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https:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&user=125.14.227.70&feedformat=atom miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-04-18T22:48:42Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 廃車 (鉄道) 2018-10-13T03:48:05Z <p>125.14.227.70: /* 事故・災害廃車 */</p> <hr /> <div>{{出典の明記|date=2014-3}}<br /> [[ファイル:Junked streetcars.jpg|250px|right|thumb|積み上げられて解体を待つ米国[[パシフィック電鉄]]の廃車車両]]<br /> <br /> [[鉄道車両]]における&#039;&#039;&#039;廃車&#039;&#039;&#039;(はいしゃ)とは、鉄道車両の本来の用途における使用(人や物を運ぶこと等)をやめ、車籍(登録)を抹消して[[鉄道事業者]]の[[資産]]でなくすこと、またはそうされた車両のことである。<br /> <br /> == 廃車の原因 ==<br /> ある[[鉄道車両]]が廃車となる理由には、大きく分けて次の3種類がある。<br /> # 経年廃車<br /> # 用途(余剰)廃車<br /> # 事故([[天災]]によるものも含む)廃車<br /> <br /> === 経年廃車 ===<br /> 鉄道車両は、整備や手入れを多額の費用や時間をかけて行えば、30年以上使用することも可能である。長期間使用された車両の例としては、[[1936年]]の[[1936年ベルリンオリンピック|ベルリンオリンピック]]時に製造された[[ベルリンSバーン|Sバーン]]用電車が[[ドイツ]]分裂、[[ドイツ再統一|東西統一]]を経て21世紀初頭まで運行していた例や、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[小野田線]]において[[2003年]]まで70年間にわたって使用された[[国鉄42系電車|クモハ42形電車]]などが挙げられる。また、経年が100年を超える[[蒸気機関車]]が[[動態保存]]され、[[客車]]を牽いて運転されている例もある。しかし、これらは非常に稀であり、大抵の車両は早くて25年前後、遅くとも35 - 40年([[新幹線車両]]は15 - 20年)で役目を終えている。<br /> <br /> これは以下のような理由による。<br /> ; 老朽化<br /> : 鉄道車両も[[機械]]であるため、使い続ければ車体や機器の消耗・老朽化が進んでいく。各種機器の老朽化による動作不良が事故を招くこともあるので、ある程度の期間使用した時点で廃車となる。特に新幹線の車両では[[在来線]]よりも高い安全水準が要求されることや、高速・長距離走行のため各部の摩耗や傷みが在来線車両より早く進行するといった理由から、車両の寿命が15年程度である。<br /> : 日本では、鉄道車両の[[減価償却]]期間は大蔵省令により定められており&lt;ref&gt;[[減価償却資産の耐用年数等に関する省令]][http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S40/S40F03401000015.html]&lt;/ref&gt;、電車は13年である。つまり、少なくとも13年間使用することを前提とされている。ただし、これを基準に設計された車両は[[JR東日本209系電車]]や[[東京都交通局8000形電車]]と例は少なく、大抵は設計上の耐用年数を20 - 30年程度とし、内装や車体、機器等の更新を行いながら法定耐用年数の13年を超えて使用される。さらには「延命工事」などと言われる大規模な更新工事を行うことで設計上の耐用年数の延長を図り、40 - 50年以上使用され続けている車両も存在する。しかし、使用期間の長さもまちまちである。<br /> : この設計上の耐用年数も時代によって変遷しており、一般に[[1950年代]]前半までに製造された車両は頑丈に造られており、[[モノコック]]構造の採用による軽量化が一般化した1950年代後半以降に製造された車両に比べて、同一経年であっても一般に老朽化の度合いは小さい。例えば、[[1940年代]]後半から製造された[[国鉄スハ43系客車]]が、後継車として製造された軽量構造の[[国鉄10系客車|ナハ10系客車]]が老朽化により全廃された後も大量に残存した事例がある。それゆえ、その後に製造された車両は、行き過ぎた軽量構造を見直し、やや頑丈な構造として重量も増加している。また、[[アルミニウム合金製の鉄道車両|アルミ合金車]]と[[オールステンレス車両|オールステンレス車]]は、[[炭素鋼|普通鋼]]製の車両に比べて[[錆]]の発生による劣化(肉痩せ)がなく、塗装の省略等による保守上のメリットも大きいため、車体デザインの陳腐化さえ考慮しなければ、長期にわたり使用可能である。例えば普通鋼製の[[大阪市交通局100系電車 (新交通)]]は海浜部を走行する関係で塩害による車体へのダメージが酷く、2001年までに全廃された後も同時期登場のアルミ合金車の[[神戸新交通8000型電車]](こちらも海浜部を走行する)が2009年まで残存していた例がある。また、鋼製車の[[南海7000系電車]]は塩害による車体へのダメージが酷く、2015年に全廃された後も先に登場したオールステンレス車である[[南海6000系電車]]は廃車が1両も出ていない。<br /> : 旧型車から下回りや機器を流用した車体新製車は、流用機器の老朽化から完全新造車に比べて短い期間のうちに新造した車体ごと廃棄される例も多い。流用機器の老朽化や陳腐化が理由であるが、コストなどの保守面等でのデメリットが更新当時の想定以上に急速に表面化するなどの理由によって、早期に廃車される例も見られる。一方で、老朽化の進んだ機器を廃棄し、新造した機器あるいは余剰となっているより新しい機器と交換して、経年の浅い車体が活用される例も少なくない。<br /> : [[特急形車両]](その[[格下げ車両|格下げ改造車]]を含む)は高速・長距離運転を行う性質上、一般車両より老朽化を進行させやすい。例えば[[国鉄583系電車]]から改造された[[国鉄419系・715系電車|715系電車]]は583系時代における長距離運転による走行距離の大きさとラッシュ時の運用に不適な車体構造などから早期に淘汰され、全廃された後も同時期に製造された[[急行形車両]]の方が多く残存した事例がある{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|ただし、同じ583系改造の419系はJR西日本の経営事情は厳しく、これらの新車による大量置き換えが難しいことや、製造コストの高い交流直流両用車ということもあり置換えが行われず、715系が淘汰された後も全車が残存した。新型車による置換えが始まったのは2000年代後半であり、2012年にようやく全廃となった。}}。[[阪急電鉄]]の[[阪急2800系電車|2800系電車]]は特急車時代において高速運転による走行距離の大きさとその後の一般車格下げ改造による車体強度の低下により老朽化で全廃されたあとも先行して登場した一般車両の[[阪急2300系電車|2300系電車]]の方が残存した事例がある。後継車両である[[阪急6300系電車|6300系電車]]は特急用として使用され、高速運転による走行距離の大きさにより老朽化が進行したことから京とれいん用と嵐山線用に転用された車両を除いて廃車となり、こちらも先行して登場した一般車両である[[阪急3300系電車|3300系電車]]や[[阪急5300系電車|5300系電車]]の方が残存していた車両が多い。[[西日本鉄道]]においても[[西鉄8000形電車|8000形電車]]は一般車両である[[西鉄5000形電車|5000形電車]]より車齢が若いながらも老朽化を理由に2017年度までに全廃された&lt;ref&gt;西日本新聞朝刊、2015年3月5日付&lt;/ref&gt;。<br /> ; 技術的要因<br /> : 技術の向上により、時代に合わなくなったことを理由として廃車することである。製造された当時は最新鋭の技術を使っていたとしても、[[イノベーション|技術革新]]により陳腐化することは避けられない。また、新たに開発された[[自動列車保安装置|保安装置]]を設置できなくなることもある。鉄道車両は、長期間にわたって法定の[[日本の鉄道車両検査|保守点検]]を行うことが義務付けられているため、新造費用だけでなくランニングコストが多くかかる。このため、新しい車両に置き換えた方がトータルコストを低減できることがある{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|JR東日本が、国鉄時代の車両を209系以降の車両で急速に置き換えたのも、この思想に基づく。}}ため、寿命に達していなくても廃車されることがある。<br /> : あまりにも古い車両の場合、交換用の部品が製造中止になってしまい、修理が行えないために、廃車になる場合もある。先述のクモハ42形の場合、42001号を走らせるため、稼動中の42006号を廃車して[[部品取り]]用にした。<br /> : 逆に車体自体は比較的新しいが、足回りの老朽化もしくは環境変化に対応出来なくなった、を理由に廃車になるケースもある。[[京阪2000系電車|京阪2000系]]や[[京阪700系電車 (2代)|700系(2代目)]]の場合、架線電圧の昇圧(600V→1500V)に主電動機などが対応出来なかった事を理由に廃車となっている。ただし、車体は再利用され、足回りを新調し、冷房装置取り付けなどを行った上で、それぞれ[[京阪2600系電車|2600系]]および[[京阪1000系電車 (3代)|1000系(3代目)]]として「代替新造」扱いされた。<br /> : また、特殊な構造を持つ車両や極端に性能の異なる車両(例えば[[プロトタイプ#鉄道車両|試作車]]や、何らかの理由で少数しか製造されなかったグループ)は保守に手間がかかったり、交換部品のコストが嵩んだりするため、多数の車両を運用する大手鉄道事業者では早期の整理対象となりやすい。多少古い車両であったとしても、数がまとまっていれば量産効果により維持コストは削減可能であり、性能が揃っていれば運転上の特殊な取り扱いもしなくて済む。実例には[[長崎電気軌道2000形電車]]{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|同車は5両導入される予定であったが、開発遅延とコスト高騰により2両で製造が打ち切られたため、メンテナンスが難しいなどの欠点を生み、その結果2009年度末で1両が営業運転から離脱し、残る1両も2014年3月で営業運転を離脱した。}}、[[営団06系電車]]{{refnest|group=注釈|1992年に[[東京メトロ千代田線|千代田線]]の輸送力増強のため10両編成1本が新製されたが、当時千代田線の主力車両であった[[営団6000系電車|6000系]]は代替時期に達しておらず、この1編成のみの導入にとどまり、後に6000系が代替時期に達した際には新系列である[[東京メトロ16000系電車|16000系]]の新製によって実施され、本系列も2015年に廃車となり、6000系に先んじて全廃となった&lt;ref&gt;鉄道ダイヤ情報2016年4月号(No.384)p.128&lt;/ref&gt;。}}等がある。<br /> <br /> === 用途(余剰)廃車 ===<br /> 運用体系の変化や輸送力増強などに伴う編成の組み換えに伴う余剰車両の廃車が挙げられる。本項では標準的な寿命(新幹線車両は15年、一般車両は30年程度)と比べて相当短い期間で廃車された事例を列挙する。<br /> * [[JR]][[国鉄50系客車|50系客車]]<br /> *: JR発足後、[[動力分散方式]]を推進したことにより、車齢が若いながらも気動車や電車に置き換えられる形で廃車となった。<br /> * [[小田急3000形電車 (初代)]]「SE」<br /> *: 「SSE」化した際(8両編成4本→5両編成6本)、余剰となった2両が廃車となった。<br /> * [[京成AE形電車 (初代)]]<br /> *: 6両編成7本を8両編成5本に組み替えた際に余剰となった先頭車2両が廃車となった。残る車両もAE100形への置き換えにより編成組み換え後僅か2-3年程度で運用を離脱し、経年15 - 20年余りで全車廃車されている。なお、AE形の主要機器は3400形へ流用されている。<br /> * [[新京成電鉄8900形電車]]<br /> *: 全編成の6両編成化に伴い、余剰となった中間付随車6両が廃車となった。同じ理由で6両化された[[新京成電鉄8800形電車|8800形]]は先頭車化改造を行ったため廃車は発生していない。<br /> * [[名鉄1000系電車]]・[[名鉄1600系電車|1600系電車(ク1600)]]「パノラマSuper」<br /> *: [[名鉄特急]]の運営方針の転換(一部特別車化)によって運用が減少し、一部が廃車となった。一部機器が1000系から[[名鉄5000系電車 (2代)|新5000系]]に、1600系から[[名鉄2200系電車#2300系|2300系]]に流用された。<br /> * [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)[[国鉄211系電車|211系電車]]<br /> *: [[高崎線]]・[[東北本線]]普通列車での[[グリーン車]]の営業運転に先立ち、編成の組み換えによって転籍してきたグリーン車を組み込むことになり、これによって編成から捻出された[[付随車]](サハ211形)に34両の余剰が発生し廃車となった。<br /> *: [[2009年]]からは[[東日本旅客鉄道千葉支社|千葉支社]]の[[国鉄113系電車|113系]]・211系の置換え用として[[JR東日本209系電車|209系2000・2100番台]]が投入され、これにより[[幕張車両センター]]に配置されている211系&lt;!--70両(5両編成14本)--&gt;が3両編成に短縮した上で[[長野総合車両センター]]に転出し、余剰となった付随車が廃車となった{{refnest|group=注釈|当初は[[中央本線|中央東線]]で運用されている[[国鉄115系電車|115系]]の置換え用として[[豊田車両センター]]に転出する予定になっていた。この時に抜き取られる付随車28両は余剰廃車となる予定であった&lt;ref&gt;『鉄道ファン』2009年11月号(通巻583号)67ページ(交友社)&lt;/ref&gt;。}}。<br /> *: その後は[[上野東京ライン]]開業を目前にE231系・E233系に車種を統一するため、余剰となった1000・3000番台は3両編成に短縮、東海道本線用の基本編成は6両編成に短縮した上で長野総合車両センターに転出したが、その際に余剰となった付随車とグリーン車が廃車となった。また、東海道本線用の2000番台付属編成も他線区に転用されることなく、廃車となった。<br /> * [[JR東日本E231系電車]](サハE230形500番台6ドア車)<br /> *: [[山手線]]の[[ホームドア#可動式ホーム柵|可動式ホーム柵]]導入に際し、編成中に2両連結されている6扉車を4扉車に差し替えることにより104両が廃車となった。4扉車への置換えは検査周期の関係から最終編成である552編成から順に実施した&lt;ref&gt;白土裕之「山手線用6扉車取換え計画」『鉄道ファン』2010年11月号(通巻595号)76p, 交友社&lt;/ref&gt;。<br /> * JR東日本[[国鉄485系電車|485系電車(クハ481形1100番台)]]<br /> *: 車齢が若いサロ481形1000・1500番台が[[ひたち (列車)|ひたち]]の短編成・モノクラス化で余剰となり、クハ481形0番台を置き換えるために改造されたが、[[JR東日本E653系電車|E653系]]に置き換えられたため、廃車となった。<br /> * [[営団1500形電車]](1500NN形)<br /> *: [[1981年]]に[[東京メトロ丸ノ内線|丸ノ内線分岐線]](方南町支線)の3両編成化に際し、[[東京メトロ銀座線|銀座線]]で運用されていた[[営団2000形電車|2000形]]を転用するため、その補充として8両が製造された。その後銀座線の運用車両は[[営団01系電車|01系]]に統一されることになり、[[1993年]]までに全車が廃車された。<br /> * [[営団7000系電車]]・[[営団01系電車]]・[[営団03系電車]]・[[営団05系電車]]・[[営団06系電車]]<br /> *: アルミ車両は経年20年程度経過した段階で更新工事の施工により、40年 - 50年程度使用することを前提としていたが、[[東京メトロ副都心線|副都心線]]開業や[[東京メトロ東西線|東西線]]での[[ラッシュ時]]対策により、7000系および05系の一部車両が経年20年前後で廃車されている。<br /> *: また、01系は経年が30年程度であるが、車体が小形なため更新工事の施工が困難なことにより、今後予定されている銀座線での[[ホームドア]]設置・[[ワンマン運転]]に際し銀座線の運用車両を[[東京メトロ1000系電車|1000系]]に統一するため[[2013年]]から廃車が開始されており、[[1997年]]度製の最終製造車も経年16年で廃車となった。2017年までに全車廃車された。<br /> *: 06系は[[#経年廃車|前述の理由]]により、2015年に廃車となった&lt;ref&gt;鉄道ダイヤ情報2016年4月号(No.384)p.128&lt;/ref&gt;。<br /> *: 03系も経年が20年前後であるが、今後予定されている[[東京メトロ日比谷線|日比谷線]]でのホームドア設置に伴い、同線の運用車両を現行の車体長18m級3扉車および5扉車の8両編成から20m級4扉車の7両編成に統一するため、2016年度から[[2019年]]度にかけて新型車両に置き換えられ、廃車されている&lt;ref&gt;{{cite press_release | url=http://www.tokyometro.jp/news/2014/pdf/metroNews20140430_h93.pdf | title=東京メトロ日比谷線、東武スカイツリーラインに新型車両を導入します -日比谷線・東武スカイツリーライン新型車両を導入し、日比谷線にホームドアを設置- | publisher=[[東京地下鉄]] | date=2014-04-30 | accessdate=2014-05-17 | format=PDF}}&lt;/ref&gt;。<br /> &lt;!--* [[東武20000系電車|東武20000系電車・20050系電車・20070系電車]]<br /> *: 前述の03系と同様の理由により、2016年度から2019年度にかけて新型車両に置き換えられる予定である&lt;ref&gt;{{cite press_release | url=http://www.tobu.co.jp/file/pdf/78be17d15a03c82a157c34f6baeae7f2/140430_2.pdf?date=20140430135236 | title=東京メトロ日比谷線、東武スカイツリーラインに新型車両を導入します | publisher=[[東武鉄道]] | date=2014-04-30 | accessdate=2014-05-17 | format=PDF}}&lt;/ref&gt;。現状では確定していないため、コメントアウト--&gt;<br /> * [[伊豆急行2100系電車]]「リゾート21」サロ2180形([[特別席|ロイヤルボックス]])<br /> *: 一部の[[伊豆急行100系電車|100系]]編成に連結していた特別車「ロイヤルボックス」の利用が好調なことと、臨時特急「[[踊り子 (列車)|リゾート踊り子]]」の運用ではグリーン車に相当する車両も必要とされることから、2100系でも[[1990年]]に落成した第4編成で「ロイヤルボックス」を連結した。1991年に当時在籍していた第1 - 第3編成、1993年に落成した第5編成「アルファ・リゾート21」にもそれぞれ「ロイヤルボックス」が連結されたが、[[2003年]]3月31日をもって普通列車運用時の「ロイヤルボックス」連結は廃止され、3両が廃車になった。<br /> * [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[新幹線500系電車]]<br /> *: 700系などとの車内設備の違い・運用上の制約などの使いにくさの問題で「[[のぞみ (列車)|のぞみ]]」の運用は[[新幹線N700系電車|N700系]]に順次置き換えられ、[[山陽新幹線]]内の「[[こだま (列車)|こだま]]」用に16両編成から8両編成への編成短縮改造が施工された。その際、編成から外れた中間車は廃車となった。また、唯一16両編成で残されたW1編成は、運用から外れた後、2012年1月31日に中間車6両が廃車され、残りの10両も2014年3月28日に廃車となった。<br /> *:廃車後はほとんどが解体されたが、521-1は[[京都鉄道博物館]]で保存され、522-1は[[博多総合車両所]]で保管されている。<br /> * JR西日本[[国鉄キハ37形気動車|キハ37形気動車]]<br /> *: [[山陰本線]]の高速化で2003年から休車となっていたが、車齢が若いながらも他線に転用されずに2009年に廃車となった(JR西日本には2両だけの在籍であり、同社では採用例が皆無に近いDMF13S型エンジンが搭載されていたため、保守上の問題があった)。<br /> * [[JR西日本683系電車|JR西日本683(2000番台しらさぎ編成)・289系電車]]<br /> *: 289系化に伴い5両編成12本を6両編成5本と4両編成7本に組み替えた際、余剰となった付随車2両(サハ683-2509・サハ289-2510)が廃車となった。<br /> * [[大阪市交通局6100形電車]]<br /> *: 1964年(昭和39年)の弁天町~本町間開業に伴いナニワ工機で11両が製造された。その後900形に改番されたが、4両化に伴い余剰となった911号(旧6111号)が1972年(昭和47年)3月に廃車された。<br /> * [[大阪市交通局10系電車]] <br /> *: [[大阪市営地下鉄御堂筋線]]の車両を10両編成化した際、[[大阪市交通局20系電車#御堂筋線用21系|新20系(21系)]]が増備途上であったため、車齢が古い01 - 03編成を分割・改造及び電装解除のうえ他編成に組み込んだ。その際残った4両は廃車となった。<br /> * [[大阪市交通局30系電車]](最終増備車)<br /> *: 御堂筋線への10系増備に際し、8両編成だった30系を6両に短縮して[[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]に転用したが、その過程で余剰となった中間車も中央線の編成として活用する目的で、[[1984年]]に先頭車のみ4両が落成した。その後、[[大阪市交通局20系電車#中央線用24系・24系50番台|新20系(24系)]]投入により1両が中間車化改造・[[エア・コンディショナー|冷房装置]]搭載の上[[大阪市営地下鉄谷町線|谷町線]]に転用されたほかは[[1993年]]に廃車された。<br /> * [[西鉄1300形電車]]<br /> *: 先頭車は[[西鉄600形電車 (鉄道・初代)|600形(初代)]]からの流用であるが、中間車は[[西鉄1000形電車 (鉄道)|1000形]]より車齢が若いながらも先頭車の車齢の高さから3扉化も冷房化もされず、[[西鉄天神大牟田線|大牟田線]]の全面冷房化に際して1985年に廃車された。<br /> * [[近鉄10000系電車]](ビスタI世) ・[[近鉄10100系電車|10100系電車]](ビスタⅡ世)<br /> *: 1970年に特急券のオンライン化が行われたが、1編成しかない10000系は特急券のオンライン化が困難であるため、廃車となった。また10000系の量産型に当たる10100系も後に登場した汎用型特急車と比べて車内設備の陳腐化が著しく、[[近鉄30000系電車|30000系]]に置き換えられることとなり、製造後15 - 20年程度で全車廃車となった。<br /> * [[近鉄10400系・11400系電車|近鉄11400系電車]]<br /> *: 1969年に11400系の全面3両化に際してク11520形が3両製造されたが、[[近鉄12000系電車|12200系]]と同時期製造でありながら[[近鉄22000系電車|22000系]]に置き換えられる形で廃車となった。<br /> * [[京阪3000系電車 (初代)]]<br /> *: 当初は[[京阪8000系電車|8000系]]投入後も一貫して継続使用する予定であったが、8000系に比べて見劣りしていたことから8000系への全面置き換えへの方針変更により、1編成7両と予備車2両を残して廃車となった。なお、主要機器類は8000系に流用され、車体は[[富山地方鉄道]]と[[大井川鐵道]]に譲渡された。<br /> * [[京成AE100形電車]]<br /> *: 成田スカイアクセス開業と[[京成AE形電車 (2代)|AE形 (2代)]]への置き換えにより、4編成が廃車となった。一部の編成は「シティライナー」用として使用されていたが、こちらも列車廃止により全廃された。<br /> *[[東京都交通局10-300形電車|東京都交通局10-300R形電車]]<br /> *:先頭車は車齢が若いが、中間車が[[東京都交通局10-000形電車|10-000形]]からの転用であり、且つ老朽化が進んでいたため、[[東京都交通局10-300形電車|10-300形]]の増備に伴い、先頭車は中間車に連鎖される形で廃車となった。2017年までに全車が廃車された。<br /> * [[国鉄ED79形電気機関車|JRED79形電気機関車]]<br /> *:[[北海道新幹線]]開業に際してフル規格新幹線の電圧に対応できないため、廃車となった。但し、JR化後の完全新製車である50番台を除けば、前身のED75形700番台としての製造から35年以上経過して老朽化も進行していた。<br /> * [[東急5000系電車 (2代)]]6扉車(サハ5400・サハ5500・サハ5800形)<br /> *: 田園都市線での[[ホームドア]]導入に際し、編成中に2~3両連結されている6扉車を4扉車に差し替えることにより廃車となった。<br /> *[[東急9000系電車]]<br /> *:[[東京メトロ副都心線]]との直通を目前に[[東急東横線]]の車種を5000系・5050系に統一するため、9000系を5両編成に短縮した上で大井町線に転出したが、その際に編成から外されたサハ9700形・デハ9300形・サハ9800形が廃車となった。<br /> *[[JR東日本E751系電車]]<br /> *:つがるの運行系統変更に際して編成を6両から4両に短縮し、編成から外された中間車は増結用としたが、実際は使われることなく、廃車となった。<br /> *[[京王7000系電車]]<br /> *:8両編成4本のうち2本が6両編成化されたが、その際に編成から外れた4両が廃車となった。<br /> また、新型車両を投入した後にそれまでの車両を廃車にせず他の線区へ転出しその線区の旧形式車を淘汰させることがある。この時に編成は適宜組み替えられるが、組み替えた結果として余った車両が廃車となることがある。<br /> <br /> 編成組み換えによって余剰となるのは多くが付随車で、転用する場合は電装(モーターなどを取り付けて[[動力車]]に改造すること)などが必要となり、莫大なコストが掛かる。ただし、転属や増発による短編成化で[[制御車]](先頭車)が不足する場合には、改造されて制御車になる場合もある。[[国鉄457系電車|457系電車]]におけるグリーン車や[[国鉄165系電車|165系電車]]などからの改造車、[[国鉄80系電車|80系電車]]・[[国鉄205系電車|205系電車]]・[[国鉄485系電車|485系電車]]などの例がある。逆に伊豆急行では[[東急8000系電車]]の制御車を電動車に改造した事例がある。<br /> <br /> また、[[東京メトロ東西線]]乗入れ専用車であった[[国鉄301系電車]]の場合、営団(当時)との協定でJR側の乗り入れ数が減少したために余剰となった1編成が廃車となった。<br /> <br /> 他にも[[廃線]]や列車廃止の影響による廃車もある。<br /> * [[国鉄EF63形電気機関車]]<br /> *: [[信越本線]]の[[横川駅 (群馬県)|横川]] - [[軽井沢駅|軽井沢]]間における[[碓氷峠]]の急勾配区間専用[[補助機関車]]として使用された同機は[[1997年]]の[[北陸新幹線]](高崎 - 長野間)先行開業と引き換えの碓氷峠区間の在来線廃止に伴い全車が除籍され形式消滅した。なお、碓氷峠では先代の[[国鉄ED42形電気機関車]]も粘着運転への切り換えに伴う[[アプト式]]運転廃止で全車廃車となっており、この区間では路線切り換えによる車両の用途廃止による廃車が2代続いたことになる。<br /> *: 廃車後はおもに[[碓氷峠鉄道文化むら]]や軽井沢駅に[[静態保存]](一部は[[動態保存]])されている。<br /> * [[国鉄EF71形電気機関車]]<br /> *: おもに末期は[[奥羽本線]][[福島駅 (福島県)|福島]] - [[山形駅|山形]]間の[[客車]][[普通列車]]の牽引に使用されていたが[[1992年]]に[[山形新幹線]]開業のためこの区間が[[標準軌]]化されたことで同区間での用途を失った。<br /> *: 一部は東北本線で[[臨時列車|臨時]]の運用に使用されたこともあったが、もともと平坦線区間での粘着係数を重視せず、増加分のモーターは長時間抑速[[回生ブレーキ]]運転における主電動機熱容量に余裕を持たせるためであり、弱め界磁を装備せず高速運転を考慮しない、となどという板谷峠での運用のみに割り切った特殊設計であるがゆえに他線区への転用・活用ができず[[1993年]]までに全車が除籍され形式消滅した。<br /> *: 廃車後は殆どが解体され1号機のみが[[新幹線総合車両センター]]に静態保存されている。<br /> * [[長野電鉄0系・10系電車|長野電鉄10系電車]]<br /> *: [[長野電鉄河東線|木島線]]廃止の影響で余剰となり、普通列車の運用が[[長野電鉄3500系電車|3500系電車]]に車種統一できることから廃車となった。ちなみに、車齢は3500系や、その後東京急行電鉄より譲渡された[[長野電鉄8500系電車|8500系電車]]より若い(1編成2両だけの在籍だったため運用上や整備上の問題もあった)。<br /> * [[郵便車]]・[[荷物車]]<br /> *: 鉄道による郵便・荷物輸送の廃止により、廃車となった。荷物車の中には旅客車や事業用車に転用された車両もあるが、気動車については他用途に転用されることなく、国鉄末期に廃車となった。<br /> <br /> 後者の外部的な変化としては、他事業者他路線もしくは他車両・新しい規制や法令の影響などで廃車された例がある。<br /> * [[東京都交通局6000形電車 (軌道)|東京都電6000形6152号車]]<br /> *: [[東京都電車|都電]]全盛時代を伝える唯一の車両として、また[[前照灯|ライト]]の形状から「一球さん」という愛称で保存車として親しまれていたが、[[京福電気鉄道越前本線列車衝突事故]]の事故車のブレーキ機構が1系統しかなく、このブレーキ故障によって停止不能となったことが原因として明らかとなり、同様のブレーキシステムであった6152号も休車となり、その後廃車された。<br /> * [[小田急10000形電車]]「HiSE」<br /> *: [[高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律|交通バリアフリー法]]が施行され、鉄道車両にも[[バリアフリー]]対策が求められる中で、ハイデッカー構造のために対応工事が困難であることが理由の一つとなり、より古い[[小田急7000形電車|7000形電車]]「LSE」よりも早く廃車となりそのうち2本(10021Fと10061F)が4両に短縮の上、[[長野電鉄]]へ譲渡された。<br /> * [[小田急20000形電車]]「RSE」<br /> *: 小田急10000形電車「HiSE」と同様、交通バリアフリー法が施行され、鉄道車両にもバリアフリー対策が求められる中で、ハイデッカー構造のために対応工事が困難であることが理由の一つとなり、より古い小田急7000形電車「LSE」よりも早く廃車となり1本(20002F)が3両に短縮の上、[[富士急行線]]へ譲渡され[[フジサン特急]]として活躍している。<br /> * [[横浜市交通局2000形電車]]<br /> *: [[2006年]]まで[[横浜市営地下鉄ブルーライン|1号線・3号線]]で運用された同車は[[横浜市交通局3000形電車|3000A・N・R形]]とドア幅が異なり、翌年に開始された[[ホームドア]]による[[ワンマン運転]]に対応できないため、2006年までに全て廃車になった。なお、第16編成以外の台車や空気圧縮機・ブレーキ装置等の一部機器は3000S形へ流用された{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|この辺りの事情は[[営団07系電車]]が東西線へ転配された理由と同様。詳しくは当該項目を参照。}}。<br /> * [[東海旅客鉄道]](JR東海)[[新幹線100系電車]]<br /> *: [[1985年]]に登場した100系は[[新幹線0系電車|0系]]と基本性能は変わらず、[[新幹線300系電車|300系]]や[[新幹線700系電車|700系]]の270[[キロメートル毎時|km/h]]超の車両の投入によるスピードアップに対応できないため、山陽新幹線こだま用として短編成化されたK・P編成を除き、通常の寿命よりも3~4年早く淘汰された。100系の設計最高速度は275km/hだが、騒音基準を満たせなかったことにより220km/hでの運転にとどまったことも要因の一つである。<br /> また、[[食堂車]]はその外部的要因と内部的要因による影響を複合的に受けた例の一つである。<br /> <br /> まず、[[1972年]]の[[北陸トンネル火災事故]]によって[[国鉄10系客車]]の食堂車火災に対する安全性が問われ(外部的要因)、早期に全廃された。また、国鉄末期になると、新幹線網の発達や自動車の普及、航空機利用の大衆化による特急電車の短距離化・短編成化の傾向の影響を受けたり(内部的要因)、さらに海外旅行の大衆化をはじめ、近年の旅行形態の多様化の影響を受けるなどして(外部的要因)、昼行特急列車の食堂車の多くが廃止され、余剰であるとして廃車となった。<br /> * 新幹線も現在の車両には連結されていない。<br /> * なお廃止となった昼行特急列車の食堂車のうち、廃車を免れた少数の例として国鉄485系電車において[[サンダーバード (列車)|雷鳥]]の食堂車を廃止する代わりに和風電車「だんらん」に改造した例がある。この車両は後の「スーパー雷鳥」新設時に[[ロビーカー|ラウンジ]]付グリーン車に再改造されている。JRに継承した一部は[[国鉄24系客車]](「[[北斗星 (列車)|北斗星]]」や「[[トワイライトエクスプレス]]」)の食堂車に改造された。<br /> * 上記の通り1970年代は多数の食堂車が余剰になったが、車齢が10年前後と若いものが多く、そのまま廃車手続きを取ると会計検査の関係上問題があった為、車籍を有したまま各地で長期留置された。例えば1970年まで製造された[[国鉄20系客車|20系客車]]のナシ20形については1978年に運用停止になった後も品川客車区などで留置され、[[国鉄分割民営化]]直前に廃車された。<br /> 珍しい例としては、[[新幹線1000形電車]]の「解体設備の運転試験のために廃車」といったものや、[[国鉄DD54形ディーゼル機関車]]や[[阪神3801・3901形電車|阪神3801形電車]]第1編成のように「故障や事故が多発し過ぎて廃車」(いずれも車齢12年と法定[[耐用年数]]の13年に達する前に廃車)、[[JR貨物EF200形電気機関車]]のように「メーカーが機関車製造から撤退して部品調達が困難となり廃車」といったものなどがある。<br /> <br /> ==== 試験終了による廃車 ====<br /> 試験車は大きく分けると次の3タイプになる。<br /> * &#039;&#039;&#039;A&#039;&#039;&#039; 新造車:試験のために開発された車両。今までと違う機器を搭載していたり、車体形状が突飛であったりしていることから、編成内でバラバラであることも多い。<br /> *: 例 - [[新幹線500系電車900番台]](WIN350)、[[JR東日本E993系電車]](ACトレイン)。<br /> * &#039;&#039;&#039;B&#039;&#039;&#039; 改造車:台車やモーターなど一部分のみの試験を行う車両。在来の車両に改造や仕様変更を行っただけなので、旅客運転をしながらデータ収集を行うことも多い。<br /> *: 例 - [[国鉄103系電車]][[ダイレクトドライブ|DDM]]駆動改造車(JR東日本[[京葉車両センター|京葉電車区]]所属モハ103-502)。<br /> * &#039;&#039;&#039;C&#039;&#039;&#039; 先行試作車:次期新造車両の性能を確認するための車両。新造車と違うのは、量産を念頭に置いた車両である点と、実際に客扱いを行う点で、突飛な姿をしていることはまずない。また、客の評価や運用上の問題点などを調べ、量産車に反映させる役割も担っている。<br /> *: 例 - JR東日本901系→JR東日本209系900・910・920番台、[[JR西日本681系電車]](現在の681系1000番台)。<br /> Aが旅客車に改造されることはなく、試験終了後引退となるものがほとんどであるが、障害物に激突させ、原形を留めない姿で解体されていくものも多い。ただし、[[国鉄キハ391系気動車]](2015年初旬に片側の前頭部を残して解体)や[[新幹線955形電車]](300X)、新幹線500系電車900番台(WIN350)・[[新幹線952形・953形電車]](STAR21)などの高速試験用[[新幹線車両|新幹線]]のように試験終了後も現在に至るまで保存(片側または両側の先頭車もしくは前頭部のみ、中間車は952形・953形の一部を除いて全て解体)されているものもある。ただし、[[都営地下鉄大江戸線]][[東京都交通局12-000形電車#試作車|12-000形電車]]の試作車の様に試験終了まで入籍しなかった車両も存在する。また、非常に稀な話だが全く別の試験車になるケースがある。例えば製造工法確認を目的として試作された[[JR西日本223系電車#9000番台|クモハ223-9001]]が[[JR西日本223系電車#在来線技術試験車「U@tech」|クモヤ223-9001U@tech試験車]]に改造された例が挙げられる。 <br /> <br /> Bは試験終了後、未改造の車両の仕様に戻され、他の車両と同じに戻ったケースもある(例 - [[JR西日本221系電車]]160km/h走行対応改造車、[[JR西日本223系電車|JR西日本223系2000番台]]シングルアームパンタグラフ試験車および[[リチウムイオン二次電池|リチウムイオン蓄電池]]駆動試験車、[[阪急7000系電車]]ボルスタレス台車試験車)が、基本的にはそのままの姿で使用され続ける(例 - [[阪急7300系電車|阪急7300系]]VVVFインバータ試験車、[[阪急8000系電車|阪急8000系]]PMSM・SiC-VVVFインバータ試験車)。しかし、種車に旧型の車両を選んでいた場合は牽引車や入替車として再利用される場合を除いて廃車される。一部の試験車では運行を開始したが、保守などの取り扱い上の問題から早期に廃車となる例もある。<br /> <br /> Cは量産型に合わせた量産化改造が行われ、新形式の一員として使用され続けるものがほとんどである(例 - [[JR西日本207系電車#試作車|JR西日本207系電車量産先行車]]、[[新幹線700系電車]])。しかし量産が中止になったり、量産時に大幅な設計変更が行われたりした場合、その車両は早めに休車され、その後廃車されたり(例 - [[国鉄415系電車#クハ415-1901|国鉄415系電車クハ415-1901]]、[[JR東日本E331系電車]])、新形式登場後も引き続き試験用として使用されたりすることもある(例 - [[新幹線N700系電車]])。また、無事に運用を開始したとしても量産編成の中間に組み込まれたり(例 - [[国鉄201系電車|国鉄201系電車900番台]])、支線運用に就き続けたりする場合や(例 - [[営団6000系電車|営団6000系電車1次試作車]])、事業用車へ転用される場合(例 - [[東急7200系電車#アルミ試作車→事業用車|東急7200系アルミ試作車]])が多い。量産に至らなかった車両はラッシュ時限定で使用されたり(例 - [[阪急8200系電車]])、試験用として使用されたりすることもある(例 - [[JR北海道735系電車]])。中には[[国鉄207系電車]]や[[国鉄713系電車]]、および[[近鉄3000系電車]]など本線で運用されている例もある(国鉄207系は2010年1月6日に、近鉄3000系は2012年に廃車)。国鉄207系は[[1986年]]に次世代型[[可変電圧可変周波数制御|VVVFインバータ制御]]試作車として登場したが、当時はまだ半導体技術が未熟であったため、コストが掛かり過ぎるなどの理由で、同タイプの車両の量産に至らなかった(国鉄分割民営化後にJR西日本が新設計で207系を新造・量産した)。国鉄713系は九州初の交流専用車の試作車として登場したが、当時の国鉄の財政事情により急行形の車体載せ替えおよび近郊形化改造で必要両数を賄う方針に転換した為、結局8両の先行試作車だけが残ってしまった。近鉄3000系は近鉄初のオールステンレス車、[[電機子チョッパ制御]]車で、[[京都市交通局]][[京都市営地下鉄烏丸線|烏丸線]]への[[直通運転]]用として[[1979年]]に登場し、概ね良好な成績を残したものの、烏丸線[[京都駅]] - [[竹田駅 (京都府)|竹田駅]]間の延伸開業が遅れた事、京都駅 - 竹田駅間が開業した際には既にVVVFインバータ制御が実用段階に入っていたこと、また近鉄ではアルミ合金製車体を標準採用されるようになっていたため、電機子チョッパ制御やオールステンレス製車体を踏襲する必要性が事実上皆無になっていたことから、同タイプの車両の量産に至らなかった(その後、近鉄は京都市交通局烏丸線直通用に[[近鉄3200系電車|3200系]]を新造・量産した)。また[[国鉄DE50形ディーゼル機関車]]のように量産先行形として試作を行い実際の営業運転でも良好な成績を残したものの、その後の環境の変化(全国的な電化の進捗)により量産しても需要が見込めないなどとして、結局1形式1両の先行試作機だけが残ってしまったというケースもある。珍しい例としては、[[JR北海道の車両形式#開発中止された車両|JR北海道キハ285系気動車]]のように営業運転はおろか試験すら行わずに休車され、廃車解体された車両も存在する&lt;ref&gt;{{Cite news|author= |date=2017年3月3日|url=http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0374633.html|title=開発費25億円の夢、鉄くずに JR北海道、新型特急試作車を解体|publisher=[[北海道新聞社]]|newspaper=[[北海道新聞]](どうしんウェブ)|accessdate=2017-04-29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20170303021120/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/life-topic/life-topic/1-0374633.html|archivedate=2017年3月3日}}&lt;/ref&gt;{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|JR北海道の事故、不祥事及び、北海道新幹線の開業準備の計画、安全性の問題に伴い開発を中止し、運用実績のある既存の[[JR北海道キハ261系気動車|キハ261系]]の増備を継続してJR北海道管内の気動車特急をキハ261系に統一することで、車種統一によるランニングコストの低減を図る(本項目の[[#経年廃車|技術的要因]]にあたる)方針に転換されたため&lt;ref&gt;{{Cite press release|format=PDF|url=http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140910-1.pdf|title=新型特急車両の開発中止について|publisher=[[北海道旅客鉄道]]|date=2014-09-10|accessdate=2017-04-29}}&lt;/ref&gt;&lt;ref name=&quot;mynavi20140910&quot;&gt;{{Cite news|url=http://news.mynavi.jp/news/2014/09/10/557/|title=JR北海道、新型特急車両の開発を中止 - 当面はキハ261系気動車の製作を継続|newspaper=[[マイナビニュース]]|publisher=[[マイナビ]]|date=2014-09-10|accessdate=2017-04-29}}&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;{{Cite news |author= |date=2016年4月26日|url=http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0263551.html|title=新型特急285系 未使用で廃車へ 開発に25億円 JR北海道|publisher=[[北海道新聞社]]|newspaper=[[北海道新聞]](どうしんウェブ)|accessdate=2017-04-29|archiveurl=https://web.archive.org/web/20160426113813/http://dd.hokkaido-np.co.jp/news/society/society/1-0263551.html|archivedate=2016-04-26}}&lt;/ref&gt;。}}。<br /> <br /> ==== イベントトレイン・ジョイフルトレインの廃車 ====<br /> イベントトレインと[[ジョイフルトレイン]]は多くが旧型車の改造によって製造されており、改造の種車自体の車齢が高いものが多い。そういった車両に展望化やハイデッカー化など無理な工事を施せば当然各部が老朽化してくる。<br /> <br /> また特定列車専用の[[ワンオフ]]改造をした車両が多いために転属も難しい。そのため、その列車が廃止されればそのまま廃車にされる場合も多い。特に最近では団体旅行の減少等、旅行スタイルや価値観の多様化、さらには長引く不況も後押しして廃止が相次ぎ、これらの車両の数も減少傾向にある。<br /> <br /> これらの車両が残存する場合には次のようなものがある。<br /> ; 団体専用車になる場合<br /> : イベントトレイン・ジョイフルトレインは元々団体用の車両の場合が多く、これが最も多いパターンである。ほぼ無改造で転用される場合がほとんどであるが、一部の客車列車などには欧風→和風の改造(逆もあり)など内装の変更が行われる場合もある。<br /> : このパターンではJR西日本の[[国鉄キハ65形気動車|キハ65形]]「エーデル」・「シュプール&amp;リゾート」改造車などがある。<br /> ; 別のジョイフルトレインに改造される場合<br /> : 経年の浅い車両では再改造されて別のジョイフルトレインになる場合もある。[[国鉄キハ183系気動車#1000番台(JR九州)|キハ183系1000番台]]がよい例で、「[[ハウステンボス (列車)|オランダ村特急]]」→「[[ゆふ (列車)|ゆふいんの森(II世)]]」→「[[シーサイドライナー (列車)|シーボルト]]」→「ゆふDX(赤→黄)」→「[[九州横断特急#あそぼーい!・阿蘇ゆるっと博号|あそぼーい!]]」と5回も変わっている。<br /> : このパターンの場合の改造は主に内装とカラーリングの変更を中心に行われる。<br /> ; 全く別の車両になる場合<br /> : 非常に稀な話だが数例がある。例えば[[国鉄213系電車|クロ212-1]]が[[国鉄213系電車#クヤ212-1・サヤ213-1|クヤ212-1]][[JR西日本223系電車#在来線技術試験車「U@tech」|U@tech試験車]]に改造された例が挙げられる。<br /> ; [[一般車]]に戻される場合<br /> : 改造が塗装の変更など少しであった場合や、各種ビアホールトレインなど元々期間限定であった場合などに行われる。元に戻った後は他車と全く区別が付かなくなる場合もしばしばである。また戦後の混乱期には車両数を確保するために展望車などを無理矢理改造したこともあった。<br /> : 例としては前者に[[名鉄1000系電車|1000系]]「[[名鉄ブルーライナー|ブルーライナー]]」、後者には江ノ電の納涼電車などが挙げられる。<br /> ; 一般車に格下げされる場合<br /> : これには2パターンあり、元々グリーン車や座席指定の車両を普通車(自由席)にする場合と運用がなくなったイベントトレインとジョイフルトレインを一般車と共通運用にする場合がある。<br /> : 前者の場合リニューアル改造などが同時に行われることも多いが、後者の場合は無改造であったり座席の固定化などの簡単な改造で済ますことも多い。<br /> : 前者の例では[[サロンエクスプレスアルカディア|Kenji]]などが、後者では[[近江鉄道700系電車]]などが当てはまるほか最近の[[リバイバルトレイン|国鉄色復元車]](例…JR九州キハ58・65形TORO-Q用車両)もこれに含まれる。<br /> : 戦中・戦後の混乱期には輸送力を確保するため、一等寝台車などを三等車(普通車)に改造した例もあった。<br /> ; 地方私鉄に譲渡される場合<br /> : JR・大手私鉄では余剰となった車両でも、[[日本のバス|バス]]や[[自家用自動車|自家用車]]との乗客確保争いに明け暮れる地方私鉄では重要な戦力になる場合も少なくない。<br /> : 後述のようにその鉄道会社に合わせた改造が行われることがほとんどだが、内装はそのまま使われることも多い。