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miniwiki - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-06-17T23:37:09Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.31.0
サーフィン
2018-07-26T09:11:10Z
<p>124.33.203.210: /* 日本 */</p>
<hr />
<div>[[File:Surfer at the Cayucos Pier, Cayucos, CA.jpg|right|thumb|300px|サーフィンをする男性]]<br />
'''サーフィン'''（{{lang-en-short|surfing, surfin'}}）は、[[ウォータースポーツ]]の一つ。'''波乗り'''（なみのり）ともいう。[[#ボード|サーフボード]]の上に立ち、[[波]]が形成する斜面を滑走する。<br />
<br />
サーフィンをする人のことを'''サーファー'''（''surfer''）と言う。<br />
<br />
== 起源 ==<br />
少なくとも、[[西暦]]400年頃にはサーフィンの原形のようなものが存在していたと考えられているが、はっきりとは分かっていない。[[航海術]]に優れた古代[[ポリネシア人]]が、漁の帰りに[[ボート]]を用いて波に乗る術（[[サーフィング]]）を知り、そこから木製の板に乗る様になった、というのが最も有力な説とされている。<br />
<br />
ポリネシアの海洋文化研究や[[ホクレア]]の建造などの仕事で知られるベン・フィニーの研究によると、サーフィンは広く[[ポリネシア]]全域に普及しており、東は[[イースター島]]、西は[[ニューギニア]]、北はハワイ、南は[[ニュージーランド]]に及んでいたとのことである。<br />
<br />
古代ポリネシア民族については、決闘した勇者たちの話や、山の部族に嫁いだためにサーフィンができずに悲しんだ女性の話など、いろいろな話が伝わっている。さらに、サーフィンは古代ポリネシア民族の儀式にまで登場したりと、この文化の中心的存在にまで上り詰めていった。[[カメハメハ]]大王もサーフィンを嗜んでいたと言われている。<br />
<br />
ヨーロッパ人で初めてサーフィンを目撃したのは、[[イギリス]]人の探検家[[ジェームス・クック]]船長だと言われている。クックは、[[タヒチ]]と[[ハワイ]]でサーフィンを目撃し、そのことを航海日誌に書き残している。その後、これら島々に[[キリスト教]][[宣教師]]たちなどヨーロッパ人が移り住むようになる。宣教師たちは、[[布教]]にあたってポリネシアの文化は[[野蛮]]であるとみなし、[[文明]]化を理由に彼らの文化の一部であったサーフィンを禁止し、さらにサーフボードを取り上げて焼いてしまった。こうして、ポリネシアにおけるサーフィンは近代において一度終焉を迎えた。<br />
<br />
また、[[日本]]に於ける起源は後述の[[#各地]]であるが、1950年代に米軍により日本にサーフィンが伝わったとされる前から波乗りをしていた人も多く<ref>[http://blog.olympia-surf.com/?search=%A4%AB%A4%E949%C7%AF%C1%B0%A4%CB%A1%A2%A4%B3%A4%B3%BB%CD%B9%F1%A4%C7%A4%E2 サーフィンブログ ::: OLYMPIA SURF&SPORTS 初代メンバーさんとの再会 1]</ref>、実際に板子乗りをしている戦前の写真も存在する。<ref>[http://m-y-star.com/shonan_story/yuhodo_birth/surfing.shtml 湘南が日本サーフィン発祥の地とするHP]</ref> <ref>[http://www.padobo.com/culture_page/naminori01.html 四国での板子乗り]</ref><br />
<br />
このように、水があれば泳がずに移動できる物を作ろうと思い舟ができた事や、雪と傾斜があれば「滑ってみよう！」と思い[[スキー]]（現代スキーは除く）が生まれた事からも、世界各地の要所々々で自然発生的に起こったものであり、起源の断定は不可能とする説もある。<ref>[http://www.padobo.com/culture_page/naminori03.html VOL１「波乗りの歴史を知ろう」NO.3 鎌倉物語 其の壱：古代から近代]</ref><br />
<br />
== 道具 ==<br />
=== ボード ===<br />
[[Image:Elevenfooter.jpg|thumb|11 フィートのロングボード]]<br />
一般的には、9フィート（約274.3cm）以上のロングボードと、ショートボードに分かれている。長い間9フィート以上あったボードが短くなり始めたのは[[1968年]]のことで、その後わずか数年でどんどん短くなり、1971年には5〜6フィートの板が出てくる。<br />
<br />
スタイルや用途によって、様々な長さ、形状の板が使われている。大波用のガンや、ショートボードでロングのような形状のエッグノーズボードなど。<br />
ロングボードとショートボードの中間に位置するものがファンボードである。ファンボードは海外では「HYBRID BOARD」と呼ばれている。<br />
<br />
発祥以来、[[木]]の板であったが、戦後から現在に至るまで、[[発泡ウレタン]]フォームをガラスクロスと[[ポリエステル]][[樹脂]]で包んだものが主流となった。<br />
