韓国起源説

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韓国起源説(かんこくきげんせつ)とは、韓国の個人・団体などが、他国の文化などの起源・伝播を朝鮮半島に求める言説群の俗称韓国起源論ともいう。学者文化人が個人的に主張する説から、公的団体が正式に主張する説まで多岐にわたり、一時的にマスメディアで流布される場合から、継続的に国際的な広報活動が行われる場合まで様々である。特に、日本文化中国文化が対象とされる場合が多い。

概要

韓国起源説の主な対象は、日本文化と中国文化をはじめ、メソポタミア文明インカ文明西洋文明生態系まで多岐にわたり、有形・無形の文化だけではなく高名な歴史上の人物等のあらゆる分野が対象となっている。これらの主張の根拠は似非科学から語呂合わせ民間語源、一切根拠の無いものまで多岐にわたり、韓国内や海外で広く流布されている説から韓国内ですらほとんど受容されていない説まで様々である。ただし、韓民族優越主義的な視点で主張される点では広く共通しており、特に日本文化に対する起源説の主張では、小中華思想公教育に基づいた強い対日蔑視の視点で主張される事が多く、様々な日本文化が剽窃され韓国文化として外国に宣伝されている[1]

他の国ではあまり見られないこの現象について、「韓国人の劣等感が原因」との韓国の大学教授の指摘もある[2]。また「韓国は古代より小さな属国だったため自信がない。そして歴史・資源・世界的な地位などあらゆるものが不足するなかで手段を選ぶことなく自分の物であることを主張するようになった」と分析した中国メディアもある[3]。このような起源主張は韓国以外にも存在するが[4]、韓国起源説の特異な点は、他国の起源説とは比較にならないほど対象分野が広く、頻度も高い上、宣伝活動が国内のみならず世界を意識したものであるが故に組織的・大規模で、自民族優越主義的であり[5]、文化の発現、革新、発展、継承を無視しており[6]、事実誤認、歴史歪曲、捏造が多いことである[1]

例えば、朝鮮日報東亜日報中央日報のような大手マスコミや、学者や有名作家が韓国起源説を堂々と主張・報道したり、韓国起源説に基づいて映画が作られたりする。世界に向けては、2002年アジア競技大会組織委員会や大韓剣道協会のような公式国際団体が韓国起源説を主張したり、Japan Expoや韓国政府が後援する Korean Connection のような国際的なイベントで、韓国起源説に基づいた対外文化広報が行われたり、移民した在外韓国人が現地で積極的に韓国起源説を広めたりする[7]。これらを鵜呑みにしたネット記事・投稿が氾濫し既成事実化が進み、ついには韓国の教科書に記載されるようになる。さらに、事実無根の起源説が別の起源説の根拠になるなど[8]仮説希望的観測に基づいた虚構が「歴史的事実」として流布されている[1]

韓国起源説がいつごろ始まったかは定かではないが、世界で有名になるとその文化に対する韓国起源説が主張され始める場合が多い。例えば韓国では日本刀は「野蛮な日帝の象徴」として長らく忌み嫌われていたが、や毎年春にタイダルベイスンで開かれる全米桜祭りソメイヨシノアメリカで人気を博していると認識すると、大規模に韓国起源説を主張し始めた[1]

日本や中国で韓国起源説が広く認知されるようになったのは、インターネットが普及し始めてからであり、日本では『マンガ 嫌韓流』などの出版物の影響も大きい。中国のネットアンケートで韓国が「嫌いな国」第1位に選ばれたが[9]、その一因が韓国起源説にあるとされており[10]、中国国内で膨張する嫌韓感情に対処するために、李明博大統領が辛正承在中韓国大使に指示して、一部誤報が含まれた韓国起源説に対する釈明を中国メディア上で大使にさせるほどの影響力を持つようになっている。日本のメディアでも、「マジンガーZ海賊版が韓国作品として韓国で放送されていた!? またお得意の韓国起源説ですか(苦笑)[11]」などの記事が書かれたり、書籍のテーマに取り上げられたり[12]アニメヘタリア」に韓国起源説が取り上げられ、これに韓国の国会議員が抗議するなど[13][14]、広く知られるようになった。

日本のインターネットでは、このような起源主張を朝鮮語で「我々の」を意味する「ウリ」と「オリジナル : original」をかけて「ウリジナル」と呼ぶことがある。この「ウリジナル」という言葉は、雑誌などが取り上げたり[15][16][17]、大学教授が用いたり[18]、テレビ番組で取り上げられたりする[19]ほど広まっている。似たような言葉に「コリエイト: korea + create)」「コリエイション: korea + creation)」「感じる→韓じる」、一部のネットユーザーは我が国を示す「우리나라/ウリナラ」(単語としては我が国だが、意味合いは韓国・朝鮮のみを指す[20])と「起源説」をあわせた「ウリナラ起源説」という呼称などがある。

また、韓国起源説に類似するものとして、韓民族優越主義の観点から日本の各界で活躍している人物の血統の起源を、事実や根拠にもとづかず、韓国系や在日韓国・朝鮮人に求める在日認定がある。

情報の伝播構造としては、陰謀論チェーンメール、ある種のデマと類似しており、ある種の権威主義を触媒として拡散される誤った情報の伝播速度に対して、正確な情報の説明や伝達に非対称で多大な情報や証拠の提示が必要となる構造があり(「起源説」の提示は高々断定調の数フレーズであるのに対して、その反証のための証明が膨大になる)、結果として流言の広がりが爆発的になるのに対して訂正情報の拡散速度は鈍いものとなる。

韓国起源説の実例

韓国起源の対象となっている事物は日本のものが最も多く、現在も報道などを通して様々な事物に対して唱えられ続けており、特に『ソメイヨシノ韓国起源説』は、花見の季節になると、毎年のように韓国の各種メディアで報道され続けている[21][22][23][24][25][26]

韓国起源説の対象は、日本刀剣道空手といった武術・武道関連、歌舞伎折り紙といった伝統文化、寿司沢庵といった日本料理、「わっしょい」等の様々な日本語の語源、東洲斎写楽天皇などの著名人物、熊本城日本庭園勾玉といった有形文化財、ソメイヨシノや秋田犬のような動植物、旭日旗のような日本の国旗に至るまで、分野や有形無形を問わず、日本の象徴とである様々なものに対して主張されている。

また、主張の主体も、一般人・新聞記者・大学教授・作家等、多様である。傾向としては、原則として韓国の自民族優越主義が根底にあるため、好ましい有名な事物に適用される一方で、有名であっても日本色が強すぎた文化(桜)や、好ましくないと考えられていた文化(侍や切腹)については『日帝残滓』というような形で蔑まれ、ある時点においてまで起源説が主張されないこともあった。

しかし、映画などを通して侍や切腹、武士道などが高潔な姿として認識されるようになると、一転して起源説が唱えられるようになった。

日本に対する韓国起源説の発生理由

事大主義・小中華思想・儒教・属国史

朝鮮半島の歴代王朝は長期間に渡って中国大陸の歴代王朝による直接統治を受けたり藩属国となっており、例えば、三韓族は楽浪郡や帯方郡に所属して間接支配を受けていた他、新羅は当初は韓 (三韓の1つ馬韓族が建てた百済)・倭国・満州民族の高句麗の属国であり、その後北斉北朝)・南朝)・朝貢し服属するようになる。高麗契丹)・女真)・の藩属国であり、の時代には直接支配を受けた。李氏朝鮮は明・の藩属国であり定期的に朝貢していた(日清戦争まで)。これらの歴代王朝の多くは中国歴代王朝による冊封を受け(中国朝鮮関係史参照)、朝鮮半島では中華文化に対して卑屈なまでに尊ぶ事大主義と、自らを中華の一部と見做して「劣等な周辺諸国」に対して優越すると信じる小中華思想の時代が長く続いた[27]

近代に至り、宗主国である清が日本に日清戦争によって敗れると小中華思想は現実面で立ち行かなくなる。小中華思想の上では劣等でなければならない日本によって併合・近代化され、日本文化が大量に流入すると、日本に対する劣等感や反日感情が広がった。第二次世界大戦後に独立したが、国民国家形成と国際的な認知を得るために必要な自民族の歴史と文化に基づいたアイデンティティーが不足することとなった。そこで、既に世界的に認知度の高い日本文化や中国文化などを韓国起源と剽窃することで、国家アイデンティティの形成、海外からの認知向上、自国を併合地化した上に、長年大国として君臨してきた日本・中国に対する劣等感の克服を同時に、容易に果たそうとしていると考えられている[28][29]

また、このような小中華思想に儒教思想や民族主義が加わることによって「優越な長男の中国と次男の韓国(朝鮮)、劣等な三男の日本」、「優越な母の韓国と劣等な捨て子の日本」という認識が発生し[30]、さらには、

  • 「先進的で文化的で優秀な朝鮮が、未開で野蛮で劣等な日本に先進的な文明を授けてやった。」
  • 「日本は韓国の優れた文化を受け入れただけの文化劣等国」
  • 「日本は有史以来一枚見下げるべき文化的劣等者」
  • 「全ての日本文化は朝鮮に源流がある」
  • 「百済人が日本を建国した」

という歴史観が広く浸透し、日本文化に対する韓国起源説の温床となっている[31][32][33]