<br /> : ジョイフルトレインでは[[わたらせ渓谷鐵道]]の「サロン・ド・わたらせ」(旧「[[やすらぎ (鉄道車両)|やすらぎ]]」)や富士急行の「[[富士急行線#特急「フジサン特急」|フジサン特急]]」(初代、旧「[[パノラマエクスプレスアルプス]]」)、イベントトレインとしては[[三陸鉄道]]の[[三陸鉄道36-300形気動車|36-300形]]([[横浜博覧会|横浜博覧会協会]]より譲受)といった例が存在する。<br /> <br /> ==== 特別廃車 ====<br /> [[日中戦争]]が勃発した[[1937年]]以降、軍の要請により日本が支配する[[外地]]([[植民地]])の鉄道整備のため、鉄道省に在籍する車両が改造のうえ彼地へ送られた。これを一般に&#039;&#039;&#039;戦時供出&#039;&#039;&#039;といい、対象となった車両には&#039;&#039;&#039;特別廃車&#039;&#039;&#039;の手続が取られた。<br /> <br /> [[1937年]]から[[1938年]]にかけては、主に[[中華人民共和国|中国]]の[[華中鉄道]]や[[華北交通]]向けに[[国鉄9600形蒸気機関車|9600形]]や[[国鉄C51形蒸気機関車|C51形]]などの蒸気機関車のほか、[[国鉄スハ32系客車|スハ32600形客車]]や[[国鉄キハ40000形気動車|キハ40000形]]、[[国鉄キハ07形気動車|キハ42000形気動車]]などが、[[標準軌]]に改造のうえ供出された。<br /> <br /> 太平洋戦争が始まると、今度は南方の[[タイ王国|タイ]]や[[ミャンマー|ビルマ]]、[[海南島]]などの占領地で建設された軍用鉄道向けに、多数の機関車が供出された。[[泰緬鉄道]]に供出された[[国鉄C56形蒸気機関車|C56形]]が代表的であるが、[[国鉄C12形蒸気機関車|C12形]]、[[国鉄C50形蒸気機関車|C50形]]、[[国鉄C58形蒸気機関車|C58形]]、[[国鉄D51形蒸気機関車|D51形]]なども対象となっている。これらは1m軌間に改造のうえ発送されたが、途中で輸送船が撃沈されるなどして失われたものも多い。<br /> <br /> 戦後残ったものは所在する国に接収され、その国の鉄道で使用された。[[タイ国有鉄道|タイ国鉄]]に引き継がれたC56形のようにその後の消息が比較的聞かれ、その後日本に帰還したものもあるが、ほとんどの消息は不明となり人知れず異郷の土となった。<br /> <br /> === 事故・災害廃車 ===<br /> 事故・自然災害・[[テロリズム|テロ行為]]等により損傷し廃車となることもある。[[JR福知山線脱線事故]]に被災した[[JR西日本207系電車#福知山線脱線事故による影響|JR西日本207系電車Z16編成]]や[[信楽高原鐵道列車衝突事故]]で被災した[[国鉄キハ58系気動車|JR西日本キハ58系1023]]・[[信楽高原鐵道SKR200形気動車]]2両、[[土佐くろしお鉄道宿毛駅衝突事故]]に被災した[[JR四国2000系気動車|2000系気動車2008・2218]]、JR鹿児島線列車追突事故で無閉塞運転中に衝突を起こした[[JR九州811系電車|JR九州811系電車PM2編成]]・[[JR九州813系電車|813系電車R008編成・R101編成・R231編成]]や石勝線特急列車脱線(火災)事故で全焼した[[JR北海道キハ283系気動車]]6両、[[平成5年8月豪雨|8.6豪雨]]による[[土石流]]で被災した[[JR九州キハ200系気動車|JR九州キハ200系気動車1007]]および[[国鉄キハ40系気動車 (2代)|JR九州キハ40系2106・2124]]や高山本線特急列車脱線事故で被災した[[JR東海キハ85系気動車|JR東海キハ85系気動車107]]、[[東北地方太平洋沖地震]]([[東日本大震災]])による[[大津波]]で被災した[[JR東日本E721系電車|JR東日本E721系電車P1・P19編成]]および[[国鉄205系電車|JR東日本205系電車M-9編成]]、2014年2月15日の東急東横線元住吉追突事故で被災した[[東急5000系電車 (2代)|東急5050系電車5155編成]]2両・[[横浜高速鉄道Y500系電車|横浜高速鉄道Y500系電車Y516編成]]3両や2014年2月23日に川崎駅付近で発生した脱線事故で被災した[[JR東日本E233系電車#1000番台|E233系電車1000番台サイ177編成]]2両に見られるような原形を留めない場合や、そうでなくても修理費用が新製とほとんど変わらなくなったり、あるいは当該車を修理して営業運転に復帰させるよりも、新製するほうが費用が安い場合が典型例である。しかしながら、鉄道車両の場合は[[台枠]]と呼ばれる部位について、歪んだり変形したりした場合その修復は極めて難しく、[[新潟県中越地震]]で脱線した[[新幹線200系電車|新幹線200系電車K25編成]]など修復可能のように見える車両であっても実際には修理不能として事故廃車(K25編成は修理不可というよりも脱線の状況の研究のために廃車となった)となったり、[[昭和57年台風第10号]]による[[集中豪雨]]で[[王寺駅]]構内での100両もの大量冠水事故が発生した際は、同様の被害を受けたにもかかわらず車齢の差もあって[[国鉄101系電車|101系電車]]60両が廃車となったのに対し、[[国鉄113系電車|113系電車]]40両は修復を受けて復旧している。また、車体のダメージが無かったり修理可能であったとしても、事故地点の地形的な問題から車体の搬出が困難であったり、被災路線の迅速な復旧作業に支障が出ると判断された場合、又は人命救助が優先される場合、現地で解体されることもある([[大村線]]の踏切事故で被災した[[JR九州キハ200系気動車|キハ200-1011]]や[[三里駅]]構内で脱線した[[三岐鉄道]]851系クハ1851、東日本大震災で被災した[[JR東日本キハ100系気動車|キハ110-30・38]]、[[阪神・淡路大震災]]で被災し41両が廃車となった[[阪神電気鉄道|阪神電車]]の例など)。<br /> * 損傷が激しい事故廃車の場合、基本的に現地で解体されることとなるが、[[警察]]や[[検察]]、[[裁判所]]から証拠物件の保持命令が出された場合はそれが解かれるまで車籍の抹消は一切できない。そのため、[[2005年]](平成17年)4月に発生した鉄道事故である福知山線脱線事故の207系S18編成は、[[2009年]]時点でも車籍抹消はされていない。[[三鷹事件]]の際の先頭車であった[[国鉄63系電車|国鉄63系電車モハ63019]]の場合、裁判の資料として事件後十数年間に渡って留置され続けた(その結果、モハ63形が実際には消滅したかのように見えていたが、長年1両だけ残存していた)。<br /> * 事故で廃車になった分は補填をしなければならないため、事故廃車となった車両が古い場合、あるいは既に製造停止になっていた場合は他形式の車両を回す(最新型の車両を追加で新造投入{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|事故車の補充で追加新造された車両は[[相鉄10000系電車]](10両編成1本追加)、[[JR西日本321系電車]](7両編成3本追加)などが該当。}})か、編成替えや運用の変更で代替車両をまかなうこととなる。まだ新しかった場合には事故廃車となった車両と同じ形式の車両を新造する。これを代替新造と呼ぶ。ただし、事故車が廃車対象車であったり、残った車両が編成両数の半分未満である(6両編成の場合は3両未満、7両編成の場合は4両未満)場合、また[[相鉄3000系電車#2代目3000系|相鉄3000系電車 (2代)]]のように1形式1編成などの異端形式であった場合、残った車両も一緒に廃車となることもある。また、[[京王8000系電車]]の場合、事故廃車になった先頭車の代わりに新造の費用が比較的安い中間車を製造し、編成替えを行って先頭車を捻出して事故車の2代目とした。前述の851系は1編成しかないにもかかわらず部品確保用の車両を使用して復帰することや[[名鉄1000系電車#1380系|名鉄1380系電車]]のように修理改造までして残すのはかなり稀な例である。事故車が廃車対象車の場合は代替車が既に発注済みの場合もあり、その場合は追加で投入せずに発注済みの分だけでまかなわれることも考えられる。代替車両の補填が困難な場合は運転本数や編成両数の削減、系統分割などダイヤの見直しを行なう場合もある。<br /> * 鉄道車両には1両毎に番号が付いている。代替新造された車両には、事故廃車となった車両の番号と同じものを付けて新造する鉄道事業者もあるが、廃車車両と番号を区別する必要がある、事務上の処理において障害になる、あるいは縁起が悪いなどの理由から新しい番号を付番して、事故廃車となった車両の番号は欠番とする鉄道事業者もある。<br /> ** 例えば、営団地下鉄(当時)で[[営団5000系電車|営団5000系電車5818・5252号]]が荒川鉄橋上で[[竜巻]]に巻き込まれて[[脱線]]した際、同じ番号で5000系電車を製造し直し、JR東海でN700系X59編成1号車783-2059が[[新横浜駅|新横浜]] - [[小田原駅|小田原]]間を走行中に[[東海道新幹線火災事件|焼身自殺を図っての放火]]に遭った際、同じ番号で1号車を製造し直した{{refnest|group=注釈|詳細は不明だが、台車など機器類を被災車から流用した可能性もあるとの記述がある&lt;ref&gt;「新幹線EX」2016年9月号&lt;/ref&gt;。その場合は下記の修理復旧扱いとなる。}}が、阪神電気鉄道では、[[阪神・淡路大震災]]で被災した[[阪神8000系電車]]の代替新造車に8236→8536のように、元の番号に+300を付番している。JR九州で[[日本の鉄道事故 (2000年以降)#長崎線特急列車脱線転覆事故|長崎線特急列車脱線転覆事故]]で被災した[[JR九州885系電車|885系]]の代替新造車は元の番号に+400を付番している&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;事故車はSM3編成であり、クモハ・モハ・サハ885-3の3両が廃車されたが、代替車両は3+400=403より、クモハ・モハ・サハ885-403となっている。&lt;/ref&gt;。また国鉄(当時)[[内房線]]で[[国鉄183系電車]]が踏切事故に遭遇し先頭のクハ183-17が大破、廃車されたが代替新造車は続番のクハ183-39で新造されている。<br /> ** 代替新造ではないが、大阪市交通局(現・[[大阪市高速電気軌道]])[[大阪市交通局南港ポートタウン線|ニュートラム南港ポートタウン線]]用の[[大阪市交通局200系電車 (新交通)|200系]]の場合、[[大阪市交通局100系電車 (新交通)#100系|100系]]13編成が[[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#ニュートラム暴走衝突事故|暴走事故を起こし大破・廃車]]されたことから13編成を[[ジンクス|忌み番]]として欠番にしている。<br /> * また、車体全体あるいは車両そのものを製造し直し修理復旧扱いで再度営業運行に投入する例もある([[大月駅列車衝突事故]]で大破した[[JR東日本E351系電車#運用の変遷|JR東日本E351系S3編成]]や2008年の脱線事故(踏切障害に伴う)で大破した[[JR東日本E233系電車|JR東日本E233系青661編成]]など。これらの場合は事故車の部品を流用することが多い)。極端な例としては[[東武鉄道]]があり、基本的に事故車は修理する方針のため[[東武8000系電車|8000系]]など踏切事故で過去に大破した車両がある&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;クハ8139。&lt;/ref&gt;にもかかわらず、生産から30年以上経った[[2004年]]まで廃車は1両もなかった。8000系は車体と機器の大半を再度製作した上で新造に限りなく近い形で復旧させた。同社で事故廃車扱いにされた車両は踏切事故に遭遇した[[東武7800系電車|7800系]]の7808Fおよび電気系統の火災に遭った[[東武5000系電車|5070系]]の5174F、8134F/8523Fのみであり、かつて[[東武2000系電車|2000系]]&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;2112Fのモハ2312。&lt;/ref&gt;が[[東京メトロ日比谷線|営団日比谷線]]内で電気系統のトラブルで火災が発生し、全焼した時や、[[営団日比谷線脱線衝突事故]]で[[東武20000系電車|20000系]]&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;21852Fのモハ23852・モハ24852。&lt;/ref&gt;が[[営団03系電車|営団地下鉄03系]]&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;03-102Fの03-802。&lt;/ref&gt;と衝突、大破した時も同番号での修理復旧となっていた(営団03系は廃車)。また、事故廃車となった7800系にしても、その台車や機器類は修理して保管され、後の7800系の[[東武5000系電車|5000系列]]への更新の際に利用されている。<br /> <br /> 連接車やユニットモーター車など構造的に複数両数で1セットとなる車両においては、製造中止になっている場合、その中の1両でも廃車になると残った車両はそのままでは使えず、代替新造もできないということで再利用不可能となり、廃車される場合もある。ユニットモーター車の場合は電装解除して付随車(もしくは運転台を取付て制御車)となることもある(クハ111-1201など)。<br /> <br /> 事故から復旧しても、加速やブレーキ作動時の挙動に特有の癖が出る、あるいは故障が多発するなど不具合が残る場合もある。そういった場合、モーターを載せ換えるなどの修理を行うが、修理工程が新製に近いものになる、もしくは縁起が悪い、取り扱いが他の車両と異なるなどの理由で乗務員や検修員から極端に嫌われると、廃車処分される場合もある。例としてJR西日本所有の電気機関車[[国鉄EF66形電気機関車|EF66 55]]が1992年に[[山陽本線]]で発生した衝突脱線事故([[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#寝台特急さくらトレーラー衝突事故|寝台特急さくらトレーラー衝突事故]])により大破、後に修理し、運用に復帰したが[[蛇行動]]など不具合の頻発により乗務員から敬遠され、他の車両より早く廃車されたケースがある。[[国鉄DD54形ディーゼル機関車|DD54 2]]も[[日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#急行「おき」機関車脱線転覆事故|急行「おき」機関車脱線転覆事故]]で脱線転覆、後に現役復帰したが、液漏れの多発のため廃車となり、DD54 1が[[1966年]]に落成したばかりであるにもかかわらず、DD54は[[1978年]]に全廃となった。<br /> <br /> また、自然災害で車両自体は無傷でも、走行する路線が災害によって全面運休になり、経営基盤が貧弱な鉄道会社におては、膨大な復旧費用を捻出する事ができずに、廃線となった結果、車両が廃車になる場合もある。([[高千穂鉄道]]など)<br /> <br /> ==== 戦災廃車 ====<br /> 鉄道は物資輸送や生産の面で、[[戦争]]遂行において重要な役割を果たすことからその機能を削ぐことは戦争に勝利するための戦略の一つとなる。そのため、鉄道はしばしば敵対勢力からの重要な攻撃目標となる。鉄道車両もその一要素をなすものとして攻撃対象となり、戦場となった地域では多くの車両が[[空襲]]や艦砲射撃、[[機銃掃射]]などによって破壊された。また、退却の際に鉄道施設を敵対陣営に使用させないため、自軍の手により破壊されることもある。<br /> <br /> 日本においては、[[太平洋戦争]]末期の空襲により多くの車両が焼失した。これらは戦後に除籍されたが、戦後に発生した輸送状況の逼迫を打開するため、廃車体の一部は応急的に復旧されて復籍し、復興輸送の一翼を担った。一部は私鉄に譲渡されている。しかし、これらは火災の際の熱により台枠等の基本構造にダメージを受けていたり、復旧自体が物資不足の時期におこなわれた応急的なもので品質が悪く、多くは早期に非旅客用車両への転用や車体更新が行われた。<br /> {{See also|国鉄70系客車|泰緬鉄道}}<br /> <br /> === 車体振り替え ===<br /> 旧型車の置き換えの際に置き換え対象車の廃車の手続きを取らず、新規導入車を置き換え対象車両の改造名義で振り替えてしまう事例もあり、一部の私鉄ではかつては多く行われていた([[東武鉄道]]の[[200系]]や[[6050系]]のほか、近年まで運行されていた[[東武5000系電車|5000系列]]および[[東武3000系電車|3000系列]]はこの手法を応用した形である)。こうした振り替えを繰り返していくと、実車はどう見ても新車であるが、書類上は100年以上も前の車両の改造車ということも起こりうる{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|一例として[[近江鉄道]]では車籍上開業時に導入した客車(18・[[1898年]]製)が、車体振替により電車の制御車(クハ1219)となって[[1999年]]に廃車となった。現在では同社の[[220形]]の224(大正3年鉄道院新橋工場製)がこれにあてはまる。}}。鋼体化改造や事故車の復旧名義による代替新造も広義にはこの範疇に含まれ、車体新造や部品流用だけでなく他事業者から購入した中古車体(台車や機器まで含めた一切合財)によることもある。こうした場合、名目上車籍は存続しているものの、旧車体が振り替えられて解体された時点で実質的に廃車になったと見るべきである。<br /> <br /> こうしたケースは、改造として当局に届け出られるべき事項であるが、まれに無届のまま現車の振り替えが行われてしまうことがある。振り替え事例は私鉄ばかりでなく国有鉄道においても見られる。<br /> <br /> == 廃車までの道のり ==<br /> 以下の形式名は説明上の都合で仮に付けたものであり、実在する車両とは一切の関連はない。<br /> <br /> ここに、仮に1000系という鉄道車両があるとする。この度、その1000系を置き換えるための車両である新型車両、これを仮に2000系とするが、その2000系の先行量産車が投入され、1000系に代わって営業運転(乗客を乗せて本線を走ること)を開始した。こうなると1000系は営業運転から外れ(これを[[運用離脱]]という)、万一2000系が故障した際の予備車は[[休車]]となる。この時点では1000系はまだ必要な場合は自走できる状態で管理される。<br /> <br /> 2000系に問題がないと認められて量産車が製造されると、[[国土交通省]]へ1000系の廃車届が出される。これが受理された時点で1000系の車籍が抜かれることになる。自動車でいうところの抹消登録であり、この時点で正式に&#039;&#039;&#039;廃車&#039;&#039;&#039;となる(つまり廃車=解体ではない)。この時点を以て本線(旅客列車が走っている線路すべて。車庫や工場内は本線ではない)の自走はできなくなる。なお、鉄道車両にも一定期間毎の[[日本の鉄道車両検査|検査]]があり、検査を通すための修繕によって一定のコストが発生する事などから、これの期限が切れた車両から廃車されていくことが多い(一般的には「2全検」と呼ばれる製造後24年、「3全検」と呼ばれる製造後32年が目安になる)。他にも、車両の[[動態保存]]・[[静態保存]]などの構想がある場合、意図的にトップナンバーなど若番車の廃車が先送りにされる事も見られるなど、廃車は若番車、車齢の古いものから順々にされていくとは限らず、[[京阪5000系電車]]のように最後に製造された編成から廃車されていく場合もある。<br /> <br /> 廃車により、ある形式(同じ形質を持っている車両の総称。例 - モハ101形)の車両が全車廃車になった場合、その形式を&#039;&#039;&#039;廃形式&#039;&#039;&#039;と呼び、ある系列(いくつかの形式が集まってできたグループ。例 - [[国鉄101系電車]])の車両が全車廃車になった場合はその系列を&#039;&#039;&#039;廃系列&#039;&#039;&#039;と呼ぶ。なお、特定の[[番台区分]]の車両がすべて廃車になった場合は&#039;&#039;&#039;廃区分番台&#039;&#039;&#039;と呼ぶ。また、車籍こそあるものの、付随車しか残っていない、運用離脱後屋外に放置されたまま朽ち果てているなどの理由で事実上本線走行が不可能になっている状態のものも廃形式・廃系列に含むこともある。ただし、その系列単独での編成は消滅したが、他の系列の編成に組み込まれて営業運転を行っている車両がある場合はこの対象外となる。<br /> <br /> 廃車になると、ほとんどは[[解体]]、もしくは他社売却となることが多いが、中には各種[[鉄道保存展示施設]]や[[鉄道公園]]、あるいは一般の公園などに保存されたり、個人の宣伝用などに譲渡されることもある。珍しい例としては、[[名古屋市交通局]]では廃車車両を[[人工魚礁|魚礁]]として海に沈めた例もあり、日本国外では多く見られるが、日本では[[廃棄物処理法]]および[[水質汚濁防止法]]の規制を受けるため、愛知県や山口県など一部でのみ行われている。<br /> <br /> 新車は車両メーカーに発注して営業運転に使えるようになるまでには1年程度掛かるため、事故などによる廃車を除いては、車両の更新(置き換え)計画は綿密に立てられている。<br /> <br /> なお、[[日本貨物鉄道]](JR貨物)では2009年までは他の鉄道事業者と同様に廃車の情報を「[[鉄道ファン (雑誌)|鉄道ファン]]」をはじめとする鉄道雑誌に公表し、情報提供していたが、2010年以降は公表していない。JR貨物所属車両において機関車に関しては「[[貨物時刻表]]」の車両配置表から特定することで引き続き可能ではあるが、貨車については独自の調査以外に方法はなく、貨車の形式消滅はJRグループにおいて旅客会社のみに所属している車両を除いて特定することが極めて困難な状況となっている。<br /> <br /> == 廃車後の処置 ==<br /> === 廃車解体 ===<br /> [[ファイル:3093 Trailer.jpg|220px|right|thumb|解体業者まで陸送される廃車車両。前照灯・ナンバープレートなどが取り外されている]]<br /> [[ファイル:JRWest EMU kuha103-95.jpg|220px|right|thumb|廃車解体作業中の電車。窓ガラス・冷房装置・ドア・内装材などが取り外されている]]<br /> 解体される場合、該当車両は解体場まで回送され、解体を待つことになる(これを廃車回送といい、解体場に着いた時点で籍が抜かれ、正式廃車となる。車両によっては、その廃車回送に最後の乗客を乗せて[[さよなら運転|臨時団体列車]]に仕立てる企画も実施されている)。動力がない場合や[[日本の鉄道車両検査|検査]]切れなどで自走できない場合は他の動力車により牽引されて回送される。解体場は車両基地や工場の片隅を使用することが多い。近年は、環境上の問題から、自社に解体場は持たず、車両基地で輪切りにしてトラックに積んで解体業者まで陸送される場合も多くなっている。例えば、[[群馬県]][[館林市]]内にある[[東武鉄道]]の[[北館林荷扱所]](資材管理センター北館林解体所)には専門の解体業者が駐在し、自社の廃車車両の処理だけでなく、JR東日本や他の大手私鉄や地方私鉄の廃車車両の解体も引き受けている。そのため小田急電鉄や[[京王電鉄]]などの他社の車両基地からも車両がトラックで陸送され、解体されている。<br /> <br /> 解体の順番が来ると、編成を解かれ、入れ換え機械により解体線に移されて、解体作業が始まるが、大体、次のような方法で解体されている。<br /> # 機器や内装装置を取り外した後、[[バーナー]]で真横に焼き切り、重機([[油圧ショベル]]のアタッチメントを替えたり、クレーンなどを使う。[[フォークリフト]]を使う場合もあり)を使って上部を外す。さらに下部も台車から外す。最終的にさらに裁断する。<br /> # 機器や内装装置を外した後、重機(油圧ショベルのアタッチメントを解体用のものに替えて使用する)を使って裁断していく。<br /> # 重機は使用せず、バーナーのみ使い手作業で解体していく。補助的にフォークリフトや小型クレーンを使うこともある。<br /> * JRでは、解体場が複数あるため、3つの方法すべてで解体されている(JR東日本の場合、解体業者との契約は各工場毎のため旧大船工場では1,旧大宮工場大成地区(現在の[[鉄道博物館 (さいたま市)|鉄道博物館]]のある場所)では2など、各工場で異なっていた)。<br /> * 解体業者に委託している鉄道会社の場合、既に台車や機器が取り外された車体のみで送られて来るので、2の方法が多い。<br /> * [[西武鉄道]]などでは重機は使わず、3のバーナーによる手作業で解体している。<br /> * [[東京地下鉄]]や[[東葉高速鉄道]]などでは、特に機器や内装装置は外さずそのまま重機で解体した後に分別していた。しかし現在は、内装等を取り外し、ほぼ鋼体のみにして解体している。<br /> * [[東海道新幹線]][[東海旅客鉄道浜松工場|浜松工場]]では、1の形を応用した専用の設備を使用する(まず屋根を電動カッターで外す→妻面を電動カッターで外す→車体下部を電動カッターで切断→切断した車体と床をまとめて細かく切断、となる)。<br /> * 半鋼車が多く環境規制がゆるやかだった時代には、車体に放火して木造の内装や座席等を焼却し、焼け残った構体等のみを解体する方法も用いられた。大気汚染の原因となるなどの問題から、日本の現行法規では禁止されている。<br /> 解体された後は基本的に[[産業廃棄物]]として処分されるが、再生可能な場合は[[リサイクル]]される場合もある。<br /> 取り外した機器などは他の車両の予備として残されたり、他の鉄道事業者向けに中古部品として販売されることもある。<br /> <br /> [[ナンバープレート]]などは車両基地一般公開やイベント時に即売会や鉄道会社の通販などで販売されたり、[[競売]]にかけることもある。しかし、近年では悪戯防止や金儲けの転売を阻止する目的や、廃車車両に含まれていた[[石綿|アスベスト]]の問題が表面化したことから、販売されず鉄道会社の倉庫に死蔵されたり、除籍と同時に廃棄処分されることも多くなっている。<br /> <br /> JR東日本では[[東日本大震災]]の寄付金を集める目的で、[[東京駅]]に保管されていた鉄道部品を競売にかけたことがあった&lt;ref&gt;[http://www.tetsudo.com/news/690/%E9%89%84%E9%81%93%E9%83%A8%E5%93%811200%E7%82%B9%E3%82%92%E7%AB%B6%E5%A3%B2%E3%81%AB%E3%80%81%E9%9C%87%E7%81%BD%E6%94%AF%E6%8F%B4%E3%81%A7JR%E6%9D%B1/ 鉄道部品1200点を競売に、震災支援でJR東]:鉄道コム・2011年8月12日(2012年9月15日閲覧)&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 極めてまれな例の一つとして、廃車車両を[[ニコニコ生放送|ニコ生]]で公開解体しながら、取り外された部品をその場で販売するという試みが、[[2012年]]に始まった、[[動画共有サービス|動画共有サイト]]「[[ニコニコ動画]]」のイベント『[[ニコニコ超会議]]』で行われた&lt;ref&gt;[http://news.mynavi.jp/articles/2013/04/28/niconico/ 「ニコニコ超会議2」新幹線200系&amp;E1系&quot;公開解体&quot; - EF81形の部品が46万円!] - マイナビニュース 2013年4月28日&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> ニコ生配信同様にまれな例として、廃車となった[[広島電鉄750形電車]]766号車(廃車時に755号に改番)を[[テレビドラマ]]『[[西部警察 PART-II]]』の撮影のために爆破させたことがあった。この車両は爆破後に改めて解体されている。<br /> <br /> いずれにしても、廃車となった車両が解体されるまでには数日程度の時間しか必要としないが、中には廃車された後も将来の保存を考慮して長期間にわたって車両基地内や工場内に留置させておくケースも散見される。しかし、保存が実現せずに結局解体された車両も多い{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|JR東海のEF58形122号機、JR西日本のEF60形503号機、EF64形1号機など。}}。<br /> <br /> === 他の鉄道事業者への譲渡 ===<br /> 廃車になった後、他の鉄道事業者へ譲渡される車両もある。<br /> <br /> 大都市では性能的に古くなった車両ではあるが車体や機器は極端に劣化しているわけではなく(インバータ車を除く)、高速走行が少なく保守に手間がかけられる地方の私鉄から見れば高い品質性能を保っていることが多く、線路がつながっていたり系列会社であったりすればなおさら交渉もスムーズに行われやすい。<br /> <br /> 例えば[[能勢電鉄]]の車両はすべて元[[阪急電鉄]]から譲渡されたものである。また、旧性能電車を使用していた頃の[[新京成電鉄]]は[[京成電鉄]]から譲渡を受けていた。さらに[[直通運転]]を行なっている事業者同士であれば車両規格や保安装置が共通であることから譲渡としては好都合となる。[[営団5000系電車]]→[[東葉高速鉄道1000系電車]]や[[京急1000形電車 (初代)|京急1000形電車(初代)]]→[[京急1000形電車 (初代)#北総開発鉄道(当時・7150形)|北総開発鉄道7150形電車]]などがある。<br /> <br /> 車両丸ごとだけではなく、台車や車体・あるいは部品1個単位といったいわゆる「バラ売り」で譲渡されることがある(元営団日比谷線の3000系電車が銀座線の2000形電車や[[京王電鉄]]の5000系電車の譲渡用に台車を提供した例や営団東西線5000系の冷房用電源装置を[[長野電鉄]]が通勤車冷房化用に譲り受けた例など)。<br /> <br /> 譲渡に際しては[[無料|無償]]での譲渡となる場合も多いが、比較的新しい車両やグレードが高い車両の場合には有償で譲渡(売却)されることもある。また、譲渡先の設備に合わせた車両改造を譲渡元の鉄道会社に委託する場合、その費用を合算することもある。<br /> <br /> 災害で全線運休となった鉄道会社から、他の鉄道会社へ譲渡される場合もある。<br /> [[2005年]][[9月6日]]の[[台風14号 (2005年)|台風14号]]による暴風雨で鉄道設備に甚大な被害を受け、全線運転休止となった[[第三セクター]]の[[高千穂鉄道]]より、[[九州旅客鉄道|JR九州]]へ[[高千穂鉄道TR-400形気動車|TR-400形]]2両{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|[[水戸岡鋭治]]のプロデュースにより改造され、形式をJR九州の一般型気動車である[[JR九州キハ125形気動車|キハ125形]]に編入して特急仕様の400番台とし、2009年10月10日から[[日南線]]で観光[[特別急行列車|特急]]「[[海幸山幸 (列車)|海幸山幸]]」として運行されている。}}と、[[第三セクター]]の[[阿佐海岸鉄道]]に[[高千穂鉄道TR-100形気動車|TR-200形]]1両{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|阿佐海岸鉄道への1両は同社の車両1両が2008年に事故廃車となったところに今回の無償譲渡の話があり、新車導入がままならない状態の同社にとってはまさに渡りに船であった。}}がある。<br /> <br /> [[太平洋戦争]]中は鉄道車両も統制物資の一つとなり、中古車両の譲渡も政府機関の鉄道軌道統制会を通じて行われた。戦後の復興期には輸送状況の逼迫を打開するため、大型の新製車両を大手私鉄に割当てる代わりにその会社の保有する小型車や中型車の地方私鉄への譲渡義務付けが政策的に行われたことがある。[[国鉄63系電車#63系電車の私鉄導入|こちら]]も参照。戦前・前後は仲介業者を通じての売買や、私鉄経営者協会([[日本民営鉄道協会]]の前身)発行の会報『経協旬報』といった業界誌への譲渡・譲受希望広告といった方法などが使われた。近年では一般向けの鉄道雑誌である「[[鉄道ピクトリアル]]」に広告が掲載された事がある&lt;ref&gt;初出は[[1992年]]6月号、メトロ車両(帝都高速度交通営団関連会社)による。&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[2000年代]]に入ると大手私鉄→地方私鉄のみならず、[[第三セクター鉄道|第三セクター]]や地方私鉄相互間での譲受も見られるようになった。大手私鉄の多くが20m級の大型車両を製造し、地方私鉄で需要の多い16~18m級の小、中型車両の製造が少なくなっていることも一因とみられる。<br /> <br /> その一方首都圏を中心とした各社では引き続き、車両交代時期に入った車両の廃車が続出しているが、そのまま解体されることも少なくない。改造に高い加工技術が要求されるステンレス車やアルミ車ばかりになったこと、機器の耐久性に劣るインバータ車が多くなり改造時に制御器の載せ買えが必要になるなど改造費の高騰化が顕著になったことに加えて、[[一般形車両 (鉄道)|一般形電車]]と呼ばれる安価かつ他社車両と同規格で造れる電車が出現したのも一因となっている。<br /> <br /> これについては鉄道会社によっても考え方があり、積極的に譲渡先を探す鉄道会社もある。例えば、東京急行電鉄では昔から地方私鉄への譲渡実績が多い。西武鉄道や京王電鉄なども同様で、[[東急テクノシステム]]や[[京王重機整備]]といった傘下の車両整備会社の活動が活発な事もある。逆に[[東武鉄道]]や[[近畿日本鉄道]]は廃車車両の機器を自社で再利用することが多かったことから、かつては譲渡実績がほとんどなかった。現在、近畿日本鉄道からは[[近鉄16000系電車|16000系]]が大井川鐵道で見ることができる。<br /> <br /> なお、地方自治体の[[交通局]]においても以前は譲渡されることが多かったが、「まだ走れる車輌を税金を使って置き換えるのは税金の無駄遣い」と住民から苦情を受けるケースが増えたことから、近年はそのまま解体されることも少なくない。<br /> <br /> ==== 譲渡に伴う改造 ====<br /> 譲渡される場合は、相手の鉄道会社の設備に合わせた車両改造が必要になる。主なものは次の通り(全てが実施されるとは限らない。無論、これ以外の改造が行われることもある)。<br /> * 先頭車化改造(具体的には短編成化における[[操縦席|運転機器]]の取り付け)<br /> * [[列車便所|トイレ]]の設置・撤去<br /> * [[自動列車停止装置|ATS]]・[[自動列車制御装置|ATC]]などの改造(取り付け・取り外し)<br /> * [[電動機|モーター]]の改造(搭載車両の変更・出力の変化([[電圧]]が異なる場合に多い)、[[付随車]]化など)<br /> * [[鉄道車両の台車|台車]]の改造・交換([[軌間]]の異なる場合に多い)<br /> * [[集電装置]]の改造(第三軌条集電→架空線集電など)<br /> 転用先が[[ワンマン運転]]をしている場合、当該路線のニーズに応じて自動放送装置や[[デッドマン装置]]・[[緊急列車停止装置]]、[[運賃箱|運賃回収機]]・乗車駅証明書発行機、[[バックミラー]]の設置が行われたり、ドア回路についても特定ドアのみの開閉が可能なように改造が行われる。また極端な例としては[[わたらせ渓谷鐵道]]のトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」の客車の中間車用として京王から譲渡された5000系は、譲渡に際して冷房装置の取り外し、電装の解除、内装の変更、窓周りの改造などといった種車の原形が無くなるほどの改造が行なわれている。<br /> <br /> 転用を期に各部のリニューアルが行われたり、非冷房車ならば冷房装置が取り付けられることも多い。<br /> <br /> ==== 地方私鉄・第三セクター鉄道に譲渡された国鉄 (JR)・大手私鉄・公営地下鉄の車両 ====<br /> ※下記には譲渡先で全廃となったものも含まれている。<br /> <br /> ===== 譲渡元で現在も稼動している車両 =====<br /> *JR東日本<br /> **[[国鉄115系電車]]<br /> ***[[しなの鉄道]]<br /> **[[国鉄205系電車]]<br /> ***[[富士急行]]<br /> **[[JR東日本701系電車]]<br /> ***[[青い森鉄道]]<br /> ***[[IGRいわて銀河鉄道]]<br /> **[[JR東日本E127系電車]]<br /> ***[[えちごトキめき鉄道]]<br /> *JR西日本<br /> **[[JR西日本521系電車]]<br /> ***[[IRいしかわ鉄道]]<br /> ***[[あいの風とやま鉄道]]<br /> *東急電鉄<br /> **[[東急7000系電車 (初代)|東急7000系電車(初代)]]・[[東急7700系電車|7700系電車]]<br /> ***[[弘南鉄道]]([[弘南鉄道弘南線|弘南線]]・[[弘南鉄道弘南線|大鰐線]])<br /> ***[[十和田観光電鉄線|十和田観光電鉄]](2012年廃線)<br /> ***[[福島交通]]<br /> ***[[秩父鉄道]]<br /> ***[[北陸鉄道]]([[北陸鉄道石川線|石川線]])<br /> ***[[水間鉄道]]<br /> **[[東急8500系電車]]<br /> ***伊豆急行<br /> ***[[長野電鉄]]([[長野電鉄長野線|長野線]])<br /> ***秩父鉄道<br /> **[[東急8090系電車|東急8590系電車]]<br /> ***[[富山地方鉄道]]<br /> **[[東急1000系電車]]<br /> ***[[上田交通#上田電鉄|上田電鉄]]<br /> ***[[伊賀鉄道]]<br /> ***[[一畑電車]]<br /> ***福島交通<br /> *西武鉄道<br /> **[[西武101系電車]]<br /> ***[[上信電鉄]]<br /> ***秩父鉄道<br /> ***[[近江鉄道]]<br /> ***[[三岐鉄道]]<br /> ***[[伊豆箱根鉄道]]([[伊豆箱根鉄道駿豆線|駿豆線]])<br /> ***[[流鉄]]<br /> <br /> ===== 譲渡元で既に全廃となった車両 =====<br /> *国鉄<br /> **[[国鉄キハ20系気動車]]<br /> ***[[津軽鉄道]](JR東日本車)<br /> ***[[下北交通]](2001年に廃線)<br /> ***[[弘南鉄道黒石線]](1998年に廃線)<br /> ***[[鹿島臨海鉄道]]→[[茨城交通]](現・[[ひたちなか海浜鉄道]])<br /> ***[[水島臨海鉄道]](一部、JR四国・JR西日本車)<br /> ***[[島原鉄道]](一部、JR四国車)<br /> ***[[南阿蘇鉄道]]<br /> <br /> *JR東日本<br /> **[[国鉄101系電車]]<br /> ***秩父鉄道<br /> **[[国鉄113系電車]]<br /> ***伊豆急行<br /> **[[国鉄417系電車]]<br /> ***[[阿武隈急行]]<br /> **[[国鉄165系電車|国鉄165・169系電車]]<br /> ***秩父鉄道<br /> ***富士急行<br /> ***しなの鉄道<br /> **[[国鉄キハ35系気動車]]<br /> ***[[関東鉄道]]([[関東鉄道常総線|常総線]])<br /> ***[[会津鉄道]]<br /> ***水島臨海鉄道<br /> **[[国鉄キハ37形気動車]]<br /> ***水島臨海鉄道<br /> **[[国鉄キハ38形気動車]]<br /> ***水島臨海鉄道<br /> *JR東海<br /> **[[国鉄119系電車]]<br /> ***[[えちぜん鉄道]]<br /> *営団地下鉄・東京メトロ<br /> **[[営団2000形電車]]<br /> ***[[日立電鉄]](2005年廃線)<br /> ***[[銚子電気鉄道]]<br /> **[[営団3000系電車]]<br /> ***長野電鉄<br /> **[[営団01系電車]]<br /> ***熊本電鉄<br /> *小田急電鉄<br /> **[[小田急10000形電車]]<br /> ***長野電鉄<br /> **[[小田急2000形電車]]<br /> ***富士急行<br /> *相模鉄道<br /> **[[相鉄2000系電車]]<br /> ***銚子電気鉄道(車両としての譲渡ではない)<br /> ***日立電鉄<br /> ***伊豆箱根鉄道<br /> *京王電鉄<br /> **[[京王2000系電車]]<br /> ***[[伊予鉄道]]<br /> **[[京王3000系電車]]<br /> ***[[上毛電気鉄道]]<br /> ***[[アルピコ交通]]<br /> ***[[岳南鉄道]](現・[[岳南電車]])<br /> ***[[北陸鉄道]]([[北陸鉄道浅野川線|浅野川線]]・石川線)<br /> ***伊予鉄道<br /> **[[京王5000系電車 (初代)]]<br /> ***[[わたらせ渓谷鐵道]]<br /> ***富士急行<br /> ***[[高松琴平電気鉄道]]([[高松琴平電気鉄道琴平線|琴平線]])<br /> ***伊予鉄道<br /> ***一畑電車<br /> *東急電鉄<br /> **[[東急5000系電車 (初代)|東急5000系・5200系電車]]<br /> ***福島交通<br /> ***上田交通(現・[[上田電鉄別所線|上田電鉄]])<br /> ***長野電鉄<br /> ***松本電気鉄道<br /> ***岳南鉄道<br /> ***[[熊本電気鉄道]]<br /> **[[東急7200系電車]]<br /> ***[[上田交通]]<br /> ***[[豊橋鉄道]]<br /> ***大井川鐵道<br /> **[[東急8000系電車]]<br /> ***伊豆急行<br /> *西武鉄道<br /> **[[西武411系電車|西武401系電車]]<br /> ***上信電鉄<br /> ***三岐鉄道<br /> ***[[近江鉄道]]<br /> **[[西武701系電車|西武701系・801系電車]]<br /> ***上信電鉄<br /> ***流鉄<br /> ***伊豆箱根鉄道<br /> ***三岐鉄道<br /> *都営地下鉄<br /> **[[東京都交通局6000形電車 (鉄道)|東京都交通局6000形電車]]<br /> ***秩父鉄道<br /> ***熊本電気鉄道<br /> *名古屋市営地下鉄<br /> **[[名古屋市交通局100形電車|名古屋市交通局250・700形電車]]・[[名古屋市交通局300形電車|300形電車]]・[[名古屋市交通局1000形電車|1000形電車]]<br /> ***高松琴平電気鉄道<br /> *[[名古屋鉄道]]<br /> **[[名鉄7300系電車|7300系電車]]<br /> ***[[豊橋鉄道]]7300系<br /> **[[名鉄キハ8500系気動車|キハ8500系気動車]]<br /> ***会津鉄道キハ8500系(AIZUマウントエクスプレス)<br /> *[[愛知環状鉄道]]<br /> **[[愛知環状鉄道100系電車|100系電車]]<br /> ***えちぜん鉄道<br /> *南海電鉄<br /> **[[南海21000系電車]]<br /> ***大井川鐵道<br /> ***一畑電車<br /> *京阪電鉄<br /> **[[京阪3000系電車 (初代)|京阪3000系電車(初代、現・8000系30番台)]]<br /> ***大井川鐵道([[大井川鐵道大井川本線|大井川本線]])<br /> ***[[富山地方鉄道]]<br /> *[[伊予鉄道]]<br /> **[[伊予鉄道800系電車]](もと京王帝都2010系電車)<br /> **[[伊予鉄道700系電車]](もと京王帝都5000系電車)<br /> ***銚子電気鉄道<br /> <br /> ==== 日本国外に譲渡された事例 ====<br /> 日本国内のみならず、国外の鉄道事業者への譲渡が行われることもある。<br /> {{Main|日本から国外に譲渡された中古鉄道車両}}<br /> <br /> === 保存展示や個人などへの譲渡 ===<br /> {{出典の明記|section=1|date=2010年1月}}<br /> [[ファイル:Model 3100 of Odakyu Electric Railway.JPG|thumb|right|200px|[[小田急電鉄]]にて静態保存されている[[小田急ロマンスカー]][[小田急3100形電車|3100形NSE]]]]<br /> 廃車となった車両のうち、産業考古学的、鉄道史的などの観点から保存する価値があると認められた車両は保存されることがある。保存には2種類あり、線路上を自走できる状態で保存するものを[[動態保存]]といい、自走はできずに主に展示目的で保存するものを[[静態保存]]という。<br /> <br /> なお、静態保存されていた車両が整備され、再び本線を自走できるように車籍を再び入れることもある。これを車籍復活([[廃車 (鉄道)#車籍復活|後述]])という。蒸気機関車などに多い。ただ、本線の保安装置や定格速度などが大幅に変化していた場合、旧型の車両を走らせるのは不可能なので、あえて車籍を戻さない場合もある。[[新京阪鉄道P-6形電車|阪急100形電車]]や[[江ノ島電気鉄道100形電車]]などが当てはまる。<br /> 一方で[[国鉄C61形蒸気機関車20号機]]のように、後に採用された[[自動列車停止装置|ATS-P]]保安装置を導入してまで車籍復活した動体保存機もある。<br /> <br /> また、名車であることから廃車を延ばすこともある。JR西日本が北陸地区に「[[サンダーバード (列車)|サンダーバード]]」増発の影響で[[国鉄485系電車|489系電車]]が廃車になる時に廃車予定だったクハ489-501・1の2両が歴史的観点から廃車が延期となり、別編成に組まれていた504・4が代わりに廃車となり、両編成の先頭車が入れ替えられ、当分の間延命することになった{{refnest|group=&quot;注釈&quot;|その後、当該車両のうちクハ489-501は2012年6月1日付で廃車となり、解体される予定であった。その後、小松市や愛好家団体の要請で小松駅近くの公園で静態保存されることになり、整備の上、2013年4月より一般公開された。}}。<br /> <br /> 数は少ないが、個人が保存目的や倉庫代わりに買い取る場合や、「思い出の車両」として地元自治体が引き取り、管理する場合もある。また、車両の製造会社が自社内で保存したり、「機械扱い」として車籍のない状態で工場内の牽引用に使用する場合もある。個人が買い取るケースは以前はよく見られたものの、近年では輸送費の高騰や土地の減少といった理由であまり行われていないことや、鉄屑の価格の方が「車両そのまま」で売却する価格より高いため、会社の方針として認めない場合も多い。個人が車両を丸ごと1両払い下げて何かに利用しようとすると、輸送費・土地代・改装費など込みで大体1,000万円くらいにはなる上、トレーラーなどでの輸送には警察その他多くの関係機関の許可が必要になり、その後の[[固定資産税]]も莫大なものになるとされる。<br /> <br /> これらの対象とならないほとんどの車両は先に述べたように、解体場に運ばれて解体され、屑鉄となる。また、一旦保存されても、特に個人や財政基盤の弱い団体の場合は維持・管理が難しく、雨ざらしの状態で維持管理も十分になされずに置かれているうちに錆や破損、部品の盗難などが目立つようになり、無残な姿をさらし続けたあげく危険とされて解体されてしまう場合もある。<br /> <br /> 近年では、自治体の財政が悪化していることや、国際的に鉄屑の価格が上昇していることから、売却や保存より解体する方が金になるため、保存される例は減ってきている。[[2003年]]に[[相鉄6000系電車]]が運行を終了した際、最後まで残った32両の無償譲渡を発表していたにもかかわらず、1両も引き取り手が現れなかった事例もある。また旧馬込車両工場に2両が留置されていた[[東京都交通局5000形電車 (鉄道)|東京都交通局5000形]]や[[南海20000系電車|南海20000系]]の中間車([[みさき公園]]で静態保存されていた先頭車も解体されている)もほぼ同様の理由に従って解体されている。<br /> <br /> また、敷地の都合などから保存箇所を車両の部分的箇所に限定する例も少なくない。代表的なものとしては[[東急5000系電車 (初代)]]や[[東武1720系電車]]のように車体を短縮して保存されるもの、蒸気機関車のように「動輪」「ボイラー蓋」「プレート」という部品単位での例がある。<br /> <br /> === 車籍復活 ===<br /> 一旦廃車となり車籍が抹消された後、鉄道会社や各自治体、団体などで[[静態保存|保存]]されていた車両が、車籍を戻し現役として復活する例も稀ながら存在する。その多くはイベント列車として走行する[[蒸気機関車]]である。これらは保存時も整備され状態が良かった車両が選ばれ、走行に問題が無いと判断され[[車両基地|車両工場]]で[[日本の鉄道車両検査#全般検査|全般検査]]を通した上で本線の営業走行に復帰する。<br /> <br /> また、民営化直後には[[国鉄清算事業団]]が所有していた廃車車両を、列車の増発等を目的にJR各社や私鉄各社が購入して整備の上で車籍復活した例もあった。<br /> <br /> ==== 廃車後に車籍復活した車両の一例 ====<br /> 現在は再び廃車となった車両も含む。<br /> *[[国鉄C11形蒸気機関車]]171号機、190号機、207号機、227号機、312号機、325号機<br /> *[[国鉄C12形蒸気機関車]]66号機、164号機<br /> *[[国鉄C57形蒸気機関車180号機]]<br /> *[[国鉄C58形蒸気機関車]]239号機、363号機<br /> *[[国鉄D51形蒸気機関車498号機]]<br /> *[[国鉄C61形蒸気機関車20号機]]<br /> *[[国鉄C62形蒸気機関車3号機]]<br /> *[[国鉄EF55形電気機関車]]1号機<br /> *[[国鉄EF58形電気機関車]]89号機、150号機、157号機<br /> *[[国鉄キハ40系気動車 (2代)#キロ47形|JR四国キロ47形気動車]]<br /> *[[伊豆急行100系電車]]クモハ103<br /> <br /> === 試験・訓練・研修などの教材として使用 ===<br /> 鉄道の安全を維持するために、多くの会社で毎年事故復旧訓練や防災訓練が行われるが、電車が脱線した時の乗客救助は最重要課題である。