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https:///mymemo.xyz/wiki/api.php?action=feedcontributions&feedformat=atom&user=182.21.50.148 2024-05-31T20:27:04Z 利用者の投稿記録 MediaWiki 1.31.0 2018-05-05T15:59:39Z

<p>182.21.50.148: /* その後の経過 */</p> <hr /> <div>{{出典の明記|date=2015年6月}}<br /> &#039;&#039;&#039;赤狩り&#039;&#039;&#039;（あかがり、{{Lang-en-short|Red Scare}}）とは、[[政府]]が国内の[[共産党|共産党員]]およびその[[シンパ]]（sympathizer：同調者、支持者）を、公職を代表とする職などから追放すること。[[第二次世界大戦]]後の[[冷戦]]を背景に、主に[[アメリカ合衆国|アメリカ]]とその友好国である[[西側諸国]]で行われた。<br /> <br /> == 概要 ==<br /> [[ローゼンバーグ事件]]に代表される共産主義者による深刻な[[諜報活動]]に加え、[[1946年]]からの東欧における、また[[1949年]]の[[中国大陸]]における[[国共内戦]]の末の共産主義政権の成立、[[1948年]]から[[1949年]]にかけての[[ベルリン封鎖]]、および[[1950年]]から[[1953年]]の[[朝鮮戦争]]における[[ソビエト連邦]]や[[中華人民共和国]]からの圧迫により高まった緊張に対して増大する懸念に合わせたものである。この場合の「&#039;&#039;&#039;赤&#039;&#039;&#039;」は共産党およびその支持者を指す。日本語の名称である&#039;&#039;&#039;赤狩り&#039;&#039;&#039;に対応する英語の名称&#039;&#039;&#039;Red Scare&#039;&#039;&#039;は&quot;共産主義の恐怖&quot;の意味であり、増大していた共産主義者の活動に対する強い懸念を示している。<br /> <br /> &#039;&#039;[[連合国 (第二次世界大戦)|連合国]]の占領下の[[日本]]において[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]]の指令で行われたそれは、[[レッドパージ]]の項を参照。&#039;&#039;<br /> <br /> 日本では赤狩り全般に対応する英語として「レッド・パージ(Red purge)」を使う場合もある。<br /> <br /> == マッカーシズム ==<br /> {{main|マッカーシズム}}<br /> === マッカーシーと非米活動委員会 ===<br /> [[Image:Joseph McCarthy.jpg|thumb|220px|ジョセフ・マッカーシー]]<br /> &#039;&#039;&#039;マッカーシズム&#039;&#039;&#039;は、[[第二次世界大戦]]後の[[冷戦]]初期、1948年頃より1950年代前半にかけて行われたアメリカにおける共産党員、および共産党シンパと見られる人々の排除の動きを指す。<br /> <br /> [[1953年]]より[[アメリカ合衆国上院|上院]]政府活動委員会常設調査小委員会の委員長を務め、下院の[[下院非米活動委員会]]とともに率先して「赤狩り」を進めた[[共和党_(アメリカ)|共和党]]右派の[[ジョセフ・マッカーシー]]上院議員の名を取って名づけられた。マッカーシーに協力した代表的な政治家は、[[リチャード・ニクソン]]と[[ロナルド・レーガン]]であり、後にこの2人を熱烈に支持したのが、新自由主義の経済学者である[[ミルトン・フリードマン]]である。<br /> <br /> === 影響 ===<br /> マッカーシーらに「共産主義者」や「[[ソビエト連邦|ソ連]]の[[スパイ]]」、もしくは「その同調者」だと糾弾されたのは、アメリカ政府関係者や[[アメリカ陸軍]]関係者だけでなく、[[ハリウッド]]の[[芸能]]関係者や[[映画]]監督、[[作家]]。さらにはアメリカの影響が強い同盟国である[[カナダ]]人や[[イギリス]]人、[[日本人]]などの外国人にまで及び、「赤狩り」の影響は西側諸国全体に行き渡ることになる。<br /> <br /> なかでも影響が大きかったのが[[国務省]]において東アジア外交を担当していた[[チャイナ・ハンズ]]と呼ばれる外交官だった。当時中国について豊富な知見を有したものの、第二次世界大戦の対日戦において中国共産党軍を支援するなど共産主義者との接触があったこれらの大半が、その過去の経歴と、その後中国国民党が中国共産党に敗北した責任を問われて免職された。その結果、国務省の東アジア局から対中国専門家が一掃された。