Warning : Undefined variable $type in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php on line 3 Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/json/FormatJson.php on line 297 Warning : Trying to access array offset on value of type bool in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 660 Warning : session_name(): Session name cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 834 Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 126 Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 127 Warning : session_cache_limiter(): Session cache limiter cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 133 Warning : session_set_save_handler(): Session save handler cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 140 Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/languages/LanguageConverter.php on line 773 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 294 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 300 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46
https:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=218.189.93.210&feedformat=atom
miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-20T04:19:57Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
しんかい6500
2018-07-10T04:18:46Z
<p>218.189.93.210: /* 登場作品 */</p>
<hr />
<div>{{Infobox 船<br />
|名称 = しんかい6500<br />
|画像 = [[ファイル:Shinnkai 6500 01.JPG|250px|しんかい6500]]<br />
|画像説明 = しんかい6500（改造前）<br />
|船籍 = {{JPN}}<br />
|所有者 = [[海洋研究開発機構]]<br />
|建造所 = [[三菱重工業神戸造船所]]<br />
|起工 = <br />
|進水 = <br />
|竣工 = <br />
|処女航海 = [[1991年]]<br />
|就航 = [[1989年]][[1月19日]]<br />
|引退 = <br />
|最後 = <br />
|現況 = <br />
|船種 = [[深海探査艇]]<br />
|トン数 = 空中重量 26.7トン<br />
|全長 = 9.7 m<br />
|幅 = 2.7 m<br />
|高さ = 3.2m<br />
|機関 = [[電気推進 (船舶)|電気推進]]<br />
|主機 = [[無整流子電動機]]<br />
|推進 = 主推進器×2基<br/>[[サイドスラスター]]×4基<br/>（水平方向2基＋垂直方向2基）<br />
|速力 = 2.7ノット<br />
|潜航深度 = 6,500 m<br />
|乗員 = 2名＋便乗者1名<br />
|潜航時間 = 9時間（運用上は8時間）<br />
|積載能力 = 150 kg<br />
|備考 = <br />
}}<br />
'''しんかい6500'''は、[[独立行政法人]][[海洋研究開発機構]]が所有する大深度有人[[深海探査艇|潜水調査船]]。[[2012年]]現在、[[世界]]で2番目<ref group="注">世界一は、[[2012年]][[6月24日]]に[[中華人民共和国|中国]]の潜水艇・[[シーポール級潜水艇#ドラゴン級潜水艇|ドラゴン級潜水艇]]「蛟竜号」が達成した、深度7,020m。</ref>に深く潜れる、運用中の潜水調査船である。「[[しんかい2000]]」の運用実績をもとに[[1989年]]に完成し<ref>[http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/shinkai6500.html 有人潜水調査船「しんかい6500」] (JAMSTEC)</ref>、[[2002年]]11月には「しんかい2000」が運用休止となったため、[[日本]]で唯一の大深度有人潜水調査船となっている。<br />