しかし、実際に電車を脱線させるだけでも大掛かりになる上、救助訓練を行うと車両を破損するため、実際に営業中の車両を使用する訳にはいかないので、廃車になった車両を解体する前に使うことになる(JR東日本[[国鉄201系電車|201系]]など)。その他、車両火災や衝突事故の防止、被害軽減のための実車試験に使用されることも多い(例:脱線試験に用いられた[[京急1000形電車 (初代)|京急旧1000形電車]]、車両火災試験に用いられた[[営団500形電車|営団400形電車]])。<br /> <br /> これとは別に、会社によっては訓練所で専用の車両を使用している会社もあるが、本線に出ない場合、車籍を抹消した車両を使用している(例に車籍復活前のEF551号機など)。<br /> <br /> 民間に譲渡された車両が、結果として何らかの教材として利用される例もある。[[千葉県]][[いすみ市]]にある知的障害者訓練施設「いすみ学園」に譲渡された[[東急デハ3450形電車]]は、入所者の自立支援として社会に出たときに鉄道に乗る訓練の教材となっている。かつて東京都自由が丘に存在した[[トモエ学園]]では、廃車体を教室として利用していた(後に卒業生の[[黒柳徹子]]が著書『[[窓ぎわのトットちゃん]]』で述べたことで知られるようになった)。また、博物館や研修施設ではシミュレーター用に実物の先頭車のカットモデルが転用されることがあり、最前部から1枚目の乗降扉までが使われることが多い。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> === 注釈 ===<br /> {{Reflist|group=注釈}}<br /> === 出典 ===<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[日本から国外に譲渡された中古鉄道車両]]<br /> * [[動態保存中の蒸気機関車]]<br /> * [[北館林荷扱所]]<br /> <br /> {{デフォルトソート:はいしや}}<br /> [[Category:鉄道車両]]<br /> [[Category:解体]]</div> 125.14.227.70 大丸 2018-07-28T09:28:33Z <p>125.14.227.70: /* 東京店 */</p> <hr /> <div>{{Otheruses|株式会社&#039;&#039;&#039;大丸松坂屋百貨店&#039;&#039;&#039;が運営する百貨店}}<br /> {{Pathnav|J.フロント リテイリング|大丸松坂屋百貨店|frame=1}}<br /> {{基礎情報 会社|社名 = 株式会社大丸|英文社名 = The Daimaru, Inc.|ロゴ =[[File:Daimaru-logo.svg|300px]]|画像 = [[ファイル:DAIMARU Shinsaibashi store Osaka Japan01-r.jpg|300px|]]|画像説明 = 大丸心斎橋店本館・南館&lt;br /&gt;(設計[[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ]]。重厚な[[近代建築]]で、日本の百貨店建築の最高傑作として名高い。[[DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築]]に選定されている。)|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]|市場情報 = 非上場|略称 = 大丸|本社所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[南船場]]四丁目4番10号|国籍 = {{JPN}}|本社郵便番号 = 542-8551|本店郵便番号 = 542-8501|本店所在地 = [[大阪府]][[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[心斎橋筋]]一丁目7番1号|設立 = [[1920年]]([[大正]]9年)[[4月16日]]|業種 = 小売業|事業内容 = 百貨店事業|資本金 = 20,283,044,920円|売上高 = 4,670億円&lt;br /&gt;(2009年2月期中間予想・単独)|総資産 = 2,839億200万円&lt;br /&gt;(2009年2月期中間・単独)|従業員数 = 3,292人&lt;br /&gt;(2007年8月31日現在・単独)|決算期 = 2月末日|主要株主 = [[J.フロント リテイリング]] 100%|主要子会社 = [[博多大丸]]、[[高知大丸]]、[[下関大丸]]、[[鳥取大丸]]、[[ピーコックストア]]|関係する人物 = 下村彦右衛門正啓&lt;br /&gt;[[里見純吉]]&lt;br /&gt;[[北沢敬二郎]]&lt;br /&gt;[[井狩彌治郎]]&lt;br /&gt;[[下村正太郎]]|特記事項 = 2010年3月1日:松坂屋と合併し解散。}}<br /> &#039;&#039;&#039;大丸&#039;&#039;&#039;(だいまる、[[英語|英称]]:&#039;&#039;DAIMARU&#039;&#039;)は、[[J.フロントリテイリング]]グループの[[日本の百貨店|百貨店]]の[[屋号]]である。また、&#039;&#039;&#039;株式会社大丸&#039;&#039;&#039;は、2010年2月28日までこれを運営していた企業である。<br /> <br /> [[近畿]]発祥の[[老舗]]百貨店で、大阪([[心斎橋]]・[[梅田]])・京都・神戸・東京・札幌に主力店舗を構えており、この6店舗だけで単体の91%の売り上げを占めている。上記の主力店は現在&#039;&#039;&#039;[[大丸松坂屋百貨店|株式会社大丸松坂屋百貨店]]&#039;&#039;&#039;による運営である。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[1717年]]([[享保]]2年)に下村彦右衛門正啓が今の[[京都市]][[伏見区]]京町北八丁目77に呉服店 大文字屋を開業し、呉服商を出発点として[[両替商]]を兼営していた。[[1726年]]大坂[[心斎橋筋]]に進出。[[1728年]]に名古屋本町に名古屋店を開き、「大丸屋」(のち閉鎖)と称した。幕末には[[高島屋]]に対して、幕府側についた。<br /> <br /> [[1908年]]11月、個人商店「大丸呉服店」を株式合資会社に転換。その際、下村家当主(第11代下村正太郎)が[[早稲田大学]]商科出身であった縁から、銀行家[[杉山義雄]]を専務理事として迎え入れ改革に乗り出した。杉山は専務理事就任時に資本金50万円のうち3万円を出資し、従業員や別家が20万円を出資していた&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;株式の譲渡については無限責任社員(出資者全7人)の同意を必要としたので、下村一族や従業員以外に株式が流れる心配はなかった。&lt;/ref&gt;が、約40軒の別家は旧態依然としていたところに杉山が急激な改革を実施。これが古手の店員や別家の反感を買い、更に不況と重なったことから杉山は退任に追い込まれる。<br /> <br /> その後、[[1910年]]に東京信託会社の[[岩崎一]]が改革案を作成し、ついで大隈の斡旋により、[[日本生命保険|日本生命]]社長[[片岡直温]]が改革に乗り出す。同年秋には東京・名古屋の両店を閉店する一方で、京都・大阪・神戸店を拡張して再建に乗り出した。下村家も秘蔵の書画骨董を売却して約30万円を調達して資力を増強、[[1911年]]1月22日に別宅会を解散して積立金を割り戻す決定をした。[[1914年]]には大阪店が不渡りの手形を出して京阪二店が休業するなど、呉服店から百貨店への転換過程では問題が続発したが、幾度もの困難を乗り越え、[[1928年]]&#039;&#039;&#039;大丸&#039;&#039;&#039;と改称しその近代化に成功した。<br /> <br /> 高度成長期は[[三越]](現:[[三越伊勢丹ホールディングス]]・並びに同社傘下の[[三越伊勢丹]]ほか)と並び「西の横綱」といわれたが、バブル崩壊後業績は低迷。[[奥田務]]が社長就任後、他の百貨店よりも一足早く[[1998年]]より事業構造改革に乗り出し、国内不採算店舗の閉鎖や海外店舗の全面撤退、人員削減に取り組んだ。その一方、[[2003年]]には札幌店を開店し軌道に乗せている。結果として改革は成功し、収益力を業界首位級に押し上げた。<br /> <br /> なお、店名の呼称については通常、「〜てん」と案内されるが、近畿圏の各店舗に関しては以前から「〜みせ」と案内されるのが通例&lt;ref name=nikkei141206&gt;[http://www.nikkei.com/article/DGXLASIH26H0E_W4A121C1AA1P00/ 関西のデパート、なぜ「○○店(みせ)」] - 日本経済新聞・2014年12月6日&lt;/ref&gt;。直営店では、札幌店・東京店は「〜てん」、心斎橋店・京都店・神戸店・梅田店が「〜みせ」と呼ばれている。同地区の同業他店舗は公式には全て「〜てん」を使っており、「〜みせ」の呼称は珍しい(ただし[[高島屋]]では一部社員が非公式ながら「〜みせ」を使っている&lt;ref name=nikkei141206 /&gt;)。<br /> <br /> 名物は、餡入りカステラ饅頭に「大」の焼き印が押された「大丸饅頭」。現在は大丸梅田店と博多大丸福岡天神店で販売している&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;梅田店では改装工事のため一時販売を行っていなかったが、2011年3月5日より販売を再開している。&lt;/ref&gt;。かつては神戸店でも販売していたが、[[1995年]]の阪神・淡路大震災で製造機械が壊れ販売中止となった。その後、震災10年の記念として[[2005年]]に1週間だけ再現された。<br /> <br /> == 沿革 ==<br /> [[Image:100 views edo 074.jpg|thumb|250px|歌川広重『[[名所江戸百景]]』より「大伝馬町呉服店」。江戸末期の江戸店の様子が描かれている。]]<br /> *[[1717年]]([[享保]]2年)下村彦右衛門正啓、京都伏見の生家に古着商「&#039;&#039;&#039;大文字屋&#039;&#039;&#039;」開業。(大丸創業)<br /> *[[1726年]](享保11年)大坂木挽町北之丁に&#039;&#039;&#039;大坂店&#039;&#039;&#039;(おおさかだな)「&#039;&#039;&#039;松屋&#039;&#039;&#039;」を開店、現金正札販売をはじめる(現・心斎橋店所在地)。<br /> *[[1728年]](享保13年)名古屋本町四丁目に&#039;&#039;&#039;名古屋店&#039;&#039;&#039;(なごやだな)を開店、初めて「&#039;&#039;&#039;大丸屋&#039;&#039;&#039;」を称する。(1910年 明治43年閉店) <br /> *[[1736年]]([[元文]]元年)京都・東洞院船屋町に&#039;&#039;&#039;大丸総本店&#039;&#039;&#039;「大文字屋」開店。経営理念を「&#039;&#039;&#039;先義後利&#039;&#039;&#039;」と定める。<br /> *[[1743年]]([[寛保]]3年)江戸日本橋大伝馬町三丁目に&#039;&#039;&#039;江戸店&#039;&#039;&#039;(えどだな)開店。<br /> *[[1907年]]([[明治]]40年)資本金50万円で「&#039;&#039;&#039;株式合資会社大丸呉服店&#039;&#039;&#039;」を設立。本店は東京市日本橋区通旅籠町。 <br /> *[[1910年]](明治43年)本店を東京市から京都市へ移転。東京店、名古屋店を閉店。<br /> *[[1912年]](明治45年)デパート形式「&#039;&#039;&#039;京都大丸&#039;&#039;&#039;」開店(現・京都店所在地。鉄筋木造3階建)。<br /> *[[1913年]]([[大正]]2年)神戸・元町に&#039;&#039;&#039;神戸支店&#039;&#039;&#039;開業。商標マークを改め登録。女子販売員を採用。<br /> *[[1914年]](大正3年)本店を京都市から大阪市へ移転。京都店を「&#039;&#039;&#039;合資会社大丸呉服店&#039;&#039;&#039;」として分離独立。<br /> *[[1920年]](大正9年)資本金1,200万円で「&#039;&#039;&#039;株式会社大丸呉服店&#039;&#039;&#039;」を設立。本店は大阪市南区心斎橋筋。<br /> *[[1925年]](大正14年)定款の営業目的を「百貨陳列販売業他」に変更。 <br /> *[[1927年]]([[昭和]]2年)神戸店が明石町(現在地)に移転。<br /> *[[1928年]](昭和3年)「株式会社大丸呉服店」を「&#039;&#039;&#039;株式会社大丸&#039;&#039;&#039;」に、「合資会社大丸呉服店」を「&#039;&#039;&#039;株式会社京都大丸&#039;&#039;&#039;」にそれぞれ商号変更。<br /> *[[1931年]](昭和6年)「株式会社大丸」が「株式会社京都大丸」を吸収合併し、&#039;&#039;&#039;京都店&#039;&#039;&#039;とする。<br /> *[[1947年]](昭和22年)高知大丸開店。 <br /> *[[1949年]](昭和24年)[[鳥取大丸]]を関係百貨店とする。<br /> *[[1949年]](昭和24年)大丸ドレスメーカー女学院(現[[ディーズファッション専門学校]])を京都店6階に開校。<br /> *[[1950年]](昭和25年)[[下関大丸]]開店。<br /> *[[1951年]](昭和26年)[[新居浜大丸|別子大丸]]を関係百貨店とする。<br /> *[[1953年]](昭和28年)[[博多大丸]]開店。クリスチャンディオールと独占契約(1964年まで)<br /> *[[1954年]](昭和29年)東京駅八重洲口に東京店開店。初日に20万人が来店。日本初のパートタイマー制を導入。<br /> *[[1959年]](昭和34年)オリジナル紳士服「トロージャン」誕生。<br /> *[[1960年]](昭和35年)ピーコック産業株式会社(現・[[イオンマーケット]])を設立。<br /> *[[1961年]](昭和36年)日本の小売業界売上NO.1を達成。(1960年下期から1968年下期まで連続)<br /> *[[1964年]](昭和39年)ジバンシィと独占契約。<br /> *[[1968年]](昭和43年)発送代行業務の子会社「大興運輸株式会社」設立。<br /> *[[1971年]](昭和46年)町田店開店。和歌山店開店。米子大丸を関係百貨店とする。<br /> *[[1972年]](昭和47年)松坂屋と共同配送開始。<br /> *[[1974年]](昭和49年)[[今治大丸]]を関係百貨店とする。<br /> *[[1975年]](昭和50年)別子大丸を[[新居浜大丸]]へ社名変更。<br /> *[[1976年]](昭和51年)デパート業界初の商品のデメリット表示を実施。<br /> *[[1977年]](昭和52年)新長田店開店。<br /> *[[1980年]](昭和55年)町田店を町田大丸へ分社化。<br /> *[[1983年]](昭和58年)CISを導入、新しいマークを制定。梅田店開店。ホームショッピング事業部(現・大丸ホームショッピング)新設。<br /> *[[1984年]](昭和59年)クレジット事業部(現・JFRカード)新設。<br /> *[[1987年]](昭和62年)神戸店周辺店舗1号店(現・旧居留地38番館)開店。米子大丸閉店。<br /> *[[1988年]](昭和63年)株式会社大丸クレジットサービス、株式会社大丸ホームショッピング、株式会社大丸情報センターを設立。[[博多大丸#長崎店|長崎大丸]]開店。 <br /> *[[1990年]]([[平成]]2年)株式会社大丸友の会を設立。<br /> *[[1992年]](平成4年) 大興運輸株式会社が株式会社アソシアに商号変更。<br /> *[[1993年]](平成5年) 大阪・ミナミ アメリカ村「&#039;&#039;&#039;ビッグ・ステップ&#039;&#039;&#039;」オープン。<br /> *[[1997年]](平成9年) 神戸店 (1995年[[阪神・淡路大震災]]で被災) が復興グランドオープン。<br /> *[[1998年]](平成10年) 和歌山店閉店。<br /> *[[2000年]](平成12年) 町田大丸閉店。<br /> *[[2001年]](平成13年) 新居浜大丸閉店。<br /> *[[2003年]](平成15年) 札幌店開店。<br /> *[[2005年]](平成17年) 大丸Dカードを発行。<br /> *[[2006年]](平成18年) アソシア株を日本郵政公社へ譲渡。「&#039;&#039;&#039;株式会社JPロジサービス&#039;&#039;&#039;」へ商号変更。<br /> *[[2007年]](平成19年)<br /> ** 株式会社松坂屋と経営統合。持株会社「&#039;&#039;&#039;[[J.フロント リテイリング]]株式会社&#039;&#039;&#039;」を設立。<br /> ** 京都店「日本生命四条ビル」「京都ダイヤビル」に周辺店舗をオープン。<br /> ** 神戸店「NTT西日本神戸ビル」「ブロック44(神戸御幸ビル)」に周辺店舗をオープン。<br /> *[[2008年]](平成20年) 今治大丸閉店。<br /> *[[2010年]](平成22年) 株式会社松坂屋に合併し解散。株式会社松坂屋は「&#039;&#039;&#039;株式会社大丸松坂屋百貨店&#039;&#039;&#039;」に商号変更。<br /> {{Main2|以降は[[J.フロント リテイリング]]を}}<br /> <br /> == 創業者 下村彦右衛門正啓 ==<br /> 生年:[[1688年]]([[元禄]]元年)[[京都]][[伏見区|伏見]]京町 北八丁目-没年:[[1748年]] ([[寛延]]元年) 5月15日。父・下村三郎兵衛兼誠は[[摂津国]][[茨木市|茨木]]の武将・[[中川氏]]の家臣の子孫で、[[大坂の陣]]後、商人になった。正啓はその第五子、三男として後継ぎとなり、19歳の時に行商を始めた&lt;ref&gt;[http://kotobank.jp/word/%E4%B8%8B%E6%9D%91%E5%BD%A6%E5%8F%B3%E8%A1%9B%E9%96%80 朝日日本歴史人物事典・大丸二百五拾年史]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 背が低く、頭が大きく、耳たぶが垂れ下がってた風貌で、人情に厚く、商売を成功させたことから、「&#039;&#039;&#039;[[福助人形]]伝説&#039;&#039;&#039;」の一人として伝えられるようになった&lt;ref&gt;[http://homepage1.nifty.com/zpe60314/daimaru.htm 呉服店もの語り]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 経営理念「先義後利」 ==<br /> 1736年(元文元年)大丸総本店「大文字屋」開店時に定めた理念。<br /> <br /> 先義(而)後利(者栄)=義を先にして利を後にする者は栄える。<br /> <br /> 「義」とは商売における正しい道」「公共のために尽くす気持ち」を意味し、「顧客第一主義に徹すれば、利益は自ずからついてくる」という考え方に徹した。<br /> <br /> 下村は毎年冬になると[[施餓鬼]](せがき)として貧しい人に食べもの、古着やお金を施し、人の集まる寺社に大丸マークつきの灯籠や、手ぬぐいを大量に寄付する等[[ボランティア]]活動で利益を社会還元していた。<br /> <br /> このため、1837年(天保8年)、[[大塩平八郎の乱]]([[百姓一揆]])に際しては、利を優先させた富豪や大商人はことごとく焼き討ちにあっていたのに対し、「&#039;&#039;&#039;大丸は義商なり、犯すなかれ&#039;&#039;&#039;」と部下に命じていたため、焼き討ちを免れたと伝えられている。<br /> <br /> この精神は、現在も大丸の企業理念として継承されている。<br /> <br /> == 商標大丸マーク == <br /> 創業時の「大文字屋」の名は、京都五山の送り火の「&#039;&#039;&#039;[[大文字焼き|大文字]]&#039;&#039;&#039;」にちなんで付けられた。名古屋進出にあたって、「丸」の中に「大」の字をあしらった商標を使い始め、広く一般に「大丸」と呼ばれるようになった。<br /> <br /> 「丸」は宇宙を表し、「大」の文字は「一」と「人」を組み合わせて成り立っていることから、<br /> 「天下一の商人になろう」という志を示した。<br /> <br /> 江戸進出に際しては、このマークを染め抜いた萌黄地の&#039;&#039;&#039;[[風呂敷]]&#039;&#039;&#039;を大量につくり、商品を包んで運んだ。その風呂敷が派手で非常に目立つものだったため、江戸っ子の間で話題となり、開店前から多くの人に認知されるようになった。<br /> <br /> 風呂敷自体、江戸前期には銭湯に行く時にすら使われていなかったのにもかかわらず、大流行することになった。<br /> <br /> 大丸屋江戸店での風呂敷の売上は1750年(寛延3年)には14,500枚だったが、1828年(文政11年)には60,670枚と4倍に増加。商人ばかりでなく、一般庶民が品物を運ぶ際に使う当たり前の道具として定着することになった&lt;ref&gt;[http://www.miyai-net.co.jp/furoshiki/history04.html 風呂敷の歴史 八王子織物史]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> かくして、大丸屋は、越後屋(現.[[三越]])、[[白木屋 (デパート)|白木屋]](現.[[東急百貨店]])と並ぶ江戸三大呉服店と称されるまでになったのだった。<br /> <br /> 1913年(大正2年)類似商標と区別するため、おめでたい「[[七五三]]」にちなんで「一」の左端に3本、「人」の字の下端左に5本、右に7本のひげをつける改定を行い登録。70年に渡って親しまれた&lt;ref&gt;[http://kaisya.keieimaster.com/log/0082.html 社名雑学]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 1983年の[[コーポレートアイデンティティ|CI]]によりシンボルマークは「孔雀(ピーコック)」をデザイン化したものに変更され、現在に至っている。但し、正式な社章は現在も「七五三ひげの大丸」で、呉服の包装・一部店舗(心斎橋店・南館屋上や下関大丸など)の外装にも残されている。<br /> <br /> 2010年3月の大丸松坂屋百貨店の発足後は、各店の正面入り口脇の店名の銘板の表示も、「丸に大」のマークと、「大丸 創業1717年」と記されるようになった。ちなみに、それ以前の銘板は上部に「丸に大」のマークが孔雀の羽で縁取られ、その下に「株式会社大丸 The Daimaru,Inc.」と記されたものであった。特に心斎橋店のものは、「創業1717年」の文言が当初から記されていた。なお、梅田店の正面入り口の銘板は孔雀をモチーフとしたCIマークに、「DAIMARU UMEDA」と記されたものであったが、2011年4月19日の増床グランドオープンに合わせ、「丸に大」のマークのものに変更された。<br /> <br /> == 日本国外ブランドの独占契約・プライベートブランドの開発 == <br /> 大丸は積極進取の側面もあり、早くから日本国外ブランドとのライセンス契約やプライベートブランドの開発も行ってきた。<br /> <br /> === クリスチャン・ディオール ===<br /> [[1953年]](昭和28年)[[ディオール|クリスチャン・ディオール]]と独占契約。ライセンスによる国内生産が始まった。店内に「&#039;&#039;&#039;ディオール・サロン&#039;&#039;&#039;」を開設、輸入されたディオールの型紙を使用し、自社でオーダー・メイドの服を製造した&lt;ref&gt;[http://www.kci.or.jp/research/dresstudy/pdf/D52_Nii_Japanese_Made_Pret_a_Porter.pdf 1960年代の日本製プレタポルテ]&lt;/ref&gt;。そのお披露目として、大阪、京都、神戸で初の[[ファッションショー]]も開催している(注.東京の初は1927年 [[三越]]銀座店)。これは、日本初の海外デザイナーとの提携となり(従来は外資法により禁じられていた)、他百貨店も追従したばかりではなく、[[アパレル]]業界全体に広がっていった&lt;ref&gt;[http://www1.tcue.ac.jp/home1/takamatsu/101417/101417-00006.doc 「流通機能と小売業界の現状」藤川直樹]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 買付と京都地区での製作を担当した[[礒村春]]を校長として、その洋裁教育を伝搬すべく大丸ドレスメーカー女学院(現[[ディーズファッション専門学校]])を京都店6階に開校した。<br /> <br /> 1964年からは[[カネボウ]]がディオールの独占販売権を獲得、1997年秋からはクリスチャン・ディオール・ジャポン社が独自に店舗展開を開始&lt;ref&gt;[http://www.fashion-st.net/link/dior.html Fashion Street クリスチャン・ディオール]&lt;/ref&gt;。現在、大丸各店にはショップを出店する形(鳥取を除く)になり、大丸以外の百貨店にも出店している&lt;ref&gt;[http://fashioncity.jp/brand/dior/shop/area/%E9%AB%98%E7%9F%A5 クリスチャン・ディオールのショップ]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> === ジバンシィ ===<br /> ディオールと入れ替わりに1964年から[[ジバンシィ]]と独占契約。[[オードリー・ヘプバーン]]御用達ブランドで永らく大丸の顔ともいうべきブランドだった。<br /> <br /> === 紳士服トロージャン === <br /> 「&#039;&#039;&#039;[[イリオス|トロイ]]の戦士&#039;&#039;&#039;」を意味する大丸の紳士服(日本で最初の[[プライベート・ブランド]])。1959年、既製紳士服の先駆けとなった([[十字屋]]提携時代は十字屋・清水屋でも扱いがあった)。<br /> <br /> 当時の日本には既製服製造のための大規模な工場が少なく、生産効率が低かった。このため、既製服のサイズは「特大」「大」「中」「小」の4種類に限定されており、注文して作ることが一般的だった。<br /> <br /> 大丸は「日本人の体型によりフィットする洋服」として開発すべくアメリカ既製服界に精通し、自らもテーラーを経営する奈古済一(なこせいいち)を招聘、技術指導を要請。当時、最新鋭の20数種のプレスマシン等、新しい技術を導入。アメリカ式の流れ作業のシステムで製造工程の合理化を行った。<br /> <br /> サイズの呼称も、「Y体」「A体」「AB体」「B体」等29種類展開したのもトロージャンが初で、それが業界全体に広がることになった。日本人の前屈体型にフィットさせるため肩の形状も変更。これにあわせて湾曲したハンガーも開発。これも業界初の試みだった。<br /> <br /> 発売時の価格は、毛100%の生地を使用したスーツで13,000円からで オーダースーツと変わらない価格水準ながら大成功を収めた。<br /> <br /> 1966年、CMに[[ダーク・ダックス]]、1970年代は[[ジュリアーノ・ジェンマ]]等を起用し話題を呼んだ&lt;ref&gt;[http://www.daiwa-dp.co.jp/selection/data/1242878738.html TROJAN トロージャン おかげさまで50周年]&lt;/ref&gt;。現在も「お台場仕立て、脇ざし、尻シック、キュプラ裏地」などワンランク上の仕様を採用するなど進化し続けている&lt;ref&gt;[https://www.facebook.com/daimaru.tokyoten 大丸Facebook TROJAN HISTORY]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 店舗 ==<br /> === 直営店 ===<br /> ==== 心斎橋店 ====<br /> {{商業施設<br /> |書式 = 大丸<br /> |名称 = 大丸心斎橋店<br /> |外国語表記 = DAIMARU SHINSAIBASHI MISE<br /> |画像 = Daimaru Shinsaibashi Kitakan.JPG<br /> |画像サイズ = <br /> |画像説明 = 北館<br /> |正式名称 = <br /> |店番号 = <br /> |建物名称 = <br /> |所在地郵便番号 = 542-8501<br /> |所在地 = [[大阪市]][[中央区 (大阪市)|中央区]][[心斎橋筋]]1丁目7番1号<br /> &lt;!--↓北館 (本館代替) 座標↓ --&gt;<br /> |緯度度 = 34 |緯度分 = 40 |緯度秒 = 26.1<br /> |経度度 = 135 |経度分 = 30 |経度秒 = 3.4<br /> &lt;!--↑本館 (本館代替) 座標↑ --&gt;<br /> &lt;!--↓本館 (建替中) 座標↓ --&gt;<br /> &lt;!--|緯度度 = 34 |緯度分 = 40 |緯度秒 = 23.3--&gt;<br /> &lt;!--|経度度 = 135 |経度分 = 30 |経度秒 = 3.4--&gt;<br /> &lt;!--↑本館 (建替中) 座標↑ --&gt;<br /> |座標右上表示 = No<br /> |開業日 = [[1726年]] ([[享保]]11年) &lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;開業時の名称は「大阪店 松屋」&lt;/ref&gt;<br /> |閉業日 = <br /> |施設所有者 = <br /> |施設管理者 = <br /> |土地所有者 = <br /> |設計者 = <br /> |施工 = <br /> |敷地面積= |敷地面積脚注= |敷地面積備考= <br /> |建築面積= |建築面積脚注= |建築面積備考= <br /> |延床面積= |延床面積脚注= |延床面積備考= <br /> |商業施設面積 = 77,000 |商業施設面積脚注= |商業施設面積備考= <br /> |店舗数 = <br /> |中核店舗 = <br /> |営業時間 = 10:00-22:00 {{Smaller|(フロアにより異なる)}}<br /> |駐車台数 = <br /> |駐輪台数 = <br /> |前身 = <br /> |後身 = <br /> |商圏人口 = <br /> |最寄駅 = [[心斎橋駅]]<br /> |最寄IC = [[湊町出入口|湊町IC]]・[[信濃橋出入口|信濃橋IC]]<br /> |外部リンク = [https://www.daimaru.co.jp/shinsaibashi/ 大丸心斎橋店]<br /> }}<br /> : 1726年(享保11年) 大坂[[島之内]]の木挽町北之丁(現・[[中央区 (大阪市)|中央区]][[心斎橋筋]]一丁目)に大坂店「松屋」開店。<br /> : 1867年(慶応3年) 大坂地図「&#039;&#039;&#039;浪華名所独案内&#039;&#039;&#039;」に「大丸呉服店」として記載された。<br /> : 1920年(大正9年)4月16日 「株式会社大丸呉服店」の「本店」に定めた。同年、失火により全焼&lt;ref&gt;[http://blog.goo.ne.jp/luckyhillson/e/61dfe40b5a79177a7a29c857305647a6 御堂筋の大丸心斎橋店の歴史]&lt;/ref&gt;。<br /> : 1922年(大正11年) 再興のため店舗新築。第1期工事完成。設計は[[ウィリアム・メレル・ヴォーリズ]]。<br /> : 1925年(大正14年)9月 第2期工事竣工。中央玄関上部に[[テラコッタ]](陶製)のピーコック([[クジャク|孔雀]])が掲げられた。ピーコックはファッションのシンボルとして、以来大丸のシンボルとなった。<br /> : 1933年(昭和8年) 第3期工事が完成。[[アール・デコ]]の重厚な[[近代建築]]を今も伝える建築物として、[[DOCOMOMO JAPAN選定 日本におけるモダン・ムーブメントの建築]]に選定されている。本館・南館の2館体制時の店舗面積は37,490[[平方メートル|m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;]]だった。<br /> :: 1983年(昭和58年) 梅田店の開店を控え、3月より大阪店から心斎橋店に改称。<br /> : 2009年11月14日 隣接する[[そごう心斎橋本店]]が営業不振により閉店したため建物を買収。大丸の北館としたため77,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;の最大規模の店舗となった&lt;!--心斎橋店拡張の計画より梅田店拡張の計画の方が先だった--&gt;。<br /> : 2011年度下半期 ファッションデザイナー [[小篠綾子]]の生涯を描いた[[日本放送協会|NHK]][[連続テレビ小説]]『[[カーネーション (テレビドラマ)|カーネーション]]』が放送された。11月に主人公が「心斎橋百貨店」に制服を売り込みに行くエピソードがあったが、1932年(昭和7年)当時心斎橋にあった百貨店はこの大丸心斎橋店だけである。その縁で、放送終了後の2012年4月25日-5月1日に期間限定で岸和田コシノショップが出店した&lt;ref&gt;岸和田市観光振興協会公式サイト「岸ぶら」2012/04/25&lt;/ref&gt;。また、娘[[コシノヒロコ]]も同店は勿論、ほとんどの大丸にショップを出店している。<br /> : 2015年(平成27年)12月30日 この日をもって、建て替えのため本館は一時閉館。以降、北館(本館の機能を継承)と南館の2館体制で営業を継続する。<br /> <br /> ==== 梅田店 ====<br /> [[1983年]]開店。[[大阪駅]]駅ビル[[大阪ターミナルビル|サウスゲートビルディング]](2011年3月16日に、旧・アクティ大阪より改称)地下2階から地上15階。店舗面積は従来の40,416m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;だったものが、2011年3月から順次増床部分が開業した後、同年4月19日のグランドオープン時には既存部分と合わせて、64,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;となった。「新百貨店モデル」の集大成として、「[[東急ハンズ]]」や「[[ユニクロ]]」、また「[[ポケモンセンター|ポケモンセンターオーサカ]]」(2010年11月26日に先行して開店)など大規模なテナントが出店している。<br /> {{Main|大丸梅田店}}<br /> <br /> ==== 京都店 ====<br /> {{商業施設<br /> |書式 = 大丸<br /> |名称 = 大丸京都店<br /> |外国語表記 = DAIMARU KYŌTO MISE<br /> |画像 = File:Daimaru-kyoto 201605.JPG<br /> |画像サイズ = <br /> |画像説明 = <br /> |正式名称 = <br /> |店番号 = <br /> |建物名称 = <br /> |所在地郵便番号 = 600-8511<br /> |所在地 = [[京都府]][[京都市]][[下京区]][[四条通]][[高倉通|高倉]]西入立売西町79番地<br /> |緯度度 = 35 |緯度分 = 0 |緯度秒 = 15.4<br /> |経度度 = 135 |経度分 = 45 |経度秒 = 43.2<br /> |座標右上表示 = No<br /> |開業日 = [[1736年]]<br /> |閉業日 = <br /> |施設所有者 = <br /> |施設管理者 = <br /> |土地所有者 = <br /> |設計者 = <br /> |施工 = <br /> |敷地面積= |敷地面積脚注= |敷地面積備考= <br /> |建築面積= |建築面積脚注= |建築面積備考= <br /> |延床面積= |延床面積脚注= |延床面積備考= <br /> |商業施設面積 = 50,830 |商業施設面積脚注= |商業施設面積備考= <br /> |店舗数 = <br /> |中核店舗 = <br /> |営業時間 = 10:00-20:00 {{Smaller|(フロアにより異なる)}}<br /> |駐車台数 = <br /> |駐輪台数 = <br /> |前身 = <br /> |後身 = <br /> |商圏人口 = <br /> |最寄駅 = [[烏丸駅]]・[[四条駅]]<br /> |最寄IC = [[鴨川東出入口|鴨川東IC]]・[[鴨川西出入口|鴨川西IC]]<br /> |外部リンク = [https://www.daimaru.co.jp/kyoto/ 大丸京都店]<br /> }}<br /> 1717年(享保2年) 創業地&#039;&#039;&#039;[[伏見区|伏見]]京町北8丁目&#039;&#039;&#039;は、[[京阪電気鉄道|京阪電鉄]][[丹波橋駅]]北方。中心地ではなく郊外だった。<br /> <br /> 1729年(享保14年) 「仕入れ店」を置いた&#039;&#039;&#039;[[柳馬場通|柳馬場]][[綾小路通|綾小路]]&#039;&#039;&#039;は、現在地より東南東方向200mに位置。<br /> <br /> 1736年(元文元年)大丸総本店「大文字屋」を構えた&#039;&#039;&#039;[[東洞院通|東洞院]]船屋町&#039;&#039;&#039;は、市営地下鉄[[烏丸御池駅]]付近と現在地より1駅北隣に位置していた。<br /> <br /> また、1863年(文久3年)[[新選組]]が揃いの割羽織を調達に訪れたのは、これとはまた別に設けられた「&#039;&#039;&#039;松原店&#039;&#039;&#039;」で[[松原通 (京都市)|松原通]]御幸町・寺町間の北側&lt;ref&gt;[http://miburou.blog103.fc2.com/blog-entry-350.html 新選組&幕末 ばんざい!!]&lt;/ref&gt;。京阪電鉄[[清水五条駅]]から[[鴨川 (淀川水系)|鴨川]]の東岸だった。<br /> <br /> 1912年(明治45年)「京都大丸」&#039;&#039;&#039;[[四条烏丸]]&#039;&#039;&#039;に開店。ここが現在の京都店の所在地である。&lt;br /&gt;現・京都店の店舗面積は50,830m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。心斎橋店と同じくヴォーリズ設計であるが、[[四条通]]側の外壁は改装されている。なお、下村家の邸宅であった京都・烏丸丸太町上ルの大丸ヴィラ「中道軒」はチューダー・[[ゴシック]]様式の豪壮な建築として知られている。<br /> この建物の他、5つの「周辺店舗」がある。<br /> * 大丸恒和ビル &#039;&#039;&#039;[[ルイ・ヴィトン]]ストア&#039;&#039;&#039;<br /> * 大丸東洞院入口向い &#039;&#039;&#039;A.P.C&#039;&#039;&#039;<br /> * 日本生命四条ビル1-2F &#039;&#039;&#039;エンポリオ・[[アルマーニ]]&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;大丸リラクシングガーデン京都&#039;&#039;&#039;<br /> * 京都ダイヤビル &#039;&#039;&#039;[[ボッテガ・ヴェネタ]]&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;ジョゼフ・ザ・ストア&#039;&#039;&#039;<br /> * グランドキューブ四条ビル &#039;&#039;&#039;ハウス・オブ・[[ジル・スチュアート]]&#039;&#039;&#039;<br /> : なお、同じ京都四条に所在する[[藤井大丸]]は、全くの別会社である。<br /> <br /> ==== 山科店 ====<br /> :: 1998年開店。京都市[[山科区]]竹鼻竹ノ街道町91<br /> :: [[西日本旅客鉄道|JR西日本]][[東海道本線]]・[[京阪京津線]]・[[京都市営地下鉄東西線]] [[山科駅]]2番出口「ラクト山科ショッピングセンター B棟 地下1階-地上2階(開店時は4階まで)。店舗面積5,960m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;(開店時は9,260m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;)。<br /> 京都店の分店であり、「やましな店(みせ)」とも呼ばれている。近年は衣料品販売が低迷し、2010年8月31日以降、規模を縮小した(2011年4月29日から地上3階から地上4階は[[ニトリ]]ラクト山科店が入居)。<br /> :※松坂屋高槻店も&lt;!--親会社(J.フロント)の--&gt;運営上、京都店の分店扱いとなっている。<br /> <br /> ==== 神戸店 ====<br /> {{商業施設<br /> |書式 = 大丸<br /> |名称 = 大丸神戸店<br /> |外国語表記 = DAIMARU KŌBE MISE<br /> |画像 = Daimaru Kobe Kyukyoryuchi.jpg<br /> |画像サイズ = <br /> |画像説明 = <br /> |正式名称 = <br /> |店番号 = <br /> |建物名称 = <br /> |所在地郵便番号 = 650-0037<br /> |所在地 = [[兵庫県]][[神戸市]][[中央区 (神戸市)|中央区]][[明石町 (神戸市)|明石町]]40番地<br /> |緯度度 = 34 |緯度分 = 41 |緯度秒 = 19<br /> |経度度 = 135 |経度分 = 11 |経度秒 = 25.8<br /> |座標右上表示 = No<br /> |開業日 = [[1913年]] ([[大正]]2年) 神戸支店として開業&lt;br&gt;[[1927年]] ([[昭和]]2年) 現在地へ移転<br /> |閉業日 = <br /> |施設所有者 = [[大丸松坂屋百貨店|株式会社大丸松坂屋百貨店]]&lt;br&gt;エ・デビス・アンド・カンパニー・リミテッド&lt;br&gt;[[三菱UFJ信託銀行|三菱UFJ信託銀行株式会社]]&lt;ref&gt;[http://www.city.kobe.lg.jp/business/promotion/commerce/store/report/todoke679.html 大規模小売店舗立地法 神戸市の届出状況等] - 神戸市公式ウェブサイト、2016年8月23日閲覧。&lt;/ref&gt;<br /> |施設管理者 = <br /> |土地所有者 = <br /> |設計者 = <br /> |施工 = <br /> |敷地面積= |敷地面積脚注= |敷地面積備考= <br /> |建築面積= |建築面積脚注= |建築面積備考= <br /> |延床面積= |延床面積脚注= |延床面積備考= <br /> |商業施設面積 = 約50,656 |商業施設面積脚注= |商業施設面積備考= <br /> |店舗数 = <br /> |中核店舗 = <br /> |営業時間 = 10:00-21:00 {{Smaller|(フロアにより異なる)}}<br /> |駐車台数 = <br /> |駐輪台数 = <br /> |前身 = <br /> |後身 = <br /> |商圏人口 = <br /> |最寄駅 = [[旧居留地・大丸前駅]]・[[元町駅 (兵庫県)|元町駅]]<br /> |最寄IC = [[京橋出入口 (兵庫県)|京橋IC]]<br /> |外部リンク = [https://www.daimaru.co.jp/kobe/ 大丸神戸店]<br /> }}<br /> [[File:Daimaru Kube Lobby View 2013.jpg|thumb|282px|神戸店店内の様子]]<br /> 1913年(大正2年)神戸・[[元町 (神戸市)|元町]]四丁目に「大丸呉服店神戸出張所」として開業。<br /> <br /> 1927年(昭和2年)[[明石町 (神戸市)|明石町]](現在地)に移転。その後増改築を繰り返し、本館、西館(元[[日本生命]]ビル)と南館、別館(旧居留地38番館)、アネックス([[三菱東京UFJ銀行]]ビル)で1ブロックを構成している。本館ビル設計は[[村野藤吾]]。38番館はヴォーリズ設計の[[シティグループ|旧ナショナル・シティバンク]]神戸支店の建物。<br /> <br /> 1995年 [[阪神・淡路大震災]]で、最も古い[[トアロード]]側の本館が損壊。売り場の3分の2を失い、以降部分営業をしていた。<br /> <br /> 1997年 本館解体後、新ビルを建設。地下2階地上10階、店舗面積50,656m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;となる。施工は大林・戸田・三菱・北野共同企業体で総工費は200億円。[[旧居留地]]のモダンな雰囲気を守るという観点から、外装には[[花崗岩|御影石]]が用いられ、北側と東側にコリドール(回廊)、[[ガス灯]]23基を配するなど、近代洋風建築の意匠を取り入れたものになった。特に、夜間の[[ライトアップ]]された姿は幻想的で、日本で最も美しい百貨店の呼び声も高い。再オープンの3月2日初日には震災前の休日を上回る12万人が来店、10億円を売り上げ、&lt;ref&gt;KOBE MARKS 神戸市内の建築物データベース, 神戸新聞 1997/3/3,他&lt;/ref&gt;長らく売上で水をあけられていた「そごう神戸店」を抜き、地域一番店となった。<br /> <br /> 神戸店には多数の「周辺店舗」がある。主なものは以下の通り。<br /> * [[旧居留地38番館]] - &#039;&#039;&#039;[[エルメス]]&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;[[コム・デ・ギャルソン]]&#039;&#039;&#039;他<br /> * [[ジーニアスギャラリー]](デビスビル) - &#039;&#039;&#039;ナノ ・ユニバース&#039;&#039;&#039;他<br /> * NTT西日本神戸ビル - &#039;&#039;&#039;[[三宅一生|イッセイミヤケ]]&#039;&#039;&#039;他 - <br /> * BLOCK47(ニッケビルディング) - &#039;&#039;&#039;[[グッチ]]&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;[[イヴ・サン=ローラン]]&#039;&#039;&#039;<br /> * BLOCK44(神戸御幸ビル)&#039;&#039;&#039;エンポリオ・アルマーニ&#039;&#039;&#039;、、&#039;&#039;&#039;[[フェンディ]]&#039;&#039;&#039;他<br /> * BLOCK30(大丸カーポート) - &#039;&#039;&#039;[[ドルチェ&amp;ガッバーナ]]&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;[[マリオ・ヴァレンティーノ]]&#039;&#039;&#039;他<br /> * 大丸インテリア館 - &#039;&#039;&#039;ル・スティル&#039;&#039;&#039;<br /> * 興和ビル - &#039;&#039;&#039;[[バーバリー]]・インポート&#039;&#039;&#039;<br /> * OTC神戸ビル - &#039;&#039;&#039;ジル・スチュアート&#039;&#039;&#039;<br /> * ホテルヴィアマーレ - &#039;&#039;&#039;[[プラダ|ミュウミュウ]]&#039;&#039;&#039;<br /> 他<br /> :; 須磨店<br /> :: 1980年開店:神戸市[[須磨区]]中落合二丁目2番4号<br /> :: 神戸市営地下鉄西神・山手線「[[名谷駅]]」前「[[OMこうべ|須磨パティオ]]」地下1階-地上4階。店舗面積13,076m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> :: 1980年「株式会社ダイマル須磨店」として開店。2001直営化、神戸店の分店となった。<br /> :; 芦屋店<br /> :: 1980年開店:[[兵庫県]][[芦屋市]])船戸町1-31<br /> :: [[芦屋駅 (JR西日本)|JR芦屋駅]]直結店舗、店舗面積4,300m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> :: 1980年「株式会社ダイマル芦屋店」として開店。