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<p>111.87.58.66: /* 110年代 */</p> <hr /> <div>{{centurybox}}<br /> [[ファイル:Gandhara Buddha (tnm).jpeg|right|thumb|240px|[[クシャーナ朝]]の全盛期。[[カニシカ王]]の時代に現在の[[パキスタン]]にある[[ガンダーラ]]で多くの仏像が作られた。画像は[[東京国立博物館]]蔵のガンダーラの仏像。]]<br /> [[File:British Museum Asia 14.jpg|thumb|right|240px|[[デカン高原]]の[[サータヴァーハナ朝]]。ローマ帝国との[[インド洋]]貿易を通じて南インドも活況を呈した。画像はこの王朝で作られた「{{仮リンク|アマラヴァティ・マーブル|en|Amaravati Marbles}}」で[[仏陀]]を記念したもの（[[大英博物館]]蔵）。]]<br /> [[ファイル:Mexico SunMoonPyramid.jpg|right|thumb|270px|[[ティオティワカン]]。[[メキシコシティ]]の北東50キロにある遺跡でこの当時新大陸で最大の宗教都市遺跡であった。1世紀から2世紀半ばまでをツァクアリ相と呼び、画像の「太陽のピラミッド」と「月のピラミッド」はこの時期に建設された。]]<br /> [[ファイル:Wu Family Shrine chariots and horses.jpg|right|thumb|240px|「武氏祠画像石」。2世紀半ばに建てられた[[山東省]][[嘉祥県]]の武宅山の麓にある豪族武氏一族の石祠の画像石。この時代の人々の世界観が表れている。]]<br /> [[ファイル:Gansu Museum 2007 257.jpg|thumb|right|250px|{{仮リンク|銅奔馬|zh|铜奔马}}。西域への通路でもあった[[武威市|武威]]（[[甘粛省]]）は後漢後期に造営された雷台漢墓で有名である。画像は雷台漢墓から出土した銅奔馬で、その疾走する姿から「馬踏飛燕」の別名がある。]]<br /> [[File:Dahuting tomb banquet scene with jugglers, Eastern Han Dynasty, mural.jpg|thumb|right|250px|{{仮リンク|打虎亭漢墓|zh|打虎亭汉墓}}。[[河南省]]密県にある後漢後期の漢弘農郡の太守張徳の墓。画像は色鮮やかに残る祝宴の壁画で、料理や遊興などの風俗に関しても貴重な資料となっている。]]<br /> [[ファイル:YoshinogariIseki.jpg|right|thumb|210px|[[倭国大乱]]。この時代には大規模な[[環濠集落]]が形成され軍事的な緊張があったと考えられる。紀元前3世紀から紀元後3世紀まで継続した[[吉野ヶ里遺跡]]は環濠集落の遺跡の代表である。]]<br /> [[File:Jewelry, Oc Eo culture, glass, precious and semiprecious stone - Museum of Vietnamese History - Ho Chi Minh City - DSC06112.JPG|thumb|right|250px|[[オケオ]]遺跡。[[ベトナム]]南部[[メコン]]・デルタに位置する遺跡で、中国の史書にある「[[扶南]]」の[[港市国家|港市]]と推定されている。画像は[[ホーチミン市]]歴史博物館にあるオケオ出土の宝飾品で、他にもローマ皇帝マルクス・アウレリウス帝の金貨も出土している。]]<br /> [[ファイル:15 colonna traiana da nord 03.jpg|thumb|right|250px|「[[トラヤヌスの記念柱]]」。[[五賢帝時代|五賢帝]]の2人目である[[トラヤヌス]]帝の末年までにローマ帝国の領土は最大に拡がった。画像の記念柱は[[ローマ]]に建立されたもので[[ドナウ川]]北岸の[[ダキア]]人との戦いが詳細にレリーフに刻まれている。]]<br /> [[File:Pantheon (Rome).jpg|right|thumb|220px|[[パンテオン]]。ローマのマルス広場に建てられた神殿で「パンテオン」とは「全ての神」を祀ることに由来する。