<br />
合衆国の「[[クラークス・フォーム社]]」製のブランクス（大まかな外形と組成を指定できる基材）が、市場の大きなシェアを占めていたが、同社が今世紀初頭に突如倒産し、業界は一時的に大きな混乱に見舞われた。「クラークスのブルーで6'10のボックス・フラットボトムの…」等という共通認識に基づく大まかな指定が不可能になり、数十年に亘ったブランクス製造のノウハウや技術的な蓄積が突如失われたためである。しかし、このために新素材の開発研究などが進んだ（そうせざるを得なかった）という側面もある。<br />
<br />
エポキシ樹脂（ポリスチレンなど）のフォームを使用したり、近年では、カーボンファイバーをエポキシ樹脂で包んだり、空洞ポリプロピレン（ハイドロフォーム）をカーボンファイバーで包んだ中空ボードなど、より強度のある軽いボードを作る試みもされているが、50年以上大きくは変わっていない。<br />
<br />
通常は、シェイパーあるいはマシンによってブランクのフォームが削られる。長さ、幅、厚み、アウトライン、レール形状、ロッカー（ノーズとテールの傾斜）、テール形状で大きく性能が変わる。<br />
<br />
サーフショップには、その地域にあったボードを置く傾向がある。そのような一般的なボードを乗りこなして行くうえで、自分の求めるところが明確になってくると、ショップや、あるいは直接シェイパーと相談し、ボードをオーダーするようになる。<br />
オーダーボードはカラーリングやマーク／ロゴの配置なども指定でき、有名シェイパーのコメントを（当然直筆で）書き込んでもらう事も可能で、1種のステ-タスとなりうる。<br />
サーフィンをスノビズムの対極に置く認識から、このような状況を嫌い、あえて全くカラーリングやマークなどの無い真っ白なボード（既製品では在り得ない）をオーダーする場合もあるが、これもステータスの誇示となりうると指摘する向きもある。<br />
<br />
モールドボードなどと呼ばれる金型を使用し、大量生産されるようなものもある。<br />
<br />
=== フィン ===<br />
ボトムについているひれ状のもの。スケッグとも呼ぶ。ここではショートについて言及する。<br />
<br />
*シングル（1本）フィン：誕生初期。ロングでは今でもシングルを好む愛好者もいる。<br />
*ツイン（2本）フィン：シングルから発展した物で安定性が向上した。<br />
*ツイン・スタビライザー： 両サイドの2本のフィンの間に小振りな3本目のフィンを持つ形式。<br />
*トライ（3本）フィン ：80年代後半にサイモン・アンダーソンが開発したスラスター(しっかりしたターンで加速できる特性から)システム＝が登場し、日本では90年代から2009年頃まで主流であった。スラスターフィンと言う品名はサイモンが商標登録をしている。2015年現在でもショートボードでは利用率が高い。<br />
*クアッド（4本）フィン：日本では2000年代中盤から使用者が目立つようになる。<br />
*クイント（5本）フィン：2015年現在、オーダー品を除く新品の板では5本フィンが多い。<br />
*セクスト（6本）フィン<br />
*キールフィン:船舶のキールと同様に、シングルフィンの先端に放射状の2枚のフィンを持つ。<br />
<br />
====固定方式====<br />
従来は[[グラスオンフィン]]と呼ばれる固定型（ボードと一体）であったが、1964年にモーリー・ポップが考案した交換できるFCS（Fin Control Systems）やフューチャーフィンなどのシステムが開発され、2000年代初頭では取り外しできるタイプが流通の半分以上を占めるようになった。理由は修理・交換が容易になった事に加え、移動時の損傷防止も挙げられる他、5本以上のポートがあるボードでは、マルチ・フィンとして2本、3本、4本などと枚数や種類・大きさを自由に変える事ができるようになったためである。<br />
<br />
ケガ防止のため、エッジ部分のみがゴムでできている物もある。<ref>[http://www.follows.co.jp/SHOP/503644/503718/list.html PROTECK FIN]</ref><br />
<br />
=== 滑り止め ===<br />
[[Image:Waxing a surfboard.jpg|thumb|サーフボードにワックスをかけるキンバリー・トンプソン元[[アメリカ海兵隊]][[伍長]]<!--(US Marine Corps CPL.Kimberley Thompson)-->]]<br />
* [[ワックス]]<br />
デッキに塗布する[[滑り止め]]。水温などによって硬さ違いの種類や、ベースコート、トップコートなどがある。<br />
* デッキパッド<br />
デッキに貼る硬質スポンジ状の滑り止め。ボードを方向転換させる際やドルフィンスルーの時にボードを蹴り込む事も容易になる。<br />
<br />
ショートボードでは前足がワックス、後ろ足がパッドの組み合わせが好まれる傾向にあるが、両足ともワックスあるいはパッドという組み合わせもある。ロングボードではワックスが好まれるが、もちろんパッドもある。<br />
<br />
なお、ワックスの代わりに、[[クリアデッキ]]など滑り止めシートも開発されている。<br />
<br />
=== 流れ止め ===<br />
サーフボードと体を結ぶ紐状のもの。[[リーシュコード]]、パワーコードなどと呼ぶ。ショートボード用とロングボード用があり、さらに、目的によって長さや太さなどに違いがある。<br />
<br />
