The Harimaya Bridge はりまや橋

提供: miniwiki
移動先:案内検索
The Harimaya Bridge
はりまや橋
監督 アロン・ウルフォーク
脚本 アロン・ウルフォーク
製作総指揮 ダニー・グローヴァー
與田尚志
金・ウィジュン
出演者 ベン・ギロリ
高岡早紀
清水美沙
ダニー・グローヴァー
音楽 丸山和範
撮影 中堀正夫
編集 ジョン・コニグリオ
製作会社 日本の旗 ラテルナ
アメリカ合衆国の旗 イレブンアーツ
大韓民国の旗 SSD
配給 日本の旗 ティ・ジョイ
アメリカ合衆国の旗 イレブンアーツ
公開 日本の旗 2009年6月6日 高知
日本の旗 2009年6月13日
上映時間 120分
製作国 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
大韓民国の旗 韓国
言語 日本語
英語
テンプレートを表示

The Harimaya Bridge はりまや橋』は、2008年2009年製作、2009年6月6日高知先行、同13日日本全国公開[1]日本アメリカ合衆国韓国による3か国合作映画である[2]。ロケ地は、日本の高知県内と米国のサンフランシスコである。『リーサル・ウェポン』、『カラーパープル』、『ブラインドネス』などに出演しているハリウッドの国際的スター俳優ダニー・グローヴァーがエグゼクティヴ・プロデューサーとなり、出演もする[3]

概要

23歳になる1992年から1年間[4]文部省(現在の文部科学省)により、高知県高岡郡佐川町外国語指導助手(ALT)として派遣され[5]、四季を通じて高知に暮らしたアロン・ウルフォークが、帰国後の1993年ニューヨーク市コロンビア大学大学院芸術学科映画専攻で学び[6]、みずからの長篇劇映画第1作のメイン舞台に高知を選んだ。

ウルフォークの住むロサンゼルス[6]で劇団「ロビー・シアター・カンパニー」を1994年に設立、多文化主義の演劇と後進の育成にも力を注ぎ活動を続けるダニー・グローヴァーベン・ギロリ[7]が、ともに本作に出演する。ウルフォークは同劇団のために戯曲も執筆している[8]が、ウルフォークのこのデビュー作で、ふたりは、スティーヴン・スピルバーグ監督の『カラーパープル』(1985年)以来、映画では23年ぶりの共演を果たす[9]

本作の製作は、2008年5月、第61回カンヌ国際映画祭で、エグゼクティヴ・プロデューサーのグローヴァーが選んだ女優高岡早紀のヒロインとしての出演とともに発表された[3]。同年6月3日 - 7月5日、高知ロケを行ない[2]、同年7月25日未明のサンフランシスコロケのクランクアップ[10]を経て12月完成、翌2009年のカンヌ国際映画祭への出品を目指し、日本公開は2009年[2]6月6日にTOHOシネマズ高知で先行公開、同13日に全国公開である[1]。本作は、「アフリカ系アメリカ人監督が初めて日本で撮影した映画」となる[2]

2009年3月31日新宿駅東口のステーションスクエアで行なわれた、misonoと姉・倖田來未とのコラボシングル『It's all Love!』発売記念シークレットライヴの席上で、misonoは、本作の全世界統一主題歌を、自らが作詞して歌っていることを発表した[11]。misonoによる本作の主題歌『終点 〜君の腕の中〜』は同年6月10日に発売された[12]

同年5月13日 - 同月24日に開催された第62回カンヌ国際映画祭マルシェで上映され[13]、同映画祭では、ダニー・グローヴァーが高知について「人々が大切である」旨を、ウルフォークについては「自らの体験を普遍的な作品へと進化させる繊細さとバランスがある」旨を語った[14]。同年10月15日 - 同月25日にアメリカ合衆国ハワイ州ホノルルおよびワイキキ等で開催される第29回ハワイ国際映画祭に正式出品されることが決定した[15][16]。同映画祭は、小栗康平の『泥の河』、山田洋次の『たそがれ清兵衛』がグランプリを獲得した映画祭である[17]

キャスト

スタッフ

関連事項

  1. 1.0 1.1 #外部リンクの公式サイトの記述を参照。
  2. 2.0 2.1 2.2 2.3 “ダニー・クローバー&高岡早紀が人種問題語る。日・米・韓合作「はりまや橋」”. eiga.com. (2008年7月4日). http://eiga.com/news/20080704/7/ . 2011閲覧. 
  3. 3.0 3.1 アサヒ・コム記事「高岡早紀がハリウッド映画主演で海外進出」(2008年5月22日付、リンク切れ)の記述を参照。
  4. 橋本大二郎公式ブログ内の「橋本大二郎です: 映画「はりまや橋」(2月19日)」(2007年2月26日付)の記述を参照。
  5. 高知新聞サイト内の記事「映画「はりまや橋」撮影安全祈願 きょうクランクイン」(2008年6月3日)の記述を参照。
  6. 6.0 6.1 アロン・ウルフォークの公式サイト「Aaron Woolfolk」(英語)の自筆による記述を参照。
  7. ロビー・シアター・カンパニー」および「en:Robey Theatre Company」の記述を参照。
  8. アロン・ウルフォーク」および「en:Aaron Woolfolk」の記述を参照。
  9. 「」と「Bennet Guillory (同、英語)」の両フィルモグラフィを参照して判断した。
  10. ロサンゼルスの日系新聞「Sports J」の公式ブログの記事「映画「はりまや橋」記者会見に行ってきた|Jスポじゃないよ (仮)」(2008年8月6日付)の記述を参照。
  11. 11.0 11.1 ニュースサイト「ナタリー」内の記事「倖田來未×misono、新宿駅東口でシークレットライブ」(2009年3月31日付)の記述を参照。
  12. #外部リンク欄の公式サイト内の記事「6/10 misono主題歌、本日発売!」(2009年6月10日付)の記述を参照。
  13. #外部リンク欄の公式サイト内の記事「6/6 第62回カンヌ国際映画祭リポート」(2009年6月7日付)の記述を参照。
  14. バラエティ・ジャパン公式サイト内の記事「『The Harimaya Bridge はりまや橋』ダニー・グローヴァー 人間としてアートとして、文化と人種の橋になる」(2009年5月28日付)の記述を参照。文面の直接の引用は避けた。
  15. CINEMA TOPICS ONLINEサイト内の記事「映画『The Harimaya Bridge はりまや橋』第29回ハワイ国際映画祭に出品決定!!」(2009年6月9日付)の記述を参照。
  16. #外部リンク欄の公式サイト内の記事「6/9 ハワイ国際映画祭 正式出品決定!」(2009年6月9日付)の記述を参照。
  17. en:Hawaii International Film Festival」の項の記述を参照。

外部リンク