飯山線
飯山線(いいやません)は、長野県長野市の豊野駅から新潟県長岡市の越後川口駅に至る東日本旅客鉄道(JR東日本)の鉄道路線(地方交通線)である。
Contents
概要
長野県内では千曲川に沿い、新潟県内に入ると千曲川から名を変えた信濃川に沿って日本有数の豪雪地域を通る。沿線には野沢温泉などの温泉地やスキー場が多い。
路線のほとんどが谷沿いの山間部を通るため、主に夏季は大雨による土砂災害、冬季は大雪による雪崩や除雪作業等によりしばしば運休することがある。森宮野原駅は1945年(昭和20年)2月に駅における最高積雪量7m85cmを記録し、それを示す標柱が駅構内に建つ。ディーゼル車導入前の除雪は、キマロキ編成(機(キ)関車・マックレー車[1]・ロータリー車・機関車)、ロキキマロキ編成(ロータリー車・機関車・機関車・マックレー車・ロータリー車・機関車)という特殊編成によって行われた。
一時は廃止路線リスト候補に挙げられたこともある赤字ローカル線であるが、ピーク時の一定方向の輸送量が1時間あたり1000人を超すこと、冬季の代替道路未整備や、地元住民の利便性などにより廃線は免れている。
北陸新幹線が途中の飯山駅を経由するため、飯山線から直通運転しているしなの鉄道北しなの線長野駅 - 豊野駅間および飯山線の豊野駅 - 飯山駅間が同新幹線と並行している。2015年(平成27年)3月14日の北陸新幹線開業後、JR東日本の信越本線だった長野駅 - 豊野駅間はしなの鉄道に経営が移管されたが[2]、豊野駅 - 飯山駅間は並行在来線の概念とは異なることから引き続きJR東日本が運行し、長野駅 - 豊野駅間はJR東日本がしなの鉄道から運行業務を受託する方式で直通運転を実施している[3]。
路線データ
- 管轄:東日本旅客鉄道(第一種鉄道事業者)
- 路線距離(営業キロ):96.7km
- 軌間:1067mm
- 駅数:31駅(起終点駅含む)
- 複線区間:なし(全線単線)
- 電化区間:なし(全線非電化)
- 閉塞方式:特殊自動閉塞式
- 保安装置:ATS-Ps
- 最高速度:
- 豊野駅 - 戸狩野沢温泉駅間 85km/h
- 戸狩野沢温泉駅 - 越後鹿渡駅 65km/h
- 越後鹿渡駅 - 越後川口駅間 85km/h
- 運転指令所:長野総合指令室 (CTC)
豊野駅 - 森宮野原駅間は長野支社、足滝駅 - 越後川口駅間は新潟支社の管轄である。支社境界標は森宮野原駅 - 足滝駅間の長野・新潟両県境付近に設けられている。
運行形態
停車場・施設・接続路線 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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かつては、優等列車として急行「野沢」・「うおの」などが運転されていたが、現在は普通列車のみの運転である。キハ110系気動車の投入が完了した1997年10月から戸狩野沢温泉 - 越後川口間の全列車(臨時列車をのぞく)と長野 - 戸狩野沢温泉間の一部列車(主に日中)でワンマン運転を実施している。また、キハ110系投入以前と比べ、約10分ほどのスピードアップが実現した。
車両編成は、利用状況を踏まえて1 - 4両で運行されている。このうち長野 - 戸狩野沢温泉間では最低2両編成での運行がされており、朝時間帯のみであるが4両での運転もある。逆に、戸狩野沢温泉以東では1両編成での運行がほとんどで、前述の4両編成も戸狩野沢温泉で2両を切り離す。なお、特に車両の組み合わせは決まっておらず、2両編成の列車でもキハ111・112形の2両が使われるとは限らない。また、後述の臨時快速「おいこっと」の運用がない日には、おいこっと用の車両が通常の普通列車に使用されることもある。
飯山以西へ運行する列車は、全列車が豊野からしなの鉄道に乗り入れ長野駅まで運転されている。長野 - 戸狩野沢温泉間は主に平日は長野市 - 飯山市・中野市との間、または飯山市内やその周辺との間で通勤・通学輸送等を担う役割が、休日は沿線の観光地・温泉地への観光客の利用がそれぞれあるため、利用客が比較的多く、飯山線の主要区間となっている。そのため、運転本数も最も多く設定されているが、それでもほとんどの時間帯で1時間 - 1時間30分に1本である。
