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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-04-30T03:38:35Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
害虫
2018-08-18T10:25:35Z
<p>121.82.152.140: /* ヒトやペット本体への害 */ペットも同じである。</p>
<hr />
<div>{{Otheruses||塩田明彦監督・宮﨑あおい主演の映画作品『害虫』|害虫 (映画)}}<br />
[[ファイル:CSIRO ScienceImage 7007 Plague locusts on the move.jpg|thumb|300px|[[蝗害]]をもたらす[[バッタ]]の群れ]]<br />
'''害虫'''(がいちゅう、{{Lang-en-short|Pest}})とは、人間([[ヒト]])や[[家畜]]・[[ペット]]・[[農産物]]・[[財産]]などにとって有害な作用をもたらす[[虫]]。主に[[無脊椎動物]]である小動物、特に[[昆虫]]類などの[[節足動物]]類をいう。駆除には[[殺虫剤]]が使われる。[[英語]]では「害虫」「[[害獣]]」「[[害鳥]]」は、いずれも「[[w:Vermin|Vermin]]」の語で表される。[[害虫の一覧]]も参照。<br />
<br />
役に立つものは[[益虫]]という。<br />
<br />
== 害虫による損害 ==<br />
様々な形でヒトに被害を与えるものに対する呼称である。ヒトの生活のあらゆる面で、それを害する虫がいるので、その在り方は様々である。常にヒトに害をなしつづけるものもあれば、偶発的にヒトに害を与える、というものもある。前者であれば、常に配慮を怠る訳にはいかない。吸血性昆虫や、農業害虫がそれにあたる。<br />
<br />
ある視点で見たとき、その虫が害をなすのであれば、それを害虫というのであって、別な視点でその虫を見れば、むしろヒトにとっての利益になる、[[益虫]]と判断できる場合もある。生物は、互いに複雑な関係をもって生活しており、ある生物種の個体数の増加減少が、[[生物群集]]全体に予測できない変化を引き起こす場合もあり得る。駆除の対象とすべきかどうかには、慎重な判断が必要である。野外の、それも人里離れたところに出たときのみ、危険を与えるようなものに対しては、人間側が配慮すべきであろう。<br />
=== 農作物に対する害 ===<br />
'''[[農業害虫]]'''ともいわれ、きわめてたくさんの例がある。収穫後、保存中の農作物を加害するものは、[[貯穀害虫]]という。[[農業]]においては、害虫への対応いわゆる[[害虫防除]]は、過去より現在に至るまで、もっとも重要な課題の一つでありつづけている。古くは[[虫送り]]など、害虫を追い出す行事があり、最近では[[農薬]]を主体とする防除法が発達している。農薬には副作用や環境への影響など、様々な問題もあり、現在では出来るだけ農薬を使わない工夫も行われる。[[天敵]]利用など、自然の作用を利用する防除法なども施行されている。<br />
<br />
; 農業害虫<br />
* [[バッタ]]:大量に発生すると、移住性を持つようになる種。[[飛蝗]]による[[蝗害]]は、[[アフリカ]]などで時に甚大な害を与える。<br />
* [[ウンカ]]:特に[[イネ|稲]]に対する被害が大きい。<br />
* [[ミバエ]]:熱帯地方では果樹に大きな被害を与える。[[ウリミバエ]]は[[沖縄諸島]]にいたが、[[不妊虫放飼]]という方法で根絶された。<br />
* [[メイガ]]:様々な植物を食べるものがいる。稲作では、ニカメイガとサンカメイガは、かつて最も重要な害虫であった。<br />
* [[カメムシ]]:植物の汁を吸う。様々な農産物に様々なものがつく。近年、日本ではツヤアオカメやチャバネアオカメが大発生する年があり、問題になっている。<br />
* [[アブラムシ]]・[[カイガラムシ]]:植物の汁を吸う。いずれも繁殖力が強く、植物上にコロニーを作り、大きな被害を与える。<br />
* [[アザミウマ]]:植物の葉や果実の表面を加害する。農薬に抵抗性を持った種類が増加して問題となっている。<br />
* [[ハダニ]]:植物の葉や果実表皮の汁を吸う。ミカンハダニなどでは、農薬の抵抗性が問題になっている。<br />
* [[フシダニ]]:植物の新葉や果実に生息する。被害の状況からサビダニと呼ばれるものもいる。<br />
* [[ウリハムシ]]:コガネムシと同じ甲虫類の仲間で、名前の示すとおりキュウリ、メロン、スイカなどのウリ科植物を食い荒らす害虫。<br />
* [[ナメクジ]]:様々な植物の葉や果実を食い荒らす。[[マイマイ]]も同様。<br />
* [[スクミリンゴガイ]]:イネの葉を食い荒らす。<br />
* [[アメリカザリガニ]]:[[水田]]の[[畦]]に穴を開け、イネの根を食い荒らす。<br />
; 貯穀害虫<br />
* [[コクゾウムシ]]<br />
* [[シバンムシ]]<br />
* [[キクイムシ]]<br />
* [[コクヌスト]]<br />
* [[カツオブシムシ]]<br />
等が該当する。<br />
<br />
=== ヒトやペット本体への害 ===<br />
[[ファイル:Anopheles minimus.jpg|thumb|[[ハマダラカ]]]]<br />
ヒトやペットの血を吸ったり、噛んだり、刺したり、体表面に付着した[[病原体]]を機械的に運搬することによって被害を与える虫は、'''[[衛生害虫]]'''と呼ばれる。<br />
<br />
血を吸うものの中には、重要な病気を媒介するものがあり、世界的に駆除が検討されているものもある。<br />
* [[カ]]:血を吸う上に、その跡が痒くなる。重い病気を媒介するものがある。ハマダラカ([[マラリア]])・アカイエカ([[日本脳炎]])など(血を吸うのはメスのみ)。ハマダラカは日本産ではあるが、現在では旅客機を通してアメリカでも繁殖してしまっている。<br />
* [[ツェツェバエ]]:アフリカに生息。[[アフリカ睡眠病]]を媒介する。<br />
* [[ノミ]]:ヒトノミは血を吸うだけだが、ネズミノミの仲間に[[ペスト]]を媒介するものがある。<br />
* [[シラミ]]:コロモジラミが[[発疹チフス]]を媒介する。<br />
* [[ダニ]]:ツツガムシが[[ツツガムシ病]]を媒介する。<br />
* [[ミヤイリガイ]]:[[地方病 (日本住血吸虫症)|日本住血吸虫症]]を媒介する。<br />
<br />
刺す事で害を与えるものには[[ハチ]]や[[毛虫]]など、噛みつくものでは[[ムカデ]]など、機械的に病原体を運搬するものとしては[[ハエ]]や[[ゴキブリ]]などが挙げられる。ハチの場合、[[アシナガバチ]]や[[スズメバチ]]は危険視されがちだが、彼らは肉食で、毛虫などを食べるものであるから、彼らを駆除すれば、毛虫などが繁殖する可能性もある。<br />
<br />
他にヒトに害を与える昆虫には、体に毒を持つものがある。たとえば刺す[[ケムシ]]として[[ドクガ]]の仲間がある。卵、幼虫(毛虫)、成虫とも体毛に毒を持ち、触れると炎症を起こす。他に体液に毒を持つ[[アオバアリガタハネカクシ]]などは、燈火に来ることがあり、うっかり体表上でつぶすと炎症や水ぶくれを生じる。<br />
<br />
=== 食品産業に対する害 ===<br />
製品に昆虫が混入することは、企業イメージの低下を招き、クレーム、回収などの原因になる。食品製造上、特に留意される昆虫は以下のようなものが挙げられる。<br />
<br />
ゴキブリ、ハエなど、一般的に注意されるものの他、僅かな食品カスやそこから発生するカビ等を摂食して繁殖する昆虫も存在する。[[ヒョウホンムシ]]、[[カツオブシムシ]]、[[シバンムシ]]、[[コクヌストモドキ]]、[[ヒラタムシ]]、[[コクゾウムシ]]、[[チビタケナガシンクイ]]、[[メイガ]]([[シンクイムシ]])、[[チャタテムシ]]、[[トビムシ]]など多岐に渡る。<br />
<br />
=== 財産に対する害 ===<br />
* [[シロアリ]]:[[住宅|木造家屋]]に害を与える。<br />
* [[フナクイムシ]]:[[二枚貝]]の一種で、海水中の木材を喰う。[[船舶|木造船]]に害を与える。<br />
* [[シミ目|シミ]]、[[シバンムシ]]:紙製品、[[本|書籍]]などに害を与える。<br />
* [[イガ (昆虫)|イガ]]:衣服を食害する。他に、ヒョウホンムシ、カツオブシムシなど、[[衣服]]や[[毛皮]]を食害するものがある。<br />
* [[コナダニ]]:[[コムギ|小麦]]、[[砂糖]]などに発生する。<br />
* [[アリ]]:人家にすむものは、食品や砂糖などを食害し、[[切手]]の糊を食害した例もある。<br />
* [[カツオブシムシ]]、[[ヒメマルカツオブシムシ]]:乾燥動物性食品、ウールなどの動物性繊維等を食害する。<br />
<br />
[[テントウムシ]]や[[カメムシ]]など、物陰で集団越冬する昆虫が、人家を越冬場所に選んだ場合、往々にしてトラブルを引き起こす。<br />
<br />
=== 家畜に対する害 ===<br />
[[アブ]]や[[カ]]など、血を吸いに飛んで来るもの、[[ダニ]]や[[シラミ]]などの寄生虫は、様々な家畜に直接の害を与え、病気を媒介するものもある。また、[[カマキリ]]は[[ミツバチ]]を捕食するため、[[養蜂]]場では害虫である<ref>{{Cite web|title=ミツバチのいる農園より|url=https://www.city.katori.lg.jp/smph/miryoku/live/brogu/sugimoto.html|publisher=[[香取市]]|date=2016-04-21|accessdate=2017-07-11}}</ref>。<br />
<br />
=== 文化財に対する害 ===<br />
建造物や[[博物館]]や[[美術館]]などに収蔵される[[古文書]]・美術資料などの文化財は多くが紙や布などの有機質材料でできているため、虫害による損傷が発生する。害虫による文化財の損傷は虫損と呼ばれ、文化財への虫損を及ぼす害虫は[[文化財害虫]]と呼ばれる。<br />
<br />
博物館施設においては文化財に影響を与える[[照明]]や[[湿度]]、[[振動]]や[[空気質]]など環境的要因とともに虫害の防止が考慮され、施設内部や収蔵庫は建設の段階から気密性を高くするなど対策がなされ、また定期的に薬剤による[[燻蒸]]作業が行われている(一方で、燻蒸薬剤による文化財への影響も考慮される)。薬剤による文化財及び人体や環境への悪影響を避けるため、[[脱酸素剤]]または[[窒素]]や[[二酸化炭素]]などの[[不活性気体]]を用いた低酸素濃度殺虫法も利用されている<ref>{{Cite web |url=http://www.ioc.u-tokyo.ac.jp/~library/kouenkai/report/1_kigawa.pdf |title=書籍の有害生物管理 -IPM(総合的有害生物管理)を中心に- |publisher=木川りか(東京文化財研究所保存科学部主任研究官) |accessdate=2016-06-07}}</ref>。<br />
<br />
古文書は特に発見された段階で虫損が生じていることが多く、損傷状態によっては文書[[料紙]]と同質材料を用いての修復が行われる。また、[[翻刻]]にあたっては前後の文脈から虫損部分の文字を推測し補われることも多い。<br />
<br />
=== 心理的な害 ===<br />
上記のような農作物・財産・人体に与える具体的な害が特に無く、むしろ実際には害虫を捕食するなど人間にとっては[[益虫]]である場合すらあるにもかかわらず、外見や動きが気分を害するという主観的な理由により「害虫」に分類される例が近年見られるようになった。'''不快害虫'''(専門用語では、[[ニューサンス]]/[[w:Nuisance|Nuisance]])と呼ばれており、[[クモ]]や[[ゲジ]]、[[カマドウマ]]、[[ヒヨケムシ]]、[[ウデムシ]]、[[ヤスデ]]などが代表例。後天性の恐怖などが引き起こしたものであり、現代的な害虫と言える。<br />
<br />
近年では、街路樹に生息する触らなければ概して無害な虫にまで駆除要請が多く、[[仙台市]]の泉区役所には10年で苦情が倍増し、過去においてはその時期特有の現象と割り切られていた現象にまで行政に対処が求められてしまい、手一杯の状態になっているという<ref>[http://www.kahoku.co.jp/news/2010/06/20100608t15045.htm 街路樹の虫に恐々 苦情10年で倍増 仙台・泉区役所](リンク切れ)</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
<references /><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[害虫の一覧]]<br />
* [[農業害虫]]<br />
* [[衛生害虫]]<br />
* [[害獣]]<br />
* [[害鳥]]<br />
* [[建築物環境衛生管理技術者]] - [[特定建築物]]における害虫防除及び環境衛生等の監督を行う者<br />
<!-- == 参考文献 == --><br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.kincho.co.jp/gaichu/gaichu_f.html ウルトラがいちゅう大百科] - [[大日本除虫菊|KINCHO 大日本除虫菊株式会社]] <br />
* [http://www.gaichu.ne.jp/index.html GAICHU.NE.JP] 害虫の紹介など<br />
* [http://www.gaityu.jp/ 害虫防除技術研究所] 防除豊富など<br />
<br />
{{デフォルトソート:かいちゆう}}<br />
[[Category:害虫|*]]<br />
[[Category:昆虫学]]<br />
[[Category:生物災害]]</div>
121.82.152.140
ベーリンガーインゲルハイム
2018-08-15T01:48:43Z
<p>121.82.152.140: /* 日本法人 */日本はベーリンガーインゲルハイムの商品を日本全薬工業で販売しているため。</p>
<hr />
<div>{{Infobox_Company |<br />
company_name = Boehringer Ingelheim GmbH|<br />
company_logo = |<br />
company_type = [[Private company|Private]] |<br />
company_slogan = Value through Innovation |<br />
foundation = {{DEU}} (1885) |<br />
location = Binger Str. 173<br />55216 Ingelheim<br />Germany |<br />
key_people = Dr [[Andreas Barner]], [[Chairman]] of the board<br />[[Hubertus von Baumbach]], board member<br />[[Professor Dr Wolfram Carius]], board member<br />[[Engelbert Tjeenk Willink]], board member|<br />
industry = [[Pharmaceuticals]] |<br />
num_employees = 41,300 (2008) |<br />
products = Drugs, eg. [[Aggrenox]], [[Flomax]], [[Micardis]], [[Zantac]] |<br />
revenue = {{profit}}€11.595 billion [[Euro|EUR]] (2008)|<br />
operating_income = {{profit}}€1.980 billion [[Euro|EUR]] (2008)|<br />
net_income = {{profit}}€1.424 billion [[Euro|EUR]] (2008)|<br />
homepage = [http://www.boehringer-ingelheim.com http://www.boehringer-ingelheim.com]<br />
}}<br />
'''ベーリンガーインゲルハイム'''(Boehringer Ingelheim [[有限会社 (ドイツ)|GmbH]])は、[[ドイツ]]に本拠を置く[[製薬]]会社。株式を公開しない製薬会社としては世界最大である。<br />
<br />
==概要==<br />
クリスティアン・フリードリヒ・ベーリンガーと2人の息子が[[1859年]]に、[[バーデン=ヴュルテンベルク州]]・[[シュトゥットガルト]]でC.F.ベーリンガー・ウント・ゾーン社を設立した(これは後に[[マンハイム]]に本社を置いて[[試薬]]大手の[[ベーリンガー・マンハイム]]社となり、1997年に[[エフ・ホフマン・ラ・ロシュ]]社に買収されて[[ロシュ・ダイアグノスティックス]]となった)。<br />
<br />
このクリスティアン・フリードリヒ・ベーリンガーの次男である[[アルベルト・ベーリンガー]]が[[1885年]]に、[[ラインラント=プファルツ州]]・[[w:Ingelheim am Rhein|インゲルハイム・アム・ライン]]に化学工場を設立した。ベーリンガーインゲルハイムは、株式を公開しない企業形態を生かしながら、長期に着実な成長を目指し、1885年の設立以来、製薬企業として成功を収めてきた。<br />
<br />
現在は、[[グローバル]]企業として積極的に事業展開をしており、世界トップ20の製薬企業のひとつに数えられ、バイオ医薬品分野では、革新と技術に優れた世界大手のバイオ医薬品企業として確立している。ベーリンガーインゲルハイムの事業領域は、医療用医薬品、一般用[[医薬品]]、動物薬にわたっており、その中核領域を医療用医薬品に置いて事業を展開している。<br />
<br />
[[2011年]][[9月7日]]バイオ医薬品部門が、フロスト&サリバンのアナリストにより、グローバルな受託製造事業で顧客やパートナー企業に卓越した最高のサービスを提供すると認められ、フロスト&サリバン ベストプラクティス賞を受賞<ref>[http://www.frost.com/prod/servlet/meawards.pag フロスト&サリバン ベストプラクティス賞]</ref>。<br />
<br />
==日本法人==<br />
日本法人は「ベーリンガーインゲルハイムジャパングループ」として、日本での持株会社の傘下に、医療用医薬品事業と動物用医薬品事業の事業子会社<br />
<br />
なお、2017年1月にフランスに本社を持つ[[サノフィ]]との間でコンシューマーヘルスケア事業と動物薬事業の戦略的事業交換を実施したことに伴い、日本でもコンシューマーヘルスケア事業を担っていた[[エスエス製薬]]株式会社をサノフィへ移管し、替わって、サノフィ傘下だったメリアル・ジャパン株式会社をベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社の傘下へ移管した。<br />
<br />
* ベーリンガーインゲルハイムジャパン株式会社(持株会社)<br />
** 日本ベーリンガーインゲルハイム株式会社(医療用医薬品事業)<br />
** ベーリンガーインゲルハイム ベトメディカジャパン株式会社(動物用医薬品事業)<br />
** ベーリンガーインゲルハイム製薬株式会社(医薬品製造事業)<br />
** メリアル・ジャパン株式会社(動物用医薬品事業)<br />
**[[日本全薬工業]]<br />
<br />
==脚注==<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.boehringer-ingelheim.co.jp/ ベーリンガーインゲルハイム ジャパン]<br />
<br />
{{Company-stub}}<br />
{{Pharm-stub}}<br />
{{BD-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:へりんかいんけるはいむ}}<br />
[[Category:多国籍企業]]<br />
[[Category:ドイツの化学工業メーカー]]<br />
[[Category:ドイツの医薬品メーカー]]</div>
121.82.152.140
ペット大集合!ポチたま
2018-08-07T02:53:36Z
<p>121.82.152.140: /* 放送局 */</p>
<hr />
<div>{{基礎情報 テレビ番組<br />
|番組名=ペット大集合!ポチたま<br />
|画像=<br />
|画像説明=<br />
|ジャンル=[[バラエティ番組]]([[動物番組]])<br />[[紀行番組]]<br />
|放送国={{JPN}}<br />
|制作局=[[テレビ東京]]<br />
|企画=<br />
|監修=<br />
|演出=<br />
|出演者=[[峰竜太]]<br />[[柴田理恵]] ほか<br />
|音声=[[モノラル放送]]<br />
|字幕=[[文字多重放送]]<!--(テレビ東京系の場合、●年●月{{いつ|date=2011年6月}} -)--><br />
|データ放送=[[データ放送|連動データ放送]]<!--(テレビ東京系の場合、●年●月 -)--><br />
|放送時間=金曜日 19:00 - 19:54<br />
|放送分=54<br />
|放送期間=[[2000年]][[10月20日]] - [[2010年]][[3月26日]]<br />
|外部リンク=http://www.tv-tokyo.co.jp/pochitama/<br />
|外部リンク名=公式サイト<br />
}}<br />
<br />
『'''ペット大集合!ポチたま'''』(ペットだいしゅうごう!ポチたま)は、[[テレビ東京]]系列にて[[2000年]][[10月20日]]から[[2010年]]3月26日まで毎週金曜夜7時から放送されていた[[日本]]の[[バラエティ番組]]([[動物番組]])。<br />
<br />
また、[[BSジャパン]]にて2010年4月6日から放送されている『'''[[#BSジャパン・ポチたまペットの旅|ポチたまペットの旅]]'''』シリーズについてもここで述べる。<br />
<br />
== 番組概要 ==<br />
[[2000年]]10月20日より放送開始。「[[ようこそ!ペットの国]]」の流れを組む動物バラエティである。人間と生活をともにしている[[イヌ|犬]]や[[ネコ|猫]]を中心とした愛玩動物([[ペット]])を主に紹介し、それらロケの様子をスタジオで司会の[[峰竜太]]や[[柴田理恵]]、その他の出演者がVTRを通して見る趣向が基本的な番組構成となっている。日本国内でのロケが多いが、海外のペット事情も紹介することがある(放送時間の拡大時に多い)。ロケの中でも特に、[[松本秀樹]]と「旅犬」が全国を旅する「ポチたまペットの旅」が番組の看板コーナーだった。[[TXN]]系列各局や[[BSジャパン]]のほか、放送時間が異なるものの[[全国独立放送協議会|独立UHF局]]をはじめ、全国で放送されていた。また、CS[[アニマルプラネット]]や、アメリカ[[NHKワールドTV]]でも放送。[[ハイビジョン制作]]・一部放送局のみ[[文字多重放送|字幕放送]]。[[日本の地上デジタルテレビ放送|地上デジタル放送]]において[[データ放送|連動データ放送]]を実施(ただし、2008年9月19日の生放送スペシャルは字幕放送とともに実施なし)<ref>2009年から<!-- 地上 -->デジタル放送でのサイドパネルの図柄が、2008年以前の猫の足跡の模様から変更された。2009年4月からセットがリニューアルされ、ゲストも今まで2人だったが1人となった。</ref>。<br />
<br />
[[2010年]][[3月26日]]の2時間スペシャルをもってレギュラー放送は終了。その後も「ポチたまペットの旅」コーナーのみは、単独番組としてBSジャパンにて放送が継続された<ref>{{web cite|url=http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20100206-OHT1T00017.htm|title=「ポチたま」3月で終了…だいすけ君はBSで新番組|accessdate=2010年2月6日|author=スポーツ報知}}</ref><ref>{{web cite|url=http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/tv/tnews/20100326-OYT8T00696.htm|title=旅犬だいすけ君 宣伝部長に就任 BSジャパン|accessdate=2010年3月26日|author=YOMIURI ONLINE}}</ref>(詳細は、下記「[[#BSジャパン・ポチたまペットの旅]]」項を参照)。『ポチたま』が放送されていた枠では、終了から1年半後『[[〜どうぶつ冒険バラエティ〜ワンダ!]]』が放送開始され、再び動物バラエティ番組となっている。<br />
<br />
== 主なコーナー ==<br />
=== ポチたまペットの旅 ===<br />
番組開始当初からの人気コーナー。「おもしろペット」(ユニークな芸や癖をする犬や猫)を探しに、「旅犬」([[ラブラドール・レトリバー]])と、タレント・[[松本秀樹]]が日本全国を旅するもの。原則的には行く先々で出逢ったペットたちを二人(松本と旅犬)がリポートするが、番組側が事前に連絡を入れてから会いに行くこともある。構成の一人・新田英生による企画で、構成も担当している。松本は番組開始当初は犬のことにあまり詳しくなかったが、このコーナー出演をきっかけにドッグアドバイザーなど犬に関する資格を4つ取得している。<br />
<br />
2012年6月には、このコーナーを題材にした映画『'''LOVE まさお君が行く!'''』が劇場公開された(詳細は「[[まさお君#映画]]」項を参照)。<br />
<br />
==== まさお君が行く!!ポチたまペットの旅 ====<br />
初代旅犬・[[まさお君]]と松本秀樹が出演。<br />
<br />
このコーナーのオープニングBGMは[[日本テレビ放送網|NTV]]『[[巨泉×前武ゲバゲバ90分!]]』のオープニング曲が使われた。<br />
<br />
2004年6月の[[鳥取県]]への訪問で、47都道府県全てを踏破した。<br />
<br />
2004年12月、番組で公募したまさお君の「お相手」となるダイアン(ブラックラブラドール・レトリバー)とお見合いし「結婚」。後にダイアンは7匹の子犬を出産。末っ子の子犬に「だいすけ君」と命名した。<br />
<br />
[[台湾]]でもまさお君がテレビで放送され人気があり、2005年4月には一度だけの海外遠征に出掛けた。中正国際空港(現・[[台湾桃園国際空港]])に着くと、報道陣や現地アイドルの歓迎を受けた。また、台湾のペット情報番組にゲスト出演した。[[台北市]]と[[台南市]]の公園でいつものようにペット捜索をしようとすると、大勢の地元ファンとペットたちに囲まれる人気だった。台湾では「まさお君」を「雅夫(ヤーフー)」と呼ぶという。<br />
<br />
2006年10月13日放送の2時間スペシャルにて、まさお君が最後の旅を完了し、ゴール地点のテレビ東京本社到着をもって引退した。6年間の出演であった。テレビ東京社長より動物では初だとする「感謝状」と骨ガムが贈呈され、番組からは「まさお君専用[[ログハウス]]」をスタジオ内に建てる演出がなされた。引退後は息子のだいすけ君が「二代目旅犬」を襲名した。<br />
<br />
まさお君は2ヶ月後の同年12月9日に[[悪性リンパ腫]]消化管型により病死(7歳)。12月15日放送のポチたまでの訃報に、司会の峰・柴田とともに出演した松本は、テレビ東京の本社スタジオから、まさお君に感謝のメッセージを送った<ref>松本のブログには、国内や台湾をはじめとする海外の視聴者から、1週間で約2500件のコメントが寄せられた。</ref>。[[12月29日]]の年末スペシャルでは、最後にまさお君の追悼コーナーを設け、松本との出会いから、最後の旅で[[秋田県|秋田]]にいるまさお君の母親エリーに逢いに行くまでの総集編を放送した。<br />
<br />
訃報後最初の週末となった[[12月16日]]、[[12月17日]]の両日、午前10時から午後5時までの期間限定で、テレビ東京正面玄関前には献花台が設けられ、2日間でおよそ6,700人のファンが訪れた<ref>まさお君の献花式会場でこのコーナーのオープニングBGMをローテンポのオルゴール風にしたBGMが流された。</ref>。彼が身に着けていた赤い[[バンダナ]]が付いた遺影と遺骨の周りには、花束や子供たちからの似顔絵が飾られた。<br />
<br />
==== だいすけ君が行く!!ポチたまペットの旅 ====<br />
引退したまさお君からバトンタッチを受け、息子の[[まさお君#だいすけ君|だいすけ君]]が「二代目旅犬」を襲名。新たな旅が始まった。<br />
<br />
本コーナーのオープニングに流れている曲は[[朝日放送]] ([[ABCテレビ|ABC]])『[[三枝の国盗りゲーム]]』のテーマ曲である。<br />
<br />
名古屋市内で初めて溝に落ちた(まさお君が初めて溝に落ちたところも似たような所)。映像を比べると溝に落ちた時の足、格好まで同じだった。<br />
<br />
2006年12月に[[北海道]][[函館市]]の朝市を訪れた際、台湾からの観光ツアー客から「だいすけ君!!」と呼ぶ声があり、松本が[[添乗員|ツアーコンダクター]]にインタビューすると、すでに「だいすけ編」も台湾のテレビで放送を開始したと答えた。台湾での「だいすけ君」の呼び名は「大介(タァチェー)」だという。<br />
<br />
[[2007年]]春、だいすけ君も[[台湾]]へ初遠征。まさお君と同じく大歓迎を受け、松本も「日本じゃありえない!」と驚いていた。旅の途中、占い師の占いによれば、だいすけ君は「将来彼は父・まさお君を越える大物になるであろう」と言われた。<br />
<br />
2007年9月放送の2時間スペシャルで訪問した秋田で、だいすけ君はエリー(まさお君の母親・だいすけ君の祖母)と対面した。<br />
<br />
==== だいすけ君が行く!アメリカ横断5000kmの旅 ====<br />
通常の「ポチたまペットの旅」を休止して、松本とだいすけ君が[[アメリカ合衆国]]に滞在し、[[2008年]]10月から[[2009年]]2月までの5ヶ月間をかけて<ref name="press-111130-2">[http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/ir/jpn/press/pdf/111130-2.pdf BSジャパン「だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅」旅犬のだいすけ君が急逝しました。] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20111215100204/http://www.tv-tokyo.co.jp/contents/ir/jpn/press/pdf/111130-2.pdf |date=2011年12月15日 }} - テレビ東京プレスリリース(書面上はテレビ東京・BSジャパンの連名によるプレスリリース)、2011年11月30日</ref>、西海岸の[[サンフランシスコ]]から東海岸の[[ニューヨーク]]を目指し旅する企画。通称は、[[松坂大輔]]([[ボストンレッドソックス|レッドソックス]]投手)のアメリカでの愛称にちなみ「Dice-K in U.S.A.」。[[2008年]][[9月19日]]の生放送スペシャルで出発を宣言し、[[2009年]][[2月27日]]の生放送スペシャルで、ゴール地点の[[タイムズスクエア]]に到着する模様を放送した<ref>番組は生放送だが、松本とだいすけ君は放送前に到着・帰国済み。ゴール地点では峰が出迎えた。</ref>。<br />
<br />
==== ポチたま芸能人ペットの旅 ====<br />
2週替わりでゲスト芸能人とその飼い犬が、松本とだいすけ君のコーナーと同様な旅をする企画。<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
! 放送期間<br />
! 旅人<br />
! 旅犬<br />
! 旅した場所<br />
|-<br />
| 2009年4月17日・24日<br />
| [[梶原雄太]]([[キングコング (お笑いコンビ)|キングコング]])<br />
| まめ太(ミックス)<br />
| [[鎌倉市]]<br />
|-<br />
| 2009年5月8日・15日<br />
| [[安田美沙子]]<br />
| はんな([[ビション・フリーゼ]])<br />
| [[伊豆高原]]<br />
|-<br />
| 2009年5月22日・29日<br />
| [[笑福亭笑瓶]]<br />
| サンゴ([[プードル|トイ・プードル]])<br />
| [[草津温泉]]<br />
|-<br />
| 2009年6月5日・12日<ref>BSの再放送では後編のみ放送された</ref><br />
| [[南明奈]]<br />
| ちー(トイ・プードル)<br />
| [[浅草区]]、[[代官山]]<br />
|-<br />
| 2009年6月19日・26日<br />
| [[アンガールズ]]<br />
| キャンディ(ラブラドール・レトリバー、[[田中卓志]]の飼い犬)<br />
| [[広島県]]<br />
|-<br />
| 2009年7月24日・31日<br />
| [[KABA.ちゃん]]<br />
| ラン&フェア([[ダックスフント|ミニチュア・ダックスフント]])<br />
| [[房総半島]]<br />
|-<br />
| 2009年9月4日<br />
| [[狩野英孝]]<br />
| アル(ミックス)<br />
| [[青森県]]<br />
|}<br />
<br />
=== ナゾナゾ探偵団 ===<br />
2009年4月から開始した、だいすけ君と松本が出演する日帰りロケ企画(アメリカ横断から帰国後、だいすけ君は休養の為にしばらくの間、旅のコーナーへの出演を控えていた<ref>[http://www.tv-tokyo.co.jp/pochitama/usa/ ポチたまホームページ:テレビ東京 - 「だいすけ君が行く!アメリカ横断5000kmの旅」ブログ 2009年3月2日付]</ref>)。だいすけ君と松本が[[探偵]]の衣装をまとい、探偵役のだいすけ君と助手役の松本が動物に関する様々な調査を行うという内容(2009年7月24日は松本は出演せず、柴田が助手代行として出演)。<br />
<br />
=== だいすけ君マンスリーキャラバン ===<br />
2009年10月から開始。アメリカ横断を終えてから旅の企画を休んでいた、だいすけ君と松本が、地方の島や集落に[[軽自動車|軽]]の[[キャンピングカー]]で滞在する旅企画。1ヶ月間ひとつの場所に滞在し、地元の住人たちと交流する。[[キャラバン]]の隊長はだいすけ君で、松本は隊員との設定。2009年[[10月9日]]からは[[岡山県]][[真鍋島]]、[[12月25日]]からは[[大分県]][[臼杵市]]、2010年[[3月5日]]から番組最終回までは[[東京都]][[青ヶ島]]の模様を放送。<br />
<br />
== 出演者 ==<br />
=== 最終回時点の出演者 ===<br />
* 司会<br />
** [[峰竜太]]<br />
** [[柴田理恵]]<br />
* アシスタント<br />
** [[和希沙也]](3代目)<br />
** [[前田公輝]](2008年7月 - )<br />
** [[戸谷公人]](2008年7月 - )<br />
** [[滝口幸広]](2008年7月 - )<br />
** 前田、戸谷、滝口の三人は公式HP配信の『ポチたまフリートーク』のコーナーも担当する。<br />
* マスコット犬<br />
** 2代目 ポチ(初代・ポチの孫。[[オールド・イングリッシュ・シープドッグ]])<br />
* マスコット猫<br />
** たま([[スコティッシュフォールド]])<br />
* ナレーション<br />
** [[犬山イヌコ]] ‐ エリー、ダイアン、エルフ、幼少期のだいすけ君などの声も担当。<br />
** [[小倉久寛]] - まさお君、成犬期のだいすけ君などの声も担当。また、後述にある映画『LOVE まさお君が行く!』のCMナレーションも担当。<br />
** [[バッキー木場]] - 拡大版のみ出演<br />
** [[大江戸よし々|大江吉史]] - 「ブサかわペット選手権」のみ出演<br />
* マンスリーキャラバン<br />
** [[松本秀樹]]<br />
** [[まさお君#だいすけ君|だいすけ君]](二代目旅犬。まさお君の息子。[[ラブラドール・レトリーバー]])<br />
* 海外レポーター(ポチたまザ・ワールド) - 拡大版のみ出演<br />
** [[遠藤久美子]]<br />
** [[菊池麻衣子]]<br />
** [[英玲奈]]<br />
** [[金田美香]]<br />
** [[中森友香]]<br />
** [[水野裕子]]<br />
** 2009年1月16日はアメリカSPだったため峰と和希のみ登場した<br />
<br />
=== 過去の出演 ===<br />
* アシスタント<br />
** [[来栖あつこ]](初代)<br />
** [[石垣佑磨]](同上)<br />
** [[野村恵里]](2代目)<br />
** [[木村了]](同上、2004年 - 2008年6月)<br />
* マスコット犬<br />
** [[まさお君]](初代旅犬。[[ラブラドール・レトリーバー]]。[[2006年]][[10月]]に旅犬を引退)<br />
** ネロ君(第1回「アイドル犬コンテスト」グランプリ犬、[[チワワ]]と[[ダックスフント|ミニチュアダックス]]のミックス)<br />
* ナレーション<br />
** [[奥田民義]] - 「我が家に仔犬がやって来た・レオン編」のみ出演。<br />
<br />
== スタッフ ==<br />
* 構成 : [[新田英生]]、折戸泰二郎<br />
* 獣医ブレーン : 佐草一優<br />
* リサーチ : オハナカンパニー、CUBE<br />
* 技術 : 近藤剛史(テレビ東京)<br />
* カメラ : 藤本茂樹([[テクノマックス]])<br />
* 映像調整 : 杉山博紀(テクノマックス)<br />
* 音声 : 大津幹弘(テレビ東京)<br />
* 照明 : 永瀬政行<br />
* 美術 : 三浦良文<br />
* 美術進行 : 野本和広<br />
* CG : [[スタジオ美峰]]<br />