普及したのは比較的最近('70年代以後)の事。それ以前は、板が流されてしまえば当然ながら波乗りは出来なくなり、流された板を取りに行かざるをえず、失くしてしまう事もあった。コードを手繰りさえすれば板を回収できるため、ワイプアウトを恐れず思い切ったマニューバーを志向する傾向が強くなった。たかが1本のヒモだが、波乗りの可能性を大きく拡げたと言える。ワイプアウトを恐れない事を、ワイプアウトを安易に受け入れる事と解釈し「リーシュを使うと波乗りが荒くなる」と使用を嫌うオールドタイマーも少数ながら存在した。<br />
<br />
ただし、巨大な波や力のある波ではワイプアウトした際に激しい水流を受けたサーフボードによって体が引っ張られ、次に、伸び切ったパワーコードの張力によりサーフボードが自分に向かって高速で飛んで来る、という非常に危険な状況も有り得るため、巨大な波に乗る場合にはあえて使用しない上級者も居る。<br />
<br />
=== 波情報 ===<br />
サーフィンをするには欠かすことができない波の情報は、90年代初頭まではサーフショップに貼りだされる天気図を基にした予想図や、ベテランからの助言や自分の予測しかなかった。<br />
<br />
しかし、90年代前半に日本ではNTTの[[ダイヤルQ2]]を利用して波の情報をサーファーに提供する業者が複数登場。通話料金を気にしながら、自分の行ける範囲のポイントの情報を聞くまで他所の情報まで聞かなくてはならなかったが、それまで知り得なかった情報が入るようになったため、「休みを取って、車で1時間掛けて海に行ったのに、フラットだった」というような事は無くなった。<br />
<br />
2000年頃、携帯電話でインターネットサイトが見られるようになった人が増え始めてからは携帯での波情報業者HPに依る情報入手が主流である。<br />
その日の天気、波の大きさ、風の向き、どれだけサーフィンを楽しめるか、今後の波の予想などが提供されており、一日に何度も情報が更新される。<br />
<br />
また、2010年頃からの急激な利用者数の増加が見られるSNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）に於いても、「サーフィン特化型・SNSサイト」が公開されており、従来の「サーフィン情報提供型WEBサイト」と「サーフィン特化型ネットワーキングサイト」を併用した波情報の取得が広まりつつある。サーファー同士がサーフィンに関する「情報の共有」を手軽に全国規模で行うことが可能となった為、従来の情報提供サービスの利用に加え、サーファー個々の持つ「コミュニティー」や「ネットワーク」を活用した情報収集による「ピンポイント」且つ「リアルタイム」な波情報の入手方法も広がりを見せている。<br />
<!--特定企業の宣伝記述は不要のため削除--><br />
<br />
== 技術と用語 ==<br />
[[Image:Wave kils.jpg|thumb|220px|right|チューブ グリーン・ルームとも言われるサーファーの天国]]<br />
<br />
*'''パドル'''：手で漕いで進むこと。通常はうつ伏せで行うが、ロングボードでは正座で行うニーパドルなどもある。<br />
*'''ゲットアウト'''：パドルして沖に出ること。<br />
**'''プッシングスルー'''：ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードを沈め、ボードと体の間に波を通して抜けること。<br />
**'''ドルフィンスルー/ダックダイブ'''：ゲットアウト時、腕立て伏せの要領でボードごと体を沈め、波の下を潜り抜けること。<br />
**'''スクートン・シュート'''：ゲットアウト時、ボードの後方に重心を置きテールを沈め、スープが当たった瞬間にノーズ方向へ重心を移して波を抜けること。基本的にはロングボードで行う。<br />
**'''ローリングスルー'''：ゲットアウト時、半回転してボードを引き寄せて沈め、波の下を潜り抜けること。基本的にはロングボードで行う。<br />
*'''テイクオフ'''：波に乗ること。通常はパドルでスピードをつけて乗る。<br />
**'''ノーパドルテイクオフ/刺し乗り'''：ボードを沈めた反動を使ってテイクオフすること。<br />
**'''レイトテイクオフ'''：波が崩れる直前でテイクオフすること。<br />
**'''リバーステイクオフ/スケッグファースト'''：テールからテイクオフし、ボードを半回転させ、通常のライディング体勢にすること。<br />
**'''トゥイン'''：水上オートバイに引っ張ってもらうテイクオフ。<br />
*'''フェイドターン'''：わざと崩れる方向とは逆にテイクオフし、立ち上がったら崩れる方向に進むこと。<br />
*'''アップス・アンド・ダウンズ'''：波の斜面を上下に動いてスピードをつけること。<br />
*'''ウォーキング'''：ロングボードで、ボード上を歩くこと。すり足で歩くシャッフルや、足を交差させて歩くクロスステップがある。体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。元の位置に戻るのはステップバック。<br />
*'''ノーズライディング'''：ロングボードで、ノーズ（ボードの前方1/3）に乗ること。ノーズ先端に足の指5本をかけるハングファイブ、10本をかけるハングテン、かかとをかけるヒールオーバーがある。パフォーマンス的な要素もあるが、元々は体重移動を行い、スピードを調節するのが目的。<br />
*'''トリミング'''：ライディングのリズムやポジションをコントロールするターンのこと。<br />
*'''ボトムターン'''：波の斜面のボトム（下）部分でターンすること。<br />
*'''トップターン'''：波の斜面のトップ（上）部分でターンすること。<br />
