重信川
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重信川(しげのぶがわ)は、愛媛県中部を流れる一級河川重信川水系の本川。東温市付近を扇頂として広大な扇状地(道後平野)を形成している。戦国時代以前は伊予川と呼ばれていた。氾濫の多い暴れ川であったと伝えられ、時代により流れを幾度も変えている。急傾斜地を水源とするため、河床に砂礫がたまりやすく、天井川であったと伝えられる。
Contents
地理
高縄半島の東三方ヶ森(標高1233m)南麓に発し南流。東温市見奈良からは向きを西に変える。松山平野(道後平野)を潤し、松山市と伊予郡松前町との境界を成しつつ伊予灘に注ぐ。
高低差の割に河川長が短いため、度々洪水に見舞われる一方、河床は砂礫層であり、流域の両岸には伏流水による湧水が多く、灌漑等に用いられてきた。河口は西日本有数の渡り鳥の渡来地となっている。
源流点
2012年12月5日、重信川の自然をはぐくむ会による調査が行われ、東三方ヶ森山頂から東北東約500mの山中にある石積み堰堤箇所を源流点とした[1]。 正確な位置は標高1000メートル、北緯33度54分17秒、東経132度57分55秒(西条市丹原町田滝)であった。
歴史
典型的な扇状地河川で伏流しているので、普段は流量も少なく見えるが、降雨が続くと一気に伏流水が地上に溢れ、水害を引き起こす。
- 資料:愛媛大学による
名称の由来
河川名は文禄・慶長年間(1592年~1615年)、加藤嘉明の家臣で河川改修にあたった足立重信に因むとされる。河川名称に個人の名が付けられるのは、日本では大変珍しい。[2]
流域の自治体
環境
地元地域の小学生(北吉井小学校など)が清掃活動を行った。 北吉井小学校は5回の清掃活動を行った。 南吉井小学校も積極的である。
主な支流
- 市町名は流域の自治体。
- 石手川:松山市
- 小野川:松山市
- 内川:松山市
- 砥部川:伊予郡砥部町
- 御坂川:松山市
- 拝志川:東温市
- 井内川:東温市
- 表川:東温市
- 本谷川:東温市
主な橋梁
- (伊予灘)
- 川口大橋(愛媛県道22号伊予松山港線)
- 出合橋(愛媛県道326号松山松前伊予線)
- (伊予鉄道郡中線)
- 出合大橋(国道56号線)
- (予讃線)
- 中川原橋(愛媛県道16号松山伊予線)
- 重信高架橋(松山自動車道)
- 重信大橋(国道33号線)
- 重信橋(愛媛県道194号久谷森松停車場線)
- 久谷大橋(愛媛県道40号松山東部環状線)
- 上村大橋
- 拝志大橋(愛媛県道209号美川松山線)
- 上重信橋
- 重信川橋(松山自動車道)
- 見奈良大橋
- 横河原橋(愛媛県道334号松山川内線)
- 新横河原橋(国道11号線)
- 大畑橋
- 御所橋
- 麓橋
- 藤之内橋(愛媛県道152号寺尾重信線)
- (東三方ヶ森)
並行する交通
鉄道
道路
流域の観光地
出典
- ↑ 西条・丹原の山中に重信川源流点を確定 愛媛新聞ONLINE(2012年12月7日) 2017年10月14日閲覧
- ↑ 土井中照のモンドえひめ「川に名を残す足立重信」
外部リンク
典拠レコード: