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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-11-28T13:11:23Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
イギリス陸軍
2018-06-16T01:15:03Z
<p>240F:80:BFA7:1:70BA:A035:6316:A601: /* 対戦車ミサイル */</p>
<hr />
<div>[[ファイル:Flag of the British Army.svg|thumb|right|250px|イギリス陸軍の非儀式用旗]]<br />
'''イギリス陸軍'''(イギリスりくぐん、British Army)は、[[イギリス|イギリス連合王国]](United Kingdom)の[[陸軍]]。現在では、[[イギリス海軍|海軍]]、[[イギリス空軍|空軍]]と共に[[イギリス軍]]を構成している。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
=== 概要 ===<br />
イギリス陸軍は、[[グレートブリテン島|ブリテン島]]本土或いは[[北アイルランド]]その他の[[海外領土]](北アイルランドは連合王国の一部ではあるが、イギリス陸軍の地域区分では「海外」となっている)を[[テロ]]を含む軍事的脅威から防衛すること、[[北大西洋条約機構|NATO]]による共同防衛に参画すること、NATO枠外での紛争介入や[[平和維持活動]]等をおこなうこと、必要とされた場合地方自治体等に非軍事分野のものを含む支援活動をおこなうこと、などを任務としている。<br />
<br />
もともとイギリスは島国であり、地政学的に言って地上部隊による脅威を受けづらい環境にあり、[[第二次世界大戦]]においてすらブリテン島本土に上陸侵攻を受けることはなかった。したがって歴史的にも、また現代においてもイギリス陸軍は基本的に海外での活動にその力点を置いており、ブリテン島本土の防衛はほとんどの時代において2次的な任務である。<br />
<br />
また実際問題として、予見しうる将来において最悪の状況が発生したとしても、常識的にはブリテン島本土が外国軍によって上陸侵攻を受けることを到底考えることが出来ない以上、現代においてもこの傾向は変化していない。イギリス陸軍の実戦配備部隊はそもそも海外に駐留しているか、国内に駐留していたとしても国外に展開することを前提とするものがほとんどで、本土防衛にあてられる部隊は[[国防義勇軍]](TA:Territorial Army)という予備役部隊による2線級部隊を主体としている。<br />
<br />
ただし対テロ活動は別問題であり、[[北アイルランド紛争]]に起因する[[IRA暫定派]]による爆弾テロ、また近年ではイスラム系テロリストの脅威に対応するため、HUMINT部隊である特殊偵察連隊が新設されるなど、その対策はむしろ強化されている。<br />
<br />
また、NATOの一員としての共同防衛活動に関しては、NATOに対するNATO域外からの軍事的脅威が(少なくとも冷戦期と比較すれば)大幅に減少したことを受け、大幅な数的削減と同時に、西ヨーロッパ大陸部での全面戦争状況下における機甲戦を指向した戦力から、地域紛争への介入を指向した戦力への質的方向転換が図られている。<br />
<br />
=== 呼称 ===<br />
イギリス陸軍には、海軍・空軍とは異なり、その名称に“Royal”すなわち『王立』の文字がつかず、陸軍に関しては飽くまでも“British”を冠するものが正式名称である。これは、海軍・空軍が国王大権に基づく国王・女王すなわち国家元首(および元首によって象徴される中央の行政府)に専属する単一の常備軍であるのに対して、あくまで陸軍は立法府である議会の許可に基づいて臨時に召集・編成され、かつ各連隊にも国王以外のカーネル・イン・チーフ(Colonel-in-Chief)が存在することによるものである。しかし、これはイギリスによく見受けられる時代がかった建前であって、実際には海軍・陸軍・空軍のいずれも厳格な[[文民統制]]の下にある“[[国軍|イギリス国家の軍隊]]”である。それでもなお、イギリス陸軍においては連隊ごとに強い独自性を残しているなど、他国の近代軍には稀な特色も備えている。<br />
<br />
また、[[イングランド内戦]]と[[イングランド共和国|共和政時代]]を経て起こった[[名誉革命]]後に[[権利の章典]]が成立して以来、イギリスでは議会の許可なく平時における常備陸軍(peace-time standing army)を編成することが禁止されている(権利の章典の成立以前も常備陸軍を編成することは一種のタブーではあったが、明文化されたものではなかった<ref>辻本 諭「イングランドにおける常備軍の成立 <span style="font-size:90%;">-ウィリアム三世期の常備軍論争-</span>」([[青木書店]]『[http://rekiken.jp/ 歴史学研究]』2006年10月号 No.819 p1〜p22)</ref>)。現在においても一定期間ごとに「臨時に」陸軍を編成する許可を議会が可決する必要があるが、これは軍の職業化と専門化が高度に進んだ近現代においては、もはや建前とすら言いがたいほどに形骸化しており、実態としてはイギリス陸軍は平時においても[[常備軍]]である。<br />
<br />
=== 連隊とカーネル・イン・チーフ ===<br />
前述のように、イギリス陸軍はそれぞれ個別のカーネル・イン・チーフ([[:en:Colonel-in-Chief|Colonel-in-Chief]])が所有する連隊のいわば寄せ集めである。カーネル・イン・チーフはかつては私財をもって連隊を養う実際上の所有者であったが、現在においては全ての連隊にかかる費用は国家予算によってまかなわれている。しかし形骸化し実際の仕事は連隊の式典に出席するぐらいになったとはいえ、カーネル・イン・チーフという制度自体は現在も存在しており、[[特殊偵察連隊]](SRR:Special Reconnaissance Regiment)のような特殊なものを除いて、ほぼすべての連隊にカーネル・イン・チーフが存在している。<br />
<br />
[[ファイル:Yorkshire Regiment Cap Badge 289px.JPG|thumb|150px|ヨークシャー連隊の[[帽章]]。]]<br />
[[2006年]][[6月6日]]以降、カーネル・イン・チーフはすべて[[イギリス王室|イギリス王族]]または外国国王である<ref>歴史的には高位の爵位を持つ貴族も一部連隊のカーネル・イン・チーフの任を担っていたが、2006年6月6日のウェリントン公爵連隊(The Duke of Wellington's Regiment)のヨークシャー連隊(The Yorkshire Regiment)への統合により、[[ウェリントン公爵]]はヨークシャー連隊副カーネル・イン・チーフ(Deputy Colonel-in-Chief)へいわば格下げとなり、イギリス王族ではないイギリス貴族による最後のカーネル・イン・チーフの地位は失われた。</ref>。また、軽竜騎兵連隊(The Light Dragoons)、ロイヤル・プリンス・オブ・ウェールズ連隊(The Princess of Wales's Royal Regiment 〔Queen's and Royal Hampshires〕)に関しては、それぞれ外国人である[[ヨルダン]]国王[[アブドゥッラー2世]]、[[デンマーク]]女王[[マルグレーテ2世]]がカーネル・イン・チーフとなっている。また、2006年6月6日のグリーンハワード連隊(The Green Howards 〔Alexandra, Princess of Wales' Own Yorkshire Regiment〕)のヨークシャー連隊への統合までは[[ノルウェー]]国王[[ハーラル5世 (ノルウェー王)|ハーラル5世]]が同連隊のカーネル・イン・チーフの地位にあった。<br />
<br />