**'''テールスライド'''：トップターンのときにボードのテールを押し出してスライドさせること。<br />
**'''オフザトップ'''：波の上部の崩れそうな部分で勢いよくボードの角度を変えること。<br />
***'''オフザリップ/リッピング'''：波のリップにサーフボードを当ててターンすること。<br />
**'''ローラーコースター'''：波のスープにボードを当て込むように乗り上げ、スープと一緒に降りてくること。<br />
*'''レイバック'''：波のトップなどでターンをする際に、海面に背中がつくようなほど体を倒し傾け、仰向け状態になりながらターンを行うこと。<br />
*'''カットバック'''：波のパワーのない部分まで出すぎてしまったときに、方向転換してパワーのある部分へ戻ること。<br />
**'''ラウンドハウスカットバック'''：回転半径の大きな弧を描くカットバック。<br />
*'''リエントリー'''：波の外に一度外れてから戻ってくること。<br />
**'''フローター'''：スープやリップを乗り越えてライディングすること。<br />
*'''スリーシックスティー'''：水平方向に360度回転すること。<br />
*'''エアリアル'''：空中に飛び出し、再び着水すること。<br />
*'''プルアウト'''：波から降りること。意思に反して落ちてしまうのはワイプアウト。<br />
**'''アイランドプルアウト'''：チューブやダンパーで、トップに向かってプルアウトができない時に、ボードごと波の壁に身体を突っ込んで行うプルアウト。<br />
**'''ベイルアウト'''：ボードから降りること。<br />
<br />
== 各地 ==<br />
=== ハワイ ===<br />
[[Image:Oahu North Shore surfing hand drag.jpg|thumb|220px|right|ハワイのノースショアでのサーフィン]]<br />
[[Image:Oahu North Shore surfing tube.jpg|thumb|220px|right|ノースショアのチューブライディングは世界最高峰といわれる]]<br />
[[アリューシャン列島]]付近の[[低気圧]]によって発生した波が、北太平洋の何の障壁もない海を渡って[[ハワイ]]諸島へやってくるため、この海域はサーフィンに適している。<br />
<br />
もともと[[ハワイ先住民|ハワイの先住民]]が広く愛好していた遊びであったサーフィンであるが、キリスト教の受容とともに、一時期は抑圧されていた。しかし、オリンピック4大会出場で合計6つのメダルを獲得した先住ハワイ人の英雄、[[デューク・カハナモク]]の登場により、サーフィンは再び市民権を得るようになった。<br />
<br />
[[1960年代]]に入ると、「楽園ハワイ」を前面に押し出した映画が[[ハリウッド]]で大量に制作され、サーフィンはマリンスポーツとして市民権を得る。1960年代末からは、[[オアフ島]]の[[ノースショア (オアフ島)|ノースショア]]（北側海岸。モクレイア、ワイアルア、ハレイワ、ワイメア、ププケア、サンセット）を舞台にした、[[ビッグウェーヴ・サーフィン]]が全盛となり、「GUN」と呼ばれる、ビッグウェーヴ専用の[[ロングボード]]が普及した。また、この頃からデューク・カハナモクを記念したサーフィン大会「デューク・カハナモク・インヴィテーショナル」が開催されるようになり、トップサーファーに注目が集まりだす。<br />
<br />
[[1970年代]]半ばごろからはショートボードが普及し、ビッグウェーヴ・サーフィンやロングボードは下火となる。しかし、[[1980年代]]以降、[[エディ・アイカウ]]を記念した[[クイックシルバー・イン・メモリー・オブ・エディ・アイカウ]]大会によるビッグウェーヴ・サーフィンの再評価や、[[バッファロー・ケアウラナ]]らによるロングボードの再評価の動きが活発化し、現在ではこれらのスタイルも確固とした地位を得ている。<br />
<br />
また、[[1990年代]]には、[[レイアード・ハミルトン]]らによって[[トウイン・サーフィン]]が考案され、[[マウイ島]]沖のスポット「[[ジョーズ]]」に注目が集まる。<br />
<br />
[[2000年代]]には[[カウアイ島]]出身の[[アンディ・アイアンズ]]がASP（[[:en:Association of Surfing Professionals|Association of Surfing Professionals]]）のWSL<br />
（[[:en:ASP World Tour|World Championship Tour]]）ツアーで大活躍し、ハワイのサーファーのレベルをあらためて知らしめた。現在でもWSLツアーのファイナルはハワイ・ラウンドは、ビラボンパイププロである。<br />
<br />
=== カリフォルニア ===<br />
[[File:California surfer inside wave.jpg|thumb|220px|right|カリフォルニア州中部[[サンタクルーズ (カリフォルニア州)|サンタクルーズ]]周辺は人気スポットだが、周辺の海水温は年平均14℃であるためウェットスーツ着用が必要となる]]<br />
アメリカ人のハワイ進出の影響からカリフォルニアにサーフィンが伝承された。ハワイ諸島へ来る波と発生地を同じくする。「マーヴェリックス」と呼ばれるビッグウェーヴ・サーフィンのポイントも有名である。<br />
現在のサーフィンカルチャーをリードしているのはカリフォルニアである。<br />
数多くのサーフィンインダストリーやサーフィン雑誌等も本拠地をカリフォルニアに置いており、数々のカリスマサーファーを輩出してきた。<br />
