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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-06-27T15:46:16Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
セブン銀行
2018-04-30T11:02:10Z
<p>182.167.104.27: /* ATMの展開状況 */</p>
<hr />
<div>{{otheruses|セブン&アイ・ホールディングス傘下の銀行|質屋の隠語としての用法|質屋#歴史}}<br />
<!--テンプレートの使用法については、[[Template‐ノート:基礎情報 銀行]]まで。--><br />
{{基礎情報 会社<br />
|社名 = 株式会社セブン銀行<br />
|英文社名 = Seven Bank, Ltd.<br />
|ロゴ = [[File:Seven Bank logo.svg|260px]] <br />
|画像 = <br />
|画像説明 = <br />
|種類 = [[株式会社 (日本)|株式会社]]<br />
|市場情報 = {{上場情報| JASDAQ | 8410 | 2008年2月29日 | 2012年3月6日 }}{{上場情報| 東証1部 | 8410 | 2011年12月26日 | }}<br />
|略称 = <br />
|国籍 = {{JPN}}<br />
|本社郵便番号 = 100-0005<br />
|本社所在地 = [[東京都]][[千代田区]][[丸の内]]一丁目6番1号 [[丸の内オアゾ|丸の内センタービルディング]]<br />
|本店郵便番号 = <br />
|本店所在地 = <br />
|設立 = [[2001年]]([[平成]]13年)[[4月10日]]<br/>(アイワイバンク銀行)<br />
|業種 = 銀行業<br />
|統一金融機関コード = 0034<br />
|SWIFTコード = なし<br />
|事業内容 = [[現金自動預け払い機|ATM]]事業、金融サービス事業<br />
|代表者 = 二子石 謙輔([[代表取締役]][[社長]])<br />
|資本金 = 305億9百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|発行済株式総数 = 1,190,949株<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|売上高 = <br />
|営業利益 = <br />
|純利益 = 連結:212億36百万円<br/>単体:223億25百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|純資産 = 連結:1,534億8百万円<br/>単体:1,511億42百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|総資産 = 連結:7,903億77百万円<br/>単体:7,853億80百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|従業員数 = 連結:543人<br/>単体:458人<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|決算期 = 3月31日<br />
|主要株主 = [[セブン-イレブン・ジャパン]] 38.09%<br/>ステートストリートバンクアンドトラストカンパニー([[常任代理人]][[香港上海銀行]]東京支店)6.00%<br/>[[イトーヨーカ堂]] 3.94%<br/>[[ヨークベニマル]] 3.77%<br/>[[日本マスタートラスト信託銀行]](信託口)2.64%<br/>[[日本トラスティ・サービス信託銀行]](信託口)2.27%<br/>ノーザントラストカンパニーエイブイエフシーリフィデリティファンズ(常任代理人香港上海銀行東京支店)1.68%<br/>[[三井住友銀行]] 1.25%<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|主要子会社 = <br />
|関係する人物 = <br />
|外部リンク = https://www.sevenbank.co.jp/<br />
|特記事項 = [[2005年]][[10月11日]]に、株式会社アイワイバンク銀行より商号変更。<br />
}}<br />
{{基礎情報 銀行<br />
