蒲田駅
蒲田駅(かまたえき)は、東京都大田区蒲田五丁目および西蒲田七丁目にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・東京急行電鉄(東急)の駅である。
Contents
乗り入れ路線
以下の3路線が乗り入れている。JR東日本と東急の2社が乗り入れ、両社間の接続駅となっている。
- JR東日本: 京浜東北線 - 線路名称上は東海道本線である(詳細は路線記事および「鉄道路線の名称」参照)が、当駅には電車線を走る京浜東北線電車のみが停車し、旅客案内では「東海道(本)線」とは案内されていない。また、特定都区市内制度における「東京都区内」の南限であり、東海道本線における東京支社管内最南端の駅である。駅番号は「JK 17」。
- 東急:IK 池上線・TM 東急多摩川線 - 東急の駅には池上線と東急多摩川線の2路線が乗り入れる。後者は会社名である「東急」を加えた「東急多摩川線」が正式名称であり、駅構内でも同様の案内となっている。駅番号は「IK15」・「TM07」。
歴史
- 1904年(明治37年)4月11日 - 国有鉄道東海道本線の駅が開業[1]。
- 1914年(大正3年)12月20日 - 京浜線(京浜東北線の前身)運行開始。東海道線複々線化により列車は停車しなくなる。
- 1922年(大正11年)10月6日 - 池上電気鉄道線(現在の東急池上線)が池上駅まで開通[2]。乗降分離形の相対式2面2線で国鉄蒲田駅に対して直角方向に設置される[2]。
- 1923年(大正12年)11月1日 - 目黒蒲田電鉄目蒲線(現在の東急多摩川線)が沼部駅まで開通[1][3]。国鉄蒲田駅に南から沿う形で池上線との間に片面ホームを切欠きにした1面2線で駅が設置される[1][2]。
- 1927年(昭和2年) - 池上線蒲田駅が移転し、1面1線で目蒲線蒲田駅と向かい合わせに並行する形となる[2]。
- 1934年(昭和10年)10月ごろ - 目黒蒲田電鉄が池上電気鉄道を吸収合併したことに伴い、池上線から目蒲線への連絡線が設置される[2]。
- 1940年(昭和15年)5月 - 利用者増加に伴い、池上線が頭端式2面2線で国鉄蒲田駅と直角方向となる位置に移転する[2]。また、目蒲線蒲田駅も島式1面2線となる[2]。
- 1945年(昭和20年)
- 1962年(昭和37年) - 東口駅ビル「パリオ」が開業。
- 1968年(昭和43年)10月29日 - 東急の蒲田駅が高架化され、頭端式5面4線化にされるとともに一部単線区間が複線に戻る[1]。
- 1970年(昭和45年) - 西口駅ビル「サンカマタ」が開業。
- 1971年(昭和46年)5月23日 - 旅行センター開設。
- 1976年(昭和51年)2月14日 - 国鉄駅での貨物取り扱いを廃止。
- 1986年(昭和61年)11月1日 - 国鉄駅での荷物取り扱いを廃止。
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、国鉄の駅はJR東日本の駅となる。
- 2000年(平成12年)8月6日 - 目蒲線が東急多摩川線と目黒線に分割され、当駅は池上線と東急多摩川線の駅となる。
- 2001年(平成13年)11月18日 - JR東日本でICカード「Suica」の利用が可能となる。
- 2004年(平成16年)4月10日・11日 - 開業100周年記念イベント開催(記念オレンジカードも発売)。
- 2007年(平成19年)5月 - リニューアル工事着工。隣接する駅ビルと同時進行で2008年夏まで行われた。
- 2008年(平成20年)4月16日 - パリオとサンカマタが統合し、駅ビル「GRANDUO蒲田」が開業。
- 2012年(平成24年)3月17日 - 池上線、東急多摩川線のホームにあった駅売店toksが閉店。
駅名の由来
- 参照: 蒲田#地名の由来
駅構造
JR東日本と東急の駅は、蒲田東急プラザ2階で連絡している。JR東日本では南口を東急との連絡口として案内しているが、中央口から出場した場合にも連絡通路を経由して乗り換えが可能である。
JR東日本の中央口と南口は、改札内ではホームを経由しなければ行き来はできない。東急の改札口は1か所のみである。
JR東日本
島式ホーム2面3線を持つ地上駅で、橋上駅舎を有している。みどりの窓口・びゅうプラザ・自動改札機・指定席券売機を設置している。
折り返しおよび入・出庫用の2・3番線は2つのホームに挟まれた1本の線路を使用している。双方のホームともに列車入線時・発車時には注意アナウンスが流れる。
駅の南側(当駅 - 川崎駅間)に大田運輸区(旧・蒲田電車区)が所在し、大宮方面からは当駅止まりや当駅折り返しの列車が、大船方面からは終電に当駅止まりが設定されている。日中時間帯では1時間に2本の当駅始発列車が設定されている。また、初電発車時刻は23区内の駅で最も早く、終電到着も午前1時過ぎになっている。
