関鉄グリーンバス
関鉄グリーンバス株式会社(かんてつグリーンバス、英: Kantetsu Green Bus Co., Ltd.)は、主に茨城県でバス事業を営む会社である。関東鉄道の連結子会社。
Contents
概要
関東鉄道の経営効率化の一環で、2001年6月1日に初の地域子会社として鉾田営業所を分離・独立させた関鉄メロンバスが設立される。次いで、石岡・柿岡地区の地域子会社として、2002年に関鉄グリーンバスが設立された。営業エリアは石岡市を中心とした地域で、土浦市等にも乗り入れるほか、2005年には先行分離・設立された関鉄メロンバスの経営統合に伴い、鉾田市などの鹿行(ろっこう)地域も受け持つ。そのため、現在では水戸市から土浦市、つくば市までの広範囲に路線を拡げる。また、東京駅発着の高速路線バス「あそう号」も担当するほか、2007年3月31日限りで廃止となった鹿島鉄道線の代替バスを担当している。
運行する路線エリアは主に農村部などを走るローカル線が多いが、水郷潮来、水戸(偕楽園など)、茨城県フラワーパーク、茨城空港など沿線に観光地も多く、高速バスや筑波山シャトルバス(増発時の一部便を担当)といった比較的収益性の高い路線にも進出している特徴がある。
関東鉄道の100%子会社として設立され、京成電鉄の孫会社の位置にあたり、「京成グループ」の一員である。
沿革
- 2001年(平成13年)6月1日 - 関東鉄道鉾田営業所を分離、関鉄メロンバス株式会社設立。
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)9月1日 - 小規模路線を統廃合し、石岡市巡回バスの受託運行開始。
- 2005年(平成17年)
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)9月15日 - 柿岡営業所廃止、石岡本社営業所へ統合。これに伴う路線廃止はなし。
- 2012年(平成24年)
- 2013年(平成25年)10月1日 - 小美玉市内循環バス運行開始[3]。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)1月30日 - 小美玉市循環バス、地域循環バスダイヤ改正。これにより一部ルートが運行経路変更となる。また、これまで平日のみ運行だったのが新たに日曜日も運行されるようになる[6]。
- 2018年(平成30年)
営業所
- 石岡本社営業所
- 所在地:石岡市行里川5-18
- 開設日:2002年3月15日(営業開始は7月1日)
- 柿岡営業所
- 所在地:石岡市柿岡
- 開設日:2002年7月1日
- 閉所日:2011年9月15日
- 鉾田営業所
- 所在地:鉾田市鉾田2600-2
- 開設日:2001年6月1日関鉄メロンバス設立、2005年8月16日関鉄グリーンバスに移管。
現行路線
石岡本社営業所
路線バスの営業エリアは主に石岡市、小美玉市、かすみがうら市、土浦市である。
- 路線バス
- ヒルズガーデン美野里 - 石岡車庫 - 石岡局前 - 石岡駅 - (つくば国際大学東風高等学校) - 下稲吉 - 中貫 - 土浦一高前 - 土浦駅
- 土浦発朝の1便は石岡二高行き。朝の石岡車庫発1便は石岡駅止まり。日中は区間便として土浦駅 - 一高前 - 中貫の便も存在する。途中の枝線部分であるつくば国際大学東風高等学校へは朝夕のみ乗り入れ。
- 先後 - 堅倉 - 三箇坂下
- 学休日は運休となる。
- 橋場美入口 - 堅倉 - 竹原 - 石岡警察署前 - 石岡駅
- かつて当所で運行していた水戸駅 - 千波 - 奥ノ谷 - 堅倉 - 石岡駅線の区間便。橋場美入口行きは水戸方面始発便のみ運行。なお、終点で堅倉始発の水戸駅行きバスと接続できるダイヤとなっている。
- 石岡駅 - 石岡一高下 - (かしてつバス専用道) - 四箇村駅 - 小川駅 - 玉造駅 - 鉾田駅 - 新鉾田駅