* イラスト : 加藤麻依子<br />
* VTR編集 : 石谷良([[アクシスアソイエイツ|axis]])<br />
* MA : 大矢研二(テクノマックス)<br />
* 音響効果 : 稲村龍一郎<br />
* TK : 田尾紫織<br />
* 番組宣伝 : 渡邊聖子(テレビ東京)<br />
* 取材ディレクター : 田畑美路子(テレビ東京)、坂井朋子(スーパーテレビジョン)、中島敏弘・福井亮一・本橋由美子・田辺純平(ZIPPY)<br />
* ディレクター : 清水昇・林祐輔(テレビ東京)<br />
* 取材プロデューサー : 小幡真万(ZIPPY)、百々紀子・金澤豊・中川健太郎(スーパーテレビジョン)<br />
* プロデューサー : [[高瀬義和]](テレビ東京)<br />
* 協力 : ZOO動物プロ<br />
* 取材制作協力 : [[ジッピー・プロダクション|ZIPPY]]、[[スーパーテレビジョン]]<br />
* 製作著作 : テレビ東京<br />
<br />
=== 過去のスタッフ ===<br />
* チーフプロデューサー : [[近藤正人]]<br />
* プロデューサー : [[加藤正敏]]・[[重定菜子]]<br />
* ディレクター : 深谷守、[[山崎圭介 (テレビ東京)|山崎圭介]]、根本竜一<br />
* AD : 桑原宏次<br />
* 番組宣伝 : 末崎素子<br />
* 構成 : [[桜井慎一]]<br />
<br />
== 放送局 ==<br />
=== レギュラー放送 ===<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:small; width:100%"<br />
!style="width:8.5em"| 放送対象地域<br />
!style="width:8.5em"| 放送局<br />
!style="width:13em"| 系列局<br />
!style="width:9em"| 放送日時<br />
!備考<br />
|-<br />
|[[広域放送|関東広域圏]]||[[テレビ東京]]||rowspan="6"|[[TXN|テレビ東京系列]]||rowspan="9"|'''金曜 19:00 - 19:54'''<br />2010年3月26日終了||【制作局】<br />
|-<br />
|[[北海道]]||[[テレビ北海道]]||rowspan="8"|同時ネット<br />
|-<br />
|[[愛知県]]||[[テレビ愛知]]<br />
|-<br />
|[[大阪府]]||[[テレビ大阪]]<br />
|-<br />
|[[岡山県・香川県の放送|岡山県・香川県]]||[[テレビせとうち]]<br />
|-<br />
|[[福岡県]]||[[TVQ九州放送]]<br />
|-<br />
|[[岐阜県]]||[[岐阜放送]]||rowspan="3"|[[全国独立放送協議会|JAITS]]<br />
|-<br />
|[[滋賀県]]||[[びわ湖放送]]<br />
|-<br />
|[[奈良県]]||[[奈良テレビ放送|奈良テレビ]]<br />
|-<br />
|[[岩手県]]||[[岩手めんこいテレビ]]||[[フジネットワーク|フジテレビ系列]]||rowspan="3"|日曜 12:00 - 12:55||<br />
|-<br />
|[[秋田県]]||[[秋田放送]]||rowspan="2"|[[日本テレビネットワーク協議会|日本テレビ系列]]||<br />
|-<br />
|[[山形県]]||[[山形放送]]||<br />
|-<br />
|[[宮城県]]||[[東北放送]]||[[Japan News Network|TBS系列]]||土曜 10:30 - 11:25||2010年10月より土曜16:00 - 17:00に再放送。<br/ >2011年4月より土曜14:00 - 15:00に変更。2011年5月をもって終了。<br />
|-<br />
|[[福島県]]||[[福島放送]]||[[All-nippon News Network|テレビ朝日系列]]||日曜 16:25 - 17:25||<br />
|-<br />
|[[新潟県]]||[[新潟放送]]||rowspan="2"|TBS系列||日曜 14:00 - 14:54||<br />
|-<br />
|[[長野県]]||[[信越放送]]||土曜 14:05 - 15:00||rowspan="2"|15日遅れ<br />
|-<br />
|[[石川県]]||[[石川テレビ放送|石川テレビ]]||rowspan="2"|フジテレビ系列||土曜 16:30 - 17:25<br />
|-<br />
|[[福井県]]||[[福井テレビジョン放送|福井テレビ]]||日曜 13:00 - 13:54||<br />
|-<br />
|[[静岡県]]||[[静岡第一テレビ]]||日本テレビ系列||土曜 16:00 - 16:55||<br />
|-<br />
|[[三重県]]||[[三重テレビ放送|三重テレビ]]||rowspan="2"|JAITS||金曜 19:00 - 19:55||遅れネット<br />
|-<br />
|[[和歌山県]]||[[テレビ和歌山]]||水曜 19:00 - 19:55||<br />
|-<br />
|[[島根県]]・[[鳥取県]]||[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]||フジテレビ系列||土曜 15:00 - 15:55||<br />
|-<br />
|[[広島県]]||[[広島テレビ放送|広島テレビ]]||日本テレビ系列||日曜 12:35 - 13:30||水曜 15:53 - 16:48に再放送あり(2008年10月から)<br />
|-<br />
|[[山口県]]||[[テレビ山口]]||TBS系列||月曜 14:55 - 15:50||再放送。2010年9月までは水曜 15:55 - 16:50に、本放送を放送していた。<br />
|-<br />
|[[徳島県]]||[[四国放送]]||日本テレビ系列||日曜 15:00 - 15:55||放送休止や時間変更となるケースが多い<br />
|-<br />
|[[愛媛県]]||[[テレビ愛媛]]||フジテレビ系列||金曜 14:05 - 15:00||<br />
|-<br />
|[[高知県]]||[[高知放送]]||rowspan="3"|日本テレビ系列||火曜 16:00 - 16:53||<br />
|-<br />
|[[長崎県]]||[[長崎国際テレビ]]||火曜 15:55 - 16:52|||4ヶ月半遅れ<br />
|-<br />
|[[熊本県]]||[[熊本県民テレビ|くまもと県民テレビ]]||水曜 15:50 - 16:45||2010年3月まで土曜 9:30 - 10:25<br />
|-<br />
|[[大分県]]||[[大分朝日放送]]||テレビ朝日系列||土曜 13:00 - 13:55||時間変更となるケースが多い<br />
|-<br />
|[[宮崎県]]||[[宮崎放送]]||TBS系列||土曜 9:45 - 10:39||2008年3月まで土曜 9:30 - 10:25<br />2008年4月 - 2009年3月 土曜 10:30 - 11:24<br />
|-<br />
|[[鹿児島県]]||[[鹿児島放送]]||テレビ朝日系列||日曜 16:20 - 17:15||<br />
|-<br />
|[[沖縄県]]||[[沖縄テレビ放送|沖縄テレビ]]||フジテレビ系列||金曜 14:05 - 15:00||<br />
|-<br />
|rowspan="2"|[[全国放送|全国]]||[[BSジャパン]]||[[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BSデジタル放送]]||月曜 19:00 - 19:55||2010年4月5日以降は過去の再放送<br />
|-<br />
|[[アニマルプラネット]]||[[日本における衛星放送#CSデジタル放送|CS放送]]||||<!-- 再放送{{要検証}} --><br />
|-<br />
|[[アメリカ合衆国|アメリカ]]||[[テレビジャパン]]||[[NHKワールドTV]]||||約1年遅れ<br />
|}<br />
<br />
==== 過去の放送局 ====<br />
* [[北日本放送]](日本テレビ系列)→[[チューリップテレビ]](TBS系列)→[[富山テレビ放送|富山テレビ]](フジテレビ系列)(いずれも途中打ち切り。放送された地域に民放が1局しかなかった徳島県と佐賀県を除けば、富山県は全国で唯一全民放局で放送実績を持つ事になる)<br />
* [[テレビ長崎]](フジテレビ系列)(途中で打ち切り、長崎国際テレビへ移行)<br />
* [[テレビ高知]](TBS系列)→[[高知放送]](日本テレビ系列)<br />
* [[サガテレビ]](フジテレビ系列)(途中打ち切り)<br />
<br />
==== 備考 ====<br />
* 遅れ放送の岩手めんこいテレビ、山形放送、広島テレビ(途中まで)では、司会の峰竜太が『[[アッコにおまかせ!]]』(TBS系列の[[IBC岩手放送]]、[[テレビユー山形]]、[[中国放送]])と同時出演となっていた。<br />
<br />
== BSジャパン・ポチたまペットの旅 ==<br />
{{基礎情報 テレビ番組<br />
|番組名=ポチたまペットの旅<br />
|画像=<br />
|画像説明=<br />
|ジャンル=[[バラエティ番組]]([[動物番組]])<br />[[紀行番組]]<br />
|放送国={{JPN}}<br />
|制作局=[[BSジャパン]]<br />[[テレビ東京]]<br />
|構成=新田英生<br />
|監修=<br />
|演出=木塚圭司<br />
|出演者=下記参照<br />
|音声=[[ステレオ放送]]<br />
|字幕=[[字幕放送]]<!--テレビ東京の場合、●年●月{{いつ|date=2011年6月}} - --><br />
|番組名1=だいすけ君が行く<nowiki>!!</nowiki><br />ポチたま新ペットの旅<br />
|放送時間1=水曜日 20:00 - 21:00<br />
|放送分1=60<br />
|放送国1={{JPN}}<br />
|プロデューサー1=林裕輔(テレビ東京)、金澤豊<br />
|出演者1=[[松本秀樹]]<br />[[まさお君#だいすけ君|だいすけ君]](旅犬)<br />
|放送期間1=[[2010年]][[4月6日]] - [[2012年]][[2月29日]]<br />
|外部リンク1=http://www.bs-j.co.jp/daisuke/<br />
|外部リンク名1=公式サイト<br />
|番組名2=ポチたまペットの旅<br />
|放送時間2=水曜日 20:00 - 21:00<br />
|放送分2=60<br />
|放送国2={{JPN}}<br />
|プロデューサー2=<br />
|出演者2=松本秀樹<br />
|放送期間2=2012年[[3月7日]] - [[5月30日]]<br />
|外部リンク2=<br />
|外部リンク名2=公式サイト<br />
|番組名3=まさはる君が行く<nowiki>!</nowiki><br />ポチたまペットの旅<br />
|放送時間3=火曜日 19:00 - 20:00<br />
|放送分3=60<br />
|放送国3={{JPN}}<br />
|プロデューサー4=<br />
|出演者3=松本秀樹<br />[[まさお君#まさはる君|まさはる君]](旅犬)<br />
|放送期間3=2012年[[6月6日]] -<br />
|外部リンク3= http://www.bs-j.co.jp/pochitama/<br />
|外部リンク名3= 公式サイト<br />
|特記事項=放送時間と放送期間はBSジャパンのもの。2012年6月6日から2014年3月までの放送時間は水曜日 20:00 - 21:00。<br />
}}<br />
『ポチたま』から「ポチたまペットの旅」コーナーを単独番組として独立させ、[[BSジャパン]]で毎週火曜日の19:00 - 20:00に放送されている後続番組シリーズ。以前は毎週水曜日の20:00 - 20:54に放送されていた。かつてはテレビ東京系地上波各局でも放送されていた。<br />
<br />
『ポチたま』では[[モノラル放送]]だったが、本番組より[[ステレオ放送]]となった<ref>BSジャパンとテレビ東京の共同制作のため。但し、BSジャパンで放送されている『ポチたま』の再放送は、全編ステレオ放送が実施されている。</ref>。<br />
<br />
=== だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅 ===<br />
[[2010年]][[4月6日]]からBSジャパンにて火曜 20:00 - 21:00の放送枠で、『だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅』の番組名で放送開始し、2011年4月から水曜20時台に移動した。また[[TXN]]系列の[[地上波]]各局でも、2010年4月15日から9月30日までは毎週木曜11:30 - 12:27に、2010年10月8日から[[2011年]]4月1日までは毎週金曜11:30 - 12:25に、それぞれ全国ネットの『[[グッドチャンネル]]』枠で放送されていた。[[テレビ東京]]を除くTXN系列5局では、テレビ東京における『[[ランチチャンネル]]』への放送時間変更に伴い、[[テレビ愛知]]は2011年4月21日から木曜 12:00 - 12:55に放送時間が変更され、[[テレビ大阪]]は2011年4月1日で一旦終了し3ヵ月後の7月1日から放送を再開している(残るTXN系列の、[[テレビ北海道]]、[[テレビせとうち]]、[[TVQ九州放送]]は2011年4月1日を以って終了)。<br />
<br />
[[2011年]][[11月29日]]、だいすけ君は番組収録で滞在していた[[神奈川県]][[小田原市]]で体調を崩し、動物病院で診察を受けたところ、胃捻転が確認されたため緊急手術を受けたが、術後に容態が急変し、同日午前9時過ぎに亡くなった(6歳)<ref name="press-111130-2"/>。<br />
<br />
[[2012年]][[1月4日]]までは、既に収録済みだっただいすけ君のロケのストックを放送。それ以降の番組の先行きについては、[[1月9日]]の番組公式ツイッター<ref>[http://twitter.com/pochitama_bsj/status/156551508081651712 Twitter / pochitama_bsj : 2012年1月9日 - 17:42付]</ref>と[[1月10日]]の松本秀樹のブログ<ref>[http://ameblo.jp/macha-daichi/entry-11132268739.html 改めてご挨拶。|松本秀樹の三度の飯より犬が好き!by アメブロ : 2012年01月10日(火) 19時53分19秒付]</ref>にて、タイトルや内容は未定としながらも番組の継続が明らかにされた。[[1月11日]]は「だいすけ君追悼スペシャル」として2時間編成の特別番組となり、だいすけ君が亡くなった「小田原の旅」のロケVTRも放送された。その翌週から[[2月29日]]までは「だいすけ君メモリアル」として再放送企画となった。<br />
<br />
=== ポチたまペットの旅 ===<br />
2012年[[3月7日]]より番組名が『ポチたまペットの旅』へと改められた。「三代目旅犬」に、まさお君やだいすけ君の親戚筋に誕生した子犬達を候補としており、子犬達が旅を出来るくらいに成長するまでの間の「臨時旅犬」として、だいすけ君の兄弟の翼(オス)、エルフ(メス)、ロック(オス)と、映画『[[まさお君#映画|LOVE まさお君が行く!]]』でまさお役を務めたラブ(オス)が、交代で番組に出演した。<br />
<br />
[[4月18日]]の放送にて、3代目旅犬に選ばれた子犬、通称「しろ君」<!--(オス)毛色は、まさお君やだいすけ君と同じイエロー-->が初披露された<ref> [http://www.bs-j.co.jp/daisuke/sandaime/120418.html BSジャパン「ポチたまペットの旅」公式ウェブサイト・『3代目旅犬情報』2012年4月18日付]</ref> 。[[4月25日]]の放送では、迎えに来た松本とともに、母犬の元を離れ上京する様子が放送され<ref>[http://www.bs-j.co.jp/daisuke/sandaime/120425.html BSジャパン「ポチたまペットの旅」公式ウェブサイト・『3代目旅犬情報』2012年4月25日付]</ref>、[[5月2日]]の放送で、松本によって「しろ君」を「まさはる君」と命名したことが発表された<ref> [http://www.bs-j.co.jp/daisuke/sandaime/120502.html BSジャパン「ポチたまペットの旅」公式ウェブサイト・『3代目旅犬情報』2012年5月2日付]</ref> 。<br />
TXN系列のうち、テレビ愛知は2012年3月29日をもって打ち切り、テレビ北海道は2012年4月7日から1年ぶりに放送を再開している。<br />
<br />
=== まさはる君が行く!ポチたまペットの旅 ===<br />
2012年[[6月6日]]からは、番組名が『まさはる君が行く!ポチたまペットの旅』に改題され、[[まさお君#まさはる君|まさはる君]]が三代目旅犬として正式にデビューした<ref>[http://news.thetv.jp/article/30448/ 大物感は"まさお君"以上!?ポチたまペットの旅がリニューアル!]WEBザ・テレビジョン 2012年5月24日</ref>。<br />
<br />
またこの放送から不定期でミグノンの取材や2017年からは[[盲導犬]]ストーリーも追加された。<br />
<br />
TXN系列のうち、テレビ東京は2015年3月27日を以って打ち切られたが、共同制作は継続する。2013年11月以降は『[[金曜8時のドラマ]]』作品の再放送を放送する場合があったため、『金曜8時のドラマ』作品の再放送の間に1ヶ月間のみ放送されるという不定期放送状態となっていた他、2014年10月3日からは10分繰り下げられた。<br />
<br />
テレビせとうちは2012年7月7日から1年3ヶ月ぶりに放送を再開したが、2012年12月22日に再度打ち切られた。また、TVQ九州放送は2013年4月7日から2年ぶりに放送を再開したものの、2013年9月29日に再度打ち切られた。テレビ大阪も2014年9月に、テレビ北海道も2015年9月25日にそれぞれ再度打ち切られた。これにより、テレビ東京系地上波各局でのネットは終了した。<br />
<br />
また、他のスペシャル番組やプロ野球中継で1〜2週間番組を休止するケースがしばしばある。<br />
<br />
=== 主題歌 ===<br />
* 『笑顔のうた』<br />
** 作詞 : [[渡辺なつみ]]、作曲 : [[DON-9]]、編曲 : [[三浦一年]]<br />
** 唄 : だいすけ君と松本君 Suppoting[[ハル&チッチ歌族]]<br />
** 発売日 : 2010年12月22日<br />
** レーベル : [[日本コロムビア]]、ASIN: B004717GDC <br />
** ディスク枚数 : 2枚(CD+DVD)<br />
<br />
* 『ポチポチポチッと☆あいのうた』<br />
** 作詞 : 渡辺なつみ、作曲 : DON-9、編曲 : 三浦一年<br />
** 唄 : ハル&チッチ歌族 featuring松本君<br />
** 発売日 : 2012年6月20日<br />
** レーベル : 日本コロムビア<br />
** ディスク枚数 : 2枚(CD+DVD)<br />
<br />
=== 放送局 ===<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:small; "<br />
|-<br />
!放送対象地域!!放送局!!系列!!放送日時!!備考<br />
|-<br />
|[[全国放送|全国]]||[[BSジャパン]]||[[日本における衛星放送#BSデジタル放送|BSデジタル放送]]||火曜 19:00 - 20:00<br />火曜18:00 - 19:00【再放送】<ref>2011年3月までは火曜 20:00 - 21:00。また、2017年までは、日曜 18:30 - 19:30。2018年以降では予告なしで放送日の時間帯に再放送もされている。なお再放送はいずれも不定期である。<br />
</ref>||'''共同制作局'''<br />2010年4月6日 -<br />
|-<br />
|[[宮崎県]]||[[宮崎放送]]||[[Japan News Network|TBS系列]]||日曜 10:30 - 11:30<br />
|2011年3月20日 -<br />
|-<br />
|[[三重県]]||[[三重テレビ放送|三重テレビ]]||rowspan=4|JAITS||木曜 19:00 - 19:55<ref>2013年11月現在の放送時間。それまでは木曜 19:55 - 20:50、当初は金曜 19:00 - 19:55だった。</ref>||2010年6月11日 -<br />
|-<br />
|[[滋賀県]]||[[びわ湖放送]]||土曜 12:30 - 13:25||<br />
|-<br />
|[[奈良県]]||[[奈良テレビ放送|奈良テレビ]]||水曜 8:30 - 9:25<ref>2014年3月までは水曜 19:00 - 19:53、2015年3月までは金曜 19:00 - 19:53、2016年10月17日までは土曜 12:00 - 12:55。</ref>||2010年4月28日 -<br />
|-<br />
|[[和歌山県]]||[[テレビ和歌山]]||木曜 19:00 - 19:54||2010年4月29日 -<br />
|}<br />
<br />
==== 過去の放送局 ====<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center; font-size:small; "<br />
|-<br />
!放送対象地域!!放送局!!系列!!放送期間<br />
|-<br />
|[[広域放送|関東広域圏]]||[[テレビ東京]]||rowspan=6|テレビ東京系列||'''共同制作局'''<br />2010年4月15日 - 2015年3月27日<ref>2010年9月30日までは木曜 11:30 - 12:27、2010年10月8日から2011年4月1日までは金曜 11:30 - 12:25、2011年4月8日から2011年9月30日までは金曜 12:35 - 13:30、2011年10月7日から2014年9月26日までは金曜 12:30 - 13:25。2014年10月3日からは金曜 12:40 - 13:35。</ref><ref>『[[金曜8時のドラマ]]』作品の再放送のため休止となる場合があった。</ref><br />
|-<br />
|[[愛知県]]||[[テレビ愛知]]||2010年4月15日 - 2012年3月29日<br />
|-<br />
|[[大阪府]]||[[テレビ大阪]]||2010年4月15日 - 2011年4月1日<br />2011年7月1日 - 2014年9月<ref>『ランチチャンネル』への移動に伴い一旦打ち切られ、2011年7月に再開したものの、再開後3年3か月で打ち切り。</ref><br />
|-<br />
|[[岡山県・香川県の放送|岡山県・香川県]]||[[テレビせとうち]]||2010年4月15日 - 2011年4月1日<br />2012年7月7日 - 2012年12月22日<ref>『ランチチャンネル』への移動に伴い一旦打ち切られ、2012年7月に再開したものの、再開後わずか半年で打ち切り。</ref><br />
|-<br />
|[[福岡県]]||[[TVQ九州放送]]||2010年4月15日 - 2011年4月1日<br />2013年4月7日 - 9月29日<ref>『ランチチャンネル』への移動に伴い一旦打ち切られ、2013年4月に再開したものの、半年で打ち切りになった。現在は再放送枠となっている。</ref><br />
|-<br />
|[[北海道]]||[[テレビ北海道]]||2010年4月15日 - 2011年4月1日<br />2012年4月7日-2015年9月25日<ref>『ランチチャンネル』への移動に伴い一旦打ち切られ、2012年4月に再開したものの、再開後3年半後で打ち切り。</ref><br />
|-<br />
|[[広島県]]||[[中国放送]]||TBS系列||2013年4月1日 - 9月23日<br />
|-<br />
|[[高知県]]||[[高知放送]]||日本テレビ系列||2012年9月11日 - 2013年3月26日<br />
|-<br />
|[[島根県]]・[[鳥取県]]||[[山陰中央テレビジョン放送|山陰中央テレビ]]||フジテレビ系列||2010年6月19日 - 2011年3月5日<br />
|-<br />
|[[宮城県]]||[[東北放送]]||rowspan=2|TBS系列||2010年5月15日 - 2012年10月13日<br />
|-<br />
|[[新潟県]]||[[新潟放送]]||2010年5月 - 2015年3月<br />
|-<br />
|[[静岡県]]||[[静岡第一テレビ]]||rowspan=2|日本テレビ系列||2010年7月1日 - 打ち切り時期不明<br />
|-<br />
|[[福島県]]||[[福島中央テレビ]]||2015年3月打ち切り<br />
|-<br />
|[[岩手県]]||[[岩手めんこいテレビ]]||フジテレビ系列||2010年7月4日 - 2015年4月12日<br />
|-<br />
|[[大分県]]||[[大分朝日放送]]||rowspan=2|テレビ朝日系列|| - 2015年9月26日<br />
|-<br />
|[[沖縄県]]||[[琉球朝日放送]]||(不明)- 2015年3月<br />
|-<br />
|[[石川県]]||[[石川テレビ放送|石川テレビ]]||フジテレビ系列||2010年5月8日 - 2016年3月26日<br />
|}<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[ようこそ!ペットの国]] 90年代の後半にやってたこの番組の前身的番組。[[山田邦子]]が司会。<br />
* [[わんニャン倶楽部〜動物と楽しく暮らそう〜]] - 毎週火曜日に[[BS日テレ]]で放送されている[[動物番組]]。本番組とは異なり[[トーク番組]]だが、内容が酷似している。<br />
* [[ペットの王国 ワンだランド]] - 内容が酷似している。<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.tv-tokyo.co.jp/pochitama/ ポチたまホームページ:テレビ東京]<br />
* [http://web.archive.org/web/*/http://www.bs-j.co.jp/daisuke/ だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅→ポチたまペットの旅:BSジャパン](リンク切れのためWebArchiveへリンク)<br />
* [http://www.bs-j.co.jp/pochitama/ まさはる君が行く!ポチたまペットの旅:BSジャパン]<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=[[テレビ東京]]系<br />
|放送枠=金曜日19:00枠<br />
|番組名=ペット大集合!ポチたま<br />
|前番組=[[快楽!じゃま式ランキング]]<br />
|次番組=[[ピラメキーノ|ピラメキーノG]]<br />※18:30 - 20:00<br />
}}<br />
{{前後番組<br />
|放送局=[[BSジャパン]]<br />
|放送枠=火曜日20:00枠<br />
|番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />
|前番組=[[シンデレラマン (テレビドラマ)|シンデレラマン]]<br />【金曜19:00枠に移動】<br />
|次番組=[[空から日本を見てみよう|空から日本を見てみようplus]]<br />
|2放送局=[[BSジャパン]]<br />
|2放送枠=水曜日20:00枠<br />
|2番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />↓<br />ポチたまペットの旅<br />↓<br />まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|2前番組=[[欧州 美の浪漫紀行]]<br />
|2次番組=[[昭和は輝いていた]]<br />↓<br />武田鉄矢の昭和は輝いていた<br />
}}<br />
<br />
{{前後番組<br />
|放送局=テレビ東京系<br />
|放送枠=[[グッドチャンネル]] 木曜日<br />
|番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />
|前番組=(枠設立前につきなし)<br />
|次番組=[[フルハウス (2004年のテレビドラマ)|フルハウス]]<br />※11:30 - 12:25<br />
|2放送局=テレビ東京系<br />
|2放送枠=グッドチャンネル 金曜日<br />
|2番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />
|2前番組=[[あら簡単!世界レシピ]]<br />※11:30 - 12:35<br />
|2次番組=廃枠<br />
|3放送局=テレビ東京系<br />
|3放送枠=木曜11:30 - 12:27枠<br />
|3番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />※ここからグッドチャンネル枠<br />
|3前番組=[[モヤモヤさまぁ〜ず2]]<br />(再放送)<br />※11:30 - 12:00<br />【ここまで[[ハッピーチャンネル]]枠】<hr />'''テレビ東京'''<br />[[CSI:科学捜査班|CSI:8 科学捜査班]]<br />※12:00 - 13:00<br />【ここまで[[ランチチャンネル]]枠、35分繰り下げて継続】<hr />'''テレビ東京以外の系列局'''<br />[[ママはニューハーフ]]<br />(再放送)<br />※12:00 - 12:30<br />【ここまで[[Lドラ]]枠、テレビ東京からの裏送り】<br />
|3次番組=フルハウス<br />※11:30 - 12:25<br />
|4放送局=テレビ東京系<br />
|4放送枠=金曜11:30 - 12:25枠<br />
|4番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />※ここまでグッドチャンネル枠<br />
|4前番組=あら簡単!世界レシピ<br />※11:30 - 12:35<br />
|4次番組=[[7スタBratch!]]<br />※11:40 - 12:35<br />【ここから関東ローカル、12:30 - 13:25から移動】<br />
}}<br />
{{前後番組<br />
|放送局=テレビ東京<br />
|放送枠=[[ランチチャンネル]]金曜日<br />
|番組名=だいすけ君が行く!!<br />ポチたま新ペットの旅<br />↓<br />ポチたまペットの旅<br />↓<br />まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />※ここからランチチャンネル枠<br />
|前番組=7スタBratch!<br />※12:30 - 13:25<br />【11:40 - 12:35へ移動】<br />
|次番組=[[刑事吉永誠一 涙の事件簿]]<br />(『[[金曜8時のドラマ]]』版の再放送)<br />
|2番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|2前番組=刑事吉永誠一 涙の事件簿<br />(『金曜8時のドラマ』版の再放送)<br />
|2次番組=[[三匹のおっさん#テレビドラマ|三匹のおっさん<br />〜正義の味方、見参!!〜]]<br />(再放送)<br />
|3番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|3前番組=三匹のおっさん<br />〜正義の味方、見参!!〜<br />(再放送)<br />
|3次番組=[[マルホの女〜保険犯罪調査員〜|マルホの女<br />〜保険犯罪調査員〜]]<br />(再放送)<br />
|4番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|4前番組=マルホの女<br />〜保険犯罪調査員<br />(再放送)<br />
|4次番組=[[ラスト・ドクター〜監察医アキタの検死報告〜|ラスト・ドクター<br />〜監察医アキタの検死報告〜]]<br />(再放送)<br />
|5番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|5前番組=ラスト・ドクター<br />〜監察医アキタの検死報告〜<br />(再放送)<br />
|5次番組=新・刑事吉永誠一<br />(再放送)<br />
|6番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|6前番組=新・刑事吉永誠一<br />(再放送)<br />
|6次番組=[[花咲慎一郎シリーズ#テレビドラマ|保育探偵25時<br />〜花咲慎一郎は眠れない!!〜]]<br />(再放送)<br />
|7番組名=まさはる君が行く!<br />ポチたまペットの旅<br />
|7前番組=保育探偵25時<br />〜花咲慎一郎は眠れない!!〜<br />(再放送)<br />
|7次番組=[[CSI:ニューヨーク]]<br />シーズン9<br />(月 - 金曜)<br />
}}<br />
<br />
{{リダイレクトの所属カテゴリ<br />
|redirect1 = だいすけ君が行く!!ポチたま新ペットの旅<br />
|1-1 = BSジャパンの教養番組<br />
|1-2 = BSジャパンのバラエティ番組の歴史<br />
|1-3 = BSジャパンの紀行・旅番組<br />
|1-4 = 2010年のテレビ番組 (日本)<br />
|redirect2 = ポチたまペットの旅<br />
|2-1 = BSジャパンの教養番組<br />
|2-2 = BSジャパンのバラエティ番組の歴史<br />
|2-3 = BSジャパンの紀行・旅番組<br />
|2-4 = 2012年のテレビ番組 (日本)<br />
|redirect3 = まさはる君が行く!ポチたまペットの旅<br />
|3-1 = BSジャパンの教養番組<br />
|3-2 = BSジャパンのバラエティ番組<br />
|3-3 = BSジャパンの紀行・旅番組<br />
|3-4 = 2012年のテレビ番組 (日本)<br />
|3-5 = 継続中の作品<br />
}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:へつとたいしゆうこうほちたま}}<br />
[[Category:テレビ東京のバラエティ番組の歴史]]<br />
[[Category:テレビの動物番組]]<br />
[[Category:2000年のテレビ番組 (日本)]]<br />
[[Category:データ放送連動番組]]<br />
[[Category:ペット]]<br />
[[Category:テレビ番組のシリーズ]]</div>
121.82.152.140
JR京都線
2018-08-02T13:54:49Z
<p>121.82.152.140: /* ダイヤ */訂正</p>
<hr />
<div>{{Pathnav|東海道本線|frame=1}}<br />
{{Infobox 鉄道路線<br />
|路線名=[[File:JR logo (west).svg|35px|link=西日本旅客鉄道]] JR京都線<br />
|路線色=#0072bc<br />
|画像=WestJapanRailwayCompanyType321-1.jpg<br />
|画像サイズ=300px<br />
|画像説明=山崎駅付近を走行する[[JR西日本321系電車|321系電車]]による普通列車<br />(2006年7月26日)<br />
|国={{JPN}}<br />
|所在地=[[京都府]]、[[大阪府]]<br />
|起点=[[京都駅]]<br />
|終点=[[大阪駅]]<br />
|駅数=17駅(貨物駅2駅除く)<br />
|経由路線=[[東海道本線]]<br />
|路線記号={{JR西路線記号|K|A}}<br />
|開業=1876年7月26日(東海道本線として)<br />1988年3月13日(愛称使用開始)<br />
|廃止=<br />
|所有者=[[西日本旅客鉄道]]<br />
|運営者=西日本旅客鉄道<br />
|車両基地 = [[網干総合車両所|網干総合車両所本所]]・[[網干総合車両所#明石支所|明石支所]]<br />
|使用車両 = [[#使用車両|使用車両]]の節を参照<br />
|路線距離=42.8 [[キロメートル|km]]<br />
|軌間=1,067 [[ミリメートル|mm]]([[狭軌]])<br />
|線路数=[[複々線]]<br />
|電化方式=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]] [[架空電車線方式]]<br />
|閉塞方式=複線自動閉塞式<br />
|保安装置=[[自動列車停止装置#拠点P|ATS-P]](拠点P方式)および[[自動列車停止装置#ATS-S改良形(ATS-Sx形)|ATS-SW]]<br />
|最高速度=外側線:130 [[キロメートル毎時|km/h]]<br />内側線:120 [[キロメートル毎時|km/h]]<br />
|路線図= <br />
}}<br />
'''JR京都線'''(ジェイアールきょうとせん)は、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)[[東海道本線]]のうち、[[京都府]][[京都市]][[下京区]]の[[京都駅]]から[[大阪府]][[大阪市]][[北区 (大阪市)|北区]]の[[大阪駅]]までの区間に付けられた[[鉄道路線の名称#路線の系統名称・愛称|愛称]]である。<br />
<br />
