高岡市美術館

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高岡市美術館(たかおかしびじゅつかん、TAKAOKA ART MUSEUM)は、富山県高岡市中川にある公立美術館日本博物館協会全国美術館会議、富山県博物館協会会員。この項目では、高岡市美術館の前身である高岡市立美術館(たかおかしりつびじゅつかん)についても解説する。

概要

1994年平成6年)9月に開館。美術工芸金属造形を中心とする常設展示や定期的な企画展示が行われる。建物は地上2階、地下1階。1階には受付、企画展示室など、2階には高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー、テラスなど、地下1階にはショップ、駐車場などがある。1998年(平成10年)に建設省の「公共建築百選」に選ばれている。

歴史

1951年昭和26年)4月に開催された高岡産業博覧会の美術館パビリオンとして、高岡古城公園内に木村得三郎の設計により建設され、同年8月26日に公立美術館として開館。第二次世界大戦後、高松市立美術館(現高松市美術館)に次いで設立された公立美術館だった。当時、東京都美術館京都市美術館神奈川県立近代美術館など、数える程しかなかった公立美術館のひとつだった。この建物は現在も高岡市立博物館本館として利用されている。

1970年(昭和45年)、高岡市立美術館に改称。

1992年(平成4年)2月、美術館の狭隘化により、新しい美術館の建設が決定する。

1994年(平成6年)9月、新しい美術館が完成、開館し、現在の高岡市美術館に至る。

2013年12月から翌年1月まで高岡市出身の藤子・F・不二雄生誕80年の記念展を開催し、期間中、高岡銅器の「ドラえもんポスト」をアートギャラリーに設置[1]

2015年12月1日に「高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー」を美術館2階に開設した[2]

展示室・施設

高岡市美術館の建物の設計は建築家内井昭蔵が手掛けた。建築面積 3152.98m2、鉄筋コンクリート造、地上2階、地下1階、塔屋1階建て。延床面積 5,630.99m2、展示面積 1,488.21m2

地下1階
1階
  • エントランスホール、受付、コインロッカー、企画展示室 1・2・3、アートホール、光と水の塔、休憩コーナー
2階
  • 高岡市藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー[2]、ギャラリーショップ、テラス

シンボルマーク

高岡市美術館のシンボルマークのデザインは、グラフィックデザイナー松永真が手掛けた。

脚注

  1. “ドラえもんポスト除幕 高岡市美術館”. 北日本新聞. (2013年12月1日). http://webun.jp/news/A220/knpnews/20131201/91924 . 2013閲覧. 
  2. 2.0 2.1 八田伸拓 (2015年12月2日). “高岡の子、響く歓声 藤子・F・不二雄ふるさとギャラリー”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 富山全県版 

関連項目

参考文献

外部リンク

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