<br /> <br /> その後の対中国の外交政策の穴を埋めたのは欧州専門の外交官達で、彼らの多くは日本や東南アジア諸国などの同盟国はおろか、中華民国政府統治下の中国大陸にも一度も足を運んだことが無かった。この「アジア専門家の空白」が、後にアメリカをしてアジア外交を誤らせ、泥沼の[[ベトナム戦争]]にアメリカを引きずり込んだ遠因となったと[[バーバラ・W・タックマン]]や[[デービッド・ハルバースタム]]はその著書に書いているが、これには異論も多い。<br /> <br /> 「共産主義者」の追放という大義名分を笠に着たマッカーシー議員や、その右腕となった若手[[検察官]]の[[ロイ・コーン]]などによる、偽の「共産主義者リスト」の提出に代表される様な様々な偽証や事実の歪曲や、容疑者に対する[[自白]]や協力者の告発、[[密告]]の強要までを取り入れた強引な手法が、[[報道機関|マスコミ]]や野党である[[民主党 (アメリカ)|民主党]]から大きな反感を買うことになる。<br /> <br /> また、[[チャールズ・チャップリン]]をはじめ優れたハリウッド関係者も多数追放となった。<br /> <br /> === 終焉 ===<br /> [[Image:Edward r murrow challenge of ideas screenshot 2.jpg|right|220px|thumb|エドワード・R・マロー]]<br /> 当初はマッカーシーの強硬な姿勢が国民から大きな支持を受けたものの、マスコミをはじめ政府、軍部内にマッカーシーに対する批判が広がる中、[[1954年]][[3月9日]]には、[[ジャーナリスト]]の[[エドワード・R・マロー]]により、自らが[[司会者|ホスト]]を務める[[CBS]]の[[ドキュメンタリー]]番組「See it Now」の特別番組内で、違法な手法で「赤狩り」を進めるマッカーシーに対する批判キャンペーンを行ったことを皮切りに、国民の間にも広くマッカーシーに対する批判が広がる。<br /> <br /> その様な中で政府、軍部内にもマッカーシーに対する批判が広がり、同年の[[12月2日]]に、上院は65対22でマッカーシーに対して「上院に不名誉と不評判をもたらすよう行動した」として事実上の不信任を突きつけ、ここに「マッカーシズム=アメリカにおける赤狩り」は終焉を迎えることになる。<br /> <br /> &lt;!--なお、上院の譴責決議がなされた年に、[[ハーバード大学]]である演説者が「そこいらの大学と違ってハーバードからはアルジャー・ヒス（ソ連のスパイという事が判明）やジョー・マッカーシーのような人物を出していないのが自慢だ」という発言をしたのに対し、その後大統領になる[[ジョン・F・ケネディ]]は「偉大なアメリカの愛国者と売国奴の名をよくも一緒くたにできたものだ」と激怒しマッカーシーを擁護した。--&gt;<br /> <br /> === その後の経過 ===<br /> マッカーシズムが吹き荒れた中で、自らが標的となることに対する恐怖によって、アメリカ国内におけるマスコミの報道や表現の自由に[[表現の自主規制|自主規制]]がかかったことや、同じ理由から告発や密告が相次いだことなどから、多くの人々に対して大きなダメージを与えた。また、第二次世界大戦前後を通じてアメリカが掲げた「[[自由主義]]で[[民主主義]]の国」という言葉に対し、国内外から多くの疑問が呈されたが、この事件は最終的に自浄作用によって終焉を迎えた。<br /> <br /> === 告発・密告者 ===<br /> [[Image:Roy Cohn NYWTS.jpg|thumb|220px|ロイ・コーン]]<br /> * [[ロイ・コーン]]<br /> * [[ロナルド・レーガン]]<br /> * [[リチャード・ニクソン]]<br /> * [[エリア・カザン]]<br /> * [[ゲイリー・クーパー]]<br /> * [[ウォルト・ディズニー]]<br /> <br /> === 容疑者 ===<br /> * [[ロバート・オッペンハイマー]]<br /> * [[オーエン・ラティモア]]（[[:en:Owen Lattimore|Owen Lattimore]]）<br /> * [[ヴィクター・バーガー]]<br /> * [[アーヴィング・ペレス]]（[[:en:Joseph McCarthy#Investigating the Army|Irving Peress]]）<br /> * [[ハリウッド・ブラックリスト#ハリウッド・テン|ハリウッド・テン]]<br /> * [[チャーリー・チャップリン]]<br /> * ジュリアス・ローゼンバーグ（Julius Rosenberg） - [[ローゼンバーグ事件]]参照<br /> * エセル・ローゼンバーグ（Ethel Greenglass Rosenberg） - ローゼンバーグ事件参照<br /> * [[ウィリアム・レミントン]]（[[:en:William Remington|William Remington]]）<br /> * [[エドガートン・ハーバート・ノーマン]]<br /> * [[ジョン・ガーフィールド]]<br /> * [[ダシール・ハメット]]<br /> * [[ジョン・ヒューストン]]<br /> * [[ウィリアム・ワイラー]]<br /> <br /> == レッドパージ ==<br /> {{main|レッドパージ}}<br /> [[レッドパージ]]（Red purge）は、[[第二次世界大戦]]後の[[1950年]]当時、[[アメリカ軍]]を中心とした連合国軍占領下の日本において[[ダグラス・マッカーサー|マッカーサー]][[連合国軍最高司令官総司令部|GHQ]]総司令官の指令により、[[日本共産党|共産党員]]とシンパ（同調者）が[[公職]]や[[企業]]から次々に追放された動き。