長瀬産業
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長瀬産業株式会社(ながせさんぎょう、英称:NAGASE & CO., LTD.)は、大阪本社(本店)を大阪府大阪市西区に、東京本社を東京都中央区に置く、主に化成品・医薬品事業を中心とした複合商社である。
同じく大阪に本社を置いている伊藤忠商事、阪和興業、岩谷産業、稲畑産業、山善などと並ぶ在阪商社の一つである。
概要
創業者の長瀬伝兵衛が1832年(天保3年)6月18日に京都・西陣で、染料・澱粉などの取り扱いをおこなう「鱗形屋」(うろこがたや、源流企業)を創業した。その後1898年(明治31年)、大阪に本社を移すと、以後は化成品卸業を専業に事業を展開する。現在でも医薬品や写真材料などの卸売事業を中心としており、自社内に研究所(ナガセR&Dセンター)が存在する。
かつてはイーストマン・コダックの日本総代理店としても知られる一方、その他にもダウ・ケミカル、ゼネラル・エレクトリックなどの企業とも結びつきが深いことで知られる。また創業から今日まで、創業者一族による企業経営がなされている。
2011年8月3日には同年に経営破綻した林原グループの再建スポンサーになり[1]、2012年2月3日付けで株式会社林原に対して100%増資を行って完全子会社とした。
事業所
沿革
関連会社
- 林原
- ナガセプラスチックス(株)
- ナガセケミカル(株)
- オー・ジー長瀬カラーケミカル(株)
- ナガセ物流(株)
- ナガセエレックス
- ナガセケムテックス(株)
- ナガセ医薬品(株)
- 本州リーム(株)
- 東拓工業(株)
- (株)ナガセビューティケァ
- エクス・グレード(株)
- (株)東洋ビューティサプライ
- 報映産業(株)
- 寿化成工業(株)
- セツナン化成(株)
- ナガセ情報開発
- 長瀬ランダウア(株) :米Landauer社との合弁(50%)
関連項目
- IMAGICA - 元々当社のフィルム現像部門を分社化したものが母体で[2]設立当初の社名は東洋現像所。外式現像方式のコダクローム指定現像所であった。映画フィルムの現像でも強みを発揮し、現在はデジタル映像編集では国内大手で、様々な映画、CMなどの編集や制作も行っている。 現在は直接の資本関係こそないが、事実上の兄弟会社。
脚注
- ↑ 更生会社株式会社林原等の再建支援に関するスポンサー契約締結のお知らせ 長瀬産業プレスリリース2011年8月3日
- ↑ 企業理念 - IMAGICA TV