- 石岡駅 - 石岡一高下 - (かしてつバス専用道) - 四箇村駅 - 玉里辻 - 小川駅 - 茨城空港(茨城空港連絡バス 石岡ルート、鉾田営業所との共同運行。)
- 一部ダイヤは終点の「茨城空港」で、水戸方面のバスと接続できるようになっている。
- 石岡駅 → 石岡中学校前 → 南小学校前 → 石岡運動公園 → 東田中駅 → (かしてつバス専用道) → 石岡一高下 → 石岡駅(南台循環、鉾田営業所との共同運行)
- 石岡駅を出た後、国道355号→南台ニュータウン→かしてつバス専用道を経由して石岡駅へ戻ってくる。逆コースは運行されていない。
- 石岡駅 → 石岡中学校前 → 大谷津 → 栗又四ケ → 玉里辻 → 小川駅
- 平日早朝のみ運行。この便のみかしてつバス専用道を経由しない。
- 土浦駅 - あじさい館 - 田伏 - 道の駅たまつくり - 玉造駅(霞ケ浦広域バス)
- 2009年3月まで関鉄観光バス田伏営業所が運行していた路線。ただし、柏崎や田伏車庫などの支線を経由しないなど、関鉄観光バス時代と一部ルートが異なっている。
- 上曽 - 柿岡車庫 - 林 - 村上 - 西羽黒(石岡BS最寄り) - 石岡駅 - 石岡警察署前 - 石岡車庫 - ヒルズガーデン美野里
- 柿岡車庫 - 金指 - 片野下宿 - 川又新地 - 中志筑 - 上佐谷 - 中貫 - 土浦一高前 - 土浦駅
- 朝の柿岡行き1便は上志筑始発。一部便は途中、八郷庁舎を経由する。日中は区間便として土浦駅 - 一高前 - 中貫の便も存在する。
- 柿岡車庫 - 細内 - 八郷小幡 - フラワーパーク - 川又新地 - 中志筑 - 石岡駅 - 石岡警察署前 - 石岡車庫
- 石岡市八郷地区南部の各地区を結ぶ路線。日中の一部便は細内始発終着[12]。
- 板敷山前 - 恋瀬小学校 - 小見 - 園部 - 羽鳥駅(元・JRバス関東の路線)
- 石岡市八郷地区北部の各地区を結ぶ路線。2008年3月までは恋瀬小学校止まり。同年4月より板敷山前まで路線延長して運行。夕方の板敷山前行き1便は恋瀬小学校始発。
- 土浦駅 - 一高前 - 中貫
- 石岡線、柿岡線の土浦側の区間便。平日夜の最終便のみ土浦営業所が運行。
- ヒルズガーデン美野里 - 石岡車庫 - 石岡局前 - 石岡駅 - (つくば国際大学東風高等学校) - 下稲吉 - 中貫 - 土浦一高前 - 土浦駅
- 期間限定路線
- コミュニティバス
- 小美玉市内循環バス
- 日野・ポンチョと三菱ふそう・エアロミディMEが専属で運行する。羽鳥駅と茨城空港・小川駅の各路線を結ぶ。平日と日曜のみ運行
- 羽鳥駅 - 北浦団地 - 堅倉 - 上吉影 - 小川駅 - 玉里総合支所 - 三箇 - 堅倉 - 中央高校 - 羽鳥駅(朝・夕ルート)
- 羽鳥駅 - 北浦団地 - 堅倉 - 上吉影 - 茨城空港 - 小川駅 - 玉里総合支所 - 三箇 - 堅倉 - 中央高校 - 羽鳥駅(昼ルート)
- 日野・ポンチョと三菱ふそう・エアロミディMEが専属で運行する。羽鳥駅と茨城空港・小川駅の各路線を結ぶ。平日と日曜のみ運行
- 小美玉市地域循環バス
- トヨタ・ハイエース2台が専属で運行する。美野里地区や小川・玉里地区などの各集落を結ぶ。ルート上の一部に茨城町、石岡市、鉾田市、行方市を通過する箇所がある。平日と日曜のみ運行
- Aルート 小美玉市役所 - 清風台 - 寺崎 - 張星 - 羽鳥駅 - 大谷 - ヒルズガーデン美野里 - 上馬場坂上 - 小美玉市役所
- Bルート 茨城空港 - 上合公民館 - 小美玉温泉ことぶき - 貝谷 - 東陣屋 - 上与沢 - 茨城空港
- Cルート 茨城空港 - 上与沢 - 小川駅 - コスモス - 玉里総合支所 - 玉里運動公園前 - 小川駅 - 小川総合支所 - 茨城空港
- トヨタ・ハイエース2台が専属で運行する。美野里地区や小川・玉里地区などの各集落を結ぶ。ルート上の一部に茨城町、石岡市、鉾田市、行方市を通過する箇所がある。平日と日曜のみ運行