このような日本蔑視は、日本列島を指す「島国」という言葉が「劣等で未開」という意味で使われていることからも伺え[34]、駐日韓国大使がテレビのインタビューで使うまでになっている[35]。また、韓国マスコミも、「日王」「チョッパリ」「ウェノム」「イルボンノムドル」などの日本と日本人を指す侮蔑語を日常的に使用し[36][37]

  • 「古代に韓民族の中の質の悪い犯罪者を「おぼれ死ね」と丸太に縛って海に流して島にたどり着いたのが国際的なならず者の低質日本民族の正体だ」[38]
  • 「『日本猿』と『チョッパリ』、どちらが日本人の呼び名に相応しいか?」[39]
  • 「裸で魚を獲っていた人に我々が文化を伝えてやったのに何を言ってるんだ」[40]
  • 「『倭人』という言葉がある。とても小さくてみすぼらしいという意味の倭だ。人間の度量が小さくて狭い場合に私たちは『小さい奴』という言葉を使う。日本はそのような種族だ。」
  • 「『日本猿』という呼称がある。陰湿で凶悪で他人の真似はうまい人に、よく『猿のような奴』と非難する。日本はその猿のように卑怯な種族だ。」[41]

などと、極度に侮蔑的な対日論評を日常的に行っている。このように、韓国社会全般では「韓国人の優秀性」と「日本の劣等性・未開性・野蛮性」を扇動する傾向が強く、韓国起源説が発生しやすい環境が醸成されている。

また、自著の中で水野俊平(野平俊水のペンネームでも知られている)は韓国の「情」に言及している[31]。朝鮮半島史は一貫して外敵との戦いの歴史(周辺の強国に侵略や占領され、事大する歴史)であり、「偉大なる民族史」に憧れる心情は「理解できないことでもない」としている。また、韓国大衆の間で、「朝鮮半島史が日帝親日派により不当に矮小化された」と信じられている為、「植民地史観から歴史を回復(復元)する」という名目で行われる起源説の主張が非常に受け入れられやすく、正統派の歴史学者偽史や起源説に異議を唱えにくい状況になってしまっていると分析している[42]。また、日本人学者が起源説を否定した場合「歴史を歪曲する日本の右翼学者」とレッテルを張られ、深く議論されることはまずない。そのため、韓国の学会ですら全く認められていないか疑問視されているような起源説であっても、否定する言説が表れないため、韓国大衆に「事実」として認識され広まっていくケースが多いとしている。

公教育

国籍ある教育

韓国の建国当初の民族主義は「反日主義」一辺倒で、「日帝に対する闘争」を掲げることで民族の紐帯を醸成していった[43]

韓国の朴正煕大統領は自著『国家・民族・私』で、次のような言葉を遺している[44]

* 「我が半万年の歴史は、一言で言って退嬰と粗雑と沈滞の連鎖史であった」
  • 「姑息、怠惰、安逸、日和見主義に示される小児病的な封建社会の一つの縮図に過ぎない」
  • 「わが民族史を考察してみると情けないというほかない」
  • 「われわれが真に一大民族の中興を期するなら、まずどんなことがあっても、この歴史を改新しなければならない。このあらゆる悪の倉庫のようなわが歴史は、むしろ燃やして然るべきである」

さらに自著『国家、民族、私』で、李氏朝鮮について次の言葉を遺している[45]

* 「四色党争、事大主義、両班の安易な無事主義な生活態度によって、後世の子孫まで悪影響を及ぼした、民族的犯罪史である」
  • 「今日の我々の生活が辛く困難に満ちているのは、さながら李朝史(韓国史)の悪遺産そのものである」
  • 「今日の若い世代は、既成世代とともに先祖たちの足跡を恨めしい眼で振り返り、軽蔑と憤怒をあわせて感じるのである」

朴正煕は朝鮮史における事大主義属国性を自覚し、自著『韓民族の進むべき道』で韓国人の「自律精神の欠如」「民族愛の欠如」「開拓精神の欠如」「退廃した国民道徳」を批判し、「民族の悪い遺産」として次の問題を挙げている[46]

* 事大主義
  • 怠惰と不労働所得観念
  • 開拓精神の欠如
  • 企業心の不足
  • 悪性利己主義
  • 名誉観念の欠如
  • 健全な批判精神の欠如

朴正煕は独裁体制(維新体制)を確立すると、上記のような朝鮮民族の問題点を払拭するために、「民族の中興の使命を達成するための主体的民族史観」に基づいた「国籍ある教育」を掲げた。

歴史教科書

上記のような「朝鮮民族の問題点」を払拭するために行われた「国籍ある教育」に基づいた韓民族優越史観で編纂された韓国の国定教科書が韓国起源説を加速させている側面がある。教科書では、「先進的な韓国が未開な日本に文明を授けてあげた」という歴史観が一貫して強調されており、日本に対して、日本の独自性の強い社会・文化や、日本が最も影響を受けた中国との東シナ海交易ルートや、日本から外国への文化伝播が存在しないかのような誤解を与えている。また、朝鮮半島が歴史上ほとんどの期間中国の従属国で政治・社会・文化の面で隷属していたことに殆ど触れられていないため、韓国人が「歴史的に朝鮮は文化先進国」という認識を一層強くする原因となっている[47][48]

例えば、小学校の社会科教科書の日本関連では、

「百済の文化を日本に伝えてあげた王仁
「(三国時代)わが先祖は発達したわが文化をとなりの日本にも教えてあげた」
高句麗の文化を日本に伝えてあげた」
「今も日本人は、王仁を日本文化の先生として崇めている」

等と朝鮮半島から日本への文物の「授与」が執拗に記述されている一方で、日本から朝鮮半島への影響については「残虐性」や「野蛮性」が誇張されて執拗に記述されており「日本人は文化的に劣等」という認識のもとで一貫して記述されている [49]。小学校4年生2学期、道徳副読本89ページには、「韓民族は強靭な所があります。中国歴代王朝、日本など周辺の国々がしつこく侵略を試みましたが、結局はすべて失敗してしまいました。(中略)例えば韓半島に韓民族ではなく日本や他の民族がいたらすぐに亡びたはずです」と、ここでは「日本人が半島に住んでいたら滅んでいた」とまで明記されている[50][51]

また、高校の歴史教科書では、

「倭族は大概東北アジア系統の族属と南洋族そしてアイヌ族の雑種[52]
「優秀な朝鮮民族と劣等な日本民族」
「東アジアの文化的後進国であった日本」
「朝鮮半島の先進文化を未開な日本に教えてあげた」
「近代化以前の日本の文化はすべて偉大な先進文化を持つ朝鮮半島から由来したもの」
「野卑な日本はいつも朝鮮半島を侵略して財物を奪っていった」

と示唆するような記述で一貫されていて「東アジアで文化的に劣等だった日本」とまで明記されている[53][54]

王仁が日本へ儒教と漢字を伝えたとされるが、当時の朝鮮半島の「文化」を伝えたとは書かれていない。また、王仁は日本側の資料にのみに登場する人物であるが、韓国は『古事記』の「応神天皇の命令を受け百済が献上した人物」と言う記述や『日本書紀』等の日本の大国ぶりが伺える記述については「捏造」と激しく否定しており、資料の都合の良い部分だけ採用し(王仁に関する記述や、高野新笠が武寧王の子孫であると言う記述など)それ以外は無視するという「つまみ食い(チェリー・ピッキング)」をし、二重基準を見せている。なお、実際の王仁は高句麗に滅ぼされた楽浪郡漢人系の学者[55][56][57][58][59][60][61][62][63][64][65][66][67][68][69][70][71][72]であるか、あるいは実在しなかったとも言われている[73][74][75][76][77][78][79]。また、韓国の公教育で教えられている「先進的な朝鮮と未開な日本」という論説は、朝鮮通信使が書き残した日東壮遊歌での記述や、当時の日本の経済や社会や文化の有様から見ても決して史実とはいえない。

鎌倉末期の『八幡愚童訓』所収の「八幡宮御縁起」には、三韓征伐時に、新羅王が「我ら日本国のとなり、日本を守護します」と誓ったと書かれており、足利義教誉田八幡宮に奉納した『神功皇后御縁起絵巻』にも新羅・百済・高麗の国王が、「我ら日本の犬となりて守護すべき」と誓ったと書かれている。林鵞峰は、犬追物の起源は、犬を朝鮮人に見立てて射る練習をしたものであり、武士の間でも朝鮮が日本の犬なのは常識であると書いている。和辻哲郎は『尊王思想とその伝統』において、「八幡宮御縁起」を「この物語にある『新羅国の大王は日本の犬なり』といふ言葉が、我々の幼少の頃、母親の口から聞かされた言葉であることなどによって知らされる」と述べており、「日本は朝鮮から文化を享受して憧憬を抱いてきた」というのは、事実ではなく、日本人にとって朝鮮と憧憬の対象ではなく犬であった[80]

また、韓国の歴史教科書では檀君神話を史実として掲載し、「朝鮮半島の歴史は中国の歴史よりも長く、世界最古のひとつ」と教えて民族主義を扇動している面もある[81]1981年大韓民国教育部長官安浩相朝鮮語: 안호상)は、1檀君実在の人物2檀君の領土は中国北京まで存在した3王倹城は中国遼寧省にあった4漢四郡中国北京にあった5百済3世紀から7世紀にかけて、北京から上海に至る中国東岸を統治した6新羅の最初の領土は東部満州で、統一新羅国境は北京にあった7百済日本文化を築いたという「国史教科書の内容是正要求に関する請願書」を国会に提出して[82]、第4次教育課程『国史』が作成され、1982年『国史』から2006年『国史』までは、古朝鮮の建国は、「檀君王倹が古朝鮮を建国したとする」と『三国遺事』を引用して、歴史的事実である可能性を叙述する[83]。しかし2007年『国史』からは、「檀君王倹が古朝鮮を建国した」とし、『三国遺事』からの単純な引用ではなく、歴史的事実として確定している[84]