2001年直営化、神戸店の分店となった。<br /> :; 大丸インテリア館 ミュゼ エール<br /> :: 2003年開店。神戸市東灘区向洋町中6-9<br /> :: 六甲ライナー「アイランド」駅前「神戸ファッションマート」2F<br /> <br /> ==== 東京店 ====<br /> {{商業施設<br /> |書式 = 大丸<br /> |名称 = 大丸東京店<br /> |外国語表記 = DAIMARU TŌKYO<br /> |画像 = GranTokyo North Tower.JPG<br /> |画像サイズ = 200<br /> |画像説明 = <br /> |正式名称 = <br /> |店番号 = <br /> |建物名称 = <br /> |所在地郵便番号 = 100-6701<br /> |所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[丸の内]]1丁目9番1号<br /> |緯度度 = 35 |緯度分 = 40 |緯度秒 = 53.3 <br /> |経度度 = 139 |経度分 = 46 |経度秒 = 8.1<br /> |座標右上表示 = No<br /> |開業日 = [[1954年]] ([[昭和]]29年)<br /> |閉業日 = <br /> |施設所有者 = [[三井不動産ビルマネジメント]]{{Smaller|株式会社}}<br /> |施設管理者 = <br /> |土地所有者 = <br /> |設計者 = <br /> |施工 = <br /> |敷地面積= |敷地面積脚注= |敷地面積備考= <br /> |建築面積= |建築面積脚注= |建築面積備考= <br /> |延床面積= |延床面積脚注= |延床面積備考= <br /> |商業施設面積 = 46,000 |商業施設面積脚注= |商業施設面積備考= <br /> |店舗数 = <br /> |中核店舗 = <br /> |営業時間 = 10:00-00:00 {{Smaller|(フロアにより異なる)}}<br /> |駐車台数 = <br /> |駐輪台数 = <br /> |前身 = <br /> |後身 = <br /> |商圏人口 = <br /> |最寄駅 = [[東京駅]]<br /> |最寄IC = [[八重洲出入口|八重洲IC]]<br /> |外部リンク = [https://www.daimaru.co.jp/tokyo/ 大丸東京店]<br /> }}<br /> <br /> 1954年10月(株)鉄道会館 八重洲本館に開店(賃貸入居)&lt;ref&gt;[http://www.tokyoinfo.com/company/corporate/history.php 鉄道会館沿革]&lt;/ref&gt;。店舗面積31,500m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> <br /> 旧.大丸呉服店が明治期に閉店して44年ぶりの東京再進出。開店初日には20万人が来店した。<br /> <br /> その際、既に月賦の「大丸百貨店」(現.[[井門グループ|井門エンタープライズ]])が東京でチェーン展開していたため「名前の競合」が問題になり二社間で協議が持たれた。<br /> <br /> その結果、百貨店の(下村)大丸には百貨店をつけず「株式会社大丸」、月賦の(井門)大丸には百貨店をつけ「株式会社大丸百貨店」とすることが取り決められた。(井門)大丸には、広告宣伝においては愛称として「ライフアップ大丸」とも称し、マークは(下村)大丸とは全く異なるデザインを使用していた&lt;ref&gt;[http://train.ap.teacup.com/yoshihiro/842.html 拝啓井門義博です大丸OB会]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 同店開業以来、東京駅及び京都駅には「&#039;&#039;&#039;行きも大丸、帰りも大丸&#039;&#039;&#039;」というキャッチコピーの広告が掲示されるようになった。<br /> <br /> 2007年10月31日 一旦閉店。同ビルは、[[ペデストリアンデッキ]]「グランルーフ」と駅前広場整備のため取り壊された。 <br /> 2007年11月6日 [[グラントウキョウ]]ノースタワー(現在地)に移転。住所は 右表参照。<br /> 2段階に分けて建替えられ、第1期分では地下1階 - 13階 店舗面積34,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;に入居。<br /> 第2期工事終了後 2012年10月5日 46,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;に増床、グランドオープン 地下3階駐車場も完備した。<br /> {{See also|グラントウキョウ#大丸東京店}}<br /> <br /> ==== 札幌店 ====<br /> {{商業施設<br /> |書式 = 大丸<br /> |名称 = 大丸札幌店<br /> |外国語表記 = DAIMARU SAPPORO<br /> |画像 = Daimaru JR Sapporo Sta01n4272.jpg<br /> |画像サイズ = <br /> |画像説明 = <br /> |正式名称 = <br /> |店番号 = <br /> |建物名称 = <br /> |所在地郵便番号 = 060-0005<br /> |所在地 = [[北海道]][[札幌市]][[中央区 (札幌市)|中央区]]北5条西4丁目7番地<br /> |緯度度 = 43 |緯度分 = 4 |緯度秒 = 3.3<br /> |経度度 = 141 |経度分 = 20 |経度秒 = 57.5<br /> |座標右上表示 = No<br /> |開業日 = [[2003年]] (平成15年) [[3月6日]]<br /> |閉業日 = <br /> |施設所有者 = <br /> |施設管理者 = [[札幌駅総合開発]]株式会社<br /> |土地所有者 = <br /> |設計者 = <br /> |施工 = <br /> |敷地面積= |敷地面積脚注= |敷地面積備考= <br /> |建築面積= |建築面積脚注= |建築面積備考= <br /> |延床面積= |延床面積脚注= |延床面積備考= <br /> |商業施設面積 = 45,000 |商業施設面積脚注= |商業施設面積備考= <br /> |店舗数 = <br /> |中核店舗 = <br /> |営業時間 = 10:00-22:00 {{Smaller|(フロアにより異なる)}}<br /> |駐車台数 = <br /> |駐輪台数 = <br /> |前身 = <br /> |後身 = <br /> |商圏人口 = <br /> |最寄駅 = [[札幌駅]]・[[さっぽろ駅]]<br /> |最寄IC = [[札幌北インターチェンジ|札幌北IC]]<br /> |外部リンク = [https://www.daimaru.co.jp/sapporo/ 大丸札幌店]<br /> }}<br /> [[札幌駅]]南口[[JRタワー]]西ブロック。店舗面積45,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> <br /> 札幌店はパート・アルバイトの活用によって正社員を最小限に抑えるなどの合理化を図ったため、出店後半年で営業黒字を達成した&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;この成功を受け、同様の合理化は他店舗でも行われることとなった。&lt;/ref&gt;。また、その立地環境の良さも手伝い、2009年からは老舗の[[丸井今井]]を抜き、地域一番店となっている。<br /> <br /> なお、同区の南1条に所在する[[大丸藤井セントラル]]は、全くの別会社である。[[西武百貨店|旭川西武]]が2016年9月末に閉店したため現在は[[日本百貨店協会]]に加盟する最北の百貨店となっている。<br /> <br /> === 関連会社の店舗 ===<br /> &#039;&#039;&#039;[[松坂屋]]&#039;&#039;&#039;については当該項目を参照。<br /> <br /> ==== 連結子会社運営店舗 ====<br /> ; [[博多大丸]] 福岡天神店&lt;ref name=&quot;daimaru-fukuoka&quot;&gt;{{Cite web|url=https://www.daimaru.co.jp/fukuoka/company/hakata.html |title=企業情報 |publisher=博多大丸 |accessdate=2018-7-2 }}&lt;/ref&gt;<br /> : 1953年開店。1975年現在地に移転。[[福岡市]][[中央区 (福岡市)|中央区]][[天神 (福岡市)|天神]]1-4-1 [[福岡市交通局|福岡市営地下鉄]] [[天神南駅]] 3番出口。<br /> : 本館([[西日本新聞社|西日本渡辺ビル]])地下2階-地上8階+東館「エルガーラ」地下2階-地上6階。店舗面積44,192m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> : 法人としては本体に次ぐ規模にあり、J.フロントグループにおいても九州地区の重要拠点と位置づける。<br /> ; [[下関大丸]]<br /> : 1950年開店。1977年現在地に移転。[[山口県]][[下関市]]竹崎町4-4-10<br /> : JR西日本[[山陽本線]][[下関駅]]前「[[シーモール下関]]」地下1階-地上8階。店舗面積23,912m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> : 以前は[[マルハ]]グループの資本がメインだった。<br /> ; [[高知大丸]]<br /> : 1947年開店。[[高知市]]帯屋町一丁目6番1号。<br /> : [[とさでん交通]]「[[はりまや橋停留場|はりまや橋]]」電停下車、京町商店街。店舗面積16,068m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> : 2002年に高知西武(旧:[[とでん西武]])が閉店して以降、[[高知県]]内では唯一の百貨店である。<br /> :: &#039;&#039;&#039;高知大丸四万十プラザ&#039;&#039;&#039;<br /> :: 土佐くろしお鉄道中村駅徒歩3分。高知大丸唯一の支店。高知県四万十市駅前町274番地。500m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;ほど。<br /> <br /> ==== 非連結関連会社運営店舗 ====<br /> ; [[鳥取大丸]]<br /> : 1937年「丸由百貨店」開店。1949年業務提携し「鳥取大丸」に社名変更&lt;ref name=&quot;daimaru-tottori&quot;&gt;{{Cite web|url=http://www.daimaru-tottori.co.jp/ |title=鳥取大丸 |publisher=鳥取大丸 |accessdate=2012-4-29 }}&lt;/ref&gt;、1975年現在地に移転&lt;ref name=&quot;kuramochi-2005&quot;&gt;{{Cite journal | author =倉持裕彌 | title = 調査研究報告 地域生活空間 鳥取市の中心市街地商店街活性化に関する考察―社会構造の変化を踏まえて― | journal = TORCレポート No.26 | publisher = とっとり地域連携・総合研究センター | issue = 2005}}&lt;/ref&gt;。):出資比率14%&lt;ref name=&quot;j-front-annual-review-2011&quot;&gt;{{Cite report |date=2011-7-9 |title= J.フロント リテイリング Annual Review 2011 |publisher= J.フロント リテイリング }}&lt;/ref&gt;。鳥取市今町2-151<br /> : JR[[山陰線]][[鳥取駅]]前 ホテル[[ニューオータニ]]隣 地下1階-地上5階。店舗面積11,973m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;&lt;ref name=&quot;natina-land-developping-base-2000-6-9&quot;&gt;{{Cite report |year=2000 |mounth=6 |title=国土審議会調査改革部会 第4回国際連携・持続的発展基盤小委員会配付資料 人口減少下での活力ある地域社会と二層の広域圏形成に資する国土基盤の現状と課題(資料編) |publisher=[[国土審議会]]調査改革部会 }}&lt;/ref&gt;建物はニューオータニともども黒川紀章の設計によるもの。別館 アネックス203、ファッション館「アクア」、空港売店もある。<br /> ; [[大丸コム開発]]<br /> : J.フロントリテイリング株式会社100%出資会社。1982年設立(大丸企画開発)。以下の商業施設の管理運営業務他、新規開発やリニューアルも行う。<br /> * &#039;&#039;&#039;ホワイトアベニュー&#039;&#039;&#039; 心斎橋 大阪ホテル日航ビル1F・B1F 2,526.6m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; 1982年開業。<br /> * &#039;&#039;&#039;ビッグ・ステップ&#039;&#039;&#039; 心斎橋 アメリカ村 970.1m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; 1993年開業。 <br /> * &#039;&#039;&#039;クリスタ長堀地下街&#039;&#039;&#039; 大丸心斎橋店北側長堀通り地下街 8,652.9m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; 2006年より管理運営。(賃貸管理はクリスタ長堀株式会社) <br /> * &#039;&#039;&#039;大丸羽田空港店&#039;&#039;&#039; 第1ターミナル マーケットプレイス4F 386.6m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; 1999年開業。管理運営。<br /> * &#039;&#039;&#039;カトレヤプラザ伊勢佐木&#039;&#039;&#039; 旧.横浜松坂屋 7,400.0m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; <br /> * &#039;&#039;&#039;カトレヤプラザ高島平&#039;&#039;&#039; ピーコックストア高島平店2F、1364.45m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;<br /> * &#039;&#039;&#039;ピーコックプラザ洋光台&#039;&#039;&#039; ピーコックストア洋光台店2F、929.11m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; <br /> * &#039;&#039;&#039;オトカリテ&#039;&#039;&#039; ピーコックストア千里中央店 1-3F、約5,000<br /> <br /> ==== 自主編集売場 ====<br /> ; サロン・ド・グゥ・ブランシェ<br /> : 特選ブランド・インポート雑貨のセレクトショップ 心斎橋店、神戸店、福岡天神店<br /> ; サロン・ド・グゥ <br /> : 特選ブランドウェアのセレクトコーナー 神戸店、京都店、札幌店<br /> ; サロン・ド・グゥ・オム<br /> : メンズ特選ブランド・インポート雑貨のセレクトコーナー 心斎橋店、神戸店、東京店<br /> ; ufufu girls(うふふガールズ)<br /> : 18 - 34歳の女性をターゲットにした低価格帯のカジュアルな衣料品・雑貨のフロア。2009年11月14日に心斎橋店北館の地下1・2階に開設し、好評となった。その後2010年度は、4月22日には京都店の1・2階に、10月22日には[[松坂屋]]銀座店の本館1・2階に開設された。翌2011年度は、2月23日には神戸店の3階に、3月23日には札幌店2階に、また梅田店でも増床リニューアルオープンにあわせ(同年4月19日にグランドオープン)、同店の1階と5階に開設された。さらに2012年度は、3月2日に松坂屋名古屋店の南館2階にも開設された。<br /> <br /> == 過去に存在した店舗 ==<br /> === 日本国内店舗 ===<br /> * &#039;&#039;&#039;町田店・町田大丸 プラザビーミー&#039;&#039;&#039;<br /> *: 東京都[[町田市]]原町田6-2-6 [[小田急電鉄|小田急]][[町田駅]]西口、[[小田急百貨店]]隣。1971年 関東地区2号店「大丸町田店」として開店。1980年ごろ「町田大丸」に分社、「プラザビーミー」としてリニューアル。2000年2月27日に閉店。建物は[[丸井]]に売却され、2001年2月21日「マルイビィ(OIOIbe)町田」(後の[[モディ#町田モディ|町田モディ]])となった。 <br /> *: 本項無関係:※大丸ホームショッピング受注センター及び[[配送|配送センター]]も隣接地域([[相模原市]][[南区 (相模原市)|南区]]上鶴間本町)に在ったが、町田大丸が閉店の数年後に閉鎖された。<br /> * &#039;&#039;&#039;八王子大丸&#039;&#039;&#039;<br /> *: 1972年開店-1985年閉店。東京都[[八王子市]]横山町18-7 JR中央線[[八王子駅]]北口 [[甲州街道]]沿い。[[八王子市|八王子]]は前述の町田とともに「[[神奈川往還|絹の道]]」として輸出用の生糸が運ばれた要所。江戸進出時の風呂敷のことが「八王子織物史」で語られるほど縁の深い町だった。1970年に東京近郊(都心から50km)のベッドタウンとして注目され人口が25万を突破。[[伊勢丹#過去に存在した伊勢丹の店舗|伊勢丹]](1969)、[[西武百貨店#過去の西武百貨店の店舗と現在|西武百貨店]](1970)に続き、3番手の百貨店として開店([[丸井]]、[[ダイエー]]よりも後)。各社がしのぎを削っていた。大丸は駅から一番遠いところにあったが、逆に一番駅よりの伊勢丹の方が先に撤退している。大丸閉店の引き金になったのは、1983年の「[[JR東京西駅ビル開発#運営施設|八王子そごう]]」の駅ビル進出だった。<br /> *:大丸が撤退したビルは[[忠実屋]]により[[ファッションビル]]「FAM」として営業されたが、同社を合併したダイエーが2001年2月9日に本館および別館の土地・建物を日本中央地所とセントラル地所に売却&lt;ref&gt;[http://news.nissyoku.co.jp/Contents/urn/newsml/nissyoku.co.jp/20010223/nss-8810-0017/1 日本食糧新聞] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20150505003259/http://news.nissyoku.co.jp/Contents/urn/newsml/nissyoku.co.jp/20010223/nss-8810-0017/1 |date=2015年5月5日 }}&lt;/ref&gt;。建物は解体され、2003年03月に[[長谷工コーポレーション]]により高層マンション「マクシスタワーズアーバンデュオ」が建設された。午後6時30分の閉店5分前に、ロバート・マクスウェル「引き潮」の楽曲に乗せた終了放送「ラストポエム」が流れた。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[ららぽーと横浜]]店&#039;&#039;&#039;<br /> *: [[横浜市]][[都筑区]]池辺町4035-1(JR[[横浜線]][[鴨居駅]]より徒歩7分)2007年開店-2013年1月31日閉店。店舗面積4,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。東京店の分店扱い。食品売り場に特化した業態「大丸フードマーケット」としての出店。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[浦和パルコ]]店&#039;&#039;&#039;<br /> *: [[さいたま市]][[浦和区]][[東高砂町]]11-1 ( [[東日本旅客鉄道|JR東日本]][[東北本線]]「[[浦和駅]]」東口正面「浦和パルコ」地下1階)2007年開店-2017年7月31日閉店。店舗面積4,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。ららぽーと横浜店と同様、東京店の分店扱い。食品売り場に特化した業態「大丸フードマーケット」としての出店。閉店後、[[ヤオコー]]浦和パルコ店となっている。<br /> {{Vertical_images_list |幅=200px<br /> | 1=Daimaru Shin-Nagata.JPG<br /> | 2=大丸新長田店<br /> }}<br /> * &#039;&#039;&#039;新長田店&#039;&#039;&#039;<br /> *: 神戸市[[長田区]]若松町5-5-1 [[ジョイプラザ (ショッピングセンター)|ジョイプラザ]] 1977年開店-2013年1月31日閉店&lt;ref&gt;{{cite news | url=http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m020045000c.html | title=大丸新長田店:来年1月末で閉店 | work=[[毎日jp]] | date=2012-06-25 | agency=[[毎日新聞社]] | accessdate=2012-06-25 | archiveurl=https://web.archive.org/web/20120628004753/http://mainichi.jp/select/news/20120626k0000m020045000c.html | archivedate=2012年6月28日 | deadlinkdate=2017年9月 }}&lt;/ref&gt;。<br /> *: 店舗面積9,091m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。神戸店の分店扱いの生活密着型店舗。後継テナントには[[西友]]が入る。<br /> * &#039;&#039;&#039;和歌山店&#039;&#039;&#039;<br /> *: [[和歌山市]]元寺町1-25 富士アイスビル 和歌山バス「[[ぶらくり丁商店街|ブラクリ丁]]」バス停前。1971年開店-1998年閉店。<br /> *:売り場面積4000平方mの小型店、心斎橋店の分店扱い。<br /> *:閉店後、[[和光デンキ]]のアウトレット店、[[大創産業|ダイソー]]などを経て、現在は[[ドン・キホーテ (企業)|ドン・キホーテ]]和歌山店となっている。<br /> * &#039;&#039;&#039;米子大丸&#039;&#039;&#039;<br /> *: [[鳥取県]][[米子市]]西福原2-1-10 JR[[境線]] [[富士見町駅 (鳥取県)|富士見町駅]]下車 [[鳥取県道317号両三柳西福原線|外浜産業道路]] [[サンルートホテルチェーン|ホテルサンルート]]向かい 1963年12月「米子ストア」開店。1971年「米子大丸」に社名変更。1987年に現「米子しんまち[[天満屋]]」に営業譲渡。現「米子しんまち[[天満屋]]」が開店する1990年まで、米子駅前通り東町にあった米子大丸をそのまま、(株)米子天満屋が経営していた。<br /> * &#039;&#039;&#039;別子大丸・[[新居浜大丸]]&#039;&#039;&#039;(旧.別子百貨店)<br /> *: [[愛媛県]][[新居浜市]]西原町3丁目1-26 [[瀬戸内運輸|せとうちバス]]「西原町3丁目」停留所下車 昭和通り商店街。地上4階建て、売り場面積7,457m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;<br /> *:1950年「別子百貨店」開店。1951年、資本参加により「別子大丸」、1975年「新居浜大丸」に社名変更。<br /> *:2001年[[イオンモール新居浜|イオン新居浜ショッピングセンター]]開設を前に閉店、大丸跡地には現在、地元スーパー「[[ママイ]]」の店舗が建っている。(一時期閉店したがリニューアルし再オープン)<br /> * &#039;&#039;&#039;[[今治大丸]]&#039;&#039;&#039;(旧.大洋デパート)<br /> *: 愛媛県今治市常盤町4-1-18 せとうちバス「今治バスセンター」そば 1962年「大洋デパート」開店。1974年、資本参加により「今治大丸」に社名変更。2008年12月31日閉店。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[博多大丸#長崎店|長崎大丸]]&#039;&#039;&#039;(旧.岡政百貨店)<br /> *: 長崎市浜町4-11 1934年5月22日「岡政百貨店」開店。1969年3月提携。1987年、岡政100%出資の新会社「株式会社長崎大丸」を設立。1988年営業権の譲渡。2003年、企業再編により博多大丸に吸収合併「博多大丸・長崎店」となった。2011年7月31日閉店。店舗面積9,176m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。店舗解体済み。2014年秋、エフ・ジェイホテルズにより「ホテルフォルツァ長崎」が新築オープンする&lt;ref&gt;[http://www.atpress.ne.jp/view/33754 エフ・ジェイ ホテルズ プレスリリース 2013年03月04日]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> === 日本国外店舗 ===<br /> * &#039;&#039;&#039;香港大丸&#039;&#039;&#039;百貨公司<br /> *: 1960年11月3日開店。1998年12月31日閉店。<br /> *: [[香港]] [[銅鑼湾]](コーズウェイベイ)記利佐治街(グレートジョージストリート)と百德新街(パターソンストリート)交差点に立地。売り場面積5,400+5,600m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;&lt;ref&gt;日興リサーチセンター「香港―経済・産業・主贅企業の概要」1993年12月 http://www.wako.ac.jp/souken/touzai95/tz9504hyo2.html&lt;/ref&gt;。<br /> *: 香港商人・張玉良との合弁会社。大丸出資率51%。日本の百貨店のアジア進出1号店で、取り扱い商品の6割が日本製品という中流-高級路線の店だった。開店前は、香港市民に受け入れられるか不安なまま開店を迎えたが、開店初日に10万人の客が詰め掛け、準備した品物の大半が売切れてしまう等、香港市民に支持され大成功を収めた。<br /> *: 香港大丸が開店した頃の店舗周辺は、倉庫が立ち並ぶ場所であったが、大丸開店後は数々のショップが出展してゆき、現在では香港随一の繁華街になった。大丸は地域のランドマークになり、ミニバスの行き先も「銅鑼湾」ではなく「大丸(DAIMARU)」と表示されていた。<br /> *: 1983年には、維多利亞公園(ヴィクトリアパーク)の京士頓街(キングストン)2号店としてスーパー・マーケットを開設。2階建てで1階にスーパーが入り、2階には[[旭屋書店]]が入店していた他、様々な商品を取り扱っていた。またこの頃には、大丸の後を追う様に次々と日系百貨店が銅鑼湾地域に出店し、売上を競っていた。<br /> *: 1990年代に入ると、銅鑼湾では家賃高騰が続いた。その為記利佐治街の店舗の存続は断念し、スーパー部門だけを残した&lt;ref&gt;ウィキペディア中国語版からの抜粋翻訳&lt;/ref&gt;。<br /> *: スーパー部門は引き続き人気があったが、家賃高騰が続いた上に、1997年の[[アジア通貨危機]]の影響で香港の景気も低迷して業績も悪化した結果、これ以上の経営は困難と判断され、1998年6月25日に年内閉店を発表した。発表は、香港住民に衝撃を与え、閉店を惜しむ声が数多く寄せられたほか、12月31日の閉店日には、38年の間愛されてきた老舗の撤退に際して、現地テレビ局は特集番組を放送した。<br /> *: 跡地には他のテナントが入居したが、2012年からは、銅鑼湾店舗跡に[[イオン (企業)|イオン]]ストアーズ香港が「[[マックスバリュ]]・プライム」を出店している。ミニバスの行き先は、現在も「大丸(DAIMARU)」のままであり、今も銅鑼湾に大丸があった事を伝える存在となっている。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[:zh:建台大丸|建台大丸]]&#039;&#039;&#039;百貨公司<br /> *: 台湾「建台水泥」(チェンタイ・セメント)100%出資会社で、大丸とはノウハウの提供とブランドだけの提携だった。<br /> *:* &#039;&#039;&#039;[[高雄市|高雄]]店&#039;&#039;&#039; - 1999年10月23日開店。2000年閉店。建台水泥が建設した高層ビル「[[高雄85ビル|高雄85大楼]]」の地下1階から地上7階に入居。同ビルは地上85階建(高さ378m)、当時台湾一の高さということで話題になった。しかし、売上は非常に悪く、大丸側は提携契約を破棄、同店は閉店に追い込まれた。2012年、出店していたフロアは裁判所による強制競売に掛けられた&lt;ref&gt;台湾通信 2012.08.20&lt;/ref&gt;。<br /> *:* &#039;&#039;&#039;[[台中市|台中]]店&#039;&#039;&#039; - 1999年5月2日開店。2000年に閉店。この物件も建台水泥が設立した「台中[[:zh:晶華酒店|晶華酒店]]」(グランドフォルモサリージェント。ホテル)1-10階に入居。同様に早期に撤退することになった。<br /> * &#039;&#039;&#039;タイ大丸&#039;&#039;&#039; (現地法人:Thai Daimaru Co., Ltd.)<br /> *: 1964年 創業。首都[[バンコック]]の中心地[[ラーマ4世通り]]・[[ラーチャダムリ通り|ラーチャダムリ]]に1号店を開店。<br /> *: 1980年 [[プラカノン駅|プラカノン]]支店開店。[[バンコク・スカイトレイン]]の新駅ができる前提で出店したが、建設が20年遅れ、同地は日本人があまり訪れることない下町エリアだったため、ネイバーフッド型スーパー・マーケットとして運営することになった。<br /> *: 1980年代 タイは高度成長期に入り、1983年の[[:en:J.W._Robinson&#039;s| ロビンソン百貨店]]を皮切りに外資系が続々進出した。日系もアマリン[[そごう]](1984年)、MBK[[東急百貨店]](1985年)[[ジャスコ]]・ラチャダー店(1985年)、そして1992年、大丸ラチャダムリ本店向いにはセントラル・ワールドが建設され[[伊勢丹]]が進出。1995年までに36の百貨店が開店した。<br /> *: 1997年 [[アジア通貨危機]]により、タイの財閥大手が、チェーン店経営から手を引いたため、[[テスコ]](イギリス)、[[:en:Big C|ビッグC]](イギリス)、[[カルフール]](フランス)は本国主導に変り、市場構造が激変することになった&lt;ref&gt;[http://www.umds.ac.jp/kiyou/r/R24-1/069-091.pdf 欧州企業のタイ流通・小売市場参入]&lt;/ref&gt;。大丸はリストラの一環として自社所有株式の25%をタイ地場資本プレミアグループに売却。プラカノン支店を閉店(跡地には高級マンション「ホープランド・エグゼクティブ・レシデンス・スクンビット46」が建設された)。<br /> *: 1998年 ラチャダムリ本店を閉鎖し、郊外移転(旧店跡地にはビッグCが開店)。<br /> *: [[シーナカリン通り]]沿線ショッピングモール「セーリー・センター」に[[プランタン (フランスの百貨店)|プランタン]](フランス)と共に入居。すぐ隣に「シーコンスクエアー」も建設され、こちらにはロビンソンとテスコが入居。結果としてシーコンスクエアーの圧勝。プランタンはすぐに撤退し、大丸も1999年閉店することになった。<br /> *: 同地は、旧店のあった市街地から遠く、従来から利用していた日本人街の住民が日常使用するには不便な場所となっていた。セーリー・センターのデベロッパーも、MBKとサイアム・ピワットに買収され2010年[[:en:Paradise Park (Mall)|パラダイスパーク]]となった。現在ここには、日系企業としては[[ロフト (雑貨店)|ロフト]]、[[ダイソー]]、[[大戸屋ホールディングス|大戸屋]]、[[やよい軒]]、[[壱番屋|CoCo壱番屋]]、[[8番らーめん]]、[[ミスタードーナツ]]等が出店している。<br /> * &#039;&#039;&#039;大丸シンガポール&#039;&#039;&#039; (現地法人:Daimaru Singapore Pte Ltd.)<br /> *: 1987年[[:en:Liang Court|リャンコート]]店を開店。スーパーマーケットを含む3店舗を展開した。2003年閉店。 <br /> *: [[シンガポール]]には日系百貨店が続々進出した。[[伊勢丹]](1972年)、[[ヤオハン]](1974年)、[[三越]](1977年)、[[名鉄百貨店]](1984年)、[[高島屋]](1995年)、そごう(1986年)、東急百貨店(1987年)、[[西友]](1995年)その中でも後発の大丸には日本の食料品(弁当・惣菜を含む)や書籍が充実しており、日本人ビジネスマンに支持されていたが、[[マス・ラピッド・トランジット (シンガポール)|MRT]]路線から外れた不便な場所だったのが敗因。<br /> * &#039;&#039;&#039;大丸オーストラリア&#039;&#039;&#039; (現地法人:Daimaru Australia Ltd.)<br /> ** &#039;&#039;&#039;[[メルボルン]]店&#039;&#039;&#039; - 1991年9月11日開店。2002年7月閉店。21,011m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。地下鉄セントラル駅直結。設計:[[黒川紀章]]。<br /> **: メルボルン市の都市再開発計画に沿って、[[熊谷組|クマガイ]]オーストラリア PTY.リミテッドが開発・建設した巨大ショッピングセンターに出店。対象顧客はオーストラリア人で、日本人観光客や駐在員ではなかったため、欧米流の[[マーチャンダイジング]]を行い、オーストラリアで一番のサービスを行う店との評価も高かった。<br /> **: しかし、オーストラリアで[[消費税]]が導入されたことにより消費が低迷、郊外型ショッピングセンターの台頭により売上が減少したことに加え、資本金の50%を出資していたクマガイ側が事業から撤退を決めたため会社清算することになった。<br /> **: 「先義後利」という哲学をオーストラリアに持ち込んで実現した大丸の閉店は現地で非常に惜しまれ、閉店セールには開店時以上の人でごった返した。<br /> ** &#039;&#039;&#039;[[ゴールド・コースト]]店&#039;&#039;&#039; - 1998年9月開店。2002年1月閉店。8,324m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;。<br /> **: 100%子会社だが「大丸オーストラリア・リテイル」という別会社。仕入れをメルボルン店に依存していたため、本店より先に閉店セールを実施。予想を超える客が殺到したため、予定より1ヶ月早く売りつくし閉店した&lt;ref&gt;[http://www.daimaru.co.jp/company/pdf/010925.pdf 大丸オーストラリア事業の撤退に関するお知らせ2001/9/25]&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.kwansei-ac.jp/iba/entre/library/pdf/l_01_01.pdf 大丸の海外事業 - 関西学院大学 経営戦略研究科]&lt;/ref&gt;。<br /> * &#039;&#039;&#039;大丸フランス&#039;&#039;&#039; - パリ17区の[[パレ・デ・コングレ・ド・パリ]]内に出店。1998年撤退。<br /> <br /> == セントラル・バイイング・システム ==<br /> [[セントラル・バイイング]]・システムとは本部集中仕入れのこと。<br /> <br /> 本来、[[日本の百貨店]]は、[[チェーンストア]]ではないので中央仕入れは行わないものとされていたが、大丸には名古屋店に進出した江戸時代から、既にこの思想が存在した。<br /> <br /> 「&#039;&#039;&#039;正札現金掛け値なし&#039;&#039;&#039;」の&#039;&#039;&#039;[[一物一価の法則|一物一価制]]&#039;&#039;&#039;を実現するため、1729年 (享保14年) 京都 柳馬場綾小路に「仕入れ店」を置いたのがその始まり。呉服の生産地である[[丹後国|丹後]]や[[桐生市|桐生]]に担当者を常駐させ「本社集中仕入れ=セントラル・バイイング」を行う一方、販売にあたっては、「顧客目線=ダイレクト・マーケティング」もした。それこそが「先義後利」思想に基づく商売のあり方と創業者下村は考えて具体化していたのだった。<br /> &lt;ref&gt;[http://www2.fukuicanon.co.jp/tamaki/quality/q040906.pdf 奥田務 私の経営]&lt;/ref&gt;<br /> 1970 - 80年代、[[総合スーパー]]の台頭に対応して、大丸の出店していない地方の百貨店との連携も模索。即ち 中央仕入れ機構「&#039;&#039;&#039;大丸・松坂屋CBS(Central Buying System)グループ&#039;&#039;&#039;」&lt;ref&gt;教育社新書 産業界シリーズ「百貨店業界」、中元歳暮期カタログ他 J.フロントリテイリング・グループ広報&lt;/ref&gt; で、1970年1月20日 以下の10社のグループが加盟。<br /> トロージャン他大丸商品の供給、中元歳暮期のバーゲンセール及びギフトの共同企画・配送、商品券「&#039;&#039;&#039;ショピングボンド&#039;&#039;&#039;」等の相互利用を実施した。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[中三]]&#039;&#039;&#039;(五所川原、弘前)※1994年 ジャスコ(現.イオン)と提携。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[十字屋 (百貨店)|十字屋]]&#039;&#039;&#039;(山形、仙台、足利、千葉、木更津、館山、銚子、藤沢)※1982年 [[ダイエー]]と提携。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[マリーン5清水屋|清水屋]]&#039;&#039;&#039;(酒田)※1994年 中合と合併。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[大和 (百貨店)|大和]]&#039;&#039;&#039;(新潟、長岡、上越、富山、高岡、金沢)<br /> * &#039;&#039;&#039;[[山陽百貨店]]&#039;&#039;&#039;(姫路)※2007年 DIAグループ。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[天満屋]]&#039;&#039;&#039;(岡山、倉敷、福山、広島)※[[全日本デパートメントストアーズ開発機構 |伊勢丹A・D・O]]重複加盟。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[松屋 (福岡県)|大牟田松屋]]&#039;&#039;&#039; ※2004年 経営破綻のため閉店。<br /> * &#039;&#039;&#039;岡政&#039;&#039;&#039; ※後の長崎大丸。<br /> * &#039;&#039;&#039;[[山形屋]]&#039;&#039;&#039;(鹿児島、宮崎、沖縄)※伊勢丹A・D・O重複加盟。<br /> 1990年代に[[日本百貨店協会]]の「全国百貨店共通商品券」が登場し、「ショピングボンド」は廃止。<br /> <br /> また、加盟店の中にはスーパーの傘下になるものが出てきたため、地方百貨店とのネットワークは消滅した。<br /> <br /> しかし、松坂屋との提携は更に深化し、J.フロントリテイリンググループを形成するに至った。<br /> <br /> なお、上記グループのほか、以下のようなスポット提携もあった。<br /> <br /> 1962年 &#039;&#039;&#039;[[小田急百貨店]]&#039;&#039;&#039;(新宿)との商品券の相互利用。<br /> <br /> 1994年 &#039;&#039;&#039;[[三越]]&#039;&#039;&#039;と配送業務提携。東京地区を三越、大阪地区を大丸が担当。翌1995年には三越と商品提携を行い、相互の商品が各店店頭に並べられた。<br /> <br /> == 出店を断念した店舗(店名は仮称) ==<br /> * 浜松店<br /> *: [[静岡県]][[浜松市]]にあった[[松菱]]百貨店跡地の再開発で、地元不動産業者のアサヒコーポレーション・浜松市・大丸の三者で出店基本協定を締結。営業面積約34,000m&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;、地下4階地上9階建の規模で2010年開店予定であった。その後、多量の地下水による難工事を理由に開店の一年延期を発表。だが実際は、一部の地権者が交渉を強硬に拒否し着工の見通しが立たないのが理由であり、後日一部マスメディアでも報道された。これにより大丸は基本合意を解除した。浜松市長も2008年9月の市議会答弁に於いて用地取得の難航を認め、2011年秋の開店は不可能という見解を示した&lt;ref&gt;2008年9月13日付日本経済新聞紙面より&lt;/ref&gt;。その後、急激な景気後退による消費不振が表面化する中、2009年1月26日、大丸側も正式に出店断念を発表した&lt;ref&gt;J.フロント リテイリング株式会社の2009年1月26日付プレスリリース「浜松市鍛冶町地区再生事業への出店の断念について」より&lt;/ref&gt;。<br /> * 広島店<br /> *: 1960年代に[[広島市]]で、従来の地平施設であった[[広島バスセンター]]が、土地の有効活用などを目的にビルの建設について検討をし、その提案に[[そごう]]と共に出店を申し込んだものの、当初計画で1階にバス施設の配置が計画されていたことで、店舗へのアプローチが悪いことにより早期に辞退した。その後、1974年に[[そごう広島店|広島そごう]]が開店。<br /> <br /> == 関連会社 ==<br /> * &#039;&#039;&#039;[[ピーコックストア]]&#039;&#039;&#039;(旧大丸ピーコック。後に持株会社傘下から[[イオングループ]]傘下となり、現在は[[イオンマーケット]]となった。)<br /> * 大丸興業<br /> *: [[ダイコー (釣具)|ダイコー]](大丸興業の釣具ブランド。1993年に分社化したが、2003年に大丸興業に吸収。)<br /> * J.フロント建装<br /> * ディンプル([[人材派遣業]])<br /> * 大丸情報センター<br /> * 大丸ホームショッピング<br /> * [[八重洲地下街]]<br /> <br /> == 大丸出身の著名人 == <br /> === 野球部 ===<br /> * [[保井浩一]] : 一塁手([[1950年]][[北海道日本ハムファイターズ|東急フライヤーズ]])<br /> * [[秋本祐作]] : 投手([[1956年]][[オリックス・バファローズ|阪急ブレーブス]]→[[広島東洋カープ]]→[[読売ジャイアンツ]])<br /> * [[森本達幸]] : 投手([[1957年]][[奈良県立郡山高等学校]]監督)<br /> * [[足立光宏]] : 投手([[1959年]]阪急ブレーブス)<br /> * [[小林繁]] : 投手([[1971年]]読売ジャイアンツドラフト6位→[[阪神タイガース]])<br /> * [[小田真也]] : 投手([[1981年]][[埼玉西武ライオンズ|西武ライオンズ]]ドラフト3位) <br /> * [[矢野実]] : 投手(1981年[[福岡ソフトバンクホークス|南海ホークス]]ドラフト3位→オリックス・ブルーウェーブ→福岡ダイエーホークス)<br /> * [[岩切英司]] : 捕手([[1983年]]阪神タイガースドラフト6位→福岡ダイエーホークス)<br /> * [[蒲谷良充]]<br /> * [[坂東利則]]<br /> * [[溝部武夫]]<br /> <br /> === 競泳部 ===<br /> * [[古川勝]]([[1956年メルボルンオリンピック|第16回夏季オリンピックメルボルン大会]]金メダリスト)<br /> * 後藤忠治(現:[[セントラルスポーツ]]社長、[[1964年東京オリンピック|第18回夏季オリンピック東京大会]]出場)<br /> <br /> === その他 ===<br /> * [[サトウサンペイ]]([[漫画家]]になる前は、宣伝部社員だった)<br /> {{see also|Category:大丸松坂屋百貨店の人物|Category:大丸硬式野球部及びその前身チームの選手}}<br /> <br /> == 提供番組 ==<br /> === 現在 ===<br /> ;テレビ<br /> * [[MBSテレビ|毎日放送]]「[[VOICE (ニュース番組)|VOICE]]」 2000年10月2日-現在 関西ローカル火曜 ※[[MBSナウ]] 1976年1月5日 - 2000年9月29日の後継番組。<br /> * [[札幌テレビ放送|札幌テレビ]]「[[どさんこワイド|どさんこワイド179]]」 金曜18時台<br /> * [[北海道テレビ放送|北海道テレビ]]「[[イチオシ!]]」木曜16時台<br /> * [[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]] 「鳥取大丸インフォメーション」ほか<br /> <br /> === 過去 ===<br /> ;テレビ<br /> <br /> * [[大阪テレビ放送]]<br /> *: 『[[大丸ミュージカル・ショーウインドー (テレビ番組)|大丸ミュージカル・ショーウインドー]]』(スタジオバラエティ) 1956-1957年 製作 OTV<br /> * [[テレビ朝日|日本教育テレビ]]・毎日放送<br /> *: 『[[ピーコック劇場 (テレビ番組)|大丸ピーコック劇場]]』(アニメ) 1963-1966年 製作 NET/東映動画<br /> *: ・[[宇宙パトロールホッパ]]・[[ハッスルパンチ]]・[[海賊王子]]<br /> *: 後継『[[大丸名作劇場]]』(ドラマ)1966-1968年 製作MBS<br /> * [[MBSテレビ|毎日放送]]&lt;ref group=&quot;注釈&quot;&gt;発足時(当時は新日本放送)から大株主&lt;/ref&gt;『[[スタジオ2時]]』(関西ローカル)<br /> ** 同番組をネット受けした[[TBSテレビ|TBS]][[Japan News Network|系列局]](開始初期は[[東北放送]]・[[山陽放送テレビ|山陽放送]]・[[中国放送]]・[[テレビ山口]]・[[テレビ高知]])は放送地域の地元企業・商店を中心とした別のスポンサーがついていた。<br /> * [[TBSテレビ|TBS]]『[[もしもしスタジオ]]』1972年4月- 1976年3月 バラエティ<br /> * [[ABCテレビ|朝日放送]]『[[ワイドショー・プラスα]]』⇒『[[バラエティワイド こんな時α]]』(関西ローカル)。<br /> ** 西日本地域を中心に同番組をネット受けしたTBS(1975年3月28日まで)・[[テレビ朝日]](1975年3月31日以降)[[All-nippon News Network|系列局]]([[名古屋テレビ放送]]・[[中国放送]]→[[広島ホームテレビ]]・[[RKB毎日放送]]→[[九州朝日放送]]等)は放送地域の地元企業・商店を中心とした別のスポンサーがついていた。<br /> ;ラジオ<br /> * [[ABCラジオ|朝日放送]] 『ABCディスカバー・サタデー フレンドリー大丸』1972年・大丸サタデースペシャル<br /> * [[京都放送]]『アクションヤング大丸』 京都店屋上で公開録音。<br /> * [[ラジオ関西]]『[[神戸発日曜午後一時]]』<br /> * [[アール・エフ・ラジオ日本|ラジオ関東]]『大丸ミュージックスクエア』町田店、八王子大丸屋上で公開録音 ほか<br /> * [[文化放送]]『ミュージックスクエア 歌の百貨店』<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> === 注釈 ===<br /> {{Reflist|group=&quot;注釈&quot;|2}}<br /> === 出典 === <br /> {{Reflist|2}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> {{Commonscat|Daimaru}}<br /> * [[大丸ヴィラ]](迎賓館)<br /> * [[阪神タイガース]](日本シリーズ優勝の際は、こちらで優勝セールを行う)<br /> * [[大和 (百貨店)|大和]](石川県・富山県を地盤とする地方百貨店。