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https:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&feedformat=atom&user=2400%3A4172%3A6833%3ACA00%3A30A1%3A85C5%3A4BCE%3AF32E miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja] 2024-06-12T06:26:31Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 これが私の御主人様 2018-07-26T18:12:36Z <p>2400:4172:6833:CA00:30A1:85C5:4BCE:F32E: /* メインキャラクター */</p> <hr /> <div>{{Infobox animanga/Header<br /> |タイトル=これが私の御主人様<br /> |ジャンル=[[萌え]]<br /> }}<br /> {{Infobox animanga/Manga<br /> |作者=[[まっつー]]<br /> |作画=[[椿あす]]<br /> |出版社={{Flagicon|日本}} [[スクウェア・エニックス]]<br /> |他出版社={{Flagicon|香港}} [[玉皇朝グループ|玉皇朝集団]]&lt;br /&gt;{{Flagicon|台湾}} [[東立出版社]]&lt;br /&gt;{{Flagicon|アメリカ合衆国}} [[セブンシーズ・エンターテインメント|Seven Seas Entertainment]]<br /> |掲載誌=[[ガンガンパワード]]<br /> |レーベル=[[月刊少年ガンガン#ガンガンコミックス|ガンガンコミックス]]<br /> |開始号=[[月刊少年ガンガン]]2002年2月号<br /> |終了号=&lt;br /&gt;ガンガンパワードVol.5<br /> |開始日=<br /> |終了日=<br /> |巻数=全5巻<br /> }}<br /> {{Infobox animanga/TVAnime<br /> |監督=[[佐伯昭志]]<br /> |脚本=佐伯昭志、[[花田十輝]]&lt;br /&gt;[[あおしまたかし]]、与口奈津江<br /> |キャラクターデザイン=[[高村和宏]]<br /> |音楽=[[長岡成貢]]<br /> |アニメーション制作=[[ガイナックス|GAINAX]]×[[シャフト (アニメ制作会社)|SHAFT]]<br /> |製作=御主人様プロジェクト<br /> |放送局=[[BS-TBS|BS-i]]<br /> |放送開始=[[2005年]][[4月7日]]<br /> |放送終了=[[6月30日]]<br /> |話数=全12話<br /> }}<br /> {{Infobox animanga/Footer<br /> |ウィキプロジェクト=[[プロジェクト:漫画|漫画]]・[[プロジェクト:アニメ|アニメ]]<br /> |ウィキポータル=[[Portal:漫画|漫画]]・[[Portal:アニメ|アニメ]]<br /> }}<br /> 『&#039;&#039;&#039;これが私の御主人様&#039;&#039;&#039;』(これがわたしのごしゅじんさま)は、原作:[[まっつー]]、作画:[[椿あす]]による[[日本]]の[[漫画]]。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[2002年]]より、『[[月刊少年ガンガン]]』増刊『[[ガンガンパワード]]』([[スクウェア・エニックス]]発行)にて連載していた。[[単行本]]は、[[月刊少年ガンガン#ガンガンコミックス|ガンガンコミックス]]より全5巻。<br /> <br /> 物語の舞台は、[[山口県]][[宇部市]]。作品の随所に、OVA『[[銀河英雄伝説 (アニメ)|銀河英雄伝説]]』のネタがちりばめられている。<br /> <br /> [[2005年]]4月には、ガイナックスとSHAFTの制作で、全12話でアニメ化された。<br /> <br /> [[2007年]]2月発売の『[[ガンガンパワード]]』Vol.5における掲載を最後に連載休止となった。まっつーと椿あすとのトラブルが理由とされるが、詳細は公にされていない。[[2008年]]6月に自身の公式サイトと[[2ちゃんねる]]スレッド上にて、まっつーが椿あすと離婚することを発表、2008年6月27日にて正式に離婚した。その中で、椿あすが二度とまっつーと仕事をしないことを伝えた。<br /> <br /> 連載は作画担当を変更して続行するとしているが、連載再開の目処が立っておらず、事実上の[[打ち切り]]となった。最終話において「第一部完」という表現がなされており、最低限ストーリー的には綺麗にまとまって終わっている。<br /> <br /> == あらすじ ==<br /> 本作は作中人物の言葉を借りると、&#039;&#039;&#039;「親の遺産を受け継いで一人暮しをしている思春期真っ只中の少年が、世間の目が届かないのをいいことに広大な屋敷にいたいけな少女を囲って、欲望の赴くままに自分の趣味の世界を作って奉仕させる」&#039;&#039;&#039;という物語である。<br /> <br /> バイト先を求めてさまよっていた家出中の姉妹、&#039;&#039;&#039;沢渡いずみ&#039;&#039;&#039;・&#039;&#039;&#039;沢渡みつき&#039;&#039;&#039;が辿り着いたのは、両親の死により莫大な資産を相続した中学生・&#039;&#039;&#039;中林義貴&#039;&#039;&#039;の屋敷だった。たまたま[[メイド]]を募集中だった義貴は、みつきのペットである凶暴なワニ・&#039;&#039;&#039;ポチ&#039;&#039;&#039;が壊した家財の弁償することになった沢渡姉妹に、借金のカタをつけるという名目で「メイドとして働かせる」ことにしてしまう。<br /> <br /> さらに、いづみとの出会いにより、同性愛に目覚めたクラスメイトの美少女・&#039;&#039;&#039;倉内安奈&#039;&#039;&#039;までも、義貴のメイドとして働くことになる。<br /> <br /> == 登場人物 ==<br /> === メインキャラクター ===<br /> ; 中林義貴(なかばやし よしたか)<br /> : [[声優|声]] - [[皆川純子]]<br /> : 親の遺産を受け継いで一人暮しをしている、下心丸出しの思春期真っ只中の少年。[[ロリータ・コンプレックス|ロリコン]]で[[制服]]マニアで、[[盗撮|隠し撮り]]マニアの[[ギャルゲー]]マニアである。その屈折した性格と趣味嗜好から、いずみ達をメイドとして雇い、[[ハーレム]]生活を送ろうとするが…。<br /> ; 沢渡いずみ(さわたり いずみ)<br /> : 声 - [[浅野真澄]]<br /> : ペットのポチを自宅で飼えなくなった事から妹のみつきと[[家出]]を決意する、妹思いの姉。勝気で意地っ張りな性格で、義貴とはケンカばかりであるが、お互いに気になる存在。泊めてもらった義貴の家で、高価なツボや装飾品をポチが破壊したため、その借金500万円の返済の為にメイドとして働くことになる。しかし、毎度のドタバタの末の破壊活動の為、借金は減ることはない。原作では、最終的に5憶円まで借金が増えている。アニメではメイドアイドルとしてもデビューする一面もある。[[巨乳]]。<br /> ; 沢渡みつき(さわたり みつき)<br /> : 声 - [[清水愛]]<br /> : おっとり系だが行動力のある女子中学生。姉と違って順応力があり、メイド姿にも抵抗はない。やや発育不良気味だが、むしろそれを自分の武器にしてしまう強さを持ち合わせている。その可愛らしい外見から多くの男性に慕われており、[[親衛隊]]まで存在する。姉のいずみ達の写真をネット上で売り捌き、アイドルとして売り出してしまう。<br /> ; 倉内安奈(くらうち あんな)<br /> : 声 - [[植田佳奈]]<br /> : 当初はまともな正統派の美少女であったが、いずみとの出会いから[[レズビアン]]に目覚めた義貴のクラスメイト。いずみと一緒に居たいがために義貴のメイドとなる。いずみと結婚するために同性結婚が認められているオランダへ居住したいとオランダ語の勉強にも取り組んでいる。料理は殺人的に下手で、彼女の料理の威力は、猛毒である[[シアン化カリウム|青酸カリ]]をはるかに上回り、義貴曰く、致死量は0.1mg。<br /> : ネーミングは[[アダルトビデオ]]の[[ロリータ]]系女優である「[[倉本安奈]]」から取っていると噂されている。<br /> <br /> === サブキャラクター ===<br /> ; 沢渡父<br /> : 声 - [[松本大 (声優)|松本大]]<br /> : 沢渡姉妹の父。義貴が&#039;&#039;&#039;「世間の目が届かないのをいいことに広大な屋敷にいたいけな少女を囲って、欲望の赴くままに自分の趣味の世界を作って奉仕させている」&#039;&#039;&#039;という、やけに正確な噂を聞きつけて襲撃してきた。極度の[[親バカ|ドウターコンプレックス]](娘達を「妻と同じように」愛しているらしい)で、娘が義貴の毒牙にかかるのを心配しているが、はっきり言って本人も義貴と同類の人間である。<br /> ; 沢渡瑞穂(さわたり みずほ)<br /> : 声 - [[大原さやか]]<br /> : 沢渡姉妹の母。普段はおっとりしているが腹黒い部分がある。夫とは逆に娘を義貴とくっつけて[[玉の輿]]を狙っている。