- 小美玉市内循環バス
鉾田営業所
路線バスの営業エリアは主に鉾田市、水戸市、小美玉市、石岡市、茨城町、行方市、鹿嶋市、潮来市である。
- 路線バス
- 鉾田駅 - 鉾田農業高校入口 - 舟木 - 海老沢 -(茨城町役場) - 奥ノ谷 - 県庁前 - 千波 - 大工町 - 水戸駅
- 鉾田営業所のメイン路線。かつては平日日中毎時1本運行されていたが、2017年現在は平日8往復、休日7往復の運用となっている。鉾田発8時〜16時台の便と水戸発8時〜17時台の便は途中、枝線である茨城町役場を経由する。かつては茨城町役場発着、城ノ内原止まりの区間便も存在した。
- 鉾田駅 - 下富田 - 大和田 - 紅葉 - 桜本三差路 - 奥ノ谷 - 県庁前 - 千波 - 大工町 - 水戸駅
- 朝の水戸駅行き1便は大和田始発。2017年3月の改正で水戸行きは朝2便(うち1便は大和田始発の区間便)のみ、鉾田行きは夜2便(休日は両方向とも1便のみ)の運行となった。かつては奥ノ谷坂上発着便。高校入口まで延長運行する便も存在した。
- 鉾田駅 - 大和田 - 百里基地 - 上与沢 - 小川駅 - 高浜駅 - 石岡駅 - 石岡局前 - 石岡車庫
- 平日のみ、上与沢→大和田の区間便が運行されている。山川 - 北山間で茨城空港線と交差するが、茨城空港(旅客ターミナル)へは乗り入れない。百里基地で航空観閲式が行われる年は開催前後の概ね9~10月の休前日及び土日に限り、石岡 - 高浜 - 百里基地間の臨時バスが運行されている。
- 鉾田駅 - 上山 - 上与沢 - 小川駅 - 高浜駅 - 石岡駅 - 石岡局前 - 石岡車庫
- 朝の1往復は小川駅発着便。朝の鉾田駅行き1便は高校入口まで延長して運行。夕方の石岡駅行き1便は高校入口始発。かつては高浜駅始発終着の区間便も存在した。
- 小川駅 - 野田 - 茨城空港 - 上吉影 - 桜本三差路 - 奥ノ谷 - 県庁前 - 千波 - 大工町 - 水戸駅 - 水戸市役所前 - 水戸駅南口 - 台町 - 吉沢車庫(茨城空港連絡バス 小川・水戸ルート)
- 昼の水戸駅行き1便は吉沢車庫まで延長して運行。小川駅から水戸駅までの通し運行は朝の水戸駅行き1便のみ。ほとんどの便が終点の茨城空港で小川・石岡方面(茨城空港連絡バス 石岡ルート)へのバスと接続できるダイヤとなっている。かつては奥ノ谷始発便、桜本三叉路止まりの区間便も存在した。
- 新鉾田駅 - 鉾田駅 - 玉造駅 - 小川駅 - 四箇村駅 - (かしてつバス専用道) - 石岡一高下 - 石岡駅(鹿島鉄道代替バス「かしてつバス」、石岡本社営業所との共同運行)
- 石岡駅 - 石岡一高下 - (かしてつバス専用道) - 四箇村駅 - 玉里辻 - 小川駅 - 茨城空港(茨城空港連絡バス 石岡ルート、石岡本社営業所との共同運行)
- 石岡駅 - 石岡中学校前 - 南小学校前 - 石岡運動公園 - 東田中駅 - (かしてつバス専用道) - 石岡一高下 - 石岡駅(南台循環、石岡本社営業所との共同運行)
- 鉾田駅 - 新鉾田駅
- 途中不停車。
- 新鉾田駅 - 鉾田駅 - 上山 - 上与沢 - 茨城空港(茨城空港連絡バス 鉾田ルート)
- 1日1往復のみの運行。
- 水戸駅 - 大工町 - 千波 - 県福祉会館前 - 県庁前 - 平須 - 奥ノ谷坂上
- 鉾田線と茨城空港線の水戸側の区間便。日中の便は当所が運行担当。朝の1便と休日夕方1便と夜の最終便は水戸営業所が運行。関東鉄道の路線と全線重複する。奥ノ谷坂上でのバス折り返しは奥ノ谷坂上バス停から石岡方面に100m進んだ関鉄所有物件の駐車場で転回を行う。
- 水戸駅 → 新道(芳流橋)→ 千波 → 県福祉会館前 → 県庁前 → 平須 → 奥ノ谷
- 平日早朝2便のみ運行。反対方向の奥ノ谷坂上発新道経由水戸駅行きは水戸営業所が運行。