創業時は大丸との提携により「宮市大丸」を名乗っており、旧社紋は大丸旧社紋の丸を加賀藩主[[前田氏]]家紋の梅の形に置き換えた物を使用。経営統合前の大丸の株主でもあり、現在もJフロントリテイリングの株主。)<br /> * [[デッチーくん]] 元は京都店のマスコットキャラクター。大丸松坂屋百貨店の発足後は、松坂屋上野店のマスコットであった「[[さくらパンダ]]」とともに、同社のイメージキャラクターとなった。長崎大丸のキャラクターであった「政どん(現:でっちー)」も、デッチーくんとほぼ同じ造形である。<br /> * [[中田ダイマル・ラケット|中田ダイマル]]<br /> * [[毎日放送]](設立当初からの大株主。ただし、現在は株主から離れている)<br /> * [[礒村春]]<br /> * [[ディーズファッション専門学校]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [http://www.j-front-retailing.com/ J.フロント リテイリング]<br /> * [http://www.daimaru-matsuzakaya.com 大丸松坂屋百貨店]<br /> * [https://www.daimaru.co.jp/ 大丸]<br /> ** [http://www.daimaru.co.jp/fukuoka/ 大丸福岡天神店]<br /> ** [http://daimaru.shimonoseki.co.jp/ 下関大丸]<br /> ** [http://www.daimaru-tottori.co.jp/ 鳥取大丸]<br /> ** [http://www.kochi-daimaru.co.jp/ 高知大丸]<br /> <br /> {{日本の大手百貨店}}<br /> <br /> {{Company-stub}}<br /> {{デフォルトソート:たいまる}}<br /> [[Category:大丸松坂屋百貨店|*1]]<br /> [[Category:J.フロント リテイリング|*]]<br /> [[Category:大阪府の商業施設]]<br /> [[Category:かつて存在した大阪府の企業]]<br /> [[Category:西洋館]]<br /> [[Category:京都府発祥の企業]]<br /> [[Category:日本におけるモダン・ムーブメントの建築選]]<br /> [[Category:心斎橋]]<br /> [[Category:ディオール]]</div> 125.14.227.70 代々木公園駅 2018-07-20T23:50:56Z <p>125.14.227.70: /* 利用状況 */</p> <hr /> <div>{{駅情報<br /> |社色 = #109ed4<br /> |文字色 =<br /> |駅名 = 代々木公園駅<br /> |画像 = Yoyogikoen-Sta-4.JPG<br /> |画像説明 = 4番出入口(2010年5月)<br /> |よみがな = よよぎこうえん<br /> |ローマ字 = Yoyogi-koen&lt;br /&gt;[Yoyogi Park]<br /> |前の駅 = C 01 [[代々木上原駅|代々木上原]]<br /> |駅間A = 1.0<br /> |駅間B = 1.2<br /> |次の駅 = [[明治神宮前駅|明治神宮前〈原宿〉]] C 03<br /> |電報略号 = ヨキ<br /> |所属事業者 = [[東京地下鉄]](東京メトロ)<br /> |所属路線 = {{color|#009944|●}}[[東京メトロ千代田線|千代田線]]<br /> |駅番号 = {{駅番号c|#009944|C 02}}<br /> |キロ程 = 20.9<br /> |起点駅 = [[綾瀬駅|綾瀬]]<br /> |所在地 = [[東京都]][[渋谷区]][[富ヶ谷]]一丁目3-9<br /> |座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|35|40|8.2|N|139|41|28.7|E|region:JP-13_type:railwaystation|display=inline,title}}<br /> |駅構造 = [[地下駅]]<br /> |ホーム = 1面2線<br /> |開業年月日 = [[1972年]]([[昭和]]47年)[[10月20日]]<br /> |廃止年月日 =<br /> |乗降人員 = 28,031<br /> |統計年度 = 2017年<br /> |備考 =<br /> }}<br /> [[画像:Yoyogikoen-station-ticketgates-jan16-2016.jpg|thumb|代々木公園方面改札(2016年1月16日)]]<br /> [[画像:Yoyogikoen-station-platforms-jan16-2016.jpg|thumb|ホーム(2016年1月16日)]]<br /> &#039;&#039;&#039;代々木公園駅&#039;&#039;&#039;(よよぎこうえんえき)は、[[東京都]][[渋谷区]][[富ヶ谷]]一丁目にある、[[東京地下鉄]](東京メトロ)[[東京メトロ千代田線|千代田線]]の[[鉄道駅|駅]]である。[[駅ナンバリング|駅番号]]は&#039;&#039;&#039;C 02&#039;&#039;&#039;。<br /> <br /> == 歴史 ==<br /> * [[1962年]]([[昭和]]37年) - 都市交通審議会答申第6号において、東京8号線が規定される。<br /> * [[1964年]](昭和39年)[[12月6日]]の[[建設省]]告示3379号で、第6号答申の東京8号線は東京9号線として確定し、代々木八幡駅(仮称)の設置が正式に決定。<br /> * [[1972年]](昭和47年)[[10月20日]] - [[帝都高速度交通営団]](営団地下鉄)千代田線、[[霞ケ関駅 (東京都)|霞ケ関]] - 当駅間開通により、千代田線の終着駅「代々木公園駅」として開業。[[小田急電鉄]]代々木八幡駅との乗換業務を開始。<br /> * [[1978年]](昭和53年)[[3月31日]] - 営団地下鉄千代田線、当駅 - 代々木上原間開業。千代田線の途中駅となる。小田急電鉄代々木八幡駅との[[連絡運輸]]を解消。<br /> * [[2004年]]([[平成]]16年)[[4月1日]] - 営団地下鉄民営化。当駅は東京メトロに継承。<br /> <br /> == 駅構造 ==<br /> [[島式ホーム]]1面2線を有する[[地下駅]]。ホーム全体が若干湾曲している。当駅の明治神宮前寄り・代々木公園の直下には[[留置線]]がある。明治神宮前寄りには両渡り線があり、留置線への出入庫や、輸送障害で代々木上原駅での折り返しができない場合に使われる。<br /> <br /> === のりば ===<br /> &lt;!-- 2012年2月時点での現地の路線図式案内標の表記に準拠。吊り下げ式だと「北千住」が省略されている --&gt;<br /> {|class=&quot;wikitable&quot;<br /> !番線&lt;!-- 事業者側による呼称 --&gt;!!路線!!行先!!備考<br /> |-<br /> !1<br /> |rowspan=2|[[File:Logo of Tokyo Metro Chiyoda Line.svg|15px|C]] 千代田線<br /> |[[代々木上原駅|代々木上原]]・[[伊勢原駅|伊勢原]]方面<br /> |代々木上原駅から [[File:Odakyu odawara.svg|15px|OH]] [[小田急小田原線|小田急線]]へ直通&lt;br /&gt;([[File:Odakyu odawara.svg|15px|OH]] 小田原線 [[伊勢原駅]]および [[File:Odakyu tama.svg|15px|OT]] [[小田急多摩線|多摩線]] [[唐木田駅]]まで直通)<br /> |-<br /> !2<br /> |[[大手町駅 (東京都)|大手町]]・[[北千住駅|北千住]]・[[綾瀬駅|綾瀬]]・[[取手駅|取手]]方面<br /> |綾瀬駅から [[File:JR JL line symbol.svg|15px|JL]] [[常磐緩行線|常磐線(各駅停車)]]へ直通<br /> |}<br /> ;駅構内設備<br /> * 改札口は地下1階に2か所(西側代々木八幡方面出入口1と東側外代々木公園方面出入口2 - 4)、ホームは地下2階にある。<br /> * [[便所|トイレ]]は地下1階両側改札外にある。八幡口方面には多機能トイレが併設されている。<br /> * [[エレベーター]]はホーム階から改札階、改札階と地上間に設置されている。地上の出入口は代々木公園側の4番出入口脇にある。<br /> * [[エスカレーター]]は地下1階西側と地下2階を連絡している。<br /> <br /> == 利用状況 ==<br /> 2017年度の1日平均[[乗降人員]]は&#039;&#039;&#039;28,031人&#039;&#039;&#039;であり&lt;ref&gt;[http://www.tokyometro.jp/corporate/enterprise/passenger_rail/transportation/passengers/index.html 各駅の乗降人員ランキング] - 東京メトロ&lt;/ref&gt;、東京メトロ全130駅中115位&lt;!--他鉄道との直結連絡駅および共用している駅の乗降人員は順位から除いております--&gt;。千代田線の駅の中で最も少ない数値である。<br /> <br /> 近年の1日平均乗降・[[乗降人員#乗車人員|&#039;&#039;&#039;乗車&#039;&#039;&#039;人員]]推移は下表の通り。<br /> &lt;!--東京都統計年鑑を出典にしている数値については、元データが1,000人単位で掲載されているため、*1000/365 (or 366) で計算してあります--&gt;<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:right&quot;<br /> |+年度別1日平均乗降・乗車人員&lt;ref&gt;[https://www.city.shibuya.tokyo.jp/city/pub/gaiyo.html 渋谷区勢概要] - 渋谷区&lt;/ref&gt;<br /> !年度<br /> !1日平均&lt;br /&gt;乗降人員&lt;ref&gt;[http://www.train-media.net/report/index.html 各種報告書] - 関東交通広告協議会&lt;/ref&gt;<br /> !1日平均&lt;br /&gt;乗車人員&lt;ref&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/tn-index.htm 東京都統計年鑑]&lt;/ref&gt;<br /> !出典<br /> |-<br /> |1992年(平成{{0}}4年)<br /> |17,205<br /> |8,959<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1992/TOBB510P.HTM 東京都統計年鑑(平成4年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1993年(平成{{0}}5年)<br /> |17,415<br /> |8,910<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1993/TOBB510Q.HTM 東京都統計年鑑(平成5年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1994年(平成{{0}}6年)<br /> |17,298<br /> |8,789<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1994/TOBB510R.HTM 東京都統計年鑑(平成6年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1995年(平成{{0}}7年)<br /> |16,940<br /> |8,656<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1995/TOBB510S.HTM 東京都統計年鑑(平成7年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1996年(平成{{0}}8年)<br /> |16,846<br /> |8,625<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1996/TOBB510T.HTM 東京都統計年鑑(平成8年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1997年(平成{{0}}9年)<br /> |16,896<br /> |8,699<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1997/TOBB510U.HTM 東京都統計年鑑(平成9年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1998年(平成10年)<br /> |16,736<br /> |8,622<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;{{PDFlink|[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1998/TOBB510J.PDF 東京都統計年鑑(平成10年)]}}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1999年(平成11年)<br /> |16,913<br /> |8,708<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;{{PDFlink|[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1999/TOBB510K.PDF 東京都統計年鑑(平成11年)]}}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2000年(平成12年)<br /> |17,216<br /> |8,926<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2000/00qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成12年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2001年(平成13年)<br /> |17,241<br /> |9,014<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2001/01qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成13年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2002年(平成14年)<br /> |17,803<br /> |9,142<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2002/tn02q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成14年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2003年(平成15年)<br /> |18,351<br /> |9,440<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2003/tn03q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成15年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2004年(平成16年)<br /> |18,670<br /> |9,545<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2004/tn04q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成16年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2005年(平成17年)<br /> |18,986<br /> |9,707<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2005/tn05q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成17年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2006年(平成18年)<br /> |19,413<br /> |9,981<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2006/tn06q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成18年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2007年(平成19年)<br /> |19,995<br /> |10,210<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2007/tn07q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成19年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2008年(平成20年)<br /> |20,806<br /> |10,542<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2008/tn08q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成20年)]{{リンク切れ|date=2017年9月 |bot=InternetArchiveBot }}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2009年(平成21年)<br /> |21,307<br /> |10,748<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2009/tn09q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成21年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2010年(平成22年)<br /> |21,744<br /> |10,961<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2010/tn10q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成22年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2011年(平成23年)<br /> |21,354<br /> |10,838<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2011/tn11q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成23年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2012年(平成24年)<br /> |22,345<br /> |11,215<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2012/tn12q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成24年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2013年(平成25年)<br /> |23,581<br /> |11,904<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2013/tn13q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成25年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2014年(平成26年)<br /> |24,512<br /> |12,284<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2014/tn14q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成26年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2015年(平成27年)<br /> |25,600<br /> |12,820<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2015/tn15q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成27年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2016年(平成28年)<br /> |26,767<br /> |13,427<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2016/tn16q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成28年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2017年(平成29年)<br /> |28,031<br /> |<br /> |<br /> |}<br /> <br /> == 駅周辺 ==<br /> {{See also|富ヶ谷|代々木|元代々木町|上原 (渋谷区)|代々木神園町}}<br /> ;出入口1<br /> * [[小田急小田原線]] [[代々木八幡駅]]<br /> * [[東京都道317号環状六号線]]<br /> * [[代々木八幡宮]]<br /> * 渋谷区代々木八幡区民会館・代々木八幡敬老館<br /> * 渋谷区立富ヶ谷図書館<br /> * 渋谷富ケ谷一郵便局<br /> * 元代々木郵便局<br /> * [[駐日ベトナム大使館|駐日ベトナム社会主義共和国大使館]]<br /> * 駐日[[ブルガリア|ブルガリア共和国]]大使館<br /> * [[電気安全環境研究所]]<br /> * [[東海大学#代々木キャンパス|東海大学 代々木キャンパス]]<br /> * [[東海大学付属望星高等学校]]<br /> * 井上病院<br /> * [[東京大学]] [[東京大学駒場地区キャンパス|駒場地区キャンパス]]<br /> * [[Hakuju Hall]]<br /> ;出入口2<br /> * [[井ノ頭通り]]<br /> * [[パーフェクト リバティー教団|PL]]東京中央教会<br /> ** PL東京健康管理センター<br /> <br /> ;出入口3<br /> * 代々木深町小公園<br /> * [[ニットー (広告代理店)|株式会社ニットー]]<br /> <br /> ;出入口4<br /> * [[代々木公園]]<br /> * [[国立代々木競技場]]<br /> * [[NHK放送センター]]<br /> * [[NHKホール]]<br /> <br /> == バス路線 ==<br /> 駅付近にある井ノ頭通り上の&#039;&#039;&#039;代々木公園駅&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;富ヶ谷&#039;&#039;&#039;が最寄り停留所となる。[[都営バス|東京都交通局]]、[[京王電鉄バス#京王バス東|京王バス東]]により運行される以下の路線が発着する。<br /> <br /> ;代々木公園駅<br /> * [[京王バス東・永福町営業所#渋谷線|宿51系統]]:[[新宿駅バスのりば|新宿駅西口]]行、[[渋谷区役所]]経由[[渋谷駅]]行(京王)<br /> <br /> ;富ヶ谷<br /> * [[京王バス東・中野営業所#幡代線、代田橋循環線|渋63系統]]:[[新国立劇場]]前経由[[中野富士見町駅|中野車庫]]行 / [[幡ヶ谷駅|幡ヶ谷]]経由[[中野駅 (東京都)|中野駅]]南口行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)<br /> * [[京王バス東・中野営業所#初台線|渋64系統]]:[[弥生町 (中野区)|弥生町]]一丁目経由中野車庫行 / [[中野坂上駅|中野坂上]]経由中野駅南口行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)<br /> * [[京王バス東・永福町営業所#阿佐ヶ谷線|渋]][[都営バス杉並支所#渋66系統|66系統]]:[[阿佐ケ谷駅]]前行、神山・東急百貨店本店前経由渋谷駅行 (都営、京王)<br /> * [[京王バス東・中野営業所#笹塚循環線|渋68系統]]:[[代々木上原駅]]経由[[大原 (世田谷区)|大原]]一丁目駅行、[[代々木上原駅]]・[[大原 (世田谷区)|大原]]一丁目駅経由永福町行、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王。永福町行と朝8時台のうち2便(永福町始発)は[[京王バス東・永福町営業所|永福町営業所]]担当)<br /> * [[京王バス東・中野営業所#笹塚循環線|渋69系統]]:[[代々木上原駅]]経由[[笹塚駅]]循環、渋谷区役所経由渋谷駅行(京王)<br /> * [[ハチ公バス#春の小川ルート(本町・笹塚循環)|ハチ公バス春の小川ルート]]:渋谷区役所行(京王)<br /> <br /> == 隣の駅 ==<br /> ; [[File:Tokyo_Metro_logo.svg|18px]] 東京地下鉄<br /> : [[File:Logo of Tokyo Metro Chiyoda Line.svg|15px|C]] 千代田線<br /> &lt;!--有料特急の通過は記載しない。また、千代田線内はロマンスカー以外の全列車が、掲出種別に関係なく各駅に停車するため、種別の記載自体も省略する--&gt;<br /> :: [[代々木上原駅]] (C 01) - &#039;&#039;&#039;代々木公園駅 (C 02)&#039;&#039;&#039; - [[明治神宮前駅|明治神宮前〈原宿〉駅]] (C 03)<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 出典 ==<br /> ;東京都統計年鑑<br /> {{Reflist|group=&quot;*&quot;|22em}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[日本の鉄道駅一覧]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> {{commonscat|Yoyogi-Kōen Station}}<br /> * [http://www.tokyometro.jp/station/yoyogi-koen/ 東京メトロ 代々木公園駅]<br /> <br /> {{東京メトロ千代田線}}<br /> {{DEFAULTSORT:よよきこうえん}}<br /> <br /> [[Category:渋谷区の鉄道駅]]<br /> [[Category:日本の鉄道駅 よ|よきこうえん]]<br /> [[Category:東京地下鉄の鉄道駅]]<br /> [[Category:1972年開業の鉄道駅]]</div> 125.14.227.70 東十条駅 2018-07-20T11:55:57Z <p>125.14.227.70: /* 発車メロディー */</p> <hr /> <div>{{Redirect|下十条駅|東京都北区王子にあった貨物駅|北王子駅}}<br /> {{駅情報<br /> |社色 = green<br /> |文字色 =<br /> |駅名 = 東十条駅*<br /> |画像 = Higashi-Jujo stn.jpg<br /> |pxl =<br /> |画像説明 = 駅南側からホームを望む。&lt;br /&gt;手前の[[東北本線]]の[[貨物線]]([[湘南新宿ライン]])と[[列車線]]([[宇都宮線]]・[[高崎線]])。奥の高架は[[東北新幹線]]。<br /> |よみがな = ひがしじゅうじょう<br /> |ローマ字 = Higashi-J&amp;#363;j&amp;#333;<br /> |前の駅 = JK 36 [[王子駅|王子]]<br /> |駅間A = 1.5<br /> |駅間B = 1.8<br /> |次の駅 = [[赤羽駅|赤羽]] JK 38<br /> |電報略号 = ヒセ<br /> |駅番号 = {{駅番号sq|#00b2e5|JK 37}}<br /> |所属事業者 = [[東日本旅客鉄道]](JR東日本)<br /> |所属路線 = {{color|#00b2e5|■}}[[京浜東北線]]&lt;br /&gt;(正式には[[東北本線]])<br /> |キロ程 = 11.4km([[東京駅|東京]]起点)&lt;br /&gt;[[大宮駅 (埼玉県)|大宮]]から18.9<br /> |起点駅 =<br /> |所在地 = [[東京都]][[北区 (東京都)|北区]][[東十条]]三丁目18-51<br /> |緯度度 = 35 |緯度分 = 45 |緯度秒 = 46.6<br /> |経度度 = 139 |経度分 = 43 |経度秒 = 39.7<br /> |駅構造 = [[地上駅]]<br /> |ホーム = 2面3線<br /> |開業年月日 = [[1931年]]([[昭和]]6年)[[8月1日]]<br /> |廃止年月日 =<br /> |乗車人員 = 23,769<br /> |統計年度 = 2017年<br /> |乗換 =<br /> |備考 = [[直営駅]]&lt;br /&gt;[[File:JR area KU.svg|15px|区]] [[特定都区市内|東京都区内]]駅&lt;br /&gt;* [[1957年]]に下十条駅から改称<br /> }}<br /> {{Vertical images list<br /> |幅 = 200px<br /> |枠幅 = 200px<br /> |1 = Higashi-Jūjō Station (2017-05-08) 5.jpg<br /> |2 =南口(2017年5月)<br /> |3 = Higashi-Jūjō Station (2017-05-08) 4.jpg<br /> |4 = 北口(2017年5月)<br /> |5 = JREast-Higashi-jujo-station-platform.jpg<br /> |6 = ホーム(2008年5月)<br /> }}<br /> &#039;&#039;&#039;東十条駅&#039;&#039;&#039;(ひがしじゅうじょうえき)は、[[東京都]][[北区 (東京都)|北区]][[東十条]]三丁目にある、[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)の[[鉄道駅|駅]]である。[[駅ナンバリング|駅番号]]は&#039;&#039;&#039;JK 37&#039;&#039;&#039;。<br /> <br /> 乗り入れている路線は、線路名称上は[[東北本線]]である(詳細は路線記事および[[鉄道路線の名称]]参照)が、当駅には[[電車線・列車線|電車線]]を走る[[京浜東北線]]電車のみが停車し、旅客案内では「東北(本)線」とは案内されていない。また、JRの[[特定都区市内]]制度における「[[特定都区市内#設定区域一覧|東京都区内]]」に属する。<br /> <br /> また、この駅は、「ヒガジュウ」と呼ばれるほど、鉄道写真撮影スポットとして有名である。<br /> &lt;!--ここまでの記述のしかたについては[[Wikipedia‐ノート:ウィキプロジェクト 鉄道/駅/営業案内路線名と異なる表記について]]--&gt;<br /> <br /> == 歴史 ==<br /> * [[1927年]]([[昭和]]2年)10月 - 地元の設置請願。<br /> * [[1929年]](昭和4年)5月 - 全国鉄道局会議にて設置決定。<br /> * [[1930年]](昭和5年)12月 - 工事着工。<br /> * [[1931年]](昭和6年)[[8月1日]] - 赤羽駅まで京浜線(京浜東北線の前身)が延長された際に&#039;&#039;&#039;下十条駅&#039;&#039;&#039;(しもじゅうじょうえき)として開業。職員17名。&#039;&#039;&#039;[[下十条運転区]]&#039;&#039;&#039;の名称はこの名残りである。<br /> * [[1957年]](昭和32年)[[4月1日]] - 町名変更により&#039;&#039;&#039;東十条駅&#039;&#039;&#039;に改称。<br /> * [[1967年]](昭和42年)[[10月1日]] - 南行ホーム改築。<br /> * [[1968年]](昭和43年)4月1日 - 本屋口駅舎改築。<br /> * [[1987年]](昭和62年)4月1日 - [[国鉄分割民営化]]によりJR東日本の駅となる。<br /> * [[2001年]]([[平成]]13年)[[11月18日]] - [[ICカード]]「[[Suica]]」の利用が可能となる。<br /> <br /> == 駅構造 ==<br /> 2面の[[島式ホーム]]で中線1本をはさむ2面3線の構造の[[地上駅]]。中線である2番線と3番線の線路は共用となっている。[[改札|改札口]]は北口、南口(いずれも[[自動改札機]]設置)があり、それぞれホーム両端から階段を上った位置にある。<br /> <br /> 以前は北口・南口ともにあった有人の出札窓口は、いずれも廃止された。廃止後は[[自動券売機#指定券自動券売機|指定席券売機]]のみの設置となったため、割引証等を使用して購入する[[乗車券]]類([[学生割引]]・[[ジパング倶楽部]]割引など)や一部の[[特別企画乗車券]]などを取り扱うことができない。<br /> <br /> トイレは北口改札内にのみ設置され、南口に向かうホーム上には「南口にはトイレはありません」との注意書きが掲出されている。[[エスカレーター]]、[[エレベーター]]も北口のみの設置であり、[[車椅子|車いす]]利用客、身体障害者等で南口を利用する場合には駅社員の介助が必要になる。<br /> <br /> === のりば ===<br /> &lt;!--2012年2月時点での現地のLED発車標に準拠--&gt;<br /> {|class=&quot;wikitable&quot;<br /> !番線&lt;!-- 事業者側による呼称 --&gt;!!路線!!方向!!行先!!備考<br /> |-<br /> !1・2<br /> |[[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]] 京浜東北線<br /> |style=&quot;text-align:center;&quot;|南行<br /> |[[上野駅|上野]]・[[東京駅|東京]]・[[横浜駅|横浜]]・[[磯子駅|磯子]]・[[大船駅|大船]]方面<br /> |横浜駅から [[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]] [[根岸線]]へ直通<br /> |-<br /> !3<br /> |colspan=&quot;4&quot;|(当駅止まり、2番線と線路共用)<br /> |-<br /> !4<br /> |[[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]] 京浜東北線<br /> |style=&quot;text-align:center;&quot;|北行<br /> |[[赤羽駅|赤羽]]・[[浦和駅|浦和]]・[[大宮駅 (埼玉県)|大宮]]方面<br /> |<br /> |}<br /> (出典:[http://www.jreast.co.jp/estation/stations/1285.html JR東日本:駅構内図])<br /> <br /> 3番線は無表記となっていて、当駅止まりの電車の降車専用となっている。下十条運転区構内と出入りする以外に、赤羽駅への送り込みの[[回送]]電車がある関係で赤羽方面に出ることもできる。また、2013年6月4日に実施された上中里駅付近の不発弾処理のため11時~14時ごろまで­3番線で南浦和行きの折り返し運転を行っていた。<br /> <br /> === 発車メロディー ===<br /> * 当駅のスピーカーは[[ユニペックス]]小型の物が使用されている。3番線は降車専用の為、発車メロディーは無い。<br /> {|border=&quot;1&quot; cellspacing=&quot;0&quot; cellpadding=&quot;3&quot; frame=&quot;hsides&quot; rules=&quot;rows&quot;<br /> !1・2<br /> |[[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]]<br /> |mellow time<br /> |-<br /> !4<br /> |[[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]]<br /> |春(トレモロver)<br /> |}<br /> <br /> == 利用状況 ==<br /> 2017年度の1日平均[[乗降人員#乗車人員|&#039;&#039;&#039;乗車&#039;&#039;&#039;人員]]は&#039;&#039;&#039;23,769人&#039;&#039;&#039;である。京浜東北線の駅の中では[[上中里駅]]、[[新子安駅]]に次いで3番目に少ない。<br /> <br /> 近年の推移は以下の通り。<br /> &lt;!--東京都統計年鑑を出典にしている数値については、元データが1,000人単位で掲載されているため、*1000/365 (or 366) で計算してあります--&gt;<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:right;&quot;<br /> |+年度別1日平均乗車人員&lt;ref&gt;[http://www.city.kita.tokyo.jp/kuse/joho/shiryoshu/index.html 行政資料集] - 北区&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/tn-index.htm 東京都統計年鑑]&lt;/ref&gt;<br /> !年度<br /> !1日平均&lt;br /&gt;乗車人員<br /> !出典<br /> |-<br /> |1992年(平成{{0}}4年)<br /> |26,405<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1992/TOBB510P.HTM 東京都統計年鑑(平成4年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1993年(平成{{0}}5年)<br /> |25,964<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1993/TOBB510Q.HTM 東京都統計年鑑(平成5年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1994年(平成{{0}}6年)<br /> |25,518<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1994/TOBB510R.HTM 東京都統計年鑑(平成6年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1995年(平成{{0}}7年)<br /> |25,284<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1995/TOBB510S.HTM 東京都統計年鑑(平成7年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1996年(平成{{0}}8年)<br /> |24,370<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1996/TOBB510T.HTM 東京都統計年鑑(平成8年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1997年(平成{{0}}9年)<br /> |23,506<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1997/TOBB510U.HTM 東京都統計年鑑(平成9年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1998年(平成10年)<br /> |23,386<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;{{PDFlink|[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1998/TOBB510J.PDF 東京都統計年鑑(平成10年)]}}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |1999年(平成11年)<br /> |23,041<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;{{PDFlink|[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/1999/TOBB510K.PDF 東京都統計年鑑(平成11年)]}}&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2000年(平成12年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2000_01.html 各駅の乗車人員(2000年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,647<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2000/00qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成12年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2001年(平成13年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2001_01.html 各駅の乗車人員(2001年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,402<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2001/01qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成13年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2002年(平成14年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2002_01.html 各駅の乗車人員(2002年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,278<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2002/tn02qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成14年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2003年(平成15年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2003_01.html 各駅の乗車人員(2003年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,111<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2003/tn03qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成15年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2004年(平成16年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2004_01.html 各駅の乗車人員(2004年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,809<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2004/tn04qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成16年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2005年(平成17年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2005_01.html 各駅の乗車人員(2005年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,538<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2005/tn05qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成17年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2006年(平成18年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2006_01.html 各駅の乗車人員(2006年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,601<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2006/tn06qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成18年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2007年(平成19年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2007_01.html 各駅の乗車人員(2007年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,625<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2007/tn07qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成19年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2008年(平成20年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2008_01.html 各駅の乗車人員(2008年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,529<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2008/tn08qyti0510u.htm 東京都統計年鑑(平成20年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2009年(平成21年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2009_01.html 各駅の乗車人員(2009年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,566<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2009/tn09q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成21年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2010年(平成22年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2010_01.html 各駅の乗車人員(2010年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,762<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2010/tn10q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成22年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2011年(平成23年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2011_01.html 各駅の乗車人員(2011年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,628<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2011/tn11q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成23年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2012年(平成24年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2012_01.html 各駅の乗車人員(2012年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;21,772<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2012/tn12q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成24年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2013年(平成25年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2013_01.html 各駅の乗車人員(2013年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,140<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2013/tn13q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成25年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2014年(平成26年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2014_01.html 各駅の乗車人員(2014年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,155<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2014/tn14q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成26年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2015年(平成27年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2015_01.html 各駅の乗車人員(2015年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,650<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2015/tn15q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成27年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2016年(平成28年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2016_01.html 各駅の乗車人員(2016年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;22,983<br /> |&lt;ref group=&quot;*&quot;&gt;[http://www.toukei.metro.tokyo.jp/tnenkan/2016/tn16q3i004.htm 東京都統計年鑑(平成28年)]&lt;/ref&gt;<br /> |-<br /> |2017年(平成29年)<br /> |&lt;ref group=&quot;JR&quot;&gt;[http://www.jreast.co.jp/passenger/2017_01.html 各駅の乗車人員(2017年度)] - JR東日本&lt;/ref&gt;23,769<br /> |<br /> |}<br /> <br /> == 駅周辺 ==<br /> {{See also|中十条|東十条}}<br /> 東側に隣接して[[東北新幹線]]の[[高架橋]]と下十条運転区があり、京浜東北線・[[根岸線]]の電車が留置されている。