全区間通しで運行される列車のほか、長野 - 飯山・戸狩野沢温泉・森宮野原・十日町間、戸狩野沢温泉 - 十日町・越後川口間、森宮野原・十日町 - 越後川口間などに区間運転列車が設定されている。また森宮野原以北の新潟県側は十日町駅でおおむね運行系統が分離されており、十日町駅で北越急行ほくほく線、越後川口駅で上越線との接続を重視したダイヤが編成されているほか、1日2往復、上越線経由で信越本線の長岡まで直通する列車が朝時間帯に運転されている。
戸狩野沢温泉 - 越後川口間は1 - 3時間に1本程度で、4時間ほど運行されない時間帯がある。
全区間通しまたは長野 - 十日町(一部森宮野原)間で運転される列車は途中の戸狩野沢温泉駅にて車両の増結・切り離しが行われる場合がある。
なお、冬季には、首都圏方面などからスキー客向けの臨時列車シュプール号が戸狩野沢温泉駅まで運行されていたが、1995年3月の運転を最後に信越本線黒姫駅からのバス連絡だけになっていた(シュプール号は2005年度を最後に廃止)。ただし現在でもスキーブーム時と比較すると少ないものの、飯山線でのスキー客の利用はある。
2014年5月2日からは、越後川口側からの観光列車として高田 - 十日町間に臨時快速「越乃Shu*Kura」が主に金曜日から日曜日および祝日に[6]、2015年4月4日からは、長野側からの観光列車として長野 - 十日町間に臨時快速「おいこっと」が土休日を中心に1日1往復運転されている[7]。2015年3月14日からは、北陸新幹線開業に合わせ「越乃Shu*Kura」を上越妙高駅発着に変更した[8]。
準急・急行「うおの」・「野沢」
飯山線には現在では特急・急行といった優等列車が設定されていないが、過去には「うおの」・「野沢」という準急列車・急行列車が存在した。各列車の概要は下記の通りである。
- 準急・急行「うおの」
- 準急・急行「野沢」
-
- 1963年(昭和38年)3月25日 長野駅 - 越後川口駅間を運行する準急列車として運行を開始
- 1965年(昭和40年)10月1日 長岡駅まで運行区間を延長。長野駅 - 長岡駅間では、所要時間は信越本線経由の急行「赤倉」・準急「よねやま」と大差なかったが、距離では飯山線経由の方が短く運賃・料金が割安だった。
- 1966年(昭和41年)3月5日 急行列車に格上げ。
- 1969年(昭和44年)12月28日 - 翌年11月29日 越後岩沢駅 - 内ケ巻駅間にある高場山トンネル変状(1970年1月22日崩落)の影響で、この間「野沢」は長野駅 - 十日町駅間運行。
- 1986年(昭和61年)11月1日 廃止[9]。
車両
ここで述べている車両はすべて気動車である。
現在
- キハ110系 - 長野総合車両センター所属
キハ110系は1997年10月1日のダイヤ改正前から一部列車で導入[10]、同改正で全列車が当車両での運転となった[10]。導入当初、キハ110系の一部の車両に、一部または全座席が千曲川(信濃川)の見える東方(長野県側のほぼ全域と新潟県側の一部)に向けられた展望車両「ふるさと」があり[10]、普通列車として運用されていたが、のちに従来のキハ110系と同様の座席に置き換えられた(2014年に「おいこっと」へと改造)。主に、1997年3月の秋田新幹線開業直前まで走っていた特急「秋田リレー号」用の300番台からの改造車が充てられており、蛍光灯にカバーがついていたり、座席交換の跡や塗装変更の跡が残っており、他線区のキハ110系と細かい部分で異なる仕様が見られる。なお300番台で使用されたリクライニングシートは当時増備が進められていた横須賀線・総武快速線用E217系電車のグリーン車用に転用されている。なお2017年3月末より、信州ディスティネーションキャンペーンの一環として、リバイバル飯山色=後述の青とアイボリーホワイトの塗装(色合いはオリジナルと異なる)で、正面と側面には橙・山吹色・黄の三色ストライプが入り、側面窓下には「VOITURE AMITIÉ」と表記されたキハ110形2両が登場した[11]。
過去の使用車両
- キハ07形
- キハ11形・キハ17形
- キハ20形・キハ52形・キハユニ26形
- キハ55形
- キハ58形・キハ28形・キハ57形
- キハ40形・キハ48形(週末を中心に運転される「越乃Shu*Kura」では現在もキハ40系が使用されている)
1991年にキハ40系、キハ58、キハ52の各車両は「飯山線色」として青とアイボリーホワイトで塗装、正面と側面には橙・山吹色・黄の三色ストライプが入り、側面窓下には「VOITURE AMITIÉ」(友情の列車)というフランス語が大きく表記された。文字は1995年頃までに消されたが、塗り分けはキハ110系に置き換えられる1997年[10]まで存続した。
