Warning : Undefined variable $type in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php on line 3 Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/json/FormatJson.php on line 297 Warning : Trying to access array offset on value of type bool in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 660 Warning : session_name(): Session name cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Setup.php on line 834 Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 126 Warning : ini_set(): Session ini settings cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 127 Warning : session_cache_limiter(): Session cache limiter cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 133 Warning : session_set_save_handler(): Session save handler cannot be changed after headers have already been sent in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/session/PHPSessionHandler.php on line 140 Warning : "continue" targeting switch is equivalent to "break". Did you mean to use "continue 2"? in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/languages/LanguageConverter.php on line 773 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 294 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/Feed.php on line 300 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46 Warning : Cannot modify header information - headers already sent by (output started at /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/extensions/HeadScript/HeadScript.php:3) in /home/users/1/sub.jp-asate/web/wiki/includes/WebResponse.php on line 46
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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-05-13T22:28:19Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
伊豆戦争
2018-09-03T01:49:56Z
<p>153.136.234.99: /* その後 */</p>
<hr />
<div>'''伊豆戦争'''（いずせんそう）は、[[東京急行電鉄]]（東急）系列の[[伊豆急行]]と[[西武鉄道]]（西武）系列の[[伊豆箱根鉄道]]が[[伊豆半島]]東海岸で繰り広げた縄張り争いの通称のこと。<br />
<br />
以下に対立勢力の概要を記す。<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
! グループ<br />
! [[西武グループ]]<br />
! [[東急グループ]]<br />
|-<br />
! 人物<br />
| [[堤康次郎]]<br />
| [[五島慶太]]<br />
|-<br />
! 企業<br />
| [[伊豆箱根鉄道]]<br/>[[西武鉄道]]<br />
| [[伊豆急行]]<br/>[[東京急行電鉄]]<br />
|}<br />
<br />
== 経緯 ==<br />
[[熱海駅|熱海]] - 下田間には当初[[日本国有鉄道]]（国鉄）が[[鉄道敷設法|鉄道を敷設する予定]]であったが、[[濱口雄幸]]の[[緊縮財政]]政策により熱海 - [[伊東駅|伊東]]のみが[[伊東線]]として建設され、伊東 - 下田間には鉄道がない状態が続いていた。ここに目をつけた東急は、[[1953年]]（[[昭和]]28年）[[1月10日]]伊豆開発構想を樹立し、それに基づき東急本社内に臨時建設部が設置された<ref>森（1997）p.305</ref>。建設事業単位に13の建設班・開発班からなる建設部は、積年の懸案であった「城西南新都市」（後の[[多摩田園都市]]）の建設に本格的に取り組むこととなった<ref>森（1997）p.305</ref>。この新都市建設プロジェクトと並行して、伊豆観光開発の青写真づくりも進められた。[[五島慶太]]会長（当時）が描いた伊豆観光開発構想の目玉商品は、鉄道・バスによる伊豆半島交通アクセスの確立にあった<ref>森（1997）p.305</ref>。このころ、伊豆半島を[[国立公園]]に編入させようと地元[[国会議員]]、[[静岡県議会|県議会]]議員、更に経済・文化団体などが一体となって行った陳情運動は、[[1955年]]（昭和30年）[[3月15日]]に[[富士箱根伊豆国立公園]]となって実現する<ref>森（1997）p.305</ref>。<br />
<br />
東急は、[[1956年]]（昭和31年）[[2月1日]]に伊東下田電気鉄道株式会社発起人代表[[五島昇]]名義で、「伊東・下田間地方鉄道敷設免許申請書」を[[第1次鳩山一郎内閣]]の[[吉野信次]][[運輸大臣]]に申請した<ref>森（1997）p.305</ref>。この申請書の発起人には他に[[緒明太郎]]元東急取締役、[[大倉喜七郎]][[川奈ホテル]]会長、[[吉武一雄]][[千代田火災海上保険]]社長、[[綾部健太郎]][[衆議院議員]]、[[小佐野賢治]][[国際興業]]社長（肩書はいずれも当時）が名を連ねていた<ref>森（1997）p.305</ref>。<br />
<br />
申請理由の概要は次の通りである。<br />
{{Quote|「[[富士山|富士]]・[[箱根]]とともに[[熱海市|熱海]]・[[伊東市|伊東]]・[[下田市|下田]]を含む伊豆半島は、国内はもちろん国際的観光地域であり、とくに戦後の熱海・伊東の発展は目覚ましいものがあります。しかし、伊東線開通以来十七年、それ以南50kmに及ぶ地域には、観光地としての条件を完備しているにもかかわらず交通対策が遅れているため、あたら国際観光地域を死蔵している状態であります。[[東京]]近在にその資源であるべき伊豆半島を持つことは誠に幸いであり、伊東より日本黎明に由緒ある下田に鉄道をつなぎ、この地域に東京より三時間前後で行けるようにするならば、その国家的利益は莫大なものと考えます。よって伊東より下田に至る地方鉄道を敷設し、以上の目的を完遂するべくここに免許を申請する次第であります」|伊東下田電気鉄道株式会社発起人代表 五島昇|伊東・下田間地方鉄道敷設免許申請書<ref>森（1997）p.305 - 306</ref>}}<br />
<br />
その計画は、「運輸省の許可があり次第早急に着工する」「第一期工事は伊東 - 下田間47.8kmを建設費約47億8000万円、工期2年で完成する」「下田 - [[石廊崎]]間15.5kmを建設費約15億5000万円で建設する」「建設費は一切東急が負担し、地元には負担させない」というものであった。これを受けて「伊東・下田鉄道敷設促進下田同盟会」が同年4月29日に結成され、下田への鉄道敷設を「第二の黒船の到来」と位置づけ、その実現に向けて下田町長（当時）以下全町民が一丸となって支援することが決議された<ref>森（1997）p.306</ref>。<br />
<br />
これを知った西武側は、当初地元有力者と謀って国鉄に伊東 - 下田間の鉄道敷設を働きかけるも失敗、急遽系列の伊豆箱根鉄道に同区間の免許を申請させた<ref>森（1997）p.306 -307</ref>。しかし、伊豆箱根鉄道の計画は急ごしらえであったためか不備が多く、[[1959年]][[1月29日]]に免許は東急側に与えられることが決定され、同年2月9日に[[第2次岸信介内閣]]の[[永野護 (政治家)|永野護]][[運輸大臣]]（当時）より正式に伊東 - 下田間の免許が交付された<ref>森（1997）p.307</ref>。なおこの路線は元々国鉄の計画路線であったため、免許発行には「早期に着工・完成させること」「国鉄の規格に準じて建設すること」「国鉄が列車の乗り入れを求めてきた時は応じること」「国鉄が買収を求めてきた時は応じること」という4条件がつけられている<ref>森（1997）p.307</ref>。免許交付を受け、東急は同年4月9日の東急文化会館で開催された「伊東下田電気鉄道株式会社」創立総会後の取締役会にて定款が承認され、資本金10億円で「'''伊東下田電気鉄道株式会社'''」が設立された（社長は[[五島昇]]、現在の[[伊豆急行]]の前身に当たる）<ref>森（1997）p.307</ref>。<br />
<br />
東急側に免許を与えられたことを不服とした西武側は、鉄道の経由予定地であった[[下田市]]白浜周辺の土地（現在は[[下田プリンスホテル]]が建っている）を押さえるという実力行使に出た。このため海沿いを走る予定だった[[伊豆急行線]]は[[河津駅]]の南で山側へ進路を変更せざるを得なくなり、長大な[[谷津トンネル]]を掘削することになるなどの影響が出た。しかし進路変更を余儀なくされた河津 - [[伊豆急下田駅|伊豆急下田]]間の途中駅である[[蓮台寺駅]]は、[[松崎町|松崎]]、[[堂ヶ島]]など西伊豆方面への玄関口となり、[[1996年]]には全ての[[特別急行列車|特急列車]]が停車するなど[[伊豆急行線]]の主要駅の一つとなった。その一方で、免許発行の条件のうちの最後の一つである「国鉄が買収を求めてきた時は応じること」については、国鉄が[[国鉄分割民営化|分割民営化]]されたため実現不可となった（伊東線を継承した[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]が求めた場合に応じる必要があるのはありえるが、後述の通り伊豆急行自体の業績が悪化しておりそれも実現は容易ではない）。<br />
<br />
一方、前述のように第二期工事として下田 - 石廊崎間15.5kmの建設も検討され、建設費は約15億5000万円と見積もられていたが、こちらは実現しなかった（[[未成線]]）。<br />
<br />
なお、戦前より伊豆半島全域にバス路線を持ち、国鉄との[[連帯運輸]]を行っていた[[東海自動車]]は、東急・西武のいずれにも与しなかった。このため東急が東海自動車の買収を画策したり、伊豆箱根鉄道が下田の中小バス会社・昭和乗合自動車を買収し、[[伊豆下田バス]]と改称して東海自動車のエリアである下田への進出を図るなど、争いは鉄道以外にも広がった。<br />
<br />
== その後 ==<br />
[[モータリゼーション]]の進展、旅行形態の変化により、かつては拡大抗争を繰り広げた両者とも、近年は事業の縮小がみられるようになっている。<br />
<br />
一時は[[東京証券取引所|東証]]二部上場企業であった伊豆急行は、業績悪化に伴い[[2004年]]（平成16年）に東急の完全[[子会社]]になった。また蓮台寺駅での西伊豆方面連絡もふるわず、[[2007年]]（平成19年）4月より[[踊り子 (列車)|スーパービュー踊り子号]]が通過、さらに[[2009年]]（平成21年）より[[踊り子 (列車)|踊り子号]]を含む全ての特急列車が同駅を通過することになった。<br />
<br />
伊豆箱根鉄道側は[[2006年]]（平成18年）2月に事業展開が望めないとして[[伊豆下田バス]]の[[解散]]と、かつて「[[箱根山戦争]]」の名で西武と抗争していた[[小田急グループ]]の[[東海自動車]]への[[事業譲渡]]を決定。同年8月に貸切部門を[[新東海バス]]に、9月30日付で路線部門を[[南伊豆東海バス]]にそれぞれ移管している。<br />
<br />
東海自動車は伊豆急行線の開業により打撃を受け、[[1971年]]（昭和46年）に[[小田急グループ]]の傘下に入る。その後は鉄道と競合する路線を廃止し、拠点駅からの[[フィーダー]]輸送および南伊豆・西伊豆方面の輸送に注力したが、経営の悪化に伴い[[1999年]]（平成11年）に地域[[分社]]化された。<br />
<br />
[[2018年]]には、伊豆半島での[[サイクリング]]客を取り込もうと、伊豆箱根鉄道・伊豆急行の他に東海バスを加え、沿線のサイクリングコースや観光名所などを紹介する動画を、西武（伊豆箱根）・小田急（東海バス）・東急（伊豆急）の3社共同で制作・配信している<ref>[http://izu-np.co.jp/nakaizu/news/20180530iz3000000022000c.html サイクリングの魅力、動画発信 伊豆箱根鉄道、伊豆急、東海自] - 伊豆新聞 2018年5月30日</ref>。<br />
<br />
{{Triple image aside|right|Seibu rapid tokyu 5050 series.JPG|200|Seibu 6000 kei Fliner.JPG|200|Seibu 40101 S-Train Jiyūgaoka Station 20180319.jpg|200|西武池袋線を走行する<br>[[東急5000系電車 (2代)|東急5050系]]<br>快速 [[西武球場前駅|西武球場前]]行|東急東横線を走行する<br>[[西武6000系電車|西武6000系]]<br>[[Fライナー]]特急 [[元町・中華街駅|元町・中華街]]行|両者の対立から協調の象徴<br>[[西武40000系電車|西武40000系]]<br>[[S-TRAIN]] [[飯能駅|飯能]]行}}<br />
また、東京都心では[[東京メトロ副都心線]]を介して[[東急東横線]]・[[横浜高速鉄道みなとみらい線|みなとみらい線]]（[[横浜高速鉄道]]）と[[西武池袋線]]が[[2013年]]に直通運転を開始し、[[2017年]]には座席指定制の[[S-TRAIN]]が両社線を直通するようになるなど、激しく対立した過去を乗り越え、両者の連携が行われている<ref>[https://response.jp/article/2017/03/25/292600.html 過去の壁を乗り越えて『S-TRAIN』運行開始…横浜から秩父へ] Response.、2017年3月25日（2017年6月2日閲覧。）</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* 「静岡県鉄道物語」（[[静岡新聞社]]編集局、1982年2月）(ISBN 4783813019 / ISBN 978-4783813019)<br />
* [[森信勝]] 「静岡県鉄道興亡史」（静岡新聞社、[[1997年]][[12月27日]]初版発行）(ISBN 4783813671 / ISBN 978-4783813675)<br />
** [[森信勝]]「静岡県鉄道軌道史」（静岡新聞社、[[2012年]]）(ISBN 4783823340 / ISBN 978-4783823346)<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[五島慶太]] <br />
* [[堤康次郎]]<br />
* [[東京急行電鉄]]<br />
* [[伊豆箱根鉄道]]<br />
* [[西武鉄道]]<br />
* [[伊豆急行]]<br />
* [[伊豆急行線]]<br />
* [[伊豆箱根バス]] <br />
* [[谷津トンネル]]<br />
* [[箱根山戦争]]<br />
{{西武グループ}}<br />
{{東急グループ}}<br />
{{デフォルトソート:いすせんそう}}<br />
[[Category:日本の鉄道史]]<br />
[[Category:西武鉄道グループの歴史]]<br />
[[Category:伊豆箱根鉄道|歴いすせんそう]]<br />
[[Category:東急グループの歴史]]<br />
[[Category:静岡県の交通史]]<br />
[[Category:伊豆急行|歴いすせんそう]]</div>
153.136.234.99
埼京線
2018-07-30T04:23:00Z
<p>153.136.234.99: </p>
<hr />
<div>{{Infobox 鉄道路線<br />
|路線名=[[File:JR logo (east).svg|35px|link=東日本旅客鉄道]] 埼京線<br />
|路線色=#00ac9a<br />
|ロゴ=File:JR JA line symbol.svg<br />
|ロゴサイズ=40px<br />
|画像=JR East E233-7000 Series Saikyō Line at Ikebukuro Station.jpg <br />
|画像サイズ=300px<br />
|画像説明=主力車両E233系7000番台<br/>（2013年8月22日 [[池袋駅]]）<br />
|国= {{JPN}}<br />
|所在地=[[東京都]]、[[埼玉県]]<br />
|起点=[[大崎駅]]<br />
|終点=[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]<br />
|駅数=19駅<br />
|路線記号=JA<br />
|経由路線=[[山手貨物線]]、[[赤羽線]]、[[東北本線]]<br />
|開業=[[1985年]][[9月30日]]<br />
|廃止=<br />
|所有者=[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）<br />
|運営者=東日本旅客鉄道（JR東日本）<br />
|車両基地=[[川越車両センター]]、[[東臨運輸区]]<br />
|路線距離=36.9 [[キロメートル|km]]<br />
|軌間=1,067 [[ミリメートル|mm]]<br />
|線路数=[[複線]]<br />
|電化方式=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]] [[架空電車線方式]]<br />
|閉塞方式=[[閉塞 (鉄道)|自動閉塞式]]（[[大崎駅]] - [[池袋駅]]間）<br>[[閉塞 (鉄道)#列車間の間隔を確保する装置による方法|移動閉塞式]]（池袋駅 - [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]間）<br />
|保安装置=[[自動列車停止装置#ATS-P形（デジタル伝送パターン形）|ATS-P]]（大崎駅 - 池袋駅間）<br>[[ATACS]]（池袋駅 - 大宮駅間）<br />
|最高速度=100 [[キロメートル毎時|km/h]]<br />
|路線図=File:SaikyoLineStations.png|256px|埼京線の路線図<br />