- 潮来駅 - 水郷潮来バスターミナル - 道の駅いたこ - 延方駅 - レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央 - 北浦大橋東 - 鹿島大野駅(行方市・潮来市・鹿嶋市 広域連携路線バス『鹿行北浦ライン』)
- 2016年5月21日運行開始。かつて当所で2005年まで運行されてた繁昌 - 白浜口 - 潮来車庫線の一部と潮来営業所→鹿島営業所が2001年まで運行していた潮来駅 - 水郷潮来 - 小見川駅線の一部が形を変える形で復活した。鹿島大野駅で鹿島臨海鉄道大洗鹿島線と、水郷潮来バスターミナルで高速バス「かしま号」、鹿行広域バス 神宮・あやめライン、鹿行広域バス 白帆・あやめラインと連絡できるダイヤとなっている。
- この路線の途中にある「レイクエコー・白浜少年自然の家・なめがたファーマーズヴィレッジ中央」バス停は、2016年5月21日の運行開始当日より、日本一名称の長いバス停となった[14]。この停留所の案内は「産総研つくば東事業所つくば研究支援センター入口」(かつてはこちらが日本一名称の長いバス停だった)と同様に1回しかアナウンスされない。この路線のみ休日IC1日乗車券対象外である。
- 鉾田駅 - 鉾田農業高校入口 - 舟木 - 海老沢 -(茨城町役場) - 奥ノ谷 - 県庁前 - 千波 - 大工町 - 水戸駅
廃止・移管路線
- 石岡本社営業所
- かつては水戸方面や、岩間方面、上曽峠を越えて真壁方面まで路線を展開していた。
- 関東鉄道石岡営業所時代に廃止・移管
- 石岡車庫 - 石岡市役所 - 石岡駅 - 高浜駅 - 代田 - 田伏車庫
- 石岡車庫 - 石岡駅 - 堅倉 - 奥ノ谷 - 千波 - 水戸駅 - 水戸市役所前 - 吉沢車庫(→水戸営業所へ移管)
- 水戸方面始発の橋場美入口止まりと、堅倉始発石岡駅行き1便の石岡側区間便を除き移管された。かつては日中概ね40分おきに運用されていたが、移管前は日中1時間に1本程度の運用となっていた。
- 石岡駅 - 石岡車庫 - 行里川 - 堅倉 - 旧道小幡 - 奥ノ谷 - 千波 - 水戸駅 - 水戸市役所前 - 吉沢車庫
- 上記の旧道経由便。最末期は茨城桜本始発の片道1便のみの運行となった。
- 石岡駅 - 石岡精工
- 石岡車庫 - 石岡駅 - 堅倉 - 納場 - 岩間駅
- 神立駅 - 下稲吉 - つくば国際大学東風高等学校(→土浦営業所へ移管→関鉄観光バスへ再移管)
- 関鉄グリーンバス移管後に廃止
- 石岡駅 - 大谷津 - 六軒団地 - 小井戸
- 石岡駅 - 東小学校前 - 石岡酒造前 - 小井戸
- 石岡車庫 - 石岡市役所 - 石岡駅 - 染谷
- 石岡駅 - 根当西
- 石岡医師会病院 - 石岡駅 - 大原
- 高浜駅 - 八木
- 以上の路線は2003年9月1日より、石岡市巡回バスへ移管。その後、巡回バス廃止により、廃止となった。
- 石岡駅 → 北の谷 → 柏原団地中央 → 池ノ台 → 北の谷 → 石岡駅 (柏原工業団地循環) ※2007年4月1日廃止
- 石岡駅 - 北の谷 - 柏原団地中央 - ふれあいの里 - 石岡医師会病院 ※2007年4月1日廃止
- 石岡駅 - 大谷津 - 東大橋 ※2007年4月1日廃止
- 茨城桜本 → 堅倉 → 竹原 → 石岡車庫 → 石岡駅 ※2007年4月1日廃止
- 平成初期まで運行していた水戸駅〜石岡駅線の旧道経由路線の名残。末期は茨城桜本発片道1往復のみの運行だった。
- 急行TMライナー[15] ※2006年10月1日撤退
- 2005年8月につくばエクスプレスが開業したときに、当所では午後の1便と夜の1便を運行担当したが、2006年10月の減便で関東鉄道土浦営業所単独運行に伴い、撤退。石岡営業所唯一の高速バス路線でもあった。
- かすみがうら市コミュニティバス(千代田エリア)※2012年3月31日廃止
- 柿岡営業所
- 関東鉄道柿岡営業所時代に廃止
- 柿岡車庫 - 林 - 園部 - 岩間駅
- 柿岡車庫 - 青柳 - 菖蒲沢