この愛称は[[1988年]][[3月13日]]から使用されている。ほぼ全区間で[[阪急電鉄]]の京都線とも呼ばれる[[阪急京都本線|京都本線]]と並行し、[[近畿日本鉄道]]にも[[近鉄京都線|京都線]]があり、それぞれ大阪駅([[梅田駅 (阪急)|梅田駅]])、京都駅で接続しているため、それらと区別するために「JR」と付けている。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
JR西日本の[[アーバンネットワーク]]の路線網のひとつである。[[東海道新幹線]]・[[阪急京都本線]]に並行して[[淀川]]右岸を走り、[[京都市]]と[[大阪市]]を結んでいる。ラインカラーは'''青'''({{Color|#0072bc|■}})であり、[[JR神戸線]]とともにアーバンネットワークのメインラインという位置づけから、JR西日本のコーポレートカラー自体がそのままラインカラーとして使われている。路線記号は''' A '''<ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_5993.html 近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します] - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2014年8月6日</ref>。<br />
<br />
当該区間での旅客案内での路線表記も「東海道線」ではなく「JR京都線」で統一されているが、例外として[[新大阪駅]]では、高槻・京都方面のみ「JR京都線」と案内され、大阪方面は「JR神戸線」及び「[[福知山線|JR宝塚線]]」といった、大阪駅以西の直通先の愛称で案内されている(JR神戸線の[[尼崎駅 (JR西日本)|尼崎駅]]、[[琵琶湖線]]の[[山科駅]]でも同様の対応が取られている)。<br />
<br />
全線にわたって阪急京都本線と競合しており、ほかに[[京阪電気鉄道]]の[[京阪本線]]とも競合関係にある。これらに対抗するため、京都駅 - 大阪駅間を[[新快速]]で最短28分で運転している。全区間が[[複々線#方向別複々線|方向別複々線]]であり、緩急分離運転が行われている。<br />
<br />
大阪駅から[[日本海]]側を縦貫して[[青森駅]]まで結ぶ路線の総称「[[日本海縦貫線]]」の一部となっており、日本海縦貫線の列車が多く乗り入れる。<br />
<br />
全区間をJR西日本[[西日本旅客鉄道近畿統括本部|近畿統括本部]]が管轄しており、[[ICカード|IC]][[乗車カード]]「[[ICOCA]]」の近畿圏エリアに含まれているとともに<ref>[http://www.jr-odekake.net/icoca/area/map/kinki.html ご利用可能エリア 近畿圏エリア|ICOCA:JRおでかけネット] - 西日本旅客鉄道</ref>、[[旅客営業規則]]の定める[[大都市近郊区間 (JR)|大都市近郊区間]]の「[[大都市近郊区間 (JR)#大阪近郊区間|大阪近郊区間]]」および、[[電車特定区間]]に含まれ、区間外よりも割安な旅客運賃が適用されている。<br />
<br />
=== 路線データ ===<br />
[[ファイル:LineMap_OsakaKyoto.png|thumb|250px|JR京都線と競合する阪急京都本線・京阪本線の位置関係]]<br />
* 管轄・路線距離([[営業キロ]]):全長42.8km<br />
** 西日本旅客鉄道([[鉄道事業者#第一種鉄道事業者|第一種鉄道事業者]]):<br />
*** 京都駅 - 大阪駅間 42.8km<br />
** [[日本貨物鉄道]]([[鉄道事業者#第二種鉄道事業者|第二種鉄道事業者]]):<br />
*** 京都駅 - [[吹田貨物ターミナル駅]]間 (33.7km)…吹田貨物ターミナル駅以西は貨物支線経由<br />
* [[軌間]]:1067mm<br />
* 駅数:17(起終点駅含む・貨物駅2駅除く)<br />
* 複線区間:<br />
** 複々線:京都駅 - 大阪駅間(ただし京都駅 - 向日町駅間と茨木駅 - 吹田貨物ターミナル駅間は貨物列車用の線増あり)<br />
* 電化区間:全線電化(直流1500V)<br />
* [[閉塞 (鉄道)|閉塞方式]]:複線自動閉塞式<br />
* 保安装置:[[自動列車停止装置#拠点P|ATS-P]](拠点P方式)および[[自動列車停止装置#ATS-S改良形(ATS-Sx形)|ATS-SW]]<br />
* [[運転指令所]]:[[大阪総合指令所]]<br />
* [[列車運行管理システム]]:[[アーバンネットワーク運行管理システム|JR京都・神戸線運行管理システム]] (SUNTRAS)<br />
* 最高速度:外側線130km/h、内側線120km/h<br />
{{-}}<br />
<br />
== 沿線概況 ==<br />
{{BS-map<br />
|title=停車場・施設・接続路線<br />
|title-bg=#0072bc<br />
|title-color=white<br />
|collapse=yes<br />
|top=<br />
* キロ程は[[東京駅]]からの営業キロ<br />
|map=<br />
{{BS2||STR|||↑[[東海道本線]]([[琵琶湖線]])|}}<br />
{{BS6||exSTR+l|exSTRq|eKRZ|xABZq+l|KRZo|||''東海道本線旧線''・[[奈良線]]|}}<br />
{{BS6||exSTR||KRWgl+l|KRWgr+r|STR|O6=POINTERg@fq|||[[東海旅客鉄道|JR東海]]:[[東海道新幹線]]|}}<br />
{{BS6||exBHF|O2=HUBaq|KBHFa|O3=HUBq|BHF|O4=HUBq|KBHFe|O5=HUBtf|BHF|O6=HUBeq|513.6|JR-A31 [[京都駅]]|[[ファイル:Subway_KyotoKarasuma.png|12px|link=京都市営地下鉄烏丸線|烏丸線]] [[ファイル:BSicon exTRAM.svg|14px|link=京都市電|京都市電]]|}}<br />
{{BS6|exSTR+l|exABZgr|KRWgl+l|KRWgr+r|KBHFa|O5=HUBe|STR||||}}<br />
{{BS6|exHST|exSTR|STR|STR|STRl|KRZo|||''大宮駅''/[[近畿日本鉄道|近鉄]]:[[近鉄京都線|京都線]]|}}<br />
{{BS6|exSTR|exSTR|STR|O3=POINTERg@fq|STR||STR|||[[山陰本線]]([[嵯峨野線]])|}}<br />
{{BS6|exSTR|exBHF|STR|STR||STR|314.4|''大宮通仮駅''|-1877|}}<br />
{{BS6|exSTR2|exSTRl|O2=exSTRc3|eKRZ|ABZ2+gxr|STRc3|STR||||}}<br />
{{BS6|exSTRc1|exSTR+4|O2=STRc2|ABZg3|O3=KRWgl|KRW+r|O4=STRc1|STR+4|STR||||}}<br />
{{BS6|BHFq|exABZr+2g|O2=STRr+1|KBSTe|O3=exSTRc3|P3=STRc4|STR|STR|STR|3.3*|[[丹波口駅]]|{{BSsplit|[[梅小路蒸気機関車館|梅小路運転区]]|([[京都鉄道博物館]])}}|}}<br />
{{BS6||exKDSTaq|O2=exSTRc1|exABZ2+4r|eSTR+c3|STR|STR|2.8*|''[[京都市場駅]]''|-1984}}<br />
{{BS6|||exSTRc1|exSTR+4|O4=KRWg+l|KRWgr|STR||&#x2196;''山陰連絡線''|-2016|}}<br />
{{BS6||||DST|STR|STR|{{BSkm|515.4|0.0*}}|[[京都貨物駅]]||}}<br />
{{BS6||||STR|BHF|STR|516.1|JR-A32 [[西大路駅]]|[[ファイル:BSicon exTRAM.svg|14px|link=京都市電西大路線|京都市電西大路線]]|}}<br />
{{BS6||||KRWgl|KRWg+r|STRl|||JR東海:東海道新幹線|}}<br />
{{BS4|||WBRÜCKE|WBRÜCKE|||[[桂川 (淀川水系)|桂川]]|}}<br />
{{BS4|||STR|eDST|517.9|''桂川信号場''||}}<br />
{{BS4|||KRWg+l|KRWgr||||}}<br />
{{BS4|||STR2|STR3u||||}}<br />
{{BS4|||STR+1u|STR+4|O4=POINTERg@fq||貨物線||}}<br />
{{BS4|||BHF|STR|518.9|JR-A33 [[桂川駅 (京都府)|桂川駅]]||}}<br />
{{BS4|||KRWg+l|KRWr||||}}<br />
{{BS6||||BHF|exSTR+l|exKBSTeq|520.0|JR-A34 [[向日町駅]]|''京都生コン 専用線''|}}<br />
{{BS4|||KRWgl|xKRWg+r||||}}<br />
{{BS4|||STR|DST||[[吹田総合車両所]]京都支所||}}<br />
{{BS4|||ABZg+l|STRr||・[[京都総合運転所#向日町操車場|向日町操車場]]<ref group="#">停車場として残存<br />{{small|『鉄道ダイヤ情報』2008年5月号、交通新聞社、p112。}}</ref>||}}<br />
{{BS2||eDST|523.4|''神足信号場''|-1921|}}<br />
{{BS2||BHF|523.7|JR-A35 [[長岡京駅]]||}}<br />
{{BS2|STR+r|STR|||[[阪急電鉄|阪急]]:[[阪急京都本線|京都本線]]|}}<br />
{{BS2|STRl|KRZo||||}}<br />
{{BS2||BHF|527.7|JR-A36 [[山崎駅 (京都府)|山崎駅]]||}}<br />
{{BS2||STR+GRZq|||↑[[京都府]]/[[大阪府]]↓|}}<br />
{{BS2||eHST|529.6|''桜井仮信号場''|-1926|}}<br />
{{BS2||BHF|529.9|JR-A37 [[島本駅]]||}}<br />
{{BS2||eDST|531.9|''梶原信号場''|-1921|}}<br />
{{BS2|KDSTa|STR||[[網干総合車両所]]||}}<br />
{{BS2|STRl|ABZg+r|| 明石支所高槻派出所||}}<br />
{{BS2||BHF|535.2|JR-A38 [[高槻駅]]||}}<br />
{{BS2||BHF|538.1|JR-A39 [[摂津富田駅]]||}}<br />
{{BS2||BHF|539.8|JR-A40 [[JR総持寺駅]]||}}<br />
{{BS2||eBST|540.2|''茨木川仮信号場''|(1) 1910|}}<br />
{{BS2||eBST|540.3|''茨木川仮信号場''|(2) 1912-|}}<br />
{{BS2||BHF|541.8|JR-A41 [[茨木駅]]||}}<br />
{{BS2||KRZu|||[[大阪高速鉄道大阪モノレール線|大阪モノレール線]]|}}<br />
{{BS4|STR+l|STRq|ABZgr|||||}}<br />
{{BS4|ABZg+l|STRq|KRZu||||大阪ターミナル線(詳細は下記)|}}<br />
{{BS4|STR||BHF||544.7|JR-A42 [[千里丘駅]]||}}<br />
{{BS4|STR||eDST||544.9|''坪井信号場''|-1921|}}<br />
{{BS4|eDST||STR||546.3|''[[吹田信号場]]''||}}<br />
{{BS4|STR||STR|KBSTaq|||阪急:[[阪急電鉄正雀工場|正雀工場]]|}}<br />
{{BS4|STR||BHF||546.4|JR-A43 [[岸辺駅]]||}}<br />
{{BS4|DST|STRc2|STR3||547.3|[[吹田貨物ターミナル駅]]||}}<br />
{{BS6|STR+l|ABZgr|STR+1|STRc4||||||}}<br />
{{BS6|STR|O1=POINTERg@fq|ABZgl|KRZo|ABZq+r|STR+r||||[[北方貨物線]]|}}<br />
{{BS6|STR|STR|STR|STR|KDSTe|||[[吹田機関区]]|([[日本貨物鉄道|JR貨物]])|}}<br />
{{BS6|STR|STR|STR|KDSTe||||吹田総合車両所||}}<br />
{{BS6|STR|STR|O2=POINTERg@fq|STR||||||[[梅田貨物線]]|}}<br />
{{BS6|STR|STR|BHF||||548.8|JR-A44 [[吹田駅 (JR西日本)|吹田駅]]||}}<br />
{{BS6|KRZo|KRZo|KRZo|STRq|STRq|STR+r|||阪急:[[阪急千里線|千里線]]|}}<br />
{{BS6|STR|STR|eABZgl|exSTRq|exSTRq|O5=POINTERf@g|eABZg+r||''東海道本線旧線''||}}<br />
{{BS6|STR|eDST|STR|||STR|549.2|''千里信号場''|-1932|}}<br />
{{BS6|STR|ABZgl|KRZu|STRq|STR+r|O5=POINTERg@fq|STR|||[[おおさか東線#城東貨物線|城東貨物線]]|}}<br />
{{BS6|STR|eABZg+l|eKRZu|exHSTq|eABZg+r|STR|||[[西吹田駅]](仮称)|}}<!-- 西吹田(仮信)東京起点550.2km(1942年9月6日廃止)位置不明 --><br />
{{BS6|WBRÜCKE|WBRÜCKE|WBRÜCKE|WASSERq|WBRÜCKE|WBRÜCKE|||[[神崎川]]|}}<br />
{{BS6|STR|STR|BHF||LSTR|STR|551.9|JR-A45 [[東淀川駅]]||}}<br />
{{BS6|STR|STR|STR||LSTR|HST|||[[下新庄駅]]|}}<br />
<!-- {{BS6|STR|STR|STR||STR|eBST|?|''高畑仮信号所''|1908|}} --><br />
<!-- {{BS6|STR|DST|STR||STR|STR|552.3|''宮原信号場''|-1942|}}北方貨物線への分岐? 位置不明 --><br />
<!-- {{BS6|STR|DST|STR||STR|STR|552.4|''山口信号場''|-1921|}} --><br />
{{BS6|STRr|KRWgl|KRWg+r||STR|STR||||}}<br />
{{BS6|BHFq|O1=HUBa|KRZu|KRZu|STRq|KRZu|KRZu|||{{BSsplit|JR東海:東海道新幹線→|←[[山陽新幹線]]}}|}}<br />
{{BS6|HUBlf|STR|O2=HUBq|BHF|O3=HUBeq||STR|STR|552.6|JR-A46 [[新大阪駅]]|{{rint|osaka|m}}|}}<br />
{{BS6||KRWg+l|KRWgr||STR|O5=POINTERg@fq|STR|||[[おおさか東線]](建設中)|}}<br />
{{BS6|KDSTaq|KRZu|ABZg+r||STR|STR||[[網干総合車両所]]宮原支所||}}<br />
{{BS6||STR|STR||STR|ABZg+l|||阪急:京都本線|}}<br />
{{BS6||STR|STR||STRl|KRZu||||}}<br />
{{BS6||STR|STR|||HST|||[[淡路駅]]|}}<br />
{{BS6||STR|STR|||ABZgl|||阪急:千里線|}}{{BS6||KRZo|KRZo+xk2|ekABZq+3|HSTq|STRr|||阪急:京都本線 [[崇禅寺駅]]|}}<br />
{{BS4|STR|ekABZg+1|POINTER4|||''東海道本線旧線''||}}<br />
<!-- {{BS4|STR|eBST|||554.7|''上淀川仮信号所''|-1934|}}淀川の上り方? --><br />
{{BS4|WBRÜCKE|WBRÜCKE|||||[[淀川]]|}}<br />
{{BS4|STR3|STR|||||←梅田貨物線|}}<br />
{{BS2|STR|STR+l|||[[大阪環状線]]|}}<br />
{{BS6||KBHFxeq|O2=HUBa|eKRZo|eKRZo|exKBHFeq|O5=HUBa|tSTR|||阪急:各線<ref group="#">[[阪急京都本線|京都本線]]・[[阪急宝塚本線|宝塚本線]]・[[阪急神戸本線|神戸本線]]</ref>[[梅田駅 (阪急)|梅田駅]] {{rint|osaka|m}} [[梅田駅 (大阪市高速電気軌道)|梅田駅]]|}}<br />
{{BS6||HUBlf|BHF|O3=HUBq|BHF|O4=HUBq|HUBtr|tSTR|556.4|JR-A47 [[大阪駅]]| {{rint|osaka|t}}([[東梅田駅]]) [[ファイル:BSicon exTRAM.svg|14px|link=大阪市電]]|}}<br />
{{BS6|||STR|STR|tKBHFa|O5=HUBlf|tBHF|O6=HUBeq|||[[梅田駅 (阪神)|梅田駅]]/[[北新地駅]] {{rint|osaka|y}}([[西梅田駅]])|}}<br />
{{BS6|||STR|STR|tSTR|tSTR|O6=POINTERg@fq|||[[JR東西線]]|}}<br />
{{BS4||STR|STR|tSTR|O4=POINTERg@fq|||[[阪神電気鉄道|阪神]]:[[阪神本線|本線]]|}}<br />
{{BS2|STR|STRl|||大阪環状線|}}<br />
{{BS2|STR||||{{BSsplit|東海道本線|([[JR神戸線]]・[[JR宝塚線]])}}|}}<br />
{{BS-colspan}}<br />
----<br />
'''JR貨物 大阪ターミナル線'''<br />
{{BS5|DSTq|STRq|STRq|ABZq+r|STR+r|0.0|[[吹田貨物ターミナル駅]]||}}<br />
{{BS5|STRq|HSTq|HSTq|KRZo|ABZql|||岸辺駅/千里丘駅|}}<br />
{{BS3|||STR|||東海道本線(JR京都線)|}}<br />
{{BS3|||KRZo|||大阪モノレール線|}}<br />
{{BS3|||KRZo|||阪急京都本線|}}<br />
{{BS3|||STR||||}}<br />
{{BS3||KDSTaq|STRr|8.7|[[大阪貨物ターミナル駅]]||}}<br />
{{BS5||STR+l|KBSTeq|||||[[鳥飼車両基地]]|}}<br />
{{BS5|STRq|ABZqr|STRq|STRq||||東海道新幹線|}}<br />
|bottom=<br />
-----<br />
{{Reflist|group="#"}}<br />
}}<br />
{{Main|東海道本線#京都駅 - 大阪駅間}}<br />
京都駅 - [[向日町駅]]間は上下内外側線を構成する複々線と貨物線1線を加えた5線区間で、向日町駅 - [[茨木駅]]は複々線となるが、茨木駅からは再び貨物線が分岐する。茨木駅 - [[吹田貨物ターミナル駅]]間は5線(上下内外側線と貨物線)、吹田貨物ターミナル駅から[[新大阪駅]]にかけては上下内外側線に[[梅田貨物線]]と[[北方貨物線]]の複線を加えた8線区間となっている。{{-}}<br />
<br />
== 運行形態 ==<br />
隣接する[[琵琶湖線]]や[[JR神戸線]]と一体的に運行されており、[[湖西線]]や[[福知山線]](JR宝塚線)との直通列車も設定されている。乗車券のみで利用できる列車は停車駅の少ない順に新快速・快速・普通([[京阪神緩行線|緩行電車]]<ref name="localline">緩行電車は、『JR時刻表』では「[[各駅停車]]」と表記されている。</ref>)の3種別があり、このほかに[[北陸地方|北陸]]・[[関西国際空港]]・[[南紀]]・[[山陰地方|山陰]]方面などへの[[特別急行列車|特急列車]]が加わり、複々線を有効活用したパターンダイヤが組まれている。<br />
<br />
ほぼ全線にわたり線形はきわめてよく、外側線は一部の曲線区間を除いて130km/h運転が可能である。内側線も120km/h運転に対応している。<br />
<br />
[[ファイル:TokaidoLineStops_JRW_osaka1_20180317.svg|600px|停車駅(琵琶湖線区間を含む)]]<br />
<br />
=== ダイヤ ===<br />
{| class="wikitable" style="font-size:85%; text-align:center; float:right; margin:0 0 0 1em;"<br />
|-<br />
|+日中1時間あたりの運転本数<br />(2013年3月16日現在)<br />
!種別\駅名<br />
!style="width:1em;"|京都<br />
!…<br />
!colspan="2" style="width:1em;"|高槻<br />
!…<br />
!style="width:1em;"|大阪<br />
|-<br />
|特急||colspan="12" style="background-color:#ff8080;"|4本<br />
|-<br />
|新快速 ||colspan="6" style="background-color:#cdf;"|4本<br />
|-<br />
|快速 ||colspan="6" style="background-color:#feb;"|4本<ref>京都駅 - 高槻駅間は普通</ref><br />
|-<br />
|普通 ||colspan="3" style="background-color:#ccc"|4本<ref>日中は2 - 4時間ほど運転されない時間帯がある</ref>||colspan="3" style="background-color:#ccc"|8本<br />
|-<br />
|}<br />
基本的に15分サイクルで運転されており、22時(土曜・休日は21時)を過ぎると20分サイクルになる。<br />
<br />
朝通勤時間帯下り(大阪方面)は8分サイクルが基本となっている。基本的に1サイクルに新快速が1本、快速が1本、京都駅あるいはそれ以遠始発の普通が1本、高槻駅発の普通が1本である。<br />
<br />
昼間時間帯は、基本的に15分サイクルに新快速1本、快速1本、高槻駅発着の普通1本、京都駅発着の普通1本である。曜日・時間帯によって高槻駅 - 京都駅の普通列車の本数は変わる。<br />
<br />
夕ラッシュ時間帯の上り(京都方面)は昼間時間帯と同様のダイヤであるが、最ラッシュ時間帯において大阪駅始発の新快速が3本設定されており、その時間帯については新快速の運行が7.5分間隔となる。夜間は20分サイクルとなる。<br />
<br />
=== 優等列車 ===<br />
JR発足後、[[天王寺駅|天王寺]]発着だった南紀方面の特急や、[[智頭急行智頭線|智頭急行線]]開業で運行を開始した[[山陰地方]]への特急「[[スーパーはくと]]」などが新たに京都駅まで直通運転されるようになり、この区間の特急の列車本数は増えた。特に[[関西国際空港]]開港と同時に運転を開始した特急「[[はるか (列車)|はるか]]」は、その1年後にはすべての列車が京都駅まで定期列車で入るようになり、新大阪駅 - 京都駅間は北陸方面との特急「[[サンダーバード (列車)|サンダーバード]]」など、ほかの列車と合わせ1時間に4本程度が運転される特急街道になっている。<br />
<br />
[[阪和線]]に直通する特急「はるか」や「[[くろしお (列車)|くろしお]]」は、下り列車が[[吹田貨物ターミナル駅]]から大阪環状線の[[西九条駅]]まで、上り列車が西九条駅から新大阪駅まで、それぞれ[[梅田貨物線]]を走行し、大阪駅を経由しない。<br />
<br />
京都駅30番のりば発の下り列車は[[京都貨物駅]]構内を通り、向日町駅構内で下り外側線に合流するため、この区間を外側線で走る特急や新快速より若干所要時間が余計にかかる。<br />
<br />
この区間を走行する優等列車は2016年3月26日改正時点では以下のとおり。<br />
<br />
* 定期列車<br />
** 寝台特急「[[瀬戸 (列車)|サンライズ瀬戸]]」「[[出雲 (列車)|サンライズ出雲]]」([[東京駅]] - [[高松駅 (香川県)|高松駅]]・[[出雲市駅]]間) - JR京都線内は東京行きのみ大阪駅に停車。<br />
** 特急「[[サンダーバード (列車)|サンダーバード]]」([[和倉温泉駅]]・[[金沢駅]] - 大阪駅間)<br />
** 特急「[[びわこエクスプレス]]」([[米原駅]]・[[草津駅 (滋賀県)|草津駅]] - 大阪駅間)<br />
** 特急「[[はるか (列車)|はるか]]」(米原駅・草津駅・京都駅 - [[関西空港駅]]間)<br />
** 特急「[[ひだ (列車)|(ワイドビュー)ひだ]]」([[高山駅]] - 大阪駅間)<br />
** 特急「[[くろしお (列車)|くろしお]]」(京都駅 - 新宮駅間)<br />
** 特急「[[スーパーはくと]]」(京都駅 - 鳥取駅・倉吉駅間)<br />
** 特急「[[こうのとり (列車)|こうのとり]]」(新大阪駅 - [[福知山駅]]・[[豊岡駅 (兵庫県)|豊岡駅]]・[[城崎温泉駅]]間)<br />
<br />
=== 新快速 ===<br />
{{See also|新快速#東海道本線・山陽本線|京阪神快速}}<br />
特急・急行列車以外では最も停車駅の少ない速達列車である。JR京都線内の停車駅は、京都駅・高槻駅・新大阪駅・大阪駅。特に京都駅 - 高槻駅間 21.6 km は無停車となる。JR神戸線姫路駅、[[山陽本線]][[網干駅]]・[[上郡駅]]、[[赤穂線]][[播州赤穂駅]]からJR京都線を経由し琵琶湖線[[長浜駅]]、[[北陸本線]][[近江塩津駅]]・[[敦賀駅]]まで直通運転している。<br />
<br />
日中時間帯は大阪駅 - 京都駅間で1時間に4本運転されており、このうち3本が琵琶湖線野洲駅・長浜駅発着および北陸本線経由近江塩津駅発着、1本は湖西線経由敦賀駅発着である。この時間帯の下り列車は京都駅を、また上り列車は大阪駅を、それぞれ毎時00・15・30・45分の15分間隔で発車し、京都駅 - 大阪駅間を28 - 29分で結んでいる。夕方ラッシュ時から21時台までは大阪駅 → 京都駅間で基本4本であるが、18時台は大阪始発の列車3本が入るため7本(7分半間隔)で運行されている。大阪発18時台の敦賀行きが京都駅から湖西線経由の「快速」([[おごと温泉駅]]にも停車)として運転する以外は、すべて琵琶湖線に直通する。このため、大阪発15 - 18時台の30分発は米原経由敦賀行きとして運転されている。<br />
<br />
全列車が全区間で外側線を走行する(かつては新大阪駅 - 大阪駅間のみ内側線を走行していたが、新大阪駅配線改良により、現在の形になった)。<br />
<br />
全列車[[網干総合車両所]]所属の[[JR西日本225系電車|225系0番台]]・[[JR西日本223系電車#1000番台|223系1000番台]]・[[JR西日本223系電車#2000番台|2000番台]]が使用されており、12両編成(平日夕方の大阪始発は8両編成)で運転されている。土曜・休日は2011年3月12日のダイヤ改正から<ref>{{Cite press release |title=平成23年春ダイヤ改正について |publisher=西日本旅客鉄道近畿統括本部 |date=2010-10-17 |url=http://www.westjr.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2010/12/17/20101217_kinki.pdf |format=PDF |accessdate=2017-03-16 |archiveurl=http://web.archive.org/web/20110124215220/http://www.westjr.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2010/12/17/20101217_kinki.pdf |archivedate=2011-01-24}}</ref>、平日は2017年3月4日のダイヤ改正から一部を除いて<ref>{{Cite press release |title=平成29年春ダイヤ改正について |publisher=西日本旅客鉄道近畿統括本部 |date=2016-12-16 |url=http://www.westjr.co.jp/press/article/items/161216_00_keihanshin.pdf |format=PDF |accessdate=2017-03-16 |archiveurl=|archivedate=}}</ref>、姫路駅 - 米原駅間を終日12両編成として混雑緩和を図っている。<br />
<br />
=== 快速 ===<br />
{{See also|京阪神快速}}<br />
快速は京都駅を越え琵琶湖線や一部は湖西線と直通し、大阪駅からは朝ラッシュ時の一部を除きJR神戸線へと直通している。JR京都線内の停車駅は京都駅・長岡京駅・高槻駅・茨木駅・新大阪駅・大阪駅。JR京都線の全区間を快速運転する列車は、下りは京都発基準で朝5時台から8時過ぎまでの15本(土曜・休日は5・6時台の6本)、上りは大阪発基準で朝5 - 7時台の6本(土曜・休日は5・6時台の4本)のみで、日中以降のJR京都線での快速運転区間は高槻駅 - 大阪駅間であり、京都駅 - 高槻駅間は各駅に停車する「普通」として運転している。2003年11月28日までは全区間で快速運転する列車に須磨駅・舞子駅・垂水駅を通過する設定があった。<br />
<br />
平日朝は高槻駅 → 大阪駅間で外側線を走行しており、[[JR西日本223系電車|223系1000・2000番台]]と[[JR西日本225系電車|225系]]を用いて130km/hで走行する。朝ラッシュ時間帯大阪方面行きはおおむね8分間隔の運転である。日中から夜21時台にかけては大阪駅 - 京都駅間で1時間に4本が運転されており、この時間帯の高槻駅 - 京都駅間の各駅での停車本数は4 - 8本(時間帯によって変動する)である。この時間帯の下り列車は京都駅を毎時09・24・39・54分、また上り列車は大阪駅を毎時08・23・38・53分の15分間隔で発車し、京都駅 - 大阪駅間を41分で結んでいる。<br />
<br />
平日の日中以降および土曜・休日ダイヤでは内側線を走行する。[[2006年]]3月17日までは全区間で快速運転を行い、外側線を走行する大阪発17時台の快速野洲行きが運行されていた。2004年10月15日までは17 - 19時台の50分発で、野洲駅・草津線柘植駅・湖西線近江今津駅にそれぞれ直通していた。<br />
<br />
車両は網干総合車両所所属の[[JR西日本221系電車|221系]]、223系1000番台・2000番台・6000番台および225系0番台が使用されており、6・8・10・12両編成で運転されている。<br />
<br />
=== 普通 ===<br />
{{See also|京阪神緩行線}}<br />
「普通」は各駅に停車する列車であるが、ここではJR京都線内の全区間で「普通」として運転される列車について解説する(高槻以東のみ各駅に停車する列車については前節を参照)。国鉄時代の通称である[[京阪神緩行線]](緩行電車)と呼ばれることがある<ref name="localline" />。全区間で内側線を走行する。<br />
<br />
日中から21時台までは1時間に8本運転されている。日中は8本とも高槻駅発着であるが、夕方ラッシュ時から21時台までは高槻駅・京都駅発着が4本ずつ運転されている。土曜・休日ダイヤの11・12時台では高槻駅・京都駅発着が4本ずつの運行である。<br />
<br />
朝ラッシュ時以外は大阪駅 - 京都駅間で後続の快速より先着し、朝ラッシュ時も高槻駅 - 京都駅間は後続の快速より先着する。<br />
<br />
大阪発で平日ダイヤの朝7時台に琵琶湖線直通草津行きが1本設定されている。また、平日朝5時台の高槻発3本と京都発1本はJR神戸線加古川行きとして運行されている。<br />
<br />
区間列車として、高槻発5時と平日6時台に京都行き、京都発0時台の最終で高槻行きの設定がある。また、毎日朝には大阪駅 - 吹田駅間の列車が1往復設定されている。<br />
<br />
車両は、網干総合車両所所属の[[JR西日本207系電車|207系]]・[[JR西日本321系電車|321系]]電車が使用され、すべて7両編成で運転されている。<br />
<br />
[[1972年]][[3月15日]]の新幹線の岡山駅までの開業に伴うダイヤ改正で、昼間15分パターンのダイヤが生まれた。当時の1時間の運行本数は大阪駅 - 吹田駅間で8本、吹田駅 - 京都駅間で4本であった。上り京都方面を例にすると、新快速・快速(大阪駅で新快速待避)・普通(甲子園口発京都行き)・普通(西明石発吹田行き)の順に大阪駅を発車するパターンが15分ごとに繰り返される。普通が西明石駅 - 吹田駅間と甲子園口駅 - 京都駅間に系統分割されたのは、西明石発京都行きで直通運転すると当時内側線を走行していた新快速に追いつかれるからである。さらに朝晩時間帯は高槻駅発着の列車も運転されていた。<br />
<br />
[[1985年]]3月14日の改正で日中の快速が高槻駅 - 京都駅間で各駅に停車するようになり、この時間帯の運転区間は大阪駅 - 高槻駅間となった。[[国鉄201系電車|201系]]が投入されたことによりスピードアップが図られ、大阪駅 - 吹田駅間で6本、吹田駅 - 高槻駅間が4本の運行パターンとなった。朝・夕方の一部列車は草津駅まで延長運転されるようになった。[[1986年]]11月1日改正では新快速が外側線運転に変更されたのに伴い、日中時間帯は高槻駅発着に統一され、運行本数も1時間に8本に増発された。<br />
<br />
京都駅ビル開業の[[1997年]]9月1日の改正で日中の高槻駅発着の半数が京都駅発着に延長され、[[2002年]][[10月5日]]改正でJR神戸線直通系統が京都駅発着、JR宝塚線発着系統は高槻駅発着に統一された。<br />
<br />
[[2010年]][[3月13日]]改正で日中の高槻駅 - 京都駅間の運行本数が1時間に2本に減便された。[[2011年]][[3月12日]]改正で朝のJR宝塚線からの上りと下り尼崎行きの1往復が吹田駅発着に変更されたのち、[[2013年]][[3月16日]]改正で現在の形態となっている<ref>{{PDFlink|[http://www.westjr.co.jp/press/article/items/121221_00_kinki.pdf 平成25年春ダイヤ改正について]}} - 西日本旅客鉄道近畿統括本部プレスリリース、2012年12月21日付、2012年12月24日閲覧。</ref>。<br />
<br />
2015年3月14日改正時点で、大阪発毎日21時台には湖西線[[近江舞子駅|近江舞子]]行きが設定されていたほか、湖西線[[堅田駅|堅田]]を毎日6時台に出発して大阪方面へ向かう列車が設定されていたが<ref>『JTB時刻表』2015年3月号、JTBパブリッシング、pp.482-483</ref>、2016年3月26日のダイヤ改正で湖西線と直通しJR京都線内全線を普通として運転される列車はなくなっている<ref>『JTB時刻表』2016年4月号、JTBパブリッシング、pp.474-491</ref>。<br />
<br />
==== 女性専用車 ====<br />
{|style="float:right; font-size:85%; margin:0em 0em 0em 1em; border:1px solid gray;"<br />
|-<br />
|style="background:#ddd; text-align:center; border-bottom:solid 4px #0072bc;"|女性専用車<br />
|-<br />
|{{TrainDirection|大阪|京都}}<br />
|-<br />
|<br />
{|class="wikitable" style="border:1px; font-size:85%; text-align:center; margin:0em 0em 0em 0.5em;"<br />
|-<br />
|style="width:2em;"|1<br />
|style="width:2em;"|2<br />
|style="width:2em;"|3<br />
|style="width:2em;"|4<br />
|style="width:2em; background:#fcf"|5<br />
|style="width:2em;"|6<br />
|style="width:2em;"|7<br />
|}<br />
|}<br />
平日・休日にかかわらず毎日、始発から終電まで、207系の大阪側から5両目と321系の5号車に[[女性専用車両|女性専用車]]が設定されている。乗車位置には女性専用車の案内が表示されている。なお、ダイヤが乱れた際などに女性専用車の設定が解除されることがある。JR京都線では2002年12月2日から女性専用車を導入し、始発から9時00分と17時00分から21時00分まで設定されていた<ref name="jrw_20021007">[http://web.archive.org/web/20021018141417/http://www.westjr.co.jp/news/021017a.html 〜より快適な車内環境をめざして〜「女性専用車」を拡大します](インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 2002年10月17日</ref>が、2011年4月18日からは平日・休日にかかわらず毎日、始発から終電まで女性専用車が設定されるようになった<ref name="jrw_20110304">[http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175252_799.html 女性専用車の全日化・終日化について]・[http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/1175270_799.html 車両保守部品の不足に伴う列車運転計画の見直しについて] - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2011年3月4日・2011年4月6日</ref>。なお京都駅を越えて琵琶湖線に乗り入れるまたは、琵琶湖線から京阪神緩行線に乗り入れる207系・321系の各列車についても列車の運転全区間において女性専用車の設定は維持される<ref>{{Cite web|url=https://www.jr-odekake.net/railroad/service/train_woman/ |title=女性専用車両:JRおでかけネット|accessdate=2015-07-11}}</ref><ref>ただし[[びわ湖大花火大会]]など臨時列車による延長運転はこの限りではない。</ref>。<br />
