JA三井リース

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JA三井リース株式会社(ジェイエイみついリース、英語: JA Mitsui Leasing, Ltd.)は、東京都中央区に本社を置く、日本の大手総合リース会社である。三井系の三井リース事業株式会社とJA系の協同リース株式会社との経営統合により、2008年3月に発足した。略称はJAML

三井広報委員会[1]・月曜会・三井文庫[2]の加盟企業である。

概要

2008年(平成20年)4月に、JA系統の協同リース株式会社と三井・商社系統の三井リース事業株式会社の共同持株会社としてJA三井リース株式会社が設立され、同年10月にJA三井リース株式会社を存続会社として上記3社が合併し誕生した。JA系統と三井・商社系統のバックボーンを併せ持つ稀有な企業であり、それぞれの専門性や販売チャネルを活かした事業活動を得意とする。

業容

設立経緯からJA組織との関わりが深く、農業機械・生産設備のリース・ファイナンス取扱高は業界トップ。2017年5月には、高額なコンバインなどの農業機械を複数の農家でシェアして利用する「農機シェアリース」が事業化された[3]。このほか、医師の独立開業サポートを中心に、不動産分野と提携した医療モールの開発などを手掛けるメディカル事業(Medit)や、日本型オペレーティングリースを用いた船舶リース、太陽光発電バイオマス発電などの環境エネルギー分野などに強みを持つ。

近年は成熟した国内市場を背景に成長著しい海外での事業に注力しており、2015年6月にシンガポールの重機レンタル大手への出資、2017年8月にはブラジルにおいて3,000両の鉄道貨車レンタルを行う三井物産グループ出資の特定目的会社(SPC)の株式の50%を譲り受け、南米での鉄道貨車レンタル事業へ参入した[4]

沿革

  • 1971年昭和46年)03月 - 三井物産のリース事業部が分離し、三井リース事業株式会社設立。
  • 1972年(昭和47年)03月 - 協同リース株式会社設立。
  • 1978年(昭和53年) 12月 - 株式会社同栄社(現・協同ライフケア)設立)。
  • 2002年平成14年)10月 - 三井リース事業、西日本総合リース(現・JA三井リース九州)に出資。
  • 2004年(平成16年)
  • 2005年(平成17年)09月 - 協同リース、協同オートリース(現・JA三井リースオート)を設立。
  • 2006年(平成18年)03月 - 三井リース事業、みちのくリースに追加出資。
  • 2007年(平成19年)07月 - 三井リース事業、中央三井リース(後・三井CMリース)に出資。
  • 2008年(平成20年)
    • 04月 - 協同リースと三井リース事業の共同持株会社として、JA三井リース株式会社設立。
    • 10月 - JA三井リースが、協同リース、三井リース事業を吸収合併
  • 2009年(平成21年)
    • 07月 - 本社を品川区東五反田へ移転。
    • 10月 - 三井物産と農林中央金庫を引受先とする600億円の第三者増資を実施。
  • 2012年(平成24年)06月 - ユナイトの保有株式のうち66.85%をカナモトに売却。
  • 2013年(平成25年)
    • 04月- 大林プロパティマネジメント(現・JAMLモールマネジメント)の95%の株式を取得し、連結子会社化。
    • 12月 - 三井CMリースを会社清算。
  • 2015年(平成27年)04月 - みちのくリースの保有株式のうち75%をみちのく銀行に譲渡(持分法適用関連会社となる)[5]
  • 2016年(平成28年)01月 - 本社を中央区銀座へ移転[6]

主な関連会社

子会社117社及び関連会社7社で構成される[7]

連結子会社

持分法適用関連会社

脚注・出典

  1. 三井広報委員会
  2. 公益財団法人 三井文庫【賛助会社】
  3. http://www.jamitsuilease.co.jp/news/pdf/20161130.pdf
  4. http://www.jamitsuilease.co.jp/news/pdf/20170807.pdf
  5. 子会社株式の譲渡に関する基本合意書締結のお知らせ (PDF)”. JA三井リース株式会社 (2014年12月25日). . 2016-8-28閲覧.
  6. 本社移転のお知らせ (PDF)”. JA三井リース株式会社 (2015年10月29日). . 2016-8-28閲覧.
  7. 『JA三井リース株式会社 有価証券報告書 第8期(2016年3月期)』

外部リンク


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