飯山鉄道時代の車両
国鉄に引き継がれた車両は蒸気機関車6両、内燃動車7両、客車7両、貨車28両である。
- 1号形蒸気機関車(1-3)開業時に新製したが購入費を信越電力に立替てもらったという。国有化以前に他社に譲渡されている。詳細は国鉄1225形蒸気機関車#飯山鉄道 を参照
- 11号形蒸気機関車(11-16)発電所建設資材輸送用に増備された。詳細は国鉄2950形蒸気機関車を参照
- 発電所建設最盛期に蒸気機関車をフル稼働させるためガソリンカーを導入した。詳細は買収気動車#飯山鉄道(現・飯山線の一部)を参照
年度 | 蒸気機関車 | 内燃動車 | 客車 | 貨車 | |
---|---|---|---|---|---|
有蓋 | 無蓋 | ||||
1921 | 3 | 2 | 9 | 10 | |
1922 | 3 | 4 | 9 | 10 | |
1923 | 7 | 9 | 9 | 10 | |
1924 | 7 | 9 | 11 | 10 | |
1925 | 7 | 9 | 16 | 10 | |
1926-1927 | 7 | 9 | 18 | 17 | |
1928-1930 | 9 | 12 | 18 | 17 | |
1931-1935 | 9 | 5 | 12 | 18 | 17 |
1936 | 9 | 5 | 12 | 18 | 27 |
1937 | 9 | 7 | 12 | 19 | 32 |
- 鉄道省鉄道統計資料、鉄道統計資料、鉄道統計各年度版
歴史
豊野 - 十日町間は私鉄の飯山鉄道(いいやまてつどう)によって、十日町 - 越後川口間は国有鉄道十日町線(とおかまちせん)として開業した。両線は1929年に繋がって全通し、1944年に飯山鉄道が戦時買収により国有化され、十日町線を含めて飯山線となった。バス専業会社として残った飯山鉄道は1945年に越後交通に吸収された[12]。
飯山鉄道
地元の有志により発起された飯山鉄道は1917年に鉄道免許状が下付されたが資本金50万円に対し建設費車両購入費などでおよそ135万円かかるとされ市町村の寄付を見込んでも50万円が不足していた。鉄道院監督局は不足分を借入金で賄うことに危惧していたという。ところが沿線の信濃川に流入する中津川に水力発電所を計画していた信越電力(東京電燈と鈴木商店の共同出資のちに東京電燈に合併)がその建設資材の輸送手段として飯山鉄道を利用するために出資することになり株式の大半を保有することとなった[13]。そして電源開発のため延長することになり資本金を300万円に増資した。1921年豊野 - 飯山間が開通してからは発電所建設資材運搬のため下流の新潟県境へ延伸していくことになった。
- 1917年(大正6年)5月5日 飯山鉄道に対し鉄道免許状下付(上水内郡神郷村-下水内郡飯山町間)[14]。
- 1920年(大正9年)3月20日 鉄道免許状下付(下水内郡飯山町-同郡岡山村間)[15]。
- 1921年(大正10年)10月20日 飯山鉄道が豊野 - 飯山間を開業、信州浅野・上今井・替佐・飯山の各駅および蓮・静間停留場を新設[16]。
- 1922年(大正11年)9月15日 鉄道免許状下付(下水内郡岡山村-中魚沼郡十日町間) [17]。
- 1923年(大正12年)
- 1925年(大正14年)11月19日 西大滝 - 森宮野原間を延伸開業、横倉・森宮野原の各駅および信州白鳥停留場を新設[20]。
- 1927年(昭和2年)
- 1928年(昭和3年)10月23日 信州白鳥停留場を駅に変更。
- 1929年(昭和4年)9月1日 越後田沢 - 十日町間を延伸開業し十日町線と合わせて現在の飯山線の区間が全通、越後水沢・土市・十日町(国有鉄道既設駅)の各駅を新設[23]。
- 1930年(昭和5年)5月16日 伊達臨時停留場を新設。
- 1931年(昭和6年)
- 1932年(昭和7年)5月25日 伊達駅を大黒沢駅に改称。
- 1934年(昭和9年)
- 1936年(昭和11年)6月15日 大黒沢臨時停留場を廃止。
- 1937年(昭和12年)
- 1941年(昭和16年)9月9日 北飯山停留場を駅に変更。
- 1942年(昭和17年)8月13日 北外丸臨時停車場を駅に変更。