<br />
== 運用目的 ==<br />
1989年[[1月19日]]、[[三菱重工業神戸造船所]]（[[兵庫県]][[神戸市]]兵庫区）において[[進水式]]が行われ、一般公募により「しんかい6500」と命名された。同年、メーカーによる三陸沖・[[日本海溝]]での潜航能力試運転においてテストパイロットを務めた山内満喜男により潜航深度6,527mを記録した。[[1990年]]に母船を含むシステムが完成、翌[[1991年]]より調査潜航を開始。日本近海だけでなく、[[太平洋]]や[[大西洋]]、[[インド洋]]などで、海底地形、[[深海生物]]などの調査を行っており、[[2007年]]には通算1000回目の潜航を達成した。<br />
<br />
しんかい6500は、その名称が示す通り、6,500mまでの大深度の潜水調査を目的とし、その主な任務は、<br />
* [[地震]]、[[地殻]]を構成する[[プレート]]の沈み込み運動、[[マントル]]中のプルーム運動など[[地球]]内部の動きの[[調査]]<br />
* [[深海生物]]の生態系、[[進化]]の解明<br />
* 深海生物資源の利用と保全に向けた調査<br />
* [[海底]]に堆積した物質、海底熱水系の調査を通した地球の熱・物質循環の解明<br />
と位置づけられている。<br />
<br />
[[自然科学]]調査を主目的とする[[フランス]]、自然科学および[[軍事]]を目的とする[[アメリカ]]などが保有する大深度有人潜水調査船を上回る6,500mという目標性能が設定されたのは、日本が世界有数の地震国であり、上記任務のうちでも巨大地震予知に関連するプレート運動の観測が重視されたためである。[[日本列島]]の[[太平洋]]側海溝で沈み込む海洋底プレートは、およそ水深6,200〜6,300m付近で地中へ沈降を始めており、[[地震予知]]の[[研究]]にはそれら地点の重点的観測が必要と考えられている。<br />
<br />
=== 支援母船「よこすか」 ===<br />
しんかい6500の運用には、その支援母船として同時期に「[[よこすか]]」が建造され、しんかい6500はこれに積載されて調査海域まで運ばれる。「よこすか」はしんかい6500の整備施設のほか、収集したデータ・資料のための研究設備も備える。運用上しんかい6500の潜航時間は8時間と定められており、水深6,500mまで潜る場合は片道の潜航時間に約2.5時間必要であるため、<!--海底--><!--とは限らず-->水深6,500m地点での調査時間は約3時間となる。調査深度がこれより浅い場合は、調査時間を長く取ることができる。よこすか－しんかい6500間の通常の通信は音波によって行われるが映像は10秒に1コマしか送信できない。<br />
<br />
== 船体構造 ==<br />
[[ファイル:Shinnkai 6500 02.JPG|thumb|200px|前部のマニピュレータとカメラ]]<br />
[[ファイル:Shinnkai 6500 03.JPG|thumb|200px|しんかい6500の窓用樹脂]]<br />
[[ファイル:Shinnkai 6500 04.JPG|thumb|200px|しんかい6500の浮力材]]<br />
船体形状は、ほぼ円形断面であったしんかい2000に対し、しんかい6500は沈降方向に長い楕円形になっている。[[パイロット]]2名、[[研究者]]1名が乗り込む船体前部の耐圧殻（たいあつこく）は内径2m、床面1.2mで、従来の[[高張力鋼]]に代わり[[チタン合金]]<ref group="注">他にアメリカの「[[シークリフ]]」、フランスの「[[ノティール]]」が同素材。</ref>で作られており、約68MPaの水圧にも耐えられるように73.5mmの厚みを持つ。耐圧性能を高めるために極力、[[真球]]に近い形状となっており、誤差は0.5mm以内に収められている。酸素など5日間は生命維持ができるようになっている。<br />
<br />
耐圧球の前方（パイロット用）と側方左右の合計3箇所には、[[メタクリル]]樹脂（[[アクリル樹脂]]）製の覗き窓（7cm厚の2枚重ねで計13.8cm）が設置してある。潜行では水圧で最大約9mm凹む。実験では深度約4万メートル相当の水圧で割れているため、地球上の深海において水圧が原因で割れることはない。[[ハッチ]]は直径50cmで[[Oリング]]（[[パッキン]]）がはめられている。人はもちろん、研究機材などもこの直径より大きな物は積み込めないため小型の物や分離・組み立てができる物に限られる。<br />
<br />
船内には[[便所|トイレ]]はないため[[簡易トイレ]]を持ち込む。食事は各々が弁当やサンドイッチなどを持ち込む。以前は万が一、事故などが起こり生還が絶望的になった場合の最期に飲む酒が持ち込まれていた。1年の終わりにその酒の封を開け無事を喜んでいたが現在では酒類の持ち込みは一切禁止となっている。しんかい2000にあったパイロット用の座席は採用されていない。<br />
<br />