}}<br />
'''埼京線'''（さいきょうせん）は、[[東京都]][[品川区]]の[[大崎駅]]から[[新宿区]]の[[新宿駅]]、[[豊島区]]の[[池袋駅]]、[[北区 (東京都)|北区]]の[[赤羽駅]]、[[埼玉県]][[さいたま市]][[南区 (さいたま市)|南区]]の[[武蔵浦和駅]]を経由し、同市[[大宮区]]の[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]までを直通運転する、[[東日本旅客鉄道]]（JR東日本）の[[鉄道路線の名称#路線の系統名称・愛称|運転系統の通称]]である。大崎駅 - 新宿駅 - 池袋駅間は[[山手線]]（山手貨物線）、池袋駅 - 赤羽駅間は[[赤羽線]]、赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間は[[東北本線]]支線（別線）を走行する。[[駅ナンバリング]]で使われる路線記号は'''JA'''。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
埼京線は[[東京]]地区の[[電車特定区間]]内の運転系統の一つであり、[[渋谷]]・[[新宿]]・[[池袋]]など[[都心]]の山手線西側の各地、埼玉県南部の都市とを結んでいる。昭和後期に[[埼玉県]]南部の人口密集地に[[東北新幹線]]高架を建設するのに伴い、これに並設する形で「通勤新線」または「通勤別線」という通称の在来新線を同時に建設し、この新線と既存の[[赤羽線]]を接続して、埼玉県南部と[[赤羽駅]]・[[板橋駅]]を経由して[[池袋駅]]とを結ぶ新路線として設置されたものである。その後[[山手線#山手貨物線|山手貨物線]]への乗り入れ開始により[[新宿駅]]、[[恵比寿駅]]と徐々に区間が延伸され、[[2002年]]（平成14年）からは[[大崎駅]]を介して[[東京臨海高速鉄道りんかい線]]と相互直通運転も行われている。また大宮以北では[[川越線]][[川越駅]]まで直通運転を行っている。<br />
<br />
「埼京線」とは、複数の鉄道路線にまたがって直通運行される本路線の案内上付与された運転系統名であり、「埼京線」という[[国鉄・JR線路名称一覧|線路名称]]が正式には存在していない。埼京線を構成する鉄道路線の正式名称は、大崎駅から池袋駅までが'''[[山手線]]'''（山手貨物線）、池袋駅から赤羽駅までが'''[[赤羽線]]'''、赤羽駅から大宮駅までが'''[[東北本線]]'''の[[支線]]（別線）である。JR東日本は、自社ウェブサイト上で池袋駅 - 赤羽駅間を「赤羽線」としても案内し、赤羽線の4駅の所属路線に赤羽線と埼京線の両方を含めている<ref>[http://www.jreast.co.jp/estation/result.aspx?mode=2&rosen=2=1=赤羽線 駅情報検索 赤羽線の駅] - 東日本旅客鉄道公式ウェブサイト</ref>。また、『JR時刻表』の埼京線の項目においても、[[新木場駅]] - 大崎駅間は東京臨海高速鉄道りんかい線、大崎駅 - 池袋駅間は山手線、池袋駅 - 赤羽駅間は赤羽線、赤羽駅 - 大宮駅間は東北本線、大宮駅 - 川越駅間は川越線と正式路線名に従って案内されている。『JTB時刻表』の「東京近郊区間（埼京線・川越線）」の頁においては、新木場駅 - 大崎駅間は新木場駅と[[天王洲アイル駅]]のみ記載<ref group="*">その頁における線名の記載はなし。東京臨海高速鉄道りんかい線全駅は、別項の「〔関東地方〕 東京近郊各線」の頁に記載。</ref>、大崎駅 - 大宮駅間は埼京線、大宮駅 - 川越駅間は川越線として案内されている。<br />
<br />
路線案内に用いられる[[日本の鉄道ラインカラー一覧|ラインカラー]]は'''緑'''（{{Color|#00ac9a|■}}）が使用されている。2016年10月より導入された[[駅ナンバリング]]は、りんかい線からの続き番号となっており、起点の[[大崎駅]]はJA08（りんかい線はR08）が付与され、以降[[恵比寿駅]]はJA09、[[渋谷駅]]はJA10…と続く<ref>{{PDFlink|[https://www.jreast.co.jp/press/2016/20160402.pdf 首都圏エリアへ「駅ナンバリング」を導入します。]}} - 2016年4月6日、東日本旅客鉄道プレスリリース、2016年8月18日閲覧。</ref>。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
本節では、埼京線が計画された当時からの歴史を「通勤新線建設計画」、「通勤新線の構想と実際の施設」、「埼京線開業後」の小節に分けて記述する。なお、埼京線開業以前の赤羽線区間については、[[赤羽線#歴史]]を参照。（本節全体の出典…<ref name="RJ226 磯崎">[[#鉄道ジャーナル 226 磯崎|{{Cite journal|和書|author=磯崎哲 |year=1985 |month=12 |title=埼京線の施設と運転計画の概要|journal=鉄道ジャーナル 特集●埼京線開業と通勤電車 |pages= 28 - 31|publisher=鉄道ジャーナル社}}]]</ref><ref name="RF296">[[#鉄F 296|{{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=1985-12 |title=輝く明日への新動脈 9.30 埼京線開業 |journal=鉄道ファン |pages=54 - 55 |publisher=交友社}}]]</ref><ref name="DJ921 小佐野">[[#鉄道ダイヤ情報 378 歴史|{{Cite journal|和書|author=小佐野カゲトシ |year=2015 |month=10 |title=埼京線その歴史とあらまし |journal=鉄道ダイヤ情報 No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=2015年10月号 |pages= 10 - 17|publisher=交通新聞社}}]]</ref><ref name="Super Mook 84">[[#Super Mook|{{Cite book |和書 |title=首都圏鉄道完全ガイド 主要ＪＲ路線編 |series=双葉社スーパームック |date=2013-12-06 |publisher=双葉社 |page=84}}]]</ref>）<br />
<br />
=== 通勤新線建設計画 ===<br />
1970年代当時の国鉄は、東京周辺の人口増加に対し輸送力が追いつかず、〝通勤地獄〟とも呼ばれラッシュ時の混雑緩和が急務となっていた。そこで、国鉄は[[通勤五方面作戦]]と総称される混雑緩和策を講じて、線路増や編成長増大などを行い、その一環として東北本線の赤羽駅 - 大宮駅間における客貨分離運転を行い、列車増発などで対応していった。しかし、その後の人口の外延化に伴い東北・高崎線の輸送量は増大し、さらなる輸送力の増強が求められた。一方で、[[東北新幹線|東北]]・[[上越新幹線]]の建設工事は、運輸省（当時→現・国土交通省）から認可が下りた[[1971年]]（[[昭和]]46年）10月1日から建設工事に着手することになった。当初、東北・上越新幹線の建設計画では赤羽 - 大宮間のうち埼玉県内を地下化とする予定であった。しかし[[1973年]]（昭和48年）3月10日、地下化によるトンネル建設案は地盤の問題を理由に難しいとされ、「通勤新線」<ref group="*">この通勤新線が現在の埼京線にあたる。</ref>を併設した形での高架化案が運輸省を通じて埼玉県知事などに示された。この提案は、地元が高架化案を受け入れた場合の「見返り」としての提案でもあった。だが、高架橋による[[新幹線]]の建設案は、当時[[東海道・山陽新幹線]]沿線での騒音問題が生じていたこともあり、既に起きていた[[東北・上越新幹線反対運動|沿線住民（戸田・浦和・与野3市と東京都北区）による強力な反対運動]]の更なる活発化を招き、埼玉県は高架化の提案を拒否した（詳細は[[#当時の沿線住民の反対運動|後述]]）。その後の国鉄と地域との間の交渉の中で、国鉄側が東北・上越新幹線の騒音問題に対する措置をとることや、通勤新線の建設を正式に表明したことを受け、沿線の自治体がラッシュ緩和や通勤時の交通利便性の向上と「通勤新線」の快速の停車を国鉄に要望、住民側からも新線の期待が次第に高まったことから、沿線[[地方公共団体|自治体]]も新線併設を条件に新幹線建設賛成に舵を切り、それらの要望などの具現化を盛り込んだ建設計画がようやく合意され、国鉄は東北新幹線大宮駅 - 東京駅間の建設開始とともに「通勤新線」赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅 - 宮原駅間 (22.0km) の建設認可を[[1978年]]（昭和53年）11月に申請、同年12月に認可されて建設工事が開始された。<br />
<br />
=== 通勤新線の構想と実際の施設 ===<br />
当初、'''通勤新線'''は赤羽駅 - [[宮原駅]]間を建設し、[[高崎線]]に乗り入れて新宿駅へ直通させる構想で、1985年の[[運輸政策審議会答申第7号]]でも宮原延伸が計画されていた。当時の地図付録の路線図などにも予定線が大宮から宮原に延びて記されている。新たに建設される赤羽駅 - 大宮駅間は、赤羽台トンネルと地下の大宮駅付近を除き、全面高架で新幹線と一体となった構造で、中間には10駅を設置、当初から快速電車の運転を考慮して、2駅（[[戸田公園駅]]と[[南与野駅]]）の外側に通過線を設けた1面4線とした。また、[[武蔵野線]]と接続駅となる[[武蔵浦和駅]]は、緩急接続ができるように2面4線の構造とした<ref group="*">埼京線赤羽駅 - 大宮駅間の各駅は、15両編成に対応できるようにホームの準備工事が済ませてある。</ref>。しかし、埼京線の車両基地用地として候補に挙がっていた[[戸田駅]]付近の用地買収が難航し、宮原駅周辺でも用地買収の面から反対運動が起こったため、将来用地の拡大が容易な[[南古谷駅]]付近に車両基地（川越電車区→現・[[川越車両センター]]）を建設することになり、同時に沿線人口が伸び続け、通勤路線として活発化が期待できるとして、当時非電化だった川越線を電化することになった。よって、こちらの工事を優先する必要性に迫られ、大宮駅 - 宮原駅間の建設は中止となったが、大宮駅 - 日進駅間の高崎・川越線並走区間で川越線側にトンネル用地や合流用地がある。さらに、高崎線の大宮駅 - 宮原駅間も立ち退きがほぼ完了し、[[複々線]]化用地がほぼ確保されていた。なお、当初の構想であった高崎線の池袋・新宿直通は、JR発足後に東北・山手貨物線を利用して実現し、のちの[[湘南新宿ライン]]へと発展している。これを受けて2000年の[[運輸政策審議会答申第18号]]からも計画が削除され、高崎線の複々線化用地も住居や駐車場などへの転用が始まっている<ref group="*">高崎線のいくつかの駅では、通勤新線または埼京線の乗り入れを求める看板が現在も残っている。また、[[上尾市]]は以前さいたま市と行っていた合併協議（上尾区、この協議は破綻し、[[岩槻市]]〈現・さいたま市[[岩槻区]]〉に肩代わり）で、この区間を利用した埼京線か[[京浜東北線]]の[[上尾駅]]延伸を見返りとして要求していた。</ref>。なお、埼京線開業前に同地域に存在した鉄道建設計画については[[都営地下鉄三田線#建設経緯]]を参照。<br />
<br />
=== 埼京線開業後 ===<br />
[[1985年]]（昭和60年）9月30日、ついに埼京線は開業の日を迎え、同時に川越線大宮駅 - [[高麗川駅]]間も電化開業した。運転区間は池袋駅 - 川越駅間で、最短44分（通勤快速）で結び、それまで赤羽駅、大宮駅で乗り換えを含め69分かかっていた同区間の大幅な短縮効果は大きく、開業日のラッシュ時の乗車率は150%を記録した。一方で、混雑の激しかった京浜東北線は、埼京線に乗客が移行したことで、約30%減（浦和駅）<ref>『朝日新聞』1985年9月30日付け夕刊より。</ref>となり、埼玉県南部から都内への通勤の足が大きく改善された。開業直後の使用車両は103系で、列車の運行形態は、平日朝夕ラッシュ時のみの通勤快速と平日昼間及び休日は終日の快速、各駅停車の3本立てで、通過運転を行う赤羽駅 - 大宮駅間では、通勤快速が武蔵浦和駅のみ停車、快速が戸田公園駅・武蔵浦和駅・[[与野本町駅]]とされた。この形態は、開業から現在まででも変化はない。順調なスタートを切ったと思われる埼京線であるが、開業初日には導入したPRC（自動制御装置）のシステム不具合が生じてダイヤ乱れのトラブルや、赤羽駅 - 大宮駅間を走行する103系電車の騒音問題、後年では、痴漢の多発などの問題が生じた（これらの詳細は[[#埼京線開業後のトラブルや諸問題|後述]]）。<br />
<br />
[[1986年]]3月3日には、山手貨物線へ乗り入れ、[[新宿駅]]まで運行区間を延伸、新宿駅の貨物発着線にホームを1面（現：1・2番線ホーム）と引上線1線を新設、朝夕ラッシュ時は全列車新宿発着として、山手線の混雑緩和と池袋駅 - 新宿駅間の輸送力増強を図った。この新宿延伸は埼京線開業当時から予定されていたもので、池袋から先の延長を求める声は、開業前の[[1980年]]（昭和55年）から新宿区や地元商工団体などが国鉄に通勤新線の延長を求める声は上がっていた。翌[[1981年]]（昭和56年）には渋谷区が[[渋谷駅]]まで、さらに翌年の[[1982年]]（昭和57年）には目黒区が[[恵比寿駅]]までの延長を要望した。いずれも山手貨物線を旅客転用して延伸する要望であったが、山手貨物線[[大崎駅]] - 渋谷駅 - 新宿駅 - 池袋駅間旅客転用は1980年（昭和55年）の[[運輸政策審議会答申第7号]]にも「昭和75年（2000年）までに整備することが適当」とされる路線に盛り込まれた。[[1987年]]（昭和62年）4月1日に[[国鉄分割民営化]]により東日本旅客鉄道（JR東日本）に継承され、車両は国鉄時代そのままに103系が使用されていた。しかし、赤羽駅 - 大宮駅間を走行時の騒音問題の解決や他線の老朽置き換えを目的として103系を205系へ置き換えることになり、[[1989年]]（[[平成]]元年）7月1日から205系の運転を開始、[[1990年]]12月1日までに10両編成×23本が新製投入され、これをもって103系の運用が終了した。103系は山手線と同じ黄緑6号だったが、205系の車体帯は深みのあるグリーン（緑15号{{refnest|group="*"|この色を採用したのは、緑多い埼玉の自然をイメージした色を採用して欲しいとの埼玉県の要望があったからだという説が有力で、その他古代からあるトキワ（常盤）という樹木の葉の色で、この色が東北と埼玉・東京を繋ぐ色だからという説やJR東日本イメージカラーとなっている「常盤グリーン」に由来する説がある<ref name="埼京線あるある 14">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第1章 埼京線「電車」あるある、コラム JRの電車カラー |pages=14,47頁 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>}}）となり、この色はE233系7000番台も踏襲している。また、新製投入時の車両の主電動機は冷却ファンをケース内に収めた「内扇形」<ref group="*">山手線などに投入された車両は「外扇形」の主電動機を使用していた。これは、加速し高速走行すると甲高い音を発するので、埼京線へ新製投入する時この主電動機は採用しなかった。</ref>であり、103系時代より低騒音化が図られた。<br />
<br />
新宿駅延伸から約10年後の[[1996年]]（平成8年）3月16日に恵比寿駅へ延長され、渋谷駅及び恵比寿駅にホーム1面を新設、これも山手貨物線を旅客転用したもので、延長当初のダイヤでは、朝ラッシュ時1時間あたり9本、日中同3本、夕方ラッシュ時は同6本が恵比寿駅発着とされた。この延長の目的は、新宿から渋谷方面の山手線混雑緩和であったが、その効果は絶大で、それまで240%超を記録していた山手線[[代々木駅]] - [[原宿駅]]間の混雑率が200%程度まで低下、この結果山手線複々線化と同等の効果をもたらし、池袋駅から新宿駅・渋谷駅方面への輸送力が増強された。なお、恵比寿駅に到着した列車は、そのまま折り返すと成田エクスプレスや湘南新宿ラインなどの山手貨物線を走行する列車の運行に支障を来たすため、大崎駅構内まで回送されそこで折り返していた。さらに、[[2002年]]（平成14年）12月1日に大崎駅へ延長され、それと同時に天王洲アイル駅 - 大崎駅間を延伸開業した[[東京臨海高速鉄道りんかい線]]との相互直通運転を開始、それまで連絡がやや不便であった新宿・渋谷などと臨海副都心の間を乗り換えなしで直結、新宿駅 - [[東京テレポート駅]]間を約23分、渋谷駅 - 同駅間を約17分で結び、臨海部へのアクセスが大幅に向上した。当初の直通列車は平日・土曜・休日共に1日46往復が設定され、りんかい線の70-000形が埼京線内へ姿を現すようになった。この際に、大崎駅はホーム2面が新設され、主に外側（5番線、8番線）を直通列車や湘南新宿ラインが、内側（6・7番線）を大崎始発列車が使用した。その後は、山手線にE231系500番台が導入されることに伴い、最初は導入前の[[2001年]]（平成13年）8月6日に6扉車（サハ204-902）を試験的に連結、[[2002年]]（平成14年）以降は、既存の10両編成の付随車2両（サハ205形）を抜き取り、代わりに山手線から捻出された6扉車サハ204形2両連結する組替や山手線からの転入編成により、[[2008年]]（平成18年）までに、32編成中26編成に6扉車が組み込まれ、最も混雑の激しい2・3号車に連結された。さらに、埼京線ではJR初の女性専用車両や防犯カメラの設置（詳細は[[#痴漢の多発|後述]]）、そして[[2013年]]（平成25年）6月30日からE233系7000番台の運転開始に伴い、これまで運用されていた205系を置き換えたが、後述の[[ATACS]]導入に伴う予備編成確保のため、205系は10両編成×1本が残存した。[[2017年]]（平成29年）11月4日に池袋駅 - 大宮駅間の保安装置を[[自動列車制御装置#ATC-6型|ATC-6型]]からATACSに置き換え、その装置取付のための予備編成として残っていた205系は[[2016年]]（平成28年）10月27日をもって運用を終了した。また、同年8月には[[駅ナンバリング]]の導入を開始している。<br />
<br />
=== 年表 ===<br />
* [[1971年]]（[[昭和]]46年）10月1日：東北・上越新幹線建設工事認可。それに伴い、沿線住民による東北新幹線建設反対の住民運動組織が結成される。<br />
* [[1973年]]（昭和48年）3月10日：東北・上越新幹線赤羽 - 大宮間の埼玉県内を地下化を断念。「通勤新線」を併設した形での高架化案を運輸省（当時の運輸政務次官である[[佐藤文生]]）が発表。<br />
* [[1978年]]（昭和53年）<br />
** 11月22日：沿線自治体及び住民側との新幹線及び「通勤新線」建設の合意がなされ、「通勤新線」赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅 - 宮原駅間の建設認可申請。<br />
** 12月16日：「通勤新線」赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅 - 宮原駅間建設認可。<br />
* [[1985年]]（[[昭和]]60年）<br />
** 7月11日：国鉄は「埼京線」と命名したことを発表<ref>1985年7月12日[[日本経済新聞]]31頁</ref>。<br />
** 9月30日：東北本線支線赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間 (18.0km) が新規開業。赤羽線と合わせて池袋駅 - 大宮駅間が'''埼京線'''として運行開始、同時に川越線川越駅までの直通運転開始。当時は全列車に[[国鉄103系電車|103系]]を使用。<br />
* [[1986年]]（昭和61年）3月3日：山手貨物線に乗り入れ、[[新宿駅]]へ延伸開業。<br />