|銀行 = セブン銀行<br />
|英名 = <br />
|英項名 = Seven Bank<br />
|統一金融機関コード = 0034<br />
|SWIFTコード = なし<br />
|代表者種別 = <br />
|氏名 = <br />
|店舗数 = 7店<br/>(2015年1月現在)<br />
|従業員数 = <br />
|資本金 = <br />
|総資産 = <br />
|貸出金残高 = 52億57百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|預金残高 = 4,375億88百万円<br/>(2014年3月31日現在)<br />
|設立日 = <br />
|郵便番号 = <br />
|所在地 = <br />
|外部リンク = <br />
|特記事項 = <br />
}}<br />
[[File:Seven_Bank_ATM_in_7-ELEVEn2.JPG|thumb|right|220px|セブン-イレブン設置のセブン銀行のATM(画像は電子マネー『[[nanaco]]』チャージャー増設以前のものである。)]]<br />
'''株式会社セブン銀行'''(セブンぎんこう、[[英語|英称]]:Seven Bank, Ltd.)は、大手流通企業グループ「[[セブン&アイ・ホールディングス]]」傘下の[[日本の銀行]]。[[コンビニATM]]事業最大手である。旧商号は'''株式会社アイワイバンク銀行'''。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[金融ビッグバン]]による[[規制緩和]]が進行する[[1999年]](平成11年)11月に、[[イトーヨーカ堂]]と[[セブン-イレブン]]が主体となり、当時のIYグループ店舗に小型ATM([[コンビニATM]])を設置する形態の決済銀行の設立構想が報道された。[[2000年]](平成12年)に[[銀行業]]の予備免許を取得後、[[2001年]](平成13年)[[4月10日]]に'''株式会社アイワイバンク銀行'''<ref group="†">設立時の商号において、「バンク」と「銀行」の名称が重複していたのは、日本の[[銀行法]]第6条が、「銀行は、その商号中に銀行という文字を使用しなければならない」と規定しているためである。</ref>として設立、同年[[5月7日]]に開業した。[[2005年]](平成17年)[[10月11日]]より、現在の商号に変更されている。<br />
<br />
=== 事業 ===<br />
同社(セブン銀行では『当行』の呼称を用いない)の主な収益源は、セブン&アイのグループ各店舗に設置した[[現金自動預け払い機]](ATM)により、提携先金融機関や利用者から得られる利用手数料である。また、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業者と個人から受け入れた自社預金は、国債・政府保証債など信用リスクの低い商品に限定して運用する。同社はATMによる決済(現金出納サービス)専業銀行という新しいビジネスモデルといえる。<br />
<br />
セブン&アイの元会長である[[鈴木敏文]]が企画時から強力に進めた。社内からは猛反対に合い、メインバンクにも難色を示されたというが、「セブンにあったら便利」と[[2001年]]の設立に漕ぎ着けた。その後急速に事業は成長し、ATM設置数、預金残高、預金残高口座数ともに毎年増加させている。現在のサービスはATM、口座、有人店舗と3つに分かれ、個人だけでなく法人向けのサービスも拡大させようとしている。[http://www.sevenbank.co.jp/corp/company/business.html 事業概要]<br />
<br />
=== 黎明期 ===<br />
設立時の出資母体は[[セブン&アイ・ホールディングス|IYグループ]]であるが、開業にあたってはIYグループの[[メインバンク]]の一つであった旧[[三和銀行]]が中心的に協力している。三和銀行は当初、[[デジキューブ]]([[2003年]](平成15年)倒産)との合弁でミックスキューブ社を設立し、コンビニATM機能を併せ持った同名のマルチメディアキヨスク端末の開発と導入を図っていたが、事業取り止めとなりアイワイバンクに合流している。他に開業時の支援行として、メインバンク色が濃く<ref group="†">[[三井グループ]]として親密であり、1990年代には同行首脳がイトーヨーカ堂の[[役員|社外]][[監査役]]を兼任していた。