU廃棄物は、半減期の長い長寿命核種(特に、マイナーアクチニド (MA) の[[ネプツニウム]]、[[アメリシウム]]、[[キュリウム]]には、半減期が数万年に及ぶものもある)が含まれており、時間経過による減衰は考慮できないため、短寿命で放射線量の多い放射性物質の減衰を目的として、一定期間の管理を行ったうえで、人間界から隔絶するために地下深くに埋設して処分する'''[[地層処分]]'''が、主に関係する諸国で検討されている。</ref>。<br />
{{see also|TRU廃棄物}}<br />
<br />
== 高レベル放射性廃棄物の処理処分 ==<br />
日本において、高レベル放射性廃棄物は、[[地層処分]]されることとなっている。<br />
{{details|地層処分}}<br />
ほか、元の[[使用済み核燃料]]の減容化・低害化する技術(分離変換技術)の研究開発も進められている<ref>核分裂生成物の30年減衰保管管理はコストがかかり、半減期の長い長寿命核種を数億年も管理はできないので、高速増殖炉/加速器駆動未臨界炉で中性子を当てて核分裂させ半減期の短い物質に変えて燃やしてしまう処理方法。<br />
<br />
特に加速器駆動未臨界炉の場合、例えば80万kWの加速器駆動未臨界炉ではMAを60%以上含む燃料を装荷して、軽水炉10基分のMAを纏めて焼いて短半減期に変えてしまう事ができるため、有望視されて研究が急速に進んでいる。これを'''核種変換'''(消滅処理)という。<br />
</ref><ref>しかしながら、放射性廃棄物の最終的な処分対策・技術は必ずしも確立しているとは言えない状況であり、これは時として「トイレ無きマンション」などと表現される。だがこれに対しては、技術蓄積の無い計画初期の段階で最終処分技術まで確立すると言った事は非現実的であり、運用で技術を蓄積した末に最終処分技術が確立するのがむしろ当然であるとの反論もある。{{Cite book ja-jp | author = 松岡理 | title = 新版 プルトニウム物語 プルサーマルをめぐって | year = 1998 | publisher = ミオシン出版 | isbn = 4-88701-838-X}}</ref>。<br />
{{see also|オメガ計画|群分離|核変換}}<br />
<br />
=== 日本における高レベル放射性廃棄物の処理処分に向けた動き ===<br />
;昭和51年(1976年)<br />
:原子力委員会は「[http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V21/N10/197603V21N10.html 放射性廃棄物対策について]」を決定し、それを受けて旧[[動力炉・核燃料開発事業団]]を中核に高レベル放射性廃棄物の地層処分の研究開発が始められる<ref>[http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_Key=10-02-02-01 高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発の重点項目とその進め方 (10-02-02-01)]</ref>。<br />
;昭和55年(1980年)<br />
:原子力委員会の放射性廃棄物対策専門部会は「[http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/ugoki/geppou/V25/N12/198023V25N12.html 高レベル放射性廃棄物処理に関する研究開発の推進について]」において高レベル放射性廃棄物処分方法の研究開発のあり方を示した。<br />
;昭和60年(1985年)<br />
:原子力委員会は「[http://www.aec.go.jp/jicst/NC/about/hakusho/wp1985/ss1010208.htm 放射性廃棄物処理処分方策について]」を決定した。<br />
;平成4年(1992年)<br />
:旧[[動力炉・核燃料開発事業団]]は、報告書「高レベル放射性廃棄物地層処分研究開発の技術報告書−平成3年度−」(以下、第1次取りまとめという)を取りまとめ、「わが国における地層処分の安全確保を図っていく上での技術的可能性が明らかにされた」という国の評価を受けた<ref>[[#地層処分の背景(1999)|地層処分の背景(1999)]] 『まえがき』 </ref>。<br />
;平成9年(1997年)<br />
: 原子力委員会原子力バックエンド対策専門部会は「[[#専門部会報告書(1997)|高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発等の今後の進め方について]]」を取りまとめ、その中で[[核燃料サイクル開発機構]]が2000年までに取りまとめる報告書の技術的重要課題を示した<ref>[[#専門部会報告書(1997)|専門部会報告書(1997)]] p.3</ref>。<br />
;平成10年(1998年)<br />
:原子力委員会の高レベル放射性廃棄物処分懇談会は「[[#平成10年基本的考え方(1998)|高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について]]」を公表した。<br />
;平成11年(1999年)<br />
:核燃料サイクル開発機構は、平成9年の専門部会報告書に従い、第一次取りまとめ以降の地層処分研究開発成果を取りまとめた報告書「[https://www.jaea.go.jp/04/tisou/houkokusyo/dai2jitoimatome.html わが国における高レベル放射性廃棄物地層処分の技術的信頼性—地層処分研究開発第2次取りまとめ—]」(以下、第2次取りまとめという)を取りまとめた。<br />
;平成12年(2000年)<br />
:[[特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律]](最終処分法)が可決される。6月の最終処分法の公布を受けて同年10月に[[原子力発電環境整備機構]](NUMO)が設立される。<br />
;平成17年(2005年)<br />
:核燃料サイクル開発機構は「[https://www.jaea.go.jp/04/tisou/houkokusyo/h17torimatome_ti.html 高レベル放射性廃棄物の地層処分技術に関する知識基盤の構築—平成17年取りまとめ—]」を取りまとめた。<br />
;平成26年(2014年)<br />
:[[日本学術会議]]は2014年9月、政府に対し、空冷式の容器に納めて、地上か浅い地下で暫定保管すべきとの報告書を公表した<ref>2014年11月22日中日新聞朝刊4面</ref>。<br />
<br />
=== 日本国外での動き ===<br />
[[ドイツ]]では既に地下の[[岩塩]]層や廃鉱跡地に埋設処理することで具体的な対策を検討中である。<br />
[[フィンランド]]、[[エウラヨキ]]の{{仮リンク|オルキルオト島|fi|Olkiluoto}}の[[オルキルオト原子力発電所#オンカロ処分場|Onkalo廃棄物貯蔵施設]]が2020年から100年間稼働予定で建設中である<ref>[http://www.finland.or.jp/public/default.aspx?contentid=163010&nodeid=41206&contentlan=23&culture=ja-JP フィンランドのエネルギー政策における原子力の役割]</ref><ref>[http://www.nhk.or.jp/wdoc/backnumber/detail/110216.html 『地下深く 永遠(とわ)に ~核廃棄物 10万年の危険~』 BS 世界のドキュメンタリー]</ref>。原子力発電施設を持つ各国では建設地の設定が急がれている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* {{cite book | 和書 | author=長崎 晋也、中山 真一(共編) | title=放射性廃棄物の工学 | publisher=オーム社 | series=原子力教科書 | year=2011 | ref=長崎・中山(2011) }}<br />
* {{cite book | 和書 | author=土井 和巳 | title=そこが知りたい 放射性廃棄物 −用語解説付− | publisher=日刊工業新聞社 | year=1993 | ref=土井(1993) }}<br />
* {{citation | author=IAEA | title=Radioactive Waste Management Glossary | edition=2nd | year=1988 | url=http://www-pub.iaea.org/MTCD/publications/PDF/te_447_web.pdf | ref=Glossary(1988) }}<br />
* {{citation | author=原子力委員会 原子力バックエンド対策専門部会 | year=1997 | title=高レベル放射性廃棄物の地層処分研究開発等の今後の進め方について | url=http://www.enecho.meti.go.jp/category/electricity_and_gas/nuclear/rw/docs/library/rprt/rprt03-0.pdf | ref=専門部会報告書(1997) }}<br />
* {{citation | author=原子力委員会 | title=高レベル放射性廃棄物処分に向けての基本的考え方について | year=1998 | url=http://www.aec.go.jp/jicst/NC/pressrelease/files/20121129/02.pdf | ref=平成10年基本的考え方(1998) }}<br />
* {{citation | author=核燃料サイクル開発機構 | title=別冊 地層処分の背景 | year=1999 | url=http://jolissrch-inter.tokai-sc.jaea.go.jp/pdfdata/JNC-TN1400-99-024.pdf | ref=地層処分の背景(1999) }}<br />
* {{citation | author=資源エネルギー庁、(独) 日本原子力研究開発機構 | title=高レベル放射性廃棄物の 地層処分基盤研究開発に関する全体計画 | year=2006 | url=http://www.jaea.go.jp/04/tisou/kenkyu_kaihatsu/pdf/zentai_map%20.pdf | ref=全体計画(2006) }}<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[放射性廃棄物]] - [[TRU廃棄物]]<br />
* [[海洋投入]]<br />
* [[核燃料サイクル]] - [[群分離]] - [[核変換]] - [[オメガ計画]]<br />
* [[ガラス固化体]] - [[ドライキャスク]]<br />
* [[核廃棄物隔離試験施設]]<br />
; 関係組織・団体<br />
* [[原子力発電環境整備機構]](NUMO)<br />
* [[資源エネルギー庁]]<br />
* [[日本原子力研究開発機構]](旧・[[核燃料サイクル開発機構]])<br />
** [http://www.jaea.go.jp/04/tono/index.htm 東濃地科学センター 瑞浪超深地層研究所]<br />
** 幌延深地層研究センター<br />
* [[日本原燃]] (JNFL) - [[高レベル放射性廃棄物貯蔵管理センター]]<br />
; 関連法<br />
* [[核原料物質、核燃料物質及び原子炉の規制に関する法律]]<br />
* [[特定放射性廃棄物の最終処分に関する法律]]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:こうれへるほうしやせいはいきふつ}}<br />
[[Category:使用済み核燃料再処理|*しようすみかくねんりよう]]</div>
221.32.117.121
モンドセレクション
2018-05-28T20:51:27Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>'''モンドセレクション'''(Monde Selection)は、食品、飲料、化粧品、[[ダイエット]]、健康を中心とした製品の技術的水準を審査する民間団体であり、[[ベルギー]]連邦公共サービスより指導及び監査を受け、モンドセレクションより与えられる[[認証]](この組織では'''賞'''と表記している)である。[[1961年]]、独立団体としてベルギーの首都・[[ブリュッセル]]に作られた。<br />
<br />
== 審査対象商品 ==<br />
===品質ワールドセレクション:(コンクールスタイルではない)===<br />
; 食品分野<br />
*[[蒸留酒]]、[[リキュール]](Spirits & Liqueurs)<br />
*[[ビール]]、その他の[[飲料]](Beers & Other Beverages)<br />
*[[食品]](Food Products)<br />
*[[菓子]](Sweets Products)<br />
*穀類製品(Cereal based Products)<br />
<br />
; 非食品分野<br />
*[[タバコ]](Tobacco)<br />
*[[化粧品]]、[[トイレタリー]](Cosmetic & Toiletries)<br />
*ダイエット、健康(diet & health)<br />
<br />
===インターナショナルワインコンテスト(コンクールスタイル)===<br />
*[[ワイン]](Wine Contest)<br />
<br />
== 認証 ==<br />
出品者からモンドセレクション本部に送付された商品に対し、専門家や評論家などが審査を行う。審査基準は「味覚」「衛生」「パッケージに記載されている成分などが正しいか」「原材料」「消費者への情報提供」等の各項目の点数を加算し総合得点によって各カテゴリごとに優秀品質最高金賞、優秀品質金賞、優秀品質銀賞、優秀品質銅賞が授与される。2017年は、2965製品中420製品が最高金賞、1368製品が金賞と過半数が金賞以上に認証されており、90%以上の2691製品が銅賞以上に認証されているため<ref name="toukei">[http://www.monde-selection.com/jp/Results/Statistics/Figures.asp Monde Selection : 統計] </ref>、90%以上が何らかの賞を受け取れるのは多すぎるのではないかとの報道もある<ref>[http://txbiz.tv-tokyo.co.jp/wbs/newsl/post_133153/ モンドセレクション獲得の裏側【ワールドビジネスサテライト】|テレビ東京ビジネスオンデマンド]</ref>{{Refnest|group="注釈"|[[ワールドビジネスサテライト]]の報道もきっかけに、2018年から審査の透明性を高めるため、初めて“評価シート”が導入され、味や香りなど項目ごとにスコアが明示されるようになった。<ref>{{Cite web|url=http://www.tv-tokyo.co.jp/mv/wbs/newsl/post_155941/|title=WBSの報道きっかけに… モンドセレクションが変貌!?|date=2018-05-25|website=[[ワールドビジネスサテライト|WBS]]|publisher=[[テレビ東京]]|accessdate=2018-05-26}}</ref>}}。<br />
<br />
*100点満点の90点以上で優秀品質最高金賞(グランドゴールドメダル)<br />
*80点以上で優秀品質金賞(ゴールドメダル)<br />
*70点以上で優秀品質銀賞(シルバーメダル)<br />
*60点以上で優秀品質銅賞(ブロンズメダル)<br />
<br />
モンドセレクションによる以下のトロフィーの授与:<br />
*25周年記念トロフィー:優秀品質賞を25年間連続達成した企業に与えられる。<br />
*クリスタル・プレステージ・トロフィー:優秀品質賞を10年間連続達成した企業に与えられる。<br />
*インターナショナル・ハイクオリティー・トロフィー:高水準の優秀品質賞(金賞または最高金賞)を3年連続達成した商品に与えられる。<br />
<br />
本認証はコンクールスタイルを用いているものではない。[[相対評価]]ではなく[[絶対評価]]を用いているため、定められた技術水準を満たした商品には全て[[認証]]が与えられる。モンドセレクションは国際的には知名度は低いが、日本国内での知名度は高い。2008年の日経MJによると、審査対象品の5割が日本からの出品であり、日本の商品の高品質が認められ8割が入賞している<ref>日経MJ2008年11月14日号</ref>。<br />
<br />
== マーケティング上の意義 ==<br />
認証を得た商品のパッケージには認証'''メダル'''を受賞マークとして表示することができる。これにより一定の技術水準に達していることを消費者にアピールし、売り上げを大幅に伸ばした例もある<ref name="nikkeibp200802-2">{{Cite web|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080131/1006634/?P=2|title=「モンドセレクション」って何だ? - 日経トレンディネット|date=2008-02-04|accessdate=2009-05-04|publisher=日経BP社}}</ref>。また日本では審査用書類作成やサンプル商品の輸送など、出品をサポートするコンサルタント業も存在する。<br />
<br />
[[2008年]]現在、認証を受けた日本の商品のうち地方の[[中小企業]]によるものが増えてきており、自社商品の[[パブリック・リレーションズ|PR]]として活用している面もある。受賞マークの使用期限は3年間であるが、インターナショナル・ハイクオリティー・トロフィーは授賞年度が記載されている事が条件のうえ、使用期限はない<ref name="モンドセレクション">{{Cite web|url=http://www.monde-selection.com/jp/1.0_Activities_and_Awards/1.7_Corporate_Identity_Guidelines/1.7_Corporate_Identity_Guidelines.asp|title=Monde Selection:企業イメージガイドライン|date=2013-06|accessdate=2013-06-15|publisher=モンドセレクション}}</ref>。主な審査基準内容はパンフレットに発表されておりその内容は毎年多少の見直しが行われている。認証発行数(受賞者数)は公式発表されているが、認証された企業は正確な評価ポイントを知らされていない。<br />
<br />
日本では[[1966年]]から[[日清製菓]]のバターココナツがトロフィーを受賞し、パッケージにメダルのデザインを表示、またCMで「最高金賞受賞、おいしさが世界に認められた」と宣伝したことから一躍有名になった。[[2007年]]には[[サントリー]]が[[ザ・プレミアム・モルツ]]のテレビCMにて特別金賞を3年連続受賞を宣伝したことでモンドセレクションの名前が広く認知されるようになった。<br />
<br />
日本で開催されている食品の展示会「[[フーデックス]]」<ref group="注釈">「[http://www3.jma.or.jp/foodex/ja/ フーデックス]」には、世界各国から食品を扱う企業が出展している</ref>にモンドセレクションもここ数年参加をしている。<ref name="nikkeibp200802-3">{{Cite web|url=http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/special/20080131/1006634/?P=3|title=「モンドセレクション」って何だ? - 日経トレンディネット|date=2008-02-04|accessdate=2009-05-04|publisher=日経BP社}}</ref>。<br />
<br />
== 参加費用 ==<br />
審査料は食品部門であれば1製品につき1,150ユーロ、3製品以上ならば3製品目からは1製品につき1,050ユーロの割引価格が適用される<ref name="nikkeibp200802-1">{{Cite web|url=http://www.monde-selection.com/jp/Products/Food_Products/Food_Products.asp|title=モンドセレクション2017 食品部門登録フォーム|accessdate=2016年11月29日}}</ref>。<br />
<br />
== 開催地 ==<br />
{{節スタブ}}<br />
授賞式は例年6月ヨーロッパ各地を巡回して行われている。<ref>[http://www.monde-selection.com/jp/1.0_Activities_and_Awards/1.6_Award_Ceremony/1.6_Award_Ceremony.asp :授賞式 Monde Selection :授賞式]</ref><br />
*1961: 会社設立 {{BEL}}<br />
<br />
{| class="wikitable sortable" style="width:50%"<br />
|-<br />
! width="13%"|開催回数 !! width="15%"|開催年 !! 開催国 !! 開催都市<br />
|-<br />
| 1 || 1962年 || {{BEL}} || ―<br />
|-<br />
| 2 || 1963年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 3 || 1964年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 4 || 1965年 || {{LUX}} || ―<br />
|-<br />
| 5 || 1966年 || {{BEL}} || ―<br />
|-<br />
| 6 || 1967年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 7 || 1968年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 8 || 1969年 || {{GBR}} || ―<br />
|-<br />
| 9 || 1970年 || {{NED}} || ―<br />
|-<br />
| 10 || 1971年 || {{BEL}} || ―<br />
|-<br />
| 11 || 1972年 || {{SUI}} || ―<br />
|-<br />
| 12 || 1973年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 13 || 1974年 || {{BEL}} || ―<br />
|-<br />
| 14 || 1975年 || {{NED}} || ―<br />
|-<br />
| 15 || 1976年 || {{GBR}} || ―<br />
|-<br />
| 16 || 1977年 || {{LUX}} || ―<br />
|-<br />
| 17 || 1978年 || {{SUI}} || ―<br />
|-<br />
| 18 || 1979年 || {{FRA}} || ―<br />
|-<br />
| 19 || 1980年 || {{AUT}} || ―<br />
|-<br />
| 20 || 1981年 || {{NED}} || ―<br />
|-<br />
| 21 || 1982年 || {{GBR}} || ―<br />
|-<br />
| 22 || 1983年 || {{ITA}} || ―<br />
|-<br />
| 23 || 1984年 || {{ESP}} || ―<br />
|-<br />
| 24 || 1985年 || {{POR}} || ―<br />
|-<br />
| 25 || 1986年 || {{SUI}} || ―<br />
|-<br />
| 26 || 1987年 || {{BEL}} || ―<br />
|-<br />
| 27 || 1988年 || {{GRE}} || ―<br />
|-<br />
| 28 || 1989年 || {{GBR}} || ―<br />
|-<br />
| 29 || 1990年 || {{LUX}} || [[ルクセンブルク]]<br />
|-<br />
| 30 || 1991年 || {{ESP}} || [[バルセロナ]]<br />
|-<br />
| 31 || 1992年 || {{NED}} || [[アムステルダム]]<br />
|-<br />
| 32 || 1993年 || {{BEL}} || [[ブリュッセル]]<br />
|-<br />
| 33 || 1994年 || {{FRA}} || [[パリ]]<br />
|-<br />
| 34 || 1995年 || {{ITA}} || [[ローマ]]<br />
|-<br />
| 35 || 1996年 || {{POR}} || [[リスボン]]<br />
|-<br />
| 36 || 1997年 || {{BEL}} || ブリュッセル<br />
|-<br />
| 37 || 1998年 || {{HUN}} || [[ブダペスト]]<br />
|-<br />
| 38 || 1999年 || {{BEL}} || ブリュッセル<br />
|-<br />
| 39 || 2000年 || {{LUX}} || ルクセンブルク<br />
|-<br />
| 40 || 2001年 || {{POR}} || リスボン<br />
|-<br />
| 41 || 2002年 || {{FRA}} || パリ<br />
|-<br />
| 42 || 2003年 || {{BEL}} || ブリュッセル<br />
|-<br />
| 43 || 2004年 || {{NED}} || アムステルダム<br />
|-<br />
| 44 || 2005年 || {{BEL}} || ブリュッセル<br />
|-<br />
| 45 || 2006年 || {{CZE}} || [[プラハ]]<br />
|-<br />
| 46 || 2007年 || {{ESP}} || バルセロナ<br />
|-<br />
| 47 || 2008年 || {{AUT}} || [[ウィーン]]<br />
|-<br />
| 48 || 2009年 || {{ITA}} || [[ヴェネツィア]]<br />
|-<br />
| 49 || 2010年 || {{GER}} || [[ヴィースバーデン]]<br />
|-<br />
| 50 || 2011年 || {{BEL}} || ブリュッセル<br />
|-<br />
| 51 || 2012年 || {{GRE}} || [[アテネ]]<br />
|-<br />
| 52 || 2013年 || {{SWE}} || [[ストックホルム]]<br />
|-<br />
| 53 || 2014年 || {{FRA}} || [[ボルドー]]<br />
|-<br />
| 54 || 2015年 || {{POR}} || [[リスボン]]<br />
|-<br />
| 55 || 2016年 || {{HUN}} || ブダペスト<br />
|-<br />
| 56 || 2017年 || {{MLT}} || [[バレッタ]]<br />
|-<br />
| 57 || 2018年 || {{ESP}} || [[バレンシア (スペイン)|バレンシア]]<br />
|}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<br />
=== 注釈===<br />
{{Reflist|group="注釈"}}<br />
<br />
=== 出典===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[http://www.ofsi.or.jp/yuryoukigyou/ 食品産業優良企業等表彰] - [[農林水産省]]<br />
*[[日本農林規格|JAS]]認証(一般・有機・特定)- 農林水産省<br />
*[[全国菓子大博覧会]]<br />
*[[HACCP]]<br />
*[[優秀味覚賞]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.monde-selection.com/jp/default.asp モンドセレクション] - 公式サイト<br />
<br />
{{Food-stub}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:もんとせれくしよん}}<br />
[[Category:食品]]<br />
[[Category:認証]]<br />
[[Category:食品産業]]</div>
221.32.117.121
ヤシ
2018-05-14T02:05:43Z
<p>221.32.117.121: /* 亜科・連DDBJ TXSearch、NCBI taxonomy database、UniProt Taxonomy による。 */</p>
<hr />
<div>{{otheruses}}<br />
{{Redirect|椰|[[流水凜子]]の漫画作品|椰 (漫画)}}<br />
{{出典の明記|date=2013年6月21日 (金) 23:12 (UTC)|ソートキー=植物}}<br />
{{生物分類表<br />
|名称 = ヤシ目・ヤシ科<br />
|色 = lightgreen<br />
|画像=[[画像:1859-Martinique.web.jpg|250px]]<br />
|画像キャプション = [[ココヤシ]] {{snamei|Cocos nucifera}}<br />
|界 = [[植物界]] {{sname||Plantae}}<br />
|門 = [[被子植物門]] {{sname||Magnoliophyta}}<br />
|綱 = [[単子葉植物綱]] {{sname||Liliopsida}}<br />
|目 = '''ヤシ目''' {{sname||Arecales}}<br />
|科 = '''ヤシ科''' {{sname||Arecaceae}}<br />
|シノニム = {{sname|Palmaceae}}<br />
|学名 = Arecales {{AU|Bromhead}}<br/>Arecaceae {{AU|Schultz-Schultzenstein}}<br />
|和名 = ヤシ(椰子)<br />
|英名 = palm, palm tree<br />
|下位分類名 = 亜科<br />
|下位分類 =<br />
*[[アレカヤシ亜科]] {{sname||Arecoideae}}<br />
*[[トウ亜科]] {{sname||Calamoideae}}<br />
*[[ケロクシロン亜科]] {{sname||Ceroxyloideae}}<br />
*[[タリポットヤシ亜]] {{sname||Coryphoideae}}<br />
*[[ニッパヤシ亜科]] {{sname||Nypoideae}}<br />
}}<br />
{{APGIII相関図|ヤシ目}}<br />
'''ヤシ'''(椰子)は、[[単子葉植物]]'''ヤシ目''' '''ヤシ科'''に属する植物の総称である。[[熱帯]]地方を中心に[[亜熱帯]]から[[温帯]]にかけて広く分布する植物で、独特の樹型で知られている。実用価値の高いものが多い。ヤシ科は英語でパルマエ (Palmae) といい、ラテン語のpalma(掌、シュロ)の複数形に由来する{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。基準属Arecaに基づくArecaceaeも科名として用いられる{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。<br />
<br />
== 特徴 ==<br />
ヤシは、単子葉植物ヤシ科に属する植物を広く指して言う呼称である。単子葉植物としては珍しく[[樹木|木本]]であり、多くは幹は木質化して太くなるか、つる状となり、一部の種では小型で草質の茎をもつものもある{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。高木で大きいものでは30&nbsp;mになるが、低木のものや茎が立ち上がらないもの、[[草本]]並みの大きさのものもある。<br />
<br />
[[葉]]はふつう常緑で[[互生]]し大型のものが多く、[[羽状複葉]]か掌状、あるいは扇状に裂けており、[[小葉]]はしばしば山型あるいは谷型に折りたたまれている{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。基部は[[茎]]を抱き、鞘が茎を包んだり、繊維を茎にまといつかせる。茎に沿って多数の葉を並べるものもあるが、茎の頂部に輪生状に葉が集まるものが多く、[[ソテツ類]]に似た独特の樹型を見せる。<br />
<br />
両性または単性で、[[雌雄異株]]{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。花はふつう小型で、穂になって生じる。[[花序]]の基部には大型の鞘状の総包があり、多くは円錐状である{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。[[花びら]](花被片)は6個あり、小さく目立たず、[[雄しべ]]が6個ある{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。[[子房]]は上位につく{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。[[果実]]は[[液果]]または[[核果]]で、大型になるものがある{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。なかでも[[種子]]の重さが25–30&nbsp;[[キログラム|㎏]]にもなる[[オオミヤシ]](フタゴヤシ)は、植物界最大のものとして知られており、成熟するまでに8–10年かかる{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
<br />
[[熱帯]]地方を中心に253属、約3333種がある。日本にも[[シュロ]]など6属6種が自生する{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。[[観葉植物]]としての栽培が多く、見かける種数は多い。<br />
<br />
生育環境は日陰にも耐えるが、日当たりの良いところを好み、単幹性の種類は日光が当たる方向へと生長していく{{sfn|土橋豊|1992|p=187}}。多くの種は約20–25℃前後の環境下で生育するが、耐寒性は種類によってかなり差があり、[[カンノンチク属]]などの一部の種は0℃以上で越冬できる{{sfn|土橋豊|1992|p=187}}。栽培されているヤシは美観を保つため、下部から葉が枯れてきたものは[[葉柄]]の基部から切り取られ手入れされる{{sfn|土橋豊|1992|p=187}}。<br />
<br />
== 利用 ==<br />
熱帯地域では資源植物として重要であり、古来より多くの種がさまざまな方法で利用されている{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。最も有名なのは[[ココヤシ]]で、[[ヤシ油]]をとって食用や石鹸に利用したり、果実の中心にある透明な液を飲料としたりする{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。また、[[アブラヤシ]]の実からは[[パーム油]]の採取したり、そのほかの種でも食用、デンプンや砂糖の採取、タバコ代わりの嗜好品、条虫駆除薬、繊維利用、屋根葺きの材料など利用法は多岐にわたる{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。また、ヤシ科植物は鑑賞用の植物としてなくてはならないものとなっていて、庭園樹や室内観葉植物として利用されているものもたくさんある{{sfn|土橋豊|1992|p=185}}。<br />
<br />
=== 食用など ===<br />
多くの種の果実が食されている。また、[[アブラヤシ|アブラヤシ属]]等の果実からは、食用油・工業油も採れる。<br />
<br />
[[ココヤシ]]や[[アサイー]]などの新芽は、[[ハート・オブ・パーム]](ヤシの芽、パルミート、パルミット)と呼ばれ、野菜としてサラダなどに利用される。[[ナツメヤシ]]、ココヤシ、[[サゴヤシ]]などの樹液を煮詰めると、[[パームシュガー]](ヤシ糖)ができる。また、樹液を醗酵させて酒を作ることもできる。<br />
<br />
* [[オウギヤシ]](パルミラヤシ、ウチワヤシ)は「砂糖ヤシ」とも呼ばれ、果実の内側のゼリー状部分を生食やシロップ漬け、砂糖煮や缶詰などにする。また、花穂を切り落とした後に[[竹筒]]を挿し込み集めた花序液はそのままヤシジュースとして飲用する他、煮詰めて砂糖(パームシュガー)を生成する{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}、花序液を醗酵させて作る椰子酒(パルミラヤシワイン)やビールや蒸留酒、酢などの原料に利用する。<br />
* [[ココヤシ]]の果実内部に溜まった水(液状[[胚乳]])は飲用になる他{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}、[[ナタ・デ・ココ]]の原料となる。固形胚乳の層は[[ココナッツ]]として食用にする。水分とともに砕いて乳液状にしたものは[[ココナッツミルク]]と呼ばれる。乾燥させた固形胚乳([[コプラ]])からは[[ヤシ油]](ココナッツオイル)が抽出される。<br />
* [[ナツメヤシ]]は、果実(デーツ)を食用とするほか{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。、[[ドライフルーツ]]や[[ジュース]]、[[蒸留酒]]の原料としてさまざまに利用される。日本で市販されている[[ウスターソース]]類には、デーツを原材料の一つとして使用する商品がある。<br />
* [[アサイー]]の果実はジュースや[[スムージー]]として利用される。<br />
* [[サラク]]の果実は生食される他、砂糖煮などに加工される。<br />
* [[チョンタドゥーロ]]の果実は砂糖煮にする他、実野菜として茹でたり、[[スープ]]、[[キャセロール]]料理に用いられる。<br />
* [[サゴヤシ]]は幹の髄に[[でんぷん]]を貯蔵しており、これを採って食料として利用される{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。[[パプアニューギニア]]の[[サクサク (食品)|サクサク]]はその一例である。<br />
* [[アブラヤシ|アブラヤシ属]]、特に[[ギニアアブラヤシ]]は、果実から取れる[[パーム油]]や[[パーム核油]]を工業原料、食用として用いる{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。<br />
* [[ババス]]の種子からは[[ババスオイル]]がとれる。<br />
* [[ロウヤシ]]からは[[食品添加物]]の[[カルナウバワックス]]が採取される。<br />
<br />
=== 園芸 ===<br />
* ヤシの独特の樹型は熱帯的で、温暖な地方では[[街路樹]]として用いられる。本州南岸以南では、[[カナリーヤシ]](フェニックス)・シンノウヤシ・ワシントンヤシ(ワシントニアパーム)がよく街路樹として用いられ、特に観光地では南国ムードを高めるために頻繁に使用される。<br />
* [[トウジュロ]]や[[ワシントンヤシモドキ]]は、戸外で庭園樹などに利用されている{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
* 小型種では[[チャメドレア属]]などが観葉植物として室内で栽培されるものが多い。[[カンノンチク]]、[[シュロチク]]は[[古典園芸植物]]として、江戸時代から様々な品種が栽培された。[[大正時代|大正]]・[[昭和時代|昭和]]期には投機の対象となり、何度かブームを起こしている。<br />
<br />
=== 薬用など ===<br />
* [[ビンロウ]](ビンロウジュ)は、果実を[[染料]]として利用するほか、コショウ科の[[キンマ]]の葉に包んでから口の中で噛む習慣があり、タバコに代わる嗜好品とする{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。生薬の檳榔子(ビンロウジ)は熟した種子を乾燥したもので、条虫駆除薬として用いられており{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}、[[中華人民共和国]][[湖南省]]では、煮て[[甘草]]などで味付けし、[[虫下し]]の効果がある嗜好品としている。<br />
* [[ノコギリパルメット]](ソー・パルメット)の果実は[[インディアン]]が強壮作用のある食料として用いていたが、エキスには[[前立腺]]肥大の抑制作用があることが知られている。<br />
* [[キリンケツヤシ]](Daemonorops draco)の実を加工したものを[[麒麟竭]](きりんけつ)といい、漢方薬に用いるほか、民間薬としては外用にも用いるという。<br />
<br />
=== 建材、工芸材料など ===<br />
* 大きくなるものは、幹が建材等に利用される。また、ココヤシ、[[ニッパヤシ]]などの大型種の葉は、屋根を葺くのにも使われる{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。そのほか、[[傘]]や[[帽子]]、[[団扇]]などに直接加工することも広く行われる。<br />
* [[ラフィアヤシ]]など葉の丈夫な種では、引き裂いてひもや[[繊維]]とすることも行われる。[[シュロ]]などでは、葉の基部から生じる繊維状の毛を[[ロープ|縄]]、[[ほうき]]などの材料とする。<br />
* ココヤシなどの果実の殻は調理器具などに加工される。<br />
* つる性の[[トウ]](籐)は[[籐細工]]として[[家具]]などにされる。<br />
* オウギヤシ、タリポットヤシの葉は[[東南アジア]]や[[南アジア]]で[[仏教]]の[[写経]]をする際の紙代わりとして使われてきた歴史がある。また、仏教や[[ヒンドゥー教]]、時には[[イスラム王朝]]をテーマとした[[細密画]]が描かれることもあり、土産品としても流通している。[[貝多羅葉]]、略して[[貝葉]]と呼ばれる。<br />
* [[ゾウゲヤシ]](''Phytelephas'')の胚乳は非常に硬く、磨くと[[象牙]]に似ているため[[スーツ]]の[[ボタン (服飾)|ボタン]]等の[[装身具]]に用いられる。<br />
<br />
=== 木炭 ===<br />
* ココヤシなどの果実の殻を、[[水蒸気]]で[[賦活]]し、椰子殻(やしがら)[[活性炭]]が作られ、[[脱臭]]、[[タバコ]]の[[タール]]等の除去、浄水、[[金]]の吸着分離などに用いられる。また、椰子殻を原料とした木炭であるヤシガラ炭は東南アジア全般で広く製造されている。ヤシ殻の丸まった形では燃料として扱いにくいため、木炭化したものを粉砕し、[[タピオカ]]澱粉などで固めて[[オガ炭]]のような薪状に成形されて販売されている。<br />
<br />
=== その他 ===<br />
* ヤシの実を穿孔して土笛のようにし、楽器とされている。一例として兵庫県神戸市玉津田中遺跡から弥生時代のものが出土している。<br />
* 天然ココナッツ繊維:この繊維をロープ状にして、ほぐして強度をつけ、ラテックスを塗布し固める。通気性が良く適度な硬さがあり、腰痛に良いとされる。<br />
* キリンケツヤシから採った麒麟竭(上述)は赤い色をしており、各種塗料や紙の着色などに用いる。<br />
* 日本においては、「台湾季語」として[[水牛]]と並んで特に人気の高い題材であったが、「椰子の花」は台湾では[[春]]をイメージさせるものであったのに対して<ref>[https://www.koryu.or.jp/ez3_contents.nsf/0/db586269aa69646049257f09002e3154/$FILE/2015.11_03.pdf 台湾俳句史(1985 ~ 2013)(2) ~季題、季語、虚子の「熱帯季題論」と台湾の歳時記~]『交流』15-19頁 呉昭新 2015年11月号</ref>、[[島崎藤村]]が「名も知らぬ遠き島より流れよる椰子の実一つ 故郷の岸を離れて汝(なれ)はそも波に幾月」と詠んだように[[晩夏]]の季語のように使われることが多かった<ref>[[毎日新聞]]「新季語拾遺」 1993年8月23日</ref>。<br />
<br />
== 分類・系統的位置づけ ==<br />
ヤシ科はほとんどの分類体系で、単独で'''ヤシ目'''を構成する。分類の難しい科で、研究者により種や属の捉え方に差があり、150属1500種から236属3400種と幅がある{{sfn|土橋豊|1992|p=183}}。<br />
<br />
[[新エングラー体系]]は、ヤシ科が単子葉植物の中で最初に分岐したという説から、ヤシ科が(単独で)属する目を {{sname||Principes (botany)|Principes}} (直訳すると「第一」)と名づけた。<br />
<br />
しかし[[APG植物分類体系|APG]]では、ヤシ目より先に[[ショウブ目]]、[[オモダカ目]]、[[キジカクシ目]]、[[ヤマノイモ目]]、[[ユリ目]]、[[タコノキ目]]が分岐しており、ヤシ目は進化した単子葉類である[[ツユクサ類]]に含まれる。また2016年に公表された[[APG IV]]ではそれまで所属目が設定されていなかった[[ダシポゴン科]]がヤシ科の[[姉妹群]]としてヤシ目に置かれた<ref>{{Cite journal |last=Angiosperm Phylogeny Group |year=2016 |title=An update of the Angiosperm Phylogeny Group classification for the orders and families of flowering plants: APG IV |journal=Botanical Journal of the Linnean Society |volume=181 |issue=1 |pages=1–20 |url=http://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/boj.12385/epdf | format= PDF |doi=10.1111/boj.12385 }}</ref>。<br />
<br />
== 分類 ==<br />
=== 亜科・連<ref>[[DDBJ]] TXSearch、[[NCBI]] taxonomy database、[[UniProt]] Taxonomy による。</ref> ===<br />
ヤシ科は5亜科に分かれ、それぞれがいくつかの[[族 (分類学)|連]]に分かれる。連によっては数十の属が属する。<br />
<!--五十音順--><br />
* [[アレカヤシ亜科]] {{sname||Arecoideae}}<br />
** [[アレカ連]] {{sname|Areceae}} - [[ユスラヤシ]] {{snamei||Archontophoenix alexandrae}}、[[ババス]] {{snamei||Attalea speciosa}}、[[ノヤシ]] {{snamei||Clinostigma savoryanum}}、[[アレカヤシ]] {{snamei||Dypsis lutescens}}、[[シダレコブダネヤシ]](ニボシヤシ) {{snamei||Oncosperma tigillarium}}、[[ヤエヤマヤシ]] {{snamei||Satakentia liukiuensis}} など<br />
** [[ココヤシ連]] {{sname|Cocoeae}} - [[ココヤシ]] {{snamei||Cocos nucifera}}、[[アブラヤシ]] {{snamei||Elaeis}}、[[チョンタドゥーロ]] {{snamei|Bactris gasipaes}} など<br />
** {{sname|Euterpeae}} - [[アサイー]] {{snamei||Euterpe oleracea}} など<br />
** {{sname|Geonomeae}}<br />
** {{sname|Hyophorbeae}} - [[チャメドレア属]] {{snamei||Chamaedorea}} など<br />
** {{sname|Iriarteeae}} - {{snamei||Socratea exorrhiza}} など<br />
** {{sname|Leopoldinieae}} - {{snamei||Leopoldinia pulchra}} のみ<br />
** {{sname|Manicarieae}} - {{snamei||Manicaria saccifera}} のみ<br />
** {{sname|Oranieae}} - {{snamei||Orania}} のみ<br />
** {{sname|Pelagodoxeae}}<br />
** {{sname|Podococceae}} - {{snamei||Podococcus barteri}} のみ<br />
** {{sname|Reinhardtieae}} - {{snamei||Reinhardtia}} のみ<br />
** {{sname|Roystoneeae}} - {{snamei||Roystonea}} のみ<br />
** {{sname|Sclerospermea}} - {{snamei||Sclerosperma mannii}} のみ<br />
* [[ケロクシロン亜科]] {{sname||Ceroxyloideae}}<br />
** {{sname|Cyclospatheae}} - {{snamei||Pseudophoenix}} のみ<br />
** {{sname|Ceroxyleae}}<br />
** {{sname|Phytelepheae}} - 独立亜科 {{sname|Phytelephantoideae}} とする説もある<ref>[[wikispecies]]</ref>。<br />
* [[コウリバヤシ亜科]] {{sname||Coryphoideae}}<br />
** パルミラヤシ連 {{sname|Borasseae}} - [[オウギヤシ]] {{sname|Borassus flabellifer}} など<br />
** {{sname|Caryoteae}} - [[クロツグ]] {{snamei||Arenga engleri}} など<br />
** {{sname|Chuniophoeniceae}}<br />
** コウリバヤシ連 {{sname|Corypheae}} - コウリバヤシ属 {{snamei||Corypha}}のみ、[[コウリバヤシ]] {{snamei||Corypha umbraculifera}}など<br />
** {{sname|Cryosophileae}} - [[イタヤ]]{{snamei||Itaya amicorum}} など<br />
** {{sname|Livistoneae}} - [[ビロウ]] {{snamei|Livistona chinensis}}、[[カンノンチク]] {{snamei||Rhapis excelsa}}、[[シュロ]] {{snamei||Trachycarpus fortunei}}、[[ワシントンヤシ]] {{snamei||Washingtonia filifera}} など<br />
** ナツメヤシ連 {{sname|Phoeniceae}} - [[ナツメヤシ属]] {{snamei||Phoenix}} のみ、[[ナツメヤシ]] {{snamei||Phoenix dactylifera}}、[[カナリーヤシ]] {{snamei||Phoenix canariensis}}、[[シンノウヤシ]] {{snamei||Phoenix roebelenii}}など<br />
** サバル連 {{sname|Sabaleae}} - [[サバル|サバル属]] {{snamei|Sabal}} のみ<br />
** {{sname|Trachycarpeae}} - [[ノコギリパルメット]] {{snamei|Serenoa repens}} など<br />
* [[トウ亜科]] {{sname||Calamoideae}}<br />
** [[トウ連]] {{sname|Calameae}} - [[サゴヤシ]] {{snamei||Metroxylon sagu}}、[[サラク]] {{snamei||Salacca zalacca}}、[[ラフィアヤシ|ラフィアヤシ属]]{{snamei|Raphia}}など<br />
** {{sname|Eugeissoneae}} - {{snamei||Eugeissona}} のみ<br />
** {{sname|Lepidocaryeae}}<br />
* ニッパヤシ亜科 {{sname||Nypoideae}} - [[ニッパヤシ]] {{snamei||Nypa fruticans}} のみ<br />
<br />
=== 主な種 ===<br />
==== 日本産 ====<br />
日本国内には以下のような種を産する。<br />
<!--五十音順--><br />
* [[カンノンチク属]] {{snamei|Rhapis}}<br />
** [[カンノンチク]] {{snamei|R. excelsa}}(まれに逸出・古典園芸植物)<br />
** [[シュロチク]] {{snamei|R. humilis}}(まれに逸出・古典園芸植物)<br />
* [[クロツグ属]] {{snamei|Arenga}}<br />
** [[クロツグ]] {{snamei|A. engleri}}(南西諸島・茎は高く伸びず、葉は5mまで)<br />
** [[コミノクロツグ]] (八重山諸島)<br />
* [[シュロ属]] {{snamei|Trachycarpus}}<br />
** [[シュロ]] {{snamei|T. fortunei}}(逸出・縄などの材料)<br />
* ニッパヤシ属 {{snamei|Nypha}}(一属一種)<br />
** [[ニッパヤシ]] {{snamei|N. fruticans}}(八重山以南・マングローブに)<br />
* [[ビロウ属]] {{snamei|Livistona}}<br />
** [[ビロウ]] {{snamei|L. chinensis ver. subglobosa}} - [[シナビロウ]]の変種{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[オガサワラビロウ]] {{snamei|L. chinensis ver. boninensis}} - シナビロウの変種{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
* [[マガクチヤシ属]] {{snamei|Clinostigma}}<br />
** [[ノヤシ]] {{snamei|C. savoryanum}}(小笠原)<br />
* [[ヤエヤマヤシ属]] {{snamei|Satakentia}}<br />
** [[ヤエヤマヤシ]] {{snamei|S. liukiuensis}}(八重山特産)<br />
<br />
==== 外国産 ====<br />
<!--五十音順--><br />
* [[アッタレア属]] {{snamei|Attalea}}<br />
** [[ババス]] {{snamei|A. speciosa}}<br />
* [[アブラヤシ|アブラヤシ属]] {{snamei|Elaeis}}(一属二種)<br />
** [[ギニアアブラヤシ]] {{snamei|E. guineensis}}<br />
** [[アメリカアブラヤシ]] {{snamei|E. oleifera}}<br />
* [[イタヤ属|イタヤ]] {{snamei|Itaya}}<br />
** イタヤ {{snamei|I. amicorum}}<br />
* [[ウチワヤシ属]] {{snamei|Licuala}} - [[東南アジア]]から[[オーストラリア]]にかけて100種以上が分布する。属名のリクアラは、[[モルッカ諸島]]での俗称に由来する{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[マルハウチワヤシ]] {{snamei|L. grandis H. }}<br />
* [[エウテルペ属]] {{snamei|Euterpe}}<br />
** [[アサイー]] {{snamei|E. oleracea}}<br />
* [[カンノンチク属]] {{snamei|Rhapis}} - [[中国]]南部から東南アジアに約12種が分布する。属名は、小葉の先端が尖るところから、ギリシア語のrhapis(針)に由来する{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[カンノンチク]] {{snamei|R. excelsa}}<br />
** [[シュロチク]] {{snamei|R. humilis}}<br />
* [[クジャクヤシ属]] {{snamei|Caryota}} - 熱帯[[アジア]]からオーストラリアにかけて約20種が分布。属名は、果実の形からギリシア語のkaryon(堅果)または、karyotos(クルミの様な)を由来とする{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
** [[コモチクジャクヤシ]] {{snamei|C. mitis}}<br />
* [[クロツグ属]] {{snamei|Arenga}}<br />
* [[ケンチャヤシ属]] {{snamei|Howea}} - オーストラリア東岸の[[ロード・ハウ島]]原産で、2種が分布する{{sfn|土橋豊|1992|p=185}}。<br />
** [[ケンチャヤシ]] {{snamei|H. belmoreana}}<br />
** [[ヒロハケンチャヤシ]] {{snamei|H. forsteriana}}<br />
* [[コウリバヤシ属]] {{snamei|Corypha}}<br />
** [[コウリバヤシ]] {{snamei|C. umbraculifera}}<br />
* ココヤシ属 {{snamei|Cocos}} - 1属1種からなる単型属で、原産地は不明であるが[[太平洋諸島]]と推測されている{{sfn|土橋豊|1992|p=185}}。属名は、果実が猿の顔に似ることからポルトガル語のcoco(サル)に由来する{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
** [[ココヤシ]] {{snamei|C. nucifera}}<br />
* [[サバル|サバル属]] {{snamei|Sabal}} <br />
* [[サラカヤシ属]] {{snamei|Salacca}}<br />
** [[サラク]] {{snamei|S. zalacca}}<br />
* [[シュロ属]] {{snamei|Trachycarpus}}<br />
* [[ショウジョウヤシ属]] {{snamei|Cyrtostachys}} - [[マレー半島]]、[[スマトラ]]、[[ボルネオ]]、[[ニューギニア]]、モルッカ諸島の約12種が分布する。属名は、肉穂花序が湾曲しているところから、ギリシア語のkyrtos(曲がった)とstachys(穂)の2語の組み合わせからなる{{sfn|土橋豊|1992|p=185}}。<br />
** [[ヒメショウジョウヤシ]] {{snamei|C. lakka}}<br />
* [[タケヤシ属]](クリサリドカルプス属) {{snamei|Chrysalidocarpus}} - [[マダガスカル]]、[[コモド島]]、[[ペンバ島]]に約20種分布する。属名は、金色の果実を意味するギリシア語のchrysallidos(金色の)とkarpos(果実)の2語の組み合わせからなる{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
** [[アレカヤシ]](ヤマドリヤシ) {{snamei|D. lutescens}}<br />
* [[チャメドレア属|テーブルヤシ属]](カマエドレア/[[チャメドレア属]]) {{snamei|Chamaedorea}} - [[メキシコ]]から[[中央アメリカ|中央]]・[[南アメリカ]]に100種以上が分布する。属名は、手を伸ばせば果実が容易に得られる高さであることから、ギリシア語のchamai(矮小の)とdorea(贈り物)の組み合わせからなる{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
** [[カマエドレア・ザイフリッツィー]] {{snamei|C. seifrizii}}<br />
** [[カマエドレア・ミクロスパディクス]] {{snamei|C. microspadix}}<br />
** [[キレバテーブルヤシ]] {{snamei|C. erumpens}}<br />
** [[テーブルヤシ]] {{snamei|C. elegans}}<br />
** [[ヒメテーブルヤシ]] {{sname|C. tenella}}<br />
* [[トウ|トウ属]] {{snamei|Calamus}}<br />
* [[ナツメヤシ属]] (フェニックス属){{snamei|Phoenix}} - 熱帯・亜熱帯の[[アフリカ]]・アジアに約17種が分布。自然交雑しやすく、変異がたくさんある。フェニックスの名の由来は諸説あるが、一説にはナツメヤシに対する古代ギリシア名とされる{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[カナリーヤシ]] {{snamei|P. canariensis}}<br />
** [[ナツメヤシ]] {{snamei|P. dactylifera}}<br />
** [[シンノウヤシ]] {{snamei|P. roebelenii}}<br />
* ノコギリパルメット属 {{snamei|Serenoa}}(一属一種)<br />
** [[ノコギリパルメット]] {{snamei|S. repens}}<br />
* [[バクトリス属]] {{snamei|Bactris}} <br />
** [[チョンタドゥーロ]] {{snamei|B. gasipaes}}<br />
* [[パルミラヤシ属]] {{snamei|Borassus}}<br />
** [[オウギヤシ]] {{snamei|B. flabellifer}}<br />
* [[ヒオフォルベ属]] {{snamei|Hyophorbe}} - マダガスカル島東方のマスカリーン諸島に5種が分布する。属名は、果実を野生ブタが食べることから、ギリシア語のhys(ブタ)とphorbe(食物)の2語からなる{{sfn|土橋豊|1992|p=185}}。<br />
** [[トックリヤシ]] {{snamei|H. lagenicaulis}}<br />
** [[トックリヤシモドキ]] {{snamei|H. verschaffeltii}}<br />
* [[ビロウ属]] {{snamei|Livistona}} - 熱帯アジアからオーストラリアにかけて、20–30種が分布する。属名は、スコットランドの男爵であるリビングストン (? - 1671年) を記念して名付けられたものである{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[シナビロウ]] {{snamei|L. chinensis}}<br />
** [[セイタカビロウ]] {{snamei|L. rotundifolia}}<br />
* [[ビンロウ属]](ビンロウジュ/アレカ属) {{snamei|Areca}} - [[インド]]、[[スリランカ]]、[[フィリピン諸島]]、[[ソロモン諸島]]に約50種が分布する。属名は、インド西南部の海岸地方の俗称areecに由来する{{sfn|土橋豊|1992|p=184}}。<br />
** [[カブダチビンロウジュ]] {{snamei|A. triandra}}<br />
** [[ビンロウ]](ビンロウジュ) {{snamei|A. catechu}}<br />
* [[ミクロコエルム属]] {{snamei|Microcoelum}} - [[ブラジル]]南東部に2種が分布する。属名は、果実の胚乳のときに見られる空洞から、ギリシア語のmikros(小さい)とkoilos(うつろになった)の2語からなる{{sfn|土橋豊|1992|p=186}}。<br />
** [[ブラジルヒメヤシ]] {{snamei|M. weddellianum}}<br />
* [[メトロキシロン属]] {{snamei|Metroxylon}}<br />
** [[サゴヤシ]] {{snamei|M. sagu}}<br />
* [[ユスラヤシ属]] {{snamei|Archontophoenix}}<br />
** [[ユスラヤシ]] {{snamei|A. alexandrae}}<br />
* [[ラフィアヤシ|ラフィアヤシ属]] {{snamei|Rhaphia}}<br />
* [[ロウヤシ属]] {{snamei|Copernicia}}<br />
** [[ブラジルロウヤシ]] {{snamei|C. prunifera}}<br />
* [[ワシントンヤシ属]] {{snamei|Washingtonia}}<br />
** [[ワシントンヤシ]] {{snamei|W. filifera}}<br />
** [[ワシントンヤシモドキ]] {{snamei|W. robusta}}<br />
他にも、有名なものが多々ある。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* {{Cite book |和書|author=土橋豊 |date=1992-09-10|title=観葉植物1000 |publisher=[[八坂書房]] |pages1992=183-187 |isbn=4-89694-611-1 |ref=harv }}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Wikispecies|Arecaceae|ヤシ科}}<br />