現在の建物は[[ハドリアヌス]]帝による再建されたもので、ローマ帝国没落後はキリスト教会に転用されたため保存状態が良い。画像はパンテオンの頂上の開口部で[[オクルス]]（眼窓）と呼ばれている部位である。]]<br /> [[File:Milecastle 39 on Hadrian&#039;s Wall 2.jpg|right|thumb|200px|[[ハドリアヌスの長城]]。五賢帝の3人目であるハドリアヌス帝の時代にローマ帝国の範囲は属州[[ブリタニア]]から北方の[[カレドニア]]（[[スコットランド]]）との国境にまで及んだ。画像は長城に併設された{{仮リンク|マイル・キャッスル|en|Milecastle}}で、1ローマ・マイル（約1480ｍ）ごとに置かれていた砦である。]]<br /> [[ファイル:0 Marcus Aurelius Exedra - Palazzo dei Conservatori - Musei Capitolini (1).jpg|right|thumb|210px|五賢帝時代の終わり。五賢帝時代はローマ帝国の最盛期であり安定した統治が行われていたが、五賢帝最後の[[マルクス・アウレリウス]]帝の時代には帝国周辺の諸民族の動きが慌ただしくなってきた。画像は哲学者としても知られるマルクス・アウレリウス帝の騎馬像（[[カピトリーノ美術館]]蔵）。]]<br /> [[ファイル:Fayum-34.jpg|right|thumb|170px|繁栄する[[属州]][[アエギュプトゥス]]。ローマ帝国の穀倉エジプトでは豊かな生活が営まれていた。[[ファイユーム]]で発掘されたいわゆる「[[ミイラ肖像画]]」は多くの絵画作品が失われたこの時代の風俗の貴重な資料となっている。画像は[[ルーヴル美術館]]蔵の女性のミイラ肖像画。]]<br /> [[File:Libya 5453 Leptis Magna Luca Galuzzi 2007.jpg|thumb|right|250px|[[レプティス・マグナ]]。[[193年]]に[[セプティミウス・セウェルス]]がローマ皇帝に選出されるとその故郷であるレプティス・マグナは[[3世紀の危機]]が到来するまで北アフリカ随一の大都市として繫栄した。画像はこの遺跡のローマ式円形劇場。]]<br /> [[File:Gladiators from the Zliten mosaic 3.JPG|thumb|right|250px|「[[パンとサーカス]]」。2世紀初頭のローマの作家[[ユウェナリス]]の著作にこの言葉は怠惰と安逸に流れるローマ市民の生活を風刺するために用いられた。「[[サーカス]]（キルケンセス）」とは[[戦車競技]]や[[剣闘士]]の観戦の娯楽を指している。画像は200年ころ[[リビア]]の{{仮リンク|ズリテン・モザイク|en|Zliten mosaic}}に描かれた剣闘士。]]<br /> [[ファイル:Capua Mitra 01.JPG|right|thumb|230px|[[ミトラ教]]の隆盛。ローマ帝国には多くの宗教が混在していたが、イラン起源のミトラ教は軍人などから広範囲に広がった。画像はサンタ・マリア・カプア・ヴェーテレのミトラ教神殿壁画で牡牛を屠る姿の[[ミトラ]]神が描かれている。]]<br /> &#039;&#039;&#039;2世紀&#039;&#039;&#039;（にせいき）とは、[[西暦]][[101年]]から西暦[[200年]]までの100年間を指す[[世紀]]。<br /> <br /> == できごと ==<br /> * 2世紀初頭<br /> ** [[日本]]で石器が消滅し、鉄器が普及する（[[弥生時代]]後期）。<br /> ** [[ペルー]]で[[ナスカ文化]]がおこる。<br /> ** [[ティオティワカン]]の都市設計が行われる。<br /> *** 「月のピラミッド」「太陽のピラミッド」「死者の通り」が建設される。<br /> <br /> === 100年代 ===<br /> {{main|100年代}}<br /> * [[101年]]頃 - [[カンボジア]]で[[扶南]]が建国される。<br /> * 105年 - [[後漢]]の[[蔡倫]]が製紙法を改良する。<br /> * 106年<br /> ** [[ローマ皇帝]][[トラヤヌス]]が[[ダキア戦争]]に勝利し属州[[ダキア]]を設置。