* [[1987年]]（昭和62年）4月1日：[[国鉄分割民営化]]により東日本旅客鉄道（JR東日本）に継承。<br />
* [[1989年]]（[[平成]]元年）7月1日：205系を投入<ref name="RM2002-4">レイルマガジン「205系通勤形電車17年の軌跡と今後」2002年4月号ネコ・パブリッシング参照。</ref> 。<br />
* [[1990年]]（平成2年）12月1日：103系の運用を終了し、全電車が205系での運行に。<br />
* [[1996年]]（平成8年）3月16日：恵比寿駅へ延伸開業<ref>{{Cite news |title=JR7社14年のあゆみ |newspaper=[[交通新聞]] |publisher=交通新聞社 |date=2001-04-02 |page=9 }}</ref>。渋谷駅と恵比寿駅にホーム新設。<br />
* [[2001年]]（平成13年）<br />
** 7月2日：新宿発深夜23時以降の下り電車に[[女性専用車両]]が設定される。通勤型電車への女性専用車両の導入はJRの路線で初めて。<br />
** 8月6日：6扉車（サハ204-902）を試験的に連結開始（205系第8編成の2号車）。<br />
* [[2002年]]（平成14年）12月1日：大崎駅へ延伸。同時に[[東京臨海高速鉄道りんかい線]]との相互直通運転を開始。[[ファイル:TWR70-000+JRE205Saikyo.JPG|thumb|200px|right|りんかい線開業10周年記念車と並ぶ埼京線205系]]<br />
* [[2004年]]（平成16年）12月：新宿区の鉄道模型メーカー[[関水金属]]の広告ラッピング車両「KATO TRAIN」を運行開始{{refnest|group="*"|鉄道模型の存在を広く知ってもらうことを目的として企画。関水金属の本社が新宿区にあること、また同社のコーポレートカラーであるダークグリーンが、埼京線のラインカラーである[[緑20号]]と類似していることから企画された。当時、205系電車のNゲージ完成品模型を発売しているのは同社だけであり（[[グリーンマックス]]も組み立て式板キットを発売していたが、プロトタイプの異なる後期型）、KATO TRAINそのものも同社から「特別企画品」として発売された。ただし、関水金属本社の最寄り駅は[[都営大江戸線]][[落合南長崎駅]]、埼玉県内の工場も[[坂戸市]]と[[鶴ヶ島市]]（ともに[[東武東上本線]]沿線）に所在する<ref name="関水金属(2016)">{{cite book |和書 |author=株式会社関水金属 |date=2016-12 |title=KATO Nゲージ生誕50周年 記念誌 |pages=59 |publisher=[[ネコ・パブリッシング]] |isbn=978-4-7770-5404-6}}</ref>。}}。<br />
* [[2005年]]（平成17年）<br />
** 4月4日：[[女性専用車両]]を朝の[[ラッシュ時]]にも設定。朝のラッシュ時の女性専用車両の運行はJR東日本では初めてとなった。<br />
** 7月31日：埼京線内全駅に[[東京圏輸送管理システム]] (ATOS) が導入される。<br />
** 10月2日：大宮駅（埼京線ホーム） - 大崎駅 - 新木場駅 - [[南船橋駅]] - 大宮駅（[[高崎線|高崎]]・[[宇都宮線]]ホーム）の経路で団体臨時列車「埼京線開業20周年記念号」が第32編成で運転される。<br />
* [[2006年]]（平成18年）3月20日：女性専用車両をりんかい線からの直通下り電車にも設定。<br />
* [[2009年]]（平成21年）12月28日：205系1編成の1号車に[[#防犯カメラの設置|防犯カメラを設置]]。<br />
* [[2011年]]（平成23年）3月14日：[[東京電力]]が[[計画停電]]を実施。これに伴い、川越線・りんかい線との直通運転を終日中止。<br />
* [[2013年]]（平成25年）6月30日：E233系7000番台を導入開始<ref name="PIC2013-9">[[#鉄ピク 879|{{Cite journal|和書|author=編集部 |date=2016-09 |title=JR東日本E233系7000番台 埼京・川越線用 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】グリーン車「ロ」 |page=88 |publisher=電気車研究会}}]]</ref><ref name="jreast20120410">{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2012/20120404.pdf 秋田新幹線用車両と埼京線・横浜線用車両の新造について] - 東日本旅客鉄道（2012年4月10日）}}</ref>。<br />
* [[2015年]]（平成27年）3月14日：ダイヤ改正により、日中時間帯の赤羽発着の各駅停車を大宮発着に変更。<br />
* [[2016年]]（平成28年）<br />
** 8月：[[駅ナンバリング]]導入開始。<br />
** [[10月27日]]：この日で205系の運用を終了。これにより10両編成で運転される205系は消滅。<br />
* [[2017年]]（平成29年）11月4日：池袋駅 - 大宮駅の保安装置を[[自動列車制御装置#ATC-6型|ATC-6型]]から[[ATACS]]に置き換え<ref name="ATACS">{{Cite press release |title=埼京線への無線式列車制御システム（ATACS）の使用開始について |publisher=東日本旅客鉄道株式会社 |date=2017-10-03 |url=http://www.jreast.co.jp/press/2017/20171004.pdf |format=PDF |accessdate=2017-10-03}}</ref>。<br />
<br />
== 運行形態 ==<br />
2018年3月17日ダイヤ改正時点での埼京線の運行形態を以下に示す<ref name="MyLine 201803">[[#My Line|{{Cite book |和書 |title=マイライン 東京時刻表 |volume=2018年3月号 |publisher=交通新聞社 |pages=東京臨海高速鉄道りんかいせん・埼京線・川越線の時刻頁}}]]</ref>。<br />
<br />
[[山手線#山手貨物線|山手貨物線]]を走行する[[大崎駅]] - [[池袋駅]]間では途中[[恵比寿駅]]・[[渋谷駅]]・[[新宿駅]]にのみ停車し、並行する山手電車線に対して、実質的に快速のような役割を担っている。またこの区間では同一線路上に[[湘南新宿ライン]]の列車や、首都圏各地への[[特別急行列車|特急列車]]・[[湘南ライナー|ホームライナー]]も走行している。<br />
<br />
=== 列車種別 ===<br />
埼京線の[[列車種別]]は、1985年の開業当時から、[[各駅停車]]・[[快速列車|快速]]・通勤快速の3種別の体制となっており<ref name="rp200309-010">[[#鉄ピク 736 佐藤|{{Cite journal|和書|author=佐藤信之 |date=2003-9 |title=大都市圏での快速運転の発達 －国鉄時代を中心に－ |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】大都市圏JR線区の快速運転 |page=23|publisher=電気車研究会}}]] </ref>、快速と通勤快速は赤羽駅 - 大宮駅間で通過運転を行う。開業以来、現行ダイヤまで通過駅の変更などもなくそのまま継承されている。<br />
<br />
埼京線の各種別の特徴は以下のとおり。<br />
; 通勤快速<br />
: 快速よりも停車駅が少ない種別で平日の朝・夕夜のみ運行される。[[赤羽駅]] - [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]間では途中、[[武蔵浦和駅]]にのみ停車し、それ以外の区間では各駅に停車する。一部をのぞき、[[戸田公園駅]]・武蔵浦和駅・[[南与野駅]]のうち1駅 - 3駅で先行する各駅停車を追い越す。<br />
: 全電車が[[川越線]][[川越駅]]まで直通し、一部電車は[[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]]へも直通する。大崎発も1本ある。<br />
: 埼京線は通勤快速の運転本数が日本一多い<ref>『マイライン 東京時刻表』2013年4月号、交通新聞社。</ref>。国鉄・JRを通して、初めて通勤快速が運行された路線でもある。<br />
; 快速<br />
: 通勤快速の設定がない平日の日中と土休日に運行される。赤羽駅 - 大宮駅間は途中、戸田公園駅・武蔵浦和駅・[[与野本町駅]]の3駅のみに停車、それ以外の区間では各駅に停車する。一部をのぞき、武蔵浦和駅で各駅停車を追い越す。<br />
: 全電車が川越線川越駅まで直通する。りんかい線へは、日中はほぼすべて[[新木場駅]]まで直通するが、朝夕・夜間は新宿駅 - 川越駅間での運行も多い。<br />
; 各駅停車<br />
: 埼京線および直通先の川越線・りんかい線のすべての駅に停車する。<br />
: 新宿駅 - 大宮駅間の運行が中心で、新宿駅 - 赤羽駅間の区間電車も設定されている。早朝・深夜には赤羽方面から大崎駅発着や池袋駅発着、平日[[ラッシュ時]]には新宿方面から武蔵浦和駅発着電車がある。そのほかに大崎方面から池袋駅発着電車が設定されており、少ないながら新宿駅 - 池袋駅間のみの区間電車もある。りんかい線・川越線への直通は朝・夜のみで、日中はすべて新宿駅 - 大宮駅間の運転になっている。また、朝夕には川越線[[指扇駅|指扇]]発がある。早朝に1本だけ[[南古谷駅|南古谷]]発もある。<br />
<br />
<div style="margin:1.5em 1em;"><br />
[[ファイル:Linemap_of_East_Japan_Railway_Company_Saikyo_Line.PNG|640px|列車種別と停車駅]]<br />
</div><br />
<br />
=== 運行ダイヤ ===<br />
埼京線の運行時間帯は平日・休日とも朝4時30分（池袋発赤羽行き）から深夜1時11分（赤羽発池袋着）までとなっている。ただし、山手線電車と並行する大崎駅 - 池袋駅間では朝は新宿発基準で池袋・赤羽・大宮・川越方面行きが6時台から、大崎・新木場方面が7時台からの運行で、深夜は新宿発23時55分発が最終となる。この区間での運転が行われない時間帯はかつての[[赤羽線]]電車と同様の池袋駅 - 赤羽駅間のみの電車も運行される。<br />
<br />
平日朝時間帯は6時台に2本、7 - 8時台に毎時4本、9 - 10時台に毎時3本の通勤快速が運行される。上り（大宮から新宿方面）各駅停車は新宿駅7時台着が11本、8時台着が15本、9時台着が9本である。下り（新宿から大宮方面）各駅停車は新宿駅7時台発が9本、8時台発が13本、9時台発が12本となっている。<br />
<br />
日中は快速が新木場駅 - 川越駅間で1時間あたり3本・20分間隔で運行され、その合間に各駅停車が2本ずつ、1時間あたり6本運行される。各駅停車は基本的に新宿駅 - 大宮駅間の運行で、武蔵浦和駅で後続の快速に追い抜かれる電車と終点まで先行する電車が20分間隔で交互に運行される（2015年3月のダイヤ改正まで、後者については40分間隔で新宿駅 - 赤羽駅間での運行となっていた）。<br />
<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|+日中の1時間あたりの運行パターン<br />
|- style="line-height:110%;"<br />
! colspan="2" |種別＼駅名<br />
! style="width:1em;" |川越<br />
!…<br />
! colspan="2" style="width:1em;"|大宮<br />
!…<br />
! colspan="2" style="width:1em;"|武蔵浦和<br />
!…<br />
! colspan="2" style="width:1em;"|池袋<br />
!…<br />
! colspan="2" style="width:1em;"|新宿<br />
!…<br />
! colspan="2" style="width:1em;"|大崎<br />
!…<br />
! style="width:1em;" |新木場<br />
|-<br />
! style="width:1em;" rowspan="2" colspan="1"|埼京線系統<br />
| style="background:#fac;" |快速<br />
| style="background:#fac;" colspan="18" |3本<br />
|-<br />
| style="background:#ddd;" |各駅停車<br />
| colspan="3" |<br />
| colspan="9" style="background:#ddd;" |6本<br />
| colspan="3" |<br />
| colspan="4" style="background:#ddd;"|4本<br />
|-<br />
! style="width:1em;" rowspan="6" colspan="1" |湘南新宿ライン<br />
| rowspan="2" style="background:#fd9;" |特急<br />
| colspan="9" style="text-align:right;"|<br />
| style="background:#fd9;" colspan="6" |1本<br />
| colspan="8" rowspan="2" style="text-align:left;"|→成田空港<br />
|-<br />
| colspan="12" style="text-align:right;"|<br />
| style="background:#fd9;" colspan="3" |1本<br />
|-<br />
| style="background:#fac;" |特別快速<br />
| colspan="9" style="text-align:right;"|高崎←<br />
| style="background:#fac;" colspan="6" |1本<br />
| colspan="8" style="text-align:left;"|→小田原<br />
|-<br />
| rowspan="2" style="background:#fac;" |快速<br />
| colspan="9" style="text-align:right;"|籠原←<br />
| style="background:#fac;" colspan="6" |1本<br />
| colspan="8" style="text-align:left;"|→平塚<br />
|-<br />
| colspan="9" rowspan="2" style="text-align:right;"|宇都宮←<br />
| style="background:#fac;" colspan="6" |1本<br />
| colspan="8" rowspan="2" style="text-align:left;"|→逗子<br />
|-<br />
| style="background:#ddd;" |普通<br />
| colspan="6" style="background:#ddd;" |1本<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
平日夕・夜時間帯は17時から21時台まで通勤快速が毎時3本（上り20・21時台は2本ずつ）、その合間に各駅停車が2 - 3本の運行となっている。りんかい線との直通は毎時6本ほど（20時台は上り・下りとも4本）である。22時台以降は通勤快速の本数が減るが、新宿駅23時47分発に下り最終の通勤快速がある。金曜日（祝日の場合は木曜日）の終電直前のみ運行される各駅停車が存在する。2015年度春には、最終金曜日に新宿発赤羽行きと大宮行きが1本ずつ増発された。<ref>交通新聞社『JR時刻表』2015年5月号</ref><br />
<br />
休日ダイヤでは通勤快速の運行がなく、快速が6時台から20時台まで、おおむね20分間隔で運行される。日中は平日と同様のダイヤで、各駅停車に関しては、朝・夕夜は日中のダイヤパターンに毎時1 - 2本を加えた運行本数である。<br />
<br />
なお、上下線ともに各駅停車のみ運行する時間帯は早朝・深夜の一部だけであり、複々線区間をのぞき、湘南新宿ラインとともにJR東日本の路線では快速運転をする時間帯が比較的長い<ref group="*">ただし湘南新宿ラインとして運行される列車のうち、埼京線の快速系統のように比較的長距離で快速運転を行ない、途中駅で先行の普通列車と接続するのは日中に運転される高崎線 - 東海道線系統の特別快速と宇都宮線内快速となる宇都宮線 - 横須賀線系統の普通のみで、それ以外の列車は高崎線 - 東海道線系統の快速が大崎 - 戸塚間を通過運転することやホームの設置されていない経路上にホームが設置されてない駅を除けば直通先の各線を各駅に停車するものばかりで、なおかつどの列車も途中駅での追い抜きを行なわないため大宮 - 大船間の各駅に先着する。</ref>。<br />
<br />
種別を問わず新宿駅発着の列車は、池袋駅などで湘南新宿ラインと[[対面乗り換え]]できるケースが多く、渋谷駅・恵比寿駅・大崎駅、さらに大崎駅で始発列車に乗り換えればりんかい線方面まで、大崎駅・新木場駅直通列車を待たず先着することも多い。<br />
<br />
== 使用車両 ==<br />
本節では、埼京線に使用されている車両について「現在の使用車両」と「過去の使用車両」の小節に分けて記述する。なお、使用車両の編成などについては、所属基地である[[川越車両センター#配置車両]]を参照。<br />
<br />
=== 現在の使用車両 ===<br />
2017年現在、E233系とりんかい線から乗り入れる70-000形が使用されており、いずれも4扉ロングシートの[[通勤形車両 (鉄道)|通勤形電車]]である。開業から全列車が全区間10両編成で運転されている。<br />
<br />
車体塗装はステンレス車両のE233系、205系は[[緑15号]]（{{Color|green|■}}）の帯をまとっているが、開業時に導入された103系電車は車体色に山手線と同じ[[黄緑6号]]（{{Color|#7BAB4F|■}}）が使用されていた。103系は当初、埼京線用塗装（カラーリングについては不明）の導入が検討されたが、塗装の試験結果が芳しくなかったことや山手線の205系での統一が決まっていたこと、経費節減の観点もあり、黄緑6号のままで使用された<ref>「[[鉄道ジャーナル]]」 1986年1月号 p.156</ref>。<br />
<br />
* [[JR東日本E233系電車#7000番台|E233系7000番台]]<br />