</ref>、[[イトーヨーカ堂|IY]]葛西店に[[インストアブランチ]]を出店した旧[[さくら銀行]]([[三井住友銀行]])と、[[東京三菱銀行]]<ref group="†">[[1999年]](平成11年)時点では提携有力行とされたが、[[イーネット]]への参画によって当面距離を置く結果となった。</ref>・[[あさひ銀行]]・[[静岡銀行]]・[[横浜銀行]]が参画している。アイワイバンク銀行以外で開業当初に入出金可能であったのは、ネットワークが直接接続された三和銀行のみであったが、その後、他の支援行とも段階的に提携を開始した。同年6月には勘定系システムが[[BANCS]]と[[CAFIS]]網で接続し、当時提携を結んでいなかったBANCS加盟行(東京三菱銀行・三井住友銀行・[[東海銀行]]・[[富士銀行]]・[[大和銀行]]・[[第一勧業銀行]]・[[シティバンク、エヌ・エイ (在日支店)]])の預金の払い戻し・カード振込と残高照会が可能となった。<br />
<br />
この経緯から、三和銀行のホームページや[[吊り広告|電車内ステッカー広告]]などでアイワイバンクATMを紹介するものは、「アイワイバンク銀行ATMは三和銀行(UFJ銀行)との共同ATMです。」との記述が旧[[UFJ銀行]](現:[[三菱UFJ銀行]])発足後の[[2002年]](平成14年)過ぎまで存在した。<br />
<br />
事業当初のATM設置にあたっても、支援行の営業地域から順次に設置された<ref group="†">東京都(三和)・静岡県(しずぎん)・埼玉県(あさひ)・大阪府/兵庫県(三和)・神奈川県(はまぎん)</ref>。[[東京三菱銀行]]については、[[2001年]](平成13年)時点で[[イーネット]]と[[LANS]]の展開に関与し、両社への出資も行っていたためATM提携開始が[[2002年]](平成14年)8月からと遅れた。[[みずほ銀行]]は提携開始がさらに遅れ、[[2006年]](平成18年)7月にまでずれ込んだ。<br />
<br />
[[金融庁]]の分類では、「[[新たな形態の銀行]]等」として新規参入銀行として位置付けられている(開業自体は[[ジャパンネット銀行]]に次いだ)。なお、[[全国銀行協会]]では一般銀行と同じく、正会員となっている。2002年以降、提携金融機関や[[機関投資家]]などを相手とした[[第三者割当増資]]を行い、[[2008年]](平成20年)[[2月29日]]に[[ジャスダック]]へ上場し、2011年12月26日には、[[東京証券取引所]]第1部にも重複上場した。セブン&アイHLDGS.関連企業で株式の47.78%を保有している。<br />
<br />
== 取扱商品 ==<br />
「セブン銀行口座」と呼ばれる[[総合口座]]がサービスの基本となる。口座開設はインターネット、またはセブン銀行ATM備え付けの口座開設申込書を[[身分証明書]]類の写しを同封して郵送することにより行う。有人店舗窓口での開設も可能。<br />
<br />
セブン銀行口座では、すべての口座開設者に[[キャッシュカード]]が発行され、[[預金通帳]]は提供されない。利用明細は[[インターネットバンキング]]やモバイルバンキング、[[スマートフォン]]アプリで確認できるほか、利用者の申し込みにより明細書の有料にて発行もできる。[[普通預金]]・[[定期預金]]・[[カードローン]]([[アコム]]による[[信用保証]]、要審査)が基本セットとなっている。<br />
<br />
セブン銀行の名称となって以降、新規口座に全面的にICキャッシュカード(発行手数料無料・磁気ストライプ有り)を発行するほか、アイワイバンク銀行時代に発行されたカードの切替を進めており、[[2006年]](平成18年)4月3日より全ATMにおいてICカード機能が利用可能となっている。ICキャッシュカードは発行から5年経過すると、カードの認証方式の違いによりセブン銀行以外の提携銀行(事実上、都市銀行と都市銀行が管理行となっている[[イーネット]]と[[ローソンATM]]<ref>このほか、[[BankTime]]は[[りそな銀行]]扱いで、[[イオン銀行]]ATMは[[みずほ銀行]]経由扱い(戦略的提携が開始された[[2013年]][[12月8日]]以降利用分)で、セブン銀行キャッシュカードでの引き出しと残高照会・カード振込(BankTimeを除く)などが可能。</ref>)のICキャッシュカード対応ATMでの取引ができなくなる(セブン銀行ATM及び提携銀行のICキャッシュカード'''非対応'''ATMでは5年経過後も引き続き使用できる)。[[2011年]](平成23年)[[7月11日]]からは、同社初となる新たなデザインカード「[[森の戦士ボノロン]]キャッシュカード」の発行を開始する予定(新規口座開設の場合は無料だが、既存口座のカードからの切り替えの場合は再発行扱いとなり要手数料)。