- 柿岡車庫 - 八郷小幡 -(十三塚)- フラワーパーク - 川又新地 - 中志筑 - 石岡駅 - 石岡警察署前 - 石岡車庫※2001年7月廃止
- 十三塚を不経由の上、運行継続。現在でも車内アナウンスでは「十三塚方面へは参りませんのでご注意ください」とアナウンスが流れる。
- 関鉄グリーンバス移管後に廃止
- 関東鉄道柿岡営業所時代に廃止
- 鉾田営業所
- かつては鹿嶋市街方面、大洗町方面にも路線を展開していた。
- 関東鉄道鉾田営業所時代に廃止
- 鉾田駅 - 大和田 - 下吉影 - 上吉影 - 堅倉 ※2000年10月廃止
- 堅倉〜上吉影間は小美玉市内循環バス、上吉影〜下吉影間は小美玉市地域循環バスBルートがこの区間を運行している。
- 鉾田駅 - 徳宿局前 - 造谷 - 夏海十字路 - 大貫
- 鉾田駅 - 徳宿局前 - 旭村役場
- 上記の区間便。かつては弁天まで運行されていた。
- 鉾田駅 - 滝浜 - 冷水入口
- 鉾田駅 - 徳宿局前 - 造谷 - 海老沢 - 奥ノ谷坂上
- 鉾田駅 - 汲上 - 四本松 ※1993年10月廃止
- 鉾田駅 - 小舟津 - 玉造駅 ※1995年に小貫小学校前までに短縮。その後廃止。
- 鉾田駅 - 上山 - 東陣屋 - 玉造駅 - 原 - 上山 - 鉾田駅
- 茨城町役場 - 旧道小鶴 - 野曽 - 仁古田 - 住吉新宿 - 旭台 - 友部病院 - 友部駅 ※水戸営業所に移管後、2004年7月21日廃止
- 1997年3月までは奥ノ谷坂上始発。同年4月からは茨城町役場始発に変更。午後の友部駅発1便は仁古田止まり。夜の友部駅発最終便は長岡坂下行きだった。
- 吉沢車庫 - 県自動車学校 - 矢頭 - 奥ノ谷 - 桜本三差路 - 上吉影 - 野田 - 小川駅 ※1994年廃止
- 吉沢車庫始発で水戸駅・水戸市街地を経由しなかった路線。1994年以降は水戸営業所担当で奥ノ谷坂上までに短縮して2003年3月まで運行。
- 鉾田駅 - 大和田 - 下吉影 - 上吉影 - 堅倉 ※2000年10月廃止
- 関鉄メロンバス時代に廃止
- 繁昌 - 麻生 - 西代 - 佐原駅
- かつては鉾田駅から運用されていた。
- 繁昌 - 麻生 - 西代 - 佐原駅
- 関鉄グリーンバス移管後に廃止
- 鉾田駅 - 大竹 - 汲上 - 荒井 - カシマスタジアム入口 - 鹿島バスターミナル ※2005年10月1日廃止
- 一部便は新鉾田駅に乗り入れていた。最末期は荒井止まりの区間便も運行されていた。鹿島側の清真学園入口 - 鹿島バスターミナル(現・鹿嶋宮中)間は2016年現在でも鹿島神宮駅 - カシマサッカースタジアムのシャトルバスで存続している。
- 鉾田駅 - 安塚 - 札 - 額賀 - 鹿島神宮駅 - 鹿島バスターミナル ※2005年10月1日廃止
- 一部便は新鉾田駅に乗り入れていた。鉾田発の夜の1便は札一本松(「札」から3つ鹿島寄り)止まりの区間便だった。
- 繁昌 - 白浜口 - 延方駅 - 潮来車庫 ※2005年10月1日廃止
- 鉾田駅 - 北浦庁舎 - 繁昌 - 麻生庁舎 - 牛堀支所 - 潮来駅 - 潮来車庫 ※2008年4月1日廃止(鉾田駅-麻生庁舎間は学休日以外の1往復のみ通学急行バス運行継続中)
- 区間便として繁昌坂上止まりの便もあった。
- かすみがうら市コミュニティバス(霞ヶ浦エリア)※2012年5月31日廃止
- 鉾田駅 - 大竹 - 汲上 - 荒井 - カシマスタジアム入口 - 鹿島バスターミナル ※2005年10月1日廃止
交通系ICカード
PASMOを導入[16][17][18]しており、一部を除く各線でPASMO並びに相互利用カード(Suica・Kitaca・TOICA・manaca・PiTaPa・ICOCA・nimoca・SUGOCA・はやかけん)が利用可能となっている。バス車内でチャージも取り扱う。
路線 | 利用可否 | バス特 | 利用開始日 |