年度 | 輸送人員(人) | 貨物量(トン) | 営業収入(円) | 営業費(円) | 営業益金(円) | その他益金(円) | その他損金(円) | 支払利子(円) | 政府補助金(円) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1921 | 62,057 | 8,871 | 35,959 | 49,317 | ▲ 13,358 | ||||
1922 | 258,832 | 63,327 | 199,470 | 161,331 | 38,139 | ||||
1923 | 413,129 | 79,851 | 299,577 | 219,318 | 80,259 | 雑損5,712 | 84,737 | 106,051 | |
1924 | 465,883 | 37,608 | 246,638 | 222,819 | 23,819 | 雑損54 | 61,612 | 245,725 | |
1925 | 487,730 | 38,926 | 255,427 | 194,429 | 60,998 | 27,112 | 243,076 | ||
1926 | 447,275 | 48,447 | 280,464 | 275,139 | 5,325 | 7,619 | 345,640 | ||
1927 | 470,093 | 40,094 | 279,403 | 318,907 | ▲ 39,504 | 雑損5,390 | 36,824 | 347,789 | |
1928 | 504,119 | 34,745 | 270,248 | 359,790 | ▲ 89,542 | 118,988 | 350,651 | ||
1929 | 550,755 | 37,574 | 299,509 | 335,200 | ▲ 35,691 | 雑損10,907 | 154,638 | 354,201 | |
1930 | 496,082 | 30,286 | 242,235 | 327,571 | ▲ 85,336 | 雑損5,617 | 169,720 | 355,167 | |
1931 | 407,618 | 30,366 | 221,140 | 254,871 | ▲ 33,731 | 雑損2,925 | 155,379 | 273,515 | |
1932 | 382,504 | 42,170 | 206,379 | 206,665 | ▲ 286 | 雑損371 | 154,793 | 216,545 | |
1933 | 417,071 | 38,538 | 213,526 | 225,324 | ▲ 11,798 | 雑損2,328 | 152,404 | 161,007 | |
1934 | 462,998 | 45,994 | 228,767 | 198,674 | 30,093 | 雑損922 | 144,413 | 173,021 | |
1935 | 445,603 | 49,460 | 227,550 | 197,070 | 30,480 | 自動車231 | 雑損償却金60,528 | 127,592 | 177,920 |
1936 | 509,736 | 69,507 | 297,164 | 227,974 | 69,190 | 自動車業3,527 | 雑損償却金147,373 | 106,325 | 186,158 |
1937 | 677,251 | 150,768 | 468,675 | 396,401 | 72,274 | 自動車業21,126 | 自動車業2,490雑損償却金149,485 | 91,041 | 153,019 |
- 鉄道省鉄道統計資料、鉄道統計資料、鉄道統計各年度版
十日町線
- 1927年(昭和2年)
飯山線(飯山鉄道買収後)
- 1944年(昭和19年)6月1日 飯山鉄道を買収し国有化、十日町線を編入し豊野 - 越後川口間 (83.8km) を飯山線と改称[26]。信州白鳥・北外丸の各駅、静間・上桑名川の各停留場、足滝臨時停車場を廃止、信州浅野駅を信濃浅野駅に、信州平駅を信濃平駅に、野沢温泉駅を上境駅にそれぞれ改称、蓮停留場を駅に変更。
- 1946年(昭和21年)6月1日 信濃白鳥仮乗降場を新設。
- 1950年(昭和25年)1月28日 信濃白鳥仮乗降場を駅に変更。
- 1951年(昭和26年)
- 1955年(昭和30年)11月10日 長野 - 戸狩間に気動車列車を3両のディーゼルカー(キハ42600-42603)により運転開始[27]。飯山折返し3往復、戸狩折返し3往復。