形式上カーネル・イン・チーフより一つ下の役職である連隊長(Colonel)は、イギリス陸軍においては功績のあった[[将官]]もしくは王族による形式上の名誉職であり、連隊の実際の指揮を執ることは現在ではまず考えられないため、その任務は指揮担当士官(Commanding Officer)の役職名で連隊長代理(Lieutenant-Colonel)が行っている。また、この場合の“''Colonel''”は陸軍[[大佐]](Colonel)と全く同じ語ではあるが陸軍の階級とは関係なく、カーネル・イン・チーフと同様の名誉称号のようなものである。<br />
<br />
=== 近衛部隊と儀仗任務 ===<br />
イギリス陸軍は古くからの伝統の多くを現代にも引き継いでおり、そのなかでもとくにロンドンにおいて近衛部隊等のおこなう衛兵の交代式や騎兵の行進などの各種式典は、ロンドン観光の目玉の一つとしてイギリス国外においても有名である。この式典の多くは近衛部隊によっておこなわれており、これらの近衛部隊を統括する管理部隊として王室師団([[:en:Household Division|Household Division]])が置かれている。管理上この師団(名称は師団だが戦闘部隊としての師団とは異なる)に属するものがいわゆる近衛部隊である。<br />
<br />
王室師団に属するのは、王室騎兵の[[ライフガーズ]]および[[ブルーズ・アンド・ロイヤルズ]]と近衛歩兵([[:en:Foot Guards|Foot Guards]])、すなわち[[グレナディアガーズ]]([[:en:Grenadier Guards|Grenadier Guards]])・[[コールドストリームガーズ]]([[:en:Coldstream Guards|Coldstream Guards]])・[[スコッツガーズ]]([[:en:Scots Guards|Scots Guards]])・[[アイリッシュガーズ]] ([[:en:Irish Guards|Irish Guards]])・[[ウェルシュガーズ]]([[:en:Welsh Guards|Welsh Guards]])の5個連隊である。また、近衛歩兵は近衛師団([[:en:Guards Division|Guards Division]])の管理下にもあり、近衛師団には予備役部隊である国防義勇軍([[:en:Territorial Army|Territorial Army]](TA))のロンドン連隊([[:en:London Regiment|London Regiment]])も加えられる。<br />
<br />
王室師団は基本的に管理部隊であり、実際の儀仗任務の運用はロンドン管区([[:en:London District|London District]])が行なっている。ロンドン管区とはイギリス陸軍の制度における軍管区の一つで師団相当格の組織であり、ロンドンの防衛を目的とする組織で、自動車道25号線(M25)の内側をその防衛管区とし、そこに属する部隊はほかのいずれの司令部にも属さないこととなっている。指揮官(少将(Major General))は王室師団長が兼任し、その麾下に王室部隊(Household Troops)が編成される。王室部隊には王室師団の他に王立騎馬砲兵([[:en:Royal Horse Artillery|Royal Horse Artillery]])の王立騎馬砲兵・国王中隊([[:en:King's Troop, Royal Horse Artillery|King's Troop, Royal Horse Artillery]])が加わる。<br />
<br />
実際の儀仗任務はこのロンドン管区に所属する部隊によっておこなわれるが、ロンドン管区にはすべての近衛部隊が所属するわけでもなく、また近衛部隊以外の部隊が所属しないわけでもない。ロンドン管区に所属する連隊は、具体的には王室騎兵のうち王室騎兵乗馬連隊、王立騎馬砲兵・国王中隊、各連隊に付属する軍楽隊、そしていわゆるパブリック・デューティーによってロンドン管区に配属される各歩兵大隊である。パブリック・デューティーとは、近衛歩兵あるいは[[戦列歩兵]]に所属する大隊から、ロンドンの警備部隊を抽出する古くからの制度で、現代においては5個の近衛歩兵連隊に所属する5個大隊から2個大隊が、戦列歩兵連隊からは1個大隊がローテーションでこの任務にあたり、またこのほかグレナディアガーズ・コールドストリームガーズ・スコッツガーズに所属する近衛増強中隊の3個中隊がローテーションしない恒常的なものとして、その任務にあたっている。なお、1994年の陸軍再編の時点で、かつての中隊単位での抽出は廃止され、現在の大隊単位の制度へ移行している。<br />
<br />
現在進行中の[[2008年]]までの完了を目処とする陸軍の再編後は、現在のローテーション制度が廃止され近衛歩兵の2個大隊と戦列歩兵の1個大隊が近衛増強中隊のような恒常的な儀仗任務につくこととなっている。ただしこの改革については反対もある。([[近衛兵 (イギリス)]]も参照。)<br />
<br />
== 組織 ==<br />
{{Main|イギリス陸軍の編成}}<br />
イギリス陸軍の組織は、それぞれの起源が異なるため、編成が複雑である。大まかに常備軍(Regular Army)と[[国防義勇軍]](Territorial Army)に分けられ、常備軍はその名の通り戦時に限らず平時も編成されるが、国防義勇軍は予備部隊である。双方の軍は、管理組織と任務組織の特質の異なる部隊が所属する。<br />
<br />
2007年の時点では、約105,000人と[[予備役]]約37,200人。<br />
<br />
2013年の時点で約121,800人(グルカ人部隊を含む)と[[予備役]]の約7,650人の12,1800人が所属する。更にテリトリアル部隊33,100人もこれに加わる。<br />
<br />
=== 師団 ===<br />
現在、6個師団を配備させている。<br />
{| class="wikitable"<br />
! 名称 !! 司令部 !! 主な隷下部隊<br />
|-<br />
| '''第1装甲師団''' 1st Armoured Division<br />
| [[ヘルフォルト|ヘルフォルト, ドイツ]]<br />
| 2個装甲旅団、1個機械化旅団。<br />
|-<br />
| '''第2歩兵師団''' 2nd Infantry Division<br />
| Craigiehall, [[エディンバラ]]<br />
| 3個旅団。<br />
|-<br />
| '''第3歩兵師団''' 3rd Infantry Division<br />
| Bulford, [[ソールズベリー]]<br />
| 2個機械化旅団、1個軽旅団、1個歩兵旅団。<br />
|-<br />
| '''第4歩兵師団''' 4th Infantry Division<br />
| [[オールダーショット]]<br />
| 4個旅団。<br />
|-<br />
| '''第5歩兵師団''' 5th Infantry Division<br />
| [[シュルーズベリー]]<br />
| 3個4個旅団、1個空中強襲旅団。<br />
|-<br />
| '''第6歩兵師団''' 6th Infantry Division<br />
| [[ヨーク (イングランド)|ヨーク]]<br />
| 展開師団司令部<br />
|-<br />
|}<br />
<br />
=== 航空編成 ===<br />
イギリス陸軍は、統合軍の一部をイギリス空軍と共同で運用しているが、陸軍にも[[陸軍航空隊 (イギリス)|航空隊]]が存在する。<br />
<br />
== イギリス陸軍の階級 ==<br />
[[File:British officer rank ww1.png|thumb|right|180px|将校の階級章(第一次世界大戦頃の袖章)。]]<br />
[[Image:UK-Army-OR9.png|thumb|right|180px|1等[[准尉]]([[:en:Conductor (Army)|Cond uctor]])の階級章。]]<br />
{{Main|イギリス軍の階級}}<br />
*[[士官]]<br />