{{Commonscat|Arecaceae|ヤシ科}}<br />
* [[サゴヤシ学会]]<br />
* {{仮リンク|ヤシの枝|en|Palm branch}} - 古代地中海世界や近東で、勝利、征服、平和、そして永遠の命の源の象徴とされた。<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:やし}}<br />
[[Category:ヤシ科|*]]<br />
[[Category:天然繊維]]</div>
221.32.117.121
ステアリングダンパー
2018-04-23T07:51:14Z
<p>221.32.117.121: /* オートバイ */</p>
<hr />
<div>'''ステアリングダンパー'''([[英語]]:Steering Damper)とは、[[乗り物]]の操舵装置に発生する振動や、不安定な運動を減衰するために設計された[[ショックアブソーバー|制振装置]]である。<br />
<br />
== オートバイ ==<br />
自動車やオートバイをはじめとする、車輪の付いた輸送機器の操向輪には、何らかのきっかけで振動が発生する。多くの場合はすぐに収束するが、しばしばステアリング機構の固有振動数と一致して共振を起こす場合がある<ref>{{cite book|title = Motorcycle Dynamics|edition = Second|last = Cossalter|first = Vittore|year = 2006|publisher = Lulu.com|isbn = 978-1-4303-0861-4|pages = 241–342}}</ref><ref>{{cite book|title = Bicycling Science|edition = Third|last = Wilson|first = David Gordon|authorlink = David Gordon Wilson|coauthors = Jim Papadopoulos|year = 2004|publisher = The MIT Press|isbn = 0-262-73154-1|pages = 263–390}}</ref> 。こうした現象はオートバイでは転倒や事故につながる恐れがあるため、好ましくない現象として扱われ、'''ふらつき'''(wobble)、'''[[シミー現象|シミー]]'''(shimmy)、'''ジャダー'''(judder)、英語圏では特にオートバイでの現象について'''タンクスラッパー'''(tank-slapper)<ref>{{Cite book |last=Hough |year=2000 |first=David L. | author-link=David_L._Hough |title=Proficient Motorcycling: The Ultimate Guide to Riding Well |edition=2nd |publisher=BowTie Press|location=USA | url=http://books.google.com/books?id=yeAIAIxS-cgC |isbn=1889540536 |page=253 |chapter=Glossary |quote='''tank slapper:''' a speed wobble so severe that the handlebars bang alternately against the sides of the fuel tank }}</ref>などと呼ばれる。<br />
<br />
ステアリング機構の固有振動数は、ステアリング軸周りの慣性モーメントや車両の走行速度、キャスター角をはじめとするステアリングジオメトリなどに依存するが、今日の市販車の多くは、想定される速度域での共振が起こらないようにバランスをとって設計されている場合が多い。しかし、[[スーパースポーツ]]に分類される車種やレース用の車両は、鋭敏な操舵特性のステアリングジオメトリで設計され、車両全体のバランスで共振を抑える代わりにステアリングダンパーを装備して振動を減衰している物もある。<br />
<br />
また、ステアリングダンパーは、レース中などに頻繁に発生する[[ウイリー走行|ウイリー]]で前輪が着地する際のキックバックを緩和するためにも用いられる。同様に、[[モトクロス]]などのオフロードレースで路面の起伏から受けるキックバックや、ジャンプで着地する際のキックバックを緩和するのにも用いられる。<br />
<br />
[[サイドカー]]においては、[[単車]]として設計されたオートバイに[[側車]]を取り付けると、ステアリングジオメトリーがサイドカーとしての利用に最適化されていないために[[シミー]]が発生する場合があり、[[シミー現象]]の抑制にステアリングダンパーが有効であるとされている。<br />
<br />
一方で、ステアリングダンパーはステアリング機構の動作に対して抵抗を付加する物であるから、極端な場合は低速走行時などで必要な素早いステアリング操作を妨げてしまう。[[エクストリームスポーツ]]や[[ドリフト走行|ドリフト]]、[[トライアル (オートバイ)|トライアル]]など、素早く緻密なステアリングの操作を求められる競技では、工場出荷状態で装着されている場合でも取り外されることがある。<br />
<br />
=== 種類 ===<br />
[[Image:Steeringdamper.JPG|right|thumb|油圧式横リニアステアリングダンパー (中央手前)]]<br />
多くのオートバイでは、ステアリングダンパーはトップブリッジ([[:en:Motorcycle_fork#Triple_tree]])と[[フレーム形式_(オートバイ)|フレーム]]の間に取り付けられる。今日のステアリングダンパーには大きく分けて油圧式と摩擦式の二つの形式が存在する。<br />
; リニアダンパー<br />
: '''リニアダンパー'''は油圧式ステアリングダンパーの一種であり、'''ピストン式'''や'''シリンダー型'''とも呼ばれている。非圧縮性流体(オイル)が封入されたシリンダーの内部を小さなオイル流路が設けられたピストンがステアリングの動作に合わせてスライドし、オイルが流路を通過する際に発生する流体抵抗によって減衰力を得る。[[サスペンション]]の[[ショックアブソーバー]]に用いられているシリンダーダンパーと同様の原理だが、ステアリングダンパーはピストンロッドがオイルシリンダーを貫通する構造をとっているものが多く、ダンパーの伸縮によって内部容積が変化しない。また、伸縮する速度が[[キャビテーション]]を発生させるほど速くないことから、オイルシリンダーの内部にガスを封入して加圧する必要がない。<br />
: フロントフォークの片側など、ステアリングの可動部分と車体フレームを結ぶように固定され、車体に対して縦方向もしくはハンドルバーと並行に配置される。比較的簡易な部品で固定することができるため汎用性が高く、多くのアフターマーケット部品でこの形式が採用される。<br />
; ロータリーダンパー<br />
: '''ロータリーダンパー'''形式は油圧式ステアリングダンパーの一種で、リニアダンパーのオイルシリンダーをドーナツ状の容器として、ピストンがステアリング軸の回転に合わせてドーナツ状容器の内部を移動して減衰力を得る。箱形のユニットとして、トップブリッジのステアリング軸上に固定されることが多い。<br />
: リニアダンパーと比較して機構をコンパクトにまとめられることが特徴で、可動部品の露出が小さく周辺部品との干渉などといった制約が少ない。近年のスーパースポーツで純正採用品として採用されているが、リニアダンパーに比べると固定部材(ブラケット)の汎用性は低い。<br />
: [[2004年]]、[[ホンダ]]は[[スーパースポーツ]]の[[ホンダ・CBR1000RR]]において、世界で初めて電子制御式ステアリングダンパーであるHESD(Honda Electric Steering Damper)を導入した<ref>[http://world.honda.com/motorcycle-technology/hesd/p1.html Honda Electronic Steering Damper]</ref><ref>[http://www.honda.co.jp/tech/motor/close-up/hesd/index.html]</ref>。元々はレーサーの[[ホンダ・RC211V]]からの技術であり、車速に感応して[[エンジンコントロールユニット]]がロータリーダンパーの作動を制御して、低速時の取り回しの軽さと高速時の振動制御を両立させている<ref>http://www.honda.co.jp/factbook/motor/cbr1000rr/200404/019.html</ref>。<br />
; フリクションダンパー<br />
: '''ステアリング軸締上げ型'''とも呼ばれる。振動制御に乾式摩擦を用いる形式で、ねじによってステアリングヨークの上下の三叉を緊縛することでステアリングの動作に対する摩擦抵抗を発生させて減衰する。古いオートバイには調整式の'''フリクションダンパー'''が装着される例が多く、こうした旧式のステアリングダンパーは油圧式ダンパーに変更される場合もあるが、アメリカにおいてはステアリングダンパーの変更には専門の技術者による施工と検査官による認証が必要であり、認証書類を車体に備え付けておく必要がある<ref>Bundesverband der Motorradfahrer e.V., Fourth Edition, 1988</ref>。<br />
<br />
== 自動車での利用 ==<br />
ステアリングダンパーは自動車でも用いられる例がある。[[ジープ]]をはじめとするオフロード車にはカムレバー方式のステアリングリンケージを採用するものも多く、路面の起伏によるハンドルへのキックバックが起こりやすかったため、リニアダンパー型のステアリングダンパーが純正装着されていた<ref>[http://jp-jeeper.com/jeep/kaisetsu/05.html ジープ伝統の3本スポーク]</ref>。この機構は[[ライセンス生産]]品の[[三菱・ジープ]]においても受け継がれた。また、今日でも[[ジープ・チェロキー]]シリーズを始めとする多くのオフロード[[4WD]]車に、アフターマーケットパーツとして用意されている。<br />
<br />
オートバイの場合と同様に、ステアリングダンパーの効果を強くしすぎると、素早いステアリング操作の妨げになる場合がある。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[ショックアブソーバー]]<br />
* [[ハンドルシミー]]([[:en: Speed wobble]])<br />
* [[:en:Bicycle_and_motorcycle_dynamics#Wobble_or_shimmy|Bicycle and motorcycle dynamics – Wobble or shimmy]]<br />
<br />
== 参考資料 ==<br />
*[http://www.jpo.go.jp/shiryou/s_sonota/hyoujun_gijutsu/brakesuspension/22-4-3.pdf - 特許庁ホームページ【技術分類】22-4-3 自動二輪車サスペンション/エネルギー吸収装置/ステアリングダンパ]<br />
<br />
{{オートバイ部品と関連技術}}<br />
{{DEFAULTSORT:すてありんくたんはあ}}<br />
[[Category:オートバイ部品と関連技術]]<br />
[[Category:自動車サスペンション技術]]<br />
[[Category:振動工学]]</div>
221.32.117.121
衛星放送
2018-04-08T17:09:32Z
<p>221.32.117.121: /* 関連項目 */</p>
<hr />
<div>'''衛星放送'''(えいせいほうそう)とは、[[放送衛星]]({{lang-en|'''B'''roadcasting '''S'''atellite}})や[[通信衛星]]({{lang-en|'''C'''ommunications '''S'''atellite}})を用いて、[[視聴者]]・[[聴取者]]などの公衆に直接受信されることを目的とする、[[無線通信]]の送信の総称である。<br />
<br />
== 概説 ==<br />
衛星放送は、赤道上空約35,786kmにある[[静止衛星]]に中継器([[トランスポンダ]])を設置し地球上から送信(アップリンク)した電波を受信した後、異なる[[電波の周波数による分類|周波数]]に変換し地球上に向けて再送信(ダウンリンク)しその電波を視聴者・聴取者が[[パラボラアンテナ]]で受信し利用する放送である。[[静止軌道]]からは[[地球]]のほぼ半球が見えるため、放送受信範囲が限定される[[地上波#放送|地上波放送]]よりも大幅に広い範囲での受信が可能である。<br />
<br />
[[アメリカ合衆国|米国]]では早くから[[ケーブルテレビ]](CATV)が普及したが、直接衛星放送の[[ディレクTV]]などが追いあげている。アジアやヨーロッパなどでは[[アジアサット]]などの国境を超えたテレビ放送が普及している。一方、日本ではBS([[放送衛星]])、CS([[通信衛星]])とケーブルテレビとの競合が見られる。<br />
<br />
また、衛星放送の目的として当初は人口希薄な地域における[[難視聴地域]]の解消(すなわち既存放送コンテンツの再送信)があげられたがその後、地上系による放送では出来ない様な専門性の高い番組を提供するなどチャンネルを増やす目的の放送が広く行われるようになった。<br />
<br />
== 特徴 ==<br />
[[放送]]は、かつては地上の[[アンテナ]]設備([[送信所]])からのみ送信していた。しかし[[ロケット]]技術の進歩により[[人工衛星]]([[静止衛星]])を用いた放送が可能となった。人工衛星を用いることで地上設備を<!-- 省略 -->衛星への送信([[アップリンク]])のみに簡略化でき、宇宙空間上の衛星から地表へ向けて広範囲に送信できる。このため地上のアンテナで問題になっていた放送エリアの問題が解消されると同時に、より多くの情報量を容易に放送できるようになった。<br />
<br />
しかし、衛星放送を行うには膨大な初期費用が掛かることから、導入までの道程が長いという問題が付きまとう。また放送が開始できたとしても宇宙空間に配置される人工衛星という性質上、決して手軽ではない維持管理や事故への対処の難しさ、衛星の寿命、さらには地球大気中の降雨の影響をうけて放送波を受信できなくなることがあるなどすると、たちまち安定であるべきメディアとしての機能を失ってしまう問題がある。<br />
<br />
近年は、技術革新によって比較的安価に衛星が製作できるようになり、衛星を軌道に配置するためのロケットの打ち上げ費用も、技術革新や各国間の競争原理が働きかなり安価になってきたことから、常に代替となる人工衛星を確保しておく、降雨時には放送品質を下げてメディアを維持する、などで対策が進んでいる。<br />
<br />
かつては、既存の放送用人工衛星を数多く有する航空宇宙産業先進国での導入が進んでいたが、上記の理由などによってそれ以外の国家においても導入されてきている。<br />
<br />
<!--==技術==<br />
===アンテナ===<br />
*アンテナはBS・110°CSデジタル放送に対応したパラボラアンテナとCSデジタル放送に対応したパラボラアンテナがある。<br />
**[[2002年]]以前に製造したBSアンテナでもBSデジタル放送は受信できるが機種により対応していない場合がある。ただし、2002年以前に製造されたBSアンテナでは110°CSデジタル放送は受信できない。<br />
*BS・110°CSデジタル放送に対応したパラボラアンテナの取り付け方角は南西の方角。<br />
*CSデジタル放送に対応したパラボラアンテナの取り付け方角は南南西の方角。<br />
**アンテナの取り付けはできるだけ専門業者に依頼する。<br />
{{節スタブ}}<br />
<br />
===送受信方式===<br />
地上で作成したコンテンツは一度大型の[[パラボラアンテナ]]によって人工衛星へ送られ、送られた電波は人工衛星のアンテナから地上へ送信される。<br />
<br />
地上での受信方法には次の2つがある。[[共同受信方式]]は各地域ごとに1個の地上受信局で受信し、[[地上波]]または[[ケーブルテレビ]]で再送信する方式であり小集落でよく用いられる方式である。もう一つの方法として[[直接受信方式]]があり、これは各家庭でアンテナおよび受信機を設置し個別に受信する方式である。この方式は集合住宅でも用いられる。<br />
<br />
===音声映像方式===<br />
*BSデジタル放送の映像方式は[[MPEG-2]]圧縮、BSデジタル放送の音声方式は[[AAC]]圧縮を採用している。<br />
*BSアナログ放送の映像方式は[[FM変調]]、BSアナログ放送の音声方式は[[PCM]]デジタル変調を採用している。<br />
*CSデジタル放送の映像・音声方式はBSデジタル放送に近い方式を採用している。<br />
<br />
{{節スタブ}}--><br />
<br />
== 利用 ==<br />
衛星放送は[[衛星通信]]とは違い一方向の[[メディア]]であるため、テレビ放送やラジオ放送としての利用が大部分である。国境を考慮する必要が無く、地上の設備が最小限に抑えられることから地上への送信局の設置が困難な場所でよく使用されるがそういった制約がなくとも人工衛星をレンタル等で賄うことで初期費用が大幅に安く済む場合、商用的な利用において衛星放送が行われる場合がある。<br />
=== 導入 ===<br />
衛星放送を導入するまでの流れは、人工衛星を自前で打ち上げるか既存のものを借用するかで大きくコストが異なる。{{要検証範囲|一般に多機能通信衛星をアメリカなどからレンタルすることが多いが|date=2010年10月}}、軍事的リスクが常に付きまとうことからあえて自前で人工衛星を打ち上げる国も存在する。しかし、そういった国の多くはロケットの打ち上げ技術を持たないため打ち上げまでは技術を有する他国に委ねている場合も多い。<br />
<br />
衛星放送に流用される既存の人工衛星は、{{要検証範囲|学術目的あるいは軍事通信目的での通信衛星が用いられる。|date=2010年10月}}多くは打ち上げ後5年程度が経過した旧式のものであり通信の速度としては極端に高速ではないが、放送には十分な送受信性能を持つ。<br />
<br />
=== 電波 ===<br />
衛星放送は、[[Cバンド]]の4GHz帯とKuバンドの12GHz帯の周波数を使用している。Cバンドの波長は約75mm、Kuバンドの波長は約25mmであり、天候によって映像状態に影響があるのは、Kuバンドの波長が関係している。すなわち[[雨|大雨]]となると雨滴が10mm程になり、いわば10mmの柱が林立する中を波長25mmの電波が進むので、短い波長の電波ほど雨滴にぶつかりやすく電波が減衰し、テレビ画像が乱れるなどの現象が出る(大雪・その他気象条件の状態によってもこのような現象が生じるばかりか、全く映らなくなる場合もある)。<br />
<br />
[[日本放送協会|NHK]]視聴者広報室によれば、雨による影響は基本的には受信[[パラボラアンテナ]]の直径を一回り大きくすることで集める電波も増え、受信障害が解決できるという。しかし電波の波長や放射方法の特性上、先述のような問題点もあることを理解のうえ、利用する必要がある。<br />
<br />
== 法令上の定義 ==<br />
{{law|section=1}}<br />
法令上で「衛星放送」という文言に何らかの定義を規定していたものは、[[総務省|総務]][[省令]][[放送法施行規則]](以下、「施行規則」と略す。)がある。<br />
<br />
2009年(平成21年)2月20日、施行規則改正<br />
<ref>平成21年総務省令第7号による改正</ref><br />
により、第17条の8第3項第1号に「人工衛星により行われる放送」と規定した。また、この際に同条同項に、<br />
<br />
'''特別衛星放送'''を第2号に「次のいずれかに該当する衛星放送であって、電波の偏波が左旋偏波(電波の伝播の方向に向かって電界ベクトルが時間とともに反時計回りの方向に回転する円偏波をいう。)でないもの<br />
:イ 放送衛星業務用の周波数(国際電気通信連合憲章に規定する[[無線通信規則]]付録第30号の規定に基づき我が国に割り当てられた11.7GHzを超え12.2GHzまでの放送業務に使用される周波数をいう。ロにおいて同じ。)を使用して行われる衛星放送<br />
:ロ 放送衛星業務用の周波数以外の周波数を使用して行われる衛星放送」<br />
'''一般衛星放送'''を第3号に「「特別衛星放送以外の衛星放送(イの衛星放送をする無線局が開設される人工衛星又は当該人工衛星と同一の軌道もしく位置にある人工衛星に開設する無線局により行われるものに限る。)を使用して行われる衛星放送」<br />
<br />
と規定した。これは、BSデジタル放送と東経110度CSデジタル放送の受信機器は共用可能なものがほとんどであることから、普及を図るために呼称を一本化したものである。<br />
<br />
2011年(平成23年)6月30日、改正放送法が施行<br />
<ref>平成22年法律第65号による改正の施行</ref><br />
され、放送は、放送専用に又は優先して割り当てられる周波数による[[基幹放送]]とそれ以外の[[一般放送]]に大別されることとなった。<br />
同時に施行規則も改正<br />
<ref>平成23年総務省令第62号による改正</ref><br />
され、衛星放送の規定は削除、特別衛星放送は'''[[衛星基幹放送]]'''に、一般衛星放送は'''[[衛星一般放送]]'''とされた。<br />
<br />
以後、単なる「衛星放送」に法令上で何らかの定義を規定するものは無い。<br />
<br />
== 各国における衛星放送 ==<br />
{{節スタブ|date=2016年6月}}<br />
=== 日本 ===<br />
{{Main|日本における衛星放送}}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本における衛星放送]]<br />
* [[SES アストラ]] - 欧州初の民間衛星放送会社<br />
* [[アルジャジーラ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.lyngsat.com LyngSat]{{en icon}} - [[世界]]中の衛星放送を紹介しているウェブサイト。 <br />
<br />
{{DEFAULTSORT:えいせいほうそう}}<br />
[[Category:衛星放送]]</div>
221.32.117.121
鞆町
2018-02-02T13:56:53Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Otheruses|福山市の地区および広島県にかつて存在した自治体|福山市の沼隈半島にある景勝地については|鞆の浦}}<br />
{{日本の町村 (廃止)<br />
|廃止日=1956年9月30日<br />
|廃止理由=編入合併<br />
|廃止詳細=鞆町・水呑町・赤坂村・熊野村・瀬戸村・津之郷村→[[福山市]]<br />
|現在の自治体=[[福山市]]<br />
|よみがな=ともちょう<br />
|自治体名=鞆町<br />
|区分=町<br />
|都道府県=広島県<br />
|支庁=<br />
|郡=[[沼隈郡]]<br />
|コード=なし<br />
|面積=5.40<br />
|境界未定=なし<br />
|人口=17,219<ref>「広島県市町村合併史」1961年</ref><br />
|人口の時点=1956年9月30日<br />
|隣接自治体=沼隈郡沼隈町・[[水呑町]]<br />
|木=-<br />
|花=-<br />
|シンボル名=他のシンボル<br />
|鳥など=-<br />
|郵便番号=当時はなし<br />
|所在地=広島県沼隈郡鞆町鞆<br />
|外部リンク=存在せず<br />
|経度=<br />
|緯度=<br />
|位置画像=<br />
|特記事項=<br />
}}<br />
[[ファイル:Setostamp1939.JPG|thumb|250px|1939年当時の鞆町の中心部を描いた切手]]<br />
'''鞆町'''(ともちょう)は、[[広島県]][[沼隈郡]]にあった[[町]]である<ref>'''1889年発足の鞆町'''は、現在の福山市鞆町鞆・鞆町後地地区に相当。'''1942年発足の鞆町'''の行政地域は、現在の福山市鞆町鞆・鞆町後地・田尻町から走島町までで、現在の福山市役所鞆支所管轄地区に相当する。</ref>。1956年に福山市に編入された。観光地として[[鞆の浦]]が有名<ref>現在、一般的に「鞆の浦」と呼ばれるのは、'''1889年発足の鞆町'''(現在の鞆町鞆・鞆町後地)だった地域である。</ref>。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
=== 近世 ===<br />
鞆の浦は古代より瀬戸内海の潮待ちの港として繁栄しており、江戸時代の備後福山藩の領内では城下町の福山に次いで規模を持つ町であった。この時代には人口5000 - 7000人を抱える[[備後福山藩]]最大の商都であった<ref>福山の人口は8000 - 10000人であったが純粋な商業人口としては鞆の方が多い</ref>。<br />
<br />
江戸時代後期には航海技術の進歩や陸上交通へのアクセス性などから備後地方の港湾拠点の中心は[[広島藩]]領の[[尾道市|尾道]]へと移っていったが、福山藩内では最大の港として独自の地位を保っていた。<br />
<br />
=== 近代 ===<br />
明治時代になると交通手段の近代化に伴い拠点性を失うことになった。これは海運が船舶の動力化により潮待ちを必要としなくなったうえに大型船舶が入港できないこと、また立地が沼隈半島の先端にあり、[[山陽鉄道]](現在のJR[[山陽本線]])が通ることもないため、陸海の交通路から外れることになった。そのうえ開発可能な平野部に乏しかったことから、大規模な工業が発展せず<ref>旧鞆鉄道鞆駅跡付近には、その後[[鞆鉄鋼団地]]が整備されたが、中小業者が多く産業の斜陽化によって寂れている。</ref>、かつての繁栄を失うこととなった。[[1913年]](大正2年)[[鞆鉄道線|鞆軽便鉄道]]が開通し、利便性は向上したものの、鞆港の地位低下と、鞆側のターミナルであった鞆駅が市街地北側にあったため、業績は芳しくなかった。なお鞆への鉄道は第二次大戦後<ref>全国各地の鉄道事業者に共通したことであるが、戦争の前後はガソリンの民需への供給が制限された為、バス事業継続が困難になり、比較的制限されなかった鉄道へ旅客の足が流れていた。</ref>までは利用客も多かったが、戦後台頭してきた自社のバスに客足を奪われ採算悪化を理由に廃止された。<br />
<br />
明治期に尾道は近代的港湾として大発展を遂げ[[広島県]]では[[広島市]]に次ぎ備後地方で最大の都市となるが、鞆町は近代化の波から取り残されていった。それでも当時の鞆は依然として備後地方では有力な都市のひとつであり、[[1889年]](明治22年)の市町村制施行では[[沼隈郡]]鞆町となり郡役所が置かれた。<br />
<br />
昭和初期には、尾道市や順調な発展を遂げる[[福山市]]から完全に取り残され、[[1942年]](昭和17年)には周囲の田尻村、走島村と合併し町域が拡大するが、[[沼隈半島]]の中心地としての地位に留まるのみとなった。またかつては沼隈半島の中心地であったが、隣の沼隈町にある[[常石造船]]が戦後大発展を遂げたため、その地位すら失うことになった。そのため広島県の強力な市町村合併政策により、[[1956年]](昭和31年)福山市に編入され、福山市鞆地区となった<ref>現在「鞆町」の名は鞆・後地地区のみが冠し、田尻・走島両地区からは鞆町の名称は消えてしまった(行政管轄は鞆支所である)。</ref>。<br />
<br />
現在では鞆港への商船の出入りは殆ど無く、連絡船、観光船、港内の造船所([[本瓦造船]])への修理船の入港を除けば、ほぼ[[漁港]]として利用されるのみである。しかし、こうしたことが開発の波に飲み込まれることなく、古寺が数多く点在する古い街並みをとどめる要因にもなった。<br />
<br />
2017年11月28日に鞆町伝統的建造物群保存地区が国の[[重要伝統的建造物群保存地区]]に指定された<ref>[http://www.city.fukuyama.hiroshima.jp/soshiki/bunkazai/107605.html 福山市ホーム―ページ(文化財課)]</ref>。<br />
<br />
=== 沿革 ===<br />
* [[1889年]][[4月1日]] - 市町村制施行され、沼隈郡鞆村・後地村の地域をもって同郡鞆町(旧)となる。<br />
* [[1898年]][[10月1日]] - 沼隈郡役所が鞆町鞆に置かれる。<br />
* [[1942年]][[7月1日]] - 鞆町(旧)および田尻・[[走島村|走島]]両村が対等合併し、鞆町(新)を新設する。<br />
* [[1956年]][[9月30日]] - 鞆町が他町村とともに福山市に編入される。<br />
<br />
== 行政 ==<br />
* 町長 : 門田久松 - 1955年6月の町長選挙で選出<br />
<br />
== 地理 ==<br />
=== 島嶼 ===<br />
* [[仙酔島]]<br />
* [[走島]]<br />
* [[宇治島]]<br />
* 大可島 - かつては鞆の浦に浮かぶ島のひとつだったが、[[慶長]]時代の[[鞆城]]築城時に埋め立てられ陸続きとなっている。<br />
* つつじ島<br />
* 皇后島<br />
* [[弁天島 (福山市)|弁天島]]<br />
* 玉津島<br />
* 津軽島<br />
<br />
=== 交通 ===<br />
* [[鞆鉄道]]・[[鞆鉄道線]](1913年11月 - 1954年2月)[[鞆駅]]<br />
* 鞆港<br />
<br />
== 電気 ==<br />
1910年(明治43年)8月に[[才賀藤吉]]が鞆電気を設立<ref>[{{NDLDC|936465/1070}} 『日本全国諸会社役員録. 第21回』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。鞆町に発電所(瓦斯力、出力60kW)を建設し1911年(明治44年)5月に事業開始。供給区域は沼隈郡鞆町、田尻村、水呑村<ref>[{{NDLDC|974999/62}} 『電気事業要覧. 第〔6〕回』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。1918年(大正7年)5月広島呉電力に事業譲渡<ref>[{{NDLDC|975004/104}} 『電気事業要覧. 第11回』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
<br />
== 名所・旧跡 ==<br />
=== 社寺 ===<br />
* 阿弥陀寺<br />
* [[安国寺 (福山市)|安国寺]](釈迦堂、阿弥陀三尊像などが国の[[重要文化財]]、境内が広島県指定史跡)<br />
* 静観寺([[最澄]]により806年創建と伝える鞆最古の寺院)<br />
* 医王寺([[空海]]により826年創建と伝える)<br />
* [[円福寺 (福山市)|円福寺]](大可島城跡に建てられている)<br />
* 顕政寺<br />
* 小松寺(境内に琉球使節碑がある・平重盛手植えの松があった)<br />
* 地蔵院(中国地蔵尊霊場第8番)<br />
* 慈徳院<br />
* 浄泉寺<br />
* 正法寺<br />
* 善行寺<br />
* 大観寺<br />
* 南禅坊([[宮城道雄]]の祖父母の墓がある・中国風建築[[鐘楼門]]が目を引く。本堂・山門が国の[[登録有形文化財]])<br />
* [[福禅寺 (福山市)|福禅寺]](境内は「朝鮮通信使遺跡鞆福禅寺境内」として国の[[史跡]]に指定、[[村上天皇]]の命を受けた[[空也]]上人による創建 [[対潮楼]]には「日東第一形勝」の額が掲げられている)<br />
* 福寿堂<br />
* [[法宣寺]]([[大覚|大覚大僧正]]による手植え・境内にかつて生育していた[[法宣寺の天蓋マツ|天蓋マツ]]は国の元[[天然記念物]])<br />
* 本願寺<br />
* [[沼名前神社]](「[[延喜式]]」に記載のある歴史と格式を誇る神社 伏見城から移築の[[豊臣秀吉]]ゆかりの能舞台が国の重要文化財、石鳥居が広島県指定重要文化財 京都[[祇園神社]]の本社に当る)<br />
* 明円寺<br />
* 妙蓮寺<br />
* 淀姫神社<br />
* 水野勝成寓居跡(田尻地区)<br />
=== 名所・史跡等 ===<br />
*大可島城跡 - 福山市指定史跡<br />
*[[常夜灯]] - 通称「とうろどう」<br />
*[[太田家住宅 (福山市)|太田家住宅]]・朝宗亭 - 国の[[重要文化財]]、鞆[[七卿落ち|七卿落]]遺跡として広島県指定史跡。<br />
*[[いろは丸展示館]]<br />
*[[いろは丸]]事件談判跡<br />
*[[坂本龍馬]]宿泊跡<br />
*[[鞆の津の商家]] - 福山市指定重要文化財<br />
*[[平野屋資料館]] - 江戸時代の船宿を活用した歴史資料館。<br />
*[[雁木 (港湾)|雁木]](がんぎ)<br />
*御膳山<br />
*ささやき橋<br />
*[[平賀源内]][[生祠]] - [[広島県指定文化財一覧|広島県指定史跡]]<br />
*岡本亀太郎本店の門構 - [[福山城 (備後国)|福山城]]の長屋門を移築。福山市指定重要文化財。<br />
*[[力石]] - 福山市指定重要文化財<br />
*[[鞆城]]跡 - 福山市指定史跡<br />
*小鳥城 - 古戦場跡<br />
*[[対潮楼]] - [[朝鮮通信使]]の迎賓施設として使われた。<br />
*対仙酔楼<br />
*医王寺太子殿 - 医王寺本堂から山道を約15分ほど登る。仙酔島や瀬戸内海が一望ができる。<br />
*[[山中幸盛|山中鹿之助]]首塚(静観寺山門前)<br />
*[[鞆の浦温泉]]<br />
<Gallery><br />
ファイル:Tomonoura08bs3200.jpg|医王寺太子殿から望む[[大可島]](中央の丘陵部)<br />
ファイル:Tomonoura12bt3200.jpg|常夜燈(とうろどう)<br />
ファイル:Ota house Tomo01n4592.jpg|[[太田家住宅 (福山市)|太田家住宅(鞆七卿落遺跡)]]<br />
ファイル:Irohamaru tenjikan03b4592.jpg|[[いろは丸展示館]]<br />
ファイル:Inn of Ryoma Sakamoto stay.jpg|[[坂本龍馬]]宿泊跡<br />
ファイル:Tomonoura29s4592.jpg|[[鞆の津の商家]]<br />
ファイル:Tomonoura32bs3200.jpg|[[平野屋資料館]]<br />
ファイル:Tomonoura Gangi.jpg|[[雁木 (港湾)|雁木]](がんぎ)<br />
ファイル:Ankokuji01s2040.jpg|安国寺 釈迦堂<br />
ファイル:Ioji Fukuyama Hiroshima pref02n3200.jpg|医王寺<br />
ファイル:Housenji01 1024.jpg|法宣寺 天蓋マツ、奥は大法華堂<br />
ファイル:Enpukuji Fukuyama06bs3200.jpg|円福寺<br />
ファイル:Fukuzenji Fukuyama01s4592.jpg|福禅寺<br />
ファイル:Nunakumajinja05s1980.jpg|沼名前神社<br />
ファイル:Jizoin01s1890.jpg|地蔵院<br />
ファイル:Meien temple.jpg|明円寺<br />
</Gallery><br />
<br />
=== 祭事・催事 ===<br />
*[[鞆の浦鯛しばり網漁法|鞆の浦観光鯛網]] - 毎年5月 <br />
*鞆の浦弁天島花火大会 - 毎年5月最終土曜日<br />
*[[瀬戸内クルージング]] - 期間限定3月下旬~11月下旬 鞆港と尾道港を結ぶ観光クルージング<br />
*お手火まつり - 旧暦6月7日に近い土曜日<br />
*八朔の馬出し- 旧暦8月1日に近い日曜日<br />
*[[鞆町並ひな祭]] - 2月~3月<br />
<br />
=== 名産品 ===<br />
*[[保命酒]]<br />
*[[花びら餅]]<br />
*[[天ぷら]] - [[阿藻珍味]]社のものが有名<br />
*[[竹輪]]・[[蒲鉾]]<br />
*[[魚介]]料理<br />
<br />
== 施設 ==<br />
=== 学校 ===<br />
* [[福山市立鞆中学校|鞆町立鞆中学校]]<br />
* 鞆町立高島中学校(現在は[[福山市立向丘中学校]]に統合)<br />
* [[福山市立走島中学校|鞆町立走島中学校]]<br />
* 鞆町立走島中学校宇治島分校<br />
<br />
=== 公共機関 ===<br />
* [[広島県警察]]鞆警察署(現在の福山西警察署鞆交番)<br />
* 鞆町役場田尻支所(田尻民俗資料館として建物が現存)<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 出身有名人 ==<br />
* [[水野勝貞]]<br />
* [[森下博]]<br />
<br />
== 出典・脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<references/><br />
<br />
{{Japan-area-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:ともちよう}}<br />
[[Category:沼隈郡]]<br />
[[Category:福山市域の廃止市町村]]</div>
221.32.117.121
ガス消費機器設置工事監督者
2018-02-02T13:52:46Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>'''ガス消費機器設置工事監督者'''(がすしょうひききせっちこうじかんとくしゃ)とは、ガス消費機器設置工事監督者資格講習もしくはガス消費機器設置工事監督者認定講習を受け、試験に合格した者。また、[[液化石油ガス設備士]]である者。<br />
<br />
<br />
== 概要 ==<br />
*ガス消費機器の設置又は変更の工事の欠陥などによるガスの災害の発生などの防止や調査及び監督の業務を有する<br />
<br />
==特定ガス消費機器==<br />
*「ガス事業法」で定める消費機器と「液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律」で定める消費設備のこと。下に例を示す。<br />
**ガスバーナー付きふろがま、及び、その他のふろがまでガスバーナーを使用できる構造のもの、並びに、これらの排気筒、及び、当該排気筒に接続される排気扇<br />
**ガス湯沸器(暖房兼用のものを含み、ガス瞬間湯沸器にあってはガスの消費量が12 kWを超えるもの、その他のものにあっては7 kWを超えるものに限る。)並びに、その排気筒、及び、当該排気筒に接続される排気扇<br />
<br />
==資格講習==<br />
*[[経済産業大臣]]、又は、その指定する者が通商産業省令で定めるところにより行う特定工事に必要な知識、及び、技能に関する講習の課程(資格講習)を終了し、講習の最後に行う試験に合格する必要がある。大臣指定講習機関は2012(平成24)年度まで独立行政法人[[製品評価技術基盤機構]]であったが、2013(平成25)年度はこれに代わり一般財団法人[[日本ガス機器検査協会]]を指定している。<br />
<br />
=== 講習科目 ===<br />
#ガスに関する基礎知識<br />
#ガス消費機器に係る給排気に関する基礎知識<br />
#特定ガス消費機器に関する知識<br />
#特定工事の施工方法<br />
#特定ガス消費機器の保安に関する法令<br />
#特定工事の欠陥に係る事故例<br />
<br />
== 認定講習 ==<br />
*経済産業大臣が指定する者が省令で定めるところにより行う特定工事に必要な知識及び技能に関する講習の課程(認定講習)を終了した者。以下のいずれかに該当すること。<br />
**[[建設業法]]第27条第1項の規定に基づき行われる[[施工管理技士|技術検定]]であって、その種目が[[管工事施工管理技士|管工事施工管理]]であるものに合格していること。<br />
**[[高圧ガス保安法]]第27条の2第3項の[[高圧ガス製造保安責任者|製造保安責任者]]免状([[化学責任者|甲種化学責任者免状、乙種化学責任者免状又は丙種化学責任者免状]]に限る。)又は同法第28条第1項の[[高圧ガス販売主任者|販売主任者]]免状(第二種販売主任者免状に限る。)の交付を受けていること。<br />
**[[ガス事業法]]第32条第1項の[[ガス主任技術者]]免状の交付を受けていること。<br />
**[[職業訓練法]]第62条第1項の規定に基づき行われる[[技能検定]]であって、その職種が[[浴槽設備施工技能士|浴そう設備施工]]であるものに合格していること。<br />
**[[液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律|液化石油ガス法]]施行規則第25条第3項に定める条件に適合していること(=[[液化石油ガス業務主任者#業務主任者の代理者|業務主任者の代理者]]に選任される資格を有していること。)。<br />
**昭和54年11月1日までに液化石油ガス法施行規則第37条第3号に基づき、経済産業大臣又は都道府県知事により液化石油ガスの災害の発生の防止に関し相当の知識を有すると認められ、かつ、特定工事に関する1年以上の経験を有していること。<br />
**昭和54年11月1日までに社団法人[[日本ガス協会]]が行う需要家ガス設備点検員資格制度に基づく認定を受け、かつ、特定工事に関する1年以上の経験を有していること。<br />
<br />
== 再講習 ==<br />
*資格講習、認定講習による資格取得後、3年ごとに受講することとなっている。<br />
<br />
=== 講習科目 ===<br />
#特定ガス消費機器の保安に関する法令<br />
#特定工事に関する知識<br />
#特定工事の欠陥に係る事故例<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[特定ガス消費機器の設置工事の監督に関する法律]]<br />
*[[液化石油ガス設備士]]<br />
*[[ガス可とう管接続工事監督者]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.jia-page.or.jp/ 一般財団法人日本ガス機器検査協会]<br />
<br />
{{経済産業省所管の資格・試験}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:かすしようひききせつちこうしかんとくしや}}<br />
[[Category:日本の国家資格]]<br />
[[Category:必置資格]]<br />
[[Category:ガス燃料]]</div>
221.32.117.121
特種電気工事資格者
2018-02-02T13:23:09Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{資格<br />
|名称 = 特種電気工事資格者<br />
|英名 = <br />
|英項名 = <br />
|略称 = <br />
|実施国 = {{JPN}}<br />
|分野 = 電気・通信<br />
|資格種類 = 国家資格<br />
|試験形式 = 実務経験・講習(基礎資格必要)<br />
|認定団体 = [[経済産業省]]<br />
|後援 = <br />
|認定開始年月日 = <br />
|認定終了年月日 = <br />
|等級・称号 = ネオン、非常用予備発電装置 <br />
|根拠法令 = [[電気工事士法]]<br />
|公式サイト = http://www.meti.go.jp/<br />
|特記事項 = <br />
}}<br />
<br />
'''特種電気工事資格者'''(とくしゅでんきこうじしかくしゃ)とは、特種な分野の[[電気工事]]に従事できることを[[経済産業大臣]]が認定する資格である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
この資格は、事業用の[[ビル]]や[[工場]]等の自家用[[電気工作物]](最大電力500kW未満の需要設備)のうち、[[ネオン管|ネオン]]工事及び非常用予備[[発電]]装置工事を行うのに必要な資格である。資格者認定証の交付は工事の種類ごとに行われる。<br />
<br />
なお、一般用電気工作物(住宅や小型店舗等)に区分される場合の工事については、第一種または第二種[[電気工事士]]の資格にて可能である。<br />
<br />
== 区分 ==<br />
*'''ネオン工事''' - ネオン工事を行うために必要な資格<br />
*'''非常用予備発電装置工事''' - 非常用予備発電装置工事を行うために必要な資格<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|+ '''電気工事士法に基づく資格と工事の範囲''' (○は工事可能)<br />
|-<br />
! rowspan="3" | 資格 || colspan="4" | 自家用 || rowspan="3" | 一般用<br />
|-<br />
| colspan="4" rowspan="1" | 500kW未満<br />
|-<br />
| 右記以外<br />
| 電線路除く・600V以下<br />
| ネオン設備<br />
| 非常用予備発電<br />
|- style="background-color:#fdd"<br />
| '''特種電気工事資格者(ネオン)'''<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
| ×<br />
| ×<br />
|- style="background-color:#fdd"<br />
| '''特種電気工事資格者(非常用予備発電装置)'''<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
| ×<br />
|- <br />
| 第一種電気工事士<br />
| ○<br />
| ○<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
|- <br />
| 第二種電気工事士<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
|- <br />
| [[認定電気工事従事者]]<br />
| ×<br />
| ○<br />
| × <br />
| ×<br />
| ×<br />
|}<br />
<br />
== 認定資格 ==<br />
*ネオン工事<br />
**[[電気工事士]]であって、電気工事士免状(以下「免状」という。)の交付を受けた後、一般用電気工作物又は電気事業法第38条第4項に規定する自家用電気工作物に係る工事のうちネオン用として設置される[[分電盤]]、主開閉器(電源側の電線との接続部分を除く。)、タイムスイッチ、点滅器、ネオン変圧器、ネオン管及びこれらの附属設備を設置し、又は変更する工事に関し5年以上の実務の経験を有し、かつ経済産業大臣が定めるネオン工事に関する'''ネオン工事資格者認定講習'''(以下「ネオン講習」という。)の課程を修了した者。<br />
**[[公益社団法人]][[日本サイン協会]]が実施する「'''ネオン工事技術者試験'''」に合格し「'''[[ネオン工事技術者|ネオン工事技術者証]]'''」の交付を受けている者又は、平成2年8月31日までに同協会(当時の名称は社団法人全日本ネオン協会)が行った「ネオン工事技術者試験」に合格した者<ref>[http://www.sign-jp.org/98/exam/s1_2.html ネオン工事技術者試験規程(公益社団法人日本サイン協会)]]</ref>。<br />
*非常用予備発電装置工事<br />
**電気工事士であって、免状の交付を受けた後、電気工作物に係る工事のうち非常用予備発電装置として設置される原動機、発電機、配電盤(他の需要設備との間の電線との接続部分を除く。)及びこれらの附属設備を設置し、又は変更する工事に関し5年以上の実務の経験を有し、かつ経済産業大臣が定める非常用予備発電装置工事に関する'''非常用予備発電装置工事資格者認定講習'''(以下「非常用講習」という。)の課程を修了した者。<br />
**[[一般社団法人]][[日本内燃力発電設備協会]]が実施する「据付工事部門」の「'''[[自家用発電設備専門技術者]]試験'''」に合格し、「'''非常用予備発電装置工事資格者認定証'''」の交付を受けている者。<br />
<br />
特種電気工事資格者(ネオン及び非常用予備発電装置)の認定講習については、[[一般財団法人]][[電気工事技術講習センター]]が行っている。さらに、ネオン工事についてのネオン工事技術者の認定は日本サイン協会、非常用予備発電装置工事についての自家用発電設備専門技術者の認定は日本内燃力発電設備協会においても行われている。<br />
<br />
== 注・出典 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<div class="references-small"><references /></div><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[ネオン管]]<br />
* [[発電機]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.eei.or.jp/ 一般財団法人電気工事技術講習センター ] - 「認定講習」で申請する場合の講習実施機関<br />
* [http://www.sign-jp.org/98/index2.html 公益社団法人日本サイン協会] - 「ネオン工事技術者証」で申請する場合の認定実施機関。旧称:全日本ネオン協会。<br />
* [http://www.nega.or.jp/ 一般社団法人日本内燃力発電設備協会] - 「自家用発電設備専門技術者資格(据付工事部門)」で申請する場合の認定実施機関<br />
<br />
{{経済産業省所管の資格・試験}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:とくしゆてんきこうししかくしや}}<br />
[[Category:電気工事]]<br />
[[Category:日本の国家資格]]<br />
[[Category:業務独占資格]]<br />
[[Category:経済産業省]]</div>
221.32.117.121
太陽熱発電
2018-02-01T13:32:35Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>'''太陽熱発電'''(たいようねつはつでん)とは、[[太陽光]]を[[太陽炉]]で集光して[[汽力発電]]や[[スターリングエンジン]]の[[熱]]源として利用する[[発電]]方法である。太陽光発電よりも導入費用が安いほか蓄熱により24時間の発電が可能である。燃料を用いないため燃料費がかからないほか[[二酸化炭素]]を排出しない。<br />
<br />
== 特徴 ==<br />
太陽電池で発電を行う[[太陽光発電]]と異なり、太陽熱発電は太陽光を[[レンズ]]や[[反射鏡]]を用いた[[太陽炉]]で集光することで[[汽力発電]]の熱源として利用する発電方法である。太陽光がエネルギー源のため今後数十億年に渡り資源の枯渇のおそれがない[[再生可能エネルギー]]利用の発電方法である。燃料を用いないため二酸化炭素などの[[温室効果ガス]]を排出せず、燃料費が不要であるため運転にかかる費用を低く抑えられ、有毒ガスの発生や燃料費高騰によるコスト上昇のリスクもない。<br />
<br />
太陽光発電に比べて高コストな太陽電池を使う必要がない、太陽電池より反射鏡のほうが製造・保守の面で有利、エネルギー密度が低い自然エネルギーを利用するのにも関わらずエネルギーの集中が可能、蓄熱により発電量の変動を抑えることが可能で夜間でも稼働できる、発電以外にも熱自体を利用することが可能、火力発電との共用が可能、大型・高電圧の交流発電機が使用可能なので系統電力の送電網に乗せることにも都合が良い、など種々の利点がある。太陽エネルギーを利用するにもかかわらず、再生可能エネルギー特有の欠点をある程度克服することが可能である。<br />
<br />
夜間でも稼働できる反面、昼間の曇天・雨天には効率が悪くなる。さらに、[[夏至]]・[[冬至]]の昼間の差が大きい高緯度地域には向かない。そのため、低緯度の乾燥地域での建設が有効である。また、太陽光発電と異なりスケールメリットが効くため、施設を大規模にするのが好ましい。<!--循環系を充分に密閉できれば宇宙空間での稼働も可能である。---><br />
<br />
太陽熱発電に対する注目は、[[砂漠]]を持ち広大な面積を有する国で高い。陸地が限られ利用上の競合が多い日本ではあまり適さない発電方式とされてきた。その一方、近年では太陽光発電によるメガワット級のソーラー発電所の導入推進が見込まれる中で、規模的には類似しておりかつ発電効率・発電コストの点で同等以上の可能性を持つ太陽熱発電の事業性について、改めて[[フィジビリティスタディ]]を実施し日本国内における導入可能性を再評価する動きも現れている。<br />
<br />
日本ではオイルショックによるエネルギー問題を契機に、通商産業省が国家プロジェクト[[サンシャイン計画]]を1974年に策定し、その一環として1981年に香川県[[三豊郡]][[仁尾町]](現・[[三豊市]])に「タワー集光式」と「曲面集光式」の2つの方式の太陽熱発電システムの実証実験施設を建設した。それぞれの方式で1MW(メガワット)を発電し、世界で初めての太陽光熱発電の実証実験に成功したが、安定した出力を得られず実用化には困難だった為、1985年に計画は中止された<ref>{{cite news |title=日本列島エネルギー改造計画(37)香川:日本最小の県が30年前に挑んだメガソーラー、技術の進化で再生 - スマートジャパン |date=2013-02-19 |url=http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1302/19/news009.html |accessdate=2017-09-18}}</ref>。この太陽熱発電の実証実験が行われて以来、日本では大規模太陽熱発電の実験は実施されていなかったが、2010年には[[東京工業大学]]玉浦裕教授の研究チームが山梨県に実験設備を建設する計画を発表した。国内では30年ぶりである<ref>{{cite news |title=山梨に太陽熱発電施設 東工大が計画 30年ぶり国内事業 |newspaper=環境市場新聞 |date=2010-01-29 |url=http://econews.jp/news/electricnews/30_4.php |accessdate=2011-09-07}}</ref>。<br />
<br />
== 集光型太陽熱発電 ==<br />
集光型太陽熱発電とは、レンズや鏡や反射板を用いて太陽光を集光し、その熱で水を蒸発させることで[[蒸気タービン]]を回転させ発電する発電方式である。発電の原理は古典的な[[火力発電]]や[[原子力発電]]と同じものであるが、熱の発生に燃料の燃焼ではなく太陽熱を利用する。<br />
<br />
太陽光を得られない夜間には溶解塩等を用いた蓄熱による熱を利用するほかに、燃料を燃焼させて発電する[[ハイブリッド]]方式とすることも可能である。<br />
<br />
=== タワー式太陽熱発電 ===<br />
[[画像:Solar_two.jpg|thumb|[[カリフォルニア州]]、[[モハーヴェ砂漠]]のSolar two]] <br />
<br />
{{仮リンク|タワー式太陽熱発電|en|Solar power tower}}({{lang-en-short|Solar power tower、Central Tower power plants}})とは、平面鏡を用いて、中央部に設置されたタワーにある集熱器に太陽光を集中させることで集光し、その熱で発電する発電方式である。中央タワー方式、集中方式などとも呼ばれる。数メートル四方の鏡、数百枚から数千枚を用いて集められた太陽光を一箇所に集中させることが出来るため、1000℃程度まで加熱することも可能である。<br />
<br />
一方で、正確に太陽光を集中させるためには、太陽の動きに合わせて鏡を正確に動かさなければならない。また鏡とタワー上部の集光器の間に光をさえぎるものがあってはならないため、より多くの光を集めるにはタワーを高くしたり、鏡の設置場所を高い位置にすることが必要となり、それにともない設備費も高くなる。<br />
<br />
[[画像:Solar Two Heliostat.jpg|thumb|Solar Twoで用いられるヘリオスタット]]<br />
<br />
{{仮リンク|ヘリオスタット|en|Heliostat}}({{lang-en-short|Heliostat}})と呼ばれる、平面鏡、太陽の動きに追従して鏡の向きを調整する機構、それらを支える枠とで構成される、光を反射する装置と、タワー上部に設置された集熱器、タワー下部の[[蒸気タービン]]、[[発電機]]、[[復水器]]などで構成される。各ヘリオスタットで反射された太陽光が、タワー上部の集熱器を加熱し、そこで加熱された液体([[水]]、[[オイル]]、[[溶融塩]]など)は、タワー下部に送られ、水を蒸発させて[[蒸気タービン]]を回すことにより、発電が行われる。蓄熱器を用いて昼間熱を蓄えておけば、夜間の発電も可能となる。他の集光型太陽熱発電方式のものにも言えることであるが、集光用の鏡は面積が大きく、風の影響を受けやすいため、その構造には相応の強度が求められる。<br />
<br />
;タワー式太陽熱発電の例・計画<br />
* Solar One,Solar Two :[[アメリカ合衆国|アメリカ]]、[[カリフォルニア州]]の[[モハーヴェ砂漠]]に建設された タワー式太陽熱発電所。Solar Oneは1982年に設置され、1995年にヘリオスタットの追加や設備の改良をうけ、Solar Twoとなった。出力10[[メガ|M]][[ワット|W]]。1999年に運転停止。<br />
* Solar Tres :[[スペイン]]南部の、[[アンダルシア州]]に建設が計画されている。出力15MW。<br />
* PS10 :スペイン南部の、[[セビリア]]近郊に建設が計画されている。出力11MW。<br />
* [[ヘマソラール|ヘマソラール太陽熱発電所]]:[[スペイン]]南部の、[[アンダルシア州]]・[[セビリア県]]・{{仮リンク|フエンテス・デ・アンダルシーア|es|Fuentes de Andalucía}}で営業している発電所。出力19.9 MW。<br />
* [[:w:Crescent Dunes Solar Energy Project|クレセント・デューンズ・ソーラーエナジー・プロジェクト]]:アメリカ、[[ネバダ州]][[トノパー]]に建設中のタワー式太陽熱発電所。[[2014年]]から操業予定。出力110MW。<br />
* [[:w:Ivanpah Solar Power Facility|アイバンパ太陽熱発電所]]:カリフォルニア州のタワー式太陽熱発電所。2014年2月操業開始。出力392MW。<br />
<br />
=== トラフ式太陽熱発電 ===<br />
[[画像:Solar_Array.jpg|thumb|集光集熱装置]]<br />
<br />
トラフ式太陽熱発電(Parabolic trough 雨樋型)とは、曲面鏡を用いて、鏡の前に設置されたパイプに太陽光を集中させ、パイプ内を流れる液体(オイルなど)を加熱し、その熱で発電する発電方式である。パラボリック・トラフ方式、分散方式などとも呼ばれる。<br />
<br />
タワー式太陽光発電と比較すると、高温の液体が移動する距離が長くなるため熱損失が大きくなりがちであるが、タワーの一点に光を集中させる必要が無く、鏡を単純に並べることが出来るため大規模な施設の建設が容易である。<br />
<br />
各鏡において線状に集光し、パイプを流れる液体で集めた熱エネルギーを運搬するという形をとるので、温度は400℃程度となる。そのためより低い温度でも効率的に発電できるタービンの開発なども求められている。<br />
<br />
[[画像:Solarpipe-scheme.svg|thumb|集光集熱の仕組み。]]<br />
<br />
光を線状に集光する曲面鏡と、その前に延びるパイプ、太陽の動きに追従してそれらを動かす機構、高温の液体を循環させるポンプ、蒸気タービン、発電機などで構成される。<br />
各曲面鏡で反射された太陽光が、鏡の前を横切るパイプを加熱し、そこで加熱された液体(オイルなど)が蒸気タービンに送られて水を蒸発させ、蒸気タービンを回すことにより、発電が行われる。蓄熱器を用いて熱を蓄えておけば、夜間の発電も可能となる。また、蒸気タービンを用いることを利用して、特に夜間や曇天時など、天然ガスなどの燃料を用いてガスタービンを回して発電し、その排気ガスの熱と、太陽熱とをあわせて蒸気タービンを回すといった方法で、効率的な発電を行うものもある。このような、従来の火力発電と太陽熱発電とを結合したものは、[[ISCCS]](Integrated Solar Combined Cycle System)と呼ばれる。<br />
<br />
;トラフ式太陽熱発電の例・計画<br />
* Solar Energy Generating Systems (SEGS) :アメリカ、カリフォルニアのモハーヴェ砂漠に建設された9基の太陽熱発電所。SEGS I は1985年に運転開始。SEGS IX の運転開始は1991年。天然ガスによる火力発電を併用しており、合計出力約350MW。天然ガスの燃焼による発電は、全体のおよそ25%である。<br />
* Nevada Solar One :アメリカ、[[ネバダ州]]に2007年に建設された。カリフォルニアのSolar Oneと関係は無い。出力64MW。<br />
<br />
==== Andasol ====<br />
[[File:12-05-08 AS1.JPG|thumb|発電施設]]<br />
<br />
'''Andasol 太陽発電所'''はスペインの[[グラナダ県 (スペイン)|グラナダ]]のGuadix近くのヨーロッパ初のトラフ型太陽発電所である。<br />
<br />
Andasolはヨーロッパ初のトラフ式太陽発電所でAndasol 1は2009年3月から稼動している。高度1100mの高地に設置され、砂漠気候のおかげで年間日射量は2,200&nbsp;kWh/m²である<ref name="flagsol"><br />
{{cite web<br />
|url = http://www.flagsol.com/andasol_project_RD.htm<br />
|title = AndaSol — EU Project<br />
|publisher = FLAGSOL GmbH<br />
|accessdate = 2009-03-30<br />
|archiveurl = https://web.archive.org/web/20090410235441/http://www.flagsol.com/andasol_project_RD.htm<br />
|archivedate = 2009年4月10日<br />
|deadlinkdate = 2017年10月<br />
}}<br />
</ref>。 どちらの発電施設も発電出力は50&nbsp;メガワット(MWe)で年間約180&nbsp;(GW·h)(1年あたり21&nbsp;MW)である。それぞれの集光器の面積は51&nbsp;ヘクタール(サッカーの競技場70面に等しい)。 敷地面積は約200&nbsp;ha<ref name="flagsol"/>。<br />
<br />
Andasolは日中の熱を[[硝酸ナトリウム]]60%と[[硝酸カリウム]]40%の混合溶融塩に蓄熱する。夜や曇天時にはこの熱でタービンを駆動して発電する。これにより年間の発電時間は倍になる<ref name=renewable061108/>。 蓄熱量は1,010&nbsp;MW·hの熱で夜間や雨天時にタービンを約7.5&nbsp;時間全力運転することが可能である。蓄熱装置はそれぞれ全高14&nbsp;m、直径36&nbsp;mの溶融塩を貯めたタンク2基で構成されている。Andasol&nbsp;1は電力を最大200,000人に供給できる<ref name=renewable061108><br />
{{cite news<br />
| url= http://www.renewableenergyworld.com/rea/news/article/2008/11/andasol-1-goes-into-operation-54019<br />
| title= Andasol 1 運用開始<br />
| date= 2008-11-06<br />
| publisher= RenewableEnergyWorld.com<br />
| accessdate= 2009-02-21 }}<br />
</ref><ref name=an><br />
{{cite paper<br />
|url = http://www.solarmillennium.de/upload/Download/Technologie/eng/Andasol1-3engl.pdf<br />
|title = Andasol: The World's Largest Solar Thermal Power Plant Project Development in Andalucia (Spain)<br />
|format = PDF<br />
|publisher = ソーラーミレニアム<br />
|accessdate = 2009-02-21<br />
|archiveurl = https://web.archive.org/web/20090222183058/http://www.solarmillennium.de/upload/Download/Technologie/eng/Andasol1-3engl.pdf<br />
|archivedate = 2009年2月22日<br />
|deadlinkdate = 2017年10月<br />
}}<br />
</ref>。<br />
<br />
Andasol&nbsp;1の建設費は約300百万ユーロ(380百万米ドル)である<ref name="sciam"><br />
{{cite web<br />
| url= https://www.sciam.com/article.cfm?id=how-to-use-solar-energy-at-night<br />