京仁教育大学校の朴チョルヒ教授は、「小学校教科書には民族文化の優秀性を強調するために他民族を貶す記述も多く、特に、日本人は文化的に我々よりも劣等だと一貫して記述されている」と批判し[49]、小学校4年生2学期の道徳副読本66~67ページには、記者と外国人がキムチの味について話し合う場面があり、キムチの味を問う記者の質問に外国人は「はい、よく食べます。韓国のキムチはとてもおいしいです。日本のキムチは比較にもならないですね」と記述され、韓国のキムチの優秀性を紹介する為に、日本のキムチを見下すことは、他文化を無視すると同時に他文化に対する偏見を助長しやすいと批判している[50]。また、教科書は、「先進的な韓国が未開な日本に文明を授けてあげた」という歴史観を強調するが、朝鮮が中国から受けた影響は殆ど触れられていない。たとえば、高麗時代前時期にかけて異民族が帰化した数字は23万8000人余りに達する[50]。あるいは契丹が滅亡して契丹人が各地に散る時に、高麗に入って来て暮らした契丹人は100万に達するという記録もある[85]。帰化した漢族は国際情勢に明るく、文芸にたけていて官僚にたくさん進出した。帰化した渤海人契丹との戦争に参加して大きい功績を立てた。崔茂宣に火薬製造技術を伝えた人物の李元も中国、江南地方出身帰化人である[50]。帰化した女真族は北方情勢を情報提供したり城を築いたり、軍功をたてて高位官職になった者もいる。李氏朝鮮を建国した李成桂は東北面出身でこの地域の女真族を自身の支持基盤とした。開国功臣だった李之蘭はこの地域出身の女真族指導者として同北方面の女真族と朝鮮の関係を篤実にするのに重要な役割を担当した。李氏朝鮮時代、同北方面の領域で領土拡張が可能だったことは女真族包容政策に力づけられたことが大きい[50]。朴チョルヒ教授は、韓国の社会教科書が過度に民族中心的に叙述され、これら帰化人の存在と文化的影響に対し教科書は沈黙していると批判している[50]。また、小学校6年生1学期の社会教科書の「一つに団結した同胞」の部分「私たちの同胞は最初の国・古朝鮮を建てて、高句麗、百済新羅に続いて統一新羅へと発展して来た」との記述に、朴チョルヒ教授は、「教科書では、『古朝鮮が立てられる前の私たちの先祖の生活がどのようだったのか調べてみよう』と記し、旧石器、新石器、青銅器時代を説明し、まるで旧石器時代から古朝鮮に至るまで同じ血統の民族がこの地域に暮して来たかのように記述されている」と批判している[50]

韓国起源説を補完する説の存在

文化抹殺説

韓国起源説や「日本人の野蛮性」という認識を補完する主張として、「日本による韓国文化の抹殺・略奪説」がある。日韓併合時代や文禄・慶長の役の際、日本が朝鮮半島の文化・文化財をことごとく抹殺・略奪したというもので、「現代の朝鮮半島に存在しない文化も、日本に抹殺・略奪される前には存在したはずだ」との前提で、多くの韓国起源説が主張されている(例:折り紙[86][87][88]

剣道柔道のように、日韓併合時代に日本が韓国に伝えた文化(日帝残滓)についても、「韓国に本来あったはずの伝統様式こそが日本様式の起源であったが、日帝によって抹殺され日本風に強制的に改変された」と主張し、呼称・服装・作法などを韓国風に改変し韓国起源説を主張する場合がある。

弓道のように韓国起源を主張していない文化についても、「韓国のものは日韓併合時代に日帝に抹殺されたが、本来は伝統的な様式があった」と主張し、自己文化の伝統・正当性の根拠とする場合もある[89]

韓国起源説の信奉者は「日本が朝鮮半島に存在した~の文化を抹殺した」という物証がないことすら、「それこそ日本による文化抹殺が周到に行われ、巧妙に隠蔽された証拠だ」という陰謀論を展開することが多い。つまり、「証拠がないことこそ証拠である」という論理で言い抜けをすることが多い。

民族性・その他

韓国起源説の土壌として、韓国の民族性が挙げられることが多い(ただし、「民族性」概念は、社会事象の説明要因としては、「人種」等と同じく、定義の曖昧さ・理論の弱さ・統計的証拠の乏しさ等の理由から、近年の社会科学で使われることは少ない概念である点に注意が必要である[90])。

  • 元祖に執着する民族性。ソウルは「元祖」を主張する店の看板にあふれているという[91]
  • 正統性や系譜を極端に重視する儒教的影響。家系図にみられるように儒教的影響から、韓国社会は初代や元祖を重視する傾向がある。その結果、これらを名乗る事によるメリットも大きい。
  • 韓国の文化依存症候群である火病に起因する詐称がある。現実を事実として許容できない場合、論理的でない方法(嘘等)を用いてでも、自らや他人を納得させようとする回避・強迫的行為。
  • 偽証が氾濫する社会。裁判における偽証は日本の671倍に及ぶ[92][93][94][95]
  • 民族主義。韓国の新聞には、韓国文化を自画自賛する言葉が頻繁に出てくる[96][97][98][99][100][101][102][103][104][105][106][107]。この「優秀な韓国文化」という意識があるため、他文化を認めず、「韓国=世界一」という歴史観が広く共有されている。
  • 反日思想。韓国を肯定するための方便として、日本を否定する言説が受け入れられやすい傾向にある。
  • 日鮮同祖論の遺産。日鮮同祖論が日本による韓国併合を正当化する理論として否定された後も、日本文化の起源が韓国にあるとする論理は韓国文化の優位性を示すものとして引用されている。
  • 近年の風潮では、韓国起源を主張することは愛国者であり反論するものは親日派だとして叩かれる事例も存在する。
  • 国際的知名度、認知度の低さ。日本や中国などに比べて韓国は国際的に知名度や認知度が低く、国家ブランドが弱い。その為、誇張した広報や、過度の主張を行って認知を上げようとする民族主義的な背景が生まれている。
  • 韓国起源であると発表した後、続々と証拠が現れるが、そのどれもが歴史的にありえない物や、証拠にならないものが多い[108]