---|---|---|---|
一般路線バス | 可 | あり※ | 2018年3月16日 |
高速バス鉾田 - 東京線(あそう号) | 可 | なし | 2018年3月16日 |
鹿行北浦ライン | 可 | なし | 2018年4月1日 |
小美玉市循環バス | 不可 |
- ※:バス利用特典サービス(バス特)はPASMO・Suicaのみ
- ※:IC定期券サービス未実施
車両
関鉄グリーンバスの車両構成は、石岡本社営業所がいすゞ車、柿岡営業所が日野車、鉾田営業所は三菱車が主体である。社番は関東鉄道から引き継いだバスは関東鉄道時代のまま。分社後に配置された新車・移籍車はG001〜[19][20]となっている。2018年度より、グリーンバスに配置された車両に関しては新たに5000番台が付番されることになった。
登録ナンバーは石岡営業所が土浦ナンバー、鉾田営業所が水戸ナンバーである。
石岡本社営業所の車両
関東鉄道時代からいすゞ車の配置が多く、かつて石岡市内線は道路の幅員が狭かった関係で中型のCCM・CDMが多く配置され、大型は水戸・土浦系統などに使用されていた。
2002年7月1日より、分社化に伴い水戸への乗り入れがなくなり、当所の大型車はすべて関東鉄道水戸営業所または関東鉄道土浦営業所へ転出した。
中型のいすゞLRは大半がIKコーチ(→いすゞバス製造を経て現・ジェイ・バス)製のボディを架装するが、1999年(平成11年)に波崎営業所から富士重工業6Eボディ(1527IS)が1台転入した。
一方で中古車は一時期、川崎鶴見臨港バスからの1台が在籍していたが、これは日本観光バス(現・関鉄観光バス)へ転出した。2002年秋に京浜急行電鉄(現・京浜急行バス、羽田京急バスなど)から1台が、2004年に千葉内陸バスから2台が転入した。千葉内陸からの中古車配置時には、石岡営業所の最古参車が1990年(平成2年)式の1527ISだったことから廃車が発生せず、代わりに三菱MK1台といすゞLR1台がそれぞれ鉾田へ転出した。
その後2006年秋に京浜急行バスからLV1台が転入、そして2007年春には鉾田から元京浜急行バス2台が転入し、鹿島鉄道代替路線に充てられている。
2010年3月には「かし鉄バスデザインプロジェクト」(鉾田営業所の項目を参照)の新デザインカラーを纏ったいすゞ・エルガミオノンステップバス(G046〜G048)を3台導入。鹿島鉄道代替バス及び茨城空港線にて専ら運用されている。
2013年には小美玉市内循環バスが運行開始されるのに伴い、日野・ポンチョを新車として導入、つくバスから三菱ふそう・エアロミディMEが転属し、専用カラーで運行されている。2015年には地域循環バスが開業し、トヨタ・ハイエースを2台導入した。
2017年には水海道営業所から9317MKが転属。また、古参車両の置き換えに京成バスから9442G、9452G、9453G、9455G、9463Gが石岡営業所に配置された。
高速車は2017年現在定期路線を開設していないため在籍していない。特定車は前述の小美玉市循環バス・地域循環バスの他、企業送迎車3台、石岡市の自治体バス4台、常総学院スクールバス2台が在籍する。かつては石岡市の巡回デマンドバスも在籍していた。
柿岡営業所(廃止)の車両
関東鉄道時代から日野車の配置が多かった。自社発注車は1995年(平成7年)式の日野RJ、1710KKが入ったのを最後に、分社後の2003年にいすゞ・エルガミオワンステップバスが入るまで8年間、新車導入がなかった。
その一方で、1985年(昭和60年)の国際科学技術博覧会(科学万博)開催時に導入されたいわゆる「万博車」は分社時点では日野HT1台、いすゞLVが3台在籍していた。2003年夏にワンステップバスおよびちばシティバスからの中古車導入でHT1台とLV2台が置き換えられた。
その後、2005年に岩瀬〜つくばセンター間の急行バスが運行されることに伴い、過去に特定運用車として使用していたつくば北と鹿島の日野RJ(前向きハイバックシート仕様)それぞれ1台が移籍し、主に急行専用に充てられていた。