<br /> ; 沢渡かりん(さわたり かりん)<br /> : 声 - [[宍戸留美]]<br /> : 沢渡姉妹の末妹。まだ5歳の[[幼女]]だが、義貴の「果てしなく低いストライクゾーン」にはジャストミートの為、父親の入院で中林邸に預けられた彼女を巡って、いずみと義貴が攻防戦を繰り広げる事に。<br /> : 生まれたときからポチを遊び相手に育ってきたためか、「いい人」かどうかの判断基準が&#039;&#039;&#039;ワニを好きかどうか&#039;&#039;&#039;で決められる。そのため、(かりんが見ている所では)ポチと仲のいい義貴には懐き、ポチを苦手としているいずみには不信感を持っている。<br /> : 原作版の第四話でいずみがみつきのことを「あたしにはたった一人の妹」と言うシーンがあった事を作者が忘れたまま書いていたため、いずみがボケていたという話になった。<br /> ; ポチ<br /> : 声 - [[津久井教生]]<br /> : 沢渡姉妹の飼い[[ワニ]]。と言っても、とてもワニとは思えない知能と外観と習性の持ち主。彼も義貴と同類であり、可愛い女の子には目がない。男性には非常に狂暴で、横柄にふるまう。<br /> ; 久米伸治(くめ しんじ)<br /> : 声 - [[遠近孝一]]<br /> : みつき親衛隊の隊長。通称&#039;&#039;&#039;クメシン&#039;&#039;&#039;。極度のロリコン。ちなみに原作者のお気に入りサイトの管理人がモデルとなっているが、その管理人はロリコンではない。<br /> ; アリシア<br /> : 声 - [[桑谷夏子]]<br /> : いずみと同じ性癖の持ち主、短くまとめれば[[サディスト|S]]。義貴の思いつきで南国リゾートに行った際に出逢った。<br /> ; エレン<br /> : 声 - [[あらいしずか|荒井静香]]<br /> : アリシアの飼いワニ。<br /> ; 中林誠一郎(なかばやし せいいちろう)<br /> : 声 - [[朴ロ美|朴璐美]]<br /> : 義貴のいとこで、義貴と同じく両親を亡くし遺産を受け継いでいる。趣味もまた義貴と同じくロリコンで制服マニアで、隠し撮りマニアのギャルゲーマニアだが誠一郎はその上女装趣味もあるようである。いずみ曰く義貴に比べて外道ではなさそう(?)だが、やはり義貴とは五十歩百歩といった所だろう。幼い頃のトラウマから爬虫類に対する恐怖心があり、ワニのポチを最も苦手としている。<br /> ; 杉田多可美(すぎた たかみ)<br /> : 声 - [[川澄綾子]]<br /> : 富める家の令嬢で尊大なSだが、漫画版に於いてはみつきに([[マゾヒスト|M]]の)[[親衛隊]]を奪われたばかりか、家自体がみつきによって[[破産]]に追いやられ、義貴の家で[[メイド]](事実上の[[債務奴隷]])をしたことがある。<br /> <br /> == テレビアニメ ==<br /> [[2005年]][[4月7日]]から[[6月30日]]まで、BS-i(現[[BS-TBS]])にて全12話に渡って放送された。[[衛星放送|BSデジタル放送]]ということもあり、作品の画面比は16:9の[[ハイビジョン]]サイズ([[ハイビジョン制作]])である。この作品を以って[[BS-i限定放映深夜アニメ枠]]は一時休止、[[2006年]]10月放送開始の『[[kanon (ゲーム)|Kanon(第2作)]]』で再開した。<br /> <br /> 2005年[[11月13日]]から2006年[[1月29日]]まで、[[アニマックス]]でも放送。また「「やっぱり見るなら1話から!」というアニマックスの企画の中の一つとして、2006年[[3月11日]]から[[3月28日|28日]]にかけても日曜・月曜を除き連日放送された。<br /> <br /> ===スタッフ===<br /> *監督・シリーズ構成 - 佐伯昭志 <br /> *キャラクターデザイン・総作画監督 - 高村和宏 <br /> *美術監督 - 平間由香、保木いずみ <br /> *色彩設計 - 高谷知恵 <br /> *撮影監督 - 西村徹也<br /> *編集 - [[瀬山武司]]<br /> *音響監督 - [[飯田里樹]]<br /> *音楽 - [[長岡成貢]]<br /> *外道協力 - [[あかほりさとる]]<br /> *プロデューサー - 源生哲雄、関戸雄一、[[佐藤裕紀]]、古神子広一<br /> *アニメーションプロデューサー - 久保田光俊<br /> *アニメーション制作 - [[ガイナックス|GAINAX]]×[[シャフト (アニメ制作会社)|SHAFT]]<br /> *製作 - 御主人様プロジェクト([[TBSテレビ|TBS]]、[[ジェネオンエンタテインメント]]、GAINAX、[[メモリーテック]])<br /> <br /> === 主題歌 ===<br /> ; オープニングテーマ「[[TRUST/A confession of TOKIO|TRUST]]」<br /> : 作詞・作曲・歌 - [[奥井雅美]] / 編曲 - 長岡成貢<br /> ; エンディングテーマ「愛情のカタマリ」<br /> : 作詞 - こさかなおみ / 作曲・編曲 - 長岡成貢 / 歌 - いずみ・みつき・安奈([[浅野真澄]]・[[清水愛]]・[[植田佳奈]])<br /> :* 『これが私の御主人様 音楽篇』に収録<br /> <br /> === 各話リスト ===<br /> {| class=&quot;wikitable&quot; style=&quot;font-size:small&quot;<br /> |-<br /> !話数!!サブタイトル!!脚本!!絵コンテ!!演出!!作画監督<br /> |-<br /> |1||これが私の御主人様!?||colspan=&quot;3&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|[[佐伯昭志]]||[[高村和宏]]<br /> |-<br /> |2||その壷、500万…||佐伯昭志||colspan=&quot;2&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|[[大塚雅彦]]||松林唯人<br /> |-<br /> |3||ロリコンで制服マニアで隠し撮りマニアのギャルゲーマニア||[[花田十輝]]||[[大森英敏]]||大久保唯男||糸島雅彦<br /> |-<br /> |4||異常な状況下で結ばれた男女は長続きせんじゃろう||与口奈津江||[[今石洋之]]||西村博昭||大河原晴男<br /> |-<br /> |5||親の遺産を受け継いで一人暮らしをしている思春期真っ只中の少年が&lt;br /&gt;世間の目が届かないのをいいことに広大な屋敷にいたいけな少女を囲って&lt;br /&gt;欲望の赴くままに自分の趣味の世界を作って奉仕させているという噂||[[あおしまたかし]]||colspan=&quot;3&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|加藤洋人<br /> |-<br /> |6||沢渡いずみ争奪戦シリーズ!絶叫肝試し!&lt;br /&gt;秘湯特急東北湯煙姑殺人欲望に燃えるエリート家庭マドンナ教師の&lt;br /&gt;乱れたマンション経営の跡目争いを家政婦は見た!||花田十輝||角田一樹||西村博昭||甲斐泰之<br /> |-<br /> |7||これがいずみの♥♥♥!?||佐伯昭志||[[福田道生]]||[[鈴木利正]]||村山公輔<br /> |-<br /> |8||果てしなく低いストライクゾーン||あおしまたかし||大森英敏||大久保唯男||梶浦紳一郎<br /> |-<br /> |9||いずみはいずみでももう何者にも屈しないいずみ||与口奈津江||colspan=&quot;2&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|[[中山勝一]]||松林唯人<br /> |-<br /> |10||これが私の王子様!?||rowspan=&quot;2&quot;|佐伯昭志||田所修||colspan=&quot;2&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|加藤洋人<br /> |-<br /> |11||遙かなる彼の義貴||佐伯昭志&lt;br /&gt;古川政美||西村博昭||甲斐泰之<br /> |-<br /> |12||これが私の御主人様!!||colspan=&quot;3&quot; style=&quot;text-align:center&quot;|佐伯昭志||村山公輔&lt;br /&gt;松林唯人<br /> |}<br /> <br /> == ラジオ ==<br /> 2005年4月7日から[[9月29日]]まで、BSデジタル[[ラジオ]]・[[BSQR489]]にて、『[[GENEON Presents 週刊アニメプレス|GENEON Presents 週刊アニメプレス〜これが今夜の御主人様〜]]』が、毎週[[木曜日]]22時00分から23時00分に放送(翌週[[火曜日]]に、同放送が[[インターネットラジオ]]「週刊アニメプレス」内で配信)された。[[ラジオパーソナリティ|パーソナリティ]]は、清水愛・植田佳奈。全26回。<br /> <br /> == 商品 ==<br /> === 単行本 ===<br /> [[ガンガンコミックス]](スクウェア・エニックス)で発売。