| title= How to Use Solar Energy at Night<br />
| last= Biello | first= David<br />
| date= 18 February 2009<br />
| work= [[Scientific American]]<br />
| accessdate= 2009-10-18 }}。<br />
</ref> 。開発会社によるとAndasolの1kW・hあたりの発電コストは0.271ユーロを見込んでいる。<ref><br />
{{cite web | url= http://social.csptoday.com/news/lower-cost-production-actually-product-andasol-1s-energy-storage | title= Lower cost of production is actually a by-product of Andasol 1's energy-storage | date= October 6, 2008 | work= CSP Today | publisher= | accessdate= 2009-10-18 | archiveurl= https://web.archive.org/web/20100420032426/http://social.csptoday.com/news/lower-cost-production-actually-product-andasol-1s-energy-storage | archivedate= 2010年4月20日 | deadlinkdate= 2017年10月 }}<br />
</ref> 熱エネルギー貯蔵コストは1kW・hあたり50米ドルで アメリカの[[国立再生可能エネルギー研究所]] (NREL)のGreg Glatzmaierによると Andasolの総費用の約5%である<ref name="sciam"/>・<br />
スペインでは太陽熱発電の電力は[[固定価格買い取り制度]]により0.27ユーロ/kW·hで25年間に買い取られる<ref name=an/>。<br />
<br />
Andasol発電所はスペインの電力網が夏季に空調設備の稼動によって電力需要が頂点に達する時に助ける。 Andasolからの電力供給は日中で、午後に最大出力に達するので電力需要に応じやすい<ref name=an/>。<br />
<br />
Andasol 1とAndasol 2の開発にはソーラーミレニアムと[[ACS (スペインの企業)|ACS]]が関わった。計画後、設計、建設は両者が分担した。 Andasol 3はソーラーミレニアムとMAN Ferrostaalの事業体が開発した。Marquesado Solar SLは投資事業体でAndasol 3の取りまとめと運営を行う<ref name=powerengineering100609><br />
{{cite news<br />
| url= http://pepei.pennnet.com/display_article/366038/6/ARTCL/BUSIN/1/Andasol-3-solar-thermal-project-attracts-utility-investors/<br />
| title= Andasol 3 solar thermal project attracts utility investors<br />
| date= 2009-06-10<br />
| publisher= PennWell Corporation<br />
| work = Power Engineering<br />
| accessdate= 2009-08-01}}<br />
</ref><br />
<ref>{{cite web<br />
| url= http://www.solarmillennium.de/Technologie/Referenzprojekte/Andasol/Die_Andasol_Kraftwerke_entstehen_,lang2,109,155.html<br />
| title= The Construction of the Andasol Power Plants<br />
|date= |year= |month= | publisher= Solar Millennium AG<br />
| accessdate= 2009-02-21 }}</ref><br />
<ref>{{cite web<br />
|url = http://www.nrel.gov/csp/troughnet/pdfs/2007/martin_andasol_pictures_storage.pdf<br />
|title = Andasol 1 & 2<br />
|date = 8&nbsp;March 2007<br />
|format = PDF<br />
|work = NREL Trough Technology Workshop<br />
|publisher = SENER Ingenieríay Sistemas, S.A.; U.S. [[National Renewable Energy Laboratory]] (NREL)<br />
|accessdate = 2009-02-21<br />
|archiveurl = https://web.archive.org/web/20090205235753/http://www.nrel.gov/csp/troughnet/pdfs/2007/martin_andasol_pictures_storage.pdf<br />
|archivedate = 2009年2月5日<br />
|deadlinkdate = 2017年10月<br />
}}</ref>。<br />
<br />
==== アルキメデスプラント ====<br />
アルキメデスプラントとは<ref>{{cite web| title= Archimede Solar Thermal Power Plant | publisher= REM Conference | url=http://www.remenergy.it/public/ml_attach/4 ENEL - Daniele Consoli.pdf | accessdate=2012-05-01}}</ref>イタリアのENEAとArchimede Solar Energy社の技術を用い[[シチリア]]島の[[シラクサ]]近くで2010年7月に運用を開始した発電能力4.9MW<sub>e</sub>のトラフ式太陽熱発電実証実験プラントでENEL社が保有、運用している。<br />
このプラントの特徴は集熱パイプ内に流す熱移動媒体としてオイルの代わりに蓄熱材として用いる硝酸ナトリウム(60%)-硝酸カリウム(40%)の混合溶融塩を流す事である。この結果、(1)オイルでは390℃あった熱移動媒体温度を550℃まで上げることで、発電効率を高くできる。(2)媒体温度が高いので高発電効率の[[コンバインドサイクル発電]]を利用する事が可能となる。(3)熱移動媒体と蓄熱材が同じであるので、両者間の熱交換機が不要でこれにより建設コストを低減できると共に<br />
日々の運用時間を長くすることができる<ref>{{cite web| title= Italy: breakthrough CSP “Archimede” plant unveiled by Enel in World’s First | publisher= opportunityenergy | url=http://www.opportunityenergy.org/?p=94 | accessdate=2012-05-01}}</ref>。このプラントは鏡面積3万m2の放物面鏡と5400メートルの集熱パイプで構成され、一年間の[[二酸化炭素]]排出量を3250トン削減できる<ref>{{cite web| title= Archimede Solar Thermal Power Plant | publisher= REM Conference | url=http://www.remenergy.it/public/ml_attach/4 ENEL - Daniele Consoli.pdf | accessdate=2012-05-01}}<br />
</ref>。<br /><br />
ENELによると、このアルキメデスという名称は、第二次[[ポエニ戦争]]のとき[[アルキメデス]]がシラクサを包囲したローマの軍船に太陽光を集光させ、その熱で火災を起こさせて撃退したとの説話に因んで名づけられた<ref>{{cite web| title= Enel starts up its Archimede plant in world first for CSP | publisher= rechargenews | url=http://www.rechargenews.com/energy/solar/article221629.ece | accessdate=2012-05-01}}</ref>。<br />
<br />
=== ディッシュ式太陽熱発電 ===<br />
[[File:SolarStirlingEngine.jpg|thumb|アメリカの[[モハベ砂漠]]に設置されたサンディア・スターリングエネルギーシステム社のSolar Stirling engines。1基あたり150kWの発電能力を持つ。]]<br />
<br />
ディッシュ式太陽熱発電(parabolic dish,dish/engine system 皿型)とは、放物曲面状の鏡を用いて、鏡の前に設置された[[スターリングエンジン]]などに太陽光を集中させ、発電する発電方式。[[パラボラアンテナ]]と同様の形状である。ディッシュ/スターリング方式などとも呼ばれる。<br />
他の方式と比較すると、単体で機能する小型のシステムであり、必要となる土地面積も少なくて済むため、移動用の発電装置や送電が商業的に困難な離島や山間部といった地域での電力供給方法としても期待されている。導入コストは高いものの、高いエネルギー効率が期待できるため現在開発が進められている。2008年にアメリカの[[サンディア国立研究所|サンディア]]・スターリングエネルギーシステム社は総合発電効率31.25%を達成したと発表した<ref>{{cite press release |url=http://www.sandia.gov/news/resources/releases/2008/solargrid.html |title=Sandia, Stirling Energy Systems set new world record for solar-to-grid conversion efficiency |date=2008-02-12 |publisher=Sandia National Laboratories}}</ref><br />
。<br /><br />
米国スタンフォード大学では'''PETE'''({{lang-en|Photon Enhanced Thermionic Emission}})と呼ばれる光電効果と熱電子放出の相乗効果を組み合わせた熱電変換素子を開発した。この素子は理論上、60%の変換効率が得られる。ディッシュ式太陽熱発電機でスターリングエンジンの代わりにこの素子を取り付けて発電する装置を開発中で、予備的な試算では45%の変換効率になるとの結果が得られた<ref>{{cite web | title = Photon Enhanced Thermionic Emission (PETE) for Solar Concentrator Systems | publisher = STANFORD UNIVERSITY | url = http://gcep.stanford.edu/research/factsheets/pete_solar.html | accessdate = 2012-09-22}}</ref>。<br /><br />
<br />
== 利用形態 ==<br />
{{節stub}}<br />
<br />
=== 系統連系 ===<br />
太陽熱発電では光エネルギーを蓄熱し夜間の発電を行う事が可能であるが、米[[国立再生可能エネルギー研究所]](NREL)ではこの機能を利用して電力網の負荷平準化機能をもたせることによって太陽エネルギーの利用拡大を進めることができるとする報告をまとめた<ref>{{cite web| title = 太陽熱発電は電力網の安定化に有効 ― NRELが報告| publisher = | url = http://sustainablejapan.net/?p=1164| accessdate = 2012-07-22}}</ref><ref>{{cite web| title = Enabling Greater Penetration of Solar Power via the Use of CSP with Thermal Energy Storage| publisher = 国立再生可能エネルギー研究所| url = http://www.nrel.gov/csp/pdfs/52978.pdf| accessdate = 2012-07-22}}</ref>。この報告によると、再生可能エネルギーを大量導入して電力網に接続する場合、出力変動などの影響が大きくなり、系統電力が不安定化するという問題がある。特に、4月から5月にかけては、日射量が多くなり太陽光発電量が増える割に電力需要はそれほど上がらないため、電力の過剰供給が起こる可能性がある。これを避けて電力網のバランスを保つため、太陽光発電に対して出力抑制を加えたり、蓄電システムによる電力貯蔵を行うなど、何らかの負荷平準化が必要になる。NRELの研究者Paul DenholmとMark Mehosは蓄電システムとして太陽熱発電の蓄熱設備を用いる場合のシミュレーションを行った。シミュレーションの条件として太陽光発電が全電力の15%、エネルギー貯蔵機能のある太陽熱発電が10%を供給するとした場合、太陽熱発電が設置されない時太陽光発電の出力は年間5%抑制されたが、設置される場合は年間2%に低下する事が明らかになった。<br />
<br />
== ソーラーアップドラフトタワー ==<br />
[[画像:Solar_updraft_tower.svg|thumb|ソーラーアップドラフトタワーの構造。]]<br />
<br />
[[ソーラーアップドラフトタワー]](英:Solar updraft tower)は、ソーラーチムニー(solar chimney)、ソーラー上昇気流タワーなどとも呼ばれる。太陽熱によって暖められた空気の上昇による気流の風力を利用し、タワー内のタービンを回して発電する発電方式で太陽熱発電とは全く異なる原理のシステムである。発電の仕組みは、[[風力発電]]と類似のものである。大気の加熱による上昇気流を用いるため、蓄熱により夜間も含めた24時間の発電が可能である。<br />
<br />
構造は、[[温室]]に[[煙突]]をつけたものである。中央部に向け少しずつ高くなっていく円形の温室をもち、内部の空気は太陽光によって暖められて膨張し、軽くなった空気が屋根に沿うかたちで上昇し、中央の煙突から上空に排出される。この時の気流を煙突内のタービンが受けて回転し発電が行われる。<br />
<br />
ソーラーアップドラフトタワーの発電力は、太陽光の強さ、温室部分の大きさと煙突の高さによって決められる。上空ほど気圧が低いため有利であるが、太陽光の強さを一定とすると、より広大な土地とより高いタワーの建設がより効率的で大きな発電につながる。高層になるほどタワーの建設に費用がかかるが、他の方式と同じく燃料が不要なため運転にかかるコストは低く抑えられる。<br />
<br />
ソーラーアップドラフトタワーの[[プロトタイプ]]は、1980年代初頭にスペインで建てられたものである。このソーラーアップドラフトタワーは、およそ195メートルの高さと4万平方メートルを超える集光面積を持ち、最大50kW程の出力を得ていた。8年間発電を行い、1989年に閉鎖された。<br />
<br />
;ソーラーアップドラフトタワーの計画<br />
* ソーラータワー<br />
:オーストラリアでエンバイロミッション社(EnviroMission Ltd.)によって計画されている大型のソーラーアップドラフトタワー。約100km² にわたる敷地に高さ1,000メートルのタワーで、200MWの発電能力を計画した<ref>{{cite news |title=オーストラリアが世界最大の『ソーラータワー』実現へ始動 |author=Daithi O hAnluain[南 雅喜/小林理子・訳]|newspaper=wired.jp |date=2002-09-09|url=http://wired.jp/wv/archives/2002/09/09/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%81%8C%E4%B8%96%E7%95%8C%E6%9C%80%E5%A4%A7%E3%81%AE%E3%80%8E%E3%82%BD%E3%83%BC%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%80%8F/ |accessdate=2011-09-12}}</ref>。しかし資金調達に失敗し2010年にアメリカ・アリゾナ州での建設計画に変更された<ref>{{cite web| title=Operational Overview| publisher=| url=http://www.enviromission.com.au/EVM/Company/ShowPage.aspx/PDFs/1273-76736470/OperationalOverviewJuly1December312010| accessdate=2012-07-09| archiveurl=https://web.archive.org/web/20120331154722/http://www.enviromission.com.au/EVM/Company/ShowPage.aspx/PDFs/1273-76736470/OperationalOverviewJuly1December312010| archivedate=2012年3月31日| deadlinkdate=2017年10月}}</ref>。尚、ソーラータワーはエンバイロミッション社の商標である<ref >{{cite web| title = Floating Solar Chimney Technology| publisher = Christos Papageorgiou| url = http://publications.aufwindkraftwerk.org/2006-Papageorgiou-description_Floating_Solar_Chimney_Technology.pdf| accessdate = 2012-08-04}}</ref>。<br />
<br />
<!-- この節、太陽熱発電機の集熱器のさらに一部の部材のみを取り上げている意図が不明、製造終了した一部の製品の例を一般化するように書かれている、書いてある内容とリンク先の文献の記述に矛盾があることにより、個人的には削除が適当と思いますが、とりあえずコメントアウトしておきます<br />
<br />
== 選択吸収膜、選択反射膜 ==<br />
太陽光の赤外線エネルギーの吸収効率を上げるために特定の波長での吸収を高めた皮膜が施される。また、黒体放射による熱の損失を防ぐため、集熱管の周りを真空にしたガラス管で覆い、ガラス管の内面をより長波長の赤外線を反射する皮膜をコーティングする<ref><br />
{{Cite web|date=2005-07-27|url=http://jstshingi.jp/2005/pdf/072705.pdf|title=表面ナノ構造による波長選択性太陽光吸収材料|format=PDF|publisher=東北大学大学院工学研究科 湯上浩雄|accessdate=2011-09-12}}</ref><ref>{{Cite web|date=|url=http://www.morikita.co.jp/mkj/94661.html|title=ソーラーエネルギー利用技術|publisher=森北出版|accessdate=2011-09-12}}</ref>。<br />
--><br />
== 主な太陽熱発電所の一覧 ==<br />
英語版ウィキペディアの[[:en:List_of_solar_thermal_power_stations]]を参照の事。<br />
<br />
== 出典 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[太陽光]]<br />
* [[太陽炉]]<br />
* [[熱電発電]]<br />
* [[太陽熱温水器]]<br />
* アウグスティン・ムショ[[:en:Augustin Mouchot|(英語版)]]<br />
* [[ジョン・エリクソン]]<br />
* オーブリー・エネアス(Aubrey Eneas、ソーラー・パワー事業者の嚆矢)<br />
* [[太陽光発電]]<br />
* [[新エネルギー]]<br />
* [[再生可能エネルギー]]<br />
* [[光学薄膜]]<br />
* [[デザーテック]]<br />
<br />
{{発電の種類}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:たいようねつはつてん}}<br />
[[Category:光学]]<br />
[[Category:発電]]<br />
[[Category:太陽]]<br />
[[Category:太陽エネルギー]]</div>
221.32.117.121
杢蔵山
2018-02-01T13:14:37Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Infobox 山<br />
|名称 = 杢蔵山<br />
|画像 = [[画像:Gthumb.svg|100px]]<br />
|画像キャプション = 画像募集中<br />
|標高 = 1026.6<br />
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|38|47|22|N|140|24|05|E|type:mountain_region:JP-06}}<br />
|所在地 = [[山形県]][[新庄市]]<br />
|山系 = 神室連峰<br />
|種類 = 構造山地<br />
|地図 = {{Embedmap|140.4014|38.7894|300}}<small>杢蔵山の位置</small>{{日本の位置情報|38|47|22|140|24|05|杢蔵山|38.7894,140.4014|杢蔵山}}<br />
}}<br />
'''杢蔵山'''(もくぞうさん)は[[山形県]][[新庄市]]に位置する標高1,026mの[[山]]である。神室連峰の南端に位置し、新庄市街の正面に位置する。新庄市民にとって市の象徴的な山である。<br />
<br />
山頂からは[[新庄盆地]]を一望でき、遠くに[[鳥海山]]・[[月山]]・[[葉山 (村山市)|葉山]]を望むことが出来る。神室連峰を[[神室山]]まで縦走する登山道の入口でもあり、気軽に登れる山として新庄市民に親しまれている。登山道の入口には山屋[[キャンプ場]]、杢蔵山へ向かう途中にある峰、前杢蔵には「杢蔵山荘」という[[山小屋]]がある。山荘からは美しい新庄市街の夜景を楽しめる。<br />
<br />
== 新庄中継局 ==<br />
山屋キャンプ場と前杢蔵の間にある杢蔵山を構成する最も手前の峰、三角山の山頂に新庄中継局がある。この中継局は、[[山形市]]にある各[[放送局]]親局である[[西蔵王テレビ・FM放送所]]と[[庄内地方]]の基幹局である[[鶴岡市]]の[[高館山]]中継局を両方見通せる位置にあり、[[最上地方]]向けの放送設備のみならず、各局の庄内地方との[[マイクロ波]]中継設備もある。<br />
<br />
放送局だけではなく、山形県防災行政無線網の中継局も設置されており、基幹局である[[白鷹山]]からの電波を中継して鶴岡高館山に送っている他、[[山形県立新庄病院]]や山形県[[最上総合支庁]]と多重回線を結んでいる。<br />
<br />
標高の比較的高い位置に中継局があるため、[[超短波|VHF]]と[[ラジオ|FM]]は[[偏光|垂直偏波]]である。[[村山地方]]でも広い範囲で良好に受信が出来るため、[[山形市]]でも新庄中継局を受信している世帯がある。<br />
<br />
=== 地上デジタルテレビジョン放送送信設備 ===<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|-<br />
![[リモコンキーID]]!!放送局名!!物理[[チャンネル (テレビ放送)|チャンネル]]!![[空中線電力]]!![[実効放射電力|ERP]]!![[放送#放送対象地域|放送対象地域]]!![[放送#放送区域|放送区域]]内世帯数!![[偏光|偏波面]]<br />
|-<br />
|1||[[NHK山形放送局|NHK山形]][[NHK総合テレビジョン|総合]]||17ch||rowspan=6|100W||rowspan=2|340W||[[山形県]]||rowspan=6|約6万4000世帯||rowspan=6|水平偏波<br />
|-<br />
|2||NHK山形[[NHK教育テレビジョン|教育]]||15ch||[[全国放送|全国]]<br />
|-<br />
|4||YBC[[山形放送]]||19ch||rowspan=4|360W||rowspan=4|山形県<br />
|-<br />
|5||YTS[[山形テレビ]]||21ch<br />
|-<br />
|6||TUY[[テレビユー山形]]||23ch<br />
|-<br />
|8||SAY[[さくらんぼテレビジョン|さくらんぼテレビ]]||33ch<br />
|}<br />
* 放送エリアは、[[新庄市]]・[[寒河江市]]・[[村山市]]・[[天童市]]・[[東根市]]・[[尾花沢市]]・[[西村山郡]][[河北町]]・[[北村山郡]][[大石田町]]・[[最上郡]][[金山町 (山形県)|金山町]]・最上郡[[最上町]]・最上郡[[舟形町]]・最上郡[[真室川町]]・最上郡[[大蔵村]]・最上郡[[鮭川村]]・最上郡[[戸沢村]](それぞれ各一部地域除く。)<br />
* 一般的にデジタル放送の空中線電力はアナログUHF放送の映像出力の1/10に設定されるが、当局は100Wと高めになっている。よって、事実上の増力となる。(アナログ放送換算で1kW相当)<br />
* デジタル放送の送信施設はNHKは単独で既存のアナログテレビ・FM放送施設を継続使用。県内民放は局舎が新規建設、UHFアンテナは山形放送アナログテレビ鉄塔の上に設置され、県内民放全局共同使用となっている。<br />
<br />
=== 地上アナログテレビジョン放送送信設備 ===<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|-<br />
!放送局名!!チャンネル!!空中線電力!!ERP!!放送対象地域!!放送区域内世帯数!!偏波面<br />
|-<br />
|NHK山形教育||2ch||rowspan=3|映像50W<br />音声12.5W||映像120W<br />音声31W||全国||rowspan=2|5万1753世帯||rowspan=3|垂直偏波<br />
|-<br />
|NHK山形総合||9ch||映像115W<br />音声29W||rowspan=5|山形県<br />
|-<br />
|YBC山形放送||11ch||映像100W<br />音声25W||rowspan=4|不明<br />
|-<br />
|TUYテレビユー山形||26ch||rowspan=3|映像300W<br />音声75W||rowspan=3|映像1.5kW<br />音声380W||rowspan=3|水平偏波<br />
|-<br />
|SAYさくらんぼテレビ||28ch<br />
|-<br />
|YTS山形テレビ||58ch<br />
|}<br />
<br />
=== FMラジオ送信設備 ===<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|-<br />
!放送局名!![[周波数]]!!空中線電力!!ERP!!放送対象地域!!放送区域内世帯数!!偏波面<br />
|-<br />
|Rhythm Station<br>[[エフエム山形]]||78.2MHz||rowspan=2|音声50W||rowspan=2|音声28W||rowspan=2|山形県||不明||rowspan=2|垂直偏波<br />
|-<br />
|[[NHK山形放送局|NHK山形]][[NHK-FM放送|FM]]||88.3MHz||4万1200世帯<br />
|}<br />
* エフエム山形は、NHK山形の施設を間借りしている。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.ndaju.co.jp/ 新庄・最上インターネットタウン情報 「ん・だ★じゅ」]<br />
<br />
{{東北百名山}}<br />
<br />
{{mountain-stub|pref=山形県}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:もくそうさん}}<br />
[[Category:山形県の山]]<br />
[[Category:山形県の自然景勝地]]<br />
[[Category:新庄市]]<br />
[[Category:山形県の放送送信所]]<br />
[[Category:NHK山形]]<br />
[[Category:山形放送]]<br />
[[Category:山形テレビ]]<br />
[[Category:テレビユー山形]]<br />
[[Category:さくらんぼテレビジョン]]<br />
[[Category:FM山形]]</div>
221.32.117.121
ムシテックワールド
2018-02-01T12:49:33Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{博物館<br />
|名称 =ムシテックワールド<br />
|native_name_lang = <!-- en --><br />
|native_name =<br />
|画像 =MUSHITEC WORLD FUKUSHIMA.jpg<br />
|imagesize = 300<br />
|alt =<br />
|画像説明 =ムシテックワールド外観<br />
|pushpin_map = Japan Fukushima<br />
|lat_deg =37<br />
|lat_min =15<br />
|lat_sec =3<br />
|lat_dir = N<br />
|lon_deg =140<br />
|lon_min =27<br />
|lon_sec =44<br />
|lon_dir = E<br />
|latitude =<br />
|longitude =<br />
|map_size = 250<br />
|map_caption =ムシテックワールドの位置<br />
|map dot label =<br />
|正式名称 =<br />
|愛称 =<br />
|前身 =<br />
|専門分野 =<br />
|収蔵作品数 =<br />
|来館者数 =<br />
|館長 =<br />
|学芸員 =<br />
|研究職員 =<br />
|事業主体 =<br />
|管理運営 =<br />
|年運営費 =<br />
|建物設計 =<br />
|延床面積 =<br />
|開館 =[[2001年]][[11月1日]]<br />
|閉館 =<br />
|所在地郵便番号 = 962-0728<br />
|所在地 = {{JPN}}[[福島県]][[須賀川市]]虹の台100<br />
|位置 =<br />
|緯度度 = |緯度分 = |緯度秒 = |N(北緯)及びS(南緯) = <!-- N --><br />
|経度度 = |経度分 = |経度秒 = |E(東経)及びW(西経) = <!-- E --><br />
|地図国コード = JP<br />
|アクセス =[[福島空港]]から7km<br />[[あぶくま高原道路]][[福島空港インターチェンジ]]から10km<br />[[東北縦貫自動車道]][[須賀川インターチェンジ]]から13km<br />[[東日本旅客鉄道|JR]][[須賀川駅]]から12km<br />バス、乗用車の専用駐車場あり<br />
|公式サイト =[http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/ ムシテックワールド]<br />
}}<br />
<br />
'''ムシテックワールド'''は、[[2001年]][[11月1日]]にオープンした[[福島県]][[須賀川市]]の科学館。<br />
<br />
== 概略 ==<br />
* 昆虫をテーマにした科学館。(2階建て)<br />
*「ムシテックワールド」の現在の館長は[[養老孟司]]。<br />
*正式な名称は「(財)ふくしま科学振興協会 ふくしま森の科学体験センター (愛称)ムシテックワールド」。<br />
*[[うつくしま未来博]]で使用されていた「なぜだろうのミュージアム」の施設が、うつくしま未来博終了後に、須賀川市が引き継ぎ「ムシテックワールド」として、2001年11月にオープン。<br />
*ムシテックワールドの屋根には太陽光発電システム(太陽電池240枚)が設置され、発電量は約20kW。<br />
*駐車場には、太陽光と風力で発電する街路灯を設置。独立して発電できるため、電線は必要ない。<br />
*空調は空気を取り入れるチューブを地中に埋めたアースチューブという省エネルギーシステム。<br />
*建物の塗装はホタテ貝とモミ殻が原料のカルシウムペイント。<br />
*毎年11月1日の開館記念日には、施設が無料開放される。<br />
<br />
* 開館時間 9:00 - 16:30<br />
* 休館日 <br />
** 月曜日(この日が祝日の場合は開館)<br />
** 祝日の翌日(この日が土・日の場合は開館)<br />
** 年末年始(12月29日 - 1月3日)<br />
* 入館料 一般 400円 / 高校・大学生 200円 / 小学・中学生 100円 / 未就学児 無料<br />
* パスポート(年間入館券) 一般 2000円 / 高校・大学生 1000円 / 小学・中学生 500円<br />
** 有効期限 購入した日から1年間<br />
<br />
==施設概要==<br />
*サイエンスステージ<br />
*:ステージでいろいろな実験ショーが行われる。過去に行われたサイエンスショーの公演は、米村でんじろう(2002年3月)、北沢善一(2007年1月・2007年9月・2008年6月)、すずきまどか(2007年11月・2008年11月・2009年7月)。<br />
*なぜだろうランド<br />
*:昆虫の視点から、昆虫の飛行・捕食・行動・擬態などの生態をみることができる展示。<br />
*わくわくルーム・創作工房<br />
*:50人が制作できる教室型の工房、工作室。2室。<br />
*なぜなぜルーム・科学実験教室<br />
*:50人対応の教室が2室。ガス・水道を備えた実験テーブル、また実験器具類もある。<br />
*SUKAGAWAフライトアカデミー<br />
*:飛行機の操縦の疑似体験ができる[[フライトシミュレータ]]。パーソナルフライトシミュレータとフルフライトシミュレータがある。[[福島空港]]周辺を遊覧飛行体験できる。DC-9-41型機の実験コックピットを展示。有料。<br />
*デジタル昆虫園<br />
*:パソコン10台に昆虫に関するオリジナルソフトで先端科学技術と昆虫の関わりを紹介。<br />
*科学情報センター<br />
*:パソコンに10台に昆虫に関するクイズソフト、昆虫検索ソフト、科学に関するソフト、インターネットの閲覧ができる。<br />
*四季牡丹<br />
*:牡丹の苗を低温処理したことにより、牡丹の花を一年中いつでも鑑賞できる。<br />
*フィールドワーク(屋外)<br />
*:インストラクターが森や昆虫の説明を受けることができる11月から3月まで休み。<br />
*エコファミリーハウス(屋外)<br />
*ビオトープ(屋外)<br />
*レストラン<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.mushitec-fukushima.gr.jp/ ムシテックワールド]<br />
<br />
{{日本の科学館}}<br />
{{Pref-stub|pref=福島県}}<br />
{{DEFAULTSORT:むしてつくわあると}}<br />
[[Category:日本の科学館]]<br />
[[Category:福島県の博物館]]<br />
[[Category:2001年開業の施設]]<br />
[[Category:須賀川市の教育]]<br />
[[Category:須賀川市の建築物]]<br />
[[Category:昆虫の文化]]</div>
221.32.117.121
宮城電気鉄道
2018-02-01T12:21:16Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{基礎情報 会社<br />
|社名 = 宮城電気鉄道<br />
|種類 = [[株式会社]]<br />
|国籍 = {{JPN}}<br />
|本社所在地 = [[宮城県]][[仙台市]][[原町 (仙台市)|原町]]苦竹字町東39<ref name="NDLDC1184231"/><br />
|設立 = [[1922年]](大正11年)9月9日<ref name="NDLDC1184231"/><br />
|業種 = [[:Category:かつて存在した日本の鉄道事業者|鉄軌道業]]<br />
|事業内容 = 旅客鉄道事業 船舶業 劇場経営 他<ref name="NDLDC1184231"/><br />
|代表者 = 社長 [[山本豊次]]<ref name="NDLDC1184231"/><br />
|資本金 = 5,750,000円(払込額)<ref name="NDLDC1184231"/><br />
|特記事項 = 上記データは1943年(昭和18年)4月1日現在<ref name="NDLDC1184231">[{{NDLDC|1184231/17}} 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。}}<br />
{| {{Railway line header|collapse=yes}}<br />
{{UKrail-header|路線概略図&nbsp;|#ddd}}<br />
{{BS-table}}<br />
{{BS3|||BHF|||停車場|}}<br />
{{BS3|||HST|||停留場|}}<br />
{{BS-colspan}}<br />
国有化直前<br />
----<br />
{{BS|TRAM|||[[仙台市電]]|}}<br />
{{BS|tKHSTa|0.0|[[仙台駅 (宮城電気鉄道)|仙台駅]]||}}<br />
{{BS3|BHFq|tKRZ||||[[東北本線]]|}}<br />
{{BS|tSTRe||||}}<br />
{{BS|BHF|0.4|[[東七番丁駅]]||}}<br />
{{BS|HST|1.4|[[榴ヶ岡駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|2.2|[[宮城野原駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|3.0|[[陸前原ノ町駅]]||}}<br />
{{BS|HST|3.8|[[苦竹駅]]||}}<br />
{{BS|HST|4.4|[[新田駅 (宮城電気鉄道)|新田駅]]|#|}}<br />
{{BS|BHF|7.5|[[福田町駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|8.3|[[陸前高砂駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|12.3|[[多賀城駅]]||}}<br />
{{BS|HST|14.2|[[下馬駅]]||}}<br />
{{BS3||STR|STR+1|||[[塩釜線|塩竈線]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|14.9|[[西塩釜駅]]||}}<br />
{{BS3|STR+l|KRZo|STRr||||}}<br />
{{BS3|STR|BHF||15.6|[[本塩釜駅]]||}}<br />
{{BS3|HST|STR||||[[塩釜港駅|塩竈駅]]|}}<br />
{{BS3|STRr|TUNNEL1|||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|BHF|17.0|[[東塩釜駅]]||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|HST|20.3|[[陸前浜田駅|浜田駅]]||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|eHST||''小石浜遊園駅''|未開業廃止|}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|BHF|23.2|[[松島海岸駅|松島公園駅]]||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|HST|24.7|新富山駅|#|}}<br />
{{BS3|exHSTq|eKRZo||||''[[松島電車]]''|}}<br />
{{BS|STR||||}}<br />
{{BS|BHF|25.5|[[高城町駅]]||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|BHF|27.3|[[手樽駅]]||}}<br />
{{BS|TUNNEL1||||}}<br />
{{BS|HST|28.6|[[陸前富山駅|冨山駅]]||}}<br />
{{BS|HST|30.8|[[陸前大塚駅|大塚駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|32.3|[[東名駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|34.0|[[野蒜駅|東北須磨駅]]||}}<br />
{{BS|WBR&#220;CKE||[[鳴瀬川橋梁]]||}}<br />
{{BS|BHF|37.4|[[陸前小野駅]]||}}<br />
{{BS|HST|39.1|[[鹿妻駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|41.7|[[矢本駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|44.6|[[陸前赤井駅|赤井駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|48.0|[[蛇田駅]]||}}<br />
{{BS3|KBHFaq|ABZg+r||1.8*|[[石巻港駅|釜駅]]||}}<br />
{{BS|BHF|{{BSkm|49.0|0.0*}}|[[陸前山下駅|宮電山下駅]]||}}<br />
{{BS3||STR|STR+1|||[[石巻線]]|}}<br />
{{BS3||KBHFe|STR|50.5|[[石巻駅|宮電石巻駅]]||}}<br />
{{BS3|||BHF|||石巻駅|}}<br />
{{BS-colspan}}<br />
<nowiki>#</nowiki>: 国有化と同時に廃止<!--新田駅廃止は、国有化よりも先では??--><br />
|}<br />
|}<br />
'''宮城電気鉄道'''(みやぎでんきてつどう)は、かつて[[宮城県]]に存在した[[鉄道事業者]]である。略称は'''宮電'''。[[1922年]]([[大正]]11年)に設立され、現在の[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[仙石線]]にあたる路線を[[1925年]](大正14年)から順次開通させたが、[[1944年]]([[昭和]]19年)に[[戦時買収私鉄]]に指定され国有化された。<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
{{座標一覧}}<br />
=== 発足までの経緯 ===<br />
[[1914年]][[7月28日]]に[[ヨーロッパ]]を主戦場とする[[第一次世界大戦]]が始まると、[[日本]]は一時的な[[不景気]]になったものの、[[1915年]]([[大正]]4年)下半期から商品[[輸出]]により「[[大戦景気 (日本)|大戦景気]]」と呼ばれる[[好景気]]となった。同1915年、[[東京府]](現・[[東京都]])の[[高田商会]]が[[宮城県]][[栗原郡]][[鶯沢町|鶯沢村]](現・[[栗原市]])に所有していた高田鉱山([[細倉鉱山]])<ref group="※">細倉鉱山は、1898年(明治31年)から1928年(昭和3年)まで高田鉱山と呼ばれた。1987年(昭和62年)閉山。1990年(平成2年)以降は[[細倉マインパーク]]({{ウィキ座標|38|48|34.7|N|140|54|2.1|E|region:JP|地図|name=細倉鉱山(高田鉱山)→ 細倉マインパーク}})となっている。</ref><ref>[http://www.hosokura.co.jp/corporate2.html 沿革](細倉金属鉱業)</ref>では、[[軍需産業|軍用需要]]の高まりをみせていた[[亜鉛]]の[[電気分解]]に山本豊次所長が成功し<ref name="HIM">{{PDFlink|[http://www.meti.go.jp/press/20071130005/isangun.pdf 近代化産業遺産群33]}}([[経済産業省]])</ref>、翌[[1916年]](大正5年)には、猪苗代第一発電所<ref group="※">1912年(明治45年)建設開始、1914年(大正3年)10月運転開始。当時の出力は37,000[[キロワット|kW]]。現在は、[[東京電力]]猪苗代第一発電所({{ウィキ座標|37|32|38.5|N|140|0|6.6|E|region:JP|地図|name=猪苗代第一発電所}})となっている。</ref><ref>[http://www.tepco.co.jp/life/elect-dict/file/zz_b09-j.html 東京電力の水力発電所一覧(福島県)(平成19年7月現在)](東京電力)</ref><ref name="bandai">[http://is2.sss.fukushima-u.ac.jp/fks-db//txt/10051.101.bandai/html/00106.html わたしたちのきょう土 磐梯町 -106/116page](磐梯町教育委員会)</ref>および建設中(当時)の猪苗代第二発電所<ref group="※">1914年(大正3年)建設開始、1918年(大正7年)6月運転開始。現在は、東京電力猪苗代第二発電所({{ウィキ座標|37|33|9.1|N|139|59|2.8|E|region:JP|地図|name=猪苗代第二発電所}})となっている。</ref><ref name="bandai"/>(両発電所とも[[水力発電]])に隣接する[[福島県]][[耶麻郡]]磐梯村(現・[[磐梯町]])に設置した高田商会大寺精錬所<ref group="※">1928年9月に[[日本曹達]]と合併し、現在は日本曹達の100%子会社である日曹金属化学の会津工場({{ウィキ座標|37|33|20.8|N|139|59|22.2|E|region:JP|地図|name=高田商会大寺精錬所(現・日曹金属化学会津工場)}})となっている。</ref><ref>[http://www.nmcc.co.jp/comp_frm.html 会社概要](日曹金属化学)</ref><ref>{{PDFlink|[http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/133938/1/eca1301-2_021.pdf 日本曹達の工場展開 -日曹コンツェルン形成史(2)-]}}([[京都大学]])</ref>にて亜鉛の[[湿式精錬]]を開始した<ref name="bandai"/><ref name="FukushimaUniv">{{PDFlink|[http://ir.lib.fukushima-u.ac.jp/dspace/bitstream/10270/1350/1/6-84.pdf 東北地方における電気事業の展開と工業の発達 -1950年以前の場合を主として-]}}([[福島大学]])</ref>。同鉱山の亜鉛生産は[[1917年]](大正6年)および[[1918年]](大正7年)に最盛期を迎えたため同商会は、亜鉛輸送を目的に同鉱山から東北本線・[[石越駅]]までを結ぶ栗原軌道([[くりはら田園鉄道]])を設立した<ref name="HIM"/>。また、1918年(大正7年)に猪苗代から東京府[[東京市]](現・東京都)まで[[電線路|高圧送電線]]が完成し<ref name="FukushimaUniv"/>、[[帝都]]の電力需要をまかなうことになったため、同商会は代わりに同鉱山近くの江合水電との間で発電開始後10年間の電力買取契約をした<ref name="TohokuUniv">{{PDFlink|[http://aoba-trfc.sakura.ne.jp/contents/sp/gakusaiaoba/pdf/gakusaiaoba2012.pdf 研究テーマ:仙石線]}}([[東北大学]]鉄道研究会)</ref>。しかし、1918年[[11月11日]]に第一次世界大戦が終結すると亜鉛の需要は激減、その一方で[[1919年]](大正8年)に江合水電からの電力供給体制が整ってしまう<ref name="TohokuUniv"/>。<br />
<br />
大量の余剰電力を抱え込むことになった同商会の高田釜吉や山本らは、仙台 - 松島間の高規格電気鉄道路線敷設を行うことを発案した。[[仙台市|仙台]]から[[日本三景]]・[[松島]]へは、[[日本鉄道]]本線([[1909年]]に[[東北本線]]に改称)の開通により[[1887年]]([[明治]]20年)に初代の塩竈駅<ref group="※">後の[[塩釜線]]・[[塩釜埠頭駅]]({{ウィキ座標|38|19|8.4|N|141|1|34.1|E|region:JP|地図|name=(初代)塩竈駅 → 塩釜港駅 → (廃止) → 塩釜埠頭駅 → 廃止(跡地は「イオンタウン塩釜ショッピングセンター」)}})</ref>が、[[1890年]]([[明治]]23年)に初代の[[松島駅]]<ref group="※">初代の松島駅の位置({{ウィキ座標|38|23|57.4|N|141|3|22.2|E|region:JP|地図|name=(初代)松島駅(1890年~1962年)}})</ref>が開業していたが、松島観光の中心地の[[五大堂]]や[[瑞巌寺]]からは両駅とも離れていた。国有鉄道の運営と私設鉄道の監督を当時行っていた[[鉄道省]]では、仙台から[[塩竈市|塩竈]]辺りまで東北本線と並行する計画に当初難色を示したと言われているが、結局は免許を交付した。それによって[[1922年]](大正11年)に設立されたのが'''宮城電気鉄道'''であった。<br />
<br />
=== 建設に際して ===<br />
[[ファイル:Sendai map circa 1930.PNG|thumb|right|250px|<!--地図にある旧字体が読めない人のため、本文に旧字体を使用し、当用漢字との対応は内部リンクで補完した。-->[[1927年]]([[昭和]]2年)頃の[[仙台市|仙臺市]]および近郊[[地図]]。<br />宮城電鐵が「[[製糸業|製糸]]場<ref group="※" name=katakura>片倉仙台製糸所とも呼ばれた。[[1905年]]操業開始、[[1956年]]閉鎖。</ref>」を避けて北に迂回し、[[宮城野撓曲]](地図番号30.[[歩兵第4連隊|步兵第四聯隊]]營、31.[[釈迦|釋迦]]堂、32.[[榴岡公園]]などがある[[撓曲]][[丘陵]])を避けて南に迂回している。]]<br />
設立に貢献した高田商会が開業前に倒産したことや、[[1923年]](大正12年)[[9月1日]]に発生した[[大正関東地震]]([[関東大震災]])の影響で資材搬入が遅れるなど、建設時からその道のりは険しいものであった。また、仙台駅から[[陸前原ノ町駅]]付近までは、仙台駅の東側に敷地[[面積]]2万[[平方メートル|m<sup>2</sup>]]で広がる[[片倉工業|片倉]][[製糸業|製糸]]工場<ref group="※" name=katakura/>を避けて北側に迂回し、続いて[[宮城野撓曲]]を避けて南側に迂回したため<!--苦しい財政状況から用地買収に対する費用を抑えたこともあって-->、曲線が多い蛇行[[線形 (路線)|線形]]になった。<br />
<br />
その一方で、[[鉄道の電化|電化方式]]には日本では1922年(大正11年)に[[大阪鉄道 (2代目)|大阪鉄道]](現:[[近鉄南大阪線]])で開始されたばかりの[[直流電化|直流1500V]]を用い、[[線路 (鉄道)|レール]]にはその当時における国鉄幹線級の37kg、さらに踏切などではそれを上回る50kgのものを使用した。加えて[[鉄道信号機|色灯式自動信号機]]を採用するなど、設備に関しては一流といってよいほど近代的な鉄道となっていた。<br />
<br />
=== 日本で最初の地下鉄道 ===<br />
{{Main|仙台駅 (宮城電気鉄道)}}<br />
{{左|<br />
[[ファイル:Sendai station 2nd main building early Showa era.jpg|thumb|none|宮電仙台駅の地上駅舎(写真左)と、国鉄仙台駅駅舎(写真右)]]<br />
[[ファイル:Underground Platform Sendai Station 1920s.jpg|thumb|none|宮電仙台駅 地下ホーム (1920年代)]]<br />
}}<br />
[[1925年]](大正14年)に開業した[[仙台駅 (宮城電気鉄道)|宮電・仙台駅]]({{ウィキ座標|38|15|40.8|N|140|52|54.8|E|region:JP|地図|name=宮電・仙台駅(地下駅)のおおよその位置}})は、同駅における[[東北本線]]との交差のために地下駅として建設された。それに伴い、仙台駅に至る数百メートルの区間は地下路線となっていた。この開業は、日本初の地下鉄とされる東京地下鉄道(現在の[[東京地下鉄]][[東京メトロ銀座線|銀座線]])開通よりも2年半早く、また郊外電車の地下乗り入れとしても神戸有馬電気鉄道(現在の[[神戸電鉄]][[神戸電鉄有馬線|有馬線]])の湊川地下線開通よりも3年早いものであった。<br />
<br />
この地下駅と地下路線の設置は、高田商会が開業前に招聘した外国人技師を現場に案内し、駅を仙台駅東口に設ける計画を示したところ「By tube!」(地下鉄で!)と西口までの線路延伸を強く提案したことが契機で、さらに将来の県庁附近への延伸も視野に入れたものであった。鉄道省としては経験・実績がなく一度は躊躇したものの、新規技術の提案として認めた。結果的にトンネル掘削をした場所は地盤が固すぎる位で、鉄道省の心配した落盤事故は生じ得なかったが、逆に宮城電気鉄道側にしては、予想外に工事費がかさみ苦しい財政状況もあって、駅前のターミナルまで掘り本格的地下駅舎を作る予算がなくなった。やむを得ず、このトンネルが複線断面であることを逆手にとり一線とそのプラットホームをトンネルに設けた結果、地下駅の最初の形態がトンネルの中という形に落ち着いた。<br />
<br />
=== 開業と副業 ===<br />
[[File:1930s Japan Travel Poster - 02.jpg|thumb|[[松島]]行きの旅客で宮電と競合する[[東北本線]]を運行する[[鉄道省]]仙台鉄道局(現・[[東日本旅客鉄道仙台支社]])のポスター(1930年代)。]]<br />
[[1925年]](大正14年)に[[仙台駅 (宮城電気鉄道)|宮電仙台]] - [[西塩釜駅|西塩釜]]間でまず営業を開始し、[[1927年]]([[昭和]]2年)に松島公園駅(後の[[松島海岸駅]])まで、[[1928年]](昭和3年)[[石巻駅]]までが開業、全通となった。<br />
<br />
前述のような財政状況や、[[昭和恐慌]]による乗客減少も伴って、宮電の経営は当初から苦境に立たされた。無[[配当]]の状況が[[1932年]](昭和7年)まで継続したと言われている。<br />
<br />
その後、[[満州事変]]などに伴う景気持ち直しもあって乗客数は増加し、宮電は[[松島町]]に遊園を開設したり、[[バス (交通機関)|バス]](乗合自動車)事業の開始、当線の開業で乗客が減少し当時休止となっていた[[松島電車]]((旧)松島駅 - 松島海岸、[[1944年]]に正式廃止)の買収を行う([[1939年]])など、積極的な経営ができるようになった。戦時体制に入ると、沿線に軍需工場が多く建設されるようになり、通勤輸送で今度は活況を見せることになる。例えば、[[苦竹駅]]隣接地に東京第一[[陸軍造兵廠]]仙台製造所([[連合国軍占領下の日本|占領期]]は[[進駐軍]]の''Camp Schimmelpfennig''、現在は[[陸上自衛隊]]・[[仙台駐屯地]]など)が設置され、宮電から[[引き込み線]]も設けていた。また、[[多賀城駅]]の周辺には多賀城[[海軍工廠]](現在は陸上自衛隊・[[多賀城駐屯地]]など)が設置された。ただし、多賀城海軍工廠への引き込み線([[仙台港]]建設の際に[[仙台臨海鉄道臨海本線]]に転用)は、[[東北本線]]・[[陸前山王駅]]から分岐した。[[矢本駅]]隣接地にも[[海軍航空隊]]の基地(現在の[[航空自衛隊]]・[[松島基地]])が設置された。<br />
<br />
=== 鉄道線の国有化 ===<br />
[[1944年]](昭和19年)、前述した軍需工場への通勤・貨物輸送を国家主導で効率よく行う観点と(同様の買収例に、[[南武線|南武鉄道]]や[[鶴見線|鶴見臨港鉄道]]などがある)、改正[[鉄道敷設法]]([[1922年]]制定)の「81.宮城縣松島ヨリ石巻ヲ經テ女川ニ至ル鐡道」の一部を担う路線であったことから、国家買収の対象となり[[戦時買収私鉄|国有化]]され、仙石線となった。なおこの時の買収価格は、24,005,946円(国債交付額24,760,500円)であった<ref>『日本国有鉄道百年史 第11巻』1973年、887頁</ref>。国債は戦後のインフレで紙くず同然になった。<br />
<br />
また宮城電気鉄道買収と同じ年には、勾配緩和のため東北本線の貨物用迂回線が[[陸前山王駅]] - [[品井沼駅]]間に建設され([[岩切駅]] - 陸前山王駅間の[[塩釜線|塩竈線]]も同時に編入)、後にこちらの方が本線となったことから、仙台 - 松島間で東北本線と仙石線が並行する現在の形が形成された。<br />
<br />
なお路線沿革の詳細は、[[仙石線]]の項目を参照のこと。<br />
<br />
=== 年表 ===<br />
* [[1921年]]([[大正]]10年)[[12月3日]]、鉄道免許状下付([[仙台市]] - [[宮城郡]][[松島町|松島村]]間)<ref>[{{NDLDC|2954920/6}} 「鉄道免許状下付」『官報』1921年12月6日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1922年]](大正11年)[[9月9日]]、宮城電気鉄道株式会社設立<ref>[{{NDLDC|1184231/17}} 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref><ref>[{{NDLDC|936469/613}} 『日本全国諸会社役員録. 第31回』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1923年]](大正12年)[[3月8日]]、鉄道免許状下付(宮城郡松島村 - [[牡鹿郡]][[石巻市|石巻町]]間)<ref>[{{NDLDC|2955303/6}} 「鉄道免許状下付」『官報』1923年3月10日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1924年]](大正13年)[[3月14日]]、鉄道免許状下付(宮城郡[[塩竃市|塩釜町]]赤浜 - 同郡同町築港地)<ref>[{{NDLDC|2955616/5}} 「鉄道免許状下付」『官報』1924年3月18日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1925年]](大正14年)[[6月5日]]、[[仙台駅|仙台]] - [[西塩釜駅|西塩釜]]間運輸開始<ref>[{{NDLDC|2955988/5}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年6月12日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1926年]](大正15年)[[4月14日]]、西塩釜 - [[本塩釜駅|本塩釜]]間運輸開始<ref>[{{NDLDC|2956244/8}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1926年4月19日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1927年]]([[昭和]]2年)[[4月18日]]、本塩釜 - [[松島海岸駅|松島公園]]間運輸開始<ref>[{{NDLDC|2956555/6}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年4月26日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1928年]](昭和3年)<br />
** [[4月10日]]、松島公園 - [[陸前小野駅|陸前小野]]間運輸開始<ref>[{{NDLDC|2956852/6}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年4月20日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
** [[11月22日]]、陸前小野 - [[石巻駅|石巻]]間運輸開始<ref>[{{NDLDC|2957043/5}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年11月30日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1935年]](昭和10年)[[4月17日]]、鉄道免許取消(宮城郡塩竈町地内 指定ノ期限マテニ工事竣功セサルタメ)<ref>[{{NDLDC|2958963/9}} 「鉄道免許取消」『官報』1935年4月17日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1938年]](昭和13年)[[12月20日]]、鉄道免許状下付(牡鹿郡蛇田村-石巻市門脇町間)<ref>[{{NDLDC|2960083/12}} 「鉄道免許状下付」『官報』1938年12月22日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1939年]](昭和14年)<br />
** [[5月10日]]、[[松島電車]]譲受認可<ref>[{{NDLDC|1184231/77}} 『地方鉄道及軌道一覧. 昭和18年4月1日現在』](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
** [[11月7日]]、[[陸前山下駅|宮電山下]] - [[石巻港駅|釜]]間貨物運輸開始<ref>[{{NDLDC|2960376/13}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1939年12月13日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
** [[12月27日]]、宮電山下 - 釜間旅客運輸開始<ref>[{{NDLDC|2960488/18}} 「地方鉄道運輸開始」『官報』1940年4月27日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
* [[1944年]](昭和19年)[[5月1日]]、国有化され仙石線となる<ref>[{{NDLDC|2961684/7}} 「運輸通信省告示第185号」『官報』1944年4月26日](国立国会図書館デジタルコレクション)</ref>。<br />
<br />
== 運行概要 ==<br />
;[[1934年]][[11月1日]]訂補<br />
:列車本数:朝方除き<br />
::仙台 - 東塩釜間は5-23時台に30分間隔<br />
::東塩釜 - 石巻間は5-22時台に1時間間隔<br />
:所要時間<br />
::仙台 - 松島公園間49-53分(所要38分の[[急行列車|急行]]もあり)<br />
::仙台 - 石巻間1時間39-43分(急行は1時間25分前後)<br />
;[[1942年]][[4月1日]]訂補<br />
:列車本数<br />
::仙台 - 本塩釜間は15分間隔<br />
::本塩釜 - 松島公園間は30分間隔<br />
::松島公園 - 石巻間は1時間間隔(5-23時台)<br />
:所要時間<br />
::仙台 - 松島公園間49-50分<br />
::仙台 - 石巻間1時間41分<br />
<br />
== 輸送・収支実績 ==<br />
{| class="wikitable" border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="font-size:90%; text-align:center; width:100%;"<br />
|-<br />
!年度<br />
!乗客(人)<br />
!貨物量(トン)<br />
!営業収入(円)<br />
!営業費(円)<br />
!益金(円)<br />
!その他益金(円)<br />
!その他損金(円)<br />
!支払利子(円)<br />
!政府補助金(円)<br />
|-<br />
|1925||1,543,762||470||246,778||127,385||119,393||配当補足金36,369||||55,762||<br />
|-<br />
|1926||2,282,159||11,804||368,759||142,220||226,539||||||||<br />
|-<br />
|1927||2,713,254||22,258||468,750||176,736||292,014||松島遊園1,081||||98,548||<br />
|-<br />
|1928||2,977,890||44,905||667,995||256,407||411,588||遊園地3,044||||154,969||<br />