2006年春には京成タウンバスからの移籍車が導入されたことに伴い、柿岡で最後まで残っていた「万博車」が廃車された。
2011年9月15日をもって、柿岡営業所は廃止。廃車車輌以外の車輌は全て石岡本社営業所へ異動となった。
なお、柿岡営業所は関東鉄道で廃車となったバス車両が一時留置される場所でもある。
鉾田営業所の車両
関東鉄道時代から三菱車の配置が多かった。鉾田営業所の路線は狭隘道路を走る箇所が多く、大型よりも中型車の配置が多く、さらにローカル線になると、北村製作所製のボディを架装するいすゞMRが使用されていた。
このいすゞMRは関東鉄道の一般路線では鉾田・鹿島に多く配置され、水戸方面の路線には原則として入ることはなく、主に鉾田〜潮来、鹿島方面に多く入っていた。
中古車はかつて西武バスから富士重6Eボディを架装する日産ディーゼル工業(当時、現「UDトラックス」)RMが在籍していたが、すべて土浦営業所からの転入車だった。これらの車両は関鉄メロンバス分社前にすべて廃車された。
メロンバス分社後は1983年(昭和58年)式いすゞCDM置き換え用として大利根交通自動車からの移籍車であるいすゞLVが登場し、その後千葉交通からいすゞLRが転入した。このLRは当初、関鉄パープルバスに配置される予定だったが、諸事情により鉾田への配置となった。さらに2003年夏には三菱エアロスターK (MP)の置き換えで、大利根交通から富士重7Eボディを架装するいすゞLVが転入した。
2004年にはいすゞCDM、三菱MPの置き換えに石岡から2台が転入した。2005年には鹿島方面路線の大幅廃止に伴う減車で、いわゆる「古参車」数台が廃車された。
2006年に鉾田では初の京成バスから移籍した路線車および高速車が配置された。京成バスからの高速車の移籍は関鉄グループ全体でも初の事例である。同年秋には京浜急行バスからIK架装のいすゞLVが3台配置された。
2007年は鹿島鉄道廃止代替路線用に国際興業バスからいすゞLV4台を当所に配置し、京浜急行バスからのいすゞLVのうち2台は石岡へ転出した。また、2008年にはグリーンバス初の高速新車が1台(いすゞ、PKG-RU1ESAJ)導入された。
2010年2月には、鹿島鉄道線廃線跡のバス専用道化事業のPRの一環として、「かし鉄バスデザインプロジェクト」による新デザインバス2両(元JR東海バス)が運行開始した[21]。こちらは石岡営業所のエルガミオとは異なり路線限定運用はされておらず、水戸方面への路線運用に入るケースも多い。
2010年4月にはちばグリーンバスからいすゞ・キュービックワンステップバスが移籍し、同年12月には名古屋市交通局から日産ディーゼル・RMを移籍導入。前述の「かし鉄バスデザインプロジェクト」の新デザインを纏って運行している。
2014年には東急バスから西工ボディーの日デ・JPが配置された。その後2016年には潮来地区で広域バス開業に伴い関東バスから三菱MKが配置された。
高速車はあそう号に使用されている。特定車は岩瀬日大のスクールバス1台が在籍する。かつては「かすみがうら市コミュニティバス」[22]や、茨城町の自治体バス[23]も在籍していた。
所有車の車両番号について(先頭記号は、初期配属時の所属営業所を示す)
- G:グリーンバス全営業所
- M:メロンバス鉾田営業所
- IS:関東鉄道石岡
- KK:関東鉄道柿岡
- HK:関東鉄道鉾田
- KS:関東鉄道鹿島
脚注
- ↑ 水戸駅 - 石岡駅線、神立駅 - つくば国際大東風高校線は移管されず、前者は水戸営業所が、後者は土浦営業所が担当する形となった。
- ↑ “霞ケ浦広域バスの運行について。 (PDF)”. 関鉄グリーンバス株式会社 (2012年5月22日). 2012年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2012閲覧.