<br /> # [[2003年]]6月21日発売&lt;ref&gt;{{cite web|url=http://www.amazon.co.jp/dp/4757509715/|title=これが私の御主人様1 (ガンガンコミックス)|publisher=[[Amazon.co.jp]]|accessdate=2017年8月27日}}&lt;/ref&gt;、ISBN 978-4-7575-0971-9<br /> # [[2004年]]2月21日発売&lt;ref&gt;{{cite web|url=http://www.amazon.co.jp/dp/4757511442/|title=これが私の御主人様 (2) (ガンガンコミックス) |publisher=Amazon.co.jp|accessdate=2017年8月27日}}&lt;/ref&gt;、ISBN 978-4-7575-1144-6<br /> # 2005年2月22日発売&lt;ref&gt;{{cite web|url=http://www.amazon.co.jp/dp/4757513658/|title=これが私の御主人様 (3) ガンガンコミックス|publisher=Amazon.co.jp|accessdate=2017年8月27日}}&lt;/ref&gt;、ISBN 978-4-7575-1365-5<br /> # 2005年12月22日発売&lt;ref&gt;{{cite web|url=http://www.amazon.co.jp/dp/4757515871/|title=これが私の御主人様 4|publisher=Amazon.co.jp|accessdate=2017年8月27日}}&lt;/ref&gt;、ISBN 978-4-7575-1587-1<br /> # 2007年2月22日発売&lt;ref&gt;{{cite web|url=http://www.amazon.co.jp/dp/4757519435/|title=これが私の御主人様 5 (ガンガンコミックス) |publisher=Amazon.co.jp|accessdate=2017年8月27日}}&lt;/ref&gt;、ISBN 978-4-7575-1943-5<br /> <br /> [[単行本]]は[[香港]]では「&#039;&#039;&#039;我的主人&#039;&#039;&#039;」、[[台湾]]では「&#039;&#039;&#039;我的主人愛作怪&#039;&#039;&#039;」のタイトルで刊行されている。また、2007年より[[アメリカ合衆国|米国]]で刊行予定。ちなみに香港では18禁である。<br /> <br /> === 公式ファンブック ===<br /> スクウェア・エニックスより発売。<br /> * これが私の御主人様 公式ファンブック〜プロローグ〜(2005年5月、ISBN 4-7575-1428-X)<br /> * これが私の御主人様 パーフェクトガイドブック(2005年6月、ISBN 4-7575-1452-2)<br /> * これが私の御主人様 コンプリートブック〜メイドBLOG〜(2005年10月、ISBN 4-7575-1543-X)<br /> <br /> === DVD ===<br /> [[ジェネオンエンタテインメント]]より発売。<br /> * これが私の御主人様 緊急特報!<br /> * これが私の御主人様(全6巻)<br /> <br /> === CD ===<br /> ;[[ドラマCD]]<br /> :[[フロンティアワークス]]より発売。<br /> :# ドラマCD これが私の御主人様 1<br /> :# ドラマCD これが私の御主人様 2<br /> ;キャラクターソング等<br /> :ジェネオン・エンタテインメントより発売。<br /> :* これが私の御主人様 音楽篇(2005年6月10日、GNCA-1029)<br /> :* これが私の御主人様 CHARACTER ALBUM - 001 IZUMI<br /> :* これが私の御主人様 CHARACTER ALBUM - 002 MITSUKI<br /> :* これが私の御主人様 CHARACTER ALBUM - 003 ANNA<br /> <br /> == 出典 ==<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{Wayback |url=http://www.gainax.co.jp/anime/master/index.html |title=これが私の御主人様 (GAINAX NET) |date=20151105080451}}<br /> * [http://www.nbcuni.co.jp/rondorobe/anime/gosyujinsama/ これが私の御主人様 NBCユニバーサル公式サイト]<br /> * [http://d.hatena.ne.jp/mattsu2002/ まっつー公式サイト 俺専用うpろ〜だ〜 日記]<br /> * [http://tritribe.com/fes/coscon06/index.html これが私の御主人様 コスプレコンテスト 2006]<br /> <br /> {{前後番組<br /> |放送局=[[BS-TBS|BS-i]]<br /> |放送枠=木曜24:30枠<br /> |前番組=[[AIR (ゲーム)|AIR]]<br /> |番組名=これが私の御主人様<br /> |次番組=[[エマ (漫画)|英國戀物語エマ]]<br /> }}<br /> <br /> {{ガイナックス}}<br /> {{シャフト}}<br /> {{BS-TBS独占放送深夜アニメ枠}}<br /> {{DEFAULTSORT:これかわたしのこしゆしんさま}}<br /> <br /> [[Category:漫画作品 こ|れかわたしのこしゆしんさま]]<br /> [[Category:アニメ作品 こ|れかわたしのこしゆしんさま]]<br /> [[Category:ガンガンパワード]]<br /> [[Category:BS-TBSの深夜アニメ]]<br /> [[Category:BS独占本放送の深夜アニメ]]<br /> [[Category:ガイナックス]]<br /> [[Category:シャフト]]<br /> [[Category:NBCユニバーサル・ジャパンのアニメ作品]]<br /> [[Category:メモリーテックのアニメ作品]]<br /> [[Category:ガンガンコミックスのアニメ作品]]<br /> [[Category:2005年のテレビアニメ]]<br /> [[Category:山口県を舞台とした作品]]<br /> [[Category:宇部市]]<br /> [[Category:メイドを題材とした作品]]<br /> [[Category:豪邸を舞台とした作品]]<br /> [[Category:未完の漫画作品]]</div> 2400:4172:6833:CA00:30A1:85C5:4BCE:F32E 足利事件 2018-07-26T02:25:45Z <p>2400:4172:6833:CA00:30A1:85C5:4BCE:F32E: /* 再審請求とDNA再鑑定 */</p> <hr /> <div>{{ページ番号|date=20131223}}<br /> {{Infobox 事件・事故<br /> |名称= 足利事件<br /> |正式名称=<br /> |画像= <br /> |脚注= <br /> |場所= {{JPN}}・[[栃木県]][[足利市]]<br /> |緯度度= |緯度分= |緯度秒= <br /> |経度度= |経度分= |経度秒= <br /> |日付= [[1990年]](平成2年)5月12日<br /> |時間= <br /> |開始時刻= <br /> |終了時刻= <br /> |時間帯= <br /> |概要=パチンコ店駐車場から女児が誘拐され、翌朝になって、近くの[[渡良瀬川]][[河川敷]]で遺体となって発見された。&lt;br&gt;事件と無関係の男性が逮捕・起訴され、[[無期刑|無期]][[懲役]]が[[確定判決|確定]]し、服役した[[冤罪]]事件。&lt;br&gt;真犯人が検挙されず、[[公訴時効]]が完成した[[未解決事件]]。<br /> |原因= <br /> |手段= <br /> |武器= <br /> |攻撃人数= <br /> |標的= <br /> |死亡= 当時4歳女児<br /> |犯人=不明([[公訴時効]]成立)<br /> |被害者= &#039;&#039;&#039;冤罪&#039;&#039;&#039;:菅家 利和<br /> |容疑= <br /> |動機= <br /> |関与= <br /> |防御= <br /> |対処= 菅家を逮捕・起訴(いずれも誤認)<br /> |刑事訴訟= [[無期刑|無期]][[懲役]](後に[[再審]][[無罪]])<br /> |管轄= [[栃木県警察]][[足利警察署]]<br /> |影響= [[日本弁護士連合会]](日弁連)は、[[日本弁護士連合会が支援する再審事件|菅家の無罪確定まで再審を支援していた]]。<br /> }}<br /> <br /> &#039;&#039;&#039;足利事件&#039;&#039;&#039;(あしかがじけん)とは、[[1990年]](平成2年)[[5月12日]]、[[栃木県]][[足利市]]にある[[パチンコ]]店の駐車場から女児が行方不明になり、翌[[5月13日|13日]]朝、近くの[[渡良瀬川]]の[[河川敷]]で、女児の遺体が発見された、[[殺人罪 (日本)|殺人]]・[[死体遺棄]][[事件]]。<br /> <br /> 事件翌年の[[1991年]](平成3年)、事件と無関係だった&#039;&#039;&#039;菅家 利和&#039;&#039;&#039;(すがや としかず)&lt;!--「Wikipedia:スタイルマニュアル#人名」の「敬称は使用しません」により、「さん」づけはしない。異論はノートで。