船体建造に先だって実物大模型を制作し、居住性、操作性、整備上の評価と検討が行われた<ref name="ieejjournal1888.106.673">[http://doi.org/10.11526/ieejjournal1888.106.673 深海有人潜水調査船の電気設備] 電氣學會雜誌 Vol.106 (1986) No.7 P673-676</ref>。<br />
<br />
=== 推進力・電力 ===<br />
2012年にスクリューやモーターを追加する改造が行われ、操作性が大幅に向上した。[[推進力]]（[[スクリュー]]）は、船体後部に主推進スラスターを左右に各1台、船体中央の左右両側に垂直スラスターを各1台、船体前後に水平スラスターを各1台。垂直スラスターを埋め込み式にすることで下降・上昇時の抵抗減少・時間短縮に努めている。後部の推進スラスターは左右独立して推進力の調整が可能で、水平スラスターも併用して左右に旋回する。潜行する際は、そのまま沈むのでは垂直スラスターの推力およびバラストに依る比重しか利用できないため、潜行トリムを取った上で旋回（すなわち前進推力を利用）しながら潜行していくことで、目的深度までの到達時間短縮を図る。<br />
<br />
浮力材は、ガラスマイクロバルーン（極小の中空ガラス球）を高強度[[エポキシ樹脂]]で固めた[[シンタクチックフォーム]]（水との[[比重]]は0.53）を船体全体に使用している。特に、しんかい6500で使用されているシンタクチックフォームは、直径88〜105μmと直径40〜44μmの2種のガラスマイクロバルーンを使用、より小さなバルーンで間を埋めることで比重を抑えたまま強度を向上している。浮上する際に排出する[[バラスト]]（重り）は、しんかい2000では[[鉄球]]のバラストだったが、しんかい6500では[[鉄板]]に変更されている。バラストには潜行番号が刻印されているため、いつ、どの潜水船が調査を行ったか分かる。<br />
<br />
主蓄電池は当初、軽量で高容量の酸化銀亜鉛電池（[[酸化銀電池]]を参照）を1組2群（1群72セル）を潜水毎に入れ替えて使用していたが、[[2004年]]からは[[リチウムイオン電池]]<ref group="注">H14、400Ah、一般家庭の9日間の電力に相当。</ref>となり、小型軽量化と整備性改善が図られている。<br />
<br />
=== 調査用装備 ===<br />
耐圧殻前方に投光器（メタルハライドライト）とハイビジョンカメラ2台（光出力可能）、[[デジタルカメラ]]1台を装備している。前下方に2本の[[マニピュレーター]]<ref group="注">しんかい2000では1本だった</ref>と調査機材や採集サンプルを入れるバスケット2個を備え、これによって[[調査]]・標本採集を行う。マニピュレーターは[[油圧]]・[[サーボ弁]]で動く7関節のマスタースレープ式で、片方で大気中での重さにして約80kgまで持つことが可能。サンプル採集用の吸い込みホースはマニピュレーターで挟んで操作する。操作は船内の[[ジョイスティック]]で行う。バスケットは300kg<!--1個で？ 2個で？-->まで入れられる。2013年6月の生中継の際には船尾に[[光ケーブル]]を収容した[[スプーラー]]を取り付けた。また、カラー画像をデジタル処理し[[音波]]を使って母船に送る音響画像伝送装置を備える。<br />
<br />
=== 乗組員 ===<br />
* しんかい6500には専属の[[整備士]]はおらず、潜行中の問題にも対処できるように[[パイロット]]（操縦士）自身が整備士を兼務する。パイロットには[[危険手当]]として時給2,200円（潜行が300m未満の場合は1,700円）が支給される。[[コパイロット]]（副操縦士）は潜行終了後に耐圧殻内に溜まった水（結露・汗など）の排水掃除をするのが伝統となっている。<br />
* 潜行服は[[フォーミュラ1|F1]]ドライバーが着る物と同等の難燃性の繊維が使用されている。化粧品は油性で可燃の可能性があるため化粧は禁止されている。タレントの中川翔子が番組企画で乗り込んだ際には使用する化粧品の可燃試験を行い合格した物だけを使っていた。<br />
* [[平成29年]]度に向けてパイロットが1人でも潜航可能な改造を予定している。<br />
<br />
== 沿革 ==<br />
* [[1989年]]: 着水、同年8月11日試験潜航で最大潜航深度6,527mを達成。<br />
* [[1991年]]: 調査潜航を開始。[[三陸沖]][[日本海溝]]（水深6,200m）で太平洋プレート表面の裂け目を世界で初めて確認。<br />
* [[2004年]]: 太平洋にて5ヶ月間に及ぶ大規模調査航海「NIRAI KANAI (NIppon Ridge Arc and Intra-plate Key processes Apprehension NAvigational Initiative)」を行う。<br />
* [[2007年]]3月: 通算潜航回数1000回を達成する。<br />
* 2007年3月: 訓練潜航中に深度5,000m付近でハッチが浮き上がる現象が発見され、同年5月、6月に実施予定となっていた調査潜航を中止し、安全性の確認のための試験潜航を実施している。<br />