韓国起源説への評価

  • 岡田英弘は、「もともと、日本は未開野蛮の国で、朝鮮がすべて、いいことを教えてやったんだと思いたい。極端な話が、日本の歌謡曲だって、実は朝鮮人が発明して、それを有名な音楽家である古賀政男が朝鮮に来て、それを聞いて帰って、つまり盗んで、自分が作曲したと言って発表した。それが日本の歌謡曲の起こりだ、という解釈まである。これは国民的な信念なのだ。このようなことに至るまで、とにかく、自分たちが兄で、日本は弟だ、という信念が、韓国人アイデンティティの基礎にあって、これを否定されたら、韓国人でいられない。」と述べている[109]
  • 三橋貴明室谷克実は、【三橋】「『何でも韓国起源にする』という話では、桜のソメイヨシノがあります。韓国人にいわせれば、ソメイヨシノは済州島起源らしい。しかし、ソメイヨシノは自生しない種で、接ぎ木でしか育ちません(笑)。オオシマザクラエドヒガンの接合したもので、それを知らずに、『ソメイヨシノは済州島の自生植物』といっている。哀れです。」【室谷】「戦後のソウルでは、『倭臭がするから』と桜の木を切り倒した。ところが今や外国の都市で、日本からの苗寄贈で出来上がった桜並木を見るや、『わが国の木だ』と始める。そもそもソメイヨシノは、現在の東京駒込染井霊園あたりでつくられた桜です。」【三橋】「まぁ無知だけれども、それで国が潰れる心配はありません。ウソはもっと性質が悪い。ほらを吹いてまでソメイヨシノを韓国起源にしたがるほうが深刻です。」【室谷】「ウリジナルですね。韓国語の会話にじつに頻繁に出てくる『ウリ』と英語の『オリジナル』を組み合わせた造語です。誰がつくったのか、言い得て妙です。」【三橋】「日本刀剣道柔道合気道茶道華道折り紙清酒納豆。みんな『韓国人が創設した、開発した』という。対象は日本の文化に限らず、漢字も韓国人の発明であり、孔子はじつは韓民族だったという。」【室谷】「英語を翻訳した諺も、いつしか『そうした場合、韓国では昔からこういってきた』式になり、その諺を生みだした祖先の英知を自慢したりする。ロケット砲を最初に考え出したのも李朝世宗の朝鮮人だとか。なぜ侵略してきた豊臣秀吉軍に、それを使わなかったのでしょう。そんなに素晴らしい文化・文物を創設してきたならば、なぜ今日の韓国は世界の最先進国家でないのでしょうか。誰かが一つのウリジナル説を唱える。それが、まさに『ウリ自尊心』に合致する話だと、たちまち国民的大合唱になり、いつしか韓国のなかでだけ通じる『もはや証明する必要もない既定の事実』になっていくのです。」 と述べている[110]
  • 井沢元彦は、「かつて中国スタンダードに反する『オリジナル』の許されなかった『つらさ』はわかるが、だからといってなんでもかんでも韓国が発祥という『ウリジナル』は行き過ぎだろう。」と述べている[111]
  • 大礒正美は、「何でもかんでもこじつけてしまうわけです。特に日本を見下し、何を言ってもいい、という感覚がある。韓国国民が起源説を信じているというよりは、ワーワー言うのが楽しいという感じ。それにメディアが乗っかって話を大きくするわけです」と述べている[112]
  • 金光林によると、韓国人が漢字を発明した或いは孔子は韓国人という主張を行う韓国人学者がいるが、韓国の学界の定説にはなっていないという。しかし、これらの主張が中国に伝わり、韓国人は中国文化を何でも韓国に宗主権があるという、韓国起源説として受け止められ、韓国人が中国の文化を侵食していると警戒感を持たせているという。そして、「中国と朝鮮は前近代の伝統社会においては、基本的に東アジアの漢字文明圏、儒教文明圏、または中国文明圏に属し、文明的性格において韓国の独自性が見えづらかった。」「ハンティントンは『文明の衝突』の中で、韓国・ 朝鮮を中華文明のカテゴリーに入れている。現代の韓国・朝鮮においても、伝統文化を論じる場合、その文化の内容が中国の伝統文化と重複、類似する場合が多く、韓国・朝鮮が自国の文化として主張するものが中国でも自国文化として主張する場合と重なっている。」「朝鮮は前近代の歴史において、漢字、儒教、政治・社会制度など多数の領域にわたり 中国の影響を受けており、そのために韓国・朝鮮の文化には中国文化との共通的要素が 多いので、中国側からすれば、韓国・朝鮮文化の独自性を看過しやすくなる。」「韓国・朝鮮では、近代のナショナリズムとの関連から韓国・朝鮮文化の独自性に対する主張が多くなり、印刷術・天文測定器・東洋伝統医学の宗主権論争に見られるように、場合によっては韓国・朝鮮側が中国起源の文化を過剰に自国の独自文化として主張しているように中国側に受け止められたりする。」と述べている[113]
  • 西尾幹二は、「韓国は日本のコピーである。だから、ほかでもない、韓国人は韓国のコピーを日本にさせたい。それは妄執に近い彼らの欲望となっている。日本海東海と呼ばせようとするのも、空手の一流派をテコンドーと名づけてオリンピック競技に仕立て、韓国起源を演出するのも、『竹島の日』が出たらただちに『対馬の日』と言い立てる荒唐無稽も、こういう子供っぽいことをしようとするのはすべてみな日本を意識しての話であって、世界地理学会が古くから日本海と名づけ、日本人が長い伝統を持って柔道を世界的に普及させてきた....等などの日本の真似をそっくり演じ、しかもそれを日本にも強制する。コピーのコピーをさせようとする」と分析している[114]
  • 中宮崇は、「朝鮮人は、自分たちこそ世界でもっとも優れた民族だと思い込んでいる。彼らが勝手に内輪で盛り上がっているだけなら、朝鮮民族ごときが何を考えていようがなんの影響も害もないのでどうでもよいのだが、まったく根拠のない噴飯ものの思い込みが高じて、世界中に赤っ恥をさらす事態にまで発展してしまうこともしばしばだ。(中略)もっとも有名なのは、1998年に韓国の各マスコミが『日本人サッカー選手の中田英寿は、実は在日3世である』と報じてしまい、中田本人から抗議を受けたという事件である。これは韓国マスコミの特殊なミスリードではない。実は同様の捏造報道は、気づかないところで数限りなくなされているのである。朝鮮人はよほど日本人にコンプレックスがあるのか、こうした在日認定の傾向は、マスコミだけに見られる特徴ではない。むしろ、朝鮮人全般にわたって広く一般的に見られる症状であると言える。なにしろアメリカ大リーグのホームページにまで、『野茂や松井は実は日本人ではなく朝鮮人なのだ』と怪しげな英語で投稿する朝鮮人が後を断たず、アメリカ人にやんわりと諭され、それに逆ギレして失笑を買うという黄金パターンは今も健在だ。歴史上の人物についても同様である。例えば、豊臣秀吉といえば、朝鮮半島に攻め込んだということもあって彼らにとっては悪魔のごとき人物なのだが、その豊臣政権を倒した徳川家康は、朝鮮人には意外とウケがよい。そして彼らにとって、悪魔を倒した英雄は、当然日本人ではあり得ず、朝鮮人でなければならないのである。そこで驚くべきことに、『徳川家康は実は朝鮮人である』という妄想を平気で口にする朝鮮人が出てくることになる。いや、信じられないだろうが、こういうおバカな朝鮮人はマジで多いのだ。(中略)日本人であるはずはない、朝鮮人であるに違いないという、哀しいコンプレックスゆえのことであろう。まぁ、勝手に妄想して勝手に笑い者になってください」と批判している[115]
  • 呉善花は「最近は韓流ブームですから、それに乗じるかたちで韓国ではルーツの話がかまびすしい。日本文化は着物から剣道に至るまで、すべて韓国ルーツだと、ネチズンあたりが中心になって盛んにいってます。しかも日本人には、日本文化は韓国ルーツだと思い込みたがる人がかなりいて、韓国人がそう言い張ると、ああ、あれもやっぱり朝鮮半島を経由して日本にもたらされた、と思ったりしてしまう」「(茶道韓国起源説に対して)そもそも朝鮮半島にはお茶を飲む習慣がありません。一部には、高麗時代まではあったようです。韓国ではご先祖さまに供え物をつくり、命日に親戚が集まってお辞儀をして迎える儀礼の事を茶礼と呼びます。なぜ茶礼という言い方をするのか。おそらくかつてはお寺で仏さまにお茶を捧げていたのではないか。しかし、儒教が地盤を拡大して仏教弾圧が行われ、仏教的な匂いのするものはすべて消されてしまったのではないか、という学問的な推測があるんです。世界中でお茶を飲む習慣がないのは朝鮮半島だけです。日本はいわずもがな、中国には烏龍茶があるしヨーロッパにもティーがある。ただし、十数年前から韓国人もお茶を飲みはじめました。当時、韓国の一流化粧品会社であるアモレの社長が世界各国を巡って、どの国にもお茶があるのにどうして朝鮮半島にはないのかと思い、日本にあるような緑茶済州島山麓で栽培したんです。そして、その後、自社から美容によいという触れ込みで売り出した。(中略)また、同じころに在日韓国人が韓国に行って、お茶を飲む習慣があったという歴史を捏造しました。驚くべき事に、家元までつくりあげてしまったんです。たかだか十数年前からの家元ですが、ルーツ好きな日本人は韓国でお茶の店に行くと、『そうか、ここが発祥なんだ』と感心してしまう。かなりお茶に長けた方でもそう思い込んでいる方がいます」「朝鮮半島が中心になる小中華思想では、中国を従属国とするわけにはいかない。つまり韓国にとっては、周辺国家といっても日本しかないわけです。しかもというのは蔑視しやすい。(中略)反日感情のある韓国人は、必ず日本人に対して威張った言い方をしますし、精神性や血統についても韓国のほうが優れている、と思っています。一流大学の歴史学者までがこのような主張をしていて、ある韓国の学者が日本へ行って奈良などを散策したあとに、自国で『日本は韓国だった』という内容の本を出版しました。(中略)色々な建造物を見て歩いたら、いかに日本が韓国であるかがわかった、と」「実際のところ、韓国オリジナルのものはあまりありません。仏教でも漢字でも、中国から韓国に入って日本に流れたものがほとんどです。いちおう韓国の学校でも、韓国にあるものの多くは中国発祥だと教えますが、その部分はほとんど強調されず、中国から入ったものを何百年もかけて朝鮮半島的なものに作り変え、それを何もない未開の地であった日本に伝えてあげた、ということだけがプレイアップされる。たとえば韓国人は中国仏教百済仏教アレンジして、それを日本に教えた、というわけです。そんな状況だから、高校まで歴史教育を受けてきた一般の韓国人は、中国のことなど頭から飛んでしまって、『すべては韓国発祥で、われわれはそれを日本に教えてあげた』となる。そして、それこそが韓国人の生きがいといっていい」と述べている[116]
  • 黄文雄は、「韓国人のナショナリズムが高揚するにつれて、日本に対する韓国起源説がどんどん強くなってきた。そして、神功皇后は新羅人皇女だ、素戔嗚尊は古朝鮮人で、日本を征服して出雲王朝の祖となった、天照大神は百済人で、近肖古王のふたりの王女のひとりであった、などといったさまざまな荒唐無稽な説が出てきた。そのためのこじつけとして、奈良は朝鮮語で国の意味だとか、そのナラに天神が降臨したという神話があるとか、珍説奇説やら屁理屈をまくしたてる。また、こういった日韓同祖・同種の話は、韓国人の著書にいやというほど出てくる」「応神天皇は韓国人だった説、允恭天皇天武天皇も、さらには卑弥呼も韓国人だった説まであります。これは韓国人の民族主義や自尊心を満足させるようです。しかしほとんどの天皇韓国人説は資料の厳密な検証の欠陥と支離滅裂な論証、そして恣意的な資料を引用したもので成り立っています」「韓国は武士道だけでなく、天皇神道相撲剣道茶道歌舞伎俳句和歌芸者忍者日本建築神代文字扇子折り紙寿司刺身納豆錦鯉秋田犬に至るまで、あらゆるものを韓国起源だと主張してきましたが、理論は飛躍していて牽強付会、話になりません。中国との間でも漢字石碑印刷技術針灸の起源をめぐった争いがあり、しまいには孔子秦の始皇帝まで韓国人だと言い出すので、中国人学者と韓国人学生の間で乱闘騒ぎまで起きたほどです」と韓国起源説を荒唐無稽だと評している[117][118]
  • ジャーナリスト竹嶋渉は、剣道茶道の韓国起源説について、「なぜ韓国人はこのような奇妙な主張を展開するのだろうか。剣道と茶道ではその背景がかなり違う。茶道の場合には単純に『日本には高尚な文化があるはずはない』という偏見と『日本は野蛮国なのだから、日本に高尚な文化があるとすればそれは韓国が伝えたものである』という鼻持ちならない高慢な優越意識が背景にある。剣道の場合はこれとはやや異なっている。現在、韓国で公式競技として行われている剣道は日本の剣道とほぼ同じものである。日本に対して高慢な優越意識を持っている韓国人にとっては、野蛮人である日本人の武道を学んでいること自体が心理的負い目として作用する。そこで『剣道の起源は実は韓国だった』ということにしておけば、こうした心理的負い目をきれいさっぱり払拭してくれるばかりか、国内向けに愛国者面をすることもできて、一石二鳥というわけなのである。故に韓国において、日本の剣道や茶道の起源は学究的な問題ではない。日本に対する優越感を満足させ、劣等感を克服するという精神次元の問題なのである」と述べている[119]
  • 桜井誠は、「韓国人の日本文化朝鮮起源説は、対日劣等感の裏返しであり、言い換えれば朝鮮にはまともな文化がなかったと認めているのに等しい。常に歴代中華帝国の徹底的な蹂躙を受けてきた朝鮮半島では、自分たちを小中華と呼んで中華の正統な後継者と勝手に位置づけ、また中華文化圏からいち早く抜け出した日本などを東夷と呼んで蔑むことで、かろうじて崩壊寸前の精神の均衡を保ってきたのである。(中略)現在に到るまでの朝鮮に共通しているのは『日本のような東夷に立派な文化などあるはずがない、あるならそれはきっと朝鮮半島から渡来したはずだ。世界が日本の文化を賞賛するのは間違っている。賞賛するなら宗主国たる朝鮮を賞賛すべきだ』と多くの人が本気で思っている事であろうか。だからこそ、今後も世界で賞賛されるような日本の文化が表に出てくれば、必ず『それは朝鮮起源だ』と主張してくるであろう。日本文化朝鮮起源説とは、まともな文化を何一つ持つ事が出来なった朝鮮民族の悲しい叫びなのである」「韓国では、あらゆるものが韓国起源であると本気で信じている輩が大勢いる。さすがにトンデモ話として韓国でも受け止められているだろうが、『10万年ほど前に存在した朝鮮語が世界の宗主言語だ』という主張をのたまう韓国人も少なくない。(中略)韓国にまともな歴史や文化が存在しない事は、少しでもかの半島の歴史を勉強した方なら納得いくことだろうが、だからこそ屈辱にまみれた朝鮮の歴史を認める事が出来ない韓国人たちは、たとえ捏造してでも、自分たちがいかに誇らしき民族であるかを世界に示したいのである。韓国人の歴史や文化に対する劣等感は、日本人には想像できないほど凄まじいのである」「空手相撲だけではなく、韓国人は日本のあらゆる文化を盗もうとしているんだ。『誇るべき文化がない』→『世界的に有名な日本の文化を韓国起源ということにしよう』→『文化を手に入れると同時に日本の足を引っ張れて一石二鳥』というわけさ。しかも韓国人はインターネットを通じて、捏造起源情報を世界中に宣伝しているんだ」と述べている[120]
  • 週刊大衆』は2008年11月3日号で、「ここ数年、主に都市部で激増した中国のネット利用者を中心に、韓国への怒りが蓄積されていたことがあります。その理由となったのは、いま韓国で流行している韓国起源説なんです。韓国起源説とは他国の文化や事物などを、すべて『韓国発祥だ』とする学説。『日本の剣道柔道寿司うどん歌舞伎日本語などは韓国発祥』というものから、『世界の古代文明もすべて韓国が発祥で、イギリス人の祖先も韓国人』などという、もはや笑うしかないものまであるのだが、韓国では、大学教授やマスメディアを含め、ごく一部ながら、こうした説が大マジメに議論されている。いつ頃から存在したかは不明ですが、日本や中国で知られるようになったのは、インターネットが普及してからです。歴史的に中国や日本の圧迫を受けてきた国だけに、韓国人(朝鮮民族)が世界一だと思いたい心理が、こんな説を生んだんでしょう。そして、中国の文物に関しても韓国起源とする説はある。漢字や漢方、活版印刷などの事物、老子や孔子といった偉人についても、『韓国生まれだ』という主張がなされてきた」と韓国起源説を分析した。
  • 中国人ジャーナリスト戴世煜は『週刊プレイボーイ』で、「韓国は中国人の永住を拒絶したり、中国より古い5千年の歴史があるとか、漢字は朝鮮が起源だといった主張が嫌われる原因です。特に高齢者の間で反韓意識は高いですね。第二次世界大戦中、日本の手先として中国に攻め入ったのに戦勝国側に居座っている事が厚かましくみえるのでしょう。極めつけはベトナム戦争で米国側についた事。その後の韓国の経済発展も米国の援助のおかけだと見て米国の犬と考える人も多いからです」と韓国起源説が中国における嫌韓を助長していると述べている。
  • 中国新聞網は、このような起源主張について「文化の強奪を通じて、文化の少なさを補おうとしている」「韓国が他国の文化を強奪するのは、文化に対するコンプレックスがあるからだ」と分析し、文化に固執する理由として「経済的・政治的に成長を遂げながらも、世界に対する影響に制約があるのは、自国の文化的影響力が足りないためと思っているからに違いない」と分析している[121]。中国人はこのような主張に対して理解に苦しむという意見が大半だが、「韓国からの強奪にはもう慣れてしまった。孔子だけではなく、仏教の開祖・釈迦ですら韓国人なのだから」といった皮肉も見られる[122]
  • 石平は、「朝鮮半島最初の王朝・衛氏朝鮮中国人が建国したという史実や、朝鮮の歴代王朝が中華帝国属国となり続けたことの劣等意識から、韓民族は建国物語『檀君神話』を生み出した」が、「儒教など中華の文化に染まり、のように中華世界が夷狄に支配されたことで、『朝鮮こそ本当の中華』と思うようになり、その自尊感情が『何でも韓国起源』のウリナラ史観に繋がった」と分析している[123]
  • 古田博司は、「剣道も華道も韓国起源、孔子は韓国人だったという。外国人はこうのたまう彼らの文化を俗にウリジナルといっている」として、その理由を民族の「脱落のプロトコル」に求めており、或る民族が関心がなかったことはその或る民族は理解することが出来ず、韓国文化は中国文化しかなく、自分の文化には関心がなかったから韓国人は「入ってきたら内の物」だと思い、それがウリジナルの原因と指摘している。古田博司は、「なぜ彼らは受容しても自分の文化だと思うのだろうか」と考え、「コリアンはシナ文化しかなかったので、文化に関心を持たなかった」結果、「韓国人は文化が何かよく分からない」という結論に至るまでに、朝鮮文学研究者の野崎充彦が長い研究の末に得た、朝鮮古典文学の主人公や舞台はほとんど中国(中国人)だから、「朝鮮古典文学の特徴は朝鮮の不在である」という研究が参考になったと述べている[124]