<br />
=== 貨物列車 ===<br />
{{Main|東海道本線#貨物列車}}<br />
<br />
貨物列車は全列車、大阪駅を経由せずに茨木駅構内で分岐し、吹田貨物ターミナル駅へと向かう貨物線を運転している。<br />
<br />
山陽本線に直通する貨物列車は、吹田貨物ターミナル駅 - 宮原操車場 - [[尼崎駅 (JR西日本)|尼崎駅]]間の通称[[北方貨物線]]を経由する。[[桜島線]][[安治川口駅]]への貨物列車は吹田貨物ターミナル駅から[[梅田信号場]]を通り、[[大阪環状線]][[西九条駅]]に至る[[梅田貨物線]]を通る。<br />
<br />
== 使用車両 ==<br />
[[国鉄分割民営化]]後の使用車両を記述する。<br />
<br />
=== 現在の車両 ===<br />
==== 優等列車 ====<br />
; [[電車]]<br />
:* [[JR西日本287系電車|287系]]:特急「くろしお」として京都駅 - 新大阪駅間で、特急「こうのとり」として新大阪駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[JR西日本683系電車#289系|289系]]:特急「こうのとり」として新大阪駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[JR西日本281系電車|281系]]:特急「はるか」として京都駅 - 新大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[JR西日本285系電車|285系]]:寝台特急「サンライズ瀬戸」「サンライズ出雲」として京都駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[JR西日本681系電車|681系]]・[[JR西日本683系電車|683系]]:特急「サンダーバード」「びわこエクスプレス」として京都駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:<br />
; [[気動車]]<br />
:* [[JR西日本キハ189系気動車|キハ189系]]:特急「びわこエクスプレス」として京都駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[JR東海キハ85系気動車|キハ85系]]:特急「(ワイドビュー)ひだ」として京都駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
:* [[智頭急行HOT7000系気動車|HOT7000系]]:特急「スーパーはくと」として京都駅 - 大阪駅間で運用されている。<br />
<br />
このほか、大阪駅 - [[京都総合運転所#向日町操車場|向日町操車場]]間では回送列車として「[[はまかぜ (列車)|はまかぜ]]」や「サンダーバード」の一部列車が運転されている。「サンダーバード」は、大阪駅到着後そのまま神戸方面へ発車し、[[塚本駅]]から北方貨物線に入り、茨木駅構内でJR京都線(外側線)に合流する(出区のときはこの逆ルート)。この場合、JR京都線内は編成の向きが逆向きになる。<br />
<br />
==== 快速・普通列車 ====<br />
すべて電車で運転されている。<br />
<br />
* [[JR西日本225系電車|225系]](0・100番台)<br />
** [[網干総合車両所]](本所)の車両が使用されている。2010年12月1日から新快速・快速(高槻駅 - 京都駅間を普通として運転する列車も含む)で営業運転を開始した<ref>[http://rail.hobidas.com/rmn/archives/2010/12/jr225_3.html 【JR西】225系営業運転開始] - 『鉄道ホビダス』[[ネコ・パブリッシング]] RMニュース 2010年12月3日</ref>。<br />
* [[JR西日本223系電車|223系]](1000・2000・6000番台)<br />
** 網干総合車両所の車両が使用されている。1995年8月12日から運用を開始し、新快速・快速(高槻駅 - 京都駅間を普通として運転する列車も含む)に使用されている。なお、6000番台は車両の性能を221系に合わせて固定し、221系と連結して運転することを前提としているため、新快速には充当されていない。<br />
* [[JR西日本221系電車|221系]]<br />
** [[網干総合車両所]](本所)の車両が使用されている。快速(高槻駅 - 京都駅間を普通として運転する列車も含む)に使用され、一部の列車は223系6000番台と併結して運転されている。<br />
* [[JR西日本207系電車|207系]]・[[JR西日本321系電車|321系]]<br />
** 207系は1994年3月1日から<ref>『JR電車編成表 '94夏号』ジェー・アール・アール、1994年。ISBN 4-88283-021-3。</ref>、321系は2005年12月1日から運用を開始した。いずれも網干総合車両所(明石支所)の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運転されている。<br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:JRwest 225-100.jpg|225系100番台<br />
ファイル:225系 転落防止幌.jpg|225系0番台<br />
ファイル:JRwest 223-2000 S.Rapid FH.jpg|223系2000番台<br />
ファイル:JRW series221-Kyoto.jpg|221系<br />
ファイル:JRW series207 Kobe.jpg|207系<br />
</gallery><br />
<br />
=== 過去の車両 ===<br />
==== 優等列車 ====<br />
; 電車<br />
:* [[国鉄381系電車|381系]]:特急「くろしお」として京都駅 - 新大阪駅間で、特急「こうのとり」として新大阪駅 - 大阪駅間で、特急「しなの」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
:* [[国鉄485系電車|485・489系電車]]:特急「[[サンダーバード (列車)#雷鳥|雷鳥]]」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
:* [[国鉄583系電車|583系]]:急行(2012年3月 - 2013年1月まで臨時急行)「[[きたぐに (列車)|きたぐに]]」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
:* [[JR西日本283系電車|283系]]:特急「くろしお」として京都駅 - 新大阪駅間で運用されていたが、運用区間の縮小で運行線区外となった。<br />
:* [[JR東海383系電車|383系]]:特急「(ワイドビュー)しなの」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていたが、運用区間の縮小で運行線区外となった。<br />
:<br />
; 気動車<br />
:* [[国鉄181系気動車|181系]]:特急「[[スーパーはくと|はくと]]」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
:<br />
; [[電気機関車]]<br />
:* [[国鉄EF81形電気機関車|EF81形]]:寝台特急「日本海」、臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」の牽引機関車として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
:<br />
; [[客車]]<br />
:* [[国鉄24系客車|24系]]:寝台特急「日本海」、臨時寝台特急「トワイライトエクスプレス」として京都駅 - 大阪駅間で運用されていた。<br />
<br />
==== 普通・快速列車 ====<br />
国鉄分割民営化以降は、すべて電車が使用されていた。<br />
<br />
* [[国鉄113系電車|113系]]<br />
** 宮原電車区・網干総合車両所の車両が6両・7両・8両・11両・12両編成で大垣駅 - 姫路方面間の快速に、また京都総合運転所の車両が4両・8両・12両で湖西線・草津線からの直通として大阪駅まで運転されていたが、最後まで残った網干車の運転が2004年10月16日のダイヤ改正により廃止された。113系自体は京都駅 - 向日町駅間で湖西線・草津線での運用のために、[[回送]]として運転されている。<br />
* [[国鉄117系電車|117系]]<br />
** 1980年から新快速として運用を開始し、1989年3月11日から新快速に221系が投入された後でも最高速度を115km/hに向上させて新快速に充当されていたが、1991年3月16日のダイヤ改正以降は早朝・深夜の新快速に限定して運用されていた。1995年8月12日に223系の投入が始まり、1999年5月11日のダイヤ改正から朝ラッシュ時において223系で130km/h運転が始まったのに伴い、JR京都線からは前日の10日限りで運用を終了した。新快速撤退後一部編成は快速用に8両編成に組成し運用されていたが、1992年に岡山地区への転用によって当路線への運用が廃止された。113系と同様、京都駅 - 向日町駅間では回送として運転されている。<br />
* [[国鉄103系電車|103系]]<br />
** [[明石電車区]]・[[高槻電車区]]・宮原総合運転所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、高速化や[[JR東西線]]の開業を見越して207系に置き換えられ、JR宝塚線直通を除いて1994年3月1日に運用が廃止された。1995年9月1日に新大阪行き・吹田駅始発運用が設定され、1997年3月8日に高槻駅始発、そして9月1日に京都駅発着運用が復活したが、2003年8月14日に当路線での運用は廃止された。その後、[[JR福知山線脱線事故]]の影響で2005年8月1日より[[森ノ宮電車区]]から宮原総合運転所に103系を借り入れて運用に復帰、9月には[[東日本旅客鉄道]](JR東日本)から103系を購入した編成が運用を開始し、321系の運用が始まる前日の2005年11月30日まで使用された。<br />
* [[国鉄201系電車|201系]]<br />
** 明石電車区・高槻電車区・網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、森ノ宮電車区および[[奈良電車区]]に転属して2007年3月17日限りで運用が廃止された。<br />
* [[国鉄205系電車|205系]](0番台)<br />
** 網干総合車両所の車両を使用し、普通(京阪神緩行線)として運用していたが、321系を投入して普通の最高速度120km/hに統一するため、2006年2月7日限りで運用が廃止され、[[日根野電車区]](現:吹田総合車両所日根野支所)に転属して[[阪和線]]運用に就いた。その後、[[宮原総合運転所]](現:網干総合車両所宮原支所)に転属した車両により2011年3月12日から4編成すべて運用に復帰した<ref>「大阪中心部のJR線事情」『[[鉄道ダイヤ情報]]』2011年5月号、[[交通新聞社]]、p.17。</ref>。しかし、阪和線転属前のように終日運用されるのではなく、平日の朝のラッシュ時の京都駅・高槻駅 - 尼崎駅間限定の運用だった。また、帯の色も水色から207系や321系と同様の濃紺とオレンジに変わり、復帰当初は行先表示器は幕だったが、後に4編成すべて[[発光ダイオード|LED]]表示に改装され、車内の更新工事も施され、ドアチャイムも設置された。しかし、2013年3月16日のダイヤ改正で再び撤退し、再度阪和線に転属した<ref>[http://railf.jp/news/2013/03/16/094200.html 205系が東海道本線から撤退] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2013年3月16日</ref><ref>[http://railf.jp/news/2013/03/20/055000.html 205系C4編成が日根野支所へ] - 『鉄道ファン』交友社 railf.jp 鉄道ニュース、2013年3月20日</ref>。<br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:JNR111.JPG|113系<br />
ファイル:JNR 117-103 shinkaisoku.jpg|117系<br />
ファイル:JRW series201-Kyoto.jpg|201系<br />
ファイル:Tc205-36.jpg|205系0番台<br />
</gallery><br />
<br />
== 歴史 ==<br />
{{Main2|路線・駅設置などの沿革|東海道本線#年表|新快速・快速の沿革|京阪神快速#歴史|普通(緩行電車)の沿革|京阪神緩行線#沿革}}<br />
<br />
== 駅一覧 ==<br />
以下では、JR京都線内にある各停車場(駅・信号場)の営業キロ、停車列車、接続路線を一覧表で示す。廃駅・廃止信号場については「[[東海道本線#廃駅]]」を参照。<br />
<br />
* 駅名<br />
** (貨)=貨物専用駅<br />
** [[特定都区市内]]制度適用範囲の駅:{{JR特定都区市内|京}}=京都市内、{{JR特定都区市内|阪}}=大阪市内<br />
* 停車駅<br />
** 普通:すべての旅客駅に停車(表中省略)<br />
** 快速・新快速:●印の駅は全列車停車、▲印の駅は朝ラッシュ終了以降停車、|印の駅は全列車通過<br />
*** 快速は、高槻駅または京都駅から琵琶湖線米原方面は普通として運転<br />
** 特急:[[#優等列車]]に挙げられている各列車記事参照<br />
* 接続路線:駅名が異なる場合は⇒印で駅名を示す。<br />
* 線路は、全区間方向別複々線<br />
* [[駅ナンバリング|駅ナンバー]]は2018年3月17日より導入<ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2016/07/page_8973.html 近畿エリアの12路線 のべ300駅に「駅ナンバー」を導入します!] - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2016年7月20日</ref><br />
<br />
{| class="wikitable" rules="all" style="font-size:92%;"<br />
|-<br />
!rowspan="2" style="width:2em; border-bottom:solid 3px #0072bc;"|駅<br />ナンバー<ref name="numberlist">{{PDFlink|[http://www.westjr.co.jp/press/article/items/160720_01_ekinumber.pdf 「駅ナンバー」一覧表]}} - 西日本旅客鉄道、2016年7月20日</ref><br />
!rowspan="2" style="width:8.5em; border-bottom:solid 3px #0072bc;"|駅名・信号場名<br />
!rowspan="2" style="width:1.5em; line-height:1em; border-bottom:solid 3px #0072bc;"|駅間営業キロ<br />
!colspan="3"|累計営業キロ<br />
!rowspan="2" style="width:1em; border-bottom:solid 3px #0072bc; background:#feb;"|快速<br />
!rowspan="2" style="width:1em; border-bottom:solid 3px #0072bc; background:#cdf;"|新快速<br />
!rowspan="2" style="border-bottom:solid 3px #0072bc;"|接続路線<br />
!rowspan="2" colspan="2" style="border-bottom:solid 3px #0072bc;"|所在地<br />
|-<br />
!style="border-bottom:solid 3px #0072bc; font-size:90%;"|{{Nowrap|京都<br />から}}<br />
!style="border-bottom:solid 3px #0072bc; font-size:90%;"|{{Nowrap|[[米原駅|米原]]<br />から}}<br />
!style="border-bottom:solid 3px #0072bc; font-size:90%;"|{{Nowrap|[[東京駅|東京]]<br />から}}<br />
|-<br />
!JR-A31<br />
|{{JR特定都区市内|京}} [[京都駅]]<br />
|style="text-align:center;"| -<br />
|style="text-align:right;"|0.0<br />
|style="text-align:right;"|67.7<br />
|style="text-align:right;"|513.6<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"|●<br />
|[[西日本旅客鉄道]]:[[東海道本線]]({{JR西路線記号|K|A}} [[琵琶湖線]])<ref group="*">[[北陸本線]][[敦賀駅]]まで直通運転</ref>・{{JR西路線記号|K|B}} [[湖西線]](JR-B31)<ref group="*">湖西線の正式な起点は東海道本線(琵琶湖線)[[山科駅]]だが、運行形態上、全列車が京都駅に乗り入れている。北陸本線敦賀駅まで直通運転。</ref>・{{JR西路線記号|K|E}} [[山陰本線]]([[嵯峨野線]])(JR-E01)・{{JR西路線記号|K|D}} [[奈良線]](JR-D01)<br />[[東海旅客鉄道]]:[[ファイル:Shinkansen jrc.svg|17px|■]] [[東海道新幹線]]<br />[[近畿日本鉄道]]:{{近鉄駅番号|B}} [[近鉄京都線|京都線]](B01)<br />[[京都市営地下鉄]]:[[File:Subway_KyotoKarasuma.png|15px|K]] [[京都市営地下鉄烏丸線|烏丸線]](K11)<br />
|rowspan="7" style="width:1em; text-align:center;"|[[京都府]]<br />
|rowspan="2"|[[京都市]]<br />[[下京区]]<br />
|-<br />
|&nbsp;<br />
|style="width:8em;"|(貨)[[京都貨物駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|1.8<br />
|style="text-align:right;"|69.5<br />
|style="text-align:right;"|515.4<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JR-A32<br />
|{{JR特定都区市内|京}} [[西大路駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.7<br />
|style="text-align:right;"|2.5<br />
|style="text-align:right;"|70.2<br />
|style="text-align:right;"|516.1<br />
|style="background:#feb;"|▲<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2"|京都市<br />[[南区 (京都市)|南区]]<br />
|-<br />
!JR-A33<br />
|{{JR特定都区市内|京}} [[桂川駅 (京都府)|桂川駅]](久世)<br />
|style="text-align:right;"|2.8<br />
|style="text-align:right;"|5.3<br />
|style="text-align:right;"|73.0<br />
|style="text-align:right;"|518.9<br />
|style="background:#feb;"|▲<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JR-A34<br />
|[[向日町駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.1<br />
|style="text-align:right;"|6.4<br />
|style="text-align:right;"|74.1<br />
|style="text-align:right;"|520.0<br />
|style="background:#feb;"|▲<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|[[向日市]]<br />
|-<br />
!JR-A35<br />
|[[長岡京駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.7<br />
|style="text-align:right;"|10.1<br />
|style="text-align:right;"|77.8<br />
|style="text-align:right;"|523.7<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|[[長岡京市]]<br />
|-<br />
!JR-A36<br />
|[[山崎駅 (京都府)|山崎駅]]<br />
|style="text-align:right;"|4.0<br />
|style="text-align:right;"|14.1<br />
|style="text-align:right;"|81.8<br />
|style="text-align:right;"|527.7<br />
|style="background:#feb;"|▲<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|style="white-space:nowrap;"|[[乙訓郡]]<br />[[大山崎町]]<br />
|-<br />
!JR-A37<br />
|[[島本駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.2<br />
|style="text-align:right;"|16.3<br />
|style="text-align:right;"|84.0<br />
|style="text-align:right;"|529.9<br />
|style="background:#feb;"|▲<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="12" style="width:1em; text-align:center; line-height:3;"|[[大阪府]]<br />
|[[三島郡 (大阪府)|三島郡]]<br />[[島本町]]<br />
|-<br />
!JR-A38<br />
|[[高槻駅]]<br />
|style="text-align:right;"|5.3<br />
|style="text-align:right;"|21.6<br />
|style="text-align:right;"|89.3<br />
|style="text-align:right;"|535.2<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"|●<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2"|[[高槻市]]<br />
|-<br />
!JR-A39<br />
|[[摂津富田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.9<br />
|style="text-align:right;"|24.5<br />
|style="text-align:right;"|92.2<br />
|style="text-align:right;"|538.1<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JR-A40<br />
|[[JR総持寺駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.0<br />
|style="text-align:right;"|26.2<br />
|style="text-align:right;"|92.2<br />
|style="text-align:right;"|539.8<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2"|[[茨木市]] <br />
|-<br />
!JR-A41<br />
|[[茨木駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|28.2<br />
|style="text-align:right;"|95.9<br />
|style="text-align:right;"|541.8<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JR-A42<br />
|[[千里丘駅]]<br />
|style="text-align:right;"|2.9<br />
|style="text-align:right;"|31.1<br />
|style="text-align:right;"|98.8<br />
|style="text-align:right;"|544.7<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|[[摂津市]]<br />
|-<br />
!JR-A43<br />
|[[岸辺駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.7<br />
|style="text-align:right;"|32.8<br />
|style="text-align:right;"|100.5<br />
|style="text-align:right;"|546.4<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="3"|[[吹田市]]<br />
|-<br />
|&nbsp;<br />
|(貨)[[吹田信号場#吹田貨物ターミナル駅|吹田貨物ターミナル駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.9<br />
|style="text-align:right;"|33.7<br />
|style="text-align:right;"|101.4<br />
|style="text-align:right;"|547.3<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|西日本旅客鉄道:東海道本線貨物支線([[梅田貨物線]]<ref name="youran201459">電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.59</ref>・[[北方貨物線]]<ref>電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.38</ref>)・[[片町線]]貨物支線([[おおさか東線|城東貨物線]])<ref>電気車研究会『平成二十六年度 鉄道要覧』 p.46,57</ref><br />[[日本貨物鉄道]]:東海道本線貨物支線([[大阪貨物ターミナル駅]]方面)<ref name="youran201459" /><br />
|-<br />
!JR-A44<br />
|[[吹田駅 (JR西日本)|吹田駅]]<br />
|style="text-align:right;"|1.5<br />
|style="text-align:right;"|35.2<br />
|style="text-align:right;"|102.9<br />
|style="text-align:right;"|548.8<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|-<br />
!JR-A45<br />
|{{JR特定都区市内|阪}} [[東淀川駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.1<br />
|style="text-align:right;"|38.3<br />
|style="text-align:right;"|106.0<br />
|style="text-align:right;"|551.9<br />
|style="background:#feb;"||<br />
|style="background:#cdf;"||<br />
|&nbsp;<br />
|rowspan="2"|[[大阪市]]<br />[[淀川区]]<br />
|-<br />
!JR-A46<br />
|{{JR特定都区市内|阪}} [[新大阪駅]]<br />
|style="text-align:right;"|0.7<br />
|style="text-align:right;"|39.0<br />
|style="text-align:right;"|106.7<br />
|style="text-align:right;"|552.6<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"|●<br />
|西日本旅客鉄道:[[ファイル:Shinkansen jrw.svg|17px|■]] [[山陽新幹線]]<br />東海旅客鉄道:[[ファイル:Shinkansen jrc.svg|17px|■]] 東海道新幹線<br />[[大阪市高速電気軌道]]:[[ファイル:1M.png|15px|M]] [[大阪市高速電気軌道御堂筋線|御堂筋線]](M13)<br />
|-<br />
!JR-A47<br />
|{{JR特定都区市内|阪}} [[大阪駅]]<br />
|style="text-align:right;"|3.8<br />
|style="text-align:right;"|42.8<br />
|style="text-align:right;"|110.5<br />
|style="text-align:right;"|556.4<br />
|style="background:#feb;"|●<br />
|style="background:#cdf;"|●<br />
|西日本旅客鉄道:東海道本線({{JR西路線記号|K|A}} [[JR神戸線]]<ref group="*">[[山陽本線]][[上郡駅]]及び[[赤穂線]][[播州赤穂駅]]まで直通運転</ref>・{{JR西路線記号|K|G}} [[福知山線|JR宝塚線]](JR-G47))・{{JR西路線記号|K|O}} [[大阪環状線]](JR-O11)<br />・{{JR西路線記号|K|H}} [[JR東西線]]([[北新地駅]]<ref group="*">大阪駅と北新地駅の間は徒歩連絡の特例がある([[JR東西線#乗車制度]]を参照)</ref>)(JR-H44)<br />[[阪急電鉄]]:[[ファイル:Number prefix Hankyu Kyoto line.png|15px|HK]] [[阪急京都本線|京都本線]]<ref group="*">運転系統としての「京都本線」。同線の正式な起点は[[十三駅]]。</ref>・[[ファイル:Number prefix Hankyū Takarazuka line.png|15px|HK]] [[阪急宝塚本線|宝塚本線]]・[[ファイル:Number prefix Hankyu Kobe line.png|15px|HK]] [[阪急神戸本線|神戸本線]]([[梅田駅 (阪急)|梅田駅]]:HK-01)<br />[[阪神電気鉄道]]:[[ファイル:Number prefix Hanshin Railway.png|15px|HS]] [[阪神本線|本線]]([[梅田駅 (阪神)|梅田駅]]:HS01)<br />大阪市高速電気軌道:[[ファイル:1M.png|15px|M]] 御堂筋線([[梅田駅 (大阪市高速電気軌道)|梅田駅]]:M16)・[[ファイル:2T-2.png|15px|T]] [[大阪市高速電気軌道谷町線|谷町線]]([[東梅田駅]]:T20)・[[ファイル:3Y-2.png|15px|Y]] [[大阪市高速電気軌道四つ橋線|四つ橋線]]([[西梅田駅]]:Y11)<br />
|大阪市<br />[[北区 (大阪市)|北区]]<br />
|}<br />
{{Reflist|group="*"}}<br />
<br />
* 島本駅のみJR西日本交通サービスによる業務委託駅でそれ以外の旅客駅がJR西日本[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]である。<br />
<br />
=== 過去の接続路線 ===<br />
* 京都駅:[[京都市電]]([[京都駅|京都駅前駅]])<br />
** [[京都市電堀川線|堀川線]] - 1961年8月1日廃止<br />
** [[京都市電伏見線|伏見線]] - 1970年4月1日廃止<br />
** [[京都市電烏丸線|烏丸線]] - 1977年10月1日廃止<br />
** [[京都市電河原町線|河原町線]] - 1978年10月1日廃止<br />
* 西大路駅:[[京都市電西大路線]]([[西大路駅|西大路駅前駅]]) - 1978年10月1日廃止<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* [[川島令三]]編著『東海道ライン - 全線・全駅・全配線』8 米原駅 - 大阪エリア、[[講談社]]、2009年。ISBN 978-4-06-270016-0。<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commons|Category:JR Kobe,Kyoto,Biwako-Line}}<br />
* [[日本の鉄道路線一覧]]<br />
* [[京阪神快速]]<br />
* [[京阪神緩行線]]<!-- 同一駅名がある理由で線区を追加しないでください。関連性は希薄です --><br />
<br />
{{東海道本線関連路線}}<br />
{{アーバンネットワーク}}<br />
{{西日本旅客鉄道近畿エリア}}<br />
{{西日本旅客鉄道近畿統括本部}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しえいああるきようとせん}}<br />
<br />
[[Category:JR京都線|*]]<br />
[[Category:近畿地方の鉄道路線]]<br />
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道路線]]<br />
[[Category:大阪府の交通]]<br />
[[Category:京都府の交通]]</div>
121.82.152.140
新今宮駅
2018-07-29T05:01:27Z
<p>121.82.152.140: /* のりば */</p>
<hr />
<div>{{Otheruses|西日本旅客鉄道・南海電気鉄道の駅|阪堺電気軌道の停留場|新今宮駅前停留場}}<br />
{{複数の問題|出典の明記=2010年10月|独自研究=2010年10月}}<br />
{{駅情報<br />
|社色 = <br />
|文字色 = <br />
|画像 = Shin-Imamiya Station (external appearance).JPG<br />
|pxl = <br />
|画像説明 = 新今宮駅外観<br />
|駅名 = 新今宮駅<br />
|よみがな = しんいまみや<br />
|ローマ字 = Shin-Imamiya<br />
|所属事業者 = [[西日本旅客鉄道]](JR西日本・[[#JR西日本|駅詳細]])<br />[[南海電気鉄道]]([[#南海電気鉄道|駅詳細]])<br />
|所在地 = [[大阪市]][[浪速区]]・[[西成区]]<br />
|乗換 = [[動物園前駅]]<br />([[大阪市高速電気軌道御堂筋線]]・[[大阪市高速電気軌道堺筋線|堺筋線]])<br />[[新今宮駅前停留場]]([[阪堺電気軌道]])<br />
|備考 = <br />
}}<br />
'''新今宮駅'''(しんいまみやえき)は、[[大阪府]][[大阪市]][[浪速区]]・[[西成区]]にある、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)・[[南海電気鉄道]]の駅である。JR西日本の駅番号は[[大阪環状線]]が'''JR-O19'''、[[関西本線]]([[大和路線]])が'''JR-Q19'''。南海電気鉄道の駅番号は[[南海本線]]・[[南海高野線|高野線]]とともに'''NK03'''。JR西日本の駅シンボルフラワーは「[[ハギ]]」である。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[大阪]]の主要観光地である[[新世界 (大阪)|新世界]]に近く、JR西日本と南海電鉄が乗り入れている。浪速区と西成区の境界付近に駅があるため、ほぼ同一の位置にありながら、所在地はJRが浪速区、南海が西成区となっている。<br />
<br />
JR西日本の駅は[[ICOCA]]、南海の駅は[[PiTaPa]]および「[[スルッとKANSAI]]」対応各種[[プリペイドカード]]の利用エリアに含まれている。<br />
<br />
=== 乗り入れ路線 ===<br />
