高知東部交通
高知東部交通株式会社(こうちとうぶこうつう)は、高知県安芸市に本社を置きバス事業を行う会社である。
Contents
概要
高知県内のほぼ全域に路線を持っていた高知県交通(現・とさでん交通)の地域毎分社化により、主に高知県東部を担当する会社として設立された。
事業所
- Kōchi tōbu Aki01.JPG
本社・安芸営業所
- Kochi tobu Kotsu Muroto office.jpg
室戸営業所
乗り入れる市町村
運行路線
安芸 - 安田 - 奈半利 - 室戸 - 甲浦
- 安芸営業所 - 桜ヶ丘高校前 - あき総合病院 - 安芸駅 - 安田役場通 - 田野役場通 - 奈半利駅 - 奈半利 - 羽根船場 - 吉良川冨屋前 - 行当 - 室戸高校 - 室戸営業所 - 室戸岬 - 室戸岬ホテル前 - 室戸世界ジオパークセンター - 椎名学校前 - 佐喜浜支所前 - 野根 - 東洋町役場前 - 甲浦駅 - 甲浦岸壁[1]
室戸営業所→甲浦岸壁、安芸営業所 - 室戸世界ジオパークセンター(室戸高校を経由しない便あり)、室戸世界ジオパークセンター→安芸営業所(安芸駅を経由せず)、安芸営業所→奈半利(奈半利駅を経由せず)、奈半利→安芸営業所の区間便も設定される。あき総合病院は早朝の一部と夜間は経由しない[1]。
2007年(平成19年)4月1日に廃止された高知駅 - 高岡第一(ディープシーワールド)の便は土佐電ドリームサービスと共同運行で、高知駅 - 安芸営業所までは土佐電ドリームサービスの運転手が、安芸営業所 - 高岡第一(ディープシーワールド)は高知東部交通の運転士が運転した。そのため、高知東部交通の車両を土佐電ドリームサービスの運転士が運転する姿が見られた。2004年秋までは高知駅 - 甲浦岸壁の便が存在し、高知駅 - 安芸営業所、安芸営業所 - 室戸営業所、室戸営業所 - 甲浦岸壁と延べ3名の運転士によって運転された。
安芸 - 安田 - 馬路 - 魚梁瀬
安芸営業所 - 馬路役場前間の区間便も設定される[1]。安田役場通 - 魚梁瀬間は自由乗降区間で、区間内に安田駅前を含む。
安芸 - 高知線
- 安芸駅 - 安芸ヤマト前 - 安芸営業所 - 和食 - 夜須駅 - 赤岡南町 - 野市龍河洞通 - 後免町 - 小篭通 - JA高知病院 - 南国バイパス - 知寄町三丁目 - はりまや橋 - 桟橋車庫
- 安芸駅 - 安芸ヤマト前 - 安芸営業所 - 和食 - 夜須駅 - 赤岡南町 - 野市龍河洞通 - 後免町 - 小篭通 - JA高知病院 - 南国バイパス - 知寄町三丁目 - はりまや橋 - 県庁前
2017年10月1日とさでん交通より移管。
高速バス・空港連絡バス
- 国虎号(休止中)
神戸・大阪・京都への夜行高速バス。2011年(平成23年)2月4日運行開始[2][3]。2014年(平成26年)3月31日をもって運行休止。両社とも原則として独立3列シート車を使用して運行した。
- 安芸 - 高知龍馬空港(実証運行終了)
2015年(平成27年)8月1日から同年12月31日まで運行(一部期間は土日祝日のみ)。2016年(平成28年)以降の運行は計画されていない[4][5]。
- 他社高速バス路線の発券取扱
車両
大半が高知県交通から譲渡された旧式車両であったが、2002年(平成14年)よりノンステップバス導入による旧式車両の置き換えが順次行われている。主力は日野製中型車のRJ・HR系。日産ディーゼル(現:UDトラックス)U系(高知県交通譲渡車)が充当されることもある。幅が狭い道路を行く馬路・魚梁瀬便は小型車両で運行される。
なお、「国虎号」の運行開始時に近鉄バスより高速バス用車両(日野・セレガR GD)1台の譲渡を受けた。
- Kōchi tōbu Kōchi022C 0297.JPG
高知県交通からの移籍車両
- Kōchi tōbu Kōchi022A 0653.JPG
馬路・魚梁瀬便用の小型車両
- Kōchi tōbu Kōchi022A 0627.JPG
同
- Kochi Tobu Kotsu Gotogoto No.1 1.JPG
観光を主目的に運行されるボンネットバス
割引乗車券
室戸岬方面の観光客利便に2017年(平成29年)7月現在で以下の割引乗車券が発売される。高知東部交通では発売を行わない。
- 徳島・室戸・高知きっぷ
- 高知 - 徳島間を安芸・室戸・甲浦経由で利用できる、2日間有効のJR特別企画乗車券。高知東部交通は安芸駅 - 奈半利駅 - 室戸 - 甲浦駅間で片道利用できる[8]。
- 幕末維新博 安芸・室戸フリーきっぷ
- 志国高知 幕末維新博開催に合わせた、2日間有効のJR特別企画乗車券。高知東部交通は一般路線全区間を利用できる[9]。
- 室戸ジオパーク観光フリーきっぷ
- 高知空港到着便利用者限定。高知東部交通は一般路線全区間を2日間利用できる[10]。
発売終了した乗車券では、JR四国発行の「安芸・室戸観光きっぷ(旧安芸・室戸フリーきっぷ)」、JR各社発行の「周遊きっぷ 徳島・室戸・高知ゾーン」、国虎号利用者限定の「高知東海岸1日フリーきっぷ」[11]などがある。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 “路線案内”. アクセス高知. . 2015閲覧.
- ↑ 東部交通 奈半利―京阪神バス運行来年2月から新たな需要開拓へ 高知新聞 2010年11月06日08時34分
- ↑ 「京都・大阪・三宮〜高知(安芸・奈半利)」間高速バスの運行申請をいたしました! 近鉄バス 2010年11月02日
- ↑ “バス路線「安芸駅〜高知龍馬空港線」運行開始!【8月〜】”. 高知龍馬空港 (2015年7月30日). . 2017閲覧.
- ↑ “空港連絡バス 終了のお知らせ”. 高知東部交通 (2016年1月2日). . 2017閲覧.
- ↑ “高速バスのご利用案内”. とさでん交通 (2016年11月15日). . 2017閲覧.
- ↑ “徳島バス阿南大阪線”. 徳島バス南部. . 2017閲覧.
- ↑ “徳島・室戸・高知きっぷ(片道タイプ)”. JR四国. . 2017閲覧.
- ↑ “幕末維新博 安芸・室戸フリーきっぷ”. JR四国. . 2017閲覧.
- ↑ “航空機利用の旅行者限定! 鉄道&バス2日間乗り放題「室戸ジオパーク観光フリーきっぷ」”. よさこいネット. . 2014閲覧.
- ↑ “高知東海岸1日フリーきっぷ (PDF)”. ごめん・なはり線活性化協議会. . 2014閲覧.