起源説への皮肉やパロディ

インターネット上では、わざと冗談目的で新たな韓国起源説が創造され、それがあたかも本当の報道であるかのように誤解され、流布されることもある[125][126]中国の情報を日本に紹介するサーチナのサイトは、韓国の教授が孫悟空が韓国のサルであるという証拠を「発見」したと主張しているとする記事を掲載した[127]。記事には文責の署名がされているが、その出典は、匿名の中国語ブログ[3](ニュースのソースを示していないばかりか、韓国人教授の名前すら明言していない)である。さらにサーチナは、デマを日本に配信した張本人でありながら、そのデマを批判するニュースを配信している[128]。例えば中国のポータルサイトが運営する掲示板に、「韓国の梨花女子大学の教授が、曹操の一族はもともと朝鮮半島に住む貴族だったが、西暦117年に起こった政変によって黄河中下流域へと落ち延びた。その後、姓を夏侯へと変え、曹操の父が曹氏を継いだと主張している」と「曹操韓国人説」が出回り一時騒然となったが、後になって悪戯だと判明するという事件があった。近年、中国では韓国に「文化を盗まれた」とする事件が多発していたことから、多くの中国人ネットユーザーが悪戯に気付かず、騒ぎが大きくなったと見られている[129]

YouTubeでは、続出する韓国起源説を受けて、韓国の歴史と文化は周辺国を盗作したものと主張する動画が出回っている[130]。「All Your Culture Are Belong To Us(お前らのすべての文化は私たちのもの)[131]」という動画では、対象に照射すれば全てのものをそのままコピーできる「文化盗作光線」を発明した韓国人が「世界のすべての国の文化は韓国のもの」と主張する内容で、韓国人は儒教漢字歌舞伎など周辺国の文化遺産を盗作して自分のものだと言い張り、韓国人が自動車を発明し、忍者も韓国が元祖という内容が出てくる[130]。「Korean history - Cultural Plagiarism(韓国歴史-盗作の文化)」では、「韓国人の盗作に対してノーと言おう」という内容で、韓国人でない人物を韓国人と言ったり、他の国を韓国の土地だと紹介したり、盗作を日常的に行う韓国人が他の文化圏の遺産を盗作していると皮肉るものである[130]。「Korean Created the World's Civilization(韓国人が世界文明を創造した)」というタイトルの動画では、古代中央アジアで突然現れた韓国人が黄河インダスシュメールエジプトなど世界主要文明を建設したという内容が出てくる[130]。「All Japanese Culture Are Belong to Us(すべての日本の文化は私達のもの)」という動画は、韓国人がキムチと亀甲船とともに宇宙空間に現れるシーンから始まり、自らを「世界で最も知的な民族」と称し「すべての日本文化は韓国から来た」と主張し、韓国人のような外見をした人物が「韓国の歴史書にそのように書かれていて、すべて証明されている」と主張する。動画は、これに「信ずるに足らない。日本は独自の文化を自分で作ってきた」と答え、日本の文化は韓国ではなく、中国をはじめとする他の国から広まったと言い、「柔道剣道合気道盆栽寿司などのすべての優秀な日本文化と韓国文化には関連がない」とし「韓国人よ、嘘はいけない」とアドバイスする[132]。この他にも「日本は韓国の土地だった」「ジンギスカンは韓国人だった」「韓国人が飛行機を発明した」「韓国人は現代科学技術の起源」「イエスは韓国人だった」等のタイトルをつけた動画が存在する[130]