<br /> ** ナバテア王ラベル2世死去に伴い、トラヤヌス帝が[[ナバテア王国]]を征服して属州アラビアを設置。<br /> * 106年頃 - [[ガウタミープトラ・シャータカルニ]]王が即位し、[[サータヴァーハナ朝]]が最盛期を迎える。<br /> * 107年 <br /> ** [[倭国]]王[[帥升]]らが[[後漢]]の[[安帝 (漢)|安帝]]に[[生口]]160人を献上する。<br /> *** （後漢・[[永初 (漢)|永初]]元年、丁未；『[[後漢書]]』安帝紀、同東夷伝）。<br /> ** [[西域都護]]が廃止される。<br /> ** この頃、倭は朝鮮の[[弁韓]]・[[辰韓]]の鉄を盛んに輸入する（『[[三国志 (歴史書)|三国志]]』魏書韓伝）。<br /> <br /> === 110年代 ===<br /> {{main|110年代}}<br /> * 113年 - [[トラヤヌスのフォルム]]に[[トラヤヌスの記念柱]]が建設される。<br /> * 114年 - ローマ皇帝トラヤヌスの[[パルティア]]遠征（ - 117年）。属州アルメニアを獲得。<br /> * 114年頃 - ローマ帝国の属州[[アシア]]首府[[エフェソス]]に{{仮リンク|ケルススの図書館|en|Library of Celsus}}が建てられる（ - 117年頃）。<br /> * 115年 - ローマ皇帝トラヤヌスが属州メソポタミアを獲得。<br /> * 116年 - ローマ皇帝トラヤヌスが属州アッシリアを獲得。<br /> * 117年 - この頃、ローマ帝国の領土が最大となる。属州キリキアのセレヌスにてローマ皇帝トラヤヌスが死去。<br /> ** 養子の[[ハドリアヌス]]帝が即位。先帝の獲得した東方属州（アルメニア・メソポタミア・アッシリア）を放棄。<br /> * 118年 <br /> ** ハドリアヌス帝側近による四執政官事件。<br /> ** [[ティヴォリ]]の[[ヴィッラ・アドリアーナ (ティヴォリ)|ヴィッラ・アドリアーナ]]が着工される。<br /> <br /> === 120年代 ===<br /> {{main|120年代}}<br /> * 121年 - 後漢で鄧太后の死去に伴い、[[安帝 (漢)|安帝]]が鄧騭ら鄧一族を粛清し、蔡倫も連座する。<br /> * 122年 - [[ハドリアヌスの長城]]が着工される。<br /> * 124年 - 再建された[[パンテオン]]が完成する。<br /> * 125年 - 後漢で[[少帝懿]]の死去に伴い、孫程らが閻顕ら閻一族を粛清し、[[順帝 (漢)|順帝]]を擁立する。<br /> <br /> === 130年代 ===<br /> {{main|130年代}}<br /> * 130年頃 - [[インド]]の[[クシャーナ朝]]で[[カニシカ王]]が即位する（ - 170年頃）。<br /> ** カニシカ王の統治期間には諸説あるが、近年発見された「[[ラバータク碑文]]」によりその系譜は確定された。<br /> ** カニシカ王即位とほぼ同時期に作成されたのが「[[カニシカ王の舎利容器]]（[[ペシャーワル]]博物館蔵）」。<br /> * 131年 - ローマ皇帝ハドリアヌスがサルウィウス・ユリアヌスに命じ法典『永久告示録』を編纂させる。<br /> * 132年 - [[アテネ]]に[[ハドリアヌスの図書館]]が建てられる。<br /> * 135年<br /> ** ローマ帝国が[[ユダヤ人]]の蜂起を鎮圧（[[バル・コクバの乱]]）。<br /> *** [[エルサレム]]は「[[アエリア・カピトリナ]]」と名前を変えられ、ユダヤ人の立ち入りが禁止される（[[ディアスポラ]]）。<br /> ** [[フォロ・ロマーノ]]東端に帝政ローマ時代最大の神殿である[[ウェヌスとローマ神殿]]が完成する。<br /> * 138年 - ローマ皇帝ハドリアヌスが死去。[[アントニヌス・ピウス]]帝が即位。<br /> * 139年 - ハドリアヌスの霊廟（現[[サンタンジェロ城]]）が完成する（[[135年]] - ）。<br /> <br /> === 140年代 ===<br /> {{main|140年代}}<br /> * 142年 - [[アントニヌスの長城]]が着工される。