**[[将官]]<br />
***[[元帥 (イギリス)|元帥]](Field Marshal、OF-10)<br />
***[[大将]](General、OF-9)<br />
***[[中将]](Lieutenant General、OF-8)<br />
***[[少将]](Major General、OF-7)<br />
**[[佐官]] <br />
***[[准将]](Brigadier、OF-6)<br />
***[[大佐]](Colonel、OF-5)<br />
***[[中佐]](Lieutenant Colonel、OF-4)<br />
***[[少佐]](Major、OF-3)<br />
**[[尉官]]<br />
***[[大尉]](Captain、OF-2)<br />
***[[中尉]](Lieutenant、OF-1)<br />
***[[少尉]](Second Lieutenant、OF-1)<br />
***[[士官候補生]](Officer Cadet)<br />
*[[准士官]]並びに[[下士官]]・[[兵卒]]<br />
**1等[[准尉]](王立補給軍団付先任軍曹)(Warrant Officer Class One ([[:en:Conductor (Army)|Conductor]])OR-9)<br />
**1等[[准尉]](連隊先任軍曹)(Warrant Officer Class One(Regimental Sergeant Major) OR-9)<br />
**2等[[准尉]]([[連隊]]補給[[軍曹]])(Warrant Officer Class Two (Regimental Quartermaster Sergeant)、OR-8)<br />
**2等[[准尉]](中隊先任軍曹)(Warrant Officer Class Two (Company Sergeant Major)、OR-8)<br />
**上級[[軍曹]](中隊補給軍曹)(Staff Sergeant/Colour Sergeant、OR-7)<br />
**[[軍曹]](小隊先任軍曹/分隊長)(Sergeant、OR-6/OR-5)<br />
**[[伍長]]/砲兵伍長(Corporal/Bombardier、OR-4)<br />
**[[上等兵]](Lance-Corporal/Lance-Bombardier、OR-3)<br />
**[[兵卒]](Private 等(兵科及び所属部隊によって呼称が異なる)、OR-2)<br />
{{-}}<br />
== イギリス陸軍の装備品 ==<br />
=== 車両 ===<br />
==== 戦車 ====<br />
* [[チャレンジャー2|FV4043 チャレンジャー2]] - (386両)<br />
<br />
==== 装軌車 ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[ウォーリア装甲戦闘車|ウォーリア IFV]] - (575両)<br />
* [[FV430|FV430シリーズ]]<br />
* [[FV432|FV432 APC]]<br />
* [[FV430|FV430 Mk.3 ブルドッグ]]<br />
* [[CVR(T)]]<br />
* [[FV101 スコーピオン]] - (退役済み)<br />
* [[FV102 ストライカー]]<br />
* [[FV103 スパルタン]] - (597両)<br />
* [[FV104 サマリタン]]<br />
* [[FV105 サルタン]]<br />
* [[FV106 サムソン]]<br />
* [[FV107 シミター]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
==== 装輪車 ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[AT105 サクソン]] - (650台)<br />
* [[FV603 サラセン]] - (1台)<br />
* [[クーガー装甲車|マスティフ]] - (108台)<br />
* [[ランドローバー ウルフ|TUL/TUM]]<br />
* [[:en:Combat Vehicle Reconnaissance (Wheeled)|CVR(W)]]<br />
* [[ブッシュマスター (装甲車)|ブッシュマスター防護機動車]] - (24両)<br />
* [[イヴェコ LMV|パンサーCLV]] - (401両)<br />
{{colend}}<br />
<br />
=== 火器 ===<br />
==== 小火器 ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[L1A1]](FN FAL)<br />
* [[スターリング (SMG)|L2A1]](スターリング・サブマシンガン)<br />
* [[ブローニングM1919重機関銃|L3]](ブローニングM1919重機関銃)(退役)<br />
* [[ブレン軽機関銃|L4]](ブレン軽機関銃)(退役)<br />
* [[リー・エンフィールド#7.62mm NATO弾バージョン|L8]](リー・エンフィールド小銃)(退役)<br />
* [[L7汎用機関銃|L7A2 7.62mm GPMG]]<br />
* [[FN ブローニング・ハイパワー|L9A1]](ハイパワー)<br />
* [[H&K AG36|L17A1,L17A2]](H&K AG36)<br />
* L42A1(リー・エンフィールド小銃)(退役)<br />
* [[ワルサーPP|L47A1]](ワルサーPP)<br />
* [[アーウェン37|L67A1]](アーウェン37)<br />
* [[レミントンM870|L74A1]](レミントンM870)<br />
* [[H&K MP5|L80A1]](MP5)<br />
* [[Parker Hale M82|L81A1]](Parker Hale M82)<br />
* [[バレットM82|L82A1]](バレットM82)<br />
* [[L85|L85A2]]<br />
* L86A2 LSW<br />
* L90A1,L91A1,L92A1(MP5)<br />
* [[L96A1|L96A1 7.62mm]](アキュラシー・インターナショナル AW)<br />
* [[H&K G3|L100A1]](G3KA4)<br />
* [[H&K HK33|L101A1]](HK33)<br />
* [[ワルサーP5|L102A1]](ワルサーP5コンパクト)<br />
* [[SIG SAUER P226|L105A1,L106A1]](SIG P226)<br />
* L117A1、L117A2(P228、P229)<br />
* [[ミニミ軽機関銃|L108A1,L110A1]] (Minimi SAW)(L110A1はPara)<br />
* [[ブローニングM2重機関銃|L111]](ブローニングM2重機関銃)<br />
* L115A1,L115A3 8.6mm(アキュラシー・インターナショナル AWM)<br />
* [[SIG SAUER P226#P229|L117A1]](SIG P229)<br />
* L118A1(アキュラシー・インターナショナル AW)<br />
* [[M4カービン|L119A1]](M4カービン) - [[SAS (イギリス陸軍)]]がコルトカナダ社製のC8とLWRC社製のM6を使用<br />
* [[アキュラシーインターナショナル AW50|L121A1]](アキュラシー・インターナショナル AW50)<br />
* L123A2(H&K AG36)<br />
* [[ベネリ M4 スーペル90|L128A1]](ベネリ M4 スーペル90)<br />
* [[AR-10|L129A1]](LM308MWS)<br />
* [[HK417]] - SASが使用<br />
{{colend}}<br />
<br />
==== 火砲 ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[H&K GMW|L134A1 グレネードマシンガン]]<br />