京浜東北線・根岸線では現在、ATOSプログラムの更新を行なっており、当駅も2013年1月中に新しい放送(いわゆる常磐型)へ更新された。さらに2016年2月にも再度更新され、上野東京ラインや宇都宮線などで使用されている最新型の放送(いわゆる宇都宮型)となった。
のりば
下表のように、東京方面(北行)は3・4番線、横浜方面(南行)は1・2番線から発車する。
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1・2 | 京浜東北線 | 南行 | 川崎・横浜・桜木町・関内・大船方面 |
3・4 | 北行 | 品川・東京・上野・赤羽・大宮方面 |
- 2番線は早朝の始発と南行の当駅止まり到着時降車専用ホームとして使用。
- 3番線は当駅折り返し始発のみが使用し、大田運輸区出庫の営業列車は4番線から発車する。
(出典:JR東日本:駅構内図)
発車メロディ
発車メロディとして「蒲田行進曲(メロディはルドルフ・フリムル「放浪者の歌」)」が1997年2月23日から[6]使用されている。これはかつて蒲田に松竹蒲田撮影所があったことに由来する。
駅改修工事
2007年4月17日大規模改修の施工が発表され、同年5月から2008年夏季まで工事が実施された。これとほぼ同時に、駅ビルのリニューアル工事も実施された(後述)。
- 老朽化したコンコース天井の一部を吹き抜け空間とし、清潔感・開放感ある明るい駅空間とする。
- 駅構内に分散している施設店舗を集約し、みどりの窓口・旅行カウンター・指定席券売機を1店舗内に配置した新しいびゅうプラザを開設する。
- 自動改札機の配置を見直して改札口の混雑緩和を図る。
- 旅客トイレを増設し多機能トイレも設置する。女性用にはパウダーコーナーを設ける。
- 大田区と協力し、東口と西口に改札階(2階)と連絡するエレベーターを各1基設置(2007年7月供用開始)。
この他、大田区により駅施設と一体化した東西自由通路を建設する構想が発表された。 地下に蒲蒲線、2階レベルで自由通路、駅前広場地下に駐輪場など。(10年後以降の建て替え構想)
- Kamata-Sta-JR-Platform.JPG
JRホーム(2016年6月)
- Central Entrance of Kamata Station, Tokyo, Japan - 20070328.jpg
改修前の中央口(2007年3月)
東京急行電鉄
頭端式ホーム5面4線を有する高架駅である。ホームは池上線と東急多摩川線がそれぞれ2線ずつ使用している。両端と中央のホームは降車専用ホームとなっている。中央部の降車専用ホームは池上線・東急多摩川線共用のものである。他の池上線と東急多摩川線の駅と同様に、乗車ホームにはワンマン運転に対応した監視設備や安全柵が設置されているが、降車ホームには一部を除き安全柵が設置されていない。
朝夕には池上線と東急多摩川線を直通する列車が設定されている[2]。これは、平日のラッシュ時の運用に加え、池上線雪が谷大塚駅に併設されている雪が谷検車区から東急多摩川線への車両の送り込み(またその逆も)を兼ねている[2]。この直通列車は構内配線の都合上、方向転換する必要があるため、通常池上線列車が発着する2番線に入線する[2]。また、東急多摩川線で臨時列車が運行される時や運行障害などで3・4番線が使用不能な場合は2番線から東急多摩川線列車が発着することがある。
改札口の中には駅そば「しぶそば」が設置されている。駅売店toksは、多機能トイレ設置工事に伴い2012年3月16日をもって一旦営業を終了したが、多機能トイレ設置後に営業を再開した(2015年5月時点で営業中)。
池上線で1本、東急多摩川線で2本の夜間停泊が行われている。このうち各1本ずつがそれぞれ五反田行きと多摩川行きの始発列車に充当される。
2013年度(3月)にホーム、コンコース、旅客トイレ等が、東急線で3番目となる全駅LED照明となる。
のりば
番線 | 路線 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|
1・2 | IK 池上線 | 雪が谷大塚・旗の台・五反田方面 | |
3・4 | TM 東急多摩川線 | 下丸子・多摩川方面 | 朝夕の一部は2番線 |
- Tokyu Kamata Station.jpg
駅遠景(2008年3月)
- Kamata-Sta-Tokyu-Gate.JPG
改札口(2016年6月)
- Tokyu Kamata Station Platform.jpg
ホーム(2010年3月)
駅改修工事
2007年度から、東急の駅についてもバリアフリー対応などの改修工事を実施することが発表され、新たにエレベーターが設置された。
従来より駅ビルや西口(JR側)を経由することでバリアフリーに対応していたが、これにより駅ビルの営業時間外でもエレベーターの利用が可能になっている。
2012年には多機能トイレも設置された。