*[[2011年]][[7月30日]]から[[8月14日]]の間に[[三陸海岸]]沖（水深約3200mから5350m）で深海調査を行い[[東北地方太平洋沖地震]]で生じたと推測される亀裂を発見した<ref>[http://www.jamstec.go.jp/j/jamstec_news/20110816/ 東北地方太平洋沖地震震源海域に大きな亀裂を確認 （「しんかい6500」が撮影した海底の亀裂の映像）]</ref><ref>[https://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20110815/ 東北地方太平洋沖地震震源海域での有人潜水調査船「しんかい6500」による潜航調査で得られた画像について（速報）]</ref><ref>[http://www.rbbtoday.com/article/2011/08/16/79965.html 巨大断層がくっきり！ 「しんかい6500」による東日本大震災震源域の海底写真公開]</ref><ref>[https://www.youtube.com/watch?v=MiPUf_FEki8 震源域の深海底に亀裂 有人潜水調査船「しんかい６５００」]</ref><ref>[http://news.mynavi.jp/news/2011/08/16/024/ しんかい6500、潜航調査で地震の影響と思われる亀裂などを海底で発見]</ref>。<br />
* [[2012年]]3月：約6億9000万円をかけた建造以来最大となる改造が完了。改造は、船尾の主推進器を、旋回式大型1台から固定式中型2台に、水平[[スラスター]]を後部に1台増設。全ての推進器のモーターをより応答性の良いものに換装し、加速・制動性能を向上<ref>[http://www.nikkan.co.jp/news/photograph/nkx_p20120403_02.html 海洋機構、 潜水性能向上へ 「しんかい6500」 改造－360度自由に航行]{{リンク切れ|date=2018年3月 |bot=InternetArchiveBot }}（日刊工業新聞2012年4月3日）</ref><ref>{{cite news<br />
| title = 有人潜水調査船「しんかい6500」の改造について<br />
| url = http://www.jamstec.go.jp/j/about/press_release/20120327/<br />
| publisher = 海洋研究開発機構 | date = 2012-03-27 | accessdate = 2012-08-16<br />
}}</ref>。<br />
* [[2013年]]1月：世界一周海底調査「Quelle2013」を開始した<ref>[http://www.jamstec.go.jp/quelle2013/index.html 生命の限界に迫る 世界一周航海 Quelle2013]</ref>。4月末、[[リオデジャネイロ]]の南東1000km沖合いの水深910mの海底で、地上でしか形成されない[[花崗岩]]、海中では作られない[[石英]]の砂を多量に発見した。これについて、日本の学者らは[[アトランティス大陸]]の痕跡ではないかと考えていることを発表した<ref group="注">[[アトランティス#科学的研究]]も参照のこと。</ref>。なお、文明の痕跡は発見されなかった<ref>{{cite web|url=http://japanese.ruvr.ru/2013_05_07/112648471/ |title=日本の深海探査船 アトランティス大陸を発見 |publisher=[[ロシアの声]] |date=2013-05-07 |accessdate=2013-07-07 }}</ref>。しかしながら、花崗岩の存在は海水面上にある大陸の存在を必ずしも意味しない。海水面下にある薄い大陸地殻も世界中に多数存在する。巨大なものでは南太平洋のジーランド、インド洋のセイシェル周辺海域、小規模なものでは日本海の大和堆がその例である。「陸地が存在した極めて強い証拠」と言う下りは地質学の基礎を無視した[[都市伝説]]的論議である。<br />
** 同年[[6月22日]]、[[カリブ海]][[ケイマン諸島]]沖での水深5000メートル付近の[[超臨界流体|深海熱水]]噴出域調査がニコニコ生放送でライブ配信された（第1350回潜航）<ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1306/07/news106.html 深海5000メートルからニコ生 「しんかい6500」調査潜航を世界初の生中継]：ITメディア2013年6月7日</ref><ref>[http://japan.internet.com/webtech/20130607/3.html 「ニコ生」で世界初の生中継、「しんかい6500」による世界最深の熱水噴出域探査]：japan.internet.com2013年6月7日</ref><ref>[http://live.nicovideo.jp/watch/lv139636921?ref=zero_nicotop 【世界初へ挑戦】深海5,000メートルへの有人科学探査を生中継〜JAMSTEC×ニコ生]</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130623-OYT1T00375.htm 