- ↑ 小美玉市内循環バスのご案内
- ↑ 小美玉地域循環バスのご案内
- ↑ “新規路線バス「潮来駅~鹿島大野駅」運行のお知らせ。 (PDF)”. 関鉄グリーンバス株式会社 (2016年5月18日). . 2016閲覧.
- ↑ 運行ルート並びに時刻の変更のお知らせ!
- ↑ 交通系ICカードの導入について
- ↑ “一般路線バスが1日乗り放題! 4月28日(土)から関鉄グループ一般路線バスにて「IC1日乗車券」サービス開始”. 関東鉄道株式会社 (2018年4月17日). . 2018閲覧.
- ↑ かしてつバスネットワークニュース第17号(おまつり期間中時刻表)
- ↑ 上曽峠の麓にある転回場で転回する。
- ↑ 旧・石岡有料道路経由となる。
- ↑ 細内止まりの方向幕は「八郷小幡」で、下に(細内)表記
- ↑ 急行路線バス「やさとフルーツ号」9月再登場
- ↑ “「日本一距離が短い路線バス」はあの大学に行くバス!? ついつい言いたくなるバストリビア”. ダ・ヴィンチ. (2017年6月8日) . 2017閲覧.
- ↑ 現在は関鉄観光バスが運行。
- ↑ ご利用可能交通機関
- ↑ 新たに3事業者でPASMOが使えるようになりました! - PASMO
- ↑ 関東鉄道グループ全路線でICカードが使えます
- ↑ メロンバス分社化以降にメロンバスに配置された車両はM001~の表記だったが、グリーンバスに統合後改番された。
- ↑ ただし、関東鉄道からリースされた中古車両は関東鉄道本体と同じ9000番台が付けられている。
- ↑ “かし鉄バスデザインプロジェクト「新デザインバス」を運行いたします。 (PDF)”. 関鉄グリーンバス株式会社 (2010年2月8日). 2010年3月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。. 2010閲覧.
- ↑ 廃止後、石岡に転属し一般路線に転用した。
- ↑ 茨城町でのイベント開催時(「ひぬまあじさいまつり」、「いばらきまつり」等)は、駐車場⇔イベント会場のシャトルバスに当車が運用されていた。
関連項目
- つくバス北部シャトル - 真壁方面急行バスが廃止となった要因の一つ(主な要因は関鉄グリーンバスも分担運行する「筑波山シャトルバス」[1])に考えられている。
- ちばグリーンバス - 直接的な関係は無いが、京成グループで「グリーン」を名乗るもう一つのバス会社。近年はちばグリーンバスの中古車も当所へ移籍している。
- ジェイアールバス関東
- 茨城観光自動車(茨観) - 廃業
- 京成グループ
外部リンク
- 京成グループ会社情報 関鉄グリーンバス
- 関鉄グリーンバス・関鉄パープルバス
- “石岡営業所路線図”. . 2018閲覧.
- “鉾田営業所路線図”. . 2018閲覧.
- “小美玉市市内循環バス 朝・夕ルート (PDF)”. 小美玉市役所. . 2018閲覧.
- “小美玉市市内循環バス 昼ルート (PDF)”. 小美玉市役所. . 2018閲覧.
- “小美玉市市内地域循環バス Aルート (PDF)”. 小美玉市役所. . 2018閲覧.
- “小美玉市市内地域循環バス B・Cルート (PDF)”. 小美玉市役所. . 2018閲覧.