脚注

  1. 1.0 1.1 1.2 1.3 韓国起源説の一覧参照
  2. 2013年11月22日、ソウル、韓流現象と中国文化を長年研究している韓国外国語大学の林大根教授の講演。
    「数年の一部の韓国人による『偉人や伝統文化は韓国が起源』という主張は間違っている。これは劣等感から来るものだ」 [1]
  3. “韓国特有の国民性は、一体どこからやって来るのか=中国メディア”. 上海サーチナ. (2017年4月9日). http://news.searchina.net/id/1633202?page=1 . 2018閲覧. 
  4. 一例として、日本でも「日本学術探求協会」という組織が「縄文時代日本人は高度な文明を誇っており、地球全土を支配していた」と主張している(と学会『トンデモ本の世界R』2001年、太田出版、174頁)。また、「義経=ジンギスカン説」「日ユ同祖論」など、世間一般によく知られた起源説も存在する
  5. 野平俊水・大北章二 『韓日戦争勃発!?――韓国けったい本の世界』 文藝春秋、2001年。ISBN 4-16-357900-1。
    大北章二は、韓国人観光客相手の旅行ガイドをしていた際、韓国人に多くの「歴史よもやま話」を聞かされ、その中には「韓国はアジア最古の超大国で、紀元前にはエジプトとならび称されたが、中国が記録を改ざんしてしまったので、証明できなくなった」とか、「日本の古代文化は全て韓国人が教えてやった。中国から直接伝わった文化なんぞ、島国の日本にあるはずがない。遣隋使や遣唐使の存在は、韓国をないがしろにしようとする日本右翼勢力のでっち上げだ」とかいうものもあったと述べている。
  6. 例えば、韓国人は朝鮮半島から日本への初期製鉄技術や刀剣の伝播を根拠に、侍や侍が使用した日本刀の起源を主張することが多い。確かに日本は初期製鉄技術や直刀を朝鮮半島経由で導入したと考えられているが、太刀や打刀等の一般的な意味の「日本刀」や侍は明確に日本で発現した文化である。韓国側の主張は日本国内での作刀技術や社会体制の変革、発展、継承を無視している
  7. 韓国起源説の実例を参照
  8. 例えば「日本の何々は百済起源」等の説は「日本の起源は百済」と言う説を鵜呑みにしてる場合が多い
  9. 李明振 (2007年12月11日). “中国人は日本より韓国が嫌い=中国紙”. 朝鮮日報. http://s02.megalodon.jp/2008-0617-2042-10/www.chosunonline.com/article/20071211000008 . 2008年7月13日閲覧. 
  10. “エッ!「漢字は中国起源」じゃないの?韓国の“文化略奪”?に反発強まる―中国”. レコードチャイナ. (2007年12月13日). http://www.recordchina.co.jp/group/g13645.html . 2009閲覧. 
  11. 週刊プレイボーイ』2010年8月16日号
  12. 拳骨拓史 『韓国人に不都合な半島の歴史』 PHP研究所、2012-10-25。ISBN 9784569808000。
  13. アニメ「ヘタリア」に怒っている韓国ネチズンがいる? ITメディアニュース 2009年1月13日
  14. 일본 만화 '헤타리아', '범죄행위' mbc 2009年1月13日
  15. 週刊ポスト2013年8月2日号 [2]
  16. 大礒正美「国民性 桜も寿司も剣道までも「韓国起源(ウリジナル)」にしてしまう「夢想自大主義」の暴走 (SIMULATION REPORT 「アジアの強国・強兵」「バイオ・IT大国」の虚像はもろくも剥がされようとしている 韓国「堕ちた偶像」)」、『SAPIO』2006年4月26日号、小学館、2006年4月、 17-19頁。
  17. “韓国が起源だとする主張「ウリジナル」に秋田犬や“日本”等”. 週刊ポスト2011年10月28日号. http://www.news-postseven.com/archives/20111017_65285.html 
  18. 憂慮すべき韓国の夢想自大主義”. 大礒正美研究室 大礒正美コラム「よむ地球きる世界」 (2006年1月14日). . 2008年7月13日閲覧.
  19. “「すべての物事は自国起源」という韓国の荒唐無稽な主張 「ウリジナル」特集したTBS朝ズバッ!にネット騒然”. J-CASTニュース. (2013年12月9日). http://www.j-cast.com/2013/12/09191226.html . 2013閲覧. 
  20. Kpedia”. . 2018年3月27日閲覧.
  21. “데스크 시각>벚꽃과 사쿠라” (朝鮮語). NAVER. (2007年4月7日). http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=110&oid=021&aid=0000188338 . 2011閲覧. 
  22. “A very merry cherry festival for all” (英語). 中央日報. (2009年4月10日). http://joongangdaily.joins.com/article/view.asp?aid=2903370 . 2011閲覧. 
  23. “'왕벚나무 자생지 제주'를 재확인한다” (朝鮮語). チェジュ・トゥデイ. (2010年3月15日). http://www.ijejutoday.com/news/articleView.html?idxno=100189 . 2011閲覧. 
  24. “벚꽃? 일본산 아니다 '제주산'이 맞다” (朝鮮語). 朝鮮日報. (2011年4月14日). http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2011/04/14/2011041401915.html . 2011閲覧. 
  25. “봄의 여왕 벚나무, 고급가구의 목재로도 최상급 대우” (朝鮮語). dongaA.com. (2012年4月14日). http://news.donga.com/3/all/20120413/45513881/1 
  26. “桜開花で韓国トンデモ主張「花見は韓国文化」” (日本語). 東スポweb (東京スポーツ). (2015年3月27日). http://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/381843/ . 2016閲覧. 
  27. この思想は朝鮮独特のもので、逆に中国王朝からは、漢代には韓系部族の銀印に対して倭国が金印紫綬を賜わっていた事、南北朝時代には倭国の朝鮮半島南部での覇権を公式に認めていた事、唐朝での朝見に際して日本の席次が新羅より上だった事、明が李朝を日本へ従属していると見做していた事、など大半の時代に於いて日本が上位に置かれていた。金印紫綬を賜わったのは日本と大月氏国の二国のみ。琉球は銀印。印綬参照。
  28. "사무라이, 백제 기원설"-영화 "싸울아비" 개봉 앞두고 한일 공방 (MOOTO NEWS 2001/12/05) 和訳
  29. 野平俊水 2002, p. 194
  30. デスクコラム独島倭乱に臨んで チョ・ヒャンレ社会2部長毎日新聞 (韓国)2008年10月8日)
  31. 31.0 31.1 水野俊平 2007
  32. SBSスペシャル 韓日併呑100周年特集歴史戦争(聯合ニュース2010年8月26日)
  33. 【その時の今日】永遠に癒やされない傷、庚戌国辱(中央日報 2010.08.27)
  34. この認識は北朝鮮にも共通で、国連の対日非難演説で「Jap」等と併用して「島国」を使うほどである
  35. 「島国日本」と不適切発言 韓国駐日大使、与党も苦言(産経新聞2008年7月22日)
  36. 日本人を「チョッパリ」と呼ぶのは何故なのか、あなたは知っていますか?(デイリアン/Yahoo!Koreaニュース2008年09月21日)
  37. 糟糠の妻’日本中国猛非難“そんなやつらは周牢を課さなければならなくて”(中央日報2008年9月28日)
  38. 기고 일본에 맞대응 할 길을 찾아보자「日本に正面対抗する道を探してみよう 独島領有権問題提起 愛国民族愛の道考えてこそ」(京畿新聞 2010年04月06日(火)電子新聞|13面)
  39. チョッパリ'と豚足(ニューデイリー2010年4月26日)
  40. 「サイバー倭乱」韓国ネチズンにかかればダウンだ(日刊スポーツ2004年1月15日)
  41. 日本、やっぱり答えは天罰にある! チョン・ジェハク編集委員、デイリアン、2012年8月18日
  42. 「正統派の学者がこれらに異議を唱えた場合、在野の偽史支持者は論破されても認めずに「親日派」や「講壇史学者」等の罵声を浴びせる可能性が高く、正統派の学者達にとって素人学説を論破しても学会で評価されず徒労に終わってしまう」としている。
  43. 木村幹『朝鮮/韓国ナショナリズムと「小国」意識 - 朝貢国から国民国家へ』ミネルヴァ書房、2000年、ISBN 978-4623032921。
  44. 朴正煕 『朴正煕選集2 国家・民族・私』 鹿島研究所出版会、1970年、234-238。全国書誌番号:72004958
  45. 朴正煕 『朴正煕選集1 韓民族の進むべき道』 鹿島研究所出版会、1970年、92。全国書誌番号:72004958
  46. 朴正煕 『朴正煕選集1 韓民族の進むべき道』 鹿島研究所出版会、1970年、79-91。全国書誌番号:72004958
  47. 出典の韓国歴史教科書参照
  48. 斎藤吉久. “日韓歴史認識の埋め難き溝--韓国『反日』教科書の凄まじさ”. 神社新報 (平成13年4月16日号). http://s02.megalodon.jp/2008-0920-1600-28/www004.upp.so-net.ne.jp/saitohsy/history.html . 2008年7月14日閲覧.. 
  49. 49.0 49.1 초등 4~6학년 교과서, 단일민족・혈통 지나치게 강조 (朝鮮語). 京郷新聞. (2007年8月21日). http://s02.megalodon.jp/2008-0617-2046-02/news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=200708212359521&code=940401 . 2008年7月14日閲覧. 小学校の教科書、自民族の優秀性を過度に強調。特に「日本人は文化的に劣等」と一貫して記述。
  50. 50.0 50.1 50.2 50.3 50.4 50.5 50.6 初等教科書、高麗の時「23万帰化」言及もしない (朝鮮語). 京郷新聞. (2007年8月21日). http://news.empas.com/show.tsp/cp_kh/20070821n11817/?kw=%C0%CF%BA%BB%20%3Cb%3E%26%3C%2Fb%3E . 2008年7月14日閲覧. 小学校の教科書、他文化を見下し偏見を助長~「日本人が半島に住んでいたら滅んでいた。
  51. 国定韓国小学校社会科教科書 2001, pp. 44-46.
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  53. “黒潮町夫妻の絵本を朝鮮語訳”. 高知新聞. (2006年10月27日). http://www.kochinews.co.jp/0610/061027headline07.htm . 2008年11月2日閲覧. 
  54. 国定韓国高等学校歴史教科書 2003
  55. 鈴木靖民『朝日日本歴史人物事典』「王仁の名から6世紀ごろ、中国系百済人が先進文化を携えた博士として百済から倭に渡来した事実を想像させる」
  56. 大辞林「祖は漢の高祖」
  57. 志田諄一日本大百科全書』「王仁は高句麗に滅ぼされた楽浪郡の漢人系統の学者らしく、朝廷の文筆に従事した西文首の祖とされている。」「王の姓は楽浪出土の印章、漆器、せん、封泥、墓壁銘などに多く記されており、楽浪郡の有力豪族であったことが知られる。」
  58. 加藤謙吉『大和政権とフミヒト制』吉川弘文館「かかる事実に基づき王仁後裔氏族や家氏、東漢氏を中国系とする説が古くから存在する。」
  59. 世界大百科事典』「伝承によると、漢の高祖の子孫」