5000mの深海から生中継…しんかい6500] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130623060628/http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130623-OYT1T00375.htm |date=2013年6月23日 }}：読売新聞2013年6月23日</ref><ref>[http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130623-OYT1T00503.htm ５０００ｍの深海に白いエビ、熱水孔にびっしり] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20130624021249/http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20130623-OYT1T00503.htm |date=2013年6月24日 }}：読売新聞2013年6月24日</ref><ref>[http://japan.internet.com/webtech/20130624/8.html 「ニコ生」が深海 5,000m から「しんかい6500」の調査潜航を生中継、30万人が視聴]：japan.internet.com2013年6月24日</ref><ref>[http://www.asahi.com/tech_science/update/0623/TKY201306230047.html 水深5千メートル、小エビ見えた 深海探査ネット初中継]：朝日新聞2013年6月24日</ref>。深海からの生中継は[[世界初]]のこと。[[光ファイバー]]での[[解像度|高解像度]]による[[熱水噴出孔]]から吹き出る[[ブラックスモーカー]]と、その周辺に棲息する深海の[[エビ]]類や[[イソギンチャク]]類の撮影・配信に成功した。この時の乗員は飯嶋一樹（パイロット、潜航長）、池田瞳<ref group="注">日本人女性初の深海潜水船パイロット。また2013年6月現在、日本人女性唯一の深海潜水船パイロット。</ref>（[[コパイロット]]）、[[高井研]]（JAMSTEC研究員）の3名。<br />
<br />
== 「しんかい6500」の1日の例 ==<br />
標準的な調査潜航のタイムテーブル<ref>「調査潜水船「しんかい6500」500回潜航記念」、海洋科学技術センター、1999、pp.9,11</ref>。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
| style="width:15%;"|08:00〜<br />
|潜航準備チェック開始（約1時間）<br />
|-<br />
|09:10-<br />
|スイマースタンバイ<br />
|-<br />
|09:20-<br />
|乗組員（船長、船長補佐）、研究者、「しんかい6500」に乗船<br/><br />
潜水前チェック<br/><br />
潜水船格納庫から引き出し準備、引き出し<br/><br />
ハッチ閉<br/><br />
潜水船吊揚げ、振り出し、着水<br/><br />
着水後最終チェック<br/><br />
吊揚索、主索取外し<br />
|-<br />
|10:00-<br />
|ベント弁開、潜航開始<br/><br />
（深度6,500mまで潜航の場合、下降に約2.5時間）<br/><br />
下降中、乗組員は船内機器を監視<br/><br />
下降500mごとに母船に深度を報告<br/><br />
研究者と作業内容につき再確認<br/><br />
海底からの高度約100mでバラスト半量を投棄。中正トリムとし、以降、垂直スラスタを使い下降<br/><br />
|-<br />
|－<br />
|調査・観測<br/><br />
（深度6,500mの場合、約3時間）<br/><br />
|-<br />
|－<br />
|調査終了後、バラスト全量投棄、上昇開始<br/><br />
（深度6,500mの場合、上昇に約2.5時間）<br />
|-<br />
|17:00-<br />
|浮上<br/><br />
メインバラストタンクブロウ、浮力を保つ<br/><br />
主索取付、潜水船引き込み<br/><br />
吊揚索取付<br/><br />
潜水船吊揚げ、振り込み、台車に降ろす<br/><br />
ハッチ開<br/><br />
潜水船格納庫に引き込み<br/><br />
揚収後チェック<br/><br />
次潜航の準備<br />
|-<br />
|夜間<br />
|電池充電<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
== 性能諸元 ==<br />
装備の更新など細かな改修のほか、2012年には[[推進装置]]の大幅な改造を行っている。<br />
* 全長:9.7m（改造前9.5m）<br />
* 全幅:2.7m<br />
* 全高:3.2m<br />
* 乗員数：3名（パイロット2名、研究者1名）<br />