--&gt;が、[[被疑者]]として[[逮捕 (日本法)|逮捕]]・[[被告人]]として[[起訴]]された。菅家は、刑事裁判で有罪([[無期刑|無期]][[懲役]]刑)が[[確定判決|確定]]し、[[服役]]していたが、遺留物の[[デオキシリボ核酸|DNA]]型が、[[2009年]](平成21年)5月の[[DNA型鑑定|再鑑定]]の結果、彼のものと一致しないことが判明し、彼は[[無実]]の[[冤罪]]被害者だったことが明らかとなった。服役中だった菅家はただちに[[釈放]]され、その後の[[再審]]で[[無罪]]が確定した。菅家の無罪が確定するまでの間、長らく[[日本弁護士連合会が支援する再審事件|日本弁護士連合会が再審を支援]]していた。また、真犯人が検挙されず、[[公訴時効]]が完成した[[未解決事件]]でもある。当事件を含めて、足利市内を流れる渡良瀬川周辺で遺体が発見された3事件は&#039;&#039;&#039;足利連続幼女誘拐殺人事件&#039;&#039;&#039;とされている。<br /> <br /> 当事件捜査に関する後年の[[調査報道]]などマスコミメディアがその事件捜査のあり方に注目し、調査報道の中で事件捜査初期に事件現場での真犯人目撃の情報を警察が把握していた事実や経緯も判明している。<br /> <br /> == 事件の経過 ==<br /> === 事件発覚から誤認逮捕まで ===<br /> ; 1990年(平成2年)5月12日<br /> : 父親が足利市内のパチンコ店でパチンコをしている間に、同店駐車場から女児(当時4歳)が行方不明になる。被害者の女児は当時赤いスカートと白いシャツという服装であった。<br /> ; 1990年(平成2年)5月13日<br /> : 女児の他殺体が、渡良瀬川の河川敷から発見される。犯人は逃走。<br /> : 事件発生の時間に現場付近の運動公園にいた多数の人物が、赤いスカートを履く被害者の女児を連れて歩く不審な男の姿を目撃しており、警察にも証言している。そのうち、日本テレビの番組が探し当て取材協力を要請した買い物途中の主婦、買い物途中の女性美術教師、ゴルフ練習をしていた男性などは、テレビ取材にも応じている。<br /> : 事件後に情報提供を求むビラや報道で被害者の特徴が繰り返し報道され人の目に触れる機会が多かったことや、目撃した女児の服装が事件当時の夕方でも目立ちやすく印象に残りやすい赤いスカート([[赤]]は、膨張色、進出色、警戒色であり、暗い場所でも視認されやすい色である)であった事などから、目撃者の記憶に今でも鮮明に残っている。女性美術教師は近年になってもその時の光景をスケッチに描けるぐらいで、実際に当時警察でもスケッチを提示し、日本テレビの取材でも同じようなスケッチを提示している。<br /> : ゴルフ練習をしていた男性は目撃した男について「マンガの[[ルパン三世 (架空の人物)|ルパン]]みたいだった」と話している。<br /> : 実際にこの目撃証言を裏付けるようにこの不審な男と被害者の女児が歩いていった先の中州で被害者女児の遺体が発見されている。<br /> : それに対し、菅家の自白(虚偽強要自白であったが)内容にあった、被害者女児を自転車の荷台に乗せて土手を下る菅家の姿を見た証言は存在しない。&lt;ref name=sim&gt; 下野新聞、清水潔による事件の[[調査報道]]・キャンペーン記事等】&lt;/ref&gt;<br /> ; 1990年(平成2年)5月 - 1991年(平成3年)12月<br /> : [[栃木県警察]]は当初は前述の目撃証言を元にした捜査を行っていたが、わずか数か月(1990年(平成2年)5月 - 12月ぐらいまで)でその方面の捜査を取りやめていることがわかっている。その取りやめの理由は不明。ちなみに、目撃証言が存在していたことやそれに基づく捜査が行われていたことが初めて公にされたのは近年の清水潔の調査報道によるものである。<br /> : その後は、「独身男性で子供が好き」という[[プロファイリング]]に則り聞き込みなどの地取り捜査方針に切り替えている。その途上でプロファイリングに合致した菅家が浮かび身辺捜査を開始する。前科・前歴はなかった&lt;ref&gt;宇都宮地裁平成5年7月7日判決/刑集54巻6号670頁・判例タイムズ820号177頁&lt;/ref&gt;。だが、そのプロファイリング自体が、即、犯罪性のある人物像に繋がるわけでもなく、それに合致しただけの菅家の単なる生活習慣も、即、不審人物視、不審行動に繋がりえない上、その情報提供者である住民の証言が菅家を明確に不審視する旨の証言だったのかどうかも不明。また、同じ時期により確実性の高い前科・前歴から数人の男の行動調査をしていた&lt;ref name=sim/&gt;。<br /> : 菅家は当時幼稚園バスの運転手をしていたが1991年(平成3年)始め頃に勤務先への刑事の聞き込みが原因で解雇され、逮捕される迄本人は無職だった。<br /> ; 1991年(平成3年)12月2日<br /> : 同市内に住む菅家(当時45歳)を、[[略取・誘拐罪|猥褻目的誘拐]]と[[殺人]]の容疑で逮捕。<br /> : 逮捕の決め手は「女児の下着に付着していた[[体液]]のDNA型と菅家のDNA型とが一致した」こと。しかし、1991年(平成3年)の時点における[[DNA型鑑定]]の技術では、別人であっても1.2/1,000の確率でDNA型も血液型も一致する可能性があった&lt;ref&gt;2008年1月6日 日本テレビ「ACTION」より&lt;/ref&gt;。<br /> : 栃木県警察本部は、総勢180人余の捜査本部を設置して捜査をおこなっていた。<br /> : 警察が任意同行を求めた理由とされる菅家のDNAサンプルは、先に菅家が指定ゴミ収集場に捨てたゴミ袋より収集した体液の付いた[[ティッシュペーパー]]から検出したものである。その時のゴミ収集が菅家や市町村役所の環境保全課などのゴミ回収を担当する管轄部署への令状発行、許可などの履行を行った上での活動だったのかは不明。<br /> : 菅家の父親は逮捕後まもなくショックで亡くなった。無実を信じていた母親も釈放の2年前(2007年(平成19年))に亡くなった。逮捕前々日の11月30日に栃木県足利市の実家で一緒に過ごしたのが最後となった。菅家は釈放後、「亡くなったと聞かされ、本当に胸が詰まった。事件が、家族も、自分の人生もばらばらにした」と語った。<br /> <br /> === 取調べ、裁判 ===<br /> ; 1991年(平成3年)12月 - 1992年(平成4年)<br /> : 菅家は警察や検察の取り調べ時に犯行を[[自白]](後に虚偽を強要された事によるものであることが判明)し、犯行を認める上申書を提出(情状酌量ヲ考エタ弁護士ノ助言ニヨル)したが、 第一審の途中(第6回公判)から否認に転じ、無罪を主張した。<br /> : 当時、DNA型鑑定は[[警察庁]][[科学警察研究所]]に導入されたばかりであり、弁護側は「信頼性に疑問がある」としていた。<br /> ; 1993年(平成5年)<br /> : 足利市内に住む西巻糸子が疑問を抱いて拘置所に手紙を出して面会を求めるが拒否される。しかし、面会拒否が菅家の本心だったかどうか不明であり、所員による強要や一方的回答の可能性もある。また、拘置所や刑務所では往々にして外部と手紙などの連絡において検閲がされるため、西巻との手紙のやりとりの初期においては双方で手紙の内容や思いが改竄なしにダイレクトに伝わっていたかどうかも不明。<br /> : 最初の手紙から2か月後に、菅家から「無実」を訴える返事が来た&lt;ref&gt;「〈足利事件「支える会」代表が語る〉主婦の私がなぜ菅家さんの無実を信じ続けたのか」西巻糸子著(『[[婦人公論]]』2009年7月22日号)&lt;/ref&gt;。西巻は後に「菅家さんを支える会・栃木」代表、菅家の身元引受人となる。<br /> : 西巻も菅家と同じように幼稚園バスの運転手をしていた経験から、逮捕の報道を見て腑に落ちない思いがしたことが支援の動機である。<br /> ; 1993年(平成5年)7月7日<br /> : [[宇都宮地方裁判所]]([[久保真人]]裁判長)は菅家に[[無期懲役]]の判決。<br /> ; 1996年(平成8年)5月9日<br /> : [[東京高等裁判所]]([[高木俊夫]]裁判長)が控訴棄却。<br /> ; 1997年(平成9年)10月28日<br /> : [[佐藤博史]]弁護士が押田鑑定書を添付して、DNA型鑑定の再鑑定の申し立てをする。しかし、最高裁はこれを取り上げなかった。<br /> ; 2000年(平成12年)7月17日<br /> : [[最高裁判所 (日本)|最高裁判所]]([[亀山継夫]]裁判長&lt;ref&gt;無罪確定後、テレビ局が取材したが、亀山は菅家に対し謝罪を拒否すると公言している。&lt;/ref&gt;)が「DNA型鑑定の[[証拠能力]]を認める」初判断を示し、第一審の無期懲役判決が確定。[[千葉刑務所]]に服役した。<br /> <br /> ==再審~冤罪事件==<br /> === 再審請求とDNA再鑑定 ===<br /> ; 2002年(平成14年)12月25日<br /> : 収監された菅家が宇都宮地裁に対し、再審請求を申立てる。<br /> ; 2008年(平成20年)1月<br /> : [[日本テレビ放送網|日本テレビ]]が、ニュース特集で足利事件のキャンペーン報道を開始する。自供の矛盾点やDNA鑑定の問題点などを指摘、DNA再鑑定の必要性を訴えた。その後も繰り返し放送を行う。記者は「[[桶川ストーカー殺人事件]]」などを取材してきた[[清水潔 (ジャーナリスト)|清水潔]]。