** 2013年6月30日より運用を開始した<ref name="PIC2013-9"/>。31編成310両が2014年1月までに投入され、後述の205系を順次置き換えた。<br />
* [[東京臨海高速鉄道70-000形電車|東京臨海高速鉄道70-000形]]<ref name="diary">{{Cite_journal|和書|title=全国相互乗り入れ・片乗り入れ運転概況|publisher=創元社|journal=鉄道手帳2013|year=2012|page=24}}</ref><br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:E233-7000 series set 105 Kawagoe Line 20140511.jpg|E233系7000番台<br />
ファイル:Twr 70-000 20120407 nakaurawastation.jpg|東京臨海高速鉄道70-000形<br />
</gallery><br />
<br />
=== 過去の使用車両 ===<br />
* [[国鉄103系電車|103系]]<ref>池田光雅『鉄道総合年表1972-93』中央書院、1993年、p.180 <!--「12月8日 埼京線の103系電車がさよならマーク付きで運転（10日まで）」--></ref>（1985年9月30日 - [[1990年]][[11月30日]]）<br />
* [[国鉄205系電車|205系]]<ref>池田光雅『鉄道総合年表1972-93』中央書院、1993年、p.162 <!--「7月1日 埼京線に205系電車（帯は深緑色）を投入」--></ref>（[[1989年]][[7月1日]] - [[2016年]][[10月31日]]）<br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:JRE_205-SAIKYOLINE.jpg|205系（6ドア車あり）<br />
ファイル:JRE_205_0_hae.JPG|205系（6ドア車なし）<br />
</gallery><br />
<br />
== 沿線概況 ==<br />
本節では、現行の運転区間のうち、通勤新線、すなわち東北本線の別線として開業した赤羽駅 - 大宮駅間を「赤羽駅 - 武蔵浦和駅間」「武蔵浦和駅 - 大宮駅間」の小節に分けて記述する。なお、山手線と平行区間である大崎駅 - 池袋駅間は[[山手線#沿線概況]]を、赤羽線区間である池袋駅 - 赤羽駅間は[[赤羽線#沿線概況]]を、乗り入れ先の川越線大宮駅 - 川越駅は[[川越線#沿線概況]]を参照。（本節全体の出典…<ref name="RJ226 伊集院">[[#鉄道ジャーナル 226 伊集院|{{Cite journal|和書|author=伊集院護 |date=1985-12 |title=列車追跡シリーズ－230 東京西北の通勤動脈「川越→池袋」三車三様 されど埼京線は最強をめざす |journal=鉄道ジャーナル 特集●埼京線開業と通勤電車|volume=1985年12月号 |pages=39 - 41|publisher=鉄道ジャーナル社}}]]</ref><ref name="RF296 猪口">[[#鉄F 296|{{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=1985-12 |title=輝く明日への新動脈 9.30 埼京線開業 |journal=鉄道ファン |volume=1985年12月号 |pages=55 - 57 |publisher=交友社}}]]</ref><ref name="PHOTO埼京線">[[#街と鉄道の歴史探訪 埼京線|{{Cite book |和書 |author=生田誠 |title=京浜東北線（東京〜大宮）、埼京線（赤羽〜大宮） 街と鉄道の歴史探訪 |date=2017-10-05 |publisher=フォト・パブリッシング |chapter=2章埼京線 北赤羽〜北与野 |pages= 103 - 127}}]]</ref><ref name="Super Mook">[[#Super Mook|{{Cite book |和書 |title=首都圏鉄道完全ガイド 主要JR路線編 |series=双葉社スーパームック |date=2013-12-06 |publisher=双葉社 |pages=76 - 78}}]]</ref>）<br />
<br />
=== 赤羽駅 - 武蔵浦和駅間 ===<br />
赤羽駅の埼京線ホームは、国鉄赤羽線時代の1983年3月2日から使用されており、このホームの完成は埼京線の先取りであり、1面2線で下り大宮方に引上線1線を設けて、この引上線を使用して赤羽着の列車は折り返す。赤羽駅を出ると、上下線の間に引上線を挟みながら、東北貨物線などとしばらく平行し、北西側へカーブすると、東北・上越・北陸新幹線の高架が同じレベルまでに肩を並べたところで、15〜20‰の勾配がある[[赤羽台トンネル]]に突入する。このトンネルの真上は、[[学校法人星美学園|星美学園]]の敷地で、幼稚園から[[星美学園小学校|星美学園小]]・[[星美学園中学校・高等学校|中・高]]、[[星美学園短期大学|短大]]まである。この学園は、同トンネル建設などに対して最後まで反対していた（詳細は[[#当時の沿線住民の反対運動|後述]]、[[東北・上越新幹線反対運動]]、[[赤羽台トンネル#反対運動]]を参照）。トンネルを抜けると、線路は西へ向き新幹線と平行しながら[[東京都道311号環状八号線|環八通り]]をオーバークロスして[[北赤羽駅]]へ至る。北赤羽駅は、駅の真ん中に[[新河岸川]]が流れており、ホームはそこを跨ぐように設置されている。北赤羽駅を出ると、北側に[[荒川 (関東)|荒川]]の土手を見ながら[[浮間舟渡駅]]へ至る。浮間舟渡駅は、東京都北区浮間と板橋区舟渡との境にホームが設置されているが、所在地は北区浮間4丁目である。駅は南の新河岸川と北の荒川に挟まれた場所にあり、駅前広場すぐ北側には[[浮間公園|都立浮間公園]]がある。園内には浮間ヶ池が存在するが、これは、荒川がこの付近で大きく南に蛇行し、1928年（昭和3年）ころに荒川が直線化された際の名残である。当駅は赤羽方から大きく北側へカーブしているため、ホームもそれに沿ってカーブしている。浮間舟渡駅を出ると再び勾配を上がりながら線路は北を向き、西側から[[中山道#東京都通称道路名|中山道]]（[[国道17号]]）が近づき、並走すると荒川を渡り、荒川を渡り終えると北西側へ勾配を下りながらカーブして、中山道をオーバークロス及び[[菖蒲川 (埼玉県)|菖蒲川]]を渡り、西側に[[戸田漕艇場]]とその奥の[[戸田競艇場]]を見ながら、[[戸田公園駅]]へ至る。<br />
<br />
戸田公園駅は、埼京線の埼玉県内の一番南側の駅で、外側に通過線を設けた1面4線の構造を持ち、快速が停車する。前述の戸田漕艇場と戸田競艇場の最寄駅で、この駅の南西側に笹目川とオリンピック通りと名付けられた[[東京都道・埼玉県道68号練馬川口線]]が通っている。戸田市はこの駅と[[戸田駅]]、[[北戸田駅]]の3駅が存在する。これは東北新幹線の建設計画とその後の「通勤新線」建設計画の時に、戸田市が国鉄側との協議で市内に3駅設置することと1つを快速停車駅にすることを要望し、それが希望通りになったため、「戸田」と付く駅が3駅連続する。ただし、戸田公園駅には平日朝夕運転の通勤快速は停車しない。戸田公園駅を出ると、戸田駅へ至り北西には[[戸田市スポーツセンター]]と[[戸田市立郷土博物館]]があり、戸田駅が最寄となっている。戸田駅を出ると、西側へカーブしながらさらに勾配を上がり<ref group="*">平行する新幹線は埼京線が上がったあとも、しばらくは上がらず北戸田駅を過ぎてからようやく同じレベルまで上がる。</ref>、北戸田駅へ至る。北戸田駅は埼京線の中で一番高いところにある駅で、駅を出てすぐに笹目川を渡った後、[[東京外環自動車道]]と平行する[[国道298号]]をオーバークロスしたのち、北東側へカーブし下り勾配を下った先からさらに、北東へカーブし内側へ待避線が分岐するポイント付近の西側には、[[ロッテ浦和工場]]があり、工場南側には[[日本プロ野球|プロ野球]][[千葉ロッテマリーンズ]]2軍の練習拠点となっている浦和球場がある。それらを過ぎると[[武蔵浦和駅]]へ至る。<br />
<br />
この区間の各駅のホームは、基本的には1面2線であるが、戸田公園駅は、外側へ通過線を設けた構造である。また、荒川を渡る頃から埼玉県内に入ると見晴らしが良くなり、西側には[[富士山]]や、秩父、奥多摩、丹沢連峰、東側には[[東京スカイツリー]]などが見える。特に、北戸田駅付近が一番高くなるため、それらが一番良く見える。さらに、空気が澄んで乾燥した真冬の晴れの日の朝には、西側には[[南アルプス]]が、東側には[[筑波山]]が見えることもある。ただし、前者も含め曇りや雨などの日や、晴れていても靄のかかった日などあまり見通しの悪い日であると、それらは当然の如く見られなくなる。<br />
<br />
=== 武蔵浦和駅 - 大宮駅間 ===<br />
武蔵浦和駅は[[武蔵野線]]との接続駅で、緩急接続や当駅始発列車などを考慮して2面4線の構造とした。武蔵野線では元々この場所には田島信号場が存在していたが、埼京線の開業と同時に武蔵野線にも当駅が設置され、田島信号場は当駅に統合される形で廃止となった。ただし、埼京線とは約150m程離れているため、連絡通路が設けられている。埼京線は当駅の大宮方すぐで、武蔵野線は府中本町方から50m程[[西浦和駅]]に寄ったところで立体交差している。なお、武蔵野線はこの場所付近で大宮支線が分岐・合流している。武蔵浦和駅を出ると、内側からの待避線が合流、[[中浦和駅]]に至り、中浦和駅の真下には、武蔵野線の貨物支線大宮支線及び西浦和支線の合流地点の[[別所信号場]]がある。この駅は旧・浦和市（現・さいたま市浦和区）の中心に近いことから「中浦和」と命名された。中浦和駅からは直線となり、次の[[南与野駅]]手前で旧・与野市（現・さいたま市中央区）に入る。ここから次の[[与野本町駅]]、[[北与野駅]]と「与野」と付く駅が前述の「戸田」と同様に3駅続くが、これも戸田市同様の要望を旧・与野市が出していたためであり、戸田市との違いは、戸田市は快速停車駅を都内寄りの戸田公園駅としたが、旧・与野市は中心部に近い与野本町駅にして、3駅の真ん中の駅を快速停車駅とした{{refnest|group="*"|国鉄側との協議では、両市共3駅を市内に設置と3駅の真ん中を快速停車駅とするとのことだったが、戸田市が真ん中の戸田駅を快速停車駅にしなかったのは、戸田水上公園や戸田漕艇場などの施設が近い戸田公園駅を快速停車駅にして欲しいと要望したため<ref name="埼京線あるある 12">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第1章 埼京線「電車」あるある |page=12 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>。}}。南与野駅は、戸田公園駅と同様に外側に通過線をもつ構造であるが、通勤快速と快速は通過する。南与野駅を出ると、与野本町駅に至り、この駅は快速が停車する。また、この駅の所在地が旧・与野市本町（現・さいたま市中央区本町）のため「与野本町」と命名された。この駅の南西には[[彩の国さいたま芸術劇場]]<ref group="*">この劇場は、[[演出家]]の故・[[蜷川幸雄]]氏が長く芸術監督を務めていた。</ref>、がある。与野本町駅を出ると、大きく北東へカーブしながら笹目川を渡り、東側にさいたま市中央区役所（旧・与野市役所）を観ながら、北与野駅へ至る。北与野駅は旧・大宮操駅（現・[[大宮操車場]]）の西側にあり、駅北東には[[さいたまスーパーアリーナ]]があり、東側にはさいたま新都心合同庁舎１号館などの旧・大宮操駅跡地を再開発した [[さいたま新都心]]のビル群がある。また、駅の真下を中山道（国道17号）がアンダークロスしており、宇都宮線[[さいたま新都心駅]]とは高架歩道（北与野デッキ）で結ばれている。北与野駅を出るとすぐに北側へカーブしながら、新幹線の線路が登り勾配で当線の真上に位置すると、東側から来る東北貨物線などの線に寄り、そこから34‰の下り勾配で一気に下り、大宮駅手前で地下トンネルへ突入し、大宮駅発着列車用のタブルクロッシングを通過すると、東側へカーブしてその先の大宮駅地下1階のホームへ入る。大宮駅地下ホームは、2面4線の構造で大宮新幹線駅の地下部分にホームがある。大宮・川越方両方にタブルクロッシングポイントを設けて、両方へ当駅から発着する列車の転線ができるようにしている。<br />
<br />
この区間の各駅のホームは、前述の赤羽駅 - 武蔵浦和駅間と同様に1面2線であるが、南与野駅は、外側へ通過線を設けた構造である。前区間では、西側の富士山などの山々や東側の東京スカイツリーなどが見えたが、武蔵浦和駅過ぎたあたりから東側は台地のため、西側は高い建物が多くなり、なおかつ中浦和駅を過ぎると高架が低くなり、特に与野本町駅 - 北与野駅間から周辺の建物が一段と高くなり、それらは見られなくなる。<br />
<br />
== データ ==<br />
{| {{Railway line header}}<br />
{{UKrail-header2|停車場・施設・接続路線|#00ac9a}}<br />
{{BS-table}}<br />
{{BS5||||tSTRe||||[[東京臨海高速鉄道|東臨]]：[[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]]|}}<br />
{{BS5||KDSTa||STR||||[[田町車両センター]]|}}<br />
{{BS5||STR||STR|STR+l|||[[東日本旅客鉄道|JR東]]：[[大崎支線]]（[[湘南新宿ライン]]）|}}<br />
{{BS5|STRq|KRZu|STRq|KRZu|KRZu|||[[東海旅客鉄道|JR東海]]：[[東海道新幹線]]|}}<br />
{{BS5|STR+l|KRZu|STRq|KRZu|KRZu|||JR東：[[品鶴線]]（[[横須賀・総武快速線|横須賀線]]）|}}<br />
{{BS5|ABZqr|KRZu|STR+r|STR|STR|}}<br />
{{BS5|STRq|ABZg+r|STR|ABZg+l|STRr|||←JR東：[[山手線]]|}}<br />
{{BS3|BHF|O1=HUBaq|STR|O2=HUBq|BHF+GRZq|O3=HUBeq|0.0|JA08 [[大崎駅]]|}}<br />
{{BS3|STR|ABZg+l|STRr||↓山手線区間|}}<br />
{{BS3|WBRÜCKE|WBRÜCKE||||目黒川|}}<br />
{{BS3|HST|STR|||[[五反田駅]]|}}<br />
{{BS3|STR|eDST|||''上大崎信号場''|}}<br />
{{BS3|HST|STR|||[[目黒駅]]|}}<br />
{{BS3|STR2|STR3u|O2=POINTERg@fq|||山手貨物線（埼京線、|}}<br />
{{BS3|STR+1u|STR+4||| 湘南新宿ライン）|}}<br />
{{BS3|eDST|STR|||''恵比寿貨物駅''|}}<br />
{{BS3|BHF|O1=HUBaq|BHF|O2=HUBeq||3.6|JA09 [[恵比寿駅]]|{{rint|tokyo|h}}|}}<br />
{{BS5|STR+l|KRZu|KRZu|||||[[東京急行電鉄|東急]]：[[東横線]]|}}<br />
{{BS5|STR|STR|STR|||||[[京王電鉄|京王]]：[[井の頭線]]→|}}<br />
{{BS5|KBHFe|O1=HUBaq|BHF|O2=HUBq|BHF|O3=HUBq|KBHFaq|O4=HUBeq|tSTRaq|5.2|JA10 [[渋谷駅]]|{{rint|tokyo|g}} {{rint|tokyo|z}} {{rint|tokyo|f}}|}}<br />
{{BS5||STR|STR|||||東急：[[田園都市線]]|}}<br />
{{BS5||DST|HST||||[[原宿駅]]|}}<br />
{{BS5|STR+l|STRr|STR|||}}<br />
{{BS5|KRZu|STRq|vSTRg+r|||||JR東：[[中央・総武緩行線]]<!--線路形態を示す図なのでこの表記のほうが良い-->|}}<br />
{{BS5|KRZu|STR+r|vSTR|||||JR東：[[中央線快速|中央急行線（快速線）]]|}}<br />
{{BS5|STR|STR|vHST||||[[代々木駅]]|}}<br />
{{BS5|STR|STR|vSTR|STR+l||||[[小田急電鉄|小田急]]：[[小田原線]]|}}<br />
{{BS5|STR|STR|vÜWBl|STR|tSTR+l|||[[京王電鉄|京王]]：[[京王線]]|}}<br />
{{BS5|BHF|O1=HUBaq|BHF|O2=HUBq|vBHF|O3=HUBq|KBHFe|O4=HUBq|tKBHFe|O5=HUBeq|8.0|JA11 [[新宿駅]]| {{rint|tokyo|m}} {{rint|tokyo|s}} {{rint|tokyo|e}}|}}<br />
{{BS5|STR|STR|vSTRgl|STRq||||JR東：中央・総武緩行線|}}<br />
{{BS5|STR2|STRl|O2=STRc3|KRZo|STRq||||JR東：中央急行線（快速線）|}}<br />
{{BS5|KBHFa|O1=STRc1|STR+4|STR||||[[西武新宿駅]]|}}<br />
{{BS5|STR|STR|HST||||[[新大久保駅]]|}}<br />
{{BS5|HST|STR|HST||||[[高田馬場駅]]|}}<br />
{{BS5|WBRÜCKE|WBRÜCKE|WBRÜCKE|||||[[神田川 (東京都)|神田川]]}}<br />
{{BS5|STRl|KRZo|KRZo|||||[[西武鉄道|西武]]：[[西武新宿線|新宿線]]|}}<br />
{{BS3|STR|HST|||[[目白駅]]}}<br />
{{BS3|STR|STR|||↑山手線区間|}}<br />
{{BS5|STR+l|KRZu|KRZu|STRq||||西武：[[西武池袋線|池袋線]]|}}<br />
{{BS5|KBHFe|O1=HUBaq|BHF+GRZq|O2=HUBq|BHF|O3=HUBq|KBHFa|O4=HUBeq||13.4|JA12 [[池袋駅]]| {{rint|tokyo|m}} {{rint|tokyo|y}} {{rint|tokyo|f}}|}}<br />
{{BS5||ABZgr|STR|STR||||JR東：山手貨物線（湘南新宿ライン）|}}<br />
{{BS5||KRZo|ABZgr|STR||||JR東：山手線|}}<br />
{{BS5||ABZg+l|STRr|STR|||↓[[赤羽線]]区間|}}<br />
{{BS5|STR+l|ABZgr||STR||}}<br />
{{BS5|KDSTe|STR2|STRc3|STR|||[[東京総合車両センター#池袋派出所|池袋派出所]]|}}<br />
{{BS5||STRc1|STR+4|HST|||[[北池袋駅]]|}}<br />
{{BS5|||STR|STRl||||[[東武鉄道|東武]]：[[東武東上本線|東上線]]|}}<br />
{{BS3||BHF||15.2|JA13 [[板橋駅]]|{{rint|tokyo|i}}（[[新板橋駅]]）|}}<br />
{{BS3||WBRÜCKE||||[[石神井川]]|}}<br />
{{BS3||eBHF|||''十条駅 (I)''|-1906|}}<br />
{{BS3||BHF||16.9|JA14 [[十条駅 (東京都)|十条駅]] (II)|}}<br />
{{BS3||STR|||↑赤羽線区間|}}<br />
{{BS3|STR+r|STR||||JR東：東北本線（[[宇都宮線]]・[[京浜東北線]]）|}}<br />
{{BS3|KRZu|KRZu|STR+r|||JR東：[[東北新幹線]]|}}<br />
{{BS3|BHF|O1=HUBaq|BHF+GRZq|O2=HUBeq|STR|18.9|JA15 [[赤羽駅]]|}}<br />
{{BS3|STRr|STR|STR|||JR東：東北本線（宇都宮線・京浜東北線）|}}<br />
{{BS3||STR|STR||↓[[東北本線]]区間|}}<br />