- 1958年(昭和33年)8月8日 立ケ花駅を新設。
- 1960年(昭和35年)7月15日 足滝駅を新設。
- 1968年(昭和43年)10月1日 越後外丸駅を津南駅に改称。
- 1970年(昭和45年)1月22日 越後岩沢 - 内ケ巻間にあった高場山トンネルが地すべりにより崩落、その後ルートを山の奧側に変更し、同年11月29日に新しいトンネル(新高場山トンネル)が開通した[28]。
- 1987年(昭和62年)
- 3月1日 戸狩駅を戸狩野沢温泉駅に改称。
- 4月1日 国鉄分割民営化に伴い東日本旅客鉄道が承継、全線で貨物営業を廃止。
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)10月1日 ワンマン運転開始。全列車をキハ110系に置き換え[10]。
- 2010年(平成22年)4月1日 森宮野原 - 越後川口間の路線管理を長野支社から新潟支社に移管。
- 2011年(平成23年)
- 2013年(平成25年)9月16日 台風18号により、中条川橋りょうが損傷。戸狩野沢温泉 - 森宮野原間で不通となる。同月21日に運転再開。
- 2014年(平成26年)
- 4月1日 桑名川 - 西大滝間で発生した土砂流出により運転を見合わせ。戸狩野沢温泉 - 森宮野原間で不通となる。同月14日に運転再開。
- 11月9日 飯山駅が長野側に約300m移転し北陸新幹線(2015年3月14日開業)の駅と併設となる[32][33][34]。旧飯山駅ホームに入線する列車現飯山駅ホームに停車中の列車
- 2015年(平成27年)3月14日 北陸新幹線延伸開業に伴い、直通していた信越本線長野 - 豊野間がしなの鉄道に移管されたため、豊野駅のJR線としての所属が飯山線となる(管轄はしなの鉄道)。引き続きしなの鉄道北しなの線の同区間への乗り入れを実施。
- 2017年(平成29年)
駅一覧
便宜上、豊野側の全列車が直通するしなの鉄道長野駅からの区間を記載。
運営会社 路線名 駅名 駅間営業キロ 豊野からの営業キロ 接続路線 線路 所在地 しなの鉄道 北しなの線 長野駅 - 10.8 東日本旅客鉄道:北陸新幹線・■信越本線(■篠ノ井線直通・■しなの鉄道線直通)
長野電鉄:長野線∥ 長野県 長野市 北長野駅 3.9 6.9 ∨ 三才駅 2.9 4.0 ◇ 豊野駅 4.0 0.0 しなの鉄道:■北しなの線(妙高高原・直江津方面) ◇ 東日本旅客鉄道 飯山線 信濃浅野駅 2.2 2.2 | 立ケ花駅 1.7 3.9 | 上今井駅 3.0 6.9 | 中野市 替佐駅 1.9 8.8 ◇ 蓮駅 5.8 14.6 | 飯山市 飯山駅 4.6 19.2 東日本旅客鉄道:北陸新幹線 ◇ 北飯山駅 1.3 20.5 | 信濃平駅 3.3 23.8 | 戸狩野沢温泉駅 3.7 27.5 ◇ 上境駅 3.6 31.1 | 上桑名川駅 4.3 35.4 | 桑名川駅 2.2 37.6 ◇ 西大滝駅 2.1 39.7 | 信濃白鳥駅 2.1 41.8 | 下水内郡
栄村平滝駅 2.9 44.7 | 横倉駅 1.9 46.6 | 森宮野原駅 3.1 49.7 ◇ 足滝駅 2.8 52.5 | 新潟県 中魚沼郡
津南町越後田中駅 2.4 54.9 | 津南駅 3.0 57.9 | 越後鹿渡駅 4.2 62.1 | 越後田沢駅 2.4 64.5 | 十日町市 越後水沢駅 3.0 67.5 | 土市駅 2.9 70.4 | 十日町駅 4.9 75.3 北越急行:■ほくほく線 ◇ 魚沼中条駅 3.1 78.4 | 下条駅 4.4 82.8 | 越後岩沢駅 5.3 88.1 | 小千谷市 内ケ巻駅 5.1 93.2 | 越後川口駅 3.5 96.7 東日本旅客鉄道:■上越線 | 長岡市 脚注
- ↑ かき寄せ雪かき車とも呼ぶ。線路沿いの雪壁を崩し雪を線路上にかき集めるための車両
- ↑ 長野以北開業準備状況 北陸新幹線開業に伴う長野以北並行在来線の経営引き受けについて - しなの鉄道
- ↑ 同様の運行形態は花輪線でもみることができる。
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年
- ↑ “水と大地の贈り物「越乃Shu*Kura」デビュー” (PDF) (プレスリリース), JR東日本新潟支社, (2014年1月24日), オリジナルの2014年2月9日時点によるアーカイブ。 . 2016閲覧.