<br /> ; 2008年2月13日<br /> : 宇都宮地裁([[池本寿美子]]裁判長)は、菅家の再審請求を棄却&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件、再審決定|newspaper=産経新聞|date=|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090623/trl0906231005001-n1.htm|accessdate=2009-06-23|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090626121206/http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090623/trl0906231005001-n1.htm|archivedate=2009-06-26}}&lt;/ref&gt;。菅家は東京高裁に[[即時抗告]]した。<br /> ; 2008年(平成20年)12月19日<br /> : 東京高裁([[田中康郎 (裁判官)|田中康郎]]裁判長)がDNA型再鑑定を行うことを決定(逮捕から17年目)。<br /> ; 2009年(平成21年)2月<br /> : 検察([[東京高等検察庁]])側と弁護側(顧問:佐藤博史他)のそれぞれが推薦した鑑定人2名が、DNA型再鑑定を開始。<br /> ; 2009年(平成21年)4月20日<br /> : 再鑑定の結果について、弁護側推薦の鑑定人は「不一致部分が多いため同一人物のものではない」とし、検察側推薦の鑑定人は「一致部分が非常に少ないため、同一人物のものではありえないと言っても過言ではない」とする鑑定結果を提出。東京高裁の嘱託鑑定で「菅家のDNA型と女児の下着に付着した体液の型が一致しない」という結果となった&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件:再鑑定の結果「DNA不一致」…東京高裁に提出|newspaper=毎日新聞|date=2009-05-08|url=http://mainichi.jp/select/today/news/20090509k0000m040020000c.html?link_id=RSH04}}{{リンク切れ|date=2013年11月}}&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;[http://www1.ntv.co.jp/action/2009/blog/ 第2章スタート] ACTIONコラム(日本テレビ)2009年5月26日。その他、「北関東連続幼女誘拐・殺人事件」など。&lt;/ref&gt;。<br /> : 高検はさらに「捜査中に誤って汗などが付着した可能性」についても検討するため、当時の捜査関係者との比較も行ったが、いずれも不一致となり、試料が正しく犯人のものであることも明らかとなった。これは真犯人を特定するための有力な証拠ともなるが、この時点で逮捕から17年以上が経過しており、既に[[公訴時効]]が成立。真犯人を逮捕・起訴できる機会は法的に失われた&lt;!--1949年の弘前大学教授夫人殺人事件や1978年の足立区女性教師殺人事件のように真犯人が公訴時効成立後に自首する可能性を想定するため(足立区では民事訴訟が行われ、司法で殺人が認定された)、あくまで刑事事件で裁かれる機会と記述。--&gt;。<br /> ; 2009年(平成21年)5月25日<br /> : 東京高裁の即時抗告審に鑑定書を提出していた[[筑波大学]]教授[[本田克也]]が鑑定書の改訂版を提出。<br /> <br /> === 釈放 ===<br /> ; 2009年(平成21年)6月1日<br /> : 弁護団が刑の執行停止をしない検察を不当だとして宇都宮地裁に異議申し立て。<br /> ; 2009年(平成21年)6月4日<br /> : 鑑定結果を受けて、[[東京高等検察庁]]が「新鑑定結果は[[再審]]開始の要件である『無罪を言い渡すべき明らかな証拠』たり得る」とする意見書を提出し(事実上の再審開始決定)、併せて刑の執行を停止する手続きを取ったことにより、[[千葉刑務所]]に服役中の菅家が、[[清水潔 (ジャーナリスト)|清水潔]]に付き添われて釈放された&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件、菅家さんを釈放 17年半ぶり、再審開始決定へ|newspaper=共同通信|date=2009-06-04|url=http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009060401000451.html}}&lt;/ref&gt;。<br /> : [[刑事訴訟法]]では、再審の開始前であっても検察官が刑の執行を停止できると定めており(第442条)、「有罪判決を導いた証拠が誤りであった以上、刑の執行を継続すべきではない」とする判断に基づくものだが、極めて異例のことであり、東京高検は「再審開始前に刑の執行を停止した前例はない」としている。記者会見で菅家は「検察と栃木県警に謝罪してほしい」と涙ながらに語った&lt;ref&gt;{{Cite news|title=「警察と検察に謝って欲しい」菅家さん、支援者への手紙で|newspaper=読売新聞|date=2009-06-04|url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090604-OYT1T00518.htm|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090607081245/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090604-OYT1T00518.htm|archivedate=2009-06-07}}&lt;/ref&gt;。<br /> : この事態を受け、栃木県警元幹部は「事件の捜査は妥当だった」「足利事件については思い出したくない」と語った&lt;ref&gt;{{Cite news|title=【足利事件】「捜査は妥当だった」「思い出したくない」 栃木県警元幹部ら|newspaper=産経新聞|date=2009-06-06|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090604/trl0906041213005-n1.htm|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090606080206/http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/090604/trl0906041213005-n1.htm|archivedate=2009-06-06}}&lt;/ref&gt;。また、当時陣頭指揮を執った元刑事部長である森下昭雄が「まだ無罪が確定したわけでは無く、自供も得ているし、(菅家が)犯人だと信じている」と報道陣に語ったところ、本人が運営する[[ブログ]]が[[炎上 (ネット用語)|炎上]]し、そのブログが閉鎖される事態となった&lt;ref&gt;{{Cite news|title=「足利事件」捜査の元県警幹部ブログが炎上 「謝罪しろ」コメント殺到|newspaper=ITmediaニュース|date=2009-06-05|url=http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/05/news097.html}}&lt;/ref&gt;。<br /> : 栃木県警も当初「暴行や自白の強要はなかったとこれまでの裁判で認定されている」とコメントし、[[法務大臣]][[森英介]](当時)も取調べの可視化を求める声に「捜査に支障を来す」としていたが、東京高検に対して速やかに再審を開始し無罪判決を求めるよう指示した。<br /> : [[毎日新聞]]は、当事件の上告審の際に弁護団が求め続けていたDNA再鑑定を実施しなかったことの是非や、冤罪被害者に対する謝罪意思の有無、また当事件の公訴時効を裁判所が成立させた件についてどう思うかなどの質問を、判決に関わった当時の最高裁判事5名([[亀山継夫]]、[[北川弘治]]、[[河合伸一]]、[[梶谷玄]]、[[福田博]])と再審請求を認めなかった当時の宇都宮地裁判事3名の計8名に送り、回答を求めたが、判事達は「退官した現在は手元に資料がない」や「回答することは判決理由を後から変更するに等しい」などを理由に、全員が回答を拒否した。[[木谷明]]・法政大学法科大学院教授(元・東京高裁総括判事)は、判事達の回答拒否について「なぜまったく答えないのか不思議。答えられる限度で率直に答えるべきではないか」と疑問を投げかけている。<br /> ; 2009年(平成21年)6月22日<br /> : 栃木県警は足利事件の捜査で受けた警察庁長官賞など4種類の表彰を自主返納したと発表した&lt;ref&gt;{{Cite news|title=栃木県警、足利事件捜査での表彰を自主返納|newspaper=日テレNEWS24|date=|url=http://www.news24.jp/articles/2009/06/23/07138159.html}}{{リンク切れ|date=2015年9月}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2009年(平成21年)6月23日<br /> : 東京高裁([[矢村宏]]裁判長)が再審開始を決定。<br /> ; 2009年(平成21年)10月5日<br /> : 菅家が[[宇都宮地方検察庁]]を訪れ、検察側が初めて正式に謝罪。検事正幕田英雄が面会に応じて対面し、「無実の菅家さんを起訴して長年にわたって服役させ、苦痛を与えたことについて大変申し訳なく思います。検察を代表し、心から謝罪します」と口頭で直接述べた。