雲南市
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概要
2004年(平成16年)11月1日に、大原郡大東町、加茂町、木次町、飯石郡三刀屋町、掛合町、吉田村の6町村が新設合併して誕生した。
島根県で唯一海に面していない内陸の市である(中海を海とした場合)。中華人民共和国雲南省と同名であるが、当市名は令制国の出雲国南部に位置することに由来する。市の人口は、全国の市町村で第587位である[1]。
地理
雲南市は、島根県の東部に位置し、松江市、出雲市等に隣接し、南部は広島県に接している。 総面積は553.4km2で島根県の総面積の8.3%を占め、その大半が林野である[2]。
地形
市の南部は毛無山(1,062m)を頂点に中国山地に至り、北部は出雲平野に続いていることから、市の南北で標高差が大きい。市内には、斐伊川本流と支流の赤川・三刀屋川・久野川、その他の支流である阿用川、吉田川などが流れている。加茂町から大東町、木次町、三刀屋町にかけて、斐伊川と赤川、三刀屋川の合流地点を中心とした平野部が広がっているが、吉田町、掛合町では中国山地に至る広範な山間部を形成している[2]。
気候
北部と南部とで標高差があるため、北部の平均気温は14℃前後であるが、南部では12℃から13℃と平均気温にして2℃程度の差が生じる。年間降水量は約1,700mmから1,900mm程度で、冬季には北部でも降雪があり、南部や大東町、木次町の山間部等では降霜や積雪により農作物や交通へ影響が生ずることもある[3]。
隣接している自治体
島根県
広島県
歴史
沿革
- 2004年(平成16年)11月1日 大原郡大東町、加茂町、木次町、飯石郡三刀屋町、掛合町、吉田村の6町村が新設合併。島根県下で9番目に市制を施行して雲南市が発足。
- 2007年(平成19年)7月 雲南ブランド化プロジェクトの開始。プロジェクトシンボルは、『幸運なんです。雲南です。』
- 2008年(平成20年)
- 2012年(平成24年)4月、平成17年から続いていた財政非常事態宣言の解除を発表。[4][5]
- 2013年(平成25年)3月30日、松江自動車道三次東JCT/IC - 吉田掛合IC間開通により、雲南市と三次市・広島市間が高速でつながり、所要時間が40分短縮される。
行政
- 市長:速水雄一(はやみ ゆういち、2004年11月28日就任、4期目)
- 市の日 11月1日
庁舎
市役所
- 本庁舎 - 政策企画部、総務部、市民環境部、健康福祉部、子ども政策局、産業振興部、建設部、会計課、議会事務局、農業委員会、教育委員会 (〒699-1392 雲南市木次町里方521番地1)
- 里方分庁舎 - 総務部情報システム課、市民環境部国土調査課、教育委員会文化財課 (〒699-1311 雲南市木次町里方952番地5)
- 水道局 - 水道局、上下水道部 (〒699-1333 雲南市木次町下熊谷1107番地)
総合センター
- 大東総合センター - 自治振興課、市民福祉課(〒699-1251 雲南市大東町大東1673番地1)
- 加茂総合センター - 自治振興課、市民福祉課 (〒699-1334 雲南市加茂町加茂中972番地5)
- 木次総合センター - 自治振興課、市民福祉課 (〒699-1106 雲南市木次町新市379番地)
- 三刀屋総合センター - 自治振興課、市民福祉課 (〒690-2404 雲南市三刀屋町三刀屋144番地1)
- 吉田総合センター - 自治振興課、市民福祉課 (〒690-2801 雲南市吉田町吉田1066番地)
- 掛合総合センター - 自治振興課、市民福祉課 (〒690-2701 雲南市掛合町掛合1262番地1)
市議会
- 雲南市議会 (〒699-1392 雲南市木次町里方521番地1)
経済
産業
- 主な産業
- 産業人口 16,045人
- ※平成13年現在
商業施設
- ショッピングセンター
- スーパーマーケット
- コンビニエンスストア
- 家電量販店
- ホームセンター
- ドラッグストア
主要企業
姉妹都市・提携都市
姉妹都市
地域
人口
雲南市(に相当する地域)の人口の推移 | |
総務省統計局 国勢調査より |
健康
- 人口
- 総人口 44,124人
- 男性 21,243人
- 女性 22,881人
- ※2009年1月末現在の情報
- 世帯数
- 13,648戸
- ※2009年1月末現在の情報
教育
小学校
市立
中学校
市立
- 大東中学校(旧大東町)校区は、大東小学校、佐世小学校、阿用小学校、西小学校の通学区域となっている。
- 海潮中学校(同上)校区は、海潮小学校の通学区域となっている。
- 加茂中学校(旧加茂町)校区は、加茂小学校の通学区域となっている。
- 木次中学校(旧木次町)校区は、木次小学校、寺領小学校、西日登小学校、斐伊小学校の通学区域となっている。
- 三刀屋中学校(旧三刀屋町)校区は、三刀屋小学校、鍋山小学校の通学区域となっている。
- 吉田中学校(旧吉田村)校区は、吉田小学校、田井小学校の通学区域となっている。