{{BS3||TUNNEL1|TUNNEL1||赤羽台トンネル<!-- 埼京線にある施設なので大きな文字表示でよい -->|}}<br />
{{BS3||WBRÜCKE|O2=BHF|WBRÜCKE|20.4|JA16 [[北赤羽駅]]|}}<br />
{{BS3||STR|STR|||[[新河岸川]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|22.0|JA17 [[浮間舟渡駅]]|}}<br />
{{BS3||WBRÜCKE|WBRÜCKE|||[[荒川 (関東)|荒川]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|24.4|JA18 [[戸田公園駅]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|25.7|JA19 [[戸田駅 (埼玉県)|戸田駅]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|27.1|JA20 [[北戸田駅]]|}}<br />
{{BS3|HUBrg|BHF|O2=HUBeq|STR|29.5|JA21 [[武蔵浦和駅]]|}}<br />
{{BS5||BHFq|O2=HUBe|KRZo|KRZo|ABZq+lr|||JR東：[[武蔵野線]]|}}<br />
{{BS5|||BHF|STR|STR|30.7|JA22 [[中浦和駅]]|}}<br />
{{BS5|||KRZo|KRZo|STRr|||武蔵野線貨物支線|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|32.4|JA23 [[南与野駅]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|34.0|JA24 [[与野本町駅]]|}}<br />
{{BS3||BHF|STR|35.1|JA25 [[北与野駅]]|}}<br />
{{BS3||STR|STR||↑東北本線区間|}}<br />
{{BS3|STR+r|tSTRa|STR|||JR東：東北本線（宇都宮線・京浜東北線）|}}<br />
{{BS5|KBHFa|O1=HUBaq|BHF|O2=HUBq|tBHF+GRZq|O3=HUBq|BHF|O4=HUBq|uKBHFa|O5=HUBeq|36.9|JA26 [[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]|}}<br />
{{BS5|STRr|STR|tSTR|STR|uSTR|||東武：[[東武野田線|野田線]]|}}<br />
{{BS5||ABZgr|tSTRe|STR|uSTR|||東北本線（宇都宮線）|}}<br />
{{BS5||KRZu|KRZu|STRr|uSTR|||東北・[[上越新幹線]]|}}<br />
{{BS5||mKRZu|mKRZu|uSTRq|uSTRr|||[[埼玉新都市交通伊奈線|伊奈線]]|}}<br />
{{BS3|STRr|STR||||JR東：高崎線|}}<br />
{{BS3||STR||||JR東：[[川越線]]|}}<br />
|}<br />
|}<br />
<br />
特記事項を除き、2013年12月現在のデータを下記に示す<ref name="Super Mook 75">[[#Super Mook|{{Cite book |和書 |title=首都圏鉄道完全ガイド 主要ＪＲ路線編 |series=双葉社スーパームック |date=2013-12-06 |publisher=双葉社 |page=75}}]]</ref><br />
=== 路線データ ===<br />
* 区間：大崎駅 - 池袋駅 - 赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間 36.9km<br />
** 大崎駅 - 池袋駅間 13.4km（[[山手線]]（山手貨物線））<br />
** 池袋駅 - 赤羽駅間 5.5km（[[赤羽線]]）<br />
** 赤羽駅 - 武蔵浦和駅 - 大宮駅間 18.0km（[[東北本線]]（支線））<br />
** 大崎駅 - 浮間舟渡駅間が[[東日本旅客鉄道東京支社|東京支社]]、戸田公園駅 - 大宮駅間が[[東日本旅客鉄道大宮支社|大宮支社]]の管轄であり、浮間舟渡駅 - 戸田公園駅間に支社境界がある<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/youran/pdf/jre_youran_gaiyou_p4.pdf JR東日本事業概要]}} - 東日本旅客鉄道 会社要覧 p.4</ref>。<br />
* 駅数：19<br />
* 軌間：1067mm<br />
* [[複線]]区間：全線<br />
* 電化区間：全線（直流1500V・[[架空電車線方式]]）<br />
* 運転方式<br />
** [[閉塞 (鉄道)|自動閉塞式]]：大崎駅 - 池袋駅間<br />
** [[閉塞 (鉄道)#列車間の間隔を確保する装置による方法|移動閉塞式]]：池袋駅 - 大宮駅間<!--JR東日本では「車内信号閉そく式」はないため。このため「閉そく」という概念がなく駅間の閉塞区間の境界を示す標識（閉そく標識）も撤去されている--><br />
* [[自動列車保安装置|保安装置]]<br />
** 大崎駅 - 池袋駅間：[[自動列車停止装置#ATS-P形（デジタル伝送パターン形）|ATS-P]]<br />
** 池袋駅 - 大宮駅間：[[ATACS]]※2017年11月4日より<ref name="ATACS" /><br />
* [[最高速度#日本の最高速度（鉄道）|最高速度]]<br />
** 大崎駅 - 板橋駅間：95km/h<br />
** 板橋駅 - 赤羽駅間：90km/h<br />
** 赤羽駅 - 大宮駅間：100km/h<br />
* [[運転指令所]]：東京総合指令室（[[東京圏輸送管理システム|ATOS]]）<br />
<br />
=== 混雑率の推移 ===<br />
2017年度の最混雑区間（板橋→池袋間）の混雑率は'''185%'''である<ref>{{Cite web |url=http://www.mlit.go.jp/common/001245349.pdf|title=混雑率データ（平成29年度） |publisher=国土交通省 |page=1|format=PDF |date=2018-07-17|accessdate=2018-07-18}}</ref>。<br />
<br />
2010年度以前は当該区間の混雑率が200%で高止まりしており、首都圏の鉄道路線でも屈指の混雑区間であったが、2011年度に赤羽 - 大宮間の開業以降では初めて200%を下回った。さらに、2013年度は広幅車両を導入したため、若干であるが混雑緩和が見られるようになった。<br />
<br />
{| class="wikitable" border="1" cellspacing="0" cellpadding="2" style="font-size:90%; text-align:center;"<br />
|-<br />
!rowspan="2"|年度<br />
!colspan="4"|最混雑区間（板橋 → 池袋間）輸送実績<ref>「都市交通年報」各年度版</ref><ref>[http://www.pref.saitama.lg.jp/a0109/public-traffic/data.html 公共交通関係データ集] - 埼玉県</ref><ref>{{PDFlink|[http://www.pref.saitama.lg.jp/a0109/public-traffic/documents/e.pdf JR線のラッシュ１時間当り旅客輸送状況]}} - 埼玉県</ref><ref>{{PDFlink|[https://www.pref.saitama.lg.jp/a0109/sr-committee/documents/458470.pdf 路線整備の意義・必要性等の整理]}} - 埼玉県</ref><br />
!rowspan="2"|特記事項<br />
|-<br />
! 運転本数：本 !! 輸送力：人 !! 輸送量：人 !! 混雑率：%<br />
|-<br />
|1980年（昭和55年）<br />
| 11 || 12,320 || 36,270 || '''294'''<br />
|<br />
|-<br />
|1981年（昭和56年）<br />
| 11 || 12,320 || || <br />
|<br />
|-<br />
|1982年（昭和57年）<br />
| 11 || 12,320 || 36,490 || style="background-color: #ffcccc;"|'''296'''<br />
|<br />
|-<br />
|1983年（昭和58年）<br />
| 11 || 15,400 || 37,110 || '''241'''<br />
|<br />
|-<br />
|1984年（昭和59年）<br />
| 11 || 15,400 || 37,740 || '''245'''<br />
|<br />
|-<br />
|1985年（昭和60年）<br />
| 14 || 19,600 || 43,940 || '''224'''<br />
|style="text-align:left;"|赤羽 - 大宮間開業年度<br />
|-<br />
|1986年（昭和61年）<br />
| 16 || 22,400 || 47,940 || '''214'''<br />
|<br />
|-<br />
|1987年（昭和62年）<br />
| 16 || 22,400 || 57,060 || '''255'''<br />
|<br />
|-<br />
|1988年（昭和63年）<br />
| 16 || 22,400 || 47,100 || '''210'''<br />
|<br />
|-<br />
|1989年（平成元年）<br />
| 17 || 23,800 || 47,900 || '''201'''<br />
|<br />
|-<br />
|1990年（平成{{0}}2年）<br />
| 17 || 23,800 || 51,871 || '''218'''<br />
|<br />
|-<br />
|1991年（平成{{0}}3年）<br />
| 18 || 25,200 || 58,210 || '''231'''<br />
|style="text-align:left;"|最混雑区間を池袋→新宿間に変更<br />
|-<br />
|1992年（平成{{0}}4年）<br />
| 18 || 25,200 || 58,650 || '''233'''<br />
|<br />
|-<br />
|1993年（平成{{0}}5年）<br />
| 18 || 25,200 || || <br />
|<br />
|-<br />
|1994年（平成{{0}}6年）<br />
| 18 || 25,200 || 59,400 || '''236'''<br />
|<br />
|-<br />
|1995年（平成{{0}}7年）<br />
| 18 || 25,200 || 59,500 || '''236'''<br />
|<br />
|-<br />
|1996年（平成{{0}}8年）<br />
| 19 || 26,600 || 63,300 || '''238'''<br />
|<br />
|-<br />
|1997年（平成{{0}}9年）<br />
| 20 || 28,000 || style="background-color: #ffcccc;"|64,230 || '''229'''<br />
|<br />
|-<br />
|1998年（平成10年）<br />
| 20 || 28,000 || 59,300 || '''212'''<br />
|<br />
|-<br />
|1999年（平成11年）<br />
| 20 || 28,000 || 58,520 || '''209'''<br />
|<br />
|-<br />
|2000年（平成12年）<br />
| 20 || 28,000 || 58,940 || '''211'''<br />
|<br />
|-<br />
|2001年（平成13年）<br />
| 20 || 28,000 || 58,980 || '''211'''<br />
|style="text-align:left;"|湘南新宿ライン開業年度<br />
|-<br />
|2002年（平成14年）<br />
| 20 || 28,000 || 58,250 || '''208'''<br />
|<br />
|-<br />
|2003年（平成15年）<br />
| 20 || 28,000 || 59,200 || '''211'''<br />
|<br />
|-<br />
|2004年（平成16年）<br />
| 20 || 28,000 || 56,734 || '''203'''<br />
|style="text-align:left;"|最混雑区間を板橋→池袋間に変更<br />
|-<br />
|2005年（平成17年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,980 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2006年（平成18年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,890 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2007年（平成19年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,870 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2008年（平成20年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,970 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2009年（平成21年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,980 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2010年（平成22年）<br />
| 20 || 28,000 || 56,120 || '''200'''<br />
|<br />
|-<br />
|2011年（平成23年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,510 || '''198'''<br />
|<br />
|-<br />
|2012年（平成24年）<br />
| 20 || 28,000 || 55,180 || '''197'''<br />
|<br />
|-<br />
|2013年（平成25年）<br />
| 19 || 27,720 || 52,620 || '''190'''<br />
|style="text-align:left;"|広幅車両導入年度<br />
|-<br />
|2014年（平成26年）<br />
| 19 || 27,880 || 52,400 || '''188'''<br />
|<br />
|-<br />
|2015年（平成27年）<br />
| 19 || 27,960 || 51,120 || '''183'''<br />
|<br />
|-<br />
|2016年（平成28年）<br />
| 19 || 27,960 || style="background-color: #ccffff;"|50,430 || style="background-color: #ccffff;"|'''180'''<br />
|<br />
|-<br />
|2017年（平成29年）<br />
| 19 || 27,960 || 51,680 || '''185'''<br />
|<br />
|}<br />
<br />
=== 駅一覧 ===<br />
{{色|節}}<br />
埼京線大崎駅 - 大宮駅間の設置駅と停車種別・接続路線・所在地などを以下に一覧表として示す。<br />
<br />
* 色は、東北本線支線区間の各駅に付けられた色を示す。<br />
* [[特定都区市内]]の適用範囲の駅 ： {{JR特定都区市内|山}}＝[[東京山手線内]]、{{JR特定都区市内|区}}＝東京都区内<br />
* 営業キロ ： 東北本線支線区間である赤羽駅 - 大宮駅間を挟んでの乗車に際しては、埼京線経由よりも0.9km短い東北本線（本線）[[浦和駅]]経由の営業キロ数を用いて運賃計算を行う<br />
* 停車駅<br />
** 各駅停車：下表の全駅に停車<br />
** 快速・通勤快速：●印の駅は停車、｜印の駅は通過。川越線およびりんかい線内はすべて各駅停車となる<br />
* 接続路線欄 ： 東日本旅客鉄道の路線名は運転系統上の名称（正式路線名とは異なる）。駅名が異なる場合は⇒印で駅名を記す。<br />
<br />
{| class="wikitable" rules="all" style="font-size:95%;"<br />
|-<br />
!style="width:1em; border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|正式路線名<br />
!style="width:4em; border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|駅番号<br />
!style="width:1em; border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|色<br />
!style="width:8em; border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|駅名<br />
!style="width:1.5em; border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|駅間営業キロ<br />
!colspan="2" style="border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|累計<br/>営業キロ<br />
!style="width:1em; border-bottom:solid 3px #00ac9a; background:#fcc;"|快速<br />
!style="width:1em; border-bottom:solid 3px #00ac9a; background:#9cf;"|通勤快速<br />
!style="border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|接続路線<br />
!colspan="3" style="border-bottom:solid 3px #00ac9a;"|所在地<br />
|-<br />
|rowspan="6" style="width:1em; line-height:2;"|[[山手線|山<br/>手<br/>線]]<!--Google Chromeではwidth:1em指定で縦表示されないので強制改行してあります。原因がお分かりでしたらご協力ください--><br />