* 最大潜航深度：6,500メートル（設計上、水深6,500mに対し1.5倍の安全率をかけ300mを足した水深10,050mまで耐えられる構造となっている。なお、他国では1.25倍の安全率となっている。）<ref name="mynavi">{{Cite news|url=http://news.mynavi.jp/series/shinkai12000/001/|title=地球最後の秘境・深海はどんな世界? - 超深海をめざす「しんかい12000」|newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|author=林公代|date=2015-11-27|accessdate=2017-05-08}}</ref><br />
* 最大速力：2.7ノット（改造前2.5ノット）<br />
** 動力：[[DC]][[ブラシレスモーター]]（改造前は[[誘導モーター]]）<br />
** 主推進器2台、水平スラスター2台、垂直スラスター2台（改造時に主推進器と水平スラスターを各1台ずつ増設）<br />
* 耐圧殻内径:2.0m<br />
* 潜航時間：9時間（運用上は8時間）<br />
* 乗員生命維持時間:129時間（以上）<br />
* [[ペイロード (航空宇宙)|ペイロード]]許容重量:150kg<br />
<br />
== 関連法規 ==<br />
* [[船舶安全法]]および関連法規（船舶設備規程、小形船舶安全規則、潜水船特殊基準など）<br />
<br />
== 登場作品 ==<br />
;映画・ドラマ<br />
* [[1999年]]に公開された「[[ゴジラ2000 ミレニアム]]」では、海底にGセンサー（ゴジラ探索用の装置）を設置する役割として、劇中に登場した。<br />
* [[2006年]]にリメイクされた[[映画]]「[[日本沈没]]」では「しんかい」シリーズが、[[わだつみ2000]]、[[わだつみ6500]]という名称で登場するシーンがある。どちらも性能は、実物と同じである。<br />
* 2015年、テレビドラマ『海に降る』（2015年10月、WOWOW）<ref>[https://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/25th/drama/ 「しんかい6500」完成25周年 連続テレビドラマ『海に降る』にJAMSTECが全面協力]</ref><ref>[http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1507/03/news106.html 「しんかい6500」女性パイロットが主人公 ドラマ「海に降る」10月放送 有村架純さん主演]</ref><ref>[http://www.j-cast.com/tv/2015/07/03239380.html 有村架純「連続ドラマ『海に降る』の主演をやります」深海調査船のパイロット]</ref>。<br />
<br />
;書籍<br />
* 『[[海に降る]]』（[[朱野帰子]]、2012年1月13日、[[幻冬舎]]、ISBN 978-4344021174）<br />
*:『[[青春アドベンチャー]]』([[NHK-FM]]) で[[ラジオドラマ]]化。2015年[[テレビドラマ]]化<ref>[https://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/25th/drama/ 「しんかい6500」完成25周年 連続テレビドラマ『海に降る』にJAMSTECが全面協力]</ref>。<br />
* 『ぼくは「しんかい6500」のパイロット』（[[吉梅剛]]、2013年7月10日、[[こぶし書房]]、ISBN 978-4875592761）海洋研究開発機構・運行管理部探査機運用グループ技術副主幹<br />
* 『微生物ハンター、深海を行く』（[[高井研]]、2013年7月6日、[[イースト・プレス]] ISBN 978-4781610061）海洋研究開発機構・深海・地殻内生物圏研究プログラム プログラムディレクター<br />
* 『有人潜水調査船「しんかい6500」 模型と写真で見る「しんかい6500」の活動と実績』（[[電撃ホビーマガジン]]編集部、2012年6月30日、[[アスキー・メディアワークス]]、ISBN 978-4048865326）<br />
<br />
;プラモデル、ブロック、完成品<br />
* 1/48モデル（各改造前・後、の2種類。[[バンダイ]]）。<br />
* 1/72モデル（各改造前・後、の2種類。[[ハセガワ]]）<ref>[https://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/topics/#t150701 ハセガワより、完成25周年を記念した「しんかい6500」“ディテールアップ バージョン” w/深海生物 1/72スケールのプラモデルが発売されました。]</ref>。<br />
* [[レゴブロック]]「しんかい6500」<br />
* [[タカラ]]マイクロワールド '''しんかい6500'''・[[わだつみ6500]]<br />
* [[海洋堂]] センムの部屋第4弾 しんかい6500（内部構造も見えるようになっている。）<br />
<br />
'''ゲーム'''<br />
<br />