- ↑ 飯山線の観光列車『おいこっと』運行開始…「古民家」風の車両 - レスポンス、2015年4月5日
- ↑ のってたのしい列車で周遊の旅をお楽しみください! (PDF) - JR東日本新潟支社 2015年1月23日
- ↑ 『鉄道ジャーナル』第21巻第1号、鉄道ジャーナル社、1987年1月、 50頁。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 10.3 10.4 『鉄道ジャーナル』1997年10月号、鉄道ジャーナル社、p.84
- ↑ 飯山線に「VOITURE AMITIE'」カラーのキハ110が登場 - 鉄道ファン・railf.jp 鉄道ニュース、2017年3月13日
- ↑ 鈴木文彦著 日本のバス p103
- ↑ 総株数20万株うち152千株を東電が保有株式社債年鑑. 昭和7年度
- ↑ 「軽便鉄道免許状下付」『官報』1917年5月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「鉄道免許状下付」『官報』1920年3月23日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1921年10月25日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「鉄道免許状下付」『官報』1922年9月16日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年7月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1923年12月8日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1925年12月1日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年8月10日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1927年11月17日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「地方鉄道運輸開始」『官報』1929年9月7日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「鉄道省告示第118号・第119号」『官報』1927年6月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「鉄道省告示第263号・第264号」『官報』1927年11月9日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 「運輸通信省告示第249号・第250号」『官報』1944年5月27日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- ↑ 『鉄道ピクトリアルアーカイブスセレクション』No.13、146頁
- ↑ 宮脇俊三・原田勝正『全線全駅鉄道の旅 6 中央・上信越 JR私鉄2200キロ』小学館、1991年、p.101
- ↑ “県北部の豪雨 線路、相次いで流失”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 7(夕刊). (1995年7月12日)
- ↑ 30.0 30.1 “県北部豪雨災害 被災から1週間目、飯山線全線開通”. 信濃毎日新聞 (信濃毎日新聞社): p. 6(夕刊). (1995年7月18日)
- ↑ 31.0 31.1 信濃毎日新聞社出版部 『長野県鉄道全駅 増補改訂版』 信濃毎日新聞社、2011-07-24。ISBN 9784784071647。
- ↑ 飯山線飯山駅は新しい駅に生まれ変わります。 (PDF) - 東日本旅客鉄道長野支社、2014年7月29日
- ↑ “新飯山駅、11月9日開業 新幹線延伸控え移転”. 信濃毎日新聞. (2014年7月30日). オリジナルの2014年8月14日時点によるアーカイブ。 . 2014閲覧.
- ↑ “3階建てJR飯山駅が移転オープン 北陸新幹線延伸で 観光施設も併設 長野”. 産経ニュース. (2014年11月9日) . 2014閲覧.
- ↑ 「飯山市照岡 井出川流域で発生した山腹崩落」に伴う飯山線の運転見合わせ及びバス代行について (PDF) - 東日本旅客鉄道長野支社、2017年6月2日
- ↑ 飯山線が全線で運行再開 観光列車「おいこっと」も7月1日から運転 - 乗りものニュース、2017年6月26日
参考文献
- 監修小林宇一郎・小西純一『信州の鉄道物語』信濃毎日新聞社、1987年
関連項目
外部リンク