!JA 08<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|{{JR特定都区市内|区}}{{JR特定都区市内|山}} [[大崎駅]]<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|style="text-align:right; width:2.5em;"|<small>'''[[品川駅|品川]]<br/>から'''<br/></small>2.0<br />
|style="text-align:right; width:2.5em;"|<small>'''大崎<br/>から'''<br/></small>0.0<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|[[東京臨海高速鉄道]]：[[ファイル:Rinkai_Line_symbol.svg|15px|R]] [[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]] (R 08)〈直通運転〉<br/>[[東日本旅客鉄道]]：[[ファイル:JR_JS_line_symbol.svg|15px|JS]] [[湘南新宿ライン]] (JS 17)<ref group="*" name="ss">湘南新宿ラインは大崎駅 - 池袋駅間で埼京線と線路を共用している。</ref>・[[ファイル:JR_JY_line_symbol.svg|15px|JY]] [[山手線]] (JY 24)<br/><br />
|rowspan="13" style="width:1em; line-height:3;"|[[東京都]]<br />
|colspan="2"|[[品川区]]<br />
|-<br />
!JA 09<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|{{JR特定都区市内|区}}{{JR特定都区市内|山}} [[恵比寿駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.6<br />
|style="text-align:right;"|5.6<br />
|style="text-align:right;"|3.6<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JY_line_symbol.svg|15px|JY]] 山手線 (JY 21)<br/>[[東京地下鉄]]：[[ファイル:Subway_TokyoHibiya.png|14px|H]] [[東京メトロ日比谷線|日比谷線]] (H-02)<br />
|rowspan="3" colspan="2"|[[渋谷区]]<br />
|-<br />
!JA 10<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|{{JR特定都区市内|区}}{{JR特定都区市内|山}} [[渋谷駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|7.2<br />
|style="text-align:right;"|5.2<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JY_line_symbol.svg|15px|JY]] 山手線 (JY 20)<br/>[[東京急行電鉄]]：[[File:Tokyu TY line symbol.svg|15px|TY]] [[東急東横線|東横線]] (TY01)・[[File:Tokyu DT line symbol.svg|15px|DT]] [[東急田園都市線|田園都市線]] (DT01)<br/>[[京王電鉄]]：[[File:Number prefix Keio-Inokashira-line.svg|15px|IN]] [[京王井の頭線|井の頭線]] (IN01)<br/>東京地下鉄：[[ファイル:Subway_TokyoGinza.png|14px|G]] [[東京メトロ銀座線|銀座線]] (G-01)・[[ファイル:Subway_TokyoHanzomon.png|14px|Z]] [[東京メトロ半蔵門線|半蔵門線]] (Z-01)・[[ファイル:Subway_TokyoFukutoshin.png|14px|F]] [[東京メトロ副都心線|副都心線]] (F-16)<br />
|- style="height:4em;"<br />
!rowspan="2"|JA 11<br />
|rowspan="2" style="text-align:center;"| -<br />
|rowspan="2"|{{JR特定都区市内|区}}{{JR特定都区市内|山}} [[新宿駅]]<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|3.4<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|10.6<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|8.6<br />
|rowspan="2" style="background:#fcc;"|●<br />
|rowspan="2" style="background:#9cf;"|●<br />
|rowspan="2"|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JC_line_symbol.svg|15px|JC]] [[中央線快速|中央線（快速）]] (JC 05)・ [[ファイル:JR_JB_line_symbol.svg|15px|JB]] [[中央・総武緩行線|中央・総武線（各駅停車）]] (JB 10)・[[ファイル:JR_JY_line_symbol.svg|15px|JY]] 山手線 (JY 17)<br/>京王電鉄：[[File:Number prefix Keio-line.svg|15px|KO]] [[京王線]]・[[京王新線]] (KO01)<br/>[[小田急電鉄]]：[[File:Odakyu odawara logo.svg|15px|OH]] [[小田急小田原線|小田原線]] (OH01)<br/>東京地下鉄：[[ファイル:Subway_TokyoMarunouchi.png|14px|M]] [[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線]] (M-08)<br/>[[都営地下鉄]]：[[ファイル:Subway_TokyoShinjuku.png|14px|S]] [[都営地下鉄新宿線|新宿線]] (S-01)<br/>都営地下鉄：[[ファイル:Subway_TokyoOedo.png|14px|E]] [[都営地下鉄大江戸線|大江戸線]] ⇒新宿駅 (E-27)・[[新宿西口駅]] (E-01)<br/>[[西武鉄道]]：[[File:Seibu shinjuku logo.svg|15px|SS]] [[西武新宿線|新宿線]] ⇒[[西武新宿駅]] (SS01)<br />
|-<br />
|colspan="2" style="height:4em;"|[[新宿区]]<br />
|- style="height:3em;"<br />
!rowspan="2"|JA 12<br />
|rowspan="2" style="text-align:center;"| -<br />
|rowspan="2"|{{JR特定都区市内|区}}{{JR特定都区市内|山}} [[池袋駅]]<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|4.8<br />
|style="text-align:right;"|15.4<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|13.4<br />
|rowspan="2" style="background:#fcc;"|●<br />
|rowspan="2" style="background:#9cf;"|●<br />
|rowspan="2"|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JS_line_symbol.svg|15px|JS]] 湘南新宿ライン (JS 21)<ref group="*" name="ss"/>・[[ファイル:JR_JY_line_symbol.svg|15px|JY]] 山手線 (JY 13)<br/>[[東武鉄道]]：[[File:Tobu Tojo Line (TJ) symbol.svg|15px|TJ]] [[東武東上本線|東上線]] (TJ-01)<br/>西武鉄道：[[File:Seibu ikebukuro logo.svg|15px|SI]] [[西武池袋線|池袋線]] (SI01)<br/>東京地下鉄：[[ファイル:Subway_TokyoMarunouchi.png|14px|M]] 丸ノ内線 (M-25)・[[ファイル:Subway_TokyoYurakucho.png|14px|Y]] [[東京メトロ有楽町線|有楽町線]] (Y-09)・[[ファイル:Subway_TokyoFukutoshin.png|14px|F]] 副都心線 (F-09)<br />
|rowspan="2" colspan="2"|[[豊島区]]<br />
|- style="height:3em;"<br />
|rowspan="4" style="width:1em; line-height:2;"|[[赤羽線|赤<br/>羽<br/>線]]<br />
|style="text-align:right;"|<small>'''池袋<br/>から'''<br/></small>0.0<br />
|-<br />
!JA 13<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|{{JR特定都区市内|区}} [[板橋駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|15.2<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|都営地下鉄：[[ファイル:Subway_TokyoMita.png|14px|I]] [[都営地下鉄三田線|三田線]] ⇒[[新板橋駅]] (I-17)<ref group="*">新板橋駅は定期券のみ連絡運輸をしている。</ref><br />
|colspan="2"|[[板橋区]]<br />
|-<br />
!JA 14<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|{{JR特定都区市内|区}} [[十条駅 (東京都)|十条駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|3.5<br />
|style="text-align:right;"|16.9<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|<br />
|rowspan="5" colspan="2"|[[北区 (東京都)|北区]]<br />
|- style="height:3em;"<br />
!rowspan="2"|JA 15<br />
|rowspan="2" style="text-align:center;"| -<br />
|rowspan="2"|{{JR特定都区市内|区}} [[赤羽駅]]<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="text-align:right;"|5.5<br />
|rowspan="2" style="text-align:right;"|18.9<br />
|rowspan="2" style="background:#fcc;"|●<br />
|rowspan="2" style="background:#9cf;"|●<br />
| rowspan="2" |東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JK_line_symbol.svg|15px|JK]] [[京浜東北線]] (JK 38)・[[ファイル:JR_JU_line_symbol.svg|15px|JU]] [[宇都宮線]]（[[東北本線|東北線]]）（[[上野東京ライン]]）・[[ファイル:JR_JU_line_symbol.svg|15px|JU]] [[高崎線]]（上野東京ライン） (JU 04)・[[ファイル:JR_JS_line_symbol.svg|15px|JS]] 湘南新宿ライン (JS 22)<br />
|- style="height:3em;"<br />
|rowspan="12" style="width:1em; line-height:2;"|[[東北本線|東<br/>北<br/>本<br/>線]]<br/>支<br/>線<br />
|style="text-align:right;"|<small>'''赤羽<br/>から'''<br/></small>0.0<br />
|-<br />
!JA 16<br />
|style="background-color:#cc6699;"|&nbsp;<br />
|{{JR特定都区市内|区}} [[北赤羽駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.5<br />
|style="text-align:right;"|1.5<br />
|style="text-align:right;"|20.4<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 17<br />
|style="background-color:#357c4c;"|&nbsp;<br />
|{{JR特定都区市内|区}} [[浮間舟渡駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|3.1<br />
|style="text-align:right;"|22.0<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 18<br />
|style="background-color:#a9ceec;"|&nbsp;<br />
|[[戸田公園駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.4<br />
|style="text-align:right;"|5.5<br />
|style="text-align:right;"|24.4<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="9" style="width:1em; line-height:2;"|[[埼玉県]]<br />
|rowspan="3" colspan="2"|[[戸田市]]<br />
|-<br />
!JA 19<br />
|style="background-color:#ed514e;"|&nbsp;<br />
|[[戸田駅 (埼玉県)|戸田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.3<br />
|style="text-align:right;"|6.8<br />
|style="text-align:right;"|25.7<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 20<br />
|style="background-color:#f58220;"|&nbsp;<br />
|[[北戸田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.4<br />
|style="text-align:right;"|8.2<br />
|style="text-align:right;"|27.1<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 21<br />
|style="background-color:#ffdbed;"|&nbsp;<br />
|[[武蔵浦和駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.4<br />
|style="text-align:right;"|10.6<br />
|style="text-align:right;"|29.5<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|東日本旅客鉄道：[[ファイル:JR_JM_line_symbol.svg|15px|JM]] [[武蔵野線]] (JM 26)<br />
|rowspan="6" style="width:1em;"|[[さいたま市]]<br />
|rowspan="2"|[[南区 (さいたま市)|南区]]<br />
|-<br />
!JA 22<br />
|style="background-color:#ffef6c;"|&nbsp;<br />
|[[中浦和駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.2<br />
|style="text-align:right;"|11.8<br />
|style="text-align:right;"|30.7<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 23<br />
|style="background-color:#99cc99;"|&nbsp;<br />
|[[南与野駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|13.5<br />
|style="text-align:right;"|32.4<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="3" style="white-space:nowrap;"|[[中央区 (さいたま市)|中央区]]<br />
|-<br />
!JA 24<br />
|style="background-color:#f4be9b;"|&nbsp;<br />
|[[与野本町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.6<br />
|style="text-align:right;"|15.1<br />
|style="text-align:right;"|34.0<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 25<br />
|style="background-color:#0067c0;"|&nbsp;<br />
|[[北与野駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|16.2<br />
|style="text-align:right;"|35.1<br />
|style="background:#fcc;"|｜<br />
|style="background:#9cf;"|｜<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JA 26<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|[[大宮駅 (埼玉県)|大宮駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|18.0<br />