  60. 石田博『漢文学槪論』雄山閣出版「王仁の家系を述べているが、それによると、王仁は漠の高帝の後であるという。漢の高帝の後を蠻といい、鷥の後胤の王狗は、転じて百済に至った。」
  61. 八幡和郎『最終解答 日本古代史』PHP研究所「そこで、天皇が『お前に勝る学者はいるのか』と聞いたところ王仁を推薦したので、百済から招聘したといいます。王仁博士は、漢の高祖の子孫と称しています。山東省から楽浪郡に移住し、さらに百済に移ったので、平安時代の『新撰姓氏録』には、文、武生、櫻野、来栖、古志といった名字の人々が王仁の子孫で漢族として登録されています。」
  62. 徳川恒孝『日本人の遺伝子』PHP研究所「御存知、漢末の群雄割拠の時代から日本に漢字をもたらしたのは百済からの渡来人の王仁という方だったと伝えられています。彼は漢の高祖(先ほどの漢王朝の創設者、劉邦)の子孫と言われています。」
  63. 関裕二『鬼の帝聖武天皇の謎』PHP研究所「最大の理由は、行基の祖歌位が、百済王家出身ではなく、中国の漢から百済をへて、渡来したという伝承を持っていたことであろう。」
  64. 日笠護『日鮮關係の史的考察と其の硏究』四海書房「後漢孝靈帝の後裔と稱する阿知使博士王仁(漢高祖の後裔)の來朝を見るに至つた。」
  65. 駒井和愛『楽浪』中央公論社「東京大学の歴史学者坪井九馬三博士は、かの日本に論語をもたらしたといわれる王仁ももと漢人の子孫」
  66. 馬渕和夫出雲朝子『国語学史』笠間書院「最初の師直岐・王仁は中国系もしくは準中国系の百済人であったから、漢字の発音も中国音に近かったであろう」
  67. 蔡毅『日本における中国伝統文化』勉誠出版「この『和邇吉師』とは、漢名を王仁と称す。彼の姓氏とその文化教養の点から推測されることは、王仁は朝鮮で生活していた漢民族の移民であるか、あるいは移民の末裔であろうと。」
  68. 佐伯有清『日本の古代国家と東アジア』雄山閣「井上光貞氏は、王仁の王は中国的な姓で王氏ではないかと指摘」
  69. 竹内理三『政治と文化』吉川弘文館「漢高帝の後裔王狗という者が百済に来ったが、王仁はその孫にあたるという。楽浪郡跡の発掘の遣品に王光、王肝など王姓の名をしるしたものがあるので、王仁もその名はともかくとしても、その一族のものであろうと言われている。」「こうしたことから、わが国に文運を最初にもたらした王仁も、じつはまったくの仮空の人物ではなくて、この王氏の子孫として実在したものと考えても、案外さしつかえないのではないか。楽浪の王氏は、いずれも平、宜、雲、光などめでたい文字の一字名である。」
  70. 黒板勝美『岩波講座 日本歴史8』岩波書店「弓月君は秦始皇帝の後だと云はれ、王仁は漢高祖の後裔で百濟に歸化した王豹と云ふ者の子孫だと云ひ、阿知使主はこれ等三國の歸化人の外に支那の歸化人がある。」
  71. 柿村重松山岸德平『上代日本漢文學史』日本書院「當時百濟には王仁の如く漢人の支那北部より轉住し居りしものも少からざりしなる」
  72. 拳骨拓史『韓国人に不都合な半島の歴史』PHP研究所2012年「さらに近年では、朝鮮半島が中国風の漢字一文字の姓を名乗るのは、統一新羅の時代以降であるため、王仁は朝鮮人ではなく、中国系渡来人ではないかと考えられてきている。」
  73. 田中健夫石井正敏『対外関係史辞典』吉川弘文館「応神朝に百済の和通吉師(王仁)が『諭箱』などの典籍をもたらしたという王仁伝説や、继体欽明朝に五経博士が百済から交代派遣されたとする伝承は、そのままでは事実とは認め難い」
  74. 斎藤正二『斎藤正二著作選集4』八坂書房「王仁の実在を疑う論者は、津田左右吉以来、それこそ無数にある。『千字文』そのものが三世紀終わりにはいまだ成立していないのに日本に渡来するはずはないとの疑問は、早く江戸時代に新井白石、伊勢貞丈らによつて提起されていた。」
  75. 中村新太郎『日本と中国の2000年』東邦出版社「阿直岐や王仁が実在の人物であったかどうかはわからない(津田左右吉博士は、後人の造りごととしている)。」
  76. 菅原信海『日本思想と神仏習合』春秋社「和邇吉師が実在の人物でないとすれば、やはり事実とは認められないと述べており、『論語』、『千字文』の阿直岐や王仁は到底実在の人物とは考えられないこと、また和邇吉師が論語、千字文を献上したといふのも、津田左右吉博士は、『王仁の名は阿直岐に対して作られたものであらう』と、架空の名を作り出したもの」
  77. 野平俊水 「第5節 日韓合作偽史(5) 王仁博士の生家は全羅南道・霊巌である」『日本人はビックリ!韓国人の日本偽史』 小学館〈小学館文庫〉、2002年4月、pp. 93-109。ISBN 4-09-402716-5。
  78. 星野五彦『万葉の諸相と国語学』おうふう「天皇名とその時代との関わりを示す何かが隠されているように思えなくもないが、それについての穿鑿は当面の問考えてみれば、応神時代に音読すればォウジンとなる王仁の来朝も実在人物なのだろうかと疑問が生じてくる。」
  79. 浜田耕策 日韓歴史共同研究報告書(第1期)4世紀の日韓関係 6頁「ところで、韓国の学界では、『日本書紀』に読まれる百済が倭国に送ったとされる王仁や『論語』、『千字文』を代表事例として、百済は倭国より進んだ文化先進国とする文化優越論が根強い。王仁の『千字文』将来説には王仁より後世の作であることや『日本書紀』の歴史構成を批判的に検討する文献学的な批判がある。百済からの知識人や経典の倭国への伝来を百済と倭国との2国間の関係のみに限定してしまい、この背後にある中国王朝との相互の関係に目を向けることの弱さから生まれた『文化優越論』である。」
  80. 拳骨拓史 『韓国人に不都合な半島の歴史』 PHP研究所、2012-10。ISBN 978-4569808000。
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  88. 室谷克実 (2016年1月21日). “【新・悪韓論】韓国ウリジナル、今度は「折り紙」 辞書を見ると”無理筋”なのだが… (2/2ページ)”. Zakzak. 2016年1月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2016閲覧.
  89. 「朝鮮の誇る弓道を恐れた日帝は、弓道を弾圧した 」(大韓弓道協会)(和訳
  90. 分析概念としての問題点については、「国民性」の項目も参照。両概念はしばしば混用され、推論としての問題点も共通点が多い。
  91. [オピニオン]元祖、本当の元祖 (東亜日報、2004年10月28日)
  92. 偽証が氾濫する法廷 (朝鮮日報、2003/02/13)
  93. [オピニオン]うそを勧める社会 (東亜日報、2002/8/7)
  94. 偽証に悩まされる韓国の法廷(上) (朝鮮日報、2009/08/19)
  95. 偽証に悩まされる韓国の法廷(下) (朝鮮日報、2009/08/19)
  96. 「韓国人の情を世界に伝えます」 (中央日報、2005/8/11)
  97. 香港のお茶の間を直撃したドラマ『大長今』 (朝鮮日報、2005/2/4)
  98. 【ハングル誕生559周年】李首相「文化の根は言葉と文字」 (朝鮮日報、2005/10/9)
  99. Tei、チェ・ヨン、K、お台場ZeppTokyoホールで7月公演 (朝鮮日報、2005/6/22)
  100. ホテルレストランに「チャングムの宮廷料理コース」が登場 (朝鮮日報、2005/10/17)
  101. 盧大統領が『五歳庵』受賞に祝電 (朝鮮日報、2004/6/14)
  102. 「国際化学オリンピック」で韓国が世界1位 (朝鮮日報、2005/7/25)
  103. 韓国ユネスコ「今年の人物」に『冬ソナ』尹錫瑚監督 (朝鮮日報、2004/12/14)
  104. 印刷文化の全てを体験できる「清州直指祝祭」 (朝鮮日報、2003/9/4)
  105. 文化部「国語発展総合計画を樹立」 (朝鮮日報、2002/10/9)
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  107. 林権澤監督に金冠文化勲章 (朝鮮日報、2002/7/7)
  108. 日本海を東海であると主張した後、証拠が続々と出現、その後、韓国海であると主張すると、それよりも古い証拠が続々と発見されている。
  109. 岡田英弘 『歴史とはなにか』 文藝春秋〈文春新書 155〉、2001-02-20。ISBN 4-16-660155-5。p136
  110. 三橋貴明室谷克実 『韓国人がタブーにする韓国経済の真実』 PHP研究所、2011-06-18。ISBN 978-4569796611。
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  121. 韓国の「起源主張」、娯楽の感覚ではなく敬意を払うべき-中国 2010/03/31 サーチナ
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  123. “朝鮮半島が高句麗の時代から繰り返されてきた騒動の原因を検証『朝鮮半島はなぜいつも地獄が繰り返されるのか 中国人ですら韓民族に関わりたくない本当の理由』石平著”. 産経新聞. (2017年7月8日). オリジナル2017年12月8日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171208135959/http://www.sankei.com/life/news/170708/lif1707080017-n1.html 
  124. “なぜ韓国の文化は「ウリジナル」なのか? 「『分からないもの』に対して何をするかが問われている」 羽生善治さんの至言が示す人文科学の危機”. 産経新聞. (2017年11月7日). オリジナル2017年12月25日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20171224173051/http://www.sankei.com/world/news/171107/wor1711070009-n1.html 
  125. 起源でない-サンタ協会の発表に、未だ何も言ってないと困惑の韓国 左記記事は、韓国起源説を揶揄したジョーク記事であるが、インターネット上にはこれを真実と誤解した掲示板などが多数存在している
  126. iPhone4の起源を巡り中韓のバトルが白熱化!? 左記記事は、上記記事と同様に、韓国起源説を揶揄したジョーク記事であり、掲載もとの「ウィークリーワールドニュース」は都市伝説を扱うジョークサイトである。にも関わらず、インターネット上にはこれを真実と誤解した掲示板などが数多く存在し、ウィキペディアのまさにこのページにも2011年1月27日から同年12月25日までのおよそ11か月もの間、この記事を基にした文が掲載されてしまっていた
  127. “【今日のブログ】また!?孫悟空は韓国のサルだった?”. サーチナ. (2009年1月22日). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0122&f=column_0122_005.shtml . 2011閲覧. 
  128. “【韓国ブログ】「孫悟空韓国起源説」は日本が疑わしい!”. サーチナ. (2009年4月18日). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=0418&f=national_0418_026.shtml . 2011閲覧. 
  129. “「曹操は韓国人だった?」中国ネット上は一時騒然も悪戯と判明”. サーチナ. (2010年2月3日). http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2010&d=0203&f=national_0203_021.shtml . 2011閲覧. 
  130. 130.0 130.1 130.2 130.3 130.4 "한국문화는 온통 표절한 것" 왜곡 동영상 인터넷 떠돌아 朝鮮日報 2010年1月20日
  131. このタイトルは「All your base are belong to us」のパロディである
  132. “거짓말쟁이 한국인”한국비하 동영상 나돌아 Newdaily 2010年1月20日

