金森博雄

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金森 博雄(かなもり ひろお、1936年10月17日 - )は、日本地震学者カリフォルニア工科大学名誉教授、東京大学理学博士

経歴

研究分野

地震発生の物理や、地震を引き起こすテクトニクスを専門としている。

1960年代以前に環太平洋地域で発生した複数の巨大地震の地震波を解析し、それらがプレートの沈み込みに起因することを実証した。また地震の各種パラメータが地震の大きさに応じてどう変化するかをまとめると共に、地震の大きさを表す手法を改良し1977年モーメントマグニチュードを考案した。津波の規模の研究を行い、地震の規模と対比して津波の規模が特異的に大きな地震を1972年に津波地震と定義した[1]安芸敬一のバリアモデルに対して1980年代にアスペリティモデルを提唱した。

菊地正幸らとの地震波解析から震源過程を推定する各種手法の開発でも知られ、断層運動による摩擦や溶融の研究にも貢献している。さらにリアルタイム地震学にも関心があり、防災・減災を目指している。金森もまた、21世紀における今日では緊急地震速報に代表される地震警報システムの国際的な普及活動も行っている。

受賞歴・栄典

主要論文

共著・分担執筆

関連項目

脚注

外部リンク