これに対し、菅家は「これ以上、わたしと同じ苦しみが絶対あってはならない」と応じた&lt;ref&gt;{{Cite news|title=菅家さんに『苦痛与えた』と謝罪 検察、足利事件で初|newspaper=中日新聞|date=2009年10月5日11時25分|url=http://www.chunichi.co.jp/s/article/2009100501000186.html}}{{リンク切れ|date=2013年11月}}&lt;/ref&gt;&lt;ref&gt;{{YouTube|AeCd4SBcOQQ|検事正が謝罪、足利事件}} TBSNewsi 2009年10月5日{{リンク切れ|date=2013年11月}}&lt;/ref&gt;。<br /> : 釈放後の記者会見では、当時の取調べの状況に対し「刑事達の責めが酷かったです。『証拠は挙がってるんだ、お前がやったんだろ』とか『早く吐いて楽になれ』と言われました。私は始終無実を主張していますが受け付けて貰えず『お前がやったんだ』と同じ事の繰り返しでした」と述べており、殴る蹴るの暴行のみならず、頭髪を引きずり回されたり体ごと突き飛ばされる等、[[拷問]]に等しい暴行が横行した取調べの時間は15時間近くにも及んでいる。取り調べた刑事達については「私は刑事達を許す気になれません。それは検察や裁判官も同じです。全員実名を挙げて、私の前で[[土下座]]させてやりたいです」とも述べた。<br /> <br /> === 再審 ===<br /> ; 2009年(平成21年)10月21日<br /> : [[宇都宮地方裁判所]]([[佐藤正信]]裁判長)で再審公判が始まる&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件再審:裁判長「菅家さん」 被告扱い封印|newspaper=毎日新聞|date=|url=http://mainichi.jp/select/today/news/20091021k0000e040044000c.html|accessdate=2009-10-21|archiveurl=http://web.archive.org/web/20091021213826/http://mainichi.jp/select/today/news/20091021k0000e040044000c.html|archivedate=2009-10-21}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2010年(平成22年)1月21日<br /> : 再審第4回公判において、取り調べ時の録音[[カセットテープ]]が再生される&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件:92年1月28日の地検聴取テープ(1)|newspaper=毎日新聞|date=|url=http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040128000c.html?inb=yt|accessdate=2010-01-22|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100125173915/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100122k0000m040128000c.html?inb=yt|archivedate=2010-01-25}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2010年(平成22年)1月22日<br /> : 再審第5回公判において、事件当時の担当検事・森川大司が証人として出廷。「現在もなお菅家氏が真犯人であると思うか」という弁護団からの質問には[[黙秘]]し、最後まで菅家に対する[[謝罪]]の言葉は一切無かった&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利再審 元検事語る(1)|newspaper=産経新聞|date=|url=http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100122/trl1001221223005-n1.htm|accessdate=2010-01-23|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100125170540/http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100122/trl1001221223005-n1.htm|archivedate=2010-01-25}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2010年(平成22年)2月12日<br /> : 再審第6回公判で、検察側は「取り調べられた証拠により、無罪を言い渡すべきことは明らか」とし、論告で無罪を求めた。論告に際して、検察官は裁判長に発言の許可を求めた上で「17年余りの長期間にわたり服役を余儀なくさせて、取り返しのつかない事態を招いたことに検察官として誠に申し訳なく思っています」と謝罪した。菅家はこの謝罪について公判後の記者会見で「17年半を思えば、1分少々(の論告)では物足りない。謝罪はあったが、1分少々では腹の底から謝ったとは思えない」と述べている&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件:検察側が無罪論告 菅家さんに謝罪|newspaper=毎日新聞|date=2010年2月12日11時29分(最終更新 2月12日21時33分)|url=http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/02/12/20100212k0000e040050000c.htm|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100407175816/http://mainichi.jp/photo/archive/news/2010/02/12/20100212k0000e040050000c.html|archivedate=2010-04-07}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2010年(平成22年)3月24日<br /> : 菅家は再審の判決公判を間近に控え、[[東京新聞]]の取材に応じ、「しばらくは冤罪で苦しむ人を支える活動を優先させたい」と述べ、自分のような悲劇が繰り返されぬよう「冤罪の語り部になりたい」と誓った&lt;ref&gt;{{Cite news|title=無罪でも終わらない 菅家さん故郷で語る|newspaper=中日新聞|date=2010年3月25日7時7分|url=http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010032590070729.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100327091049/http://www.chunichi.co.jp/s/article/2010032590070729.html|archivedate=2010-03-27}}&lt;/ref&gt;。<br /> ; 2010年(平成22年)3月26日<br /> : 再審の判決公判で、宇都宮地方裁判所([[佐藤正信]]裁判長)は菅家に対し、「当時のDNA鑑定に証拠能力はなく、自白も虚偽であり、菅家さんが犯人でないことは誰の目にも明らか」と判示して無罪を言い渡した&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件再審で菅家さんに無罪判決…宇都宮地裁|newspaper=読売新聞|date=2010-03-26|url=http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100326-OYT1T00287.htm?|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100329223949/http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20100326-OYT1T00287.htm?|archivedate=2010-03-29}}&lt;/ref&gt;。判決の言い渡し後、裁判長佐藤正信は菅家に対し、「真実の声に十分に耳を傾けられず、17年半の長きにわたり自由を奪うことになりました。誠に申し訳なく思います」などと謝罪した。その後、[[宇都宮地方検察庁]]が[[上訴]]権放棄を宇都宮地方裁判所に申し立てて受理されたため、無罪判決が即日確定した&lt;ref&gt;{{Cite news|title=足利事件:菅家さん無罪 裁判長が謝罪 宇都宮地裁|newspaper=毎日新聞|date=2010年3月26日10時12分(最終更新 3月26日13時52分)|url=http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100326k0000e040015000c.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20100328002952/http://mainichi.jp/select/jiken/news/20100326k0000e040015000c.html|archivedate=2010-03-28}}&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 事件を巡る国会の対応 ==<br /> 2011年3月8日の[[参議院]][[予算委員会]]にて、当時の内閣総理大臣であった[[菅直人]]は[[民主党 (日本 1998-2016)|民主党]]の[[有田芳生]]の質問に答え「同種事件を防ぐ意味からも、警察などがしっかり対応することが必要」と再捜査の必要性を認識した見解を述べた。「『時効だ』と言い逃れするのでは、住民の不安を解消できない」と主張する有田に対し、菅は「捜査には一般的なルールはあるが、冤罪事件であり、その後も類似事件が続いている」と前置きした上で、捜査側に「必要な対応」を求めた&lt;ref&gt;下野新聞 2011年3月9日&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 真犯人の存在 ==<br /> 冤罪の影で警察が発表をしていなかった「初期目撃証言の存在の事実」、「警察が前科前歴から割り出し重要参考人として指定していた数人の男たちの存在の事実」が近年の当事件に関連する報道や取材、調査により掘り起こされ明るみになっている。中でも日本テレビの清水記者は、真犯人を特定し、捜査機関に情報を提供している事実を明らかにしている&lt;ref&gt;[[清水潔]],文藝春秋2010年10月1日号&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> [[監視カメラ]]に映っていた男について、かつて足利事件を捜査してた捜査員は、犯罪の前科・前歴などからも、捜査し容疑性の高い『Aランク』と呼ばれていた男数人について行動調査もしていたが、その中の一人に酷似していると語っている&lt;ref&gt;参考記事 らせんの真実-冤罪・足利事件- &amp;lt;終章&amp;gt;&amp;lt;1&amp;gt;「消息」 捜査中止の参考人複数 酷似する「ビデオの男」[[下野新聞]]】(外部リンク参照)&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 冤罪事件として ==<br /> 冤罪発覚の経緯としては、証拠不十分で容疑者や被告を真犯人として挙げる事や勾留が困難になったというだけではなく、真犯人の存在が明らかになった事をきっかけに冤罪が判明した。過去には[[氷見事件]]のように後に真犯人が逮捕された、あるいは[[松本サリン事件]]のように真犯人の存在が明確になった事で冤罪が判明し真犯人も検挙された事件案件があるが、当事件は後者の経緯に近い&lt;ref&gt;清水潔,文藝春秋2011年1月1日号&lt;/ref&gt;<br /> <br /> 事件発生日時に、真犯人の男が目撃されていたことや、その目撃者の存在などの事実が日本テレビの調査報道で明らかにされた。真犯人の存在を示す報道は、菅家が求めていたDNA再鑑定の実施を後押しし、冤罪判明、無罪確定・釈放を実現させる上で大きな役割を果たした。<br /> <br /> == 被害者遺族側の指摘 ==<br /> 被害者遺族は、当事件が時効を迎えている事について「ある事件の犯人が捕まって起訴された場合、共犯者は逃げていても、その間、時効は進まないとされているそうです(刑事訴訟法254条の2項)。私からすれば、真犯人の共犯者は警察ではないかと思います。だから、警察が菅家さんを無理して逮捕して以降、捜査が進まなかった期間の分、時効は伸びて然るべきではないでしょうか。」とその思いを語った&lt;ref name=sm1012&gt;文藝春秋2010年12月号 清水潔 &lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 2009年5月、被害者遺族である母親は検察から被害者女児自身のDNA鑑定の協力を求められた際、「菅家さんが無実であるなら、早く軌道修正をして欲しい。捜査が誤っていたならば、謝るべきです。捜査は誰が考えたっておかしいでしょう。ごめんなさいが言えなくてどうするの」と怒りをあらわにするとともに人として諭すかのように検事に訴えた。その4日後、菅家は釈放された&lt;ref name=sm1012/&gt;。<br /> <br /> == 検察・警察が被害者女児の遺品を遺族に返還しない問題 ==<br /> 被害者の遺族が、事件当時被害者が着ていた赤いスカートやシャツなどの遺品の返還要求をしたところ、検察は「赤いスカートなどはお返しするがシャツだけはこのまま預かりたい」と国の施設で冷凍保存したいと遺族に返答した。シャツとは真犯人のDNAが付着していたものであるが、事件が時効となった今では捜査や鑑定などの使途も失われているものを、なぜ検察が保存するのか、ここでも行動の理由や動機となるものが不明である。真犯人を特定できる最大級の有力な証拠が返還されていない&lt;ref&gt;清水潔(文藝春秋2010年10月1日号&lt;/ref&gt;。<br /> 捜査関係者の内部情報によると、警察内部に「シャツ(に付着したDNA)は時効が成立した今となっては、刑事事件の証拠としては無価値である。しかし民事事件として証拠採用される可能性はある(民事の時効は加害者を知った時点から起算されるため)。本件は、真犯人の可能性が極めて高い人物が特定されているが、もはや警察は手出しできない。警察が真犯人を検挙できない(冤罪は起こしたが後に真犯人は検挙した、と名誉挽回できない)以上、このシャツを証拠に遺族が当該人物に民事で勝つ(冤罪であることが再確認される=警察のメンツが完全に潰れる)ことは阻止したい」との意見があるそうだ。<br /> <br /> == 当事件の捜査・刑事・司法手続における問題点 ==<br /> 当事件においては、事件未解決や冤罪被害発生の直接の原因になった、警察当局や裁判関係者の捜査上や裁判手続きでその理由や動機が不明な行動や事象が多数確認される。<br /> * 最初の有力な目撃証言に基く捜査を早々に打ち切った(当事件捜査において最大の不審点でもある。その実質の捜査実態も不明)。<br /> * 1997年からの再審やDNA型再鑑定の請求を長期間拒否した(その明確な理由や動機も不明)。<br /> いずれも、適切な捜査と対応をしていれば、事件解決に繋がったと考えられる重要点である。<br /> <br /> 特に最初の目撃証言の時点で、それに基づく適正な捜査を行っていれば、その時点で犯人検挙が実現し当然のことながら冤罪も起こらなかった可能性。<br /> <br /> 1997年のDNA再鑑定の請求から2005年の公訴時効成立までの間に司法がDNA型再鑑定請求を認め、再審が行われていれば、その時点で菅家の無罪が確定し、事件の再捜査も可能だった点も指摘されている&lt;ref&gt;{{Cite news|title=&amp;lt;「足利事件」とDNA鑑定&amp;gt;佐藤博史弁護士に聞く|newspaper=あらたにす|date=2009-05-09|url=http://allatanys.jp/B001/UGC020006020090508COK00288.html|archiveurl=http://web.archive.org/web/20090511133249/http://allatanys.jp/B001/UGC020006020090508COK00288.html|archivedate=2009-05-09}}全10頁&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 最初の有力な目撃証言に基づく捜査を打ち切った正当な理由についても警察当局は明らかにしていない。目撃証言については、近年の清水潔による調査報道を受けて、菅家の自白と矛盾するということで事件とは無関係とする警察の見解もあるが、通常の捜査であれば、反対に有力な目撃証言と矛盾するから菅家の自白は虚偽(強要された)と判断するところである。そもそも目撃証言に基づく捜査は早期に打ち切っているので、打ち切った正当な理由があれば、菅家の自白と矛盾しているとする旨をわざわざ警察発表でする必要もないはずのものである。<br /> <br /> 最初の目撃証言をした証言者たちの中の一人に対し、自宅を訪れ、「正直言ってアンタの証言が邪魔なんだ。消したいんだ」と目撃証言の撤回を迫り、証言を撤回させ調書も勘違いに書き換えた&lt;ref&gt;「新・知ってはいけない!?」船瀬駿介 著&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> この事件の捜査に当時導入されたばかりのDNA型鑑定が採用されたのは、実際の事件でその実績を作りたかったためである。しかし、当時の鑑定の精度の低さゆえ時期尚早であり失敗であったことは、後年の再鑑定の結果明らかになっている。<br /> <br /> 菅家をマークをしていた時期により確実性の高い前科・前歴から数人の男の行動調査をしていた。しかし、理由不明のままその数人の男に対しての捜査を中止している(いくつかの冤罪事件に共通して見られる、犯人決めつけに基づく行為。この場合は、菅家を犯人と決め付けたことにより、より容疑性の高い数人の男に対しての精査を怠った。同じようなことは、菅家を犯人とするあまり、初期目撃証言に対して精査を怠った行為にもみられる。)。<br /> <br /> 菅家が自白した、手で首を絞めたことによる「扼死」と被害者の鼻の穴などから細かい泡状の液体(泡沫液)が漏れていたという「溺死」の鑑定所見と、被害者の死因の鑑定の点で矛盾が見られる&lt;ref&gt;【らせんの真実-冤罪・足利事件(下野新聞)】より&lt;/ref&gt;。<br /> <br /> 菅家の自白(強要されたものと判明)そのものを重要証拠とし、秘密の暴露として認定し起訴し公判でも採用されている点。