JR西日本の駅に乗り入れている路線は[[大阪環状線]]と[[関西本線]]であり、線路が並行している天王寺駅 - 当駅 - 今宮駅間は両線の重複区間とされている。先に大阪環状線のみ停車する駅として開業し、あとから関西本線の停車が開始されたという歴史的経緯から、当駅の所属路線は大阪環状線となっている<ref>大阪環状線成立前からある天王寺駅と今宮駅は関西本線所属駅とされている。[http://www.westjr.co.jp/railroad/digest/#kilometer 鉄道事業ダイジェスト] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20140314194736/http://www.westjr.co.jp/railroad/digest/ |date=2014年3月14日 }}(西日本旅客鉄道)で大阪環状線所属駅が16駅、関西線所属駅が31駅と記載されているが、この数は前者については大阪駅([[東海道本線]]所属)と今宮駅と天王寺駅の3駅を、後者については当駅と[[亀山駅_(三重県)|亀山駅]]([[東海旅客鉄道]]管理)を計算に含んでいない。</ref>。[[アーバンネットワーク]]エリアに入っており、関西本線は「[[大和路線]]」の路線愛称設定区間に含まれている。また、[[特定都区市内]]制度における「大阪市内」に属する。<br />
<br />
南海電気鉄道の駅に乗り入れている路線は、線路名称上は[[南海本線]]1路線のみであるが、複々線を利用して南海本線の列車と[[南海高野線|高野線]]の列車の2系統が乗り入れており、それぞれ別路線として案内されている。当駅の[[駅ナンバリング|駅番号]]として'''NK03'''が設定されている。<br />
<br />
また、以下の路線の駅とも近接している。<br />
* [[大阪市高速電気軌道]][[大阪市高速電気軌道御堂筋線|御堂筋線]]・[[大阪市高速電気軌道堺筋線|堺筋線]] - [[動物園前駅]]<br />
* [[阪堺電気軌道]][[阪堺電気軌道阪堺線|阪堺線]] - [[新今宮駅前停留場]]([[2014年]][[12月1日]]より「南霞町停留所」より名称変更)<br />
<br />
== JR西日本 ==<br />
{{駅情報<br />
|社色 = #0072bc<br />
|文字色 = <br />
|駅名 = JR 新今宮駅<br />
|画像 = JR Shin-Imamiya Station 2008.jpg<br />
|pxl =<br />
|画像説明 = 西口<br />
|よみがな = しんいまみや<br />
|ローマ字 = Shin-Imamiya<br />
|電報略号 = シヤ<br />
|所属事業者= [[西日本旅客鉄道]](JR西日本)<br />
|所在地 = [[大阪市]][[浪速区]]恵美須西三丁目17-1<br />
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|34|39|0.6|N|135|30|2.5|E|type:railwaystation_region:JP-27|display=inline,title|name=JR 新今宮駅}}<br />
|開業年月日= [[1964年]]([[昭和]]39年)[[3月22日]]<br />
|廃止年月日= <br />
|駅構造 = [[高架駅]]<br />
|ホーム = 2面4線<br />
|乗車人員 = 64,614<br />
|乗降人員 = <br />
|統計年度 = 2016年<br />
|乗入路線数= 2<br />
|所属路線1 = {{JR西路線記号|K|O}} [[大阪環状線]]*<br />
|前の駅1 = JR-O18 [[今宮駅|今宮]]<br />
|駅間A1 = 1.2<br />
|駅間B1 = 1.0<br />
|次の駅1 = [[天王寺駅|天王寺]] JR-O20<br />
|駅番号1 = '''JR-O19'''<br />
|キロ程1 = 10.0<br />
|起点駅1 = [[大阪駅|大阪]]<br />
|所属路線2 = {{JR西路線記号|K|Q}} [[関西本線]]([[大和路線]])*<br />
|前の駅2 = JR-Q20 [[天王寺駅|天王寺]]<br />
|駅間A2 = 1.0<br />
|駅間B2 = 1.2<br />
|次の駅2 = [[今宮駅|今宮]] JR-Q18<br />
|駅番号2 = '''JR-Q19'''<br />
|キロ程2 = 172.4km([[名古屋駅|名古屋]]起点)<br />[[加茂駅 (京都府)|加茂]]から51.5<br />
|起点駅2 = <br />
|乗換 =<br />
|備考 = [[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]([[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]])<br />[[みどりの窓口]] 有<br />[[画像:JR area HAN.png|15px|阪]] [[特定都区市内|大阪市内]]駅<br />
|備考全幅 = * 今宮駅 - 新今宮駅 - 天王寺駅間は両線の重複区間。<br />(当駅は線路名称上は大阪環状線所属)<br />
}}<br />
[[ファイル:Shinimamiya Home.jpg|thumb|200px|ホーム]]<br />
当駅は駅長が配置された[[日本の鉄道駅#直営駅|直営駅]]であり、[[日本の鉄道駅#管理駅|管理駅]]として[[大正駅_(大阪府)|大正駅]]・[[芦原橋駅]]・[[今宮駅]]・[[JR難波駅]]の4駅を管理している。<br />
<br />
=== 歴史 ===<br />
* [[1964年]]([[昭和]]39年)[[3月22日]] - [[日本国有鉄道]][[大阪環状線]]の[[大正駅 (大阪府)|大正駅]] - [[天王寺駅]]間に新設開業([[鉄道駅#旅客駅|旅客駅]])。当初は2面2線の相対式ホームで、大阪環状線の列車のみ停車し、[[関西本線]]の列車は通過していた。<br />
* [[1966年]](昭和41年)[[12月1日]] - [[南海電気鉄道|南海]]の新今宮駅が開業し、乗換駅となる。なおこの頃、近接駅の[[今宮駅]]廃止計画が持ち上がるが、反対が強く存続となる。<br />
* [[1968年]](昭和43年)[[3月25日]] - 天王寺 - 新今宮間の複々線化により大阪環状線と関西本線が分離され、外側に大阪環状線ホーム(1・4番線)が設けられ島式2面4線となるが、この時点では内側の関西本線ホーム(2・3番線)に停車する列車はなかった。 <br />
* [[1972年]](昭和47年)[[3月15日]] - 関西本線の列車の停車が開始。<br />
* [[1987年]](昭和62年)[[4月1日]] - [[国鉄分割民営化]]により[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)の駅となる。<br />
* [[1988年]](昭和63年)[[3月13日]] - 路線愛称の制定により、関西本線で「[[大和路線]]」の愛称を使用開始。<br />
* [[1994年]]([[平成]]6年)[[10月14日]] - [[電光掲示板]]導入。<br />
* [[1996年]](平成8年)[[7月16日]] - [[自動改札機]]設置。<br />
* [[2003年]](平成15年)[[11月1日]] - [[ICカード]]「[[ICOCA]]」の利用が可能となる<ref>[https://web.archive.org/web/20040803184954/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/030820a.html 「ICOCA」いよいよデビュー! 〜 平成15年11月1日(土)よりサービス開始いたします 〜]([[インターネットアーカイブ]]) - 西日本旅客鉄道プレスリリース 2003年8月30日</ref>。<br />
* [[2009年]](平成21年)[[10月4日]] - [[アーバンネットワーク運行管理システム#大阪環状・大和路線システム|大阪環状・大和路線運行管理システム]]導入。これに伴い、9月上旬に案内放送を更新。<br />
* [[2015年]](平成27年)3月22日 - 1・4番のりばに[[発車メロディ]]を導入。曲は[[アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]]作曲の「[[交響曲第9番 (ドヴォルザーク)|交響曲第9番「新世界より」]]」。<br />
* [[2016年]](平成28年)[[2月10日]] - 駅東口に愛称「通天閣口」が制定される。<br />
* [[2018年]](平成30年)[[3月17日]] - [[駅ナンバリング]]が導入され、使用を開始する。<br />
<br />
=== 駅構造 ===<br />
[[島式ホーム]]2面4線を有する[[高架駅]]で、ホームは2階にある。3・4番ホームは1・2番ホームよりも東にずれており、南海との乗り換えは更に距離を要する。<br />
<br />
改札口は1階にある東口(通天閣口)と、JR線と南海電鉄線との相互乗り換え口がある4階の西改札口の2か所。[[便所|トイレ]]は東口改札内(1階)と西口改札外(4階)にあり、いずれも男女別の[[水洗式便所|水洗式]]。エレベーターは東口(通天閣口)にのみ設置されている。(JRの)西口改札にエレベーターが無いため、南海-JRの車椅子での乗り換えは不便である(南海電鉄の駅構造の箇所に詳述)<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| rules="rows" class="wikitable"<br />
!のりば<!-- 事業者側による呼称 --->!!路線!!行先!!備考<br />
|-<br />
!1<br />
| {{JR西路線記号|K|O}} [[大阪環状線]](内回り)<br />
|[[天王寺駅|天王寺]]・[[鶴橋駅|鶴橋]]・[[京橋駅 (大阪府)|京橋]]方面<br />
|<br />
|-<br />
!rowspan=3|2<br />
| {{JR西路線記号|K|Q}} [[大和路線]]<br />
| [[王寺駅|王寺]]・[[奈良駅|奈良]]・[[高田駅 (奈良県)|高田]]方面<br />
|<br />
|-<br />
| {{JR西路線記号|K|S}} [[関西空港線]]<br />
|[[関西空港駅|関西空港]]方面<br />
|[[関空快速]]のみ<br />
|-<br />
| {{JR西路線記号|K|R}} [[阪和線]]<br />
|[[鳳駅|鳳]]・[[和歌山駅|和歌山]]方面<br />
|各駅停車は天王寺で乗り換え<br />
|-<br />
!rowspan=2|3<br />
| {{JR西路線記号|K|Q}} 大和路線<br />
|[[JR難波駅|JR難波]]方面<br />
|<br />
|-<br />
| rowspan="2"| {{JR西路線記号|K|O}} 大阪環状線(外回り)<br />
|rowspan="2"|[[弁天町駅|弁天町]]・[[西九条駅|西九条]]・[[大阪駅|大阪]]方面<br />
|主に阪和線(一部大和路線)からの直通<br />
|-<br />
!4<br />
|主に大和路線からの直通<br />
|}<!-- 以上の方面表記はホームの方面案内標及び発車標の記述に合わせた ---><br />
上表の路線名は旅客案内上の名称で表記している。<br />
[[File:今宮-天王寺間配線図.jpg|thumb|新今宮駅付近のJR線配線図]]<br />
<br />
環状線外回り列車のうち、京橋・鶴橋方面からの列車は全て4番のりばから発車する。大和路線・阪和線から乗り入れてくる列車は基本的に3番のりばを使用しているが、4番のりばからも発着する列車があり、2015年現在は曜日や時間帯を問わず4番のりばから発車する大和路快速が基本となっている。2番のりばは大和路線、阪和線、関西空港線および、きのくに線方面へ向かう電車が共用するため、ダイヤ乱れ時は駅手前で入線待ちをすることが多々ある{{要出典|date=2010-10}}。<br />
<br />
=== 発車メロディ ===<br />
「大阪環状線改造プロジェクト」の一環として、2015年3月22日から[[アントニン・ドヴォルザーク|ドヴォルザーク]]作曲の『[[交響曲第9番 (ドヴォルザーク)|交響曲第9番「新世界より」]]』が1・4番のりばの[[発車メロディ]]として使用されている<ref>[https://www.westjr.co.jp/press/article/2015/03/page_6940.html 『大阪環状線改造プロジェクト』進行中 大阪環状線発車メロディ全駅曲目決定!] - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2015年3月16日</ref>。当駅の近くにある[[新世界 (大阪)|新世界]]にちなんでいる。<br />
<br />
=== ダイヤ ===<br />
外側2線には大阪環状線の列車が、内側の2線には大和路線の列車および阪和線の直通列車が発着する(大阪環状線からの直通列車についても内側の2線から入線する)。外回り列車は大和路線・阪和線直通の列車との[[停車 (鉄道)#緩急接続|緩急接続]]、あるいは特急の通過待ちを行うことがある。<br />
<br />
当駅の前後に、環状線と大和路線をつなぐ渡り線がいくつかある。<br />
* 天王寺方面ゆき<br />
** 環状線内回り→大和路線上り(今宮方)<br />
** 大和路線上り→環状線内回り(天王寺方)(2007年新設)<br />
* 今宮方面ゆき<br />
** 大和路線下り→環状線外回り(天王寺方)(2007年新設)<br />
** 環状線外回り→大和路線下り(今宮方)(2007年新設)<br />
** 大和路線下り→環状線外回り(今宮方)<br />
<br />
2008年3月15日のダイヤ改正ではこの新設渡り線を生かし、大和路線・阪和線から大阪環状線に入る快速列車を、従来の大和路線3番のりばだけでなく、大阪環状線4番のりばにも振り分けることで、JR難波方面に入る列車が停車中でも当駅に進入できるようなダイヤが組まれていた。{{要出典|date=2010-10}}。2018年現在では、前述のほか、主に平日ダイヤにおいて大和路線からの区間快速が当駅で特急列車の通過退避を行う際にも活用されている。<br />
<br />
=== 隣の駅 ===<br />
<!-- リンクは1箇所に集約させてください ---><br />
: {{JR西路線記号|K|O}} 大阪環状線(大阪駅方面発着の阪和線・大和路線直通電車含む)<br />
:: {{Color|#00a497|■}}大和路快速・{{Color|#ff6600|■}}関空快速・{{Color|#ff6600|■}}紀州路快速・{{Color|#ff6600|■}}快速<br />
::: [[大正駅 (大阪府)|大正駅]] (JR-O16) - '''新今宮駅 (JR-O19/JR-Q19)''' - [[天王寺駅]] (JR-Q20)<br />
:: {{Color|#00a497|■}}区間快速・{{color|#476f8b|■}}直通快速・{{Color|#999|■}}普通<br />
::: [[今宮駅]] (JR-O18) - '''新今宮駅 (JR-O19/JR-Q19)''' - 天王寺駅 (JR-O01/JR-Q20)<br />
: {{JR西路線記号|K|Q}}''' 大和路線(関西本線)<!--起点である名古屋側を左側にして記述---><br />
:: {{Color|#ff6600|■}}快速<br />
::: 天王寺駅 (JR-Q20) - '''新今宮駅 (JR-Q19)''' - [[JR難波駅]] (JR-Q17)<br />
:: {{Color|#999|■}}普通<br />
::: 天王寺駅 (JR-Q20) - '''新今宮駅 (JR-Q19)''' - 今宮駅 (JR-Q18)<br />
*()内は駅番号を示す。<br />
<br />
== 南海電気鉄道 ==<br />
{{駅情報<br />
|社色 = #fe4d11<br />
|文字色 = <br />
|駅名 = 南海 新今宮駅<br />
|画像 = Nankai Shin-Imamiya Station 2008.jpg<br />
|pxl = <br />
|画像説明 = 4階改札口<br />
|よみがな = しんいまみや<br />
|ローマ字 = SHIN-IMAMIYA<br />
|電報略号 = シンイマ<br />
|駅番号 = {{南海泉北駅番号|NK|03}}<br />
|所属事業者 = [[南海電気鉄道]]<br />
|所属路線1 = {{color|#0065af|■}}[[南海本線]]<br />
|前の駅1 = NK01 [[難波駅 (南海)|なんば]]<br />
|駅間A1 = 1.4<br />
|駅間B1 = 1.6 <br />
|次の駅1 = [[天下茶屋駅|天下茶屋]] NK05<br />
|駅番号1 =<br />
|キロ程1 = 1.4<br />
|起点駅1 = [[難波駅 (南海)|なんば]]<br />
|所属路線2 = {{color|#009a41|■}}[[南海高野線|高野線]]<br />(線路名称上は南海本線)*<br />
|前の駅2 = NK02 [[今宮戎駅|今宮戎]]<br />
|駅間A2 = 0.5<br />
|駅間B2 = 0.6<br />
|次の駅2 = [[萩ノ茶屋駅|萩ノ茶屋]] NK04<br />
|駅番号2 =<br />
|キロ程2 = <br />
|起点駅2 = <br />
|所属路線 = <br />
|所在地 = [[大阪市]][[西成区]][[萩之茶屋]]一丁目2-24<br />
|座標 = {{ウィキ座標2段度分秒|34|39|0.75|N|135|30|0.93|E|type:railwaystation_region:JP-27|display=inline|name=南海 新今宮駅}}<br />
|駅構造 = [[高架駅]]<br />
|ホーム = 3面4線<br />
|開業年月日 = [[1966年]]([[昭和]]41年)[[12月1日]]<br />
|廃止年月日 = <br />
|乗車人員 = 44,019<br />
|乗降人員 = 89,848<br />
|統計年度 = 2015年<!--大阪府統計年鑑--><br />
|乗換 = <br />
|備考 = * 高野線は[[汐見橋駅|汐見橋]]が起点<br />
}}<br />
<br />
=== 歴史 ===<br />
* [[1966年]]([[昭和]]41年)[[12月1日]] - [[南海本線]]の[[今宮戎駅]] - [[萩ノ茶屋駅]]間に、国鉄線への乗換駅として新設開業。南海本線の[[きのくに (列車)|南紀直通列車]]を除く全列車停車駅となる<ref name="pictorial199512">{{Cite journal |和書 |author= |title=南海本線・高野線 優等列車運転の変遷 |year=1995 |publisher=電気車研究会 |journal=[[鉄道ピクトリアル]] |issue=1995年12月臨時増刊号 <特集> 南海電気鉄道|page=153}}</ref>。 <br />
* [[1968年]](昭和43年)[[10月1日]] - 南紀直通列車(この時「きのくに」に列車名を統一)が新規停車となり、全列車停車駅となる<ref name="pictorial199512" />。<br />
* [[1994年]]([[平成]]6年)[[9月4日]] - [[関西国際空港]]開業に伴い特急「[[ラピート|ラピートα]]」が運転開始し、同列車は通過扱いとなる。<br />
* [[2001年]](平成13年)[[3月24日]] - 特急「ラピートα」が新規停車となり、再び全列車停車駅となる。<br />
<br />
=== 駅構造 ===<br />
3面4線の[[プラットホーム#形状と配置|島式・相対式]]ホームを併せ持つ高架駅。東側の2線に高野線の列車が、西側の2線に南海本線の列車が発着する。ホームは4階。有効長は4番のりばのみ8両、その他は10両編成に対応しているが、2016年現在両線共に10両編成で運転する列車は存在しない。各ホームへの移動は、地下道(3階)を通る階段が南北に2箇所設置してある。そのうちの南側階段のみが、西側出入口と繋がっている。JRと南海の乗り換え口がある4階の東口のほかに、2階に西口も設置されている。<br />
<br />
トイレは改札内と改札外(JRと共用)の2箇所にあり、いずれも男女別の水洗式。エスカレーターは中央のホーム(2・3番のりば)のみ、エレベーターは全てのホームと2階を結ぶものと、西口(2階)と地上を結ぶものの計4台が設置されている。<br />
<br />
JRの西口(乗り換え口・南海東口の正面)にはエレベーターが無いため、車椅子利用で自力で南海からJRへ乗り換える場合は、南海の西口から出場しJRの通天閣口から入場する必要がある。エレベーターを3回乗り継ぐ必要があり、屋根の無い一般公道を200メートル近く移動しなければならない。<br />
<br />
駅西側の外壁には、現在の南海電車の塗装であるオレンジと青の帯が塗装されている。<br />
<br />
なんば駅からは二駅しか離れていないが、南海本線・高野線とも特別料金が必要な特急を含めて全ての列車が停車する。<br />
<br />
当駅は[[駅長]]が配置され、[[今宮戎駅]]~[[岸里玉出駅]]の各駅を管轄している。<br />
<br />
==== のりば ====<br />
{| rules="rows" class="wikitable"<br />
!のりば<!-- 事業者側による呼称 --->!!路線!!方向!!行先!!備考<br />
|-<br />
!1<br />
| [[File:Nankai koya line simbole.svg|15px]] 高野線<br />
| style="text-align:center" | 下り<br />
|[[高野山駅|高野山]]方面<br />([[大阪府都市開発泉北高速鉄道線|泉北高速線]])[[和泉中央駅|和泉中央]]方面<br />
| 各駅停車のみ萩ノ茶屋停車<br />
|-<br />
!2<br />
| [[File:Nankai koya line simbole.svg|15px]] 高野線<br />
| style="text-align:center" | 上り<br />
|[[今宮戎駅|今宮戎]]・[[難波駅 (南海)|なんば]]行き<br />
| 各駅停車のみ今宮戎停車<br />
|-<br />
!3<br />
| [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線<br />
| style="text-align:center" | 下り<br />
|[[和歌山市駅|和歌山市]]方面<br />( [[File:Nankai airport line symbol.svg|15px]] [[南海空港線|空港線]])関西空港方面<br />
| 全列車萩ノ茶屋は通過<br />
|-<br />
!4<br />
| [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線<br />
| style="text-align:center" | 上り<br />
|なんば行き<br />
| 全列車今宮戎は通過<br />
|}<br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:Nankai Shin-Imamiya Station 2F gate 01.jpg|2階改札口<br />
ファイル:Nankai Shin-Imamiya Station Platform 01.jpg|高野線ホーム<br />
ファイル:Nankai Shin-Imamiya Station Platform 02.jpg|南海線ホーム<br />
</gallery><br />
<br />
==== 備考 ====<br />
上りは行き先がなんばしかないため、発車標が反転フラップ式単独だったころは4番のりばの表示は「なんば」と「なんばまでとまりません」のコマを発車標に貼り付けただけのものであった(2番のりばの表示は各停が今宮戎に停車するため「なんば」のみ貼り付けで停車駅は可動式)。現在はホーム上での表示については、2番のりばは「なんば行き」と表記されたボードの下にLEDで今宮戎停車の有無が表示される。4番のりばは2番のりばと同様の装置で、通過電車や特急の指定席案内、接近案内がされる。また、改札口には2・4番のりばの反転フラップ式発車標も設置されている(2番線の高野線は各停以外、4番のりばの南海本線は全列車、次駅は終着駅なんばであるが発車時刻や種別も案内される)。<br />
<br />
なお、この行先案内表示機は[[2017年]]12月から順次、4か国語([[日本語]]・[[英語]]・[[中国語]]・[[韓国語]])表示に対応した[[液晶ディスプレイ|LCD]]式に交換され、2番・4番のりばでも発車時刻・列車詳細などが表示されるようになった。南海線ホームは前2駅分の列車現在位置を表示できるが、高野線ホームは対応していない(天下茶屋駅も同様)。<br />
<br />
=== 隣の駅 ===<br />
<!--南海の特急は、サザン以外は全車有料列車のため、停車駅の記載は行なわないでください。列車記事へのリンクのみにしておくように。---><br />
: [[File:Nankai mainline symbol.svg|15px]] 南海本線( [[File:Nankai airport line symbol.svg|15px]] 空港線)<br />
:* {{Color|#f03|■}}特急[[ラピート|「ラピート」]]停車駅<br />
:: {{Color|#f00|■}}特急「サザン」・{{Color|orangered|■}}急行・{{Color|orangered|■}}空港急行・{{Color|#093|■}}区間急行・{{Color|royalblue|■}}準急(なんば行きのみ運転)・{{Color|gray|■}}普通<br />
::: [[難波駅 (南海)|難波駅]] (NK01) - '''新今宮駅 (NK03)''' - [[天下茶屋駅]] (NK05)<br />
: [[File:Nankai koya line simbole.svg|15px]] 高野線<br />
:* {{Color|#f03|■}}特急[[こうや|「こうや」・「りんかん」]]・「[[泉北ライナー]]」停車駅<br />
:: {{Color|orangered|■}}快速急行・{{Color|orangered|■}}急行・{{Color|#093|■}}区間急行・{{Color|royalblue|■}}準急<br />
::: 難波駅 (NK01) - '''新今宮駅 (NK03)''' - 天下茶屋駅 (NK05)<br />
:: {{Color|gray|■}}各駅停車<br />
::: [[今宮戎駅]] (NK02) - '''新今宮駅 (NK03)''' - [[萩ノ茶屋駅]] (NK04)<br />
*()内は駅番号を示す。<br />
<br />
== 利用状況 ==<br />
* '''JR西日本''' - 2016年度の1日平均[[乗車人員#乗車人員|'''乗車'''人員]]は'''64,614人'''である<ref name="jrjoko">{{Cite web |url=https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/data/ |title=データで見るJR西日本 |publisher=西日本旅客鉄道 |accessdate=2017-09-21}}</ref>。<br />
*: 同社の駅の中では第10位である。<br />
* '''南海電気鉄道''' - 2015年度の1日平均'''乗降'''人員は'''89,848人'''<!--大阪府統計年鑑-->である。<br />
*: 同社の駅(100駅)では、他社線直通客を含まない純粋な乗降人員では[[難波駅 (南海)|難波駅]]に次ぐ第2位である<ref name="nankaijoko">{{PDFlink|[http://www.nankai.co.jp/library/company/company/handbook/pdf2016/4.pdf ハンドブック南海2016 鉄道事業]}} - [http://www.nankai.co.jp/company/company/handbook.html 南海電鉄] {{webarchive|url=https://web.archive.org/web/20141012133028/http://www.nankai.co.jp/company/company/handbook.html |date=2014年10月12日 }}</ref>。<br />
<br />
近年の1日平均乗車・乗降人員は下表の通り。<br />
{| class="wikitable" style="text-align:right;"<br />
|-<br />
!rowspan="2"| 年度<br />
!JR西日本<br />
!colspan="2"| 南海電気鉄道<br />
!rowspan="2"| 出典<br />
|-<br />
! 乗車人員 !! 乗降人員 !! 乗車人員<br />
|-<br />
| 1995年(平成{{0}}7年) || 85,617 || 115,918 || 55,424<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085307/tn1996n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成8年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 1996年(平成{{0}}8年) || 83,718 || 113,143 || 53,791<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00084805/tn1997n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成9年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 1997年(平成{{0}}9年) || 81,476 || 107,856 || 51,083<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00084997/tn1998n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成10年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 1998年(平成10年) || 77,584 || 102,072 || 48,337<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00084997/tn1999n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成11年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 1999年(平成11年) || 74,965 || 96,087 || 45,819<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00085215/tn2000n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成12年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2000年(平成12年) || 73,700 || 94,258 || 45,172<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076905/tn01n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成13年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2001年(平成13年) || 72,493 || 92,917 || 44,586<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076904/tn02n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成14年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2002年(平成14年) || 69,509 || 90,792 || 43,606<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076903/tn03n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成15年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2003年(平成15年) || 69,038 || 89,920 || 43,376<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076902/tn04n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成16年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2004年(平成16年) || 67,627 || 88,449 || 42,795<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076901/tn05n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成17年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2005年(平成17年) || 67,183 || 87,779 || 42,548<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00076900/tn06n110.pdf 大阪府統計年鑑(平成18年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2006年(平成18年) || 67,535 || 88,468 || 42,975 <br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00074421/tn07n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成19年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2007年(平成19年) || 66,880 || 88,737 || 43,100 <br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00074418/tn08n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成20年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2008年(平成20年) || 66,234 || 88,559 || 43,092 <br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00064556/tn09n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成21年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2009年(平成21年) || 63,250 || 85,119 || 41,379<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00071058/tn10n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成22年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2010年(平成22年) || 62,200 || 84,755 || 41,253<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00093411/tn2011n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成23年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2011年(平成23年) || 61,878 || 83,786 || 40,797<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00121073/tn2012n090.pdf 大阪府統計年鑑(平成24年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2012年(平成24年) || 61,925 || 84,112 || 41,002<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00144873/tn2013n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成25年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2013年(平成25年) || 62,441 || 85,525 || 41,754<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00180638/tn2014n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成26年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2014年(平成26年) || 62,143 || 86,733 || 42,513<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00211004/tn2015n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成27年)]}}</ref><br />
|-<br />
| 2015年(平成27年) || 63,292 || 89,848 || 44,019<br />
|<ref>{{PDFlink|[http://www.pref.osaka.lg.jp/attach/3355/00242803/tn2016n09.pdf 大阪府統計年鑑(平成28年)]}}</ref><br />