また、[[2012年]](平成24年)[[3月]]末までの間の同デザインカードの発行枚数(1枚あたりの発行手数料から100円を拠出)に応じ、同年[[4月]]以降に「ボノロン」絵本(ハードカバーを採用した特別編集版)を子供たちが利用する施設等に寄贈される予定<ref>{{PDFlink|[http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2011/pdf/2011063002.pdf 初のデザインカード「ボノロンキャッシュカード」誕生]}} - セブン銀行ニュースリリース 2011年6月30日</ref>。<br />
<br />
[[2008年]](平成20年)より、セブン銀行口座と電子マネー[[nanaco]]の両方を持つ顧客向けに、セブン銀行のインターネットバンキングまたはモバイルバンキングからnanaco番号を登録すると、クレジットカードや収納代行による[[口座振替]]、振込などのセブン銀行取引に応じてnanacoポイントが付与されるセブン銀行ポイントサービスを提供している。<br />
{{main2|サービスの詳細については[http://www.sevenbank.co.jp/personal/services/point/index.html セブン銀行のポイントサービス(nanacoポイント)]を}}<br />
<br />
この他、事業性の普通預金(売上金入金や、提携金融機関との決済を行う口座)、[[確定拠出型年金]]専用定期預金、セブン&アイHLDGS.を始めとする事業会社からの[[譲渡性預金]]を扱っている。<br />
<br />
== 店舗 ==<br />
店舗形態としては、本店と12の支店、首都圏の[[イトーヨーカ堂|イトーヨーカドー]]に設けられた[[インストアブランチ]]から成る。支店はいずれも個人向け口座の管理機能のみを有する事実上のインターネット上の支店(登記上の店舗所在地は本店と同一)であり、有人窓口を有するのはインストアブランチのみとなっている。<br />
<br />
=== 支店 ===<br />
個人向け口座の支店名には花の名前が用いられており、原則として口座開設時の月(口座開設の完了した時点に基づいており、申込日の月ではない)によって支店割り当てが決まる。ただし、セブン銀行側の都合で口座開設月と違う支店を割り当てることがある旨の断り書きがある<ref>[http://www.sevenbank.co.jp/personal/account/br_list.html 支店一覧] - セブン銀行公式サイト</ref>。<br />
{| class="wikitable" style="text-align:center;"<br />
|-<br />
! 支店番号 !! 支店名 !! 口座開設月 !!!! 支店番号 !! 支店名 !! 口座開設月<br />
|-<br />
| 101 || [[マーガレット]] || 1月 |||| 107 || [[バラ]] || 7月<br />
|-<br />
| 102 || [[フリージア]] || 2月 |||| 108 || [[ハイビスカス]] || 8月<br />
|-<br />
| 103 || [[パンジー]] || 3月 |||| 109 || [[サルビア]] || 9月<br />
|-<br />
| 104 || [[チューリップ]] || 4月 |||| 110 || [[コスモス]] || 10月<br />
|-<br />
| 105 || [[カーネーション]] || 5月 |||| 111 || [[カトレア]] || 11月<br />
|-<br />
| 106 || [[アヤメ属|アイリス]] || 6月 |||| 112 || [[ポインセチア]] || 12月<br />
|}<br />
<br />
=== インストアブランチ ===<br />
セブン銀行の[[インストアブランチ]](有人店舗)はいずれも本店出張所の扱いとなっている。セブン銀行が「みんなのATM。」をキャッチコピーとしていた時期は「'''みんなの銀行窓口。'''」と称していた。店休日は入居先のイトーヨーカドーの休日に準じており、営業時間もイトーヨーカドーの営業時間に準じている(上野店、川崎アゼリア店、名古屋・栄店、福岡店を除く)。<br />
<br />