|-<br />
|1929||2,677,952||24,589||732,119||269,220||462,899||自動車3,461||||||<br />
|-<br />
|1930||2,123,364||22,820||598,720||297,575||301,145||||遊園地自動車10,752雑損償却金172,089||192,226||59,672<br />
|-<br />
|1931||2,150,101||26,534||542,251||282,730||259,521||||雑損27,735償却金83,354自動車4,391||188,882||49,944<br />
|-<br />
|1932||2,041,650||30,140||508,055||262,959||245,096||||雑損14,092償却金28,371||160,218||55,296<br />
|-<br />
|1933||2,144,391||36,296||533,459||277,574||255,885||||雑損7,869遊園地50||163,689||51,965<br />
|-<br />
|1934||1,994,364||47,950||501,284||280,770||220,514||||雑損償却金78,558自動車9,355||147,191||137,553<br />
|-<br />
|1935||2,109,581||52,554||532,819||292,253||240,566||||雑損償却金55,574自動車9,700||131,359||135,487<br />
|-<br />
|1936||2,335,704||60,016||575,587||299,219||276,368||||雑損償却金145,532自動車1,125||98,734||131,568<br />
|-<br />
|1937||2,494,333||62,567||609,918||332,200||277,718||||自動車5,330雑損138,614||92,359||58,400<br />
|-<br />
|1939||4,002,870||106,125||||||||||||||<br />
|-<br />
|1941||7,218,690||345,358||||||||||||||<br />
|-<br />
|1943||12,121,028||489,305||||||||||||||<br />
|-<br />
|}<br />
*鉄道省鉄道統計資料、鉄道統計資料、鉄道統計、国有鉄道陸運統計各年度版<br />
<br />
== 車両 ==<br />
[[1944年]]([[昭和]]19年)[[5月1日]]、国有化時の在籍車を記す。[[電気機関車]]2形式3両、[[電車]]10形式24両、[[貨車]]37両であったが、戦後の1946年に宮城電気鉄道が発注した4両が、国有鉄道([[運輸省]])に納入された。<br />
<br />
=== 電気機関車 ===<br />
;[[宮城電気鉄道キ1形電気機関車|ED27形]] (ED271, 272)<br />
:1924年[[ウェスティングハウス・エレクトリック]]社製(旧形式キ1形)<br />
;[[宮城電気鉄道ED35形電気機関車|ED35形]] (ED353)<br />
:1942年[[東芝|東京芝浦電気]]製<br />
<br />
=== 電車 ===<br />
''詳しくは、[[宮城電気鉄道の電車]]を参照されたい。''<br />
;モハニ101形 (101-103)<br />
:1925年[[蒲田車輛]]製の木造車(旧形式デボハニ101形 → デハニ101形)<br />
;モハニ201形 (201)<br />
:1925年蒲田車輛製の木造車(旧形式デハニ201形)<br />
;モハ220形 (220)<br />
:1925年蒲田車輛製の木造車(旧形式デハニ201形 → デモハ220形 → デハ220形)<br />
;クハ301形 (301-303)<br />
:1926年[[日本車輌製造]]東京支店製の木造車(旧形式サハ301形)<br />
;クハ401形 (401, 402)<br />
:1927年[[汽車製造]]東京支店製の半鋼製車(旧形式テサハ401形)<br />
;モハ501形 (501, 502)<br />
:1928年汽車製造東京支店製の半鋼製車(旧形式テサハ501形)<br />
;モハ601形 (601, 602)<br />
:1928年汽車製造東京支店製の半鋼製車(旧形式デテロハ601形 → デテハ601形)<br />
;クハニ701形 (701, 702)<br />
:1928年汽車製造東京支店製の半鋼製車(旧形式テサハニ701形)<br />
;モハ801形<br />
:801, 802<br />
::1937年日本車両製造東京支店製の半鋼製車(旧形式クハ801形)<br />
:803 - 805<br />
::1941年日本車両製造東京支店製の半鋼製車<br />
:806, 807<br />
::1941年[[東洋工機|日本鉄道自動車]]製の半鋼製車(旧形式クハ881形)<br />
;モハ901形 (901)<br />
:1938年に旧[[鉄道省]][[国鉄モハ1形電車|モハ1形]]モハ1050を譲り受けたもの。木造車。[[1923年]]汽車支店製<br />
;モハ810形 (810-813)<br />
:1946年日車支店製の半鋼製車(宮城電気鉄道発注車を国有化後に購入)<br />
<br />
== 施設 ==<br />
* 塩釜変電所、[[回転変流器]](交流側550V直流側750V)直流側の出力250kW、常用2、予備1、製造所[[ウェスティングハウス・エレクトリック|WH]]<br />
* 赤井変電所、回転変流器(交流側550V直流側750V)直流側の出力220kW、常用2、予備1、製造所WH<br />
** [{{NDLDC|1073104/73}} 『仙台逓信局管内電気事業要覧. 第18回』](国立国会図書館デジタルコレクション)<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
{{Reflist|group="※"}}<br />
<br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
=== 参考文献 ===<br />
*{{Cite book | 和書 | pages = pp. 265-266 | title = 昭和12年10月1日現在鉄道停車場一覧 | author = [[鉄道省]] | publisher = 鉄道省(覆刻:鉄道史資料保存会)| date = 1937年(覆刻:1986年) | location = 東京(覆刻:大阪) | id = ISBN 4-88540-048-1 }}<br />
*{{Cite book | 和書 | volume = 2 東北 | title = 日本鉄道旅行地図帳 | author = 今尾恵介(監修) | year = 2008 | publisher = 新潮社 | id = ISBN 978-4-10-790020-3 }}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[日本鉄道]]<br />
*[[仙北軽便鉄道]]<br />
*[[東京地下鉄道]]/[[東京メトロ銀座線]] - 日本初の地下鉄<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.ii-bag.com/i-book/b/info4/index.html 仙臺文化 第4号]<br />
** [http://www.ii-bag.com/i-book/b/info4/p01.html 宮電仙台駅の様子と宮城電鉄の車両の写真]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:みやきてんきてつとう}}<br />
[[Category:宮城電気鉄道|*]]<br />
[[Category:仙石線]]<br />
[[Category:かつて存在した日本の鉄道事業者]]<br />
[[Category:国有化された日本の鉄道事業者]]<br />
[[Category:仙台湾|廃みやきてんきてつとう]]<br />
[[Category:かつて存在した宮城県の企業]]</div>
221.32.117.121
フェラーリ・SF16-H
2018-02-01T11:39:04Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{レーシングカー<br />
|マシン名 = フェラーリ・SF16-H<br />
|画像 = Sebastian Vettel 2016 Malaysia FP2 1.jpg<br />
|画像説明 = [[セバスチャン・ベッテル]]がドライブするSF16-H<br>([[2016年マレーシアグランプリ|2016年マレーシアGP]])<br />
|カテゴリー = [[フォーミュラ1|F1]]<br />
|コンストラクター = [[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]]<br />
|デザイナー = [[シモーネ・レスタ]]<br />
|先代 = [[フェラーリ・SF15-T]]<br />
|後継 = [[フェラーリ・SF70H]]<br />
|チーム = [[スクーデリア・フェラーリ]]<br />
|シャシー = [[炭素繊維強化プラスチック|カーボンファイバー]][[コンポジット]]/[[アルミニウム]][[ハニカム]][[モノコック]]<br />
|エンジン = [[スクーデリア・フェラーリ|フェラーリ]] 061<br />1.6L [[V型6気筒|V6]][[ターボチャージャー|ターボ]]<br />
|タイヤ = [[ピレリ]]<br />
|ドライバー = {{flagicon|GER}} [[セバスチャン・ベッテル]]<br />{{flagicon|FIN}} [[キミ・ライコネン]]<br />
|年 = {{F1|2016}}<br />
|出走回数 = 21(41台)<br />
|コンストラクターズタイトル = <br />
|ドライバーズタイトル = <br />
|優勝回数 = 0<br />
|通算獲得ポイント= 398<br />
|表彰台回数 = 11<br />
|ポールポジション = 0<br />
|ファステストラップ = 4<br />
|初戦 = [[2016年オーストラリアグランプリ|2016年オーストラリアGP]]<br />
|初勝利 = <br />
|最終戦 = [[2016年アブダビグランプリ|2016年アブダビGP]]<br />
|備考 =<br />
}}<br />
'''フェラーリ SF16-H''' ({{lang|it|Ferrari SF16-H}}) は、[[スクーデリア・フェラーリ]]が[[2016年のF1世界選手権]]参戦用に開発した[[フォーミュラ1カー]]である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
2月19日にフェラーリの公式サイトにて初披露された。フロントサスペンションをプッシュロッド式に改め、前年の[[フェラーリ・SF15-T|SF15-T]]よりも短く平坦な突起型のショートノーズを採用。また、コクピット廻りからエンジンカバーにかけて大幅に白のスペースが加えられ、[[1970年代]]のF1を席巻した[[フェラーリ・312T|312T]]を彷彿とさせるカラーリングとなった。<br />
<br />
== 2016年シーズン ==<br />
シーズン当初は[[メルセデスAMG F1|メルセデス]]にもっとも対抗できると期待されていた。開幕戦[[2016年オーストラリアグランプリ|オーストラリアGP]]では、2人が[[2015年ハンガリーグランプリ|前年のハンガリーGP]]の再現のようなスタートを見せ1-2体制でレースを進めていたが、クラッシュによるレッドフラッグにより、レース再開後の戦略でメルセデス勢に逆転を許した。メルセデス勢がオープニングラップで同士討ちでリタイアした[[2016年スペイングランプリ|スペインGP]]で[[マックス・フェルスタッペン]]([[レッドブル・レーシング|レッドブル]])に優勝をさらわれてからはレッドブルにも遅れを取るようになり、[[2016年イギリスグランプリ|イギリスGP]]以降は表彰台からも遠のくようになる。加えて[[2016年ドイツグランプリ|ドイツGP]]直前の7月27日にテクニカルディレクターの[[ジェイムズ・アリソン]]がチームから離脱し<ref>{{cite news|url=http://www.as-web.jp/f1/33556|title=GP topic:アリソン離脱で、現実味を帯びる「ベッテルのフェラーリ離脱説」|publisher=AUTOSPORTweb|date=2016-07-27|accessdate=2016-10-31}}</ref>、状況はさらに悪化した。<br />
<br />
地元[[2016年イタリアグランプリ|イタリアGP]]を前に[[セルジオ・マルキオンネ]]会長は2016年のマシン開発に「失敗」したと認めた<ref>{{cite news|url=http://f1-gate.com/ferrari/f1_32690.html|title=フェラーリ会長 「2016年のF1マシン開発は“失敗”」|publisher=F1-Gate.com|date=2016-09-04|accessdate=2016-10-09}}</ref>。<br />
<br />
結局、[[ファステストラップ]]こそ4回記録したものの優勝と[[ポールポジション]]は記録できず、コンストラクターズランキング3位という期待外れのシーズンとなってしまった。不振の原因としてはアリソンの離脱によりマシンのコンセプトを完璧に理解した人物が不在となり、開発の方向性を見失ったことや、そもそもマシンのデザイン自体がウィリアムズやマクラーレンに似たショートノーズやプッシュロッドのフロントサスペンションなどオーソドックスすぎて長所と言える点が無く、特に空力において平凡すぎたことが挙げられている<ref>[http://www.topnews.jp/2016/08/24/news/f1/144616.html/ フェラーリ「今季の戦いをあきらめるつもりはない」]TOPNEWS 2016年8月24日</ref>。<br />
<br />
== スペック ==<br />
<ref>"[http://formula1.ferrari.com/en/sf16-h-gallery/ SF-16H]". [[スクーデリア・フェラーリ|Scuderia Ferrari]] 2016年8月2日閲覧。</ref><br />
=== シャーシ ===<br />
* シャーシ名:SF16-H<br />
* シャーシ構造:[[炭素繊維強化プラスチック|カーボンファイバー]]/ハニカムコンポジット構造<br />
* [[ギアボックス]]:フェラーリ製 縦置き [[セミオートマチックトランスミッション|セミオートマチック]]・シーケンシャル電子制御(クイックシフト) 8速+リバース1速<br />
* ブレーキキャリパー:[[ブレンボ]]製<br />
* ブレーキディスク・パッド:ブレンボ ベンチレーテッド式カーボンファイバー[[ディスクブレーキ]] <br />
* フロント[[サスペンション]]:プッシュロッド式[[トーションバー|トーションスプリング]]<br />
* リヤサスペンション:プルロッド式トーションスプリング<br />
* [[ホイール]]:[[O・Z (企業)|O・Z]] 13インチ<br />
* 重量:702kg([[冷却水]]・[[潤滑油]]・ドライバーを含む)<br />
* [[タイヤ]]:[[ピレリ]] P-Zero<br />
=== エンジン ===<br />
* エンジン名:フェラーリ 061<br />
* 気筒数・角度:[[V型6気筒]]・90度<br />
* 排気量:1,600cc<br />
* 最高回転数:15,000[[rpm (単位)|rpm]](レギュレーションで規定)<br />
* シリンダーブロック:砂型鋳造[[アルミニウム]]製<br />
* ターボ:シングル<br />
* バルブ数:24<br />
* バルブ駆動:圧搾空気式<br />
* [[燃料]]:[[ロイヤル・ダッチ・シェル|シェル]] V-Power<br />
* [[潤滑油]]:シェル Helix Ultra<br />
=== ERS システム ===<br />
* バッテリー出力:4MJ(1周あたり)<br />
* MGU-K 出力:120kW<br />
* MGU-K 最高回転数:50,000 rpm<br />
* MGU-H 最高回転数:125,000 rpm<br />
<br />
==記録==<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:80%"<br />
!rowspan="2"| 年 !!rowspan="2"| No. !!rowspan="2"| ドライバー !! 1 !! 2 !! 3 !! 4 !! 5 !! 6 !! 7 !! 8 !! 9 !! 10 !! 11 !! 12 !! 13 !! 14 !! 15 !! 16 !! 17 !! 18 !! 19 !! 20 !! 21 !! rowspan="2"| ポイント !!rowspan="2"| ランキング<br />
|-<br />
! [[2016年オーストラリアグランプリ|AUS]]<br />{{flagicon|AUS}}<br />
! [[2016年バーレーングランプリ|BHR]]<br />{{flagicon|BHR}}<br />
! [[2016年中国グランプリ|CHN]]<br />{{flagicon|CHN}}<br />
! [[2016年ロシアグランプリ|RUS]]<br />{{flagicon|RUS}}<br />
! [[2016年スペイングランプリ|ESP]]<br />{{flagicon|ESP}}<br />
! [[2016年モナコグランプリ|MON]]<br />{{flagicon|MON}}<br />
! [[2016年カナダグランプリ|CAN]]<br />{{flagicon|CAN}}<br />
! [[2016年ヨーロッパグランプリ|EUR]]<br />{{flagicon|AZE}}<br />
! [[2016年オーストリアグランプリ|AUT]]<br />{{flagicon|AUT}}<br />
! [[2016年イギリスグランプリ|GBR]]<br />{{flagicon|GBR}}<br />
! [[2016年ハンガリーグランプリ|HUN]]<br />{{flagicon|HUN}}<br />
! [[2016年ドイツグランプリ|GER]]<br />{{flagicon|GER}}<br />
! [[2016年ベルギーグランプリ|BEL]]<br />{{flagicon|BEL}}<br />
! [[2016年イタリアグランプリ|ITA]]<br />{{flagicon|ITA}}<br />
! [[2016年シンガポールグランプリ|SIN]]<br />{{flagicon|SIN}}<br />
! [[2016年マレーシアグランプリ|MAL]]<br />{{flagicon|MYS}}<br />
! [[2016年日本グランプリ (4輪)|JPN]]<br />{{flagicon|JPN}}<br />
! [[2016年アメリカグランプリ|USA]]<br />{{flagicon|USA}}<br />
! [[2016年メキシコグランプリ|MEX]]<br />{{flagicon|MEX}}<br />
! [[2016年ブラジルグランプリ|BRA]]<br />{{flagicon|BRA}}<br />
! [[2016年アブダビグランプリ|ABU]]<br />{{flagicon|UAE}}<br />
|-<br />
|rowspan="2"| [[2016年のF1世界選手権|2016]]<br />
| 5<br />
|align="left"| {{flagicon|GER}} [[セバスチャン・ベッテル|ベッテル]]<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|3<br />
|bgcolor="#ffffff"|DNS<br />
|bgcolor="#dfdfdf"|2<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|3<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#dfdfdf"|2<br />
|bgcolor="#dfdfdf"|2<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfffdf"|9<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#dfffdf"|6<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|3<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfffdf"|''4''<br />
|bgcolor="#dfffdf"|''4''<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|''3''<br />
|rowspan="2" bgcolor="#ffdf9f"|'''398'''<br />
|rowspan="2" bgcolor="#ffdf9f"|'''3位'''<br />
|-<br />
| 7<br />
|align="left"| {{flagicon|FIN}} [[キミ・ライコネン|ライコネン]]<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfdfdf"|2<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|3<br />
|bgcolor="#dfdfdf"|2<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfffdf"|6<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#ffdf9f"|3<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#dfffdf"|''6''<br />
|bgcolor="#dfffdf"|6<br />
|bgcolor="#dfffdf"|9<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#dfffdf"|4<br />
|bgcolor="#dfffdf"|5<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfffdf"|6<br />
|bgcolor="#efcfff"|Ret<br />
|bgcolor="#dfffdf"|6<br />
|}<br />
* '''太字'''は[[ポールポジション]]、''斜字''は[[ファステストラップ]]([[Template:F1 driver results legend 2|key]])<br />
*† 印はリタイアだが、90%以上の距離を走行したため規定により完走扱い。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Commonscat|Ferrari SF16-H}}<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
{{スクーデリア・フェラーリ}}<br />
{{2016年のF1マシン}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:ふえらありSF16-H}}<br />
[[Category:2016年のF1マシン]]<br />
[[Category:スクーデリア・フェラーリのF1マシン|SF16-H]]</div>
221.32.117.121
南東北
2018-02-01T11:17:26Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{| class="infobox bordered"<br />
|colspan="2" style="text-align:center; background-color:green"|'''南東北'''のデータ<br />
|-<br />
| colspan="3" style="text-align: center; border-style: solid none solid; background: greenyellow"|三県の合計<br />
|-<br />
|style="text-align:center; background-color:#eee;"|国<br />
|{{JPN}}<br />
|-<br />
|style="text-align:center; background-color:#eee;"|面積<br />
|style="text-align:right;"|'''30391.99''' [[平方キロメートル|km<sup>2</sup>]]<br />(東北6県<!--66,951.67km-->比:45.4%)<br />(2010年10月1日)<ref>[http://www.gsi.go.jp/KOKUJYOHO/MENCHO-title.htm 全国都道府県市区町村別面積調]([[国土交通省]][[国土地理院]])</ref><br />
|-<br />
|style="text-align:center; background-color:#eee;"|[[国勢調査 (日本)|国勢調査]]<br />
|style="text-align:right;"|'''5,546,153''' 人<br />(東北6県<!--9,335,636人-->比:59.4%)<br />(2010年10月1日)<ref>[http://www.stat.go.jp/data/kokusei/2010/index.htm 平成22年国勢調査]([[総務省]][[統計局]])</ref><br />
|-<br />
|style="text-align:center; background-color:#eee;"|[[推計人口]]<br />
|style="text-align:right;"|'''{{formatnum:{{#expr:{{自治体人口/宮城県|宮城県}} + {{自治体人口/山形県|山形県}} + {{自治体人口/福島県|福島県}} }}}}''' 人<br />(東北6県比:{{formatnum:{{#expr:({{自治体人口/宮城県|宮城県}} + {{自治体人口/山形県|山形県}} + {{自治体人口/福島県|福島県}}) *100 / ({{自治体人口/青森県|青森県}} + {{自治体人口/岩手県|岩手県}} + {{自治体人口/秋田県|秋田県}} + {{自治体人口/宮城県|宮城県}} + {{自治体人口/山形県|山形県}} + {{自治体人口/福島県|福島県}}) round 1}}}}%)<br />({{自治体人口/宮城県|date}})<br />
|-<br />
|style="text-align:center; background-color:#eee;"|[[人口密度]]<br />
|style="text-align:right;"|'''{{formatnum:{{#expr:({{自治体人口/宮城県|宮城県}} + {{自治体人口/山形県|山形県}} + {{自治体人口/福島県|福島県}}) / ({{自治体面積/宮城県|宮城県}} + {{自治体面積/山形県|山形県}} + {{自治体面積/福島県|福島県}}) round 1}}}}''' 人/km<sup>2</sup><br />({{自治体人口/宮城県|date}})<br />
|}<br />
'''南東北'''(みなみとうほく)とは、[[東北地方]]南部の、[[宮城県]]・[[山形県]]・[[福島県]]の3県の総称である。[[方位|方角]]と区別する意味で、「東北」を[[平仮名]]書きした「南とうほく」という記載がなされる場合がある。[[令制国]]名を用いた'''南奥羽'''(みなみおうう)という雅称もある。対義語は[[北東北]](きたとうほく)。<br />
<br />
== 背景 ==<br />
「東北地方」という語が、現在の東北6県を指す言葉として一般に使われ始めた時期は、[[戊辰戦争]]以後である。[[明治政府]]による[[中央集権]]体制の下で、[[仙台市]]に置かれた政府の[[出先機関]]が管轄する地域として、政治的・行政的に定義された。<br />
<br />
一方、「[[北東北]]」「南東北」という分類は、そのような国家機関の管轄範囲による定義ではない。1990年代以降の[[東北地方]]における陸上交通の再編によって生じた、経済圏の形成や各県の政治の流れによって、政治や経済の枠組みとして多用されるようになってきた地域区分である。<br />
<br />
それまでの東北地方は、[[奥羽山脈]]によって東西に分断され、冬は[[雪]]の影響で各所で通行止めとなるため、首都・[[東京都|東京]]との関係から、'''南北の幹線'''を整備して一年を通じた安定交通路の形成や高速化を主眼に開発がされてきた([[常磐線]]・[[東北本線]]・[[奥羽本線]]・[[羽越本線]]・[[東北自動車道]]・[[東北新幹線]]など)。1990年代に入ると、東北地方内の'''東西の連絡[[高速道路]]'''([[秋田自動車道]]・[[山形自動車道]]・[[磐越自動車道]])や[[山形新幹線]]・[[秋田新幹線]]などが建設・供用開始され、東西交通の高速化をもたらして東西関係が密接になるようになった(東西高速道路は、冬でも安定した交通路)。特に、[[岩手県]]と[[秋田県]]は政治的に、[[宮城県]]と[[山形県]]は経済的に繋がりを深める事態になった。この流れに巻き込まれる形で、北東北3県(青森・岩手・秋田)、南東北3県(宮城・山形・福島)という枠組みが作られていった。<br />
<br />
「南東北」においては、1990年代後半から高速道路の発達や[[高速バス]]路線の発達による陸上交通の再編が起き、[[仙台都市圏]]の[[小売]]商圏である「[[仙台経済圏]]」が膨張していった。その過程において、仙台経済圏が[[山形市]]・[[福島市]]という隣県の[[県庁所在地]]を包含していったため、「仙台経済圏」という代わりに「南東北」というようになった。そのため、「南東北」という語は、経済用語としての意味合いが強い。<br />
<br />
ただ、「同じ東北地方でも、殊更に『南側』として分類上で[[差別化]]し主張したい。」というモチベーションを、メンタリティ面から論ずるならば、各種インフラ整備の発展だけでは到底説明不足である。即ち、[[戊辰戦争]]以来続いている「負のイメージとしての『東北地方』からの脱却」「より[[首都圏 (日本)|首都圏]]に近しい地方」という意識であり、これを端的に象徴する語が「'''脱東北'''」である。このメンタリティは、実際に関東地方(=事実上「首都圏」と同一視される地域)と地理的に隣接する、福島県[[磐越東線]]沿線([[中通り]]中南部、[[浜通り]][[夜ノ森]]以南)において特に強い。1990年代から2000年代前半にかけて、当時の[[佐藤栄佐久]]・福島県知事が、[[福島空港]]の活用を主柱とした開発案を[[栃木県]]と[[茨城県]]に持ち掛けて「FIT構想」を打ち出し、共同で開発計画を策定、これを東京政府に対して積極提案した結果、いわゆる[[首都機能移転]]の最終候補地への指定に成功した事例が、その最たる証左であろう。「FIT構想」に関連する動きで、「[[東京時代]]」という語を生み出した[[川勝平太]]も、「那須・阿武隈地域に新首都を」と提唱している<ref>[http://www.mlit.go.jp/kokudokeikaku/iten/service/newsletter/i_02_35.html 国土交通省 国会等の移転ホームページ 2002年12月発行]</ref>。<br />
<br />
政治的には、(1)[[佐藤栄佐久]]・前福島県知事が[[道州制]]反対論者であり、「どこかの市に[[掃除機|バキューム]]のように吸い寄せられる国土づくりを止めるべきだ」などと発言していたことや、(2)[[浅野史郎]]・前宮城県知事が、山形県知事選で[[高橋和雄]]前知事の対立候補の応援演説をしたことなどから、南東北では県同士の政治連合は形成されなかった。ただし、仙台経済圏の中枢部において「南とうほくSUNプラン」という名称の[[市町村]]同士の政治連合があり、また、[[仙台市|仙台]]・[[山形市|山形]]の[[都市圏]]連合、三県都の共同プロジェクトなど、県単位以下での枠組みはある。<br />
<br />
「南東北」は経済的な枠組みの意味合いが強いため、政経両面で[[仙台市]]の影響力が強くなっている。<!--『[[北東北]]」「南東北」という分類は、そのような国の管轄範囲による定義ではない』ので、仙台市長が主導権を採れるのは「中央省庁の出先機関が集まっている」という理由ではない。2005年に仙台市長と宮城県知事のそれぞれが交替し、「南東北」での主導権は、宮城県知事から仙台市長に移りつつある。--><br />
<br />
[[2011年]][[3月11日]]に発生した、[[女川町|女川]]沖<!--3月11日14:46-->と[[鹿嶋市|鹿嶋]]沖<!--3月11日15:15-->を震源とする[[東日本大震災]]によって、宮城県と福島県の沿岸地域が壊滅的な被害を受けた他、南東北の経済やインフラに多大な損害を与えた。特に、[[浜通り]]の[[大熊町|大熊]]に立地する[[東京電力]][[福島第一原子力発電所事故|福島第一原子力発電所の爆発事故]](略称:福島原発事故)による[[放射性物質]]の漏れの拡大に対する懸念から、[[福島第一原子力発電所|福島第一原発]]周辺の地域が放射能[[警戒区域]]に指定されるなどして住民は退去を強制され、[[浜通り]]と隣接する[[太平洋]]沿岸の[[宮城県]]と[[茨城県]]を筆頭に、[[中通り]]、[[会津地方]]、[[下越地方]]、[[山形県]]、[[埼玉県]]、[[東京都]]などの各地域が、警戒区域の住民を受け入れた。<br />
<br />
しかし、浜通りは元々は「''[[磐前県]]''」という独立した県であり、[[中通り]](1876年以前の福島県)との間に[[阿武隈山地]]が立ちはだかっている為に、中通りとの交流は浅く、同じ太平洋沿岸同士の宮城県南部([[亘理町|亘理]]、[[仙台市|仙台]]など)や茨城県北部([[日立市|日立]]、[[水戸市|水戸]]など)との交流が深い地域である。<br />
<br />
2011年7月6日現在の警察庁発表資料によると、東日本大震災での死者数(行方不明者数)は、宮城県で9295人(4613人)、福島県で1600人(302人)、山形県で2人(0人)となっており、南東北でも太平洋に面していない山形県や、福島県でも日本海側水系・日本海側気候の[[会津地方]]では被害は小さかったといえる。大震災で甚大な被害を受けた宮城県、福島県、[[岩手県]]の3県では、様々な面で復興に向けた協力体制が取られると予想され、北東北3県、南東北3県といった枠組みや連携に変化が出てくることも考えられる。<br />
<br />
== 定義 ==<br />
対義的に分類すると:<br />
* ''方角'' :'''南東北 vs 北東北'''<br />
: 「東北地方南部」の言い換えとして、漠然と「南東北地方」という例が見られる。また、国の[[出先機関]]の名称・学校名・企業名・病院名など、「東北」を称する施設の大半が[[仙台都市圏]]に集まっているため、仙台との位置関係から福島県、特に[[郡山都市圏]]にあるものに「南東北」とつける例がある(一例として郡山市に本拠地を置く南東北総合病院など)。<br />
* ''政治史'' :'''南東北([[畿内]]政府側) vs 北東北([[蝦夷]]<span style="font-size: smaller">([[俘囚]])</span>勢力側)'''<br />
: [[古代]]から[[中世]]に至るまで、東北地方では南北で政治勢力が分かれていた。→「[[東北地方#歴史]]」参照<br />
* ''地域'' :'''南東北(3県) vs 北東北(3県)'''<br />
: [[東北地方]]を南北に二分した時、南半分の3県を南東北、北半分の3県を北東北とする。東北地方を東西に二分する場合は、[[太平洋]]側vs[[日本海]]側、[[陸奥国|陸奥]]vs[[出羽国|出羽]]などという。→「[[東北地方#東北地方内の区分]]」参照<br />
* ''経済'' :'''南東北([[仙台経済圏]]) vs 無し'''<br />
: 仙台経済圏が、県境を越えて[[山形市]]や[[福島市]]などを含むようになったため、仙台経済圏を「南東北」と呼ぶ場合がある。ただし、仙台経済圏は、[[福島県]][[浜通り]][[夜ノ森]]以北([[相馬市|相馬]]など)、[[岩手県]]内陸南部([[平泉町|平泉]]など)、岩手県[[三陸]]南部([[大船渡市|大船渡]]など)を含み、山形県や福島県の全域を含まないため、厳密には同じではない。北東北には県境を越えた統一的経済圏は存在しないため、この場合に対義語はない。→「[[東北地方の経済史]]」参照。<br />
* ''政治'' :'''「南とうほくSUNプラン」 vs 「[https://web.archive.org/web/20051225231943/http://www.n-tohoku.gr.jp/ 北東北広域連携推進協議会]」'''<br />
: 「南とうほくSUNプラン」(南東北中枢広域都市圏)は、仙台経済圏を構成する主な[[市町村]]役場の政治連合(2007年3月末解散)。北東北広域連携推進協議会は、[[青森県]]・[[岩手県]]・[[秋田県]]の3県庁による政治連合。この場合、市町村連合と県連合というように規模が異なるので、厳密には対義語ではない。<br />
<br />
== 経済規模 ==<br />
''この項目での数値''<br />
* 人口は[[2003年]][[10月1日]]のもの<br />
* [[県内総生産]](GPP、県内[[国内総生産|GDP]])は、[[内閣府]]「2003年度[[県民経済計算]]」より<br />
* 面積は[[都道府県の面積一覧]]より<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center;"| || style="text-align: center;"|GPP|| style="text-align: center;"|人口|| style="text-align: center;"|面積|| style="text-align: center;"|可住地面積|| style="text-align: center;"|可住地比率<br />
|-style="backgound-color: #ff99cc;"<br />
| style="text-align: center;"|南東北3県|| style="text-align: right;"|19<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>9202<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|571.6<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|30,391<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|10,198<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|33.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[宮城県]]|| style="text-align: right;"|8<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>4267<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|237.3<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|7,285<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|3,130<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|43.0<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[福島県]]|| style="text-align: right;"|7<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>4911<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|211.3<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|13,783<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|4,218<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|30.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[山形県]]|| style="text-align: right;"|4<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>0023<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|123.0<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|9,323<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|2,850<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|30.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|}<br />
<br />
; 南東北と経済力・人口が同規模なもの<br />
南東北3県は、[[北海道]]や[[デンマーク]]とほぼ同規模の経済力・人口を擁する。南東北3県の面積は、北海道の36%程度、デンマークの70%程度であり、それらと比べてさほど大きくはない。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center;"| || style="text-align: center;"|GPP|| style="text-align: center;"|人口|| style="text-align: center;"|面積|| style="text-align: center;"|可住地面積|| style="text-align: center;"|可住地比率<br />
|-style="backgound-color: #ffcccc;"<br />
| style="text-align: center;"|[[デンマーク]]|| style="text-align: right; color: #00f;"|20<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>2085<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right; color: #00f;"|541.3<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|43,094<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|-|| style="text-align: right;"|-<br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[埼玉県]]|| style="text-align: right; color: #00f;"|20<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>0788<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|702.9<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|3,797<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|2,565<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|67.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-style="backgound-color: #ff99cc;"<br />
| style="text-align: center;"|南東北3県|| style="text-align: right; color: #00f;"|19<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>9202<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="blue">571.6<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|30,391<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|10,198<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|33.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-style="backgound-color: #ffcccc;"<br />
| style="text-align: center;"|[[北海道]]|| style="text-align: right; color: #00f;"|19<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>5044<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="blue">565.9<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|83,454<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|21,899<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|26.2<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[千葉県]]|| style="text-align: right; color: #00f;"|19<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>1610<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|602.4<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|5,156<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|3,488<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|67.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[兵庫県]]|| style="text-align: right;"|18<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>1644<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="blue">558.5<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|8,392<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|2,756<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|32.8<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|}<br />
: ※デンマークのGDPは、2003年[[経済協力開発機構|OECD]]発表のものを125.13[[円 (通貨)|円]]/[[ドル]]で換算したもの<br />
<br />
; 南東北3県と面積的に似ている地域<br />
南東北3県は、[[中国地方]]に対して総面積で95%程度(可住地面積で122%)と、総面積ではほぼ同規模であり、人口は74%程度、県内総生産の合計は71%程度と、3/4をやや下回る程度の経済規模である。[[北関東]]に対しては、総面積で161%、可住地面積は111%と、可住地面積ではほぼ同規模である。北関東に対して人口は81%程度、県内総生産の合計は75%程度と、3/4程度の経済規模である。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center;"| || style="text-align: center;"|GPP|| style="text-align: center;"|人口|| style="text-align: center;"|面積|| style="text-align: center;"|可住地面積|| style="text-align: center;"|可住地比率<br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[中国地方]]5県|| style="text-align: right;"|28<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>1378<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|770.7<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="blue">31,914<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|8,382<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|26.3<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-style="backgound-color: #ff99cc;"<br />
| style="text-align: center;"|南東北3県|| style="text-align: right;"|19<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>9202<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|571.6<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="blue">30,391<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="green">10,198<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|33.6<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|-<br />
| style="text-align: center;"|[[北関東]]3県|| style="text-align: right;"|26<span style="font-size: smaller"><sup>兆</sup></span>6136<span style="font-size: smaller"><sup>億円</sup></span>|| style="text-align: right;"|703.6<span style="font-size: smaller"><sup>万人</sup></span>|| style="text-align: right;"|18,867<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|<font color="green">9,216<span style="font-size: smaller"><sup>km<sup>2</sup></sup></span>|| style="text-align: right;"|48.8<span style="font-size: smaller"><sup>%</sup></span><br />
|}<br />
<br />
== 地域 ==<br />
南東北3県にはいくつかの地域圏が存在する。現在ほど交通が発達していなかった1990年代以前は、地域圏ごとに企業の支店が置かれる傾向があった。<br />
<br />
現在の南東北は、'''[[仙台経済圏]]'''(南東北中枢広域都市圏の範囲に限ると300万人規模)と'''郡山経済圏'''(100万人規模)の二大[[経済圏]]、これらに二大経済圏との関係が浅い'''[[庄内地方]]'''(30万人規模)と'''[[浜通り]][[夜ノ森]]以南'''(38万人規模)の、計4地域に大きく集約されつつある。現在、企業の支店は、二大経済圏の中心都市である仙台と郡山の2つに集約されつつある。その場合の支店の管轄範囲は、仙台支店が宮城県+山形県、郡山支店が福島県、あるいは、仙台支店が仙台経済圏+庄内地方、郡山支店が郡山経済圏+浜通り夜ノ森以南となる。<br />
<br />
括弧内に、その地域圏の代表的な自治体を示す(域内人口は県の地域分類による統計)。<br />
<br />
=== 仙台経済圏 ===<br />
(域内人口:330万人+α)<br /><br />
「[[仙台経済圏]]」参照。以下に、'''南とうほくSUNプラン'''(南東北中枢広域都市圏)に参加していた地域を列挙する。<br />
; [[宮城県]]<br />
* [[仙台都市圏]]([[仙台市]]。域内人口:146万人) - [[仙台空港]]<br />
* [[石巻圏]]([[石巻市]]。域内人口:23万人)<br />
* [[大崎圏]]([[大崎市]]。域内人口:22万人)<br />
* [[仙南圏]]([[白石市]]。域内人口:19万人)<br />
: 宮城県北部の[[気仙沼・本吉圏]](10万人)、[[登米圏]](9万人)、[[栗原圏]](8万人)は「南とうほくSUNプラン」に加盟していなかった。<br />
; [[福島県]]<br />
* [[中通り]]北部([[福島市]]。域内人口:47万人)<br />
* [[浜通り]][[夜ノ森]]以北([[相馬市]]。域内人口:17万人)<br />
<br />
; [[山形県]]<br />
* [[村山地方]]([[山形市]]。域内人口:58万人) - [[山形空港]]<br />
* [[置賜地方]]([[米沢市]]。域内人口:25万人)<br />
: 置賜地方は、仙台市(仙台都市圏)との繋がりはさほど深くはないが、山形市(村山地方)や福島市(中通り北部)との繋がりが深いため、「南とうほくSUNプラン」に参加していた。歴史的には、[[伊達氏]]が中通り北部が発祥地であり、[[岩出山町|岩出山]]に移る前に米沢を本拠地にしたことから、中通り北部や宮城県の影響も受けている。<br />
* ''[[最上地方]]'' ([[新庄市]]。域内人口:10万人)<br />
: 最上地方は、仙台都市圏との関係はそれほどでもないため、「南とうほくSUNプラン」には参加していなかった。ただし、[[山形新幹線]]の開通によって、以前よりも村山地方との関係が深まっている。仙台都市圏との関係は、置賜地方と似ている。<br />
<br />
=== 庄内地方 ===<br />
(域内人口:32万人)<br />
; 山形県<br />
* [[庄内地方]]([[酒田市]]、[[鶴岡市]]。域内人口:32万人) - [[庄内空港]]<br />
: 庄内地方は、[[出羽山地]]と[[日本海]]に挟まれているため、同じ近隣の日本海沿岸である[[新潟県]][[下越地方]]([[新潟市|新潟]]、[[村上市|村上]]など)や[[秋田県]]南西部([[秋田市|秋田]]、[[由利本荘市|由利本荘]]など)との交流が深い。これら2地域とは[[国道7号]]・[[羽越本線]]で繋がっている。他の交通網でも、[[庄内空港]]で直接東京と繋がっているのみならず、戊辰戦争前の[[海運]]の歴史から秋田県や下越地方に限らず日本海沿岸の諸地域との交流も深い。山形県内陸部との連絡線では、同じ[[最上川]]流域である[[新庄市|新庄]]から[[陸羽西線]]が通じている。<br />
: ただし、近年は、[[山形自動車道]]の開通によって、山形県[[村山地方|内陸中部]]や[[宮城県]]との交流も増えており、仙台や山形との間で高速バスの本数が増えてきている。庄内地方側の各バス停には、合計200台分の駐車場が併設されており、[[パークアンドライド]]もできる。その一方、羽越本線と並行する[[日本海東北自動車道]]は未完成であり、新潟や秋田との間には高速バス路線が無い。<br />
<br />
:; [[鶴岡市|鶴岡]]からの都市間交通網(料金は、往復割引片道分)<br />
:* [[秋田市|秋田]]へ:[[羽越本線]]・[[特別急行列車|特急]] 3往復/日、片道4220円、104分〜110分、約130km<br />
:* [[新潟市|新潟]]へ:羽越本線・特急 7往復/日、片道4530円、105分〜128分、約140km。[[快速列車|快速]] 1往復/日、片道2520円、114分。<br />
:* [[仙台市|仙台]]へ:[[仙台〜酒田・本荘線|高速バス]] 16往復/日、片道2550円、140分程度、約150km<br />
:* [[山形市|山形]]へ:[[山形〜鶴岡・酒田線|高速バス]] 11往復/日、片道2150円、90分程度、約100km<br />
<br />
=== 郡山経済圏 ===<br />
(域内人口:106万人)<br /><br />
[[郡山都市圏#周辺経済圏との関係|郡山経済圏]]参照。<br />
; 福島県<br />
* 中通り中・南部:75万人<br />
** 中通り中部([[郡山都市圏]])([[郡山市]]。域内人口:60万人) - [[福島空港]]<br />
** 中通り南部([[白河市]]。域内人口:15万人)<br />
* [[会津]]地方 :31万人<br />
** [[会津盆地]]([[会津若松市]]。域内人口:28万人)<br />
** [[南会津郡]](旧[[田島町 (福島県)|田島町]]。域内人口:3万人)<br />
: 現在、[[都道府県庁所在地|県庁所在地]]である福島市が地方行政面では福島県全域を管轄する例が多いが、郡山が経済関連ではその地位にある。物販面では、[[買い回り品]]・[[専門品]]で[[福島都市圏]]は[[仙台経済圏]]に入る。<br />
<br />
; 北会津(会津若松周辺)<br />
: 会津地方は全体的に、同じ[[阿賀野川]]流域である[[下越地方]]との関係が深い。しかし、[[磐越西線]]や[[磐越自動車道]]が[[新潟市|新潟]](下越地方)からではなく郡山(中通り中部)から順に整備されたことや、東京への交通網が新潟経由より郡山経由の方が短い<!--山越え距離も、新潟経由より郡山経由の方が短い。-->ため、会津若松近辺は、福島原発事故前は郡山の方が交流が深かった。<br />
; 南会津(田島周辺)<br />
: 会津若松・[[津川町|津川]]・新潟など阿賀野川流域との関係が深いが、[[国道121号]]や[[会津鉄道会津線]]を通じて[[日光市|日光]]・[[塩原温泉郷|塩原]]の観光地との関係も深い。中通り南部との連絡道路として、2008年に[[国道289号]][[甲子トンネル]]が開通した。<br />
<br />
; 白河周辺<br />
: この地域で特筆すべきは、歴史、行政・政治、メンタリティにおいて絶対的ともみなされてきた、「[[関東地方]]--[[東北地方]]」(古くは「[[坂東]]--[[みちのく]]」)という境界が、近年では経済を突破口として、著しくボーダーレス化を進めつつある現状である。このボーダーレス化は、7世紀の「[[多賀郡|多珂国]]」や20世紀前半の「[[常磐炭田]]」地域だった、[[日立市]]から[[夜ノ森]]にかけての地域では古くから顕著な傾向であるが、この「多珂国」と同じ現象が白河周辺でも進んでいるということである。<br />
: 白河などの[[西白河郡]]は、須賀川地域を挟んだ郡山に比し、[[栃木県]]の[[那須]]山麓は隣接している土地である。この両地域相互を、[[一般道路]]に限ってさえ[[国道4号]]・[[国道294号]]を主軸に[[主要地方道]]・[[県道]]が完全舗装で複数連絡している上、そのどれもが信号も少なく時間的距離が短い。(→[[北関東]]の項も参照)<br />
: 生活日用品に関しては、白河と那須の両地域で1つの商圏とみなされる事例がある。<br />
: 白河サイドで述べるならば、従前から顧客吸引の主力である[[ジャスコ]]新白河店および[[ヨークベニマル]]、最近では[[ベイシア]]モール、[[メガステージ白河]]などの大型[[ショッピングセンター]]出店といった、総じて[[新白河駅]]を中心とした商業地域により、[[栃木県]]北部を商圏として取り込んでいる。他方、[[白河駅]]を中心とした旧来の市街地は、歴史的中心街としての全国的な例に漏れず、一般消費者にとっての魅力が近年急速に失われつつある。<br />
: 那須側から述べれば、[[1990年代]]後半つまり、いわゆる[[バブル崩壊]]後に加速した、商業施設の活発な開発(主なものだけでも[[イオンスーパーセンター]]那須塩原店・[[アウトレットモール|那須ガーデンアウトレット]]・[[ヨークベニマル]]那須塩原店、[[ドン・キホーテ (企業)|MEGAドン・キホーテ黒磯店]]・[[マックスバリュ]]那須店など。他に、3社以上のチェーン店が駐車場完備で競合し合う業種を挙げるだけで[[家電量販店]]・[[ドラッグストア]]・[[ホームセンター]]・[[カー用品店|自動車用品専門店]]・[[ファミリーレストラン|ファミレス]]・等々、乱立状態とも言える参入ラッシュ)の結果、商業的な引力が著しく強まり、新白河中心の商圏に飽き足らない白河地区の消費者を呼び込んでいる。<br />
: ただ、買回り品や専門品に関しては、今もってなお白河地区は、専門店(の支店)が集積する郡山商圏に入るとされている。<br />
<br />
; [[水郡線]]沿線([[棚倉町|棚倉]]周辺)<br />
: [[久慈川]]流域に位置しているため、同じ久慈川流域である[[茨城県]]北西部([[大子町|大子]]、[[常陸太田市|常陸太田]]など)との関係が最も深い。戦国時代には[[佐竹氏]]の領土であり、徳川時代には[[棚倉藩]]や塙代官所の領土であった。<br />
: 基本的に、[[水郡線]]沿線や那須・白河との交流が多い。沿岸部とは、[[国道289号]]を通じた浜通り夜ノ森以南よりも、[[国道349号]]や[[茨城県道36号日立山方線|茨城県道36号]]を通じた茨城県北東部([[日立市]]など)の方が山越え距離が短くて早くから道路が拡張された為、浜通り夜ノ森以南との交流は浅い。<br />
: 郊外型ショッピングセンターが多いが、1店鋪当たりの規模は小さい。<br />
<br />
=== 浜通り夜ノ森以南 ===<br />
(域内人口:38万人)<br />
; 福島県<br />
* [[いわき市]]:35万人<br />
* 旧[[楢葉郡]]:3万人<br />
: [[浜通り]][[夜ノ森]]以南は、平安時代から戦国時代まで[[岩城氏]]の領土、徳川時代に[[磐城平藩]]の領土だった地域である。この地域は、[[阿武隈山地]]を越えた[[中通り]]([[郡山市|郡山]]など)よりも、[[水戸市|水戸]]や[[相馬市|相馬]]や[[仙台市|仙台]]など[[太平洋]]沿岸の平野部との交流が深く、特に水戸などの茨城県北部との交流が深い地域である。地域中心地であるいわきは、水戸・仙台(相馬経由)・郡山の三方への結節点となっているが、「[http://www.tokiwaji.com 常磐路]」という茨城県北東部と親密な沿岸生活圏を指向している。<!--「平圏」という都市圏を設定すると、「いわき圏」よりも小さい範囲になってしまう--><br />
: 浜通り夜ノ森以南から仙台に行くには、相馬経由と郡山経由の2路線が存在するが、[[福島第一原子力発電所事故|福島原発事故]]後は郡山経由のみとなっている。更に、福島原発事故前の段階で、交通インフラは水戸・[[東京都|東京]]方面や郡山・[[新潟市|新潟]]方面が優先され、相馬・仙台方面は軽視される傾向が強かった。[[1993年]][[3月20日]]には郡山の南東近郊に[[福島空港]]が設置されたことによってその利用圏に入るようになり、[[1997年]][[10月1日]]には[[磐越自動車道]]が新潟まで片側1車線で全通し、これ以後は磐越自動車道の片側2車線化事業や[[あぶくま高原道路]]の建設が促進されている。その一方で、[[常磐自動車道]]は、[[2004年]][[4月14日]]から福島原発事故までの時点で[[富岡町|富岡]](夜ノ森のすぐ南側)までしか開通しておらず、いわき以南が片側2車線なのに対して、いわき以北は片側1車線のままである。<br />
: 福島原発事故前から「脱福島県、入茨城県」の傾向が見られており、実際にいわきは[[北茨城市|磯原]]や[[高萩市|高萩]]とは公立図書館が共同利用圏内であり、[[広野町|広野]]と磯原は童謡祭りを合同で開催することもある<ref>福島原発事故2ヶ月前の2011年1月30日には、磯原、常磐湯本、広野の住民がいわき市常磐市民会館に集まって、「常磐線童謡サミット」が開催された。</ref>。これに加えて、福島原発事故が発生して[[警戒区域]]が設定された為に、「脱福島県、入茨城県」の傾向が強まる傾向にある。実際に、警戒区域のいわき側関門のある広野には、[[中通り]]へ直通する山越え交通路が存在しない。<br />
<br />
== 南東北3県の県域放送 ==<br />
南東北3県は[[テレビ東京]][[TXN|系列]]を除いた民放テレビが4局全て揃っている。<br />
<br />
* 宮城県:<br />