|style="text-align:right;"|36.9<br />
|style="background:#fcc;"|●<br />
|style="background:#9cf;"|●<br />
|東日本旅客鉄道：{{Color|seagreen|■}}[[川越線]]〈[[川越駅]]まで直通運転〉・[[File:Shinkansen-E.png|17px|■]] [[東北新幹線]]・[[山形新幹線]]・[[秋田新幹線]]・[[北海道新幹線]]・[[上越新幹線]]・[[北陸新幹線]]<br/>・[[ファイル:JR_JK_line_symbol.svg|15px|JK]] 京浜東北線 (JK 47)・[[ファイル:JR_JU_line_symbol.svg|15px|JU]] 宇都宮線（東北線）（上野東京ライン）・[[ファイル:JR_JU_line_symbol.svg|15px|JU]] 高崎線（上野東京ライン） (JU 07)・[[ファイル:JR_JS_line_symbol.svg|15px|JS]] 湘南新宿ライン (JS 24)<br/>東武鉄道：[[File:Tobu Noda Line (TD) symbol.svg|15px|TD]] [[東武野田線|野田線（東武アーバンパークライン）]] (TD-01)<br/>[[埼玉新都市交通]]：{{Color|#339999|■}}[[埼玉新都市交通伊奈線|伊奈線]]（ニューシャトル）<br />
|[[大宮区]]<br />
|}<br />
<br />
埼京線の東北本線支線区間の建設時は、両端の赤羽駅・大宮駅を除く各駅は北赤羽駅を「通勤新線第1駅」のように1から10までの番号で呼ばれていた。これらの北赤羽駅 - 北与野駅間の各駅（全10駅）はすべて新幹線に隣接した高架島式ホームであり似通った構造であるが、駅ごとに色が付けられ、他駅との差別化が図られている。また、これらの駅のホームはすべて小さい番号（武蔵浦和以外では1番線、武蔵浦和では3・4番線）が赤羽方面、大きい番号（武蔵浦和以外では2番線、武蔵浦和では5・6番線）が大宮方面に充てられている。<br />
<br />
開業当初は戸田公園、武蔵浦和、与野本町のみに[[みどりの窓口]]があり定期券や回数券の集約販売を行っていた。その他の駅では近距離（営業キロ100kmまで）の乗車券を自動券売機で販売していた。<br />
<br />
[[2007年]][[8月1日]]から戸田市内の埼京線3駅（戸田駅・戸田公園駅・北戸田駅）では上り線ホームの[[発車メロディ]]に戸田市歌「ああわが戸田市」が採用されている。発車メロディに市歌が使われるのはさいたま市（[[浦和駅]]・[[北浦和駅]]・[[与野駅]]・[[さいたま新都心駅]]・大宮駅）、[[深谷市]]（[[深谷駅]]）に次いで埼玉県内で3番目である。<br />
<br />
== 運賃計算上の特例 ==<br />
[[旅客営業規則]]第67条の規定では、「''旅客運賃・料金は、旅客の実際乗車する経路及び発着の順序によつて計算する。''」<ref>[https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/01_setsu/02.html 旅客営業規則 第67条（抜粋）] - JR東日本 旅客営業規則 2018年2月8日閲覧</ref>となっているが、埼京線のうち大崎駅 - 赤羽駅間で乗車する場合、同規則第70条<ref>[https://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/01_setsu/04.html 旅客営業規則 第70条] - JR東日本 旅客営業規則 2018年2月8日閲覧</ref>から、また、赤羽駅 - 大宮駅間では同規則第69条<ref>{{cite_web|url=http://www.jreast.co.jp/ryokaku/02_hen/03_syo/01_setsu/03.html|title=旅客営業規則（特定区間における旅客運賃・料金計算の営業キロ又は運賃計算キロ）第69条|publisher=[[東日本旅客鉄道]]|accessdate=November 16, 2011}}</ref>の[[経路特定区間]]の設定が同区間に適用されており、普通旅客運賃・料金は最も短い営業キロによって計算され、経路の指定は行われない。よって、同区間は[[宇都宮線]]・[[京浜東北線]]と異なる経路を通っているが、実際には埼京線を通る場合でも、0.9km短い宇都宮線経由で[[運賃]]・料金で計算される。さらに、[[定期乗車券|定期券]]にもこの特例が適用され、赤羽駅 - 大宮駅間では埼京線・京浜東北線どちらの途中駅でも乗降可能となる。<br />
<br />
== エピソード ==<br />
本節では、命名などに関するエピソードを記述する。<br />
<br />
=== 「埼京線」の命名 ===<br />
当時沿線自治体では「公園都市線」の名称が有力だったが、国鉄側が「東急田園都市線と似ている」と難色を示した。当時の国鉄のネーミングの常識は「沿線の中心となる都市名を使う」、「始発と終点から1字取る」、「始発か終点の都市名か駅名を使う」、「沿線の包括的地名を使う」であったため、[[埼玉県]]と[[東京都]]からそれぞれ1字ずつ取り命名したというエピソードがある<ref name="埼京線あるある 8">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第1章 埼京線「電車」あるある |page=8 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>。なお、「さいきょう」という読み方は[[湯桶読み]]である。<br />
<br />
=== 当時の沿線住民の反対運動 ===<br />
埼京線は今でこそ乗車率が[[首都圏 (日本)|首都圏]]第4位の路線に成長したが、[[#通勤新線建設計画|前述]]のとおり、当初国鉄は埼京線を具体的な案としていなかった。しかし、1971年10月1日に東北・上越新幹線の建設認可が下りると、[[戸田市]]民・[[浦和市]]（現・[[さいたま市]]）民・[[与野市]]（同）民と東京都北区民を中心とした東北新幹線建設反対の運動が起こり、沿線自治体の埼玉県や与野市、浦和市、戸田市、東京都と北区も相次いで建設反対の意思を示した<ref name="RP201307別冊 48">{{Cite journal|和書|author=佐藤信之編 |date=2013-7 |title=第1章 国鉄時代の大規模投資 3.東北新幹線と埼京線 |journal=鉄道ピクトリアル 東京圏都市鉄道プロジェクト |volume=2013年7月号別冊 |page=48|publisher=電気車研究会}}</ref>。埼京線の併設を条件とする東北・上越新幹線の高架化案が[[1973年]]3月10日に発表されると、高架化すれば騒音問題が起きるなどと反対運動はさらに活発化、与野市・浦和市・戸田市の住民らによる建設反対住民運動組織が結成され、これが3市合同の「新幹線反対県南三市連合会（三市連）」に発展し、さらに、赤羽台トンネルの真上にある星美学園が強硬に反対を唱え、それに呼応するかのように北区の住民による「北区新幹線対策連絡協議会（北新連）」が組織された。そして当時の埼玉県はその提案を拒否する事態となった<ref name="Super Mook 84" /><ref name="RP201307別冊 48" /><ref name="DJ921 11">[[#鉄道ダイヤ情報 378 歴史|{{Cite journal|和書|author=小佐野カゲトシ |year=2015 |month=10 |title=埼京線その歴史とあらまし |journal=鉄道ダイヤ情報 No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=2015年10月号 |page=11|publisher=交通新聞社}}]]</ref>。しかし、当時から埼玉県側の沿線自治体や住民にとって、ラッシュ緩和や通勤時の交通利便性の向上が切実な課題であり、市内に国鉄の駅がなかった与野市<ref group="*">[[与野駅]]は旧与野市の要望で設置されたものの、場所は旧浦和市木崎。</ref>や戸田市、特に、戸田市は既存の鉄道路線から離れており、荒川を挟んで東京都板橋区や北区と接しているにもかかわらず交通アクセスが不便で、都心へ向かう際には[[京浜東北線]]の[[蕨駅]]・[[西川口駅]]・[[川口駅]]までバスで移動する必要があったため、両市は市内に駅を設置することと快速電車の停車を設定することを国鉄側へ要望、国鉄側も埼京線の併設を正式に表明したことなどを受け、自治体の反対姿勢も軟化、住民側も反対運動は次第に下火となっていったが、与野・浦和・戸田3市の一部の住民は1985年4月に高架線での認可の取り消しを求める訴訟を、9月には北区の沿線11地区の住民が工事差し止めを求める訴訟をそれぞれ起こした。しかし、最後まで強硬に反対していた星美学園も1982年11月25日には補償問題について和解と合意に達し、最終的には自治体の要望が叶うかたちで埼京線の造設・運営が実現した<ref name="RP201307別冊 48" /><ref name="DJ921 11" /><ref group="*">埼京線開通直前、駅の完成を祝って試走内覧会に市民が招待された。これは、完成した新駅のホームを、埼京線と並行して走っている新幹線の線路を走行する作業用車両に乗って見学するという、貴重な事例であった。</ref>。なお、上記の更なる詳細については、[[東北・上越新幹線反対運動]]、[[赤羽台トンネル#反対運動]]を参照。<br />
<br />
=== 板橋駅・十条駅に通勤快速が停車する謎 ===<br />
埼京線利用者（特に、埼玉県からの利用者）にとって、赤羽線区間の板橋駅と十条駅に通勤快速が停車することに関して、「各駅停車クラスの駅なのになんで停車するの？この2駅が停車しなければ、池袋駅や赤羽駅への到着時間があと5分短縮できるのに。」と思っているようである<ref name="埼京線あるある 86">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第2章 埼京線「駅」あるある |page=86 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>。これは、板橋駅では、都営三田線[[新板橋駅]]や東武東上線[[下板橋駅]]に近く、新板橋駅と板橋駅相互の乗り換え客が多いこと、十条駅では、[[東京成徳大学]]・[[東京成徳短期大学|同短期大学]]十条台キャンパス、[[東京家政大学]]板橋キャンパス、[[帝京大学]]、[[帝京高等学校]]などの学園施設が多く、それらの利用者のためでもある<ref name="埼京線あるある 85">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第2章 埼京線「駅」あるある |pages=85,89頁 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>が、一番の理由は板橋・十条両駅共前後に踏切<ref group="*">板橋駅は駅の両端からは少し離れている。</ref>があり、特に十条駅はホーム両端に近接しているため、保安上「通過禁止駅」に指定されていることである。<br />
<br />
== 埼京線開業後のトラブルや諸問題 ==<br />
本節では、開業初日に起こったトラブルやその後の諸問題を記述する。<br />
=== 開業初日のトラブル ===<br />
1985年9月30日の開業初日、新機構として国電区間に初めて導入したPRC（自動制御装置）のシステム不具合が生じてダイヤ乱れなどの混乱が生じた。この機構は、CTC（列車集中制御装置）を埼京線に導入するにあたり、司令室でコンピューターにあらかじめ列車の運転順序・時刻を記憶させておき、これにより決められた列車の運転を行うもので、自動的に各駅や川越電車区（現・川越車両センター）の到着線・出発線の線路にポイントが切り替わる。また、列車の位置表示や進路表示、各駅の配線略図はCRT（ブラウン管ディスプレイ）に表示され、その中に列車位置・列車番号・信号表示・遅延時分などがカラーで表示されるという、当時としては近代的なシステムの導入をした<ref name="RJ226 30">[[#鉄道ジャーナル 226 磯崎|{{Cite journal|和書|author=磯崎哲 |year=1985 |month=12 |title=埼京線の施設と運転計画の概要|journal=鉄道ジャーナル 特集●埼京線開業と通勤電車 |pages= 30 - 31|publisher=鉄道ジャーナル社}}]]</ref><ref name="RF296 58">[[#鉄F 296|{{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=1985-12 |title=輝く明日への新動脈 9.30 埼京線開業 |journal=鉄道ファン |pages=58 - 59 |publisher=交友社}}]]</ref>。ところが、開業初日の朝からシステムに不具合が生じてポイントが自動的に切り替わらなくなり、池袋駅での開業記念祝賀行事も開始が遅れるハメとなり、当日のダイヤも乱れて混乱し、さらに、このシステムの不具合対策が完了した1986年1月15日までは、手動での運行管理を強いられた<ref name="DJ921 13">[[#鉄道ダイヤ情報 378 歴史|{{Cite journal|和書|author=小佐野カゲトシ |year=2015 |month=10 |title=埼京線その歴史とあらまし |journal=鉄道ダイヤ情報 No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=2015年10月号 |page=13|publisher=交通新聞社}}]]</ref>。<br />
<br />
=== 騒音問題 ===<br />
東北・上越新幹線の高架化により、騒音や振動の問題が起きることを懸念した建設反対運動の「見返り」として建設された埼京線だが、実際に開業すると、隣を走る東北・上越新幹線の200系が最高速度110km/hで走行するよりも、埼京線の103系が最高速度100km/hで走行する方が10dB程騒音が高いという皮肉な結果になった。これは、103系の車両重量や加速し高速走行すると甲高い音を発する「外扇形」の主電動機を使用していた影響によるもので、「新幹線より騒音が高い」と沿線住民からの苦情を受け、205系新製投入時の車両の主電動機は冷却ファンをケース内に収めた「内扇形」を採用して低騒音化を図り、103系時代よりも走行音は小さくなった。その後の車両の置き換えによる騒音自体の低下と埼京線がもたらす恩恵の大きさから、この問題は収束に向かっていった<ref name="DJ921 14">[[#鉄道ダイヤ情報 378 歴史|{{Cite journal|和書|author=小佐野カゲトシ |year=2015 |month=10 |title=埼京線その歴史とあらまし |journal=鉄道ダイヤ情報 No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=2015年10月号 |pages=13 - 14|publisher=交通新聞社}}]]</ref>。<br />
<br />
=== 痴漢の多発及び対策 ===<br />
{| style="float:right; border:1px solid gray; text-align:center; margin:0em 0em 0em 2em;"<br />
|-<br />
|style="background:#eee; border-bottom:solid 4px #063;"|女性専用車・防犯カメラ設置車<br />
|-<br />
|style="font-size:80%;"|{{TrainDirection|大崎・新木場|大宮・川越}}<br />
|-<br />
|<br />
{|class="wikitable" style="font-size:80%; text-align:center; margin:0em auto;"<br />
|-<br />
|style="background-color:#fdf;"|10<br />
|9<br />
|8<br />
|7<br />
|6<br />
|5<br />
|4<br />
|3<br />
|2<br />
|style="background-color:#f90;"|1<br />
|}<br />
|-<br />
|style="text-align:left; font-size:80%;"|<br />
* 桃色は女性専用車両（10号車）<br />
* 橙色は防犯カメラ設置車両（1号車）<br />
|}<br />
埼京線は何年間にもわたり[[痴漢]]が多発しており、[[新聞]]や[[テレビ]]で取り上げられるほど深刻な事態になっている。一番多いのは1号車で、集団痴漢も発生している<ref>{{Cite news|title=男子学生に感謝状 JR埼京線の集団痴漢を発見|url=https://www.youtube.com/watch?v=uhjZU3oiEdk|publisher=[[東京メトロポリタンテレビジョン]]|date=2017-12-07|accessdate=2018-03-02}}</ref>。<br />
<br />
[[警視庁]]によると、[[2004年]]の首都圏路線での痴漢件数は2,201件と過去最悪を記録し、そのうち埼京線は217件と最多で、2位の[[中央線快速]]（188件）、3位の[[中央・総武緩行線|中央・総武線各駅停車]]と[[京王線]]（121件）、5位の[[山手線]]（119件）を大きく引き離していた。その後、痴漢の検挙件数は[[2005年]]から減少し、[[2010年]]の調査<ref group="*">2010年の調査の上位10路線は中央線快速、埼京線、山手線、京王線、中央・総武線各駅停車、[[東京メトロ東西線|地下鉄東西線]]、[[西武池袋線]]、[[小田急小田原線]]、[[東急田園都市線]]、[[西武新宿線]]。これらの路線のうち、山手線以外はすべて女性専用車両が設定されている。</ref>では埼京線の痴漢件数は100件となり、中央線快速の117件を下回った<ref>[http://www.secom.co.jp/anshinnavi/column/backnumber39.html あんしんコラム 第39回 痴漢対策万全で安心な通勤・通学を] - セコム</ref>。<br />
<br />
痴漢への対策として、JR東日本は以下の取り組みを行った。<br />
<br />
; 女性専用車の導入<br />
: 当路線には2001年より、JRの通勤電車で初の[[日本の女性専用車両|女性専用車]]が設定された。設定車両は[[大崎駅|大崎]]側の先頭車両である10号車。該当車両には女性専用車であることを示すステッカーが貼られ、ホーム上の乗車位置にも同様の表示が行われている。設定当初は、平日の深夜23時以降に新宿駅を発着する大宮方面行きの電車のみであったが<ref group="*">2001年当時は埼京線が恵比寿駅までの運転で、現在は相互直通運転している[[東京臨海高速鉄道りんかい線|りんかい線]]もまだ大崎駅まで延伸していなかった頃であった。</ref>、2005年4月4日からは平日朝の[[ラッシュ時]]である7時30分 - 9時30分に新宿駅に発着する大崎方面行きの全電車にも設定された<ref>{{cite_web|url=http://www.jreast.co.jp/press/2004_2/20050303.pdf|title=埼京線における女性専用車両の朝通勤時間帯への拡大について|publisher=JR東日本|format=PDF|date=2005-03-09|accessdate=2012-06-09}}</ref>。<br />
; 防犯カメラの設置<br />
