関西高速鉄道
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関西高速鉄道株式会社(かんさいこうそくてつどう)は、大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道(JR西日本)などが出資して設立された第三セクター方式の鉄道会社[1]。JR西日本の持分法適用関連会社のひとつである。
概要
片福連絡線(JR東西線)建設に当たって事業主体となるべく設立された第三セクターで、JR東西線開業後は引き続き施設を保有する第三種鉄道事業者として、第二種鉄道事業者であるJR西日本に貸し付け、その貸付料(線路使用料)をもって鉄道建設・運輸施設整備支援機構および金融機関に建設資金を返済することを主たる事業としている[1]。創立時の資本金は、大阪府・大阪市・西日本旅客鉄道が各22.5%、日本開発銀行・兵庫県・尼崎市が各5%、関西電力・大阪ガスなどがその他合計17.5%を出資している[1]。1997年(平成9年)に本社を大阪天満宮駅(大阪メトロ 南森町駅)3番出入口のある自社ビル(東西線アクセスビル)に移転した。
2017年に計画が具体化したなにわ筋線の建設においても事業主体となることが予定されており、完成後はJR東西線同様に第三種鉄道事業者として施設を保有し、運行主体となるJR西日本および南海電気鉄道に施設を貸し付けることが予定されている[2]。
歴史
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)
- 1992年(平成4年)4月3日 - 大阪市福島区海老江付近で出水により道路が陥没する事故が発生し、工事が中断される[1]。
- 1993年(平成5年)1月 - 工事再開[1]。
- 1997年(平成9年)
路線
脚注
関連項目
- 大阪外環状鉄道 - 当社と同様のスキームで設立された第三セクター。大阪府・大阪市・JR西日本等が出資。おおさか東線の事業主体。
- おおさか東線については、当初は関西高速鉄道が事業主体となることも検討されていたが、兵庫県など沿線外の自治体が出資していることもあり、沿線外の自治体が出資しない別会社を立ち上げることとなった。