参考文献

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    • 黄文雄 『韓国は日本人がつくった』 ワック〈WAC BUNKO B-132〉、2010-08-27、改訂版。ISBN 978-4-89831-632-0。
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  • 野平俊水 『韓国・反日小説の書き方』 亜紀書房、1996年。ISBN 4-7505-9608-6。
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  • 水野俊平 『韓vs日「偽史ワールド」』 小学館、2007年。ISBN 978-4-09-387703-9。

水野俊平と野平俊水は同一人物。

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  • 勝岡寛次 『韓国・中国「歴史教科書」を徹底批判する――歪曲された対日関係史』 小学館〈小学館文庫〉、2001年。ISBN 4-09-402376-3。
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  • 山野車輪 『マンガ 嫌韓流』 晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2005年。ISBN 978-4-88380-478-8。
  • 山野車輪 『マンガ 嫌韓流2』 晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2006年。ISBN 978-4-88380-516-7。
  • 山野車輪 『マンガ 嫌韓流3』 晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2007年。ISBN 978-4-88380-630-0。
  • 山野車輪 『マンガ 嫌韓流4』 晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2009年。ISBN 978-4-88380-944-8。
  • 『マンガ嫌韓流 公式ガイドブック』 晋遊舎〈晋遊舎ムック〉、2006年。ISBN 4-88380-517-4。
  • 『マンガ嫌韓流の真実!〈韓国/半島タブー〉超入門』 宝島社別冊宝島〉、2005年。ISBN 4-7966-4973-5。
  • 『嫌韓流の真実!場外乱闘編』 宝島社〈別冊宝島〉、2006年。ISBN 4-7966-5127-6。
  • 『嫌韓流の真実!ザ・在日特権――朝鮮人タブーのルーツから、民族団体の圧力事件、在日文化人の世渡りまで!』 宝島社〈別冊宝島〉、2006年。ISBN 4-7966-5329-5。
  • 李寧煕 『もう一つの万葉集』 文藝春秋、1989年。ISBN 4-16-343560-3。
  • 李寧煕 『もうひとりの写楽――海を渡ってきた李朝絵師』 河出書房新社、1998年。ISBN 4-309-90277-4。
  • 『新版 韓国の歴史――国定韓国高等学校歴史教科書』 大槻健、君島和彦、申奎燮、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2003年、第2版。ISBN 4-7503-1673-3。
  • 『韓国の高校歴史教科書――高等学校国定国史』 三橋広夫、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2006年。ISBN 4-7503-2459-0。
  • 『韓国の中学校歴史教科書――中学校国定国史』 三橋広夫、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2005年。ISBN 4-7503-2175-3。
  • 『入門韓国の歴史――国定韓国中学校国史教科書』 石渡延男、三橋広夫、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、1998年、新装版。ISBN 4-7503-1084-0。
  • 『韓国の小学校歴史教科書――初等学校国定社会・社会科探究』 三橋広夫、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2007年。ISBN 978-4-7503-2645-0。
  • 『わかりやすい韓国の歴史――国定韓国小学校社会科教科書』 三橋ひさ子・三橋広夫・李彦叔、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2001年。ISBN 4-7503-1024-7。
  • 韓哲昊・金基承・金仁基・趙王鎬 『韓国近現代の歴史――検定韓国高等学校近現代史教科書』 三橋広夫、明石書店〈世界の教科書シリーズ〉、2009年。ISBN 978-4-7503-2986-4。

関連項目