** [[NHK仙台放送局]]<br />
** [[東北放送]](TBC、テレビは[[Japan News Network|TBS系列]]、ラジオは[[Japan Radio Network|JRN]]・[[全国ラジオネットワーク|NRN]]系列。「[[radiko]]プレミアム」参加局)<br />
** [[仙台放送]](OX、[[フジネットワーク|フジテレビ系列]])<br />
** [[ミヤギテレビ]](MMT、[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]])<br />
** [[東日本放送]](KHB、[[All-nippon News Network|テレビ朝日系列]])<br />
** [[エフエム仙台]](Date-FM、[[全国FM放送協議会|JFN]]系列)<br />
<br />
在仙局は東北地方の基幹局となっており、東北6県を対象とした[[ブロックネット]]番組を数多く制作・放送している。また福島県浜通り北部では[[大年寺山|仙台親局]]の電波を直接受信可能。<br />
<br />
* 山形県:<br />
** [[NHK山形放送局]]<br />
** [[山形放送]](YBC、テレビは日本テレビ系列、ラジオはJRN・NRN系列。日本テレビ系列。「radikoプレミアム」参加局)<br />
** [[山形テレビ]](YTS、テレビ朝日系列)<br />
** [[テレビユー山形]](TUY、TBS系列)<br />
** [[さくらんぼテレビジョン]](SAY、フジテレビ系列)<br />
** [[エフエム山形]](JFN系列)<br />
<br />
[[高舘山|鶴岡中継局]]の電波は[[秋田県]]沿岸部でも直接受信可能。[[由利本荘市CATVセンター]]では(秋田県に無いJNN系列局が視聴出来るよう)TUYが再送信されている(以前は[[秋田ケーブルテレビ]]でもTUYが再送信されていたが、海水温上昇などによる受信障害が常態化していたため[[IBC岩手放送|IBC]]の再送信に切替)。<br />
<br />
* 福島県:<br />
** [[NHK福島放送局]]<br />
** [[ラジオ福島]](RFC、JRN・NRN系列、「radikoプレミアム」参加局)<br />
** [[福島テレビ]](FTV、フジテレビ系列)<br />
** [[福島中央テレビ]](FCT、日本テレビ系列)<br />
** [[福島放送]](KFB、テレビ朝日系列)<br />
** [[テレビユー福島]](TUF、TBS系列)<br />
** [[エフエム福島]](JFN系列、「radikoプレミアム」参加局)<br />
<br />
NHK福島・RFC・FTV・TUFは本社を福島市に、FCT・KFB・ふくしまFMは本社を郡山市にそれぞれ置いている<ref>NHK福島第1とRFCは[[郡山ラジオ中継局|郡山中継局]]の出力が[[福島ラジオ送信所|福島親局]]より大きい(福島局は1kW・郡山局は5kW)。なお地デジとFMは福島・郡山両都市圏いずれも[[笹森山]](福島親局送信所)からの電波を受信しているのでチャンネル・周波数は共通。</ref>。<br />
<br />
== 経済 ==<br />
[[第一次産業]]<br />
* 耕作地は主に[[水田|稲作地]]となっており、ブランド米が存在する([[庄内地方]]、[[仙台平野]]など)。[[山形盆地]]や[[福島盆地]]では、[[扇状地]]や[[自然堤防]]上に[[果樹園]]も広がっている([[天童市|天童]]の[[サクランボ|さくらんぼ]]、福島の[[モモ|桃]]など)。また山形の[[紅花]]、高級[[和牛]][[牛肉]]の[[米沢牛]]・[[仙台牛]]などの特産物もある。[[漁業]]は[[三陸海岸]]の一部である宮城県北部から中部にかけての沿岸において盛んである。<br />
* 南東北各市町村における年間農業産出額([[2004年]]、[http://www.stat.go.jp/data/ssds/zuhyou/05c-3.xls 出典])は多い順に以下のとおり。<br />
*# [[登米市]](303億円) 宮城県<br />
*# [[大崎市]](278億円) 宮城県<br />
*# [[鶴岡市]](261億円) 山形県<br />
*# [[栗原市]](260億円) 宮城県<br />
*# [[福島市]](204億円) 福島県<br />
*# [[郡山市]](196億円) 福島県<br />
*# [[石巻市]](172億円) 宮城県<br />
*# [[酒田市]](169億円) 山形県<br />
*# [[伊達市 (福島県)|伊達市]](144億円) 福島県<br />
*# [[山形市]](142億円) 山形県<br />
*# [[須賀川市]](132億円) 福島県<br />
*# [[東根市]](132億円) 山形県<br />
*# [[喜多方市]](122億円) 福島県<br />
*# [[いわき市]](117億円) 福島県<br />
*# [[天童市]](116億円) 山形県<br />
<br />
[[第二次産業]]<br />
* 臨海工業地 : [[いわき市]]、[[仙台港]]、[[石巻港|石巻工業港]]<br />
* 内陸工業地 : 郡山市周辺、仙台市周辺、山形市周辺、[[米沢市]]周辺、[[大崎市]]周辺<br />
* 南東北における主要工業都市は、各市町村別の年間製造品出荷額等([[2004年]]、[http://www.stat.go.jp/data/ssds/zuhyou/05c-3.xls 出展])の多い順に以下のとおり。<br />
*# [[いわき市]](1.06兆円) 福島県<br />
*# [[郡山市]](0.97兆円) 福島県<br />
*# [[米沢市]](0.78兆円) 山形県<br />
*# [[仙台市]](0.77兆円) 宮城県<br />
*# [[福島市]](0.62兆円) 福島県<br />
*# [[東根市]](0.37兆円) 山形県<br />
*# [[石巻市]](0.33兆円) 宮城県<br />
*# [[会津若松市]](0.29兆円) 福島県<br />
*# [[白河市]](0.28兆円) 福島県<br />
*# [[鶴岡市]](0.26兆円) 山形県<br />
*# [[伊達市 (福島県)|伊達市]](0.26兆円) 福島県<br />
*# [[大崎市]](0.25兆円) 宮城県<br />
*# [[酒田市]](0.25兆円) 山形県<br />
*# [[山形市]](0.24兆円) 山形県<br />
*# [[大和町]](0.23兆円) 宮城県<br />
<br />
[[第三次産業]]<br />
* 業務・商業集積地 : 仙台都市圏、郡山都市圏<br />
* 流通 : 仙台市周辺、郡山市周辺<br />
* 南東北の各市町村における[[日本の年間商品販売額一覧|商業年間商品販売額]](([[2003年]]、[http://www.stat.go.jp/data/ssds/zuhyou/05c-3.xls 出展])卸売業を含む)は、多い順に以下のとおり。<br />
*# [[仙台市]](7.84兆円) 宮城県<br />
*# [[郡山市]](1.45兆円) 福島県<br />
*# [[山形市]](1.19兆円) 山形県<br />
*# [[福島市]](0.92兆円) 福島県<br />
*# [[いわき市]](0.82兆円) 福島県<br />
*# [[石巻市]](0.37兆円) 宮城県<br />
*# [[酒田市]](0.36兆円) 山形県<br />
*# [[会津若松市]](0.34兆円) 福島県<br />
*# [[大崎市]](0.28兆円) 宮城県<br />
*# [[鶴岡市]](0.23兆円) 山形県<br />
*# [[名取市]](0.23兆円) 宮城県<br />
*# [[米沢市]](0.21兆円) 山形県<br />
*# [[気仙沼市]](0.19兆円) 宮城県<br />
*# [[天童市]](0.18兆円) 山形県<br />
*# [[塩竈市]](0.15兆円) 宮城県<br />
<br />
== 地理 ==<br />
=== 自然環境 ===<br />
* [[川]]:[[阿武隈川]]、[[北上川]]、[[最上川]]、[[阿賀野川|阿賀川]]<br />
* [[湖|湖沼]]:[[猪苗代湖]]、[[五色沼]]<br />
* [[山]]:[[燧ヶ岳]]、[[吾妻山]]、[[磐梯山]]、[[安達太良山]]、[[飯豊山]]、[[蔵王山]]、[[月山]]、[[鳥海山]]<br />
* [[高原]]:[[裏磐梯|磐梯高原]]、[[会津高原]]、[[阿武隈高地]]<br />
* [[温泉]]:[[東山温泉]]、[[飯坂温泉]]、[[磐梯熱海温泉]]、[[いわき湯本温泉|磐城湯本温泉]]、[[鳴子温泉]]、[[秋保温泉]]、[[作並温泉]]、[[上山温泉]]、[[天童温泉]]、[[銀山温泉]]、[[湯野浜温泉]]<br />
* [[自然公園]]:[[磐梯朝日国立公園]]、[[尾瀬国立公園]]、[[日光国立公園]]、[[越後三山只見国定公園]]、[[南三陸金華山国定公園]]、[[栗駒国定公園]]、[[蔵王国定公園]]、[[鳥海国定公園]]<br />
<br />
=== 気候とレジャー ===<br />
南東北の[[気候]]は、小地形による修飾があるが、大きく'''日本海沿岸'''、'''奥羽山脈西側'''(盆地)、'''奥羽山脈東側'''(盆地)、'''太平洋沿岸''' の4つグループに分かれており、それぞれかなり異なった特徴を有している。'''日本海沿岸'''、'''奥羽山脈西側'''(盆地)の「日本海側地域」は、概ね[[夏]]は[[フェーン現象]]によって高温になるが、[[冬]]には[[豪雪地帯]]([[会津]]地方や[[置賜地方]])となる。一方、'''奥羽山脈東側'''(盆地)、'''太平洋沿岸''' の「太平洋側地域」は、[[黒潮]]と[[親潮]]の接点に近く[[海洋性気候]]になっており、一年を通じて酷暑や極寒にならず、太平洋沿岸は冬の[[雪]]も少ない。南東北は地域によって気候が違うため、季節や地域を選ぶことによって多彩なレジャーを楽しむことができる。<br />
<br />
==== 冬 ====<br />
'''主な都市の冬 (平年値)'''<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |都市||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" | ||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |降雪量累計||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |最深積雪||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |1月の日照時間||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |日隔差||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |1月気温<br />
|- style="backgound-color: #cc99ff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[札幌市|札幌]]|| ||style="text-align: right;" | 630 cm||style="text-align: right;" | 101 cm||style="text-align: right;" | 97.2 時間||style="text-align: right;" | 8.6℃||style="text-align: right;" |-4.1℃<br />
|-style="backgound-color: #ccffff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[酒田市|酒田]]|| ||style="text-align: right;" |375 cm||style="text-align: right;" | 37 cm||style="text-align: right;" | 39.9 時間||style="text-align: right;" | 5.4℃||style="text-align: right;" |1.5℃<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[新庄市|新庄]]|| ||style="text-align: right;" |878 cm||style="text-align: right;" | 126 cm||style="text-align: right;" | 43.1 時間||style="text-align: right;" | 5.8℃||style="text-align: right;" |-1.3℃<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[山形市|山形]]|| ||style="text-align: right;" |491 cm||style="text-align: right;" | 50 cm||style="text-align: right;" | 89.6 時間||style="text-align: right;" | 6.6℃||style="text-align: right;" |-0.5℃<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[会津若松市|若松]]|| ||style="text-align: right;" | 537 cm||style="text-align: right;" | 58 cm||style="text-align: right;" | 80.9 時間||style="text-align: right;" | 6.4℃||style="text-align: right;" |-0.7℃<br />
|-style="backgound-color: #99ccff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[福島市|福島]]|| ||style="text-align: right;" | 235 cm||style="text-align: right;" | 26 cm||style="text-align: right;" | 136.6 時間||style="text-align: right;" | 7.3℃||style="text-align: right;" |1.4℃<br />
|-style="backgound-color: #99ccff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[白河市|白河]]|| ||style="text-align: right;" | 173 cm||style="text-align: right;" | 21 cm||style="text-align: right;" | 160.9 時間||style="text-align: right;" | 8.6℃||style="text-align: right;" |0.2℃<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[石巻市|石巻]]|| ||style="text-align: right;" | 56 cm||style="text-align: right;" | 17 cm||style="text-align: right;" | 167.6 時間||style="text-align: right;" | 7.2℃||style="text-align: right;" |0.5℃<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[仙台市|仙台]]|| ||style="text-align: right;" | 90 cm||style="text-align: right;" | 17 cm||style="text-align: right;" | 151.3 時間||style="text-align: right;" | 7.2℃||style="text-align: right;" |1.5℃<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[いわき市|小名浜]]|| ||style="text-align: right;" | 14 cm||style="text-align: right;" | 6 cm||style="text-align: right;" | 189.6 時間||style="text-align: right;" | 9.1℃||style="text-align: right;" |3.6℃<br />
|- style="backgound-color: #ffcc33<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[千代田区|東京]]|| ||style="text-align: right;" | 13 cm||style="text-align: right;" | 7 cm||style="text-align: right;" | 180.5 時間||style="text-align: right;" | 11.9℃||style="text-align: right;" |5.8℃<br />
|}<br />
''日本海沿岸(水色)''、''奥羽山脈西側(白)''、''奥羽山脈東側(青)''、''太平洋沿岸(黄)'' の4グループに色分けしてある。<br />
: ※'''降雪量累計''':[http://www.data.kishou.go.jp/etrn/index.html 気象庁の統計データ]でいう「降雪の深さ合計」のこと。日ごとの降雪量を、シーズン全体で合計した量(平年値)<br />
: ※'''最深積雪''':一度に降る最も多い積雪量(平年値)<br />
: ※'''日隔差''':1月の平均最高気温と平均最低気温の差。1日の寒暖の差(平年値)<br />
: ※'''1月気温''':1月の平均気温(平年値)<br />
<br />
'''日本海沿岸'''([[庄内地方]])は、太平洋側に比べると雪が多いが、奥羽山脈西側(盆地)と比べると積雪は多くない。曇りがちで日照時間が極端に短く、日本海から強風で[[地吹雪]]となることが多い。この風を利用して[[風力発電]]が盛んである。曇りがちであるため、寒暖の差は小さい。<br />
<br />
'''奥羽山脈西側'''(盆地)は豪雪地帯となっているが、日本海沿岸に比べると日照時間は長い。地形的な理由もあり、南東北の中では最も寒い地域となっている。大量に降る雪のおかげで、著名な[[スキー場]]があり、スキーや[[スノーボード]]の国際大会や全国大会が開かれる。雪質も日本海沿岸に比べると良質で、蔵王の樹氷原コース、裏磐梯のスキーリゾート、猪苗代湖を眺めながら滑れる表磐梯のスキー場など、人気のあるスキー場がある。また、雪を見ながら露天風呂に入れる[[銀山温泉]]など、冬季に人気になる温泉地がある。<br />
<br />
'''奥羽山脈東側'''(盆地)は、基本的に奥羽山脈で雪雲がブロックされるため、晴れて日照時間が長く、昼間は暖かくなる。晴れているため夜間の[[放射冷却]]により早朝の気温の低下著しく、寒暖の差が激しい。寒気団の南下や風が強いなどの諸要因が加わると奥羽山脈を越えて雪雲が入り込むことと、さらには[[南岸低気圧]]による降雪もあるため、積雪もやや多い。山側にはスキー場もあるが、日本海側と比べると積雪が少なく雪質もそれほどよくないため、全国大会が開かれることはまれ。そのため、スキーやスノーボードのような多くの積雪が必要なスノースポーツの他に、積雪が少なくとも楽しめる[[スノーモービル]](一般型・バイク型)や、歩くスキーなども盛ん。なお、暖冬の年には積雪不足でスキー場が開店休業に陥ることもある。<br />
<br />
'''太平洋沿岸'''も、晴れて日照時間が長いため昼間は暖かくなり、日本海側と比べると積雪は極端に少ない。特に、[[浜通り]]は、[[阿武隈高地]]でも雪雲がブロックされるため雪が降ることはまれで、なかでも浜通りの南部は[[南関東]]と殆ど変わらない気候である。ただ、南岸低気圧による降雪で大雪になることもまれにある。晴れているため夜間の放射冷却により早朝の気温低下が起きるが、海に開けているため、極端に下がることはない。なお、仙台は、地形的な理由により、奥羽山脈東側と太平洋沿岸の中間のような気候になっている。<br />
<br />
==== 夏 ====<br />
'''主な都市の夏 (''8月'' の平年値)'''<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |都市||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" | ||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |平均気温||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |最高気温||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |最低気温||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |日隔差||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |日照時間||style="text-align: center; border-style: none none solid; background: #f0f0f0" |降水量<br />
|- style="backgound-color: #cc99ff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[札幌市|札幌]]|| ||style="text-align: right;" | 22.0 ℃||style="text-align: right;" | 26.1 ℃||style="text-align: right;" | 18.5 ℃||style="text-align: right;" | 7.6 ℃||style="text-align: right;" | 173.5 時間||style="text-align: right;" |137.3 mm<br />
|-style="backgound-color: #ccffff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[酒田市|酒田]]|| ||style="text-align: right;" | 24.9 ℃||style="text-align: right;" | 29.1 ℃||style="text-align: right;" | 21.0 ℃||style="text-align: right;" | 8.1 ℃||style="text-align: right;" | 211.6 時間||style="text-align: right;" |175.8 mm<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[新庄市|新庄]]|| ||style="text-align: right;" | 23.9 ℃||style="text-align: right;" | 28.9 ℃||style="text-align: right;" | 19.8 ℃||style="text-align: right;" | 9.1 ℃||style="text-align: right;" | 177.5 時間||style="text-align: right;" |174.5 mm<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[山形市|山形]]|| ||style="text-align: right;" | 24.6 ℃||style="text-align: right;" | 30.2 ℃||style="text-align: right;" | 20.3 ℃||style="text-align: right;" | 9.9 ℃||style="text-align: right;" | 184.7 時間||style="text-align: right;" |148.8 mm<br />
|-<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[会津若松市|若松]]|| ||style="text-align: right;" | 24.8 ℃||style="text-align: right;" | 30.4 ℃||style="text-align: right;" | 20.3 ℃||style="text-align: right;" | 10.1 ℃||style="text-align: right;" | 199.5 時間||style="text-align: right;" |131.0 mm<br />
|-style="backgound-color: #99ccff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[福島市|福島]]|| ||style="text-align: right;" | 25.2 ℃||style="text-align: right;" | 30.2 ℃||style="text-align: right;" | 21.5 ℃||style="text-align: right;" | 8.5 ℃||style="text-align: right;" | 159.7 時間||style="text-align: right;" |144.3 mm<br />
|-style="backgound-color: #99ccff<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[白河市|白河]]|| ||style="text-align: right;" | 23.3 ℃||style="text-align: right;" | 28.1 ℃||style="text-align: right;" | 19.7 ℃||style="text-align: right;" | 8.4 ℃||style="text-align: right;" | 154.0 時間||style="text-align: right;" |228.2 mm<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[石巻市|石巻]]|| ||style="text-align: right;" | 23.5 ℃||style="text-align: right;" | 26.9 ℃||style="text-align: right;" | 20.8 ℃||style="text-align: right;" | 6.1 ℃||style="text-align: right;" | 178.1 時間||style="text-align: right;" |127.0 mm<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[仙台市|仙台]]|| ||style="text-align: right;" | 24.1 ℃||style="text-align: right;" | 27.9 ℃||style="text-align: right;" | 21.2 ℃||style="text-align: right;" | 6.7 ℃||style="text-align: right;" | 155.4 時間||style="text-align: right;" |174.2 mm<br />
|- style="backgound-color: #ffffcc;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[いわき市|小名浜]]|| ||style="text-align: right;" | 23.9 ℃||style="text-align: right;" | 27.3 ℃||style="text-align: right;" | 18.5 ℃||style="text-align: right;" | 8.8 ℃||style="text-align: right;" | 193.9 時間||style="text-align: right;" |141.7 mm<br />
|- style="backgound-color: #ffcc33;"<br />
| style="text-align: center; border-style: none none solid;"|[[千代田区|東京]]|| ||style="text-align: right;" | 27.1 ℃||style="text-align: right;" | 30.8 ℃||style="text-align: right;" | 24.2 ℃||style="text-align: right;" | 5.8 ℃||style="text-align: right;" | 177.5 時間||style="text-align: right;" |155.1 mm<br />
|}<br />
''日本海沿岸(水色)''、''奥羽山脈西側(白)''、''奥羽山脈東側(青)''、''太平洋沿岸(黄)'' の4グループに色分けしてある。<br />
: ※'''日隔差''':8月の平均最高気温と平均最低気温の差。1日の暑涼の差(平年値)<br />
<br />
'''日本海沿岸'''([[庄内地方]])は、[[フェーン現象]]のために高温・乾燥となり、晴天も多い。そのため、日照時間が東北地方の中で群を抜いて長く、湿度が低くて暑くなる。また、湿度が低いことにより夜間は気温が低下し、熱帯夜にならず、夏のレジャーには適した気候になる。庄内地方の海には、[[鶴岡市]]の南部に[[湯野浜温泉]]という海沿い温泉街があるが、ここは、夏季には波が静かであり、浜辺がきれいで、晴天続きで昼間は暑く夜は涼しく、なおかつ、夕日が日本海に沈むのを眺めながらつかれる露天風呂もあるため、人気のサマー[[リゾート]]となっている。このような気候のため、浜辺にテントを張って泊まっている旅行者もいる。<br />
<br />
'''奥羽山脈西側'''(盆地)は、[[フェーン現象]]のために極端な高温・乾燥となる。山形市では日本最高気温40.8度を記録した。湿度は低いため、夜間は急に気温が下がって熱帯夜にはならず、日隔差が大きい。日本海沿岸と並んで晴天で日照時間も長く、昼間は極端に暑くなるので、会津地方の[[猪苗代湖]]湖畔は東北地方で最も暑い水辺として[[湖水浴]]が盛んである。また、猪苗代湖は波がほとんど立たないため、[[ウィンドサーフィン]]の初心者には適している。また、ジェットスキーやヨットなども行われており、東北地方のウォータースポーツの中心地の1つとなっている。[[朝日山地]]に属する[[月山]]では、冬季は強風と大量の積雪のためにスノーモービルと歩くスキーのみの営業で[[索道|リフト]]が動いていないが、4月上旬〜7月末の間はリフトが運行され、半袖で「サマースキー」を楽しむことが出来る。<br />
* [[足軽]]制度([[傭兵]]。職業軍人)が発達し、一年中戦争が出来るようになる前の[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]初期において、「いくさ」は「稲の収穫後〜積雪が深くなる前」の時期が最も多かった。奥羽山脈西側盆地群は、南東北の中では夏季に晴天が多く日照時間も長いため、[[稲作]]においては収穫時期が早く([[農繁期]]が短い)、他の地域よりも早くいくさの準備が出来た。このような背景もあって、奥羽山脈西側盆地群は、南東北の戦国時代をリードした。<br />
<br />
'''奥羽山脈東側'''(盆地)は、フェーン現象により高温となる日と、太平洋沿岸地域のような曇天で気温が低い日との両方がある。フェーン現象は、阿武隈高地がそれほど高くないため「湿度が高くて暑く」なり、[[中通り]]は[[関東]]の夏のような気候となる。そのため、[[避暑地]]に対する需要が高くなり、裏磐梯を中心とした高原リゾートのホテルやペンション、温泉を訪れたり、裏磐梯の涼しい湖畔で[[アウトドア]]を楽しむ者がいる。<br />
<br />
'''太平洋沿岸'''は、通常曇天で気温が上がらず、海風が入るので晴れても酷暑とはならない。年によっては[[やませ]]が吹き、低温で悪天候の冷夏となることもある。このようにあまり暑くならないので、仙台周辺はビジネスマンや高齢者には涼しくて過ごし易く、[[外国人]]が[[避暑]]をしにやってくる[[高山外国人避暑地]]もある。涼しい気候のため、マリンスポーツにはあまり適していないが、人口が多いため、[[仙台湾]]では海水浴客が存在し、夏季の太平洋は波が高いため[[サーフィン]]をする者もいる。一方、浜通り(南部)は、太平洋高気圧の影響下に入り易く晴天となるが、日本海側ほど暑くはならず、湿度が高い。<br />
<br />
== 交通網 ==<br />
=== 鉄道 ===<br />
<div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em"><br />
* [[東北新幹線]]<br />
* [[東北本線]]<br />
* [[羽越本線]]<br />
* [[常磐線]]<br />
* [[奥羽本線]]<br />
* [[会津鉄道会津線]] - [[只見線]]<br />
* [[磐越東線]] - [[磐越西線]]<br />
* [[仙山線]]<br />
* [[陸羽東線]] - [[陸羽西線]]<br />
</div><div style="float: left; vertical-align: top; white-space: nowrap; margin-right: 1em"><br />
* [[左沢線]]<br />
* [[米坂線]]<br />
* [[山形鉄道フラワー長井線]]<br />
* [[水郡線]]<br />
* [[仙石線]]<br />
* [[阿武隈急行線]]<br />
* [[福島交通飯坂線]]<br />
</div>{{clear|left}}<br />
<br />
=== 主な幹線道路 ===<br />
; 南北の幹線道路<br />
* [[常磐自動車道]]([[常磐富岡インターチェンジ|富岡]]まで開通)<br />
* [[東北自動車道]]<br />
* [[東北中央自動車道]]<br />
* [[国道6号]] - [[国道45号]](太平洋沿岸ルート)<br />
* [[国道4号]]<br />
* [[国道121号]] - [[国道13号]]([[日光市|日光]]・[[山形市|山形]]ルート)<br />
* [[国道7号]]<br />
* [[国道118号]]<br />
<br />
; 東西の連絡線道路<br />
* [[山形自動車道]]<br />
* [[磐越自動車道]]<br />
* [[国道47号]]<br />
* [[国道48号]] - [[国道112号]]([[仙台市|仙台]]・[[鶴岡市|鶴岡]]ルート)<br />
* [[国道115号]] - [[国道113号]]([[相馬市|相馬]]・[[村上市|村上]]ルート)<br />
* [[国道49号]]<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[東北地方]]<br />
* [[東北地方の経済史]]<br />
* [[南東北大学野球連盟]]<br />
* [[仙台六大学野球連盟]]<br />
* [[仙台経済圏]]<br />
* [[北東北]]<br />
** [[盛岡都市圏]]<br />
** [[秋田都市圏]]<br />
** [[青森都市圏]]<br />
** [[八戸都市圏]]<br />
** [[弘前都市圏]]<br />
* [[北関東]]<br />
* [[東日本大震災]]<br />
* [[福島第一原子力発電所事故]]<br />
* [[福島第一原子力発電所事故の影響]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.renkei-sunplan.jp/ 南とうほくSUNプラン](南東北中枢広域都市圏構想推進協議会)<br />
* [https://web.archive.org/web/20130619091448/http://museum-town.net/ 南とうほくミュージアムタウン]<br />
<br />
{{日本の地域}}<br />
[[Category:東北地方|みなみとうほく]]</div>
221.32.117.121
小笠原海運
2018-02-01T11:06:55Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{基礎情報 会社<br />
|社名 = 小笠原海運株式会社<br />
|英文社名 = Ogasawara Kaiun Co.,Ltd.<br />
|ロゴ = <br />
|種類 = [[株式会社]]<br />
|市場情報 = <br />
|国籍 = {{JPN}}<br />
|略称 = <br />
|郵便番号 = 108-0023<br />
|本社所在地 = [[東京都]][[港区 (東京都)|港区]][[芝浦]]三丁目7番9号<br />
|設立 = [[1969年]](昭和44年)[[9月10日]]<br />
|業種 = 5100<br />
|事業内容 = 海運業<br />旅行代理業<br />
|代表者 = 代表取締役社長 山﨑潤一<br />
|資本金 = 1,000万円<br />
|売上高 = <br />
|総資産 = <br />
|従業員数 = <br />
|決算期 = <br />
|主要株主 = [[東海汽船]] 50%<br />[[日本郵船]] 50%<br />
|主要子会社 = <br />
|関係する人物 = <br />
|外部リンク = http://www.ogasawarakaiun.co.jp/<br />
|特記事項 = <br />
}}<br />
<br />
'''小笠原海運株式会社'''(おがさわらかいうん、''Ogasawara Kaiun Co., Ltd.'')は、[[東京港]] - [[父島]]間の定期船を運航している[[海運]]会社である。<br />
<br />
[[本社]]所在地は東京都港区芝浦三丁目7番9号。[[小笠原諸島]]の[[アメリカ合衆国|アメリカ]]からの返還時、[[東海汽船]]と[[日本郵船]]([[近海郵船物流|近海郵船]])の出資により設立された。<br />
<br />
== 航路 ==<br />
* [[東京港|東京]]([[東京港#竹芝ふ頭|竹芝桟橋]]) - [[父島]](二見港)<br />
*: 標準所要時間:片道24時間<br />
<br />
== 船舶 ==<br />
[[ファイル:Ogamaru3rd 160629.jpg|thumb|right|おがさわら丸(3代目) - 竹芝港]]<br />
[[ファイル:Ogasawara Maru JAPAN.jpg|thumb|right|おがさわら丸(2代目) - 父島・二見港]]<br />
[[ファイル:初代おがさわら丸.jpg|thumb|right|おがさわら丸(初代) - 父島・二見港]]<br />
=== 運航中の船舶 ===<br />
* '''おがさわら丸'''(3代目)<ref>[http://www.ogasawarakaiun.co.jp/pdf/pamplet2016.pdf 新おがさわら丸 船内のご案内] 小笠原海運株式会社、2016年7月</ref><br />
*: [[2016年]]6月竣工、2016年7月2日就航。<br />
*: 11,035総トン、全長150.0m、幅20.4m、出力19,800kW、航海速力23.8[[ノット]](約44.1[[キロメートル毎時|km/h]])。<br />
*: 旅客定員894名。<br />
*: [[三菱重工業]][[三菱重工業下関造船所|下関造船所]]建造。[[鉄道建設・運輸施設整備支援機構]]と共有。<br />
{{Main|おがさわら丸 (3代)}}<br />
<br />
=== 過去に運航していた船舶 ===<br />
<ref>小笠原航路の今昔 p.108-109 世界の艦船(海人社、1973年7月号)</ref><br />
* '''兵庫丸'''(日本郵船)<br />
* '''筑後丸'''(日本郵船)<br />
* '''天城丸'''(日本郵船)<br />
* '''筑前丸'''(近海郵船)<br />
* '''芝園丸'''(近海郵船)<br />
* '''桐丸''' (東京湾汽船) <br />
* '''黒潮丸'''(東京湾汽船)<br />
* '''椿丸''' (東京湾汽船)<br />
* '''[[父島丸]]'''(小笠原海運)<br />
* '''おがさわら丸'''(初代)(小笠原海運)<br />
*: [[1979年]]3月建造、1997年退役。退役後は日本国外([[フィリピン]])に売却。<br />
{{Main|おがさわら丸 (初代)}}<br />
* '''おがさわら丸'''(2代目) (小笠原海運))<ref>参考:日本船舶明細書I 2008年版 - 社団法人 日本海運集会所(2007年12月30日発行)<!--参照元のデータは2007年6月30日現在--></ref><br />
*: [[1996年]]6月竣工、[[1997年]]2月20日就航、[[2004年]]改造、[[2016年]]退役。<br />
*: 6,700総トン、全長131.0m、幅17.2m、出力27,000ps、航海速力22.5[[ノット]](約41.7[[キロメートル毎時|km/h]])(最大24.7ノット(約45.7&nbsp;km/h))。<br />
*: 旅客定員769名。<br />
*: [[三菱重工業]][[三菱重工業下関造船所|下関造船所]]建造。[[鉄道建設・運輸施設整備支援機構]]と共有。<br />
{{Main|おがさわら丸 (2代)}}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{commons cat|Ogasawara Kaiun}}<br />
* [http://www.ogasawarakaiun.co.jp/ 小笠原海運]<br />
<br />
{{伊豆・小笠原諸島の島々}}<br />
{{日本の中長距離フェリー}}<br />
{{Company-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:おかさわらかいうん}}<br />
[[Category:日本の海運業者]]<br />
[[Category:東京都港区の企業]]<br />
[[Category:1969年設立の企業]]<br />
[[Category:東海汽船]]<br />
[[Category:日本郵船]]<br />
[[Category:東京都島嶼部の交通]]<br />
[[Category:小笠原村]]</div>
221.32.117.121
窒化ガリウム
2018-02-01T05:42:59Z
<p>221.32.117.121: /* 歴史 */</p>
<hr />
<div>{{Infobox 無機化合物<br />
| name=窒化ガリウム<br />
| 画像=<br />
| IUPAC名=窒化ガリウム(III)<br />
| 別名=ガリウムナイトライド<br />
| 組成式=GaN<br />
| 式量=83.7297<br />
| 形状=黄色粉末<br />
| 結晶構造=本文参照<br />
| CAS登録番号=[25617-97-4]<br />
| 密度= 6.1 | 相 =固体<br />
| 水への溶解度= | 温度=<br />
| 融点= > 2500 | 融点注=(ウルツ鉱構造<ref>Harafuji, K.; Tsuchiya, T.; Kawamura, K. ''J. Appl. Phys.'' '''2004''', ''96'', 2501-2512. DOI: [http://dx.doi.org/10.1063/1.1772878 10.1063/1.1772878]</ref>)<br />
| 沸点= | 沸点注=<br />
| 出典=<!--en:Gallium(III) nitride : density, mp--><br />
}}<br />
'''窒化ガリウム'''(ちっかガリウム、'''GaN''')は[[ガリウム]]の[[窒化物]]であり、主に[[発光ダイオード#青色発光ダイオード|青色発光ダイオード]](青色LED)の材料として用いられる[[半導体]]である。'''ガリウムナイトライド''' (gallium nitride) とも呼ばれる。<br />
<br />
== 物理的性質 ==<br />
[[結晶構造]]は[[ウルツ鉱構造]]と[[閃亜鉛鉱構造]]の2種類を取りうるが、前者がエネルギー的に安定であり、よく使われている。ウルツ鉱構造の[[格子定数]]は、a軸が 3.18 &Aring;、c軸が 5.17 &Aring; である。<br />
<br />
[[バンドギャップ]]は室温において約 3.4 [[電子ボルト|eV]] で、波長では約 365 nm に相当し、紫外領域の光源となる。微量のインジウム (In) を加えて InGaN 結晶にすることで紫色、青色の光源として用いることができる。発光ダイオードによる[[光の三原色]]のひとつとして交通信号やディスプレイに用いられる。<br />
<br />
'''GaN''' を他の半導体と比較して、<br />
# 熱伝導率が大きく放熱性に優れている<br />
# 高温での動作が可能<br />
# 電子の飽和速度が大きい<br />
# 絶縁破壊電圧が高い<br />
などの優位性から[[半導体素子|半導体デバイス]]としての応用が大いに期待されている。<br />
<br />
[[電子デバイス]]への応用は、AlGaN/GaNのヘテロ構造を利用した高周波デバイスが先行している。これは、GaNの持つピエゾ効果によりヘテロ界面に発生する高密度の2次元電子ガスを利用できるためである。<br />
また、高い絶縁破壊耐圧を持つことから損失の低いパワーデバイスを実現できると考えられる。<br />
<br />
== 化学的性質 ==<br />
窒化ガリウムは化学的には非常に安定した物質であり、一般的な酸([[塩酸]]、[[硫酸]]、[[硝酸]]など)や[[塩基]]には溶けないが、紫外線を照射することで強アルカリには溶解する。<br />
<br />
半導体の製造工程における[[エッチング]]の際には[[反応性イオンエッチング]] (reactive ion etching, RIE) による[[ドライエッチング]]を行う。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
1980年代前半は[[セレン化亜鉛]] (ZnSe) と GaN が青色系発光ダイオードの材料の候補であった。しかし格子定数と熱膨張係数が GaN に近い基板が存在せず、良質な結晶を作製できなかったため、ほとんどの研究者、研究機関は ZnSe を用いて青緑色発光ダイオード作製を目指していた。世界の研究者からはZnSeを用いた青緑色半導体レーザも報告されたが、寿命が短く製品化には至らなかった。<br />
<br />
1989年、[[赤崎勇]]と[[天野浩]]は電子線照射で、長年作れなかったP型窒化ガリウムを発明。その後、pn接合の青色発光ダイオードを実現したが、窒化ガリウムが光るのは紫外発光で、青には光らなく暗い。これは、{{仮リンク|ホモジャンクソン|en|Homojunction}}と言いLEDには使わない。そして、電子線照射は実験的にはいいが量産化には向かない。<br />
<br />
1992年、[[中村修二]]は電子線照射よりも、もっと簡単に熱処理でP型窒化ガリウムを作ることを発見。そして、20年もの間、なぜP型にならなかったのか理論を解明。<br />
<br />
高輝度青色LEDは光る材料によって決まり、その材料は窒化インジウムガリウム。中村修二は1年半、改良を重ねて作った独自の2フローMOCVDで、室温でもよく光る窒化インジウムガリウムを1992年に発明した。<br />
<br />
1993年、世界に先駆け発明、実用化した高輝度青色発光ダイオードは、窒化インジウムガリウムを発光層にしたダブルヘテロ構造で、従来の100倍も明るく、この高輝度青色LEDがノーベル賞受賞対象である。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[窒化物半導体]]<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
{{ガリウムの化合物}}<br />
{{DEFAULTSORT:ちつかかりうむ}}<br />
[[Category:無機化合物]]<br />
[[Category:ガリウムの化合物]]<br />
[[Category:窒化物]]<br />
[[Category:半導体材料]]</div>
221.32.117.121
L-01F
2018-01-21T22:40:48Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Otheruseslist|日本の携帯電話会社[[NTTドコモ]]向けに提供されるローカライズモデル'''L-01F'''|[[グローバルモデル]]、及びベースモデル|LG G2}}<br />
{{Pathnav|LGエレクトロニクス|LG G series|LG G2|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=[[File:LG_G2_(Black).jpg|240px]]<br/>[[グローバルモデル]]としてのG2(日本モデルは下部のLGのロゴが「NTT docomo Xi」となっている)<br />
| 機種名 = G2 L-01F<br />
| キャリア = NTTドコモ<br />
| 製造 = LGエレクトロニクス<br />
| 発売年 = [[2013年]]<br />
| 発売日 = 10月11日<br />
| OS =[[Android]] 4.2.2<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 800]] MSM8974 2.3GHz<br />(クアッドコア)<br />
| 通信方式 = [[第3世代移動通信システム|3G]]:[[FOMA]]([[W-CDMA]])<br />[[第二世代携帯電話|2G]]:[[GSM]]<br />
| データ通信方式 =[[第3.9世代移動通信システム|3.9G]]:[[Xi (携帯電話)|Xi]]<br/>[[第3世代移動通信システム|3G]]:[[FOMA]]([[HSDPA]]・[[HSUPA]])<br />[[第二世代携帯電話|2G]]:[[GSM]]<br/>無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 71<br />
| 長さ = 139<br />
| 厚さ = 9.2<ref>最厚部10mm</ref><br />
| 重量 = 145<br />
|連続通話時間=約820分(音声電話時・3G)<br/>約760分(音声電話時・GSM)<br />
|連続待受時間=約530時間(静止時・3G)<br/>約460時間(静止時・LTE)<br/>約430時間(静止時・GSM)<br />
|充電時間= 約150分(急速充電対応)<br />
|バッテリー= 2900mAh<br />
| 日本語入力 = LG日本語キーボード(iWnnベース)<br />
| 内部メモリ= RAM:2GB<br />Storage:32GB<br />
|外部メモリ= [[SDメモリーカード#microSDカード|microSD]]<br />(2GBまで・ドコモ発表)<br />[[SDメモリーカード#microSDHCカード|microSDHC]]<br />(32GBまで・ドコモ発表)<br />[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]]<br />(256GBまで・ドコモ発表)<br />
| FeliCa = FeliCa/NFC(決済対応)<br />
| 赤外線通信機能 = あり<ref name="remote">リモコン操作のみ。</ref><br />
| Bluetooth = 4.0<ref>対応プロファイル:HSP、HFP、OPP、SPP、HID、A2DP/aptX/SBC/AAC、AVRCP、PBAP、FTP、PAN - NAP/PANU</ref><br />
|テザリング= Wi-Fi(最大8台)<br />USB(最大1台)<br />Bluetooth(最大4台)<br />
|放送受信機能=ワンセグ<br />
|外部接続= micro[[USB]]<br />(ホスト・[[SlimPort]]共用)<br />[[Miracast]]<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
|備考=実使用時間:73.1時間<br />
| メイン画面方式 = [[薄膜トランジスタ|TFT]]<br />[[IPS方式]]<br />
| メイン画面解像度 = FHD<br />(1920×1080[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.2[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1320万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = フルハイビジョン動画撮影、光学手ブレ補正、マルチポイントAF、デュアル録画/デュアル撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 240万<br />
| サブカメラ方式 = CMOS<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #ffffff<br />
| 本体色1の色名 = Lunar White<br />
| 本体色2 = #000e23<br />
| 本体色2の色名 = Indigo Black<br />
}}<br />
<br />
'''ドコモ スマートフォン G2 L-01F'''(ドコモ スマートフォン ジーツー エルゼロイチエフ)は、[[韓国]]の[[LGエレクトロニクス]]によって開発された、[[NTTドコモ]]の[[第3.9世代移動通信システム]]([[Xi (携帯電話)|Xi]])と[[第3世代移動通信システム]]([[FOMA]])のデュアルモード[[端末]]である。[[ドコモ スマートフォン]](第2期)のひとつ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[L-01E]]の事実上の後継機種で、グローバルモデルである'''[[LG G2]]'''の日本国内ローカライズモデルとなる。ただし、先に発表されたau向けの[[LGL22|isai LGL22]]と同様、LGエレクトロニクスのスマートフォンブランドである[[LG Optimus|Optimus]]シリーズには属さない。<br />
<br />
特徴として通常では側面に配置されている電源キー・音量キーが本機種では背面に配置されており、利き手を選ばないキー操作を可能にするとともに、本体の薄型化と画面の狭額縁化に貢献している。音量キーの中央に配置された電源キーの周りには通知LEDが埋め込まれており、電話やメールの着信をイルミネーションで通知、マナーモード中に本体を伏せたままでも着信を通知できる。また音量キーの長押しにより、画面ロックや画面オフの状態からQメモ機能やカメラ機能を起動できるほか、カメラのシャッターとしても使える。<br />
<br />
1320万画素のメインカメラには、光学手ブレ補正やズーム撮影時の画像の劣化を最小限に抑える「デジタル8倍高解像度ズーム」、オートフォーカスのターゲットフレームを画面の9箇所から検出し、最も被写体に近いエリアにピントを合わせる「マルチポイントAF」を搭載している。またイン/アウトカメラでの同時撮影機能は、静止画撮影時にも対応した。<br />
<br />
24bit/192kHzの[[Hi-Fi]]再生機能をスマートフォンで初めて搭載しており、最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]]によるハイレゾ音源の再生機能に標準で対応している。<br />
<br />
機能面ではスリープ時に2回画面を叩くと自動的に画面が点灯/消灯する「ノックオン」機能を搭載しており、電源キーを押す手間を省くことが可能である。また「Qスライド」機能は、適用アプリケーションを拡大。「動画」「インターネット」「[[電卓]]」「[[カレンダー]]」に加え、「Eメール」「メッセージ」「ファイルマネージャー」「ダイヤル」にも対応した。その他、3本の指で画面に触れ、左にフリックすると、実行中のアプリを保存(最大3つまで)、右にフリックすることで保存したアプリを切り替えられる「スライドウィンドウ」や表示されていない部分を含む閲覧中のwebコンテンツのページ全体をキャプチャし、画像として保存できる「キャプチャプラス」、コピーした画像や[[テキスト]]などをスクラップブック形式で最大20個までまとめて保存できる「クリップボード」機能を搭載している。<br />
他にも、日本独自機能としてワンセグ・おサイフケータイに対応しているが、防水性能は備えておらず、NOTTVとフルセグ放送の受信には対応していない。赤外線通信はリモコン操作のみの利用となる。<br />
<br />
なお、外部メモリの利用には同梱されるSDカードリーダライタを利用する必要がある。また、L-04E/[[L-06D]]同様'''バッテリーの取り外しは不可'''のため、バッテリー交換は預かり修理となる(交換代金は6,825円で、8,925円のL-04E/L-06Dより安価)。<br />
<br />
ちなみに、業務用端末と子供向け端末を除いた'''NTTドコモの2013年冬・2014年春モデルのスマートフォンでは唯一1800MHz帯(Band 3)に対応しておらず、Xiの最大通信速度も他の冬モデルと比べて若干遅くなっている。'''また、テレビなどのAV機器に接続する規格が[[MHL]]から[[SlimPort]]に変更されている。<br />
<br />
純正アクセサリーとして、装着すると閉じたままでも小窓から時刻や[[天気]]を確認したり、ミュージックプレイヤーの操作や電話着信の応答などが可能な他、開閉に合わせてロック/アンロック操作もできるフリップ型カバー「QuickWindowカバー L01」も用意している。<br />
<br />
キャッチコピーは'''「Learning from You あなたの動きにフィットした使いやすさ」'''。<br />
<br />
アップデートに関しては、既にグローバルモデルのLG G2がAndroid 5.0へとアップデートされたが、ドコモ版のLG G2(L-01F)のみAndroid 4.2をもって終了した<ref>[https://www.nttdocomo.co.jp/info/notice/page/140626_00_m.html ドコモからのお知らせ : Android(TM)4.4へのバージョンアップ予定製品について | お知らせ | NTTドコモ]</ref>。<br />
なお、兄弟機であるau向けの[[LGL22|isai LGL22]]にはAndroid 4.4へのバージョンアップが告知されており<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20140626-01.html Android™ 4.4へのOSアップデート予定製品について | スマートフォン・携帯電話 | au]</ref>、2014年7月29日よりAndroid 4.4へのアップデートが開始された<ref>当初は2014年7月16日よりアップデートが実施されていたが不具合が見つかったために延期されていた。</ref><ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20140729-01/ isai LGL22 OSアップデート情報 | 製品アップデート情報 | au]2014年7月29日</ref>。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
;メーカー提供アプリ<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
*キャプチャープラス<br />
*アラーム時計<br />
*電卓<br />
*カメラ<br />
*辞書<br />
*ダウンロード<br />
*[[Eメール]]<br />
*ギャラリー<br />
*ライフスクエア<br />
*メッセージ<br />
*音楽<br />
*Qリモート<br />
*LGSmartWorld<br />
*テレビ<br />
*ビデオエディタ<br />
*動画<br />
*ファイルマネージャー<br />
*ノートブック<br />
*POLARIS Office 5<br />
{{Div col end}}<br />
;Google提供アプリ<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
*カレンダー<br />
*インターネット<br />
*[[Chrome]]<br />
*[[Gmail]]<br />
*Google<br />
*[[Google+]]<br />
*ローカル<br />
*マップ<br />
*メッセンジャー<br />
*ナビ<br />
*Playブックス<br />
*[[Playストア]]<br />
*ハングアウト<br />
*音声検索<br />
*[[YouTube]]<br />
*Playムービー<br />
*Playゲーム<br />
{{Div col end}}<br />
;ドコモ提供アプリ<br />
{{Div col|cols=1}}<br />
*取扱説明書<br />
*[[おサイフケータイ]]<br />
*メール翻訳コンシェル <br />
*はなして翻訳<br />
*うつして翻訳<br />
*[[iコンシェル]]<br />
*[[しゃべってコンシェル]]<br />
*[[iチャネル]]<br />
*[[i Bodymo]]<br />
*ドコモあんしんスキャン<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{| style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な対応サービス<br />
|-<br />
|[[タッチパネル]]/[[加速度センサー]]<br />
|[[Xi (携帯電話)|Xi]]<ref>受信時:112.5Mbps/送信時:37.5Mbps</ref>/[[FOMAハイスピード]]<ref>受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps</ref><br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[DCMX]]/[[おサイフケータイ]]/[[近距離無線通信|NFC]]/[[かざしてリンク]]/[[IrDA|赤外線]]<ref name="remote" />/[[トルカ]]<br />
|-<br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約410分</ref>/<del>[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]/[[マルチメディア放送|モバキャス]]</del><br />
|[[メロディコール]]<br />
|[[テザリング]]<br />
|[[WiFi]] IEEE802.11a/b/g/n/ac<br />
|-<br />
|[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]<br />
|[[ドコモメール]]/[[ケータイデータお預かりサービス|電話帳バックアップ]]<br />
|[[デコメール]]/[[デコメ絵文字]]/<del>[[デコメアニメ]]</del><br />
|[[iチャネル]]<br />
|-<br />
|[[エリアメール]]/ソフトウェアーアップデート自動更新<br />
|[[デジタルオーディオプレーヤー]]([[Windows Media Audio|WMA]]・[[MP3]]他)<br />
|[[GSM]]/[[ローミング|3Gローミング]]([[WORLD WING]])<br />
|[[フルブラウザ]]/<del>[[Flash Player]]</del><br />
|-<br />
|[[Google Play]]/dメニュー/[[dマーケット]]<br />
|[[Gmail]]/[[Google Talk]]/[[YouTube]]/[[Picasa]]<br />
|[[バーコードリーダ]]/[[名刺リーダ]]<br />
|[[地図アプリ|ドコモ地図ナビ]]/[[ドコモ ドライブネット]]/[[Google Maps]]/[[ストリートビュー]]<br />
|}<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*[[2013年]][[8月7日]](現地時間) - LGエレクトロニクスよりグローバルモデル発表。ただしこの時点では日本国内での発売は未定だった<ref>[http://www.lg.com/jp/press-releases/20130808-g2-global NewsRelease 【お知らせ/グローバルニュース】デザインの新たな方向性を提示する最新スマートフォン「LG G2」を発表]LGエレクトロニクス 2013年8月8日</ref>。<br />
*2013年[[10月10日]] - NTTドコモより日本モデル公式発表・事前予約開始。<br />
*2013年[[10月11日]] - 発売開始。<br />
<br />
== アップデート・不具合など ==<br />
;2013年12月17日のアップデート(機能バージョンアップ)<ref name="update">[http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/l01f/index.html G2 L-01Fの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ]</ref><br />
*機能バージョンアップ<br />