* [[AS-90|AS-90 ブレイブハート 155 mm 自走榴弾砲]] - (178台)<br />
* [[L118 105mm榴弾砲|L118 105mm 榴弾砲]] - (166門)<br />
* [[カールグスタフ (無反動砲)|カールグスタフ 無反動砲]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
==== ロケット ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[MLRS]] - (67基)<br />
* [[LAW80 携帯式対戦車ロケット]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
==== 誘導弾 ====<br />
===== 対空ミサイル =====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[レイピアミサイル]]<br />
* [[スターストリーク (ミサイル)|スターストリーク]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
===== 対戦車ミサイル =====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[ミラン (ミサイル)|ミラン]]<br />
* [[TOW (ミサイル)|BGM-71 TOW]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
=== 工兵用装備 ===<br />
{{節スタブ}}<br />
=== 需品器材 ===<br />
{{節スタブ}}<br />
=== 通信器材 ===<br />
{{節スタブ}}<br />
=== 航空機 ===<br />
==== 回転翼機 ====<br />
{{colbegin}}<br />
* [[SA 341 (航空機)|アエロスパシアル ガゼール AH.Mk.1]] - (148機)<br />
* [[アグスタウェストランド リンクス|リンクス AH.Mk.7]] - (109機)<br />
* [[WAH-64 アパッチ|アパッチ AH.Mk.1]] - (67機)<br />
* [[ベル 212]]<br />
* [[アグスタ A109]]<br />
{{colend}}<br />
<br />
==== 固定翼機 ====<br />
* [[ブリテン・ノーマン アイランダー]]<br />
* [[ヘルメス 450|ウォッチキーパー WK450]]-[[UAV]]<br />
<br />
== 参考文献 ==<br />
* {{Cite book<br />
|author=W Y Carman; Richard Simkin<br />
|year=1985<br />
|title=Richard Simkin's Uniforms of the British Army : Infantry, Royal Artillery, Royal Engineers and other corps<br />
|publisher=Webb & Bower<br />
|location=Exeter, England<br />
|id=ISBN 978-0-86350-031-2<br />
}}<br />
* {{Cite book<br />
|author=W Y Carman; Richard Simkin; K J Douglas-Morris<br />
|authorlink=<br />
|coauthors=<br />
|year=1982<br />
|title=Richard Simkin's uniforms of the British Army : the cavalry regiments : from the collection of Captain K.J. Douglas-Morris<br />
|publisher=Webb & Bower<br />
|location=Exeter, England<br />
|id=ISBN 978-0-906671-13-9<br />
}}<br />
* {{Cite book<br />
|author=David Griffin<br />
|year=1985<br />
|title=Encyclopaedia of modern British Army regiments<br />
|publisher=P. Stephens<br />
|location=Wellingborough<br />
|id=ISBN 978-0-85059-708-0<br />
}}<br />
* {{Cite book<br />
|author=Simon Dunstan<br />
|year=1996<br />
|title=The Guards : Britain's houshold division<br />
|publisher=Windrow & Greene<br />
|location=London<br />
|id=ISBN 978-1-85915-062-7<br />
}}<br />
<br />
== 注記 ==<br />
<references/><br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[近衛兵 (イギリス)]]<br />
* [[軍服 (イギリス)#陸軍の軍服|軍服 (イギリス)]]<br />
* [[イギリス陸軍ライン軍団]]<br />
* [[グルカ兵]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.army.mod.uk/ 公式サイト]<br />
<br />
{{イギリス関連の項目}}<br />
{{DEFAULTSORT:いきりすりくくん}}<br />
[[Category:イギリス陸軍|*]]</div>
240F:80:BFA7:1:70BA:A035:6316:A601
アメリカ陸軍
2018-06-16T00:51:35Z
<p>240F:80:BFA7:1:70BA:A035:6316:A601: /* 火器 */</p>
<hr />
<div>{{アメリカ陸軍}}<br />
'''アメリカ陸軍'''(アメリカりくぐん、'''United States Army''', 略称:'''USA''')は、[[アメリカ合衆国]]の[[陸軍]]である。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
アメリカ陸軍は[[アメリカ独立戦争]]のために[[アメリカ合衆国]]建国の前の[[1775年]][[6月14日]]に[[大陸会議]]の決議によって、[[イギリス軍]]に対抗するため組織された[[大陸軍 (アメリカ)|大陸軍]]を起源としている。大陸軍はアメリカ[[13植民地]]の統一された命令系統を持ち、独立戦争の全期間を通じて[[ジョージ・ワシントン]]がその総司令官を務めた。大陸軍の行動ははじめ武器、食料の不足などで苦戦したが、各植民地の民兵隊やその管制下に残されていた部隊の支援とさらにヨーロッパ諸国からも支援も得て、独立戦争に勝利し[[パリ条約 (1783年)|パリ講和条約]]によって13植民地はアメリカ合衆国として正式に独立を認められた。パリ講和条約締結後[[ウェストポイント (ニューヨーク州)|ウエストポイント]]と幾つかの辺境の前哨基地に小さな地域軍隊が残されたのみで、[[1783年]][[11月3日]]ほとんどの大陸軍部隊は解散されたが、[[1784年]][[6月3日]]の大陸会議の決議によって'''アメリカ陸軍'''が結成された。<br />
<br />
紋章にある[[モットー]]は“This we'll defend”(我等これを護る)。<br />
<br />
== 構成 ==<br />
アメリカ陸軍は3つの部分から構成される。<br />
* [[常備軍]]([[役種|現役兵]])<br />
* [[予備軍]]([[役種|予備役兵]])<br />
