阿佐ケ谷駅
阿佐ケ谷駅(あさがやえき)は、東京都杉並区阿佐谷南三丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)中央本線の駅である。駅番号は中央線快速電車がJC 08、中央・総武線各駅停車がJB 05。
運転系統としては、急行線を走る中央線快速電車、および緩行線を走る中央・総武線各駅停車の2系統が停車する。ただし中央線快速電車は平日ダイヤ時のみ停車する(「中央線快速#快速停車駅に関する議論」も参照)。また、特定都区市内制度における「東京都区内」に属する。
Contents
歴史
- 1922年(大正11年)7月15日:鉄道省の駅として開業。旅客営業のみ。
- 1949年(昭和24年)6月1日:日本国有鉄道発足。
- 1964年(昭和39年)9月22日:複線のみ高架化。
- 1966年(昭和41年)
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化によりJR東日本の駅となる。
- 1994年 (平成6年) 12月3日:従来の日曜祝休日に加え土曜日も快速通過となる。
- 2001年(平成13年)11月18日:ICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2003年(平成15年)5月2日:現駅舎へリニューアル。
- 2014年(平成26年)7月7日:発車メロディを童謡「たなばたさま」に変更[注釈 1]。
駅構造
急行線・緩行線それぞれに1面2線の島式ホームがある、計2面4線の高架駅。出口は中杉通りに抜ける改札口(東口)と駅ビルであるBeans阿佐ヶ谷(旧ダイヤ街)に抜ける改札口(西口)の2ヶ所がある。
2003年にJR東日本の改札外駅ナカ商業施設である「Dila 阿佐ヶ谷」が中杉通り側にオープンした(その後、2011年9月から12月までリニューアルおよび一部店舗入れ替えのため一時閉店した)。
西口(Beans阿佐ヶ谷側)は窓口が無く、Beans阿佐ヶ谷の営業時間内のみ、かつ、交通系ICカードでのみ利用可能となっている。また、チャージ用の機械(紙幣でのチャージに限る)のみの配置で、きっぷ等は販売されていない。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
1 | 中央・総武線(各駅停車) | 西行 | 三鷹方面 | |
2 | 東行 | 新宿・千葉方面 T 地下鉄東西線方面 |
東西線は西船橋駅から TR 東葉高速線・ 総武線(各駅停車)へ直通 | |
3 | 下り | 立川・八王子・高尾方面 | 立川駅から 青梅線へ直通 (青梅方面行の列車) | |
4 | 上り | 中野・新宿・東京方面 |
(出典:JR東日本:駅構内図)
- 土曜・休日は中央線(快速)の全列車が通過するため、3・4番線ホームが閉鎖される(立入禁止になる)。
- 緩行線の列車の三鷹駅より先ならびに東京駅への直通は早朝・深夜のみである。急行線の全列車が通過する土曜・休日のそれ以外の時間帯については、一度1・2番線の列車に乗車し、中野駅や三鷹駅で乗り換えることになる。
- 早朝・深夜に運転される中央線東京行各駅停車は2番線、東京発各駅停車は1番線から発車する。平日深夜下りの武蔵小金井・立川・八王子・高尾方面行きの各駅停車は、1・3番線双方から発車するため、電光掲示板にて発車時刻の確認が必要である。
- 平日の中央線下り快速(3番線発)は中野駅以西の各駅に停車するので「各駅停車」と案内され、E233系では「快速」表示も行われない。
- 中央線快速は、2020年代前半(2021年度以降の向こう5年以内)をめどに快速電車に2階建てグリーン車を2両連結させ12両編成運転を行う。そのため、12両編成の列車が停車できるようにホームを延長する工事などが実施される[1][2]。
- Asagaya-Sta-Platform-1and2.JPG
1・2番ホーム(2010年5月)
利用状況
2017年(平成29年)度の1日平均乗車人員は45,642人である。
近年の推移は下表の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
出典 |
---|---|---|
1992年(平成 | 4年)46,934 | [* 1] |
1993年(平成 | 5年)47,005 | [* 2] |
1994年(平成 | 6年)45,912 | [* 3] |
1995年(平成 | 7年)45,388 | [* 4] |
1996年(平成 | 8年)45,537 | [* 5] |