: {{Wikinews-inline|JR東日本、埼京線の一部車両に年内にも防犯カメラを設置へ 痴漢対策として}}<!-- ここで見出しを書き換えるとウィキニュースの当該記事にアクセスできません。--><br />
: 編成中で最も混雑している車両は1号車であり、女性専用車両導入後もなお痴漢多発の状況が続き、一向に改善が見られないため、2009年12月28日より、車内に[[監視カメラ|防犯カメラ]]が設置されることになった。防犯カメラは、試験的に当時32編成あった205系のうち1編成の1号車に2機設置された。2010年1月下旬には、カメラの台数を増やした2編成目も走らせた。<br />
: JR東日本ではこれまで、[[湘南新宿ライン]]などの[[グリーン車]]のデッキにカメラを設置していたが、普通車として、および客室を対象としたものとしては当路線が初となった<ref>{{Cite news |title=JR東が通勤電車内に防犯カメラ 痴漢対策、埼京線に |newspaper=共同通信[[47NEWS]] |date=2009-12-12 |url=http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121201000102.html |publisher=共同通信社 |accessdate=2016-01-20 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20091215042702/http://www.47news.jp/CN/200912/CN2009121201000102.html |archivedate=2009年12月15日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref><ref>{{Cite news |title=山手線、全車両に防犯カメラ 18年春から |newspaper=日本経済新聞 |date=2017-06-06 |url=http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG06H5U_W7A600C1CC1000/ |accessdate=2017-06-07}}</ref>。<br />
: 防犯カメラ設置後の2010年1月から2月の痴漢被害が前年同時期に比べ減っており<ref>{{Cite news |title=埼京線全列車に防犯カメラ 川越、りんかい線にも |newspaper=共同通信[[47NEWS]] |date=2010-04-05 |url=http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040501000920.html |publisher=共同通信社 |accessdate=2016-01-20 |archiveurl=https://web.archive.org/web/20100407013809/http://www.47news.jp/CN/201004/CN2010040501000920.html |archivedate=2010年4月7日 |deadlinkdate=2017年9月 }}</ref>（特に、[[強制わいせつ罪|強制わいせつ事件]]は3分の1に減少<ref>{{Cite news|title=埼京線の車内防犯カメラ、全編成に 「試験導入で効果」|url=http://www.asahi.com/travel/rail/news/TKY201004050285.html|newspaper=[[朝日新聞デジタル]]|publisher=[[朝日新聞社]]|date=2010-04-05|accessdate=2018-05-16}}</ref>）、効果が見られたことから同年6月以降、70-000系含む当線で運行されている全ての車両に車内防犯カメラを追加設置した<ref>{{PDFlink|[http://www.jreast.co.jp/press/2010/20100403.pdf 埼京線における車内防犯カメラの設置について]}} - 東日本旅客鉄道プレスリリース</ref><ref>[http://www.twr.co.jp/info/2010/security-camera_2010.html JR埼京線車内防犯カメラの設置に伴う当社の取組について] - 東京臨海高速鉄道</ref>。2013年6月から導入されたE233系7000番台にも設置されている。<br />
<br />
また、乗客側が対策として行うことが多いのが、痴漢を十条駅で捕まえることである。これは、十条駅が埼京線内で唯一、[[相対式ホーム]]2面2線を有する駅で、特に、上り電車は大宮駅と武蔵浦和駅を除き進行方向左側のドアが開かない<ref group="*">両駅ではダイヤによって開くドアが違う。</ref>ため、痴漢はよく進行方向左側のドア付近で悪さをすることが多いとのこと。そして、十条駅でそのドアが開くと被害女性がそこで痴漢を降ろして御用となるケースである。また、上り電車の1号車でやった痴漢が逃げようとしても、北口改札は線路の反対側にあり、南口改札は池袋寄りにあるため、逃げ切れずあっさりと御用になるケースが見られる<ref name="埼京線あるある 89">[[#埼京線あるある|{{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter=第2章 埼京線「駅」あるある |pages=89 - 92 |isbn=987-4-86472-561-3}}]]</ref>。<br />
<br />
== 今後の予定 ==<br />
=== 終電の繰り下げ ===<br />
池袋駅を発車する川越行きの[[終電]]は平日・土休日問わず24時であり、並行路線と比較しても早めの時間帯に設定されている<ref group="*">この列車以降にも埼京線の下り列車は運転されているが、すべて赤羽行きである。</ref>。この時間を遅らせて欲しいという意見は[[埼玉県議会]]でも取り上げられており、2014年には議長名でJR東日本に対して要望書も提出されている。しかし、車両基地が遠方の川越線内に設定されている都合上、車両の送り込みや保守の関係から、終電時間の繰り下げは難しいものとされている<ref>{{Cite news|url=http://j-town.net/saitama/sanpo/sanpocolumn/109339.html|title=埼玉県民「埼京線の終電早すぎ!なんとかしろ」...実は地元に原因が|work=Jタウンネット|publisher=Jcast|date=2014-03-11|accessdate=2014-03-16}}</ref>。<br />
<br />
=== 連続立体交差事業 ===<br />
十条駅周辺にて、[[連続立体交差事業]]（鉄道高架化）の事業化を進める計画がある。これは、十条駅を中心として約1.5kmの区間について鉄道を高架化、道路と鉄道を連続的に立体交差化して、同区間の6か所の踏切を除却して、踏切での交通渋滞の解消と、道路と鉄道それぞれの安全性の向上、さらに、鉄道により分断されていた地域が一体化され、都市計画道路などの整備を併せて推進することにより、安全で快適なまちづくりを実現するため、東京都が事業主体となり、道路の整備の一環として施行する都市計画事業である<ref>{{Cite web |title=東日本旅客鉄道赤羽線（埼京線）十条駅付近の連続立体交差化計画および関連する道路計画について |url=http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/kiban/pamphlet/pdf/pamphlet_26.pdf |format=PDF |publisher=東京都都市整備局 |accessdate=2018-01-05}}</ref>。<br />
<br />
しかし、周辺住民の理解が得られていないためか、環境アセスメントが進んでおらず、2014年（平成26年）度と、2016年（平成28年）度のそれぞれの北区環境審議会の議事録<ref>{{Cite web |title=平成26年度 第4回 東京都北区環境審議会議事要旨 |url=http://www.city.kita.tokyo.jp/kankyo/jutaku/kankyo/shingikai/h26/documents/shingikai.pdf |format=PDF |publisher=東京都北区 |accessdate=2018-02-08}}</ref><ref>{{Cite web |title=平成28年度第1回東京都北区環境審議会議事要旨 |url=http://www.city.kita.tokyo.jp/kankyo/shingikai/documents/281_giziyoushi.pdf |format=PDF |publisher=東京都北区 |accessdate=2018-02-08}}</ref>によると、工期が11年かかることや、土地取得問題などもからみ、工事着手にはいたっていないのが現状である。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
=== 注釈 ===<br />
{{Reflist|group="*"}}<br />
<br />
=== 出典 ===<br />
{{Reflist|2}}<br />
<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
; 書籍<br />
:* {{Cite book |和書 |author= |title=停車場変遷大事典 国鉄・JR編 |year=1998 |publisher=[[ジェイティービー|JTB]] |pages= 各頁 |ISBN = 978-4533029806 |ref=停車場変遷大事典}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=（監修）今尾恵介 |title=日本鉄道旅行地図帳 全線・全駅・全廃線 |volume=5号東京 |series=新潮「旅」ムック |date=09-18 |year=2008 |publisher=新潮社 |pages=29,32頁 |ref=Rail Atlas of Japan 5}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=毛呂信昭 |title=103系物語 戦後日本の高度成長を支えた通勤電車 総数3503両・製造開始から50年の奇跡 |series=キャンブックス|date=2012-06-15 |publisher=[[JTBパブリッシング]] |pages= 86 - 88,136頁 |ref=Can Books 103}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=|title=首都圏鉄道完全ガイド 主要ＪＲ路線編 |series=双葉社スーパームック |date=2013-12-06 |publisher=[[双葉社]] |pages= 75 - 83 |ref=Super Mook}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=|title=昭和60年代の国鉄通勤電車 |series=双葉社スーパームック |date=2017-01-28 |publisher=双葉社 |pages=62、63頁 |ref=Super Mook 103}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=生田誠 |title=京浜東北線（東京〜大宮）、埼京線（赤羽〜大宮） 街と鉄道の歴史探訪 |date=2017-10-05 |publisher=フォト・パブリッシング |chapter=2章埼京線 北赤羽〜北与野 |pages= 103 - 127 |ref=街と鉄道の歴史探訪 埼京線}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=国土交通省鉄道局（監修） |title=鉄道要覧 |volume=各年度 |publisher=[[電気車研究会]] |pages=「埼京線」の頁 |ref=鉄道要覧}}<br />
:* {{Cite book |和書 |author=寺井広樹 |author2=村神徳子 |date=2017-04-01 |title=JR埼京線あるある |publisher=TOブックス |chapter= |pages=各頁 |isbn=987-4-86472-561-3 |ref=埼京線あるある}}<br />
;専門誌・趣味誌<br />
:* {{Cite journal|和書|author=磯崎哲 |date=1985-12 |title=埼京線の施設と運転計画の概要|journal=[[鉄道ジャーナル]] 特集●埼京線開業と通勤電車|volume=19|issue=12号（通巻226号） |pages= 28 - 31|publisher=[[鉄道ジャーナル社]] |ref=鉄道ジャーナル 226 磯崎}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=伊集院護 |date=1985-12 |title=列車追跡シリーズ－230 東京西北の通勤動脈「川越→池袋」三車三様 されど埼京線は最強をめざす |journal=鉄道ジャーナル 特集●埼京線開業と通勤電車|volume=19|issue=12号（通巻226号） |pages=39 - 41|publisher=鉄道ジャーナル社 |ref=鉄道ジャーナル 226 伊集院}}<br />
:* {{Cite journal|和書 |author=猪口信 |date=1985-12 |title=輝く明日への新動脈 9.30 埼京線開業 |journal=[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]] |volume=25 |issue=12号（通巻296号） |pages=54 - 63 |publisher=[[交友社]] |ref=鉄F 296}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=佐藤信之 |date=2003-9 |title=大都市圏での快速運転の発達 －国鉄時代を中心に－ |journal=[[鉄道ピクトリアル]] 【特集】大都市圏JR線区の快速運転 |volume=53|issue=9号（通巻736号） |pages=10 - 24|publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 736 佐藤}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=津島誠 |date=2003-9 |title=JR東日本東京圏の「通勤快速」 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】大都市圏JR線区の快速運転 |volume=53|issue=9号（通巻736号） |pages=35 - 36|publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 736 津島}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=青木義雄 |date=2003-9 |title=JR各社の快速運転状況 JR東日本 東京圏 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】大都市圏JR線区の快速運転 |volume=53|issue=9号（通巻736号） |pages=46 - 52|publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 736 青木}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=編集部 |date=2016-09 |title=JR東日本E233系7000番台 埼京・川越線用 |journal=鉄道ピクトリアル 【特集】グリーン車「ロ」 |volume=63 |issue=9号（通巻879号） |page=88 |publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 879}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=小佐野カゲトシ |year=2015 |month=10 |title=埼京線その歴史とあらまし |journal=[[鉄道ダイヤ情報]] No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=44|issue=10号（通巻402号）|pages= 10 - 17|publisher=[[交通新聞社]] |ref=鉄道ダイヤ情報 378 歴史}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=坂正博 |year=2015 |month=10 |title=埼京線・川越線・八高線・相模線車両の変遷 |journal=鉄道ダイヤ情報 No.378 〔特集〕埼京線と東京メガループの“周辺”に注目 |volume=44|issue=10号（通巻402号）|pages= 18 - 23|publisher=交通新聞社 |ref=鉄道ダイヤ情報 378}}<br />
:* {{Cite journal|和書|author=芳田あきら・前納浩一 |year=2016 |month=9 |title=101系からE233系まで 埼京線の車両変遷|journal=鉄道ピクトリアル 【特集】JR205系電車|volume=66|issue=9号（通巻921号） |pages= 48 - 69|publisher=電気車研究会 |ref=鉄ピク 921}}<br />
;時刻表<br />
:* {{Cite book |和書 |title=マイライン 東京時刻表 |volume=各年各月号 |publisher=交通新聞社 |pages=東京臨海高速鉄道りんかいせん・埼京線・川越線の時刻頁 |ref=My Line}}<br />
:* {{Cite book |和書 |title=JR時刻表 |volume=各年各月号 |publisher=交通新聞社 |pages=東京臨海高速鉄道りんかいせん・埼京線・川越線の時刻頁 |ref=My Line}}<br />
<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{commonscat|Saikyō Line}}<br />
* [[日本の鉄道路線一覧]]<br />
* [[東北・上越新幹線反対運動]]<br />
* [[国際興業バス戸田営業所]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.jreast.co.jp/estation/result.aspx?mode=2&rosen=29=1=%8d%e9%8b%9e%90%fc 検索結果（埼京線の駅）：JR東日本]<br />
<br />
{{東京近郊区間}}<br />
{{東日本旅客鉄道東京支社}}<br />
{{東日本旅客鉄道大宮支社}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:さいきよう}}<br />
[[Category:関東地方の鉄道路線]]<br />
[[Category:日本国有鉄道の鉄道路線]]<br />
[[Category:東日本旅客鉄道の鉄道路線]]<br />
[[Category:東京都の交通]]<br />
[[Category:埼玉県の交通]]<br />
[[Category:埼京線|*]]</div>
153.136.234.99
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