1万を超える人々が[[職]]を失ったと言われる。なお、アメリカ本国での共産主義者追放を指す場合には「レッド・パージ」とは言わない。<br /> <br /> === 考えられる原因 ===<br /> *GHQの急激な民主化政策<br /> **ソ連などの共産主義国からの支援を受けた[[日本共産党]]や[[日本社会党]]など左派政党の勢力増大<br /> **[[労働運動]]が過激化<br /> *中国の[[国共内戦]]で[[中国共産党]]が勝利し、[[中華人民共和国]]の設立<br /> *[[朝鮮半島]]で[[戦争]]の危険性が高まったことと、その後の[[朝鮮戦争]]の勃発<br /> *[[下山事件]]、[[三鷹事件]]、[[松川事件]]（[[国鉄三大ミステリー事件]]）に[[日本共産党]]や[[労働組合]]関係者の関与が疑われ&lt;ref&gt;下山事件では他殺か自殺かの結論を公式発表しないまま、捜査は打ち切られた。三鷹事件では[[国鉄労働組合]]員11人が逮捕・起訴され、裁判では10人の共産党員に無罪判決が出て1人の非共産党員に死刑判決が確定したが、有罪が確定した1人（獄中で病死）についても冤罪疑惑が指摘されている。松川事件では国鉄労働組合員10人と[[東芝]]松川工場労働組合員10人の計20人が逮捕・起訴されたが、裁判ではアリバイが成立して全員の無罪判決が確定した。&lt;/ref&gt;、共産党による[[テロ]]・破壊活動であると宣伝される<br /> <br /> == 赤狩りを扱った作品 ==<br /> *テレビ映画『シチズン・コーン/赤狩り・マッカーシーの右腕と呼ばれた男（[[:en:Citizen Cohn|Citizen Cohn]]）』<br /> *映画『[[ウディ・アレンのザ・フロント]]』<br /> *映画『[[真実の瞬間 (1991年の映画)|真実の瞬間]]』<br /> *映画『[[グッドナイト&amp;グッドラック]]』<br /> *映画『[[マジェスティック (2001年の映画)|マジェスティック]]』<br /> *映画『[[追憶 (1973年の映画)|追憶]]』<br /> *映画『[[インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国]]』<br /> *映画『[[トランボ ハリウッドに最も嫌われた男]]』<br /> *戯曲『[[るつぼ (戯曲)|るつぼ]]』（作・[[アーサー・ミラー]]、後に『[[クルーシブル]]』として映画化）<br /> *漫画『[[赤狩り (漫画)|赤狩り]]』（[[山本おさむ]]）<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> {{Reflist}}<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> === 人物 ===<br /> *[[ジョージ・ケナン]]<br /> *[[ドワイト・D・アイゼンハワー]]<br /> *エドガー・フーバー<br /> <br /> === その他 ===<br /> *[[パーマー・レイド]]<br /> *[[レッドパージ]]<br /> *[[連邦捜査局|FBI (連邦捜査局)]]<br /> *[[フォーリン・アフェアーズ]]<br /> <br /> {{DEFAULTSORT:あかかり}}<br /> [[Category:アメリカ合衆国の歴史 (1945-1989)]]<br /> [[Category:アメリカ合衆国の政治史 (1945年-1989年)]]<br /> [[Category:アメリカ合衆国の事件 (1945年-1989年)]]<br /> [[Category:アメリカ合衆国の社会主義]]<br /> [[Category:反共主義]]<br /> [[Category:世界産業労働組合]]<br /> [[Category:反ソビエト連邦感情]]<br /> [[Category:反露感情]]<br /> [[Category:差別]]<br /> [[Category:冷戦]]<br /> [[Category:映画史]]<br /> [[Category:マッカーシズム]]<br /> [[Category:アメリカ合衆国の政治的抑圧]]</div>

182.21.50.148
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