1997年(平成 | 9年)44,561 | [* 6] |
1998年(平成10年) | 44,085 | [* 7] |
1999年(平成11年) | [JR 1]43,744 | [* 8] |
2000年(平成12年) | [JR 2]43,724 | [* 9] |
2001年(平成13年) | [JR 3]43,935 | [* 10] |
2002年(平成14年) | [JR 4]44,039 | [* 11] |
2003年(平成15年) | [JR 5]44,204 | [* 12] |
2004年(平成16年) | [JR 6]43,970 | [* 13] |
2005年(平成17年) | [JR 7]43,869 | [* 14] |
2006年(平成18年) | [JR 8]44,566 | [* 15] |
2007年(平成19年) | [JR 9]45,255 | [* 16] |
2008年(平成20年) | [JR 10]44,699 | [* 17] |
2009年(平成21年) | [JR 11]44,303 | [* 18] |
2010年(平成22年) | [JR 12]43,800 | [* 19] |
2011年(平成23年) | [JR 13]43,096 | [* 20] |
2012年(平成24年) | [JR 14]43,538 | [* 21] |
2013年(平成25年) | [JR 15]44,298 | [* 22] |
2014年(平成26年) | [JR 16]44,101 | [* 23] |
2015年(平成27年) | [JR 17]44,615 | [* 24] |
2016年(平成28年) | [JR 18]44,666 | [* 25] |
2017年(平成29年) | [JR 19]45,642 |
駅周辺
周辺は住宅街であり、駅周囲には商店街も多い。南口には長大な商店街、阿佐谷パールセンターがある。この商店街では8月の第1週目に阿佐谷七夕まつりが開催され、アーケードを多くの飾りや人形が彩る他、当駅構内にも七夕飾りが設置される。また、北口にはスターロード、北口アーケード街などがある。
北口・南口とも
- 中杉通り
- Beans阿佐ヶ谷 - 高架下
南口
- 杉並区役所 - 中杉通りを南へ徒歩10分程度
- 南阿佐ヶ谷駅(東京メトロ丸ノ内線) - 同上
- 阿佐谷地域区民センター
- ピーコックストア
- 三井住友銀行
- 阿佐谷駅前郵便局
- 杉並学院中学校・高等学校
- 杉並区立阿佐ヶ谷中学校
- 杉並区立杉並第六小学校
- 杉並区立杉並第七小学校
北口
- 阿佐谷区民事務所
- 阿佐谷図書館
- 西友
- 阿佐谷北口駅前ビル
- イトーヨーカドー食品館(阿佐谷東急ストア跡地)
- 三菱UFJ銀行
- 河北総合病院(かわきた)
- ラピュタ阿佐ヶ谷(映画館)
- ザムザ阿佐谷
- 阿佐ヶ谷神明宮
- 世尊院
- 杉並区立杉並第一小学校
- 阿佐谷けやき公園
- 阿谷寺
バス路線
北口
長らく「阿佐谷駅」を名乗っていたが、2011年11月15日から「阿佐ヶ谷駅」に改称された。
乗り場 (1)
乗り場 (2)
乗り場 (3)
乗り場 (4)
- 阿02:荻窪駅経由 白鷺一丁目行
- 阿05:荻窪駅行
南口
2011年10月24日より全路線ののりばが元の場所に戻った。
- 杉並区コミュニティバス「すぎ丸」
隣の駅
- 東日本旅客鉄道(JR東日本)
- 中央線(快速)
- ■■特別快速「ホリデー快速おくたま・あきがわ」・■通勤特快・■中央特快・■青梅特快・■通勤快速(以上は全列車)・■快速(土曜・休日)
- 通過
- ■快速(平日、下り高尾方面は「各駅停車」扱い)
- ■■特別快速「ホリデー快速おくたま・あきがわ」・■通勤特快・■中央特快・■青梅特快・■通勤快速(以上は全列車)・■快速(土曜・休日)
- 中央・総武線(各駅停車)・T 東西線直通
- 高円寺駅 (JB 06) - 阿佐ケ谷駅 (JB 05) - 荻窪駅 (JB 04)
脚注
記事本文
注釈
- ↑ イベント「阿佐谷ジャズストリート」にちなみ、ジャズ風のアレンジになっている。
出典
- ↑ 中央快速線等へのグリーン車サービスの導入について 東日本旅客鉄道 2015年2月4日
- ↑ JR東日本、中央線のグリーン車計画を延期 産経新聞 2017年3月24日
- ↑ 杉並区 区政資料 - 杉並区統計書
- ↑ 東京都統計年鑑
利用状況
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)