また、[[サーフミュージック]]で有名な[[ビーチ・ボーイズ]]もここが本拠である。<br />
<br />
=== オーストラリア ===<br />
オーストラリアは長大な海岸を持ち、サーフィンの盛んな国である。1970年代半ばにはショートボードを用いて細かくターンする技術が[[ウェイン・バーソロミュー]]（後のASP会長）らによって創始され、ショートボードの興隆に大きく貢献した。現在も[[ミック・ファニング]]、[[タジ・バロウ]]、[[ジョエル・パーキンソン]]らWCTのトップサーファーを数多く輩出する、サーフィンの先進地域の一つである。<br />
<br />
=== 日本 ===<br />
[[江戸時代]]の文献に、[[出羽国]][[庄内藩]]領の[[湯野浜温泉|湯野浜]]において、子供達が波乗りをしている様子を綴った記述や、「瀬のし」と呼ばれる一枚板での波乗りが行われたという記録が残っている。すなわち、現在の[[山形県]][[庄内地方]]が日本の波乗りの文献的な発祥の地と見なせる。<br />
<br />
現在の形式の日本でのサーフィンの発祥の地は、[[神奈川県]][[藤沢市]][[鵠沼海岸]]から[[茅ヶ崎市]]一帯、[[鎌倉市]]、[[千葉県]][[鴨川市]]、岬町太東ビーチと言われており、第2次大戦後日本に駐留した米兵がそれらのビーチでサーフィンをしたのがきっかけという説がある。[[1966年]][[7月11日]]に第1回全日本サーフィン大会が[[千葉県]][[鴨川市]]の鴨川海岸で開催されている。[[1982年]]からは[[日本プロサーフィン連盟]]（JPSA）によるプロ大会「JPSAサーキット」（現在のJPSAツアーの前身）も行われている。<br />
<br />
各地でサーフショップなどが開店した事で、多くの用具を容易に取り揃えられるに至っている。また、サーフスポット近隣の[[コンビニエンスストア]]などでは、ワックスなどの消耗品を扱う店も増えている。<br />
<br />
[[2020年東京オリンピック]]ではサーフィンが公開競技として開催されることが決定しており、[[千葉県]][[一宮町]]の[[釣ヶ崎海岸]]（志田下ポイント）が競技会場に選ばれている<ref>[http://www.chibanippo.co.jp/serial/344265 サーフィンの聖地にしよう 一宮町が東京五輪の会場に] - 千葉日報・2016年8月15日</ref>。<br />
<br />
== 主な大会 ==<br />
波がないとサーフィンは出来ないため、大会の開催日程に特徴がある。ある程度大きな波がコンスタントにあるサーフスポットで大会を開催する場合は、事前に開催日が決まっていることが多い。さらに、適した波がある日を選ぶ目的や悪天候の場合を想定して、1日から数日程度の予備日を設ける場合もある。<br />
<br />
対して、あまり大きな波がコンスタントに来ないサーフスポットでの開催や、年に数日程度の大波での技術を争うような場合は、「ウェイティング」と呼ばれる開催方式が取られる。「ウェイティング」方式では、事前に決定しているのは開催場所と大会開催の可能性がある期間であり、その期間は、1週間から数ヶ月、場合によっては1年に及ぶ。その期間中、出場者は大会開催を待つ（ウェイティング）。開催が決定されると主催者から出場者に連絡が入り、急遽開催される。波が小さい[[湘南]]では、このウェイティング方式がとられることが多い。<br />
<br />
毎年開催通知があるものの、前回、1989年の開催から2013年まで24年も開催が中止された、「'''稲村クラシック'''」等は、日本の波乗り事情を象徴している。<br />
<br />
また、用いる道具の違いから、ショートボードとロングボードの大会が存在し、それぞれ男女とジュニアの大会に分かれる。ジュニア以外について以下に記載。<br />
<br />
=== ショートボード ===<br />
Samsung Galaxy Championship Tour<br />
: 世界プロサーフィン連盟(WSL)によるプロサーファー世界一（男女）を決めるツアー。1試合の賞金総額は、男子30万[[ドル]]、女子8万ドル（1試合のみ10万ドル）。<br />
<br />
;World Qualifying Series (WQS)<br />
: 世界ツアー出場権を得るための大会（ポイントランキング制）<!--"The Grind" という愛称がある-->。出場者レベルの予測と賞金総額とから、6から1の "star" に種別され、"star" の数が多いほどレベル・賞金総額・ポイント付与が大きい。1試合の賞金総額は、男子の6starが12.5万ドル、5starが10万ドル、4starが7.5万ドル、3starが5万ドル、2starが2.5万ドル、1starが1万ドルで、女子の6starが3万ドル、5starが2.5万ドル、4starが2万ドル、3starが1.5万ドル、2starが1万ドル、1starが0.5万ドル。日本では男子のみ3戦ほど開催される。<br />
<br />
;Japan Pro Surfing Tour<br />
: 日本プロサーフィン連盟によるショートボードのプロサーファー日本一（男女）を決めるツアー。最終戦はツアーの中で最も歴史と権威のある ''"All Japan Pro"'' との名称が付き、例年、ツアー最高の賞金総額をかけて戦っている。ただし、天候不良などで延期になった試合が出ると、''"All Japan Pro"'' が最終戦ではなくなる年もある。<br />
<br />
=== ロングボード ===<br />
;World Longboard Championship (WLC)<br />