セブン銀行が[[住宅ローン]]などカードローン以外の融資業務を行っていないこともあり、提携他行([[三井住友銀行]]・[[ソニー銀行]]・[[埼玉りそな銀行]]。過去には[[オリックス銀行]]も扱っていた)の住宅ローンをはじめとする商品・サービスの取次([[銀行代理店|銀行代理業]])を主たる業務としている(上野店、川崎アゼリア店、名古屋・栄店、福岡店では住宅ローンの取次など、一部の業務を行っていない)。現金振込や現金両替などの現金取扱業務、公共料金等の[[収納代行]]は受付けていない(過去には現金振込を受け付けていたが、現在は行われていない)。<br />
<br />
以前は[[証券会社]]などの金融商品の取り次ぎや[[保険代理店|保険代理業務]]も行っていたが、2011年6月30日をもってサービスを終了している。また、セブン銀行の全有人拠点に[[テレビ電話]]の機能を使った「Bank TV」により、資産運用や住宅ローンに関するコンサルティング業務を行っていたが、[[2010年]][[9月27日]]の営業を以って終了となった。<br />
<br />
2016年12月現在、首都圏に5店舗、愛知県に1店舗、福岡県に1店舗の計6店舗を展開している。なお、かつてイトーヨーカドー八千代店出張所とイトーヨーカドー亀有店出張所とアリオ西新井店出張所があったが、それぞれ2011年11月22日と2015年9月11日と2016年9月30日に営業終了している。<br />
<br />
== ATM ==<br />
=== ソリューション ===<br />
セブン銀行の銀行システムは[[日立製作所]]、[[野村総合研究所]] (NRI)、[[日本電気]] (NEC)、[[綜合警備保障]] (ALSOK)、[[日本ATM]]の5社共同により構築されたもので、全体システム統括と[[勘定系システム]]の構築を日立が、ネットワーク・中継システムの構築およびコンピュータセンター運営をNRIが、[[現金自動預け払い機|ATM]]端末などの店舗に設置する各種機器の開発・製造・設置をNECが、現金管理業務全般と店舗の警備および障害対応業務などセキュリティ上の[[機械警備|警備システム]]をALSOKが、ATM監視・[[コールセンター]]業務を日本ATMが担当している<ref name="nec20010625">{{Cite pressrelease|url=http://www.nec.co.jp/press/ja/0106/2501.html|title=IYバンクから銀行システムを受注、稼動を開始|publisher=日本電気株式会社、株式会社日立製作所、株式会社野村総合研究所、綜合警備保障株式会社、日本ATM株式会社|date=2001-06-25|accessdate=2012-03-24}}</ref>。<br />
<br />
ATM設置店舗とコンピュータセンターならびに提携金融機関を結ぶネットワークはISO8583完全準拠で、入出金データのほか、ATMの操作に関する問い合わせ電話の音声情報、障害情報やセキュリティ上の警備データ、通報情報などを一元的に扱えるようになっている。音声情報については[[VoIP]]技術を活用して構築しており、構築当時は国内最大規模のVoIPネットワークシステムであったとしている<ref name="nec20010625"/>。<br />
<br />
[[2006年]](平成18年)1月から、[[勘定系システム]]を[[日本ユニシス]]が開発した[[Windows Server]]ベースの「BANKSTAR」に移行した<ref>[http://www.microsoft.com/japan/showcase/sevenbank.mspx マイクロソフト導入事例 : 株式会社セブン銀行]</ref>。銀行勘定系としては、日本で初めての導入事例。[[2012年]]11月には、[[日本マイクロソフト]]が開発した勘定系システムにリプレースを実施(オープン系サーバのハードウェアは、ユニシスを採用)。<br />
<br />
=== ATM機器 ===<br />
ATM機器は上述のとおりNECが一貫して手がけており、現在の端末は3代目に当たる。<br />
<br />
初代ATMは筐体設置面積が45×55cmと省スペース性を実現しつつ、取引画面が横からのぞき込まれないようにする「[[視野角]]制限フィルター」をはじめ<ref name="nec20010625"/>、[[暗証番号]]入力部(PIN[[キーパッド]])はタッチパネル部分から独立した右側部分に[[テンキー]]ボードとして備え付けられ、[[ジェイデビット|J-Debit]]決済端末でのキーパッドと同等に[[衝立]]状に囲むなどのが採られるなど[[プライバシー]]保護に配慮した機構となっている。また、[[視覚障害者]]に配慮した[[点字]](凸状)の配置も施されている(数字の5キーと、カード挿入口・明細票取出口の名称部分)。<br />
