720p

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720p(ななひゃくにじゅう - ぴー)は、ハイビジョンHDTV(高精細テレビ)に含まれる映像規格の一つ。 画面アスペクト比は16:9で、有効垂直解像度720本かつ、インターレースではなく順次走査(プログレッシブ)の動画を指す略称である。

正方形比率ピクセルにおいて1280×720、 0.9メガピクセル(92万1600画素)の動画となる。ブラウン管では走査線は750本であり有効走査線は720本である。そのため750pと表記されることも多い。1080i、フルハイビジョンの解像度を満たしていなくても720pを満たしていれば「ハイビジョン」を名乗ることができる。

順次走査なので1080iより劣る規格ではなく、水平走査周波数はむしろ1080iより多い。720pは日本の放送規格ISDBで放送できる[注 1]。またはWXGAとも呼ばれる。フレームレートは59.94がよく使われる[注 2]D端子ではD4。

名称

  • JEITAによる定義では1080i、1080pとともにハイビジョンに含まれる[1]
  • D端子から「D4」
  • 750p、すべての走査線の数を表したもの
  • SMPTEによる分類では、「SMPTE 292M」に1080iとともに含まれる。
  • 固定画素ディスプレイにおける画面解像度「WXGA」である。

撮影

  • 世界初の家庭用720p撮影カメラは、2003年のビクターGR-HD1。(30フレームまで)[2]

ディスプレイ

  • CRTコンピュータ、CRTテレビ受像機における水平走査周波数は以下のとおりである[3]
    45.00kHz 60hz
    37.50kHz 50hz
    33.75kHz (1035i/60、1080i/59.94) のみ対応するCRTは変換して表示。
  • 1280×720は「ハイビジョン」受像機として普及した、現在では大型液晶テレビ、プラズマテレビはフルスペックハイビジョン (1080i) がほとんどである。

放送

  • ISDB
  • DVB
  • ATSC
    アメリカのabcやfoxの全米ネットワークは720pで放送を行なっている。

録画・再生フォーマット

伝送ケーブル

アナログ

デジタル

動画サイト

  • YouTubeでは2008年より対応している「&fmt=22」のパラメーターで再生できる[5]

デジタルシネマ

ゲーム

比較

350px

  • 1080(シアン)720(グリーン)480(レッド)

300px

出典

  1. JEITA
  2. http://www3.jvckenwood.com/dvmain/gr-hd1/index.html GR-HD1 Victor
  3. http://panasonic.biz/projector/d8000/spec_dz8700.html 仕様[PT-DZ8700]panasonic
  4. http://panasonic.jp/support/bd/info/d_terminal.html panasonic
  5. http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2008/12/19/21925.html YouTube、HD対応動画がすべてHD画質で再生可能に internet watch 2008年11月
  6. http://panasonic.co.jp/ism/varicam/varicam3.html デジタルシネマカメラ panasonic

脚注

  1. 日本ではアナログによるMUSE方式のハイビジョンでは規格外の映像であったため、BSによるデジタルハイビジョンの開始で放送できるようになった。
  2. 他に60P、50P、24P、30P、25P


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