JALラウンジ
JALラウンジ (ジャルラウンジ、英: JAL Lounge) は、日本航空 (JAL) が運営するラウンジ(特別待合室)である。
概要
JAL が設置するラウンジは、国際線搭乗者用と国内線搭乗者用がある。
- 国際線搭乗者向けにJALファーストクラスラウンジ・サクララウンジ・JALラウンジがある[1]。
- 国内線搭乗者向けにダイヤモンドプレミアラウンジ・サクララウンジがある[2]。
これらは高品質なインテリアと余裕のある空間に加え、無料でさまざまなサービスが提供される。
利用基準はJALマイレージバンク (JMB) の会員ステイタス、または、搭乗クラスによって決められている[3][4]。 また、JALが所属する航空連合「ワンワールド」の上級会員ステータスを所持していて利用基準に合致した場合でも利用できる。
ただし、羽田空港の国内線サクララウンジに限ってはこの利用基準に合致しない者でも別途料金を支払えば利用できる。なお、エコノミークラス利用者でも特定便を利用する場合は無料で利用可能な場合がある。2017年10月現在は羽田発ロンドン行きJL041便限定で、5階のサクララウンジを一部のサービスを除いて利用出来る[5]。
サービス
サクララウンジでは、ソファ席とテーブル席が用意されるほか、ファクス・コピー機・無線LAN・シャワー室・喫煙室・トイレなどが準備されたコーナーがあり、無料でソフトドリンク・アルコール類(ビールを中心とするが、福岡空港では焼酎が用意されたり那覇空港では泡盛が用意されたりするなど、地方によって異なる。)・つまみ・新聞(当日の地元紙や英語もしくは地元の言語の新聞を中心とした朝刊・夕刊)・雑誌・機内誌「SKYWARD」が提供される。他には、「こどもラウンジ」・「レディースラウンジ」もある。
また、空港によっては、マッサージ室や更衣室が設置されていたり、無料で軽食も準備されている。国際線のサクララウンジでは、軽食を摂れるように、パン・寿司・おにぎりや「うどんですかい」などが供されていることもあるが、各空港のサクララウンジごとに提供されるサービスが異なる。東京国際空港・成田国際空港の国際線で供される「JAL特製オリジナルビーフカレー」は名物となっている。
JALファーストクラスラウンジ・ダイヤモンドプレミアラウンジでは、サクララウンジのサービスに加え、専用のカウンター・手荷物クローク・保安検査場が用意されている。ラウンジのレセプションで航空券のステータスプリントを確認した後、ラウンジ内の保安検査場でセキュリティチェックが行われる。チェック項目は通常の保安検査場と同一だが、搭乗客への扱いはより丁重に行われる。
ラウンジ設備はサクララウンジとほぼ同等だが、サクララウンジには無いマッサージチェアが準備され、パン・おにぎり・スープ等の無料サービスがある。使い捨てのコースター・ナプキン・おしぼりが専用の仕様である。また、最大の特徴として、繁忙時間帯でもサクララウンジで発生するような満席にはならない。
なお、サクララウンジと同様に、JMBダイヤモンド (JML)・JGCプレミア (JGP) については本人以外に同伴者1人も利用可能だが、搭乗する機材のファーストクラス席利用はファーストクラスの搭乗券を持つ本人のみとなる。また、ここでは、JALファーストクラスラウンジ・ダイヤモンドプレミアラウンジクーポン以外のラウンジクーポンを使用できない。
JALファーストクラスラウンジ・ダイヤモンドプレミアラウンジ・サクララウンジはハブ空港にのみ設置されている。それ以外の空港にはJALラウンジや他社との共有ラウンジ(青森空港・中部国際空港・岡山空港・宮崎空港など)が設置されている。利用基準はJALラウンジ等でも基本的に共通である。
ラウンジ設置空港
日本航空 (JAL) の航空路線が設定されている空港を抜粋し、同社の運営ラウンジを記載する。他の空港ではワンワールド加盟航空会社との共用ラウンジなどが提供される。
- 日本国内の空港にある国際線のサクララウンジの場合には、チェックイン時に搭乗券に入室できるラウンジ名がプリントされる。
- 外国の空港にある国際線のサクララウンジの場合には、チェックイン時にラウンジの入室カードが手渡されることが多い。
国際線
- 成田国際空港
- JALファーストクラスラウンジ - 本館(3F,4F)、サテライト
- サクララウンジ - 本館(3F,4F)、サテライト
- JAL LOUNGE with American Airlines[6]
- 東京国際空港
- JALファーストクラスラウンジ
- サクララウンジ - 本館、スカイビュー
- 中部国際空港 サクララウンジ
- 関西国際空港 サクララウンジwing
- ホノルル国際空港 サクララウンジ
- サンフランシスコ国際空港 サクララウンジ
- フランクフルト空港
- JALファーストクラスラウンジ
- サクララウンジ
- 台湾桃園国際空港 JAL桃園空港ラウンジ
- スワンナプーム国際空港 サクララウンジ
- ニノイ・アキノ国際空港 サクララウンジ
国内線
- 新千歳空港
- ダイヤモンドプレミアラウンジ[7]
- サクララウンジ
- 仙台空港 サクララウンジ - 32席
- 成田国際空港 サクララウンジ - 102席
- 東京国際空港
- ダイヤモンドプレミアラウンジ - 南ウイング:117席、北ウイング:186席
- サクララウンジ - 南ウイング:350席、北ウイング:392席
- 小松飛行場 サクララウンジ - 55席
- 大阪国際空港
- ダイヤモンドプレミアラウンジ - 112席
- サクララウンジ - 175席
- 関西国際空港 サクララウンジ - 52席
- 広島空港 サクララウンジ - 41席
- 松山空港 サクララウンジ - 24席
- 福岡空港
- ダイヤモンドプレミアラウンジ
- サクララウンジ
- 鹿児島空港 サクララウンジ - 39席
- 熊本空港 サクララウンジ - 32席
- 那覇空港
- ダイヤモンドプレミアラウンジ
- サクララウンジ - 85席[8]
関連項目
出典
- ↑ “ラウンジサービス” (日本語). 日本航空. . 2013閲覧. - 国際線
- ↑ “ラウンジサービス” (日本語). 日本航空. . 2013閲覧. - 国内線
- ↑ “搭乗クラス別ご利用基準(ラウンジサービス)” (日本語). 日本航空. . 2013閲覧. - 国際線ラウンジサービスの搭乗クラス別利用基準
- ↑ “ご利用基準(ラウンジサービス)” (日本語). 日本航空. . 2013閲覧. - 国内線ラウンジサービスの搭乗クラス別利用基準
- ↑ 羽田発ロンドン行きJL041便限定ラウンジサービスについて - 日本航空 (2017年10月30日閲覧)
- ↑ 提携航空会社であるアメリカン航空のラウンジ「アドミラルズクラブ」内で、JAL独自のサービスを実施している。
- ↑ “新千歳空港 JALの国内線ラウンジのリニューアル工事実施について” (プレスリリース), 日本航空 . 2015閲覧.
- ↑ “那覇空港国内線サクララウンジ リニューアルオープン” (プレスリリース), 日本航空, (2017年2月17日) . 2017閲覧.