* [[州兵]]([[役種|現役兵]]及び[[役種|予備役兵]])<br />
<br />
上記3つの要素は、全て第一次世界大戦からアメリカが関わった全戦争に参加した。予備軍および州兵の使用権は[[ベトナム戦争]]の後に強められた。予備軍および州兵の部隊は、[[湾岸戦争]]([[コソボ紛争]]における平和維持活動)および[[2003年]]の[[イラク戦争]]に参加した。2017年4月現在約46万人、[[予備役]]約53万人が所属。<br />
<br />
<!--All three components have taken part in every war of the United States from [[World War I]] onward. By design, the use of the Army Reserve and National Guard has increased after the [[Vietnam War]]. Reserve and Guard units took part in the [[Gulf War]], peacekeeping in [[Kosovo]], and the [[2003 invasion of Iraq]].--><br />
<br />
== 組織 ==<br />
公式には、アメリカ陸軍の構成員は大文字で始まる“[[兵士|Soldier]]”と呼ばれる。<br />
<br />
=== 編制の概要 ===<br />
アメリカ陸軍は大まかに以下の編制からなる。[[コマンド (部隊編成)|コマンド]]もよく用いられるが、さまざまな規模であるため特定の階梯にはない。<br />
# [[総軍]] - [[アメリカ陸軍総軍|陸軍総軍]](Army Forces Command)が存在する。主要司令部の一つ。 緊急即応・戦略予備部隊と陸軍予備軍・州兵部隊の管理を任務とするフォース・プロバイダーである。<br />
# [[軍集団]](Army Group) - 必要に応じて編成する。<br />
# [[軍]](Army) - 軍と訳す。軍政上は方面部隊を維持管理する。指揮官は[[中将]]。<br />
# [[軍団]](Corps) - 通常2個師団以上からなる。現在第1軍団、第3軍団、第18空挺軍団、[[:en:Chemical Corps|化学軍団(化学隊)<small>(英語版)</small>]]などの軍団がある。戦域と任務が指定されていて指揮官は中将。<br />
# [[師団]](Division) - 現在、アメリカ軍の師団は通常3個以上の旅団戦闘団と、航空旅団、火力旅団などの支援部隊から成る。指揮官は[[少将]]。<br />
# [[旅団]](Brigade)、[[群 (軍事)|群]](group) - 現在、アメリカ軍が力を入れて改変中の編成である。旅団規模での独立行動を可能とし、小規模(旅団単独)から中規模(数個旅団編成・師団への統合も含む)までの武力衝突への対応へ取り回しの効く実戦部隊を目指している。重旅団戦闘団、ストライカー旅団戦闘団、歩兵旅団戦闘団などの[[旅団戦闘団]]が[[米軍再編]]にて編成された。指揮官は[[大佐]]、まれに[[准将]]。旅団も群も通常複数の大隊からなる。<br />
# [[連隊]](Regiment)- いくつかの例外を除いて現在使われていない単位である。また旅団戦闘団と同一の編制であるが伝統上の理由から騎兵連隊の名称を用いている部隊がある。<br />
# [[大隊]](Battalion, Squadron) - [[歩兵]]、[[砲兵]]および[[兵科#機甲科|機甲部隊]]の場合 Battalion、騎兵部隊の場合 Squadron の名称で大隊は編成される。大隊クラスの部隊は[[中佐]]が指揮をとる。<br />
# [[中隊]](Company, Battery, Troop) - 大部分の[[兵科]]では Company、砲兵の場合は Battery、騎兵部隊の場合は Troop の名称で中隊は編成される。中隊クラスの部隊は通常、[[大尉]]が指揮をとる。<br />
# [[小隊]](Platoon) - 通常、[[中尉]]あるいは[[少尉]]が指揮をとる。<br />
# [[分隊]](Squad)、班(Section) - 分隊以下は[[アメリカ陸軍の分隊編制]]も参照すること。<br />
# 操作班(Crew)、射撃班(Fire Team)<br />
<br />
=== 戦闘部隊と戦闘支援部隊 ===<br />
軍は任務によって編制される。<br />
*戦闘部隊は[[歩兵|歩兵部隊]]、機甲部隊、[[騎兵|騎兵部隊]]<ref>なお、現在の騎兵部隊は実際に乗馬しているわけではなく、主に伝統的な理由から「騎兵」の名称を持つ部隊を指している。</ref>および[[特殊部隊]]から成る。<br />
**特殊部隊には[[アメリカ特殊作戦軍]]傘下の[[アメリカ陸軍特殊作戦コマンド]]がある。<br />
*戦闘支援部隊は[[砲兵|砲兵隊]]、航空隊、[[工兵|工兵隊]]、[[補給]]部隊、[[軍医]]部隊、[[輜重兵|輸送部隊]]、補給隊、高級副官団、通信隊からなる。支援部隊には法務部を含む。<br />
<br />
== 陸軍改革 ==<br />
現在、既存の指揮系統に限界を感じたアメリカ陸軍は指揮系統の抜本的再編成を行っている。内容としては作戦指揮司令部:'''UE'''('''U'''nit of '''E'''mployment)と戦闘部隊司令部'''UA'''('''U'''nit of '''A'''ction)に分けて指揮系統のシンプル化を目指している。<br />
<br />
== 装備品 ==<br />
{{See also|アメリカ陸軍の装備品一覧}}<br />
=== 兵装 ===<br />
==== [[軍用車両]] ====<br />
*[[主力戦車]]<br />
**[[M1エイブラムス|M1A1/M1A2エイブラムス]]<br />
*[[歩兵戦闘車]]<br />
**[[M2ブラッドレー歩兵戦闘車|M2/M3ブラッドレー]]<br />
*[[装甲兵員輸送車]]<br />
**[[M113装甲兵員輸送車|M113]]<br />
**[[ストライカー装甲車|ストライカー]]<br />
**[[クーガー装甲車|クーガー]]<br />
*[[装甲車]]<br />
**[[M1117装甲警備車|M1117]]<br />
*[[自走砲]]<br />
**[[M109 155mm自走榴弾砲|M109]]<br />
**[[M1128 ストライカーMGS|M1128]]<br />
**[[MLRS]]<br />
**[[HIMARS]]<br />
*多用途装輪車<br />
**[[ハンヴィー]]<br />
**[[MRAP]]<br />
<br />
==== [[航空機]] ====<br />
''詳細は[[各国軍の航空配備一覧]]''<br />
*[[ヘリコプター]]<br />
**[[AH-64 アパッチ]]<br />
**[[AH-64D アパッチ・ロングボウ]]<br />
**[[UH-60 ブラックホーク]]<br />
**[[UH-1 (航空機)|UH-1 ヒューイ]]<br />
**[[UH-72 ラコタ]]<br />
**[[OH-58 カイオワ]]<br />
**[[OH-6 (航空機)|OH-6 カイユース]]<br />
**[[CH-47 (航空機)|CH-47 チヌーク]]<br />
**[[Mi-24 (航空機)|Mi-24]] 研究・仮想敵訓練用として使用されている。<br />
*[[無人航空機|UAV(無人機)]]<br />
**[[MQ-8 ファイアスカウト]]<br />
**[[RQ-7 (航空機)|RQ-7 シャドー]]<br />
<br />
==== [[火器]] ====<br />
*[[アサルトライフル]]<br />
**[[M16自動小銃|M16A2/M16A4]]<br />
**[[M4カービン|M4/M4A1]]<br />
**[[FN SCAR|Mk.16/Mk.17]]<br />
**[[H&K HK416|HK416]]<br />
*[[拳銃]]<br />
**[[ベレッタM92|US M9]]<br />
*[[狙撃銃]]<br />