<br /> * 147年頃 - [[倭国大乱]]（- 189年頃）。<br /> * 148年 - パルティア出身の仏教僧[[安世高]]が後漢の洛陽に来訪。<br /> <br /> === 150年代 ===<br /> {{main|150年代}}<br /> * 156年 - [[鮮卑]]の[[檀石槐]]が北[[匈奴]]を破り、モンゴル高原を統一する。<br /> * 159年 - 後漢の[[桓帝]]の命令で外戚の[[梁冀]]が誅殺される。<br /> **桓帝は功労者の宦官単超らを侯に封じ以後、外戚に代わり宦官が勢力を拡大。<br /> <br /> === 160年代 ===<br /> {{main|160年代}}<br /> * 161年 - ローマ皇帝アントニヌス・ピウスが死去。[[マルクス・アウレリウス・アントニヌス]]が即位。<br /> * 162年 - [[マルコマンニ戦争]]が起こる（ - [[180年]]）。<br /> * 166年<br /> ** 後漢で第一次[[党錮の禁]]が起こり、宦官が[[李膺 (後漢)|李膺]]ら清流派の官僚を弾圧する。<br /> ** [[日南郡]]（後漢）に大秦王安敦（マルクス・アウレリウス・アントニヌス）の使者が到着。<br /> * 169年 - 後漢で第二次党錮の禁が起こる。<br /> <br /> === 170年代 ===<br /> {{main|170年代}}<br /> * 175年 - [[ガイウス・アウィディウス・カッシウス]]の反乱。<br /> * 177年 - 属州ガリアのルグドゥヌム（現[[リヨン]]）でキリスト教迫害が起きる。<br /> <br /> === 180年代 ===<br /> {{main|180年代}}<br /> * 180年 - ローマ皇帝マルクス・アウレリウス・アントニヌスが[[ウィンドボナ]]で死去。その長男[[コンモドゥス]]が即位。<br /> * 180年頃 - 210年頃 - [[三輪山]]の北西麓一帯に[[纒向遺跡]]が出現（[[纒向編年|纒向1類]]）。<br /> * 184年 - 後漢で[[黄巾の乱]]が起こる。<br /> * 184年頃 - 倭国乱れ、互いに攻伐しあい（倭国大乱）、長い間盟主なし、と伝える（『[[魏志倭人伝]]』）。<br /> ** この後、[[卑弥呼]]が共立されて[[王]]となる（『魏志倭人伝』）。<br /> ** [[奈良県]][[天理市]]の[[東大寺山古墳]]より、「中平□年」（[[中平]]は184年 - 189年）の紀年銘を持つ[[大刀]]が出土している。<br /> * 188年 - 後漢の[[霊帝]]が[[西園八校尉]]の設置などの軍制改革を行う。<br /> * 189年 - 後漢で霊帝が死去し、少帝が即位。<br /> ** [[何進]]や[[袁紹]]らの宦官粛清の混乱で、[[董卓]]が少帝を廃し[[献帝 (漢)|献帝]]を擁立。<br /> <br /> === 190年代 ===<br /> {{main|190年代}}<br /> * 191年 - [[陽人の戦い]]で反董卓連合軍が董卓に勝利、董卓は洛陽から長安に遷都。<br /> * 192年<br /> ** [[董卓]]が[[王允]]と結んだ[[呂布]]に殺される。董卓の配下であった[[郭汜]]・[[李傕]]らが長安を奪取し王允を殺害。<br /> ** 後漢の支配下にあった[[日南郡]]の[[区連]]が蜂起し、独立して林邑（[[チャンパ王国]]）を建国。<br /> ** ローマ皇帝コンモドゥスが暗殺され、アントニヌス朝は断絶。<br /> * 193年 - [[ローマ内戦 (192年-197年)|内戦]]からローマで五皇帝が乱立（五皇帝の年）。<br /> ** この内戦を鎮圧した[[セプティミウス・セウェルス]]帝が即位し[[セウェルス朝]]が成立。<br /> ** セウェルス帝は[[属州アフリカ]]の[[レプティス・マグナ]]出身で、皇帝になると同時にこの都市の大開発を行う。<br /> * 196年<br /> ** 後漢の献帝が洛陽に帰還、さらに[[曹操]]の庇護を受け[[許昌市|許]]に遷都する。<br /> ** セウェルス帝が反対派についた[[ビュザンティオン]]を征服し破壊する。<br /> * 199年<br /> ** ローマで{{仮リンク|カリストゥスのカタコンベ|en|Catacomb of Callixtus}}が造営される。