西側には東北本線の列車線と貨物線が並行して走り、線路際は[[武蔵野台地]]の突端に当たる[[崖]]となっている。南口改札はこの崖から低地へ向かって線路群を乗り越す[[跨線橋]]に面している。なお、[[埼京線]]([[赤羽線]])[[十条駅 (東京都)|十条駅]]が至近距離にあり、東に約1kmの[[国道122号]](北本通り)沿いには、[[東京メトロ南北線]][[王子神谷駅]]がある。<br /> * 北区東十条区民センター<br /> ** 北区東十条ふれあい館<br /> ** 北区東十条地域振興室<br /> ** 北区立東十条図書館<br /> *[[清水坂公園]]<br /> * 北区保健所<br /> * 東十条駅前[[郵便局]]<br /> * 東十条郵便局<br /> * 中十条郵便局<br /> *[[八木病院]]<br /> *[[神谷病院]]<br /> *[[東十条病院|明理会中央総合病院]]([[板橋中央総合病院]]グループ)<br /> * [[東京ほくと医療生活協同組合]]生協北診療所<br /> * [[篠原演芸場]]<br /> * [[十条富士塚]]<br /> * 国道122号(北本通り)<br /> * [[東京都道318号環状七号線]](環七通り)<br /> * [[成立学園中学校・高等学校]]<br /> <br /> === バス路線 ===<br /> 北口徒歩約7分の環七通りと東本通りが交差する平和橋交差点周辺に東十条四丁目停留所があり、[[都営バス|東京都交通局]]、[[国際興業バス|国際興業]][http://5931bus.com/]、時刻表[http://kokusaikogyo.ekiworld.net/dia/ekinoriba/noriba2_11.html ][[関東バス]]の路線が乗り入れている。<br /> <br /> 赤31は国際興業と関東バスの共同運行、王78は東京都交通局による運行。その他は国際興業による運行。<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;東十条四丁目&#039;&#039;&#039;(環七通り沿い)<br /> * [[都営バス杉並支所#王78系統|王78]] - [[大和町 (板橋区)|大和町]]・[[野方 (中野区)|野方]]経由[[新宿駅バスのりば|新宿駅西口]]・[[都営バス杉並支所|杉並車庫]]、[[王子駅]]行<br /> * [[国際興業バス練馬営業所#王子駅 - 上板橋駅線|王54]] - [[板橋本町駅|大和町]]経由[[上板橋駅]]行、王子駅行<br /> * [赤27-2] - [[国際興業バス赤羽営業所|赤羽車庫]]行(深夜バス運行)<br /> * [[国際興業バス赤羽営業所#赤羽駅 - ハートアイランド線|赤25・赤25-2]] - [[ハートアイランド]]循環<br /> * [[国際興業バス赤羽営業所#赤羽駅 - 鹿浜橋(環七)- 西新井駅・舎人団地線|赤26]] - [[舎人 (足立区)|舎人団地]]行<br /> * [[国際興業バス赤羽営業所#赤羽駅 - 鹿浜橋(環七)- 西新井駅・舎人団地線|赤27・赤27-2]] - [[西新井駅]]行(深夜バス運行)<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;東十条四丁目&#039;&#039;&#039;(東本通り沿い)<br /> (環七通り沿いにも停車するものは記載略)<br /> * 赤25・赤25-3・赤26・赤27・[[国際興業バス赤羽営業所#赤羽駅 - 大和町 - 野方駅 - 高円寺駅線|赤31]]・[[国際興業バス赤羽営業所#赤羽駅 - 西が丘循環・赤羽車庫線|赤95]] - 赤羽駅東口行(深夜バス運行)<br /> * 赤31 - [[大和町 (板橋区)|大和町]]・[[中板橋駅|中板橋駅入口]]・[[野方駅]]経由[[高円寺駅]]北口行<br /> * 赤95 - 赤羽車庫行<br /> * [[国際興業バス鳩ヶ谷営業所#池袋駅 → 川口駅 → 東浦和駅線(深夜急行バス)|深夜急行バス]] [[池袋駅|池袋駅西口]]⇒東十条四丁目⇒[[東浦和駅]](降車専用)<br /> <br /> == 隣の駅 ==<br /> ; [[File:JR logo (east).svg|25px]] 東日本旅客鉄道<br /> : [[File:JR JK line symbol.svg|15px|JK]] 京浜東北線<br /> :: {{Color|#ff0066|■}}快速・{{Color|#00b2e5|■}}各駅停車(快速東京方面は田端まで各駅停車)<br /> ::: [[王子駅]] (JK 36) - &#039;&#039;&#039;東十条駅 (JK 37)&#039;&#039;&#039; - [[赤羽駅]] (JK 38)<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 出典 ==<br /> ;JR東日本の2000年度以降の乗車人員<br /> {{Reflist|group=&quot;JR&quot;|22em}}<br /> ;東京都統計年鑑<br /> {{Reflist|group=&quot;*&quot;|22em}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[日本の鉄道駅一覧]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> {{commonscat|Higashi-Jūjō Station}}<br /> * [http://www.jreast.co.jp/estation/station/info.aspx?StationCd=1285 JR東日本 東十条駅]<br /> <br /> {{京浜東北・根岸線}}<br /> <br /> {{デフォルトソート:ひかししゆうしよう}}<br /> [[Category:東京都北区の鉄道駅]]<br /> [[Category:日本の鉄道駅 ひ|かししゆうしよう]]<br /> [[Category:東日本旅客鉄道の鉄道駅]]<br /> [[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]<br /> [[Category:京浜東北・根岸線]]<br /> [[Category:1931年開業の鉄道駅]]<br /> [[Category:十条]]</div> 125.14.227.70 1 2018-07-20T11:46:26Z <p>125.14.227.70: /* 数学的性質 */</p> <hr /> <div>{{整数}}<br /> [[ファイル:一-order.gif|thumb|100px|「一」の筆順]]<br /> &#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;(&#039;&#039;&#039;一&#039;&#039;&#039;、いち、ひと、ひとつ)は、最小の[[正の数と負の数|正]]の[[整数]]である。[[0]] を[[自然数]]に含めない流儀では、最小の自然数とも言える。整数の通常の[[順序集合|順序]]において、0 の次で [[2]] の前の整数である。1 はまた、[[実数]]を[[位取り記数法]]で記述するための[[数字]]の一つでもある。<br /> <br /> 「[[無]]」を意味する 0 に対して、1 は[[有]]・[[存在]]を示す最原初的な[[記号]]なので、物事を測る基準単位、つまり[[数]]や[[順序]]を数える際の初めである。[[英語]]の[[序数詞]]では、1[[序数標識|st]]、&#039;&#039;[[ファースト|first]]&#039;&#039; となる。[[ラテン語]]では unus(ウーヌス)で、[[接頭辞]] uni- はこれに由来する。<br /> <br /> == 数としての1 ==<br /> 0 を除いて最小の自然数であり、自然数のうちで最小の[[奇数]]でもある。任意の数 &#039;&#039;x&#039;&#039; に 1 を掛けても &#039;&#039;x&#039;&#039; のままであるので、1 は[[乗法]]に関する[[単位元]]と呼ばれる。<br /> :&lt;math&gt;x \times 1 = 1 \times x = x \,.&lt;/math&gt;<br /> この性質より、1 は 1 自身の[[階乗]]であり、<br /> :&lt;math&gt;1! = 1&lt;/math&gt;<br /> [[自乗]]であり、より一般の[[冪乗|累乗]]でもある。<br /> :&lt;math&gt;1^x = 1\,.&lt;/math&gt;<br /> <br /> 0 以外の任意の数の0乗は 1 である。<br /> :&lt;math&gt;x^0 = 1 \qquad (x \ne 0)\,.&lt;/math&gt;<br /> <br /> 多くの場合、0の階乗や[[0の0乗]]は規約により1とされる。<br /> :&lt;math&gt;\begin{align}<br /> 0^0 &amp;:= 1,\\<br /> 0! &amp;:= 1\,.<br /> \end{align}&lt;/math&gt;<br /> <br /> == 数字としての1 ==<br /> [[ファイル:Evolution1glyph.svg|thumb|1 を表す数字の字形の変遷]]<br /> [[ファイル:Clock 24 J.jpg|thumb|[[ヴェネツィア]]の時計台の24時間計。1の代わりに大文字の &#039;&#039;J&#039;&#039; を用いている。]]<br /> 西洋で今日 1 を表す数字の[[字形]]は垂直に立った棒であるが、単なる線と区別するために、しばしば上部にひげ飾りが付けられたり、下部に水平の短い線が付けられたりする。[[アラビア数字]]は[[インド亜大陸|インド]]に起源を持ち、古くは[[漢字]]の「一」のように水平の線で 1 を表していた。[[グプタ文字]]ではやや丸まった線になり、[[デーヴァナーガリー]]ではときに左端に小さな黒丸が付された。これが90度回転して [[9]] に似た字形になり、[[グジャラート語]]や[[パンジャーブ語]]の文字で現在用いられる字形になった。[[ネパール語]]でも回転した字形を用いるが、黒丸が残っている&lt;ref&gt;Georges Ifrah, &#039;&#039;The Universal History of Numbers: From Prehistory to the Invention of the Computer&#039;&#039; transl. David Bellos et al. London: The Harvill Press (1998): 392, Fig. 24.61&lt;/ref&gt;。この黒丸が上部のひげ飾りになった一方、下部の短い水平の線は[[ローマ数字]]の I からきたものと考えられる。[[ドイツ]]などのいくつかのヨーロッパの国では、1 のひげ飾りを比較的長く書くため、他国での [[7]] の字形に近くなって誤解を生じやすい。そのような国では、7 を書くときに垂直の線に水平の線を入れて区別する。<br /> <br /> 現代のほとんどの欧文の[[書体]]において、1 は h と同じ高さであるが、古典的な書体の中には [[Image:TextFigs148.svg]] のように x と同じ高さであるものもある。古いタイプライタには 1 のキーが無いものがあり、代わりに小文字の l を用いた。装飾の目的のため、1 の代わりに大文字の J を用いる例も見られる。<br /> <br /> == 数学的性質 ==<br /> *1 はちょうど1個の正の整数で割り切れる唯一の正整数である(素数はちょうど2つの正の整数で割り切れ、[[合成数]]は3個以上の整数で割り切れ、0 はすべての整数で割り切れる。)<br /> **[[約数]]の和は1。<br /> ***[[約数]]の和が奇数になる最小の数である。次は [[2]]。<br /> ***最小の[[倍積完全数]]。次は[[6]]。また、約数の和が自分自身の数になる唯一の数(=1倍完全数)。<br /> ***最小の[[高度合成数]]。[[奇数]]で唯一の高度合成数。次は2。<br /> *** 1 = 2&lt;sup&gt;0&lt;/sup&gt;×(2&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1) であるが、2&lt;sup&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;-1&lt;/sup&gt;×(2&lt;sup&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1) で[[完全数]]にならない最小の数。次は[[120]]。(参照{{OEIS|A144858}})<br /> *** 1 = 1 × σ(1) (ただし σ は[[約数関数]])<br /> **約数の和の[[平均]]が整数になる最小の数である。次は[[56]]。({{OEIS|A047727}})<br /> *[[実数]]、[[複素数]]における[[乗法|乗算]]の[[単位元]]である。&lt;!--<br /> *実数の十進小数展開として、1は 1.000... と [[0.999...]] の2つの表現を持つ。--&gt;<br /> *乗算と[[除法|除算]]においては、1 を乗数や除数とする演算の積や商は、被乗数や被除数と同じ数になる。<br /> *[[累乗]]では、指数が0の場合、値は必ず1となる。<br /> *過去には、素数の定義として「1と自分自身で割り切れる整数」を採用することにより、1を素数と見なす数学者もいた。1を素数と公言した最後の数学の専門家は、[[1899年]]の[[アンリ・ルベーグ]]である。現代では、1は素数でも[[合成数]]でもなく、&amp;minus;1 や[[ガウス整数]]における [[虚数単位|&#039;&#039;i&#039;&#039;]] および &amp;minus;&#039;&#039;i&#039;&#039; などと同じく[[単数]]であるとされる。[[算術の基本定理]]によれば、単数の違いを違いと見なさなければ、[[素因数分解]]は一意である(例えば 2 = 2{{sup|1}} = 1{{sup|3}} × (&amp;minus;1){{sup|2}} × 2{{sup|1}} だが、この2つの分解は同じと見なす)。<br /> *[[位取り記数法]]の底に用いることができない。[[画線法]]は底 1 の記数法([[一進法]])と言われることがあるが、これは位取り記数法ではない。<br /> *[[関数 (数学)|関数]] 1{{sup|&#039;&#039;x&#039;&#039;}} は常に 1 に等しく[[逆写像|逆関数]]を持たないため、底 1 の[[対数]]は定義しない。<br /> **最小の[[自己同形数]]である。次は[[5]]。<br /> *あらゆる種類の[[図形数]]、例えば[[三角数]]、[[三角錐数]]、[[五角数]]、[[六角数]]、[[中心つき六角数]]の最初の数である。<br /> **次の[[多角数|&#039;&#039;n&#039;&#039;角数]]は &#039;&#039;n&#039;&#039; 、[[中心つき多角数|中心つき&#039;&#039;n&#039;&#039;角数]]、&#039;&#039;n&#039;&#039;角錐数は &#039;&#039;n&#039;&#039; + 1 、{{仮リンク|八面体数|en|Octahedral number}}は[[6]]、[[平方三角数]]は[[36]]である。詳しくは下記の2桁までの自然数を参照。<br /> **三角数が三角数になる約数の個数をもつ最小の数である。次は[[28]]。(参照{{OEIS|A116541}})<br /> **三角数が三角数になる約数の個数をもつ数の中で前の数を上回る個数をもつ最小の数である。次は[[28]]。(参照{{OEIS|A076172}})<br /> **三角数の数列において、1 から &#039;&#039;a&#039;&#039; までの和の初めて &#039;&#039;n&#039;&#039; 桁となる &#039;&#039;a&#039;&#039; の値と見たとき、次は[[4]]。({{OEIS|A068092}})<br /> * 1 = 1{{sup|1}} = 1{{sup|2}} = 1{{sup|3}} = 1{{sup|4}} … <br /> **なんらかの[[累乗数]]の最初の数である。<br /> ***次の数については[[1#関連項目|後術]]を参照。<br /> ***&#039;&#039;n&#039;&#039;{{sup|&#039;&#039;n&#039;&#039;}}で表される最小の数。次は[[4]]。<br /> ***&#039;&#039;n&#039;&#039;{{sup|&#039;&#039;n&#039;&#039;{{sup|&#039;&#039;n&#039;&#039;}}}}で表される最小の数。次は[[16]]。<br /> * 最小の[[カタラン数]]。次は2。<br /> * 最小の[[高度トーティエント数]]。次は[[2]]。また、[[奇数]]の中では唯一[[ノントーティエント]]ではない。<br /> * 1 = 2&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1<br /> **最小の[[メルセンヌ数]]である。次は3。<br /> *1{{sup|2}} + 1 = 2であり、&#039;&#039;n&#039;&#039;{{sup|2}} + 1 の形で素数を生む最小の数である。次は[[2]]。<br /> *1[[階乗|!]] + 1 = 2であり、&#039;&#039;n&#039;&#039;! + 1 の形で素数を生む最小の数である(0!の時も実際の値は同じである)。次は[[2]]。<br /> *[[フィボナッチ数|フィボナッチ数列]]の最初の数かつ2番目の数でもあり、その他の多くの整数列の最初の数である。フィボナッチ数列の次の数は2。整数列を集めた[[ニール・スローン]]の最初の本 Handbook of Integer Sequences では、1 で始まらない数列にも慣習として最初に 1 を加え、その 1 は数列を順序付ける[[辞書式順序]]の考慮外とした。改訂版の Encyclopedia of Integer Sequences およびウェブ上の後継である[[オンライン整数列大辞典]]では、数列の最初に並んだ 0 や 1 は辞書式順序の考慮外となっている。<br /> *最小の[[ベル数]]である。次は2。<br /> *[[交互階乗]]の最小の数かつ2番目の数でもあり、2番目の場合、2! &amp;minus; 1! = 2 &amp;minus; 1 である。次は[[5]]。<br /> *[[単位ベクトル]]の長さであり、[[単位行列]]の[[行列式]]である。<br /> *[[確率論]]において、[[確率]]の[[最大と最小|最大値]]であり、必ず起こる[[確率論#基本概念|事象]]の確率である。<br /> *[[統計学]]において、[[相関係数]]は &amp;minus;1から1の間の値を取り、1に近いほど正の相関が強い。<br /> *自然数を定式化する方法によって、1は異なる表現を持つ。<br /> *[[ペアノの公理]]では、1は0の後者である。すなわち、1 = {0} = {Ø} である(Ø は[[空集合]])。<br /> *[[プリンキピア・マテマティカ]]では、1 は[[単集合]](1つの元のみを持つ集合)全ての集合と定義される。<br /> *[[古代エジプト]]では、{{sfrac|2|3}} と {{sfrac|3|4}} は別格として、一般の[[分数]]を、分子が 1 で分母が異なるいくつかの分数の和として表した。例えば、{{sfrac|2|5}} = {{sfrac|1|3}} + {{sfrac|1|15}} などである。分子が 1 の分数、あるいはそれらの和で表す形式は、[[単位分数]]または[[エジプト式分数]]と呼ばれる。<br /> *全ての項が 1 である数列の[[母関数]]は次で与えられる。<br /> *:&lt;math&gt;\frac{1}{1-x} =1+x+x^2 +x^3 +\cdots&lt;/math&gt;<br /> :この級数は、|&#039;&#039;x&#039;&#039;| &lt; 1 のときに限り収束する。<br /> *自然界に出現する数値や[[2の冪]]などの数学的対象の多くは[[ベンフォードの法則]]に従い、1で始まるものが最多で全体の約30%を占める。<br /> *最小の[[リュカ数]]である。次は[[3]]。また、初項[[2]]の後者である。<br /> *1 = 1[[階乗|!]]<br /> **最小の[[階乗数]]である。次は2。<br /> ** &#039;&#039;n&#039;&#039;! が &#039;&#039;n&#039;&#039; 桁となる数である。他には [[22]] と [[23]] と [[24]] しかない。<br /> *[[級数]] [[1/2 + 1/4 + 1/8 + 1/16 + ⋯|{{sfrac|1|2}} + {{sfrac|1|4}} + {{sfrac|1|8}} + {{sfrac|1|16}} + ⋯]] は 1 に収束する。<br /> *約数の和が1になる数は1個ある (1)。[[約数]]の和1個で表せる最小の数である。次は [[3]]。<br /> **約数の和が奇数になる最小の奇数である。次は[[3]]。<br /> **[[倍積完全数]]の約数の和としては最小の数である。次は[[12]]。<br /> **約数の和 &#039;&#039;n&#039;&#039; 個で表せる &#039;&#039;n&#039;&#039; 番目の数である。次は[[18]]。<br /> **約数の和の個数別の最小でいうと、これも最小にあたる(1個)。次は[[12]](2個)。<br /> * 連続してある数に対して[[約数の和]]を求めていった場合1個の数が1になる。その最小の数。次は[[4]](2個)。いいかえると &lt;math&gt;\sigma^m(n)=1~(m\geqq 1)&lt;/math&gt; を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; が1個あるということである。(ただし σ は[[約数関数]])(参照{{OEIS|A241954}})<br /> *[[九九]]においては、1 の段で 1 × 1 = 1(いんいちがいち)と表し方が 1 通りしかない。九九で表し方が 1 通りのしかない数は他に [[25]], [[49]], [[64]], [[81]] の5つである。<br /> *各位の和が1となる[[ハーシャッド数]]は[[100]]までに3個、[[1000]]までに4個、[[10000]]までに5個ある。<br /> **各位の和が1となる数は、全てハーシャッド数。そのような数は、[[十進法]]では他に[[3]]と[[9]]しかない。<br /> * 最小のハーシャッド数である。次は2。<br /> **1を基とする最小のハーシャッド数である。次は[[10]]。<br /> ** &#039;&#039;n&#039;&#039; を基とする &#039;&#039;n&#039;&#039; 番目のハーシャッド数である。次は[[20]]。<br /> ** 各位の和([[数字和]])が &#039;&#039;n&#039;&#039; となる &#039;&#039;n&#039;&#039; 番目の数。次は[[11]]。<br /> **[[平方数]]がハーシャッド数になる最小の数である。次は[[4]]。<br /> **[[立方数]]がハーシャッド数になる最小の数である。次は[[8]]。<br /> **[[三角数]]がハーシャッド数になる最小の数である。次は[[3]]。<br /> **[[フィボナッチ数]]がハーシャッド数になる最小の数である。次は[[2]]。<br /> *各位の積が1になる最小の数である。次は[[11]]。({{OEIS|A000042}})<br /> * 最小の[[カプレカ数]](第1定義)。次は[[9]]。<br /> * 1の約数の個数は1個になり1の1倍になる。1~&#039;&#039;n&#039;&#039; までの約数の個数が &#039;&#039;n&#039;&#039; の整数倍になる最小の数である。次は[[4]] (2倍)。({{OEIS|A050226}}参照)<br /> <br /> === 基本的な計算の表 ===<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center;background:white&quot;<br /> |-<br /> !style=&quot;width:105px&quot;|[[乗法]]<br /> !1<br /> !2<br /> !3<br /> !4<br /> !5<br /> !6<br /> !7<br /> !8<br /> !9<br /> !10<br /> !style=&quot;width:5px&quot;|<br /> !11<br /> !12<br /> !13<br /> !14<br /> !15<br /> !16<br /> !17<br /> !18<br /> !19<br /> !20<br /> !style=&quot;width:5px&quot;|<br /> !21<br /> !22<br /> !23<br /> !24<br /> !25<br /> !style=&quot;width:5px&quot;|<br /> !50<br /> !100<br /> !1000<br /> |-<br /> |1 × &#039;&#039;x&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |[[2]]<br /> |[[3]]<br /> |[[4]]<br /> |[[5]]<br /> |[[6]]<br /> |[[7]]<br /> |[[8]]<br /> |[[9]]<br /> |[[10]]<br /> !<br /> |[[11]]<br /> |[[12]]<br /> |[[13]]<br /> |[[14]]<br /> |[[15]]<br /> |[[16]]<br /> |[[17]]<br /> |[[18]]<br /> |[[19]]<br /> |[[20]]<br /> !<br /> |[[21]]<br /> |[[22]]<br /> |[[23]]<br /> |[[24]]<br /> |[[25]]<br /> !<br /> |[[50]]<br /> |[[100]]<br /> |[[1000|1,000]]<br /> |}<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center;background:white&quot;<br /> |-<br /> !style=&quot;width:105px&quot;|[[除法]]<br /> !1<br /> !2<br /> !3<br /> !4<br /> !5<br /> !6<br /> !7<br /> !8<br /> !9<br /> !10<br /> !style=&quot;width:5px&quot;|<br /> !11<br /> !12<br /> !13<br /> !14<br /> !15<br /> !16<br /> |-<br /> |{{sfrac|1|&#039;&#039;x&#039;&#039;}}<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |0.5<br /> |0.{{overline|3}}<br /> |0.25<br /> |0.2<br /> |0.1{{overline|6}}<br /> |0.{{overline|142857}}<br /> |0.125<br /> |0.{{overline|1}}<br /> |0.1<br /> !<br /> |0.{{overline|09}}<br /> |0.08{{overline|3}}<br /> |0.{{overline|076923}}<br /> |0.0{{overline|714285}}<br /> |0.0{{overline|6}}<br /> |0.0625<br /> |-<br /> |{{sfrac|&#039;&#039;x&#039;&#039;|1}}<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |2<br /> |3<br /> |4<br /> |5<br /> |6<br /> |7<br /> |8<br /> |9<br /> |10<br /> !<br /> |11<br /> |12<br /> |13<br /> |14<br /> |15<br /> |16<br /> |}<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center;background:white&quot;<br /> |-<br /> !style=&quot;width:105px&quot;|[[冪乗]]<br /> !1<br /> !2<br /> !3<br /> !4<br /> !5<br /> !6<br /> !7<br /> !8<br /> !9<br /> !10<br /> !style=&quot;width:5px&quot;|<br /> !11<br /> !12<br /> !13<br /> !14<br /> !15<br /> !16<br /> !17<br /> !18<br /> !19<br /> !20<br /> !<br /> !21<br /> !22<br /> |-<br /> |1{{sup|&#039;&#039;x&#039;&#039;}}<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> !<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> !<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |-<br /> |&#039;&#039;x&#039;&#039;{{sup|1}}<br /> |&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;<br /> |2<br /> |3<br /> |4<br /> |5<br /> |6<br /> |7<br /> |8<br /> |9<br /> |10<br /> !<br /> |11<br /> |12<br /> |13<br /> |14<br /> |15<br /> |16<br /> |17<br /> |18<br /> |19<br /> |20<br /> !<br /> |21<br /> |22<br /> |}<br /> <br /> == 抽象代数 ==<br /> [[抽象代数学]]では、乗法[[群 (数学)|群]]や[[モノイド]]の[[単位元]]を &#039;&#039;1&#039;&#039; で表すことがあるが、&#039;&#039;e&#039;&#039;([[ドイツ語]]の Einheit に由来する)で表す方がより伝統的である。整数に限らない一般の[[環 (数学)|環]]において、乗法における単位元を 1 で表し、[[加法]]における単位元を 0 で表すことは一般的である。1 を &#039;&#039;n&#039;&#039; 回足して 0 になるとき、その環の[[標数]]は &#039;&#039;n&#039;&#039; であるという。通常の整数では 1 を何度繰り返し足しても 0 にはならないため、そのような環の標数は 0 と定める。例えば標数 2 の[[可換体|体]]は、[[符号理論]]などに応用を持つ。通常の体の定義は、1 と 0 が等しくないことを要求するので、標数 1 の体は存在しないが、[[一元体]]という概念はある。ただし、それは単集合ではない。<br /> <br /> == その他 1 に関すること ==<br /> *西洋の[[数秘術]]では、1 は万物の始まり、唯一絶対であること、神などを象徴する。<br /> *[[デジタル]]で状態を表すときの、2個の要素の内の一つであり、[[デジタル信号]]で、信号がアクティブである場合を表す。<br /> *[[麻雀]]では[[麻雀牌|牌]]のデザイン上、[[筒子|一筒]](太丸に花)と[[索子|一索]](緑色の鳥類)に意匠が取り入れられている。<br /> *[[接戦選挙]]の中には、[[接戦選挙#当落が1票差で分かれた事例|当落が1票差で分かれた事例]]も存在する。なお、同姓や同名候補がいた場合は、按分により票差が1票未満になることもある。<br /> <br /> === 言語・表記 ===<br /> *[[大和言葉|和語]]系[[数詞]]の「ひと」は単独で用いることはできず、「ひと-つ(一つ)」「ひと-よ(一夜)」など[[接尾辞]]([[助数詞]])を伴って用いられる。<br /> **ただし、[[通話表#和文通話表|通話表]]で1を送る場合「数字の&#039;&#039;&#039;ひと&#039;&#039;&#039;」と送られる。<br /> *[[暦]]で[[月 (暦)|月]]の第1日を意味する「ついたち」は「月立ち」が転訛したものである。時間としての1日(24時間)を和語系数詞では「ひとひ」と呼ぶが、現代日本語ではほとんど用いられず、専ら[[漢語]]系数詞による「いちにち」が用いられる。<br /> *非常に多くの[[数字]]体系で、1 は1本の棒や1つの点などで表される。<br /> *[[書道]]では、漢字の一は基本の練習文字として多用される。<br /> *「ピンからキリまで」といった慣用句や、[[おいちょかぶ]]というゲームなど、限定された文脈においては、1 を「ピン」と呼ぶ。<br /> *[[日本語]]圏の[[スレッドフロート型掲示板]]において、コメント番号が 1 になることから、1 はそのスレッドを立てた人([[電子掲示板|スレ主]])のこと。<br /> *1 を乗数・除数とする演算の値が元の数と同じになる性質から、1 は、数量の概念としての[[数 (文法)|複数]]に対する[[単数]]、言語としての[[数 (文法)|複数形]]に対する[[数 (文法)|単数形]]のように、特殊な取り扱いを受けることが多い。<br /> *1 の接頭辞:[[[ラテン語|拉]]]uni、[[[ギリシア語|希]]]mono。<br /> **[[ユニフォーム]] (uniform)、[[モノラル]] (monoral) など。<br /> *単一であること、単独であること、1倍、1重を&#039;&#039;&#039;[[シングル]]&#039;&#039;&#039; (single) という。「[[ダブル]]」に対して使われることも多い。<br /> <br /> === 1の付く言葉 ===<br /> *「1のつく日」に開かれた[[市場|定期市]]に由来する[[地名]]である「一日市」「一日市場」は多くの場合「ひといち」「ひといちば」と読まれる。恐らくは「ひとひ・いち(ば)」からの転訛であると思われる。<br /> * 当選に必要な得票数が[[選挙区]]によって異なることを「[[一票の格差]]」という&lt;ref&gt;{{Cite web|title=一票の格差(イッピョウノカクサ)とは|url=https://kotobank.jp/word/%E4%B8%80%E7%A5%A8%E3%81%AE%E6%A0%BC%E5%B7%AE-434606|publisher=[[コトバンク]]|accessdate=2018-02-25}}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> === 第1のもの ===<br /> *[[原子番号]] 1 の[[元素]]は[[水素]] (H) である。<br /> *[[太陽系]]第1[[惑星]]は[[水星]]であり、[[太陽]]に近い順に数えて1番目の惑星である。<br /> *[[小惑星番号]]1番の[[小惑星]]は[[ケレス (準惑星)|ケレス]]である。<br /> *[[タロット]]の[[大アルカナ]]でIは[[魔術師 (タロット)|魔術師]]。<br /> *[[易占]]の[[六十四卦]]で第1番目の卦は、[[周易上経三十卦の一覧#乾|乾為天]]。<br /> *[[1909年]]に制定された形式番号体系による1号[[機関車]](当時の日本の[[鉄道省|官設鉄道]]最小の機関車) - [[国鉄1形蒸気機関車]]<br /> *[[国道1号]]は[[東京都]][[中央区 (東京都)|中央区]]を起点とし、[[大阪府]][[大阪市]]へ至る。<br /> *[[クルアーン]]における第1番目の[[スーラ (クルアーン)|スーラ]]は[[開端 (クルアーン)|開端]]である。<br /> *年始から1日目は[[1月1日]]。<br /> *JIS X 0401、[[ISO 3166-2:JP]]の[[都道府県コード]]の 01 は[[北海道]]。すなわち都道府県コードの若い番号順に都道府県を配列したとき、最初になるのは北海道。<br /> *郵便局の局番号00001は、[[東京都]][[中野区]]にある中野サンクォーレ内郵便局。<br /> <br /> === 番号 ===<br /> [[Image:U+2673 DejaVu Sans.svg|50px|right|thumb|SPIコードの1]]<br /> *リサイクルで使用される[[SPIコード]]で、1 は[[ポリエチレンテレフタラート]]を指す。<br /> <br /> ==== スポーツ ====<br /> *[[野球]]<br /> **[[守備番号]] 1 番は[[投手]]。[[スコアブック]]に記載されるときなどに用いられる。<br /> **[[高校野球]]では、主に[[エース]]が付ける[[野球の背番号|背番号]]。<br /> **[[日本プロ野球]]・[[読売ジャイアンツ]]では[[王貞治]]内野手が付けていた背番号1が[[永久欠番]]となっている。<br /> ::かつては[[大阪近鉄バファローズ]]でも[[鈴木啓示]]投手の永久欠番となっていたが、[[2005年]]にオリックス・ブルーウェーブと合併、「[[オリックス・バファローズ]]」が発足したのを機に失効となった&lt;ref&gt;当初、オリックス側でも背番号1の扱いが検討されたが、鈴木本人が「自らの永久欠番はあくまで近鉄でのもの」とし、オリックスの背番号1継続使用を承諾した。&lt;/ref&gt;。<br /> *[[サッカー]]において背番号1は[[ゴールキーパー (サッカー)|ゴールキーパー]]が着用する。使用出来るポジションが固定されている唯一の背番号である。<br /> *[[モータースポーツ]]において、カーナンバー1は前年のチャンピオンドライバーが付ける番号である。<br /> *[[バスケットボール]]において、1 は PG([[ポイントガード]])を示す番号である。<br /> *[[柔道]]界では、見た目から綺麗に技を決めたと審判員が判断した場合に初めて「一本」を取ることができる。<br /> <br /> ==== ナンバープレート ====<br /> *自動車で、普通自動車のうち貨物用途の車の[[日本のナンバープレート|ナンバープレート]]の分類番号の上1桁には 1 が付けられる(1ナンバーともいう)。<br /> *自動車のナンバープレートの希望番号制で、「・・・1」は抽選対象番号である。<br /> <br /> ==== テレビのチャンネル ====<br /> *日本の大半の地域は[[NHK総合テレビジョン|NHK総合テレビ]]の地上デジタルテレビ放送の[[リモコンキーID]]だが、以下の地域に限りアナログ親局 &#039;&#039;&#039;1ch&#039;&#039;&#039; の民放に充てている。<br /> **[[北海道]] - [[北海道放送]] (HBC)([[Japan News Network|JNN]]系列)(JOHR-DTV)<br /> **[[青森県]] - [[青森放送]] (RAB)([[Nippon News Network|NNN]]・[[日本テレビネットワーク協議会|NNS]]系列)(JOGR-DTV)<br /> **[[宮城県]] - [[東北放送]] (TBC)(JNN系列)(JOIR-DTV)<br /> **[[富山県]] - [[北日本放送]] (KNB) (NNN・NNS系列)(JOLR-DTV)<br /> **[[東海3県]] - [[東海テレビ放送|東海テレビ]] (THK)([[フジニュースネットワーク|FNN]]・[[フジネットワーク|FNS]]系列)(JOFX-DTV)<br /> **[[山陰地方]] - [[日本海テレビジョン放送|日本海テレビ]] (NKT)(NNN・NNS系列)(JOJX-DTV)<br /> **[[徳島県]] - [[四国放送]] (JRT)(NNN・NNS系列)(JOJR-DTV)<br /> **[[福岡県]] - [[九州朝日放送]] (KBC)([[All-nippon News Network|ANN]]系列)(JOIF-DTV)<br /> **[[鹿児島県]] - [[南日本放送]] (MBC)(JNN系列)(JOCF-DTV)<br /> *アナログ[[VHF]]テレビでは[[関東地方]]の他に[[福島県]][[会津盆地]]、[[山梨県]][[甲府盆地]]、[[岡山県]][[新見市]]、[[広島県]][[備後都市圏|福山・尾道地域圏]]、[[高知県]][[安芸市]]及び[[四万十市]]等でNHK総合テレビに &#039;&#039;&#039;1ch&#039;&#039;&#039; が割り当てられている。[[静岡県]][[伊豆半島]]東部でも NHK総合テレビのことを「1チャン」で通じることが多い。<br /> *[[NHK BS1]] のデジタルIDも &#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039;。<br /> <br /> === 音楽 ===<br /> *[[ビートルズ]]が各国の[[音楽]]チャートで1位になった曲を集めた[[ベスト・アルバム|ベストアルバム]]。邦題は『[[ザ・ビートルズ1]]』。<br /> *[[1 〜ONE〜]]は[[ゆず (音楽グループ)|ゆず]]の曲の一つであり、アルバム名。<br /> === 兵器 ===<br /> *[[一式戦闘機|一式戦]]は[[大日本帝国陸軍]]の[[戦闘機]]。<br /> *[[Yak-1 (航空機)|Yak-1]] は[[ソビエト連邦]]の戦闘機。<br /> *[[MiG-1 (航空機)|MiG-1]] はソビエト連邦の戦闘機。<br /> *[[P-1]] はソビエト連邦の試作全天候型戦闘機。<br /> *[[F-1 (航空機)|F-1]] は[[航空自衛隊]]の[[支援戦闘機]]。<br /> *[[B-1 (航空機)|B-1]] は[[アメリカ空軍]]の[[爆撃機]]。<br /> *[[M1エイブラムス]]は[[アメリカ陸軍]]の[[主力戦車]]。<br /> *[[レオパルト1]]は[[ドイツ陸軍 (ドイツ連邦軍)|ドイツ陸軍]]の主力戦車。<br /> *[[チャレンジャー1]]は[[イギリス陸軍]]の主力戦車。<br /> *[[一式中戦車]]は大日本帝国陸軍の[[中戦車]]。<br /> *[[一式砲戦車]]は大日本帝国陸軍の[[砲戦車]]。<br /> *[[V1飛行爆弾]]はドイツの[[ミサイル|ミサイル兵器]]。<br /> *[[ミラージュF1 (戦闘機)|ミラージュF1]]は[[フランス空軍]]の戦闘機。<br /> *[[A-1 (航空機)|A-1]] は[[アメリカ海軍]]の[[攻撃機]]。<br /> *[[P-1 (戦闘機)|P-1]] はアメリカ空軍の戦闘機。<br /> *[[マチルダI歩兵戦車]]はイギリス陸軍の歩兵戦車。<br /> *[[試製1号戦車]]は大日本帝国陸軍の[[戦車]]。<br /> *[[I号戦車]]は[[ドイツ陸軍 (国防軍)|ドイツ陸軍]]の[[軽戦車]]。<br /> *[[IT-1]] はソビエト連邦の[[駆逐戦車]]。<br /> *[[BMP-1]] はソビエト連邦の[[歩兵戦闘車]]。<br /> *[[ティーガーI]]はドイツの[[重戦車]]。<br /> *[[一式四十七粍戦車砲]]は大日本帝国陸軍の[[対戦車砲]]。<br /> *[[一式三十七粍戦車砲]]は大日本帝国陸軍の[[戦車砲]]。<br /> *[[マルダーI]]はドイツの[[対戦車自走砲]]。