・[[スプラトゥーン2]] オクト・エキスパンション <ref>https://twitter.com/JAMSTEC_PR/status/1016518368348684288</ref><br />
<br />
== 著名人の乗船 ==<br />
研究者以外の著名人の乗船<ref>[http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/dive_history/detail.html しんかい6500「潜航ヒストリー」]</ref>。<br />
* [[毛利衛]]（[[宇宙飛行士]]） - [[2003年]][[3月13日]]（第733回潜航）南西諸島海溝、6500m。<br />
* [[緒形拳]]（[[俳優]]） - [[2006年]][[8月3日]]（第967回潜航）南西諸島、1525m（テレビ番組『[[プラネットアース]]』の企画）。<br />
* [[山根一眞]]（[[作家]]） - [[2007年]][[3月15日]]（第1000回潜航）南西諸島、1526m。<br />
* [[中川翔子]]（[[タレント]]） - [[2009年]][[8月25日]]（第1159回潜航）[[日本海溝]]、5351m（テレビ番組『[[飛び出せ!科学くん]]』<br />
* [[草彅剛]]・[[及川光博]]（[[タレント]]） - [[2006年]] 映画[[日本沈没]]の[[撮影]]のため<br />
<br />
== マスコットキャラクター ==<br />
* ロッキー<ref>[http://www.jamstec.go.jp/j/kids/characters/ ジャムステック・キャラクターズ]</ref> - 6500の6K（＝6000、ろっけー）に由来する。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
<references group="注"/><br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 == <!-- {{Cite book}} --> <!-- {{Cite journal}} --><br />
{{節スタブ}}<br />
*[http://www.jamstec.go.jp/6k_live/ 深海５０００メートルへの挑戦]（動画）<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commonscat|Shinkai 6500 (submarine, 1989)}}<br />
{{Wikinews|三陸沖で新タイプの火山発見、プレートの亀裂からマグマしみ出す}}<br />
* [[しんかい]]<br />
* [[しんかい2000]]<br />
* [[しんかい12000]]<br />
* [[かいこう]]<br />
* 同時期に運用されていた同程度の潜行深度を持つ潜水調査船<br />
** [[シークリフ]]（アメリカ、1984年、6096m）<br />
** [[ノティール]]（フランス、1985年、6000m）<br />
<br />
== 外部リンク == <!-- {{Cite web}} --><br />
* [http://www.jamstec.go.jp/shinkai6500/ しんかい6500特集ページ] ([[JAMSTEC]])<br />
* [http://www.jamstec.go.jp/j/about/equipment/ships/shinkai6500.html 有人潜水調査船「しんかい6500」の紹介] (JAMSTEC)<br />
** {{PDFlink|[http://www.jamstec.go.jp/j/pr/pamphlet/pdf/shinkai6500.pdf しんかい6500パンフレット]}}<br />
* [http://www.youtube.com/watch?v=Eveqb4d5D_ 改造後の「しんかい６５００」（紹介動画）]<br />
* [http://www.godac.jamstec.go.jp/jedi/j/ 深海映像・画像アーカイブス]<br />
* [https://web.archive.org/web/20130413100604/http://www.nistep.go.jp/achiev/ftx/jpn/stfc/stt078j/0709_03_featurearticles/0709fa02/200709_fa02.html 海外における深海有人潜水船の開発動向と我が国の進むべき道]<br />
<br />
{{Earth-sci-stub}}<br />
<br />
{{海洋研究開発機構の調査船}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:しんかい06500}}<br />
[[Category:日本の潜水調査船]]<br />
[[Category:1989年竣工船]]<br />
[[Category:三菱重工業神戸造船所が建造した船舶]]<br />
[[Category:海洋研究開発機構の船舶]]</div>
218.189.93.210
Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46