道綽
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道綽 | |
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陳:天嘉3年/北周:保定2年(562年) - 貞観19年(645年)4月27日 | |
尊称 | 西河禅師・道綽襌師・道綽大師 |
生地 | 并州受陽県 |
没地 | 玄中寺 |
宗旨 | 浄土教(中国) |
寺院 | 玄中寺 |
師 | 慧瓚 |
弟子 | 善導 |
著作 | 『安楽集』 |
道綽(どうしゃく、ピンイン: dào-chuò)は、唐代の中国浄土教(中国浄土宗)の僧侶である。俗姓は衛氏。「西河禅師」とも。
浄土真宗では、七高僧の第四祖とされ「道綽襌師」・「道綽大師」と尊称される。
生涯
陳:天嘉3年/北周:保定2年(562年)、并州受陽県(山西省呂梁市文水県)に生れる。
14歳のときに出家し、『涅槃経』に精通。
30歳を過ぎて慧瓚(えさん)に師事し、戒律と禅定の実践に励む。
大業5年(609年)、48歳のとき玄中寺の曇鸞の碑文を見て感じ、自力修行の道を捨て、浄土教に帰依し同寺に滞在する。出家者、在家者のために『観無量寿経』を200回以上講義。亡くなるまで念仏を日々7万遍称えたといわれる。念仏を小豆で数えながら称える「小豆念仏」を勧める。(称名念仏)
貞観15年(641年)、善導が、晋陽(山西省太原市)にいた道綽をたずね、師事した。そして道綽は没するまで、『観無量寿経』などの教えを授けた。 貞観19年(645年)4月27日、85歳にて逝去。
著書
- 『安楽集』 2巻 - 『佛説観無量寿経』の解釈書。
参考文献
- 中村元・福永光司・田村芳朗・末木文美士・今野 達 編 『岩波仏教辞典』 岩波書店、2002年、第二版。ISBN 4-00-080205-4。
- 河野法雲・雲山龍珠 監修 『真宗辞典』 法藏館、1994年、新装版。ISBN 4-8318-7012-9。
- 瓜生津隆真・細川行信 編 『真宗小事典』 法藏館、2000年、新装版。ISBN 4-8318-7067-6。
- 勧学寮 編 『浄土三部経と七祖の教え』 本願寺出版社、2008年。ISBN 978-4-89416-792-6。
関連項目
- 『観無量寿経疏』
関連文献
脚注
- ↑ 浄土五祖…法然が浄土宗相承の祖師と定めた5人の高僧。(『岩波仏教辞典』第二版、P.539「浄土五祖」より引用。)