<br /> *[[AH-1 コブラ|AH-1]] はアメリカの[[攻撃ヘリコプター]]。<br /> *[[マーク I 戦車]]はイギリス軍の戦車。<br /> *[[IS-1]] はソビエト連邦の重戦車。<br /> *[[TOG 1重戦車]]はイギリス陸軍の重戦車。<br /> *[[P-1 (哨戒機)|P-1]] は自衛隊の[[哨戒機]]。<br /> *[[KV-1]] はソビエト連邦の重戦車。<br /> *[[第1戦車大隊]]<br /> *[[第1戦車群]]<br /> *[[第1戦車団]]<br /> *[[戦車第1連隊]]<br /> *[[TV-1]] はアメリカの[[原子力]]推進戦車。<br /> <br /> === 固有名詞 ===<br /> *[[日本の銀行一覧|日本の銀行]]では、かつて[[第一銀行]]、その後身の[[第一勧業銀行]](現[[みずほ銀行]])が存在した。なお、みずほ銀行の銀行コード0001は、それを受け継いだもの。<br /> *日本の[[生命保険|生命保険会社]]では、[[第一生命保険|第一生命]]がある。また損害保険では[[第一火災海上保険|第一火災]]や第一ライフ損害保険(現[[損害保険ジャパン日本興亜]])が存在した。<br /> *日本の[[ホテル]]チェーンでは、[[阪急阪神ホテルズ|第一ホテル]]が存在する(会社としての第一ホテルは事実上消滅、現在は[[阪急阪神ホテルズ]](グループ名は阪急阪神第一ホテルグループ)となっている)。なお、徳島には独立系の徳島第一ホテルが存在する。<br /> *九州地方には[[第一工業大学]]という工業系の専門大学が存在。<br /> *その他、日本の会社で主なものとして以下のものがある。<br /> **[[第一中央汽船]] - [[商船三井]]・[[住友金属工業|住友金属]]系の準大手海運会社。<br /> **第一石産 - [[和歌山県|和歌山]]地盤の中小石油販社。平成22年4月23日に和歌山地裁に自己破産申請。<br /> **[[丸一鋼管]] - 日本の[[鋼管]]専業大手。独立系では業界トップ。<br /> **[[静岡第一テレビ]] - [[静岡県]]の県域[[テレビジョン放送局|テレビ局]]。資本・ネット系列ともに[[日本テレビ系列]]。<br /> **[[第一三共]]/[[第一三共ヘルスケア]] - 日本の医薬大手。前者は医療用医薬大手、後者は市販用医薬([[一般用医薬品|大衆薬]])大手で、ともに第一三共グループの一角である。<br /> **[[第一家庭電器]] - かつて存在した日本の家電量販店チェーンである。<br /> **[[第一交通産業]] - 日本の大手タクシー会社グループ。<br /> <br /> == 1の付く地名 ==<br /> *[[岩手県]][[一戸町]]<br /> *[[愛知県]][[一宮市]]<br /> *[[岩手県]][[一関市]]<br /> *[[高知市]]一宮<br /> *[[千葉県]][[一宮町]]<br /> <br /> == 一の付く人名 ==<br /> * [[小沢一郎]] - [[政治家]]<br /> * 鈴木一朗 - [[プロ野球選手]]。「[[イチロー]]」で登録。<br /> * [[加藤一二三]] - 元[[棋士 (将棋)|将棋棋士]]。九段。<br /> * 杉山貢一 - [[お笑い]]トリオ「[[インスタントジョンソン]]」のツッコミ担当。「[[インスタントジョンソン#メンバー|スギ。]]」で活動。<br /> * [[八田與一]] - 水利技術者。<br /> <br /> == 1 を始点とする概念 ==<br /> 1を始点とする概念や体系には、以下のものがある。<br /> *[[順序数]]([[序数詞]])<br /> *[[紀年法]]<br /> *[[日付]]・[[世紀]]<br /> *[[数え年]]<br /> <br /> == 符号位置 ==<br /> {{特殊文字}}<br /> {|class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;text-align:center;&quot;<br /> |-<br /> !記号!![[Unicode]]!![[JIS X 0213]]!![[文字参照]]!!名称<br /> {{CharCode|49|0031|1-3-17|DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|65297|FF11|1-3-17|FULLWIDTH DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|185|00B9|1-9-16|SUPERSCRIPT ONE}}<br /> {{CharCode|8321|2081|-|SUBSCRIPT ONE}}<br /> {{CharCode|2548|09F4|-|BENGALI CURRENCY NUMERATOR ONE}}<br /> {{CharCode|3882|0F2A|-|TIBETAN DIGIT HALF ONE}}<br /> {{CharCode|4969|1369|-|ETHIOPIC DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|6618|19DA|-|NEW TAI LUE THAM DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|8543|215F|-|FRACTION NUMERATOR ONE}}<br /> {{CharCode|8544|2160|1-13-21|ROMAN NUMERAL ONE|font=JIS2004フォント}}<br /> {{CharCode|8560|2170|1-12-21|SMALL ROMAN NUMERAL ONE|font=JIS2004フォント}}<br /> {{CharCode|9312|2460|1-13-1|CIRCLED DIGIT ONE|font=JIS2004フォント}}<br /> {{CharCode|9332|2474|-|PARENTHESIZED DIGIT ONE|font=MacJapanese}}<br /> {{CharCode|9352|2488|-|DIGIT ONE FULL STOP|font=MacJapanese}}<br /> {{CharCode|9461|24F5|1-6-58|DOUBLE CIRCLED DIGIT ONE|font=JIS2004フォント}}<br /> {{CharCode|10102|2776|1-12-1|DINGBAT NEGATIVE CIRCLED DIGIT ONE|font=JIS2004フォント}}<br /> {{CharCode|10112|2780|-|DINGBAT CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE|font=個別|family=&#039;MogaGothic&#039;,&#039;M+ 1c regular&#039;,&#039;MigMix 1P&#039;,&#039;Migu 1P&#039;,&#039;VL ゴシック&#039;,&#039;UmePlus Gothic&#039;,&#039;DejaVu Sans&#039;,&#039;Komatuna&#039;,&#039;FreeSerif&#039;,&#039;Arial Unicode MS&#039;,&#039;Code2000&#039;,&#039;YOzFont&#039;,&#039;和田研中丸ゴシック2004絵文字&#039;,&#039;和田研細丸ゴシック2004絵文字&#039;}}<br /> {{CharCode|10122|278A|-|DINGBAT NEGATIVE CIRCLED SANS-SERIF DIGIT ONE|font=個別|family=&#039;MogaGothic&#039;,&#039;M+ 1c regular&#039;,&#039;MigMix 1P&#039;,&#039;Migu 1P&#039;,&#039;VL ゴシック&#039;,&#039;UmePlus Gothic&#039;,&#039;DejaVu Sans&#039;,&#039;Komatuna&#039;,&#039;FreeSerif&#039;,&#039;Arial Unicode MS&#039;,&#039;Code2000&#039;,&#039;YOzFont&#039;,&#039;和田研中丸ゴシック2004絵文字&#039;,&#039;和田研細丸ゴシック2004絵文字&#039;}}<br /> {{CharCode|12690|3192|-|IDEOGRAPHIC ANNOTATION ONE MARK}}<br /> {{CharCode|12832|3220|-|PARENTHESIZED IDEOGRAPH ONE}}<br /> {{CharCode|12928|3280|-|CIRCLED IDEOGRAPH ONE}}<br /> {{CharCode|19968|4E00|1-16-76|CJK Ideograph, First}}<br /> {{CharCode|22769|58F1|1-16-77|CJK Ideograph, number one}}<br /> {{CharCode|22777|58F9|1-52-69|CJK Ideograph, number one}}<br /> {{CharCode|65799|10107|-|AEGEAN NUMBER ONE}}<br /> {{CharCode|66336|10320|-|OLD ITALIC NUMERAL ONE}}<br /> {{CharCode|67672|10858|-|IMPERIAL ARAMAIC NUMBER ONE}}<br /> {{CharCode|67862|10916|-|PHOENICIAN NUMBER ONE}}<br /> {{CharCode|68160|10A40|-|KHAROSHTHI DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|68221|10A7D|-|OLD SOUTH ARABIAN NUMBER ONE}}<br /> {{CharCode|68440|10B58|-|INSCRIPTIONAL PARTHIAN NUMBER ONE}}<br /> {{CharCode|69216|10E60|-|RUMI DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|119648|1D360|-|COUNTING ROD UNIT DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|127234|1F102|-|DIGIT ONE COMMA|font=ARIB外字フォント}}<br /> {{CharCode|120793|1D7D9|-|MATHEMATICAL DOUBLE-STRUCK DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|120823|1D7F7|-|MATHEMATICAL MONOSPACE DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|120783|1D7CF|-|MATHEMATICAL BOLD DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|120803|1D7E3|-|MATHEMATICAL SANS-SERIF DIGIT ONE}}<br /> {{CharCode|120813|1D7ED|-|MATHEMATICAL SANS-SERIF BOLD DIGIT ONE}}<br /> |}<br /> <br /> ==他の表現法==<br /> {{Number other reps<br /> |Number=One<br /> |NATO=Alpha<br /> |Morse=・----<br /> |Character=A1<br /> |Braille=⠁<br /> }}<br /> <br /> == 参照 ==<br /> &lt;references/&gt;<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> {{Commonscat}}<br /> {{Wiktionarypar|1}}<br /> {{Wiktionarypar|一}}<br /> {{Wiktionarypar|いち}}<br /> {{Wiktionarypar|ひと}}<br /> {{Wiktionarypar|ひとつ}}<br /> {{Wiktionarypar|one}}<br /> {{Wiktionarypar|Ⅰ}}<br /> {{Wiktionarypar|ⅰ}}<br /> *[[数に関する記事の一覧]]<br /> **[[0]] &#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039; [[2]] [[3]] [[4]] [[5]] [[6]] [[7]] [[8]] [[9]]<br /> **[[10]] [[20]] [[30]] [[40]] [[50]] [[60]] [[70]] [[80]] [[90]] [[100]] … [[1000]] … [[10000]] … [[100000]] … [[1000000]] … [[10000000]] … [[1000000000000]]<br /> **&#039;&#039;&#039;1&#039;&#039;&#039; [[2]] [[4]] [[8]] [[16]] [[32]] [[64]] [[128]] [[256]] [[512]] [[1024]] [[2048]] [[4096]] [[8192]] [[16384]] [[32768]] [[65536]] [[131072]] [[262144]] [[524288]] … [[16777216]] … [[4294967296]] <br /> **[[−1|&amp;minus;1]]<br /> *西暦[[1年]] [[紀元前1年]] [[2001年]] [[1901年]] [[1世紀]] [[1989年|平成1年]] [[1926年|昭和1年]] [[1912年|大正1年]] [[明治元年|明治1年]] [[1月]]<br /> *[[名数一覧]]<br /> *[[世界一の一覧]]<br /> *[[1号線]] [[地下鉄1号線]] [[環状1号線]]<br /> *[[1+1|1 + 1]]<br /> *[[0.999...]]<br /> *[[1の冪根]]<br /> <br /> {{自然数}}<br /> {{2^n}}<br /> {{日本の命数}}<br /> <br /> [[Category:数字]]<br /> [[Category:数学に関する記事|/1]]<br /> [[Category:1|*]]</div> 125.14.227.70 約数関数 2018-07-20T05:47:32Z <p>125.14.227.70: /* 約数関数の値 */</p> <hr /> <div>[[Image:Divisor.svg|thumb|right|nの約数の個数を表す&lt;br&gt; σ&lt;sub&gt;0&lt;/sub&gt;(n)≡d(n) のグラフ(n≦250)]]<br /> [[Image:Sigma_function.svg|thumb|right|nの約数の総和を表す&lt;br&gt; σ&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt;(n)≡σ(n) のグラフ(n≦250)]]<br /> &#039;&#039;&#039;約数関数&#039;&#039;&#039;(やくすうかんすう、{{lang-en-short|divisor function}})は、[[自然数]] &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[変数 (数学)|変数]]とする[[関数 (数学)|関数]]で、&#039;&#039;n&#039;&#039; の全ての[[約数]]を整数乗した数の[[総和]]を値にとるものである。<br /> <br /> == 定義 ==<br /> 約数関数 σ&lt;sub&gt;&#039;&#039;x&#039;&#039;&lt;/sub&gt;(&#039;&#039;n&#039;&#039;) は自然数 &#039;&#039;n&#039;&#039; の約数 &#039;&#039;d&#039;&#039; の &#039;&#039;x&#039;&#039; 乗の総和を値として持つ関数であり、式では<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sigma_x (n)=\sum_{d|n} d^x\,\!&lt;/math&gt;}}<br /> のように表される。&#039;&#039;x&#039;&#039; = 0 のとき σ&lt;sub&gt;0&lt;/sub&gt;(&#039;&#039;n&#039;&#039;) は &#039;&#039;n&#039;&#039; の約数の個数を表し、d(&#039;&#039;n&#039;&#039;)と表記されることもある。&#039;&#039;x&#039;&#039; = 1 のとき σ&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt;(&#039;&#039;n&#039;&#039;) は &#039;&#039;n&#039;&#039; の約数の総和であり、単に σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) と表記する場合もある。<br /> <br /> == 計算例と特徴 ==<br /> 例えば &#039;&#039;n&#039;&#039; = 15 では d(15) = σ&lt;sub&gt;0&lt;/sub&gt;(15) = 1&lt;sup&gt;0&lt;/sup&gt; + 3&lt;sup&gt;0&lt;/sup&gt; + 5&lt;sup&gt;0&lt;/sup&gt; + 15&lt;sup&gt;0&lt;/sup&gt; = 4, σ(15) = σ&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt;(15) = 1&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; + 3&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; + 5&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; + 15&lt;sup&gt;1&lt;/sup&gt; = 24, σ&lt;sub&gt;2&lt;/sub&gt;(15) = 1&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; + 3&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; + 5&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; + 15&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; = 260<br /> <br /> [[素数]] &#039;&#039;p&#039;&#039; を変数とすると、&#039;&#039;p&#039;&#039; の約数は 1 と &#039;&#039;p&#039;&#039; の 2 個のみであるから d(&#039;&#039;p&#039;&#039;) = 2, σ(&#039;&#039;p&#039;&#039;) = &#039;&#039;p&#039;&#039; + 1 となる。また &#039;&#039;p&lt;sup&gt;n&lt;/sup&gt;&#039;&#039; の約数は 1, &#039;&#039;p&#039;&#039;, &#039;&#039;p&#039;&#039;&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;, …, &#039;&#039;p&lt;sup&gt;n&lt;/sup&gt;&#039;&#039; の &#039;&#039;n&#039;&#039; + 1 個なので d(&#039;&#039;p&lt;sup&gt;n&lt;/sup&gt;&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; + 1, σ(&#039;&#039;p&lt;sup&gt;n&lt;/sup&gt;&#039;&#039;) = (&#039;&#039;p&#039;&#039;&lt;sup&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1&lt;/sup&gt; - 1)/(&#039;&#039;p&#039;&#039; - 1) となる。<br /> <br /> d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) および σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) は &#039;&#039;n&#039;&#039; = 1 のとき[[最小値]] 1 をとる。d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; の解は &#039;&#039;n&#039;&#039; = 1, 2 の 2 個のみであり、σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; の解や d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) の解は &#039;&#039;n&#039;&#039; = 1 のみである。&#039;&#039;n&#039;&#039; ≧ 3 では 2 ≦ d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) &lt; &#039;&#039;n&#039;&#039; &lt; σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) が成り立つ。<br /> <br /> nを[[素因数分解]]して以下の式の形で表す。<br /> {{Indent|&lt;math&gt;n= \prod_{i=1}^r {p_i}^{a_i}&lt;/math&gt;}}<br /> ここで &#039;&#039;r&#039;&#039; は &#039;&#039;n&#039;&#039; の[[素因子]]の個数、&#039;&#039;p&lt;sub&gt;i&lt;/sub&gt;&#039;&#039; はその中で &#039;&#039;i&#039;&#039; 番目に小さい素因子、&#039;&#039;a&lt;sub&gt;i&lt;/sub&gt;&#039;&#039; は素因数分解で現れる各素因子の[[冪乗|指数]]部である。ここから<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sigma_x (n)= \prod_{i=1}^r \frac{{p_i}^{(a_i +1)x} -1}{{p_i}^x -1} \quad (x \ne 0)&lt;/math&gt;}}<br /> が導かれる。これは<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sigma_x (n) = \prod_{i=1}^r \sum_{j=0}^{a_i} {p_i}^{jx} = \prod_{i=1}^r (1+ {p_i}^x + {p_i}^{2x} + \cdots + {p_i}^{a_i x} )&lt;/math&gt;}}<br /> と[[同値]]である。&#039;&#039;x&#039;&#039; = 0 のときは <br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sigma_0(n)\equiv d(n)=\prod_{i=1}^{r} (a_i+1)&lt;/math&gt;}}<br /> となる。例えば &#039;&#039;n&#039;&#039; = &#039;&#039;pq&#039;&#039; (&#039;&#039;p&#039;&#039;, &#039;&#039;q&#039;&#039; は素数)とすると、σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = (1 + &#039;&#039;p&#039;&#039;)(1 + &#039;&#039;q&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; + &#039;&#039;p&#039;&#039; + &#039;&#039;q&#039;&#039; + 1, d(&#039;&#039;n&#039;&#039;)=(1 + 1)(1 + 1) = 4 となる。<br /> <br /> *約数関数から導き出される数列 &lt;math&gt;a_n=\sigma(a_{n-1})&lt;/math&gt; はその初期値によって異なる発散の仕方をする。( &#039;&#039;a&#039;&#039;&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt; = 1 を除く)<br /> :例. &#039;&#039;a&#039;&#039;&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt; = 2 のとき [[2]], [[3]], [[4]], [[7]], [[8]], [[15]], [[24]], [[60]], [[168]], [[480]], … ({{OEIS|A007497}})<br /> ::&#039;&#039;a&#039;&#039;&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt; = 5 のとき [[5]], [[6]], [[12]], [[28]], [[56]], [[120]], [[360]], 1170, 3276, … ({{OEIS|A051572}})<br /> ::&#039;&#039;a&#039;&#039;&lt;sub&gt;1&lt;/sub&gt; = 16 のとき [[16]], [[31]], [[32]], [[63]], [[104]], [[210]], [[576]], 1651, 1792, … ({{OEIS|A257349}})<br /> ::この初期値は [[2]], [[5]], [[16]], [[19]], [[27]], [[29]], [[33]], [[49]], [[50]], [[52]], [[66]], [[81]], [[85]], [[105]],… ({{OEIS|A257348}})<br /> <br /> == その他の公式 ==<br /> 約数関数は以下の[[三角関数]]を用いた式で表すこともできる。<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sigma_x (n)= \sum_{\mu=1}^n \mu^{x-1} \sum_{\nu=1}^{\mu} \cos \frac{2\pi\nu n}{\mu}&lt;/math&gt;}}<br /> <br /> また[[リーマンゼータ関数|ゼータ関数]] ζ(s) とは<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\sum_{n=1}^{\infty} \frac{\sigma_a (n)}{n^s} =\zeta(s) \zeta(s-a)&lt;/math&gt;}}<br /> という関係式をもつ。<br /> <br /> σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;)の増加の割合は以下の式で表される。<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\limsup_{n\rightarrow\infty}\frac{\sigma(n)}{n\ \log \log n}=e^\gamma&lt;/math&gt;}}<br /> γ は[[オイラー定数]]である。<br /> <br /> また、d(&#039;&#039;n&#039;&#039;)の増加の割合は以下の式で表される。<br /> {{Indent|&lt;math&gt;\limsup_{n\rightarrow\infty}\frac{\log d(n) \log\log n}{\log n}=\log 2&lt;/math&gt;}}<br /> 実際、左辺の[[上極限]]記号内の分数の値が最大となるのは &lt;math&gt;n=6983776800&lt;/math&gt; のときで、その値は &lt;math&gt;1.0660186\ldots &lt;/math&gt; であることが知られている&lt;ref&gt;J. L. Nicolas et G. Robin, Majorations explicites pour le nombre de diviseurs de $N$, &#039;&#039;Canad. Math. Bull.&#039;&#039; &#039;&#039;&#039;26&#039;&#039;&#039; (1983), 485--492.&lt;/ref&gt;。<br /> 特に、任意の &amp;epsilon; &gt; 0 に対して、d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = o(&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;sup&gt;&amp;epsilon;&lt;/sup&gt;) が成り立つ。<br /> <br /> :&lt;math&gt;\sigma (n)&lt;e^{\gamma} n\log \log n \,&lt;/math&gt; (&#039;&#039;n&#039;&#039; &gt; [[5040]]) <br /> が真であるなら[[リーマン予想]]も真であることが証明されている。つまりこの不等式を満たさない最大の数が 5040 であり&lt;ref&gt;σ(5040) = 19344, &#039;&#039;e&#039;&#039;&lt;sup&gt;γ&lt;/sup&gt; ・ 5040 log log 5040 = 19237.84...&lt;/ref&gt;、5041 以上の全ての自然数がこの不等式を満たすならばリーマン予想は真である。もしリーマン予想が偽ならこの不等式を満たさない &#039;&#039;n&#039;&#039; は無数に存在する。<br /> <br /> == 約数関数の値 ==<br /> σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) &lt; 2&#039;&#039;n&#039;&#039; を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[不足数]]、σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = 2&#039;&#039;n&#039;&#039; を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[完全数]]、σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) &gt; 2&#039;&#039;n&#039;&#039; を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[過剰数]]という。<br /> <br /> 6, 28, 496 などが完全数として知られている。偶数の完全数全体は[[メルセンヌ素数]] 2&lt;sup&gt;&#039;&#039;p&#039;&#039;&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1 に対して 2&lt;sup&gt;&#039;&#039;p&#039;&#039; &amp;minus; 1&lt;/sup&gt;(2&lt;sup&gt;&#039;&#039;p&#039;&#039;&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1) と表されるもの全体と一致することが知られている。奇数の完全数が存在するかどうかは古くからの[[数学上の未解決問題|数論の未解決問題]]として有名である。<br /> *完全数が 2&lt;sup&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&amp;minus; 1&lt;/sup&gt; × ( 2&lt;sup&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;/sup&gt;&amp;minus; 1) で表せることからある数 &#039;&#039;n&#039;&#039; とその約数の和 σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) との積が完全数となる場合がある。この完全数を含む &#039;&#039;n&#039;&#039; × σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) の数列は [[1]], [[6]], [[12]], [[28]], [[30]], [[72]], [[56]], [[120]], [[117]], [[180]], [[132]], [[336]], [[182]], [[336]], [[360]], [[496]], …である。({{OEIS|A064987}})<br /> このほかにも、約数関数、特に約数の和の関数 σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) の値に関しては多くの概念が考察され、多くの未解決問題が提示されている。いくつかの例を挙げる。<br /> *σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = 2&#039;&#039;n&#039;&#039; &amp;minus; 1 を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[概完全数]]といい、σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = 2&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1 を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[準完全数]]という。概完全数は 2 の累乗(1 も含む)が知られているが、それ以外に存在するかどうか知られていない。準完全数は存在するかどうか未だに分かっていない。準完全数が存在するならば、それは奇数の平方数でなければならないことが知られている。<br /> *σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = &#039;&#039;kn&#039;&#039; (&#039;&#039;k&#039;&#039;:整数) を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を &#039;&#039;k&#039;&#039;-[[倍積完全数|倍完全数]]という。例えば [[120]] は3倍完全数である。現在知られている[[倍積完全数]]は &#039;&#039;n&#039;&#039; = 1(このとき、&#039;&#039;k&#039;&#039; = 1)を除いて全て偶数である。1 以外に奇数の[[倍積完全数]]が存在するか否かは知られていない。<br /> * σ(σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;)) = 2&#039;&#039;n&#039;&#039; を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; を[[超完全数]]という。偶数の[[超完全数]]は[[メルセンヌ素数]] 2&lt;sup&gt;&#039;&#039;p&#039;&#039;&lt;/sup&gt; &amp;minus; 1 に対して、2&lt;sup&gt;&#039;&#039;p&#039;&#039; &amp;minus; 1&lt;/sup&gt; と表されるもの全体と一致することが知られている。奇数の[[超完全数]]が存在するか否かは知られていない。奇数の[[超完全数]]が存在するならば、それは平方数で少なくとも2つの相異なる素因数を持たなければならないことが知られている。<br /> **[[超完全数]]は [[2]], [[4]], [[16]], [[64]], [[4096]], [[65536]], 262144,…である。 ({{OEIS|A019279}})<br /> *σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = σ(&#039;&#039;m&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; + &#039;&#039;m&#039;&#039; を満たす相異なる数 &#039;&#039;n&#039;&#039;, &#039;&#039;m&#039;&#039; の組を[[友愛数]]という。(&#039;&#039;n&#039;&#039;, &#039;&#039;m&#039;&#039;) = ([[220]], [[284]])などがそれである。[[友愛数]]が無限に存在するか否かは知られていない。<br /> **それと対照的に、 σ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = σ(&#039;&#039;m&#039;&#039;) = &#039;&#039;n&#039;&#039; + &#039;&#039;m&#039;&#039; + 1 を満たす相異なる数 &#039;&#039;n&#039;&#039;, &#039;&#039;m&#039;&#039; の組を[[婚約数]]という。(&#039;&#039;n&#039;&#039;, &#039;&#039;m&#039;&#039;) = ([[140]], [[195]])などがそれである。[[婚約数]]は無限に存在するか否かは証明されていない。<br /> *d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1) を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; は無数に存在することが証明されている。 (例 : &#039;&#039;n&#039;&#039; = [[2]], [[14]], [[21]], [[26]], [[33]], [[34]], ・・・({{OEIS|A005237}}))<br /> **d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 2) を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; は[[33]], [[85]], [[93]], [[141]], [[201]], [[213]], [[217]], [[230]], …である。({{OEIS|A005238}})中央の数の数列は{{OEIS|A169834}}を参照。<br /> **d(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 2) = d(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 3) を満たす &#039;&#039;n&#039;&#039; は[[242]], 3655, 4503, 5943, 6853, 7256, …である。({{OEIS|A006601}})<br /> **5連続で約数の個数が同じ数の最初の数は 11605, 12855, 13782, 19142, 21494, 28374,…である。({{OEIS|A049051}})<br /> **6連続で約数の個数が同じ数の最初の数は 28374, 90181, 157493, 171893, 171894,…である。({{OEIS|A049052}})<br /> **7連続で約数の個数が同じ数の最初の数は 171893, 180965, 647381,…である。({{OEIS|A049053}})<br /> **約数の個数が同じ連続整数の最初の数は [[1]], [[2]], [[33]], [[242]], 11605, 28374, 171893, 1043710445721, 2197379769820 ({{OEIS|A006558}})、9連続整数まであることが知られている。<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> *[[リーマンゼータ函数|ゼータ関数]]<br /> *[[リーマン予想]]<br /> *[[不足数]]-[[完全数]]-[[過剰数]]<br /> *[[友愛数]]<br /> <br /> == 注釈 ==<br /> &lt;references/&gt;<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:やくすうかんすう}}<br /> [[Category:数論]]<br /> [[Category:整数論的関数]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]<br /> [[de:Teilersumme]]<br /> [[hu:Osztóösszeg-függvény]]<br /> [[pl:Funkcja σ]]</div> 125.14.227.70 Source Han Sans 2018-03-19T05:45:06Z <p>125.14.227.70: /* 外部リンク */</p> <hr /> <div>{{Infobox font<br /> | name = Source Han Sans<br /> | familyname = <br /> | image = <br /> | style = [[サンセリフ|サンセリフ書体]]、[[ゴシック体]]<br /> | classifications = <br /> | creator = [[Adobe]]、[[西塚涼子]]、[[Google]]、[[イワタ]]他<br /> | commissioned_by = <br /> | foundry = [[Adobe]]<br /> | foundries = <br /> | creationdate = <br /> | releasedate = Version 1.000 2014年7月16日&lt;br /&gt;Version 1.001 2014年9月12日&lt;br /&gt;Version 1.002 2015年4月21日&lt;br /&gt;Version 1.003 2015年6月9日&lt;br /&gt;Version 1.004 2015年6月15日<br /> | trademark = <br /> | based_on = <br /> | aka = 源ノ角ゴシック([[日本語]])&lt;br /&gt;{{lang|zh-Hans|思源黑体}}([[中国語]]・[[簡体字]])&lt;br /&gt;{{lang|zh-Hant|思源黑體}}(中国語・[[繁体字]])&lt;br /&gt;{{lang|ko|본고딕}}([[韓国語]])<br /> | variations = <br /> | license = [[SIL_Open_Font_License|SIL Open Font License 1.1]]<br /> | sample = [[File:SourceHanSansJP.png|300px|Source Han Sans(源ノ角ゴシック)のサンプル画像]]<br /> | shown_here = <br /> | sample_fullimage = <br /> }}<br /> {{lang|en|&#039;&#039;&#039;Source Han Sans&#039;&#039;&#039;}} は、[[アドビシステムズ|Adobe]]が[[Google]]と共同開発した[[オープンソース]]の Pan-CJK [[フォント]]ファミリー&lt;ref name=&quot;Pan-CJK&quot;&gt;<br /> <br /> {{Cite web|url=http://blog.typekit.com/alternate/source-han-sans-jp/|title=Source Han Sansの紹介:オープンソースのPan-CJK書体 - Adobe Typekit Blog|date=2014年07月16日|publisher=Adobe|accessdate=2014年07月17日}}<br /> <br /> &lt;/ref&gt;。日本語名は&#039;&#039;&#039;源ノ角ゴシック&#039;&#039;&#039;(げんのかくごしっく&lt;ref&gt;<br /> <br /> {{Cite web |url=https://twitter.com/AdobeCS_jp/status/489283834182004737 |title=アドビ公式Twitterアカウント(@AdobeCS_jp)によるツイート - Twitter |accessdate=2014-07-19|date=2014-07-16}}<br /> <br /> &lt;/ref&gt;)である。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> Source Han Sansは、Adobeによるオープンソースフォントファミリーの4番目にあたり、日本語と韓国語および中国語で用いる[[繁体字]]と[[簡体字]]の[[グリフ]]に可能な限り対応した[[ゴシック体]]である。加えて欧文として[[Source Sans Pro|Source Sans]]ファミリーの[[ラテン文字]]、[[ギリシャ文字]]、[[キリル文字]]も含まれる。<br /> <br /> フォントファミリーとしてExtraLight(ウェイト 250)、Light(同 300)、Normal(同 350)、Regular(同 400)、Medium(同 500)、Bold(同 700)、Heavy(同 900)の7ウェイトが用意され、合計で約46万グリフとなる大規模フォントファミリーである。CIDキー方式(CID-keyed)のCFF([[PostScriptフォント|PostScript]])アウトライン[[OpenType]]フォントとして開発・公開されている。<br /> <br /> フォント名は英語のSource Han Sansに加えて対応する各言語ごとにも付けられており、日本語では「源ノ角ゴシック」、中国語では「{{lang|zh-Hans|思源黑体}}&lt;ref name=&quot;zh_yomi&quot;&gt;読みは&quot;スーユェンヘイティ&quot;。「{{lang|zh|黑体}}({{lang|zh-tw|黑體}})」はゴシック体を意味する。&lt;/ref&gt;」(簡体字表記)、「{{lang|zh-Hant|思源黑體}}&lt;ref name=&quot;zh_yomi&quot; /&gt;」(繁体字表記)、韓国語では「{{lang|ko|본고딕}}&lt;ref&gt;読みは &quot;ボンゴディク&quot;。「{{lang|ko|고딕}}」はゴシック体を意味する。&lt;/ref&gt;」となっている。<br /> <br /> 開発はAdobeの[[西塚涼子]]を中心に&lt;ref&gt;{{Cite web |url=http://blogs.adobe.com/CCJKType/2014/09/the-three-musketeers.html |title=The Three Musketeers (三銃士) - Adobe CJK Type Blog|accessdate=2014-09-24|date=2014-09-24}}&lt;/ref&gt;、漢字の日本語部分はAdobe、拡張部分に[[イワタ]]、中国語部分にサイノタイプ、韓国語部分にサンドルと各国のフォントメーカーと協力することで各言語への対応を実現している。<br /> <br /> このフォントはオープンソースの[[フリーフォント]]としてVersion 1.001以前は[[Apache License|Apache License 2.0]]で、Version 1.002は他のSourceフォントファミリー同様に[[SIL_Open_Font_License|SIL Open Font License 1.1]]のもとで公開されており、ライセンスを守ることで自由に再配布や修正、そして派生版の公開を行うことが可能である。<br /> <br /> Googleの[[Noto]]フォントファミリーの中では「[[Noto#Noto Sans CJK|Noto Sans CJK]]」として異なったフォント名で公開されている。