**[docomo ID」認証の本格導入対応<br />
***端末にdocomo IDを設定することが可能。docomo IDを端末に設定することで、対応するサービスアプリ<ref>「ドコモ電話帳」「iコンシェル」「データ保管BOX」「ケータイデータお預かりサービス」「ドコモクラウド設定」「docomo Application Manager」は、機能バージョンアップと同時に更新される。「ドコモメール」「iチャネル」「フォトコレクション」「メール翻訳コンシェル」「i Bodymo」「ビジネスmopera あんしんマネージャー」「ショッぷらっと」については、バージョンアップ後、最新版にアップデートする必要がある。</ref>でのdocomo ID入力が不要になる。<br />
***Wi-Fiオプションパスワードがdocomo IDに統合<ref>バージョンアップ後は、対応サービスアプリをWi-Fi経由でご利用するためにdocomo IDを設定する必要がある。またWi-Fiオプションパスワードを利用されていた方もdocomo IDを改めて設定する必要がある。</ref><br />
**端末を紛失した際などに、パソコン(My docomo)から回線を指定して、遠隔操作で端末初期化およびSDカードのデータを消去できるサービス「遠隔初期化」に対応<br />
**新「ドコモバックアップアプリ」の提供開始<br />
***SDカードバックアップ対応項目のうち、音楽、ブックマーク、通話履歴、ユーザ辞書について、データ保管BOXへのアップロードが可能となる。<br />
**独自機能の機能変更<br />
***「伝言メモ」再生時の出力をスピーカーから受話口(レシーバー)に変更。<br />
*不具合修正<br />
**パターンロック画面にて素早くパターン入力を実施すると、[[ドコモUIMカード|miniUIMカード]]を認識しない場合がある不具合(miniUIMカードに[[暗証番号|PIN]]1ロックがかかっている場合のみ発生)を修正する。<br />
*ビルド番号が'''L01F10c'''から'''L01F11k'''になる。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[LGエレクトロニクス]]<br />
**[[L-01E]] - 事実上の先代機種。<br />
**[[LGL22|isai LGL22]] - au向けの事実上の兄弟機種だが、仕様が一部異なる。<br />
**[[LGL24|isai FL LGL24]] - 後継機種・[[LG G3]]の日本ローカライズモデル。<br />
**[[LGV32|isai vivid LGV32]] - 後継機種・[[LG G4]]の日本ローカライズモデル。<br />
**[[DM-01G|Disney Mobile on docomo DM-01G]] - 本機種以来約1年半ぶりに発売されるLGエレクトロニクス製の同キャリア向けスマートフォンで、[[ディズニー・モバイル#ディズニー・モバイル・オン・ドコモ|Disney Mobile on docomo]]端末となる。<br />
**[[LG G2 mini]] - 派生機種。日本国内ではSIMフリー端末として販売される。<br />
<br />
== 注釈 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.nttdocomo.co.jp/product/smart_phone/l01f/index.html docomo G2 L-01F | 製品 | NTTドコモ]<br />
*[http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-G2-L-01F G2 L-01F | 携帯電話 - あなたの動きにフィットした使いやすさ。 - LG Electronics Japan]<br />
<br />
{{先代次代|[[LG G series]]|'''G2 L-01F'''| [[L-04E|Optimus G Pro L-04E]] | [[LGL23|G Flex LGL23]] }}<br />
{{日本国内で発売されたOptimusシリーズ}}<br />
{{Docomo 2012- FOMA・Xiモデル}}<br />
{{Android端末 2013-|NTT docomo}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (NTTドコモ 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (NTTドコモ 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:Android端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]</div>
221.32.117.121
SO-03F
2018-01-21T22:39:50Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Otheruseslist|日本の携帯電話会社[[NTTドコモ]]向けに提供されるローカライズモデル'''SO-03F'''|[[グローバルモデル]]|Xperia Z2}}<br />
{{Pathnav|ソニーモバイルコミュニケーションズ|Xperia|Xperia Z2|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1= [[ファイル:Sony_Xperia_Z2.jpg|300px]]<br />[[グローバルモデル]]としてのXperia Z2<br />(日本モデルはSONYのロゴが画面下部に配置されており、画面上部には「NTT docomo Xi」、背面に「XPERIA」と刻印されている。)<br />
| 機種名 = Xperia Z2 SO-03F<br />
| キャリア = NTTドコモ<br />
| 製造 = ソニーモバイルコミュニケーションズ<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[5月21日]]<br />
| OS =[[Android]] 4.4.4→5.0.2<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 801]]<br />MSM8974AB 2.3GHz<br />(クアッドコア)<br />
|通信方式 = [[第3.9世代移動通信システム|3.9G]]:[[VoLTE]]([[Long Term Evolution|LTE]])<br />[[第3世代移動通信システム|3G]]:[[FOMA]]([[W-CDMA]])<br />[[第2世代移動通信システム|2G]]:[[GSM]]<br />
|データ通信方式 =[[第3.9世代移動通信システム|3.9G]]:[[Xi (携帯電話)|Xi]]<br />[[第3世代移動通信システム|3G]]:[[FOMA]]([[HSDPA]]・[[HSUPA]])<br />[[第2世代移動通信システム|2G]]:[[GSM]]<br/>無線LAN(IEEE 802.11a/b/g/n/ac)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 73<br />
| 長さ = 147<br />
| 厚さ = 8.2<br />
| 重量 = 約163<br />
|連続通話時間 = 約1160分(LTE)<br/>約930分(3G)<br/>約810分(GSM)<br />
|連続待受時間 = 約650時間(静止時・3G)<br/>約570時間(静止時・LTE)<br/>約570時間(静止時・GSM)<br />
| 充電時間 = 約160分(ACアダプタ05使用時)<br />約180分(ACアダプタ04使用時)<br />
| バッテリー = 3200mAh<br />取り外し不可<br />
| 日本語入力 = [[POBox|POBox Plus]]<br />
| 内部メモリ = ROM:32GB<br/>RAM:3GB<br />
|外部メモリ = [[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br />(最大2GB・ドコモ発表)<br />[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]]<br />(最大32GB・ドコモ発表)<br />[[SDメモリーカード#microSDXCカード|microSDXC]]<br />(最大128GB・ドコモ発表)<br />
| FeliCa = FeliCa/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = なし<br />
| テザリング = Wi-Fi:10台<br />Bluetooth:5台<br />USB:1台<br />
| Bluetooth = 4.0<ref>対応プロファイル:HFP、HSP、OPP、SPP、HID、A2DP(aptX/SBC対応)、AVRCP、PBAP、PAN(PAN-NAP/PANU対応)、HDP、MAP、DID、HOGP</ref><br />
| 放送受信機能 = [[ワンセグ]]<br />フルセグ(録画不可、[[データ放送]]対応)<br />FMラジオ<br />
| 外部接続 = microUSB<br />MHL 3.0<br />ヘッドセット接続端子<br />
| 備考 = 1. 実使用時間:約79.2時間<br />2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]によるハイレゾ音源の再生機能に標準で対応<ref>ただしハイレゾ音源を再生する場合、それに対応したUSBホストケーブル(別売)、およびUSB入力対応[[デジタル-アナログ変換回路|DAC]](別売)、ヘッドホン(別売)、あるいはスピーカー(別売)などが必要となる。ただし5.0へアップグレードすると本体から直接再生が可能になる。</ref><br />
| メイン画面方式 = [[薄膜トランジスタ|TFT]]<br />[[トリルミナス|トリルミナスディスプレイ for mobile]]<br />[[IPS方式]]<br />
| メイン画面解像度 = [[1080p|FHD]]<br />(1920×1080[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.2[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 約2070万<br />
| メインカメラ方式 = 裏面照射積層型[[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />[[Exmor|Exmor RS for mobile]]<br />
| メインカメラ機能 = 顔検出[[オートフォーカス|AF]]<br />[[2160p]]撮影機能<br />手ブレ補正<br />タイムシフトビデオ<br />ARエフェクト<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 約220万<br />
| サブカメラ方式 = 裏面照射型[[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />Exmor R for mobile<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #4300af<br />
| 本体色1の色名 = Purple<br />
| 本体色2 = #000000<br />
| 本体色2の色名 = Black<br />
| 本体色3 = #FFFFFF<br />
| 本体色3の色名 = White<br />
}}<br />
'''ドコモ スマートフォン Xperia Z2 SO-03F'''(ドコモ スマートフォン エクスペリア ゼットツー エスオーゼロサンエフ)は、[[ソニーモバイルコミュニケーションズ]]によって開発された、[[NTTドコモ]]の[[第3.9世代移動通信システム]]([[Xi (携帯電話)|Xi]])と[[第3世代移動通信システム]]([[FOMA]])のデュアルモード[[端末]]である。[[ドコモ スマートフォン]](第2期)のひとつ。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[SO-01F|Xperia Z1 SO-01F]]の後継機種で、グローバルモデルである'''[[Xperia Z2]]'''の日本国内ローカライズモデルとなる。<br />
<br />
デザインは[[SO-02E|Xperia Z]]やXperia Z1を継承しており、画面サイズはZ1の5.0インチから5.2インチへとスペックアップしている。また、カメラに関してはZ1の同等の2070万画素のExmor RS for mobileとなっているが、新たに4K動画の撮影が可能となった。<br />
<br />
他にも、日本独自機能としてワンセグ・フルセグ・NOTTV・おサイフケータイに対応しているが、現行の日本国内向けのXperiaシリーズと同じく赤外線通信には対応していない。<br />
<br />
OSはAndroid 4.4を搭載している。[[グローバルモデル]]に関しては既にAndroid 5.0へアップデート可能であり、本機種は2015年7月28日からAndroid 5.0へのOSアップデートが出来るようになったが、テレビの不具合が見つかったため、一時中断していたが、9月15日に再開された。<br />
<br />
キャッチコピーは'''「感覚を揺さぶるエンターテインメント体験を、フラッグシップモデルで。」'''。<br />
<br />
防水規格はIPX5/8で、[[水深]]1.5[[メートル]]に30分沈めても、正常に動作する性能が示されている。<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
'''PC連携アプリケーション'''<br />
*PC Companion<br />
*Sony Bridge for [[Mac]]<br />
'''プリインストールアプリケーション'''<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
*[[Sony Entertainment Network#Video Unlimited|Video Unlimited]]<br />
*[[電子書籍]]Reader by Sony<br />
*[[PlayStation Mobile]]<br />
*[[PlayStation]]<br />
*What's New<br />
*Socialife<br />
*[[周波数変調|FM]][[ラジオ]]<br />
*[[オフィススイート|OfficeSuite]]<br />
*Sony Select<br />
*[[Facebook]]<br />
*[[ウォークマン|WALKMAN]]<br />
*連絡先<br />
*ダイヤル<br />
*ムービー<br />
*[[TrackID]]<br />
*TrackID TV<br />
*Xperia Lounge Japan<br />
*TV SideView<br />
*Sketch<br />
*[[Vine (アプリケーション)|Vine]]<br />
*[[Evernote]]<br />
*ファイルコマンダー<br />
*アルバム<br />
*ミュージック<br />
*テレビ<br />
*[[取扱説明書]]<br />
*おサイフケータイ<br />
*カメラ<br />
*[[Gmail]]<br />
*[[メール]]<br />
*[[Google マップ|マップ]]<br />
*[[Google+ ハングアウト|ハングアウト]]<br />
*[[Google Play|Play]]ストア<br />
*ダウンロード<br />
*[[YouTube]]<br />
*[[Google]]<br />
*[[ブラウザ]]<br />
*[[カレンダー]]<br />
*[[アラーム]]・[[時計]]<br />
*[[電卓]]<br />
*設定<br />
*[[Google+]]<br />
*写真<br />
*Google設定<br />
*Playムービー<br />
*メッセージ<br />
*[[Google Chrome|Chrome]]<br />
*Playブックス<br />
*Playゲーム<br />
*[[Google ドキュメント|ドライブ]]<br />
*[[音声検索]]<br />
{{Div col end}}<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{| style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な対応サービス<br />
|-<br />
|[[タッチパネル]]/[[加速度センサー]]<br />
|[[Xi (携帯電話)|Xi]]<ref>受信時:150Mbps/送信時:50Mbps</ref>/[[FOMAハイスピード]]<ref>受信時:14Mbps/送信時:5.7Mbps</ref>/[[VoLTE]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[DCMX]]/[[おサイフケータイ]]/[[近距離無線通信|NFC]]/[[かざしてリンク]]/<del>[[IrDA|赤外線]]</del>/[[トルカ]]<br />
|-<br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約320分</ref>/[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<ref>連続視聴時間:約330分</ref>/[[モバキャス]]<ref>連続視聴時間:約440分</ref><br />
|[[メロディコール]]<br />
|[[テザリング]]<br />
|[[WiFi]] IEEE802.11a/b/g/n/ac<br />
|-<br />
|[[グローバル・ポジショニング・システム|GPS]]<br />
|[[ドコモメール]]/[[ケータイデータお預かりサービス|電話帳バックアップ]]<br />
|[[デコメール]]/[[デコメ絵文字]]/<del>[[デコメアニメ]]</del><br />
|[[iチャネル]]<br />
|-<br />
|[[エリアメール]]/ソフトウェアーアップデート自動更新<br />
|[[デジタルオーディオプレーヤー]]([[Windows Media Audio|WMA]]・[[MP3]]他)<br />
|[[GSM]]/[[ローミング|3Gローミング]]([[WORLD WING]])<br />
|[[フルブラウザ]]/<del>[[Flash Player]]</del><br />
|-<br />
|[[Google Play]]/dメニュー/[[dマーケット]]<br />
|[[Gmail]]/[[Google Talk]]/[[YouTube]]/[[Picasa]]<br />
|[[バーコードリーダ]]/[[名刺リーダ]]<br />
|[[地図アプリ|ドコモ地図ナビ]]/[[ドコモ ドライブネット]]/[[Google Maps]]/[[ストリートビュー]]<br />
|}<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*[[2014年]][[2月24日]](現地時間) - [[スペイン]]・[[バルセロナ]]の携帯電話展示会「Mobile World Congress 2014」にてソニーモバイルコミュニケーションズよりグローバルモデル発表。ただし、この時点では日本国内での販売は未定だった<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/mwc2014/20140224_636701.html ソニー、ノイキャン対応「Xperia Z2」と世界最薄「Xperia Z2 Tablet」 - ケータイ Watch] 2014年2月24日</ref>。<br />
*2014年[[5月14日]] - NTTドコモより発表・事前予約開始。<br />
*2014年[[5月21日]] - 発売開始。<br />
*2014年[[6月27日]] - ソフトウェア更新によりVoLTEに対応。<br />
*2015年7月28日 - Android 5.0.2にアップデート<br />
<!-- *2019年1月31日 - 修理受け付け終了 --><!--2017-06-13時点で未来日のため一旦コメントアウトします--><br />
<br />
== アップデート・不具合など ==<br />
;2014年6月27日のアップデート(機能バージョンアップ)<ref name="update">[http://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product_update/list/so03f/index.html#howto Xperia Z2 SO-03Fの製品アップデート情報 | お客様サポート | NTTドコモ]</ref><br />
*機能バージョンアップ<br />
**「VoLTE(ボルテ)」に対応。本端末を利用して、VoLTEを利用可能となる。<br />
**災害時などの緊急時に消費電力を抑え、待受け状態を長持ちさせる「緊急省電力モード」に対応。<br />
*不具合修正<br />
**通話中、相手の声に雑音が混入する場合がある不具合を修正する。<br />
**通話中、自分の声が相手に途切れて聞こえる場合がある不具合を修正する。<br />
;2014年9月18日のアップデート<ref name="update"></ref><ref>パソコン接続による更新は、2014年9月18日18時より実施可能。</ref><br />
*ビデオコール時、自端末に表示される相手画像が正常に表示されない場合がある不具合を修正する。<br />
*ビルド番号が'''14.3.B.0.279'''から'''14.3.B.0.310'''になる。<br />
;2014年11月18日のアップデート<ref name="update"></ref><ref>ソフトウェア更新の対象は、2014年6月27日より提供している機能バージョンアップを実施された携帯電話になるため、事前に機能バージョンアップを実施するか、またはパソコン接続による方法でソフトウェア更新が必要。パソコン接続による更新は、2014年11月18日18時より実施可能。</ref><br />
*通話中、相手の声に雑音が混入する場合がある不具合を修正する。<br />
*ビルド番号が'''17.1.B.0.318'''、'''17.1.B.1.3'''、'''17.1.1.B.2.73'''、'''17.1.1.B.3.174'''から'''17.1.1.B.3.195'''になる。<br />
;2015年5月12日のアップデート<ref name="update"></ref><br />
*使用状況によって、電池の減りが早くなる場合がある。<br />
*ビルド番号:17.1.1.B.3.240<br />
;2015年7月28日のアップデート<br />
*Android 5.0.2にアップデート<br />
*まれに、意図せず電源が再起動する場合がある。<br />
*ビルド番号:23.1.B.1.197<br />
;2016年7月12日のアップデート<br />
*充電量を調節する機能を追加<br />
*ビルド番号:23.1.B.1.317<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[ソニーモバイルコミュニケーションズ]]<br />
*[[Xperia]]<br />
* [[Sony Xperia Z シリーズ]]<br />
**[[SO-02E|Xperia Z SO-02E]] - Z系初代機種。<br />
**[[SO-01F|Xperia Z1 SO-01F]] - 先代機種。<br />
**[[SO-04F|Xperia A2 SO-04F]] - 兄弟機種。<br />
**[[SOL25|Xperia ZL2 SOL25]] - KDDI(au)向けの兄弟機種。本機種の画面サイズとインカメラの画素数が異なってる以外は、ほぼ同様のスペックとなっている。<br />
**[[SO-05F|Xperia Z2 Tablet SO-05F]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[https://www.nttdocomo.co.jp/support/utilization/product/so03f/ docomo Xperia(TM) Z2 SO-03F サポート情報 | お客様サポート | NTTドコモ]<br />
*[http://www.sonymobile.co.jp/xperia/docomo/so-03f/ Xperia Z2 SO-03F | ソニーモバイルコミュニケーションズ]<br />
<br />
{{先代次代|[[Sony Xperia Z シリーズ]]|'''Xperia Z2 SO-03F'''| [[SO-01F|Xperia Z1 SO-01F]]<br />[[SOL23|Xperia Z1 SOL23]] | [[SOL26|Xperia Z3 SOL26]]<br />[[SO-01G|Xperia Z3 SO-01G]] }}<br />
{{日本国内で発売されたXperiaシリーズ}}<br />
{{Docomo 2012- FOMA・Xiモデル}}<br />
{{Android端末 2013-|NTT docomo}}<br />
{{プレイステーション}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (NTTドコモ 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (NTTドコモ 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (ソニーモバイルコミュニケーションズ)]]<br />
[[Category:Android端末 (ソニー)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:防水機種]]<br />
[[Category:PlayStation Mobile対応端末]]<br />
[[Category:2014年のハードウェア]]</div>
221.32.117.121
SOL25
2018-01-21T22:37:47Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|ソニーモバイルコミュニケーションズ|Xperia|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1= <br />
| 機種名 = Xperia ZL2 SOL25<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = ソニーモバイルコミュニケーションズジャパン<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[5月23日]]<br />
| OS =[[Android|Android 4.4]]→[[Android|Android 5.0.2]]<br />
(海外モデルはAndroid 6.0.1対応済<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20150604-01.html Android™ 5.0へのOSアップデート予定製品について | スマートフォン・携帯電話 | au]</ref>)<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 801]]<br />MSM8974AB 2.3GHz<br />(クアッドコア)<br />
|通信方式=3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X|au 3G]])<br />(新800MHz/2GHz)<br />[[W-CDMA]]<br />(850MHz/2GHz)<br />2G:[[GSM]]<br />(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9/4G:<br />[[FDD-LTE]]/[[LTE-A]]<br />([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]])<br />(新800MHz/2GHz)<br />[[モバイルWiMAX#WiMAX 2.1|WiMAX 2.1]]([[WiMAX 2+]])<br /> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br />([[WIN HIGH SPEED]])<br />[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br />([[CDMA 1X WIN|au 3G]])<br />[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br />(au 3G)<br />[[UMTS]]<br />([[W-CDMA]])<br />3G:CDMA2000 1xMC<br />(au 3G)<br />その他:無線LAN<br />(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 72<br />
| 長さ = 137<br />
| 厚さ = 10.8<br />
| 重量 = 約167<br />
| 連続通話時間 = 約1340分<br />
| 連続待受時間 = 約670時間(3G)<br />約640時間(LTE/WiMAX2+)<br />
| 充電時間= 約150分<br />
| バッテリー = 3000mAh<br />
| 日本語入力 = [[POBox|POBox Plus]]<br />
| 内部メモリ= ROM:32GB<br />RAM:3GB<br />
| 外部メモリ = [[SDメモリーカード#microSDカード|microSD]]<br />(最大2GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDHCカード|microSDHC]]<br />(最大32GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDXCカード|microSDXC]]<br />(最大128GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = FeliCa/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = なし<br />
| テザリング=あり<br />
| Bluetooth = 4.0<br />
| 放送受信機能 = [[ワンセグ]]<br />フルセグ<br />FMラジオ<br />
| 外部接続 = microUSB<br />MHL 3.0<br />ヘッドセット接続端子<br />
| 備考 = 1. LTEはキャリアアグリケーションに対応<br />2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]によるハイレゾ音源の再生機能に標準で対応<ref>ただしハイレゾ音源を再生する場合、それに対応したUSBホストケーブル(別売)、およびUSB入力対応[[デジタル-アナログ変換回路|DAC]](別売)、ヘッドホン(別売)、あるいはスピーカー(別売)などが必要となる。</ref><br />3. [[SAR値]]<ref>[http://www.au.kddi.com/mobile/product/sar/dp/sol25/ au電話の比吸収率について Xperia(TM) ZL2 SOL25] - au(KDDI)</ref>:<br />側頭部・0.528W/kg<br />身体装着時・0.558W/kg<br />4. 製造国:{{CHN}}<br />
| メイン画面方式 = [[薄膜トランジスタ|TFT]]<br />[[トリルミナス|トリルミナスディスプレイ for mobile]]<br />
| メイン画面解像度 = [[1080p|FHD]]<br />(1920×1080[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.0[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 約2070万<br />
| メインカメラ方式 = 裏面照射積層型[[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />[[Exmor|Exmor RS for mobile]]<br />
| メインカメラ機能 = 顔検出[[オートフォーカス|AF]]<br />[[4K UHD]]撮影機能<br />手ブレ補正<br />タイムシフトビデオ<br />ARエフェクト<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 約31万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />Exmor R for mobile<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #3bc9e2<br />
| 本体色1の色名 = Turquoise<br />
| 本体色2 = #000000<br />
| 本体色2の色名 = Black<br />
| 本体色3 = #FFFFFF<br />
| 本体色3の色名 = White<br />
}}<br />
<br />
'''Xperia ZL2 SOL25'''(エクスペリア ゼットエルツー エスオーエル ニーゴー)は、[[ソニーモバイルコミュニケーションズジャパン]]によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3世代移動通信システム|第3世代/]][[第3.5世代移動通信システム]](au 3G(旧・[[CDMA 1X]]/[[CDMA 1X WIN]]))、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])対応スマートフォンである。<br />
また、海外ではXperiaZ2a D6563が発売されている。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
グローバルモデルである'''[[w:Sony Xperia ZL|Xperia ZL]]'''の後継機種として開発された<ref>{{Cite web |url=http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1405/19/news132.html |title=ターコイズがまぶしい:写真で解説する「Xperia ZL2 SOL25」(外観編) |accessdate=2014-07-16 |author=田中聡 |date=2014-05-19 |format=HTML |publisher=ITmedia |language=日本語}}</ref>。デザインはSOL22を踏襲している。<br />
<br />
OSはAndroid 4.4を搭載している。2015年6月4日には、時期は未確定ながらもAndroid™ 5.0へのOSアップデートがアナウンスされた<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20150604-01.html Android™ 5.0へのOSアップデート予定製品について | スマートフォン・携帯電話 | au]</ref>。<br />
<br />
カメラ機能が大幅に強化されており、新たに4K動画撮影が可能となった。また、動画の撮影後に自分の好みのシーンだけをスローモーションにすることができる「タイムシフトビデオ」機能が追加されている。<br />
<br />
サウンド面では、デジタルノイズキャンセリング機能が搭載されており、別売の専用イヤホン(MDR-NC31EM)を利用する事によって周囲の雑音を約98%カットする事が可能となっている。<br />
<br />
なお、au向けのXperiaシリーズとしては初めて赤外線通信に非対応となっている。<br />
<br />
キャッチコピーは'''「感覚を揺さぶるもの」'''。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== その他機能 ==<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br />Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />LISMO WAVE<br />[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br />(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br /><del>おくだけ充電([[Qi (ワイヤレス給電)|Qi]])</del><br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約6時間40分</ref><br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<ref>連続視聴時間:約4時間50分</ref><br />[[DLNA]]/[[DTCP-IP]]<br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br />[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|<del>[[赤外線]]通信</del><br />
|WIN HIGH SPEED<br />[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />[[WiMAX2+]]<ref>受信:最大110Mbps/送信:最大10Mbps</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />microSDXC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br />防塵<br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
* [[安心セキュリティパック]]はフル対応<br />
* [[PlayStation Mobile|PlayStation Certified]]に対応([[DUALSHOCK 3]]対応)<br />
<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
*[[2014年]][[5月8日]] - KDDI、および[[ソニーモバイルコミュニケーションズジャパン]]より公式発表。<br />
*2014年[[5月23日]] - 日本全国にて発売開始<ref>[http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2014/05/21/364.html 〈お知らせ〉「Xperia (TM) ZL2」の発売について | 2014年 | KDDI株式会社]</ref>。<br />
<br />
== アップデート ==<br />
;2014年5月23日のアップデート<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20140523-01/ Xperia™ ZL2 SOL25 アップデート情報 | 製品アップデート情報 | au] 2014年5月23日</ref><br />
*4Gエリアにおける接続性向上。<br />
;2015年12月9日のアップデート<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20151208-02/ Xperia™ ZL2 SOL25 アップデート情報 | 製品アップデート情報 | au] 2015年12月9日</ref><ref>[http://www.sonymobile.co.jp/product/update/au/lollipop/ Android™ 5.0対応 OSバージョンアップ | 対応機種 Xperia™ Z3 SOL26 | Xperia™ ZL2 SOL25 | ソニーモバイルコミュニケーションズ]</ref><br />
*Android™ 5.0による機能・操作性の向上。<br />
*[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]のアナログ音声出力に対応。<br />
*DSEE HXに対応。<br />
*クイック設定のユーザーインタフェース(UI)と表示方法の変更。<br />
*電話・電話帳アプリのUIの変更。<br />
*日付と時刻、アラーム設定のUIの変更。<br />
*カメラ機能において「ARファン」「サウンドフォト」「マルチカメラ」に対応。<br />
*優先通知機能の追加。<br />
*設定メニュー内の項目を検索可能に。<br />
*「スポットリスト」アプリへの対応。<br />
<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[ソニーモバイルコミュニケーションズ]]<br />
*[[Xperia]]<br />
**[[SOT21|Xperia Z2 Tablet SOT21]]<br />
**[[SO-03F|Xperia Z2 SO-03F]] - NTTドコモ向けの事実上の兄弟機種。<br />
**[[SOL23|Xperia Z1 SOL23]] - 先代機種。<br />
**[[SOL26]] - 後継機種。<br />
**[[SOL22|Xperia UL SOL22]] - 前世代機種。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/sol25/ Xperia(TM) ZL2(エクスペリア ゼットエルツー) SOL25 | スマートフォン | au]<br />
*[http://www.sonymobile.co.jp/xperia/au/sol25/ Xperia ZL2 SOL25 | ソニーモバイルコミュニケーションズ]<br />
<br />
{{先代次代|[[au (携帯電話)|au]] [[Xperia|Xperia シリーズ]]|'''Xperia ZL2 SOL25'''|[[SOL23|Xperia Z1 SOL23]]<br />[[SOL24|Xperia Z Ultra SOL24]]| [[SOL26|Xperia Z3 SOL26]] }}<br />
{{日本国内で発売されたXperiaシリーズ}}<br />
{{au WINモデル 12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
{{プレイステーション}}<br />
<br />
{{keitai-stub}}<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:WiMAX 2.1端末 (au)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (ソニーモバイルコミュニケーションズ)]]<br />
[[Category:Android端末 (ソニー)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:防水機種]]<br />
[[Category:PlayStation Mobile対応端末]]</div>
221.32.117.121
SHV31
2018-01-21T22:35:41Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|シャープ|シャープ製のスマートフォン|アクオス|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
|画像1 =<br />
|画像2 =<br />
|機種名 = AQUOS SERIE mini SHV31<br />
|キャリア = au<br />
|製造 = シャープ<br />
|発売年 = [[2015年]]<br />
|発売日 = [[1月29日]]<br />
|OS = [[Android]] 4.4.4<br />
|CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 801]]<br />MSM8974AB<br />2.3GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式=3.9G:[[FDD-LTE]]<br />([[au 4G LTE|au VoLTE]])<br/>(700MHz/N800MHz/2GHz)<br />3G:[[W-CDMA]]<br/>(850MHz/2GHz)<br/>2G:[[GSM]]<br/>(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9/4G:<br/>[[FDD-LTE]]/[[LTE-Advanced]]<br/>([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]])<br/>(700MHz/N800MHz/2GHz)<br/>[[モバイルWiMAX#WiMAX 2.1|WiMAX 2.1]]<br/>([[WiMAX2+|WiMAX 2+]])<br/> 3.5G:[[UMTS]]([[W-CDMA]])<br/>その他:無線LAN<br/>(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
|幅 = 63<br />
|長さ = 124<br />
|厚さ = 9.9(最厚部10.6)<br />
|重量 = 約118<br />
|連続通話時間 = 約1040分<br />
|連続待受時間 = 約540時間<br />
|充電時間= 約120分<br />
|バッテリー=2120mAh<br />
|内部メモリ=RAM:2GB<br/>ROM:16GB<br />
|外部メモリ=[[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br/>(最大2GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]](最大32GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]](最大128GB・KDDI公表)<br />
|FeliCa=FeliCa/[[近距離無線通信|NFC]]<br />
|赤外線通信機能=あり<br />
|テザリング機能=あり(最大10台)<br />
|Bluetooth=4.0<br />
|日本語入力=[[Wnn|iWnn IME for Android<br/>SH Edition]]<br />
|放送受信機能=[[ワンセグ]]<br />
|外部接続=microUSB<br />3.5φイヤホンジャック端子<br />
|備考=1. 製造国:{{CHN}}<br/>2. [[SAR値]]:<br/>0.521W/Kg(側頭部)<br/>0.508W/Kg(身体)<br />
|メイン画面方式=[[IGZO]]<br />
|メイン画面解像度=FHD<br/>(1080×1920ドット)<br />
|メイン画面サイズ=4.5インチ<br />
|メイン画面色数=16,777,216色<br />
|サブ画面有無=なし<br />
|サブ画面方式=<br />
|サブ画面解像度=<br />
|サブ画面サイズ=<br />
|サブ画面色数=<br />
|メインカメラ有無=あり<br />
|メインカメラ画素数=約1310万<br />
|メインカメラ方式=裏面照射CMOS<br />
|メインカメラ機能=オートフォーカス<br/>フルハイビジョン動画撮影(1080p)<br />[[ハイダイナミックレンジ合成|HDR]]撮影<br />
|サブカメラ有無=あり<br />
|サブカメラ画素数=約120万<br />
|サブカメラ方式=裏面照射CMOS<br />
|サブカメラ機能=<br />
|本体色1=#dd0055<br />
|本体色1の色名=マゼンタ<br />
|本体色2=#00a0ff<br />
|本体色2の色名=シアン<br />
|本体色3=#000000<br />
|本体色3の色名=ブラック<br />
|本体色4=#ffffff<br />
|本体色4の色名=ホワイト<br />
}}<br />
<br />
'''AQUOS SERIE mini SHV31'''(アクオス セリエ ミニ エスエイチブイ サンイチ)は、[[シャープ]]によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE|au 4G LTE/au VoLTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])対応スマートフォンである。<br />
<br />
==概要==<br />
[[SHL24]]の事実上の後継機種で、同社製のau向け端末としては初めてVoLTEに対応した。その代わり日本国内での3G([[CDMA2000 1x]])エリアによる[[音声通話]]([[CDMA2000 1xRTT]])、およびデータ通信([[1xEV-DO|1xEV-DO Rel.0/Rev.A/MC-Rev.A]])にはそれぞれ非対応となっている。音量ボタンも側面物理キーへ変更された。<br />
<br />
その他、人工知能機能「エモパー」<ref>ドコモ・ソフトバンク搭載の同アプリの3人のキャラクター(えもこ・さくお・つぶた)に加え、本機種のみ「おれんじん」がデフォルトで搭載されている。なお他キャリア向けにも「おれんじん」は2015年3月実施のアプリのバージョンアップで追加されている。</ref>および最大192[[サンプリング周波数|kHz]]/24[[量子化ビット数|bit]]による[[ハイレゾリューションオーディオ]]ファイルの再生機能の対応、700MHz帯エリアのサービスの対応も同社製のau向け端末としては初めて採用された。<br />
<br /><br />
<br /><br />
SIMロック解除の義務化が開始される前に発売された機種のため、SIMロック解除が出来ず、また、[[mineo]]および[[UQ mobile]]では、SIMロック解除が必須となるため利用出来ない。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
==沿革==<br />
*[[2015年]][[1月19日]] - KDDI、およびシャープより公式発表。<br />
*[[2015年]][[1月29日]] - 全国で発売。<br />
<br />
==その他機能==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br/>Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />([[ハイレゾ音源]]対応版)<br/>メディアプレイヤー<br />LISMO WAVE<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br />
|[[ワンセグ]]<br /><del>[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]</del><br />[[DLNA]]<br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br/>[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|<del>WIN HIGH SPEED</del><br/>[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />microSDXC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br/><del>防塵</del><br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[シャープ]]<br />
* [[SHL24|AQUOS PHONE SERIE mini SHL24]] - 事実上の先代機種。<br />
* [[SHV33|AQUOS SERIE mini SHV33]] - 事実上の後継機種。<br />
* [[SHF31]] - 兄弟機種。こちらはAndroid搭載[[フィーチャーフォン]]。<br />
<br />
==脚注==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
==外部リンク==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/shv31/ AQUOS SERIE mini SHV31 | スマートフォン | au]<br />
*[http://www.sharp.co.jp/products/shv31/ AQUOS SERIE mini SHV31 トップ|auラインアップ :SH SHOW]<br />
<br />
{{keitai-stub}}<br />
{{AQUOSシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:SHV31}}<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (シャープ)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:Android端末 (シャープ)]]<br />
[[Category:防水機種]]</div>
221.32.117.121
SHL25
2018-01-21T22:34:35Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|シャープ|シャープ製のスマートフォン|アクオス|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1 = <br />
| 機種名 = AQUOS SERIE SHL25<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = シャープ<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[6月13日]]<br />
| OS = [[Android]] 4.4→5.0<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 801]]<br />MSM8974AB<br />2.3GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式 = 3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X]])<br/>(新800MHz/2GHz)<br/>[[W-CDMA]]<br/>(850MHz/2GHz)<br/>2G:[[GSM]]<br/>(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 = 3.9/4G:[[FDD-LTE]]/[[LTE-A]]<br/>([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]])<br/>(新800MHz/2GHz)<br/>[[モバイルWiMAX#WiMAX 2.1|WiMAX 2.1]]<br/>([[WiMAX 2+]])<br/> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br/>([[WIN HIGH SPEED]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br/>([[CDMA 1X WIN]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br/>(CDMA 1X WIN)<br/>[[UMTS]]<br/>([[W-CDMA]])<br/>3G:CDMA2000 1xMC<br/>(CDMA 1X)<br/>その他:無線LAN<br/>(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 71<br />
| 長さ = 134<br />
| 厚さ = 9.9<ref>最厚部10.2mm</ref><br />
| 重量 = 141<br />
| 連続通話時間 = 約1390分<br />
| 連続待受時間 = 約980時間(3G)<br/>約830時間(LTE/WiMAX 2+)<br />
|充電時間 = <br />
|バッテリー = 3150mAh(取り外し不可)<br />
| 日本語入力 = iWnn<br />
| 内部メモリ = RAM:2GB<br />ROM:32GB<br />
|外部メモリ = [[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br/>(最大2GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]](最大32GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]](最大128GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = FeliCa/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = あり<br />
| Bluetooth = 4.0<br />
|テザリング = あり<br />
|放送受信機能 =ワンセグ<br />フルセグ<br />
|備考 = 1. LTEはキャリアアグリケーションに対応<br/>2. 製造国:{{CHN}}<br />
|外部接続 = <br />
| メイン画面方式 = [[IGZO|PureLED IGZO]]<br />
| メイン画面解像度 = [[1080p|FHD]]<br />(1920×1080[[ドット]])<br />423[[ppi]]<br />
| メイン画面サイズ = 5.2[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1310万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = [[2160p]]動画撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 210万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #ffd8fb<br />
| 本体色1の色名 = ピンク<br />
| 本体色2 = #ffffff<br />
| 本体色2の色名 = ホワイト<br />
| 本体色3 = #000080<br />
| 本体色3の色名 = ネイビー<br />
}}<br />
<br />
'''AQUOS SERIE SHL25'''(アクオス セリエ エスエイチエルニーゴ)は、[[シャープ]]によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3.5世代移動通信システム]]([[CDMA 1X WIN]])、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX 2+]])対応スマートフォンである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[SHL23]]の事実上の後継機種で、画面サイズが先代機種の4.8インチから5.2インチへとスペックアップしている。5.2インチ液晶を搭載しつつも、EDGESTデザインによって横幅は71mmに抑えられており、高さはSHL23の140mmから134mmへと小さくなっている。<br />
<br />
なお、本機種よりブランド名が従来の「AQUOS PHONE」から同社のAV機器と同じ「AQUOS」へと統一された。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
* [[2014年]][[5月8日]] - KDDI、およびシャープより公式発表。<br />
* 2014年[[6月13日]] - 全国にて一斉発売。<br />
*2015年[[12月10日]] - Android 5.0へアップデート実施<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
playストアなどのGoogle標準アプリ<br />
(Google設定 playゲーム ドライブ マップ<br />
Google+ Chrome playミュージックなど)<br />
<br />
LINE facebook テレビ<br />
<br />
他にメーカーサービス 機能紹介<br />
<br />
==その他機能==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
* 「エコ技」機能<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br/>Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO! for Android]]<br />LISMO WAVE<del><br/>[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br/>(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])</del><br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br /><del>おくだけ充電([[Qi (ワイヤレス給電)|Qi]])</del><br />
|[[ワンセグ]]<br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<br />[[DLNA]]/[[DTCP-IP]]<br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://www.au.kddi.com/mobile/service/smartphone/life-support/kantan-menu/ かんたんメニュー│ライフサポート│au]</ref><br/>[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|WIN HIGH SPEED<br/>[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />([[Long Term Evolution#LTE-Advanced|CA]]対応)<br />[[WiMAX 2+]]<ref>受信:最大110Mbps/送信:最大10Mbps</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />microSDXC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br/><del>防塵</del><br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<!-- == アップデート・不具合など == --><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[シャープ]]<br />
* [[SHL23|AQUOS PHONE SERIE SHL23]] - 事実上の先代機種。<br />
* [[SH-04F|AQUOS ZETA SH-04F]] - NTTドコモ向けの事実上の兄弟機種。本機種同様IGZO液晶を搭載している。<br />
* [[SoftBank 304SH|AQUOS Xx SoftBank 304SH]] - ソフトバンクモバイル向けの事実上の兄弟機種。本機種同様IGZO液晶を搭載している。<br />
* [[HKT48]] - SHL25のイメージキャラクター。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/shl25/ AQUOS SERIE(アクオス セリエ) SHL25 | スマートフォン | au]<br />
* [http://www.sharp.co.jp/products/shl25/ AQUOS SERIE SHL25トップ|auラインアップ :SHSHOW]<br />
<br />
{{AQUOSシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
{{keitai-stub}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:SHL25}}<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:WiMAX 2.1端末 (au)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (シャープ)]]<br />
[[Category:Android端末 (シャープ)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:防水機種]]</div>
221.32.117.121
SCL24
2018-01-21T22:28:37Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|サムスン電子|Samsung Galaxy|Samsung Galaxy Note Edge|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=[[File:Samsung_Galaxy_Note_Edge.png|240px]]<br />グローバルモデルとしてのGALAXY Note Edge<br />(au版は画面上部のサムスンのロゴが無い。)<br />
| 画像2=<br />
| 機種名 = GALAXY Note Edge SCL24<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = サムスン電子<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[10月23日]](Charcoal Black)<br />[[11月13日]](Frost White)<br />
| OS = [[Android]] 4.4→5.0.1→6.0(予定)<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon|Snapdragon 805]]<br />APQ8084 2.7GHz<br />(クアッドコア)<br />