- 掛合中学校(旧掛合町)校区は、掛合小学校の通学区域となっている。
高等学校
県立
- 三刀屋高等学校(旧三刀屋町)
- 三刀屋高等学校掛合分校(旧掛合町)
- 大東高等学校(旧大東町)
交通
鉄道路線
道路
高速道路
国道
県道
道の駅
バス路線
- 高速バス
- 出雲ドリーム博多号(福岡・北九州~雲南・松江・出雲)(中国ジェイアールバス・JR九州バス)
- グランドアロー号(広島~三次~雲南~松江)(広島電鉄・一畑バス)
- みこと号(広島~三次~雲南~出雲)(中国ジェイアールバス・一畑バス)
- 一般路線バス
- 雲南市民バス:雲南市の大部分を担当。
- 一畑バス:大東線(松江しんじ湖温泉駅~松江駅~乃木駅~出雲大東駅)
- 谷本ハイヤー:出雲市駅~三刀屋バスセンター
- スサノオ観光:出雲市駅~根波車庫
- 飯南町生活路線バス:赤名〜たたらば壱番地
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
名所・旧跡・観光スポット
- 三刀屋城:県指定史跡
- 東日登温泉「おろち湯ったり館」
- 海潮温泉
- 斐伊川河川敷公園
- 加茂岩倉遺跡
- 出雲湯村温泉
- 龍頭八重滝(日本の滝百選)
- 龍頭が滝
- 八重滝
- 斐伊川堤防桜並木(日本さくら名所100選 )
- 尾原ダム
- 加茂中央公園
コンサート・コンベンション施設
出身有名人
- 景山俊太郎(政治家:元参議院議員)
- 竹下登(政治家・元内閣総理大臣他)
- 竹下亘(政治家:衆議院議員、元復興大臣、竹下登の異母弟)
- 樽床伸二(政治家:元衆議院議員、元総務大臣・沖縄・北方担当大臣)
- 世良譲(ジャズピアニスト)
- 永井隆(医学博士)
- 田部長右衛門 (23代)(実業家、政治家)
- 田部長右衛門 (24代)(実業家)
- 南Q太(漫画家)
- 琴三 (ことぞう) 都間壮 大相撲幕内格呼出し 佐渡ヶ嶽部屋所属
- 江角英明(俳優、声優、ナレーター、木次町出身)
- 大津田裕美(ナレーター・ラジオパーソナリティ)
- 木野村尚子(山陰放送元アナウンサー、現在は同局報道部記者)
- 野々村直通(高校野球指導者)
- 古居みずえ(フォトジャーナリスト、映画監督、掛合村出身。ただし、出雲市(旧今市町)出身説もある)
- 福山博之(プロ野球選手:東北楽天ゴールデンイーグルス所属)
- 糸原健斗(プロ野球選手:阪神タイガース所属)
特産品
雲南市を舞台とした作品
その他
電話番号
市外局番は、大東・加茂・木次・三刀屋地区が0854(40~59) 、掛合・吉田地区が0854(60~79) となっている。但し、天気予報は0852-177である。(市外局番0854の地域が島根県東部と西部に複数存在するため。)
- 0854エリア
- 木次営業所管轄(40,42)
- 出雲大東電話交換所管轄(43)
- 三刀屋電話交換所管轄(45)
- 大東下久野電話交換所管轄(47)
- 温泉電話交換所管轄(48)
- 加茂電話交換所管轄(49)
- 掛合電話交換所管轄(62)
- 波多電話交換所管轄(64)
- 吉田電話交換所管轄(74)
- 田井電話交換所管轄(75)
郵便番号
郵便番号は以下の通りとなっている。2006年10月16日、2016年3月7日の再編に伴い、変更された。
- 木次郵便局:699-13xx
- 出雲大東郵便局:699-12xx、699-11xx
- 三刀屋郵便局:690-24xx、690-25xx、690-26xx
- 掛合郵便局:690-27xx
- 吉田郵便局:690-28xx、690-23xx
市職員による活動
雲南市役所バドミントン部
地元大東高校のOB職員を中心に活動する。インターハイや国体経験者から初心者まで幅広いレベルの選手で構成される。 練習には職員以外も参加可能で地域のスポーツ活動の一助を担っている。 市役所対抗の大会等では常に好成績を残す。
雲南市役所ソフトボール部
雲南市役所トロンボーン4重奏団 トロンボイジャー
- グループ名の由来
楽器の名前のトロンボーンと海を渡る航海士の意味や昔の宇宙船などの名前にもなったボイジャーこの2つをたしてトロンボイジャーというグループ名がついた。 - 主な活動
- 地元のイベントへの出演 など...
- 大会結果
- 第31回(2007年度)全日本アンサンブルコンテスト中国大会 職場の部:金賞
- 第31回(2007年度)全日本アンサンブルコンテスト島根県大会 職場の部:金賞および県代表
- 第30回(2006年度)全日本アンサンブルコンテスト中国大会 職場の部:出場(結果不明)
- 第30回(2006年度)全日本アンサンブルコンテスト島根県大会 職場の部:金賞および県代表 など...
- グループ名の由来
雲南市役所ソフトテニス部
構成メンバーは中高経験者から初心者まで様々。 斐伊川河川敷公園テニスコートを活動拠点にしており、練習には職員以外も参加可能。平成23年には第4回中国地方市町村職員ソフトテニス大会に出場した。(8チーム中7位)
脚注
関連項目
外部リンク
- [{{#property:P856}} 公式ウェブサイト]