静岡伊勢丹
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株式会社静岡伊勢丹(しずおかいせたん)は、静岡市葵区呉服町一丁目にある、三越伊勢丹ホールディングス(三越伊勢丹HD)傘下の百貨店運営企業。
Contents
概要
1871年(明治4年)9月に呉服店の田中屋として創業、1948年(昭和23年)6月に(株)田中屋に改組する。1971年(昭和46年)11月に伊勢丹と業務提携を結び、「田中屋伊勢丹」「静岡伊勢丹」を経て2005年に伊勢丹の完全子会社、2009年に三越伊勢丹ホールディングスの完全子会社となり現在に至る。売場面積 22,968m2。
2012年度以来、6年連続で増益を達成した。
沿革
- 1871年(明治4年)9月 - 人宿町に足袋製造販売田中屋創業
- 1873年(明治6年) - 旧呉服町二丁目に移転
- 1931年(昭和6年)12月8日 - 田中屋百貨店(洋風4階、述床面積1,000坪)開業
- 1932年(昭和23年)12月2日 - 田中屋百貨店仕入部階上の店員宿舎から出火、宿舎及び本館、近隣店舗4店を全焼[1]
- 1933年(昭和23年)12月 - 再建し営業再開
- 1940年(昭和23年)1月15日 - 静岡大火で焼失、後に再建
- 1945年(昭和23年) - 静岡空襲で焼失、後に再建
- 1948年(昭和23年)6月10日 - 資本金300万円で株式会社田中屋に改組[2]
- 1965年(昭和40年)9月 - 富士市に富士店を開設(現コリドー・フジ)
- 1971年(昭和46年)11月 - 伊勢丹と業務提携を結ぶ
- 1972年(昭和47年)3月 - 田中屋と伊勢丹とが資本提携、株式会社田中屋伊勢丹に社名を変更[2]
- 1975年(昭和50年) - 伊勢丹から山中かんを受け入れ再建に取り組む。山中は、当時売り場面積が松坂屋静岡店、西武静岡店の半分以下の9,000m2しかなかったため、隣接地を買収して増床する方針を打ち出した。
- 1977年(昭和52年)10月2日 - 現店舗オープン[3]
- 1981年(昭和56年)3月 - 社名を静岡伊勢丹に変更[2]。
- 1988年(昭和63年)3月 - 藤枝市に静岡伊勢丹藤枝店開設
- 1990年(平成2年)4月11日 - コリドー・フジ現店舗開店
- 2005年(平成17年)
- 4月1日 - 株式会社伊勢丹の完全子会社となる
- 9月 - 静岡伊勢丹藤枝店閉店
- 2009年(平成21年) - 静岡伊勢丹コリドー5開店[4]
- 2011年(平成23年) - ミライエ呉服町1階に伊勢丹ギャラリー2オープン
- 2014年(平成2+年)
- 4月1日 - 呉服町タワーにコリドー6開店
- 12月20日 - エムアイプラザ富士川(富士市)を東名高速道路富士川サービスエリアEXPASA富士川(上り線)に開店
- 2015年(平成27年)
フロア構成と主なテナント
静岡伊勢丹
- B1階 食料品
- 1階 婦人服飾雑貨、化粧品、アクセサリー、婦人靴、
- 2階 ヤングの婦人服、ハンドバッグ
- 3階 婦人服・婦人肌着・ナイトウェア、小さいサイズの婦人服、婦人フォーマルウェア
- 4階 ミセスの婦人服、オーキッドプラザ、エレガンスプラザ、大きいサイズの婦人服、メガネサロン
- 5階 紳士服・洋品、大きいサイズのスーパーメンズ、トラベルバッグ
- 6階 リビング、宝飾・時計、呉服、ギフトサロン・商品券、
- 7階 ベビー子供服・用品、玩具、スクールユニフォーム、ウェルネスパーク
- 8階 レストランシティ、大催事場
- R階 屋上グリーン広場
- アネックス静岡伊勢丹
スルガ銀行とコラボレーションした新業態
- B1階 Beauty & Healthy
- 1階 High Quality Foods
- 2階 Beauty & Memory
- 3階 d-labo(スルガ銀行)
- コリドー1
- 1階〜2階 アニエス・ベー
- コリドー2
- コリドー3
- ヨウジヤマモト、ワイズ
- コリドー4
- 1階 ハンティングワールド
- 2階 萩原宗美容室
- コリドー5
- 1階 カバン・ド・ズッカ、ズッカ、伊勢丹ギャラリー1
- 2階 ティア・アヴェダ、ネイルズユニークアルティミッド
- コリドー6(呉服町タワー1階)
- ミライエ呉服町
- 1階 伊勢丹ギャラリー2
中小型店舗
- ギフトショップ コリドー・フジ
- 所在地 :富士市蓼原町1741
- 店舗面積688m2 2階建て
- 化粧品、婦人雑貨、婦人服、紳士雑貨、インティメイト、家庭用品、寝具、ギフトサロン、食料品
- エムアイプラザ富士川
- 所在地 :富士市岩淵字北吉野1500番地 東名高速道路「EXPASA富士川」(上り)内
- 店舗面積約40m2
※2018年2月に閉店
- エムアイプラザ清水
- 所在地 :静岡市清水区小河内885-15 新東名高速道路「NEOPASA清水」(上下線集約)内
- 店舗面積約120m2
※2018年3月に閉店
- エムアイプラザ藤枝
- 所在地 :藤枝市前島1-3-1 オーレ藤枝B街区1階
- 店舗面積約120m2
近隣商店街との関係
静岡伊勢丹は呉服町名店街、七間町名店街と協調して共同広告(1995年3月 - )や、花々祭(毎年3月)、夜店市(毎年8月)などのイベント等、共同でまちづくりを行っているほか、I Loveしずおか協議会に正会員として加盟し、おまちの活性化に取り組んでいる。
その他
- 静岡伊勢丹1階に実用衣料ショップ「トラヤ」があるが、これは静岡伊勢丹の売り場ではない(外部テナントとしての出店)ため、「トラヤ」での買い物については各種サービス対象外となる。
- かつて、現店舗1階の呉服町通りに面した一角にここの区分所有権者がファストフード店「ロッテリア」を出店していたことがある。首都圏の三越店舗(銀座、新宿、横浜など)1階に出店していた「マクドナルド」と同様の形式であったが、静岡伊勢丹の売り場ではなかった。現在は撤退し静岡伊勢丹の売り場となっている。
- 1977年の現店舗開店時(当時の店名は「田中屋伊勢丹」)には、大々的にキャンペーンが行われ、大橋純子が歌うイメージソング「フラワー・ブロッサム・ストリート」が、県内のテレビ・ラジオや店内で盛んに流された。
- 伊勢丹店舗で唯一店内放送のチャイムがオリジナルジングルでない。(岩田屋本店は伊勢丹と共通)