|通信方式=3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X]])<br />(新800MHz/2GHz)<br />[[W-CDMA]]<br />(850MHz/2GHz)<br />2G:[[GSM]]<br />(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9/4G:<br />[[FDD-LTE]]/[[LTE-A]]/[[WiMAX 2.1]]<br />([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])<br />(新800MHz/2.1GHz/2.5GHz)<br /> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br />([[WIN HIGH SPEED]])<br />[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br />([[CDMA 1X WIN]])<br />[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br />(CDMA 1X WIN)<br />[[UMTS]]<br />([[W-CDMA]])<br />3G:CDMA2000 1xMC<br />(CDMA 1X)<br />その他:無線LAN<br />(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ファブレット<br />(右側に曲面ディスプレイ搭載)<br />
| 幅 = 82<br />
| 長さ = 151<br />
| 厚さ = 8.5<ref>最厚部:約10.1mm</ref><br />
| 重量 = 約177<br />
| 連続通話時間 = 約1300分<br />
| 連続待受時間 = 約470時間(3G)/約440時間(LTE/WiMAX2+)<br />
| 充電時間= <br />
| バッテリー = 3000mAh<br />
| 日本語入力 = iWnn<br />
| 内部メモリ= RAM:3GB<br />ROM:32GB<br />
| 外部メモリ = [[SDメモリーカード#microSDカード|microSD]]<br />(最大2GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDHCカード|microSDHC]]<br />(最大32GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDXCカード|microSDXC]]<br />(最大128GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = FeliCa/NFC(決済対応)<br />
| 赤外線通信機能 = あり<ref name="remote">リモコン操作のみ。</ref><br />
| テザリング= あり<br />
| Bluetooth = 4.1<br />
| 放送受信機能 = [[ワンセグ]]<br />フルセグ<br />
| 外部接続 = micro[[USB]]<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
| 備考 = 1. 製造国:<br />{{KOR}}<br />2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]]の[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]に対応<br />3. [[JVCケンウッド]]、および[[JVCケンウッド・ビクターエンタテインメント]]と共同開発した、スタジオで収録されたオリジナル音源をデジタル音源に変換・圧縮する際に失われてしまう音楽情報を再生成し、原音に極めて忠実な高音質で再生するデジタル音源高音質化エンジン「'''K2HD'''(High Definition)」を搭載<br />
| メイン画面方式 = [[有機EL]]<br />SUPER AMOLED<br />
| メイン画面解像度 = WQHD<br />((1440+160)×2560[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.6[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 約1600万<br />
| メインカメラ方式 = 裏面照射型[[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = [[手ぶれ補正機能]]<br />[[2160p]]動画<br />顔認識<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 約370万画素<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = ハイビジョン動画撮影<br />
| 本体色1 = #000000<br />
| 本体色1の色名 = チャコールブラック<br />
| 本体色2 = #ffffff<br />
| 本体色2の色名 = フロストホワイト<br />
}}<br />
<br />
'''GALAXY Note Edge SCL24'''(ギャラクシー ノート エッジ エスシーエル ニーヨン)は、韓国の[[サムスン電子]](輸入元:サムスン・テレコミュニケーションズ・ジャパン)によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3.5世代移動通信システム]]([[CDMA 1X WIN]])、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])対応スマートフォンである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[SCL22]]の後継機種で、筺体の右側に曲面ディスプレイを搭載している。この曲面ディスプレイは本体と独立しており、アプリケーションの切り替えを素早く行ったり、ショートカット操作を行ったりすることが可能である。<br />
<br />
さらに、au版ではEメール (@ezweb.ne.jp) やSMSを受信したときにアニメーションで通知したり、本文を表示したりする事が可能である。<br />
<br />
他にも、日本独自機能としてワンセグ・おサイフケータイに加え、GALAXYシリーズでは初となるフルセグ放送の受信にも対応している。<br />
<br />
防水・防塵性能は搭載していない。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
==その他機能==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br />Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />LISMO WAVE<br />[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]対応音楽プレイヤー<br />(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br /><del>おくだけ充電([[Qi (ワイヤレス給電)|Qi]])</del><br />
|[[ワンセグ]]<br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<br /><del>[[DLNA]]/[[DTCP-IP]]</del><br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br />[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|WIN HIGH SPEED<br />[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />[[WiMAX2+]]<ref>受信:最大110Mbps/送信:最大10Mbps</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />microSDXC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|<del>防水<br />防塵</del><br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
* [[安心セキュリティパック]]はフル対応<br />
<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*[[2014年]][[9月3日]](現地時間) - [[ドイツ]]・[[ベルリン]]の家電展示会「IFA 2014」にてサムスン電子よりグローバルモデル発表。この時点では日本国内での販売は未定だった<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/ifa2014/20140904_665133.html サムスン、「GALAXY Note 4」「GALAXY Note Edge」を発表 - ケータイ Watch] 2014年9月4日</ref>。<br />
*2014年[[9月18日]] - 全国のGALAXY SHOPにて先行展示開始、[[東京ゲームショウ|東京ゲームショウ 2014]]にて日本国内での販売が予告される<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140918_667464.html 「Galaxy Note Edge」日本発売へ、「東京ゲームショウ 2014」でも展示 - ケータイ Watch]2014年9月18日</ref>。<br />
*2014年[[9月24日]] - KDDI、およびサムスン・テレコミュニケーションズ・ジャパンより公式発表。<br />
*2014年[[10月23日]] - Charcoal Blackが関東および中部・関西・沖縄地区にて先行発売<ref>[http://news.kddi.com/kddi/corporate/newsrelease/2014/10/08/690.html 曲面ディスプレイ「エッジスクリーン」を採用した「GALAXY Note Edge (ギャラクシーノートエッジ)」の発売について | 2014年 | KDDI株式会社]</ref>。<br />
*2014年[[10月31日]] - Charcoal Blackが関東および中部・関西・沖縄地区以外の地区で発売。<br />
*2014年[[11月13日]] - Frost White発売開始。<br />
*2015年[[8月27日]] - Android 5.0.1へアップデート。<br />
*2016年[[8月24日]](予定) - Android 6.0へアップデート。<br />
<!-- == アップデート・不具合など == --><br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[Samsung Galaxy]]<br />
**[[SCL22|GALAXY Note 3 SCL22]] - 先代機種。<br />
**[[SC-01G]] - [[NTTドコモ]]向けの兄弟機種。<br />
**[[SCT21|GALAXY Tab S SCT21]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/scl24/ GALAXY Note Edge(ギャラクシー ノート エッジ) SCL24 | スマートフォン | au]<br />
*[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20150827-02/ GALAXY Note Edge SCL24 OSアップデート情報 (Android 5.0)]<br />
*[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/scl24-1/ GALAXY Note Edge SCL24 OSアップデート情報 (Android 6.0)]<br />
<br />
{{先代次代|[[Samsung Galaxy|GALAXY Note]]|'''[[SC-01G|GALAXY Note Edge SC-01G]]'''<br />'''GALAXY Note Edge SCL24'''<br />※GALAXY Note 4は日本国内では未発売。| [[SC-01F|GALAXY Note 3 SC-01F]]<br />[[SCL22|GALAXY Note 3 SCL22]] | - }}<br />
<br />
{{日本国内向けSamsung Galaxy}}<br />
{{au WINモデル 12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
{{keitai-stub}}<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:WiMAX 2.1端末 (au)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:Samsung Galaxy]]<br />
[[Category:ファブレット型端末]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:2014年のハードウェア]]</div>
221.32.117.121
LGL24
2018-01-21T22:27:43Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Otheruseslist|日本の携帯電話会社[[au (携帯電話)|au]]向けに提供されるローカライズモデル'''LGL24'''|グローバルモデル、及びベースモデル|LG G3}}<br />
{{Pathnav|LGエレクトロニクス|LG G series|LG G3|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=<br />
| 機種名 = isai FL LGL24<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = LGエレクトロニクス<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[7月18日]]<br />
| OS =[[Android]] 4.4<br />(Android 5.0へのアップデート予定あり<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20150604-01.html Android™ 5.0へのOSアップデート予定製品について | スマートフォン・携帯電話 | au]</ref>)<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon]] 801<br />MSM8974AC<br />2.5GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式=3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X]])<br/>(新800MHz/2GHz)<br/>[[W-CDMA]]<br/>(850MHz/2GHz)<br/>2G:[[GSM]]<br/>(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9/4G:<br/>[[FDD-LTE]]/[[LTE-Advanced]]<br/>([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]])<br/>(新800MHz/2GHz)<br/>[[モバイルWiMAX#WiMAX 2.1|WiMAX 2.1]]<br/>([[WiMAX2+|WiMAX 2+]])<br/> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br/>([[WIN HIGH SPEED]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br/>([[CDMA 1X WIN]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br/>(CDMA 1X WIN)<br/>[[UMTS]]<br/>([[W-CDMA]])<br/>3G:CDMA2000 1xMC<br/>(CDMA 1X)<br/>その他:無線LAN<br/>(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 76<br />
| 長さ = 145<br />
| 厚さ = 10.5<br />
| 重量 = 154<br />
| 連続通話時間 = 約1300分<br />
| 連続待受時間 = 約660時間(3G)<br/>約610時間(LTE/WiMAX2+)<br />
|充電時間= 約110分<br />
|バッテリー= 3000mAh(取り外し不可)<br />
| 日本語入力 = LG日本語キーボード(iWnnベース)<br />
| 内部メモリ= ROM:32GB<br />RAM:2GB<br />
|外部メモリ=[[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br/>(最大2GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]](最大32GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]](最大128GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = Felica/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = あり<br />
| Bluetooth = 4.0<br />
|テザリング=あり(最大8台)<br />
|放送受信機能=ワンセグ(録画可)<br />フルセグ(録画可)<br />
|備考=1. LTEはキャリアアグリケーションに対応<br/>2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]による[[ハイレゾリューションオーディオ]]の再生機能に標準で対応<br />3. 製造国:{{KOR}}<br />
|外部接続= micro[[USB]]<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
| メイン画面方式 = [[IPS方式|AH-IPS]]<br />
| メイン画面解像度 = WQHD<br />(2560×1440[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.5[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1320万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = [[2160p]](4K)動画撮影<br />高解像度ズーム<br />マルチポイントAF<br />デュアル録画/デュアル撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 130万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #ffffff<br />
| 本体色1の色名 = White<br />
| 本体色2 = #003bbc<br />
| 本体色2の色名 = Blue<br />
| 本体色3 = #f2006d<br />
| 本体色3の色名 = Pink<br />
}}<br />
<br />
'''isai FL LGL24'''(イサイ エフエル エルジーエル ニーヨン)は、韓国の[[LGエレクトロニクス]](輸入発売元:LGエレクトロニクスジャパン)によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3.5世代移動通信システム]]([[CDMA 1X WIN]])、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])対応スマートフォンである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[LGL22]]の後継機種であり、グローバルモデルの'''[[LG G3]]'''をベースに先代機種と同じくKDDIとLGエレクトロニクスが共同で開発を行った。ただし、発表はLG G3より先に行われた<ref>LG G3の発表日は2014年5月27日(現地時間)。</ref>。製品名のFLには「フルスペック」や「本体を振る」という意味が込められている<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/news/20140612_653108.html 商品企画担当者が解説、LGの持つ技術をすべて込めた「isai FL」 - ケータイ Watch]2014年6月12日</ref>。<br />
<br />
HDの4倍となる2560×1440ドット(2K、WQHD)のAH-IPS液晶を搭載しており、高精細な表示が可能となっている。なお、WQHD液晶は日本国内におけるスマートフォンでは本機種が初搭載となる。<br />
<br />
また、isaiスクリーンが強化されており、新たに本体を振ることによってユーザの現在地に合わせた情報を表示したり、着せ替えアプリ「CocoPpa」のデザインを切り替えることができる「isaiモーション」が追加されている。<br />
<br />
セキュリティ面では、Gシリーズ及びisaiシリーズでおなじみの「ノックオン機能」を強化した「ノックコード機能」を搭載しており、スリープ時にあらかじめ登録した順番に画面をタップするだけで即座にロックを解除する事が可能となっている。<br />
<br />
他にも、先代機種では搭載が見送られた背面キーのうち、音量キーのみ背面に搭載されている<ref>電源キーに関しては通常のスマートフォンと同じく側面に配置されている。</ref>ほか、先代機種では対応していなかったフルセグ放送の受信にも対応している。<br />
<br />
キャッチコピーは'''「ドデカイ、ドキレイ、感動イサイ。」'''。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
==沿革==<br />
*[[2014年]][[5月8日]] - KDDI、およびLGエレクトロニクスジャパンより公式発表。<br />
*2014年[[7月18日]] - 全国にて一斉発売開始。<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br/>Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />LISMO WAVE<br/>[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br/>(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br /><del>おくだけ充電([[Qi (ワイヤレス給電)|Qi]])</del><br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約5時間00分</ref><br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<ref>連続視聴時間:約4時間30分</ref><br />[[DLNA]]/<del>[[DTCP-IP]]</del><br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br/>[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|WIN HIGH SPEED<br/>[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />([[Long Term Evolution#LTE-Advanced|CA]]対応)<br />[[WiMAX 2+]]<ref>受信:最大110Mbps/送信:最大10Mbps</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br/>防塵<br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
<!-- == アップデート・不具合など == --><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[LGエレクトロニクス]]<br />
*[[LG G series]]<br />
**[[LGL22|isai LGL22]] - 先代機種。<br />
**[[LGV31|isai VL LGV31]] - 本機種のマイナーチェンジモデル。<br />
*[[川口春奈]] - 当機種の[[コマーシャルメッセージ|CM]]イメージキャラクター。<br />
*[[ゲスの極み乙女。]] - CMソングを担当。<br />
<br />
== 注釈 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/lgl24/ isai FL(イサイ エフエル) LGL24 | スマートフォン | au]<br />
*[http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-LGL24 LG isai FL LGL24 | 携帯電話 - ドデカイ、ドキレイ、感動イサイ。 - LG Electronics Japan au LGL24]<br />
<br />
{{先代次代|LG isaiシリーズ|'''isai FL LGL24'''| [[LGL23|G Flex LGL23]] | [[LGV31|isai VL LGV31]] }}<br />
{{日本国内で発売されたOptimusシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:WiMAX 2.1端末 (au)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:Android端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:防水機種]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]</div>
221.32.117.121
LGV31
2018-01-21T22:25:36Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|LGエレクトロニクス|LG G series|LG G3|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=<br />
| 機種名 = isai VL LGV31<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = LGエレクトロニクス<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[12月12日]]<br />
| OS =[[Android]] 4.4.2<br />→5.0<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20150604-01.html Android™ 5.0へのOSアップデート予定製品について | スマートフォン・携帯電話 | au]</ref><br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon]] 801<br />MSM8974AC<br />2.5GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式=3.9G:[[FDD-LTE]]<br />([[au 4G LTE|au VoLTE]])<br/>(700MHz/N800MHz/2GHz)<br />3G:[[W-CDMA]]<br/>(850MHz/2GHz)<br/>2G:[[GSM]]<br/>(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9/4G:<br/>[[FDD-LTE]]/[[LTE-Advanced]]<br/>([[au 4G LTE]]/[[au 4G LTE CA]])<br/>(700MHz/N800MHz/2GHz)<br/>[[モバイルWiMAX#WiMAX 2.1|WiMAX 2.1]]<br/>([[WiMAX2+|WiMAX 2+]])<br/> 3.5G:[[UMTS]]([[W-CDMA]])<br/>その他:無線LAN<br/>(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 76<br />
| 長さ = 145<br />
| 厚さ = 10.5<br />
| 重量 = 154<br />
| 連続通話時間 = 約1300分<br />
| 連続待受時間 = 約580時間(LTE/WiMAX2+)<br />
|充電時間= 約110分<br />
|バッテリー= 3000mAh(取り外し不可)<br />
| 日本語入力 = LG日本語キーボード(iWnnベース)<br />
| 内部メモリ= ROM:32GB<br />RAM:3GB<br />
|外部メモリ=[[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br/>(最大2GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]](最大32GB・KDDI公表)<br/>[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]](最大128GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = Felica/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = あり<br />
| Bluetooth = 4.0<br />
|テザリング=あり(最大8台)<br />
|放送受信機能=ワンセグ(録画可)<br />フルセグ(録画可)<br />
|備考=1. LTEはキャリアアグリケーションに対応<br/>2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]による[[ハイレゾリューションオーディオ]]の再生機能に標準で対応<br />3. 製造国:{{KOR}}<br />
|外部接続= micro[[USB]]<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
| メイン画面方式 = [[IPS方式|AH-IPS]]<br />
| メイン画面解像度 = WQHD<br />(2560×1440[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.5[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1320万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = [[2160p]](4K)動画撮影<br />高解像度ズーム<br />マルチポイントAF<br />デュアル録画/デュアル撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 130万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #000000<br />
| 本体色1の色名 = Black<br />
| 本体色2 = #91b7c1<br />
| 本体色2の色名 = Aqua<br />
| 本体色3 = #ffafa3<br />
| 本体色3の色名 = Pink Gold<br />
}}<br />
<br />
'''isai VL LGV31'''(イサイ ブイエル エルジーブイ サンイチ)は、韓国の[[LGエレクトロニクス]](輸入発売元:LGエレクトロニクスジャパン)によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE|au 4G LTE/au VoLTE]])、[[第4世代移動通信システム]]([[au 4G LTE CA]]/[[WiMAX2+]])対応スマートフォンである。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[LGL24]]のマイナーチェンジモデルで、新たにVoLTEを利用した通話、および[[2015年]]度より順次開始される700MHz帯エリアのサービスに対応している。なお、本機種は日本国内での3G([[CDMA2000 1x]])エリアによる[[音声通話]]([[CDMA2000 1xRTT]])、およびデータ通信([[1xEV-DO|1xEV-DO Rel.0/Rev.A/MC-Rev.A]])にはそれぞれ非対応となる。<br />
<br />
また、LGL24ではRAMが2GBだったが、本機種では3GBに強化されている。<br /><br />
<br /><br />
VoLTEに対応することから、既存ユーザーはau ICカードの交換が必要となる。<ref>例:au nano IC Card (4G LTE) → au Nano IC Card 04(VoLTE) </ref><br /><br />
<br /><br />
キャッチコピーは'''「au VoLTE対応 isai VLデビュー」'''及び'''「異才の声を聞け。」'''。<br />
<br /><br />
<br /><br />
SIMロック解除の義務化が開始される前に発売された機種のため、SIMロック解除が出来ず、また、[[mineo]]および[[UQ mobile]]では、SIMロック解除が必須となるため利用出来ない。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
==沿革==<br />
*[[2014年]](平成26年)[[10月27日]] - KDDI、およびLGエレクトロニクスジャパンより公式発表。<br />
*2014年[[12月12日]] - 日本全国にて一斉発売。<br />
*2014年[[12月16日]] - 製品アップデート実施<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20141216-01/]</ref>。<br />
*[[2015年]](平成27年)[[1月29日]] - シンクコール機能追加のアップデート実施<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20150129-02/]</ref>。<br />
*2015年[[6月4日]] - Android 5.0へのバージョンアップ予定機種に選定される<ref>[http://www.au.kddi.com/information/topic/mobile/20150604-01.html]</ref>。<br />
*2015年[[11月10日]] - Android 5.0へのアップデート開始<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20151110-01/]</ref>。<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br/>Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />LISMO WAVE<br/>[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br/>(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br /><del>おくだけ充電([[Qi (ワイヤレス給電)|Qi]])</del><br />
|[[ワンセグ]]<br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<br />[[DLNA]]/<del>[[DTCP-IP]]</del><br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br/>[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|[[au VoLTE]]<br />(シンクコール対応<ref>ソフトウェアのアップデートにより対応。</ref>)<br /><del>au 3G HIGH SPEED<ref>旧・[[WIN HIGH SPEED]]</ref></del><br/>[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />([[Long Term Evolution#LTE-Advanced|CA]]対応)<br />[[WiMAX 2+]]<ref>受信:最大110Mbps/送信:最大10Mbps</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br/>防塵<br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
<!-- == アップデート・不具合など == --><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[LGエレクトロニクス]]<br />
*[[LG G series]]<br />
**[[LGL24|isai FL LGL24]]<br />
*[[椎名林檎]] - 当機種の[[広告]]イメージキャラクター。<br />
**[[ちちんぷいぷい (曲)|ちちんぷいぷい]] - テレビCM使用曲。[[2014年]][[11月5日]]発売の椎名の5作目となる[[スタジオ・アルバム]]『[[日出処]]』に収録されている。<br />
<br />
== 注釈 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/lgv31/ isai VL(イサイ ブイエル) LGV31 | スマートフォン | au]<br />
*[http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-LGV31 LG isai VL LGV31 | 携帯電話 - au VoLTE対応 isai VL デビュー - LG Electronics Japan au LGV31]<br />
<br />
{{先代次代|LG isaiシリーズ|'''isai VL LGV31'''| [[LGL24|isai FL LGL24]] | [[LGV32|isai vivid LGV32]] }}<br />
{{日本国内で発売されたOptimusシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第四世代)]]<br />
[[Category:WiMAX 2.1端末 (au)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:Android端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:防水機種]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]</div>
221.32.117.121
LGL22
2018-01-21T22:24:37Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Pathnav|LGエレクトロニクス|LG G series|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=<br />
| 機種名 = isai LGL22<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = LGエレクトロニクス<br />
| 発売年 = <br />
| 発売日 = [[2013年]][[11月23日]]<br />(Aqua・White)<br />2013年[[11月28日]]<br />(Black)<br />2013年[[12月5日]]<br />(Blue)<br />
| OS =[[Android]] 4.2.2<br />(Android 4.4へのバージョンアップ可)<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon]] 800<br />MSM8974<br />2.3GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式=3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X]])<br />(新800MHz/2GHz)<br />[[W-CDMA]]<br />(850MHz/2GHz)<br />2G:[[GSM]]<br />(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9G: [[FDD-LTE]]<br />([[au 4G LTE]])<br />(新800MHz/1.5GHz/2.1GHz)<br /> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br />([[WIN HIGH SPEED]])<br />[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br />([[CDMA 1X WIN]])<br />[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br />(CDMA 1X WIN)<br />[[UMTS]]<br />([[W-CDMA]])<br />3G:CDMA2000 1xMC<br />(CDMA 1X)<br />その他:無線LAN<br />(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = ストレート型<br />
| 幅 = 72<br />
| 長さ = 144<br />
| 厚さ = 9.1<br />
| 重量 = 152<br />
| 連続通話時間 = 約1000分<br />
| 連続待受時間 = 約550時間(3G)/約530時間(LTE)<br />
|充電時間= 約130分<br />
|バッテリー= 2500mAh(取り外し不可)<br />
| 日本語入力 = LG日本語キーボード(iWnnベース)<br />
| 内部メモリ= ROM:32GB<br />RAM:2GB<br />
|外部メモリ=[[SDメモリーカード#microSDメモリーカード|microSD]]<br />(最大2GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDHCメモリーカード|microSDHC]](最大32GB・KDDI公表)<br />[[SDメモリーカード#microSDXCメモリーカード|microSDXC]](最大64GB・KDDI公表)<br />
| FeliCa = Felica/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = あり<br />
| Bluetooth = 4.0<br />
|テザリング=あり(最大8台)<br />
|放送受信機能=ワンセグ<br />
|備考=1. 製造国:<br />{{KOR}}<br />2. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]による[[ハイレゾ音源]]の再生機能に標準で対応<br / >3. [[SAR値]]:<br />0.216W/kg(側頭部)<ref>[http://www.au.kddi.com/mobile/product/sar/dp/lgl22/ au電話の比吸収率について|isai LGL22] - au(KDDI)</ref><br />
|外部接続= micro[[USB]]<br />([[SlimPort]]共用)<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
| メイン画面方式 = [[IPS方式|IPS]]<br />
| メイン画面解像度 = FHD<br />(1920×1080[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 5.2[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1320万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = フルハイビジョン動画撮影<br />高解像度ズーム<br />マルチポイントAF<br />デュアル録画/デュアル撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 240万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #91b9bf<br />
| 本体色1の色名 = Aqua<br />
| 本体色2 = #0033a3<br />
| 本体色2の色名 = Blue<br />
| 本体色3 = #ffffff<br />
| 本体色3の色名 = White<br />
| 本体色4 = #000000<br />
| 本体色4の色名 = Black<br />
}}<br />
<br />
'''isai LGL22'''(イサイ エルジーエル ニーニー)は、韓国の[[LGエレクトロニクス]](輸入発売元:LGエレクトロニクスジャパン)によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[CDMA 1X WIN]]、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])対応スマートフォンである。製品番号は'''KS1204'''。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
LGエレクトロニクスとKDDIが共同開発をした機種である。かつての[[au design project]]、現在の[[iida|iida project]]の中心人物だった[[小牟田啓博]]率いるデザイン事務所の「Kom&Co.」が本機のデザインの企画を担当している<ref>[http://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/1311/09/news009_2.html 石野純也のMobile Eye(10月28日~11月8日):イー・アクセス版「Nexus 5」の狙い/LG「isai」の開発経緯/シャープスマホの強み (2/3) 「isai」の共同企画で互いの強みを生かすKDDIとLG] - ITmedia Mobile([[ITmedia]]) 2013年11月11日閲覧。</ref>。<br />
<br />
機種名の「isai」には「スマートフォンの異才でありたい」という意味が込められている。キャッチコピーは'''「イガイなデアイを」'''。[[LG G2]]と似ているがG2はベースになっていない<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/interview/20131105_621928.html [「isai LGL22」開発者インタビュー<nowiki>]</nowiki> 細部にまでこだわり抜いた日本オリジナルモデル - ケータイ Watch]</ref>。<br />
<br />
基本的な性能はLG G2とほぼ同等である。UIも通常のLG製端末で採用されているモノではなく独自の「isaiスクリーン」を採用している。G2などと同じUIにすることも可能。<br />
<br />
カラーバリエーションは「水」をテーマとした4色展開となっている。G2と異なり音量キー・電源キーは背面ではなく側面に配置されており、カメラから光学手ブレ補正機能が省略されている。<br />
<br />
最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]]によるハイレゾ音源([[ハイレゾリューションオーディオ]])の再生機能に標準で対応している<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/column/minna/20131217_627929.html みんなのケータイ・isaiでハイレゾ音源を楽しむ【isai LGL22】] - [[ケータイWatch]]([[インプレス]]) 2013年12月18日閲覧。</ref>。LGの日本市場向けスマートフォンでは初めて、Quadbeatシリーズのイヤホンを標準で同梱している。同梱されているのはQuadbeat2で、試供品扱いである。<br />
<br />
他にも日本向け機能としてワンセグ・赤外線通信・防水・おサイフケータイに対応している。<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
*[[2013年]][[10月2日]] - KDDI、およびLGエレクトロニクスジャパンより公式発表。<br />
*2013年11月23日 - Aqua、およびWhiteが先行発売。<br />
*2013年11月28日 - Blackが発売。<br />
*2013年12月5日 - Blueが発売。<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
{{Div col|cols=2}}<br />
*電話<br />
*インターネット<br />
*[[Eメール]]<br />
*Eメール (au)<br />
*[[SMS]]<br />
*連絡先<br />
*カレンダー<br />
*アラーム時計<br />
*[[ボイスレコーダー]]<br />
*天気<br />
*電卓<br />
*カメラ<br />
*ギャラリー<br />
*音楽<br />
*Qリモート<br />
*赤外線<br />
*POLARIS Viewer 5<br />
*辞書<br />
*テレビ<br />
*タスクマネージャ<br />
*動画<br />
*スクリーンショットシェア<br />
*LGキーボード([[iWnn]]カスタマイズ版)<br />
*[[ファイルマネージャー]]<br />
*[[おサイフケータイ]]<br />
*[[バーコードリーダー]]<br />
*ナビウォーク<br />
*メモ<br />
*ノートブック<br />
*タスク<br />
*auショッピング<br />
*au Market<br />
*auスマートパス<br />
*SmartWorld<br />
*ビデオパス<br />
*ブックパス<br />
*ゲームギフト<br />
*TOLOTフォトブック<br />
*[[LAWSON]]<br />
*テレビ<br />
*auテレビ Gガイド<br />
*ビデオエディタ<br />
*ANAP INTERFACE auホームアレンジ<br />
*[[じぶん銀行]]<br />
*[[LISMO]]<br />
*うたパス<br />
*KKBOX<br />
*音楽番組Ch<br />
*おはなしアシスタント<br />
*ライフスクエア<br />
*auお客さまサポート<br />
*au ID 設定<br />
*au災害対策<br />
*3LM Security<br />
*NFCメニュー<br />
*リモートサポート<br />
*NFCタグリーダー<br />
*GLOBAL PASSPORT<br />
*auかんたん設定<br />
*安心アクセス<br />
*取扱説明書<br />
*[[Facebook]]<br />
*[[LINE]]<br />
*音声検索<br />
*[[Chrome]]<br />
*[[Gmail]]<br />
*[[Google]]<br />
*[[Google+]]<br />
*Google設定<br />
*Playブックス<br />
*[[Playストア]]<br />
*Playムービー<br />
*Playゲーム<br />
*ハングアウト<br />
*音声検索<br />
*マップ<br />
*ナビ<br />
*ローカル<br />
*[[YouTube]]<br />
{{Div col end}}<br />
メモ<br />
Qスライド<br />
Qメモ<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br />Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<ref>過去にCD等からPC上のLSIMO Portへ取込んだ楽曲のLシリーズ端末への転送、及び、過去に同電話番号のLISMO対応au携帯電話で購入した[[着うたフル]]、[[着うたフルプラス]]、ビデオクリップのLISMO Portでのバックアップ&Lシリーズ端末への転送は、LISMO Port 5.0が必要(当ツールは[[2013年]][[11月29日]]を以て無償ダウンロードによるサービスを終了)となる。このほか携帯のmicroSDからの差し替えやMP3やMP4([[M4V]]含む)などにも対応している。</ref><br />メディアプレイヤー<ref>USB接続のMTPモードにすることによりWindows標準のWindows Media PlayerからWMAでの転送にも対応。ただしWMAはあらかじめインストールされているメディアプレイヤーかLISMO以外のプレイヤーアプリで対応。</ref><br />LISMO WAVE<br />[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br />(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約6時間30分</ref><br /><del>[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]</del><br />[[DLNA]]/[[DTCP-IP]]<br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|<del>[[Skype]] au</del><br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br />[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|WIN HIGH SPEED<br />[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|防水<br /><del>防塵</del><br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
== アップデート・不具合など ==<br />
;2014年3月10日のアップデート<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20140310-01/ isai LGL22 アップデート情報 | 製品アップデート情報 | au(KDDI)]2014年3月10日</ref><br />
*Wi-Fi オン設定時のスリープ状態で電源オフとなる場合がある事象の改善。<br />
*伝言メモ再生時、音声がスピーカーから出力される場合がある事象の改善。<br />
;2014年7月16日のアップデート<ref>[http://www.au.kddi.com/information/notice_mobile/update/update-20140716-01/ isai LGL22 アップデート情報 | 製品アップデート情報 | au(KDDI)]2014年7月16日</ref><br />
*Android 4.4へのバージョンアップによる機能、および操作性の向上。<br />
*絵文字の入力方法変更、および絵文字の個数追加。<br />
*ノックコード機能に対応した。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[LGエレクトロニクス]]<br />
**[[LGL21]] - 事実上の先代機種。<br />
**[[LGL24|isai FL LGL24]] - 後継機種。<br />
**[[LGL23|G Flex LGL23]] - 事実上の兄弟機種。[[LG G series|Gシリーズ]]だがisaiシリーズにも属する。<br />
**[[L-01F|G2 L-01F]] - NTTドコモ向けの事実上の兄弟機種で、LG G2の日本国内ローカライズモデル。防水性能は備えていない。<br />
*[[川口春奈]] - 当機種のイメージキャラクター。<br />
*[[奥田民生]] - 当機種のCMソングを担当。<br />
**[[チューイチューイトレイン]] - 当機種のCMソング<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/lgl22/ isai LGL22│スマートフォン│au]<br />
*[http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-LGL22 LG isai LGL22 | 携帯電話 - isai誕生 イガイなデアイを。- LG Electronics Japan au LGL22]<br />
<br />
{{先代次代|LG isaiシリーズ|'''isai LGL22'''| - | [[LGL23|G Flex LGL23]] }}<br />
{{日本国内で発売されたOptimusシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:Android端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:防水機種]]</div>
221.32.117.121
LGL23
2018-01-21T22:12:58Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Otheruseslist|日本の携帯電話会社[[KDDI]]、および[[沖縄セルラー電話]](各[[au (携帯電話)|au]]ブランド)向けに提供されるローカライズモデル'''LGL23'''|グローバルモデル|LG G Flex}}<br />
{{Pathnav|LGエレクトロニクス|LG G series|LG G Flex|frame=1}}<br />
{{Infobox 携帯電話の仕様表<br />
| 画像1=[[File:LG_G_Flex.jpg|300px]]<br />G Flex<br />(日本モデルは画面下部のLGのロゴが無く、カメラの横に「au」と刻印されている。)<br />
| 機種名 = G Flex LGL23<br />
| キャリア = au<br />
| 製造 = LGエレクトロニクス<br />
| 発売年 = [[2014年]]<br />
| 発売日 = [[1月25日]]<br />
| OS =[[Android]] 4.2.2<br />
| CPU = [[クアルコム|Qualcomm]]<br />[[Snapdragon]] 800<br />MSM8974<br />2.3GHz(クアッドコア)<br />
|通信方式=3G:[[CDMA2000 1x|CDMA2000 1xMC]]<br />([[CDMA 1X]])<br/>(新800MHz/2GHz)<br/>[[W-CDMA]]<br/>(850MHz/2GHz)<br/>2G:[[GSM]]<br/>(1.9GHz/1.8GHz/900MHz)<br />
|データ通信方式 =3.9G: [[FDD-LTE]]<br/>([[au 4G LTE]])<br/>(新800MHz/1.5GHz/2.1GHz)<br/> 3.5G:[[CDMA2000 1x#MC-Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO MC-Rev.A]]<br/>([[WIN HIGH SPEED]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rev.A|CDMA2000 1xEV-DO Rev.A]]<br/>([[CDMA 1X WIN]])<br/>[[CDMA2000 1x#Rel.0|CDMA2000 1xEV-DO Rel.0]]<br/>(CDMA 1X WIN)<br/>[[UMTS]]<br/>([[W-CDMA]])<br/>3G:CDMA2000 1xMC<br/>(CDMA 1X)<br/>その他:無線LAN<br/>(IEEE 802.11a/b/g/n/ac 5GHz/2.4GHz)<br />
| 形状 = 曲面ファブレット<br />
| 幅 = 82<br />
| 長さ = 161<br />
| 厚さ = 8.8<ref>最厚部:9.7mm</ref><br />
| 重量 = 178<br />
| 連続通話時間 = 約1260分<br />
| 連続待受時間 = 約690時間(3G)/約670時間(LTE)<br />
|充電時間= 約130分<br />
|バッテリー= 3500mAh(取り外し不可)<br />
| 日本語入力 = LG日本語キーボード(iWnnベース)<br />
| 内部メモリ= ROM:32GB<br />RAM:2GB<br />
|外部メモリ=非対応<ref>microSDリーダライタ付属で、最大128GBのmicroSD対応。</ref><br />
| FeliCa = Felica/NFC<br />
| 赤外線通信機能 = あり<ref>リモコン操作のみ。</ref><br />
| Bluetooth = 4.0<br />
|テザリング=あり<br />
|放送受信機能=ワンセグ<br />フルセグ(データ放送非対応、録画不可)<br />
|備考=1. [[SAR値]]:<br/>0.367W/kg(側頭部)<ref>[http://www.au.kddi.com/mobile/product/sar/dp/lgl23 au電話の比吸収率について G Flex LGL23] - au(KDDI)</ref><br/>2. 製造国:<br/>{{KOR}}<br />3. 最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]による[[ハイレゾ音源]]の再生機能に標準で対応<br />
|外部接続= micro[[USB]]<br />([[SlimPort]]共用)<br />[[miracast]]<br />3.5φイヤホンマイク端子<br />
| メイン画面方式 = [[有機EL|POLED]]<br />
| メイン画面解像度 = HD<br />(1280×720[[ドット]])<br />
| メイン画面サイズ = 6.0[[インチ]]<br />
| メイン画面色数 = 約1677万色<br />
| サブ画面有無 = なし<br />
| サブ画面方式 = <br />
| サブ画面解像度 = <br />
| サブ画面サイズ = <br />
| サブ画面色数 = <br />
| メインカメラ有無 = あり<br />
| メインカメラ画素数 = 1320万<br />
| メインカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| メインカメラ機能 = [[2160p]](4K)動画撮影<br />高解像度ズーム<br />マルチポイントAF<br />デュアル録画/デュアル撮影<br />
| サブカメラ有無 = あり<br />
| サブカメラ画素数 = 240万<br />
| サブカメラ方式 = [[CMOSイメージセンサ|CMOS]]<br />
| サブカメラ機能 = <br />
| 本体色1 = #18181c<br />
| 本体色1の色名 = Black<br />
}}<br />
<br />
'''G Flex LGL23'''(ジーフレックス エルジーエル ニーサン)は、韓国の[[LGエレクトロニクス]](輸入発売元:LGエレクトロニクスジャパン)によって日本国内向けに開発された、[[au (携帯電話)|au]]ブランドを展開する[[KDDI]]および[[沖縄セルラー電話]]の[[CDMA 1X WIN]]、および[[第3.9世代移動通信システム]]([[au 4G LTE]])対応スマートフォンである。製品番号は'''KS1301'''。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
isai [[LGL22]]の派生機種で、グローバルモデルである'''[[LG G Flex]]'''の日本国内ローカライズモデルとなる。ちなみに、この機種よりauでのLG G seriesはisaiシリーズとして編入される。<br />
<br />
「Flex」という機種名の通り、本体が凹状に曲面しているのが特徴で、70kgまでの圧力を加えても正常に動作する。また、背面には自己修復素材を採用しており、擦り傷程度だと傷が残らないようになっている。<br />
<br />
他にも、isai LGL22では採用が見送られた背面キーが採用されており、日本独自機能としておサイフケータイ・ワンセグに加え、LG製端末では初となるフルセグ放送の受信に対応しているほか、isai LGL22から引き続き、'''最大[[サンプリング周波数|192kHz/]][[量子化ビット数|24bit]]による[[ハイレゾリューションオーディオ]]([[WAV]]、および[[FLAC]]をサポート)の再生機能に標準で対応'''している<ref>ただしハイレゾ音源を再生する場合、それに対応したUSBホストケーブル(別売)、およびUSB入力対応[[D/Aコンバーター]](別売)、ヘッドホン(別売)、あるいはスピーカー(別売)などが必要となる。</ref>。<br />
<br />
<br />
なお、防水性能は備えておらず、外部メモリの利用には同梱されるSDカードリーダライタを利用する必要がある。<br />
<br />
キャッチコピーは「'''常識を曲げる。世界が変わる。'''」。<br />
<br />
アップデートに関しては、グローバルモデルがAndroid 4.4まで提供されたが、au版のG Flex(LGL23)のみAndroid 4.2をもって終了した。<br />
{{節stub}}<br />
<br />
==沿革==<br />
*[[2013年]][[10月28日]] - LGエレクトロニクスより韓国モデル先行発表。<br />