|-<br />
|2016年(平成28年)<br />
|64,614<br />
|<br />
|<br />
|<ref name="jrjoko" /><br />
|}<br />
<br />
== 駅周辺 ==<br />
北東には[[歓楽街]]として知られる[[新世界 (大阪)|新世界]]があり、南側は[[あいりん地区]]([[釜ヶ崎]])が広がる。駅周辺は[[日雇い]]労働者向けの[[簡易宿所|簡易宿泊所]]が建ち並ぶ、いわゆる[[ドヤ街]]で、近年では「福祉マンション」も増加している。バブル期以降は日雇い労働者の高齢化や減少にともなって宿泊所の廃業が相次いでいたが、宿泊費が全般的に安い事や新今宮駅・[[動物園前駅]]からは大阪市内をはじめとした関西一円の観光スポットへのアクセスが容易なため、21世紀以降はおもに[[バックパッカー]]などの利用者が増加し、宿泊所側も外国人対応を進めた事で、ビジネスとして再生を果たしている。それに伴い、駅周辺では外国人旅行客の姿を多く見かけるようになった<ref><br />
[http://www.jiji.com/jc/v4?id=airin0001] バックパッカー街に大変身~大阪「あいりん」</ref>。駅の北西部の空き地には、[[2022年]]に[[星野リゾート]]がホテルを開業する予定<ref>{{Cite press release<br />
|title=大阪市新今宮駅前の都市観光ホテルの開発計画について|publisher=星野リゾート|date=2017-03-09|url=http://www.hoshinoresort.com/information/release/2017/03/24365.html|accessdate=2017-05-06}}</ref>。<br />
<!-- 放火されたのは南霞町停留場 --><br />
* [[新世界 (大阪)|新世界]]<br />
** [[通天閣]]<br />
** [[ジャンジャン横丁]](南陽通商店街)<br />
* [[あいりん地区]]<br />
** [[あいりん労働福祉センター]](大阪社会医療センター付属病院)<br />
** 大阪救霊会館<br />
** [[西成警察署]]<br />
* 学校<br />
** [[大阪市立大国小学校]]<br />
** [[大阪市立新今宮小学校・今宮中学校]](いまみや小中一貫校)<br />
** [[大阪市立木津中学校]]<br />
** [[大阪府立今宮高等学校]]<br />
** [[大阪府立今宮工科高等学校]]<br />
* 商業施設<br />
** [[ドン・キホーテ (企業)|MEGAドン・キホーテ]] 新世界店<br />
** [[ニトリ]] 西成店<br />
** [[スーパー玉出]] 新今宮店<br />
** [[大創産業|ザ・ダイソー]] 新今宮店<br />
** [[飛田本通商店街]]<br />
* その他<br />
** [[大阪市天王寺動物園]]<br />
** [[スパワールド]]<br />
** 動楽亭<br />
** [[オーエス劇場]]<br />
** [[飛田遊廓]]跡<br />
** [[新大阪互助会|南大阪祭典]]<br />
** 大和中央病院<br />
** [[国道25号]]・[[国道26号]]・[[国道43号]]<br />
<!-- でんでんタウンと今宮戎神社は駅周辺から外れるのでは --><br />
<br />
<gallery><br />
ファイル:Tsutenkaku2.jpg|通天閣<br />
ファイル:Shinsekai(Osaka) Janjan.jpg|ジャンジャン横丁<br />
ファイル:FestivalGate front.JPG|フェスティバルゲート(現在は解体済)<br />
ファイル:大阪府立今宮高等学校校舎.jpg|大阪府立今宮高等学校<br />
ファイル:大阪府立今宮工科高等学校.jpg|大阪府立今宮工科高等学校<br />
ファイル:今宮戎神社.jpg|今宮戎神社<br />
ファイル:Osaka-fukei-naniwa-bekkan.jpg|大阪府警察本部なにわ別館(閉鎖済)<br />
</gallery><br />
<br />
== バス路線 ==<br />
最寄り停留所は、駅南を走る道路にある'''新今宮駅前'''、'''地下鉄動物園前'''となる、以下の路線が乗り入れ、[[大阪シティバス]]により運行されている。<br />
<br />
; 新今宮駅前<br />
:* [[大阪市営バス鶴町営業所#80号系統|80号系統]]:[[大阪市営バス鶴町営業所|鶴町四丁目]]行、[[天王寺駅・大阪阿部野橋駅バスのりば|あべの橋]]行<br />
; 地下鉄動物園前<br />
:* [[大阪市営バス住之江営業所#48号系統|48号系統]]:あべの橋行、[[住之江公園駅|地下鉄住之江公園]] 行<br />
:* [[大阪市営バス住吉営業所#52号系統|52号系統]]:あべの橋行、[[難波|なんば]]行<br />
:* 80号系統:あべの橋行、鶴町四丁目行<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[日本の鉄道駅一覧]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
{{Commonscat|Shin-Imamiya Station}}<br />
* {{外部リンク/JR西日本駅|0620506|新今宮|大阪府}}<br />
* [http://www.nankai.co.jp/traffic/station/shinimamiya/index.html 南海電気鉄道 新今宮駅]<br />
* [https://web.archive.org/web/20080403142702/http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/burari/burari050807.html 鉄道沿線ぶらり旅 新今宮駅] - [[大阪日日新聞]]<br />
* [https://web.archive.org/web/20080403142957/http://www.nnn.co.jp/dainichi/rensai/burari/burari060319.html 鉄道沿線ぶらり旅 新今宮駅] - 大阪日日新聞<br />
<br />
{{鉄道路線ヘッダー}}<br />
{{大阪環状線・桜島線}}<br />
{{大和路線}}<br />
{{南海本線}}<br />
{{南海高野線りんかんサンライン}}<br />
{{鉄道路線フッター}}<br />
<br />
{{デフォルトソート:しんいまみや}}<br />
[[Category:浪速区の交通|しんいまみやえき]]<br />
[[Category:浪速区の建築物|しんいまみやえき]]<br />
[[Category:西成区の鉄道駅]]<br />
[[Category:大阪市の鉄道駅]]<br />
[[Category:日本の鉄道駅 し|んいまみや]]<br />
[[Category:日本国有鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:西日本旅客鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:南海電気鉄道の鉄道駅]]<br />
[[Category:1964年開業の鉄道駅]]<br />
[[Category:釜ヶ崎|しんいまみやえき]]<br />
[[Category:大阪環状線|しんいまみやえき]]</div>
121.82.152.140
大和路快速
2018-07-28T06:54:55Z
<p>121.82.152.140: /* 概要 */323系にも対応できるが運用はない。</p>
<hr />
<div>{{Infobox 列車名<br />
|列車名=大和路快速<br />
|ロゴ=<br />
|ロゴサイズ=<br />
|画像=JRW 221 set NC603 Yamatoji Rapid at Momodani Station 2017-02-22.jpg<br />
|画像サイズ=300px<br />
|画像説明=大阪環状線を走行する大和路快速<br />
|国={{JPN}}<br />
|種類=[[快速列車]]<br />
|現況=運行中<br />
|地域=大阪府・奈良県・京都府<br />
|前身=<br />
|運行開始=[[1989年]][[4月10日]]<br />
|運行終了=<br />
|後継=<br />
|運営者=[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)<br />
|旧運営者=<br />
|平均乗客数=<br />
|起点=[[天王寺駅]]<br />
|停車地点数=<br />
|終点=[[奈良駅]]・[[加茂駅 (京都府)|加茂駅]]・[[五条駅 (奈良県)|五条駅]]<br />
|営業距離={{km to mi|72.2|abbr=yes|precision=1|wiki=yes}}(天王寺 - 大阪 - 加茂間)<br />{{km to mi|79.2|abbr=yes|precision=1|wiki=yes}}(天王寺 - 大阪 - 五条間)<br />
|平均所要時間=<br />
|運行間隔=<br />
|列車番号=<br />
|使用路線=[[大阪環状線]]・[[大和路線]]([[関西本線]])・[[和歌山線]]<br />
|クラス=[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]<br />
|身障者対応=<br />
|座席=普通車[[自由席]]<br />
|就寝=<br />
|車運車=<br />
|食事=<br />
|展望=<br />
|娯楽=<br />
|荷物=<br />
|その他=<br />
|車両=[[JR西日本221系電車|221系電車]]<br />([[吹田総合車両所#奈良支所|吹田総合車両所奈良支所]])<br />
|軌間=1,067 [[ミリメートル|mm]]<br />
|電化=[[直流電化|直流]]1,500 [[ボルト (単位)|V]]<br />
|最高速度=120 [[キロメートル毎時|km/h]]<br />
|線路所有者=<br />
|ルート番号=<br />
|備考=<br />
|路線図=<br />
|路線図表示=<!--collapsed--><br />
}}<br />
[[ファイル:Yamatoji Rapid Service.jpg|thumb|大和路快速の方向幕]]<br />
[[ファイル:JNR EC 113 Rapid KansaiLine at Oji Sta.jpg|thumb|1989年3月のダイヤ改正まで使用された113系電車]]<br />
[[File:JRW221 Yamatoji Rapid Service Osaka Sta.JPG|thumb|大阪駅に停車中の大和路快速]]<br />
'''大和路快速'''(やまとじかいそく)とは、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)が[[大阪環状線]] - [[奈良駅]]・[[加茂駅 (京都府)|加茂駅]]・[[五条駅 (奈良県)|五条駅]]間を[[関西本線]]([[大和路線]])および[[和歌山線]]経由で運転している[[快速列車]]の[[列車種別]]である。<br />
<br />
大和路快速は快速列車の愛称ではなく、JR西日本固有の快速列車の列車種別で、[[時刻表]]や駅での案内もこれらの名称で統一されている<ref>『[[鉄道ジャーナル]]』2011年7月号、[[鉄道ジャーナル社]]。</ref><ref name="timetable_201203">『JR時刻表』2012年3月号、[[交通新聞社]]。</ref>。ただし、JTB時刻表では列車愛称を表す「〔」と「〕」に囲まれた形で表示されている。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
大阪環状線と大和路線とを直通して運行される列車のうち、大阪環状線内でも快速運転を行うものを大和路快速とし、大阪環状線内各駅に停車する列車は区間快速として区別されている<ref name="timetable_201203" />。<br />
<br />
元々、大阪環状線は東半分([[京橋駅 (大阪府)|京橋]]・[[鶴橋駅|鶴橋]]方面)の輸送量が圧倒的に多かったこともあり、この区間の混雑緩和を目的(大阪・天王寺間直通客を西半分経由に誘導)として1964年3月のダイヤ改正で大阪環状線で快速列車が運転を開始した<ref>[[寺本光照]]『国鉄・JR関西圏近郊電車発達史 大阪駅140年の歴史とアーバンネットワークの成立ち』[[JTBパブリッシング]]、2014年、p.81。4-533-09794-2。</ref><ref name="jtb_p88">寺本光照『国鉄・JR関西圏近郊電車発達史 大阪駅140年の歴史とアーバンネットワークの成立ち』JTBパブリッシング、2014年、p.88。4-533-09794-2。</ref>。その後、1973年に関西本線が電化されたこともあり、[[近鉄奈良線]]に対抗するために同年10月1日から大阪環状線の快速と関西本線の快速を組み合わせた快速列車を、主に休日昼間に[[国鉄113系電車|113系]]を使って運転を開始した<ref name="jtb_p88" />。写真にある車両先頭部に「快速 奈良←→大阪(環状線)」のヘッドマークをつけて運転しており、1974年7月20日からは平日ダイヤでも運転されるようになった<ref>『関西の鉄道』1999年陽春号、関西鉄道研究会、1999年、p.11。</ref>。これが大和路快速の前身である。そして国鉄末期の1986年、天王寺鉄道管理局による「あなたとなら・大和路キャンペーン」の中で、「快速・大和路号」の愛称が付けられた<ref>当時発売された[[オレンジカード]]に、「快速・大和路号」の表記が見られる。</ref>。<br />
<br />
民営化された後も113系の運用が続いたが、スピードアップとさらなるサービスアップを目的として、[[1989年]]にそれまでの113系に代えて[[JR西日本221系電車|221系]]を関西本線直通の快速列車に投入し、あわせて1989年3月のダイヤ改正により「大和路快速」と名づけられた<ref name="jtb_p115">[[寺本光照]]『国鉄・JR関西圏近郊電車発達史 大阪駅140年の歴史とアーバンネットワークの成立ち』JTBパブリッシング、2014年、p.115 - p.117。4-533-09794-2。</ref>。転換クロスシートを備えた車両の投入によるグレードアップと、最高速度を120km/hに引き上げによる運転時分の短縮がおこなわれ、所要時間は大阪駅 - 奈良駅間で45分、天王寺駅 - 奈良駅間で30分に短縮された<ref name="jtb_p115" />。<br />
<br />
一時は大阪駅 - 奈良駅間の所要時間を41分、天王寺駅 - 奈良駅間を29分にまで縮めたが、2001年3月3日のダイヤ改正時で[[久宝寺駅]]が停車駅に追加され、大阪駅 - 奈良駅間の所要時間が最速44分に延長された。[[JR福知山線脱線事故]]の影響を受けた運転時分の見直しが行われた2006年3月18日ダイヤ改正では、天王寺駅 - 奈良駅間で所要時間が最速33分、朝ラッシュ時上りの運転時間も最速38分にまで延びている<ref>[https://web.archive.org/web/20060203031421/http://www.westjr.co.jp/news/newslist/article/060130b.html 平成18年3月18日ダイヤ改正]([[インターネットアーカイブ]])- 西日本旅客鉄道プレスリリース、2006年1月30日。</ref>。<br />
<br />
また今のところ[[323系]]に置き換える予定はない。<br />
<br />
== 運行概要 ==<br />
全列車が[[吹田総合車両所|吹田総合車両所奈良支所]]に所属する[[JR西日本221系電車|221系]]を使用し、6両または8両編成で運転されている。<br />
<br />
設定当初は6両のみであったが、利用客の増加に伴い8両編成で運転される大和路快速が増えている。混雑の激しい大阪環状線での運行も行うためである。現在では8両での運転が全体の7割以上を占める。<br />
<br />
2015年3月14日のダイヤ改正現在<ref name="timetable_201503">『JR時刻表』2015年3月号、[[交通新聞社]]。</ref>、平日・土休日ともに日中から夕方にかけて1時間あたり大阪環状線 - 奈良駅間で4本(15分間隔)、奈良駅 - 加茂駅間で2本(30分間隔)運転されている<ref name="timetable_201203" />。また、土休日ダイヤでは朝・夜間にも運転されているほか、夕方には[[王寺駅]]で分割を行い和歌山線に直通する五条行き・[[高田駅 (奈良県)|高田]]行きが併結されている列車も2本設定されている。和歌山線から大阪環状線に直通する列車は設定されていない。<br />
<br />
[[天理教]]祭礼時(おおむね毎月26日やその前後と1月4 - 6日)が土曜・休日ダイヤの場合は6両編成の大和路快速がそのまま奈良駅折り返しで天理まで延長運転されている。しかし、現行のダイヤ設定では祭典の開始時間に間に合わないため信者の利用は少ない。また過去には春と秋の行楽期には加茂行きの8両編成のうち後ろ2両を「[[桜井線#奈良万葉レジャー号|奈良万葉レジャー号]]」として奈良駅で分割し、天理駅・[[桜井駅 (奈良県)|桜井駅]]経由で高田駅まで延長運転されていたこともあるが近年の設定は無い。<br />
<br />
大阪環状線内では天王寺駅の環状線ホーム発着を基本とするが、一部京橋駅発着の列車が存在する。<br />
<br />
=== 停車駅 ===<br />
[[天王寺駅]] … (この間は[[鶴橋駅]]・[[京橋駅 (大阪府)|京橋駅]]・[[大阪駅]]を経由して各駅に停車) … [[福島駅 (JR西日本)|福島駅]] - [[西九条駅]] - [[弁天町駅]] - [[大正駅 (大阪府)|大正駅]] - [[新今宮駅]] - [[天王寺駅]] - [[久宝寺駅]] - [[王寺駅]] … (この間は各駅に停車) … [[加茂駅 (京都府)|加茂駅]]/[[五条駅 (奈良県)|五条駅]]<br />
*大阪環状線側では運行上は福島駅を境に各駅停車となるが、駅や車内のアナウンスでは「'''…福島と、大阪から天王寺までの各駅に停まります'''(内回りはその逆)」のように、大阪駅を境に各駅停車となる旨の案内がされる。<br />
<br />
=== 旅客案内 ===<br />
大和路快速の下り列車(大阪方面)の行き先は「'''大阪行き'''」であるが、大阪駅に到着すると、そのまま京橋駅・鶴橋駅経由天王寺行きとなって大阪環状線を一周する。このため、車両の行き先表示は「'''大阪環状線'''」となっている。ただし、車内では「'''大阪(方面)行き'''」と放送されており、大阪到着前に「'''大阪から環状線外回り、京橋・鶴橋方面天王寺行きとなります'''」と放送されている。<br />
<br />
大和路快速上り列車(奈良・加茂方面)の行き先は、始発である天王寺駅の環状線ホームのみ「'''普通 環状'''」と表示されており、寺田町駅からは「'''大和路快速'''」に表示が変わる<ref>「大阪ステーションシティに集う転換式クロスシートの快速電車」『鉄道ジャーナル』2011年7月号、[[鉄道ジャーナル社]]、p.53。</ref>。<br />
<br />
2015年3月14日[[駅ナンバリング|路線記号]]の導入にあわせて、大阪環状線行きの列車は赤色のラインカラーに大阪環状線の路線記号 '''O''' を表示した種別幕が、奈良方面行きの列車は、緑色のラインカラーに大和路線の路線記号 '''Q''' を表示した種別幕が使用されている<ref>[http://www.westjr.co.jp/press/article/2014/08/page_5993.html 近畿エリア・広島エリアに「路線記号」を導入します] - 西日本旅客鉄道ニュースリリース 2014年8月6日</ref>。<br />
<br />
運行開始直後は「'''大和路快速''' 加茂」行きの表示であったが、[[1999年]]5月10日から「奈良方面」という表示が加えられ、運転開始から2002年頃までは寺田町駅 - (鶴橋駅・京橋駅) - 大阪駅間も「'''大和路快速''' 奈良方面加茂」、始発の天王寺駅環状線ホームでは「'''大和路快速''' 大阪環状線」の表示であった。それ以降、天王寺駅 → 京橋駅 → 大阪駅間は、列車の表示は「普通 奈良方面加茂」、駅や車内では「大阪まで普通、大阪から大和路快速の加茂行」と表示するようになっていた。なお、奈良方面から大阪行きの大和路快速に関しては、1990年ごろより加茂駅・奈良駅 → 大阪駅間が「大和路快速 大阪環状線」で運転し、大阪駅からは「普通 天王寺」の表示にするというスタイルが定着していた。<br />
<br />
2008年3月15日のダイヤ改正からは、関空快速・紀州路快速の環状線内停車駅が大和路快速と共通化されたこともあり、始発の天王寺駅環状線ホームを除き、「大和路快速」の方向幕を表示する運行開始当初のパターンに戻っている。また、環状線外回りとなる大阪駅 → 京橋駅 → 天王寺駅間でも、「大和路快速 天王寺」の表示になった。<br />
<gallery><br />
ファイル:- O - Yamatoji Rapid Service.jpg|大阪行きの表示<br />
ファイル:- Q - Yamatoji Rapid Service.jpg|奈良方面の表示<br />
</gallery><br />
<br />
== 年表 ==<br />
* [[1973年]]([[昭和]]48年)[[10月1日]]:関西本線湊町駅(現在のJR難波駅) - 奈良駅間が電化され、これにより大和路快速の原型となる大阪環状線直通の快速が、休日の日中のみ運転開始<ref name="jtb_p88" />。<br />
* [[1974年]](昭和49年)[[7月20日]]:大阪環状線直通の快速の運転を平日の日中にも拡大<ref>「大阪環状線の歴史」『[[鉄道ピクトリアル]]』2009年6月号、[[電気車研究会]]、p.22。</ref>。<br />
* [[1989年]]([[平成]]元年)[[4月10日]]:大阪環状線直通の快速に'''大和路快速'''の名称がつけられる。<br />
* [[1990年]](平成2年)[[3月10日]]:大和路快速の最高速度120km/h運転を開始<ref name="jtb_p115" />。<br />
* [[1997年]](平成9年)[[3月8日]]:日中は基本的に加茂駅までの運転になる<ref>[https://web.archive.org/web/19980206005423/http://www.westjr.co.jp/new/1press/kaisei9.htm 平成9年3月アーバンネットワークのダイヤ改正について]([[インターネットアーカイブ]])- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1996年12月16日</ref>。<br />
* [[2001年]](平成13年)[[3月3日]]:久宝寺駅が停車駅になる<ref><br />
[https://web.archive.org/web/20010417125918/http://www.westjr.co.jp/kou/press/4press/n001208c2.html -平成13年3月 ダイヤ改正について-](インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道プレスリリース 1996年12月8日</ref>。<br />
* [[2011年]](平成23年)[[3月12日]]:ダイヤ改正により、次のように変更<ref>{{PDFlink|[http://web.archive.org/web/20110523033836/http://www.westjr.co.jp/ICSFiles/afieldfile/2010/12/17/20101217_kinki.pdf 平成23年春ダイヤ改正について]}}(インターネット・アーカイブ)- 西日本旅客鉄道近畿統括本部プレスリリース 2010年12月17日</ref>。<br />
** 大正駅が停車駅になる。<br />
** 日中1時間あたりの運転本数が3本から4本に増発(2本が奈良駅発着、2本が加茂駅発着)。<br />
** この改正までは大阪環状線内を一周して天王寺駅発着のみであった大和路快速・区間快速は、この改正で新たに一周せずに京橋駅を発着とする列車を一部設定する。<br />
* [[2012年]](平成24年)[[3月17日]]:福島駅が停車駅になる<ref>{{PDFlink|[http://www.westjr.co.jp/press/article/items/20111216_kinki.pdf 平成24年春ダイヤ改正について]}} - 西日本旅客鉄道近畿統括本部プレスリリース 2011年12月16日</ref>。<br />
* 2015年(平成27年)3月14日:休日の夜間に大和路快速を増発<ref name="timetable_201503" />。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[会社別列車種別一覧]]<br />
* [[大和路]]<br />
<br />
{{日本における列車種別一覧}}<br />
{{アーバンネットワーク}}<br />
{{DEFAULTSORT:やまとしかいそく}}<br />
[[Category:西日本旅客鉄道の列車]]<br />
[[Category:列車種別]]<br />
[[Category:大阪環状線]]<br />
[[Category:関西本線]]<br />
[[Category:和歌山線]]</div>
121.82.152.140
定期乗車券
2018-07-22T02:51:41Z
<p>121.82.152.140: /* 定期乗車券の払い戻し */内容追加</p>
<hr />
<div>{{複数の問題<br />
|出典の明記 = 2018年3月<br />
|独自研究 = 2018年3月<br />
|国際化 = 2010年4月<br />
|領域=[[日本]]の[[公共交通機関]]<!-- 「定期券」がここに転送されるため --><br />
}}<br />
[[ファイル:Monthly ticket JNR Machida Fuchinobe.jpg|thumb|定期乗車券の例(旧[[日本国有鉄道]])]]<br />
[[ファイル:通学定期券.jpg|thumb|[[磁気]]定期乗車券の例([[西日本旅客鉄道|JR西日本]])]]<br />
[[File:JR card 02.jpg|thumb|[[ICカード乗車券|IC]]定期乗車券の例([[西日本旅客鉄道|JR西日本]]、[[ICOCA]])]]<br />
'''定期乗車券'''(ていきじょうしゃけん)とは、[[鉄道]]・[[バス (交通機関)|バス]]などの[[公共交通機関]]において、[[通勤]]・[[通学]]を主に特定の区間を繰り返し乗車する乗客を対象として、一定の期間を区切って発行される[[乗車券]]である。一般的に'''定期券'''(ていきけん)または'''[[定期]]'''(ていき)と略して呼ばれる。また[[船]]に対しては、'''定期乗船券'''(ていきじょうせんけん)が発行されることがある。[[駐車場]]の繰り返し利用に対して'''定期駐車券'''が発行されることがある<ref>例:[http://www.pref.okinawa.jp/site/doboku/dorokan/kanri/teikichuusya.html 沖縄県・定期駐車について]([[沖縄県]]、2015年11月4日閲覧、2014年3月20日更新)</ref>。<br />
<br />
本項では[[日本]]の定期乗車券を中心に記述する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
定期[[乗車券]]の[[運賃]]は、券面記載経路を、[[普通乗車券]]で有効期間内に1日1往復する場合の額より安価に設定されている。有効期間は発行する事業者によって異なったり、同じ事業者で複数設定されていたりする。1か月・3か月・6か月のものが多く、12か月という例もある<ref>[https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25463320Z00C18A1TJ2000/ 「東急電鉄、有効期限が12カ月の定期券発売」]『日本経済新聞』ニュースサイト(2018年1月9日)2018年6月2日閲覧。</ref>。また、通学定期券に限り1[[学期]]・2学期・3学期の区分で発売している事業者もある(学期定期券)。<br />
<br />
利用には、券面記載[[氏名]]の本人が使用する場合のみ有効とする'''記名式'''<ref>乗り降り自由のフリー乗車券などの一部でも記名式を採用している。</ref>が原則である。事業者によっては乗車時の所持者であれば誰でも有効とする'''持参人式'''を設定している場合がある。<br />
<br />
[[日本]]においては、原則として券面記載経路しか乗車することができず、普通乗車券などで認められている[[選択乗車]]などのルールも一部を除き適用されていないが、その経路内の[[鉄道駅|駅]]([[バス停留所|停留所]])では、原則として下車や乗車が可能である。しかし、日本国外においては[[途中下車]]を認めず、券面表示駅(停留所)で乗降する場合のみ有効とする例もみられる。これは、有効期間内に乗車上限回数を設けたり、乗車を1日1往復(2回乗車)に限定されていたりすることによる。<br />
<br />
現在では[[自動改札機]]の普及に伴い、[[Suica]]、[[PASMO]]などの[[ICカード乗車券|ICカード]]に定期券の情報を記録して、読み取り部分にタッチ(接触)させるだけで利用できるICカード式の定期乗車券も多い。この形式の乗車券は乗客の利便性を図るだけでなく、乗車券の[[偽造]]防止や専用改札口を設けることによる自動改札機本体の省力化など、事業者側にもメリットがある。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
日本における鉄道定期乗車券は[[1873年]]([[明治]]6年)5月、新橋・横浜間の上等車旅客に対し3か月(後に90日)の「常乗切手」を120円(この区間の片道運賃は1円12銭5厘)で発行することを計画したのが最初である。<ref>日本国有鉄道100年史 巻1 468頁</ref><ref>国立公文書館 太政類典・第二編・明治四年~明治十年・第百八十一巻・運漕七・陸運鉄道一 常乗切手ヲ製ス・二条</ref>この計画は6月5日、[[太政大臣]]から正式に認可も受けたが、実施前になぜか中止となり、実際には発行されなかった。次いで[[1874年]](明治7年)7月、大阪・神戸間の上等および中等旅客に対して3、6、9、12か月の「期限切手」が計画され、7月18日に[[伊藤博文]][[工部省|工部卿]]から認可されたが、こちらも実施には至らなかった。<ref>日本国有鉄道100年史 巻1 468頁</ref><br />
<br />
実際に日本初の定期乗車券としては、[[1886年]](明治19年)1月1日「定期乗車券発行規約」の実施により上等および中等の旅客に対して、1、3、6、12か月の4種類が新橋・横浜間の特定の駅間(全部の駅間相互ではない)で発売され<ref>日本鉄道史 上 89頁</ref>、[[明治23年]](1890年)7月には、新橋および横浜を中心に発売範囲が拡大された。近畿地方では[[1887年]](明治21年)5月に神戸、大阪、京都、大津の各駅で発売された。どちらも下等旅客に対しては発売されず、その理由は不明である。下等旅客に対するものは[[1895年]](明治28年)3月1日から発売された学生定期乗車券が最初で、通用1か月のものが発売された。また、まだ発売は1、2等のみであったが、指定した駅間相互の運賃が個別に定められ発行されていた定期券は、[[1898年]](明治31年)11月からマイルごとの運賃によるものに改められた。<ref>日本鉄道史 中 186頁</ref>のち[[1899年]](明治32年)からは3等(従来の下等)に対する普通定期乗車券が発売された。<br />
<br />
[[通勤]]用の職工定期券は[[1908年]](明治41年)3月11日から、普通定期券に対して特定の[[海軍工廠]]に勤務する職工に、あらかじめ決められた駅から最寄り駅(横須賀、田浦、呉のみ。佐世保と舞鶴は除外)に割り引き運賃で発売されたのが最初である。<ref>{{アジア歴史資料センター|C06092127700|職工定期乗車割引の件}}</ref>その後、[[1918年]]([[大正]]7年)7月6日から職工定期券の名称で1か月通用3等のみが発売されたが、[[1922年]](大正11年)3月21日の改正からは3か月も発売されるようになった。<ref>日本国有鉄道100年史 巻8 51頁</ref>発売の対象となる勤務先は海軍工廠の外、軍需に関係のある工場(大阪鉄工場、大阪汽車製造、住友鋳鋼場、住友電線製造所、三菱造船神戸造船所)だけであり、発着駅や区間、乗車する列車や車両が指定されるなど制約の多いものであった。<ref>日本国有鉄道100年史 巻5 471頁</ref><br />
<br />
[[1918年]](大正7年)7月6日には「定期券規程」が制定され、運賃の割引率の整理が行われ、この時から12か月通用の学生定期券が発売された。<ref>[[官報]]第1778号 大正7年7月6日 鉄道院告示第53号</ref>[[1921年]](大正10年)の鉄道開通50周年に合わせて規程類の整理・統合・改訂を行うため、[[1920年]](大正9年)10月に「[[日本国有鉄道|国有鉄道]]旅客及荷物運送取扱規則」を制定し、さらに同年12月「国有鉄道旅客及荷物運送取扱細則」を制定、いずれも翌10年1月11日から施行した。この時に普通定期の1等が廃止されている。<ref>日本国有鉄道100年史 巻8 11頁</ref><br />
<br />
国鉄自動車に対する定期乗車券は、[[1930年]]([[昭和]]5年)12月17日「国有鉄道旅客及荷物運送規程」および「国有鉄道旅客及荷物運送細則」の改訂で自動車定期乗車券が定められた。通用期間は1、3、6、12か月で、さらに[[1934年]](昭和9年)11月15日には1、3か月の通学自動車定期乗車券が制定され、従来の自動車定期乗車券は自動車普通定期乗車券と改称した。<ref>日本国有鉄道100年史 巻8 438頁</ref> <br />
<br />
[[1932年]](昭和7年)になると、[[第一次世界大戦]]の好景気の時期である[[1921年]](大正10年)に制定された規程が[[昭和恐慌]]の時期に合わなくなり、同年6月に大改訂が行われた。「旅客及荷物運送規則」が制定されて8月1日から施行された。<ref>官報 昭和7年6月6日号外</ref>この時、職工定期乗車券の3か月が追加され、定期券購入の条件が「[[工場法 (日本)|工場法]]または鉱業法の適用を受け且つ[[鉄道省]]の指定したもの」に拡充された。<br />
[[1937年]](昭和12年)6月1日改正では、普通定期の12か月定期が廃止された。<ref>日本国有鉄道100年史 巻10 718頁</ref>さらに[[1943年]](昭和17年)、6か月普通定期および12か月学生定期が廃止された。<br />
[[1943年]](昭和17年)4月1日の改正では、既に学生定期乗車券のみであった12か月通用定期券が廃止された。職工定期券については工員定期乗車券と名称が改められ、購入条件が国民労務手帳法による国民労務手帳所持者に拡大され、6か月定期券も発売された。これによって定期乗車券は、普通、学生、工員の3種類で、通用期間は1、3、6か月だけに統合された。<ref>日本国有鉄道100年史 巻11 731頁</ref><br />
<br />
[[太平洋戦争]]後、[[1946年]](昭和21年)3月1日からは、工員定期券と学生定期券を統合して、特殊定期(工員用特殊定期乗車券と通学用特殊定期乗車券)とし、普通定期券との2本立てになった。<ref>日本国有鉄道100年史 巻10 750頁</ref>戦後、[[蒸気機関車]]の燃料に使われる[[石炭]]の不足による輸送力の逼迫は深刻なものとなり、炭鉱労働者の輸送・乗車を確保するため、[[1945年]](昭和20年)12月1日から、蒸気列車区間の通学定期の使用停止や、通学を目的とする定期乗車券の発売停止(12月21日)などが一時的に行われた。<ref>日本国有鉄道100年史 巻10 758頁</ref><br />
さらに[[インフレーション|インフレ]]もすさまじく、[[1947年]](昭和22年)7月1日には3倍半という大幅な値上げが実施されるとともに、工員用特殊定期乗車券を普通定期乗車券に統合して通勤定期乗車券とし、学生用特殊定期乗車券を通学定期乗車券と改称した。<ref>日本国有鉄道100年史 巻10 754頁</ref><br />
<br />
[[1953年]](昭和28年)1月15日になると、誰でも自由に購入出来る1、3か月の普通定期乗車券が発売されたが、2等通勤定期乗車券は廃止となった。<ref>日本国有鉄道100年史 巻13 82頁</ref>これにより、定期券は自由に購入出来る普通定期乗車券、勤務先の発行する身分証明書が必要な3等通勤定期乗車券、通学証明書が必要な通学定期乗車券(3等用)の3種類となった。同時に上記に定期券のほか、東京電車環状線内(東京山線内)に通用する1か月の3等均一定期乗車券が新設された。<br />
[[1960年]](昭和35年)7月1日から実施された改定では、2等級が採用され、従来の2等は1等に、3等は2等に等級呼称を変更した。<ref>日本国有鉄道100年史 巻13 90頁</ref><br />
[[1966年]](昭和41年)3月5日改正では普通定期乗車券が廃止され、通勤定期乗車券を1等通勤定期乗車券と2等通勤定期乗車券とし、[[身分証明書]]の提出も廃止して誰でも購入出来るようになり、おおむね現在の定期券制度ができあがった。2等の通勤定期乗車券および通学定期乗車券は1、3、6か月が発売され、2等の通勤定期乗車券は1、3か月が発売された。<ref>日本国有鉄道100年史 巻13 100頁</ref><br />
[[1969年]](昭和44年)5月1日の改正で1等が廃止されて[[グリーン車]]となり、従来の1等通勤定期乗車券はグリーン定期乗車券と名称変更され、<ref>日本国有鉄道100年史 巻13 106頁</ref>その後の定期券制度が基礎がおおむね確立した。<br />
<br />
== JR ==<br />
[[ファイル:継続定期券発行機.jpg|thumb|180px|JR西日本の定期券自動継続発行機([[JR難波駅]])]]<br />
'''[[JR]]の[[旅客営業規則]]において規定されている定期乗車券の種類は、次の4種類である。'''<br />
* 通勤定期乗車券<br />
* 通学定期乗車券<br />
* 特別車両定期乗車券<br />
* 特殊均一定期乗車券<br />
<br />
=== 利用可能な列車 ===<br />