2013年度に駅舎改修が行われた。また、自由が丘駅、緑が丘駅に次いで東京急行電鉄で3番目となる全面LED照明化され、調光するLED照明が導入されている。
多摩川アートラインプロジェクト
多摩川アートラインプロジェクトで、当駅には以下のアーティストによる芸術が施されている。
- フロリアン・クラール「Thing 1 + Thing 2」 - 未来の蒲田駅をテーマにしたCG作品
- 本橋良介「Ibk2007」
- 吉田重信「INFINITY LIGHT」
利用状況
- JR東日本 - 2017年度の1日平均乗車人員は145,643人である[利用客数 1]。
- 同社の駅では中野駅に次いで第20位。
- 東京急行電鉄 - (池上線・多摩川線内相互乗換人員は除く)[利用客数 2]。
- 池上線 - 2017年度の1日平均乗降人員は75,484人である。
- 池上線内では五反田駅に次いで第2位。
- 東急多摩川線 - 2017年度の1日平均乗降人員は91,538人である。
- 多摩川線内では第1位。
- 池上線 - 2017年度の1日平均乗降人員は75,484人である。
近年の1日平均乗降人員推移は下記の通り(JRを除く)。
年度 | 東京急行電鉄 | |||
---|---|---|---|---|
池上線 | 多摩川線 | |||
1日平均 乗降人員 |
増加率 | 1日平均 乗降人員 |
増加率 | |
2003年(平成15年) | 64,420 | 79,736 | ||
2004年(平成16年) | 64,554 | 0.2% | 81,936 | 2.8% |
2005年(平成17年) | 64,664 | 0.2% | 82,890 | 1.2% |
2006年(平成18年) | 66,299 | 2.5% | 83,760 | 1.0% |
2007年(平成19年) | 67,380 | 1.6% | 83,697 | −0.1% |
2008年(平成20年) | 68,375 | 1.5% | 85,155 | 1.7% |
2009年(平成21年) | 67,863 | −0.7% | 84,406 | −0.9% |
2010年(平成22年) | 67,873 | 0.0% | 84,399 | 0.0% |
2011年(平成23年) | 67,171 | −1.0% | 84,269 | −0.2% |
2012年(平成24年) | 68,143 | 1.4% | 85,300 | 1.2% |
2013年(平成25年) | 69,464 | 1.9% | 88,102 | 3.3% |
2014年(平成26年) | 69,631 | 0.2% | 87,970 | −0.1% |
2015年(平成27年) | 72,106 | 3.6% | 89,007 | 1.2% |
2016年(平成28年) | 73,814 | 2.4% | 89,716 | 0.8% |
2017年(平成29年) | 75,484 | 2.3% | 91,538 | 2.0% |
近年の1日平均乗車人員推移は下記の通り。
年度 | JR東日本 | 東京急行電鉄 | 出典 | |
---|---|---|---|---|
池上線 | 東急 多摩川線[7] | |||
1989年(平成元年) | 118,383 | 31,704 | 31,284 | [東京都統計 1] |
1990年(平成 | 2年)121,717 | 36,263 | 47,866 | [東京都統計 2] |
1991年(平成 | 3年)125,893 | 35,735 | 50,137 | [東京都統計 3] |
1992年(平成 | 4年)126,033 | 35,233 | 49,197 | [東京都統計 4] |
1993年(平成 | 5年)126,592 | 35,742 | 48,408 | [東京都統計 5] |
1994年(平成 | 6年)126,353 | 33,740 | 45,192 | [東京都統計 6] |
1995年(平成 | 7年)126,798 | 32,872 | 45,374 | [東京都統計 7] |
1996年(平成 | 8年)128,638 | 32,820 | 44,216 | [東京都統計 8] |
1997年(平成 | 9年)127,937 | 32,764 | 43,915 | [東京都統計 9] |
1998年(平成10年) | 127,740 | 32,707 | 43,896 | [東京都統計 10] |
1999年(平成11年) | [JR 1]130,351 | 34,352 | 45,413 | [東京都統計 11] |
2000年(平成12年) | [JR 2]129,724 | 34,236 | 45,540 | [東京都統計 12] |
2001年(平成13年) | [JR 3]128,546 | 34,347 | 43,342 | [東京都統計 13] |