**[[M24対人狙撃銃|M24]]<br />
**[[XM2010 Enhanced Sniper Rifle|M2010]]<br />
**[[M110狙撃銃|M110SASS]]<br />
**[[スプリングフィールドM14|M21]]<br />
**[[スプリングフィールドM14|M14EBR]]<br />
**[[バレットM82|M82]]<br />
*[[機関銃]]<br />
**[[M134 (機関銃)|M134]]<br />
**[[M249軽機関銃]]([[ミニミ軽機関銃]])<br />
**[[M240機関銃]]([[FN MAG]])<br />
**[[ブローニングM2重機関銃|M2重機関銃]]<br />
*[[グレネードランチャー|擲弾発射器]]<br />
**[[M203 グレネードランチャー|M203]]<br />
**[[Mk19 自動擲弾銃|MK19]]<br />
**[[ダネルMGL|MGL]]<br />
**[[XM25 IAWS|M25]]<br />
*[[対戦車兵器]]<br />
**[[カールグスタフ (無反動砲)|M3 MAAWS]]<br />
**[[M72 LAW]]<br />
**[[AT4 (携行対戦車弾)|M136 AT4]]<br />
**[[M202ロケットランチャー|M202]] (少数のみ使用)<br />
**[[TOW (ミサイル)|BGM-71 TOW]]<br />
**[[ドラゴン (対戦車ミサイル)|M47 ドラゴン]]<br />
**[[ジャベリン (対戦車ミサイル)|FGM-148 ジャベリン]]<br />
*[[地対空ミサイル]]<br />
**[[スティンガーミサイル|FIM-92 スティンガー]]<br />
**[[アベンジャーシステム]]<br />
**[[パトリオットミサイル|MIM-104 パトリオット]]<br />
**[[THAADミサイル|THAAD]]<br />
*[[迫撃砲]]<br />
**[[M224 60mm 迫撃砲|M224 60mm迫撃砲]]<br />
**[[M252 81mm 迫撃砲|M252 81mm迫撃砲]]<br />
**[[M120 120mm 迫撃砲|M120 120mm迫撃砲]]<br />
*[[榴弾砲]]<br />
**[[M102 105mm榴弾砲]]([[州兵]]のみ)<br />
**[[M119 105mm榴弾砲]]<br />
**[[M198 155mm榴弾砲]](逐次退役中)<br />
**[[M777 155mm榴弾砲]](M198の後継として配備中)<br />
<br />
==== 艦船 ====<br />
人員・装備の国際的な展開を図るために、大規模な艦船部隊を独自に持つ。<br />
<br />
下記は[[揚陸艦]][[上陸用舟艇|艇]]の形式を踏襲しているが、基本的に陸軍艦船には[[上陸作戦|両用戦]]任務は無い。港湾が存在しないか、あっても積み下ろし設備が不備など積み下ろしに適当でない場合において、沖合いに停泊する大型貨物船と地上との「([[ビーチング]]ができる)[[艀]]」としての任務にあたるなど、もっぱら[[後方支援]]に利用する。<br />
<br />
*[[フランク・S・ベッソン・ジュニア大将級兵站支援艦]](Logistic Support Vessele:LSV)<br />
*[[ラニーミード級汎用揚陸艇]]<br />
*[[LCU-1610級汎用揚陸艇]] - 海軍も同艇を上陸用舟艇として使用。<br />
*[[:en:LACV-30|LACV-30輸送エアクッション艇]]<br />
<br />
この他に独自に積み降ろし機材を備えた[[事前集積船]]多数、高速双胴船型の輸送艦「[[ジョイントベンチャー (輸送船)|ジョイントベンチャー]]」、[[海洋調査船]]などを装備している。<br />
<br />
== リーダーシップ ==<br />
アメリカ陸軍の長は[[アメリカ陸軍参謀総長|陸軍参謀総長]]が務め、4つ星の将官である大将が任命される。他の統合参謀本部のメンバーと同じく、陸軍参謀総長に陸軍部隊に対する作戦上の直接指揮権は無い。あるのは軍内行政執行権及び軍政策決定権だけであり、作戦指揮権は大統領から国防長官を通して命令を下される各統合軍司令官にある。陸軍参謀総長に部隊指揮権は無いものの、各軍の 参謀総長と共に[[統合参謀本部]]を構成し、[[統合参謀本部]]として大統領に作戦上のアドバイスをする立場にある。陸軍の3つ星の将官の職には、各戦域統合軍の副司令官、各戦域統合軍の陸軍司令官、各種軍団の将官職等がある。<br />
<br />
== アメリカ陸軍主要部門 ==<br />
{| class="wikitable" border="1" cellpadding="0"<br />
|+ '''アメリカ陸軍主要部門'''<br />
! 主要部門!!司令部所在地<br />
|-<br />
| [http://www.inscom.army.mil/ 情報保安コマンド](INSCOM)|| バージニア州フォートベルヴォア<br />
|-<br />
| [http://www.belvoir.army.mil/cidc/ 陸軍犯罪捜査コマンド](CID)|| バージニア州フォートベルヴォア<br />
|-<br />
| [http://www.usace.army.mil/ 陸軍工兵軍団](USACE)||ワシントン D.C.<br />
|-<br />
| 陸軍衛生コマンド(MEDCOM)||テキサス州フォートサムヒューストン<br />
|-<br />
| [http://www.amc.army.mil/ 陸軍資材軍団](AMC)||バージニア州アレキサンドリア<br />
|-<br />
| [http://www.tradoc.army.mil/ 陸軍訓練教義軍団](TRADOC)||バージニア州フォートユースティス<br />
|-<br />
| [http://www.forscom.army.mil/ アメリカ陸軍総軍](FORSCOM)||ジョージア州フォートマクファーソン<br />
|-<br />
| [http://www.arcent.army.mil/index.html アメリカ中央陸軍/第3軍](ARCENT)||ジョージア州フォートマクファーソン<br />
|-<br />
| [http://www.usarso.army.mil/ アメリカ南方陸軍/第6軍](ARSO)||テキサス州フォートサムヒューストン<br />
|-<br />
| [http://www.hqusareur.army.mil/ 在欧アメリカ陸軍/第7軍](AREUR)||ハイデルベルク・キャンベルバラックス(ドイツ)<br />
|-<br />
| [http://www.usarpac.army.mil/ アメリカ太平洋陸軍](ARPAC)||ハワイ州フォートシャフター<br />
|-<br />
| 第8軍(EUSA)||ソウル・ヨンサン陸軍基地(韓国)<br />
|-<br />
| [http://www.soc.mil/hqs/hqs_home.htm 陸軍特殊作戦軍団](ARSOC)||ノースカロライナ州フォートブラッグ<br />
|-<br />
| [http://www.mtmc.army.mil/ 軍交通管理コマンド](MTMC)||バージニア州アレキサンドリア及びフォートユスチス<br />
|-<br />
| [http://www.smdc.army.mil/ 陸軍宇宙ミサイル防衛軍団](SMDC)||バージニア州アーリントン<br />
|-<br />
| [http://www.army.mil/usar/ 陸軍予備役コマンド](ARC)||ジョージア州フォートマクファーソン<br />
|-<br />
| [http://www.arng.army.mil/ 陸軍州兵](ARNG)|| ワシントン D.C.<br />
|}<br />
<br />
== 部隊 ==<br />
=== 陸軍総軍 ===<br />
==== [[第1軍 (アメリカ軍)|第1軍]](予備役) ====<br />
* 東部管区隊(First Army Division East; フォート・ミード)<br />