原則として[[普通列車]]<ref>[[快速列車]]を含む広義の普通列車</ref>の[[普通車 (鉄道車両)|普通車]]の[[自由席]]のみであり、[[急行列車|急行]]・[[特別急行列車|特急]]列車、[[グリーン車]]、[[座席指定席|指定席車]]にはそれに対応する料金を支払っても乗車することができない。これらの利用には、定期乗車券の有効区間であっても、別途乗車区間に対応する普通乗車券の購入も必要である。ただし、別料金を支払うことで特急列車および普通列車指定席に乗車できる例外規定が設けられている例が多数ある。それらを次項で示す。<br />
<br />
==== 例外規定 ====<br />
* 特例として区間・列車を限定して[[特別急行券#特定特急券|特定特急券]]、[[特別急行券#自由席特急券|自由席特急券]]または[[急行券]]を購入すれば普通車[[自由席]]に乗車できる場合がある。[[1980年代]]以降は特急列車が大衆化し、また特急列車が通勤に利用されることが増加していることから、この特例の適用は非常に多くなってきている。<br />
* [[首都圏 (日本)|首都圏]]の一部区間および[[瀬戸大橋線]]の快速「[[マリンライナー]]」では、[[グリーン券]]によりグリーン車に乗車することができる<ref>[[グリーン券#東京圏におけるグリーン券の扱い|東京圏でのグリーン券の扱い]]も参照のこと。</ref>。また、「マリンライナー」など指定席を連結している普通・快速列車の一部では、指定席券の追加購入により普通車指定席車両に乗車することができる。<br />
* 「[[あかぎ (列車)|あかぎ]]」は、普通車自由席だけではなく、普通車指定席も指定席特急券を購入すれば乗車することができる。<br />
* 「[[ムーンライトながら]]」の[[沼津駅|沼津]] - [[大垣駅|大垣]]間は、指定席券を購入すれば乗車することができる。<br />
* 「[[ふじさん|特急ロマンスカーふじさん]]」の[[御殿場駅|御殿場]] - [[新宿駅|小田急新宿]]間は、小田急線内も含め指定席特急券を購入すれば乗車することができる。<br />
* [[九州旅客鉄道]](JR九州)では、対応料金を支払えばグリーン車も含めて全ての特急列車に定期乗車券で乗車することが可能である。<br />
* [[北海道旅客鉄道]](JR北海道)・[[西日本旅客鉄道]](JR西日本)・[[四国旅客鉄道]](JR四国)では、すべての特急・急行列車の普通車自由席が定期券と特急券・急行券の組み合わせで乗車できる<ref>いずれも<!--[[本州]]直通の-->[[夜行列車|寝台特急列車]]を除く。</ref>。<br />
なお、JRでは、発売する駅から有効な定期乗車券のみを発売する<ref>旅客営業規則第20条。[[無人駅]]の場合は隣接する有人駅において発売する。</ref>のが原則であるが、実際には私鉄駅発着の定期乗車券を発売することもある。[[鉄道駅]]の[[みどりの窓口]]以外では各支社に属する販売センター<ref>鉄道駅とは別にある、法人向けの営業拠点を指す。</ref>で発売することもある<ref>社員に定期券を現物支給するために、企業などで一括購入する場合など。</ref>。<br />
<br />
=== 旅客営業規則で規定されている定期乗車券 ===<br />
==== 通勤定期乗車券 ====<br />
主に通勤目的のための定期乗車券であるが、購入時に通勤証明書などを提示する必要はなく、誰でも任意の区間で購入することができる。小児用の通勤定期乗車券もあるが<ref>旅客営業規則第74条および第98条</ref>、こちらは[[学習塾]]や[[病院]]に通う際に利用されることがある。<br />
<br />
なお、[[1966年]]([[昭和]]41年)までは通勤定期乗車券の購入には勤務先の証明が必要で、別に勤務先の証明が不要な普通(2等)定期乗車券も存在していた。通勤以外にも使えるのに「通勤」と名が付くのはこの名残である。<br />
<br />
有効期限は1・3・6か月である。<br />
<br />
JRの通勤定期の割引率は他の交通機関と比べると高く、1か月定期で約50%、3か月定期で約55%、6か月定期で約60%である。<br />
<br />
==== 通学定期乗車券 ====<br />
{{出典の明記|date=2018年3月}}<br />
[[在学生|児童・生徒・学生]]の通学のための定期乗車券であり、通勤定期乗車券より運賃が安い。購入時に通学を証明する通学証明書の提示が必要で、販売区間も自宅の最寄駅と学校が指定する最寄駅との間の最短、または最安となる経路に限られる<ref>最寄り駅・経路については、「乗車距離が短い」「定期運賃が安い」「乗車時間が短い(乗換時間を含む)」のいずれかに該当する必要がある。複数の駅が使用できる場合は、このいずれかに該当すれば最寄りでなくても基本的には使用可能。</ref>。また、翌年度の[[5月1日]]以降にまたがるものは発行できない<ref>すなわち、3月に発行することも可能である。</ref>。JRでは大学生<ref>高校生・中学生・小学生にさらなる割引があるので([[旅客営業規則]]38条)、専門学校などそれ以外の学校に通う場合は「大学生用」となる。</ref>用・高校生用・中学生用・小学生用の4種類がある。有効期限は通勤定期と同様1・3・6か月である<ref>6か月定期は10月、3か月定期は1月までしか発行できない。</ref><ref>他にJR北海道では、学校の[[夏休み|夏]]・[[冬休み|冬]]休みの日数が道外と大きく異なる事情を考慮して2・4か月の通学定期も設定していたが、2015年3月末で発行を取り止めることになった。</ref>。新学期(特に[[入学式]]当日)には新学年の証明書類が必要になるため、新規に窓口で発行しなければならない学生の長蛇の列ができることも珍しくない。また、これらの事情を考慮して輸送機関の職員が学校に出向いて、新入生が[[入学式]]終了後に窓口に行かず定期乗車券を購入できるよう販売するケースもある。<br />
<br />
高校生用は大学生用の1割引、中学生用は大学生用の3割引、小学生用は中学生用の半額の運賃が設定されている。大学生用定期の価格は通常の約30%なので、月10往復程度で元が取れる。なお、3か月定期は1か月定期の5%引、6か月定期は1か月定期の10%引の運賃が設定されている。<br />
<br />
通学定期乗車券は、[[卒業]]に必要な[[学年制と単位制|単位]]取得のための通学用として発行が認められるものであって、[[クラブ活動|部活動]]など課外活動のために校舎とは別の場所にあるグラウンドに通うようなケースでは発売は認められない<ref>課外活動は教育課程ではないため、卒業に必要な単位とはみなされない。</ref>が、[[通信教育]]([[放送大学]]を除く)における[[スクーリング]]参加<ref>本学だけでなく、地方スクーリング会場での受講も対象。ただし、1ヶ月間内のうち、ある程度の日数の参加が必要なケースがある。</ref>や、[[教育実習]]ないしはその他単位取得に必要な[[医療施設]]・[[福祉施設]]での実習などでは当該施設等に通うための定期乗車券の発行が認められる場合がある。<br />
<br />
また、購入ができるのはJRに指定された'''指定学校'''の学生・生徒であり、指定学校ではない教育施設<ref>学習塾や一部の[[専修学校]]など。いわゆる「[[学校教育法#1条学校(1条校)|1条校]]」は無条件で指定学校となる。指定学校でない場合、差額を学校側が負担する場合もある。</ref>に通う場合は発売は認められない。<br />
<br />
運賃が安いだけあって、発売には様々な制限がある。通学定期乗車券の購入ができない場合は、通勤定期乗車券またはその他の乗車券(「[[乗車券#乗車券の種類]]」を参照)を購入することになる。<br />
<br />
なお、通学定期乗車券の規定による減収分は[[鉄道事業者]]の負担、より正確には割引率の低い他の利用者からの収入で負担しているのが現状である。かつての国鉄[[ローカル線]]を引き継いだ事業者を含む地方の民鉄・第三セクター鉄道が廃線となったり、苦境に陥ったりしているのも、通勤利用者が[[自家用車]]に転移し、割引率の高い(収益性が低い)通学定期乗車券利用者が利用者の主流で、さらに過疎化・少子化や保護者による自家用車送迎で数を減じていることも背景の一つである。<br />
<br />
一部の[[地方公共団体|自治体]]では、[[公共交通機関]]の利用促進のために通学定期乗車券に[[補助金]]を支出したりするところもある。<br />
<br />
==== 特別車両定期乗車券 ====<br />
「グリーン定期券」ともいい、グリーン車の利用を前提にしていることから、あらかじめ利用する区間のグリーン券に相当する金額も合わせて計算されている。なお、グリーン車の連結していない区間を含めて発行することができる。かつてのグリーン定期券の料金は、一等車定期乗車券時代の名残もあり、普通運賃部分の割引率も通勤定期乗車券に比べて低く設定されていたが、[[2004年]][[10月16日]]以降の計算方法は、グリーン車利用区間のキロ数に応じた一定料金(1ヶ月では、おおむね22往復分のグリーン券の販売額)を、全区間の通勤定期乗車券額と合算する方式となった。有効期間は1か月と3か月のみである。<br />
<br />
2004年10月16日の制度改正により、[[首都圏 (日本)|首都圏]]では自由席グリーン券を買うことで、通勤・通学定期券でもグリーン車に乗車できるようになったが、それ以前にはグリーン定期券でない定期券でグリーン車に乗車することは(グリーン券だけを買い足しても)できなかった。<br />
<br />
なお、[[東京山手線内]]相互発着用の運賃表がある。これは、1984年の東京山手線相互発着用の普通運賃表の新設に伴うもので、この区間内でのグリーン車は日暮里駅 - 田端駅間と秋葉原駅・神田駅 - 代々木駅間を除く全区間で運転されている<ref>ただし、池袋駅 - 田端駅間、品川駅 - 大崎駅間は停車駅がない。</ref>ものの、いずれも短距離である。<br />
<br />
==== 特殊均一定期乗車券 ====<br />
「[[山手線]]内均一定期券」が唯一の例である。東京山手線内の全区間に有効であり、山手線環状運転区間(並走区間は[[京浜東北線]]と[[埼京線]]も含む)、[[中央本線]]神田 - 代々木間および総武本線秋葉原 - 御茶ノ水間の各駅間で乗降することが可能な定期乗車券である。有効期間は1か月のみ。発売は東京山手線内各駅のみどりの窓口(東京駅・品川駅はJR東海管轄も含む)または定期券自動券売機に限られる。運賃は14,220円。これは、「千駄ヶ谷(中央東)御茶ノ水(総武2)秋葉原(東北)東京(東海道)品川(山手1)代々木(中央東)新宿(山手2)田端(東北)秋葉原」(41.4km 14,220円)に相当する。なお、[[Suica]]定期券での発売はないが、上記経路の例に従えば、ほぼ同一の効力を持つ同額のSuica定期券は発券可能である<ref>ただし、この例では代々木・千駄ヶ谷間の最短経路は乗車できない。</ref>。<br />
<br />
=== 旅客営業規則で規定されている定期乗車券に関連する制度 ===<br />
==== 特殊な割引制度 ====<br />
JRは、かつては[[公共企業体]]の[[日本国有鉄道]](国鉄)であったため、[[私鉄|民鉄]]にはない種類の割引が存在する。<br />
; 特定者割引定期券<br />
: おおむね[[生活保護]]受給世帯を対象にした割引。割引を受けるためには生活保護世帯であることも然ることながら一定の条件がある。旅客営業規則に運賃表が掲載されているが、市販の[[時刻表]]には掲載されていない([http://www.city.kawasaki.jp/63/63hukusa/home/01_soudan_02/ 参考リンク 川崎市幸区役所のサイト])。<br />
; 通学定期券の種類<br />
: 通常、一般[[私鉄]]では大学生でも中学生でも運賃は同一であるが、JRの場合(新幹線定期券は除く)、大学・高校・中学と異なる運賃が設定されている<ref>大学生の運賃を基準とした場合、高校生は90%、中学生は70%</ref>。<br />
: このため、JR線との[[#連絡定期券・共通定期券|連絡定期券]]を発行している鉄道事業者がJR線分の発売区分を誤って発券(学生の区分をすべて大学生扱い)し、過剰に運賃を収受していた事例が[[2008年]]になって発覚した。件数・過徴収期間・過徴収額は記録が残っていないため把握が難しいという。現在では新規購入時に申込用紙を記入する際に、これらのどれに当てはまるかを購入者に選択させていることが多い。<br />
<br />
==== 長距離区間の定期券の購入について ====<br />
JRの定期乗車券は、[[新幹線]]の「フレックス」「新幹線エクセルパス」を除く在来線で乗車区間が100kmを超える区間を購入する場合、[[駅長]]の承認が必要となる。また、乗車区間が200kmを超える場合は、購入理由を記載した書面を提出しなければならない。<br />
* 参考リンク:[https://web.archive.org/web/20130601130819/http://ken.akari-house.net/yakumon_teiki.html 「塚本〜八雲間の定期券は購入可能か?」] -- [[漫画]]・[[アニメ]]『[[スクールランブル]]』の[[キャラクター]]名にちなむ。<br />
<br />
==== 特例の取り扱い ====<br />
定期乗車券では、運賃計算や[[区間外乗車]]の特例について、適用の可否が普通乗車券・回数券と異なる場合がある。<br />
<br />
;適用されるもの<br />
:* 特定の分岐区間に対する区間外乗車<br />
:* [[経路特定区間]](JR東日本・JR北海道)<br />
:* [[列車特定区間]]<br />
<br />
;適用されないもの<br />
:* 分岐駅通過列車に対する区間外乗車の取り扱い<br />
:* 経路特定区間(JR西日本)<br />
:* [[選択乗車]]<br />
:* [[電車大環状線]]の各特例<br />
<br />
=== その他の定期乗車券 ===<br />
==== 新幹線定期乗車券 ====<br />
{{see also|新幹線通勤|エクセルパス}}<br />
遠距離通勤・通学の増加に伴い、新幹線用の通勤定期乗車券「FREX(フレックス)」、通学定期乗車券「FREX(フレックス)パル」([[北海道旅客鉄道|JR北海道]]・[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]・[[東海旅客鉄道|JR東海]]・[[西日本旅客鉄道|JR西日本]])、「新幹線エクセルパス」([[九州旅客鉄道|JR九州]])が発売されている。ただし、これらは旅客営業規則においては[[特別企画乗車券]](トクトクきっぷ)の扱いである。新幹線の普通車自由席または、普通車指定席の空席(自由席がない便のみ)を利用できるため、発売額には乗車区間の定期旅客運賃に加え新幹線自由席特急料金に相当する定期特急料金が加えてある。また、途中の区間において新幹線を利用する定期乗車券も設定可能であるが、この場合、全区間の定期旅客運賃と新幹線乗車区間の新幹線自由席特急料金に相当する額を合算し発売される。例えば、新宿 - [[宝積寺駅|宝積寺]]間の乗車券に新幹線を大宮 - 宇都宮間で利用する定期券も発売できる。<br />
<br />
新幹線定期乗車券の所持者が増加したことから、通勤時間帯の新幹線の普通車自由席が通勤列車並みに混雑するようになった。[[東海道新幹線]]では朝8時台の「[[のぞみ (列車)|のぞみ]]」「[[ひかり (列車)|ひかり]]」において新横浜 - 東京間で普通車指定席の空席を定期利用の有無を問わず自由席扱いとする特例措置をとっている。また、新幹線定期乗車券使用者を対象とした普通車指定席やグリーン車への着席を目的とした料金回数券を設定・発売している。詳しくは[[特別企画乗車券]]を参照のこと。<br />
<br />
[[東北新幹線|東北]]・[[上越新幹線|上越]]・[[北陸新幹線]]の一部区間は[[Suica#Suicaカード|Suica定期券]]に搭載可能で、他鉄道事業者との連絡定期券も発売(JR東日本のみ)している。<br />
<br />
==== 特急料金定期券 ====<br />
遠距離通勤・通学は、新幹線沿線のみならず[[在来線]]の[[特別急行列車|特急列車]]にもみられる。JR東海を除くJR旅客5社がそれぞれ発売している。これらも新幹線と同様に特別企画乗車券(トクトクきっぷ)の扱いである。[[北海道旅客鉄道]](JR北海道、名称:「[[かよエール]]」)・[[東日本旅客鉄道]](JR東日本、名称:「定期券用月間料金券」)の一部区間と、[[西日本旅客鉄道]](JR西日本、名称:「[[パスカル定期券|パスカル]]」「○○○特急料金定期券(○○○は列車名)」)・[[四国旅客鉄道]](JR四国、名称:「快て〜き」)・[[九州旅客鉄道]](JR九州、名称:「[[エクセルパス]]」)の全特急運転区間において、特急列車の普通車自由席を利用できる料金定期券、または特急料金相当額を運賃部分に加算した定期乗車券を発売している。料金定期券は、定期乗車券の購入と同時かあるいはすでに所持している定期乗車券を提示し、定期乗車券区間内の特急列車停車駅間の特急料金定期券を購入する形をとる。[[博多南線]]の場合は全列車が特急列車であるので、提示の必要がなく定期券に特急料金定期券が含まれる。なお、JR西日本で発売している指定席特急料金定期券「マイシート」は定期乗車券と組み合わせて有効期間中普通車のあらかじめ指定した座席を利用できる。<br />
<br />
==== 2駅併用定期券 ====<br />
JR北海道で発売されている、分岐の外方で近隣する2駅のどちらでも乗降可能な定期乗車券。対象は、[[新札幌駅|新札幌]]・[[厚別駅|厚別]] - [[白石駅 (JR北海道)|白石]]以西の各駅間と、[[琴似駅 (JR北海道)|琴似]]・[[八軒駅|八軒]] - [[桑園駅|桑園]]以東の各駅間(新札幌・厚別 - 琴似・八軒という両方とも2駅併用にもできる)。運賃は対象の2駅のうち高額となる駅の定期券を購入した場合に適用される。例えば、白石 - 八軒・琴似の場合、白石 - 琴似間(通勤1か月6,780円)ではなく、白石 - 八軒間(通勤1か月7,130円)を購入しなければ2駅併用とはならない。なお、区間が[[Kitaca]]利用可能エリア内でも磁気式でなければ2駅併用とはならない。<br />
{{main|総販 (システム)#備考}}<br />
なお、2014年10月24日にJR北海道が2015年3月31日で2駅併用定期券発売終了を発表。これにより2駅併用定期券利用者は4月1日以降「琴似・八軒」のいずれかの駅、「新札幌・厚別」のいずれかの駅を選択しなければならない<ref>[http://www.jrhokkaido.co.jp/pdf/141024.pdf 定期券・回数券のルール変更等について] - JR北海道 2014年10月24日</ref>。<br />
<br />
==== 職務乗車証 ====<br />
社員が業務の必要により、路線を使って移動する場合に使用する社員証型の“定期券”。機能は全線定期や株主優待乗車証と同一で、JR以外の事業者の場合は家族にも支給される所もある。ただし同一企業グループをまたがる移動は出来ない。JR各社によっては階級に応じて利用できるエリアが異なってくる。<!--あくまでJRでの説明です。また不正云々を記載する場ではありません--><br />
<br />
=== 旅客営業規則で規定されている乗車券でない定期券 ===<br />
==== 定期入場券 ====<br />
{{redirect|定期入場券|駅以外|入場券}}<br />
[[鉄道駅|駅]]構内や改札内への入場・通行ができる「定期[[入場券]]」がある。[[日本国有鉄道]](国鉄)時代には[[有人駅]]のほぼ全駅で発行されており、かつては[[観光地]]周辺の駅で[[旅館]]などの[[従業員]]が客を駅構内で歓送迎するのに使用されていた。ただし現在では、発行は駅構内に[[自由通路]]がない場合、また[[駅弁]]を売る業者など駅構内に定期的に立ち入る必要がある場合に限られる<ref>業者の場合は、自社の従業員証の提示でこれに代えることがほとんどである。</ref>。例えば、[[東日本旅客鉄道|JR東日本]]の[[電車特定区間]]内の駅では[[東京駅]]と[[高尾駅 (東京都)|高尾駅]]のみで発売されている。かつては、駅舎改築前の[[国分寺駅]]や[[品川駅]]でも発売されていた。<br />
<br />
なお、定期「[[乗車券]]」を入場券代わりに使用することはできない。駅構内への入場には「乗車船の目的」と「乗車船以外の目的」の二つに分けられ、前者は乗車券類、後者は[[入場券]]が必要となる<ref>[[JR]]の[[旅客営業規則]]第294条には「次の各号に掲げる者が、乗車船以外の目的で乗降場に入場しようとする場合は、[[入場券]]を購入し、これを所持しなければならない。(後略)」と規定されている。</ref>。定期乗車券は乗車券の一種であり、乗車券は乗車券類に含まれるため、「乗車船の目的」に限り使用でき、「乗車船以外の目的」(送迎等の入場目的)には使用できないのである<ref>旅客営業規則第147条第6項には「乗車券類は、乗車船以外の目的で乗降場に入出する場合には、使用することができない。」という規定があり、他の多くの鉄道事業者においても同様の規定がある。</ref>。[[Suica]]などの[[ICカード式乗車券]]についても同様で、これらもあくまで乗車券類であることから、入場券代わりに使用することはできない。<br />
<br />
==== 定期手回り品切符 ====<br />
{{main|チッキ}}<br />
<br />
== その他の日本の鉄道 ==<br />
JR以外の[[私鉄]](民鉄)、[[地下鉄]]、[[第三セクター鉄道]]について取り上げる。<br />
<br />
=== 概要 ===<br />
基本的には以下の2種類が発行される場合が多い。JRと同様に定期乗車券で利用可能なのは、原則として特別料金不要の列車の普通車のみであるが、有料で運行される[[特別急行列車|特急]]・[[急行列車|急行]]列車と[[特別席]](指定席)については、それに対応する料金を支払えば乗車できる場合が多い。<br />
* [[#通勤定期乗車券|通勤定期乗車券]]<br />
** [[神戸市営地下鉄]]([[神戸市交通局]])などは普通定期乗車券と称する。<br />
* [[#通学定期乗車券|通学定期乗車券]]<br />
** [[愛知環状鉄道]]のように、事業者によっては学校の就学期間に合わせて4月上旬から7月中旬までという期間を設定している場合もある。また、一部の事業者([[名古屋市交通局]]など)においては通学証明書を必要とせず、学生であれば任意の区間の定期券が割引で買える事例(そのため、名古屋市交通局では通学定期券ではなく「学生定期券」と呼ぶ)や、[[横浜市交通局]]のように通塾対応として「[[学習塾]]在籍証明書」を提出することで通学定期券が購入できる事例も存在する。<br />
また、定期乗車券の一種で、ある一定の[[区間 (鉄道)|区間]]において一定の金額で区切って発行する[[#特殊均一定期乗車券|均一定期乗車券]]がある。[[東京地下鉄]](東京メトロ)や[[都営地下鉄]]などが発行する「全線定期乗車券」もこの一種である。<br />
<br />
変わり種としては、[[肥薩おれんじ鉄道]]が65歳以上の[[高齢者]]を対象に割引率を通学定期乗車券並みに引き上げた「いきいきシルバー定期」がある。また、[[2006年]]7月限定で[[平成筑豊鉄道]]は1か月分の定期乗車券などが当たる[[懸賞]]つき定期乗車券を発売していた。<br />
<br />
なお、事業者によって定期券の割引率が異なるが、首都圏の大手民鉄の場合、普通運賃が低い水準にあるので通勤定期の場合はJRよりも割引率が低く40%弱(1か月に約19往復しないと元が取れない)が多い。東京地下鉄や都営地下鉄に至っては30%程度(1か月に約21往復しないと元が取れない)となっている。これに対して、通学定期は割引率が高く77% - 80%前後(1か月に約7往復すれば元が取れる)の事業者が多い。東京地下鉄や都営地下鉄の割引率は約65%(通勤定期の約半額・1か月に約10往復すれば元が取れる)である。近畿の大手民鉄でも通学定期の割引率は高く、中でも[[近畿日本鉄道]]の場合は66km以上の区間(鶴橋 - 名張間など)については1か月にわずか3往復するだけで元が取れるような設定になっている。<br />
<br />
第三セクター、地方の民鉄の場合は割引率が低い傾向にあり、バス並みの割引率(通勤定期で約30%・1か月に約21往復しないと元が取れない)しかない事業者も存在し、却って定期券を購入することが損をする場合が生じる可能性がある。一例として[[北総鉄道]]では通勤定期の割引率が約30%に対して、日中回数券・土休日回数券は約33.3%と回数券の方が安い。2000年代以降はこの点を考慮して[[平日]]のみ利用可能な定期券を発売している事業者([[近江鉄道]]や[[遠州鉄道]]など)もある。<br />
<br />
また、きわめて稀ではあるが、割引運賃や加算運賃との兼ね合いで、定期券を買わずに30往復するほうが1ヶ月定期券を買うより安い区間も存在する。たとえば、[[福岡市交通局]]<ref>[http://subway.city.fukuoka.lg.jp/fare/ryokin_higashihie.html 東比恵駅料金表] 福岡市交通局、2014年1月25日閲覧。</ref>や[[沖縄都市モノレール]]<ref>[http://www.yui-rail.co.jp/howto/ticket.html 乗車券の種類] 沖縄都市モノレール、2014年1月25日閲覧。</ref>では隣接駅まで100円で乗車できる「おとなりきっぷ」が導入されているが、定期券については隣接駅であっても通常の1区として計算するため、1ヶ月定期券のほうが「おとなりきっぷ」30往復より高額となっている。<br />
<br />
運賃計算に使用する運賃表の距離区分については、普通乗車券と同一の事業者(例:[[京王電鉄]][https://www.keio.co.jp/train/teiki/yoyaku/R2010])と、普通乗車券よりも区分を細かく設定する事業者(例:[[東武鉄道]][http://www.tobu.co.jp/station/ticket/pdf/unchinTable.pdf])とが存在する。<br />
<br />
発売拠点については、JRのように全ての駅員配置駅で販売している訳ではなく、主要駅の定期券発売所に集約されている(特に都市部の[[大手私鉄]]や地下鉄。ただし、[[名古屋鉄道]]や遠州鉄道のように全ての[[有人駅]]で発売しているケースや、[[小田急電鉄]]や[[阪急電鉄]]のように、全駅に定期券を発売可能な[[自動券売機]]を設置しているケースもある<ref>通勤定期に限る</ref>)。このため、定期券を発売していない駅からの定期券を購入する場合、乗車駅から発売駅までの普通乗車券を購入した上で乗車券に証明を受け、定期券発売窓口で定期券の購入時に発売駅までの乗車券を払い戻してもらい、帰りの無料乗車券(乗車票)を受取って乗車駅まで戻る形となる。<br />
<br />
[[東京急行電鉄]]では2018年3月17日より、自社線内に限り、12か月定期券を発売する。当面は割引率は1か月定期×12か月分から1割引きした金額で6か月定期の2倍か2倍から10円安い額である<ref>http://www.tokyu.co.jp/image/news/pdf/b483496153d422e19cda81626a6ca072b9f09bd9.pdf</ref>。<br />
<br />
=== 連絡定期券・共通定期券 ===<br />
事業者が[[連絡運輸|自社の路線から乗り継ぎ可能な他事業者の路線]](バス・[[地下鉄]]・[[路面電車]]などを含む)との「連絡定期券」を発行する場合がある。通常は出発地から目的地までの区間で利用する事業者数分の定期券が必要となるが、連絡定期券を利用することにより複数枚の定期券を1枚にまとめることができる<ref>例えば、バス事業者A - 鉄道事業者B - 鉄道事業者Cのように乗り継ぐ場合、事業者によってA区間からC区間までの連絡定期券が発行されていれば、通常は定期券が3枚必要であるが、1枚の連絡定期券にまとめることができる。</ref>。発行可能な対象区間は事業者ごとに異なり、他社の全線を対象とする場合や他社の一部区間のみを対象とする場合がある。また、運賃も利用する区間の定期旅客運賃を単純に合算した額とする場合やこの合算した額から一定額を割り引いたものを運賃とする場合などがある。利用区間と連絡定期券の発行可能な区間が合致しない場合(もしくは発行区間が重複する場合)は、定期乗車券を本来の枚数より減らすこと自体は可能であるが、複数枚となる<ref>例えば、バス事業者A - 鉄道事業者B - 鉄道事業者Cのうち、Aの区間とBの区間、もしくはBの区間とCの区間の連絡定期券が事業者によって発行されている場合、通常は定期券が3枚必要であるが、Aの区間とBの区間をまとめた連絡定期券1枚とCの区間の定期券1枚の計2枚、もしくはAの区間の定期券1枚とBの区間とCの区間をまとめた連絡定期券1枚の計2枚にまとめることができる。</ref>。なお、連絡定期券は利用区間に関連するすべての事業者が発行している訳ではない<ref>例えば、[[近畿日本鉄道]]は自社線の一部の駅からJR西日本を経由して[[阪急電鉄]]など他社線へ連絡する連絡定期券を発行しているが、阪急電鉄やJR西日本でこれと同一の区間を設定した連絡定期券を購入することはできない。</ref><ref>[[西日本鉄道]]と[[福岡市交通局]]の連絡定期券の場合、区間制定期券は西鉄の定期券売場でも地下鉄の定期券売場でも取り扱っているが、地下鉄全線定期券を含む場合は、西鉄での取り扱いはなく地下鉄窓口でのみの発券である。</ref>。このほかにも、特定の条件に合致した場合のみ他社線で乗降が可能となる定期券「共通定期券」を発行するケースもある<ref>具体例として、阪急電鉄・[[阪神電気鉄道]]・[[神戸高速鉄道]]の3社間でのケースがある。阪急・阪神と神戸高速鉄道は相互直通運転を行っており、磁気式の通勤定期乗車券で梅田 - 三宮間を含む場合は阪急・阪神双方の梅田駅で、また三宮 - 高速神戸間を含む場合は阪急・阪神双方の三宮駅から神戸高速鉄道の高速神戸駅までの各駅(花隈・西元町・元町)でそれぞれ乗降が可能とする共通利用制度を[[1996年]]から実施している。発行について特別な手数料や手続きは必要なく、設定された条件をクリアしている場合に自動的に適用されるという性質のものである。</ref><ref>[[西武鉄道]]では[[練馬駅]] - [[池袋駅]]間を[[西武池袋線]]、[[西武有楽町線]]、[[東京メトロ有楽町線]]、[[東京メトロ副都心線|副都心線]]のいずれも乗車可能とした特殊連絡定期券「だぶるーと」を[[PASMO]]限定で発売している。</ref>。<br />
<br />
バスとの連絡定期券は[[#連絡定期券]]を参照のこと。<br />
<br />
=== 座席指定定期券 ===<br />
[[名古屋鉄道]]では、[[名鉄特急|特急特別車]]ミューの座席について、利用者があらかじめ定めた1往復の列車の座席を1か月(平日ダイヤ運行日のみ)確保する「[[名鉄特急#回数特別車両券・ミュー定期券|ミュー定期券]]」と称するものが存在する。1か月13,000円で、有効期間は毎月1日 - 末日の1か月。<br />
<br />
座席指定は券面記載の列車・座席にしか適用されないが、ミュー定期券を所持していれば当該区間内であれば休日ダイヤ運行日も含めて券面表示以外の列車の特別車にも追加料金なしで乗車できる。ただし、座席の指定がないため、座席の指定を受けた他の旅客が乗車してきた場合は席を譲らなければならない。<br />
<br />
なお、ミュー定期券利用区間を含む通勤・通学定期乗車券を所有する旅客のみに対して発売され、乗車する際も定期券とミュー定期券の2枚を組み合わせて使わなければならない。また、定期券以外の乗車券とミュー定期券の併用はできない。<br />
<br />
[[南海電気鉄道]]では「[[ラピート]]」と「[[サザン (列車)|サザン]]」の全列車と「[[こうや|りんかん]]」1 - 7・9・11・13号の座席を1か月単位で購入できる[[定期特別急行券・定期座席指定券]]がある。特急券と座席指定券のみなので、乗車する際には他の乗車券類が必要となる。詳しくは当該項目を参照のこと。<br />
<br />
乗車列車のみが指定される例として、[[京成電鉄]]では「[[スカイライナー#モーニングライナー・イブニングライナー|モーニングライナー]]」用の「[[スカイライナー#ライナー券|モーニングPASS]]」を設定している。発売額は「モーニングライナー券」20回分の8,000円で、有効期間は毎月1日 - 末日の1か月。<br />
<br />
=== 高齢者向け定期券 ===<br />
鉄道での実施例はあまりないが、[[静岡鉄道]]・[[遠州鉄道]]では高齢者向けに廉価な全線定期を販売している。<br />
<br />
詳細は、[[#高齢者向け定期券類]]を参照。<br />
<br />
=== 全線定期券 ===<br />
{{see also|ちかパス}}<br />
[[福岡市交通局]]など一部社局が発行しているもので、運賃や区間に関わらず一定の定期旅客運賃のみで全線が自由に使用できる定期券である。<br />
<br />
通常の鉄道定期券は記名人のみ使用可能だが、全線定期券については、[[東京地下鉄|東京メトロ]](磁気定期券に限る)・[[都営地下鉄]]・[[大阪市交通局]]([[大阪市営バス|市営バス]]・[[ニュートラム]]を含む共通全線定期券)など、持参人式を採用している事業者もある([[#持参人式定期券|後述]])。<br />
<br />
=== 乗降で区間・路線を変更可能な定期券 ===<br />
[[京王電鉄]]の「どっちーも」は、通勤定期代に1000円を上乗せすると繁華街である新宿駅や渋谷駅に行けるようにしたり、[[聖蹟桜ヶ丘駅]]([[京王線]])と[[京王相模原線]]の[[多摩センター駅]]または[[京王永山駅]]を行き帰りで使い分けたりできる<ref>[https://www.keio.co.jp/campaign/teiki/index.html 新・通勤定期券どっちーも]京王電鉄ホームページ(2018年6月2日閲覧)。</ref>。<br />
<br />
=== 片道通学定期券 ===<br />
[[津軽鉄道]]では、片道通学定期券を扱っている。往復利用できる一般的な通学定期券の購入数が減っていた状況で「通学時あるいは下校時のみ列車を利用している学生も多い」ことが各駅からの報告で分かり、[[2006年]]に導入した<ref>{{Cite web|title=片道の通学定期、親の通勤スタイルが関係?|url=https://trafficnews.jp/post/68896/2/|publisher=乗りものニュース|date=2017-04-25|accessdate=2017-05-24}}</ref>。<br />
<br />
== 路線バス ==<br />
[[ファイル:Monthly ticket Kanachu.jpg|thumb|バスの定期乗車券の例 ※氏名の部分は画像修正([[神奈川中央交通]])]]<br />
定期乗車券の種類は鉄道用とほぼ同じである。だが、バスの定期乗車券は電車の定期乗車券のように磁気加工がされておらず、乗務員に定期乗車券を提示するという形になっている<ref>ただし、近年ではIC乗車券カードを導入した事業者を中心にIC定期乗車券に切り替える事業者も出てきている。</ref>。一般的に通勤<ref>「普通定期」と称する事業者もある。</ref>・通学・小児および各障害者定期券が発行されている。そのため、通常の定期券についての解説は省略する。それに対し、バス以外の公共交通ではあまり見られない種類の定期乗車券が一部事業者から発行されている。通学定期券は鉄道と同じく通学用途・区間に限る事業者が多いが、[[遠鉄バス|遠州鉄道]]や[[名古屋市営バス|名古屋市交通局]](2010年度より)の様に用途・区間を限定しない事業者もある。<br />
<br />
=== 他社局共通定期券 ===<br />
通常の定期券は、発行社局およびその一部グループのみの使用に限られる。そのため、同じ路線・区間を2社局以上で共同運行している場合、通常の定期乗車券ではA社運行の便には乗車できるが、B社運行の便には乗車できないといった問題が発生してしまう。その問題を解消するため、発行社局だけでなく共同運行先社局のバスにも乗車できるように共通定期券が発行されることがある<ref>なお、「共通定期券」などの定期券を発行せず、通常の定期乗車券で相互利用可能としている社・局、区間も存在している。</ref>。<br />
<br />
=== 均一区間定期券 ===<br />
通常、A停留所 - B停留所として発行しているものを均一運賃区間内(例:210円区間)のすべての路線に乗車可能としているものである<ref>均一区間のみのバス路線を持っている事業者の中には、全社局全線で利用できるタイプの定期乗車券を発行している場合もある。</ref>。事業者によっては指定金額以外の区間を差額の精算のみで利用できる場合もある<ref>例として、200円区間の定期券で190円区間をそのまま利用でき、210円区間を利用した場合は差額の10円のみを精算するだけよい場合がある。[[京王電鉄バス]]グループ各社や[[西東京バス]]などで導入されている。</ref>。<br />
<br />
=== 地区定期券 ===<br />
上記の均一区間定期券に類似しているが、均一区間内のみという区分けをせずに、ある一定のエリアを「XX地区」という形で設定し、そのエリア内で乗車可能としているものである。[[京阪バス]]などで採用。同社では一部エリアでさらに安くした代わりに範囲を狭くした「にこにこミニパス」も[[1992年]]より導入していたが、現在は廃止された。[[西武バス]]では[[ひばりヶ丘駅]]・[[田無駅]]・[[片山村 (埼玉県)|片山]]地区をメインに利用出来る「[[ひばり・田無フリー定期券]]」を発売している。<br />
<br />
=== 環境定期券=== <!-- 節名称変更時は注意:他記事からのリンクあり --><br />
[[自家用自動車|マイカー]]台数の削減や地球環境保全を目的に、[[1997年]]に[[神奈川中央交通]]が開始したのをきっかけに、翌[[1998年]]には[[東京都交通局]]([[都営バス]])、[[京阪宇治交通]](現在廃止)、その翌[[1999年]]には京阪バスなどでも採用され、近年では都市部の多くの社・局が採用しているサービスである。<br />
<br />
これは、「環境定期」という乗車券を別に発行する訳ではなく、'''普段使用している定期乗車券'''を乗務員に提示することによって定期乗車券所持者以外の家族も利用できるか割引措置を受けられるという制度で、以下の2つがある。<br />
* 1.定期区間外の発行者の運行する区間を割引運賃(殆ど100円で現金払いのみ。事業者により異なる。また小児半額としている事業者もある。)で乗車することが可能となる。<br />
* 2.定期区間内のみの利用で、定期乗車券所有者に同伴者(ほとんどは同居親族の同伴者)がいる場合、その同伴者も割引運賃で乗車することができるようにしている社・局が多い。意味合いとしては、定期乗車券利用者に対する割引サービスと捉えられる。<br />
<br />