2002年(平成14年) | [JR 4]128,051 | 36,422 | 43,151 | [東京都統計 14] |
2003年(平成15年) | [JR 5]128,892 | 36,311 | 43,325 | [東京都統計 15] |
2004年(平成16年) | [JR 6]130,933 | 35,545 | 43,592 | [東京都統計 16] |
2005年(平成17年) | [JR 7]131,947 | 32,111 | 40,763 | [東京都統計 17] |
2006年(平成18年) | [JR 8]134,096 | 32,896 | 41,189 | [東京都統計 18] |
2007年(平成19年) | [JR 9]136,210 | 33,358 | 41,123 | [東京都統計 19] |
2008年(平成20年) | [JR 10]135,701 | 33,836 | 41,885 | [東京都統計 20] |
2009年(平成21年) | [JR 11]133,758 | 33,605 | 41,575 | [東京都統計 21] |
2010年(平成22年) | [JR 12]133,748 | 33,603 | 41,584 | [東京都統計 22] |
2011年(平成23年) | [JR 13]133,593 | 33,265 | 41,522 | [東京都統計 23] |
2012年(平成24年) | [JR 14]135,688 | 33,737 | 42,027 | [東京都統計 24] |
2013年(平成25年) | [JR 15]139,728 | 34,386 | 43,378 | [東京都統計 25] |
2014年(平成26年) | [JR 16]140,290 | 34,484 | 43,378 | [東京都統計 26] |
2015年(平成27年) | [JR 17]143,272 | 35,708 | 43,902 | [東京都統計 27] |
2016年(平成28年) | [JR 18]144,072 | 36,567 | 44,282 | [東京都統計 28] |
2017年(平成29年) | [JR 19]145,643 |
駅周辺
官公庁が集まる大田区の行政の中心地であるとともに、区南部(旧蒲田区)を代表する繁華街である。駅の両側に大型店(駅ビル)や商店街が形成されている。羽田空港の玄関口である京急蒲田駅との間にはホテルも多い。
タクシー乗り場は東口、西口双方にある。なお、京浜急行電鉄の京急蒲田駅は東に800m程度離れた場所に立地する。当駅から京急蒲田駅を経由するバスに乗車する際に、同駅で降車する旨を運転士に申告すると、現金に限り運賃が100円となる。
駅東口側
- 大田区役所
- 大田区役所 蒲田地域庁舎・蒲田東特別出張所
- 大田区保健所
- 大田区消費者生活センター
- 大田区社会福祉センター
- キッズな蒲田(子育て支援施設)
- アロマスクエア
- 大田区民ホール・アプリコ
- アロマスクエア郵便局
- 徳島銀行 蒲田支店
- 蒲田郵便局
- ゆうちょ銀行 蒲田店
- 蒲田一郵便局
- 大田労働基準監督署
- 蒲田警察署
- 蒲田税務署
- 日本年金機構 大田年金事務所
- 蒲田公証役場
- メガネドラッグ 本店
- 大田区立新宿小学校
- 大田区立蒲田小学校
- 大田区立蒲田中学校
- 東京都立蒲田高等学校
- 三菱UFJ銀行 蒲田支店
- 三菱UFJ銀行 蒲田駅前支店[9]
- 横浜銀行 蒲田支店
- 阿波銀行 蒲田支店
- 中央労働金庫 蒲田支店
駅西口側
- 大田区役所 蒲田西特別出張所
- 蒲田駅前郵便局
- 東京消防庁矢口消防署 西蒲田出張所
- 東京工科大学 蒲田キャンパス
- 日本工学院専門学校
駅南口側
- JR東日本大田運輸区(車両無配置区)
- 蒲田清掃事務所
- ユザワヤ 蒲田店
- ラヴィ
- ラヴィドライビングスクール蒲田
- ラヴィセントラルフィットネスクラブ蒲田
- 富士通ソリューションスクエア
- 東京実業高等学校
- 大田区立御園中学校
- 大田区民センター
- 東京都道311号環状八号線
駅ビル
2008年4月16日に「GRANDUO蒲田」として開業した[10]。JR側の駅ビルは、2007年3月末まで蒲田ステーションビル株式会社(1963年2月11日会社設立、2007年4月ジェイアール東日本商業開発株式会社に合併される[10])が運営していた。東口側に1962年開業の「パリオ」が、西口側には1970年開業の「サンカマタ」がそれぞれ営業していた[10]。双方とも老朽化・陳腐化が激しくなり、バリアフリーの対応についても不充分であったため、JR蒲田駅改修に併せ、2007年8月1日から全館一斉休業して、両館を統合させるとともに、大規模改修工事に着手した。