* 西部管区隊(First Army Division West; フォート・フッド)<br />
<br />
==== [[第1軍団 (アメリカ陸軍)|第1軍団(アメリカ軍団)]] ====<br />
* [[第7歩兵師団 (アメリカ陸軍)|第7歩兵師団]]<br />
<br />
==== 第3軍団(鉄槌軍団) ====<br />
* [[第1機甲師団 (アメリカ軍)|第1機甲師団]]<br />
* [[第1騎兵師団 (アメリカ軍)|第1騎兵師団]]<br />
* [[第1歩兵師団 (アメリカ軍)|第1歩兵師団]]<br />
* [[第4歩兵師団 (アメリカ軍)|第4歩兵師団]]<br />
* 第3ストライカー騎兵連隊<br />
<br />
==== [[第18空挺軍団 (アメリカ軍)|第18空挺軍団]](危機軍団) ====<br />
* [[第3歩兵師団 (アメリカ軍)|第3歩兵師団]]<br />
* [[第10山岳師団 (アメリカ軍)|第10山岳師団]](軽歩兵)<br />
* [[第82空挺師団 (アメリカ軍)|第82空挺師団]] <br />
* [[第101空挺師団 (アメリカ軍)|第101空挺師団(空中強襲)]]<br />
<br />
=== [[第3軍 (アメリカ軍)|第3軍]]([[アメリカ中央軍]]) ===<br />
<br />
=== 第7軍([[アメリカ欧州軍]]) ===<br />
* [[第2ストライカー騎兵連隊 (アメリカ軍)|第2ストライカー騎兵連隊]]<br />
* [[第173空挺旅団 (アメリカ軍)|第173空挺旅団]]<br />
<br />
=== 太平洋陸軍([[アメリカ太平洋軍]]) ===<br />
* [[第25歩兵師団 (アメリカ軍)|第25歩兵師団]]<br />
<br />
==== 在アラスカ陸軍([[アメリカ太平洋軍]]の一部) ====<br />
* 第25歩兵師団第1ストライカー旅団戦闘団<br />
* 第25歩兵師団第4空挺旅団戦闘団<br />
<br />
==== [[第8軍 (アメリカ軍)|第8軍]]([[在韓米軍]]) ====<br />
* [[第2歩兵師団 (アメリカ軍)|第2歩兵師団]] - 1個旅団戦闘団基幹<br />
<br />
== 階級 ==<br />
{{main|アメリカ陸軍の階級一覧}}<br />
; 士官<br />
{| style="border:1px solid #8888aa; background-color:#f7f8ff; padding:5px; font-size:95%; margin: 0px 12px 12px 0px;"<br />
|- align=center<br />
|- bgcolor="#CCCCCC"<br />
!給与等級||O-1||O-2||O-3||O-4||O-5||O-6||O-7||O-8||O-9||O-10||Special||Special<br />
|- align=center<br />
| 階級章<br />
|| [[File:US-OF1B.svg|22px]]<br />
|| [[File:US-OF1A.svg|22px]]<br />
|| [[File:US-O3 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O4 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O5 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O6 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O7 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O8 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O9 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O10 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:US-O11 insignia.svg|50px]]<br />
|| [[File:General of Armies insignia.svg|50px]]<br />
|- style="text-align:center;vertical-align:top;"<br />
||名称<br />
|| [[少尉]]<br/>Second Lieutenant<br />
|| [[中尉]]<br/>First Lieutenant<br />
|| [[大尉]]<br/>Captain<br />
|| [[少佐]]<br/>Major<br />
|| [[中佐]]<br/>Lieutenant<br/> Colonel<br />
|| [[大佐]]<br/>Colonel<br />
|| [[准将]]<br/>Brigadier<br/> General<br />
|| [[少将]]<br/>Major General<br />
|| [[中将]]<br/>Lieutenant<br/> General<br />
|| [[大将]]<br/>General<br />
|| [[元帥]]<br/>General of<br/>the Army<br />
|| [[大元帥]]<br/>General of<br/>the Armies<br />
|- align=center<br />
||略称||2LT||1LT||CPT||MAJ||LTC||COL||BG||MG||LTG||GEN||GA<br />
|- align=center<br />
! style="white-space:nowrap" |NATO<br/>階級コード<br />
||OF-1<br />
||OF-1<br />
||OF-2<br />
||OF-3<br />
||OF-4<br />
||OF-5<br />
||OF-6<br />
||OF-7<br />
||OF-8<br />
||OF-9<br />
||OF-10<br />
|-<br />
|colspan="12"|<br />
|}<br />
; 准士官<br />
<br />
{| style="border:1px solid #8888aa; background-color:#f7f8ff; padding:5px; font-size:95%; margin: 0px 12px 12px 0px;"<br />
|- align=center<br />
|- bgcolor="#CCCCCC"<br />
!給与等級||W-1||W-2||W-3||W-4||W-5<br />
|- align=center<br />
||階級章<br />
|| [[File:US-Army-WO1.png|25px]]<br />
|| [[File:US-Army-CW2.png|25px]]<br />
|| [[File:US-Army-CW3.png|25px]]<br />
|| [[File:US-Army-CW4.png|25px]]<br />
|| [[File:US-Army-CW5.png|25px]]<br />
|- style="text-align:center;vertical-align:top;"<br />
||名称<br />
|| [[准尉]]<br/>Warrant Officer 1<br />
|| 准尉長<br/>Chief Warrant Officer 2<br />
|| 准尉長<br/>Chief Warrant Officer 3<br />
|| 准尉長<br/>Chief Warrant Officer 4<br />
|| 最上級准尉長<br/>Chief Warrant Officer 5<br />
|- align=center<br />
||略称||WO1||CW2||CW3||CW4||CW5<br />
|- align=center<br />
