鄭和
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鄭 和(てい わ / てい か、拼音: , 1371年 - 1434年
中国,明の宦官で武将,南海遠征の総指揮官。三保太監,三宝太監とも呼ばれる。昆陽 (雲南省晋寧県) の人。本姓は馬。法名は福善。先祖は元朝のとき西域から雲南に移住したイスラム教徒。父はマハッジ (馬哈只) ,母は温氏。洪武 15 (1382) 年雲南が明朝に征服されると,明軍に捕われ,やがて宗室の燕王 (永楽帝 ) のもとで宦官となって仕えた。靖難の変 (1399~1402) では燕王に従って武功をあげ,永楽2 (1404) 年に内官太監に抜擢され,鄭姓を賜った。翌3 (1405) 年成祖永楽帝の命を受けて南海経略にあたり,宣徳8 (1433) 年まで前後7回,大船隊を指揮して東南アジアから西南アジアにかけて 30余国に遠征した。この遠征は,ヨーロッパ人来航以前における南方アジアの最大の事件であった。