西口の東急側には東急プラザ 蒲田がある。一部フロアはGRANDUO蒲田西館と接続しており、行き来が可能である。
バス路線
東口
東口発着の路線バスは、共同運行路線(川崎・蒲田 - TDR線)を除き、すべて京浜急行バスが運行している。なお、毎年8月に開催される大連合蒲田祭では東口一帯が交通規制されるため、バス乗降場と運行経路が変更になる。かつては蒲田祭開催時のほか、毎週日曜の日中にも歩行者天国の関係で交通規制があり、バス乗降場と運行経路の変更を伴っていたが、現在は歩行者天国は実施されていない。
かつては、川崎市に所在したいすゞ自動車川崎工場への路線バスや川崎競馬場への直行便なども運行されていた。1973年(昭和48年)3月までは、同じく京急グループで川崎市内の路線を担当する川崎鶴見臨港バスも共管で乗り入れていた。
現在、東口発着の路線は蒲36・森50系統が京浜急行バス大森営業所、川崎・蒲田 - TDR線が新子安営業所、それ以外はすべて羽田営業所が運行する。川崎・蒲田 - TDR線で共同運行する京成バスは新習志野高速営業所の担当となっている。
- 0番乗り場
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
- 4番乗り場
- 5番乗り場
- 6番乗り場
西口
西口発着の路線バスはすべて東急バスが担当している。昭和40年代には川崎市内・横浜市内への、また1984年(昭和59年)2月までは目黒・世田谷両区への直通路線もあったが、いずれも廃止になっており現在は品川駅行きが港区に入る以外は原則として大田・品川区内で完結する路線しかない。
現在、蒲田駅を発着する東急バス路線の担当は森01系統が荏原営業所、それ以外はすべて池上営業所である。かつては駒沢営業所や川崎営業所(いずれも廃止)、日吉営業所(現在の東山田営業所)も乗り入れていたほか、蒲15系統は一時期目黒営業所が担当していた時期がある。
- 1番乗り場
- 2番乗り場
- 3番乗り場
将来計画
当駅と京急蒲田駅を結ぶ路線として蒲蒲線の建設計画があり、その際に東急多摩川線が地下化される計画がある。この時、池上線とは分離され、池上線の駅は地上に残るが、東急多摩川線との連絡線を設置する予定である。
隣の駅
なお、1946年(昭和21年)まで矢口渡駅 - 蒲田駅間に道塚駅が存在した。
脚注
- ↑ 1.0 1.1 1.2 1.3 東急の駅、p.105。
- ↑ 2.00 2.01 2.02 2.03 2.04 2.05 2.06 2.07 2.08 2.09 2.10 東急の駅、pp.128-129。
- ↑ 東急の駅、pp.82-83。
- ↑ 4.0 4.1 東急の駅、p.96。
- ↑ 東急の駅、p.104。
- ↑ フジテレビ「笑っていいとも!」1997年3月放送のオープニング企画より。
- ↑ 2000年8月5日までは目蒲線
- ↑ 蒲田駅前図書館は大田区消費者生活センターと同じ建物に入居しているので所在地は同一。
- ↑ 蒲田駅前支店は蒲田支店内に存在するため、所在地は同一。
- ↑ 10.0 10.1 10.2 JR蒲田駅が生まれ変わります (PDF) 、JR東日本プレスリリース、2008年2月5日、2015年11月3日閲覧
出典
- JR・私鉄の1日平均利用客数
- ↑ 各駅の乗車人員 - JR東日本
- ↑ 2017年度乗降人員 - 東急電鉄
- JR東日本の1999年度以降の乗車人員
- ↑ 各駅の乗車人員(1999年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2000年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2001年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2002年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2003年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2004年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2005年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2006年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2007年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2008年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2009年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2010年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2011年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2012年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2013年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2014年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2015年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2016年度) - JR東日本
- ↑ 各駅の乗車人員(2017年度) - JR東日本
- JR・私鉄の統計データ
- 東京都統計年鑑
- ↑ 東京都統計年鑑(平成元年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成2年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成3年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成4年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成5年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成6年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成7年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成8年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成9年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成10年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成11年) (PDF)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成12年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成13年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成14年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成15年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成16年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成17年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成18年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成19年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成20年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成21年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成22年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成23年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成24年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成25年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成26年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成27年)
- ↑ 東京都統計年鑑(平成28年)
参考文献
- 宮田道一 『東急の駅 今昔・昭和の面影』 JTBパブリッシング、2008-09-01。ISBN 9784533071669。
関連項目
外部リンク
- ■ 京浜東北線・根岸線
- (大宮 - 東京間 : 東北本線、東京 - 横浜間 : 東海道本線、横浜 - 大船間 : 根岸線)
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