*2013年[[12月4日]] - グローバルモデル発表、香港・シンガポールを皮切りに発売開始<ref>[http://www.lgnewsroom.com/newsroom/contents/64035 LG G FLEX BEGINS GLOBAL ROLLOUT WITH INTRODUCTION IN KEY ASIAN MARKETS]</ref>。<br />
*[[2014年]][[1月6日]](現地時間) - アメリカ・ラスベガスの家電展示会「[[コンシューマ・エレクトロニクス・ショー|CES]] 2014」にて北米向けモデルが発表された際に、販売地域の中に日本が含まれている事が判明<ref>[http://k-tai.impress.co.jp/docs/event/ces2014/20140107_629809.html 「G Flex」やLINEで家電をコントロールする仕組みを披露したLG - ケータイ Watch]2014年1月7日</ref>。<br />
*2014年[[1月22日]] - KDDI、およびLGエレクトロニクスジャパンより日本モデル公式発表。<br />
*2014年[[1月25日]] - 発売開始。<br />
<br />
== 搭載アプリ ==<br />
{{節stub}}<br />
<br />
== 主な機能 ==<br />
{{節stub}}<br />
※PC向けWebブラウザが標準装備されている。携帯向けサイト(EZWeb)は他のスマートフォンやPCと同じく閲覧不可。<br />
{|style="margin-right:.5em;" class="wikitable"<br />
|-<br />
! colspan=4 |主な機能・対応サービス<br />
|-<br />
|auウィジェット<br/>Webブラウザ<br />
|[[LISMO|LISMO!<br />for Android]]<br />LISMO WAVE<br/>[[ハイレゾリューションオーディオ|ハイレゾ音源]]再生プレイヤー<br/>(最大[[サンプリング周波数|192kHz]]/[[量子化ビット数|24bit]])<br />
|[[おサイフケータイ]]<br />[[近距離無線通信|NFC]]<br />
|[[ワンセグ]]<ref>連続視聴時間:約5時間50分</ref><br />[[日本の地上デジタルテレビ放送|フルセグ]]<ref>連続視聴時間:約3時間50分</ref><br />[[DLNA]]/[[DTCP-IP]]<br />
|-<br />
|au one メール<br />PCメール<br />[[Gmail]]<br />EZwebメール<br />
|[[デコメール|デコレーションメール]]<br /><del>デコレーションアニメ</del><br />
|Friends Note<br />
|PCドキュメント<br />
|-<br />
|au Smart Sports<br />Run & Walk<br />Karada Manager<br />ゴルフ(web版)<br />Fitness、歩数計<br />
|GPS<br />方位計<br />
|[[EZナビウォーク|au oneナビウォーク]]<br />[[EZ助手席ナビ|au one助手席ナビ]]<br />
|[[EZニュースEX|au one ニュースEX]]<br />au one GREE<br />
|-<br />
|[[かんたんメニュー]]<ref>別途、au one Marketからのダウンロードにて対応</ref><ref>[http://web-market.auone.jp/details?id=2446800000002 au one Market「かんたんメニュー」] - KDDI</ref><br/>[[じぶん銀行]]<br />
|[[緊急速報メール (au)|緊急速報メール]]<br />
|[[Bluetooth]]<br />
|[[無線LAN]]機能<br />([[Wi-Fi]])<br />
|-<br />
|[[赤外線]]通信<br />
|WIN HIGH SPEED<br/>[[au 4G LTE]]<ref>受信:最大150Mbps/送信:最大12Mbps(2GHz)</ref><ref>受信:最大75Mbps/送信:最大25Mbps(800MHz)</ref><br />
|[[グローバルパスポート]]<br />
|[[フェムトセル|auフェムトセル]]<br />
|-<br />
|microSD<br />microSDHC<br />
|モーションセンサー(6軸)<br />
|<del>防水<br/>防塵</del><br />
|簡易留守録<br />着信拒否設定<br />
|}<br />
<br />
<!-- == アップデート・不具合など == --><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[LGエレクトロニクス]]<br />
*[[LG G series]]<br />
**[[LGL22]] - 兄弟機種。<br />
<br />
== 注釈 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.au.kddi.com/mobile/product/smartphone/lgl23/ G Flex LGL23│スマートフォン│au]<br />
*[http://www.lg.com/jp/mobile-phone/lg-G-Flex-LGL23 LG G Flex LGL23 | 携帯電話 - 常識を曲げる。世界が変わる。- LG Electronics Japan au LGL23]<br />
<br />
{{先代次代|[[LG G series]]|'''G Flex LGL23'''| [[L-01F|G2 L-01F]] | [[LG G2 mini|LG G2 mini LG-620J]]<br />※SIMフリー端末 }}<br />
{{先代次代|LG isaiシリーズ|'''G Flex LGL23'''| [[LGL22|isai LGL22]] | [[LGL24|isai FL LGL24]] }}<br />
{{日本国内で発売されたOptimusシリーズ}}<br />
{{Au_WINモデル_12-}}<br />
{{au スマートフォン/タブレット}}<br />
{{Android端末 2013-|KDDI}}<br />
<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第3.9世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (au 第三世代)]]<br />
[[Category:携帯電話端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:Android端末 (LG電子)]]<br />
[[Category:ファブレット型端末]]<br />
[[Category:国際ローミング対応機種]]<br />
[[Category:スマートフォン]]<br />
[[Category:2014年のハードウェア]]</div>
221.32.117.121
デヒドロ酢酸
2018-01-21T05:52:09Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{Chembox<br />
| Verifiedfields = changed<br />
| Watchedfields = changed<br />
| verifiedrevid = 450974443<br />
| Reference = <ref name="Merck">''Merck Index'', 11th Edition, '''2855'''</ref><br />
| ImageFile = Dehydroacetic acid.svg<br />
| ImageFile_Ref = {{chemboximage|correct|??}}<br />
| ImageName = Kekulé, skeletal formula of dehydroacetic acid<br />
| PIN = 3-Acetyl-2-hydroxy-6-methyl-4''H''-pyran-4-one{{Citation needed|date = October 2011}}<br />
| OtherNames = [[E番号]]265<br />
Methylacetopyronone{{Citation needed|date = October 2011}}<br />
| Section1 = {{Chembox Identifiers<br />
| Abbreviations = DHAA<br />
| CASNo = 520-45-6<br />
| CASNo_Ref = {{cascite|correct|CAS}}<br />
| PubChem = 10623<br />
| PubChem_Ref = {{Pubchemcite|correct|Pubchem}}<br />
| ChemSpiderID = 10177<br />
| ChemSpiderID_Ref = {{chemspidercite|changed|chemspider}}<br />
| UNII = 2KAG279R6R<br />
| UNII_Ref = {{fdacite|correct|FDA}}<br />
| EINECS = 208-293-9<br />
| MeSHName = dehydroacetic+acid<br />
| SMILES = CC(=O)C1=C(O)OC(C)=CC1=O<br />
| StdInChI = 1S/C8H8O4/c1-4-3-6(10)7(5(2)9)8(11)12-4/h3,11H,1-2H3<br />
| StdInChI_Ref = {{stdinchicite|changed|chemspider}}<br />
| StdInChIKey = JEQRBTDTEKWZBW-UHFFFAOYSA-N<br />
| StdInChIKey_Ref = {{stdinchicite|changed|chemspider}}<br />
}}<br />
| Section2 = {{Chembox Properties<br />
| C = 8<br />
| H = 8<br />
| O = 4<br />
| ExactMass = 168.042258744 g mol<sup>-1</sup><br />
| Appearance = 白色の結晶<br />
| Density=<br />
| MeltingPtK = 382<br />
| BoilingPtK = 543<br />
}}<br />
| Section3= {{Chembox Hazards<br />
| EUIndex = 607-163-00-2<br />
| EUClass = {{Hazchem Xn}}<br />
| RPhrases = {{R22}}<br />
| SPhrases = {{S2}}<br />
}}<br />
| Section8 = {{Chembox Related<br />
| OtherAnions = <br />
| OtherCations = <br />
| OtherCpds = [[4-ピロン]]<br />
}}<br />
}}<br />
<br />
'''デヒドロ酢酸'''(デヒドロさくさん、{{Lang-en-short|Dehydroacetic acid}})は[[ピロン (化学)|ピロン]]の誘導体で、[[防かび剤]]や[[殺菌料]]として、[[イチゴ]]や[[カボチャ]]、[[漬物]]などに使われる<ref>''Handbook of Biocide and Preservative Use'', Harold William Rossmoore, p. 341 ISBN 0751402125</ref>。[[酵素]]入り[[歯磨剤]]にも使用される。<br />
<br />
多くの場合、水への溶解度調整のため、[[ナトリウム塩]]の{{仮リンク|デヒドロ酢酸ナトリウム|en|Sodium dehydroacetate}}として使用される。<br />
<br />
工業的には、さまざまな[[合成樹脂]]の[[可塑剤]]として利用される<ref name="Merck"/>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
{{Chem-stub}}<br />
{{デフォルトソート:てひとろさくさん}}<br />
[[Category:食品添加物]]<br />
[[Category:防腐剤]]<br />
[[Category:4-ピロン]]<br />
[[Category:アルコール]]<br />
[[Category:有機酸]]</div>
221.32.117.121
プラグインハイブリッドカー
2018-01-19T13:48:13Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div><div class="pathnavbox"><br />
{{Pathnav|ハイブリッドカー}}<br />
{{Pathnav|電気自動車}}<br />
</div><br />
[[File:BYD 02.JPG|right|thumb|200px|世界初の量産型プラグインハイブリッドカー[[BYD F3DM]] EV走行時の最大航続距離約96km(約60[[マイル]])]]<br />
[[Image:Chevy Volt DCA 01 2010 8817.JPG|thumb|200px|right|[[シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)]] EV走行時の最大航続距離約64km(40[[マイル]])]]<br />
[[Image:Toyota Prius Plug-In Hybrid IAA 2009.jpg|thumb|200px|right|[[トヨタ・プリウスPHV|プリウスPHV]] EV走行時の最大航続距離23.4km]]<br />
[[Image:HYUNDAI SONATA PHEV LF 001.JPG|thumb|200px|right|[[ヒュンダイ・ソナタPHEV]] EV走行時の最大航続距離44.0km]]<br />
<br />
{{持続可能エネルギー}}<br />
'''プラグインハイブリッドカー''' (plug-in hybrid car) は、[[配線用差込接続器|コンセント]]から差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できる[[ハイブリッド車]]であり、PHV (Plug-in Hybrid Vehicle) またはPHEV (Plug-in Hybrid Electric Vehicle) と略されるプラグインハイブリッド式[[輸送機器]]の一種。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
プラグインハイブリッドカーとは、直接コンセントから充電できるタイプの[[ハイブリッドカー]]である。<br />
<br />
プラグインとは[[電化製品]]と同様に、家庭用[[電源]]から[[プラグ]](電気機器の電源コードの先に付いている差込器具)を利用して直接電力を供給し充電できるもので、プラグインハイブリッドカーは、非プラグインハイブリッドカーに比べ電池を多く搭載しているため、電気のみでより長距離を走行できる。[[ガソリンエンジン]]車の給油性能を残しながら[[電気自動車]]により近いタイプのハイブリッドカーである。<br />
<br />
電気で走行するメリットは、エネルギー効率がガソリン車の数倍良く燃費が圧倒的に安い、走行時にCO<sub>2</sub>([[二酸化炭素]])を車両から排出しないなどだが、電池がなくなるとガソリン車に比べ充電に時間がかかる。逆に内燃機関で発電して一部電動化した非プラグインのハイブリッドカーでは電池を内燃機関の補助と割り切っており、一般的なガソリン車に近い性質の自動車であった。双方の利点を取り込むため、従来のハイブリッド車に比べ多くのバッテリーと、内燃機関の両方を積むことによってエネルギー効率と給油速度を両立させたのが、プラグインハイブリッドカーである。外部電源(家庭用コンセントなど)から夜間電力などでバッテリーに充電し、モーターのみで[[電気自動車]]として走行できる。バッテリーの電力不足時には非プラグインのハイブリッドカー同様[[エンジン]]を用いて走行する。<br />
<br />
海外では[[2008年]]に中国で政府機関向けに発売された[[比亜迪汽車]]([[BYD|BYDオート]])のプラグインハイブリッドカー「[[BYD F3DM|F3DM]]」が世界初の量産型PHVとして発売された。F3DMの充電電池容量は20kWであり、最長60[[マイル]](約96km)を電池のみで走行可能である。したがって片道40キロ程度の通勤や外出なら冷暖房を使わず、渋滞に巻き込まれなければガソリンを使わずに往復できる。F3DMの価格は14万9800[[人民元|元]](200万円弱)<ref>http://jafmate.jp/eco/20081225_725.php</ref>と中国における一般的なガソリン車の2倍以上もするため、販売台数は2010年12月時点で500台未満にすぎない。<br />
[[ゼネラルモーターズ]]は、2010年12月より[[シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)]]をアメリカ市場に投入した。2011年10月までに5329台を販売している<ref>http://wot.motortrend.com/gm-september-2011-sales-climb-20-percent-on-back-of-chevrolet-cruze-truck-sales-122569.html</ref>。また、アメリカの新興自動車メーカー[[フィスカー]]は、2011年11月より100,000ドルを超える高級PHVスポーツカー[[フィスカー・カルマ]]の一般顧客向け販売を開始した。<br />
<br />
== 長所と短所 ==<br />
;長所<br />
*バッテリーで走行可能な範囲で[[電気自動車]]としての使用が可能。<br />
*燃料走行との併用で内燃機関自動車と同等の速度で給油が可能。<br />
*ガソリン代に比べ電気代は圧倒的に安い。<br />
<br />
;短所<br />
*バッテリーに加えエンジンと駆動系が必要なためコストや重量がかさむ。<br />
*電気自動車に比べ内燃機関/HEVに比べより大型の電装品を積むため、車内空間やバッテリーサイズが犠牲になる。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*1997年3月、[[トヨタ自動車]]が[[トヨタ・コースター|コースター ハイブリッドEV]]を市販。<br />
*2003年、ヨーロッパで[[ルノー]]から[[ルノー・カングー|カングー]]のプラグインハイブリッドカー仕様[[elect'road]]発売。<br />
*2004年頃、アメリカで既存の自動車の電池を大容量の物に載せ替えてプラグインハイブリッドカー化するキットがベンチャー企業で開発され、現在では数社から販売され[[補助金]]も出ている。<br />
*2007年5月、日本で[[ZEVEX]]が手作りのプラグインハイブリッドカーで日本列島縦断の旅を開始。<br />
*2007年7月、トヨタ自動車のプラグインハイブリッドカーが国土交通省から大臣認定を受け公道テストを開始。<br />
*2008年1月13日、[[北米国際オートショー]]にて中国・[[比亜迪汽車]]([[BYD]]オート)が低価格プラグインハイブリッドカー[[BYD F3DM]]を発表<ref>http://www.businessweek.com/magazine/content/08_03/b4067064367712.htm</ref>。<br />
* 2008年1月13日、[[北米国際オートショー]]にてトヨタが2010年までにプラグインハイブリッドカーを企業や官公庁などに対して販売する方針を発表<ref>http://www.toyota.co.jp/jp/news/08/Jan/nt08_0102.html</ref>。<br />
* 2008年1月14日、[[ゼネラルモーターズ]]が2010年までにプラグインハイブリッドカーを完成させる方針を発表。<br />
* 2008年12月15日、中国でBYDが[[世界初]]の量産型プラグインハイブリッドカー「[[BYD F3DM|F3DM]]」を政府機関向けに発売開始<ref>http://www.businessweek.com/globalbiz/content/dec2008/gb20081215_913780.htm</ref>。価格は2万2000ドル(1ドル90円の場合約244万円)。家庭用電源で充電でき、100%の充電で60[[マイル]](約96.56km)走行可能とされる。<br />
* 2009年6月3日、トヨタ自動車が2009年度中に日本、米国、欧州でプラグインハイブリッドカー500台を[[リース]]販売すると発表。電気のみで約20km走行可能とされる<ref>http://www.asahi.com/eco/ecocar/NGY200906030019.html</ref>。日本200台、米国約150台、フランス約100台、英国やポルトガルには50台以上を導入する計画である<ref>http://www.ecool.jp/press/2009/11/post-405.html</ref>。<br />
* 2009年8月11日、ゼネラルモーターズが2010年後半にプラグイン式ハイブリッド車[[シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)]](Chevrolet Volt)の生産を開始し、2011年に市場投入すると発表した。市街走行時の燃費は、米基準で少なくとも1リットルあたり97キロとなる見通し。ガソリン1[[ガロン|米ガロン]]当たり100[[マイル]](1リットルあたり42.51km)以上の走行が可能な低燃費車としては、世界初の量産車だとしている<ref>http://www.afpbb.com/article/economy/2630009/4445854</ref>。[[アメリカ環境保護局]]の調査では1ガロン当たり93マイルとなった<ref> [http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819696E0E7E2E0998DE0E7E3E3E0E2E3E28698E2E2E2E2 燃費性能、日産「リーフ」に軍配 GM「ボルト」上回る ]</ref>。<br />
* 2009年10月21日、東京モーターショーにて[[三菱自動車工業]]がプラグインハイブリッドSUV「コンセプトPX-MiEV」を初公開。<br />
* 2009年11月18日、トヨタ自動車は、[[トヨタ・プリウスPHV|プリウスPHV]]のリース販売につき、[[経済産業省]]のモデル事業であるEV・PHVタウンに選定された[[官公庁]]や[[自治体]]などの特定利用者との商談を開始。リース会社を通じて約200台をリースする。<br />
* 2009年11月20日、BYDは[[BYD F3DM|F3DM]]の一般消費者向け販売を2010年まで延期すると発表した。BYDはF3DMの価格が14万9800元(200万円弱)と一般的な中国のガソリン車に比べて高額のため、市販には政府の補助金提供が必要と主張している。F3DMの販売台数は2009年11月現在約100台程度にとどまっている<ref>http://jp.ibtimes.com/article/biznews/091121/44878.html</ref>。<br />
* 2009年12月4日、トヨタ自動車はプラグインハイブリッドカーを2011年末から一般向けに発売すると発表。価格は300万円台の見通し。100%の充電で約20km走行可能とされる<ref>http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/mnews/20091207-OYT8T00376.htm</ref>。<br />
* 2010年2月9日、トヨタ自動車はプリウスプラグインハイブリッドなどハイブリッド車4車種のリコール届出を国土交通省に提出<ref>http://www.toyota.co.jp/announcement/100209.html</ref>。<br />
* 2010年12月、[[シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)]]がアメリカで正式発売。<br />
* 2011年11月29日、トヨタ自動車がプリウスPHVの受注を開始。価格は320万円から。<br />
* 2012年1月30日、トヨタ自動車がプリウスPHVを発売。<br />
* 2012年3月6日、ジュネーブモーターショーにて三菱自動車が次期[[三菱・アウトランダー|アウトランダー]]をベースとしたプラグインハイブリッドカーを開発中と発表。<br />
* 2012年12月26日、三菱自動車が[[三菱・アウトランダーPHEV|アウトランダーPHEV]]を発表、2013年1月24日発売。<br />
* 2013年10月1日、[[日野自動車]]が中型バス「[[日野・メルファプラグインハイブリッド|メルファプラグインハイブリッド]]」を開発、翌月の東京モーターショーで公開<ref>{{Cite web| title = 日野自動車、プラグインハイブリッドバスを開発 - 外部給電機能付で災害時には避難所等への電力供給が可能 - | publisher = 日野自動車 | date = 2013-10-01 | url = http://www.hino.co.jp/news_release/213.html | accessdate = 2016-07-31}}</ref>。<br />
* 2015年9月8日、[[フォルクスワーゲン]]が「[[フォルクスワーゲン・ゴルフ|Golf]] GTE」を、[[BMW]]が「BMW X5 xDrive40e」を日本で発売開始<ref name="itmedia20150911">{{cite news|title = ドイツから日本へ、プラグインハイブリッド車が相次いで発売 |url = http://www.itmedia.co.jp/smartjapan/articles/1509/11/news032.html|publisher = [[ITmedia]]|date = 2015年9月11日| accessdate = 2015年9月27日}}</ref>。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[電気自動車]]<br />
* [[ハイブリッド]]<br />
* [[ハイブリッドカー]]<br />
* [[ニッケル水素電池]]<br />
* [[リチウムイオン電池]]<br />
* [[BYD F3DM]]<br />
* [[シボレー・ボルト (ハイブリッドカー)]]<br />
<br />
==参照・脚注==<br />
<references/><br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commonscat|Plug-in electric hybrid-powered vehicles}}<br />
* [http://www.byd.com/showroom.php?car=f3dm&index=3 BYD F3DM]-比亚迪汽车<br />
* [http://www.toyota.co.jp/jp/news/07/Jul/nt07_037.html トヨタ プラグインハイブリッドカー]-トヨタ自動車<br />
* [http://toyota.jp/priusphv/index.html toyota.jp プリウスPHV]<br />
* [http://www.mitsubishi-motors.co.jp/outlander_phev/ 新型 OUTLANDER|MITSUBISHI MOTORS JAPAN アウトランダーPHEV]<br />
<br />
{{Alternative propulsion}}<br />
{{car-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:ふらくいんはいふりつとかあ}}<br />
[[Category:プラグインハイブリッドカー|*]]<br />
[[Category:電気自動車]]<br />
[[Category:ハイブリッドカー]]</div>
221.32.117.121
認定電気工事従事者
2018-01-12T13:40:22Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{資格<br />
|名称 = 認定電気工事従事者<br />
|英名 = <br />
|英項名 = <br />
|略称 = <br />
|実施国 = {{JPN}}<br />
|分野 = 電気・通信<br />
|資格種類 = 国家資格<br />
|試験形式 = 講習、実務経験等(基礎資格必要)<br />
|認定団体 = [[経済産業省]](交付は産業保安監督部長)<br />
|後援 = <br />
|認定開始年月日 = <br />
|認定終了年月日 = <br />
|等級・称号 = <br />
|根拠法令 = [[電気工事士法]]<br />
|公式サイト = http://www.eei.or.jp/<br />
|特記事項 = <br />
}}<br />
<br />
'''認定電気工事従事者'''(にんていでんきこうじじゅうじしゃ)とは、[[経済産業大臣]](交付、事務取扱は出先機関の産業保安監督部長)により認定される自家用[[電気工作物]]の[[電気工事]]に従事できる資格である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
認定電気工事従事者は、[[工場]]や[[ビルディング|ビル]]などの自家用電気工作物のうち、簡易電気工事(電圧600V以下で使用する自家用電気工作物(最大電力500kW未満の需要設備))を行うことができる資格である。<br />
<br />
[[電気工事士法]]では、最大電力500kW未満の自家用電気工作物の工事([[ネオン]]設備と非常用予備発電を除く)は第一種[[電気工事士]]が行うことと定められている 。しかし、第一種電気工事士以外の者が自家用電気工作物に携わる場面は多く、そうした者が一定の条件の下に、所定の工事に従事出来るよう国が認定する制度が認定電気工事従事者の資格制度である。<br />
<br />
つまり、第一種電気工事士のうちの低圧自家用工作物限定免許であると考えて差し支えない。<br />
<br />
なお開業に必要な電気工事業登録については、認定電気工事従事者と第二種電気工事士の資格があれば自家用・一般用で行うことが出来る(低圧限定だが登録の際高圧回路用計測器の常備は必要)。<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center"<br />
|+ '''電気工事士法に基づく資格と工事の範囲''' (○は工事可能)<br />
|-<br />
! rowspan="3" | 資格 || colspan="4" | 自家用 || rowspan="3" | 一般用<br />
|-<br />
| colspan="4" rowspan="1" | 500kW未満<br />
|-<br />
| 右記以外<br />
| 電線路除く・<br>600V以下<br />
| ネオン設備<br />
| 非常用予備発電<br />
|- style="background-color:#fdd"<br />
| '''認定電気工事従事者'''<br />
| ×<br />
| ○<br />
| × <br />
| ×<br />
| ×<br />
|- <br />
| 第一種電気工事士<br />
| ○<br />
| ○<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
|- <br />
| 第二種電気工事士<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
|-<br />
| [[特種電気工事資格者]]<br>(ネオン)<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
| ×<br />
| ×<br />
|-<br />
| 特種電気工事資格者<br>(非常用予備発電装置)<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ×<br />
| ○<br />
| ×<br />
|}<br />
<br />
== 資格認定条件 ==<br />
* 第一種[[電気工事士]]試験に合格した者(第一種電気工事士の免状取得には実務経験が必要であるが、認定電気工事従事者の資格を得れば一定範囲の実務従事は可能になる)<br />
* 第二種電気工事士免状または旧電気工事士免状<ref name=工事士資格看做>旧電気工事士は昭和62年の[[電気工事士法]]改正とともに第二種電気工事士に移行された。電気工事士法付則(昭和六二年九月一日法律第八四号)第三条 第一条の規定による改正前の電気工事士法(以下「旧電気工事士法」という。)第四条第一項の規定により交付された電気工事士免状は、新電気工事士法第四条第二項の規定により交付された第二種電気工事士免状とみなす。</ref>交付を受けた後、軽微な工事、特種電気工事、電圧50,000ボルト以上で使用する架空電線路に係る工事及び保安通信設備に係る工事以外の工事に関し3年以上の実務経験を有する者<br />
* 第二種電気工事士免状または旧電気工事士免状<ref name=工事士資格看做></ref>交付を受けた後、経済産業大臣が定める簡易電気工事に関する講習([[認定電気工事従事者認定講習]])の課程を修了した者 <br />
* [[電気主任技術者]]または電気事業主任技術者<ref name=主任技術者資格移行>電気事業主任技術者は昭和40年の[[電気事業法]]公布とともに電気主任技術者に移行された。</ref>であって免状交付後3年以上の実務経験を有する者<br />
* 電気主任技術者または電気事業主任技術者<ref name=主任技術者資格移行></ref>であって認定電気工事従事者認定講習の課程を修了した者<br />
* その他同等以上の知識及び技能を有していると[[経済産業大臣]]が認定した者<br />
<br />
※現在、認定電気工事従事者認定講習については、一般財団法人[[電気工事技術講習センター]]が行っている。<br />
<br />
==関連項目==<br />
*[[経済産業省]]<br />
<br />
== 注・出典 ==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
==外部リンク==<br />
* [http://www.eei.or.jp/ 一般財団法人電気工事技術講習センター]<br />
<br />
{{経済産業省所管の資格・試験}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:にんていてんきこうししゆうししや}}<br />
[[Category:日本の国家資格]]<br />
[[Category:業務独占資格]]<br />
[[Category:電気工事]]<br />
[[Category:経済産業省]]</div>
221.32.117.121
名画座
2018-01-09T07:18:54Z
<p>221.32.117.121: /* 日本の名画座 */</p>
<hr />
<div>{{otheruses|映画館|[[研ナオコ]]のアルバム及びシングル|名画座 (アルバム)}}<br />
[[画像:Palcinema-shinkoen01n3872.jpg|thumb|240px|名画座の例]]<br />
'''名画座'''(めいがざ)は、主に旧作[[映画]]を主体に上映する[[映画館]]の総称である。<br />
<br />
== 名画座の概要 ==<br />
名画座の番組編成は、単に作品を寄せ集めたものから、テーマ別に作品をそろえて上映しているもの、また、比較的最近に公開された映画を中心とするものや、公開年次に限らず上映するものまで、形態はさまざまである。かつて封切られて1年以内の作品を上映する映画館は「二番館」「三番館」と呼ばれていたが、現在ではその種の映画館も名画座に含まれている。<br />
<br />
興行形態は2本ないし3本立てで上映することが多く、入場料金は1,000円前後。作品ごとの入替制がなく途中入館が可能であることが多い。1980年代以降、[[レンタルビデオ]]や[[ケーブルテレビ]]、[[DVD]]の普及により需要が少なくなり、全国的に館数は減少傾向にある。<br />
<br />
== 日本の名画座 ==<br />
以下は、「名画専門館」のリストであり、「[[ミニシアター]]だが、時々名画に属する映画を上映する館」は含んでいない。<br />
;東北<br />
*秋田県<br />
**[[御成座]]([[大館市]]) [http://onariza.oodate.or.jp/]<br />
<br />
;関東<br />
*東京都<br />
**[[神保町シアター]]([[千代田区]])*基本的には昭和の名画を上映。[http://www.shogakukan.co.jp/jinbocho-theater/]<br />
**[[ギンレイホール]]([[新宿区]]) [http://www.ginreihall.com/]<br />
**[[早稲田松竹]](新宿区) [http://www.wasedashochiku.co.jp/]<br />
**[[目黒シネマ]]([[品川区]]) [http://www.okura-movie.co.jp/meguro_cinema/] *所在地は[[目黒区]]ではないが、[[目黒駅]]と駅前に位置する。<br />
**シネマヴェーラ渋谷([[渋谷区]]) [http://www.cinemavera.com/]<br />
**下高井戸シネマ([[世田谷区]]) [http://www.shimotakaidocinema.com/]<br />
**[[ラピュタ阿佐ヶ谷]]([[杉並区]]) [http://www.laputa-jp.com/]<br />
**[[新文芸坐]]([[豊島区]]) [http://www.shin-bungeiza.com/]<br />
**[[東京テアトル#映画館|キネカ大森]]([[大田区]]) [http://www.ttcg.jp/cineka_omori/] *3スクリーンのうち1つが[[2010年]][[12月4日]]から2本立ての名画座に<br />
**東京芸術センター シネマブルースタジオ([[足立区]]) [http://homepage2.nifty.com/ac-tokyo/]<br />
<br />
*神奈川県<br />
**[[シネマ・ジャック&ベティ]]([[横浜市]][[中区 (横浜市)|中区]]) [http://www.jackandbetty.net/]<br />
**[[シネマノヴェチェント]]([[横浜市]][[西区 (横浜市)|西区]]) [http://cinema1900.yokohama/]<br />
**アミューあつぎ 映画.comシネマ ([[厚木市]]) [http://atsugieiga.com/]<br />
<br />
*群馬県<br />
**[[シネマまえばし]]([[前橋市]]) [http://cinemamaebashi.jp/]<br />
<br />
;中部<br />
*愛知県<br />
**[[三越映画劇場]]([[名古屋市|名古屋]][[千種区]]) [http://nagoya.mitsukoshi.co.jp/star/]<br />
**[[キノシタホール]](名古屋千種区) [http://www.d1.dion.ne.jp/~kinotu/r-2.html]<br />
<br />
*岐阜県<br />
**[[ロイヤル劇場]]([[岐阜市]]) [http://www.tochiko.co.jp/royal.html]<br />
<br />
;近畿<br />
*大阪府<br />
**[[新世界 (大阪)#主な劇場|新世界東映]]([[大阪市]][[浪速区]])<br />
<!-- 日劇会館・新世界国際地下劇場は成人映画専門館に転換 --><br />
**新世界国際劇場(大阪市浪速区) [http://www1.ocn.ne.jp/~skg1108/]<br />
<!-- 第七藝術劇場はミニシアターに属する --><br />
<br />
*兵庫県<br />
**[[パルシネマしんこうえん]]([[神戸市]][[兵庫区]]) [http://www.sam.hi-ho.ne.jp/dragonfly/]<br />
**[[Cinema KOBE]](神戸市兵庫区、「シネマしんげき」から2009年1月に館名変更)<br />
<br />
;四国<br />
*高知県<br />
**[[高知あたご劇場]]([[高知市]])<br />
<br />
;九州<br />
*福岡県<br />
**[[小倉昭和館]]([[北九州市]]) [http://kokura-showakan.com/]<br />
<br />
== かつて日本に存在していた名画座 ==<br />
;北海道<br />
*[[蠍座 (札幌市)|蠍座]]([[札幌市]])<br />
*[[パルコ (釧路市)#主な入居テナント|シアターパルコ]]([[釧路市]])<br />
*アディーレ会館ゆうばり(旧 夕張市民会館シネサロン)([[夕張市]]、2015年3月31日閉館[http://yubari.org/article/115985194.html])<br />
;東北<br />
*秋田県<br />
**[[秋田フォーラス|週末名画座シネマパレ]]([[秋田市]])<br />
;関東<br />
*東京都<br />
**神田東洋キネマ([[千代田区]])<br />
**南明座(千代田区神保町)<br />
**[[銀座並木座]]([[中央区 (東京都)|中央区]]、1998年9月22日閉館)<br />
**[[ヒューマックスシネマ|銀座シネパトス]](中央区、ローテーションで3館のうち1館を名画座として稼動していた。2013年3月31日閉館)<br />
**[[新橋文化劇場]][http://shinbashibunka.com/]([[港区 (東京都)|港区]]、2014年8月31日閉館)<br />
**飯田橋佳作座([[新宿区]]神楽坂、1988年4月21日閉館)<br />
**高田馬場パール座(新宿区、1989年6月30日閉館)<br />
**後楽園シネマ([[文京区]]、1989年12月1日ロードショー館「東京シネドーム」に)<br />
**大塚名画座(文京区)<br />
**鈴本キネマ(文京区)<br />
**[[中映|浅草中映]]([[台東区]]、2012年10月21日閉館)<br />
**浅草名画座[http://www.e-asakusa.net/meigaza/](台東区、2012年10月21日閉館)<br />
**浅草新劇場[http://www.e-asakusa.net/shingeki.html](台東区、2012年10月21日閉館)<br />
**[[三軒茶屋中央劇場]]([[世田谷区]]、2013年2月14日閉館)<br />
**三軒茶屋シネマ(世田谷区、2014年7月20日閉館)<br />
**三鷹オスカー([[三鷹市]]、1990年12月30日閉館)<br />
**国立スカラ座(国立市、1986年10月閉館)<br />
*神奈川県<br />
**かもめ座([[横浜市]])<br />
**横浜日劇(横浜市)<br />
<br />
;中部<br />
*愛知県<br />
**納屋橋映画劇場(名古屋市中区、2002年頃閉館) - [[ピンク映画]]・[[オリジナルビデオ]]の劇場公開作品との3本立の混成上映だった。<br />
<br />
;近畿<br />
*京都府<br />
**[[祇園会館]]([[京都市]][[東山区]])<br />
**[[京一会館]](京都市[[左京区]])<br />
<br />
*大阪府<br />
**[[毎日大阪会館|大毎地下劇場]]([[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]、1993年3月31日閉館)<br />
**[[オーエス|OS名画座]](大阪市北区、2007年9月30日閉館)<br />
**[[梅田芸術劇場|梅田コマゴールド・シルバー]](大阪市北区、1992年9月30日閉館)<br />
**天六ユウラク座(大阪市北区、2012年3月31日閉館)<br />
**[[日本ドリーム観光|戎橋劇場]](大阪市[[中央区 (大阪市)|中央区]]、1986年3月31日閉館)<br />
**[[大阪劇場|大劇名画座]](大阪市中央区、1991年閉館)<br />
**新世界東宝敷島(大阪市[[浪速区]]、1984年閉館)<br />
**シネマ温劇(大阪市浪速区、1990年閉館)<br />
**新世界公楽劇場(大阪市浪速区、2006年3月31日閉館)<br />
**飛田東映(大阪市[[西成区]]、2015年3月31日閉館)<br />
**[[トビタシネマ]](大阪市西成区、同上)<br />
**[[きんえい|天王寺ステーションシネマ]](大阪市[[天王寺区]]、2001年3月31日閉館)<br />
**[[タナベキネマ]](大阪市[[東住吉区]]、2012年3月31日閉館)<br />
**千里セルシーシアター[http://citylife-new.com/2014/04/5221.html]([[豊中市]]、2014年8月31日閉館)<br />
**[[布施ラインシネマ|リオン小劇場]]([[東大阪市]])<br />
**小阪国際劇場(東大阪市、2010年3月31日閉館)<br />
**堺国際劇場([[堺市]][[堺区]]、1988年1月31日閉館)<br />
<br />
*兵庫県<br />
**ビック映劇([[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]]、1999年4月1日閉館)<br />
**西灘劇場([[神戸市]][[灘区]]、2004年5月31日閉館)<br />
<br />
;九州<br />
*福岡県<br />
**ステーションシネマ([[博多駅]])<br />
<br />
==外部リンク==<br />
*[http://www.cinema-st.com/classic/th3.html こちらは名画座です。] - 「港町キネマ通り」サイト内<br />
<br />
{{Movie-stub}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:めいかさ}}<br />
[[Category:日本の映画館]]</div>
221.32.117.121
神戸居留地 (飲料品)
2017-09-15T15:12:29Z
<p>221.32.117.121: /* 外部リンク */ 神戸居留地のサイトが閉じられたため</p>
<hr />
<div><br />
[[画像:Las lemonlime.JPG|thumb|150px|神戸居留地のLas レモン&ライム]]<br />
'''神戸居留地'''(こうべきょりゅうち)とは、富永食品([[富永貿易]]の関連会社)が[[1994年]]より展開している[[ソフトドリンク]][[ブランド]]。全ての商品が日本国内複数の協力工場で加工されている。海外の安価な原料の輸入や、広告・宣伝費を使わないことによってにコストを抑え、魅力の一つでもある安さを保っている。また、[[アルコール飲料]]([[チューハイ]])や[[ノンアルコールビール]]も展開している。<br />
<br />
実売価格は1本50円未満(税込)のことが多く、主に[[スーパーマーケット]]や[[ディスカウントストア]]、[[100円ショップ]]で販売されている。100円自販機で[[サンガリア]]などの格安ジュースと共に販売されていることもあるほか、[[楽天市場]]などに出店している[[ECサイト]]や[[Amazon.co.jp]]でも購入が可能。<br />
<br />
== リスト ==<br />
; 炭酸飲料<br />
:* LASコーラ<br />
:* LASコーラゼロ<br />
:* LASレモンライム<br />
:* LASジンジャーエール<br />
:** 「LAS」は当初は米国で生産されていたが(輸入元:富永貿易)、国内生産に切り替えたと同時に「神戸居留地」シリーズに組み入れられた。<br />
:* サイダー(無色、グレープ、オレンジ、パイン、糖類ゼロ)<br />
:* 栄養炭酸飲料「ガツンゴールド」<br />
:* レモン25<br />
:* ソーダ(炭酸水)<br />
:* ファインフリー(ノンアルコールビール)<br />
; コーヒー<br />
:* 微糖コーヒー<br />
:* ブラックコーヒー<br />
:* 炭焼コーヒー<br />
:* キリマンジャロコーヒー<br />
:* エクストラコーヒー<br />
:* ゼロショットコーヒー(糖類ゼロ)<br />
:* デミタスコーヒー(※製造終了)<br />
; 茶類<br />
:* 緑茶<br />
:* 烏龍茶<br />
:* 麦茶<br />
:* 紅茶(レモン、ストレート、ミルク)<br />
:* 減肥茶<br />
:* ジャスミン茶<br />
:* 芳潤きらり茶<br />
; 果物野菜類<br />
:* 100%オレンジジュース<br />
:* 100%アップルジュース<br />
:* 100%グレープジュース<br />
:* 100%グレープフルーツジュース<br />
:* 100%パインアップルジュース<br />
:* 100%トマトジュース<br />
:* 100%16種の野菜と果物<br />
:* アセロラドリンク<br />
:* レモンウォーター<br />
; スポーツドリンク<br />
:* アクティーブ<br />
:* アクティーブリセット<br />
:* アクティーブビタミン<br />
; 酒類<br />
:* チューハイ(シークワーサー、レモン、梅、グレープフルーツ、白桃&桜桃、赤ぶどう&白ぶどう、ホワイトサワー)<br />
:* 糖類ゼロチューハイ(レモン、グレープフルーツ、コーラ)<br />
:* ハイボール<br />
<br />
他多数<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[レッドバロン (企業)]] - 店舗内の[[自動販売機]]にて、1本50円で提供されている。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.tominaga.co.jp/ 富永貿易株式会社]<br />
* [http://www.aseedbrew.com/ アシードブリュー株式会社]<br />
<br />
{{food-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:こうへきよりゆうち}}<br />
[[Category:市販清涼飲料水]]</div>
221.32.117.121
ライフガード (飲料)
2017-08-01T08:49:59Z
<p>221.32.117.121: /* 関連項目 */</p>
<hr />
<div>[[Image:Lifeguard2007normal350.JPG|thumb|150px|ライフガード(350mlアルミ缶)]]<br />
[[画像:LifeGuardpet01.jpg|thumb|150px|ライフガードフルラベルPETタイプ]]<br />
[[画像:Lifeguardjmx01.JPG|thumb|ライフガードジャングルマンX]]<br />
'''ライフガード'''(''LIFEGUARD'')とは、株式会社[[チェリオコーポレーション]]が販売、一部製造している[[炭酸飲料]]である。ビタミンとアミノ酸を豊富に配合し、メーカーは'''バイオニック(超生命体)飲料'''と称している。<br />
<br />
[[1985年]][[6月]]販売開始。[[迷彩#ファッションと芸術における迷彩|カモフラージュ]]柄を前面に押し出し、ファッション性の高い飲料として、若者を中心に現代に至るまでロングセラー商品として人気を得ている。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
*1985年 - 販売開始。テレビドラマ・[[コンバット!]]のサンダース軍曹のヘルメットをイメージしたもので、製造部長の進言により、微炭酸を入れることになった<ref name="オトナファミ">「[[オトナファミ]]2012年8月号」 p042-p049 チェリオ50の秘密</ref>。<br />
*1990年 - 当時の[[清涼飲料水]]は[[缶]]や[[瓶]]が主流だったが、いち早く500ml[[ペットボトル]]を採用。[[香港]]の[[飲料]][[メーカー]]に[[製造]]を[[委託]]、[[輸入]]という形態で国内での[[販売]]をしていた(1995年まで)。<br />
*1996年 - 国内での生産をスタートし、パッケージを変更。<br />
*2002年 - カラー(緑色)ボトルが使えなくなったため、フルシュリンク式(包装でボトル全体を包む)を採用<ref name="オトナファミ"/>。また、[[コリス]]から'''ライフガードガム'''が発売。<br />
*2003年 - チェリオコーポレーションから'''ライフガードゼリー'''、コリスから'''ライフガードラムネ'''が発売。<br />
*2003年 - [[カネボウフーズ]]から'''ライフガードアイスバー'''が発売。<br />
*200X年 - [[サクマ製菓]]から'''ライフガードキャンディ'''が発売。<br />
*2004年 - マスコットキャラクターの「'''ウサダー'''」登場。<br />
*2010年 - [[ローヤルゼリー]]と[[蜂蜜]]を配合し、リニューアル。<br />
*2011年 - 発売25周年企画として、アルコール飲料「ライフガードチューハイ」発売<br />
<br />
== ジャングルマンX ==<br />
ライフガードが[[炭酸]]、[[カフェイン]]強めになった[[飲料]]。現在のところは500mlペットボトルのみの販売となっている。発売当初は'''ライフガード ジャングルマンX'''という名称だったが、現在はライフガードの名前は外れている。多くの栄養価が含まれている。カフェインが多いことから、眠気覚ましには良いとされる。<br />
<br />
== ウサダー ==<br />
ウサダーは、株式会社チェリオコーポレーションの販売する飲料「ライフガード」のオリジナルキャラクター。<br />
パッケージやノベルティなどに登場するマスコットキャラクター。英語表記はUSADARである。<br />
なお、ウサダーは種別であり、名前は「ライフガー」である<ref name="オトナファミ"/>。<br />
都内某所の鶏小屋で鶏の卵に混じって誕生し、ヒヨコたちと生活していたが、鶏小屋が閉鎖されることになり、仕方なくいろんなものに身を隠しながら流浪の旅をしている。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[セブンアップ_(飲料)|7UP]]<br />
*[[チェリオコーポレーション]]<br />
*[[チェリオ (飲料)]]<br />
<!--*[[富永貿易]](一部商品の製造元)--><br />
*[[日本フットサルリーグ]] [[2015-16シーズンのFリーグ|2015年度]]のリーグ戦から販売元のチェリオコーポレーションがリーグ協賛スポンサーとなったことを受けて、当商品をFリーグのオフィシャルドリンクとして試合に出場する選手・監督・審判らに提供する。また試合会場では応援団・観客へのサンプリングが行われる。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.cheerio.co.jp/ 株式会社チェリオコーポレーション]<br />
*[http://usadar.jp/ チェリオウサダー]<br />
<br />
{{Food-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:らいふかあと}}<br />
[[Category:市販清涼飲料水]]<br />
[[Category:炭酸飲料]]<br />
[[Category:チェリオコーポレーション]]</div>
221.32.117.121
ミラクルアルファ
2017-05-12T08:03:05Z
<p>221.32.117.121: /* 関連項目 */</p>
<hr />
<div>'''ミラクルアルファ'''(MIRACLE-ALPHA)は[[森永製菓]]が展開していた炭酸飲料ブランド。透明な'''ホワイトコーラ'''とカラメル色の'''アンバースパーク'''があった。<br />
<br />
== ホワイトコーラ ==<br />
[[キャッチコピー]]は「ミラクルシャワーのクリアな衝撃」。日本で発売されたものの中では最初の透明な[[コーラ (飲料)|コーラ飲料]]であった。<br />
<br />
当時は透明なコーラは日本で発売されておらず、画期的な商品(飲料)であったものの、当時のコーラ飲料と比して、若干離れた味であったことや奇抜なパッケージデザインと飲料自体の見た目のせいもあってか、世間には受け入れられずにわずか1年で生産中止となった。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[コーラ (飲料)|コーラ]]<br />
* [[オープンコーラ (飲料)|オープンコーラ]]<br />
* {{仮リンク|ホワイト・コーク|en|White Coke}} - 1940年代からソ連への輸出用に生産された透明なコカ・コーラ<br />
* [[タブクリア]] - [[ザ コカ・コーラ カンパニー]]から1990年代に発売されていた透明コーラ<br />
* [[クリスタルペプシ]] - [[ペプシコ]]から1990年代に発売されていた透明コーラ<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.colawp.com/database/cola.php?cola_id=442 MIRACLE ALPHA(WHITE COLA) - コーラ白書]<br />
*[http://www.stij.org/drink/drink1.html#004 現代飲料考-&#91;記憶の彼方に漂う飲料 1&#93;]<br />
*[http://dagashiya.in/dorink2.htm http://dagashiya.in/dorink2.htm]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:みらくるあるふあ}}<br />
{{food-stub}}<br />
[[Category:市販清涼飲料水]]<br />
[[category:コーラ]]<br />
[[Category:森永製菓|製みらくるあるふあ]]</div>
221.32.117.121
騒音規制法
2017-04-03T15:49:57Z
<p>221.32.117.121: </p>
<hr />
<div>{{law}}<br />
{{日本の法令|<br />
題名=騒音規制法|<br />
通称=なし|<br />
番号=昭和43年法律第98号|<br />
効力=現行法|<br />
種類=産業法|<br />
内容=騒音の規制など|<br />
関連=[[国会議事堂等周辺地域及び外国公館等周辺地域の静穏の保持に関する法律|静穏保持法]]|<br />
リンク= [http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S43/S43HO098.html 総務省法令データ提供システム]<br />
|}}<br />
<br />
'''騒音規制法'''(そうおんきせいほう、昭和43年([[1968年]])[[6月10日]]法律第98号)は、騒音規制に関する日本の法律。最終改正は、平成17年([[2005年]])4月27日法律第33号。<br />
<br />
==目的==<br />
この法律は、工場及び事業場における事業活動並びに建設工事に伴つて発生する相当範囲にわたる騒音について必要な規制を行なうとともに、自動車騒音に係る許容限度を定めること等により、生活環境を保全し、国民の健康の保護に資することを目的とする。(第1条)<br />
<br />
==内容==<br />
都道府県知事によって、騒音を防止することにより住民の生活環境を保全する必要があると認める地域が指定され、この指定地域内での工場・事業場と建設作業の騒音が規制される。(第3条)<br />
<br />
==規制の対象==<br />
;特定の工場・事業場<br />
:都道府県条例によって、区域や時間帯ごとの規制基準が定められ、騒音を発生する特定施設(金属加工機械、[[空気圧縮機|圧縮機]]、[[織機]]、[[印刷]]機など、政令で種類・規模を指定)を設置したものはこの基準を遵守しなければならない。また、これらの施設の設置の際には事前に市町村長への届出が必要となる。市町村長は規制基準違反などで周辺の生活環境が損なわれると認めるときは、改善の勧告や命令を行うことができる。<br />
;特定建設作業<br />
:特定建設作業(くい打ち機、びょう打ち機、さく岩機、大型建設機など、政令で指定された種類・規模の機械を使用する作業)を伴う工事を施工する場合は、事前に市町村長への届出が必要となる。市町村長は規制基準違反などで周辺の生活環境が損なわれると認めるときは、改善の勧告や命令を行うことができる。<br />
;自動車騒音<br />
:環境省令によって、自動車騒音の許容限度が定められる。市町村長は、自動車騒音が許容限度を超えていることにより道路の周辺の生活環境が著しく損なわれると認めるときは、都道府県公安委員会に対し道路交通法の規定による措置を執るべきことを要請できる。<br />
;深夜騒音等<br />
:飲食店営業等に係る深夜における騒音、拡声機を使用する放送に係る騒音等は、地方自治体が必要な規制をおこなうことができる。<br />
<br />
== 構成 ==<br />
*第1章 - 総則(第1条~第3条) <br />
*第2章 - 特定工場に関する規制(第4条~第13条) <br />
*第3章 - 特定建設作業に関する規制(第14条・第15条)<br />
*第4章 - 自動車騒音に係る許容限度等(第16条~第19条の2)<br />
*第5章 - 雑則(第20条~第28条) <br />
*第6章 - 罰則(第29条~第33条)<br />
*附則<br />
<br />
==特定工場==<br />
*1 金属加工機械<br />
**イ 圧延機械(原動機の定格出力の合計が22.5kW以上に限る)<br />
**ロ 製管機械<br />
**ハ ベンディングマシン(ロール式であつて、原動機の定格出力が3.75kW以上に限る)<br />
**ニ 液圧プレス(矯正プレスを除く)<br />
**ホ 機械プレス(呼び加圧能力が294キロニュートン以上に限る)<br />
**ヘ せん断機(原動機の定格出力が3.75キロワット以上に限る)<br />
**ト 鍛造機<br />
**チ ワイヤーフォーミングマシン<br />
**リ ブラスト(タンブラスト以外であつて、密閉式を除く)<br />
**ヌ タンブラー<br />
**ル 切断機(といしを用いるものに限る)<br />
*2 空気圧縮機及び送風機(原動機の定格出力が7.5kW以上に限る)<br />
*3 土石用又は鉱物用の破砕機、摩砕機、ふるい及び分級機(原動機の定格出力が7.5kW以上に限る)<br />
*4 織機(原動機を用いるものに限る)<br />
*5 建設用資材製造機械<br />
**イ コンクリートプラント(気ほうコンクリートプラントを除き、混練機の混練容量が0.45M3以上に限る)<br />
**ロ アスファルトプラント(混練機の混練重量が200kg以上に限る)<br />
*6 穀物用製粉機(ロール式であつて、原動機の定格出力が7.5kW以上に限る)<br />
*7 木材加工機械<br />
**イ ドラムバーカー<br />
**ロ チッパー(原動機の定格出力が二・二五kW以上に限る)<br />
**ハ 砕木機<br />
**ニ 帯のこ盤(製材用では原動機の定格出力が15kW以上、木工用では原動機の定格出力が2.25kW以上に限る)<br />
**ホ 丸のこ盤(製材用は原動機の定格出力が15kW以上、木工用は原動機の定格出力が2.25kW以上に限る)<br />
**ヘ かんな盤(原動機の定格出力が2.25kW以上に限る)<br />
*8 抄紙機<br />
*9 印刷機械(原動機を用いるものに限る)<br />
*10 合成樹脂用射出成形機<br />
**11 鋳型造型機(ジョルト式に限る)<br />
<br />
==特定建設作業==<br />
*1 くい打機(もんけんを除く)<br />
**くい抜機又はくい打くい抜機(圧入式くい打くい抜機を除く)を使用する作業(くい打機をアースオーガーと併用する作業を除く)<br />
*2 びよう打機を使用する作業<br />
*3 さく岩機を使用する作業(一日の最大移動距離が50mを超えない作業に限る)<br />
*4 空気圧縮機(電動機以外の原動機を用いるものであつて、その原動機の定格出力が15kW以上に限る)を使用する作業(さく岩機の動力として使用する作業を除く)<br />
*5 コンクリートプラント(混練機の混練容量が0.45m3以上に限る)又はアスファルトプラント(混練機の混練重量が200kg以上に限る)を設けて行う作業(モルタルを製造するためにコンクリートプラントを設けて行う作業を除く)<br />
*6 バックホウ(一定の限度の騒音を発生しないとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が80kW以上に限る)を使用する作業<br />
*7 トラクターショベル(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が70kW以上に限る)を使用する作業<br />
*8 ブルドーザー(一定の限度を超える大きさの騒音を発生しないとして環境大臣が指定するものを除き、原動機の定格出力が40kW以上に限る)を使用する作業<br />
<br />
== 主務官庁 ==<br />
*[[環境省]]<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
*[[遮音壁]]<br />
*[[振動規制法]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S43/S43HO098.html 騒音規制法]<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:そうおんきせいほう}}<br />
[[Category:日本の法律]]<br />
[[Category:日本の公害法]]<br />
[[Category:騒音]]<br />
[[Category:1968年の法]]</div>
221.32.117.121
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46