<br /> *** 助祭[[カリストゥス1世 (ローマ教皇)|カリストゥス]]（後に[[ローマ教皇]]）が[[アッピア街道]]沿いに作らせたもので歴代教皇の墓がある。<br /> <br /> === 200年代 ===<br /> {{main|200年代}}<br /> * 200年 - [[官渡の戦い]]で曹操が[[袁紹]]に勝利する。<br /> <br /> == 文化 ==<br /> * 105年 - 後漢の[[蔡倫]]が製紙法を改良する。<br /> <br /> == フィクションのできごと ==<br /> * 130年代 - ローマ帝国の浴場専門の建築技師であるルシウス・モデストゥスはひょんなことから現代の日本にタイムスリップにしてしまう。ルシウスは伊藤温泉の才媛小達さつきらとの交流を深めていく一方で皇帝ハドリアヌスにもその才能を見込まれていく（[[ヤマザキマリ]]『[[テルマエ・ロマエ]]』）。<br /> * 180年 - ローマ帝国の将軍マキシマス・デシマス・メレディウスは、皇帝マルクス・アウレリウスを息子コモドゥスが暗殺した陰謀に巻き込まれ、家族を殺された上に自らも奴隷に身分に落とされる。武勇に優れたマキシマスは[[剣闘士]]（グラディエーター）となり、コモドゥスへの復讐を誓う（[[リドリー・スコット]]監督の映画「[[グラディエーター]]」）。<br /> <br /> == 人物 ==<br /> === 地中海世界 ===<br /> * [[トラヤヌス]]（[[53年]] - [[117年]]） - [[ローマ皇帝]]（[[五賢帝]]の2人目）（在位[[98年]] - [[117年]]）・ローマ帝国の最大版図を実現した<br /> * [[ハドリアヌス]]（[[76年]] - [[138年]]） - ローマ皇帝（五賢帝の3人目）（在位[[117年]] - [[138年]]）・先帝の領土拡大政策を放棄する<br /> * [[アントニヌス・ピウス]]（[[86年]] - [[161年]]） - ローマ皇帝（五賢帝の4人目）（在位[[138年]] - [[161年]]）・先帝と同じく国内安定政策を継承<br /> * [[マルクス・アウレリウス・アントニヌス|マルクス・アウレリウス]]（[[121年]] - [[180年]]） - ローマ皇帝（五賢帝の最後）（在位[[161年]] - [[180年]]）・哲学者として『[[自省録]]』を残す<br /> * [[コンモドゥス]]（[[161年]] - [[192年]]） - ローマ皇帝（在位[[180年]] - [[192年]]）・マルクス・アウレリウスの子・暗殺され血統は断絶<br /> * [[セプティミウス・セウェルス]]（[[146年]] - [[211年]]） - ローマ皇帝（在位[[193年]] - [[211年]]）・[[セウェルス朝]]の創始者<br /> * [[シメオン (クロパの子)|シメオン]]（？ - [[107年]]） - [[キリスト教]]の2代目[[エルサレム主教]]・イエスの従兄弟・トラヤヌス帝の治世に迫害で殉教したか<br /> * [[デケバルス]]（？ - [[106年]]） - [[ダキア人|ダキア族]]の王（在位[[87年]] - [[106年]]）・[[トラヤヌス]]との[[ダキア戦争]]で敗北し自殺<br /> * [[プルタルコス]]（[[46年]]/[[48年]]頃 - [[127年]]頃） - ローマ帝国のギリシア語著述家・著作に『[[対比列伝]]（英雄伝）』などがある<br /> * [[エピクテトス]]（[[55年]] - [[135年]]） - ローマ帝国のギリシア語著述家・もとは奴隷だったが解放されストア派哲学者となる<br /> * [[タキトゥス]]（[[55年]]頃 - [[120年]]頃） - ローマ帝国の政治家・歴史家・『[[ゲルマニア (書物)|ゲルマニア]]』や『同時代史』を著す<br /> * [[アッリアノス]]（2世紀前半） - ローマ帝国のギリシア語著述家・政治家・歴史家として『アレクサンドロス東征記』を著す<br /> * [[ユウェナリス]]（[[60年]] - [[130年]]） - ローマ帝国の風刺詩人・弁護士・『風刺詩集（サトゥラェ）』の著者<br /> * [[バル・コクバ]]（？ - [[135年]]） - 属州ユダヤで[[バル・コクバの乱]]を指揮した革命指導者・[[ラビ・アキバ]]に[[救世主]]（メシア）とされる<br /> * [[ダマスカスのアポロドーロス|ダマスカスのアポロドロス]]（2世紀半ば） - ローマ帝国の建築家・技術者・[[トラヤヌスの記念柱]]のほか[[パンテオン]]改修にも携わる<br /> * [[セクストゥス・ユリウス・セウェルス|ユリウス・セウェルス]]（2世紀半ば） - ローマ帝国の政治家・[[ハドリアヌスの長城]]を建設し[[バル・コクバの乱]]を鎮圧<br /> * [[ポリュカルポス]]（[[69年]]頃 - [[155年]]頃） - キリスト教神学者・[[アシア属州]]の[[スミルナ]]の主教・殉教者として死ぬ<br /> * [[ガイウス・スエトニウス・トランクィッルス|スエトニウス]]（[[70年]]頃 - [[140年]]頃） - ローマ帝国の歴史家・政治家・カエサルからドミティアヌスまでを『皇帝伝』でまとめる<br /> * [[クラウディオス・プトレマイオス]]（[[83年]]頃 - [[168年]]頃） - ローマ帝国の天文学者・数学者・地理学者・『[[アルマゲスト]]』の著者<br /> * [[バシレイデース|バシレイデス]]（[[85年]]頃 - [[145年]]頃） - 初期[[グノーシス主義]]の教師・アレクサンドリア出身・バシレイデス派の祖<br /> * マルクス・コルネリウス・フロント（[[100年]]頃 - [[166年]]頃） - ローマ帝国の雄弁家・マルクス・アウレリウス帝の師・皇帝との往復書簡が現存<br /> * [[ユスティノス]]（[[100年]]？ - [[162年]]？） - キリスト教神学者・ギリシア哲学の概念を用い護教家として『第一弁明』『第二弁明』を執筆<br /> * [[マルキオン]]（[[100年]]？ - [[160年]]？） - ローマで活躍した属州アシアの[[シノペ]]出身のキリスト教徒・その教説は[[異端]]とされる<br /> * ヘロデス・アッティコス（[[101年]] - [[177年]]） - ローマ帝国の富豪・妻レギッラを追悼するためアテナイにオデイオン（音楽堂）を建設<br /> * [[パウサニアス]]（[[115年]]頃 - [[180年]]頃） - ローマ帝国のギリシア語著述家・旅行家・地理学者として『ギリシア案内記』を著す<br /> * [[ルキアノス]]（[[120年]]頃 - [[180年]]以後） - ローマ帝国のギリシア語著述家・著作に『[[本当の話]]』『神々の対話』などがある<br /> * [[アプレイウス]]（[[123年]]頃 - ？） - 属州[[アフリカ]]・マダウロス出身のラテン語著述家・『変身物語（黄金のロバ）』の作者<br /> * [[アテナイオス]]（？ - [[192年]]以降） - 属州エジプト・[[ナウクラティス]]出身のギリシア語著述家・『[[食卓の賢人たち]]』の作者<br /> * モンタヌス（2世紀後半） - キリスト教神学者・[[フリュギア]]でキリスト再臨と世界の終末を唱え禁欲主義を掲げる[[モンタノス派|モンタヌス派]]を形成<br /> * ケルソス（2世紀後半） - ローマ帝国の哲学者・著作『真正な教え』でキリスト教批判を行う・[[オリゲネス]]の『ケルソス駁論』の標的とされる<br /> * [[カルデア人]]ユリアノス（2世紀後半） - 属州アシアで活躍した神秘主義者・降神術を含んだ『カルデア人の神託』を編纂し新プラトン主義に影響<br /> * [[アルテミドロス]]（生没年不詳） - 属州アシア・[[エフェソス]]出身のギリシア語著述家・『夢判断の書』『鳥占い』『手相占い』がある<br /> * エフェソスのソラノス（生没年不詳） - ローマ帝国の医師・急性病と慢性病の違いや精神障害についての研究が残る・産婦人科学にも貢献<br /> * [[ガレノス]]（[[129年]]頃 - [[200年]]頃） - ローマ帝国の医師・その学説は以後1000年以上にわたりヨーロッパで尊重された<br /> * [[エイレナイオス]]（[[130年]]頃 - [[202年]]） - キリスト教神学者（護教家）・属州[[ガリア]]の[[リヨン]]の司教・『異端反駁』の著者<br /> * [[ガイウス (法学者)|ガイウス]]（[[130年]]頃 - [[180年]]頃） - ローマ帝国の[[法学者]]で『法学提要』の著者・私法全体を「人・物・訴訟」の3つの体系に分類<br /> * [[イェフーダー・ハン＝ナーシー]]（ユダ・ハナシー）（[[135年]]頃 - [[220年]]頃） - ユダヤ人指導者・[[口伝律法]]を[[ミシュナ]]として編纂させる<br /> * [[アエミリウス・パーピニアーヌス|アエミリウス・パピニアヌス]]（[[150年]]頃 - [[212年]]） - ローマ帝国の法学者で『定義録』『解答録』の著者<br /> * [[セクストス・エンペイリコス]]（[[160年]]頃 - [[210年]]頃） - 哲学者・医師・『ピュロン主義哲学の概要』で古典古代の[[懐疑論]]を大成する<br /> * [[ロンゴス]]（2世紀 - 3世紀） - ローマ帝国のギリシア語著作家・レスボス島を舞台とした[[恋愛小説]]『[[ダフニスとクロエ (ロンゴス)|ダフニスとクロエ]]』を残す<br /> <br /> === パルティア ===<br /> * [[オスロエス1世]]（？ - [[129年]]） - [[アルサケス朝パルティア]]（西部）の王（在位[[109年]] - [[129年]]）・[[トラヤヌス]]に[[バビロニア]]を奪われる<br /> <br /> === インド ===<br /> * [[ガウタミープトラ・シャータカルニ]]（生没年不詳） - サータヴァーハナ朝の君主（在位[[106年]]頃 - [[130年]]頃）・王朝の最盛期を現出<br /> * [[カニシカ1世]]（生没年不詳） - クシャーナ朝の第4代君主（在位2世紀半ば）・[[仏教]]やその他の宗教を保護し王朝の最盛期を現出<br /> * [[馬鳴|アシュヴァゴーシャ]]（馬鳴）（[[80年]]頃 - [[150年]]頃） - クシャーナ朝の仏教僧侶・[[カニシカ1世]]に近侍・『ブッダ・チャリタ』の著者<br /> * [[クンダクンダ]]（生没年不詳） - [[ジャイナ教]]の[[阿闍梨|アーチャーリャ]]・[[ディガンバラ派]]（空衣派）の祖・著作には『サマヤサーラ』他がある<br /> <br /> === 東アジア ===<br /> ==== 後漢 ====<br /> * 鄧騭（？ - [[121年]]） - 後漢の政治家・妹は鄧太后（[[和帝 (漢)|和帝]]皇后）・鄧太后の死に伴う[[安帝 (漢)|安帝]]の親政で一族は滅ぼされる<br /> * [[蔡倫]]（[[50年]]？ - [[121年]]？） - 後漢の宦官・従来の製紙法を改良して作った「蔡侯紙」を[[和帝 (漢)|和帝]]に献上する<br /> * [[楊震]]（[[52年]] - [[124年]]） - 後漢の政治家・「関西の孔子」・諫言が疎まれ讒言で自決・弘農楊氏「四世三公」の祖<br /> * [[許慎]]（[[58年]]？ - [[147年]]？） - 後漢の儒学者・文字学者・最古の漢字字典『[[説文解字]]』の著者<br /> * [[張衡 (科学者)|張衡]]（[[78年]] - [[139年]]） - 後漢の政治家・天文学者・数学者・地理学者・[[渾天儀]]や[[地動儀]]を発明<br /> * [[馬融]]（[[79年]] - [[166年]]） - 後漢の学者・政治家・[[訓詁学]]の立場から経書に注釈をほどこす・[[鄭玄]]は弟子<br /> * [[曹騰]]（生没年不詳） - 後漢の宦官・[[大長秋]]・[[順帝 (漢)|順帝]]から[[質帝]]に仕え宮中を支配・曹操の義理の祖父<br /> * [[梁冀]]（？ - [[159年]]） - 後漢の政治家・外戚として順帝から[[桓帝 (漢)|桓帝]]までの政治を壟断し「跋扈将軍」と呼ばれる<br /> * [[安世高]]（生没年不詳） - 後漢に西域から渡来した訳経僧・パルティアの王子とされる・諸国を遊歴して洛陽に来訪<br /> * [[竇武]]（？ - [[168年]]） - 後漢の政治家・[[桓帝]]の外戚として清流派の[[陳蕃]]らと宦官の粛清を謀るも失敗（建寧の政変）<br /> * [[李膺]]（？ - [[169年]]） - 後漢の官僚・将軍・[[宦官]]の専権に対抗し名声を得たが党錮の禁で処刑される<br /> * [[王符]]（[[83年]] - [[170年]]） - 後漢の文人・官途には恵まれず隠棲して『潜夫論』を著わし時勢を批判<br /> * [[鄭玄]]（[[127年]] - [[200年]]） - 後漢末の学者・官吏・[[馬融]]の弟子・党錮の禁以後は著述に専念<br /> * 魏伯陽（生没年不詳） - 後漢末の道士・最古の[[煉丹術]]の著作『周易参同契』を著す<br /> * [[張角]]（？ - [[184年]]） - 後漢末の宗教家・[[太平道]]の教祖・黄巾の乱を起こし後漢を揺るがす<br /> * [[張陵]]（生没年不詳） - 後漢末の宗教家・[[五斗米道]]（天師道）の教祖・現在も残る[[正一教]]の遠祖<br /> * [[皇甫嵩]]（？ - [[195年]]） - 後漢末の将軍・黄巾の乱を鎮圧・董卓と対立するが屈服する<br /> * [[蔡ヨウ|蔡邕]]（[[132年]]/[[133年]] - [[192年]]） - 後漢末の政治家・儒者・書家として[[熹平石経]]の揮毫で知られる<br /> * [[何進]]（？ - [[189年]]) - 後漢末の政治家・[[霊帝]]の外戚・宦官の粛清を謀り地方の将軍たちに上洛を命じるが殺害される<br /> * [[張譲]]（[[135年]]？ - [[189年]]） - 後漢末の宦官・[[十常侍]]として宮廷で権力を握るが[[袁紹]]に粛清される<br /> * [[董卓]]（？ - [[192年]]） - 後漢末の武将・政治家・[[少帝弁|少帝]]を廃位し[[献帝 (漢)|献帝]]を擁立して[[長安]]に遷都するなど専権を極める<br /> * [[呂布]]（？ - [[198年]]） - 後漢末の武将・群雄の一人・董卓に重用され養子になる・後に裏切り董卓を暗殺<br /> * [[王允]]（[[137年]] - [[192年]]） - 後漢末の政治家・呂布と共謀して董卓を殺害する・董卓の部下に殺害された<br /> * [[華佗]]（？ - [[208年]]） - 後漢末の医師・薬学や鍼灸に才能を持ち[[曹操]]に侍医として仕える<br /> * [[張仲景]]（[[150年]]？ - [[219年]]） - 後漢末の官僚・医師として『[[傷寒論]]』『[[金匱要略方論]]』を著す<br /> * [[袁紹]]（[[154年]]以前？ - [[202年]]） - 後漢末の武将・政治家・宮廷の宦官勢力を殲滅・[[官渡の戦い]]で曹操に敗北<br /> * [[曹操]]（[[155年]] - [[220年]]） - 後漢末の豪族・献帝を擁立して丞相となり[[魏 (三国)|魏]]の基礎を築く（追号は武帝）<br /> <br /> ==== 鮮卑 ====<br /> * [[檀石槐]]（生没年不詳） - 鮮卑族の大人（部族長）・勢力の衰えた匈奴に代わりモンゴル高原を統一・後漢の懐柔策を拒否し翻弄する<br /> <br /> ==== 日本 ====<br /> * [[帥升]]（生没年不詳） - [[倭国]]の王・中国の史書（『後漢書』）に記載された固有名を持つ最古の日本人<br /> * [[卑弥呼]]（[[170年]]頃 - [[248年]]頃） - [[邪馬台国]]の女王（在位188年頃 - 248年頃）・倭国大乱の後に女王に推戴される&lt;!-- 鬼道に仕え、夫なく、弟が政治を助けたという。（『魏志』倭人伝）--&gt;<br /> &lt;!-- 壱与は3世紀の人物なので削除。--&gt;<br /> <br /> == 脚注 ==<br /> &#039;&#039;&#039;注釈&#039;&#039;&#039;<br /> {{Reflist|group=&quot;注&quot;}}<br /> &#039;&#039;&#039;出典&#039;&#039;&#039;<br /> {{脚注ヘルプ}}<br /> {{Reflist|3}}<br /> &lt;!-- == 参考文献 == --&gt;<br /> <br /> == 関連項目 ==<br /> * [[年表]]<br /> <br /> == 外部リンク ==<br /> * {{Commonscat-inline}}<br /> <br /> {{十年紀と各年| 世紀 = 2 | 年代 = 100 }}<br /> {{世紀}}<br /> <br /> {{デフォルトソート:2せいき}}<br /> [[Category:2世紀|*]]</div>

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