高見山

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高見山(たかみさん、たかみやま)は、奈良県吉野郡東吉野村三重県松阪市(旧飯南郡飯高町)との境界にある山である。標高は1,248.4m。台高山脈の北端に位置しており、奈良県側の紀ノ川支流の高見川(平野川・杉谷川)と、三重県側の櫛田川の源頭になる。また、この山付近を中央構造線が通っている。関西では冬に霧氷樹氷を見ることができる登山先として有名。昔は高角山、高水山などと呼ばれた。東西に長い山容のため、南北方向から見るとなだらかな山に見えるが、東西方向から見ると尖って見える。その事から「関西のマッターホルン」の異名を持つ。

歴史

神武天皇東征の際、櫛田川から大和へと入ったとする説があり、山頂にはここに上って四方を見たと謂われる「国見岩」や、道案内を勤めた八咫烏を祀る高角神社がある。「我妹子を いざ見の山も高みかも 大和の見えぬ 国遠みかも」と万葉集に歌われた、「いざ見の山」がこの高見山ではないかと言われている。

逸話

相撲の元関脇高見山関の名はこの山に由来するものではなく、偶然の一致[1]である。

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脚注

  1. 朝日新聞名古屋本社版朝刊『百景新話』(2008年2月13日

関連項目

外部リンク