西フランク王国
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西フランク王国(にしフランクおうこく、フランス語: Francie occidentale, ドイツ語: Westfrankenreich)
フランク王国がベルダン条約 (843) により3分された結果,カルル1世 (大帝) の末孫カルル2世 (禿頭王) が継承した王国 (843~987) 。 870年メルセン条約により領土を拡大。フランク王国の西部で,現在のフランスの基である。王権が弱く,小国に分裂し,ノルマンの侵入に苦しんだ。ノルウェーのノルマン人族長ロロがセーヌ河口を荒し,855年パリを包囲したため,西フランク王カルル3世 (肥満王) は彼を 911年ノルマンディー公に封じた。
987年カロリング家の王朝が絶え,カペー朝となり,西フランク王国は形式上消滅し,フランス王国となった。