: 世界プロサーフィン連盟(ASP)主催のロングボードのツアーは、協賛する企業が少ないため、ショートボード並みの賞金を出すことができず、現在は未整備。ロングボードのプロサーファー世界一を決める試合は、年間男女1試合ずつ（賞金総額は男子が5万ドル、女子が3万ドル）。<br />
<br />
;World Longboard Tour (WLT)<br />
: ショートボードで言うWQSの "star" に準じ、賞金総額などで大会のレベル分けをしている。6starレベルは女子1試合、5と4starはなく、3starレベルは女子1試合、2starレベルは男子2試合、1starレベルは男女4試合ずつある。日本では1試合が開催予定。<br />
<br />
;Japan Pro Surfing Tour<br />
: 日本プロサーフィン連盟によるロングボードのプロサーファー日本一（男）を決めるツアー。うち、''"All Japan Pro"'' との名称がついた大会は、ツアーの中で最も歴史と権威のあるものとされる。<br />
<br />
== 音楽 ==<br />
ビーチ・ボーイズをはじめ、浜辺でのサーファー御用達のバンドや曲が存在する。<br />
*[[The Astronauts]]<br />
*[[ビーチ・ボーイズ]]<br />
*[[Bruce & Terry]]<br />
*[[The Chantays]]<br />
*[[ディック・デイル]]<br />
*[[ジャン&ディーン]]<br />
*[[マーケッツ]]<br />
*[[ロニー＆デイトナズ]]<br />
*[[ルーターズ]]<br />
*[[Tボーンズ]]<br />
<br />
==脚注==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
{{Commons&cat|Surfing}}<br />
*[[サーフィンエリアの一覧]]<br />
*[[surfing|サーフィング]]<br />
*[[サーファーファッション]]<br />
*[[スタンドアップパドル・サーフィン]]<br />
*[[ビーチ・ボーイズ]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://www.nsa-surf.org NSA 日本サーフィン連盟]…日本アマチュアサーフィン団体<br />
*[http://www.jpsa.com JPSA 日本プロサーフィン連盟]…日本プロサーフィン団体<br />
*[http://www.isasurf.org ISA International Surfing Association]…国際アマチュアサーフィン団体<br />
*[http://www.aspworldtour.com ASP Association of Surfing Professionals]…国際プロサーフィン団体<br />
*[http://www.surfrider.jp SFJ Surfrider Foundation Japan]…サーファーやボディボーダーの視点から環境保護活動を行なっている<br />
{{Authority control}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:さあふいん}}<br />
[[Category:サーフィン|*]]<br />
[[Category:ウォータースポーツ]]<br />
[[Category:ビーチスポーツ]]<br />
[[Category:ボード系スポーツ]]<br />
[[Category:エクストリームスポーツ]]</div>
124.33.203.210
個別資本論
2015-10-15T01:53:44Z
<p>124.33.203.210: </p>
<hr />
<div>{{出典の明記|date=2015年10月15日 (木) 01:53 (UTC)}}<br />
'''個別資本論''' (こべつしほんろん) とは、[[カール・マルクス]]の[[資本論]]を土台に、[[中西寅雄]]の経営経済学をその起源として、[[古林喜楽]]（経営労務論）、[[馬場克三]]（個別資本と経営技術、経営学方法論、株式会社金融論）などにより発展せしめられた日本固有の[[経営学]]（経営経済学）である。<br />
<br />
そもそも企業を個別[[資本]]と理解する（位置づける）所以は、経営（意識、法的・経済的組織、文化、技術など）が社会的な意味での総資本の影響（個別資本の競争を意味する）とは無縁である、つまり経済学の一部として経営を研究することで、その意義が解明できるとの考えから来ている。具体的に言うと、創業者利得は高名な[[ルドルフ・ヒルファデング]]によりその経済学的な意味が解明されたが、経営（現象）を[[経済学]]から離れた事象として捕らえるとこのような分析には行き着かない。<br />
<br />
{{デフォルトソート:こえつしほんろん}}<br />
[[Category:経済学]]<br />
[[Category:日本の経済学]]<br />
[[Category:マルクス経済学]]<br />
[[Category:経営学]]</div>
124.33.203.210
マルコ・マティアッチ
2014-11-25T04:28:01Z
<p>124.33.203.210: </p>
<hr />
<div>'''マルコ・マティアッチ'''（'''Marco Mattiacci'''、[[1970年]][[12月8日]] - ）は、[[イタリア]]の[[実業家]]。[[ローマ]]出身<ref name=profile>[http://msnbcmedia.msn.com/i/CNBC/Sections/CNBC_TV/CNBC_US/Shows/The_Wall_Street_Journal/Episodes/_2011/110205/Mattiacci_Bio.pdf Executive Profile]</ref>。<br />