フォント名と一部のウェイト表記以外はすべてSource Han Sansと同一である&lt;ref&gt;<br /> {{Cite web |url=https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/issues/122|title=Is it the same with Noto Sans CJK Fonts? (Issue #122 - adobe-fonts/source-han-sans - GitHub)|accessdate=2017-10-10}}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 仕様 ==<br /> Adobe初のPan-CJK(汎-中日韓)書体ファミリーとして公開&lt;ref name=&quot;Pan-CJK&quot; /&gt;され、Unicodeの漢字統合で符号位置が重複しているが字形は異なる日本語、簡体字、繁体字、韓国語の漢字を別々のグリフとして持っている。<br /> <br /> 収録している主な文字は以下の通りである&lt;ref name=&quot;readme&quot;/&gt;。<br /> *日本語 [[CID (文字コード)|Adobe-Japan1-6]]([[JIS X 0208]]、[[JIS X 0213]]および[[JIS X 0212]])の漢字すべて<br /> *簡体字 [[GB 18030]]および[[通用規範漢字表]]の漢字すべて<br /> *繁体字 [[Big5]](台湾)および[[香港増補字符集|HKSCS]](香港)の漢字すべて(台湾の[[国字標準字体]]に準拠した字体)<br /> *韓国語 各種[[ハングル|ハングル文字]]、[[KS X 1001]]および{{仮リンク|KS X 1002|ko|KS X 1002}}の漢字すべて<br /> <br /> 日本語は、IVS(Adobe-Japan1)14,678文字およびStandardized Variantsの漢字89文字で、[[Unicode]]の[[異体字セレクタ]]による異体字切り替えに対応している&lt;ref name=&quot;readme&quot;/&gt;。<br /> <br /> Source Han SansはCIDキー方式のOpenTypeフォントであるが、文字コレクションとしてはAdobe-Identity-0を採用しておりグリフセットはSource Han Sans独自のものである。そのため、Adobe-Japan1-6などといった他の文字コレクションと規格上の互換性はない&lt;ref name=&quot;readme&quot;&gt;<br /> {{Cite web |url=https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/raw/release/SourceHanSansReadMe.pdf|title=Source Han Sans Readme - GitHub|accessdate=2017-10-10|format=PDF}}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 公開されているSource Han Sansは以下の4種類の形式に分かれている。<br /> <br /> ; 複数言語OTF版(Language-specific&lt;ref&gt;v1.000で「Multilingual」と表記されていたが、v1.001で「Language-specific」に変更された。仕様は同一である。&lt;/ref&gt; OpenType/CFF〈OTF〉)<br /> : Source Han Sansのグリフをフルセットで収納しており、デフォルトグリフ(cmapテーブルでUnicodeの符号位置と結びつけられたグリフ)を日・簡・繁・韓の各字体に設定したものがそれぞれ4つずつ各ウェイトで用意されている。デフォルトのグリフ以外の言語の字形に切り替える際は、GSUBのlocl(Localized Forms)機能を用いて切り替える。この機能を用いるには、[[Adobe InDesign]]などといった対応したソフトウェアが必要である。なお、locl機能でのグリフ切替に対応しているのはUnicodeで漢字統合されたグリフのみであり、符号位置が分離している漢字(桟と{{zh|栈}}など)には適用されない。そのためlocl機能ですべての漢字を日・簡・繁・韓のそれぞれの字体に切り替えられるわけではない。<br /> : Version 1.002よりRegularとBoldの2ウェイトにのみ欧文など(U+0020 - U+007E, U+00A0, U+00A5, U+2011, U+20A9)に等幅半角グリフが割り当てられたHW版が用意されている。<br /> <br /> ; OTC版(OpenType/CFF Collection〈OTC〉)<br /> : 複数言語OTF版の「ウェイトが同じ日簡繁韓の4つのフォントファイル」をフォントコレクション&lt;ref&gt;<br /> [[MS ゴシック]]や[[メイリオ]]などで使われているTrueType Collection (TTC) とほぼ同様のものである。1つのファイルだが[[オペレーティングシステム|OS]]やアプリケーションには複数のフォントとして認識される。<br /> &lt;/ref&gt;として1つのファイルにまとめたもの。CFFテーブルを共有する構造なのでファイルサイズが小さくなっている。<br /> : なお、OpenTypeのCFFアウトラインでのフォントコレクションは比較的最近策定された規格であるため、システム側が対応していない場合がある&lt;ref&gt;[[OpenType]]ではTrueTypeアウトラインでのコレクションフォントは以前よりサポートしていたが、CFFアウトラインでのコレクションフォントは2015年のOpenType 1.7で追加された&lt;/ref&gt;。対応しているOSは[[OS X Mountain Lion|OS X Mountain Lion 10.8]]以降、[[Microsoft Windows 10|Windows 10 Anniversary Update]]以降&lt;ref&gt;<br /> {{Cite web |author= |date= |url=https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/hh802480(v=vs.85).aspx#what_s_new_for_windows_10_anniversary_update |title=What’s new for Windows 10 Anniversary Update |publisher=マイクロソフト |accessdate=2017-10-10}}&lt;/ref&gt;などである。<br /> <br /> ; スーパーOTC版(Super OpenType/CFF Collection〈Super OTC〉)<br /> : OTC版を極限まで追求し、複数言語OTF版の全36ファイルを1つのファイルにまとめたもの。このスーパーOTC版がSource Han Sansの理想型である&lt;ref&gt;{{Cite web |url=http://blogs.adobe.com/CCJKType/2014/09/shs-otf-or-otc.html |title=Source Han Sans: OTF, OTC, Super OTC, or Subset OTF? - Adobe CJK Type Blog |accessdate=2014-09-24|date=2014-09-14}}&lt;/ref&gt;。<br /> : この形式もOTC版同様にシステム側が対応している必要がある。<br /> <br /> ; サブセットOTF版(Region-specific Subset OpenType/CFF〈Subset OTF〉)<br /> : グリフをフルセットで収録するのではなく、日・簡・繁・韓それぞれのグリフを抜き出したサブセットとして収録している。そのため複数言語OTF版よりファイルサイズが小さくなっている。上記3種の形式ではlocl機能でそれぞれの言語の漢字の字形に切り替えていたが、この形式ではフォントそのものを切り替えることで各言語の漢字グリフを使い分ける。HW版は存在しない。Adobe Typekitで同期できるのは、この形式のみである。<br /> <br /> 複数言語OTF版、OTC版、スーパーOTC版はいずれもフォントファミリー名、PostScript名を共有しているため、先にインストールされた方のみが認識される。これら3種の形式を同時に使うことはできない。サブセットOTF版はフォント名が異なるので別フォントとして同時に使える。<br /> <br /> == Source Han Code JP==<br /> Source Han Sansの派生として作られた日本語等幅フォント。日本語環境におけるフォント名は「源ノ角ゴシック Code JP」。サブセットOTF版の日本語版をベースにして、欧文グリフを「2/3em(3文字で全角2文字分相当)にグリフ幅を変更した「[[Source Code Pro]]」に置き換えているのが特徴。Adobeのフォント開発チームに所属する[[服部正貴]]が個人的に開発を始めた&lt;ref&gt;<br /> {{Cite web |url=http://blogs.adobe.com/CCJKType/2015/06/source-han-code-jp.html |title=Introducing Source Han Code JP - Adobe CJK Type Blog |accessdate=2017-10-10|date=2015-6-11 }}<br /> &lt;/ref&gt;。Adobeのオープンソースフォントのひとつとして公開されている&lt;ref&gt;<br /> {{Cite web |url=https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp adobe-fonts/source-han-code-jp |title=GitHub - adobe-fonts/source-han-code-jp at release |accessdate=2017-10-10}}<br /> &lt;/ref&gt;。<br /> <br /> なお、OS2テーブルのPANOSEでMonospaceの設定がされていないが、この設定はすべてのグリフが同じ幅である場合にのみ許されるものである。日本語グリフとラテングリフの幅が異なる日本語等幅フォントではそもそもここをMonospaceに設定できない。同じ日本語等幅フォントである「[[Osaka_(書体)|Osaka−等幅]]」も同様である。そして「Osaka−等幅」がNSFontクラスのfixedPitchプロパティでTureになるのは、単にフォント名に「Mono」があるからである。中には日本語等幅フォントでMonospaceに設定しているものもあるが、これはイレギュラーな実装である。Source Han Code JPがAPIで等幅フォントに分類されないのはこうした事情が背景にある。そして前述の理由で明示的に等幅の情報を設定できないが、服部氏自身は日本語等幅フォントとして開発している。<br /> <br /> == 関連フォント ==<br /> *[[Source Sans Pro]] - 最初のAdobeオープンソースフォントファミリー。[[ユーザーインターフェイス]]向けの[[サンセリフ体]]フォント<br /> *{{仮リンク|Source Code Pro|en|Source Code Pro}} - Adobeオープンソースフォントファミリーの2番目。[[ソースコード]]表示向けの[[等幅フォント|等幅]]サンセリフ体フォント<br /> *{{仮リンク|Source Serif Pro|en|Source Serif Pro}} - Adobeオープンソースフォントファミリーの3番目。Source Sans Proに合わせた[[セリフ (文字)|セリフ体]]フォント<br /> *[[Source Han Serif|Source Han Serif(源ノ明朝)]] - Adobeオープンソースフォントファミリーの5番目。Source Han Sansと対になる[[明朝体]]フォント<br /> <br /> ==派生フォント==<br /> Source Han Sansのライセンスに基づき、改変と再配布を行っているフォントが複数存在する。個々のフォントについては配布先の説明を参照すること。<br /> <br /> * [http://jikasei.me/font/genshin/ 源真ゴシック]・[http://jikasei.me/font/genjyuu/ 源柔ゴシック] - TrueTypeアウトラインのOpenTypeフォント。<br /> * [http://okoneya.jp/font/ 源暎ゴシック] - 等幅版はTrueTypeアウトライン、それ以外はCFFアウトラインのOpenTypeフォント。<br /> * [http://itouhiro.hatenablog.com/entry/20140917/font Nasuフォント] - TrueTypeアウトラインのOpenTypeフォント。<br /> * [http://myrica.estable.jp/ Myrica] - TrueTypeアウトラインのOpenTypeフォント。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> *[https://blog.typekit.com/alternate/source-han-sans-jp/ The Typekit Blog|Source Han Sansの紹介:オープンソースのPan-CJK書体]<br /> *[https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/tree/release GitHub - adobe-fonts/source-han-sans at release]<br /> : GitHub上のリリースページ。下部の説明文中に種類別リンクがあり、&#039;&#039;&#039;Region-specific Subset OTFs&#039;&#039;&#039;配下の&#039;&#039;&#039;Japan&#039;&#039;&#039;をクリックすることで日本語サブセット版をダウンロード可能。<br /> *[https://github.com/adobe-fonts/source-han-sans/tree/master GitHub - adobe-fonts_source-han-sans]<br /> : [[GitHub]]上のマスターページ。フォントファイルに変換する前のソースファイルが公開されている。コンパイルするには{{仮リンク|AFDKO|en|Adobe Font Development Kit for OpenType}}が必要。<br /> *[https://github.com/adobe-fonts/source-han-code-jp/tree/release GitHub - adobe-fonts/source-han-code-jp at release]<br /> :Source Han Code JP(源ノ角ゴシック Code)のGitHub Releaseページ。<br /> <br /> <br /> {{Free and open source typography}}<br /> <br /> [[Category:オープンソースの書体]]<br /> [[Category:書体]]<br /> [[Category:サンセリフ書体]]<br /> [[Category:タイポグラフィ]]</div> 125.14.227.70 フリードマン数 2017-11-11T07:52:36Z <p>125.14.227.70: /* 数学的性質 */素数のフリードマン数の内容を追加。</p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;フリードマン数&#039;&#039;&#039;(フリードマンすう、{{lang-en-short|Friedman number}})とは、[[自然数]]のうち、その[[数]]に使われている[[数字]]を全て用いて、(I) [[四則演算]]、(II) [[累乗]]、(III) 複数個の数字を合わせて2桁以上の数にする、という3つの方法のうち少なくとも1つを用いて[[数式]]を作ることで元の数に一致させられる数のことをいう。ただし(III)の方法だけでフリードマン数を作ることはできないものとする。例として、[[25]] (= 5&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;) 、[[153]] (= 51×3) 、 [[289]] (= (8+9)&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;) などがある。<br /> <br /> == 最初の20個のフリードマン数 ==<br /> *[[25]] = 5&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , [[121]] = 11&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , [[125]] = 5&lt;sup&gt;1+2&lt;/sup&gt; , [[126]] = 21×6 , [[127]] = 2&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt;&amp;minus;1 , [[128]] = 2&lt;sup&gt;8&amp;minus;1&lt;/sup&gt; , [[153]] = 51×3 , [[216]] = 6&lt;sup&gt;1+2&lt;/sup&gt; , [[289]] = (8+9)&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , [[343]] = (3+4)&lt;sup&gt;3&lt;/sup&gt; , [[347]] = 7&lt;sup&gt;3&lt;/sup&gt;+4 , [[625]] = 5&lt;sup&gt;6&amp;minus;2&lt;/sup&gt; , [[688]] = 86×8 , [[736]] = 3&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt;+7 , 1022 = 2&lt;sup&gt;10&lt;/sup&gt;&amp;minus;2 , [[1024]] = (4&amp;minus;2)&lt;sup&gt;10&lt;/sup&gt; , 1206 = 201×6 , 1255 = 251×5 , [[1260]] = 21×60 , 1285 = (1+2&lt;sup&gt;8&lt;/sup&gt;)×5 , … ({{OEIS|A036057}})<br /> <br /> == 数学的性質 ==<br /> 2つ以上の数の組で成り立つものもある。例えば、(128, [[168]]) の組は 21×8=168 , 16×8=128 という関係が成り立つ。<br /> <br /> 0を含まない[[パンデジタル数]]の内フリードマン数であるものは2つ知られており、<br /> :123456789 = ((86 + 2 × 7)&lt;sup&gt;5&lt;/sup&gt; &amp;minus; 91) / 3&lt;sup&gt;4&lt;/sup&gt; , 987654321 = (8 × (97 + 6/2)&lt;sup&gt;5&lt;/sup&gt; + 1) / 3&lt;sup&gt;4&lt;/sup&gt;<br /> <br /> 25×10&lt;sup&gt;2&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;/sup&gt; で表される数は 500...0&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; と表せ、そこから連続するフリードマン数を得ることができる。例えば250068は 500&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;+68 と表せるフリードマン数であり、同様に250000から250099までの全ての整数はフリードマン数である。<br /> <br /> 5の[[累乗数]]は全てフリードマン数である。また&#039;&#039;n&#039;&#039;進法での121は &#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;+2&#039;&#039;n&#039;&#039;+1 であり、これは (&#039;&#039;n&#039;&#039;+1)&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; に等しいので全ての&#039;&#039;n&#039;&#039;に関して 121&lt;sub&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;/sub&gt; = 11&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;&lt;sub&gt;&#039;&#039;n&#039;&#039;&lt;/sub&gt; が成り立つ。したがって何進法でも(どんな[[位取り記数法]]でも)121はフリードマン数である。<br /> <br /> 素数のフリードマン数は127が最小である。その数列は127, 347, 2503, 12101, 12107, 12109, 15629, 15641, 15661, 15667, 15679, 16381, 16447, 16759, 16879, 19739, …であり、{{OEIS|A112419}}を参照のこと。<br /> <br /> == ナイスフリードマン数 ==<br /> &#039;&#039;&#039;ナイスフリードマン数&#039;&#039;&#039;(&#039;&#039;nice Friedman number&#039;&#039;)は各桁の数字の順番通りに計算することで元の数に一致させられるようなフリードマン数である。そのような数の内最小のものは[[127]]であり、 &amp;minus;1+2&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt; という形で表すことでナイスフリードマン数の条件を満たす。127から小さい順にナイスフリードマン数を列記すると<br /> :127 = &amp;minus;1+2&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt; , [[343]] = (3+4)&lt;sup&gt;3&lt;/sup&gt; , [[736]] = 7+3&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt; , 1285 = (1+2&lt;sup&gt;8&lt;/sup&gt;)×5 , [[2187]] = (2+1&lt;sup&gt;8&lt;/sup&gt;)&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt; , 2502 = 2+50&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , 2592 = 2&lt;sup&gt;5&lt;/sup&gt;×9&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , 2737 = (2×7)&lt;sup&gt;3&lt;/sup&gt;&amp;minus;7 , [[3125]] = (3+1×2)&lt;sup&gt;5&lt;/sup&gt; , 3685 = (3&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt;+8)×5 , 3864 = 3×(&amp;minus;8+6&lt;sup&gt;4&lt;/sup&gt;) , 3972 = 3+(9×7)&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt; , [[4096]] = (4+0×9)&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt; , 6455 = (6&lt;sup&gt;4&lt;/sup&gt;&amp;minus;5)×5 , 11264 = 11×2&lt;sup&gt;6+4&lt;/sup&gt; , … ({{OEIS|A080035}})<br /> [[ぞろ目]]の数の内最小のナイスフリードマン数は 99,999,999 = (9+9/9)&lt;sup&gt;9&amp;minus;9/9&lt;/sup&gt; &amp;minus;9/9 と表される。Brandon Owensは24桁以上のぞろ目数は何進法でもナイスフリードマン数になることを証明した。<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [http://www.stetson.edu/~efriedma/mathmagic/0800.html Math Magic]<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:ふりいとまんすう}}<br /> [[Category:整数の類]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]</div> 125.14.227.70 サブライム数 2017-09-02T03:03:10Z <p>125.14.227.70: /* 外部リンク */</p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;サブライム数&#039;&#039;&#039;(-すう、[[英語|英]]:&#039;&#039;sublime number&#039;&#039;)は[[自然数]]で、[[約数]]の個数が[[完全数]]であり、なおかつ全ての約数の和が別の完全数になるような数である。例えば[[12]]は約数が [[1]], [[2]], [[3]], [[4]], [[6]], 12 と6個あり、それらの和は 1+2+3+4+6+12=[[28]] となり、約数の個数および和がともに完全数となるので12はサブライム数である。<br /> <br /> 最小のサブライム数は12であり、他には6086555670238378989670371734243169622657830773351885970528324860512791691264が知られているだけである。この数はKevin Brownによって計算され、2&lt;sup&gt;126&lt;/sup&gt;×(2&lt;sup&gt;61&lt;/sup&gt;-1)×(2&lt;sup&gt;31&lt;/sup&gt;-1)×(2&lt;sup&gt;19&lt;/sup&gt;-1)×(2&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt;-1)×(2&lt;sup&gt;5&lt;/sup&gt;-1)×(2&lt;sup&gt;3&lt;/sup&gt;-1) という形に[[素因数分解]]される。<br /> :約数の個数は (126+1)×2&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt; = (2&lt;sup&gt;7&lt;/sup&gt;-1)×2&lt;sup&gt;6&lt;/sup&gt; = [[8128]]<br /> :約数の和は (2&lt;sup&gt;126+1&lt;/sup&gt;-1)×2&lt;sup&gt;61+31+19+7+5+3&lt;/sup&gt; = (2&lt;sup&gt;127&lt;/sup&gt;-1)×2&lt;sup&gt;126&lt;/sup&gt;<br /> であり、いずれも完全数となる。ここで (2&lt;sup&gt;n&lt;/sup&gt;-1) で表されている数は全て[[メルセンヌ素数]]である。2番目のサブライム数を2の[[累乗]]とメルセンヌ素数の積の形で表示したときに現れるそれぞれの[[冪乗|指数]]部は 126=61+31+19+7+5+3 という関係になっており、126はメルセンヌ素数である127より1小さい。このような性質は12が 2&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;×(2&lt;sup&gt;2&lt;/sup&gt;-1) と素因数分解されることと共通している。<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * [http://www.mathpages.com/home/kmath202/kmath202.htm Sublime Numbers, mathpages]<br /> * {{OEIS|A081357}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[完全数]]<br /> * [[メルセンヌ素数]]<br /> <br /> [[Category:数論|さふらいむすう]]<br /> [[Category:整数の類|さふらいむすう]]<br /> [[Category:数学に関する記事|さふらいむすう]]</div> 125.14.227.70 矩形数 2017-08-06T03:06:47Z <p>125.14.227.70: /* 性質 */</p> <hr /> <div>{{混同|x1=2つの素数の積|半素数}}<br /> &#039;&#039;&#039;矩形数&#039;&#039;&#039;(くけいすう、{{en|pronic number}}、{{en|oblong number}})とは、連続する[[自然数]]の[[積]]の値のことである。&#039;&#039;&#039;長方形数&#039;&#039;&#039;、&#039;&#039;&#039;長方数&#039;&#039;&#039;とも呼ばれる。矩形数は全て[[偶数]]であり、最小のものは {{math|[[2]]}} である(ただし {{math|[[0]]}} を矩形数に含める場合もある)。<br /> <br /> == 性質 ==<br /> {{mvar|n}}番目の矩形数は {{math|&#039;&#039;n&#039;&#039;(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1)}} と表され、これは{{mvar|n}}番目の[[三角数]]の2倍に等しい。<br /> <br /> 矩形数を小さい順に列記すると<br /> :{{math2|(0), [[2]], [[6]], [[12]], [[20]], [[30]], [[42]], [[56]], [[72]], [[90]], [[110]], [[132]], [[156]], [[182]], [[210]], [[240]], [[272]], [[306]], [[342]], [[380]], [[420]], [[462]], …}}({{OEIS|A2378}})<br /> *{{math|[[2]]}} から{{mvar|n}}番目の偶数までの[[総和]]は、{{mvar|n}}番目の矩形数に等しい。<br /> :例:{{math|2 + 4 {{=}} 2 × 3}}, {{math|2 + 4 + 6 {{=}} 3 × 4}}<br /> :{|<br /> !2!! !!6!! !!12!! !!20<br /> |-align=&quot;center&quot; valign=&quot;top&quot;<br /> |[[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]<br /> |<br /> |[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]<br /> |<br /> |[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]<br /> |<br /> |[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:GrayDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]&lt;br&gt;[[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]][[画像:RedDot.svg|16px|*]]<br /> |}<br /> *[[素数]]である矩形数は {{math|2}} のみである。{{math|2}} は矩形数のうち唯一の[[フィボナッチ数]]であることが知られている。<br /> *{{math|&#039;&#039;n&#039;&#039;(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1) {{=}} &#039;&#039;n&#039;&#039;{{sup|2}} + &#039;&#039;n&#039;&#039;}} であり、39番目までの矩形数に41を足した数は、[[オイラー素数]]である。<br /> *{{math|&#039;&#039;n&#039;&#039;(&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1) {{=}} (&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1){{sup|2}} &amp;minus; (&#039;&#039;n&#039;&#039; + 1)}}<br /> *[[素数]]番目の矩形数は、自分自身と正の約数の総和の積に等しい:{{math|&#039;&#039;p&#039;&#039;(&#039;&#039;p&#039;&#039; + 1) {{=}} &#039;&#039;p&#039;&#039;σ(&#039;&#039;p&#039;&#039;)}}({{math|σ}} は[[約数関数]])({{OEIS|A036690}})<br /> *偶数の[[完全数]]の正の約数の総和は矩形数である。({{OEIS|A139256}})<br /> *{{mvar|n}}次[[正方行列]]の成分のうち[[対角成分]]でないものの個数は {{math|&#039;&#039;n&#039;&#039; &amp;minus; 1}} 番目の矩形数になる。<br /> *矩形数の[[逆数]]和は {{math|1}} に収束する:<br /> :&lt;math&gt;\begin{align}<br /> \sum_{n=1}^{\infty} \frac{1}{n(n+1)} &amp;= \sum_{n=1}^{\infty} \left(\frac{1}{n} - \frac{1}{n+1} \right) \\<br /> &amp;=\lim_{n\to \infty} \left( 1-\frac{1}{n+1} \right) \\<br /> &amp;=1<br /> \end{align}&lt;/math&gt;<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[図形数]]<br /> * [[三角数]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{MathWorld|urlname=PronicNumber|title=Pronic Number}}<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:くけいすう}}<br /> [[Category:図形数]]<br /> [[Category:四角形]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]</div> 125.14.227.70 高度トーティエント数 2017-06-07T13:08:41Z <p>125.14.227.70: </p> <hr /> <div>{{出典の明記|date=2015年11月}}<br /> &#039;&#039;&#039;高度トーティエント数&#039;&#039;&#039;(こうどトーティエントすう、{{lang-en-short|highly totient number}})、&#039;&#039;&#039;高度トーシェント数&#039;&#039;&#039;は、[[自然数]]のうち、[[オイラーのトーシェント関数]] &#039;&#039;φ&#039;&#039; において &#039;&#039;φ&#039;&#039;(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = &#039;&#039;k&#039;&#039; を満たす自然数 &#039;&#039;n&#039;&#039; の個数が全ての &#039;&#039;k&#039;&#039; 未満の数に対して多くなるような自然数kである。例えば 8 は &#039;&#039;φ&#039;&#039;(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = 8 を満たす解 &#039;&#039;n&#039;&#039; が &#039;&#039;n&#039;&#039; = 15, 16, 20, 24, 30 と5個あり、&#039;&#039;k&#039;&#039; が7以下の φ(&#039;&#039;n&#039;&#039;) = &#039;&#039;k&#039;&#039; は5個以上の解を持たないので高度トーシェント数である。高度トーシェント数は無数に存在し、そのうち最小の 1 から小さい順に列記すると<br /> :[[1]], [[2]], [[4]], [[8]], [[12]], [[24]], [[48]], [[72]], [[144]], [[240]], [[432]], [[480]], [[576]], [[720]], [[1152]], [[1440]], … ({{OEIS|id=A097942}})<br /> これらの数を &#039;&#039;k&#039;&#039; とすると、上記の小さい順に <br /> :2, 3, 4, 5, 6, 10, 11, 17, 21, 31, 34, 37, 38, 49, 54, 72 個の解 &#039;&#039;n&#039;&#039; を持つ({{OEIS2C|A131934}})。<br /> 1 は[[奇数]]では唯一の高度トーシェント数であり、他の全ての高度トーシェント数は[[偶数]]である。[[高度合成数]]と類似の定義がなされている高度トーシェント数であるが、その計算は[[素因数分解]]を含むため高度合成数の計算に比べて非常に難しい。<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[オイラーのφ関数]]<br /> * [[高度合成数]]<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:こうととおていえんとすう}}<br /> [[Category:数論]]<br /> [[Category:整数の類]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]</div> 125.14.227.70 交互階乗 2017-06-03T14:25:49Z <p>125.14.227.70: </p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;交互階乗&#039;&#039;&#039;(こうごかいじょう、{{lang-en-short|alternating factorial}})は、[[自然数]]で、[[階乗]]数を以下の式にしたがって足し合わせた数である。<br /> :&lt;math&gt;\mathrm{af}(n) = \sum_{i = 1}^n (-1)^{n - i} i!&lt;/math&gt;<br /> af(n)はn番目の交互階乗を表す。例えば3番目の交互階乗は 1! -2! +3! =5 であり、4番目の交互階乗は -1! +2! -3! +4! =19 と計算される。交互階乗は次の[[漸化式]]の形で表すこともできる。<br /> :&lt;math&gt;\mathrm{af}(n) = n! - \mathrm{af}(n - 1)&lt;/math&gt;<br /> ただし af(1)=1 である。交互階乗を1から小さい順に列記すると<br /> :[[1]], 1, [[5]], [[19]], [[101]], [[619]], [[1 E3|4421]], [[1 E4|35899]], [[1 E5|326981]], [[1 E6|3301819]], [[1 E7|36614981]], [[1 E8|442386619]], [[1 E9|5784634181]], [[1 E10|81393657019]], …({{OEIS2C|A005165}})<br /> <br /> 交互階乗は全て[[奇数]]である。またn番目の階乗数とn番目の交互階乗は[[互いに素]]である。<br /> <br /> Miodrag Zivkovićは[[1999年]]に[[素数]]の交互階乗の個数が有限であることをaf(3612702)が3612703で割り切れることから証明した。つまり n≧3612702 においてaf(n)は全て3612703で割り切れる[[合成数]]である。現在af(n)は以下のnの値をとるとき素数もしくは[[確率的素数]]となることが知られている。<br /> :3, 4, 5, 6, 7, 8, 10, 15, 19, 41, 59, 61, 105, 160, 661, 2653, 3069, 3943, 4053, 4998, 8275, 9158, 11164({{OEIS2C|A001272}})<br /> af(661)が知られている中では最も大きい素数である。<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * Yves Gallot, [http://perso.wanadoo.fr/yves.gallot/papers/lfact.pdf Is the number of primes &lt;math&gt;{1 \over 2}\sum_{i = 0}^{n - 1} i!&lt;/math&gt; finite?]<br /> * Paul Jobling, [http://listserv.nodak.edu/cgi-bin/wa.exe?A2=ind0411&amp;L=nmbrthry&amp;T=0&amp;P=1106 Guy&#039;s problem B43: search for primes of form n!-(n-1)!+(n-2)!-(n-3)!+...+/-1!]<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[階乗]]<br /> <br /> [[Category:数論|こうこかいしよう]]<br /> [[Category:整数の類|こうこかいしよう]]<br /> [[Category:数学に関する記事|こうこかいしよう]]</div> 125.14.227.70 拡大友愛数 2017-05-19T11:30:01Z <p>125.14.227.70: </p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;拡大友愛数&#039;&#039;&#039;(かくだいゆうあいすう)とは、異なる 2 つの[[自然数]]の組で、自分自身を除いた[[約数]]の和に 1 を加えた数が、互いに等しくなるような数をいう。[[婚約数]]の逆と考えるといい。<br /> <br /> 拡大友愛数が無数に存在するかは分かっていないが、最小の拡大友愛数の組は (6160, 11697) である。<br /> :6160 の自分自身を除いた約数は、1, 2, 4, 5, 7, 8, 10, 11, 14, 16, 20, 22, 28, 35, 40, 44, 55, 56, 70, 77, 80, 88, 110, 112, 140, 154, 176, 220, 280, 308, 385, 440, 560, 616, 770, 880, 1232, 1540, 3080 で、和は 11696 となり 1 を加えると 11697 である。11697 の自分自身を除いた約数は、1, 3, 7, 21, 557, 1671, 3899 で、和は 6159 となり 1 を加えると 6160 である。<br /> <br /> == 拡大友愛数の例 ==<br /> 拡大友愛数の組を小さい順に列記すると<br /> :(6160, 11697), (12220, 16005), (23500, 28917), (68908, 76245), (249424, 339825), (425500, 570405), (434784, 871585), (649990, 697851), (660825, 678376), (1017856, 1340865), …<br /> <br /> 小さい方の数は {{OEIS|A007992}}、大きい方の数は {{OEIS|A015630}} を参照。<br /> <br /> == 小さい拡大友愛数 ==<br /> 小さい組は、[[偶数]]と[[奇数]]の組である。<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[完全数]]<br /> * [[婚約数]](準友愛数)<br /> * [[社交数]]<br /> * [[友愛数]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{MathWorld|title=Augmented Amicable Pair|urlname=AugmentedAmicablePair}}<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:かくたいゆうあいすう}}<br /> [[Category:数論]]<br /> [[Category:整数の類]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]</div> 125.14.227.70 エマープ 2017-05-02T10:50:10Z <p>125.14.227.70: </p> <hr /> <div>&#039;&#039;&#039;エマープ&#039;&#039;&#039;(emirp)とは、[[素数]]でありかつ逆から数字を読むと元の数とは異なる素数になる[[自然数]]のことである。例えば 1097 は素数で、かつ 7901 も素数であるためこの2つの数はエマープである。語源は &#039;&#039;prime&#039;&#039;(素数)の逆さ綴り。『素数大百科』では、&#039;&#039;&#039;数素&#039;&#039;&#039;(すうそ)という訳を当てている。<br /> <br /> エマープを小さい順に列記すると、<br /> :[[13]], [[17]], [[31]], [[37]], [[71]], [[73]], [[79]], [[97]], [[107]], [[113]], [[149]], [[157]], [[167]], [[179]], [[199]], [[311]], [[337]], [[347]], [[359]], [[389]], … ({{OEIS|A6567}})<br /> となる。<br /> <br /> また、エマープと[[回文数]]になっている素数を合わせたもの(つまり、逆から読んでも素数である素数全体)を[[回文素数]]ということもある(多くの場合、回文素数は回文数になっている素数のみを指す)。<br /> <br /> エマープは無限に存在するかは分かっていないが、2010年3月現在、知られている最も大きなエマープは、2007年10月に Jens Kruse Andersen が発見した 10&lt;sup&gt;10006&lt;/sup&gt; + 941992101 × 10&lt;sup&gt;4999&lt;/sup&gt; + 1 である&lt;ref&gt;Rivera, Carlos. [http://www.primepuzzles.net/puzzles/puzz_020.htm Problems &amp; Puzzles: Puzzle 20.- Reversible Primes]&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> &lt;references /&gt;<br /> <br /> == 参考文献 ==<br /> * マルコム・ラインズ 『数―その意外な表情』[片山孝次訳、岩波書店、1988年 ISBN 978-4000055123<br /> * Chris K. Caldwell 著、SOJIN 訳『素数大百科』共立出版、2004年 ISBN 978-4320017597 <br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{MathWorld|urlname=Emirp|title=Emirp}}<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:えまふ}}<br /> [[Category:素数]]<br /> [[Category:数学に関する記事]]</div> 125.14.227.70
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