だが、その秘密の暴露を元として有罪とするだけの裏付ける検証結果や状況証拠は何一つ見つかっていない。(現に、女児の死因の矛盾、女児を自転車の荷台に乗せて土手を下る男の姿の目撃証言が存在しない、犯行ルートが時間的に不可能である等が生じている。自白を精査すれば虚偽であることは起訴前に判明した可能性がある。なお、前述のとおり、自白と反する目撃証言や状況証拠はいくつも判明している。)<br /> <br /> 当時のDNA鑑定に、当時の「精度の低さ」の他に「型の取り違え」の可能性などの重大な問題が潜在していたことが判明している。また、検察はこの問題を検証しない&lt;ref&gt;文藝春秋2011年3月号 清水潔 &lt;/ref&gt;。<br /> <br /> == 群馬県・栃木県の同地域で当事件と関連すると思われる未解決の誘拐殺人及び誘拐事件 ==<br /> 群馬県・栃木県の県境付近では[[1979年]]以降、幼女の誘拐事件が起きている。この事件を含め4人の幼女が死亡し、1人が失踪する事件の計5件の事件([[北関東連続幼女誘拐殺人事件]])が発生したが、いずれも[[未解決事件]]となっている&lt;ref&gt;[http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/tizu1.htm 未解決事件地図]&lt;/ref&gt;。当事件の真犯人による仕業と見る検証や分析がある。足利事件で真犯人が検挙されていれば、同時にそれ以前に起きた数件での犯人検挙、足利事件以後に起きる事件が未然に防げた可能性も指摘されている&lt;ref&gt;清水潔,2010年11月&lt;/ref&gt;<br /> <br /> === 1996年の事件との関連 ===<br /> 歩く恰好や風体(いわゆる[[ルパン三世 (架空の人物)|ルパン]]似、ニッカボッカを穿き帽子にサングラスという格好)など、事件発生時に目撃された男の姿が、上記の事件の一つで1996年に発生する「[[太田市パチンコ店女児連れ去り事件]]」でパチンコ店の防犯ビデオに写った男の姿とよく似ていると、日本テレビの「[[バンキシャ]]」などの報道番組も指摘している&lt;ref&gt;[http://www.youtube.com/watch?v=xDkAE44v-Z4 足利事件 真犯人は (&#039;09.6.7)(youtube)]{{リンク切れ|date=2013年11月}}&lt;/ref&gt;。「バンキシャ」では目撃者の女性も取材に応じている。<br /> <br /> == 当事件を題材とした作品 ==<br /> * [[髙野洋]]・原作、[[橘賢一]]・漫画、[[ACTION 日本を動かすプロジェクト|日本テレビ報道局「ACTION」取材班]]監修「VS.(ヴァーサス)―北関東連続幼女誘拐・殺人事件の真実―」( 『[[週刊ヤングジャンプ]]』2009年10月21日発売号から連載)<br /> *[[清水潔 (ジャーナリスト)|清水潔]]『殺人犯はそこにいる ―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―』新潮社、2013年 新潮文庫、2016年 ISBN 978-4101492223<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 参考文献 ==<br /> &lt;!-- 著者名五十音順 --&gt;<br /> * 菅家利和『冤罪 ある日、私は犯人にされた』[[朝日新聞出版]]、2009年8月、ISBN 978-4-02-330451-2<br /> * 菅家利和・[[河野義行]](共著)『足利事件 [[松本サリン事件]]』ティー・オーエンタテインメント、2009年9月、ISBN 978-4904376119<br /> * 菅家利和・[[佐藤博史]](共著)『訊問の罠 足利事件の真実』[[角川書店]]、2009年8月、ISBN 978-4047102088<br /> * 小林篤『幼稚園バス運転手は幼女を殺したか?』[[草思社]]、2001年1月、ISBN 978-4-7942-1023-4<br /> * 小林篤『足利事件 冤罪を証明した一冊のこの本』[[講談社文庫]]、2009年9月、ISBN 978-4062764582<br /> * [[里見繁]] 「DNA鑑定の呪縛 足利事件と飯塚事件」(『冤罪をつくる検察、それを支える裁判所 そして冤罪はなくならない』インパクト出版会、2010年12月、ISBN 978-4755402111)<br /> * 佐久間哲『魔力DNA鑑定 足利市幼女誘拐殺人事件』[[三一書房]]、1998年9月、ISBN 978-4-380-98300-9<br /> * [[清水潔 (ジャーナリスト)|清水潔]][[日本テレビ放送網|日本テレビ]]報道局『ACTION日本崩壊 五つの難問を徹底追跡する』[[新潮社]]、2008年12月、ISBN 978-4-10-313331-5<br /> * 清水潔「菅家さん冤罪足利事件『私は真犯人を知っている』」([[文藝春秋 (雑誌)|文藝春秋]]2010年10月1日号)<br /> * 清水潔「菅家さん冤罪足利事件『真犯人は幼女五人連続誘拐犯』」(文藝春秋2010年11月1日号)<br /> * 清水潔「菅家さん冤罪足利事件『検察が隠蔽する「真犯人のDNA」』被害者遺族の手記『なぜ娘のシャツを返してくれないのか』」(文藝春秋2010年12月1日号)<br /> * 清水潔「菅家さん冤罪足利事件『国会で明らかになった重大事実』」(文藝春秋2011年1月1日号)<br /> * 清水潔「足利事件キャンペーン・菅家利和氏の告白『なぜ真犯人が野放しなのか』(文藝春秋2011年2月1日号)<br /> * 清水潔「菅家さん冤罪足利事件『真犯人のDNA型が二つあった!』(文藝春秋2011年3月1日号)<br /> * 清水潔「足利事件キャンペーン・決定的新事実『これが真犯人の根拠だ!』(文藝春秋2011年4月1日号)<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[弘前大学教授夫人殺人事件]]<br /> * [[福島章]] - 一審で菅家を精神鑑定し、代償性[[チャイルド・マレスター|小児性愛者]]であるとした。事件を弁護した佐藤博史によれば、控訴審で「一年間も警察官が尾行したのに菅家が幼女に声をかけたりロリコン物に興味を示したことはなかった。鑑定は誤りではないか」と質したところ、福島は「自分は菅家さんが犯人であることを前提に鑑定した」と証言したという(菅家利和、『冤罪』、朝日新聞出版社、2009年、198頁)。<br /> * [[飯塚事件]] - 足利事件同様、当時のMCT118型鑑定を捜査材料に採用した。これ以外に、5名による犯人車の目撃証言と被告人車の同一性、被害者衣服に付着していた繊維片と被告人車シート繊維片との同一性、被害者の失禁状態と被告人車の尿痕の同一性、犯人の陰茎出血と被告人の病状との同一性、アリバイの不存在が証拠として判断された。<br /> * [[チェイス 第1章]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{PDFlink|[http://www.npa.go.jp/sousa/kikaku/houkokushogaiyou.pdf 足利事件における警察捜査の問題点等について(概要)] }}警察庁<br /> * [http://www.npa.go.jp/hakusyo/h04/h040101.html 平成4年警察白書] 警察庁 ※菅家の居住実態についての記述があったが後に該当部分は削除された。<br /> ** [http://web.archive.org/web/20070629202950/http://www.npa.go.jp/hakusyo/h04/h040101.html 削除前の状態(インターネット・アーカイブより])<br /> * [http://www.watv.ne.jp/~askgjkn/index.htm 足利事件] - 無罪を支援する会。北関東連続幼女殺害事件についても記載あり。<br /> * [http://www.shimotsuke.co.jp/special/rasen/ らせんの真実-冤罪・足利事件] - [[下野新聞]]{{リンク切れ|date=2013年11月}}<br /> * [http://uonome.jp/topic/495 直撃 足利事件 冤罪を作った「警察官・検事・裁判官」の実名] - [[魚住昭]]責任編集ウェブマガジン『魚の目』2009年6月29日。初出:『[[週刊現代]]』2009年6月27日号<br /> * [http://qc.sanpal.co.jp/info/340/ いま、足利事件を振り返って━━━冤罪救援の歩み] - [[救援連絡センター]]<br /> * [http://bunshun.jp/bungeishunju/ashikaga/ 文藝春秋]<br /> * [http://www.ntv.co.jp/action/theme/03/ ACTION]<br /> <br /> {{デフォルトソート:あしかかしけん}}<br /> [[Category:平成時代の殺人事件]]<br /> [[Category:1990年の日本の事件]]<br /> [[Category:日本の未解決殺人事件]]<br /> [[Category:冤罪]]<br /> [[Category:日本の性犯罪]]<br /> [[Category:足利市の歴史|しけん]]<br /> [[Category:日本の警察不祥事]]<br /> [[Category:1990年5月]]</div> 2400:4172:6833:CA00:30A1:85C5:4BCE:F32E
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