! style="white-space:nowrap" |NATO<br/>階級コード<br />
||WO-1<br />
||WO-2<br />
||WO-3<br />
||WO-4<br />
||WO-5<br />
|}<br />
<br />
; 下士官・兵<br />
<br />
{| style="border:1px solid #8888aa; background-color:#f7f8ff; padding:5px; font-size:95%; margin: 0px 12px 12px 0px;"<br />
|- bgcolor="#CCCCCC"<br />
! 給与等級||E-1||E-2||E-3||colspan=2|E-4||E-5||E-6||E-7||colspan=2|E-8||colspan=3|E-9<br />
|- align=center<br />
||階級章<br />
|| 階級章無し<br />
|| [[File:Army-USA-OR-02.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-03.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-04b.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-04a.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-05.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-06.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-07.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-08b.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-08a.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-09c.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-09b.svg|50px]]<br />
|| [[File:Army-USA-OR-09a.svg|50px]]<br />
|- style="text-align:center;vertical-align:top;"<br />
||名称<br />
||[[二等兵]]<br />
||[[一等兵]]<br />
||[[上等兵]]<br />
||[[特技兵]]<br />
||[[伍長]]<br />
||三等[[軍曹]]<br />
||二等軍曹<br />
||一等軍曹<br />
||[[曹長]]<br />
||先任曹長<br />
||上級曹長<br />
| style="white-space:nowrap" |最先任上級曹長<br />
| style="white-space:nowrap" |陸軍<br/>最先任上級曹長<br />
|- style="text-align:center;vertical-align:top;"<br />
||<br />
||Private<br />
||Private<br />
||Private<br/>First Class<br />
||Specialist<br />
||Corporal<br />
||Sergeant<br />
||Staff<br/>Sergeant<br />
||Sergeant<br/>First Class<br />
||Master<br/>Sergeant<br />
||First<br/>Sergeant<br />
||Sergeant<br/>Major<br />
||Command<br/>Sergeant Major<br />
||Sergeant Major<br/>of the Army<br />
|- align=center<br />
|略称||PVT ¹||PV2 ¹||PFC||SPC ²||CPL||SGT||SSG||SFC||MSG||1SG||SGM||CSM||SMA<br />
|- align=center<br />
! style="white-space:nowrap" |NATO<br/>階級コード||OR-1||OR-2||OR-3||OR-4||OR-4||OR-5||OR-6||OR-7||OR-8||OR-8||OR-9||OR-9||OR-9<br />
|- align=left<br />
| colspan="14" | ¹ <small>PVTの略称は二等兵・一等兵の両方に使われる。</small><br/> ² <small>特技兵のためにSP4の略称も使われることがある</small><br />
|}<br />
<br />
== 自殺について ==<br />
退役軍人については一般人よりも[[自殺]]率が高い(約2倍)ことが指摘されている。特に、[[朝鮮戦争]]後や[[ベトナム戦争]]後<ref>『退役軍人の自殺は一般人の約2倍=米調査』2007年6月12日付配信 時事通信</ref>、そして[[イラク]]や[[アフガニスタン]]に派遣された軍人の自殺率の高さが指摘されている<ref>『米陸軍の自殺率、80年来で最悪に=戦闘長期化で疲弊』2007年12月14日付配信 時事通信</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 参考文献 == <br />
*{{Cite book|和書<br />
|author=上田 信<br />
|title=コンバット バイブル:アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル<br />
|year=1992<br />
|month=5<br />
|publisher=日本出版社<br />
|isbn=4-89048-316-0<br />
}}<br />
*{{Cite book|和書<br />
|author=田中昭成<br />
|title=ウォームービー・ガイド<br />
|year=2008<br />
|month=2<br />
|publisher=海鳴社<br />
|isbn=978-4-87525-246-7<br />
}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[アメリカ陸軍の編成]]<br />
* [[アメリカ陸軍の分隊編制]]<br />
* [[America's Army]] アメリカ陸軍開発のFPS<br />
* アメリカ陸軍[[予備役将校訓練課程]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.army.mil Official website]<br />
* [https://www.perscomonline.army.mil/tagd/tioh/Awards/Ribbons/OrderofPrecedence.htm Army Decorations - for Valor or Service]<br />
* [http://www.army.mil/cmh-pg/books/wac/abb.htm Abbreviations, Acronyms, and Initialism]<br />
* {{Worldcat id|id=lccn-n79-063202}}<br />
{{アメリカ合衆国}}<br />
{{アメリカ軍}}<br />
{{アメリカ陸軍2}}<br />
{{Normdaten}}<br />
{{Gunji-stub}}<br />
{{DEFAULTSORT:あめりかりくくん}}<br />
[[Category:アメリカ合衆国陸軍|*]]<br />
[[Category:各国の陸軍]]</div>
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