高知信用金庫
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高知信用金庫(こうちしんようきんこ)は、高知県高知市に本店を置く信用金庫である。通称:『.comBANK(ドットコムバンク)』。以前のキャッチフレーズは『にこにこ明るい高知信用金庫』であった。
概要
2011年6月には、信金界では初の女性トップとして、山崎久留美が理事長に昇格した[1]。
2016年3月期決算では純利益185億円を計上し、自己資本比率は約47%と金融機関としては非常に高い数値を記録しているが、預貸率は信金業界の平均水準である50%をはるかに下回る約8.6%であり、収益の大半を株と債券の運用益に依存するビジネスモデルに依拠しており[2]、九州電力(2.77%、第4位)・関西電力(2.34%、第6位)などで大株主(所有議決権数上位10位以内)に名を連ねている。これらの証券投資で得た収益の還元策として、年利0.2%(3年・5年満期、2017年11月時点)の高利回り定期預金「収益還元型定期預金・リターンA」を設定している。
沿革
- 1923年1月25日 - 須崎信用組合として設立。
- 1951年12月10日 - 須崎信用金庫と改称。
- 1962年9月1日 - 伊野信用金庫と合併し、高知中央信用金庫と改称。
- 1965年11月1日 - 高知県信用組合の事業の全部を譲り受ける。
- 1968年11月1日 - 高知信用金庫と改称。
- 1970年6月 - 久礼支店が中土佐町の指定金融機関となる。
- 1972年12月 - 本店ビル竣工。
- 1974年10月1日 - 安芸信用金庫と合併する。
- 2012年9月 - 預金残高が6,000憶円を超える。
- 2013年1月 - 創立90周年。
ATMについて
金庫のATMは「強力ATM」の愛称を持つ。キャッシュカードの入出金については利用可能な全時間帯において手数料が徴収されない。さらにそれ以外の信用金庫のキャッシュカードによる入出金についてはしんきんATMゼロネットサービスのサービス時間帯に限り同様に手数料が徴収されない[注 1]。
脚注
注
出典
- ↑ “全国の信金で初、高知信金に女性理事長”. 日本経済新聞. (2011年6月8日) . 2014-10-1閲覧.
- ↑ 日高正裕 (2017年2月23日). “土佐「はちきん」は証券投資で稼ぐ-縮む地方でわが道行く信用金庫”. ブルームバーグ. . 2017閲覧.