<br />
[[2014年]]4月〜11月まで[[フォーミュラ1|F1]]の[[スクーデリア・フェラーリ]]でチーム代表を務めた。<br />
<br />
== 略歴 ==<br />
[[ローマ・ラ・サピエンツァ大学]]で経営学の学位を取得、また[[INSEAD]]の「International Executice Program」で学んだ後、[[1989年]]に[[イギリス]]のジャガーに入社し、販売及びマーケティングを担当した。<br />
<br />
[[1999年]]に[[フェラーリ]]に入社し、当初エリアセールスマネージャーを務める。[[2002年]]より北米部門のマーケティングを担当した後に、北米部門の全面的な組織改革を行い、北米におけるフェラーリ並びに[[マセラティ]]ブランドの拡販に貢献した<ref name=profile />。<br />
<br />
その後[[2007年]]にフェラーリが新たにアジア・パシフィック部門を立ち上げる際にその責任者となり、あわせて[[2008年]]に新設されたフェラーリ・ジャパンの代表に就任した。[[2009年]]にはManagement World Pressと[[:en:Development Research Center of the State Council|Development Research Center of the State Council]]が選ぶ「100 leaders of Outstanding Foreign Enterprises in China」に選ばれている<ref name=profile />。<br />
<br />
[[2010年]]1月にフェラーリ北米部門の[[最高経営責任者]]（CEO）に就任。[[2012年]]には[[:en:Automotive Executive of the Year Award|Automotive Executive of the Year Award]]を受賞した。<br />
<br />
[[2014年]]4月、前任者の[[ステファノ・ドメニカリ]]の辞任に伴い、フェラーリの[[ルカ・ディ・モンテゼーモロ]]会長から後任のチーム代表に指名され受諾。スクーデリア・フェラーリの指揮を執ることになった。しかしチームの不振は続き、同年11月には早くもチーム代表からの更迭が決定。同時にフェラーリ社自体からも退社することが明らかにされた<ref>[http://as-web.jp/news/info.php?c_id=1&no=61778 フェラーリ、代表マティアッチを更迭。後任を発表] - オートスポーツ・2014年11月24日</ref>。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://formula1.ferrari.com/scuderia/marco-mattiacci Marco Mattiacci] - フェラーリ公式サイト<br />
<br />
{{スクーデリア・フェラーリ}}<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:まていあつち まるこ}}<br />
[[Category:F1関係者]]<br />
[[Category:フェラーリの人物]]<br />
[[Category:1970年生]]<br />
[[Category:存命人物]]</div>
124.33.203.210
加多宝
2014-10-08T09:09:39Z
<p>124.33.203.210: /* 脚注 */</p>
<hr />
<div>[[File:JDB drink.jpg|thumb|200px|中国で販売されている加多宝（2012年）]]<br />
'''加多宝'''（ジャードゥオバオ）は、[[中華人民共和国]]を中心に販売されている[[清涼飲料水]]ブランド。[[香港]]の広東加多宝集団が製造・販売する。<br />
<br />
== 概要 ==<br />
[[File:Wong Lo Kat 310mL.JPG|thumb|150px|加多宝集団が製造していた王老吉（2009年）]]<br />
中国国内では、2012年現在{{仮リンク|涼茶|zh|涼茶}}と呼ばれる漢方飲料分野でシェアNo.1を誇る<ref name=jetro>[http://www.jetro.go.jp/members/memberservice/china/pdf/sample_201303_whole.pdf ジェトロ中国経済 2013年3月号] p.46</ref>。<br />
<br />
味としては漢方の各種成分を含むほか、薬草由来の甘みがあるため、炭酸抜きの[[ルートビア]]に近いといわれる<ref>[http://portal.nifty.com/2009/05/24/b/ 中国の飲料は王老吉が最強] - デイリーポータルZ</ref>。<br />
<br />
== 歴史 ==<br />
加多宝集団は、[[2000年]]より「'''王老吉'''（ワンラオジー）」{{enlink|王老吉涼茶||zh}}のブランド名で涼茶を販売していた。元々このブランドは同じ中国の広州医薬集団が所有していたもので<ref>[http://www.debund.com/info/49d0e8e1fdca466280b309b52396470d 加多宝と王老吉：涼茶ブランド戦争の背後の物語]</ref>、<br />