<br />
第2世代ATMは2005年7月26日から導入されたものである<ref name="nec20050707">{{Cite pressrelease|url=http://www.nec.co.jp/press/ja/0507/0703.html|title=日本初のセカンドディスプレイを搭載したコンビニATM 新世代ATMの導入について -平成17年7月26日より、東京都内から順次導入-|publisher=株式会社アイワイバンク銀行・日本電気株式会社|date=2005-07-07|accessdate=2012-03-24}}</ref>。[[デジタルサイネージ]]機能を持つセカンドディスプレイを搭載し、紙幣部の大容量化・高速化による操作性の向上を目指したほか、将来的な機能拡張に備えて[[ICカード]]対応化(標準装備)や、非接触型ICカード・[[携帯電話]]([[おサイフケータイ]])・[[生体認証]]等対応への準備工事、取引明細票印刷機能の強化などが図られている<ref name="nec20050707"/>。また、2007年からは[[視覚障害者]]への音声ガイダンスサービス、海外発行[[クレジットカード]]対応も追加で行われている<ref name="nec20101018"/>。<br />
<br />
第3世代ATMは2011年より順次導入されているタイプで、2010年10月18日に導入が発表された<ref name="nec20101018">{{Cite pressrelease|url=http://www.nec.co.jp/press/ja/1010/1801.html|title=利便性と環境性能を追求した新型ATMを開発 -平成22年11月よりテスト設置、翌年3月より順次導入・入替開始-|publisher=株式会社セブン銀行・日本電気株式会社|date=2010-10-18|accessdate=2012-03-24}}</ref>。2代目よりカード挿入口・明細票取出口が低くなり紙幣出入口がフラットになり、処理速度のさらなる向上が図られている。また、取り忘れ防止センサーの設置や[[省エネルギー|省エネモード]]機能の強化、取引画面、セカンドディスプレイのバックライトの[[LED]]化等が行われている<ref name="nec20101018-2">{{PDFlink|[http://www.nec.co.jp/press/ja/1010/images/1801-01-01.pdf 第3世代ATMの主な特長の詳細]}} - 日本電気公式サイト内2010年10月18日</ref>。<br />
<br />
また、第3世代ATMではまた入出金オペレーションの強化も図られ、カセットの個別交換を可能とすることで、ATMの稼働状況に応じて「万円出金重視」「千円出金重視」「入金重視」など紙幣のセッティングをATMごとに変更することが可能となっている<ref name="nec20101018-2"/>。これを活用して、通常の機種は、一度の入出金に対応可能な紙幣の枚数をいずれも50枚(売上金入金サービスご利用時は199枚)までとしているが、[[野村證券]]に設置されている機種などは通常の機種と同じ筐体ながら入金のみあるいは入出金の枚数を倍増している物も存在する<ref>[http://www.nomura.co.jp/service/detail/atm/nomura/index.html 野村證券店内のATM] - 野村證券 公式サイト</ref>。<br />
<br />
=== nanacoチャージ ===<br />
セブン銀行の第2世代以降のATM<ref>{{PDFlink|[http://www.7andi.com/news/pdf/2007/0820_01.pdf 流通系初の電子マネー『nanaco』セブン銀行ATMでチャージ開始]}} - セブン銀行 セブン&アイ・ホールディングス 2007年8月20日</ref>で[[電子マネー]][[nanaco]]のチャージと残高照会(ポイント照会)が可能で、チャージできる金額は1,000円単位で釣銭は出ない。但し[[野村證券]]・[[大和証券]]の支店内および[[東海旅客鉄道|東海旅客鉄道(JR東海)]]の駅構内コンビニ[[ベルマート]]の一部店舗等に設置されているセブン銀行ATMでは[[電子マネー]][[nanaco]]のチャージ及び残高照会・ポイント照会は一切できない<ref>[http://www.sevenbank.co.jp/personal/atm/nanaco/nanaco_howto.html 電子マネー「nanaco」の操作方法] - セブン銀行</ref>。また、タブレット端末の[[おサイフケータイ]]は利用できない(携帯電話、スマートフォンは利用できるが、構造上タブレットサイズの端末をかざすことが出来ない)。<br />