一般的に利用可能な日は土曜・休日・長大連休期間([[ゴールデンウィーク|GW]]・[[旧盆]]・[[年末年始]]時期)などの土曜・休日ダイヤ実施日で、利用可能な定期券も通勤定期乗車券のみが多いが、神奈川中央交通など一部社局では通学定期乗車券も利用できる。なお、このサービスはその地区や社局によって受けられるサービスが大幅に違う場合がある。平日は対象外なので、定期券所持者以外の方は、通常運賃(実際に乗車した区間の運賃)が必要となる。<br />
<br />
この定期券制度は地方鉄道などでも採用され始めている。<br />
<br />
=== 全線定期券 ===<br />
[[東急バス]]や[[横浜市交通局|横浜市営バス]]など一部社局が発行しているもので、運賃や区間に関わらず一定の定期旅客運賃のみで全線が自由に使用できる定期券である。<br />
* [[西鉄バス]]などの一部では、特定の区域を一定期間自由に乗降できる定期乗車券を発売している。<br />
* 京阪バスでは、大阪府下および京都府八幡市の路線が、一部の例外を除き、乗降できる定期乗車券「ワイド定期券」を270円区間定期券相当の発売額で発行している。これらも全線定期券と類似している部分もある。<br />
* 遠州鉄道ではバス・電車全線を利用できる[[ナイスパス (遠州鉄道)#全線定期|(通勤・通学・シルバー)ワイドフリー定期券]]を販売している。このうち通勤ワイドフリー定期券は持参人式を採用している([[#持参人式定期券|後述]])。<br />
<br />
=== 持参人式定期券 === <!-- 節名称変更時は注意:他記事からのリンクあり --><br />
定期券の券面氏名欄を「持参人様」表記や無記名にすることによって、定期券を持参した人が定期券として使用できる乗車券である。環境定期券とは違い、通勤定期以外で持参人定期を発行している社局は見られない。<br />
<!--導入順に--><br />
* 京阪バスでは通勤定期券は、1981年より持参人式となった。これが日本最初とは特定できないものの、日本ではかなり早い事例である。当時存在していた京阪宇治交通でも1992年4月1日以降全て持参人方式となった。<br />
* 東京都交通局(都営バス)の都区内通勤定期券の券面には購入者名が記載されているが、1992年[[2月]]より持参人式を採用しており、購入者以外であっても1乗車につき持参人1人が利用することができる。また、1か月と5日に限り有効の定額定期券(1万円)も持参人式である。<br />
** 東京都交通局においては、[[都営地下鉄]]・[[都電荒川線]]の全線定期券も持参人式である。<!-- 都営地下鉄の全線定期券は、正確には「記名持参人式」である。--><br />
* [[大阪市高速電気軌道]](Osaka Metro・[[大阪シティバス]])で発売されている定期券の種類の中で、共通全線定期券は持参人方式で、文字通り、全線([[ニュートラム]]も含む)で利用可能となっている。公式サイト上では、券面に氏名および「持参人一名様有効」の両方あるため、正確には「記名持参人式」である。<br />
* [[札幌市交通局]]の通勤定期券は、記名はされているが、磁気式では持参人が使用でき、[[SAPICA#カード種別|SAPICA定期券]]では記名人以外の使用はできない。<br />
* [[遠州鉄道]]では、[[遠鉄バス]]・[[遠州鉄道鉄道線|遠鉄電車]]全線(空港直行バスは除く)が利用できる[[ナイスパス (遠州鉄道)#全線定期|通勤ワイドフリー定期券]]に限り持参人式となっている。<br />
* [[名古屋市交通局]]([[名古屋市営バス]])の通勤定期券([[身体障害者]]など特定の条件に基づいて発売される「割引通勤定期券」を除く)については、[[2006年]][[4月1日]]から持参人方式で全線(ただし、共同運行区間の[[名鉄バス]]と[[名古屋ガイドウェイバスガイドウェイバス志段味線|ゆとりーとライン]]は除く)で利用可能となっている。<br />
<br />
=== 連絡定期券 ===<br />
[[遠州鉄道]]では、自社の鉄道とバスを乗り継ぐ定期券を相互に5%割り引いた値段で販売している。[[東京都交通局]]ではバス・地下鉄の他、都電や日暮里舎人ライナーも連絡定期券の発行の対象である。<br />
<br />
近畿圏では割引こそないものの私鉄・JRとバス事業者間での連絡定期券が比較的多く出ている。[[1980年]]に[[近畿日本鉄道]]が自社バス([[近鉄バス]])との連絡定期券を発行開始<ref>『最近10年のあゆみ』 P.25・80 近畿日本鉄道 1990年。開始当初は駅から2区以内もしくは均一運賃区間に限定していた。</ref>。のちに近鉄バスはJR西日本や[[阪急電鉄]]との間でも連絡定期券も発行するようになった。いずれも鉄道駅の定期券発売所で発行しており、近鉄バスは駅に連絡する停留所からのゾーン定期(「[[近鉄八尾駅]]から2区」というように運賃区界でゾーンを設定)で発売しており、そのゾーン範囲内であればどの停留所でも乗降しても良い。近畿日本鉄道は[[奈良交通]]との連絡定期券も発行している(奈良交通はJR西日本とも連絡定期券を発行)。阪急バスは阪急電鉄、[[北大阪急行電鉄]]、[[阪神電気鉄道]]、[[神戸電鉄]]と連絡定期券を発行しているが、こちらはバスも区間が指定されている。このほか、阪神電鉄と阪神バス、JR西日本・阪急電鉄・阪神電鉄と[[尼崎市交通局]]、[[南海電気鉄道]]と[[南海バス]]などでみられるが、これらも鉄道駅での発行である。<br />
<br />
=== 複数区間併合定期券 ===<br />
従来A駅 - B停留所のみ利用可能だった定期券をA駅 - B停留所とC駅 - B停留所の2区間を1枚の定期券で乗車可能としたものである<ref>発行社局が少ない上に一般的な定期券呼称がないため、ここでは便宜上「複数区間併合定期券」と表記した。</ref>。<br />
<br />
=== 通勤・通学定期券 ===<br />
[[ファイル:Sapporo City Transportation Bureau (Sapporo Streetcar) monthly ticket. 2010.jpg|thumb|札幌市交通局([[札幌市電]])の三角定期券]]<br />
仕事のかたわら[[高等学校#定時制・通信制の課程|定時制・通信制]]の学校に通う場合や通学のかたわらアルバイト先に行く場合などに、自宅・勤務先・学校の3か所の最寄り停留所を結んで発売されるものである。[[公営交通]]では一部の[[路面電車]]や[[地下鉄]]も含めて制度化されている事業者が多い。「三角定期券」とも呼ばれる。<br />
<br />
=== 片道定期券 ===<br />
片道しか利用できないことを条件に運賃を割り引くものである。坂道の多い土地柄の事業者に多い。往復で利用できる定期乗車券の半額としている場合が多い。<br />
<br />
=== 日時限定の定期券 ===<br />
[[西鉄バス]]([[ひるパス]])、[[長崎自動車]]<ref>[http://www.nagasaki-bus.co.jp/bus/free/index.html 昼間全線フリー定期券] 長崎自動車、2014年1月6日閲覧。</ref>、[[九州産交バス|産交バス]]<ref>[http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/pass/dayfree_pass/dayfree_pass3.php 昼間時間帯専用フリーパス] 産交バス、2014年1月6日閲覧。</ref>のように、通用する時間を昼間に限定した定期券や、[[庄内交通]]<ref>[http://www.shonaikotsu.jp/local_bus/teiki.html 回数券・定期券] 庄内交通、2014年1月6日閲覧。</ref>や[[江若交通]]<ref>[http://www.kojak.co.jp/bus/ticket/ 運賃・回数券・定期券] 江若交通、2014年1月6日閲覧。</ref>のように平日のみ利用可能な定期券、さらには[[ホリデーアクトパス]](西鉄バス)のような土休日限定で利用可能な定期券も存在する。<br />
<br />
=== 契約定期券 ===<br />
事業者と沿線の企業が契約し、退職や異動などの特別な場合を除いて払い戻しをしないことを条件に、通勤定期券よりも割安な運賃で一括して発売するものである。勤務先の証明が必要であった時代の通勤定期券に近いものといえる。企業定期券・団体定期券と呼んでいる事業者もある。<br />
<br />
また、[[筑波大学]]では、キャンパス内を走るバスである[[関東鉄道]]から定期券を一括購入し、それを学生や教職員などに販売することで学内の交通システムとする、[[筑波大学キャンパス交通システム]]事業を行っている。詳しくは当該項目を参照のこと。<br />
<br />
=== 深夜バス乗車時の特例 ===<br />
運賃割増で運行される[[日本の深夜バス|深夜バス]]においては、普通運賃と深夜運賃の差額(通常、普通運賃と同額)を払うだけで乗車可能としている事業者が多い。<br />
<br />
=== 高齢者向け定期券類 ===<br />
主に[[高齢者]]を対象にして、その事業者のすべての路線を一定期間自由に、あるいは一定額で乗車できる定期乗車券を発売している事業者もある。おおむね購入時に本人の年齢を確認できる公的証明書の提示を求められる。以下に例を記す。<br />
<!--例を述べる場であり、すべての事業者の例を列挙する場ではありませんから、同種の例は特筆性が無い場合には追加しないで下さい。--><br />
* [[西日本鉄道]]においては、65歳以上の人を対象に1か月6,000円、3か月13,000円、6か月23,000円、1年間42,000円で同社(グループ各社含む)一般路線バス全線を自由に乗車できる「[[グランドパス65 (西鉄バス)|グランドパス65]]」を発売している。<br />
* [[神奈川中央交通]]においては、65歳以上の人を対象に3か月3,000円、6か月5,000円、1年間9,000円で同社(グループ各社含む)一般路線バス全線を一定運賃(100円)で乗車できる「かなちゃん手形」を発売している。<br />
* [[遠州鉄道]]においては、満65歳以上の高齢者と自動車[[運転免許証]]を返納した満60歳以上の高齢者に1か月5,000円、3か月14,250円、6か月27,000円で[[遠鉄バス]]・[[遠州鉄道鉄道線|遠鉄電車]]全線が乗り放題となる「[[ナイスパス (遠州鉄道)#全線定期|シルバーワイドフリー定期券]]」を販売している。<!--鉄道線でも利用できる点、運転免許返納者に対して発行する点で特筆できると思います--><br />
<br />
定期乗車券ではないが、東京都が発行する「[[東京都シルバーパス]]」のように、[[地方公共団体]]がその区域の高齢者・[[障害者]]に対して社会参加を促す目的で[[福祉乗車証]]を交付している例もある。これらの中には指定範囲内の鉄道・バスを一定期間自由に、あるいは一定額で乗車できるものもあるが、交付を受けるには年齢だけではなくその地方公共団体の定める条件を満たしている必要があり、発行時に支払う費用や利用条件なども年収などの条件により異なることがある。詳細は[[福祉乗車証]]を参照。<br />
<br />
公営事業者であっても民間事業者と同様に、年齢以外の条件のない高齢者向け定期券を発売している事業者もある。例として[[尼崎市交通局|尼崎市営バス]]においては、65歳以上の高齢者に1か月3,000円、12か月30,000円で市バス全線乗り放題となる「寿定期」を発売している([[2009年]]4月1日現在/他に3か月券、6か月券がある)。年度ごとの初回購入時に年齢を確認できる公的証明書の提示が必要である。<br />
<br />
=== 定期回数券 ===<br />
1か月の定期券を約50枚の回数券方式にした形態の定期券である。降車時には[[氏名]]を記載した[[表紙]]を[[乗務員]]に提示の上1枚を[[運賃箱]]に投入する方式である。京阪バス(2010年5月31日までで券種廃止)<ref>京阪バスでは「特別定期券」が50枚綴りの回数券式の定期券であった。</ref>の一部区間や[[近江鉄道]]で発行されている。従来は廃止前の京阪宇治交通の一部区間、鉄道では廃止前の[[屋島登山鉄道]]や、[[比叡山鉄道]]でも発行されていた。<br />
<br />
このほか、複数のバス会社が少数の便を運行しているが共通乗車の扱いがなされていない区間で、学生の利便のため通学定期券に相当する[[氏名]]記載の[[表紙]]を持つ定期回数券のみ、共通乗車用に発行した事例がある。(例 [[陸前古川駅|古川駅]]-[[吉岡 (大和町)]]間の国道4号線一般道を走っていた [[国鉄バス]](当時)古川線の一部・[[宮城交通]](当時)相互での発行)<br />
<br />
=== その他 ===<br />
あまり例がないが、企画定期券が発行されている事例もある。<br />
* [[福島交通]]では、土・日曜日・祝日と平日の10〜17時にバスを降車する場合に限り、一般路線バス(市町村生活バスを除く)全線で乗車可能な専用定期券「おでかけノルカ(旧:ショッピングパス)」を発売している。[[定期乗車券#全線定期券|全線定期券]]とほぼ同趣旨の定期券であるが、利用範囲が比較的限定されている点が差異として挙げられる。また、同社の通勤バス定期券を同じ職場などの団体が5名以上で購入する場合、元来の定期券代からさらに5%以上割り引かれる「NORUCAグリーン定期券」が発売される<ref>[http://www.fukushima-koutu.co.jp/bus/corp/green/index.html グリーン定期券とは?] - 福島交通公式ページ</ref>。この場合、定期券の購入方法手段によってはさらに安く購入できるという「システム上のメリット」とも捉えられる。<br />
* 日本一高額な路線バス定期券は、[[奈良交通]]の[[八木新宮特急バス]]・[[大和八木駅|八木駅]] - [[新宮駅]]間の通勤6か月定期券(92万8260円)である<ref>両停留所間を直通する便は一日3往復のみで片道6時間半かかるため、2013年時点、新宮駅5:53→12:21八木駅13:45→20:19新宮駅の便を利用しない限り、その日の内に両停留所間を往復できない</ref>。実際に発売可能かはともかく同社のWebからは定期券料金を算出することが可能である<ref>検索結果の保存画面 http://s04.megalodon.jp/2009-0401-2306-25/jikoku.narakotsu.co.jp/form/asp/ejhr0100.asp?dia=1&fromcdfare=1388&tocdfare=2120&fromcd=-7&tocd=2120&keito=300013&basefare=5250&area=1,5&kukai_</ref>。<!-- 神奈川中央交通の小田原駅から八王子駅南口のが高額だという意見が出ましたが、HPからは定期代が確認できないためコメントアウトしております。単一事業者で関東一では間違いないと思われますが。 --><br />
* [[京阪バス]]では、かつて設定されていた[[くるっとBUS]]において、専用定期券「くるっとマンスリーパス」を通常定期運賃9,240円相当の区間を3,000円で発行していた。ただし乗車可能なバスは、くるっとBUS全便と一部指定運行経路で一部の時間帯のみ乗車可能なものであったが、くるっとBUS廃止によりこの定期券も廃止となっている。<br />
<br />
=== 割引率 ===<br />
バスの通勤定期の割引率は30%前後の事業者が多く、1か月当たり約20往復しないと元が取れない場合がある<ref>ただし、直通バスのない区間で同一事業者のバスを乗り継ぐ場合運賃の通算や乗り継ぎ運賃の設定があるためこの限りではない。また、均一運賃区間のバスを1日に数回乗車するときは定期券で元が取れることもある。</ref>。よって、割引率が高い[[回数乗車券|回数券]]やバスカード類が発行されている地区では、定期券による運賃がこれらの利用時に比べて上回る場合がある。<ref>過去の運賃形態や週6日制などが原因の場合もある。http://d.hatena.ne.jp/Utori_Z/20121007/1349582854 </ref> ただし、通学定期で利用する場合はこの限りではない。<br />
<br />
=== 有効期間 ===<br />
有効期間は一部の事業者(例:[[富士急行]]グループ)に6か月のものがあるが、ほとんどの事業者は1か月と3か月のみである。[[秋田中央交通]]では、6ヶ月券のほか、0.5ヶ月有効なものも存在する(0.5ヶ月券は、1ヶ月定期の半額相当額での販売)。京都市営バスでは通勤定期券に1年間有効なものも存在する。なお、通学定期券に6か月が設定されていない事業者もある。[[京都京阪バス]]や京阪バス、[[西武バス]]などでは通学定期券に限り学期別定期券が発行されている。これは[[3学期制|1学期・2学期・3学期]]期間のみ有効な定期券である<ref>学期日数換算は、平均的な期間で算出</ref>。[[関東バス]]では、1か月または3か月通学定期券に端数日を付加して発売する定期券がある<ref>例:4月8日〜7月7日通用の定期券に、7月8日 - 7月20日の日数を付加して発売することにより、学期中全日の定期券使用を可能とする。</ref>。また、尼崎市営バスや[[国際興業バス]]、[[庄内交通]]では、通学定期券に前述の学期別定期券のほか、4月1日 - 翌年3月31日を有効期間とする年度定期券がある<ref>発行日にかかわらず有効期限は3月31日に設定されている。</ref>。ちなみに、[[遠州鉄道|遠鉄]][[遠鉄バス|バス]]・[[遠州鉄道鉄道線|電車]]でも通学定期に限って[[ナイスパス (遠州鉄道)#種類|学期定期(終了日指定定期)]]を販売しているが、学期の日数にかかわらず任意の日数<ref>例えば4月29日 - 6月3日など。</ref>で購入可能である。<br />
<br />
== リムジンバス ==<br />
[[リムジンバス]]においても定期乗車券を発行している例もある。京阪バスでは、かつて設定されていた松井山手・枚方 - 伊丹空港線において1か月定期券と3か月定期券を発行していた。<br />
<br />
== 高速バス ==<br />
[[高速バス]]においても定期乗車券を発行している例もある。<br />
* [[京成バス]]・[[日東交通 (千葉県)|日東交通]]・[[鴨川日東バス]]では、東京 - 鴨川・木更津・君津線において1か月定期券と3か月定期券を発行している。<br />
* [[福島交通]]・[[新常磐交通]]・[[会津乗合自動車]]では、[[会津若松 - 郡山 - いわき線]]において定期券の発売が行なわれている。<br />
* [[明光バス]]・[[和歌山バス]]では、白浜・和歌山線のみ定期券の発売が行なわれている。<br />
* [[西日本鉄道]]では[[ひのくに号]](福岡・福岡空港 - 熊本線)と[[わかくす号]](福岡 - 佐賀線)において1か月定期券を発売している。ひのくに号については共同運行を行う[[九州産交バス]]も発売を行う。<br />
* [[ジェイアールバス関東]]では、マロニエ号東京・新宿ー佐野線の同区間において、1か月フリー定期券を発売している。(試験的な実施なので、2013年3月1日までとなっていたが、2014年3月1日まで延長)<br />
* [[京成バス]]・[[関東鉄道]]・[[ジェイアールバス関東]]では、東京 - 鹿島神宮線の[[かしま号]]において、1か月定期券と3か月定期券を発行している。なお、同高速バスでは[[Suica]]や共通利用可能なIC乗車券でも乗車が可能である。<br />
<br />
== 定期乗車券の払い戻し ==<br />
{{節スタブ}}<br />
1週間以上路線が不通になった時は購入時の全額を返金することができる。ただしそれ以外は手数料がかかるので注意が必要である。<br />
<br />
== 分割購入 ==<br />
乗車券を購入する場合、運賃に距離逓減制を採用している場合には乗車券の分割購入を行うと全区間非分割の運賃(通しの運賃)より通常は高くなる。しかし、経路の一部区間に割安の特定運賃を採用している場合や、便宜的に一定の距離区間の定期運賃額を同一としている場合においては、全区間を分割しないで購入するよりも特定の地点で分割して購入する方が運賃計算上割安になる事例が存在する(非分割の場合は全区間で特定運賃が非適用になったり、割高の価格帯で算出されることがある)。<br />
<br />
大都市近郊のJRにおいて、競合する私鉄が存在する区間(特定運賃区間)とそれ以外の区間を通して移動する場合に、特定運賃区間分とそれ以外の区間分に分けた運賃の合算の方が全区間を分割しないで乗車券を購入するよりも安い場合が多数あり、上記の事例として挙げられる。また、JRの定期運賃の算出は表引き方式であるが、便宜的に一定の距離区間の定期運賃額を同一としている場合があり、その価格帯にあるキロ数のもっとも多い区間同士で分割した場合に、それらを合算した場合の定期運賃額より低廉になる場合があり、同じく上記の事例として挙げられる。<br />
<br />
分割購入は合法的であり、規約に反せず、かつ利用者も割安となる手法であるが、分割地点を必ず経由する必要があることから、突発的な状況により選択された経路を経由できない場合では別途通常運賃を要することとなる<ref>ただし、JR定期券の場合は、分割しない場合(通しの場合)も、原則として購入時に選択した一つの経路固定([[大都市近郊区間 (JR)#大回り乗車|大回り乗車]]は不可)であり、ごく一部の特定区間においてのみ使用時に複数の経路が選択できることから、分割定期にしなくても、多くの場合は上記の不利益を回避できない。</ref>。<br />
<br />
[[Suica]]・[[ICOCA]]・[[PASMO]]などの[[乗車カード|IC乗車券]]では2枚以上の定期券情報を載せることが可能であり、特にSuica・ICOCAでは上記のような区間を分割しての購入が可能である。また、1枚で発行できない経路(T・Y・X状になる)であれば、'''二区間定期券'''という形で発行が可能である。<br />
<br />
ただし、一部区間に長期間の不通が生じた場合など、分割購入していると不利益を被るリスクもある<ref>例えば、A駅⇔B駅⇔C駅を利用するにあたって[A駅⇔B駅]と[B駅⇔C駅]に分割して定期券を購入しているとする。もし、B駅 - C駅間が事故や災害で不通になったとすると救済措置(有効期間延長、無手数料での払い戻し、他の交通機関への振替乗車など)が認められるのは[B駅⇔C駅]の定期券だけになる。</ref>。<br />
<br />
これとは逆に、バスにおいて全線定期乗車券を発行している事業者では分割購入を使用しない方が安くなる場合もある。一例を挙げると、A地点⇔B地点までバス、B地点⇔C地点まで鉄道、C地点⇔D地点までバスを利用するとする。この場合、バスの全線定期乗車券の利用範囲にA地点⇔B地点およびC地点⇔D地点の両方が含まれていれば各地点間の定期券の分割購入よりも全線定期券の購入が安くなる事例も地区により発生している。<br />
<br />
=== 二区間定期券 ===<br />
主に、次のようなパターンがある。<br />
* 経路がT字・Y字型(すなわち、二股に別れる)になる。(例:戸塚⇔藤沢、大船⇔鎌倉)<br />
* 通学・通勤定期券を一葉化したもの。(例:通学:戸塚⇔藤沢、通勤:戸塚⇔横浜。自宅:戸塚、学校:藤沢、アルバイト先:横浜のように逆方面だった場合。)<br />
* 通勤定期券同士を一葉化したもの。(例:通勤:戸塚⇔藤沢、通勤:戸塚⇔横浜。会社の指示や、兼職で、勤め先が逆方面だった場合など。)<br />
運賃は、一枚ずつ分割で持った場合と同じ、すなわち合算額である。<br />
T字経路の場合、例えば、上記の場合、発券できる区間の組み合わせとして、(1)戸塚⇔藤沢+大船⇔鎌倉、(2)戸塚⇔鎌倉+大船⇔藤沢、(3)鎌倉⇔藤沢+大船⇔戸塚の3通りがある。それぞれの組み合わせの運賃は、通勤1カ月の場合、(1)6930+5350=12280 (2)6300+5350=11650 (3)5670+4730=10400 となるが、運賃の高低に関わらず旅客が希望した組み合わせで発券される。原則として計算方式は合算方式である。<br />
<br />
西武鉄道は、西武線豊島園および西武池袋線中村橋以西(西武狭山線および西武秩父線ならびに西武新宿線小平-本川越間を含む)から練馬~池袋を挟む東京メトロ線の新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>ならびに東急線の渋谷以南/以西のいずれかの区間の定期券で練馬を分岐駅として練馬-池袋間を西武有楽町線小竹向原駅経由東京メトロ有楽町線(副都心線)と西武池袋線の双方を利用できる2区間定期券(特殊連絡定期券)の「だぶるーと」と、高田馬場を分岐駅に、西武線下落合以西⇔西武新宿とJR線高田馬場⇔新大久保以南のJR線新宿方面との組み合わせとなる2区間定期「Oneだぶる」を発売している。<br />
<br />
なお、「だぶるーと」は、合算方式ではない。<!--定められた額をプラスする「付加方式」。その点から特殊連絡定期券の2区間定期とされている。-->なお、「だぶるーと」の場合、券面に表示される区間は西武線豊島園または西武線中村橋以西⇔西武池袋と西武線練馬⇔新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>・渋谷以南<東急東横線>/以西<東急田園都市線>のいずれか(西武有楽町線小竹向原経由東京メトロ線・東急線)となる。<br />
<!--また、阪神電鉄では「OSAKAどっちも定期」として阪神なんば線の新線区間(西九条~大阪難波の各駅(最低でも大物~九条間))を含む通勤定期を所持している方に無料で梅田駅でも乗降可能にしたり(※2009年3月20日(新線区間開業日)から)、京王電鉄では「どっちーも」として、明大前を分岐駅として、新宿または渋谷までの通勤定期運賃に1千円プラスするだけで、新宿または渋谷のいずれか異なる駅でも乗降車できるサービスを2014年9月1日からそれぞれ実施している。[http://www.keio.co.jp/campaign/teiki/index.html 新・通勤定期券「どっちーも」のご案内]--><br />
<br />
東武鉄道でも、東武東上線朝霞以西から和光市-池袋間を挟む東京メトロ線の新大塚以東<丸ノ内線>・東池袋以東<有楽町線>・雑司が谷以南<副都心線>のいずれかの区間の定期券で、和光市を分岐駅とし和光市-池袋間を東武東上線と東京メトロ有楽町線(副都心線)の双方を利用できる2区間定期券「二東流」を発売している。<!--[http://www.tobu.co.jp/tojo/2way/ 定期1つで2ルート利用 便利な二区間定期券「二東流」]-->なお、券面に表示される区間は、朝霞以西⇔東武線池袋とメトロ線和光市⇔(新大塚以東・東池袋以東・雑司が谷以南のいずれか)となる。<br />
<br />
小田急電鉄では、東北沢以西から代々木上原を分岐駅として、東京メトロ各駅発着区間を代々木上原から東京メトロ千代田線を経由する区間または小田急線新宿を経由する区間の双方を利用できる2区間定期券を「小田急・東京メトロ PASMO 二区間定期券」の名称で2016年3月26日から発売している。なお、券面には東北沢以西⇔東京メトロ各駅 [代々木上原-新宿間乗降可能]と表記される。<br />
<br />
JR東日本は、区間の特定はなく発売している。なお、2012年3月17日より、Suicaでの発売を開始し、さらに、連絡会社線を最大2社まで絡めて発売する。<br />
<br />
JR西日本は、ICOCAのみで、ICOCAエリア内完結で、連絡会社線の絡まない経路を発売する。<br />
<br />
== 定期乗船券 ==<br />
定期[[航路]]を持つ船舶の場合、定期乗車券と同様の扱いの定期乗船券を発行している場合がある。通学定期乗船券を発行している航路もある<ref>例:[http://www.city.kagoshima.lg.jp/reiki_int/reiki_honbun/aq70210661.html 鹿児島市一般旅客定期航路事業使用料条例]</ref>。<br />
<br />
== その他の各国の事例 ==<br />
日本以外では定期乗車券制度は一般的ではなく、ごく限られた国にしか存在しない{{要出典|date=2018年3月}}。<br />
<br />
=== 台湾 ===<br />
[[台湾]]では[[台湾のバス交通|一部バス会社]]や[[台湾鉄路管理局]]、[[台湾高速鉄道]]、[[高雄捷運]]において定期券が存在する。また、[[台北捷運]]でも試験導入が計画されている<ref>{{Zh-tw icon}}[http://udn.com/news/story/7266/1594082 (聯合報/2016年3月29日)台北捷運新優惠改「回饋制」 9月上路]</ref>。<br />
<br />
;台湾鉄路管理局<br />
:磁気券、非磁気券([[自動改札機]]未設置駅発売)の2種類があり、有効期限はともに30日、60日('''乗車回数制限なし''')である。かつては、券種によって有効期限が異なっており、磁気券は2か月(50回制限)と、5か月(150回制限)の2種類が発売されていた。その後、非磁気券と効力を同一にした。無記名、持参人式で、列車種別に関係なく、全ての列車([[普快車]]・[[区間車]]・区間快車・[[キョ光号|莒光号]]・[[自強号]]含て)に乗車することが出来る(団体、観光列車、[[太魯閣号]]、[[普悠瑪列車|普悠瑪号]]除く)。ただし[[対号列車]]でも座席指定は出来ず、空席利用となる。<br />
<br />
;台湾高速鉄道<br />
:ICカード式の「定期票」がある。記名式で裏面に本人の写真がついている。30日間有効で'''乗車回数制限なし'''に自由席を利用することが出来る。<br />
<br />
;高雄捷運<br />
:[[2010年]]から[[2013年]]まで数度にわたり、ICカード式の「30天高雄幸福カード」<ref>{{Zh-tw icon}}[http://www.nownews.com/n/2010/11/30/603390 (nownews/2010年11月30日)高雄捷運「30天漫遊卡」享無限搭乘 經濟又實惠]</ref>、「30天漫遊カード」<ref>{{Zh-tw icon}}[http://www.epochtimes.com/b5/11/8/5/n3335945.htm (大紀元/2011年8月5日)高捷幸福卡 30天無限搭]</ref>、「999幸福カード/799学生幸福カード」<ref>{{Zh-tw icon}}[http://news.ltn.com.tw/news/local/paper/673733 (自由時報/2013年4月25日)〈南部〉《幸福卡5.3停發》高捷轉乘公車 改半價收費]</ref>などを発売していた。30日間有効で'''乗車回数制限、区間制限なし'''に全線利用することが出来る。また捷運だけでなく、市内バス(市営、民営)にも乗車することが出来る。2013年5月以降は記名式の[[一カー通|一卡通]]にその役割を譲った<ref>{{Zh-tw icon}}[https://www.i-pass.com.tw/About/Mileage (一卡通公司)重要里程]</ref>。<br />
:[[2016年]]8月より'''発着駅指定、回数無制限'''の30日有効の記名式定期を新たに発売する<ref>{{Zh-tw icon}}[http://www.appledaily.com.tw/realtimenews/article/new/20160809/925361/ (蘋菓日報/2016年8月9日)高捷搶通勤族 推學生認同卡最低4折起]</ref>。<br />
<br />
;台北捷運<br />
:2018年4月16日より、購入日から30日間、台北捷運、台北市内バス、新北市内バスに'''乗車回数制限、区間制限なし'''に乗車できる定期票を発売。また、[[レンタサイクル]]の「[[YouBike]]」も、最初の30分間の料金が無料になる。顧客の所持する[[悠遊カード]]にデータを記録する形で発売する。<br />
<br />
;バス<br />
:バス会社によって、発売券種や乗車回数制限、有効期限が異なる。鉄道とは異なり、多くは記名式である。<br />
<br />
=== 大韓民国 ===<br />
[[大韓民国]]では[[韓国鉄道公社]](KORAIL)の高速列車([[韓国高速鉄道|KTX]])・一般列車、[[SR (企業)|SR]]、[[首都圏電鉄]]、[[KORAIL空港鉄道|空港鉄道]]([[青羅国際都市駅|青羅国際都市]] - [[仁川国際空港駅|仁川国際空港]]間)、[[釜山交通公社]]において定期券が存在する。基本的に1ヶ月定期券のみの発行となるが、釜山交通公社は7日券、SRは10日券も存在し、KORAILは10・20・30日券の3種類がある。<br />
<br />
日本とは異なり、有効期間の他に乗車回数が制限されており、日本におけるバスの定期回数券と同じような乗車券である。乗車回数は首都圏電鉄・釜山交通公社が60回(7日券は20回)、空港鉄道(青羅国際都市 - 仁川国際空港)が55回となっている。首都圏電鉄、釜山交通公社のものは、区間が指定されていない発駅フリータイプとなっている。また首都圏電鉄においては、[[ソウル地下鉄]]全線([[ソウル交通公社7号線|7号線]][[温水駅|温水]] - [[富平区庁駅|富平区庁]]間を除く)、[[ソウル軽電鉄牛耳新設線]]、KORAIL(電鉄)・空港鉄道の[[ソウル特別市]]内区間が利用可能な「ソウル専用定期券」も発売している。<br />
<br />
KORAIL、SRの定期券は上記とは異なり、SRは1日2回の回数制限が付く。またKORAILの「週中定期券」の場合、土日祝日は利用できない。一般用と青少年用(学生用ではない)の2種類があり、列車種別ごとに発売される(下位種別の列車も利用可能)。SRの場合、購入時にあらかじめ乗車する列車を指定する必要がある。基本的には指定列車に限り有効となるが、指定列車に乗車できなかった場合に限り、指定列車の前後、及び1時間以内に出発する列車への乗車も特例として認められる。KORAIL、SRともに座席指定はできないため、自由席、立席利用となる。<br />
<br />
=== イングランド ===<br />
[[イングランド]]では[[ロンドン]]および、その近郊では定期乗車券のかわりに{{仮リンク|トラベルカード|en|Travel card}}がある。最大の特徴は特定の乗車駅 、降車駅、乗車区間が指定されないかわりに、ゾーン制で値段が決まる点である。中心部をゾーン1として、そこから放射線状にひろがり、[[ドーナッツ]]のような形でゾーン2、ゾーン3などと決まっている。<br />
<br />
さらに、地下鉄に限らずバス、ゾーン内にある[[路面電車]]や他の一部の電車にも乗車可能である<ref>http://www.tfl.gov.uk/tickets/faresandtickets/10628.aspx(英語)</ref>。<br />
<br />
=== 香港 ===<br />
[[香港]]では[[香港MTR]]と合併する以前の[[九広鉄路公司]]路線である東鐵線および西鐵線、また連絡バスとLRTに限定した1か月間有効パスが存在するが、定期券という形ではなく、ICカード「[[八達通|オクトパス]](八達通)に定期利用情報を書き込むタイプのものである。<br />
<br />
それ以外の区間においては定期乗車券制度自体が存在しないが、「オクトパス」利用者については、現金利用よりも運賃が優遇される制度となっている<ref>{{PDFlink|http://www.mtr.com.hk/eng/whatsnew/images/monthly_day_pass.pdf}}</ref>。<br />
<br />
=== シンガポール ===<br />
[[シンガポール]]では[[マス・ラピッド・トランジット|MRT]]、LRT、バス全路線が期間中無制限に利用できる「エンハンスト・シーズンパス」と、バスは無制限だが鉄道の利用が1日4乗車に制限される「ベーシック・シーズンパス」の2種類があり、価格が異なる。定期券という形ではなく、ICカード「Ez-link」に定期利用情報を書き込むタイプのものである<ref>http://www.ezlink.com.sg/consumer/consumer_ispabout.jsp</ref>。<br />
<br />
ただし、価格が190SGD(エンハンスト・1か月)と比較的高額であり、長距離高頻度利用者でなければ、定期契約でなく通常のEz-Linkカードに入金して利用した方が月額ベースであっても廉価となることが多い<ref>これは、シンガポールの運賃制度の都合上、乗り継ぎ割引制度が充実していることや、2010年7月3日から一斉導入される総距離方式による運賃制度によるさらなる運賃低減(一連の旅程で最大運賃が2ドル10セント程度となる見込み)の影響が大きい。</ref>。<br />
<br />
===アメリカ合衆国===<br />
[[ファイル:Los Angeles Railway Weekly Pass 1944.jpg|thumb|[[ロサンゼルス鉄道]]のウィークリー・パス(1944年10月29日から11月4日まで有効)]]<br />
[[ニューヨーク市交通局]]、[[シカゴ交通局]]など、一部の公共交通機関において、1週間、1ヶ月などの期間内に何度でも乗り降りできるコミューター・パス(通勤定期)を発売している。長距離旅客列車を運行する[[アムトラック]]には原則として設定がないが、[[北東回廊]]の[[ノースイースト・リージョナル]]や[[シカゴ]]近郊各線、[[アムトラック・カリフォルニア]]の各線など一部の中近距離列車に限って1ヶ月定期券を発売している<ref>{{cite web | title=Multi-Ride Tickets | author=アムトラック公式ウェブサイト | url=https://www.amtrak.com/multi-ride-tickets?WT.z_va_evt=redirect&WT.z_va_topic=Make%20a%20Reservation%20and%20Fares&WT.z_va_unit=Multi-Ride%20Tickets&WT.z_va_group=Book%20a%20Train%20Ticket | accessdate=2017-08-29}}</ref>。<br />
また、[[ロサンゼルス]]近郊の通勤鉄道「[[メトロリンク (南カリフォルニア)|メトロリンク]]」では1ヶ月定期(Monthly Pass)保持者を対象に、一部路線で並行するアムトラック列車([[パシフィック・サーフライナー]]号)への定期券区間での便乗を認める"Rail 2 Rail program"を実施している<ref>{{cite web | title=Rail 2 Rail® Program | author=メトロリンク公式ウェブサイト | url=http://www.metrolinktrains.com/ticketspricing/page/title/rail2rail | accessdate=2016-05-19}}</ref>。<br />
<br />
== 脚注・出典 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[回数乗車券]]<br />
* [[乗車カード]]<br />
<br />
{{デフォルトソート:ていきしようしやけん}}<br />
[[Category:鉄道運賃と切符]]<br />
[[Category:乗合バス事業]]</div>
121.82.152.140
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