加多宝集団では同年に同社との間で10年間のライセンス契約を結んだものである。<br />
加多宝集団では大々的な宣伝戦略や巧妙な流通網の囲い込みにより、本家の広州医薬を遥かに上回る規模の売上を挙げる。当時は元々の広州医薬版「王老吉」が緑の紙パックを中心に展開していたのに対し、<br />
加多宝集団版「王老吉」は赤い缶飲料を中心に展開していた。「王老吉」のブランド価値も急上昇し、一説には1兆円を上回るレベルにも達した<ref name=jetro />。<br />
[[2008年]]に発生した[[四川大地震]]の際には、中国国内の企業の中でも破格の1億元の寄付を発表したのみならず、そのことを利用したキャンペーンを大々的に実施し、国際的にも注目を浴びた<ref>[http://diamond.jp/articles/-/23492?page=4 「寄付するなら1億元、飲むなら王老吉」の効力] - ダイヤモンド・オンライン 2012年8月21日</ref>。<br />
<br />
[[2010年]]にはライセンス契約を延長したものの、その延長契約の締結の際に広州医薬側の総経理が加多宝から賄賂を受け取っていたこと、また延長契約のライセンス料が破格の安値（具体的な額は不明）となったことから、広州医薬の総経理は有罪判決を受けたほか、ライセンス契約の有効性を巡り両社の間で裁判に発展。最終的に[[2012年]]に広州医薬が勝訴し、加多宝集団は「王老吉」のブランドを使用できなくなった<ref name=jetro />。このため加多宝集団では自社の社名でもある「加多宝」にブランド名を切り替えた。<br />
<br />
しかし、有力ブランドを失ってもなお加多宝のシェアは衰えず、前述のとおり2012年現在も中国国内で涼茶のシェアNo.1を占めている。<br />
中国の清涼飲料水業界全体でも[[コカ・コーラ]]等の売上を上回るトップブランドの一つである<ref name=jetro />。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 関連項目 ==<br />
* [[中国好声音]]<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
* [http://www.wlj-china.com/2013/index.aspx 公式サイト]（中国語）<br />
* [http://www.tencho-foods.com/item/4891599688368/ 加多宝] - 天長食品工業<br />
<br />
{{DEFAULTSORT:しやとうおはお}}<br />
[[Category:市販清涼飲料水]]<br />
[[Category:茶系飲料]]<br />
[[Category:中国の食文化]]<br />
{{food-stub}}</div>
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キャリアパス
2014-05-08T01:32:15Z
<p>124.33.203.210: </p>
<hr />
<div>'''キャリアパス'''とは[[経営学]][[用語]]の一つ。[[企業]]においての[[社員]]が、ある職位に就くまでに辿ることとなる[[経験]]や順序のこと。また個人の視点からは、将来自分が目指す職業を踏まえた上でどのような形で経験を積んでいくかという順序・計画を指す<ref name=m-words>[http://m-words.jp/w/E382ADE383A3E383AAE382A2E38391E382B9.html キャリアパス] - m-words</ref>。<br />
<br />
企業側から見たキャリアパスでは、中長期的な[[計画]]の上で、社員はどのような経験を積み、どのような[[能力]]を身に着けるかなどといった事柄を明確にする。このようなキャリアパスを示すということで、社員は自己の目指すべき道というものを考察できるようになったり、[[モチベーション]]を向上させるといった事柄が期待できる。<br />
<br />
一方で個人から見たキャリアパスには、所属企業での職務から得られる経験以外に[[自己啓発]]等により得られるスキルが含まれる<ref name=m-words />。そのため状況によっては、転職により複数の企業を渡り歩くことや、必要に応じて大学等の教育機関に戻り教育を受け直すことも選択肢となりうる。<br />
<br />
== 脚注 ==<br />
{{脚注ヘルプ}}<br />
{{Reflist}}<br />
<br />
== 外部リンク ==<br />
*[http://kotobank.jp/word/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%91%E3%82%B9 キャリアパス とは - コトバンク]<br />
*[http://www.jil.go.jp/kokunai/blt/backnumber/2011/12/028-046.pdf 遣労働者の働き方とキャリアパス]<br />
*[http://medical.nikkeibp.co.jp/all/info/mag/nhc/books/careerpath3/pdf/sample02.pdf 人事管理制度における キャリアパスの位置づけ]<br />
<br />
{{Economy-stub}}<br />
{{デフォルトソート:きやりあはす}}<br />
[[Category:経営学]]<br />
[[Category:労働]]</div>
124.33.203.210
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