<br />
=== ATMの防犯 ===<br />
初代型より、ATMの内部に格納されている現金を機器の強奪や破壊によって取り出した場合、内部で緑色の「'''防盗インク'''」がほとんどの紙幣に染みついて汚損される仕組みが装備されている。犯罪発生時に逃走者に付着させた[[カラーボール]]の塗料と同様に、[[警察]]による捜査で流出経路を判定する際に有利となる特徴がある。<br />
<br />
実例として、[[2006年]](平成18年)12月7日に[[栃木県]][[市貝町]]のセブン-イレブンで、重機を用いてATM機器が強奪される事件が発生したが、紙幣にインクが付着している事が公表されると、各地でその紙幣が発見された事が通報され、被疑者の[[逮捕]]につながった(事件以前は、[[防犯]]上の問題があるとして、この仕様は公表されていなかった)。<br />
<br />
=== ATMの展開状況 ===<br />
日本国内全47都道府県に[[ゆうちょ銀行]]に次ぐ台数のATM(2017/2/28現在23,368台<ref>[http://www.sevenbank.co.jp/personal/atm/atmnet.html セブン銀行公式サイト「都府県別ATM設置台数」より]</ref>)を設置している。セブン&アイ系列の店舗のみならず系列外ショッピングセンター、ホテル、鉄道駅、空港、高速道路のSA・PA、提携先金融機関など幅広く設置されている。<br />
<br />
{{Main2|セブン銀行ATMを利用できる金融機関等のカードについては[http://www.sevenbank.co.jp/personal/atm/#use セブン銀行公式サイト「ATMサービス」]を、セブン銀行ATMを利用できるICカードについては[http://www.sevenbank.co.jp/corp/news/2006/071901.html セブン銀行公式サイト「セブン銀行ATMのICカード対応拡大について」]を}}<br />
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== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
=== 注釈 ===<br />
{{Reflist|group="†"}}<br />
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=== 出典 ===<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [https://www.sevenbank.co.jp/ セブン銀行 公式サイト]<br />
* [http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/502 金融雇用、全世界で半減も〜米に「バッドバンク」不可欠] - 社長・安斎隆インタビュームービー([http://jbpress.ismedia.jp/ JBpress] - 2009年1月29日)<br />
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{{セブン&アイ}}<br />
{{銀行}}<br />
{{日本のコンビニATM}}<br />
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{{DEFAULTSORT:せふんきんこう}}<br />
[[Category:新たな形態の銀行]]<br />
[[Category:セブン&アイ・ホールディングス]]<br />
[[Category:東京都の銀行]]<br />
[[Category:2001年設立の銀行]]<br />
[[Category:コンビニATM]]<br />
[[Category:セブン-イレブン]]<br />
[[Category:東証一部上場企業]]<br />
[[Category:丸の内]]<br />
[[Category:2008年上場の企業]]<br />
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{{bank-stub}}<br />
{{company-substub}}</div>
182.167.104.27
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