高松岳

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高松岳(たかまつだけ)は、秋田県湯沢市にある山である。栗駒山の西方16kmに位置する第4紀に噴出した比較的新しい火山である。隣接する小安岳と、山伏岳を合わせて「泥湯三山」とよばれている。

概要

稜線はなだらかになっているが、地質が凝灰岩のために浸食が著しく渓谷は急峻になっている。山名はふもとの高松郷に由来する。かつては「焼山」ともよばれていた。

右の写真では、右の避難小屋があるピークが高松岳である。高松岳の左の奥に薄く見える山が栗駒山で、その手前の左にあるピークが小安岳である。

山麓には、小安温泉郷秋ノ宮温泉郷、泥湯温泉や湯ノ又温泉があり、また木地山こけしの里で知られる秋田いこいの村がある木地山高原には、桁倉沼やコケ沼などの景勝地も多い。付近にはキャンプ場や釣り場がありリクレーションの場としての利用者も多い。

登山口は複数あり、泥湯温泉や、川原毛地獄の駐車場、湯ノ又温泉などがある。また、高倉沢コースから山伏岳を通って高松岳に至るコースもある。泥湯温泉方面からのコースは、環状になっており、小安岳と山伏岳をあわせて縦走できる。

山頂からは、南方に虎毛山までの縦走路があるが、コースが13kmと長く水場も無いので健脚向けとなっている。

山頂には避難小屋がある。ただ、周辺に水場はないので注意が必要である。避難小屋の地点が最高地点であるが、南に5分程度移動すると祠がある山頂に至る。ここからは、鳥海山月山、虎毛山などを望見できる。

参考文献

東北百名山地図帳